本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

プリモグローバルホールディングス

Primo Global Holdings Co., Ltd.367A · Standard · 小売業

ブライダルジュエリー専門店を国内外で展開し、セレクトオーダー制で世界にひとつのリングを提供する企業。

概要

プリモグローバルホールディングスは、ブライダルジュエリー専門店を運営する小売企業である。I-PRIMO、LAZARE DIAMONDなど4ブランドを国内外に134店舗展開し、2025年8月期の売上高は280億円、従業員数は1,082人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

4つのブランドで異なる価値を提案

自社ブランドのI-PRIMOは国内外に112店舗を持ち、神話や星座をモチーフにしたデザインを強みとする。LAZARE DIAMONDは米国発祥のダイヤモンドブランドで、国内15店舗を運営するほか百貨店への卸売りも行う。さらに、K.UNO(台湾3店舗)とSTAR JEWELRY(中国本土2店舗、台湾2店舗)をライセンス展開し、顧客層を広げている。

国内87店、海外47店のグローバル網

日本国内では47都道府県に87店舗(I-PRIMO 72、LAZARE DIAMOND 15)を構える。海外は台湾16店舗、香港5店舗、中国本土24店舗、シンガポール2店舗の計47店舗。2025年8月期の海外売上比率は37.3%に達し、アジアを中心に成長を続けている。

受注生産で在庫リスクを抑える仕組み

I-PRIMOとLAZARE DIAMONDでは「セレクトオーダー」形式を採用し、顧客の注文後に生産を開始するため完成品在庫を極力持たない。リングの製造は外注だが、一部加工とアフターメンテナンスは内製化し品質を維持する。従業員教育機関「プリモカレッジ」で接客スキルを継続的に向上させている。

業界の中での役割はブライダルリング等の企画・販売を専門に行うリテール企業(海外展開含む)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
280億円
営業利益
31億円
営業利益率
11.1%
純利益
18億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
国内175億円62.5%25億円14.3%
海外105億円37.5%6億円5.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内ブライダルジュエリー市場主力

全国47都道府県に店舗網を構築。I-PRIMOとLAZARE DIAMONDを展開し、セレクトオーダー方式で顧客の要望に応じたリングを提供。生涯メンテナンス等のサービスで顧客を支援。

主な製品・サービス2
I-PRIMO
オリジナルブランド。神話や星座、和のテイストをモチーフにした多彩なデザインが特徴。
LAZARE DIAMOND
米国発祥のダイヤモンドブランド。理想的な輝きを追求したアイディアルメイクのダイヤを使用。

02海外ブライダルジュエリー市場主力

台湾、香港、中国本土、シンガポールで店舗を展開。I-PRIMOを中心に、現地のニーズに合わせた接客を提供。K.UNOやSTAR JEWELRYなど提携ブランドも運営。

主な製品・サービス3
I-PRIMO(海外)
セレクトオーダーシステムを海外でも展開。日本式の細やかなサービスを強みとする。
K.UNO
オーダーメイドを主軸としたブランド。想いをカタチにするオーダージュエリーを提供。
STAR JEWELRY
「幸せな気持ちを届ける」をコンセプトにしたジュエリーブランド。中国と台湾で展開。

製品と技術

星座や和風を題材にしたI-PRIMOのデザイン

I-PRIMOは200種類以上のリングデザインを用意し、神話や星座、和のテイストをモチーフにした独自性で差別化する。顧客の手の形に合わせた「パーソナルハンド診断®」を実施し、素材やダイヤモンドグレードを選べるセレクトオーダー方式を採用する。ダイヤモンドは厳しい品質基準をクリアした「PRIMO QUALITY DIAMOND」を導入。

理想のカットを追求するLAZARE DIAMOND

LAZARE DIAMONDは、米国ニューヨーク発祥のダイヤモンドブランドで、光を最大限に反射する「アイディアルメイク」のカットが特徴。当社グループは2003年から同ブランドを日本で展開し、2023年には商標権を取得した。国内15店舗のブティックのほか、百貨店などへの卸売りも行う。

セレクトオーダーと内製加工による品質管理

注文を受けてから生産するセレクトオーダー形式により、完成品在庫を圧縮し、顧客ごとに世界に一つのリングを提供する。リング製造は外注だが、一部の加工やアフターメンテナンスは内製化し、品質と納期を管理する。ダイヤモンドは複数の仕入先から安定的に調達し、グレードのばらつきを抑えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小売業の成長企業、収益拡大続く

小売業に属し、売上高約280億円(2025/8期予想)。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比較して中規模。営業利益率11.1%と良好で、売上・利益ともに増加基調。2023/8期以降、堅調な成長を遂げており、効率的な店舗運営が強み。

強み

  • 売上高が3期連続増加、2025/8期予想は前期比+12.4%と拡大継続。
  • 営業利益率11.1%と小売業平均を上回る高収益を達成。
  • 在庫管理やコストコントロールに優れ、利益率の維持向上に成功。
  • 複数の店舗フォーマットや商品構成でリスク分散が図られている。

課題

  • 小売業界は競争が激しく、価格競争やサービスの差別化が常に必要。
  • 人手不足と最低賃金上昇が収益を圧迫するリスクがある。
  • 景気や消費トレンドの変化が売上に影響しやすい業種。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がプリモグローバルホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17520エコス300億円10.9倍
22753あみやき亭286億円22.5倍
37683ダブルエー267億円38.9倍
43199綿半ホールディングス265億円11.6倍
53548バロックジャパンリミテッド257億円68.8倍
6367Aプリモグローバルホールディングス254億円12.3倍
73179シュッピン254億円15.1倍
87554幸楽苑249億円19.7倍
97638NEW ART HOLDINGS244億円10.2倍
103075銚子丸238億円20.4倍
113178チムニー236億円46.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

銀座1号店から始まった1999年の創業

1999年4月、東京都中央区で株式会社スピードクリエイションとして設立。同年7月、ブライダルジュエリーブランドI-PRIMOの銀座本店を1号店として開設した。12月には商号を株式会社スピードグループに変更。

ラザールダイヤモンドとの提携と社名変更

2003年6月、米国ラザール・キャプラン・インターナショナルの日本支社を取得したとみられる(沿革の記述が不全)。2004年5月、商号をプリモ・ジャパン株式会社に変更し、ブライダルジュエリー専門企業としての基盤を固めた。

台湾進出で海外展開の第一歩を踏み出す

2007年5月、Primo Diamond Taiwan Inc.を設立し、同年10月に台北にI-PRIMOの海外1号店を開設。日本で培った接客と品質を台湾に持ち込み、現地の顧客から支持を得た。

香港、中国本土、シンガポールへと拡大

2011年にPrimo Diamond Hong Kongを設立、2012年に香港1号店。2015年には上海法人を設立し、2016年に中国本土1号店を開業。2022年にはシンガポールに進出し、同年11月にION Orchard店をオープンした。2017年7月にはグローバル通算100店舗を達成。

K.UNOとの合弁で台湾に新ブランド

2019年4月、株式会社ケイ・ウノとの共同出資会社Kuno Primo Co.,Ltd.を設立。同年8月、台湾にK.UNOブランドの1号店を開き、オーダーメイドジュエリーの需要を取り込んだ。

持株会社体制へ移行し東証上場を果たす

2020年12月にPJホールディングスを設立して持株会社制に移行。2021年4月に現社名のプリモグローバルホールディングスに変更。2025年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。

STAR JEWELRY提携とラザール権利取得

2022年11月、株式会社スタージュエリーブティックスと海外展開の業務提携を締結。2023年5月に中国本土、9月に台湾でSTAR JEWELRYを開業。同年10月、ラザール・キャプラン・インターナショナルから日本における商標権を取得し、LAZARE DIAMOND事業を強化した。

年表24件を開く

1990年代

  • 1999年4月創業東京都中央区において、ブライダルジュエリーの販売、ITサービスの運営並びにベンチャー企業への投資を目的として株式会社スピードクリエイションを設立
  • 1999年7月I-PRIMO 銀座本店を同ブランド1号店として開設
  • 1999年12月商号変更商号を株式会社スピードグループに変更

2000年代

  • 2003年6月ラザール・キャプラン・インターナショナル・インクの日本支社である、ラザール・キ
  • 2004年5月商号変更商号をプリモ・ジャパン株式会社に変更
  • 2007年5月創業台湾での事業展開を目的とし、Primo Diamond Taiwan Inc.を設立
  • 2007年10月I-PRIMO 忠孝旗艦店を台湾1号店として開設

2010年代

  • 2011年9月創業香港での事業展開を目的とし、Primo Diamond Hong Kong Ltd.を設立
  • 2012年10月I-PRIMO Causeway Bay Flagship Storeを香港1号店として開設
  • 2015年11月創業中国本土での事業展開を目的とし、Primo Diamond Shanghai Trading Co.,LTD.を設立
  • 2016年7月I-PRIMO 香港広場店を中国本土1号店として開設
  • 2017年7月グローバル通算100店舗に到達
  • 2019年4月㈱ケイ・ウノとの共同出資によりKuno Primo Co.,Ltd.を設立
  • 2019年8月Kuno Primo Co.,Ltd.より K.UNO 台北忠孝旗艦店を台湾1号店として開設

2020年代

  • 2020年12月創業プリモ・ジャパン株式会社の持株会社であるPJホールディングス株式会社を設立
  • 2021年4月商号変更PJホールディングス株式会社の商号をプリモグローバルホールディングス株式会社に変更
  • 2021年5月I-PRIMO 米子しんまち天満屋店を開設し、販売エリアを全国47都道府県に拡大
  • 2022年1月創業シンガポールでの事業展開を目的とし、Primo Diamond Singapore Pte.Ltd.設立
  • 2022年11月I-PRIMO ION Orchard Storeをシンガポール1号店として開設
  • 2022年11月㈱スタージュエリーブティックスと海外展開に関する業務提携契約を締結
  • 2023年5月STAR JEWELRY Shanghai Grand Gateway 66 Store を「STAR JEWELRY」の中国本土1号店
  • 2023年9月STAR JEWELRY Shin Kong Mitsukoshi Xinyi Place A8 Storeを「STAR JEWELRY」の台湾
  • 2023年10月ラザール・キャプラン・インターナショナル・インクとラザール・キャプラン・ジャパ
  • 2025年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内ブランド価値の向上と新収益モデル確立

    国内では「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」のブランド価値と顧客体験を高めるため、人材教育、店舗投資、新商品・サービスの開発を継続。アニバーサリージュエリーの充実や顧客コミュニケーション強化で長く愛されるブランドを目指す。さらに未出店地域での委託事業など新たな収益モデルを確立し、人口動態変化に対応する。

  2. 02

    海外市場でのブランド認知向上と出店加速

    海外では「I-PRIMO」のブランド認知を高め、市場ニーズに応じた商品・サービスを開発。中国本土や東南アジアなど出店余地のある市場での店舗展開を推進し、地域特性に合わせたマーケティングのローカリゼーションを進める。また、ライセンス展開により「K.UNO」「STAR JEWELRY」の海外進出も行う。

  3. 03

    人材育成と組織力の強化

    「採用・教育・評価・配置」の4軸で人材を育成。独自の教育プログラム「プリモカレッジ」やOJT研修を実施し、評価制度やインセンティブでモチベーション向上を図る。各国間での人材交流を通じてグローバル人材を育成し、組織全体の生産性向上と強固な体制を構築する。

  4. 04

    生涯顧客化の推進

    購入顧客情報を活用し、結婚を起点とした生涯にわたる関係構築を目指す。メンバーシッププログラムやLINE公式アカウントでアフターサービスやアニバーサリージュエリーの販売を促進。オンラインショップも活用したオムニチャネル化で顧客接点を増やし、「生涯愛されるブランド」を目指す。

  5. 05

    財務基盤の安定化

    連結総資産に対する借入比率が29.3%と高いため、強固な財政基盤を構築する。十分な手元流動性の確保に努め、中長期的な収益構造の改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 5 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗 — 関東地方2,247百万円
国内
店舗他 — 中国本土 上海市469百万円
海外
店舗 — 中部・東海地方424百万円
国内
店舗他 — 台湾 台北市他406百万円
海外
店舗 — 近畿地方358百万円
国内
店舗 — 中国・四国・九州地方344百万円
国内
本社等 — 東京都 中央区他242百万円
国内
全社共通223百万円
国内
店舗他 — 香港 特別行政 区211百万円
海外
店舗 — 北海道・東北地方108百万円
国内
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    プリモ・ジャパン㈱(注1)
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    Primo Diamond Shanghai Trading Co.,LTD.
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%
  • 国内
    Primo Diamond Taiwan Inc.
    中華民国 台北市
    議決権100.0%
  • 海外
    Primo Diamond Hong Kong Ltd.
    中華人民共和国 香港特別行政区
    議決権100.0%
  • 海外
    Primo Diamond Singapore Pte.Ltd.
    シンガポール共和国 アンソンロード
    議決権100.0%
  • 国内
    Primo Israel Diamonds Ltd.
    イスラエル ラマト・ガン
    議決権100.0%
  • 国内
    Kuno Primo Co.,Ltd.
    中華民国 台北市
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は280億円営業利益31億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.4%、利益が+40.9%。

売上高
+12.4%
280億円
営業利益
+40.9%
31億円
純利益
+50.0%
18億円
営業利益率
11.1%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高300億円280億円
営業利益37億円31億円
純利益22億円18億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

2期分

直近は2026年3Qで、売上は79億円、営業利益は7億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q1542214.315
2026年3Q7978.93

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

直近期の営業利益率は11.1%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
PJホールディングス株式会社の商号をプリモグローバルホールディングス株式会社に変更
2021年8月−7−7
シンガポールでの事業展開を目的とし、Primo Diamond Singapore Pte.Ltd.設立
2022年8月−5−5
2023年8月23589
2024年8月24922178.812
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2025年8月280312711.118

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高280億円のうち、営業利益として残るのは31億円11.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.4%99億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.5%147億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.1%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.1%31億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.4pt
11.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.9pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.0pt
10.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2025年8月期は営業CFが47億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは45億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は37億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年8月38−5−543326
2024年8月42−3−343932
2025年8月47−2−404537

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2025年8月期の総資産は459億円。このうち返さなくてよい自己資本が181億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年8月2848020428.3
2022年8月2727619627.8
2023年8月44214429832.5
2024年8月45415729734.6
2025年8月45918127939.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
37億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
63億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
279億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中25位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中216位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,900で、1年前と比べて+58.8%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥2,900-1.6%1ヶ月+8.1%1年+58.8%時価総額254億円
過去52週の値幅
安値¥1,821高値¥3,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)11.7倍
PBR1.25倍
配当利回り4.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2781円と25日移動平均線(2744.32円)を上回り、8月中旬から上昇基調です。7月16日に435300株と大量の出来高を伴い急落しましたが、その後は持ち直し、52週高値3090円には依然届かないものの、52週安値1821円からは約53%上昇しています。RSIは54.15と中立で、25日線と75日線(2784.33円)が接近しており、方向感は乏しいですが、200日線(2381.01円)を大きく上回っており、中期的なトレンドは上向きです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは11.81倍と同業界平均の40.23倍を大きく下回り、PBRも1.2倍と平均3.06倍を下回ります。ROEは10.6%と安定しており、配当利回りは4.31%と高水準ですが、同業界平均の12.58%を下回っています。予想PERも11.2倍で、成長性を考慮すると割安感があります。ただし、配当性向は53.2%で、利益の半分以上を配当に回しており、事業拡大への投資余力が限られる点が懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍39.6倍
PER (予想)11.7倍
PBR1.25倍2.44倍
ROE10.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社はリユース市場の成長を取り込み、業績は好調に推移している。強気派は、売上高の着実な伸びと利益率の改善、海外展開の可能性を評価する。一方、弱気派は、市場競争の激化や、景気後退時の需要減、買取価格の高騰によるマージン圧迫を懸念する。特に、海外依存度や事業買収後の統合リスクが焦点。

プラスに働く材料7
  • 業績好調

    2023/8期以降、売上高と利益が連続で増加。

  • 利益率の改善

    営業利益率は8.84%から11.07%へ上昇。

  • 配当利回り

    配当利回り4.31%と株主還元が手厚い。

  • 売上280億円・営業利益31億円と増収増益2025年8月期影響

    売上は前期比+31億円、営業利益は+9億円、営業利益率11.07%

  • 予想PER11.2倍、増益期待で株価支持通年影響

    実績PER11.81倍→予想PER11.2倍、市場は来期の増益を織り込む

  • PBR1.2倍・ROE10.6%と割安継続影響

    ROE10.6%に対しPBR1.2倍、株主資本コストから見て割安圏

  • 配当利回り4.31%と高水準継続影響

    配当利回り4.31%はPER11.8倍と合わせ魅力的、下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    リユース市場に参入する企業が増え、差別化が難しくなっている。

  • 景気依存

    景気後退時には消費者の買い控えで売上減少の恐れ。

  • 買取価格高騰

    商品仕入れの競争が激化し、原価率が上昇するリスク。

  • 売上高の伸びは12.4%と鈍化通年影響

    2024/8期249億円→2025/8期280億円(+12.4%)、成長加速は見えない

  • 営業利益率11.07%は小売りとして高水準継続影響

    小売業の平均営業利益率は5%前後、11%超は異常値で下方修正余地

  • 外国人保有10.48%と高い継続影響

    外国人保有比率10.48%は小型株としては高く、リスクオフ時に売られる

  • 個人消費減速で売上280億円割れリスク継続影響

    小売業は消費動向に連動、売上280億円の前提が崩れると減益幅大

次の決算で確かめる点
買取単価と仕入れ率
マージンへの影響を監視するため。
既存店売上高成長率
店舗運営のパフォーマンスを確認するため。
海外売上高比率
海外展開の成果と進捗を見るため。
買取・販売点数
需要動向と在庫の回転を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120いまの株価に対する利回りは4.14%。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
4.14%
いまの株価に対して
配当性向
53.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ9,621人。区分でいちばん多いのは個人・その他81.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.5%を占め、残る93.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年8月%
個人・その他81.4
外国法人10.2
事業法人6.4
証券会社1.6
外国人個人0.2
金融機関0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01プリモ・インテグラル2投資事業有限責任組合18.91
02Innovation Alpha Primo L.P.3.00
03プリモ・インテグラル1投資事業有限責任組合2.96
04BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)2.60
05ヨシダ トモヒロ2.59
06HSBC OVERSEAS NOMINEE (UK)LIMITED A/C HST51.28
07株式会社桑山1.17
08株式会社ロージィブルー1.06
09BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE1.00
10澤野 直樹1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-06
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    11.35%
    +1.02pt
  • 2026-07-30
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    10.33%
    +1.09pt
  • 2026-07-23
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    1.34%
    +0.02pt
  • 2026-06-08
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    1.34%
    +0.02pt
  • 2026-05-08
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    1.32%
    +0.93pt
  • 2026-04-22
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    0.39%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+344%、1株純資産は5期で+125%。直近期のROEは10.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2021年8月−84917
2022年8月−52865
2023年8月1001,6456.1
2024年8月1321,7957.3
2025年8月2042,06110.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/8期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
澤野直樹代表取締役社長5487,471
藤江秀一取締役4817,494
山崎壯社外取締役48
香田拓取締役(常勤監査 等委員)62
伊藤章子社外取締役(監査等委員)46
中西純子社外取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)25715930
取締役(社内)1888
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,207字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社6社(プリモ・ジャパン株式会社、Primo Diamond Shanghai Trading Co.,LTD.、Primo Diamond Taiwan Inc.、Primo Diamond Hong Kong Ltd.、Primo Diamond Singapore Pte.Ltd.、Primo Israel Diamonds Ltd.)、持分法適用会社1社(Kuno Primo Co.,Ltd.)の計8社で構成されております。当社グループの事業は「国内事業」と「海外事業」の2つのセグメントに区分しており、各々ブライダルジュエリーの販売と仕入を行っております。当社グループは、「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」の企業理念のもと、ブライダルジュエリーという「商品」を販売することにとどまらず、お客様の「おもい」に寄り添い、一生の記念として「かたち」にすることを事業の柱としております。ブライダルジュエリーは主に婚約指輪と結婚指輪で構成されますが、いずれも人生において重要な節目となる結婚の記念品であることに加えて、高額な商品であるため、多くのお客様は店舗に足を運び、デザインや着け心地、予算等を十分に検討した上で購入されます。そのため当社グループでは、当連結会計年度末において、日本国内で87店舗(I-PRIMO 72店舗、LAZARE DIAMOND 15店舗)、海外においては台湾16店舗(I-PRIMO 11店舗、STAR JEWELRY 2店舗、K.UNO 3店舗)、香港5店舗(すべてI-PRIMO)、中国本土24店舗(I-PRIMO 22店舗、STAR JEWELRY 2店舗)、シンガポール2店舗(すべてI-PRIMO)の合計134店舗を運営しております。 (1) 展開ブランドについて 当社グループには、自社ブランドの「I-PRIMO(アイプリモ)」と「LAZARE DIAMOND(ラザールダイヤモンド)」、海外提携ブランドの「K.UNO(ケイ・ウノ)」と「STAR JEWELRY(スタージュエリー)」の4つの取り扱いブランドがありますが、ブランドイメージや商品コンセプト、販売方法、提供価格や各種サービスをそれぞれ差別化することにより、結婚を控えたお客様のさまざまなご要望に対して幅広くアプローチを行っております。 「I-PRIMO」は当社グループを代表するブライダルリングのオリジナルブランドとして、当連結会計年度末において、国内外で112店舗を展開しております。神話や星座をモチーフにしたデザインや、和のテイストを取り込んだデザイン、ユニセックスなデザインなど、お客様がお求めの機能や特徴に応じた商品を展開し、一生の記念品にふさわしい品質と丁寧な接客により、幅広いお客様にご成約いただいております。 「LAZARE DIAMOND」は“世界三大カッターズブランド”のひとつに数えられる米国ニューヨーク発祥のダイヤモンドブランドであり、当社グループが日本国内における商標権を取得し、ブライダルジュエリー専門のブティックとして、当連結会計年度末において15店舗を展開しているほか、全国の百貨店や小売店にも商品を供給しております。「LAZARE DIAMOND」はダイヤモンドが理想的に輝くプロポーションである「アイディアルメイク」のダイヤモンドを使用した商品を展開し、外資系ブランドを比較検討されているお客様やダイヤモンドにこだわりのあるお客様にご成約いただいております。集客方法については、オンライン・オフライン双方での各種広告施策や、結婚やプロポーズの素晴らしさを発信する自社運営ウェブサイト、PRイベント等を通じてブランド力を強化し、認知度を高めて集客力の向上に努めております。また、日本全国のブライダル企業(婚礼施設やブライダル関連企業等)との提携により、お客様を相互に紹介する集客基盤を全国規模で確立しております。 海外提携ブランドである「K.UNO」は、オーダーメイドを主軸にジュエリーや時計でお客様の想いをカタチにするブランドであり、2019年4月に当社の連結子会社であるPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとが50%ずつ出資する共同出資会社Kuno Primo Co.,Ltd.を設立し、当連結会計年度末において台湾で3店舗を運営しております。 もう1つの提携ブランドである「STAR JEWELRY」は、「お客様の人生そのものを“輝かせ”“幸せな気持ち” をお届けする」をブランドコンセプトとし、2022年11月に株式会社スタージュエリーブティックスと海外展開に関する業務提携契約を締結し、当連結会計年度末において中国本土で2店舗、台湾で2店舗を運営しております。 (2) 当社グループの特徴 当社グループの主要な商材であるブライダルジュエリーは、お客様に生涯にわたって身に付けていただくものであり、お客様にとっては、一生に一度の大切なお買い物であることから、情緒的価値を求める傾向にあると当社グループは考えております。このお客様の特徴を踏まえ、当社グループは以下3点をValue Propositionとして事業を展開しております。 ■ブライダルジュエリー専門店 当社グループは、ブライダルジュエリーに特化したブランドを展開し、専門店ならではの豊富なデザインと幅広い価格帯の商品をご用意しています。高価で貴いブライダルジュエリーは、多くのお客様が「どのように選んだらよいか」悩むもの。商品はもちろん、お客様一人一人にあったブライダルジュエリー専門店ならではのサービスに、多くのお客様からご支持をいただいております。 ■パーソナルサポート 当社グループでは、一生身につけていただく商品の提案や、お客様のご要望に沿ったパーソナルな対応ができるよう、従業員の育成に注力しております。当社グループ独自の人財育成プログラムである「プリモカレッジ」では、入社後10年以上にわたって継続的な指導を行い、「マインド(心・気持ち)」「ナレッジ(知識)」「スキル(技術)」の3つの柱に沿って能力の向上を図ることで、従業員が質の高い接客サービスを等しく提供し、効率的な店舗運営を行うことができるよう努めております。また、当社グループのビジネスモデルにおいては、接客経験が豊富でお客様の対応に長けた従業員が果たす役割が大きいため、従業員の9割以上を占める女性が長期的に活躍できる社内環境を整備し、勤続年数の伸長を目指しております。 ■セレクトオーダースタイル 当社グループの「I-PRIMO」と「LAZARE DIAMOND」においては、お客様のご要望を丁寧にお伺いした上で、様々なリングデザインの中から適切なご提案を行い、ダイヤモンドのグレードや刻印の有無等のご希望を反映させる「セレクトオーダー」形式でブライダルジュエリーを販売しております。お客様のご希望を反映した「世界にひとつのリング」として、ご注文いただいてから生産・加工を始めるため、完成品在庫を極力持たないビジネスモデルとして事業を展開しており、在庫回転率の維持・向上を図っております。リング本体の製造に関しては外注生産する一方、一部のリング加工やアフターメンテナンスを内製化することで、高い品質を保ちながら、多品種を効率的に取り扱う体制を構築しております。また、ダイヤモンドに関しては、複数の仕入れ先から安定的に調達するルートを確立しております。 当社グループの海外事業においては、2007年の台湾進出を皮切りに順調に業績を拡大しております。お客様一人一人のご要望をお伺いする高い接客力が必要とされる「セレクトオーダー」形式のビジネスモデルでは、事業の根幹を担う人財育成に多くの時間と先行投資が必要とされますが、2007年当初より海外の店舗網の拡大と人財育成を行い、海外市場において着実に収益を上げていることは、当社グループの成長戦略において最も強力な差異化要因であります。商品の品質や日本流のきめ細やかな接客サービスを強みとし、中国本土・東南アジアを中心に着実に出店を進め、これまでに育成した人財を各事業所間でグローバルに登用する取り組みを通じて、各事業所の収益力、ひいてはグループ全体の経営力を高めております。 (3) 「I-PRIMO」の特徴 当社グループを代表するオリジナルブランドである「I-PRIMO」は、お客様一人一人が理想の指輪に出会うためのセレクトオーダーシステムを採用し、品質にもこだわっております。さらに、生涯メンテナンスサービスを提供し、安心してご購入いただけるサービスや、全国47都道府県・72店舗展開でブライダルジュエリーを提供*しており、お気軽に来店していただける体制も備えております。 *当連結会計年度末において「I-PRIMO」店舗は島根県に出店していないため、委託販売方式で展開しております。 ■Personalize~理想の指輪に出会う~ 「I-PRIMO」は、独自のメソッドである 「パーソナルハンド診断®」*により、お客様の大切なブライダルリング選びをサポートしております。また、200種類以上のデザインからお好きなデザインを選んでいただき、リングの素材やダイヤモンド、刻印等をセレクトできるシステム(セレクトオーダーシステム)を採用しております。 *「パーソナルハンド診断®」は、当社グループのご成約実績データに基づいた「I-PRIMO」独自のメソッドです。 ■Quality~品質へのこだわり~ 「I-PRIMO」は、ダイヤモンドの品質に厳しい基準を設けており、エンゲージリングのセンターダイヤモンドだけでなく、直径1mm以下のメレダイヤモンドまで、徹底して品質にこだわっております。ダイヤモンドだけでなく、日常使いしやすいように、品質工学の専門家とリングを共同開発し、着け心地や、強度にもこだわっております。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。 (注)1.Kuno Primo Co.,Ltd.は当社の持分法適用会社であります。
経営方針・対処すべき課題6,028字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 企業理念 当社グループは「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」の企業理念のもと、一組でも多くのお客様の幸せのお手伝いをすべく、当連結会計年度末において、ブライダルジュエリー専門店としては有数の規模である134店舗をグローバル展開(国内87店舗、海外47店舗)しております。 〈企業理念〉 「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」 Share The Moment 喜びの瞬間を、永遠の記憶に 人生に訪れる特別なできごとの数々。 その喜びを、ともに分かちあうことから私たちは始めたいと思います。 響きあう気持ちは、最高の幸せとなって。 やがて、永遠の思い出に変わっていく。 それをいつも信じているから。 私たちは、プリモグローバルホールディングスです。 (2) 経営環境・経営戦略 <経営環境> ブライダルジュエリー市場は「ジュエリー市場」と「ブライダル市場」が重なり合う形で存在しております。嗜好品としての要素が強いファッションジュエリーに比べて、ブライダルジュエリーは結婚というライフイベントと連動する必需品としての側面が強く、矢野経済研究所が発行する『宝石・貴金属市場年鑑 2025年版』によると、婚約指輪、結婚指輪の取得率は双方ともに近年は安定維持しております。 しかしながら、国内市場においては、少子化に起因する婚姻組数の継続的減少や、同業他社との競争の激化の影響も受けていることから、なお一層の経営努力が必要であります。一方、若年人口が多く、経済発展が著しいアジアを中心とした海外市場においては、日本の商品・サービスに対する関心や信頼が高く、日本ブランドが受け入れられ易い市場であるため、積極的に進出・出店を進めており、国内競合企業に先行してグローバルブランドとしての地位を確立し、先行者利益を獲得することで、当社グループのさらなる成長の実現を目指しております。 <経営戦略> 当社グループの主要な商材である婚約指輪及び結婚指輪は、お客様に生涯にわたって身に付けていただくものであるため、「一生の記念品」にふさわしい品質やお客様一人一人の気持ちに寄り添うきめ細やかな接客サービスを通じて、オンリーワンの商品を提供することが重要であります。そのため、当社グループでは、2025年8月期から2027年8月期の3か年にわたる中期経営計画を策定し、国内、海外の市場別に以下の成長戦略を掲げております。 ■国内市場 国内市場においては、「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」の両ブランドを展開しており、それぞれのブランド価値と顧客体験のさらなる向上に努めてまいります。人財教育や店舗への投資、新商品・サービスの開発を継続して行います。また、お客様に人生の重要な節目で選ばれるブランドとして長く愛されるよう、アニバーサリージュエリー商品の充実やお客様とのコミュニケーション強化を進めてまいります。 ■海外市場 当社グループは、「I-PRIMO」が日本で培ったブランド・商品・パーソナルサポートをアジアにおいても展開することで、各市場のお客様から高い評価をいただいております。また、海外市場における独自の経営ノウハウを活用し、「K.UNO」「STAR JEWELRY」の海外市場進出において、ライセンスを受けて店舗展開をしております。 海外市場においては、①各市場における「I-PRIMO」等のブランド認知・価値の向上、②各市場のお客様のニーズに応じた商品ラインナップ・サービスの開発、販売・価格・マーケティング戦略の実行、③中国本土や東南アジアといった出店余地のある市場における出店の推進、④各市場ローカル人財のグローバル登用、といった取組を進めてまいります。 *1 店舗数は、2025年8月31日時点 *2 当社の連結子会社であるPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとが50%ずつ出資する 共同出資会社Kuno Primo Co.,Ltd.の3店舗 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、中長期的な企業価値の向上を達成するために、売上収益及び事業利益を重要な指標としており、収益性を意識しながら当社グループの拡大、成長を目指しております。 (4) 優先的に対処すべき課題 ① 国内事業の安定成長 当社グループ全体における日本国内事業の重要性は依然として高く、安定的な事業運営と継続的な成長が重要であります。既存店売上が前年を超える水準を目指し、これを維持するため、以下の取り組みを進めてまいります。 a.マーケティング活動のさらなる進化 当社グループはこれまで、ウェブ広告、ブライダル専門雑誌、テレビCMなどの広告宣伝活動や、イベントやキャンペーン等のPR活動、さらに全国各地の婚礼施設や専門店等との顧客紹介制度等、さまざまな手段で結婚を控えたお客様にアプローチしてまいりました。 一般的にブライダルジュエリーは「一生の記念として購入する必需品」であり「購入期間が明確に定まっている」という特徴があります。またお客様にとっては「一生身につけるので慎重に選びたい」「人と同じものは嫌だ」「特別な購入体験をしたい」などの気持ちが働くため、自ら能動的に情報を調べ、複数ブランドをじっくり比較検討することが一般的であります。このため、マーケティング活動においてはこうしたブライダルジュエリー市場におけるお客様特有のニーズをしっかり汲み取り、実来店につながる広告宣伝や販売促進を実行することが肝要であります。しかしながら昨今、特にデジタルマーケティングにおいては新技術開発のスピードが非常に速く、効果的な施策を実行するにあたっては高い専門性と先見性が求められます。 今後は自社内においてお客様の多様なニーズに応えられる専門的知見を有するバランスの取れた社員を組織化するとともに、精度と質の両面で成果創出を図り、ブランド価値を向上することで集客力をさらに強化してまいります。 また当社グループでは、ご購入いただいたお客様のクチコミにも高い集客効果が認められるという考えのもと、接客サービスのさらなる向上を図りつつ、お客様満足度について数値管理をしており、今後もこれを継続的に行ってまいります。 b.店舗開発への積極的な投資 当社グループは、全国の政令指定都市ならびに主要都市において、有数のシェアを獲得しております。国内事業の安定的な成長は、当社グループ全体にとって引き続き重要な経営課題であるため、今後は人口動態の変化にきめ細やかに対応すべく、未出店地域での委託事業展開など、新たな収益モデルの確立に力を入れてまいります。同時に、各エリア・各都市における市場環境の変化にも絶えず目を配り、戦略的に店舗を移転改装することにより既存店の魅力を高め、集客力の向上を目指します。なお、これらの新店及び移転改装の店舗開発に際しては、投資基準を明確にし、取締役会での承認を要する手順を構築しており、これを忠実に実行してまいります。 c.商品施策 当社グループは、ブライダルジュエリーの専門店として、お客様の多様なニーズにお応えできるよう、店頭にて200種類以上のデザインを展開し、「セレクトオーダー」形式で商品を提供しております。 今後もトレンドの変化やお客様の新たなニーズなどに柔軟に対応しながら、絶えず商品ラインナップの刷新を図ってまいります。また、当社グループの国内・海外における成長に伴い商品調達力もより一層高まっているため、適正な価格設定を行いつつ、収益性の向上にも努めてまいります。 さらに、店頭においては、ブランドの世界観を表現する店内レイアウトや商品を魅力的に見せるための専用什器を開発し、タブレット端末を使っての商品デモンストレーション等、ご来店されたお客様が目にするすべての項目についても品質にこだわり、さらに強化してまいります。 ② グローバルビジネスの加速と進化 当社グループでは、2007年5月に初の海外進出先として台湾事業を開始して以来、順調に海外事業を拡大しております。 当社グループの高品質なブライダルジュエリーと、日本流のきめ細やかな接客サービスは、海外のお客様に支持されるポイントであり、これにより海外においても日本と同水準の品質と接客サービスで商品を販売し、現地競合他社との差別化が出来ております。結果として台湾及び2011年9月に進出した香港、2015年11月に進出した中国本土においては、いずれも1号店の開業から3年目には事業の黒字化を達成致しました。また、2022年11月には今後の東南アジア進出を見据え、シンガポールに1号店を新規出店し、現在2店舗を運営しております。 さらに、マルチブランド展開を進めるため、2019年4月に台湾市場においてPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとが50%ずつ出資する共同出資会社「Kuno Primo Co.,Ltd.」を設立し、同年8月に1号店を新規出店し、現在3店舗を運営しております。また、2022年11月には株式会社スタージュエリーブティックスと海外市場における業務提携契約を締結し、2023年5月に中国本土1号店、同年9月に台湾1号店を新規出店し、現在中国本土2店舗、台湾2店舗を運営しております。 今後も当社グループが持続的な成長を成し遂げるためには、「共感型」「モノからコトへ」の成熟した消費傾向が見込まれる当地において、マーケットシェアを拡大させていくことが重要であります。地域特性や消費者行動を反映させた各種マーケティング活動のローカリゼーションを進めることにより、ブライダルジュエリー専門店としての認知度を高め、ブランド価値を向上させてまいります。また、海外事業の発展とともにそれを支える組織力の強化が不可欠であるため、有能な人財を全体最適の視点で採用・育成し、グローバルで配置してまいります。 ■当社グループが運営する海外店舗数の推移 注: 店舗数は各年の12月末時点で記載しており、その時点で退店が見込まれていた店舗は含めておりません。 ③ 人財育成、組織力の強化 当社グループでは、お客様に「一生の記念となるお買い物」を提供し満足していただく上で、最も重要な差異化要素は「接客力=人財」であるという考え方に基づき、「採用」「教育」「評価」及び「配置」の4つの軸で人財育成、ひいては組織力強化の取り組みを行ってまいりました。 特に日本の新卒採用では例年は一人当たり3回の面接を実施し、WEBを活用したオンライン面接を取り入れながら、人物重視かつ多様な角度から厳選するなど、優秀な人財の確保に努めております。 「教育」について、日本では入社後10年間にわたる独自の教育プログラム「プリモカレッジ」のもと、職位ごとに設定されたコンピテンシーを明示しており、社員が自発的に能力開発を目指せるような体制を構築しております。また、販売力強化のため、国内外各エリアに配備しているセールストレーナーがOJTとしてロールプレイング研修を実施しているほか、一般社団法人日本ジュエリー協会が主催する「ジュエリーコーディネーター検定」の3級取得を推奨しております。 「評価」については、すべての社員が生き生きとした将来像を描けるよう、職位に応じたコンピテンシーに基づく評価制度を取り入れており、社会情勢、労働環境、勤労者意識の変化に合わせて制度を定期的に見直しております。また、モチベーションの向上につながるインセンティブを取り入れるほか、個人だけではなくチーム(店舗)単位の仕組みを展開するなど、協調性を育み、互いに磨き合える、働きやすい環境づくりを目指しております。 「配置」については、社員一人一人のライフスタイルや多様な価値観に対応できるよう、時短勤務制度や、販売専門職としてのキャリアパスを用意するなど、職種の選択機会を設けております。また、各国事業所間で人財を積極的に交流させることにより、さまざまな知見やノウハウをグループ内で共有するだけでなく、それらを昇華させて互いに高め合い、結果として新規エリアや新規市場への事業展開を担うバランスの取れたグローバル人財を継続的に育成・輩出し、当社グループ全体の組織力強化を図ることにも注力しております。 こうした各種取り組みは、人件費のコスト上昇の要因ともなる可能性がありますが、当社グループのビジネスモデルにおいては、経験を積み、接客に長けたベテラン社員が果たす役割は大きく、店長及び管理職のマネジメント力の向上等に継続して取り組むことで、社員一人一人の業務生産性を向上させ、激化する市場環境に対応できる強固な組織体制の実現を目指しております。 ④ 生涯顧客化への挑戦 当社グループでご購入いただいたお客様の情報を有効に活用し、結婚を起点としたお客様との関係性を生涯にわたって構築すべく、国内ではメンバーシッププログラム「I-PRIMO Membership」「My LAZARE」を用意し、アフターサービスの充実や、人生の節目の記念日に手にとっていただけるアニバーサリージュエリーの開発・販売を進めております。また、2018年からはお客様とのコミュニケーションツールとしてLINE公式アカウントと連携するサービスを導入し、双方向型のコミュニケーションを通じてお客様とのリレーション強化に努めております。 情報技術の発展とともに購買スタイルが変化する中、日本国内においては、すでに「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」専用のオンラインショップでの販売を通じて、オムニチャネル化の基盤を構築しております。 当社グループにおいても取扱商材を拡大し、オンライン・オフライン双方においてお客様との接点を増やし、結果として「生涯にわたって愛されるブランド」として、お客様と継続的な関係性を構築することを目指しております。 ⑤ 財務基盤の安定化 当社グループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており、当連結会計年度末時点での連結総資産額に占める借入金額割合は29.3%と高く、金利動向に大きな影響を受ける財務体質となっております。 今後の継続的な成長のためにも強固な財政基盤の構築が必要と考えており、十分な手元流動性の確保に努めることや、中長期的には収益構造の改善を行うことで、財政基盤の安定化を図っております。
事業等のリスク6,290字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業内容、経営成績、財政状態等に関する事項のうち、投資家の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは主として以下のものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避と予防に取り組んでおります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが予測及び判断したものであり、将来においてこれらに限定されるものではなく、また、発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 日本国内の市場環境について 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期~長期、影響度:大 我が国においては、少子化の影響により結婚適齢期の人口減少が継続すると予測されております。国内人口の減少は、国内の市場規模の縮小要因となり、将来的に当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、上記の対応策として、いち早く海外市場へ展開することでグループ成長を実現して参りました。また、国内においても結婚式場等のブライダル企業との提携や既存顧客への非ブライダル商品の展開等により盤石な事業基盤の構築に努めております。 (2) 海外事業展開について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、海外事業を積極的に展開しており、2007年の台湾進出以降、香港、中国本土、シンガポールにそれぞれ進出し、高い商品品質と日本で培ったきめ細やかな接客サービスを強みとして、事業を拡大してまいりました。こうした取り組みにより、当社グループの海外事業は安定的に成長を遂げ、それに伴い売上収益全体に占める海外比率も上昇するものと見込んでおります。 しかしながら、諸外国において政治・経済情勢の悪化、政変、治安の悪化、テロ・戦争等が発生し、事業活動に問題が生じるなど新規市場の開拓を見直すことになった場合、あるいは変化が著しい現地の市場動向に当社グループの事業活動が対応しきれず、結果として当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、このようなリスクに対処するため、政治情勢、財政情勢、法規制変更、紛争等について情報収集を行い、政情不安等の兆候の早期把握に努めております。 (3) 人財の継続雇用、採用、教育について 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期~長期、影響度:大 当社グループでは、「一生の記念となるお買い物」としてお客様に商品をご提供するにあたり、お客様の気持ちに寄り添い、高いレベルの接客を実現できる人財を採用・育成することを重要な経営課題とし、継続的に取り組んでおります。 しかしながら、少子化の更なる進行を背景に、日本においては人財不足がますます顕著になることが予想されます。今後、人財獲得競争がより一層厳しさを増した場合には、当社グループが求める能力を有した人財が十分確保できないおそれがあります。 当社グループでは、上記の対応策として、人財の長期育成を前提に社員の多くを正社員として採用しており、新卒・中途採用を問わず、入社後10年にわたって受講する独自の教育プログラム「プリモカレッジ」において、「マインド」「ナレッジ」「スキル」の3つの柱に沿って、ホスピタリティの基礎となる人間力を養っております。 (4) 原材料の相場変動について 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 ブライダルジュエリーの商品価格は、原材料であるダイヤモンド、プラチナ、ゴールド等の国際商品市場における相場に影響され、変動することが一般的であります。これらのことから、当社グループでは、原材料相場の変動に対して迅速に対応するため、適時に価格転嫁を行う体制を構築しておりますが、原材料の流通量や経済動向によって原材料価格が急激に変動した場合、一時的に当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、今後においても仕入先との関係を密接に保ちながら、市場動向の把握に努め、適正な価格水準を維持してまいります。 (5) 棚卸資産について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 シンプルなデザインが主流のブライダルジュエリーや、その原材料であるダイヤモンド、プラチナ、ゴールドは、長期にわたりその価値を維持することが可能であります。また、当社グループではセレクトオーダー形式での受注生産を行っていることから、店舗サンプル以外の棚卸資産の最小化を図れるビジネスモデルとなっており、さらにお客様のニーズに合わせて定期的に商品構成の見直しを図ることで、高い商品品質を維持しつつ、受注予測に応じた適正規模の棚卸資産を保有しております。 しかしながら、今後当社グループの想定を超えて棚卸資産の収益性が低下した場合には、所定の基準での評価減を行うことにより、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 (6) 為替の相場変動について 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループは国内・海外に販売拠点を有しており、ダイヤモンド等の一部原材料は主に米ドル建てで購入しているため、各拠点における取引価格については直接的または間接的に為替相場変動の影響を受けます。また、当社グループの海外子会社では、現地の外国通貨で財務諸表を作成しており、連結財務諸表の作成時において日本円に換算され、円建てで連結財務諸表に記載されます。このため当社グループにおいては、国内事業における原材料の仕入と海外事業における販売との間にはナチュラルヘッジ(注)が存在しております。 しかしながら、為替相場の変動により海外子会社における通貨の日本円に対する価値が著しく変動する場合、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 (注)同一通貨で仕入と売上を計上することで、為替相場の変動の影響を最小限に抑える手法を指します。 (7) レピュテーションリスクについて 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、ブランド価値向上を目的とした多様なプロモーションや営業活動を推進しております。そこで発信される情報の中には、その内容に対して批判的な評価がなされ、拡散されることで、ブランド価値や企業の信頼性が低下するレピュテーションリスクが生じる可能性があります。このため当社グループにおいては、プロモーションの企画・立案や営業活動の推進にあたり、当該リスクを未然に防ぐための確認体制の構築や人財教育が重要であると考えております。 しかしながら、このような適切なリスク管理体制の構築ができなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) 自然災害等について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、大規模な地震、風水害、津波、大雪、感染症の大流行、事故、暴動及びテロ活動等が発生した場合、当社グループの本社または各地の店舗の建物や設備等が被災し、または従業員の出勤や業務遂行に支障が生じ、当社グループの事業及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 また、上記の自然災害等によってお客様に被害等が生じる場合や、経済状況等の低迷が発生する場合には、ご来店されるお客様数の減少により、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、上記の対応策として、緊急時の被災状況等の情報収集体制を確立し、お客様や従業員等の安全確保と事業継続に向けた体制の構築に努めております。また、避難・防災についての教育訓練を定期的に実施するとともに、万一当該リスクが顕在化した場合であっても影響の少ない店舗において事業活動を継続する等、リスク低減に努めております。 (9) 個人情報その他の機密情報の流出について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、お客様一人一人のご要望に応じたセレクトオーダー商品を提供しており、また当社グループ独自のメンバーシッププログラムを通じてアフターメンテナンスをはじめとする生涯顧客化の取り組みを強化するため、お客様の大切な個人情報をお預かりしております。当社グループは個人情報取扱事業者として、個人情報の保護に関する法律及び関係諸法令等に基づき、適切な安全対策を講じております。しかしながら個人情報の流出等のトラブルが発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 (10) IT(情報システム)について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは、顧客管理、在庫管理、店舗の運営等において情報システムを利用し、効率的な経営を目指しております。プログラムの不具合やコンピュータ・ウイルス、外部からのサイバー攻撃等により、当社グループの情報システムに様々な障害が生じた場合には、店舗の効率的な運営や商物流の阻害、重要データの喪失や、それらの対応費用の発生等により、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 また、当社グループがサービスの品質を高め、市場における競争力を維持・向上させるためには、システムに関する投資を積極的かつ継続的に行う必要があると認識しております。システム開発の遅延・失敗・トラブル等により、開発期間の延長・営業機会の逸失・開発コストの増大等が発生して想定どおりの効果が得られない場合、あるいは正常に開発されたシステムによって想定どおりの効果や効率化等が計られなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、上記の対応策として、「情報セキュリティ管理規程」を定め、適切なセキュリティ体制を構築することにより、外部からの不正アクセスを回避するよう努めております。また、過去のシステム障害の発生状況の分析により適切な対応策を策定し、万一トラブルが発生した場合においても短期間で復旧できるような体制を整えております。さらに、社内において信頼度の高い開発体制を構築・維持し、システムの不具合の発生可能性を低減させております。 (11) 訴訟その他の法的手続について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループは、その事業の過程で、各種契約違反や労働問題、知的財産権に関する問題、情報漏洩に関する問題について、顧客、取引先、従業員、競合他社等により提起される訴訟その他の法的手続きの当事者となるリスクを有しております。当社グループが訴訟その他の法的手続きの当事者となり、当社グループに対する敗訴判決が言い渡される場合、または不利な内容の和解がなされる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 本書提出日現在において、重大な訴訟その他の法的手続は生じておりませんが、当社グループでは各国における法的規制の動向について常に最新情報を入手するように努め、特別な対応が必要な場合は迅速に対応するなど、訴訟リスクの最小化を図っております。 (12) 多額の借入金、金利の変動及び財務制限条項への抵触について 発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期、影響度:大 当社グループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており、2025年8月期連結会計年度末時点での連結総資産額に対する借入金額割合は29.3%であります。今後は借入金を減少させるべく取り組んでまいりますが、元本が変動金利によっているため、市場金利が上昇する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、係る既存の借入れがあることから、新たな借入れまたは借換えが制約される可能性や、必要な運転資金等を確保できなくなる可能性、財務的信用力が当社グループよりも強い競合他社と比較して競争力が劣る可能性があります。 当社グループでは、上記の対応策として、十分な手元流動性の確保に努めることに加え、今後も金利水準や市場環境等を踏まえた資金調達を行うとともに、取引金融機関への定期的な財政状態及び経営成績の開示をはじめ、事業計画及び資金計画の報告を行うことで、安定的な関係性の構築に努め、資金調達の安定化を図っております。 (13) 大株主がファンドであること等について 発生可能性:中、発生する可能性のある時期:中期、影響度:大 当社グループは、インテグラル株式会社から、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在、同社と同社グループが組成しているインテグラル3号投資事業有限責任組合及びInnovation Alpha L.P.の3社は当社の大株主であり、当社株式の24.9%を保有しております。また、当社の取締役である山崎壮がインテグラル株式会社から派遣されております。 インテグラル株式会社は当社株式の上場時において、所有する当社株式の大半を売却しましたが、上場後においても一定の当社株式を保有しており、今後の保有・処分方針によっては、当社株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、インテグラル株式会社が今後も当社株式を保有することとなった場合には、当社役員の選解任、他社との合併等の組織再編、定款の変更等の当社の株主総会決議の結果に重要な影響が生じる可能性があります。 当社グループでは、同社より、当社株式の将来的な処分時期や手法については未定であるものの、市場価格への影響を極力抑えた手法で対応する旨を聴取しております。 (14) のれんの減損について 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループののれんは、当連結会計年度末時点で16,491百万円あり、当社グループの総資産の35.9%を占めております。また、当社グループが今後M&A等を実施した場合には、のれんを追加で計上する可能性があります。 当社グループの連結財務諸表はIFRSを採用しておりますので、のれんは非償却資産であり、毎期の定期的な償却は発生しませんが、今後いずれかの事業収益性が低下した場合には減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 当連結会計年度末においては、減損テストの結果、将来キャッシュ・フローによる回収可能価額は帳簿価額を上回っているものと判断しております。 仮に、国内の将来キャッシュ・フローの見積額が74.4%の減少、また海外の将来キャッシュ・フローの見積額が67.8%の減少が生じた場合、回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性がございます。 上記対応策として、当社グループでは、収益構造の改善及び財務基盤の安定化に取り組んでおります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 13.非金融資産の減損」をご参照ください。
経営成績の分析 (MD&A)6,848字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年9月1日~2025年8月31日)におけるわが国経済は、個人消費や雇用情勢に持ち直しの動きがみられるなど、全般的に緩やかな回復がみられました。一方、ウクライナ情勢によるエネルギー資源や原材料の価格高騰に加え、日米の金利差による円安の恒常化や通商政策の今後の動向等、世界情勢は依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属するブライダルジュエリー市場においては、ジュエリーブランド各社のブライダル強化の動きもあり、企業間競争はなお一層の厳しさをみせておりますが、国内の経済活動には回復がみられ、インバウンドも前年を超えて増加しております。 このような日々変化する経営環境の中、当社グループでは「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」の企業理念に基づき、2025年8月期から2027年8月期の3か年にわたる新中期経営計画を策定しました。 国内市場においては、メインブランドである「I-PRIMO」と、2023年に日本における商標権及び関連する権利を取得した「LAZARE DIAMOND」のブランド価値及び顧客体験のさらなる向上に努めてまいります。まず、引き続き当社グループが有する不変的な価値をお客様に効果的に伝えるため、各種広告表現や広告媒体を選定し、ご来店前のお客様により良く当社ブランドをご理解いただくとともに、実際にご来店されたお客様には、ブランドの世界観を表現した店づくりと、人財教育に基づく高い接客サービスを体感していただくことにより、さらなるブランドイメージの向上に取り組んでおります。 商品面では、「I-PRIMO」の婚約指輪に使用するダイヤモンドについて、ダイヤモンド研磨工場との連携により、当社グループが求める高い品質基準をプロダクション工程から監修した「PRIMO QUALITY DIAMOND」や、独自の「着け心地メソッド」を採用した軽やかな着け心地の商品、独自組成の新素材である「ペールブラウンゴールド」の商品等を展開し、多くのお客様にご支持いただいております。今後もオリジナリティのある付加価値商品によって、他社との差別化に取り組むとともに、人生の重要な節目で選ばれるブランドとしてお客様に長く愛されるよう、アニバーサリージュエリー商品の充実やお客様とのコミュニケーション強化を進めてまいります。 店舗開発では、商圏や購買行動の変化に伴い、より集客力のあるエリアや有力商業施設内への移転、店舗設備の改装を進めており、2024年9月に「I-PRIMO 立川店」、2025年4月に「I-PRIMO 横浜ベイクォーター店」のリニューアルを行いました。 海外事業においては、日本で培ったブランド・商品・サービスを活かしつつ、①各市場における「I-PRIMO」ブランドの認知・価値の向上、②各市場のお客様のニーズに応じた商品ラインナップ・サービスの提供及び販売・価格・マーケティング戦略の実行、③中国本土や東南アジアといった出店余地のある市場における出店の推進、④各市場ローカル人財のグローバル登用、といった取り組みを進めてまいります。これらを受け2024年9月には、シンガポール2号店となる「I-PRIMO Suntec City Store」をオープンいたしました。また、国内市場と同様に店舗の移転・改装を進め、2025年1月に中国本土の「I-PRIMO Suzhou Center Mall Store(蘇州市)」のリニューアル、7月に「I-PRIMO Chengdu IFS Store(成都市)」の移転を行いました。 当社グループにとって、国内外におけるブランド価値の認知と売上規模の拡大はグローバルでのさらなる躍進のキーとなっており、継続的な店舗の出店・移転・改装を行ってまいります。また、海外市場においては、株式会社ケイ・ウノとの契約に基づき2019年より台湾で展開しているK.UNO事業や、株式会社スタージュエリーブティックスとの契約に基づき2023年より中国本土・台湾で展開しているSTAR JEWELRY事業等によるマルチブランド展開や、東南アジアの新規エリアへの進出、既存のお客様へのCRMとしてアニバーサリージュエリーのご提案等により、今後とも「日本基準の高い商品品質」はもちろん、「きめ細やかなサービス・おもてなし」を通じた「一生の記念となるお買い物」を、国内外のお客様に広く提供してまいります。 これにより、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上収益28,002百万円(前年同期比12.5%増)となりました。利益面では、営業利益3,132百万円(前年同期比39.4%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,786百万円(前年同期比55.3%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (国内事業) 国内事業につきましては、ダイヤモンドや金・プラチナ等の原材料価格の急激な高騰の影響を受けるなか、適時商品価格の見直しを行ったほか、I-PRIMO事業のリブランディングやスタッフの接客スキル向上等への取り組みが奏功し、業績は力強く伸長致しました。 これらの結果、売上収益は17,548百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益は2,491百万円(前年同期比37.7%増)となりました。 (海外事業) 海外事業につきましては、中国本土においては不動産市場の停滞等に伴う景気低迷が継続し、お客様には買い控えの傾向が見られましたが、現地におけるマーケティング施策の精査と営業体制の強化により、業績に回復が見られました。 これらの結果、売上収益は10,460百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益は641百万円(前年同期比46.6%増)となりました。海外事業比率は、売上収益において37.3%、セグメント利益において20.5%となりました。 財政状態については、次のとおりであります。 流動資産は12,512百万円となり前連結会計年度末に比べ1,104百万円増加いたしました。これは主に、受注高の増加にともない現金及び現金同等物が543百万円増加、営業債権及びその他の債権が439百万円増加、棚卸資産が150百万円増加したことによるものであります。 非流動資産は33,437百万円となり前連結会計年度末に比べ547百万円減少いたしました。これは主に、減価償却にともなう有形固定資産が277百万円、使用権資産が362百万円減少、保証金の返金によりその他の金融資産が205百万円減少した一方で、為替換算の影響により無形資産が94百万円、のれんが289百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は45,949百万円となり前連結会計年度末に比べ557百万円増加いたしました。 また、流動負債は10,007百万円となり前連結会計年度末に比べ569百万円増加いたしました。これは主に、受注高の増加にともない契約負債が724百万円増加、従業員賞与の計上によりその他流動負債が128百万円増加した一方、営業債務及びその他の債務が197百万円減少、リース負債が99百万円減少したことによるものであります。 非流動負債は17,889百万円となり前連結会計年度末に比べ2,364百万円減少いたしました。これは主に、返済により借入金が1,888百万円、リース負債が597百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債は合計27,896百万円となり前連結会計年度末に比べ1,794百万円減少いたしました。 資本は合計18,052百万円となり前連結会計年度末に比べ2,352百万円増加いたしました。この要因は、主に利益剰余金が当期利益1,786百万円の計上により増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ543百万円増加し、3,743百万円となりました。 また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、4,705百万円(前年同期は4,242百万円の獲得)となりました。 これは主に、税引前当期利益2,732百万円(前年同期は1,714百万円)、減価償却費及び償却費の計上2,162百万円(前年同期は2,404百万円)等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、222百万円(前年同期は262百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出160百万円(前年同期は265百万円)、無形資産の取得による支出273百万円(前年同期は113百万円)、敷金及び保証金の回収による収入257百万円(前年同期は197百万円)等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、4,003百万円(前年同期は3,421百万円の使用)となりました。 これは主に、リファイナンスによる長期借入れによる収入14,031百万円、長期借入金の返済による支出14,031百万円、その他長期借入金の返済による支出1,805百万円(前年同期は1,000百万円)、リース負債の返済による支出2,198百万円(前年同期は2,423百万円)等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.仕入実績 当社グループで行う事業は、提供する商品・サービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載致します。 当社グループの当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 国内事業   1,493   104.4 海外事業   795   93.0 合計   2,288   100.1 (注)1.上記金額は、仕入価格によっております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.グループ会社間の内部取引控除後の金額で表示しております。 b.受注実績 当社グループの事業は受注から納品までの期間が短いため、記載を省略しております。 c.販売実績 当社グループの当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 国内事業   17,542   114.7 海外事業   10,460   109.0 合計   28,002   112.5 (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.グループ会社間の内部取引控除後の金額で表示しております。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。 4.セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (売上収益) 当連結会計年度における売上収益は28,002百万円(前年同期比12.5%増)となりました。これは主に、集客・販売施策の強化により国内事業の売上収益が増加したことによるものです。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は9,937百万円(前年同期比14.9%増)となりました。これは主に、ダイヤモンド・プラチナの価格上昇と売上の増加により、国内事業の売上原価が増加したことによるものです。この結果、売上総利益は18,064百万円(前年同期比11.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は14,743百万円(前年同期比5.0%増)となりました。これは主に、日本事業の好調による業績給・賞与、広告費の増加などによるものです。 (その他の収益、その他の費用、営業利益) 当連結会計年度におけるその他の収益は143百万円、その他の費用は331百万円となりました。この結果、営業利益は3,132百万円(前年同期比39.4%増)となりました。 (金融収益、金融費用) 当連結会計年度における金融収益は95百万円、金融費用は472百万円となりました。 (当期利益) 上記の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,786百万円(前年同期比55.3%増)となりました。 b.財政状態の分析 当社グループの財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローにて獲得した資金を主な財源としております。 その一方で、当社は国内金融機関からの借入について、相対での借入枠を十分に確保しており、将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済に備えるため、自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入により資金調達を図ります。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比べ543百万円増加し、3,743百万円となりました。 当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローにて4,705百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて222百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローにて4,003百万円の資金の減少となりました。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しているとおりであります。 この連結財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえて合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上収益、事業利益を重要な指標としております。 売上収益は、当社がお客様から評価されているかを示すものであり、営業・マーケティング施策の適切性を評価する上でも重要な指標です。事業利益は、営業利益から一時的な収益・費用を除くことで、企業の収益性を示す指標として重要視しております。 各指標の進捗状況については以下のとおりであり、現時点で堅調に推移しているものと認識しております。 (単位:百万円、%) 第4期連結会計年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   第5期連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 対売上収益比率       対売上収益比率   対前年同期増減率 連結売上収益   24,900   100.0   28,002   100.0   12.5 連結事業利益   2,205   8.9   3,321   11.9   50.6 (注)連結事業利益は、売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費として算出しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-15

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。