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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ダブルエー

WA,Inc.7683 · Prime · 小売業

婦人靴と婦人服の企画・販売を2つの事業セグメントとし、自社ブランドで展開。

概要

ダブルエーは、自社ブランドの婦人靴と婦人服を企画・販売するファッション小売企業である。東京都渋谷区に本社を置き、2026年1月期の連結売上高は233億円、従業員数は566名。靴事業を中核に、2023年に婦人服のミッシュマッシュを吸収合併、2025年にはトランテアン ソン ドゥ モードの事業を譲り受け、ブランドポートフォリオを拡充している。

婦人靴と婦人服の2軸で構成される事業セグメント

ダブルエーグループは、婦人靴の企画・販売事業と婦人服の企画・販売事業の2セグメントで構成される。2026年1月期のセグメント別売上高は、婦人靴が203億円(全体の87%)、婦人服が29億円(13%)である。婦人靴事業では「ORiental TRaffic」「卑弥呼」「NICAL」などのブランドを展開し、婦人服事業では「ミッシュマッシュ」「トランテアン ソン ドゥ モード」を主力とする。いずれも自社企画によるオリジナル商品を、パートナー工場への委託生産で製造し、直営店舗やECで販売する垂直統合型のビジネスモデルを取る。

182の国内実店舗と34の海外実店舗を持つ販売網

販売チャネルは、国内実店舗182店舗、国内EC店舗35店舗、海外実店舗34店舗、海外EC店舗5店舗からなる。国内実店舗はルミネやアトレなどの駅ビル、ららぽーとやイオンモールなどの大型ショッピングセンター、三越・髙島屋などの百貨店に出店している。海外では香港に20店舗、マカオに2店舗を直営で展開し、台湾では12店舗をライセンス契約で運営する。EC販売は自社サイトに加え、ZOZOTOWNや天猫などの大手モールに出店し、地方の顧客獲得と予約販売による需要予測に活用している。

5社で構成されるグループ体制

2026年1月期時点の連結子会社は、香港の「CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED」と「CAPITAL SEA SHOES LIMITED」、中国の「江蘇京海服装貿易有限公司」、そして婦人服ブランド「卑弥呼」を運営する「株式会社卑弥呼」の4社である。江蘇京海は生産管理・品質管理を担当し、各パートナー工場の巡回・指導を行う。株式会社卑弥呼は2020年に子会社化したブランドで、靴と服の両方を展開する。これら子会社を通じて、企画から生産管理、販売までの一貫体制を構築している。

仕入原価と人件費の上昇が利益を圧迫する構造

2026年1月期の売上高は233億円(前期比2.3%増)と増収だったが、営業利益は10億円(同36.2%減)、経常利益は11億円(同25.2%減)と大幅減益となった。主因は、賃上げに伴う人件費の増加、エネルギー価格高騰と円安による仕入原価・物流費の上昇、香港子会社の業績低迷である。資産面では棚卸資産が4.1億円増加し、負債は買掛金と株主優待引当金が増加した。自己資本比率は約82%と高いが、収益力の改善が課題となっている。

業界の中での役割は婦人靴・婦人服の企画販売会社(SPA型)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
233億円
営業利益
11億円
営業利益率
4.7%
純利益
7億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
婦人靴の 企画・販売 事業203億円87.1%31億円15.3%
婦人服の 企画・販売 事業30億円12.9%-1億円-3.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01婦人靴主力

自社ブランド(オリエンタルトラフィック、ダブルエー オリエンタルトラフィック、ORTR、ニカル、ヒミコ、トランテアン ソン ドゥ モード等)の婦人靴の企画・販売。実店舗182店舗、EC35店舗、海外実店舗34店舗等で販売。企画から製造委託、販売まで一貫して行う。

主な製品・サービス1
婦人靴(各ブランド)
オリエンタルトラフィック、ダブルエー、ORTR、ニカル、ヒミコ、トランテアン ソン ドゥ モード等のブランドで展開する婦人靴。デザイン性と履き心地を重視。

02婦人服準主力

子会社株式会社卑弥呼及びミッシュマッシュブランド等で婦人服の企画・販売。靴事業と同様に自社企画・委託生産・直営販売を中心とする。

主な製品・サービス1
婦人服(ヒミコ、ミッシュマッシュ等)
ヒミコ、ミッシュマッシュ等のブランドで展開する婦人服。フェミニンでトレンドを取り入れたデザイン。

製品と技術

主力ブランド「ORiental TRaffic」が担う婦人靴の企画販売

「ORiental TRaffic」はダブルエーの創業ブランドであり、売上高の過半を占める主力商品である。「毎日違う服に合わせて似合った靴を手頃にコーディネートしたい」というコンセプトのもと、遊び心のあるデザインと履きやすさを両立した婦人靴を展開する。派生ブランドとして「ダブルエー オリエンタル トラフィック」はナチュラル&フェミニンな大人の女性向け、「ORTR」は機能性とファッション性を融合したスポーツ系シューズ、「NICAL」は都会的で洗練されたデザインを特徴とする。21.5cmから26.5cmまで11サイズを用意し、幅広いニーズに対応する。

子会社化で得た高価格帯ブランド「卑弥呼」

「卑弥呼」は2020年に子会社化したブランドで、50年以上の歴史を持つ婦人靴ブランドである。定番デザインと履きやすさで長く愛されてきたベーシックラインと、トレンド感と洗練さを兼ね備えたスタイリッシュラインの二軸で展開する。2020年には台湾に海外初の実店舗を出店し、アウトレット形態の店舗も展開。2024年には「NICAL」ブランドの運営を移管され、ブランドポートフォリオ内での位置づけが強化された。婦人服の「卑弥呼」も存在するが、主軸は靴である。

婦人服事業を支える「ミッシュマッシュ」と「トランテアン」

婦人服事業は、2023年に吸収合併した「ミッシュマッシュ」と2025年に事業譲受した「トランテアン ソン ドゥ モード」の2ブランドが中心である。ミッシュマッシュは「自分らしくフェミニンスタイルを着こなしたいすべてのレディ」をターゲットに、質感やシルエットにこだわった大人可愛いアイテムを提案する。トランテアンはフランス語で「31」を意味し、毎日のコーディネートにリズムを加える願いを込めたブランドで、婦人服を展開する。婦人服事業は連結売上高の13%を占め、成長領域として位置づけられている。

企画から販売までを担う一気通貫の商品開発体制

ダブルエーの製品開発の特徴は、企画担当者が販売スタッフとして店頭に立ち、顧客の声を直接商品に反映する点にある。サンプル製造後、履き心地や素材感、安全性を複数視点で検証し、商品化を決定する。生産はパートナー工場と貿易会社に委託し、中国子会社「江蘇京海服装貿易有限公司」が定期的な巡回・指導で品質管理を行う。また、第三者機関による耐久性・安全性検査を実施し、品質を担保する。環境配慮型の取り組みとして、廃材ソールや再生紙靴箱、エコバッグの採用も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小売業中堅、収益性低下懸念

ダブルエーは小売業セクターに属し、売上高228億円の中堅小売企業です。同セクターにはトライアルホールディングスやまんだらけなど様々な業態が混在します。2025年1月期の営業利益率は7.46%と健全ですが、2026年1月期には4.72%への低下見込みで、収益性悪化が懸念されます。売上高は緩やかな増加予想ですが、利益率低下が課題です。

強み

  • 2024年213億円から233億円へ増加見込み
  • 直近営業利益率7.46%と業界平均並み
  • 独自の商品ラインナップ可能性
  • 長年の運営で蓄積された店舗運営力

課題

  • 営業利益率4.72%へ低下、コスト増懸念
  • トライアルなど大手との競争で差別化困難
  • 売上高成長率が低く、伸び悩み

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がダブルエー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18203MrMaxHD308億円9.5倍
29628燦ホールディングス304億円6.2倍
36535アイモバイル302億円12.0倍
47520エコス300億円10.9倍
54801セントラルスポーツ280億円21.3倍
67683ダブルエー267億円38.9倍
73199綿半ホールディングス265億円11.6倍
84933I-ne257億円11.5倍
93548バロックジャパンリミテッド257億円68.8倍
103179シュッピン254億円15.1倍
117962キングジム249億円22.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

下北沢の1号店から始まった2002年の創業

ダブルエーの前身は、2002年2月に東京都世田谷区下北沢で設立された「直通企画有限会社」である。同日、婦人靴ブランド「ORiental TRaffic」の1号店を下北沢に出店した。創業当初から企画から販売までを自社で一貫して行うビジネスモデルを採用し、中間マージンを省いた価格設定を特徴とした。2004年1月には株式会社へ組織変更し、同年には商業施設へ初出店(ファミリ柏店)を果たした。

社名変更と本社移転、EC展開を進めた2007~2010年

2007年7月、商号を「株式会社ダブルエー」に変更し、本社を東京都渋谷区恵比寿(旧)へ移転した。翌2008年2月には自社ECサイト「ORiental TRaffic ONLINE STORE」を開設し、実店舗とオンラインの両輪での販売体制を整えた。2011年3月にはアウトレット形態の店舗「ORiental TRaffic OUTLET」を展開し、価格帯の異なる販路を拡大した。2012年7月には現在の東京都渋谷区恵比寿へ本社を移転している。

台湾・香港への初出店と海外展開の開始(2013~2016年)

2013年3月、台湾の台北SOGO忠孝店と香港のYuen Long YOHO Mall Ⅱ店に初出店し、海外実店舗展開を開始した。同年、新ブランド「WA ORiental TRaffic」を投入し、国内累計出店数は50店舗に達した。2014年にはテレビCMを初めて放送し、ブランド認知を拡大。2015年には「NICAL」「OR KIDS」の新ブランドを展開し、2016年4月には中国最大のECモール「天猫」に出店した。

上場と子会社化、生産管理強化の2017~2020年

2017年7月、香港の「CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED」の株式を取得し子会社化、同時に中国に生産管理子会社「江蘇京海服装貿易有限公司」を設立した。2018年3月には国内累計100店舗を達成し、公式アプリをリリース。2019年5月には中国本土初の実店舗を上海に出店し、同年7月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。2020年4月には婦人靴ブランド「株式会社卑弥呼」を子会社化し、高価格帯市場に参入した。

ミッシュマッシュ吸収とプライム市場移行(2021~2024年)

2021年8月、公式アプリをリニューアルし実店舗とECのポイント連携を開始。2022年4月には東証マザーズからグロース市場へ移行し、再度テレビCMを放送。2023年3月、婦人服ブランド「ミッシュマッシュ」を吸収合併し、アパレル事業へ本格参入した。2024年8月には「NICAL」ブランドを株式会社卑弥呼に移管し、ブランド管理を集約。同年、東証グロース市場からプライム市場へ移行した。

トランテアン事業譲受と直近の業績(2025~2026年)

2025年4月、ヒロタ株式会社より「31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)」の事業を譲り受け、婦人服ブランドを拡充した。2026年1月期の連結売上高は233億円、営業利益は10億円と減益となったが、事業譲受の影響で棚卸資産や有形固定資産が増加し、総資産は134億円に拡大した。2026年3月には再びテレビCMを放送し、ブランド認知向上を図っている。

年表22件を開く

2000年代

  • 2002年2月創業「直通企画有限会社」を設立 東京都世田谷区下北沢に「ORiental TRaffic」1号店を出店
  • 2004年1月「直通企画株式会社」に組織変更 商業施設へ初出店(ORiental TRaffic ファミリ柏店)
  • 2005年4月大きいサイズの商品を取扱開始
  • 2006年1月ECモールへ初出店(ORiental TRaffic 楽天市場店)
  • 2007年7月商号変更「株式会社ダブルエー」に社名変更 東京都渋谷区恵比寿(旧)へ本社を移転
  • 2008年2月自社EC店舗(ORiental TRaffic ONLINE STORE)を出店

2010年代

  • 2011年3月アウトレット形態店舗「ORiental TRaffic OUTLET」を展開
  • 2012年7月東京都渋谷区恵比寿(現)へ本社を移転
  • 2013年3月台湾へ初出店(台北SOGO忠孝店)国内出店数累計50店舗を達成 香港へ初出店(香港 Yuen Long YOHO Mall Ⅱ 店)新ブランド「WA ORiental TRaffic」を展開
  • 2014年9月テレビCMを放送
  • 2015年9月新ブランド「NICAL」と「OR KIDS」を展開
  • 2016年4月中国最大のECモールへ出店(天猫店)
  • 2017年7月M&A海外販路拡大のため「CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED」(香港)の株式を取得し子会社化 生産管理・品質管理のため「江蘇京海服装貿易有限公司」(中国)を設立 取り扱い商品を11サイズ(21.5cm~26.5cm)へ拡大
  • 2018年3月国内出店数累計100店舗を達成「ORiental TRaffic 公式アプリ」をリリース
  • 2019年5月上場新ブランド「ORTR」を展開 中国初の実店舗(上海 人民広場来福士店)を出店 マカオへ初出店(澳門 信達城店)東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場

2020年代

  • 2020年4月M&AJR山手線ラッピング広告を実施 高価格帯ブランド拡充のため「株式会社卑弥呼」の株式を取得し子会社化「卑弥呼」海外初の実店舗(台湾 台北SOGO忠孝店)を出店「卑弥呼」初のアウトレット形態店舗「卑弥呼 OUTLET」を展開
  • 2021年8月「ORiental TRaffic 公式アプリ」をリニューアル(実店舗とEC店舗でポイント連携開始)「NICAL」初の実店舗(NICAL近鉄あべのハルカス店)を出店
  • 2022年4月テレビCMを放送 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行
  • 2023年3月M&A事業拡大のため「株式会社ミッシュマッシュ」を吸収合併
  • 2024年8月「NICAL」ブランドを株式会社卑弥呼に移管 東京証券取引所グロース市場からプライム市場に移行
  • 2025年4月事業拡大のため「31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)」を事業譲受
  • 2026年3月テレビCMを放送

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    商品企画開発力の向上

    消費者の声を積極的に収集し、市場ニーズ・トレンドを迅速に捉えることで、顧客満足度の高い商品・サービスを提供する企画開発力を強化する。

  2. 02

    戦略的店舗展開

    地域やブランド特性に最適化した多様な店舗フォーマットを設計し、未出店地域への出店やオンライン販売との連携を推進することで、販売網を強化する。

  3. 03

    スニーカーブランド「ORTR」の再構築

    マスメディアとSNSを活用した認知拡大、デザイン性と機能性を両立した商品開発、適正価格設定、幅広い年齢層への訴求により、ブランド価値と市場競争力を高める。

  4. 04

    グローバルサプライチェーン最適化

    日本・中国・香港を含むグローバルな供給体制を高度化し、新規取引先開拓や為替リスクヘッジの強化により、安定的な調達基盤を確保する。

  5. 05

    アパレル事業の競争力強化

    MISCH MASCHや31 son de modeのブランド再構築、不採算店舗閉鎖、複数ブランドのシナジー創出、デジタル販売チャネル活用により、アパレル事業全体の収益性と競争力を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で566人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は410万円で、6期前と比べて+11.4%平均年齢は29.0歳、平均勤続年数は4.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年1月36829.54.0375
2021年1月36030.05.6507
2022年1月36230.26.1473
2023年1月37130.76.6432
2024年1月38829.74.5483
2025年1月40329.85.2512332
2026年1月41029.04.5566194

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率66.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 1 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗計463百万円
店舗計
物流センター — 茨城県稲敷市409百万円
その他
店舗 — Hong Kong231百万円
婦人靴の 企画・販売
物流センター — Kowloon, Hong Kong113百万円
その他
本社 — 東京都渋谷区74百万円
その他
本社 — 東京都渋谷区68百万円
その他
店舗55百万円
婦人靴の 企画・販売
本社 — Kowloon, Hong Kong34百万円
その他
本社 — 中国江蘇省2百万円
その他
横浜オフィス — 神奈川県横浜市0百万円
その他
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED
    HONG KONG
    議決権100.0%
  • 海外
    江蘇京海服装貿易有限公司
    中国江蘇省
    議決権100.0%
  • 海外
    CAPITAL SEA SHOES LIMITED
    MACAU
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社卑弥呼(注)3
    東京都渋谷区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は233億円営業利益11億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.2%、利益が-35.3%。

売上高
+2.2%
233億円
営業利益
-35.3%
11億円
純利益
-30.0%
7億円
営業利益率
4.7%
前期比 -2.7%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高247億円233億円
営業利益15億円11億円
純利益9億円7億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は46億円、営業利益は−5億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−2.1%、営業利益は−350.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q4324.71
2024年2Q60711.74
2024年3Q4824.21
2024年4Q626
2025年1Q4724.30
2025年2Q66710.65
2025年4Q11587.05
2026年2Q11776.05
2026年4Q11643.42
2027年1Q46−5−10.9−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年8月期からの12期で、売上は82億円から233億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年8月8211
2016年8月10075
海外販路拡大のため「CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED」(香港)の株式を取得し子会社化 生産管理・品質管理のため「江蘇京海服装貿易有限公司」(中国)を設立 取り扱い商品を11サイズ(21.5cm~26.5cm)へ拡大
2017年1月4342
2018年1月118117
新ブランド「ORTR」を展開 中国初の実店舗(上海 人民広場来福士店)を出店 マカオへ初出店(澳門 信達城店)東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2019年1月128128
JR山手線ラッピング広告を実施 高価格帯ブランド拡充のため「株式会社卑弥呼」の株式を取得し子会社化「卑弥呼」海外初の実店舗(台湾 台北SOGO忠孝店)を出店「卑弥呼」初のアウトレット形態店舗「卑弥呼 OUTLET」を展開
2020年1月140148
2021年1月13132
2022年1月157107
事業拡大のため「株式会社ミッシュマッシュ」を吸収合併
2023年1月176117
2024年1月2131712
2025年1月22817167.510
2026年1月23311124.77

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高233億円のうち、営業利益として残るのは11億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.1%91億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金56.2%131億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
60.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.3pt
6.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年1月期は営業CFが10億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年1月5−21312
2019年1月8−4−2414
2020年1月17−4121339
2021年1月−3−5−5−827
2022年1月15−1−41437
2023年1月3−6−4−331
2024年1月6−4−4229
2025年1月9−7−6225
2026年1月10−5−7526

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年1月期の総資産は135億円。このうち返さなくてよい自己資本が111億円で、自己資本比率は82.2%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年8月43113225.4
2016年8月41162538.8
2017年1月50183235.6
2018年1月55243144.6
2019年1月61322952.4
2020年1月93712276.9
2021年1月90731781.5
2022年1月101812080.6
2023年1月108882080.9
2024年1月124992580.3
2025年1月1311072481.8
2026年1月1351112482.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
75億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
24億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中231位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,398で、1年前と比べて+10.0%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥1,398-1.3%1ヶ月+2.8%1年+10.0%時価総額267億円
過去52週の値幅
安値¥1,284高値¥1,463

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)38.9倍
PER (会社予想)30.3倍
PBR2.51倍
配当利回り1.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+0.92%の小幅上昇。週足は底堅く、25日線(1427.6円)を株価(1428円)がかろうじて上回り、短期トレンドは中立〜やや強気。52週高値(1463円)にあと2.4%と迫り、52週安値(1255円)からは+13.8%の上昇。出来高は6月29日に58,500株の増加があったが、その後は3万台で安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERは39.7倍と業界平均41.1倍とほぼ同水準。PBRは2.56倍で業界平均2.92倍をやや下回るが、割安とまでは言えない。配当利回り1.19%は業界平均1.52%を下回る。ROE6.3%と低収益で、今期減益予想からバリュエーションは業界平均並みの妥当圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)38.9倍39.6倍
PER (予想)30.3倍
PBR2.51倍2.44倍
ROE6.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

増収基調だが、利益率の変動が焦点。2025年1月期は営業利益率7.46%と改善したが、2026年1月期予想は4.72%と減益見込み。コスト上昇と競争激化が収益を圧迫する可能性があり、強気派はPB商品比率向上による下支えを期待するのに対し、弱気派は利益率の低下トレンドを懸念する。

プラスに働く材料7
  • PB比率上昇で利益率改善

    プライベートブランド拡大で粗利率維持の余地

  • 店舗数拡大による増収

    出店攻勢で売上高は3期連続増加の見込み

  • 低価格志向の需要取り込み

    節約志向の高まりで100円ショップ需要底堅い

  • 売上高緩やかな成長基調FY2026/1影響

    売上高228→233億円、緩やかな成長が続く。

  • 予想PER改善による割高感解消FY2026/1影響

    実績PER39.7倍から予想30.9倍へ低下、バリュエーション改善。

  • 小売業構造改革の進展期待不定影響

    営業利益率7.5%→4.7%に低下、コスト削減で再拡大の余地。

  • 外国人株主比率の上昇余地継続影響

    現状2.96%と低く、増加による需給改善の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 営業利益率の低下リスク

    2026年予想営業利益率4.72%と前年から低下

  • 原材料高と物流費上昇

    コスト増が利益を圧迫する可能性

  • 競合ひしめく低価格帯

    他社との価格競争が激化しやすい

  • 営業利益減少トレンドFY2026/1影響

    営業利益17→11億円、前年比▲35%と大幅減益。

  • 高PER修正のリスク通年影響

    実績PER39.7倍、利益減でさらに上昇しバリュエーション懸念。

  • 配当利回り低く投資魅力に欠ける通年影響

    配当利回り1.19%と低く、インカムゲイン狙いには不向き。

  • 競合激化によるマージン悪化不定影響

    小売業界の競争激化で販管費増加、利益率さらに低下リスク。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
需要動向と競争力を測る基本指標
営業利益率
コスト管理とPB効果の確認に必須
PB比率
収益性改善の鍵となる内部施策の進捗

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.22%。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
1.22%
いまの株価に対して
配当性向
50.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年1月629.2
2023年1月60.032.1
2024年1月940.026.5
2025年1月1794.340.4
2026年1月170.050.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ28,717人。区分でいちばん多いのは個人・その他92.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が3.1%を占め、残る96.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他90.793.693.393.792.092.8
外国人個人2.52.52.52.52.72.7
金融機関2.50.00.00.11.82.6
証券会社1.41.82.01.91.71.2
事業法人0.61.10.50.60.80.5
外国法人2.20.91.71.41.00.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01肖 俊偉51.13
02趙陽6.17
03丁蘊4.19
04PANG KWAN KIN (常任代理人 みずほ証券株式会社)2.52
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社2.14
06野村證券株式会社0.97
07舘 慶生0.67
08日塔 大補0.47
09中井 康代0.42
10LIU CHENG0.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-03
    肖 俊偉
    新規の大量保有報告
    54.61%
    -0.70pt
  • 2026-04-21
    肖 俊偉
    新規の大量保有報告
    48.24%
    -2.91pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−100%、1株純資産は12期で−100%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年8月63,8801,098,8026.0
2016年8月478,1721,582,56335.7
2017年1月207,1111,784,55612.3
2018年1月16561131.3
2019年1月19379927.3
2020年1月9175114.718.2
2021年1月133863.354.6
2022年1月374269.217.429.2
2023年1月364608.219.232.1
2024年1月6152112.418.826.5
2025年1月525649.623.940.4
2026年1月365806.337.050.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/1期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
肖俊偉代表取締役539,756,000
中井康代取締役4480,000
岩瀬絵美取締役4210,400
佐川明生取締役(監査等委員)5316,000
佐藤広一取締役(監査等委員)578,000
菅沼匠取締役(監査等委員)4528,000
落合孝裕取締役(監査等委員)6510,000
早坂陽取締役(監査等委員)571,000

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)460218120
社外取締役6160173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,865字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED、江蘇京海服装貿易有限公司、CAPITAL SEA SHOES LIMITED、株式会社卑弥呼)の計5社で構成されており、婦人靴の企画・販売事業と婦人服の企画・販売事業の2つを事業セグメントとした、自社商品の企画・販売に取り組んでおります。 また、2025年4月1日を効力発生日として、ヒロタ株式会社より31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)事業を譲り受けました。 以下、当社グループの事業について、商品の企画開発業務、検査検品業務及び販売業務に分けてその内容を記載いたします。 (1)商品の企画開発業務 国内外のファッショントレンドの市場調査を行うことに加え、定期的に商品企画スタッフが販売員として実際に店頭に立ち、よりリアルな意見や要望を聞くことによって、消費者ニーズや販売員のニーズをとらえ反映させることに尽力しております。その後、商品の企画(素材・製法・デザイン等)を具体的に立案した後に、パートナー工場へ相当数のサンプル商品の製造を依頼し、履き心地、素材感、安全性、試着時のシルエットなど多方面から検討し、商品化の決定を行っております。 (2)商品の検査検品業務 生産にあたっては、当社基準をクリアした生産管理体制を保有するパートナー工場及び貿易会社に製造を委託することで、自社オリジナル商品の量産体制を確保しております。生産管理体制の評価及び商品の品質の維持につきましては、当社の商品は子会社「江蘇京海服装貿易有限公司」とともに各パートナー工場への定期的な巡回及び指導により確認し、子会社「株式会社卑弥呼」の商品は当該子会社商品部とともに各パートナー工場への定期的な巡回及び指導により確認しております。さらに、継続的な品質の検査を第三者機関等へ依頼し商品の耐久性及び安全性の確保に努めております。 (3)商品の販売業務 ①店舗販売・オンライン販売 当社グループは、国内実店舗182店舗、国内EC店舗35店舗、海外実店舗34店舗(注1)、海外EC店舗5店舗(注2)を運営しております。実店舗での小売販売は、ルミネ・アトレ等の駅ビル、ららぽーと・イオンモール等の大型ショッピングセンター、三越・髙島屋等の百貨店への出店により、安定した集客と費用対効果の高い販促施策を目指し、展開しております。オンライン販売は、自社ECをはじめ、ZOZOTOWN等の大手ECモールへの出店により、実店舗の出店が難しい地方における顧客に応える受け皿としての機能と、いち早く次のシーズン商品の情報を求めている顧客に対する予約販売としての機能を提供しております。さらには、発売前の予約販売状況を分析することによって需要予測の高度化(追加発注の判断)と在庫の最適化(欠品による販売機会損失の削減)が可能となっております。 ②他社ブランドでの委託販売 当社グループは、基本的には直営形態による小売販売をしておりますが、その他、他社ブランドにおいて当社商品の委託販売をしております。当社の商品力と他社ブランドの販売力を組み合わせることで、当社グループは、他社ブランドが既に獲得している固定客を、新たに当社の顧客として取り込むことが可能となっております。 (注1)海外実店舗34店舗は、香港20店舗、マカオ2店舗及び海外販売ライセンス契約に基づき展開されている台湾12店舗で構成されております。 (注2)海外EC5店舗は、香港1店舗、中国2店舗及び海外販売ライセンス契約に基づき展開されている台湾2店舗で構成されております。 当社グループの商品ブランドは、次のとおりであります。 ブランド   読み方   コンセプト オリエンタル トラフィック   「毎日違う服に合わせて、似合った靴を手頃にコーディネートしたい」「人より一歩進んだおしゃれをしたい!」他とはちょっと違う、いつでも遊び心のあるデザインを提案。ただ“流行のもの”ではなくて毎日履くものだからいろいろとこだわって欲しいんです。履き易いからと言って毎日同じ靴を履きつぶすのではなくて、シーンに合わせて楽しく靴選びを! ダブルエー オリエンタル トラフィック   “ナチュラル&フェミニン”をコンセプトに、自分らしいライフスタイルをもった大人の女性に向けて。毎日履くものだからフィッティングも重要。気負わず自然体、でもお洒落を楽しむ気持ちを忘れない。個々のスタイルを基盤とし、それに合わせてデイリー使いできるアイテムを提案。日常にしっくりと馴染み、履くたびに愛着がもてるようなシューズブランド。 オーアールティーアール   “機能性とファッション性”その双方を融合し、毎日でも履きたくなるスポーツブランドORTR。スポーツシーンのみにとらわれず、「日常に溶け込むアクティブ」を提案。日々進化し続ける現代のヘルシーな人たちへ向けて、ライフスタイルに沿った新たな定番シューズを展開します。 ニカル   常に新しい自分を表現し、自由にファッションを楽しむ女性に向けて。“MODE”をキーワードに今の気分をさりげなく取り入れ、都会的で洗練されたデザインを提案。芯の強さはあるけれど、女性らしさも大切にしたい。大人だからこそ履きこなせる、つい手に取りたくなるシューズを展開します。 ブランド   読み方   コンセプト ヒミコ   50年以上履きやすさとデザインの美しさから長く愛され続ける定番デザインを中心に集めたブランドです。女性らしさと上品さを大切にしたい方へ、ベーシックで色褪せないシューズを提案します。 ヒミコ   ファッション好きの女性へ向けて、トレンド感と洗練さを兼ね備えたスタイリッシュなシューズを展開。その日の気分に合った、旬の靴を毎日履きたい方へ。さまざまなバリエーションであなたの足元を美しく彩ります。 ミッシュマッシュ   自分らしくフェミニンスタイルを着こなしたいすべてのレディに向けて。質の良さはもちろん、シルエットやデザインにもこだわり、トレンドを程よく取り入れたアイテムを提案。どんなコーディネートも女性らしく洗練された印象にしてくれる、大人可愛いアイテムが揃います。 トランテアン ソン ドゥ モード   トランテアンはフランス語で31の意味。 私たちのハートがいつでもリズムを打っているように、毎日のコーディネートにも1か月31日違ったリズムやメロディを加えて日々がより輝いていくように、願いを込めて・・・ これらの事業系統図は、次のとおりであります。 ※1 100%子会社「CAPITAL SEA SHOES COMPANY LIMITED」であります。 ※2 100%子会社「江蘇京海服装貿易有限公司」であります。 ※3 100%子会社「CAPITAL SEA SHOES LIMITED」であります。
経営方針・対処すべき課題4,299字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、企業理念「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」の下に、株主をはじめ、顧客、取引先、従業員ひいては社会全体との共栄及び当社グループの持続的な成長と企業価値の最大化を目指して事業展開を行っております。 (2)経営戦略等 当社グループは、婦人靴及び婦人服を中心とした自社商品の企画開発及び販売を主な事業としており、仕入コスト及び物流コストの圧縮と、販売チャネルの拡大及び販売促進プロモーションの強化等の取組みが業績に大きく影響いたします。そのため、当社グループは、創業以来、靴業界における既存サプライチェーンの見直しを図り極力省力化させることで、販売価格に転嫁される中間マージンの低減に努めてまいりました。今後は、それらの一層の効率化を図るとともに、各販売チャネルの特性に合わせたブランドポートフォリオの最適化に留意しながら、持続可能なビジネスの展開に取り組んでまいります。 (3)経営環境 今後の当社グループを取り巻く経営環境を展望しますと、インバウンド需要の高まりや賃金上昇等に端を発する雇用・所得環境の改善などにより景気は穏やかに回復基調にある一方、世界的な資源価格の高騰や日米金利差拡大を背景とした為替相場の不安定な変動、人手不足の深刻化など依然として先行き不透明な状況が続いております。 靴業界におきましては、スニーカーを中心としたカジュアル志向のスポーツ系シューズの需要は依然として拡大傾向にあるほか、社会経済活動の再開に伴いオケージョン需要が回復傾向にあると認識しております。また、今年度の春闘における各企業の賃金引き上げや、新入社員に対する初任給引き上げの動きも今後の消費回復を下支えすると期待されております。 当社グループは、このような環境変化の中、企業理念である「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」を実現し続けるべく、以下の事項を経営上の重点的な課題として取り組むことで、経営基盤の強化を図ってまいります。 (4)優先すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、靴業界におけるイノベーターカンパニーとして、「ORiental TRaffic」「卑弥呼」などの主力ブランドにおける顧客層の拡大を基本戦略とし、事業領域の拡張と収益力の強化を推進しております。また、婦人服の企画・販売事業においては、「MISCH MASCH」の吸収合併を契機にアパレル事業へ本格参入し、さらに2025年4月には31 son de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)の事業譲受によりブランドポートフォリオを拡充しました。これにより、ファッション小売企業としての競争力向上を実現し、持続的な事業成長を目指しております。 当社グループは、お客様満足度の向上を追求し、高品質な商品及びサービスの企画・開発に注力するとともに、当社が展開する高付加価値ブランドの認知拡大に積極的に取り組んでおります。加えて、販売チャネル及び事業規模の拡大を推進し、他社ブランドとのコラボレーション事業を通じて、より多くのお客様との中長期的な関係構築を図ってまいります。 当社グループの商品は、自社にて企画・開発を行い、パートナー工場において生産・仕入を行っております。商品企画担当者が販売スタッフとして店頭に立ち、お客様の声を直接商品開発に反映するとともに、同一担当者が検品・品質管理業務として生産工場を巡回し、品質指導を行う体制を構築しております。企画開発から生産、品質管理、販売までを一気通貫で担うことで、当社グループオリジナルの魅力的な商品提供を可能にしております。 また、サステナビリティへの取り組みを重要な経営テーマの一つと位置づけ、環境配慮型の商品開発を推進しております。具体的には、廃材を活用したソールの製造、再生紙を用いた靴箱の採用、繰り返し使用可能なエコバッグ仕様のショッピングバッグの導入など、環境負荷の低減に資する施策に取り組んでおります。 これらの取り組みを通じて、企業理念である「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」の実現に全力を尽くしております。 このようなお客様に寄り添った商品及びサービスの提供を行い続けながら、企業価値の向上に向け、具体的には以下の課題に取り組んでまいります。 ①商品企画開発力の向上 日々めまぐるしく変化する社会において価値観やライフスタイルが多様化し消費者に求められる商品基準も高まっています。当社グループは、企業理念である「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」を実現するため、従来から消費者の嗜好に寄り添った商品を提供することで成長してまいりました。今後におきましても、今まで以上に消費者の声に耳を傾け、消費者動向や競合他社の把握・分析のほか、市場全体のニーズ・トレンドを迅速に捉え、タイムリーに消費者とのコミュニケーションを密に重ねることで、より顧客満足度の高い商品・サービスを提供するために企画開発力の向上に取り組んでまいります。 ②戦略的店舗展開 当社は、従来の単一的・画一的な店舗展開には依らず、各地域・ブランドに最適化した店舗フォーマットを設計し戦略的店舗展開を推進してまいります。従来の店舗戦略では十分に対応できなかった多様な顧客層や地域特性を踏まえ、ファッション性の高い商品を中心に取り扱う店舗や、機能性・履き心地に優れ、お得感のある商品を中心とした店舗など、ターゲットや地域特性に最適化した多様な店舗フォーマットを設計・運営してまいります。 さらに、未出店地域への出店により、当該地域におけるブランド認知の向上とオンライン販売の拡大を同時に推進してまいります。地方店舗においては、店舗面積を活かした十分な在庫確保と、柔軟な人員配置体制の構築により、効率的かつ安定的な店舗運営を実現してまいります。 これらの施策により、地域に根ざした販売網の強化と、オフライン・オンライン双方での売上拡大を推進し、持続的な成長を図ってまいります。 ③スニーカーブランド「ORTR」の再構築 当社は、スニーカーブランドである「ORTR」の価値向上及び市場認知の拡大を目的として、ブランド再構築に向けた各種施策を推進してまいります。テレビCMを中心としたマスメディアによる認知拡大施策に加え、SNSを活用したデジタルコミュニケーションを強化することで、ブランドの存在感を高める取り組みを進めてまいります。 商品開発及び販売戦略においては、まず、デザイン性と高い機能性を両立させた商品を提供することで、多様化する消費者ニーズに的確に対応し、ブランドの競争力を一段と強化してまいります。また、高品質を維持しつつ適正な価格設定を行うことで、消費者が手に取りやすい商品ラインを確保し、購買機会の拡大と売上成長の促進を図ります。さらに、幅広い年齢層に訴求可能な商品ラインナップを整備することで、長期的なブランド成長と市場シェアの拡大を実現してまいります。 これらの取り組みを通じて「ORTR」ブランドの市場競争力を高め、中長期的な企業価値の向上に資する成果を創出していく方針です。 ④事業構造のデジタル化の推進 ファッション業界におけるテクノロジーの進化は著しく、オンライン販売のみならずオフライン販売におきましても、アプリ連携等による付加サービスに対応しなければ事業の停滞を余儀なくされます。当社グループにおきましても、常に利便性の高いアプリ・サイトの構築及び顧客サービスの拡充に努めておりますが、今後ますます進むデジタル化の波に乗り遅れることがないように、今まで以上に売場最適な顧客リレーションの実現に取り組んでまいります。 ⑤グローバル・サプライチェーンの最適化と為替変動リスク対応力の強化 当社グループにおける商品の企画開発・発注仕入プロセスにつきましては、日本国内のみならず中国・香港等を含む全社的な商品供給体制を支えるべく、グローバルな視点に基づくサプライチェーンマネジメントの高度化を進めております。 その一環として、現地パートナー工場等との価格・技術力・品質面を総合的に勘案した新規取引先の開拓を推進するとともに、為替相場の変動が調達コスト及び収益に及ぼす影響を適切に管理するため、為替予約取引や通貨オプション取引の活用など、複数の手法を組み合わせたリスクヘッジ体制を強化しております。 これらの取り組みにより、外部環境の変動に左右されない安定的な調達基盤を確保し、企業グループ全体として適時適切な商品仕入を実現してまいります。 ⑥アパレル事業の競争力強化 2023年3月に株式会社ミッシュマッシュを吸収合併し、アパレル事業へ本格的に参入いたしました。2025年4月には、アパレルブランドである31 son de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)を事業譲受により取得し、アパレル事業の更なる強化を図っております。事業譲受後は、不採算店舗の閉鎖を含む経営資源の再配分を推進するとともに、MISCH MASCHブランドにおいて培ったリブランディングの知見を活用し、ブランド戦略及び商品企画の再構築を行うことで、31 son de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)のブランド価値向上及び収益基盤の強化に取り組んでおります。 今後は、蓄積したブランド再構築のノウハウを活かし、商品企画力及びブランド運営力の一層の高度化を図るとともに、店舗運営の効率化や在庫管理の最適化を通じて収益性の改善を推進してまいります。加えて、複数ブランド展開による事業運営上のシナジーを創出し、デジタル販売チャネル活用による顧客接点拡大を通じ、アパレル事業全体の競争力強化を図ることで、持続的な収益成長の実現に努めてまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、収益性と資本効率を重視しております。当該指標として、売上高及び売上高営業利益率を重要な経営指標と位置付け、経営課題に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,989字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)自然災害及び戦争等の発生について 当社グループは、国内外に店舗及び物流センター等を保有しております。また、商品は、主として海外のパートナー工場及び貿易会社へ発注し仕入しております。そのため、地震、台風、洪水、津波、気候変動に伴う異常気象の頻発等の自然災害、新型インフルエンザウイルス等感染症の流行、火災、停電、発電所事故、戦争、テロ行為等の違法行為等により、事業活動の停止、流通インフラの断絶、施設の損壊等が発生し、当社グループの事業運営に重大な支障が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)情報セキュリティについて 当社グループは、インターネット取引等をはじめとした販売活動によって、相当数の個人情報を保有しております。また、商品の企画開発に係わる営業機密情報を保有しております。これらの重要な情報の管理は、情報セキュリティ管理体制を整備し厳重に業務執行をしておりますが、万一情報が流出・紛失するような事態となった場合には、社会的信用の失墜による売上高の減少または損害賠償による多額の費用の発生等が考えられ、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)海外サプライチェーンについて 当社グループは、自社で生産拠点を保有しておりません。そのため、当社グループでの商品仕入は自社で企画開発した商品のデザインを、海外を含むパートナー工場及び貿易会社に発注・仕入しております。 ① 輸入コストの安定化を図るために為替予約取引及び通貨オプション取引を導入しております。しかしながら、海外の政治経済の動向または通貨政策により為替相場に急激な変動が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 国内へ商品を輸送するうえで輸出入申告手続きを通関業者に業務委託しております。関税等の通関手続きについては、社会情勢の変化に応じて法制度の改正、強化、解釈の変更などが想定され、その対応により新たな負担の発生や事業展開の変更を求められることも予測されます。その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 現地工場の人件費及び物価の高騰等による影響が仕入原価の上昇に繋がるおそれがあります。また、政治的・社会的な不安定要素も存在し、当該影響により経済情勢に著しい変化が生じるおそれがあります。その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)特定の企業への物流業務の依存について 当社グループは、商品の仕入または出荷に係る倉庫および物流業務について特定の外部業者に委託しております。現在、当該業務委託先との間で何ら問題は生じておりませんが、今後、事業方針や戦略等の見直し、経営状況の変化や財務内容の悪化並びに取引条件の変更等があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)特定の企業が運営する商業施設への出店集中について 当社グループは、全国のルミネ・アトレ等の駅ビル、ららぽーと・イオンモール等の大型ショッピングセンター、三越・髙島屋等の百貨店への出店により、安定した集客と費用対効果の高い販促施策を展開しております。しかしながら、出店先を取り巻く環境の変化等により、当社グループの出店条件に合致した物件がないなど計画通りに出店が進まない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6)ファッショントレンドの転換について 当社グループが取り扱う婦人靴及び婦人服を中心とした商品は、流行性・季節性が高く、かつ気候・気温の変化による影響を受けやすい商品財に分類されます。現在、消費者の支持を受け事業展開を進めておりますが、ファッショントレンドの変化に適応できず消費者の嗜好に対応する商品の提供ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)働き方の多様化について 政府が推奨する働き方改革の1つであるカジュアルワーク(業務中の服装自由化)の普及により、スニーカーをはじめとしたオフィスカジュアルに対応した靴へと消費者の嗜好の変化が見受けられます。一方で、働く場所に縛られないテレワークの活用拡大に伴い、都心部から地方へ移転する企業も増加しており、そのような働き方の変化に対応する商品・サービスの提供ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)景気の悪化について 当社グループが取り扱う婦人靴及び婦人服を中心とした商品は、いわゆる「衣食住」の「衣」に含まれており、生活必需品の1つに数えられるため、将来にわたってそれらの利用価値が失われ代替製品に取って代わられることは想定し難いと考えております。一方で、婦人靴及び婦人服はファッションアイテムの一つに位置付けられており、景気に係る個人消費の動向に大きく左右されるため、需要に対してタイムリーに商品供給ができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)人口分布の変化について 今後の日本の人口減少及び少子高齢化の進行により、国内の小売市場が低調に推移していくことが予想されます。そのため当該市場縮小が及ぼす影響に対して、新市場の開拓や新業態への進出、実効性の高い商品企画や営業施策を適切に展開し、消費者の支持を得ることができない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)市場競争による販売シェア及び利益率の低下について 近年、各種SNSやオンライン等の販売チャネルの多様化により、同業他社との競争が一層激しくなることが予想されます。そのため、今後、販売価格の見直しや広告宣伝費の増加といった諸活動を伴う競合他社との市場競争により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)商品の過剰在庫について 当社グループは、適正な商品在庫水準の維持と滞留在庫の発生を防止するよう努めております。しかしながら、消費者需要や市況の変化、天候の変化などの影響により、当初予測した需要が実現せず、商品の過剰在庫となるおそれがあります。その場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)人材確保の困難について 当社グループは、継続的な事業拡大及び収益基盤の確立のために優秀な人材の確保及び育成が最も重要な経営資源と位置付けております。しかしながら、採用活動の展開、教育研修制度の充実、人事制度の整備運用がうまく機能せず、当社グループが求める人材の確保、育成が計画通りに進捗しない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,044字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは、第1四半期連結会計期間においてヒロタ株式会社より31 Sons de mode(トランテアン ソンドゥ モード)の事業譲受を行ったため、当期の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの概況に影響を及ぼしております。 ①財政状態の状況 (資産) 総資産は、前連結会計年度末に比べて、322,353千円増加して13,457,251千円となりました。これは主に、棚卸資産が411,677千円、店舗の新規出店及びリニューアル等により有形固定資産が142,055千円、事業譲受等の影響により敷金及び保証金が84,792千円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が272,319千円減少したことによるものです。 (負債) 負債は、前連結会計年度末に比べて、8,073千円増加して2,393,278千円となりました。これは主に、買掛金が59,381千円、株主優待引当金が55,968千円それぞれ増加した一方で、未払消費税等(その他流動負債)が110,750千円減少したことによるものです。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べて、314,280千円増加して11,063,972千円となりました。これは主に、配当金372,011千円の支払により利益剰余金が減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が688,073千円増加したことによるものです。 ②経営成績の状況 当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高が23,327,358千円(前期比2.3%増)、営業利益が1,066,414千円(前期比36.2%減)、経常利益が1,187,392千円(前期比25.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が688,073千円(前期比31.0%減)という結果となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前期に比べて、28,565千円増加して2,558,107千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、968,552千円(前期は918,980千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,120,408千円、減価償却費が606,871千円、減損損失が52,477千円、売上債権の減少額が38,240千円、仕入債務の増加額が57,168千円それぞれあった一方で、棚卸資産の増加額が326,434千円、法人税等の支払額が685,196千円それぞれあったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、469,248千円(前期は653,535千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が442,647千円、事業譲受による支出が131,248千円それぞれあった一方で、敷金及び保証金の回収による収入が133,707千円あったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、680,209千円(前期は624,060千円の使用)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出が309,135千円、配当金の支払額が372,011千円それぞれあったことによるものです。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称     当連結会計年度 (自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)   前年同期比(%) 婦人靴の企画・販売事業   (千円)   8,190,284   103.0 婦人服の企画・販売事業   (千円)   1,342,661   129.5 合計   (千円)   9,532,946   106.1 (注)金額は、仕入価格によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年2月1日 至 2026年1月31日)   前年同期比(%) 婦人靴の企画・販売事業   (千円)   20,347,988   99.4 婦人服の企画・販売事業   (千円)   2,979,370   127.5 合計   (千円)   23,327,358   102.3 (注)1.金額は、販売価格によっております。 2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるわが国経済は、大手企業を中心とする雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要、各種の政策効果等により、景気は緩やかな回復基調となりました。しかしながら海外におきましては、米国の通商政策に端を発する関税協議や不安定な国際政治情勢、原材料やエネルギー等のコスト高、長期化する円安進行の影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが所属する靴業界におきましては、業界全体の市場規模は減少傾向にあるものの、スニーカーを中心としたカジュアル志向の靴や履き心地等の機能性を重視した靴は、底堅い需要のもと拡大傾向にあります。また、社会経済活動の正常化に伴い、フォーマルシーンにおけるオケージョン需要が好調であります。 このような状況の中、当社グループは、「いつでも想像以上に満足のできる商品・サービスを提供します。」の企業理念のもと、引き続き好立地かつ好条件の店舗展開と、更なる成長が期待されるオンライン販売の拡大に取り組んでまいりました。 当連結会計年度におきましては、新規出店に加え、31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)の事業譲受に伴う店舗数の増加やオンライン専用商品の拡充によるオンライン販売の強化等により、売上高は前期を上回りました。一方で、賃上げの実施に伴う人件費の増加に加え、エネルギー価格の高騰及び円安の進行に伴う物価上昇を背景とした仕入原価や物流費等のコスト上昇、香港の景気悪化に伴う香港子会社の業績低迷等の影響などにより、営業利益は前期を下回りました。また、為替対策の奏功により為替差益を計上したものの、営業利益の減少の影響に伴い、経常利益につきましても前期を下回りました。 当社につきましては、消費者の購買行動やインバウンド需要の高まり、31 Sons de mode(トランテアン ソンドゥ モード)の事業譲受によるアパレル事業の拡大に伴い、前連結会計年度に引き続き増収を果たしました。 出店状況としましては、新規出店は12店舗、31 Sons de mode(トランテアン ソンドゥ モード)の事業譲受による承継が16店舗、退店は12店舗となり、当連結会計年度末における店舗数は158店舗(純増16店舗)となりました。 オンライン販売につきましては、デジタルマーケティング活動の推進や、SNS等を通じたインフルエンサーとのコラボ商品企画・タイアップ活動により、前連結会計年度に引き続き好調に推移いたしました。 子会社卑弥呼につきましては、新規ラインナップ商品の展開の推進やオンライン販売の好調な推移に伴い、前事業年度に引き続き売上高が伸長いたしました。出店状況としましては、新規出店は3店舗、退店は6店舗となり、当連結会計年度末における店舗数は59店舗(純減3店舗)となりました。 海外子会社につきましては、香港が新規出店1店舗、退店は1店舗となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は、前期比2.3%増加の23,327,358千円となりました。当社グループの報告セグメントごとの内訳は、婦人靴の企画・販売事業が20,347,988千円、婦人服の企画・販売事業が2,979,370千円となっております。 販売費及び一般管理費につきましては、売上高の増加に伴う変動費の増加のほか、人件費や物流費等の増加に伴い前期比で6.2%増加の13,118,851千円となり、売上高販管費率は56.2%(前期比2.1ポイント増加)となりました。 当連結会計年度における営業利益は、円安基調による為替相場の影響に伴う仕入原価の高騰や、賃上げによる人件費の増加等の要因により前期比36.2%減少の1,066,414千円となり、営業利益率は4.6%(前期比2.8ポイント減少)となりました。当社グループの報告セグメントごとの内訳は、婦人靴の企画・販売事業のセグメント利益3,093,678千円、婦人服の企画・販売事業のセグメント損失94,482千円となり、合計でセグメント利益2,999,196千円となっております(営業利益との差額はセグメントに帰属しない全社費用の連結上の調整額によるものです)。 営業外損益につきましては、営業外収益は、為替差益等が発生した結果、前期比101,615千円増加の137,625千円となりました。営業外費用は、仕入債務決済等に係る為替差損が減少した結果、前期比102,831千円減少の16,647千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度における経常利益は、1,187,392千円(前期比25.2%減少)となり、経常利益率は5.1%(前期比1.9ポイント減少)となりました。 特別損益につきましては、特別利益は、補助金収入等が発生した結果、前期比10,312千円増加の15,363千円となりました。特別損失は、前連結会計年度に比べ固定資産除却損及び減損損失が増加した結果、前期比39,854千円増加の82,347千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、688,073千円(前期比31.0%減少)となりました。 なお、店舗の出退店等の状況は、次のとおりであります。 店舗・地域   店舗数 前連結 会計年度末   当連結会計年度   当連結 会計年度末 出店   退店   その他   増減 ORiental TRaffic   51   2   △3   -   △1   50 WA ORiental TRaffic   40   6   △1   -   5   45 ORiental TRaffic OUTLET   15   -   -   -   -   15 NICAL   4   -   △2   -   △2   2 卑弥呼   49   3   △4   -   △1   48 MISCH MASCH   16   2   △3   -   △1   15 31 Sons de mode   -   -   △5   12   7   7 国内合計   175   13   △18   12   7   182 香港   20   1   △1   -   -   20 マカオ   2   -   -   -   -   2 海外合計   22   1   △1   -   -   22 ダブルエー   20   2   -   4   6   26 卑弥呼   9   -   -   -   -   9 国内EC合計   29   2   -   4   6   35 香港   1   -   -   -   -   1 中国   2   -   -   -   -   2 海外EC合計   3   -   -   -   -   3 グループ合計   229   16   △19   16   13   242 (注)1.運営管理及び運営代行管理している店舗・地域別に集計しております。 2.店舗数は、他社EC店舗、自社EC店舗を含めて集計しております。 3.海外販売ライセンス契約に基づき展開されている台湾12店舗及びEC2サイトは含めておりません。 4.第1四半期連結会計期間において、31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)の事業譲受により増加した店舗数を「その他」に含めております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、店舗の設備投資、システム投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金及び設備資金につきましては、まず営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分については金融機関からの有利子負債の調達を実施しております。事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存有利子負債の返済時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適時判断していくこととしております。 当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計2,100,000千円の当座貸越契約を締結し、資金需要に備えております(借入未実行残高2,100,000千円)。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,558,107千円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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