本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

シュッピン

3179 · Prime · 小売業

中古カメラ・時計・筆記具専門のEコマース。細分化された嗜好品市場で、通信買取・販売のオムニチャネルを展開。

概要

シュッピンは、中古カメラ・レンズ専門のECサイト「マップカメラ」を中核とする小売企業である。2005年8月の設立以来、カメラ・時計・筆記具の高級嗜好品を新品・中古の両方で取り扱い、インターネットと実店舗のオムニチャネルで展開する。2026年3月期の売上高は約519億円、従業員数は260人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

カメラ・時計・筆記具の3事業が収益の柱

シュッピンは、カメラ事業、時計事業、筆記具事業の3セグメントで構成される。カメラ事業は屋号「Map Camera」でライカやハッセルブラッドなどの高級カメラ・レンズを主力とし、2026年3月期のセグメント売上高は約407億円と全体の78%を占める。時計事業は屋号「GMT」及び女性向け「BRILLER」でロレックスなど機械式時計を扱い、売上高は約104億円。筆記具事業は「KINGDOM NOTE」で万年筆・ボールペンを販売し、約5億円。自転車事業(CROWN GEARS)は2026年3月末に終了した。いずれの事業も中古品の買取と販売を軸に、新品も併売することで買い替え需要を取り込んでいる。

EC比率が高く、海外販売も拡大

売上の大部分は自社ECサイトを通じたオンライン取引であり、実店舗は各事業につき1店舗のみ運営する。ECサイトでは詳細な商品画像とコンディション評価を掲載し、AIによる動的価格設定システム(カメラ事業では「AIMD」、時計事業では「AIサポートMD」)を導入して価格最適化を図る。海外販売にも注力し、eBayやChrono24などの越境プラットフォームに出店。2026年3月期の越境EC売上高は約32億円に達した。ただし、米国の関税政策や為替変動の影響を受けやすい面もある。

78万人超の会員基盤と関東集中型の顧客分布

2026年3月末時点のWeb会員数は786,251人。そのうち関東地方が404,771人と51.5%を占め、近畿(15.5%)、中部(13.4%)が続く。同社はOne to Oneマーケティングを強化し、LINE配信やポイントプログラム、株主優待を活用してリピート購入を促進する。買取チャネルは宅配と店舗の両方を用意し、エキスパートによる検品・メンテナンスを経て販売する循環型モデルを構築。ロイヤルカスタマーの創出を重視し、顧客が売り買い双方を行う仕組みを整えている。

業界の中での役割は専門性の高い中古品リテールにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
519億円
営業利益
25億円
営業利益率
4.8%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01カメラ事業主力

「Map Camera」の屋号で、ライカ、ハッセルブラッドなど高級カメラ・レンズの新品・中古品を買取・販売。インターネットと実店舗のオムニチャネルを展開し、海外販売も実施。AIによる動的価格設定システムを導入。

主な製品・サービス2
デジタルカメラ・フィルムカメラ
国内外メーカー製の交換レンズ・カメラ本体。中古品は専門スタッフが検品・メンテナンス。
交換レンズ
広角から望遠まで各種マウント対応レンズ。

02時計事業主力

「GMT」「BRILLER」の屋号で、ロレックス、パテックフィリップなど高級腕時計の中古品・新品を買取・販売。レディース時計やブランドバッグも扱う。価格設定支援システムを活用。

主な製品・サービス2
機械式時計(中古・新品)
スポーツモデルからドレスウォッチまで幅広く取り扱い。
レディース時計・ブランドバッグ
カルティエ、シャネル等の高級レディース時計・バッグ。

03筆記具事業準主力

「KINGDOM NOTE」の屋号で、世界各国の万年筆・ボールペンなど筆記具を中古品・新品で取り扱う。専門知識を持つエキスパートが買取・販売を担う。

主な製品・サービス1
万年筆・ボールペン
モンブラン、ペリカン等国産・輸入ブランド品。

04自転車事業(終了)その他

「CROWN GEARS」の屋号でロードバイク専門店を運営していたが、2026年3月31日をもって事業終了。

製品と技術

AI価格設定システム「AIMD」を導入したカメラ事業

カメラ事業では、屋号「Map Camera」の下、ライカ、ハッセルブラッド、ツァイスなどの高級ブランドから一般的なデジタルカメラ・レンズまで幅広く扱う。中古品は個人からの宅配買取または店舗買取で仕入れ、専門スタッフ(エキスパート)が検品・クリーニングを施した後に販売する。2025年10月からはECサイトの商品ページに動画を掲載し、YouTubeサブチャンネル「MapCamera SHOWCASE CHANNEL」も開設した。独自開発のダイナミック・プライシング・システム「AIMD」は、膨大な取引データとAIを活用して売買価格を自動設定し、粗利率の安定に貢献している。

時計専門店「GMT」とレディース「BRILLER」の2ブランド

時計事業は、機械式時計専門店「GMT」とレディース時計・バッグ専門サイト「BRILLER」の2つの屋号で展開する。取扱ブランドはロレックス、パテックフィリップ、ランゲ&ゾーネなど高級時計が中心で、中古品と新品を併売する。買取から販売までの流れはカメラ事業と同様だが、価格設定には「AIサポートMD」を用いて市場動向に迅速に対応する。2026年3月期の売上高は約104億円と全社の20%を占めるが、利益面では販売施策の影響で前年比30.9%減となった。越境ECではChrono24にも出店し、海外需要を取り込んでいる。

万年筆専門「KINGDOM NOTE」が堅調な筆記具事業

筆記具事業は屋号「KINGDOM NOTE」で、モンブラン、ペリカンなど国内外のブランド万年筆・ボールペンを扱う。中古品と新品の両方を取りそろえ、専門知識を持つエキスパートが買取・販売を担当する。2026年3月期の売上高は約4.8億円と規模は小さいが、セグメント利益は前年比6.7%増の約7,200万円と順調に拡大した。YouTubeやSNSでの情報発信が自社ECサイトへの集客に寄与しており、動画コンテンツを活用したマーケティングが奏功している。同事業は安定した収益源として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

中古カメラECで大手、競合はまんだらけ

シュッピンは中古カメラ・時計等のEC販売を主力とする小売業者。同業のまんだらけが中古ホビーに特化するのに対し、当社は高単価なブランド品を扱い、利益率が高い。トライアルHDのような総合スーパーとは顧客層が異なる。売上高は増加傾向だが、25/3期に営業利益率6.45%から26/3期は4.82%へ低下見込みであり、競争激化や在庫リスクが懸念される。国内市場に依存しており、海外展開は限定的。

強み

  • カメラや時計など高単価・高利益率の商品を豊富に取り扱い、リピート率向上に貢献。
  • 熟練スタッフによる正確な査定で適正価格を提示し、買取市場での信頼を獲得。
  • 自社ECサイトと買取サービスを連携させ、顧客の利便性を高めている。
  • 24/3期から25/3期にかけて売上高が488億円から527億円へ増加、安定成長。

課題

  • 26/3期の営業利益率が4.82%と低下予想、コスト増加や販売競争の影響か。
  • 国内市場中心で海外売上比率が低く、成長機会を逃している可能性。
  • 高額商品の在庫を抱えるため、需要変動や価格下落で評価損リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がシュッピン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14801セントラルスポーツ280億円21.3倍
27683ダブルエー267億円38.9倍
33199綿半ホールディングス265億円11.6倍
44933I-ne257億円11.5倍
53548バロックジャパンリミテッド257億円68.8倍
63179シュッピン254億円15.1倍
77962キングジム249億円22.4倍
88057内田洋行240億円9.5倍
99990サックスバー ホールディングス226億円11.5倍
102378ルネサンス224億円
112930北の達人コーポレーション182億円25.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

カメラ事業の譲受から創業した2005年

シュッピンは2005年8月に資本金1億円で設立された。同年12月、マップ・ビジュアル・プレゼンツ株式会社からカメラ事業のEC部門を、翌2006年2月には同店舗営業部門を営業譲受した。これにより、カメラ中古品の買取・販売を核とする事業がスタートした。設立から間もない2006年6月には時計事業(屋号「GMT」)を開始し、続く2008年4月には筆記具事業(屋号「KINGDOM NOTE」)を立ち上げた。短期間で3つの専門事業をそろえ、多角化の基盤を固めた。

上場と市場変更による資金調達と成長加速

2012年12月に東京証券取引所マザーズへ上場。その後、2015年12月には市場第一部に変更し、2022年4月にはプライム市場へ移行した。上場後、売上高は2013年3月期の125億円から2025年3月期には527億円へと拡大した。上場により調達した資金はECサイトの機能強化や在庫拡充に充てられ、カメラ・時計・筆記具の各事業で買取力を高めた。また、2022年1月には株式会社フクイカメラサービスとの資本業務提携、2024年3月にはシグマクシスとの提携を締結し、デジタル基盤の強化を進めた。

自転車事業への進出と撤退(2008年~2026年)

2008年11月、シュッピンは株式会社マップスポーツの全株式を取得し、スポーツ自転車の買取・販売事業に参入した。2010年9月には同社を解散・清算し、事業を直接引き継いで「map sports」営業部とした。2013年7月に専門店屋号を「CROWN GEARS」に変更し、ロードバイク専門店として運営してきた。しかし、成長性と収益性の高い事業への経営資源集中を目的に、2025年8月に事業終了を公表。2026年3月31日をもって自転車事業を終了した。同事業の最終年度の売上高は約3.1億円で、セグメント損失を計上した。

コロナ禍後の回復と2026年3月期の減益

2021年3月期は新型コロナウイルスの影響で売上高340億円と前期比減となったが、その後は回復基調に転じ、2022年3月期には435億円、2023年3月期456億円、2024年3月期488億円と拡大を続けた。2025年3月期には527億円に達したが、2026年3月期は前年比1.4%減の519億円に減少。営業利益は34億円から25億円へ25.3%減と大きく落ち込んだ。要因として、カメラ事業での大型新製品発売の反動減、時計事業での販売施策の影響、人件費や販促費の増加が挙げられる。一方、筆記具事業は増収増益を維持した。

年表16件を開く

2000年代

  • 2005年8月創業当社設立(資本金100,000千円)
  • 2005年12月マップ・ビジュアル・プレゼンツ株式会社よりカメラ事業EC(エレクトリックコマース:インターネット上の当社サイトにおけるネット取引・決済)部門の営業譲受
  • 2006年2月マップ・ビジュアル・プレゼンツ株式会社よりカメラ事業店舗営業部門の営業譲受
  • 2006年6月専門店屋号「GMT」でGMT時計営業部として、時計販売の店舗買取・販売事業を開始
  • 2008年4月専門店屋号「KINGDOM NOTE」でKINGDOM NOTE営業部として筆記具買取・販売事業を開始
  • 2008年11月M&A株式会社MGより株式会社マップスポーツの全株式を譲受け子会社化し、スポーツ自転車買取・販売事業を開始

2010年代

  • 2010年9月子会社の株式会社マップスポーツを解散し(2011年1月清算結了)事業譲受し、マップスポーツ営業部(専門店屋号「map sports」)とする
  • 2012年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2013年7月スポーツ自転車買取・販売事業の専門店屋号を変更し「CROWN GEARS」とする
  • 2014年5月本社および営業本部事務所を東京都新宿区西新宿一丁目14番11号に移転
  • 2015年12月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2019年12月レディース腕時計専門サイト「BRILLER」オープン

2020年代

  • 2022年1月株式会社フクイカメラサービスとの資本業務提携締結
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2024年3月株式会社シグマクシス、株式会社シグマクシス・インベストメントと資本業務提携締結
  • 2026年3月スポーツ自転車買取・販売事業(専門店屋号「CROWN GEARS」)を終了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で260人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は593万円で、9期前と比べて+23.9%平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は7.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月183
2018年3月190
2019年3月47936.96.0200
2020年3月48136.66.0206
2021年3月48736.96.4210
2022年3月51937.06.9215
2023年3月58737.37.2226
2024年3月59037.17.1244
2025年3月58436.37.02501,360
2026年3月59336.07.3260962

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 営業本部事務所 KINGDOM NOTE — 東京都新宿区2,228百万円
会社統括業務 カメラ事業 管理業務 筆記具事業
GMT — 東京都新宿区163百万円
時計事業
Map Camera 本館 — 東京都新宿区62百万円
カメラ事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は519億円営業利益25億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.5%、利益が-26.5%。

売上高
-1.5%
519億円
営業利益
-26.5%
25億円
純利益
-15.0%
17億円
営業利益率
4.8%
前期比 -1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高551億円519億円
営業利益28億円25億円
純利益19億円17億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は117億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.5%、営業利益は−62.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1121
2024年1Q11387.15
2024年2Q12186.66
2024年3Q131107.67
2024年4Q1235
2025年2Q265207.514
2025年4Q262145.36
2026年2Q24493.76
2026年4Q275165.811
2027年1Q11732.60

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は125億円から519億円へ4.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12542
2014年3月15674
2015年3月19296
2016年3月22786
2017年3月250117
2018年3月3091511
2019年3月3461410
2020年3月3471712
2021年3月3401611
2022年3月4353222
2023年3月4562417
2024年3月4883323
2025年3月52734346.520
2026年3月51925254.817

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高519億円のうち、営業利益として残るのは25億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.1%421億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.9%72億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
18.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.9pt
16.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが31億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−1206
2014年3月1−20−14
2015年3月2−32−15
2016年3月1−33−25
2017年3月4−1−136
2018年3月1−27−113
2019年3月7−4−1314
2020年3月11−1121035
2021年3月−4−4−9−818
2022年3月13−4−16912
2023年3月12−4−5814
2024年3月24−4−212013
2025年3月12−81417
2026年3月31−13−171818

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は181億円。このうち返さなくてよい自己資本が103億円で、自己資本比率は56.7%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月35142139.3
2014年3月43182541.4
2015年3月51232844.4
2016年3月59283146.5
2017年3月67343350.8
2018年3月88434549.3
2019年3月99495049.7
2020年3月120576347.5
2021年3月126646250.7
2022年3月144558937.9
2023年3月151658642.9
2024年3月161837851.5
2025年3月1811027956.2
2026年3月1811037856.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
94億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
78億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中51位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中264位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,189で、1年前と比べて-0.4%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥1,189-1.5%1ヶ月-12.9%1年-0.4%時価総額254億円
過去52週の値幅
安値¥972高値¥1,415

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR2.72倍
配当利回り3.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月21日に1,234円へ急騰して以降、上昇基調が続き、8月6日には1,374円まで上昇。しかし8月10日には1,222円と前日比-7.28%と急落。25日移動平均線(1,216.64円)はほぼ同水準で、75日線(1,120.6円)を約9%上回っているものの、52週高値1,415円からは約13.6%低い。RSIは48.37と中立圏で、方向感が定まらない。出来高は8月10日に261,100株と増加し、売り圧力が強まる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.57倍は業界平均40.98倍を大幅に下回り、PBR 2.21倍も同2.90倍を下回る。無配当だが、直近の収益減速リスクがあり、割安ながらも業績悪化に注意必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍39.6倍
PER (予想)13.6倍
PBR2.72倍2.44倍
ROE16.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、中古カメラ市場の需要動向と、減収減益計画に表れる収益性低下への懸念。強気派は、ブランド力と顧客基盤の強さ、国内外からの需要を評価。一方、弱気派は、2026年3月期の減収減益計画や、中古品の在庫リスク、競合の台頭を懸念。株価PER 13.6倍と業界平均並みだが、成長鈍化が織り込まれているかが焦点。

プラスに働く材料7
  • ブランド力と専門性

    「マップカメラ」は中古カメラ市場で高い認知度と信頼を有する。

  • 安定した収益基盤

    売上高500億円超で、営業利益率6%前後と外食や商社より高い。

  • グローバル需要

    海外からの購買需要も取り込んでおり、成長余地がある。

  • FY2027業績回復による低PER修正2027年~2028年影響

    営業利益34億円回復時、PER10倍割れから現在の13.6倍へ修正余地

  • コスト削減計画による営業利益率改善2026年下期影響

    営業利益率4.8%から6%超への改善で営業利益+約7億円

  • 株主還元策の導入次回株主総会影響

    配当性向30%導入時、利回り約2.2%で買い需要発生

  • 外国人投資家の買い戻し不定影響

    外国人持ち株比率48%、1%買い戻しで時価総額約2.3億円押し上げ

マイナスに働く材料7
  • 減収減益計画

    2026年3月期は売上高・利益とも減少見通しで、成長鈍化が顕在化。

  • 在庫リスク

    中古品の在庫は価格変動リスクが高く、評価損の可能性。

  • 競合の台頭

    ネット中古販売の競合が増加し、シェア争いが激化。

  • FY2026業績下振れリスク2026年Q2影響

    上期営業利益10億円未満の場合、通期20億円割れでPER20倍超

  • 個人消費低迷による売上減少通年影響

    売上高519億円から5%減で営業利益約2.5億円押し下げ

  • 在庫評価損の発生2026年Q4影響

    在庫回転率悪化時、評価損5億円で営業利益20%減少

  • 外国人持ち株比率低下継続影響

    外国人売り越しで持ち株比率1%低下ごとに約2.3億円売り圧力

次の決算で確かめる点
売上高
減収計画が続くかどうか、需要の強弱を確認。
営業利益率
収益性低下トレンドが継続するか注視。
在庫回転率
在庫管理の効率性とリスク評価。
海外売上比率
グローバル需要の動向を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+17.5%いまの株価に対する利回りは3.36%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.36%
いまの株価に対して
配当性向
59.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月619.4
2018年3月1066.722.2
2019年3月1440.034.1
2020年3月1614.331.6
2021年3月11−31.335.4
2022年3月28154.526.6
2023年3月307.137.2
2024年3月3620.032.7
2025年3月4011.143.0
2026年3月4717.559.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,647人。区分でいちばん多いのは外国法人47.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.3%を占め、残る78.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人35.929.121.834.435.547.9
個人・その他30.631.743.136.036.827.6
金融機関27.629.926.621.417.813.6
事業法人4.54.84.74.87.17.7
証券会社1.54.53.73.32.83.2
自己株式1.412.510.18.86.10.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01US BANK NATIONAL ASSOCIATION JP ACCTS TS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)8.96
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.46
03MSCO CUSTOMER SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)5.04
04株式会社エムジー4.96
05LICHFIELD LP DIRECTOR WOLF JOHANN(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.87
06GOLDMAN,SACHS & CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)4.76
07TAKUMI CAPITAL MANAGEMENT MASTER FUND LP(常任代理人 香港上海銀行東京支店)4.42
08GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)3.31
09野村信託銀行株式会社(投信口)3.10
10NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-25
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    14.63%
    +1.11pt
  • 2026-07-28
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    13.52%
    +1.55pt
  • 2026-07-23
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    11.97%
    +0.09pt
  • 2026-07-15
    ブイアイエス・アドバイザーズ・エルピー(VIS Advisors,LP)
    新規の大量保有報告
    9.29%
    +0.85pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.86%
    +1.20pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.52%
    +1.66pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.02%
    +0.50pt
  • 2026-06-18
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    9.02%
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.36%
    +0.91pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.11%
    +0.75pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.87%
    -2.24pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.37%
    -0.50pt
  • 2026-06-18
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.37%
  • 2026-06-17
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    11.88%
    +1.01pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.66%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.45%
  • 2026-06-03
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    10.87%
    +1.01pt
  • 2026-04-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    9.02%
  • 2026-04-17
    ミリ・キャピタル・マネジメント・エルエルシー (MIRI Capital Management LLC)
    新規の大量保有報告
    8.11%
    -1.03pt
  • 2026-04-07
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    9.02%
    +0.50pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+255%、1株純資産は14期で+315%。直近期のROEは16.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2211620.59.815.8
2014年3月167424.918.915.2
2015年3月249527.933.614.9
2016年3月2311522.327.817.1
2017年3月3114224.126.319.4
2018年3月4518127.928.322.2
2019年3月4120721.319.934.1
2020年3月5124122.512.631.6
2021年3月4527117.722.635.4
2022年3月10326137.212.826.6
2023年3月8130828.410.537.2
2024年3月11039031.511.232.7
2025年3月9346621.912.243.0
2026年3月7948316.514.059.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額199百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
齋藤仁志代表取締役社長 社長執行役員CEO4864,711
岡部梨沙取締役 上席執行役員4831,090
小野尚彦取締役52206,097
村田真一取締役58700
滝ヶ﨑裕二取締役56700
草島智咲取締役61400
信実克哉取締役393,300
西村裕二取締役6211,900
泉智之取締役52
森園睦子常勤監査役6214,447
遠藤直仁監査役641,700
横山敬子監査役54400
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
渡辺絢取締役39
白石卓也取締役57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)396501616254
社外取締役627275
監査役210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,807字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は初心者から愛好家までの幅広い層を対象に、「インターネットを利用して価値ある新品と中古品(注)1の安心・安全なお取引を行うこと」を目標に事業を展開しております。 当社が属しておりますEコマース市場は、経済産業省の電子商取引に関する市場調査において、2024年の国内小売販売に占める物販系分野のEC化率は 9.78%(前年比0.40ポイント増) と推計され、商取引の電子化が進展しております。(注)2 その中でも中古品市場は、中古ビジネスへの注目から多様な業態が参入したことによるBtoC取引の増加、スマートフォンによる購入環境の進化と取扱品の多様化によるユーザー層の広がりによって、インターネットオークション、フリマアプリなどを利用したCtoC取引が増加し、市場の拡大を牽引しております。一方で、コピー商品、不当表示や商品不具合等のトラブルになっている事例も多くあることから、市場としてより安全な取引環境の整備が課題となっております。このような市場環境のなか、当社は安心・安全が求められる大切な商品を取り扱える会社として、より良い取引環境の実現を目指しております。 (注) 1.当社では、新品だけではなく、中古品についても高級嗜好品、アンティーク等にとらわれず、顧客が愛着を持って大切に保有されてきた品物を「価値ある中古品」として取り扱っております。 2.出典:経済産業省 令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査) 当社は、インターネットと店舗において、中古品の買取と販売および新品の販売を行っております。なお、2026年3月31日時点でのWeb会員数は、786,251人となっており、その地域分布は、次のとおりであります。 <Web会員地域分布> 北海道・東北   関東   中部   近畿   中国   四国   九州・沖縄   合計 会員(人)   57,339   404,771   105,826   121,850   30,857   14,012   51,596   786,251 比率(%)   7.3   51.5   13.4   15.5   3.9   1.8   6.6   100.0 当社では、インターネットで安心・安全に取引を完結できる環境を構築しておりますが、実店舗で実際の商品の状態を確かめたいという顧客にも対応するため、1事業につき1店舗の運営をしております。 また、当社が営むカメラ事業、時計事業、筆記具事業ではいずれも専門的な知識が求められます。それぞれの事業の取扱商品に対して“こだわり”を持って接し、専門性を追求することにより、商品知識豊富な人材が育成されており、当社ではそのような人材をエキスパートと呼んでおります。 なお、当社が事業を行う上での屋号につきましては次のとおりであります。(注) (注)  高品質なサービスを提供するために、事業ごとに異なった屋号で事業展開しております。 当社の事業における位置付けおよびセグメントとの関係は次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一区分であります。 [カメラ事業] 当事業は、カメラ専門店である屋号「Map Camera」のもと、ライカ、ローライ、ハッセルブラッド、ツァイスといったカメラ愛好家向けの銘機をはじめ、国内外のデジタルカメラ、フィルムカメラ、交換レンズなどの新品および中古品を幅広く取り扱い、初心者から愛好家までの多様なニーズにお応えしております。 商品の調達において、新品はメーカーや問屋から仕入れる一方、中古品は個人の顧客からの買取を主としております。買取チャネルは、インターネットからの査定申し込みに基づく宅配買取(通信買取)と、店舗買取をご用意しております。お預かりした品物は、当社エキスパートによる検品と独自の買取査定データベースを組み合わせることで適正な買取価格を算出し、顧客にご納得いただいたうえで買い取っております。買い取った商品は、自社のリペア・クリーニングのノウハウを用いてメンテナンスを施し、インターネットおよび店舗にて販売しております。 販売においてもオムニチャネルを展開しており、インターネット上では詳細な商品画像、独自のコンディション評価、製品仕様などを網羅的に掲載しております。一方、店舗では商品知識が豊富なエキスパートによる的確なアドバイスを提供しており、両チャネルを通じて商品の状態を透過的に開示することで、顧客に安全で快適な取引環境を提供しております。また、中古品と新品の双方を扱う強みを活かし、下取を利用した新品への買い替えなど顧客の利便性を高めるとともに、「eBay」等を通じた越境EC展開により、海外顧客への販売拡大にも注力しております。 一方で、当社が取り扱う商品、特に中古品においては、需給動向の変化、新製品の発売、為替相場の変動などにより、価値や販売価格が変動するリスクが存在しております。また、インターネット売買の普及等による競争環境下では、人気商品を確保するための買取価格も変動しやすくなります。 当社はこれらのリスクに的確に対応し、取扱商品の買取・販売価格をタイムリーかつ適正に設定するため、AIを活用したシステムの導入を進めております。カメラ事業においては、独自のダイナミック・プライシング・システム「AIMD」を導入し、これまでの経験則と膨大な取引データに基づく売買価格の自動設定を実現しております。 [時計事業] 当事業は屋号を「GMT」とし、パテックフィリップ、ランゲ&ゾーネなどのフォーマルな時計から、ロレックス、ブライトリングなどのスポーツ時計までの中古品・新品を幅広く取り揃え、エキスパートによるサービスとともに機械式時計を中心とした時計専門店として事業展開しております。また、屋号を「BRILLER」として、ロレックス、カルティエ、シャネルなどを中心としたレディース時計とブランドバック等を取扱い、「GMT」と同様のサービスを提供しております。 中古品の買取から、中古品・新品の販売までの流れはカメラ事業と同様で、時計事業においても中古品、新品の両方を取り扱うことで中古品を下取し、新品を提供することが可能となり、顧客の利便性とそれによるリピート客の増加を図っております。また、販売・買取価格設定支援システム「AIサポートMD」を活用し、市場動向や価格変動への対応力向上にも取り組んでおります。 [筆記具事業] 当事業は屋号を「KINGDOM NOTE」とし、世界各国のブランド万年筆やボールペンをはじめとした筆記具関連の幅広い商品を中古品・新品ともに取り揃えた筆記具専門店として事業展開しております。 中古品の買取から、中古品・新品の販売までの流れはカメラ事業と同様で、筆記具事業においても中古品、新品の両方を取り扱うことで中古品を下取し、新品を提供することが可能となり、顧客の利便性とそれによるリピート客の増加を図っております。 [自転車事業] 当事業は屋号を「CROWN GEARS」とし、ロードバイク、小径自転車、マウンテンバイクなどの自転車、関連したパーツやアクセサリーまでの幅広い商品を中古品・新品ともに取り揃えたロードバイク専門店として事業展開しておりましたが、2025年8月7日付けの開示の通り、成長性および収益性の高い事業への経営資源集中を目的として、2026年3月31日をもって自転車事業を終了しております。 (1) インターネットを通した安心・安全な取引環境の実現 当社はインターネットを利用した販売・買取を行っており、インターネットのみで安心・安全に取引を完結できる環境を構築しております。 顧客が中古品をインターネット上で安心・安全に取引するためには、本物の商品(偽物ではない)であることの保証がされていることと正確な情報開示が不可欠となります。 当社では、事業ごとの専門的な知識・経験をもったエキスパートにより、「価値ある中古品」を適正に鑑定したうえで買取を行い、本物の商品であることの保証をしております。なお、万が一、中古品に不具合、機能不良等がある場合には、返品・交換を受け付けております。 また、正確な情報開示につきましては、インターネット上でも中古品の状態がはっきりとわかるランク付き情報提供や品質保証などを行っております。 (2) ロイヤルカスタマーの創出 当社にて繰り返し商品の売り買いをされている顧客を、当社ではロイヤルカスタマーと呼んでおります。 当社においては、商品の販売だけではなく、買取も行っているため、当社を通して、顧客は売り買い双方が可能な循環型のビジネスモデルを構築しております。 同時に、当社では場所や時間を選ばずに取引可能なインターネットサイトや豊富な品揃え、商品知識豊富なエキスパートを有しており、顧客に繰り返し売り買いを行っていただく環境を整備しております。 このような取引環境を通じて顧客満足度を高め、信頼を一つずつ積み重ねていくことが、新規ロイヤルカスタマーの創出に繋がっております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,689字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社はインターネットを活用した「価値ある新品と中古品」取引の拡大、顧客の利便性向上を企図しております。Eコマース(インターネット取引)における中古売買では「安心、安全な取引」こそが顧客の求める最も重要なことであるとの考えのもと、商材確保に向けた最大限の資源を投入し、最良のコンディションで価値ある中古品を充実した質と量の「財庫」で品揃えしております。そして、その豊富な品揃えを中心とした情報はタイムリーに当社ECサイトで発信され、本物の価値を知る顧客の期待にお応えできるよう努めております。また、豊富な知識と確かな技術を持ったエキスパート「人財」が、絶対の自信をもって仕入れ、細心の注意を払って取扱いを行うことで、当社に対する信頼を持ってお取引していただけるよう日々努めております。 (2) 経営戦略等 当社は継続的な収益力の維持向上を目指し、長期的には売上高経常利益率8%を目標とし事業展開を行ってまいります。そのために以下の戦略を実行する予定でおります。 ① ECサイトの継続的機能強化と利便性の追求 買取および販売時における新機能の発案と実装、専門性の高い豊富な情報を掲載したサイトの運営、商品画像の掲載数増加に加え、商品の立体感や動きが伝わりやすい動画の掲載によりECサイトの充実を図ります。また、営業事務関連の管理機能の改善による運用コストの削減を図ることで、当社事業基盤をさらに確実なものとするために継続的な改善を図ってまいります。 ② Eコマース(インターネット取引)拡大に対応したオペレーション構築 今後の取引拡大、物流業務増加に対応するために、業務オペレーションの見直しおよび仕組み化等を行うことで、常時速やかな取引を維持し、顧客の満足度を高めます。また、バックオフィスでの業務効率改善を図ることで、人員体制の拡大を極力抑制して利益率の向上を実現してまいります。 ③ 新規取引への取り組みを検討 当社の財産であるカメラ、時計、筆記具といった商材はインターナショナルな価値を持つ品物であり、「価値ある新品と中古品」のインターネットでの売買は今後大きく成長する可能性のあるマーケットであると考えております。既に一部エリアの海外顧客との取引を開始していますが、今後はエリアも広げて事業を拡大し、新たな商材の展開についても国内外ともに検討してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社を取り巻く環境は、経済動向および当社取扱いの各商材の市場動向に影響され、常に変化しますが、当社の強みである各事業における専門性やECに主軸を置いた事業を推進することで収益基盤を高めていくために、その収益性が明確に表される売上高経常利益率を重視しております。株主重視の観点からは、株主価値の最大化のための重要な指標としてROE(株主資本利益率)を注視しております。 (4) 経営環境 当社が置かれております経営環境につきましては、第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概況 ①財政状態及び経営成績の状況に記載しております。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社が継続的に安定した成長を続けていくためには、当社の強みである各事業における専門性やECに主軸を置いたビジネスモデルを活かし、顧客からの信頼やブランドの認知力を向上させ、安心・安全に取引できる環境を提供することにより、収益基盤を高めていく必要があると認識しております。そのための施策として、以下の事項に取り組んでまいります。 ① 各事業における専門性の向上 当社の営むカメラ事業、時計事業、筆記具事業ではいずれも専門的な知識が求められる「価値ある商品」を取り扱っております。特に、中古品については、価値ある「財庫」品を確保すること、および「財庫」の価値を見極める商品知識豊富なエキスパートである「人財」が不可欠と認識しております。専門性を高めるため、商材ごとに屋号を個別に展開しております。さらに商材ごとに1店舗のみ運営している実店舗でのリアルなお客様との接点によるスタッフの専門性の向上、接客のノウハウをECサイトに活かすなど、ECとリアルの相乗効果による質の高いサービスの提供を可能とする仕組み作りや、情報発信機能強化を行い組織体制の整備を進めております。また、各事業における専門性向上のためにも業務効率化を目的として、基幹システムへの投資を行い、デジタル基盤の強化にも取り組んでおります。 ② IT人財育成とリテラシー強化 当社はこれまで、AIやデータ活用を積極的に推進し、お客様向けのサービスの構築や社内業務の効率化に取り組んでまいりました。EIC(Electronic Intelligent Commerce)企業への変革を目指していく上で、最先端のテクノロジーに精通し、高いITリテラシーを備えた人財育成が課題であると認識しております。 柔軟性と創造力を備えた人財を育てることで、AIや最先端テクノロジーを活用しながら、競争優位性のある企業への成長を実現してまいります。 ③ ECサイトの信用力(安心・安全)・利便性の向上 今後、さらにECサイトでの販売を継続的に拡充するためには、対面取引と同様に顧客が安心して利用できるサービスの提供を目指し、一層の信用力(安心・安全)や利便性の向上を図る必要があると認識しており、2026年4月には基幹システムのリプレイスを実施し、今後の事業成長を支える強固なデジタル基盤の構築を進めております。 また、引き続きEC強化のための投資は継続しており、株式会社シグマクシスとの資本業務提携等を通じて、システムのさらなる堅確性向上と最先端テクノロジーの導入を進めております。今後は、前記の基幹システムリプレイスによって強化されたデータ活用基盤を礎として、より高度なパーソナライズ施策の展開やAI活用の継続・加速を行い、最先端テクノロジーを駆使するEIC(Electronic Intelligent Commerce)企業への更なる変革を進めてまいります。 今後もさらなる信用力(安心・安全)と利用者向けサービスの強化を続けることで、売上の向上に努めてまいります。 ④ 当社およびブランドの認知度の向上、新規Web会員数、アクセス・ページビュー数の増加 当社は事業ごとに以下の屋号を用いて事業展開をしており、当社および専門店としての各ブランドの認知度を一層高め、新たな利用者(新規Web会員数)を増やしていくことが課題と認識しております。 事業名   屋号 カメラ事業   Map Camera 時計事業   GMT、BRILLER 筆記具事業   KINGDOM NOTE 当社はこれら各ブランドの関連情報サイトから、専門店としての魅力ある商品関連情報を毎日発信しているほか、LINE、YouTube、Facebook等のソーシャルネットワークを活用して愛好家のためのコミュニティの運営や情報発信、さらには、情報アプリを通じて、当社からの情報に加え、国内外のメディアから発信される取扱商材に関連した記事を配信しております。あわせて、2025年10月よりECサイトの各商品ページに商品紹介動画の掲載を開始し、YouTubeサブチャンネルとして、「MapCamera SHOWCASE CHANNEL」を開設しました。動画コンテンツを継続的に蓄積し、ECサイトへの導線を強化しております。 また「Camera is Fashion」をコンセプトとした新たなブランド訴求にも取り組んでおります。今後も様々な情報の発信を通じて、当社およびブランド認知度の向上、集客のためのプロモーション強化を積極的に行い、当社ECサイトの新たな利用者を増やしていくことが必要と考えております。 ⑤ 商品在庫の価格変動における対応力の向上 当社商品の市場価格は変動を伴うものとなっており、特に時計事業においては商品単価も高く、時計相場の大幅な下落や、為替相場の変動が発生した場合は、当社業績に大きな影響を与えることがございます。市場の動向に応じて、販売価格、仕入額を適切にコントロールし、経営におけるリスクを低減させるための仕組みが必要と考え、2024年4月には販売・買取価格設定支援「AIサポートMD」を導入しました。市場の動向や販売・仕入計画の達成が難しくなることを事前に察知する専門性を高めることに加え、よりデータやシステムを活用した管理が必要と考えております。また、カメラ事業においてはAIによる買取価格算出システム「AIMD」を引き続き活用し、適正な価格設定と在庫回転率向上にも取り組んでおります。
事業等のリスク5,239字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 中古品の仕入について ① 中古品の確保について 当社は中古品を中心とした販売を行っているため、一般の顧客から現金で商品を買い取っております。中古仕入に関しては買掛金が発生せずに現金仕入となるため、この代金を借入でまかなう場合に金利の動向の影響を受けます。また、中古品は新品と異なり仕入量の調節が難しいという性格を有しております。このため、当社では買取センターの設置、宅配買取の実施により仕入チャネルを多様化することで、安定的な仕入を可能とする中古品仕入体制を構築してまいりました。しかしながら、今後における景気動向の変化、競合の買取業者の増加、顧客マインドの変化によって、質・量ともに安定的な中古品の確保が困難となる可能性があります。 ② コピー商品の買取リスクについて 中古品の流通量の増加に伴い「コピー商品」に関するトラブルは社会的に重要な問題となってきており、これらトラブルを事前に回避し、顧客の利益保護をいかに実現していくかが中古品小売業界全般の共通課題となっております。当社においては、専門的な知識と経験を持った人材を育成することにより、不良品及びコピー商品の買取防止に努めております。また、顧客に安心感を持って商品をお買い求めいただくために、誤って仕入れたコピー商品についてはすべて廃棄処理を行い、コピー商品の店頭への陳列防止に努めております。しかしながら、今後コピー商品を大量に仕入れ店頭への陳列を行った場合には、顧客の利益を損ない、当社の信用を損なう可能性があります。 ③ 盗品の買取リスクについて 古物営業法に関する規制により、買い受けた商品が盗品であると発覚した場合、1年以内であればこれを無償で被害者に返還することとされております。当社においては、古物営業法遵守の観点から古物台帳(古物の買い受け記録を記載した台帳)をPOSデータ(当社売上・買取管理システムにて集積されたデータ)と連動させることにより、盗品買取が発覚した場合は、被害者への無償返還に適切に対応できる体制を整えております。今後も、古物を取り扱う企業として、古物台帳管理の徹底及び盗品買取発覚時の被害者への無償返還に適切に対応してまいります。このため、大量の盗品買取を行った場合には、多額の仕入ロスが発生する可能性があります。 (2) 新品の仕入について 自然災害の発生、地政学リスクの高まり、または原材料不足等によりメーカーからの新品商品の供給が滞った場合、新品の販売減少にとどまらず、それに伴う中古商品の買取(買い替えサイクル)も停滞する等、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 商品の価値下落について 当社が取り扱う商品はカメラ・時計・筆記具を中心とした「価値ある中古品」です。市場の動向に応じた販売価格の調整や販売促進策を適時実行することで 、商品の陳腐化や滞留商品の発生をコントロールしておりますが、商品によっては流行の変化に伴う経済的陳腐化により、また、為替相場の変動等により短期間の内に価値下落がもたらされるものや、牽引役となる人気商品・ヒット商品の有無により、その販売動向を大きく左右されるものが存在しております。また、予測した需要が実現せず、滞留期間が長くなり、市場価値の下落等により、滞留在庫の評価減による損失が発生する可能性があった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 当社の営業エリアについて 当社はインターネットを中心に販売・買取を行っておりますが、1事業につき1店舗の営業店舗を展開しております。また、当社の営業店舗は新宿に集中し、EC販売の統括部署も新宿の本社営業部事務所にあるため、大きな災害時にすべてが被害を被り業務が再開できない可能性があります。 (5) 競合について 中古品業界においては、最近では幅広い分野において中古品の流通量が増大しており、カメラ・時計・筆記具等、当社が取り扱っている商品においても、新規参入が目立ってきております。今後、競合店の増加やインターネットを介した売買の普及等による中古品の買取競争が激しくなった場合には、人気商品の確保が難しくなること、買取価格の相場が変動すること等から、当社業績は影響を受ける可能性があります。なお、当社は新品の販売も行っておりますが、新品の安売りを専門とするディスカウントストアの増加により販売競争が激化していった場合、販売価格の低下等により当社業績は影響を受ける可能性があります。 (6) 個人情報の管理について 古物営業法に関する規制により、商品を買い受ける際、個人情報の取得を行いますが、当社ではこれら個人情報を帳簿等に記載又は電磁的方法により記録しております。また、当社では店頭販売の業務等において、顧客の住所、氏名、年齢、クレジットカード情報等を取り扱っており、これら個人情報も帳簿等に記載又は電磁的方法により記録し、管理しております。このため、当社は社内規程等ルールの整備、社内管理体制の強化、社員教育の徹底、情報システムのセキュリティ強化等により、個人情報保護マネジメント機能の向上を図り、「個人情報の保護に関する法律」の遵守、個人情報の漏洩防止に努めております。なお、当社は一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より「プライバシーマーク」の付与認定を受け、2007年9月より、同マークの使用を開始しております。しかしながら、これら個人情報が漏洩した場合、社会的信用の失墜、事後対応による多額の経費発生等により、当社業績は影響を受ける可能性があります。 (7) 情報セキュリティ・システムトラブルについて 当社のECサイトにおけるシステムトラブルの発生可能性を低減させるために、ECサイトの安定的な運用に向けたシステム強化、セキュリティ強化及び複数のデータセンターへのサーバー分散配置等の対策を行っております。また、近年高度化する不正アクセス、ランサムウェア等によるサイバー攻撃への対応として、ネットワーク監視体制の強化、アクセス権限管理、バックアップ体制の整備、役職員への情報セキュリティ教育及び標的型メール訓練等を実施しております。 しかしながら、万が一、予期せぬ大規模災害、人為的な事故、通信障害、システム障害ならびにサイバー攻撃等により、ECサイトの停止、受注・出荷業務の遅延、重要データの消失又は情報漏洩等が発生した場合には、当社の社会的信用の低下、事業活動の停滞等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 古物営業法に関する規制について 当社の取り扱う中古品は「古物営業法」に定められた「古物」に該当するため、同法による規制を受けております。「古物」は、古物営業法施行規則により次の13品目に分類されております。「美術品類」「衣類」「時計・宝飾品類」「自動車」「自動二輪車及び原動機付自転車」「自転車類」「写真機類」「事務機器類」「機械工具類」「道具類」「皮革・ゴム製品類」「書籍」「金券類」同法の目的並びに同法及び関連法令による規制の要旨は次のとおりであります。 ① 目的 この法律は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制等を行い、もって窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的とする(第1条)。 ② 規制の要旨 a.古物の売買もしくは交換を行う営業を営もうとする者は、主たる公安委員会の許可を受けなければならない(第3条)。 b.古物の買い受けもしくは交換を行う場合、又は売却もしくは交換の委託を受けようとする場合には、その相手方の住所、氏名、職業、年齢を確認するため、身分証明書等の提示を受ける、署名のある文書の交付を受ける(第15条第1項第2号)、あるいは各種電磁的方法(電子署名やICチップ情報の送信等)による非対面での確認措置をとるなど、法令で定められた方法により本人確認を行わなければならない(第15条第1項)。 c.売買もしくは交換のため、又は売買もしくは交換の委託により、古物を受け取り、又は引き渡したときは、その都度、取引の年月日、古物の品目及び数量、古物の特徴、相手方の住所、氏名、職業、年齢を帳簿等に記載、又は電磁的方法により記録し、3年間営業所に備えつけておかなければならない(第16条、第18条)。 d.買い受け、又は交換した古物のうち盗品又は遺失物があった場合においては、被害者又は遺失主は、古物商に対し、盗難又は遺失から1年以内であればこれを無償で回復することを求めることができる(第20条)。なお、(a)の規制につきましては、古物営業の許可には有効期限は定められておりません。しかし、古物営業法または古物営業に関する他の法令に違反した場合で、盗品等の売買等の防止もしくは盗品等の速やかな発見が著しく阻害される恐れがあると認められる場合には、主たる公安委員会は古物営業法第24条第1項に基づき許可の取消し又は営業の全部若しくは一部の停止を命ずることができます。また、主たる公安委員会以外の公安委員会であっても、自らの管轄区域内での違反行為に対しては、同条第2項に基づき営業の全部若しくは一部の停止を命ずることができます。 当社は、古物営業法を遵守し古物台帳管理を徹底し適法に対応する等の社内体制を整えておりますので、事業継続に支障を来す要因の発生懸念はありません。また、現状において許可の取消し事由に該当するような事象は発生しておりません。しかし、古物営業法に抵触するような不正事件が発生し許可の取消し等が行われた場合には、当社の事業活動に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 有利子負債への依存について 当社では、在庫の取得資金を主に金融機関からの借入金により調達しております。当事業年度末においては総資産18,096,449千円に対して有利子負債4,617,297千円であり、有利子負債が総資産の25.5%を占めております。今後、金融情勢の変化等により金利水準が変動した場合には、支払利息の増加等により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人材の確保・育成について 当社の継続的な成長を実現させるためには、優秀な人材を十分に確保し育成することが重要な要素の一つであると認識しております。そのため、優秀な人材の獲得、育成及び活用に努めております。しかしながら、当社が求める優秀な人材を計画通りに確保できなかった場合、あるいは重要な人材が社外に流出した場合には、当社の事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。 (11) その他の法的規制について 当社ではインターネットを活用した通信販売を行っており、「特定商取引に関する法律」による規制を受けております。なお、税制改正により消費税率が引き上げられた場合、短期的な消費マインドの冷え込みから、当社業績は影響を受ける可能性があります。 (12) 感染症発生について 新型コロナウイルス感染症を含む感染症の発生及び拡大に際し、政府・地域の法令・要請・指導に従い、顧客、従業員及びその家族の健康と安全確保を最優先に考え、実店舗の臨時休業や時間短縮営業、従業員の労働時間の制限を行うことが想定されます。また、諸外国での感染症の拡大状況から、当社仕入メーカーの製造ライン停止等による商品仕入不足、訪日外国人旅行客の減少によるインバウンド需要の縮小などが生じ、当社の事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 法令遵守・コンプライアンスについて 当社は、古物営業法、個人情報保護法、特定商取引法その他事業活動に関連する各種法令等の遵守に努めております。また、社内規程の整備、内部通報制度の運用、役職員に対する教育・研修の他、直近の経営環境の変化や課題を踏まえ、特定の個人への権限集中の是正、役員向けハラスメント研修の実施、相互牽制が可能となる執行体制の見直し等、実効性のある防止策の策定とガバナンス体制の抜本的な強化を通じて、コンプライアンス体制のさらなる厳格化に取り組んでおります。 しかしながら、これらの取り組みにもかかわらず、役職員による法令違反、不適切な言動、不正行為その他コンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社に対する社会的信用の低下、ブランド価値の毀損等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,994字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概況 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用情勢の改善や賃上げの動きを背景に、内需を中心とした消費を支えています。一方で、物価上昇の継続による消費者マインドの下振れは継続し、生活コストへの影響は依然として残っております。また、新政権による経済政策の期待が高まるなか、我が国経済は総じて緩やかな回復基調を維持しておりますが、米国の関税政策、国際情勢の不安定化に加え、日中関係や地政学リスクの高まりなどが懸念され、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 当社が属しておりますEコマース市場は、経済産業省の電子商取引に関する市場調査(注)において、2024年の国内小売販売に占める物販系分野のEC化率は 9.78%(前年比0.40ポイント増) と推計され、商取引の電子化が進展しています。 (注) 出典:経済産業省 令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査) このような経営環境のもと、当社は「インターネットを利用してお客様に『価値ある新品と中古品』を安心・安全に取引できるマーケットを創造すること」を方針として、多店舗展開しないビジネス戦略を軸にしています。これまでに構築してきたOne to Oneマーケティングを更に強化し、お客様とのタッチポイント拡大に注力してまいります。加えて、AIや最新のテクノロジーを引き続き活用し、EIC(Electronic Intelligent Commerce)企業を目指します。 当事業年度においては、動画やブログ等のコンテンツ発信の強化やポイントプログラムのバリューアップにより自社サイトの利用が促進され、自社EC売上高比率は堅調に推移いたしました。 一方、カメラ事業においては、上期の大型新製品発売の反動減や免税売上高の減少、時計事業においても上期は免税売上高が減少した影響を受けました。第4四半期には過去最高の売上高を記録したものの、これらの影響により、結果、売上高は51,924,832千円(前年同期比1.4%減)となりました。 利益面では、カメラ事業における「AIMD」が順調に稼働し、売上総利益率は前年同期を若干上回り堅調に推移しました。一方で、時計事業においては売上総利益が減少し、全体としては前年同期比において若干下回る結果となりました。 販売費及び一般管理費においては、ベースアップによる人件費の増加に加え、販売促進施策の導入や株主優待券の利用が増加、臨時株主総会の開催もあり、7,215,989千円(同11.8%増)となり、売上高販売管理費比率は前年同期1.6ポイント増の13.9%となりました。この結果、営業利益は2,537,851千円(同25.3%減)、経常利益は2,491,365千円(同26.0%減)、当期純利益は1,685,292千円(同16.6%減)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 [カメラ事業] 当事業年度においては、「One to Oneマーケティング」によるお客様とのタッチポイント拡大に注力し、LINEでのリクエスト配信数も引き続き堅調に推移しております。また、ポイント施策の積極活用に加え、2025年10月よりECサイトの各商品ページに商品紹介動画の掲載を開始し、ECサイトへの導線を強化するYouTubeサブチャンネルとして、「MapCamera SHOWCASE CHANNEL」を開設しました。動画コンテンツを継続的に蓄積し、ECサイトへの導線を強化しております。これらの取り組みにより、新規顧客の獲得および購買促進を図りました。また、期初に低調であった免税売上についても第2四半期以降は回復基調となりましたが、商品供給環境を踏まえた販売施策の影響もあり、その結果、セグメント売上高は40,734,321千円(前年同期比1.2%減)となり、セグメント利益については4,172,100千円(同8.5%減)となりました。 [時計事業] 当事業年度においては、在庫の流動性向上を目的に販売価格及び買取価格の見直しを行い、販売活動の強化に注力いたしました。期初は、米国の関税政策の影響による免税売上の低調や高価格帯商品のラインナップ拡充の遅れから、一時的な停滞が見られたものの、国内相場は総じて安定し、免税売上も第2四半期以降大幅な回復がみられました。 その結果、セグメント売上高は10,399,840千円(前年同期比2.4%増)を確保した一方で、先行した施策の影響等によりセグメント利益については303,897千円(同30.9%減)となりました。 [筆記具事業] 当事業年度においては、YouTubeなどの動画コンテンツやSNSでの情報発信を積極活用した結果、自社ECサイトの売上高が堅調に推移し、セグメント売上高は479,037千円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益については71,563千円(同6.7%増)となりました。 [自転車事業] 当事業年度においては、2025年10月末のECサイト及び店舗閉店に向けて在庫消化を計画的に進めました。その結果、セグメント売上高は311,633千円(前年同期比60.9%減)、セグメント損失については49,250千円(前年同期は19,784千円の利益)となりました。 なお、2025年8月7日付けの開示にてご連絡の通り、成長性および収益性の高い事業への経営資源集中を目的として、2026年3月31日をもって自転車事業を終了しております。 (グローバル戦略について) 当事業年度においても、引き続き「Map Camera」として世界最大級のオンラインマーケットプレイス「eBay」へ、「GMT」として「eBay」及び高級腕時計マーケットプレイス「Chrono24」へ出店し、加えて「Buyee Connect」を導入しております。また、Map Cameraにおいて「eBay Japan Awards 2025」で「Seller of the Year」を3年連続で受賞し殿堂入りを果たすなど、越境ECにおける販売実績および顧客評価は継続的に高い水準を維持しております。 当事業年度においては、期初に米国の関税政策の影響を大きく受け、第2四半期以降は回復基調となったものの、前年同期比では減収となりました。また、「eBay」においては、カナダ、ドイツ、イギリスへの新規出店により、販路を拡大しております。 越境ECにおける売上高はカメラ事業、時計事業、筆記具事業にそれぞれに含まれて計上されており、当事業年度においては、合計で3,231,735千円となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 (単位:千円) 区分   前事業年度2024年4月1日から2025年3月31日まで   当事業年度2025年4月1日から2026年3月31日まで   増減   増減率(%) 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,207,937   3,051,910   1,843,973   152.7 投資活動によるキャッシュ・フロー   △847,885   △1,284,990   △437,104   - 財務活動によるキャッシュ・フロー   52,534   △1,686,148   △1,738,682   - 現金及び現金同等物の増減額   412,585   80,772   △331,813   - 現金及び現金同等物の期首残高   1,321,305   1,733,890   412,585   31.2 現金及び現金同等物の期末残高   1,733,890   1,814,663   80,772   4.7 当事業年度末における現金及び現金同等物は、1,814,663千円となり、前事業年度末と比較して80,772千円の増加となりました。 各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって獲得したキャッシュ・フローは、3,051,910千円(前年同期は1,207,937千円の獲得)となりました。これは、主として税引前当期純利益2,464,237千円、棚卸資産の減少額954,835千円、法人税等の支払額870,702千円、売上債権の減少額506,251千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に使用されたキャッシュ・フローは、1,284,990千円(前年同期は847,885千円の使用)となりました。これは、主として無形固定資産の取得による支出1,273,836千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって使用されたキャッシュ・フローは、1,686,148千円(前年同期は52,534千円の獲得)となりました。これは、主として長期借入金の返済による支出1,776,952千円、短期借入金の純増加額1,100,000千円、自己株式の取得による支出999,922千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありませんが、代替的な指標として当事業年度の仕入実績を記載しております。 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) カメラ事業   32,595,514   96.7 時計事業   8,261,928   93.1 筆記具事業   281,875   94.0 自転車事業   102,573   15.8 合計   41,241,891   94.7 (注) セグメント間の取引はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) カメラ事業   EC   34,447,369   98.8 店舗   6,286,951   98.7 セグメント計   40,734,321   98.8 時計事業   EC   4,163,058   88.8 店舗   6,236,781   114.1 セグメント計   10,399,840   102.4 筆記具事業   EC   334,873   98.0 店舗   144,163   115.3 セグメント計   479,037   102.7 自転車事業   EC   282,953   38.2 店舗   28,679   49.7 セグメント計   311,633   39.1 合計   EC   39,228,255   96.5 店舗   12,696,577   105.6 セグメント計   51,924,832   98.6 (注) 1.セグメント間の取引はありません。 2.総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。 詳細につきましては、第5(経理の状況)1(財務諸表等)(1)財務諸表 (注記事項) (重要な会計方針)及び(重要な会計上の見積り)に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当事業年度末の資産につきましては、総資産が18,096,449千円となり、前事業年度末と比較して7,471千円の増加となりました。 流動資産は14,502,282千円となり、前事業年度末と比較して1,231,074千円の減少となりました。これは主として商品が969,606千円減少、売掛金が506,251千円減少したことによるものであります。 固定資産は3,594,167千円となり、前事業年度末と比較して1,238,546千円の増加となりました。これは主としてソフトウエアが1,708,405千円増加、ソフトウエア仮勘定が487,630千円減少したことによるものであります。 負債につきましては、7,841,561千円となり、前事業年度末と比較して79,224千円の減少となりました。 流動負債は6,267,817千円となり、前事業年度末と比較して2,583千円の減少となりました。これは主として短期借入金が1,100,000千円増加、1年内返済予定の長期借入金が889,309千円減少、買掛金が274,616千円減少したことによるものであります。 固定負債は1,573,744千円となり、前事業年度末と比較して76,640千円の減少となりました。これは主として長期借入金が87,643千円減少したことによるものであります。 純資産につきましては、10,254,888千円となり前事業年度末と比較して86,696千円の増加となりました。これは主として自己株式が1,313,270千円減少、繰越利益剰余金が1,225,834千円減少したことによるものであります。 b.経営成績 当事業年度の売上高は、51,924,832千円(前年同期比1.4%減)となりました。これまでの「One to Oneマーケティング」において、カメラ事業の需給に合わせたタイムリーな買取・販売価格の設定を可能とした「AIMD」の改良を行い、Web上に保有する記事コンテンツの中から顧客ごとに適切なものを配信する「AIコンテンツレコメンド」を一層推し進めました。さらに、YouTubeを中心に動画の制作や配信を行うなど、ECにおける販促施策を展開いたしました。 売上総利益は、カメラ事業における「AIMD」による中古商品の販売・買取価格設定が機能したこと、時計事業における利益を確保した販売の実施等によって、前事業年度と同率となり、9,753,840千円(同1.0%減)となりました。 販売費及び一般管理費につきましては、売上高連動の販売促進費やクレジット利用手数料、基幹システムをはじめとする投資、従業員給与の増加等によって7,215,989千円(同11.8%増)となり、売上高販売管理費比率は前事業年度から1.6ポイント増加しました。 営業利益は2,537,851千円(同25.3%減)となりました。 営業外収益は、受取配当金等の増加により25,964千円(同56.8%増)となりました。営業外費用は、支払利息等の計上により72,449千円(同60.1%増)となりました。 経常利益は2,491,365千円(同26.0%減)となり、売上高経常利益率は4.8%(同1.6ポイント減)となりました。 特別損失は、事業撤退損等を計上したことにより27,427千円(同93.4%減)となりました。 この結果、当期純利益は1,685,292千円(同16.6%減)となり、売上高当期純利益率は3.2%(同0.6ポイント減)となりました。 c.目標とする経営指標の達成状況等 売上高経常利益率につきましては、長期的には8%以上を目標としております。ROE(株主資本利益率)につきましては、長期目標として30%以上を目指しております。 実績   業績予想   長期目標 第20期   第21期   第22期 2025年3月   2026年3月   2027年3月 売上高経常利益率   6.4   %   4.8   %   4.9   %   8%以上 ROE(株主資本利益率)   21.9   %   16.5   %   -       30%以上 売上高経常利益率 これまでに取り組んできました「One to Oneマーケティング」と「AIMD」、「AIコンテンツレコメンド」の活用、YouTubeによる顧客誘引を行うことで売上高は増加、「AIMD」活用と時計事業での利益を確保した販売の実施等によって、売上総利益率は前事業年度と同率の18.7%となりました。売上高販売管理費は、売上高連動の販売促進費やクレジット利用手数料、基幹システムをはじめとする投資、従業員給与の増加等によって、売上高販売管理費比率は前事業年度から1.6ポイント増加しました。この結果、売上高経常利益率は前事業年度より1.6ポイント低下し4.8%となりました。 ROE(株主資本利益率) 当事業年度につきましては、当期純利益が前事業年度より16.6%減少したことで、ROE(株主資本利益率)は前事業年度より5.4ポイント減少し16.5%となりました。今後も引き続き、経営効率の向上に寄与する諸施策を実施してまいります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 本内容につきましては、第2(事業の状況)3(事業等のリスク)に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 財務・資本政策の基本的な方針 当社は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性確保、財務の健全性・安定性維持を資金調達の基本方針としており、主に銀行等から長期及び短期の借入金を中心とした資金調達を行っております。事業展開に伴う資金需要に対する機動的な対応のため、各金融機関とは幅広く良好な関係を構築し、綿密な連携を実施しております。また、売上高経常利益率向上、ROE向上に向けた諸施策に伴う投資については、フリーキャッシュフロー(FCF)を注視しながら、中長期的な視点を持ち、実施しております。2027年3月期も手元現預金及び今後創出するフリーキャッシュフロー、有利子負債の活用により創出された配分可能な経営資源については、将来の成長に向けた投資や株主還元のさらなる充実等に活用する予定です。 資金需要の主な内容 当社の資金需要は、営業活動に係る資金支出では、事業規模拡大に伴う商品仕入やメンテナンス作業及び配送作業スペース拡充に伴う賃借料、人員増加に伴う人件費、さらにEC販売強化に伴うシステム関連費用などがあります。また、投資活動に係る資金支出は、事業規模拡大に伴う事務所等の拡充による有形固定資産の取得、システム投資による無形固定資産の取得、敷金保証金等の差入などがあります。 資金調達 当社の事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、各金融機関と緊密な連携を図り、機動的な対応を可能にする関係性を構築しております。設備投資額は、営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、営業キャッシュ・フローを超える投資を行う場合は、金融機関等からの借入を実施し、有利子負債を活用しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。