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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

幸楽苑

KOURAKUEN CORPORATION7554 · Prime · 小売業

ラーメンチェーン「幸楽苑」を直営・FC展開。麺・スープ等の食材供給、経営指導等のFC事業も手掛ける。

概要

幸楽苑は、福島県郡山市に本社を置くラーメンチェーン企業である。東北・関東を中心に直営店346店舗とフランチャイズ20店舗を展開し、低価格帯のラーメン・餃子を提供する。2026年3月期の売上高は294億円、営業利益15億円を見込む。自社工場で麺・スープを製造し、直営・FC双方に供給する製造直販体制が特徴である。

直営店346、フランチャイズ20の店舗網

幸楽苑の店舗は2026年3月末時点で国内直営店346店舗、フランチャイズ20店舗(国内11、海外9)の計366店舗である。出店戦略は東北・関東地区を中心としたドミナント方式を採用し、ロードサイド型店舗が主体である。2026年3月期には新規出店2店舗(幸楽苑イオンモール秋田店など)を実施し、23店舗の改装を行った。海外ではタイ王国にフランチャイズ店舗を展開している。

自社工場による製造直販体制

同社は福島県郡山市の郡山工場と神奈川県小田原市の小田原工場の2基幹工場を持ち、麺・スープを自社生産している。自社生産による品質管理とコスト競争力が強みで、直営店だけでなくフランチャイズ加盟店にも食材を供給する。2028年12月の稼働を目指して郡山新工場の建設用地を取得しており、500店舗展開を見据えた生産能力の確保を計画している。

増収計画と中期経営の課題

2025年3月期の売上高は188億円、営業利益4億円と減収ながら黒字を確保した。2026年3月期は売上高294億円、営業利益15億円の大幅増収増益計画で、既存店の客数回復と営業時間延長(24時迄)が寄与する見込みである。中期経営計画「幸楽苑レジリエンス」では、2027年3月期から3年間で年間10〜20店舗の新規出店を掲げている。

業界の中での役割はラーメン店チェーン運営・FC本部にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
294億円
営業利益
15億円
営業利益率
5.1%
純利益
12億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
ラーメン事業228億円89.8%
その他の事業26億円10.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01外食(ラーメン店)主力

ラーメン店「幸楽苑」を直営店舗で運営するとともに、フランチャイズ加盟店向けに麺・スープ等の食材や消耗品の販売、経営指導、店舗設計施工、厨房機器販売等のFC事業を行う。

主な製品・サービス2
ラーメン・餃子等のメニュー
直営店舗で提供するラーメン、餃子等のメニュー。
麺・スープ等の食材
フランチャイズ加盟店向けに供給する麺、スープ等の食材。

製品と技術

定番商品「半ちゃんラーメン」とグランドメニュー

幸楽苑の主力商品は低価格帯のラーメンと餃子である。1993年に商標登録された「半ちゃんラーメン」は、ラーメンと半チャーハン(または半餃子)のセットで、長年にわたり看板メニューとして親しまれている。グランドメニューは醤油、塩、味噌などの基本ラーメンに加え、定番の焼餃子やチャーハンなど、品目を絞り込むことで調理効率と品質の均一化を図っている。

自社工場が支える季節限定商品の開発

同社は自社工場の柔軟な生産体制を活かし、年間22種類前後の季節限定商品を投入している。2025年度は記録的猛暑に対応した夏季限定商品7種類を含む全22種類を販売した。限定商品は地域の食材や季節感を取り入れ、常連客の再来店を促す役割を果たす。また、キャッシュレス決済の拡充など、支払い利便性の向上にも取り組んでいる。

フランチャイズ向け食材供給と海外展開

フランチャイズ事業では、加盟店に対して麺・スープなどの食材や消耗品を販売するほか、経営指導、店舗内装の設計施工、厨房機器の販売など総合的な支援を提供する。国内FC11店舗に加え、タイ王国の「プレジデント幸楽苑」など海外にも9店舗のFCを展開している。自社生産体制がFC事業の品質維持とコスト競争力の源泉となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ラーメンチェーン再建期、収益改善途上

幸楽苑はラーメンチェーンを運営する外食企業。2025年3月期に売上高188億円と大きく落ち込んだが、2026年3月期には回復見込み。同業の光フードサービスやトライアルHDと比較すると、店舗数やブランド力で劣る。現在は不採算店舗の閉鎖やメニュー改革を進めており、営業利益率は改善傾向にあるが、依然として低水準。

強み

  • 全国的に展開するラーメンチェーンとして、一定の認知度と顧客基盤を持つ。
  • ラーメン以外のサイドメニューや期間限定商品で客単価向上を図っている。
  • 本部主導の食材調達や店舗運営効率化によりコスト削減を推進。
  • 不採算店舗の閉鎖や新業態の開発など、再建策が具体的に進んでいる。

課題

  • 営業利益率が2%程度と低く、十分な利益を確保できていない。
  • ラーメン業界は競争が激しく、他チェーンや個人店との差別化が困難。
  • 深刻な人手不足の中、調理人やホールスタッフの確保が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が幸楽苑

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12220亀田製菓307億円3.5倍
22533オエノンホールディングス301億円8.0倍
37520エコス300億円10.9倍
42753あみやき亭286億円22.5倍
52933紀文食品256億円23.2倍
67554幸楽苑249億円19.7倍
72266六甲バター247億円11.8倍
82804ブルドックソース247億円9.8倍
99788ナック241億円13.3倍
102882イートアンドホールディングス231億円61.8倍
119850グルメ杵屋227億円100.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

味よし食堂として創業した1954年

1954年9月、現代表取締役会長兼社長新井田傳の実父である新井田司が福島県会津若松市に「味よし食堂」を開店した。1970年11月には株式会社幸楽苑に改組(資本金200万円、店舗数4店)し、法人組織としての基盤を整えた。創業当初は多様なメニューを提供していたが、後にらーめんとギョーザに絞り込む方向へ舵を切ることになる。

チェーン展開と自社工場建設で成長した1975年

1975年4月、同社はらーめんとギョーザを核としたチェーン展開を正式に決定し、福島県会津若松市に自社工場を建設して自社生産を開始した。同年12月には発祥地の会津若松市以外へ初進出として喜多方市に新喜多方店を出店。1981年6月には製麺工場を郡山市芳賀に移転し、自社生産体制を確立した。この時期に製造直販の基礎が築かれた。

フランチャイズ事業と上場で規模拡大した1980〜1990年代

1980年12月、フランチャイズ事業に進出し、第1号店として福島県郡山市に桜通り店を出店した。1993年1月には主力セットメニュー「半ちゃんラーメン」の商標権を登録。1997年9月には株式を店頭売買銘柄として日本証券業協会に登録し、資金調達の基盤を得た。2002年3月に東京証券取引所市場第二部に上場、翌2003年3月には市場第一部銘柄に指定され、首都圏への本格進出を加速させた。

持株会社体制と組織再編の2015〜2018年

2015年7月、同社は株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更し、国内直営事業を完全子会社の株式会社幸楽苑に承継する持株会社体制へ移行した。その後、子会社の整理を進め、2016年10月にはタイ子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を解散。2018年3月には京都工場を譲渡し、同年12月には保険代理店事業を手掛けていた子会社デン・ホケンを吸収合併した。この再編により事業領域をラーメン事業に集中させた。

吸収合併で単一企業に戻った2024年

2024年10月1日、同社は完全子会社であった株式会社幸楽苑を吸収合併(略式合併)し、同時に商号を株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ変更した。これにより持株会社体制を解消し、再び単一企業としてラーメン事業に専念する体制となった。同年、郡山新工場の建設用地を取得し、生産能力増強にも着手している。

年表35件を開く

1950年代

  • 1954年9月新井田司(現代表取締役会長兼社長新井田傳の実父)が、福島県会津若松市に「味よし食堂」を開店。

1970年代

  • 1970年11月株式会社幸楽苑に改組(資本金200万円、店舗数4店)。
  • 1975年4月らーめんとギョーザを核として、チェーン展開することを決定。福島県会津若松市に工場を建設し、自社生産を開始。
  • 1975年12月発祥の地会津若松市以外にも進出を果たす。福島県喜多方市に新喜多方店を出店。

1980年代

  • 1980年12月フランチャイズ事業に進出。加盟店第1号店として、福島県郡山市に桜通り店を出店。
  • 1981年6月製麺工場を福島県郡山市芳賀に移転し、自社生産体制を確立。
  • 1985年1月工場を福島県郡山市田村町へ移転。
  • 1987年5月本部を福島県郡山市田村町へ移転。

1990年代

  • 1993年1月主力セットメニュー「半ちゃんラーメン」の商標権登録。
  • 1997年9月株式を店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会に登録。
  • 1999年4月子会社株式会社とんからりんを設立。

2000年代

  • 2001年5月新業態らーめん店「幸楽苑」第1号店として、幸楽苑上泉店を出店(既存店からの転換)。
  • 2002年2月子会社株式会社デン・ホケンを設立。
  • 2002年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2002年5月子会社株式会社幸楽苑アソシエイト東京を設立。
  • 2003年1月子会社株式会社バリューライン及び株式会社スクリーンを設立。
  • 2003年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2003年4月商号変更株式会社とんからりんを株式会社伝八へ社名変更。
  • 2004年4月神奈川県小田原市に小田原工場を新設。
  • 2006年3月M&A子会社株式会社伝八及び株式会社幸楽苑アソシエイト東京を吸収合併。
  • 2007年2月京都府京田辺市に京都工場を新設。
  • 2007年2月M&A子会社株式会社バリューラインを吸収合併。

2010年代

  • 2011年9月子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を設立。
  • 2012年7月タイ王国バンコクに海外第1号店を出店。
  • 2015年5月子会社株式会社幸楽苑分割準備会社(新社名・株式会社幸楽苑、現・消滅会社)を設立。
  • 2015年7月M&A株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更。国内直営事業を会社分割により、完全子会社である株式会社幸楽苑に承継。
  • 2016年10月子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を解散。
  • 2018年3月M&A子会社株式会社スクリーンを吸収合併。京都工場を譲渡。
  • 2018年11月子会社株式会社デン・ホケンの保険代理店に関する事業を譲渡。
  • 2018年12月M&A子会社株式会社デン・ホケンを吸収合併。
  • 2019年7月子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを設立。

2020年代

  • 2021年4月子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを清算。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年10月M&A子会社株式会社幸楽苑を吸収合併。株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ社名変更。
  • 2026年1月郡山新工場(仮称)新築用地購入で郡山市と土地売買契約書締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 新規出店数(2027年3月期)2027年3月期まで10店舗
  • 店舗リニューアル数(年間目標)21店舗
  • 郡山新工場稼働目標2028年12月まで2028年12月

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    原点回帰とQSC立て直し

    魅力ある商品作りとメニュー絞り込み、全店舗の品質・サービス・清潔感の立て直し、安全安心な食事環境の提供に取り組む。

  2. 02

    ドミナント方式での出店拡大

    2027年3月期は10店舗、次年度以降も10~20店舗程度のペースで東北・関東地区にドミナント出店し、業容を拡大する。

  3. 03

    店舗リニューアルと営業時間延長

    年間21店舗のリニューアルを計画的に実施し、客数・売上増加を図る。ロードサイド店舗の営業時間を24時まで順次延長し利便性を向上。

  4. 04

    生産体制の強化と500店舗対応

    郡山新工場を2028年12月稼働予定で新築、現郡山工場の増員、小田原工場の設備更新等により、500店舗展開を見据えた供給能力を段階的に確保。

  5. 05

    自社生産を活かした商品開発

    自社生産体制を強みに、シーズナルメニューの充実やバラエティ豊かな商品ラインナップで差別化と独創性を打ち出す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で581人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は547万円で、9期前と比べて+5.7%平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は14.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,105
2018年3月1,085
2019年3月51842.715.01,000
2020年3月49743.714.7946
2021年3月42243.416.3814
2022年3月42744.315.7633
2023年3月39845.516.0521
2024年3月45845.915.1510
2025年3月49343.014.453774
2026年3月54743.314.1581258

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率40.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ラーメン事業5,154百万円
工場 — 神奈川県1,291百万円
ラーメン 事業
栄町店、他47店 — 福島県722百万円
ラーメン 事業
幸町店、他38店 — 宮城県461百万円
ラーメン 事業
工場 — 福島県361百万円
ラーメン 事業
守谷店、他35店 — 茨城県275百万円
ラーメン 事業
秋葉原駅前店、他21店 — 東京都258百万円
ラーメン 事業
城山店、他26店 — 神奈川県243百万円
ラーメン 事業
若柴店、他28店 — 千葉県237百万円
ラーメン 事業
北本店、他30店 — 埼玉県235百万円
ラーメン 事業
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱幸楽苑(注)2,3,4,5
    福島県郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は294億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+56.4%、利益が+275.0%。

売上高
+56.4%
294億円
営業利益
+275.0%
15億円
純利益
+50.0%
12億円
営業利益率
5.1%
前期比 +3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高315億円294億円
営業利益16億円15億円
純利益13億円12億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は76億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q63−13
2024年1Q62−5−8.1−5
2024年2Q6911.42
2024年3Q6822.92
2024年4Q692
2025年2Q13742.95
2025年4Q5100.03
2026年2Q14485.66
2026年4Q15074.76
2027年1Q7633.92

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は361億円から294億円へ81%に減った。直近期の営業利益率は5.1%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月36171
2014年3月37292
株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更。国内直営事業を会社分割により、完全子会社である株式会社幸楽苑に承継。
2015年3月37793
2016年3月38291
2017年3月37832
子会社株式会社スクリーンを吸収合併。京都工場を譲渡。
2018年3月386−1−32
子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを設立。
2019年3月4131610
2020年3月3828−7
2021年3月266−10−8
2022年3月250154
2023年3月255−15−29
子会社株式会社幸楽苑を吸収合併。株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ社名変更。
2024年3月268−11
2025年3月188442.18
2026年3月29415155.112

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高294億円のうち、営業利益として残るのは15億円5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.6%90億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.3%189億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
69.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.4pt
5.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.0pt
17.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は46億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−18−4−715
2014年3月18−13−6514
2015年3月21−361838
2016年3月20−13−23722
2017年3月13−2−41129
2018年3月1512−382717
2019年3月30−2−142831
2020年3月9−8−16116
2021年3月8−610229
2022年3月−2−10−5−1212
2023年3月30−2313
2024年3月114−71521
2025年3月20092047
2026年3月19−16−5346

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は134億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は53.1%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2299313640.6
2014年3月2339214139.4
2015年3月2509615438.1
2016年3月2369514140.2
2017年3月2397216729.9
2018年3月1803814220.9
2019年3月1835013327.1
2020年3月1543911525.6
2021年3月1723214018.4
2022年3月1413610525.5
2023年3月1089997.8
2024年3月105178816.2
2025年3月125606547.8
2026年3月134726353.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
12億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
63億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中5位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中223位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.1%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
56.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,194で、1年前と比べて+15.5%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥1,194-1.3%1ヶ月+8.0%1年+15.5%時価総額249億円
過去52週の値幅
安値¥1,023高値¥1,249

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.7倍
PER (会社予想)18.3倍
PBR3.18倍
配当利回り1.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線を下回る水準で推移し、直近1カ月で0.36%下落。52週高値1249円に対し現在1110円と乖離が大きく、上値が重い。出来高は概ね4万株前後で、7月29日に8.85万株と膨らんだが、その後は縮小傾向。75日線1095円が下値支撑として機能しており、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは18.52倍で業界平均41.75倍を下回り、PBR3.09倍は平均2.92倍とほぼ同等。ROEは17.63%と高く、収益性は良好で、今期の売上高・営業利益増加も評価できる。一方、配当利回り0.9%は業界平均13.66%を大きく下回り、株主還元の面では見劣りする。割安感はあるものの、配当の低さと業界平均と比較した際の成長期待次第で、適正水準に近いと判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.7倍39.6倍
PER (予想)18.3倍
PBR3.18倍2.44倍
ROE17.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、過去の赤字から2025年3月期に黒字転換したが、2026年3月期の売上高が前期比約56%増の294億円、営業利益15億円と大幅増益計画の達成可能性。強気派は、既存店回復と新規出店が寄与し、原材料高や人件費増を価格改定で吸収できると見る。一方弱気派は、計画の非現実性、外食需要の競争激化、コスト上昇の影響を懸念。特に2025年3月期の売上188億円から294億円への大幅増は、買収や新業態などが背景にあるとみられるが、実現性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の継続

    2025年3月期に営業利益4億円を確保し、回復基調が明確。

  • 増収計画の具体性

    既存店回復と新規出店で2026年3月期売上294億円を見込む。

  • 低価格戦略の強み

    インフレ下で低価格メニューの需要が高まり、客数増が期待。

  • 売上高が188億円→294億円と急拡大2026年3月期影響

    売上高は188億円→294億円と56%増加

  • 営業利益が4億円→15億円と約4倍2026年3月期影響

    営業利益率は2.13%→5.10%へ改善し利益が拡大

  • 純利益が2期連続で増益2026年3月期影響

    純利益は8億円→12億円、前期から4億円増加

  • ROE17.63%と高い資本効率継続影響

    ROE17.63%は高水準で、PBR3.09倍を支える

マイナスに働く材料7
  • 計画の非現実性

    売上高が1年で56%増の計画は過去実績から大きく乖離。

  • 外食競争の激化

    同業チェーンとの価格競争や、顧客流出のリスク。

  • コスト上昇の影響

    原材料・人件費高騰が利益を圧迫し、増益計画は脆い。

  • PER18.52倍と割高感継続影響

    時価総額231億円、純利益12億円でPERは18.52倍

  • 配当利回り0.9%と低水準継続影響

    配当利回り0.9%では、利回り目的の投資家を惹きつけにくい

  • 売上高が268→188→294億円と乱高下不定影響

    売上高は268億円→188億円→294億円と大きな振幅

  • 外国人保有比率2.11%と低い継続影響

    外国人保有は2.11%に留まり、海外マネーの流入が乏しい

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
回復の実態を確認し、計画の達成可能性を測る。
客数
低価格戦略の効果と人流回復の恩恵を測る。
売上高の構成
新規出店・既存店・その他の寄与を分解して確認。
営業利益率
コスト管理と価格改定の効果を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは1.26%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
1.26%
いまの株価に対して
配当性向
16.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2030.7
2018年3月10−50.0
2019年3月100.0
2020年3月20100.0
2026年3月10−50.016.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ33,857人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.157.560.057.762.464.0
事業法人22.621.120.523.620.219.6
金融機関21.319.616.114.414.613.9
自己株式8.38.38.38.06.76.7
外国法人4.81.61.33.62.52.0
証券会社1.20.22.00.60.30.4
外国人個人0.00.10.10.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ラニケアコーポレーション10.58
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.96
03アリアケジャパン株式会社2.16
04日東富士製粉株式会社2.14
05株式会社東邦銀行1.92
06アサヒビール株式会社1.76
07株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.56
08株式会社大東銀行1.28
09株式会社NNアセットマネジメント0.94
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1408%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは17.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月45810.7305.5459.2
2014年3月115701.8123.4123.9
2015年3月165852.896.996.8
2016年3月85771.4190.6
2017年3月104831.9169.130.7
2018年3月−218255−59.0
2019年3月6833023.139.0
2020年3月−45262−15.3
2021年3月−56210−23.7
2022年3月2524011.153.0
2023年3月−19056−128.7
2024年3月61087.4229.2
2025年3月4831220.521.4
2026年3月6037317.618.916.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新井田傳代表取締役会長兼社長8226,000
渡辺秀夫専務取締役742,000
芳賀正彦専務取締役営業本部長492,000
佐野篤常務取締役管理本部長63
鹿野昌彦取締役営業副本部長 第1店舗運営部長511,000
小河原佳子取締役53
鈴木廣明取締役71
星野昌洋取締役812,000
佐藤健次常勤監査役69
芳賀裕監査役74
吉津健三監査役60
近藤博之取締役財務経理部長59
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
片桐久取締役経営戦略部長59
相原智恵取締役38

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)577139018
社外取締役730304

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容382字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、ラーメン店のチェーン展開による外食事業を主な内容としております。 当社の事業における当社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、当社の事業セグメントは、当事業年度より「ラーメン事業」のみの単一セグメントであるため、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の記載を省略しております。 ラーメン事業 ・ラーメン、餃子等の製造・直販を行っております。 ・フランチャイズ加盟店の募集、加盟店への麺・スープ等の食材並びに消耗品等の販売、経営指導業務、店舗内装の設計・施工管理、建築の施工管理、建築の設計及び監理業務、厨房機器の販売、印刷物の制作・販売等のフランチャイズ事業を行っております。 以上の企業の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題842字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、経営方針に「原点回帰」を掲げ、「外食の原点である魅力のある商品作りとメニューの絞り込み」「全店舗のQSC立て直し」「安全安心な食事環境の提供」に取り組んでおります。 「幸楽苑」店舗ひとつひとつが社会インフラと考え、地域社会の発展に貢献することで企業価値を高め、合わせて持続可能な成長を目指しております。 (2) 当社の対処すべき課題 業績の進展に合わせ中長期経営ビジョンの見直しを行い、中期経営計画を修正しました。新たな期間を2027年3月期から2029年3月期として取り組んでまいります。 なお、計画は中東情勢など、不確定要素が多いことから暫定版として実践し、情勢を見極めながら計画を遂行してまいります。確定版については、2027年9月中間期の情勢と見通しをもって再度策定し公表する予定です。 ①  2027年3月期は新規出店目標を10店舗、次年度以降も10店舗から20店舗程度のペースで東北・関東地区を中心としたドミナント方式で展開し業容の拡大に取り組みます。 ②  店舗リニューアルの年度目標21店舗を計画的に実施するとともに、リニューアル効果による客数増加・売上増加を図ります。 ③  ロードサイド店舗の営業時間延長(24時迄)についても順次推進し、利便性の向上に努めてまいります。 ④  生産面においては、郡山新工場の新築(稼働予定2028年12月)及び現郡山工場の増員等と小田原工場の設備更新等により、新店舗や店舗リニューアル、営業時間延長等の売上増加計画に取り組むほか、500店舗展開を見据えた生産供給能力を段階的に確保する計画です。 ⑤  自社生産体制を強みとした商品開発力の更なる発揮により、シーゾナルメニューの充実やバラエティに富んだ商品ラインナップで、差別化を図るとともに独創性を打ち出してまいります。
事業等のリスク5,968字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月17日)現在において当社が判断したものであります。 (1) 当社の事業展開について ①  事業内容について 当社は、ラーメン店のチェーン展開による外食事業を主たる事業としており、「ラーメン事業」の直営店運営を行うほか、フランチャイズ加盟店の募集、加盟店への麺・スープ等の食材及び消耗品等の販売、経営指導業務並びに建築の施工管理及び厨房機器の販売等を行っております。 当社は、麺や餃子等の主要な食材を自社製造しており、原材料の一括購入から生産及び一次加工を当社で行い、17都県に展開する各店舗へ供給しております。そのため、ラーメン事業への依存度が高いことから、国内景気の悪化・低迷や電力供給事情の悪化による店舗営業の休止・時間短縮実施等の外的要因、あるいは、当社固有の問題発生等により、当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社におけるセグメント別の売上高は以下のとおりであります。なお、当事業年度より「ラーメン事業」の単一セグメントとなっております。 事業別   2025年3月期(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   2026年3月期(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 金額(千円)   比率(%)   金額(千円)   比率(%) ラーメン事業   18,051,492   95.8   29,404,657   100.0 その他の事業   792,396   4.2   ―   ― 合計   18,843,888   100.0   29,404,657   100.0 (注) 1.その他の事業は、フランチャイズ事業、洋・和食等の外食事業等であります。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 ②  営業戦略について 当事業年度末現在、当社が事業を展開している地域は、東北(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)、関東(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)、甲信越(新潟県・山梨県・長野県)、東海(静岡県)の国内17都県並びに海外(タイ王国)であります。当事業年度末現在の店舗数は366店舗(国内357店舗、海外9店舗)であり、その内訳は、ラーメン事業の直営店346店舗(国内346店舗)、フランチャイズ加盟店20店舗(国内11店舗、海外9店舗)となっております。 当社は、店舗の商圏が隣接するようなドミナント出店方式を継続し、出店地域のマーケットシェアを高めていく方針であります。しかしながら、ラーメン事業の「幸楽苑」が大部分を占めていることと、出店エリアが東北・関東に集中していることで、消費者嗜好の変化や自社競合の発生等により、営業戦略を変更する可能性があります。 過去2期間の当社の直営店における売上高、売上高シェア及び期末店舗数を地域別に示すと以下のとおりであります。 地域別   2025年3月期(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   2026年3月期(自  2025年4月1日至  2026年3月31日) 売上高 (千円)   売上高シェア (%)   期末店舗数 (店舗)   売上高 (千円)   売上高シェア (%)   期末店舗数 (店舗) 青森県   750,842   2.8   9   808,525   2.8   9 岩手県   738,779   2.7   9   804,464   2.8   9 宮城県   3,174,570   11.6   39   3,384,660   11.7   39 秋田県   983,662   3.6   14   1,114,450   3.9   15 山形県   1,171,453   4.3   14   1,305,542   4.5   14 福島県   3,805,652   13.9   47   4,182,731   14.4   48 東北計   10,624,960   38.9   132   11,600,375   40.1   134 茨城県   2,441,013   8.9   36   2,658,019   9.2   36 栃木県   1,490,286   5.5   20   1,639,924   5.7   20 群馬県   701,943   2.6   10   751,754   2.6   10 埼玉県   2,383,171   8.7   31   2,478,144   8.5   31 千葉県   2,418,002   8.9   30   2,402,471   8.3   29 東京都   2,198,679   8.0   22   2,199,843   7.6   22 神奈川県   2,389,798   8.7   28   2,271,858   7.8   27 関東計   14,022,894   51.3   177   14,402,016   49.7   175 新潟県   977,517   3.6   15   1,090,690   3.8   15 山梨県   471,075   1.7   6   521,119   1.8   6 長野県   548,131   2.0   7   608,901   2.1   7 北陸甲信越計   1,996,724   7.3   28   2,220,712   7.7   28 静岡県   679,034   2.5   9   737,108   2.5   9 東海計   679,034   2.5   9   737,108   2.5   9 計   27,323,615   100.0   346   28,960,213   100.0   346 (注)  2025年3月期は2024年10月1日より非連結へ移行しましたが、従前のとおり連結していたと仮定した場合の売上高を記載しております。 ③  出店計画について 当社が多店舗展開を推進するにあたり、直営店を基本としてきた理由は、一定のQSC(品質・サービス・清潔さ)水準を全店ベースで維持・管理するとともに、店舗のスクラップ&ビルドや業態転換を機動的に実施できること等によるものであります。今後も直営店を主体とした出店継続を計画しており、出店にあたっては、事前のマーケティング調査を十分実施したうえで、社内基準に従った店舗開発を進めてまいります。出店戦略としては、既存商圏へのドミナント出店により、周辺地域のファミリー層やビジネス顧客等を中心とした、地域密着型の店舗展開を推進していく方針であります。また、駅前への出店についても検討し新たな分野と客層を開拓してまいります。新規出店資金は自己資金により賄う予定でありますが、新設した店舗が計画どおりの収益を計上できず、投下資本の回収に時間を要した場合等には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④  食材の生産体制及び仕入体制等について 当社は、麺や餃子等の主要な食材については、国内では福島県郡山市の郡山工場及び神奈川県小田原市の小田原工場の2工場による集中生産体制をとっており、生産面及び物流面の支障は発生しておりません。しかしながら、今後の店舗展開に伴う生産量の増大及び物流コストの増加、あるいは各生産工場における不測の事態発生等に伴う生産能力の低下等により、当社の業績が影響を受ける可能性があります。 2工場による集中生産体制は、今後の出店計画と密接に関係するため、直営店の店舗展開が計画どおりに進まなかった場合、あるいは、当初の収益計画を達成できずに投下資本の回収に時間を要した場合には、当該工場の稼動率低下や有利子負債残高の増加等が負担となり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、その他の食材につきましては、世界各地から品質の高い食材をより低コストで購買できる体制を構築してまいりますが、異常気象や国際紛争による世界的な食糧不足に伴う原材料価格の高騰が発生した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤  人材の確保・育成について 現在、当社のパートナー(臨時従業員)数は約2,500名であり、業種柄、各店舗の従業員数に占める割合は大きく、今後の店舗展開に比例して、引き続きパートナー数を増加させる見込みであります。これらパートナーの教育は、各店舗・各エリアに配属する当社従業員(正社員)のうち店長及び営業本部の管理職層等が担当し、綿密にプログラム化された各種マニュアルをパートナーに徹底させるための継続的なOJTを実施しております。当社は、正社員の能力育成のために階層別教育制度を導入しており、各職能資格別に習熟すべき技量・能力を具体的に定めることにより、高度で均質な技能を保持した正社員の育成に努めております。また、それらの技能をパートナーの教育に反映させることによって、当社全体の人的能力の向上に努めております。しかしながら、新商勢圏においては、知名度の浸透割合が十分とは言い難く、店舗展開に合わせ適時に適切なパートナー等の確保ができず、また、フランチャイズ加盟店を含め十分な技能教育ができなかった場合等には、出店計画の遂行に支障を来たす可能性があるとともに、サービスの質が低下し、顧客満足度の維持が困難となること等から、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制等について ①  法的規制について 当社が営んでいる外食事業に関する主たる法的規制には、食品の規格・添加物・衛生監視・営業許可等を定めた「食品衛生法」、工場・事業場の排水規制を定めた「水質汚濁防止法」、浄化槽の設置等を定めた「浄化槽法」、欠陥製造物からの消費者保護を目的とした「製造物責任法(PL法)」、食品廃棄物の排出抑制と再生利用等を定めた「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」、容器包装の廃棄に関して一般廃棄物の減量と再生利用を目的とした「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」並びに温室効果ガスの排出抑制を目的とした「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」や燃料資源の有効な利用の確保を目的とした「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」等があります。これらの法的規制が強化された場合には、設備投資等の新たな費用が発生・増加すること等により、当社の業績が影響を受ける可能性があります。 ②  食品の衛生管理について 当社は、安全な食品を提供するために、法定の食品衛生検査に加え、HACCPの考え方を基本とした品質・安全対策を実施しております。しかしながら、今後において当社固有の衛生問題が発生した場合、あるいは、他の外食事業者の衛生管理の不手際に基づく連鎖的風評被害、原料メーカー等における無認可添加物の使用等による食品製造工程に対する不信、BSE(狂牛病)・口蹄疫・輸入野菜の農薬残留等の食物の安全性に対する問題並びにそれらを監督する行政に対する社会全般的な問題等、各種の衛生上の問題が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③  個人情報の取り扱いについて 当社では、営業目的の会員情報、株主及び従業員等の個人情報を取り扱っております。これらの個人情報の漏洩及び個人情報への不正なアクセスにつきましては重大なリスクと認識し、情報セキュリティには最善の対策を講じておりますが、万一、個人情報が漏洩した場合、社会的信用の失墜による企業イメージの低下、損害賠償の支払い等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 競合について 当社の属する外食産業においては、ラーメン事業等を営む同業者との競合のみならず、和・洋・中華レストラン及びファストフードチェーン等との競合のほか、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、持ち帰り弁当事業及び宅配ピザ事業等の食品小売業者との間においても、商品・価格・利便性・品質・サービス内容等をめぐり、激しい競合状態にあります。特に最近では、物価高に伴うコスト上昇に対応した価格転嫁が進んでおり、業種を超えた価格競争が激しくなっているほか、良好な新規の出店場所や優秀な人材の獲得においても競合が発生しております。当社は、これらの競合に対処すべく「高品質・低価格」をモットーに、顧客満足度を高めるとともに、新規顧客の獲得と既存顧客のリピート率の向上に努めております。しかしながら、これらの競合による品質の向上及びサービスレベルの改善等に伴うコストの増加や、物価高に伴うコスト上昇の販売価格への転嫁状況によっては、利幅の低下が、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 自然災害について 当社の営業店舗や工場所在地を含む地域において、大規模な地震や洪水、台風等の自然災害が発生した場合、店舗・工場設備の損壊、社会インフラ・物流の寸断等の理由から、正常な店舗営業が困難となり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 有利子負債について 当社は店舗建築費用及び差入保証金などの出店資金を主に金融機関からの借入れにより調達しております。今後、金利に急激な変動が生じた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 減損損失について 当社は東北・関東地区を主な出店エリアとしておりますが、外部環境の変化等により店舗業績が著しく低下した場合、当該店舗の固定資産について減損損失を計上する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) インターネット等による風評被害について インターネット上において、当社及びその関係者に関連した不適切な書き込みや画像等の公開により風評被害が発生した場合、その内容の真偽に関わらず、当社のブランドイメージ及び社会的信用に影響を与え、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,825字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当社は、2024年10月1日付にて当社の完全子会社であった株式会社幸楽苑を吸収合併(略式合併)したことにより連結子会社が存在しなくなり、非連結決算会社となっております。そのため、前事業年度の経営成績は、2024年4月1日から2024年9月30日における当社の完全子会社であった株式会社幸楽苑の業績が反映されておりません。 (注)  2024年6月21日開催の定時株主総会の決議により、2024年10月1日をもって当社商号を「株式会社幸楽苑ホールディングス」から「株式会社幸楽苑」へ変更いたしました。 当事業年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)におけるわが国の経済は、堅調な企業業績に支えられた継続的な賃上げによる雇用・所得環境の改善に加えて、政府による物価高対策などにより景気は底堅く推移いたしました。一方、円安の進行、日銀の金融政策変更に伴う長期金利の上昇、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、米国・イスラエルによるイラン攻撃に伴うエネルギー価格の高騰など、物価上昇によるわが国経済の押下げリスクは顕在化しております。 外食産業におきましては、継続的な賃上げ効果及び、好調なインバウンド需要により外食需要は堅調に推移しました。一方、一昨年より続く米価格をはじめとする食材価格の上昇、店舗建築資材価格の高止まり、賃上げや人手不足に伴う人件費関連コストの上昇などにより店舗運営コストは上昇しており、経営環境は依然として厳しい状況が続いております。 このような経済環境の中、当社は「より多くの人々の、よりふだんの食の場面に、よりおいしい味で、より低い価格の商品を、より速いスピードで提供することに私達は喜びを持とう」を経営理念に、お客様へ安全安心で快適な食事環境を提供することを基本方針として取り組んでおります。 昨年公表した中期経営計画「幸楽苑レジリエンス」における当事業年度の進捗状況についてご説明いたします。 ① ブランディング 自社工場による製造直販を活かした積極的なメニュー開発を行い、グランドメニュー(定番商品)と季節限定商品のそれぞれに新たな価値を創出することにより、お客様の来店回数増加に繋げ、いつ来店されても飽きの来ないメニューラインアップを提供し「幸楽苑」ブランドの定着を図っております。 当事業年度の季節限定商品は、地球温暖化による記録的な猛暑に対応した夏季限定商品7種類を含め、全22種類を販売いたしました。また、キャッシュレス決済にコード決済を追加し、現金、クレジットカード、電子マネー、コード決済でのお支払いが可能となり、お客様の利便性向上を行いました。 ② 人財育成戦略 今後の事業拡大には中核となる人財育成が必要と考え、新卒・キャリア採用を強化し、社員教育の充実に取り組んでおります。当事業年度は8年ぶりに新卒採用活動を行い、4月に新入社員を迎え入れました。また、キャリア採用はパート社員の正社員登用を含め順調に推移いたしました。社員教育においては、店長候補への店長育成カリキュラム教育などにより店舗QSC・お客様満足度向上を図りました。 ③ 投資戦略 既存店舗の付加価値向上を目的に店舗改装(ブランドイメージカラーの統一)に取り組み、今後の事業拡大に向けた新店舗開発を行っております。当事業年度は23店舗の改装を行い、新店2店舗を開店いたしました。海外フランチャイズ・タイ王国「プレジデント幸楽苑」において2店舗を新たに開店しております。また、製造直販の基礎となる新工場の建設用地取得を行いました。新工場の操業開始は2028年12月を予定しております。 ④ SDGs・ESG経営 社会的な企業価値向上を目的として、環境(食品リサイクル、温室効果ガス削減)、社会(お客様の安全・安心、ダイバーシティ推進)、企業統治(ガバナンス・コンプライアンス強化)に取り組んでおります。 当事業年度は店舗改装に合わせCO2排出量の少ない高効率の店舗設備(スープウォーマー、空調設備、ボイラーなど)への更新を行っております。店舗建替えに伴う新築オープンとなった安積店は「ZEB Ready型店舗」として、当社の次世代型店舗として環境に優しいイメージリーダーとしての役割を担ってまいります。また、地域貢献活動として、子ども食堂へ「幸楽苑のお食事券」寄付、「郡山ブラックラーメン」の無償提供を行っております。 以上の結果、当事業年度の業績は、売上高29,404百万円(前事業年度比56.0%増)、営業利益1,515百万円(同241.5%増)、経常利益1,527百万円(同269.2%増)、当期純利益1,155百万円(同44.5%増)となりました。 また、当事業年度末の店舗数は、幸楽苑イオンモール秋田店のオープンなどにより366店舗となりました。店舗展開は、国内直営店346店舗、国内外フランチャイズ20店舗(国内11店舗、海外9店舗)となりました。 なお、当事業年度より「ラーメン事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 (2) 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産の残高は、前事業年度末に比べ955百万円増加し、13,449百万円(前事業年度末比7.6%増)となりました。主な要因は、次のとおりであります。 流動資産につきましては、前事業年度末に比べ55百万円減少し、5,962百万円となりました。これは、売掛金70百万円の増加、現金及び預金48百万円、未収入金81百万円の減少等によるものであります。 固定資産につきましては、前事業年度末に比べ1,011百万円増加し、7,487百万円となりました。これは、建物388百万円、構築物79百万円、機械及び装置211百万円、工具、器具及び備品74百万円、建設仮勘定362百万円、繰延税金資産89百万円の増加及びリース資産162百万円、敷金及び保証金32百万円の減少等によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債の残高は、前事業年度末に比べ241百万円減少し、6,260百万円(前事業年度末比3.7%減)となりました。主な要因は、次のとおりであります。 流動負債につきましては、前事業年度末に比べ102百万円減少し、4,846百万円となりました。これは、未払金75百万円、未払費用54百万円、未払法人税等145百万円の増加及び買掛金30百万円、短期借入金120百万円、1年内返済予定の長期借入金100百万円、リース債務77百万円、未払消費税等66百万円の減少等によるものであります。 固定負債につきましては、前事業年度末に比べ139百万円減少し、1,413百万円となりました。これは、資産除去債務108百万円の増加及び長期借入金99百万円、リース債務51百万円、退職給付引当金72百万円の減少等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産の残高は、前事業年度末に比べ1,197百万円増加し、7,189百万円(前事業年度末比20.0%増)となりました。これは、繰越利益剰余金の欠損額を補填し財務体質の健全化を図ることを目的として、資本準備金1,582百万円、その他資本剰余金149百万円、利益準備金62百万円、別途積立金2,930百万円を減少させ、繰越利益剰余金を4,725百万円増加させたほか、当期純利益として繰越利益剰余金1,155百万円の増加等によるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ98百万円減少し、4,623百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,943百万円の収入(前事業年度は1,991百万円の収入)となりました。これは、税引前当期純利益の計上1,389百万円、減価償却費の計上739百万円、退職給付引当金の減少額72百万円、売上債権の増加額70百万円、その他資産の減少額91百万円、未払消費税等の減少額66百万円、法人税等の支払額229百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,571百万円の支出(前事業年度は33百万円の収入)となりました。これは、定期預金の預入による支出80百万円、有形固定資産の取得による支出1,486百万円、敷金及び保証金の回収による収入40百万円、資産除去債務の履行による支出52百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、470百万円の支出(前事業年度は923百万円の収入)となりました。これは、リース債務の返済による支出153百万円、短期借入金の純減額120百万円、長期借入金の返済による支出199百万円等によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当事業年度より「ラーメン事業」の単一セグメントとなっております。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期増減比(%) ラーメン事業   4,991,019   10.45 合計   4,991,019   10.45 (注) 上記の金額は、製造原価で表示しております。 (2) 受注実績 当社は、店舗の売上計画に基づき見込生産を行っておりますので、該当事項はありません。 (3) 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当事業年度より「ラーメン事業」の単一セグメントとなっております。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期増減比(%) ラーメン事業   29,404,657   62.89 合計   29,404,657   56.04 (注) 1.主要顧客(総販売実績に対する割合が10%以上)に該当するものはありません。 2.直営店売上についての地域別販売実績は、次のとおりであります。 地域別   金額(千円)   前年同期増減比(%) 青森県   808,525   7.7 岩手県   804,464   8.9 宮城県   3,384,660   6.6 秋田県   1,114,450   13.3 山形県   1,305,542   11.4 福島県   4,182,731   9.9 茨城県   2,658,019   8.9 栃木県   1,639,924   10.0 群馬県   751,754   7.1 埼玉県   2,478,144   4.0 千葉県   2,402,471   △0.6 東京都   2,199,843   0.1 神奈川県   2,271,858   △4.9 新潟県   1,090,690   11.6 山梨県   521,119   10.6 長野県   608,901   11.1 静岡県   737,108   8.6 合計   28,960,213   6.0 (注)  前年同期増減比の対象となる前事業年度直営店売上高は、2024年10月1日より非連結へ移行したため、従前のとおり連結していたと仮定した場合の直営店売上高を比較対象としております。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月17日)現在において当社が判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (2) 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は、2024年10月1日付で当社の完全子会社であった株式会社幸楽苑を吸収合併しております。そのため、前事業年度の業績の2024年9月30日以前については、完全子会社株式会社幸楽苑の業績が含まれておりません。 (注)  2024年6月21日開催の定時株主総会の決議により、2024年10月1日をもって当社商号を「株式会社幸楽苑ホールディングス」から「株式会社幸楽苑」へ変更いたしました。 ① 売上高 当事業年度の売上高は、29,404百万円(前事業年度売上高18,843百万円)となりました。売上高の増加要因は、低価格戦略の継続及び店舗改装による集客力向上、営業時間延長店舗の拡大、夏季商品の種類増加、季節ごとの期間限定商品の販売等によるものです。 ② 営業利益、経常利益 当事業年度の営業利益は、売上高の増加により、1,515百万円(同営業利益443百万円)となりました。 当事業年度の経常利益は、1,527百万円(同経常利益413百万円)となりました。 ③ 特別利益 当事業年度の特別利益は、収用補償金22百万円の計上等により、23百万円(同特別利益2,229百万円)となりました。 ④ 特別損失 当事業年度の特別損失は、23店舗の店舗改装(ブランドイメージカラーの統一等)を行ったこと等による固定資産廃棄損114百万円の計上により、162百万円(同特別損失1,755百万円)になりました。 ⑤ 当期純利益 上記①~④の要因及び法人税、住民税及び事業税328百万円、法人税等調整額△94百万円を計上し、当期純利益は1,155百万円(同当期純利益799百万円)となりました。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況  3 事業等のリスク」をご参照ください。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に関する分析 当社の主な資金需要は、新規出店や既存店舗の改装・業態転換及び生産設備の増強等によるものであります。これらの設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内における投資を原則としておりますが、必要に応じて主に金融機関からの借入金等により対処することにしております。 資金の流動性の確保に関しては、前事業年度において公募増資(2024年12月)及び、第三者割当増資(2025年1月)により総額3,319百万円を調達し、事業運営に必要な運転資金を確保しております。 (5) 経営者の問題意識と今後の方針について 今後のわが国経済は、少子高齢化を背景に大幅な成長を見込むことは難しいと考えております。外食産業においては、消費者の低価格志向による業態を超えた競争激化、人手不足による人件費の上昇、不安定な国際情勢を背景にした物価高など、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が継続すると見込まれます。 このような状況下、当社は2025年5月に公表した中期経営計画~幸楽苑レジリエンス(回復力)~(2025年4月~2028年3月)について、初年度となる2026年3月期の業績を踏まえた結果、数値目標及び期間を見直しております。新中期経営計画では、これまでの「再生」から「進化」とフェーズ変更を行い新たな目標達成に向けた取り組みを実施してまいります。 ① 出店戦略(計画最終年度目標店舗数  400店舗) ・出店エリア  東北・関東を中心に既存商圏のドミナント出店強化 ・出店形態    これまでのロードサイド・フードコートに加えて、駅前型店舗展開 ② 既存店舗のブランドイメージカラー統一を目的とした店舗改装実施 ③ ロードサイド店舗全店の営業時間24時まで延長 ④ 新卒・キャリア採用、パート社員の正社員登用による人財確保 ⑤ 環境を意識した「ZEB Ready型店舗」展開推進

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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