概要
幸楽苑は、福島県郡山市に本社を置くラーメンチェーン企業である。東北・関東を中心に直営店346店舗とフランチャイズ20店舗を展開し、低価格帯のラーメン・餃子を提供する。2026年3月期の売上高は294億円、営業利益15億円を見込む。自社工場で麺・スープを製造し、直営・FC双方に供給する製造直販体制が特徴である。
直営店346、フランチャイズ20の店舗網
幸楽苑の店舗は2026年3月末時点で国内直営店346店舗、フランチャイズ20店舗(国内11、海外9)の計366店舗である。出店戦略は東北・関東地区を中心としたドミナント方式を採用し、ロードサイド型店舗が主体である。2026年3月期には新規出店2店舗(幸楽苑イオンモール秋田店など)を実施し、23店舗の改装を行った。海外ではタイ王国にフランチャイズ店舗を展開している。
自社工場による製造直販体制
同社は福島県郡山市の郡山工場と神奈川県小田原市の小田原工場の2基幹工場を持ち、麺・スープを自社生産している。自社生産による品質管理とコスト競争力が強みで、直営店だけでなくフランチャイズ加盟店にも食材を供給する。2028年12月の稼働を目指して郡山新工場の建設用地を取得しており、500店舗展開を見据えた生産能力の確保を計画している。
増収計画と中期経営の課題
2025年3月期の売上高は188億円、営業利益4億円と減収ながら黒字を確保した。2026年3月期は売上高294億円、営業利益15億円の大幅増収増益計画で、既存店の客数回復と営業時間延長(24時迄)が寄与する見込みである。中期経営計画「幸楽苑レジリエンス」では、2027年3月期から3年間で年間10〜20店舗の新規出店を掲げている。
業界の中での役割はラーメン店チェーン運営・FC本部にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2024/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ラーメン事業 | 228億円 | 89.8% | — | — |
| その他の事業 | 26億円 | 10.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01外食(ラーメン店)主力
ラーメン店「幸楽苑」を直営店舗で運営するとともに、フランチャイズ加盟店向けに麺・スープ等の食材や消耗品の販売、経営指導、店舗設計施工、厨房機器販売等のFC事業を行う。
- ラーメン・餃子等のメニュー
- 直営店舗で提供するラーメン、餃子等のメニュー。
- 麺・スープ等の食材
- フランチャイズ加盟店向けに供給する麺、スープ等の食材。
製品と技術
定番商品「半ちゃんラーメン」とグランドメニュー
幸楽苑の主力商品は低価格帯のラーメンと餃子である。1993年に商標登録された「半ちゃんラーメン」は、ラーメンと半チャーハン(または半餃子)のセットで、長年にわたり看板メニューとして親しまれている。グランドメニューは醤油、塩、味噌などの基本ラーメンに加え、定番の焼餃子やチャーハンなど、品目を絞り込むことで調理効率と品質の均一化を図っている。
自社工場が支える季節限定商品の開発
同社は自社工場の柔軟な生産体制を活かし、年間22種類前後の季節限定商品を投入している。2025年度は記録的猛暑に対応した夏季限定商品7種類を含む全22種類を販売した。限定商品は地域の食材や季節感を取り入れ、常連客の再来店を促す役割を果たす。また、キャッシュレス決済の拡充など、支払い利便性の向上にも取り組んでいる。
フランチャイズ向け食材供給と海外展開
フランチャイズ事業では、加盟店に対して麺・スープなどの食材や消耗品を販売するほか、経営指導、店舗内装の設計施工、厨房機器の販売など総合的な支援を提供する。国内FC11店舗に加え、タイ王国の「プレジデント幸楽苑」など海外にも9店舗のFCを展開している。自社生産体制がFC事業の品質維持とコスト競争力の源泉となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
ラーメンチェーン再建期、収益改善途上
幸楽苑はラーメンチェーンを運営する外食企業。2025年3月期に売上高188億円と大きく落ち込んだが、2026年3月期には回復見込み。同業の光フードサービスやトライアルHDと比較すると、店舗数やブランド力で劣る。現在は不採算店舗の閉鎖やメニュー改革を進めており、営業利益率は改善傾向にあるが、依然として低水準。
強み
- 全国的に展開するラーメンチェーンとして、一定の認知度と顧客基盤を持つ。
- ラーメン以外のサイドメニューや期間限定商品で客単価向上を図っている。
- 本部主導の食材調達や店舗運営効率化によりコスト削減を推進。
- 不採算店舗の閉鎖や新業態の開発など、再建策が具体的に進んでいる。
課題
- 営業利益率が2%程度と低く、十分な利益を確保できていない。
- ラーメン業界は競争が激しく、他チェーンや個人店との差別化が困難。
- 深刻な人手不足の中、調理人やホールスタッフの確保が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字が幸楽苑
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2220亀田製菓 | 307億円 | 3.5倍 |
| 2 | 2533オエノンホールディングス | 301億円 | 8.0倍 |
| 3 | 7520エコス | 300億円 | 10.9倍 |
| 4 | 2753あみやき亭 | 286億円 | 22.5倍 |
| 5 | 2933紀文食品 | 256億円 | 23.2倍 |
| 6 | 7554幸楽苑 | 249億円 | 19.7倍 |
| 7 | 2266六甲バター | 247億円 | 11.8倍 |
| 8 | 2804ブルドックソース | 247億円 | 9.8倍 |
| 9 | 9788ナック | 241億円 | 13.3倍 |
| 10 | 2882イートアンドホールディングス | 231億円 | 61.8倍 |
| 11 | 9850グルメ杵屋 | 227億円 | 100.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
味よし食堂として創業した1954年
1954年9月、現代表取締役会長兼社長新井田傳の実父である新井田司が福島県会津若松市に「味よし食堂」を開店した。1970年11月には株式会社幸楽苑に改組(資本金200万円、店舗数4店)し、法人組織としての基盤を整えた。創業当初は多様なメニューを提供していたが、後にらーめんとギョーザに絞り込む方向へ舵を切ることになる。
チェーン展開と自社工場建設で成長した1975年
1975年4月、同社はらーめんとギョーザを核としたチェーン展開を正式に決定し、福島県会津若松市に自社工場を建設して自社生産を開始した。同年12月には発祥地の会津若松市以外へ初進出として喜多方市に新喜多方店を出店。1981年6月には製麺工場を郡山市芳賀に移転し、自社生産体制を確立した。この時期に製造直販の基礎が築かれた。
フランチャイズ事業と上場で規模拡大した1980〜1990年代
1980年12月、フランチャイズ事業に進出し、第1号店として福島県郡山市に桜通り店を出店した。1993年1月には主力セットメニュー「半ちゃんラーメン」の商標権を登録。1997年9月には株式を店頭売買銘柄として日本証券業協会に登録し、資金調達の基盤を得た。2002年3月に東京証券取引所市場第二部に上場、翌2003年3月には市場第一部銘柄に指定され、首都圏への本格進出を加速させた。
持株会社体制と組織再編の2015〜2018年
2015年7月、同社は株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更し、国内直営事業を完全子会社の株式会社幸楽苑に承継する持株会社体制へ移行した。その後、子会社の整理を進め、2016年10月にはタイ子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を解散。2018年3月には京都工場を譲渡し、同年12月には保険代理店事業を手掛けていた子会社デン・ホケンを吸収合併した。この再編により事業領域をラーメン事業に集中させた。
吸収合併で単一企業に戻った2024年
2024年10月1日、同社は完全子会社であった株式会社幸楽苑を吸収合併(略式合併)し、同時に商号を株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ変更した。これにより持株会社体制を解消し、再び単一企業としてラーメン事業に専念する体制となった。同年、郡山新工場の建設用地を取得し、生産能力増強にも着手している。
年表35件を開く
1950年代
- 1954年9月新井田司(現代表取締役会長兼社長新井田傳の実父)が、福島県会津若松市に「味よし食堂」を開店。
1970年代
- 1970年11月株式会社幸楽苑に改組(資本金200万円、店舗数4店)。
- 1975年4月らーめんとギョーザを核として、チェーン展開することを決定。福島県会津若松市に工場を建設し、自社生産を開始。
- 1975年12月発祥の地会津若松市以外にも進出を果たす。福島県喜多方市に新喜多方店を出店。
1980年代
- 1980年12月フランチャイズ事業に進出。加盟店第1号店として、福島県郡山市に桜通り店を出店。
- 1981年6月製麺工場を福島県郡山市芳賀に移転し、自社生産体制を確立。
- 1985年1月工場を福島県郡山市田村町へ移転。
- 1987年5月本部を福島県郡山市田村町へ移転。
1990年代
- 1993年1月主力セットメニュー「半ちゃんラーメン」の商標権登録。
- 1997年9月株式を店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会に登録。
- 1999年4月子会社株式会社とんからりんを設立。
2000年代
- 2001年5月新業態らーめん店「幸楽苑」第1号店として、幸楽苑上泉店を出店(既存店からの転換)。
- 2002年2月子会社株式会社デン・ホケンを設立。
- 2002年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 2002年5月子会社株式会社幸楽苑アソシエイト東京を設立。
- 2003年1月子会社株式会社バリューライン及び株式会社スクリーンを設立。
- 2003年3月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
- 2003年4月商号変更株式会社とんからりんを株式会社伝八へ社名変更。
- 2004年4月神奈川県小田原市に小田原工場を新設。
- 2006年3月M&A子会社株式会社伝八及び株式会社幸楽苑アソシエイト東京を吸収合併。
- 2007年2月京都府京田辺市に京都工場を新設。
- 2007年2月M&A子会社株式会社バリューラインを吸収合併。
2010年代
- 2011年9月子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を設立。
- 2012年7月タイ王国バンコクに海外第1号店を出店。
- 2015年5月子会社株式会社幸楽苑分割準備会社(新社名・株式会社幸楽苑、現・消滅会社)を設立。
- 2015年7月M&A株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更。国内直営事業を会社分割により、完全子会社である株式会社幸楽苑に承継。
- 2016年10月子会社KOURAKUEN(THAILAND)CO.,LTD.を解散。
- 2018年3月M&A子会社株式会社スクリーンを吸収合併。京都工場を譲渡。
- 2018年11月子会社株式会社デン・ホケンの保険代理店に関する事業を譲渡。
- 2018年12月M&A子会社株式会社デン・ホケンを吸収合併。
- 2019年7月子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを設立。
2020年代
- 2021年4月子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを清算。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2024年10月M&A子会社株式会社幸楽苑を吸収合併。株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ社名変更。
- 2026年1月郡山新工場(仮称)新築用地購入で郡山市と土地売買契約書締結。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 新規出店数(2027年3月期)2027年3月期まで10店舗
- 店舗リニューアル数(年間目標)21店舗
- 郡山新工場稼働目標2028年12月まで2028年12月
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
原点回帰とQSC立て直し
魅力ある商品作りとメニュー絞り込み、全店舗の品質・サービス・清潔感の立て直し、安全安心な食事環境の提供に取り組む。
- 02
ドミナント方式での出店拡大
2027年3月期は10店舗、次年度以降も10~20店舗程度のペースで東北・関東地区にドミナント出店し、業容を拡大する。
- 03
店舗リニューアルと営業時間延長
年間21店舗のリニューアルを計画的に実施し、客数・売上増加を図る。ロードサイド店舗の営業時間を24時まで順次延長し利便性を向上。
- 04
生産体制の強化と500店舗対応
郡山新工場を2028年12月稼働予定で新築、現郡山工場の増員、小田原工場の設備更新等により、500店舗展開を見据えた供給能力を段階的に確保。
- 05
自社生産を活かした商品開発
自社生産体制を強みに、シーズナルメニューの充実やバラエティ豊かな商品ラインナップで差別化と独創性を打ち出す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で581人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は547万円で、9期前と比べて+5.7%。平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は14.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,105 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,085 | — |
| 2019年3月 | 518 | 42.7 | 15.0 | 1,000 | — |
| 2020年3月 | 497 | 43.7 | 14.7 | 946 | — |
| 2021年3月 | 422 | 43.4 | 16.3 | 814 | — |
| 2022年3月 | 427 | 44.3 | 15.7 | 633 | — |
| 2023年3月 | 398 | 45.5 | 16.0 | 521 | — |
| 2024年3月 | 458 | 45.9 | 15.1 | 510 | — |
| 2025年3月 | 493 | 43.0 | 14.4 | 537 | 74 |
| 2026年3月 | 547 | 43.3 | 14.1 | 581 | 258 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱幸楽苑(注)2,3,4,5福島県郡山市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は294億円、営業利益は15億円。前期と比べると増収増益で、売上が+56.4%、利益が+275.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 315億円 | 294億円 |
| 営業利益 | 16億円 | 15億円 |
| 純利益 | 13億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥15 | ¥15 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は76億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 63 | — | — | −13 |
| 2024年1Q | 62 | −5 | −8.1 | −5 |
| 2024年2Q | 69 | 1 | 1.4 | 2 |
| 2024年3Q | 68 | 2 | 2.9 | 2 |
| 2024年4Q | 69 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 137 | 4 | 2.9 | 5 |
| 2025年4Q | 51 | 0 | 0.0 | 3 |
| 2026年2Q | 144 | 8 | 5.6 | 6 |
| 2026年4Q | 150 | 7 | 4.7 | 6 |
| 2027年1Q | 76 | 3 | 3.9 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は361億円から294億円へ81%に減った。直近期の営業利益率は5.1%。純利益は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 361 | — | 7 | — | 1 |
| 2014年3月 | 372 | — | 9 | — | 2 |
| 株式会社幸楽苑ホールディングスへ社名変更。国内直営事業を会社分割により、完全子会社である株式会社幸楽苑に承継。 | |||||
| 2015年3月 | 377 | — | 9 | — | 3 |
| 2016年3月 | 382 | — | 9 | — | 1 |
| 2017年3月 | 378 | — | 3 | — | 2 |
| 子会社株式会社スクリーンを吸収合併。京都工場を譲渡。 | |||||
| 2018年3月 | 386 | — | −1 | — | −32 |
| 子会社株式会社Revolutionary・Development・Companyを設立。 | |||||
| 2019年3月 | 413 | — | 16 | — | 10 |
| 2020年3月 | 382 | — | 8 | — | −7 |
| 2021年3月 | 266 | — | −10 | — | −8 |
| 2022年3月 | 250 | — | 15 | — | 4 |
| 2023年3月 | 255 | — | −15 | — | −29 |
| 子会社株式会社幸楽苑を吸収合併。株式会社幸楽苑ホールディングスから株式会社幸楽苑へ社名変更。 | |||||
| 2024年3月 | 268 | — | −1 | — | 1 |
| 2025年3月 | 188 | 4 | 4 | 2.1 | 8 |
| 2026年3月 | 294 | 15 | 15 | 5.1 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高294億円のうち、営業利益として残るのは15億円で5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.6%90億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.3%189億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%15億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は46億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 11 | −18 | −4 | −7 | 15 |
| 2014年3月 | 18 | −13 | −6 | 5 | 14 |
| 2015年3月 | 21 | −3 | 6 | 18 | 38 |
| 2016年3月 | 20 | −13 | −23 | 7 | 22 |
| 2017年3月 | 13 | −2 | −4 | 11 | 29 |
| 2018年3月 | 15 | 12 | −38 | 27 | 17 |
| 2019年3月 | 30 | −2 | −14 | 28 | 31 |
| 2020年3月 | 9 | −8 | −16 | 1 | 16 |
| 2021年3月 | 8 | −6 | 10 | 2 | 29 |
| 2022年3月 | −2 | −10 | −5 | −12 | 12 |
| 2023年3月 | 3 | 0 | −2 | 3 | 13 |
| 2024年3月 | 11 | 4 | −7 | 15 | 21 |
| 2025年3月 | 20 | 0 | 9 | 20 | 47 |
| 2026年3月 | 19 | −16 | −5 | 3 | 46 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は134億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は53.1%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 229 | 93 | 136 | 40.6 |
| 2014年3月 | 233 | 92 | 141 | 39.4 |
| 2015年3月 | 250 | 96 | 154 | 38.1 |
| 2016年3月 | 236 | 95 | 141 | 40.2 |
| 2017年3月 | 239 | 72 | 167 | 29.9 |
| 2018年3月 | 180 | 38 | 142 | 20.9 |
| 2019年3月 | 183 | 50 | 133 | 27.1 |
| 2020年3月 | 154 | 39 | 115 | 25.6 |
| 2021年3月 | 172 | 32 | 140 | 18.4 |
| 2022年3月 | 141 | 36 | 105 | 25.5 |
| 2023年3月 | 108 | 9 | 99 | 7.8 |
| 2024年3月 | 105 | 17 | 88 | 16.2 |
| 2025年3月 | 125 | 60 | 65 | 47.8 |
| 2026年3月 | 134 | 72 | 63 | 53.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中5位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中223位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,194で、1年前と比べて+15.5%。過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 |
| PER (会社予想) | 18.3倍 |
| PBR | 3.18倍 |
| 配当利回り | 1.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日線を下回る水準で推移し、直近1カ月で0.36%下落。52週高値1249円に対し現在1110円と乖離が大きく、上値が重い。出来高は概ね4万株前後で、7月29日に8.85万株と膨らんだが、その後は縮小傾向。75日線1095円が下値支撑として機能しており、方向感は乏しい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは18.52倍で業界平均41.75倍を下回り、PBR3.09倍は平均2.92倍とほぼ同等。ROEは17.63%と高く、収益性は良好で、今期の売上高・営業利益増加も評価できる。一方、配当利回り0.9%は業界平均13.66%を大きく下回り、株主還元の面では見劣りする。割安感はあるものの、配当の低さと業界平均と比較した際の成長期待次第で、適正水準に近いと判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.7倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 18.3倍 | — |
| PBR | 3.18倍 | 2.44倍 |
| ROE | 17.6% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、過去の赤字から2025年3月期に黒字転換したが、2026年3月期の売上高が前期比約56%増の294億円、営業利益15億円と大幅増益計画の達成可能性。強気派は、既存店回復と新規出店が寄与し、原材料高や人件費増を価格改定で吸収できると見る。一方弱気派は、計画の非現実性、外食需要の競争激化、コスト上昇の影響を懸念。特に2025年3月期の売上188億円から294億円への大幅増は、買収や新業態などが背景にあるとみられるが、実現性に疑問。
- 黒字転換の継続
2025年3月期に営業利益4億円を確保し、回復基調が明確。
- 増収計画の具体性
既存店回復と新規出店で2026年3月期売上294億円を見込む。
- 低価格戦略の強み
インフレ下で低価格メニューの需要が高まり、客数増が期待。
- 売上高が188億円→294億円と急拡大2026年3月期影響中
売上高は188億円→294億円と56%増加
- 営業利益が4億円→15億円と約4倍2026年3月期影響中
営業利益率は2.13%→5.10%へ改善し利益が拡大
- 純利益が2期連続で増益2026年3月期影響中
純利益は8億円→12億円、前期から4億円増加
- ROE17.63%と高い資本効率継続影響弱
ROE17.63%は高水準で、PBR3.09倍を支える
- 計画の非現実性
売上高が1年で56%増の計画は過去実績から大きく乖離。
- 外食競争の激化
同業チェーンとの価格競争や、顧客流出のリスク。
- コスト上昇の影響
原材料・人件費高騰が利益を圧迫し、増益計画は脆い。
- PER18.52倍と割高感継続影響中
時価総額231億円、純利益12億円でPERは18.52倍
- 配当利回り0.9%と低水準継続影響弱
配当利回り0.9%では、利回り目的の投資家を惹きつけにくい
- 売上高が268→188→294億円と乱高下不定影響中
売上高は268億円→188億円→294億円と大きな振幅
- 外国人保有比率2.11%と低い継続影響弱
外国人保有は2.11%に留まり、海外マネーの流入が乏しい
- 既存店売上高前年比
- 回復の実態を確認し、計画の達成可能性を測る。
- 客数
- 低価格戦略の効果と人流回復の恩恵を測る。
- 売上高の構成
- 新規出店・既存店・その他の寄与を分解して確認。
- 営業利益率
- コスト管理と価格改定の効果を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15円で、前期から−50.0%。いまの株価に対する利回りは1.26%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 30.7 |
| 2018年3月 | 10 | −50.0 | — |
| 2019年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2020年3月 | 20 | 100.0 | — |
| 2026年3月 | 10 | −50.0 | 16.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ33,857人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.5%を占め、残る66.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.1 | 57.5 | 60.0 | 57.7 | 62.4 | 64.0 |
| 事業法人 | 22.6 | 21.1 | 20.5 | 23.6 | 20.2 | 19.6 |
| 金融機関 | 21.3 | 19.6 | 16.1 | 14.4 | 14.6 | 13.9 |
| 自己株式 | 8.3 | 8.3 | 8.3 | 8.0 | 6.7 | 6.7 |
| 外国法人 | 4.8 | 1.6 | 1.3 | 3.6 | 2.5 | 2.0 |
| 証券会社 | 1.2 | 0.2 | 2.0 | 0.6 | 0.3 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ラニケアコーポレーション | 10.58 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 6.96 |
| 03 | アリアケジャパン株式会社 | 2.16 |
| 04 | 日東富士製粉株式会社 | 2.14 |
| 05 | 株式会社東邦銀行 | 1.92 |
| 06 | アサヒビール株式会社 | 1.76 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 1.56 |
| 08 | 株式会社大東銀行 | 1.28 |
| 09 | 株式会社NNアセットマネジメント | 0.94 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1408%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは17.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | 581 | 0.7 | 305.5 | 459.2 |
| 2014年3月 | 11 | 570 | 1.8 | 123.4 | 123.9 |
| 2015年3月 | 16 | 585 | 2.8 | 96.9 | 96.8 |
| 2016年3月 | 8 | 577 | 1.4 | 190.6 | — |
| 2017年3月 | 10 | 483 | 1.9 | 169.1 | 30.7 |
| 2018年3月 | −218 | 255 | −59.0 | — | — |
| 2019年3月 | 68 | 330 | 23.1 | 39.0 | — |
| 2020年3月 | −45 | 262 | −15.3 | — | — |
| 2021年3月 | −56 | 210 | −23.7 | — | — |
| 2022年3月 | 25 | 240 | 11.1 | 53.0 | — |
| 2023年3月 | −190 | 56 | −128.7 | — | — |
| 2024年3月 | 6 | 108 | 7.4 | 229.2 | — |
| 2025年3月 | 48 | 312 | 20.5 | 21.4 | — |
| 2026年3月 | 60 | 373 | 17.6 | 18.9 | 16.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 新井田傳 | 代表取締役会長兼社長 | 82 | 26,000 |
| 渡辺秀夫 | 専務取締役 | 74 | 2,000 |
| 芳賀正彦 | 専務取締役営業本部長 | 49 | 2,000 |
| 佐野篤 | 常務取締役管理本部長 | 63 | — |
| 鹿野昌彦 | 取締役営業副本部長 第1店舗運営部長 | 51 | 1,000 |
| 小河原佳子 | 取締役 | 53 | — |
| 鈴木廣明 | 取締役 | 71 | — |
| 星野昌洋 | 取締役 | 81 | 2,000 |
| 佐藤健次 | 常勤監査役 | 69 | — |
| 芳賀裕 | 監査役 | 74 | — |
| 吉津健三 | 監査役 | 60 | — |
| 近藤博之 | 取締役財務経理部長 | 59 | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 片桐久 | 取締役経営戦略部長 | 59 |
| 相原智恵 | 取締役 | 38 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 77 | 13 | 90 | 18 |
| 社外取締役 | 7 | 30 | — | 30 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容382字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題842字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,968字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,825字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-17
- 半期報告書半期報告書-第56期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
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