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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

北里

Kitazato Corporation368A · Prime · 精密機器

不妊治療の高度生殖医療に特化し、世界約110か国に製品を供給する医療機器メーカー。凍結保存技術で世界的な存在感を持つ。

概要

北里(368A)は精密機器セクターの上場企業。

体外受精や顕微授精など高度生殖医療向けの医療機器・試薬を開発・製造・販売する会社。

業界の中での役割は生殖医療機器・試薬の専業メーカーにあたる。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01生殖医療主力

人工授精や体外受精、顕微授精などの不妊治療に必要な製品を一貫して提供。卵子採取から培養、凍結保存、移植に至る全工程をカバーし、国内の医療機関に加え、世界約110か国の代理店ネットワークを通じて海外市場に供給している。

凍結保存技術で世界をリードする独自の技術力

主な製品・サービス5
Cryotop世界シェア上位
卵子や受精卵を液体窒素内で凍結保存するための容器。超急速ガラス化法に対応し、高い生存率で世界の医療施設で使用されている。
ETカテーテル
体外受精した受精卵を子宮内に移植するための医療機器。国内の医療機関で広く使用されている。
卵子・受精卵凍結用試薬
卵子や受精卵を凍結保存、融解するための試薬。ガラス化液や融解液などがあり、高い生存率を実現する。
採卵針(OPUニードル)
卵巣に針を穿刺し、卵胞内から卵子を採取するための医療機器。
ICSI Injection Pipette
顕微授精で精子を卵子へ注入するためのガラスピペット。職人の手作業で製造される。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位Cryotop凍結分野で世界を先駆けて開発し、世界各国で使用されている生殖医療
  • 生殖医療凍結保存技術で世界をリードする独自の技術力

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字が北里

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17721東京計器1,159億円27.9倍
27979松風819億円16.7倍
37745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
47715長野計器729億円13.5倍
5255Aジーエルテクノホールディングス684億円12.2倍
6368A北里579億円14.9倍
77717ブイ・テクノロジー539億円22.0倍
87749メディキット461億円14.0倍
97777スリー・ディー・マトリックス458億円11.0倍
107723愛知時計電機444億円
117774ジャパン・ティッシュエンジニアリング357億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り52社中16位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,447で、1年前と比べて-1.3%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,447-3.6%1ヶ月+0.1%1年-1.3%時価総額579億円
過去52週の値幅
安値¥1,155高値¥1,695

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR2.91倍
配当利回り2.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に1555円と前日比+5.42%と上昇。1ヶ月で+15.01%と上昇基調が強い。8月12日に1598円まで上昇し、その後は調整も、8月20日に再び1555円まで回復。25日線1447円、75日線1314円を上回り、200日線1382円も上回る。52週高値1695円に接近し、52週安値1155円からは約35%上昇。RSIは65.84と強気圏で、出来高も8月3日に49万株と急増した後、高水準を維持している。業績拡大の期待が強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍30.1倍
PER (予想)14.2倍
PBR2.91倍2.49倍
ROE20.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

株主

有価証券報告書より

グループ会社や銀行などの安定株主が73.6%を占め、残る26.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-17
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    7.44%
    +1.29pt
  • 2026-06-19
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    0.28%
  • 2026-06-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    6.15%
    +1.07pt
  • 2026-05-11
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.28%
    +0.23pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,204字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社北里コーポレーション)、連結子会社4社(株式会社北里バイオサイエンス、株式会社北里検査センター、株式会社北里ヘルスケア、株式会社北里クライオバンク)、非連結子会社1社(Kitazato America, Inc.)で構成されております。 当社グループは、人工授精及び体外受精、細胞凍結保存(※1)、再生医療における生殖工学技術に特化し、不妊治療を行うため、市場の期待に応えるべく製品を開発・製造し、世界約110か国・地域のマーケットに自社製品を供給しております。 会社別では、当社は不妊治療をサポートする医療機器や試薬等の主に消耗品の製造・販売、株式会社北里バイオサイエンスは医療機器の部品等の製造・販売、株式会社北里検査センターは遺伝子検査、株式会社北里ヘルスケアは高齢者向け医療機器の販売、Kitazato America, Inc.は、米国における輸入卸業、製品販売、市場調査・現地での許認可等の取得を行っております。また、株式会社北里クライオバンクは生体細胞の受託管理等に取り組むことを目的として設立し、事業開始に向けて準備中であります。 当社グループが使命と捉え、重視しているのは「生殖医療における新たな可能性の追求」です。その使命のために、世界中の医師や研究者との共同研究を通じ、過去に蓄積された専門技術や知識を有効に活かし、既存技術の改善と新たな技術の創出に取り組んでおります。 当社グループの商流につきましては、外部の取引先や部材を製造している子会社から原材料を仕入れ、当社の工場で医療機器の製造等を行い、日本国内の医療機関や代理店(ディストリビューター方式)を通して海外の医療機関への販売を行っております。当社グループの製品は、国内では病院、クリニックを通じて「Cryotop」、「ETカテーテル」や「卵子・受精卵凍結用試薬」等の多くの製品を患者様にご利用いただいております。また、海外では世界約110か国・地域で自社製品を販売するため、2026年3月31日時点において世界で約80社の代理店ネットワークを通じて供給が行われております。 不妊治療は、基本的には以下の4つの方法が行われており、まずは①タイミング法を行い、妊娠に至らない場合は、②人工授精、③体外受精、④顕微授精へと進んでいくことが一般的です。 当社グループで扱う製品は、主に③体外受精、④顕微授精で利用する研究用試薬や医療機器になります。これらは高度生殖医療とも呼ばれており、一般的な不妊治療で使用する製品に比べて高度な専門性を必要とする製品となります。 「不妊治療の概要」 ※上記のうち、「高度な不妊治療」が当社グループ製品を主に使用する領域となります。 「当社取扱製品の説明」 当社グループの提供する不妊治療に関する医療機器等は、以下のように製品区分されます。なお、当社グループは医療機器事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 製品区分   製品   用途 Media(試薬)   卵子/胚ガラス化・凍結液 融解液(VT)   卵子や受精卵を凍結保存、融解するための試薬 卵子・受精卵培養試薬(HTFメディウム等)   卵子や受精卵を培養するための試薬 密度勾配遠心用試薬(SE等)   良好精子を収集するための試薬 培養カバーオイル   培養液に被せるためのオイル 配偶子洗浄用試薬(GBS等)   卵子や精子の洗浄や、試薬の濃度調整のための試薬 Cryodevice(凍結保存製品)   Cryotop   取り出した卵子又は培養した受精卵を液体窒素内で凍結保存するために使用する容器 Cryotop-CL   取り出した卵子又は培養した受精卵を液体窒素に触れずに、凍結保存するために使用する容器 Ova Cryo Sheet   取り出した卵巣組織切片を液体窒素に触れずに、凍結保存するために使用する容器 医療機器   採卵針(OPUニードル)   女性の卵巣へ針を穿刺し、卵胞内から卵子を取り出すための機器 人工授精用(IUI)カテーテル   男性から採取した良好精子を女性の子宮に入れるための機器 胚移植用(ET)カテーテル   体外受精した受精卵を女性の子宮内へ移植するための機器 Micro Tools(顕微授精製品)   ICSI Injection Pipette   顕微授精で精子を卵子へ注入するためのガラスピペット ICSI Holding Pipette   顕微授精で卵子を保持するためのガラスピペット PZD Needle(アシステッドハッチング用ニードル)   アシステッドハッチング(胚が子宮内で着床しやすいようにする処理)をするためのガラスニードル 当社グループの事業の特徴は以下のとおりとなっております。 ① 不妊治療における全ての工程で製品を提供 当社グループが扱う主な製品は、「卵子採取・洗浄」、「精子採取・洗浄」、「受精」、「培養」、「移植」のフェーズで利用されますが、当社グループでは、不妊治療における卵子及び精子の採取、洗浄、培養、受精、卵子や胚の凍結保存及び融解に至る全ての工程にかかわる製品を静岡本社工場又は東京オフィスにて総合的に提供可能であることが強みとなっております。 ② Made in Japanに裏付けされた技術力 当社グループでは、全ての製品の製造を静岡本社工場及び東京オフィスにおいて国内生産しており、Made in Japanに裏付けされた品質水準で、安心、安全な医療器具の提供を目指しております。当社グループの製品は、1本1本を手作業で作製しており、数mm又は数μm単位の差のカスタム製品の製造が可能な技術力を有しております。そのため、ユーザーニーズに見合った柔軟な製品の製造が可能になっております。 また、特に凍結分野における開発を世界で先駆けて行ってきたことから、同分野において世界各国で当社の製品が使用されております。 体外受精では卵子及び受精卵を凍結保存することで、より良いタイミングでの胚移植を実現し、妊娠率を高める凍結プログラムがあります。当社グループでは、超急速ガラス化法(※)を用いて、卵子/受精卵(胚)を凍結保存する試薬及び保存機器の開発製造に携わり、医療施設における高い生存率の実現に貢献してきました。 (※)超急速ガラス化法は、胚に凍結保護剤を浸透させた後、ガラス化液につけて細胞内の水分を抜き、△196℃の液体窒素に瞬時に入れて急速に温度を下げることで胚をガラス化(非結晶化)させ、細胞の破壊を防ぎます。 ③ グローバルでの販売力 当社グループの製品を使用するユーザーは個人病院や大病院であり、国内では「Cryotop」、「ETカテーテル」や「卵子・受精卵凍結用試薬」等の多くの製品をご利用いただいております。また、海外では、世界約110か国・地域で自社製品を販売するために、当連結会計年度末時点において世界で約80社の代理店(ディストリビューター方式)ネットワークを有しており、特に近年では、規模・成長性ともに大きい欧米諸国を中心に多くの医療機関で「受精卵凍結用試薬」、「Cryotop」等の製品をご利用いただいております。 これを可能としているのは、代理店や医療機関との連携による製品・サービスの使用状況の把握、また、それらに対する意見や評価に基づく的確なユーザーニーズの把握に拠るところが大きく、そのうえで、迅速に対応できる営業能力とそのユーザーニーズ等を製品に落とし込む確かな技術力や応用力が顧客拡大へつながっているものと考えております。このような技術力・応用力の裏付けとして、世界各国の大学病院やクリニックとの共同開発・共同研究の連携を行っていることが挙げられます。 なお、当社グループと継続的に関連当事者取引が発生している取引先及びその事業内容、取引内容の概要は次のとおりであります。 Biomedical Supply, S.L. 当社の社外取締役が代表者である取引先であり、スペインにおいて生殖補助医療器具の流通販売を行っており、海外の販売代理店として当社製品の販売取引があります。 Biomedical Supply US, Inc. 当社の社外取締役が代表者である取引先であり、米国において生殖補助医療器具の流通販売を行っており、海外の販売代理店として当社製品の販売取引があります。 [事業系統図] 前述した事項を事業系統図によって示すと次のとおりになります。 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、企業理念を「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」と掲げ、不妊治療という医療を通じて、多くの喜びが次の新しい世代に継続する仕事をしたいと願っております。不妊治療に苦しんでいる患者様が一人でも多く笑顔に変わる日を夢みて、皆様と共に前進・改善を続けながら、より良い製品を提供する使命感を忘れずに仕事に取り組みます。それを実現する経営指針として、次の5項目を定めております。 1.北里は、お客様と共に未来を創る会社です。常に挑戦を続け、結果を残し、期待される会社になることをお約束します。 2.皆様に喜んでいただき、信頼していただける企業になるため、誠実かつ迅速で正確な対応ができるよう努めます。 3.母親には安心を、未来の子供たちには安全を贈ります。技術と品質向上に取り組む姿勢を常に意識することをお約束します。 4.感謝の気持ちを忘れず一生懸命に仕事をします。社会と共存し、社会に利益を還元できる企業市民を目指します。 5.医療に国境はありません。常に日本企業としての誇りと謙虚さを忘れずに、グローバルな活動を推進していきます。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値向上を図るため、①売上高、②売上高成長率、③海外売上高比率、④営業利益率及び⑤自己資本比率を重要な経営指標としております。 当社グループは、生殖医療分野に特化した製品開発及び販売活動を展開しており、国内外の医療機関との継続的な関係構築や各国の薬事認証取得を通じて、海外市場を中心とした事業拡大を進めております。このため、売上高、売上高成長率及び海外売上高比率を成長性の指標として重視しております。また、高品質な製品の提供や継続的な品質向上活動、業務改善活動を通じて収益性の向上に取り組んでいることから、営業利益率を重要な指標としております。加えて、医療機器業界において求められる品質保証体制や安定供給体制を維持しながら持続的な成長を実現するため、財務基盤の健全性を示す自己資本比率も重視しております。 当社グループは、資本コストを意識しながら、資本の効率的な活用と収益力の向上を図ることで、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 (3) 経営戦略等 当社グループは、「Happiness, for the Next Generations ― 笑顔を新しい世代に」を企業理念として掲げ、生殖医療分野における高品質な製品及びサービスの提供を通じて、患者様、医療従事者及び社会への貢献を目指しております。 当社グループを取り巻く事業環境は、少子化や晩婚化の進行、不妊治療技術の進歩等を背景として、生殖医療に対する社会的な重要性が高まるとともに、世界的な市場拡大が続いております。一方で、品質・安全性への要求水準の向上、各国規制への対応、競争環境の変化等により、事業環境は変化しております。 このような環境のもと、当社グループは、持続的な成長及び企業価値向上の実現に向けて、以下の事項に重点的に取り組んでまいります。 ① 既存事業領域の拡大 生殖医療分野を中核事業と位置付け、不妊治療における採卵、受精、培養、凍結保存及び胚移植等の各工程を支える製品群について、研究開発、品質向上及び安定供給体制の強化を継続し、競争優位性の維持・向上に取り組んでまいります。 また、国内外の医療機関及び研究機関との連携を通じて顧客ニーズの把握及び製品開発力の強化を図るとともに、各国における販売網の拡充及び薬事認証の取得を進めることで、海外市場における事業拡大を推進してまいります。 ② 周辺事業領域への展開 生殖医療分野で培った技術、知見及び顧客基盤を活用し、生殖医療を取り巻く周辺領域への展開を進めてまいります。具体的には、検査事業及びヘルスケア事業等の既存周辺領域の拡充に加え、医薬品、体外診断薬、AI等の新たな技術領域についても事業機会を探索し、中長期的な成長機会の創出に取り組んでまいります。 また、外部機関との共同研究、業務提携、資本提携等も活用しながら、生殖医療を中心とした新たな事業機会の創出に取り組んでまいります。 ③ 事業基盤の強化 持続的な成長を支える事業基盤の強化を重要な経営課題と認識しております。 製造工程の効率化を推進するとともに、サプライチェーンの強化を通じて品質向上、安定供給及び収益性の向上に取り組んでまいります。 また、研究開発機能の強化に向けた研究開発環境の整備、人材育成体制の充実及び専門人材の確保を進めるとともに、海外事業の拡大を支える販売体制及び情報発信体制の強化に取り組んでまいります。 (4) 経営環境 当社グループが属する生殖医療業界においては、少子化や晩婚化を背景とした不妊治療ニーズの拡大に加え、医療技術の進歩や社会的認知の向上により、国内外において市場の拡大が続いております。 また、欧州、米国、中国及びインドをはじめとする海外市場においては、生殖医療に対する需要の増加に伴い、市場成長が期待されております。一方で、医療の高度化に伴い、品質・安全性への要求や各国の規制・認証要件への対応の重要性が高まるとともに、競争環境も変化しております。 このような環境のもと、当社グループは、生殖医療分野に特化した技術力、品質及びグローバルな販売ネットワークを活かし、医療現場及び患者様のニーズに応える製品及びサービスの提供を通じて、持続的な成長を目指してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く事業環境は、世界的な出生率低下や晩婚化・晩産化の進行を背景として、不妊治療に対する需要は中長期的に拡大が見込まれる一方、各国における規制強化や品質・安全性に対する要求の高度化、競争環境の変化等により、事業運営における課題も多様化しております。 このような状況のもと、当社グループは持続的な成長及び企業価値の向上を実現するため、以下の課題に重点的に取り組んでまいります。 ① グローバル市場における事業基盤の強化 海外市場において販売体制の強化及び各国規制への対応を進め、グローバルでの事業拡大を推進しております。今後は、現地ニーズに即した製品展開及び認証取得の加速、販売チャネルの強化を通じて、さらなる市場シェアの拡大を図ってまいります。 ② 製品開発力及び技術基盤の強化 当社は、不妊治療の各工程を一貫して支える製品ラインナップを強みとしております。今後も、凍結保存技術を中心としたコア技術の高度化に加え、医療現場のニーズを反映した製品開発及びラインナップ拡充を進めることで、競争優位性の維持・強化に取り組んでまいります。 ③ 生産体制及び品質保証体制の高度化 医療機器・試薬メーカーとして、品質及び安定供給の確保は最重要課題の一つであります。当社は、製造工程における自動化の推進及び業務の効率化を通じて、生産性の向上と品質の安定化に取り組んでおります。また、品質保証体制につきましては、各国規制への適合及び製品の安全性の確保を前提に、製造・品質の両面から継続的な改善を進めております。今後も、安定供給と品質の確保を両立する体制の強化に努めてまいります。 ④ 人財の確保・育成及び組織基盤の強化 人財は持続的な成長を支える重要な経営資源であります。特に、生殖医療分野における高度な専門性に加え、グローバル市場に対応可能な人財の確保及び育成は、製品開発力、品質保証体制、営業力の全てに直結する重要課題であります。このため、専門性及びグローバル対応力の向上を目的とした教育・研修の充実、評価・処遇制度の整備、多様な人財が活躍できる環境の構築等を通じて、人財の定着及び組織力の強化に取り組んでまいります。 ⑤ ガバナンス及びリスク管理体制の強化 持続的な企業価値向上の実現に向けて、コーポレート・ガバナンスの充実及びリスク管理体制の強化を重要な経営課題と認識しております。今後も、内部統制の整備・運用の高度化及びコンプライアンスの徹底を図り、透明性の高い経営体制の構築に取り組んでまいります。 ⑥ 環境配慮及び持続可能な事業運営への対応 当社は、事業活動を通じた環境負荷の低減及び持続可能な社会の実現への貢献を重要な課題の一つと認識しております。今後も、省資源化や効率的なエネルギー利用の推進等を通じて、環境に配慮した事業運営に取り組むとともに、持続可能な成長基盤の強化を図ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。