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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

長野計器

NAGANO KEIKI CO., LTD.7715 · Prime · 精密機器

圧力計・圧力センサのグローバルリーダー。ボイラーやプラントの安全に欠かせない計器を幅広く供給。アシュクロフトブランドで世界各地に展開。

概要

長野計器は、圧力計・圧力センサを中核とする精密機器メーカーである。1948年に東京計器製作所から分離・独立し、現在はAshcroftブランドで世界展開する。連結売上高695億円(2025年3月期)、従業員2,390名。本社を東京都大田区に置き、長野県上田市に主力工場を持つ。事業は圧力計、圧力センサ、計測制御機器、ダイカストの4セグメントで構成され、石油化学、半導体、自動車など幅広い産業に製品を供給する。

圧力計と圧力センサが収益の約8割を占める

計測制御機器事業(売上高44億円)はエアリークテスタや流量計など、生産ラインの品質検査に使われる機器を手がける。ダイカスト事業(売上高54億円)はアルミ・亜鉛の精密鋳造部品を自動車メーカーに供給する。この2事業は全体の15%程度だが、それぞれ独自の市場を持つ。なお、2026年3月期にショッピングタウン事業(テナントビル)を売却し、同事業を終了した。

日本と米国を二軸にしたグローバル生産・販売網

同社グループは国内に加え、米国、欧州、アジア、南米に計33子会社を有する。主力の圧力計・圧力センサは、長野県上田市の上田計測機器工場と丸子電子機器工場で生産される。米国ではAshcroft Inc.を中核に、メキシコに生産拠点(ASHCROFT QUERÉTARO)を持ち、地産地消を進める。欧州ではAshcroft Instruments GmbHがRueger社やStiko社を傘下に収め、温度計関連事業を強化。韓国、中国、シンガポールにも販売会社を配置し、世界規模で顧客に対応する体制を整える。

ダイカストと計測制御機器は自動車・電子部品需要に依存

ダイカスト事業は子会社3社(中村金型製作所、サンキャスト、ヤハタ)で構成され、売上の大半を自動車部品向けが占める。2026年3月期は自動車生産回復を背景に増収・黒字転換した。計測制御機器事業はフクダ(エアリークテスタ)とニューエラー(空気圧機器、医療機器)が主体。自動車・電子部品関連の設備投資動向に業績が左右されるが、医療機器や一般産業向けの伸びが下支えする。同事業は市場が限定的であり、売上高はグループ全体の約7%にとどまる。

業界の中での役割は産業用計測機器メーカー(圧力計測・制御の専門企業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
677億円
営業利益
70億円
営業利益率
10.3%
純利益
54億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01産業計測器(プロセス産業・設備)主力

圧力計、圧力センサ、計測制御機器を販売。石油化学、プラント、ボイラー、空調等のプロセス産業向けに、安全・効率的な運転に不可欠な圧力計測製品を供給。グループ会社を通じ世界規模で販売網を展開。

業界をリードするグローバルブランド(Ashcroft)

主な製品・サービス3
圧力計
ボイラー、配管、タンク等の圧力を測定する機械式・電子式の計器。アシュクロフトブランドでグローバル展開。
圧力センサ
半導体、自動車、医療等の幅広い分野で使用される、圧力を電気信号に変換するセンサ。
計測制御機器
温度計、流量計、圧力スイッチ、コントローラ等、計測・制御システムを構成する機器。

02自動車部品(ダイカスト)準主力

ダイカスト製品の製造販売。自動車部品向けにアルミ・亜鉛等のダイカスト部品を供給。

主な製品・サービス1
ダイカスト製品
アルミニウム合金等を使用した精密鋳造部品。自動車のエンジン、トランスミッション、シャシー等に使用。

03自動車電装品副次

子会社にて自動車用電装品の製造販売。

製品と技術

ボイラーから半導体までを支える圧力計

圧力計は同社の祖業であり、現在も最大の事業。機械式のブルドン管圧力計から電子式まで幅広いラインアップを持つ。主要ブランドは「Ashcroft」で、石油化学プラント、ボイラー、空調設備など過酷な環境での使用に耐える設計が特長。国内では長野汎用計器製作所が汎用品を、ナガノが特殊品を製造する。2026年3月期の圧力計事業売上高は364億円。米国子会社Ashcroft Inc.がOEM向けに強みを発揮し、産業機械関連の需要が好調であった。

シリコンキャパシタンス方式を核とする圧力センサ

圧力センサ事業は、半導体製造装置、自動車エンジン制御、医療機器などに使われる。中核技術はシリコン・キャパシタンス方式で、高精度・高信頼性を実現。1991年にドレッサー社との合弁で製造を開始し、その後ボッシュやデルコから高圧センシング技術を導入した。丸子電子機器工場でセンサ素子から一貫生産し、2025年にはダイアフラム加工棟(DP棟)を増設して生産能力を強化。2026年3月期は半導体向けが減少したが、空調管材向けや米国産業機械向けが増加した。売上高は194億円。

エアリークテスタを軸とする計測制御機器

計測制御機器事業は子会社フクダとニューエラーが担う。主力製品はエアリークテスタで、自動車部品や電子部品の気密検査に使われる。同社のテスタは圧力降下法を応用し、微少リークを高感度で検出する。また空気圧機器や医療機器向けの流量制御機器も手がける。2026年3月期は自動車・電子部品関連の設備投資停滞でエアリークテスタが減少したが、空気圧機器と医療機器が伸長。売上高44億円、営業利益5億円と改善した。なお、同社は2003年にフクダを買収してこの分野に本格参入した。

自動車の軽量化に貢献するダイカスト製品

ダイカスト事業はアルミニウム合金の精密鋳造部品を生産する。主な製品はエンジン部品、トランスミッションケース、シャシー部品などで、国内外の自動車メーカーに供給される。子会社のサンキャスト、ヤハタ、中村金型製作所が製造を担当し、長野県内に拠点を置く。自動車の電動化・軽量化に伴い、アルミダイカストの需要は中期的に拡大が見込まれる。2026年3月期は自動車生産回復で売上高54億円、営業利益2.3億円と黒字化。主要顧客は非開示だが、国内完成車メーカーおよびTier1サプライヤーと推測される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 産業計測器(プロセス産業・設備)業界をリードするグローバルブランド(Ashcroft)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

圧力計測で国内首位、内需依存で安定

精密機器セクターに属し、圧力計・温度計などの計測機器を専門とするニッチトップ企業です。同業他社にはリガク・ホールディングスやTerra Droneなどがありますが、当社は産業用計測に特化し、国内市場で高いシェアを誇ります。売上高は約700億円規模で、2025年3月期の営業利益率は11.08%と収益性は良好です。ただし、海外展開は限定的で、内需依存度が高い構造です。近年は売上高が横ばい傾向にあり、成長鈍化が課題となっています。

強み

  • 圧力計測分野で国内シェア首位。産業用需要に強みがあり、安定した収益基盤を構築。
  • 2025年3月期の営業利益率は11.08%と10%超を維持。技術力とブランド力が寄与。
  • 計測機器の開発・製造で長年の実績。精度や信頼性で他社と差別化。
  • 産業用の計測機器は景気変動に左右されにくく、安定的な売上を見込める。

課題

  • 売上の海外比率が低く、成長市場の取り込みが不十分。グローバル戦略が課題。
  • 2026年3月期の売上高は677億円と前期比減。新規需要の開拓が必要。
  • 同業他社の技術革新に対抗するため、継続的な研究開発投資が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字が長野計器

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16143ソディック936億円13.3倍
26454マックス839億円23.5倍
36381アネスト岩田811億円14.3倍
46413理想科学工業801億円16.2倍
57745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
67715長野計器729億円13.5倍
76118アイダエンジニアリング706億円15.3倍
86339新東工業655億円
96140旭ダイヤモンド工業558億円28.1倍
107769リズム330億円13.7倍
116850チノー309億円13.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

東京計器製作所から分離独立した1948年

1948年12月、株式会社東京計器製作所を清算会社とし、圧力計部門を引き継ぐ株式会社長野計器製作所が発足。資本金500万円、本社と工場を長野県小諸町に置いた。同時に設立された東京計器製造所(現・東京計器)とは無関係で、この分離が長野計器の原点となる。1951年には上田市に移転し、以降同地が生産の中心となる。当時は機械式圧力計の製造が主で、国内のプロセス産業向けに販路を広げた。

トキコとの合弁で販売網を獲得した1964年

1964年3月、トキコ(現・Astemo)との合弁でトキコ圧力計株式会社(現・Astemo&ナガノ)を設立。両社製品の販売を一本化し、圧力計の流通チャネルを拡大した。同年には長野計器サービス(現・ナガノ計装)を設立し、修理・メンテナンス事業にも参入。1966年には上田計測機器工場が完成し本社も移転。子会社の長野汎用計器製作所を設立し、汎用型圧力計の量産体制を整えた。この時期に事業基盤を固め、国内トップクラスの圧力計メーカーへと成長する足がかりを築いた。

圧力センサ技術への本格参入とグローバル化の1980年代

1988年、米国ドレッサー・インダストリーズ社と圧力センサの技術販売契約を締結。翌1989年には丸子電子機器工場を新設し、圧力センサの本格生産を開始した。同年、韓国にKOREA NAGANOを設立し海外生産に進出。1991年にはドレッサー社との合弁でDRESSER-NAGANOを設立し、シリコン・キャパシタンス方式のセンサ製造に乗り出した。これらの投資により、機械式圧力計から電子式センサへと製品ポートフォリオを拡大。その後、ボッシュやデルコ(現Aptiv)から高圧センシング技術を導入し、自動車・産業機械向けのセンサ事業を強化した。

Ashcroft買収で世界市場に飛躍した2006年

2006年5月、米国老舗ブランドAshcroftの親会社であるAshcroft Holdingsの全株式を取得。買収額は非公表だが、これにより北米・欧州・南米の販売網と生産拠点を一気に手中に収めた。Ashcroftは1852年創業の圧力計メーカーで、石油化学プラント向けに強いブランド力を持つ。同社を傘下に入れたことで、長野計器の売上高は連結で400億円を超え、グローバル企業への転換点となった。その後も欧州の温度計メーカーRueger社やStiko社を買収し、製品ラインを拡充している。

上場市場の変遷と新中期経営計画の策定

1998年に店頭登録、2004年にジャスダック上場、2005年に東証2部、2007年には東証1部に指定され、2022年の市場区分見直しでプライム市場に移行した。2026年3月期には半導体需要の変動や関税政策の影響を受け、売上高676億円(前期比2.7%減)にとどまった。第2次中期経営計画(2023~2025年度)の目標(売上高753億円、営業利益率12.9%)は未達。これを受け、新たに「新中期経営計画2028」を策定し、光学式センサなどの新領域開拓と圧力センサの海外拡販を掲げる。

年表36件を開く

1940年代

  • 1948年12月創業㈱東京計器製作所を清算会社として㈱長野計器製作所と㈱東京計器製造所(現・東京計器㈱)とに分離し、本社及び工場を長野県北佐久郡小諸町(現・小諸市)に置き、資本金500万円にて発足

1950年代

  • 1951年10月本社及び工場を長野県上田市上田に移転

1960年代

  • 1964年3月上田市秋和に秋和工場第1期工事完成 トキコ㈱(現・Astemo㈱)との合弁によりトキコ圧力計㈱(現・Astemo&ナガノ㈱)を設立し、両社製品の販売を開始
  • 1964年5月長野計器サービス㈱(現・㈱ナガノ計装)を設立し、圧力計の修理を開始
  • 1964年12月秋和工場第2期工事完成、上田工場を移転(現・上田計測機器工場)
  • 1966年12月現・上田計測機器工場第3期工事完成、本社を移転 ㈱長野汎用計器製作所を設立し、汎用形圧力計の製造を開始

1970年代

  • 1970年8月㈱斉藤合金鋳造所(現・㈱キャステク)へ資本参加し、鋳造部品の製造を開始
  • 1976年6月本社を東京都大田区東馬込に移転
  • 1978年7月㈱ナガノを設立し、特殊圧力計の製造を開始

1980年代

  • 1988年9月M&A㈱マーシン(現・ヨシトミ・マーシン㈱、2009年4月合併)に資本参加し歯車等の機械加工を開始
  • 1988年11月米国ドレッサー・インダストリーズ社と圧力センサの技術販売契約を締結
  • 1989年2月長野県包装資材㈱(現・㈱エポックナガノ)に資本参加し、当社の厚生施設管理業務の委託と損害保険代理業を開始
  • 1989年3月長野県小県郡丸子町(現・長野県上田市御岳堂)に丸子電子機器工場新設、第1期工事完成、圧力センサの本格的生産開始
  • 1989年3月創業共同出資により、KOREA NAGANO CO.,LTD.を設立し、圧力計、温度計の製造販売を開始
  • 1989年7月㈱ヨシトミ(現・ヨシトミ・マーシン㈱)に資本参加し、圧力計部品の組立加工を開始

1990年代

  • 1991年1月米国ドレッサー社との合弁によりDRESSER-NAGANO,LTD.を設立しシリコン・キャパシタンス・センサの製造を開始
  • 1995年2月上田計測機器工場・丸子電子機器工場が(財)日本品質保証機構よりISO9001の認証取得
  • 1996年9月上田計測機器工場、圧力計(アネロイド型圧力計)指定製造事業者に指定
  • 1996年10月米国デルコ・エレクトロニクス社(現・Aptiv PLC)と高圧センシング技術の技術移転とライセンス供与契約を締結
  • 1997年1月丸子電子機器工場、第2期工事完成
  • 1997年7月商号変更長野計器㈱に社名変更
  • 1998年9月独国ロバート・ボッシュ社と高圧センシング技術の技術移転とライセンス供与契約を締結
  • 1998年12月日本証券業協会に株式を店頭登録 上田計測機器工場が計量標準認定事業者制度により、「圧力」の事業区分及び範囲で認定事業者に認定

2000年代

  • 2000年11月上田計測機器工場・丸子電子機器工場が(財)日本ガス機器検査協会よりISO14001認証取得
  • 2003年4月㈱フクダの全株式を取得し、流量制御機器(主たる製品としてエアリークテスタ)の製造に本格的に進出
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2005年9月㈱サンキャストに資本参加し、金属成形技術の活用を図る
  • 2006年5月Ashcroft Holdings,Inc.(現・Ashcroft-Nagano Keiki Holdings,Inc.)の全株式を取得し、圧力計及び圧力センサの世界事業展開を促進
  • 2007年4月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2008年2月S3C,Inc.に資本参加し、圧力センサ開発の促進を図る(S3C,Inc.は2018年3月に会社清算)
  • 2008年4月㈱ニューエラーの全株式を取得し、計測制御機器の早期製品化と新市場開拓を進める
  • 2009年6月㈱ニューエラーが、タイ国に子会社New-Era International Co., Ltd.を設立

2010年代

  • 2014年4月ドイツに圧力センサの製造販売を目的とした合弁会社JADE Sensortechnik GmbHを設立
  • 2017年7月㈱双葉測器製作所の全株式を取得し、圧力標準器の製造販売及び圧力校正・検査事業の強化を進める
  • 2019年1月(有)中村金型製作所の全株式を取得し、商号を㈱中村金型製作所とし、ダイカスト事業の強化を進める Ashcroft Instruments GmbHがRueger Holding S.A.及びStiko Meetapparatenfabriek B.V.の全株式を取得し、温度計関連事業の強化と新市場開拓を進める Ashcroft Instruments GmbHが、イタリアにAshcroft Instruments S.R.L.を設立 Ashcroft Instruments GmbHが、フランスにAshcroft Instruments SAS を設立 ㈱ヤハタの全株式を連結子会社の㈱サンキャストが取得し、ダイカスト事業の強化を進める メキシコにASHCROFT QUERÉTARO, S. DE R.L. DE C.V.を設立し、価格競争力向上を進める 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行 ㈱キャステクの株式を一部売却し、持分法適用の対象外とする ㈱エポックナガノを会社清算 上田ショッピングタウンを売却 圧力センサ素子の加工及び研磨工程の生産能力を強化するため、丸子

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで675億円
  • 営業利益2027年3月期まで68億円
  • 営業利益率2027年3月期まで10%
  • 売上高2029年3月期まで755億円
  • 営業利益2029年3月期まで90億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新製品開発と既存事業の強化

    既存製品の無線化やワイヤレス計測の拡充、コア技術の深化、制御ソリューションの提供により、競争力を高める。

  2. 02

    収益力の強化

    コストダウン、価格改定、特殊仕様品やリピート品への対応力強化、標準原価データ検証による収益性の見える化を推進。

  3. 03

    経営基盤の強化

    新工場建設を見据えたDX化、GHG削減、多様性推進、ガバナンス強化、人材確保、財務戦略強化に取り組む。

  4. 04

    新領域への挑戦

    光学式センサによる新計測領域の開拓、政府戦略17分野への関与、R&D投資拡大、産学官連携を推進。

  5. 05

    グローバル競争力の強化

    圧力センサの海外販売チャンネル強化、Ashcroft社による地産地消、東アジア・東南アジアでの営業強化を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,390人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は532万円で、9期前と比べて+2.4%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,997
2018年3月2,066
2019年3月52040.316.92,139
2020年3月45540.717.42,259
2021年3月46041.418.12,297
2022年3月51942.118.52,344
2023年3月56241.517.82,383
2024年3月57641.717.82,421
2025年3月57142.118.12,388322
2026年3月53242.318.42,390293

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率61.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 12 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
圧力計・圧力センサ — Ashcroft Instruments GmbH ドイツ アルスドルフ3,335百万円
丸子電子機器工場 — 長野県上田市3,002百万円
圧力センサ
圧力計・圧力センサ — Ashcroft Inc. 米国コネティカット州ストラットフォード1,739百万円
ダイカスト — ㈱サンキャスト(茨城県下妻市)1,497百万円
圧力計・圧力センサ — Ashcroft Instruments (Jiaxing) Co., Ltd. 中国 浙江省嘉興市1,186百万円
上田計測機器工場 — 長野県上田市1,016百万円
圧力計
計測制御機器 — ㈱フクダ(東京都練馬区)870百万円
本社 — 東京都大田区821百万円
全社(共通)
圧力計・圧力センサ — Willy Instrumentos de Medicao e Controle Ltda. ブラジル サンパウロ809百万円
圧力計・圧力センサ — ASHCROFT QUERÉTARO, S. DE R.L. DE C.V. メキシコ ケレタロ708百万円
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ニューエラー
    大阪府大阪市生野区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フクダ
    東京都練馬区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱長野汎用計器製作所
    長野県上田市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ナガノ
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ナガノ計装
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ヨシトミ・マーシン㈱
    長野県諏訪市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱双葉測器製作所
    東京都荒川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱中村金型製作所
    長野県諏訪市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サンキャスト
    茨城県下妻市
    議決権51.5%
  • 海外
    Ashcroft-Nagano Keiki Holdings,Inc.
    米国コネティカット州ストラットフォード
    議決権100.0%
  • 海外
    Willy Instrumentos de Medicao e Controle Ltda.
    ブラジル サンパウロ
    議決権100.0%
  • 海外
    Ashcroft Instruments (Jiaxing) Co., Ltd.
    中国 浙江省嘉興市
    議決権100.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • JADE Sensortechnik GmbHドイツ連邦共和国ザクセン州ドレスデン51%
  • Astemo&ナガノ株式会社東京都中央区40%
  • 長野福田(天津)儀器儀表有限公司中華人民共和国天津49%
  • KOREA NAGANO CO., LTD.韓国京畿道華城49%
  • Manufacturas Petroleras Venezolanas,S.A.ベネズエラ・ボリバル共和国スリア州マラカイボ45%
  • ADZ NAGANO GmbHドイツ連邦共和国ザクセン州バウツェン郡20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は677億円営業利益70億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.6%、利益が-9.1%。

売上高
-2.6%
677億円
営業利益
-9.1%
70億円
純利益
-11.5%
54億円
営業利益率
10.3%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高675億円677億円
営業利益68億円70億円
純利益43億円54億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は179億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.8%、営業利益は+17.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q14013
2024年1Q1631710.413
2024年2Q1812011.013
2024年3Q1802212.214
2024年4Q15514
2025年2Q3564011.230
2025年4Q3393710.931
2026年2Q3243310.222
2026年4Q3533710.532
2027年1Q1792011.215

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は367億円から677億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月36794
ドイツに圧力センサの製造販売を目的とした合弁会社JADE Sensortechnik GmbHを設立
2014年3月4081312
2015年3月4591612
2016年3月4492113
2017年3月4421913
2018年3月5043628
(有)中村金型製作所の全株式を取得し、商号を㈱中村金型製作所とし、ダイカスト事業の強化を進める Ashcroft Instruments GmbHがRueger Holding S.A.及びStiko Meetapparatenfabriek B.V.の全株式を取得し、温度計関連事業の強化と新市場開拓を進める Ashcroft Instruments GmbHが、イタリアにAshcroft Instruments S.R.L.を設立 Ashcroft Instruments GmbHが、フランスにAshcroft Instruments SAS を設立 ㈱ヤハタの全株式を連結子会社の㈱サンキャストが取得し、ダイカスト事業の強化を進める メキシコにASHCROFT QUERÉTARO, S. DE R.L. DE C.V.を設立し、価格競争力向上を進める 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行 ㈱キャステクの株式を一部売却し、持分法適用の対象外とする ㈱エポックナガノを会社清算 上田ショッピングタウンを売却 圧力センサ素子の加工及び研磨工程の生産能力を強化するため、丸子
2019年3月5212919
2020年3月4912316
2021年3月448159
2022年3月5504325
2023年3月6055034
2024年3月6797454
2025年3月695777611.161
2026年3月677706910.354

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高677億円のうち、営業利益として残るのは70億円10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は54億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.9%460億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.7%147億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%70億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
10.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
11.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが76億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは79億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は135億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月16−13−4330
2014年3月13−6−7733
2015年3月16−110539
2016年3月26−10−41649
2017年3月27−10−171749
2018年3月26−11−171547
2019年3月29−19−111046
2020年3月38−2721158
2021年3月23−155870
2022年3月28−23−16562
2023年3月22−20−3263
2024年3月62−20−344273
2025年3月61−4−355797
2026年3月763−4379135

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は765億円。このうち返さなくてよい自己資本が491億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月34914420540.7
2014年3月38617021643.5
2015年3月43217226039.2
2016年3月42318324042.4
2017年3月44819924943.5
2018年3月47423623848.3
2019年3月46224022250.5
2020年3月46724322450.5
2021年3月50825725149.0
2022年3月55629126551.0
2023年3月62933329651.7
2024年3月72440631854.9
2025年3月74444729858.8
2026年3月76549127462.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
139億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
328億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
81億円
在庫として抱えている分
負債合計
274億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE52社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率52社中44位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.8%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.3%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.6%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,860で、1年前と比べて+92.6%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥3,860-6.7%1ヶ月-1.9%1年+92.6%時価総額729億円
過去52週の値幅
安値¥2,012高値¥4,845

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.5倍
PER (会社予想)17.0倍
PBR1.42倍
配当利回り1.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月19日に一時3790円まで下落し、前日比8.56%安と急落しました。これは8月14日に4420円の直近高値を付けた後の反動減で、52週高値4845円からは約21.8%下方乖離しています。一方、25日移動平均線は3899.6円で、株価はこれを下回りましたが、75日線3778円は上回っており、中期的な上昇トレンドは維持されています。週足では7月末に3355円まで調整した後、8月上旬にかけて4200円台まで回復するなどボラティリティの高い展開が続いています。出来高は8月13日に36万6900株と急増し、需給の変化が示唆されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは13.79倍で業界平均32.8倍を大幅に下回り、PBRも1.52倍で平均3.66倍の半分以下。ROEは11.8%と良好で、配当利回りは1.32%と平均1.98%を下回るが、株主還元は控えめ。業績は横ばい傾向で、割安だが成長性には課題がある。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.5倍30.1倍
PER (予想)17.0倍
PBR1.42倍2.49倍
ROE11.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調で、売上高は増加傾向、営業利益率も10%超と良好である。強気派は、計測機器分野での確固たる地位と、半導体・医療向けの新規分野への注力による成長を評価する。一方、弱気派は、機械・設備投資の変動や競争激化、成長分野での不確実性を懸念する。株価は1年間で約90%上昇しており、成長性が織り込まれた後の持続可能性が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 技術力・シェア

    圧力計で国内トップクラスのシェアを持ち、技術や品質で高い評価を得ている。

  • 成長分野

    半導体・医療向けセンサーに注力し、新たな需要を取り込む。

  • 業績好調

    増収と高い営業利益率で、収益が堅調に拡大している。

  • 予想PER13.79倍は収益力に対し割安継続影響

    ROE11.8%、営業利益率11.08%に対しPER13.79倍。収益力に比べ評価は低い

  • 外国人保有率20.47%と高い継続影響

    外国人保有率20.47%と高く、海外投資家の継続的な買いが見込まれる

  • 株価は1年で89.38%上昇しモメンタム不定影響

    過去1年で89.4%上昇。相対強さが続き、追加資金流入が期待

  • 配当性向18%と低く増配余地次回株主総会影響

    配当利回り1.32%、配当総額約9.8億円(純利益54億円の18%)。増配余地は大きい

マイナスに働く材料7
  • 需要の変動

    自動車やプラントなど主要産業の設備投資に左右されやすい。

  • 競争激化

    計測機器分野は競争が激しく、価格低下圧力が懸念。

  • 株価上昇の反動

    1年で約90%上昇し、バリュエーションが過熱感。

  • 2026/3期は営業利益70億円へ減益2026/3期影響

    営業利益77→70億円、純利益61→54億円へ減益。需要減速が収益を圧迫

  • 売上高695→677億円と減収転換2026/3期影響

    売上高が2.6%減少し減収転換となる。需要減速が続けば下振れリスク

  • 営業利益率11.08%→10.34%へ低下2026/3期影響

    営業利益率が0.74ポイント低下。固定費負担増と販売価格競争

  • 株価は89%上昇後の高値警戒不定影響

    過去1年で89.4%上昇。利益が減少する局面では高値警戒から売りが出やすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の持続性を確認し、事業の競争力を測るため。
半導体・医療向け売上
成長分野の拡大状況と収益貢献を評価するため。
受注残高
今後の売上高の先行指標となり、需要動向を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは1.55%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
1.55%
いまの株価に対して
配当性向
25.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2026.6
2018年3月2630.031.0
2019年3月22−15.433.4
2020年3月220.029.2
2021年3月220.037.5
2022年3月2931.826.4
2023年3月3624.121.3
2024年3月4011.115.0
2025年3月4820.017.4
2026年3月528.325.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,148人。区分でいちばん多いのは個人・その他34.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.8%を占め、残る57.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.343.044.341.040.634.4
金融機関22.321.822.625.126.224.9
外国法人5.56.45.55.64.620.4
事業法人26.125.025.325.425.817.9
証券会社3.93.82.32.82.72.4
自己株式1.21.21.21.21.01.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.92
02長野計器取引先持株会8.02
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.85
04MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)4.34
05株式会社八十二長野銀行3.75
06日本酸素ホールディングス株式会社3.71
07ニデックインスツルメンツ株式会社2.76
08八十二キャピタル株式会社2.67
09戸谷 直樹2.39
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    5.10%
  • 2026-06-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.14%
    -0.23pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1362%、1株純資産は14期で+274%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月206922.935.1
2014年3月608168.011.521.0
2015年3月639927.211.743.7
2016年3月759267.68.640.3
2017年3月691,0067.110.426.6
2018年3月1451,18213.38.331.0
2019年3月981,2048.28.233.4
2020年3月821,2246.89.829.2
2021年3月451,3093.621.837.5
2022年3月1321,4899.49.626.4
2023年3月1791,70711.27.421.3
2024年3月2842,08215.08.115.0
2025年3月3172,29214.56.017.4
2026年3月2862,58811.89.525.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額200百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤正継代表取締役 社長 取締役会議長、経営委員会議長、監査部担当7227,000
角龍徳夫常務取締役 サステナビリティ委員会委員長、事業強化推進委員会、経営統括本部、経理部担当666,000
小野明彦取締役 製品判定会議議長、営業本部担当621,000
諏訪明久取締役 執行役員会議長、製造本部担当541,000
原克実取締役 サステナビリティ委員会副委員長、内部統制委員会委員長、リスクマネジメント委員会委員長、管理本部担当61
芹沢陽司取締役 製品判定会議副議長、技術本部担当58
鈴木正徳取締役717,000
寺島義幸取締役731,000
梅澤佳子取締役66
矢島寿衛常勤監査役7124,000
小林豊茂常勤監査役638,000
水澤博敏監査役73
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
神吉正監査役67
加藤重治監査役69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7118222214120
監査役3303010
社外取締役529296

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,355字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社33社、関連会社9社により構成されております。 当社グループが営んでいる事業は、圧力計、圧力センサ、計測制御機器、ダイカスト等の製造販売を主に、これらに附帯する事業及び応用製品等の製造販売を行っております。事業内容と当社及び子会社並びに関連会社の当該事業に係る位置付けなどは、次のとおりであります。 なお、次の4部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 事業部門   主要製品・事業内容   会社 圧力計   圧力計の製造・販売   当社  ㈱長野汎用計器製作所  ㈱ナガノ  ㈱ナガノ計装 ヨシトミ・マーシン㈱  Ashcroft-Nagano Keiki Holdings,Inc.  Ashcroft Inc.   Willy Instrumentos de Medicao e Controle Ltda.   Ashcroft Instruments GmbH   Ashcroft Instruments Singapore Pte,Ltd.   Ashcroft Instruments Canada,Inc.   Ashcroft Instruments Mexico,S.A. de C.V.   Ashcroft-Nagano,Inc.   Ashcroft Instruments (Jiaxing) Co., Ltd.  ASHCROFT INSTRUMENTS LIMITED  Ashcroft Pressure and Temperature Measuring Installments Export & Import Company Limited.   Manufacturas Petroleras Venezolanas S.A.   Ashcroft Al-Rushaid Instrument Co., Ltd.   Ashcroft Instruments S.R.L.  Ashcroft Instruments SAS  ASHCROFT QUERÉTARO, S. DE R.L. DE C.V.   Rueger Holding S.A.   Rueger S.A.   Rueger Sdn.Bhd.   Rueger Manufacturing Sdn.Bhd.   Stiko Meetapparatenfabriek B.V.  Ashcroft Middle East FZE  Astemo&ナガノ㈱  KOREA NAGANO CO.,LTD.                 (会社総数 29社) 圧力センサ   圧力センサの製造・販売   当社 ㈱ナガノ計装  Ashcroft-Nagano Keiki Holdings,Inc.   Ashcroft Inc.   Willy Instrumentos de Medicao e Controle Ltda.   Ashcroft Instruments GmbH   Ashcroft Instruments Singapore Pte,Ltd.   Ashcroft Instruments Canada,Inc.   Ashcroft Instruments Mexico,S.A. de C.V.   Ashcroft-Nagano,Inc.   Ashcroft Instruments (Jiaxing) Co., Ltd.  ASHCROFT INSTRUMENTS LIMITED  Ashcroft Pressure and Temperature Measuring Installments Export & Import Company Limited.   Manufacturas Petroleras Venezolanas S.A.   Ashcroft Al-Rushaid Instrument Co., Ltd.   Ashcroft Instruments S.R.L.  Ashcroft Instruments SAS   Rueger Holding S.A.   Rueger S.A.   Rueger Sdn.Bhd.   Rueger Manufacturing Sdn.Bhd.   Stiko Meetapparatenfabriek B.V.  Ashcroft Middle East FZE  JADE Sensortechnik GmbH  Astemo&ナガノ㈱  KOREA NAGANO CO.,LTD.  ADZ NAGANO GmbH                       (会社総数 27社) 事業部門   主要製品・事業内容   会社 計測制御機器   計測制御機器の製造・販売   当社 ㈱ニューエラー  ㈱フクダ ㈱双葉測器製作所 長野福田(天津)儀器儀表有限公司 利安工業計器有限公司 FUKUDA USA Inc.     (会社総数 7社) ダイカスト   ダイカスト製品の製造・販売   ㈱中村金型製作所 ㈱サンキャスト ㈱ヤハタ (会社総数 3社) その他事業   不動産賃貸 不動産賃貸管理 自動車用電装品の製造・販売   当社 (会社総数 1社)   ㈱ニューエラー   (会社総数    1社) 以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)無印連結子会社 ※1非連結子会社 ※2持分法適用関連会社 ※3持分法非適用関連会社
経営方針・対処すべき課題2,062字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「一芸を極めて世界に挑戦」の企業理念のもと、圧力計測・制御分野でのリーディングカンパニーとして、「安全・安心・信頼」をお届けすることを使命とした製品の提供を通じて、社会貢献を継続することをグループ全体の基本方針としております。 経営目標の達成に向けて、日本及び米国を主要拠点としたグローバルな展開を行ってまいります。 (2)当社グループを取り巻く経営環境 当社グループの業績は、設備関連投資の動向に影響を受ける可能性があると想定しております。 当社の基盤を成す圧力計事業・圧力センサ事業は、多種多様な業種の生産活動において欠かせない役割を担っております。 昨今の省人化の流れにより、これまで人の手で行ってきた監視・調整・保全業務は、自動制御や遠隔監視、予知保全といった自動化技術へと急速にシフトしています。とりわけ産業機械分野では高精度・高速制御が、半導体分野では微細化・高集積化に伴う高度なプロセス管理が一層強く求められています。こうした背景のもと、装置の安定稼働と品質確保を支える圧力計測のニーズはますます拡大すると見込まれます。 (3)第2次中期経営計画(対象期間:2023年度~2025年度)の振り返り 2026年3月期に終了した当計画期間では、事業構造の抜本的な見直しに挑みました。しかし、半導体関連をはじめとする世界的な設備投資需要の変動など外部環境の急激な変化の影響を受け、最終年度の目標であった売上高753億円、営業利益率12.9%は達成に至りませんでした。 この結果を真摯に受け止め、成長シナリオと実行施策を再検証した上で、新たに「新中期経営計画2028(対象期間:2026年度~2028年度)」を策定いたしました。 (4)新中期経営計画2028(対象期間:2026年度~2028年度) 「伝統を力に、次の価値創造へ!」をスローガンに掲げ、従来の圧力計事業の安定成長を「進化」させ、光学式センサをはじめとする新領域への展開、ワイヤレス化、グローバル市場での圧力センサ拡販を「挑戦」の柱と位置づけ、事業規模の拡大と持続的成長を目指します。 最重要課題は「新領域への挑戦」です。圧力計測を核とした競争力をさらに磨きつつ、既存および戦略分野での成長領域を確実に取り込みます。 また、環境関連設備・半導体・先端製造設備などの設備投資拡大を好機と捉え、日本政府が推進する戦略17分野にも積極的に関与してまいります。 重点施策は次の5つです。 ・新製品開発・既存事業の強化 ・収益力の強化 ・経営基盤の強化 ・新領域への挑戦 ・グローバル市場における競争力強化 加えて、生産体制の強化策として、丸子電子機器工場敷地内に圧力計と圧力センサの生産棟を新設する構想を、市況を見極めながら引き続き検討し、早期の具体化を図ります。 計画期間最終年度の2028年度には、売上高755億円、営業利益90億円、営業利益率12%の達成を見据え、初年度の2026年度は売上高675億円、営業利益68億円、営業利益率10%、期間中ROE12%の確保に向け全社一丸となって取り組みます。 「新中期経営計画2028」における重点施策 ①(進化) 新製品開発・既存事業の強化 (継続的な新製品投入 + コア技術深化) a.既存製品の無線化 ・ワイヤレス計測の拡充 ・グループが保有するシーズの再検証 ・コア技術の深化(圧力計・MEMS技術) b.計測から制御ソリューション提供 ・アフターメンテ強化等 ② (進化)収益力の強化 (収益性向上に向けた製品ポートフォリオの最適化) a.収益力の強化 ・コストダウンの推進 ・価格改定 b.競争力の強化 ・特殊仕様品およびリピート品の対応力強化 c.収益性の見える化 ・標準原価データの検証 ・予実管理体制の強化 ③ 経営基盤の強化 (成長投資×業務革新×ESG強化) a.新工場建設を見据えた生産性の革新 ⇒ DX化推進 b.GHG削減・多様性推進 c.ガバナンス強化 d.人材確保/地域貢献 e.財務戦略・資本政策の強化 ・統合報告書の開示 ④(挑戦)新領域への挑戦 (新たな領域の開拓×政府戦略17分野への積極的関与) a.光学式センサによる新たな計測領域の開拓 b.戦略17分野に対して積極的に関与 ⇒ パイロットPJ起動 c.R&D投資拡大・産学官連携の推進 ⑤(挑戦)グローバル市場における競争力強化 (圧力センサの海外シェア拡大) a.圧力センサにおける海外販売チャンネル強化 ⇒ 半導体/産業機械 b.Ashcroft社による圧力センサの地産地消強化 c.東アジア・東南アジア地域における営業強化
事業等のリスク7,961字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは全社的なリスクの発生及び損失の最小化を図るために、「リスクマネジメント基本規程」を制定し、リスクマネジメント委員会を設置しております。(第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要に記載されている図表をご参照ください) リスクマネジメント委員会は当連結会計年度において2回開催し、全社的なリスク管理を行うにあたっては、リスクの発生可能性と影響度を勘案したうえでリスクの評価を行っております。リスクは、地政学リスク、気候変動リスク、戦略リスク、財務リスク、ハザードリスク及びオペレーショナルリスクに分類し、分類したリスクのうち3年以内に発生する可能性が高く、かつ影響度が大きいものについて、優先度を高めて対策を実施し、リスクの予防または軽減に努めます。また、リスクが顕在化し、危機・非常事態が発生した場合は、「危機・非常事態管理規程」に基づき、迅速・的確な初期対応により、事態の拡大防止と早期の収束に努めます。 当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項は以下のとおりです。 以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 <事業等のリスク> リスクの分類   リスク内容 (1)   地政学リスク   国内外の政治社会・経済危機・金融・資本市場の混乱 (2)   気候変動リスク   気候変動に関するリスク (3)         戦略リスク         市場環境の変動 (4)   競争力 (5)   国際的活動及び海外進出 (6)   多額の設備投資 (7)   仕入先への生産依存 (8)   投資等に係るリスク (9)   人材の確保及び育成 (10)   新製品開発力 (11)   財務リスク   有価証券投資 (12)   為替レート・金利の変動 (13)   ハザードリスク   災害や停電等の影響 (14)   情報セキュリティに関するリスク (15)   オペレーショナルリスク   ステークホルダーの信頼及び企業価値に関するリスク (16)   コンプライアンス・内部統制に関するリスク (17)   環境保全に関するリスク (18)   製品の欠陥 (19)   設備の更新 (地政学リスク) (1)国内外の政治社会・経済危機・金融・資本市場の混乱 リスク内容    地政学リスクの顕在化により、社会経済活動や金融・資本市場に混乱が生じ、当社グループの事業活動及び保有資産の価値に影響が生じる可能性があります。また、リーマンショック級の金融危機が発生した場合、同様にグループの事業活動及び保有資産の価値に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループでは、顧客需要に可能な限り応えることができるよう、情勢を勘案のうえ社会経済活動、金融・資本市場の混乱回避につとめ、併せて代替生産並びに販路の構築など、可能な範囲で具体的な対応を図っております。 (気候変動リスク) (2)気候変動に関するリスク リスク内容    当社グループは、地球温暖化や異常気象による洪水など、大規模な自然災害の発生により人的・財産的被害が甚大化し、経営成績及び財務状況に重大な影響が生じる可能性があります。また、地球温暖化の主要因である炭素を主成分とするGHG(温室効果ガス)を排出することにより、地球温暖化を加速させることも、同様に経営成績及び財務状況に重大な影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、地球温暖化を緩和し、GHG排出量削減への取組みを促進することに加え、当社グループの強みである圧力計測技術と製造技術を最大限発揮した環境負荷低減製品の推進により、低炭素社会の実現に向け、環境保全を重視した事業活動に取組んでおります。また、気候変動に関する企業情報の開示については、TCFD提言との整合性を踏まえつつ、SSBJ基準に基づく開示体制の整備及び開示内容の充実に向けた検討を進めております。 (戦略リスク) (3) 市場環境の変動 リスク内容    当社グループは、エネルギー価格の上昇、物流・資材・原材料費の高騰並びに設備関連の投資動向などに影響を受ける可能性があります。また、国内外の経済環境の変動、取引先及び仕入先の経営環境の変動・情報連携の不足、並びに主要部材の特殊性に起因する調達遅延や調達困難等により納期に遅延が生じた場合、さらに素材価格の上昇を販売価格へ適切に転嫁できない場合、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、国内外の経済環境や取引先の経営環境の変動による製品需要の変動に対応するよう改善を進めております。さらに、取引先及び仕入先との定期的な情報共有の在り方の見直しを進めております。また、生産計画を達成するため、生産能力の拡大及び人員増強などにより、製品需要への対応に向けた取組みを推進しております。  当社グループは、主要部材等を複数の仕入先から購入する等、適時適量に調達を可能とする生産体制の構築を進めております。仕入先が限定され、または、切替えが困難な主要部材は、購買力及びサプライチェーンの見直し・拡充などにより、納期遅延が発生することのないよう取組みを推進しております。 (4) 競争力 リスク内容    当社グループの市場における価格競争は、大変厳しいものとなっております。特に国内市場においては、海外メーカーとの競争が激化しております。  当社グループは、技術的優位性を基盤に高品質、高性能な製品を市場に送り出しておりますが、製造原価の増加等により価格面で有効な対応ができない場合、市場を失うことになり、業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、製品の事業採算性向上をテーマに掲げ、設計変更や機種統廃合による部品・構造の共通化によるコストダウンに取組んでおります。また、広範な計測領域または温度範囲を計測できる製品開発と製品力強化にも取組んでおります。 (5) 国際的活動及び海外進出 リスク内容    当社グループは、海外拠点を北米、アジア、欧州等に展開しており、海外売上高はグループ全体の約5割を占めております。拠点国の政情不安、内乱、テロ、戦争、経済政策変更、情勢の急変などが発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、政情等に関する動向を海外拠点の情報網に加え、国内においても積極的に入手し、情勢の急変等に適切に対応しております。また、このような情報収集を通じ、生産・販売拠点の状況を正確に把握し、地産地消により顧客の購買促進につながる製品の製造販売を進めております。 (6) 多額の設備投資 リスク内容    当社グループは、工場や製造設備等への投資にあたり、投資効果を総合的に勘案し、計画的に実施しておりますが、設備等の導入に判断の誤りが生じ、多額の設備投資に対して製品需要が想定を大きく下回った場合、減価償却費、設備除却及び減損負担などにより、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、重要な投資にあたっては取締役会の承認決議を実施し、当該リスクの回避に努めております。また、新規の量産製品設備の導入等にあたっては、製品判定会議により投資の妥当性を審議しております。 生産能力の増強のための工場新設等の多額な投資を行う場合、製品の需要動向や建設市場の動向といった投資タイミングを見極めるとともに、GHG排出量削減等の環境関連設備なども併せて導入を検討しております。 (7) 仕入先への生産依存 リスク内容    当社グループは、重要部品及び重要加工工程を当社グループ内で製造するよう努めるとともに、仕入先への委託生産体制を整備しております。  しかし、一部には特定の仕入先に依存している重要部品及び重要加工工程が存在しており、これらについては必要に応じて戦略的な購買措置を講じておりますが、仕入先の事業撤退、重要部品の不足及び重要加工工程の遅れが発生した場合、製品の供給遅延、品質管理に支障をきたす可能性があります。 対応策    当社グループは、リスク回避のため重要部品及び重要加工工程の複数社購買等、より一層の戦略的な購買措置を進めております。また、高性能及び高品質な製品の中核となる重要部品については、自社開発し効率的な製造を行えるよう努めております。 (8) 投資等に係るリスク リスク内容    当社グループは、単独または他社と共同で、新会社の設立や既存会社の買収を行ってまいりましたが、これらの事業投資は多額の資本を必要とし、投資先の業績が著しく悪化した場合や経営方針の転換が行われた場合、当社グループが希望するタイミングや方法により撤退できない、あるいは追加資金の拠出を余儀なくされる可能性があります。 当社グループは、事業投資に係るリスク防止のため、事業投資の検討に際し、リスクに見合う利益創出が得られるかなどの検証を行っておりますが、これら投資先の価値が低下した場合、あるいは追加資金拠出が必要な場合、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、投資先企業に対するガバナンス強化を図るとともに、リスク回避のため、投資先企業とのアライアンス関係の定期的な見直しを進めております。  当社グループは、中長期的な企業価値の増大またはグローバルシェアの拡大を進めるアライアンス戦略及びその達成に向けた施策を慎重に検討し、投下した資本に見合う利益創出が得られるよう努めております。 (9) 人材の確保及び育成 リスク内容    当社グループは、製品開発及び製造における保有技術の継承が必要不可欠なものとなっており、そのための人材確保と既存人材の育成は、企業の維持と成長に必須です。人材の確保及び育成が円滑に進まず、従業員の高齢化等に伴い保有技術を継承できない場合や、社員エンゲージメントの低下等により生産性の低下や人材流出が生じた場合、当社グループの成長と業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、技術と技能の継承を見据えて、新卒・中途を問わず計画的かつ積極的な通年採用活動を行っております。  当社グループは、人材育成方針及び社内環境整備方針を策定し、研修制度などを通じた従業員育成プログラムの充実、総合的な処遇改善の推進、並びにワークライフバランスの取れた活力ある職場環境の整備に努めております。また、公平で透明性の高い人事制度の導入により、企業としての魅力向上により人材の確保を進めております。 (10) 新製品開発力 リスク内容    当社グループは、技術的な進歩や製品供給市場の将来的・潜在的なニーズ、顧客の需要変化などを充分に分析・予測できず、魅力ある新製品の開発等ができない場合、将来において成長と収益力が低下し、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、顧客視点の高付加価値商品開発をテーマに掲げ、営業・技術・製造の横断的な部門間連携の強化により、顧客ニーズに的確に応える技術開発に取組んでおります。 (財務リスク) (11) 有価証券投資 リスク内容    当社グループは、技術や取引上の連携強化などを目的に、株式の相互保有としての有価証券投資を行っております。有価証券市場の動向により、当社グループの業績と財務状況に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、有価証券の保有状況を定期的に取締役会に報告し、有価証券の保有及び処分の適否を検討しております。  当社グループは、中長期的な企業価値向上に貢献しないと判断した有価証券は縮減していく方針です。 (12) 為替レート・金利の変動 リスク内容    当社グループは、外貨建で行っている販売及び仕入に関して外国為替レートの変動により、資産及び負債の円換算額に影響が生じる可能性や、為替差損が生じる可能性があります。また、海外子会社等の外貨建財務諸表の円換算による金額変動により、連結財務諸表に影響が生じる可能性があります。 当社グループは、金利の変動により支払利息、受取利息あるいは資産及び負債の価値に影響が生じる可能性があります。この結果、当社グループの業績と財務状況に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、全体として外国通貨に対する円高は利益が減少し、円安は利益が増加する傾向にあります。 当社グループは、為替リスクや金利変動リスクを回避するためのリスクヘッジや、資金調達コストの軽減を図るよう努めております。 (ハザードリスク) (13) 災害や停電等の影響 リスク内容    当社グループは、大規模な地震、風水害等の自然災害や停電、火災等の発生により、原材料や部品の調達、生産活動、製品販売などに遅延や停滞が生じ、それが長期間にわたる場合は、当社グループの業績と財務状況に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、非常時においても当社製品の根幹となる受圧部の生産設備の保護に重点をおいて対策を講じる方針です。また、災害や停電等が起きた場合、早急な復旧を行うことができるよう社内規程等に従い、被災のないグループ会社または同事業者等に生産を委託することを進めております。 (14) 情報セキュリティに関するリスク リスク内容    当社グループは、悪意をもった第三者によるサイバー攻撃や情報セキュリティ事故、犯罪行為等により、システムが停止する等の事象が生じる可能性があります。  情報セキュリティ事故が生じた場合、当社グループの営業活動及び生産活動等が停止することや、情報セキュリティに関する当社グループの信用が損なわれる可能性があります。 対応策    当社グループは、情報セキュリティシステムの導入や情報セキュリティマネジメント体制(サイバーセキュリティガバナンス)の強化など、情報セキュリティ事故を未然に防ぐ対策をとっております。また、工場や生産ライン設備がIoT化されたことにより生じるリスクを想定し、対策を検討しております。 (オペレーショナルリスク) (15) ステークホルダーの信頼及び企業価値に関するリスク リスク内容    当社グループは、経営者および従業員等の不適切な行動により、株主をはじめとするステークホルダーの信頼を損ない、当社グループとステークホルダーとの間に乖離が生じた場合、当社グループの企業価値、成長及び業績等に影響が生じる可能性があります。また、近年国際的にサプライチェーンにおける企業の社会的責任の要請が強く、各国の法規制の強化、特に人権関連の法制定や規制の発動は、当社グループの企業価値、成長及び業績に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、企業倫理の優先による健全な事業活動を基本とするグループ企業行動憲章を制定し、人権リスク管理やコンプライアンス推進体制の運用の徹底に努めております。また、2021年11月に発覚した当社元従業員による不正行為に対する再発防止策のとおり、経営者と従業員のコンプライアンス意識の強化等の諸施策を、全社を挙げて取組んでおります。  当社グループは、経営の透明性向上を図るため、財務情報に加え非財務情報の開示を進めております。 (16) コンプライアンス・内部統制に関するリスク リスク内容    当社グループは、法令等の遵守に努めておりますが、コンプライアンス上のリスクを完全に回避できない可能性があります。法令等に抵触する事象が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの業績及び財務状況等に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、企業倫理の優先による健全な事業活動を基本とするグループ企業行動憲章を制定し、上記(15)記載の内容に全社を挙げて取組んでおります。 (17) 環境保全に関するリスク リスク内容    当社グループは、有害物質(有毒ガスを含む)、廃棄物、水銀による土壌・地下水の汚染並びにRoHS2規制違反による汚染などに関する種々の環境関連法令及び規制等の適用を受けております。将来の環境関連法令及び規制等の遵守、環境改善取組みの追加的な義務、環境規制への適応が極めて困難な場合、及び不測の事態などによる環境に関連する費用の増加、環境規制違反による事業停止、環境規制の未対応による顧客喪失などの場合には、当社グループの業績及び財務状況等に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、製品生産販売の際に適用される種々の環境関連法令及び規制等を遵守する体制を厳格に運用しております。ISO14001マネジメントシステムによる設備点検、監視、測定を徹底し、該当する設備の更新または環境関連法令及び規制に適合した製品づくりを実施し、当該リスクの回避を進めております。 (18) 製品の欠陥 リスク内容    当社グループは、世界的な品質管理基準(ISO9001、ISO13485)に従って、各種の製品を製造しております。しかし、全ての製品に欠陥が無く、将来においてリコールまたは製造物賠償責任が生じる可能性を完全に回避することはできません。大規模なリコールや製造物賠償責任につながる製品の欠陥は、多額のコストが発生する可能性があり、また、当社グループの製品の信用に重大な影響を与えることにより需要低下が生じた場合、当社グループの業績と財務状況に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、仕入先及びグループ会社等に対し、品質向上のための技術的改善や、重要部品及び加工工程の品質指導などにより当該リスクの回避を進めております。  製品の欠陥が生じた場合、直ちに生産工程の見直しを図り、製品及び重要部品の生産方法の変更並びに生産工程の強化を行い、最小限の損失に留めるよう努めております。 (19) 設備の更新 リスク内容    当社グループは、高付加価値製品の開発及び製造に継続的に注力しておりますが、革新的技術の台頭、顧客要求の変化等により、開発設備が陳腐化する可能性があります。生産設備の老朽化及び設備の更新が円滑に進まない場合、操業停止及び重大な設備故障を引き起こすリスクを内包しており、これにより製品供給の遅延や品質問題が発生した場合には、当社グループの事業運営及び競争力に影響が生じる可能性があります。 対応策    当社グループは、設備の性能や稼働状況を検討しつつ、必要な設備更新に取組んでおります。また、中期経営計画や事業計画に沿った定期的な設備の更新を進めております。さらに、生産設備の安定的な確保及び設備・停止等に備え、必要な予備部品の在庫保持にも努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,518字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、緩やかな回復基調ながら、米国の関税政策に伴う産業への下振れ懸念から先行き不透明感が続きました。2026年2月末には、イラン情勢の緊迫化により石油等の供給が懸念される事態となりました。 米国では、関税政策の影響もあり物価高の状況が続いているものの、AI需要を背景として製造業の生産活動が活発であり、企業の設備投資も底堅く推移いたしました。欧州では、輸出の減少など製造業の不振が続き、中国においても輸出は堅調であるものの内需は総じて減速しており、低成長にとどまりました。 わが国においては、米国の関税政策の不透明感が続く中、AI・データセンター向の半導体需要は活況を呈しているものの、従来用途の半導体需要は軟調を示しており、産業機械等の設備投資需要は停滞いたしました。 当社グループの当連結会計年度の業績は、国内においては、社会インフラの老朽化対策やプラント関連の需要が継続する中で、圧力計の需要は比較的安定しておりましたが、半導体業界における設備投資需要が依然として在庫調整局面にあることから、半導体業界向の売上が減少いたしました。 圧力センサについては、空調管材業界向の売上が増加したものの、産業機械業界向の売上が減少し、圧力計事業同様に半導体業界向の売上が減少いたしました。 一方、米国子会社においては、米国及び欧州地域のOEM事業が好調であったため、前期比で圧力計、圧力センサともに産業機械関連製品を中心に増加いたしました。 計測制御機器は、自動車・電子部品関連業界向のエアリークテスタが減少したものの、医療機器及び空気圧機器の売上が伸長いたしました。ダイカスト製品は、主要取引先である自動車業界の回復を背景に、売上が増加いたしました。 これらの結果、売上高は676億91百万円(前期比2.7%減)となりました。損益面では、営業利益は69億78百万円(前期比8.8%減)となり、経常利益は受取配当金の減少等により68億62百万円(前期比9.4%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税、住民税及び事業税の計上等により、53億97百万円(前期比10.9%減)となりました。 当社グループでは、圧力センサ素子の加工及び研磨工程の生産能力を強化するため、2025年6月に丸子電子機器工場の敷地内にダイアフラム加工棟(通称DP棟)の増設を完了し、2025年9月から稼働を開始いたしました。これにより圧力センサ素子の製造工程を集約し、より効率的な生産体制で今後の生産増加への対応が可能となりました。 また、長野県内において上田計測機器工場(上田市秋和)と丸子電子機器工場(上田市御岳堂)の2拠点で、圧力計及び圧力センサの生産活動を行っておりますが、さらなる事業拡大と生産性向上を図るため、丸子電子機器工場の敷地内に、圧力計及び圧力センサ素子の生産棟をそれぞれ新設することを、引き続き検討しております。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 〔圧力計事業〕 圧力計事業では、国内においてプロセス業界向の保守・メンテナンス需要は増加した一方、FA空圧機器業界向及び、半導体業界向の売上が減少いたしました。米国子会社では、産業機械業界向の売上が増加し、営業利益も増加いたしました。これらの結果、圧力計事業の売上高は364億70百万円(前期比1.4%減)となり、営業利益は31億41百万円(前期比7.1%増)となりました。 〔圧力センサ事業〕 圧力センサ事業では、国内においてプロセス・新エネルギー向、空調管材向、自動車搭載用及び建設機械搭載用センサの売上が増加した一方、産業機械業界向の売上が減少いたしました。さらに、前期において好調であった半導体業界向の売上も減少いたしました。米国子会社では、産業機械業界向が好調であったことから売上が増加いたしました。これらの結果、圧力センサ事業の売上高は194億59百万円(前期比8.9%減)、営業利益は29億57百万円(前期比31.7%減)となりました。 〔計測制御機器事業〕 計測制御機器事業では、自動車・電子部品関連業界向のエアリークテスタは、足元の設備投資が鈍い状況を受けて売上が減少いたしましたが、一般産業の設備投資に関わる生産設備向として、空気圧機器の売上が増加し、医療機器の売上も増加いたしました。これらにより、計測制御機器事業の売上高は44億56百万円(前期比10.2%増)となり、営業利益は5億7百万円(前期比69.2%増)となりました。 〔ダイカスト事業〕 自動車業界を主要取引先とするダイカスト事業は自動車生産台数の回復を背景に売上高は54億88百万円(前期比4.4%増)となり、営業利益は2億33百万円(前期は52百万円の営業損失)となりました。 〔その他事業〕 その他事業では、ショッピングタウン事業(テナントビル)を2025年6月に売却したことにより、期中の店舗賃貸収入は減少し、当該売却に伴い当連結会計年度でショッピングタウン事業は終了いたしました。また、自動車用電装品の売上が減少いたしました。これらの結果、その他事業の売上高は18億16百万円(前期比4.2%減)となり、営業利益は1億36百万円(前期比0.1%減)となりました。 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ20億68百万円増加し764億75百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却により現金及び預金が37億44百万円増加した一方、商品及び製品が12億61百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が5億87百万円減少したことによるものです。 (負債) 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ23億81百万円減少し273億68百万円となりました。これは主に、長期借入金が28億53百万円増加した一方、短期借入金が38億86百万円、未払法人税等が8億2百万円、固定負債のリース債務が4億51百万円減少したことによるものです。 (純資産) 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ44億50百万円増加し491億6百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加等により株主資本合計が32億46百万円、その他有価証券評価差額金が6億3百万円、為替換算調整勘定が4億7百万円増加したことによるものです。 これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末から4.1ポイント増加の62.9%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は134億85百万円となり、前連結会計年度末97億円に対し、37億84百万円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は76億20百万円(前年同期は60億97百万円の収入)となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益79億97百万円、減価償却費18億61百万円であり、支出の主な内訳 は、法人税等の支払額30億27百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、得られた資金は2億82百万円(前年同期は3億51百万円の支出)となりました。 収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入9億52百万円、有形固定資産の売却による収入8億49百万 円であり、支出の主な内訳は、生産設備等の有形固定資産の取得による支出14億63百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は42億54百万円(前年同期は35億3百万円の支出)となりました。 収入の主な内訳は、長期借入金による収入39億10百万円であり、支出の主な内訳は、短期借入金の減少額38億29百万円、自己株式取得による支出12億4百万円、長期借入金の返済による支出10億97百万円、リース債務の返済による支出10億71百万円、配当金の支払額9億53百万円によるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 圧力計   36,689,007   98.3 圧力センサ   19,459,713   91.1 計測制御機器   4,066,277   100.4 ダイカスト   5,488,058   104.4 その他   1,406,241   73.9 合計   67,109,298   96.0 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 圧力計   36,245,916   98.4   6,256,683   96.5 圧力センサ   18,799,931   91.5   3,895,596   85.5 計測制御機器   4,350,732   99.5   872,142   79.1 ダイカスト   5,488,058   104.4   -   - その他   1,810,591   99.7   594,105   101.3 合計   66,695,229   96.9   11,618,527   91.3 (注)1.金額は販売価格によっております。 2.ダイカストは受注残高を計上しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 圧力計   36,470,862   98.6 圧力センサ   19,459,713   91.1 計測制御機器   4,456,861   110.2 ダイカスト   5,488,058   104.4 その他   1,816,479   95.8 合計   67,691,975   97.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度において、総販売実績の10%を超える相手先はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、676億91百万円(前期比2.7%減)となり、前連結会計年度に比べて18億52百万円減少いたしました。セグメント別の売上高については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度は、国内においては、半導体業界向及びFA空圧機器業界向の売上が減少した一方で、プロセス業界向の保守・メンテナンス需要が増加しましたが、売上は減少しました。米国子会社においては、主力の産業機械関連製品を中心に売上が増加いたしました。これにより、売上原価は460億11百万円となり、当連結会計年度における売上総利益は216億80百万円(前期比2.4%減)、前連結会計年度に比べて5億37百万円の減少となりました。 (営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億36百万円増加して147億1百万円(前期比0.9%増)となり、当連結会計年度における営業利益は、69億78百万円(前期比8.8%減)となりました。これは主に、売上総利益が減少したことによります。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、受取配当金の減少等により前連結会計年度に比べ81百万円減少し、4億84百万円(前期比14.4%減)となりました。 当連結会計年度における営業外費用は、前期に発生した為替差損により前連結会計年度に比べ42百万円減少し、6億円(前期比6.6%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ7億13百万円減少し、68億62百万円(前期比9.4%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、投資有価証券売却益及び上田ショッピングタウンの固定資産売却益の計上等しましたが、前連結会計年度に比べ2億43百万円減少し、11億94百万円(前期比17.0%減)となりました。 当連結会計年度における特別損失は、New-Era International Co.,Ltd.の関係会社株式評価損の計上がありましたが、前連結会計年度に比べ15百万円減少し、59百万円(前期比20.6%減)となりました。 また、税金等調整前当期純利益の減少により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、53億97百万円(前期比10.9%減)となりました。 財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料及び製品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資の取得等によるものであります。 短期運転資金は当社および一部の国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入し、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、129億75百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、134億85百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表にあたって、当社経営陣は、決算日における資産・負債の報告数値、偶発債務の開示、各連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。 経営陣は、貸倒引当金、従業員の退職給付費用、繰延税金資産に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。 (貸倒引当金) 債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。 (退職給付引当金) 従業員の退職給付費用については、各連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき引当計上しております。これらは割引率、昇給率、死亡率、年金資産の長期期待運用収益率等の重要な見積りを加味して計上しております。 (繰延税金資産) 繰延税金資産については、将来の利益計画に基づいて課税所得を見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について計上しております。なお、当該課税所得を見積るにあたって、前提とした条件や仮定に変更が生じ、これが減少した場合、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 (固定資産の減損) 減損の兆候のある資産又は資産グループごとに将来キャッシュ・フローの見積りを行い、固定資産の減損要否の判定を行っております。資産又は資産グループの減損が必要であると判断した場合、帳簿価額が回収可能価額を超える部分について減損損失を認識しております。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当社グループは、経営上の目標の達成状況を判断するにあたり、売上高、営業利益、営業利益率、自己資本利益率(ROE)を指標としております。2026年3月期は、売上高は676億91百万円、営業利益は69億78百万円、営業利益率は10.3%となり、2026年3月期の業績予想値を上回りました。また、自己資本利益率は11.8%となり、こちらについても目標水準としていた10%を上回ることができました。 2027年3月期を初年度とする「中期経営計画2028」では、計画の最終年度となる2029年3月期の目標である売上高755億円、営業利益90億円、営業利益率12%の達成を見据え、初年度の2027年3月期は、売上高675億円、営業利益68億円、営業利益率10%を目標としております。また、対象期間中の自己資本利益率(ROE)12%確保を目標としております。 この目標値は2026年5月に策定した数値であり、有価証券報告書提出日現在において、妥当であると判断しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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