概要
ジーエルテクノホールディングスは、2024年10月にジーエルサイエンスとテクノクオーツの共同株式移転により設立された純粋持株会社である。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社は東京都新宿区。連結従業員数1,245名。分析機器、半導体、自動認識の3事業を展開し、2026年3月期の連結売上高は472億円、営業利益71億円を計上する。
分析機器・半導体・自動認識の3セグメント構成
当社グループは、分析機器事業、半導体事業、自動認識事業の3つの報告セグメントで構成される。分析機器事業ではガスクロマトグラフや液体クロマトグラフの装置・消耗品を開発・製造・販売する。半導体事業では半導体製造工程で使用される石英治具や材料、光学研磨製品を手がける。自動認識事業では非接触ICカードを使った入退室管理システムや試薬管理システムなどの周辺機器を提供する。これらの事業は、持株会社である当社の傘下に14の連結子会社と2社の関連会社が担う。
売上高472億円、営業利益率15.1%の収益構造
2026年3月期の連結業績は、売上高47,189百万円(前期比9.1%増)、営業利益7,111百万円(同12.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,358百万円(同31.8%増)であった。セグメント別では、半導体事業が23,659百万円(構成比50.1%)、分析機器事業が21,549百万円(同45.7%)、自動認識事業が1,980百万円(同4.2%)を占める。営業利益は半導体事業が4,686百万円と最も大きく、全体の利益率は15.1%に達する。
持株会社体制と14社のグループネットワーク
当社は2024年10月に共同株式移転により設立された純粋持株会社である。主要子会社として、分析機器事業を担うジーエルサイエンス(100%子会社)と半導体事業を担うテクノクオーツ(同)を有する。さらに、ジーエルソリューションズが自動認識事業を担当する。海外では、中国に技尓(上海)商貿有限公司や杭州泰谷諾石英有限公司、米国にGL Sciences, Inc.やGL TECHNO America, Inc.、オランダにGL Sciences B.V.、ベトナムにTECHNO QUARTZ VIETNAM CO., LTD.を擁する。
日本・中国・米国・欧州に広がる生産販売拠点
グループの事業拠点は日本国内に加え、中国(上海・浙江省)、米国(カリフォルニア州)、オランダ、ベトナムに及ぶ。分析機器事業では、日本の埼玉県入間市に総合技術センターとクリエイティブバリューセンターを設置し、欧州にはオランダの子会社、北米には米国子会社を持つ。半導体事業では、中国浙江省の杭州泰谷諾石英が製造拠点として機能し、2025年5月にはベトナムに新工場の設立を決定した。2025年10月には米国JANUS SCIENTIFICを子会社化し、北米での販売網を強化している。
業界の中での役割は分析機器メーカー、半導体部材サプライヤー、自動認識システム提供企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 半導体事業 | 237億円 | 50.1% | 47億円 | 19.8% |
| 分析機器事業 | 216億円 | 45.7% | 23億円 | 10.6% |
| 自動認識事業 | 20億円 | 4.2% | 1億円 | 5.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01分析機器主力
ガスクロマトグラフ(GC)と液体クロマトグラフ(LC)の装置・消耗品を開発・製造・販売。国内ではGL Sciencesが主力、海外は欧州・米国・中国に販売拠点を持つ。
国内ガスクロマトグラフ市場で首位
主要顧客大学、研究機関、食品・化学メーカー
- ガスクロマトグラフ国内シェア首位
- 揮発性成分を分離・分析する装置。環境分析、食品検査、化学工業など幅広い分野で使用。
- 液体クロマトグラフ
- 液体移動相を用いて成分を分離・分析する装置。医薬品、生化学、環境分析で標準的に使用。
- 前処理装置
- 試料の精製・濃縮など分析前処理を自動化する装置。分析精度向上と作業効率化に貢献。
02半導体準主力
半導体製造工程で使用される石英治具・部材を製造。エッチングや拡散工程で高い耐熱性・純度が要求される石英製品を供給。光学研磨技術を活かした製品も手掛ける。
主要顧客半導体製造装置メーカー
- 半導体用石英治具
- 半導体ウェーハを保持・搬送するための石英製部品。高純度・耐熱性が要求される。
- 石英材料
- 半導体製造装置用の石英素材。
03自動認識・セキュリティ副次
非接触ICカードを利用した入退室管理システムや試薬管理システム、他社機器への組み込みデバイスを開発・製造・販売。セキュリティ・業務効率化ニーズに対応。
主要顧客企業、研究所、病院
- 非接触ICカード周辺機器
- 非接触ICカード(Felica等)を用いた認証・決済システム機器。
- 入退室管理システム
- ICカードで入退室を管理するシステム。セキュリティ強化や勤怠管理に利用。
- 試薬管理システム
- 試薬の使用履歴や在庫をICカードで管理するシステム。実験室の安全管理に貢献。
製品と技術
ガスクロマトグラフと液体クロマトグラフを中核とする分析機器
分析機器事業の主力製品は、ガスクロマトグラフ(GC)と液体クロマトグラフ(LC)の装置および消耗品である。これらのクロマトグラフは、化学分析や品質管理に不可欠な機器であり、医薬品、食品、環境分野など幅広い産業で使用される。当社グループは、装置の開発・製造に加え、カラムや試薬などの消耗品も一貫して提供する。子会社の株式会社フロムは理化学機器及び省力機器を、GL Sciences B.V.は前処理装置を手がける。
半導体製造工程向け石英治具と光学研磨技術
半導体事業では、半導体製造装置に使用される石英治具及び材料を主製品とする。石英は耐熱性や純度が求められる工程で不可欠な素材であり、当社は精密な加工技術を有する。また、分光光度計用石英セルや光学研磨製品も製造する。テクノクオーツを中心に、中国の杭州泰谷諾石英、米国のGL TECHNO Americaが製造・販売を担い、原材料加工はアイシンテックが行う。
非接触ICカード技術を応用した自動認識システム
自動認識事業では、非接触ICカードを使用した周辺機器の開発・製造・販売を行う。具体的には、入退室管理システム、他社機器への組込み型デバイス、試薬管理システムなどを提供する。これらの製品は、セキュリティ管理や業務効率化の需要に対応する。同事業は、2024年10月に直接子会社化されたジーエルソリューションズが担当している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア首位ガスクロマトグラフ国内シェア約7割(推定)分析機器
- 分析機器国内ガスクロマトグラフ市場で首位
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
精密機器で大手並み、安定収益
ジーエルテクノホールディングスは精密機器セクターに属し、産業用機器や計測関連を手掛ける。直近の売上高は2025/3期433億円、2026/3期472億円と成長し、営業利益率は14.55%から15.04%へ改善している。同業他社にはテルモやリガク・ホールディングスなど有力企業が存在し、これらと比較しても規模で大きく劣らない。特にテルモが医療機器大手であるのに対し、LSIは産業用精密機器に強みを持ち、安定的な収益基盤を築いている。市場内でのシェアは一定の位置にあるとみられ、今後の成長には新製品開発や海外展開が鍵となる。
強み
- 売上高400億円超で同業他社と遜色ない規模。
- 営業利益率が15%まで上昇し収益性が高い。
- 精密機器分野で高い技術力を保持し信頼を得る。
- 産業用機器の需要が安定し売上を支える。
課題
- テルモなど大手との競争が厳しくシェア維持が課題。
- グローバル市場での展開が遅れている可能性。
- 技術革新に対応するため新製品開発が不可欠。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字がジーエルテクノホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7780メニコン | 1,499億円 | 24.8倍 |
| 2 | 7721東京計器 | 1,159億円 | 27.9倍 |
| 3 | 7979松風 | 819億円 | 16.7倍 |
| 4 | 7745A&Dホロンホールディングス | 760億円 | 12.6倍 |
| 5 | 7715長野計器 | 729億円 | 13.5倍 |
| 6 | 255Aジーエルテクノホールディングス | 684億円 | 12.2倍 |
| 7 | 368A北里 | 579億円 | 14.9倍 |
| 8 | 7717ブイ・テクノロジー | 539億円 | 22.0倍 |
| 9 | 7749メディキット | 461億円 | 14.0倍 |
| 10 | 7777スリー・ディー・マトリックス | 458億円 | 11.0倍 |
| 11 | 7723愛知時計電機 | 444億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
経営統合の基本合意から株主総会承認までの2024年前半
2024年2月、ジーエルサイエンスとテクノクオーツは経営統合に関する基本合意書を締結した。両社は同年5月に共同持株会社設立に関する経営統合契約書を締結し、株式移転計画を作成。6月には両社の定時株主総会において、共同株式移転によるジーエルテクノホールディングスの設立が決議された。一連の手続きは約5か月で完了し、統合への道筋が固まった。
2024年9月の上場承認と10月の設立・上場
2024年9月、ジーエルテクノホールディングスは東京証券取引所スタンダード市場への新規上場が承認された。同年10月、両社は共同株式移転を実施し、当社が設立。同日付でスタンダード市場に上場を果たした。これにより、ジーエルサイエンスとテクノクオーツは当社の完全子会社となった。
上場同日にジーエルソリューションズを直接子会社化
2024年10月の上場と同時に、連結子会社であるジーエルサイエンスが保有していたジーエルソリューションズの株式を現物配当により取得し、孫会社から直接子会社化した。これにより、自動認識事業を担うジーエルソリューションズが持株会社の直接傘下に入り、グループ管理体制が強化された。
2025年5月、ベトナムに半導体用石英製品の新工場設立
2025年5月、テクノクオーツの100%出資により、ベトナム・ニンビン省にTECHNO QUARTZ VIETNAM CO., LTD.を設立した。2027年1月の操業開始を予定しており、半導体用石英治具及び材料の製造・販売を担う。これは半導体事業の生産能力増強を目的とした投資である。
2025年7~8月、埼玉拠点拡充と中国販売子会社設立
2025年7月、ジーエルサイエンスは埼玉県入間市の総合技術センター隣接地にクリエイティブバリューセンターを新設した。同8月には、技尓(上海)商貿有限公司の100%出資により、技尓(上海)実験器材有限公司を中国上海市に設立。中国市場における分析機器製品の販売体制を強化した。
2025年10月、米国JANUS SCIENTIFICを買収
2025年10月、GL Sciences, Inc.が米国カリフォルニア州のJANUS SCIENTIFIC, INC.の全株式を取得し子会社化した。同社はクロマトグラフ製品用の資材等の仕入・販売を行っており、北米におけるサプライチェーンの強化と販売網の拡充に貢献する。
年表10件を開く
2020年代
- 2024年2月M&Aジーエルサイエンス株式会社及びテクノクオーツ株式会社の経営統合に関する基本合意書締結
- 2024年5月創業ジーエルサイエンス株式会社及びテクノクオーツ株式会社の共同持株会社設立に関する経営統合契約書の締結及び株式移転計画の作成
- 2024年6月創業ジーエルサイエンス株式会社及びテクノクオーツ株式会社の定時株主総会において、共同株式移転の方法によるジーエルテクノホールディングス株式会社の設立を決議
- 2024年9月上場ジーエルテクノホールディングス株式会社の東京証券取引所スタンダード市場への新規上場が承認
- 2024年10月創業ジーエルサイエンス株式会社及びテクノクオーツ株式会社が、共同株式移転の方法によりジーエルテクノホールディングス株式会社を設立、同日付で東京証券取引所スタンダード市場に新規上場
- 2024年10月M&A連結子会社であるジーエルサイエンス株式会社が保有するジーエルソリューションズ株式会社の株式を現物配当により取得し、孫会社であったジーエルソリューションズ株式会社を直接子会社化
- 2025年5月創業孫会社であるTECHNO QUARTZ VIETNAM CO., LTD.(テクノクオーツ株式会社100%出資)を設立
- 2025年7月連結子会社であるジーエルサイエンス株式会社の 埼玉県入間市内の総合技術センター隣接地にクリエイティブバリューセンターを新設
- 2025年8月創業技尓(上海)実験器材有限公司(技尓(上海)商貿有限公司100%出資)を設立
- 2025年10月M&AGL Sciences, Inc.がJANUS SCIENTIFIC, INC.の株式を100%を取得し子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで50,000百万円
- 営業利益2027年3月期まで7,739百万円
- 営業利益率2027年3月期まで15.5%
- ROE2027年3月期まで13.0%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
主力製品の強化と収益力向上
コア技術の探求による新製品開発を推進し、品質の安定化や製造工程の効率化を実現する。
- 02
海外販売可能な自社製品の充実化
国内実績のある自社製品の海外展開を進め、製品仕様改良、ドキュメント整備、各地域の規制対応を実施する。
- 03
フィールドエンジニアによるアフターフォロー拡大
対応可能な装置範囲を広げ、技術サービス力を強化し競合との差別化を図る。
- 04
持続的成長のための戦略的投資
設備投資に加えM&Aや業務提携、外部共同研究、新規事業開拓を検討し事業拡大を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で1,245人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,048万円で、1期前と比べて+12.1%。平均年齢は49.5歳、平均勤続年数は20.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 935 | 49.5 | 20.0 | 1,192 | 529 |
| 2026年3月 | 1,048 | 49.5 | 20.2 | 1,245 | 570 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 9 / 海外 5、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。
- 国内ジーエルサイエンス株式会社(注)2,5東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内テクノクオーツ株式会社(注)2,6東京都中野区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ジーエルソリューションズ 株式会社(注)2東京都台東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社フロム(注)2,3東京都青梅市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内技尓(上海)商貿有限公司(注)2,3,7中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外GL Sciences B.V. (注)2,3オランダ アイントホーフェン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外GL Sciences, Inc. (注)2,3米国 カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社グロース(注)3福島県福島市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内技尓(上海)実験器材有限公司(注)3,7中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外JANUS SCIENTIFIC, INC. (注)3米国 カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内杭州泰谷諾石英有限公司(注)2,3中華人民共和国 浙江省杭州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内アイシンテック株式会社(注)3福島県喜多方市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
- GL TECHNO America,Inc. (注)3米国 カリフォルニア州100%
- TECHNO QUARTZ VIETNAM CO., LTD. (注)2,3ベトナム社会主義共和国 ニンビン省100%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は472億円、営業利益は71億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.0%、利益が+12.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 500億円 | 472億円 |
| 営業利益 | 77億円 | 71億円 |
| 純利益 | 55億円 | 54億円 |
| 1株あたり配当 | ¥126 | ¥126 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は120億円、営業利益は20億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 214 | 28 | 13.1 | 22 |
| 2026年4Q | 258 | 43 | 16.7 | 32 |
| 2027年1Q | 120 | 20 | 16.7 | 13 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 2期分
2025年3月期からの2期で、売上は433億円から472億円へ1.1倍に増えた。営業利益率は14.5%から15.0%になった。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 孫会社であるTECHNO QUARTZ VIETNAM CO., LTD.(テクノクオーツ株式会社100%出資)を設立 | |||||
| 2025年3月 | 433 | 63 | 66 | 14.5 | 41 |
| 2026年3月 | 472 | 71 | 77 | 15.0 | 54 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。
利益の構造
2026年3月期
売上高472億円のうち、営業利益として残るのは71億円で15.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は54億円、売上の11.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.5%309億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.3%91億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.0%71億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 2期分
2026年3月期は営業CFが41億円、投資CFが−41億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は82億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 64 | −33 | −25 | 31 | 74 |
| 2026年3月 | 41 | −41 | 6 | 0 | 82 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 2期分
2026年3月期の総資産は657億円。このうち返さなくてよい自己資本が495億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 584 | 444 | 140 | 76.1 |
| 2026年3月 | 657 | 495 | 162 | 75.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で52社中12位あたり、逆に低いのは配当利回りで52社中22位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,000で、1年前と比べて+68.6%。過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 |
| PER (会社予想) | 11.8倍 |
| PBR | 1.31倍 |
| 配当利回り | 2.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に5170円まで下落し、前日比-6%と急落。25日線(5631.6円)を8%下回り、75日線(5948.8円)も割り込んだ。一方、1年前からは+71.5%の上昇を維持しており、52週高値7140円からは約27.6%下落した水準。直近では出来高が増加傾向で、8月7日に24.8万株と膨らむなど売り圧力が強まっている。週足では7月半ばから調整局面に入り、75日線が上値抵抗となっている。中期的なトレンドはなお強気だが、短期的には下振れリスクに注意が必要だ。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PER15.04倍は同業界平均30.04倍の半分以下で、PBR1.62倍も平均3.7倍を大きく下回る。配当利回り1.99%は平均2.03%とほぼ同等。ROE11.4%と資本効率も良好。業績は増収増益基調で、営業利益率も14%超と高水準を維持。一方、配当性向84.9%と高く、内部留保が限定的で、今後の成長投資が課題。だが、現在の株価は収益力に対して明らかに割安。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 11.8倍 | — |
| PBR | 1.31倍 | 2.49倍 |
| ROE | 11.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、ヘルスケア市場の成長性を背景にした事業拡大と、収益性の高さの持続性をめぐって強弱が対立します。強気派は、売上高が大きく、営業利益率も15%前後と高いことから、安定した成長が見込めると評価します。また、株価が1年間で106%上昇しており、市場の期待も高いです。一方、弱気派は、急激な株価上昇によるバリュエーションの割高感を懸念し、成長の鈍化リスクを指摘します。また、競争の激化や規制の変化も考慮されます。
- 高い収益性
営業利益率15%前後と高水準。
- 市場成長
ヘルスケア市場は長期的な成長が見込まれる。
- 株価のモメンタム
株価上昇は市場の期待を反映。
- 営業利益・純利益が過去最高を更新通年影響強
2026/3期は売上高472億円、営業利益71億円、純利益54億円と全て前期比増
- 営業利益率が14.55%→15.04%に改善通年影響中
売上高営業利益率は0.49ポイント改善し、高収益構造が維持される
- 売上高が472億円と前期比9%増通年影響中
売上高は433億円から472億円へ拡大し、増収が続く
- ROE11.4%で資本効率が良好継続影響弱
自己資本利益率11.4%に対しPBR1.62倍で、収益力に見合う株価水準
- 割高感
株価上昇が速く、PBR1.62倍でも割高の可能性。
- 競争激化
同業他社との競争で利益率が低下する恐れ。
- 規制リスク
医療機器は規制変更の影響を受けやすい。
- 株価が1年で2.07倍となり高値警戒感継続影響強
株価は+106.7%と急上昇し、利益成長率を上回る動き
- 来期予想PERが未公表で業績見通しが不明確決算発表後影響中
予想PER欄に数値がなく、市場は実績PER15.04倍でしか評価できない
- 外国人持ち株比率15.07%で需給が変動しやすい継続影響中
外国人保有15.07%と一定の比率があり、リスクオフ時には売り圧力となる
- 配当利回り1.99%は低位継続影響弱
配当利回りは1.99%とわずかで、株主還元は限定的
- 売上高成長率
- 事業拡大のペースを確認。
- 営業利益率
- 高い収益性の維持が焦点。
- 研究開発費
- 将来の製品パイプラインの充実度を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり126円で、前期から+15.0%。いまの株価に対する利回りは2.52%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 107 | — | — |
| 2026年3月 | 123 | 15.0 | 84.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥126
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ5,917人。区分でいちばん多いのは個人・その他で58.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.4%を占め、残る77.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 49.1 | 58.1 |
| 事業法人 | 19.9 | 17.4 |
| 外国法人 | 11.4 | 15.0 |
| 金融機関 | 17.7 | 4.9 |
| 自己株式 | 4.7 | 4.8 |
| 証券会社 | 1.8 | 4.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ジーエルテクノホールディングス従業員持株会 | 6.62 |
| 02 | 株式会社島津製作所 | 4.24 |
| 03 | 森 禮子 | 3.85 |
| 04 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 3.56 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.14 |
| 06 | 東京中小企業投資育成株式会社 | 3.11 |
| 07 | 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン | 2.92 |
| 08 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.75 |
| 09 | J.P. MORGAN SE - LUXEMBOURGBRANCH 381639(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.87 |
| 10 | 西川計測株式会社 | 1.65 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 長見善博 | 代表取締役 社長 | 67 | 45,000 |
| 園田育伸 | 代表取締役 副社長 | 67 | 23,000 |
| 梅原幸治 | 取締役 | 56 | 1,000 |
| 齋藤隆広 | 取締役(常勤監査等委員) | 62 | — |
| 永沢裕美子 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 森田岳人 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
| 山本秀樹 | — | 68 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 90 | 23 |
| 監査等委員 | 3 | 36 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,807字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,510字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,633字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,190字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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