概要
ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)は、1999年に愛知県蒲郡市で設立された再生医療企業である。ティッシュエンジニアリング技術を基盤に、患者自身の細胞を培養して作る自家培養製品の開発・製造・販売を手掛ける。2007年に日本初の再生医療等製品として自家培養表皮ジェイスの承認を取得し、以降、整形外科領域初の自家培養軟骨ジャック、眼科領域初の自家培養角膜上皮ネピックなど、計5製品の承認を獲得した。2026年3月期の売上高は22億円、従業員200名。帝人グループの一員として再生医療の産業化を推進する。
三つの事業が支える収益構造
当社の事業は三つのセグメントから成る。再生医療製品事業は、自社で開発・製造した再生医療等製品を医療機関に販売する主力事業であり、2026年3月期の売上高は13.5億円と全体の62%を占める。再生医療受託事業は、他社やアカデミアの再生医療製品開発を製造受託(CDMO)や開発受託(CRO)で支援するもので、同期の売上高は5.5億円(構成比25%)。ラボサイト事業は、研究用のヒト培養組織(LabCyteシリーズ)を製薬・化粧品企業に販売し、2.8億円(同13%)を計上した。三事業は互いに連携し、再生医療の産業化を支えるプラットフォームを形成している。
ティッシュエンジニアリングを核とする技術基盤
当社の技術の根幹は、生きた細胞と生体材料を用いて組織を再生するティッシュエンジニアリングである。特に患者本人の細胞を使う自家移植に特化し、免疫拒絶が少なく生着率が高いという特性を活かす。細胞の培養方法、品質管理、製造設備の運営ノウハウは、2000年代前半からの治験経験を通じて蓄積された。医薬品医療機器等法に基づく厳格な基準(GCTP)に対応した製造施設を愛知県蒲郡市に保有し、細胞の採取から製品出荷までの全工程を一貫管理する。このプラットフォームが、複数の製品承認と受託事業の受注につながっている。
国内で最多の再生医療等製品承認実績
厚生労働省が承認した再生医療等製品は2026年時点で約25製品あり、そのうち5製品を当社が保有する。2007年承認の自家培養表皮ジェイス(重症熱傷)は日本第1号であり、2012年承認の自家培養軟骨ジャックは整形外科領域初、2020年承認の自家培養角膜上皮ネピックは眼科領域初、2021年承認の自家培養口腔粘膜上皮オキュラルは眼科領域第2号、2023年承認のメラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンは白斑治療向けとして皮膚領域第2号である。すべてが自家細胞由来の培養組織であり、いずれも保険収載されている。
親会社の変遷と帝人グループへの参入
設立時の出資者は眼科医療機器メーカーのニデック、住宅設備のLIXIL(旧INAX)、富山化学工業(現富士フイルム富山化学)、ベンチャーキャピタルの三菱UFJキャピタルであった。2010年に富士フイルムが第三者割当増資により筆頭株主となり、2014年には富士フイルムホールディングスが親会社となった。その後、2021年3月に帝人株式会社が公開買付けを実施し、同年6月に帝人が筆頭株主・親会社に異動。帝人とは再生医療CDMOで連携する子会社(帝人リジェネット)を2023年に設立し、技術シナジーを追求している。
赤字基調からの脱却を目指す財務状況
当社は創業以来、研究開発費や設備投資が先行し、多くの年度で営業損失を計上してきた。売上高は2013年3月期の6億円から漸増し、2021年3月期には23億円に達したが、その後は横ばいで2026年3月期は22億円と前期比11%減の減収となった。同期の営業損失は5.5億円、当期純損失は7.3億円であり、特別損失として投資有価証券評価損1.5億円を計上した。一方、変形性膝関節症への適応拡大や他家培養表皮の開発など、収益の柱を増やす投資が続いており、中期目標として売上高50億円、営業利益率10%超を掲げている。
業界の中での役割は再生医療等製品メーカー(自家培養細胞シート等)。医療機関向けに製品を提供し、企業・研究機関にはCDMO/ CROサービスを提供にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 再生医療 製品事業 | 14億円 | 63.6% | — | — |
| 再生医療 受託事業 | 5億円 | 22.7% | — | — |
| ラボサイト 事業 | 3億円 | 13.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医療機関(再生医療)主力
患者自身の細胞を培養し、移植する自家培養製品を開発・製造・販売。重症熱傷、軟骨損傷、角膜上皮幹細胞疲弊症、白斑などを適応とし、いずれも国内初または先行の承認製品を持つ。
- 自家培養表皮ジェイス
- 患者自身の皮膚から作製した培養表皮シート。重症熱傷、先天性巨大色素性母斑、表皮水疱症に用いる。2007年承認の国内第1号再生医療等製品。
- 自家培養軟骨ジャック
- 患者自身の軟骨細胞をアテロコラーゲンゲルで培養した移植組織。膝関節の外傷性軟骨欠損症などに用いる。2012年承認の整形外科領域で国内初。
- 自家培養角膜上皮ネピック
- 患者自身の角膜輪部組織から培養した角膜上皮シート。角膜上皮幹細胞疲弊症の治療に用いる。2020年承認の眼科領域で国内初。
- 自家培養口腔粘膜上皮オキュラル
- 患者自身の口腔粘膜から培養した上皮細胞シート。角膜上皮幹細胞疲弊症に用いる。2021年承認。
- メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミン
- 患者自身の皮膚からメラノサイトを含む表皮細胞シートを培養。白斑の治療に用いる。2023年承認。
02再生医療開発企業・アカデミア準主力
再生医療等製品に特化したCDMO(開発製造受託)とCRO(開発業務受託)サービスを提供。薬事開発から製造までトータルに支援する。
- CDMO(再生医療等製品の開発製造受託)
- GCTP適合の製造設備を活かし、細胞種を問わず再生医療等製品の開発・製造を受託。
- CRO(再生医療等製品の開発業務受託)
- 薬事開発や規制当局対応のノウハウを活かし、開発業務を受託。
- 特定細胞加工物製造受託
- 厚生労働省許可の施設で、再生医療提供機関向けに特定細胞加工物を製造受託。
03医薬品・化粧品企業(研究用)副次
研究用ヒト培養組織ラボサイトシリーズを提供。動物試験代替となる皮膚刺激性試験等の国際規格にも採用されている。
- エピ・モデル
- ヒト表皮細胞を重層化した3次元表皮モデル。皮膚刺激性試験や腐食性試験に使用。
- 角膜モデル
- ヒト正常角膜上皮細胞を重層培養した3次元角膜モデル。眼刺激性試験に使用。
- エピ・キット
- 顧客自身で作製できるヒト表皮モデルの作製キット。
製品と技術
自家培養表皮ジェイス:日本初の再生医療等製品
自家培養表皮ジェイスは、患者自身の皮膚から採取した表皮細胞を約3週間培養して作るシート状の製品である。米国ハーバード大学のHoward Green教授の技術に基づき、2007年10月に重症熱傷治療用として承認された。その後、2016年9月には先天性巨大色素性母斑、2018年12月には表皮水疱症へ適応を拡大し、それぞれ保険収載された。免疫拒絶が少なく生着率が高い自家移植の特性を活かし、重症熱傷では標準治療の一つとして定着。2026年3月期においても、熱傷患者数減少の影響を受けたものの、第4四半期には受注が回復傾向となった。
自家培養軟骨ジャック:整形外科領域初の再生医療等製品
自家培養軟骨ジャックは、患者の膝関節から採取した軟骨細胞をアテロコラーゲンゲル内で3次元培養し、約4週間で作製する移植組織である。広島大学の越智光夫教授の技術を基に、2012年7月に外傷性軟骨欠損症と離断性骨軟骨炎に対して承認され、2013年4月保険収載。2019年1月にはコラーゲン膜使用による低侵襲化を実現。2025年5月には変形性膝関節症(OA)への適応拡大が承認され、2026年1月に保険収載された。OA適応により対象患者が大幅に拡大し、2026年3月期の契約施設数は125施設、月間受注最高30件を達成する成長を見せた。
自家培養角膜上皮ネピックと口腔粘膜上皮オキュラル:眼科領域の復元
眼科領域では二つの自家培養製品を展開する。ネピックは、患者の角膜輪部組織から角膜上皮幹細胞を培養したシートで、角膜上皮幹細胞疲弊症の治療に用いる。2020年3月に承認、同年6月保険収載。オキュラルは、患者の口腔粘膜組織から作製した上皮細胞シートで、同じく角膜上皮幹細胞疲弊症に適用。2021年6月承認、同年12月保険収載。両製品とも、従来治療困難だった角膜疾患に対する再生医療の選択肢を提供する。販売は株式会社ニデックが担い、新規施設開拓を進めているが、2026年3月期は既存施設での新規患者減少により受注が減少した。
メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミン:白斑治療の新選択肢
ジャスミンは、患者の皮膚組織からメラノサイト(色素細胞)を保持したまま培養した表皮細胞シートである。白斑(尋常性白斑)の患部に移植し、色素再生を促す。2023年3月に製造販売承認を取得し、2024年10月に保険収載された。従来の外科的治療より少ない皮膚採取で広範囲の治療が可能であり、患者の整容面とQOL向上が期待される。2026年3月期には拠点施設が42施設まで拡大し、期末に新規施設からの受注を獲得。増収基盤が整いつつある。
ラボサイト事業:動物実験代替の研究用ヒト培養組織
ラボサイト事業は、再生医療技術を応用した研究用ヒト培養組織(LabCyteシリーズ)の販売である。主製品は、ヒト表皮を再現した「エピ・モデル」とヒト角膜を再現した「角膜モデル」で、化粧品や医薬品の安全性・有効性試験に用いられる。エピ・モデルを用いた皮膚刺激性試験法はOECD試験法ガイドラインに収載され、国際標準として認知されている。2026年3月期の売上高は2.8億円で前期比13.5%増。欧州では皮膚感作性試験EpiSensAの需要が高まり、ドイツ子会社設立準備を進める。国内でも帝人構造解析センターとの連携により受注が拡大している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
再生医療、赤字継続で事業リスク
ジャパン・ティッシュエンジニアリングは再生医療製品を手掛けるバイオベンチャー。売上高は25億円前後で横ばい、2026年3月期は22億円に減少。営業赤字が継続し、2026年3月期は赤字幅拡大。同業のリガク・ホールディングスや北里コーポレーションと比べ、収益化のめどが立っていない。再生医療市場は成長期待が大きいが、製品化への時間と資金が必要。
強み
- 国内で早期に再生医療製品を上市し、ブランド力を持つ。
- 細胞培養技術に関する特許を保有し、参入障壁を築く。
- 再生医療市場は今後拡大が見込まれ、需要増が期待。
- 再生医療は国家戦略分野で、補助金等の支援を受けやすい。
課題
- 営業赤字が継続し、資金調達リスクが高い。
- 大手医薬品企業や新興バイオベンチャーとの競争激化。
- 製品の普及には時間がかかり、売上拡大が限定的。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字がジャパン・ティッシュエンジニアリング
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 368A北里 | 579億円 | 14.9倍 |
| 2 | 7717ブイ・テクノロジー | 539億円 | 22.0倍 |
| 3 | 7749メディキット | 461億円 | 14.0倍 |
| 4 | 7777スリー・ディー・マトリックス | 458億円 | 11.0倍 |
| 5 | 7723愛知時計電機 | 444億円 | — |
| 6 | 7774ジャパン・ティッシュエンジニアリング | 357億円 | — |
| 7 | 7760IMV | 336億円 | 14.3倍 |
| 8 | 7769リズム | 330億円 | 13.7倍 |
| 9 | 7779CYBERDYNE | 298億円 | 297.3倍 |
| 10 | 7711助川電気工業 | 291億円 | 31.8倍 |
| 11 | 7743シード | 240億円 | 21.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 60件
四社共同出資で再生医療企業として設立された1999年
1999年2月、ニデック、INAX(現LIXIL)、富山化学工業(現富士フイルム富山化学)、セントラル・キャピタル(現三菱UFJキャピタル)の四社が共同出資し、愛知県蒲郡市に当社を設立した。技術基盤としてティッシュエンジニアリングを選び、再生医療を事業領域とする企業としてスタート。同年9月には本社を蒲郡市三谷北通に移転し、研究・製造拠点を整備した。当初は自家培養表皮と自家培養軟骨の開発に集中し、2000年12月に表皮の治験前確認申請、2001年9月に軟骨の治験前確認申請を厚生労働省に提出した。
技術導入と治験開始で基礎を固めた2000年代前半
2003年8月、イタリアのベネトアイバンクから培養角膜上皮の技術を導入し、眼科領域に進出。同年9月には東京女子医科大学病院などで自家培養表皮の治験を開始。2004年5月には広島大学病院などで自家培養軟骨の治験を開始し、同年10月には表皮の製造承認申請を提出した。2004年11月には蒲郡市に新社屋を竣工し、製造能力を拡大。2005年3月、研究用ヒト培養組織LabCyte EPI-MODELの販売を開始し、事業の多角化の第一歩を踏み出した。
日本初の再生医療等製品ジェイス承認と上場を果たした2007年
2007年10月、重症熱傷治療用の自家培養表皮ジェイスが厚生労働省から製造販売承認を取得。これは日本で初めての再生医療等製品であり、大きな注目を集めた。同年12月、当社はジャスダック証券取引所NEO(現東京証券取引所グロース市場)に株式を上場。2008年5月には培養表皮の開発者であるハーバード大学Howard Green教授と顧問契約を締結し、技術指導を継続した。2009年1月にはジェイスが保険収載され、販売が本格化した。
富士フイルムが筆頭株主となり資本基盤を強化した2010年
2010年10月、当社は富士フイルム株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施。これにより筆頭株主がニデックから富士フイルムに異動した。富士フイルムの資本参加により、研究開発資金の調達と事業拡大が加速。2012年7月には自家培養軟骨ジャックが整形外科領域で日本初の再生医療等製品として承認され、2013年4月に保険収載された。2014年10月には自家培養角膜上皮(EYE-01M)の治験を開始した。
受託事業への進出と適応拡大の推進(2014~2018年)
2014年11月、再生医療等安全性確保法の施行に伴い、コンサルティング事業と細胞培養受託事業を開始。同年12月、富士フイルムホールディングスが親会社となり、グループ一体での開発が進んだ。2016年9月、ジェイスの適応を先天性巨大色素性母斑に拡大し、保険収載を獲得。2018年12月には表皮水疱症にも適応拡大。2018年6月には名古屋大学・信州大学とCAR-T細胞技術のライセンス契約を結び、がん領域にも参入。
眼科領域で二つの製品承認と帝人参入(2020~2021年)
2020年3月、自家培養角膜上皮ネピックが眼科領域初の再生医療等製品として承認され、6月に保険収載。2021年3月、帝人株式会社による公開買付けが成立し、親会社が富士フイルムから帝人に異動。同年6月には自家培養口腔粘膜上皮オキュラルが眼科領域第2号として承認され、12月に保険収載された。帝人グループへの参入により、再生医療CDMOの事業連携が開始された。
社名変更と白斑治療製品ジャスミンの承認(2022~2023年)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いJASDAQグロースからグロース市場に移行。同年10月、商号を「株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング」に変更した。2023年3月、白斑治療用のメラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンが製造販売承認を取得。皮膚領域で2つ目の製品となり、2024年10月に保険収載された。2022年9月には千葉県柏の葉に産学連携の再生医療プラットフォームを構築した。
変形性膝関節症への適応拡大と他家製品開発(2024年以降)
2024年6月、自家培養軟骨ジャックの変形性膝関節症への適応拡大を目指す治験を終了し、2025年5月に一部変更承認を取得。2026年1月に保険収載された。この適応拡大により、ジャックの対象患者が大幅に拡大した。2026年3月には、初の他家(同種)培養表皮であるAllo-JaCE03の製造販売承認申請を提出。皮膚領域での製品ライン強化を進めている。
年表60件を開く
1990年代
- 1999年2月創業株式会社ニデック(設立:1971年7月、本社:愛知県蒲郡市、事業内容:眼科医療機器ならびに眼鏡関連機器の開発・製造・販売、自家培養角膜の研究)、株式会社INAX(現 株式会社LIXIL)、富山化学工業株式会社(現 富士フイルム富山化学株式会社)ならびに株式会社セントラル・キャピタル(現 三菱UFJキャピタル株式会社)との共同出資により、ティッシュエンジニアリングを技術ベースに再生医療を事業領域とする企業として愛知県蒲郡市に当社を設立。
- 1999年9月愛知県蒲郡市三谷北通に本社を移転。
2000年代
- 2000年12月自家培養表皮の治験前の確認申請を厚生省(現 厚生労働省)に提出。
- 2001年9月自家培養軟骨の治験前の確認申請を厚生労働省に提出。
- 2003年8月イタリアの角膜バンクであるベネトアイバンクから技術を導入し、培養角膜上皮の研究開発を開始。
- 2003年9月東京女子医科大学病院等の施設において治験審査委員会の承認を受け、自家培養表皮の治験を開始。
- 2004年5月広島大学病院等の施設において治験審査委員会の承認を受け、自家培養軟骨の治験を開始。
- 2004年10月自家培養表皮の製造承認申請を厚生労働省に提出。
- 2004年11月愛知県蒲郡市三谷北通に新社屋竣工、移転。
- 2005年3月研究用ヒト培養組織LabCyte EPI-MODEL(ラボサイト エピ・モデル)の販売を開始。
- 2007年5月自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)の治験前の確認申請を厚生労働省に提出。
- 2007年10月日本初の再生医療等製品として、重症熱傷の治療を目的とした自家培養表皮ジェイスの製造承認を厚生労働省から取得。
- 2007年12月上場ジャスダック証券取引所NEO(現 東京証券取引所 グロース市場)へ株式を上場。
- 2008年5月培養表皮の開発者である米国ハーバード大学医学部のHoward Green教授と顧問契約を締結。
- 2009年1月自家培養表皮ジェイスの保険収載。
- 2009年8月自家培養軟骨の製造販売承認申請を厚生労働省に提出。
2010年代
- 2010年7月研究用ヒト培養組織LabCyte CORNEA-MODEL(ラボサイト 角膜モデル)の販売を開始。
- 2010年10月富士フイルム株式会社を割当先とした第三者割当増資を実施。筆頭株主が株式会社ニデックから富士フイルム株式会社へ異動。
- 2012年5月表皮水疱症の治療を目的とした自家培養表皮ジェイスの治験を開始。
- 2012年7月整形外科領域における日本初の再生医療等製品として、自家培養軟骨ジャックの製造販売承認を厚生労働省から取得。
- 2013年4月自家培養軟骨ジャックの保険収載。
- 2014年1月先天性巨大色素性母斑の治療を目的とした自家培養表皮ジェイスの治験を開始。
- 2014年10月角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)の治験を開始。
- 2014年11月新規事業として、再生医療等安全性確保法のコンサルティング事業ならびに細胞培養受託事業を開始。
- 2014年12月富士フイルムホールディングス株式会社が親会社へ異動。
- 2015年10月医療機関等から細胞培養加工を受託するための「特定細胞加工物製造許可」を取得。
- 2016年4月新規事業として、再生医療等製品に特化したCRO(臨床開発業務受託)事業を開始。
- 2016年9月先天性巨大色素性母斑の治療を目的とした自家培養表皮ジェイスの一部変更承認を取得(適応拡大)。
- 2016年12月自家培養表皮ジェイス(先天性巨大色素性母斑)の保険収載。
- 2017年6月自家培養表皮ジェイス(重症熱傷)の再審査終了。
- 2018年6月名古屋大学・信州大学と、CD19陽性 急性リンパ性白血病の自家細胞由来治療薬開発に関するCAR-T細胞の製造技術の特許ライセンス契約を締結。
- 2018年7月白斑の治療を目的としたメラノサイトを保持した自家培養表皮(開発名:ACE02)の治験を開始。
- 2018年9月富士フイルム株式会社が親会社へ異動。
- 2018年12月表皮水疱症の治療を目的とした自家培養表皮ジェイスの一部変更承認を取得(適応拡大)。
- 2019年1月低侵襲化・移植手技簡便化を目的とした自家培養軟骨ジャックの一部変更承認を取得(仕様変更)。
- 2019年3月自家培養角膜上皮(開発名:EYE-01M)の製造販売承認申請を提出。
- 2019年4月変形性膝関節症の治療を目的とした自家培養軟骨ジャックの治験を開始。
- 2019年7月自家培養表皮ジェイス(表皮水疱症)の保険収載。
- 2019年9月富士フイルムのヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞「F-hiSIEC™(エフ-ハイシーク)」について、製造及び販売を開始。
2020年代
- 2020年3月眼科領域における日本初の再生医療等製品として、自家培養角膜上皮ネピックの製造販売承認を厚生労働省から取得。
- 2020年6月自家培養角膜上皮ネピックの保険収載。
- 2020年9月自家培養口腔粘膜上皮(開発名:COMET01)の製造販売承認申請を提出。
- 2021年3月帝人株式会社による当社株式に対する公開買付けにより、当社の親会社及び筆頭株主が富士フイルム株式会社から帝人株式会社へ異動。
- 2021年6月眼科領域における第2号の再生医療等製品として、自家培養口腔粘膜上皮オキュラルの製造販売承認を厚生労働省から取得。
- 2021年11月Ⅱ度熱傷の治療を目的とした他家(同種)培養表皮(開発名:Allo-JaCE03)の治験を開始。
- 2021年12月自家培養口腔粘膜上皮オキュラルの保険収載。
- 2021年12月富士フイルムのヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞「F-hiSIEC™(エフ-ハイシーク)」について、製造及び販売を終了。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQグロースからグロース市場に移行。
- 2022年4月メラノサイト(色素細胞)含有自家培養表皮(開発名:ACE02)の製造販売承認申請を提出。
- 2022年6月自家培養軟骨ジャックについて、厚生労働省による再審査が終了。
- 2022年9月がんをはじめとする未解決の疾患への革新的治療法の創出を目指し、再生医療等製品の研究・開発から、事業計画策定、商用生産までの過程をワンストップで実現する「再生医療プラットフォーム」を産学連携で千葉県柏の葉に構築。
- 2022年10月社名を「株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング」へ変更
- 2023年3月白斑治療を目的としたメラノサイト含有自家培養表皮(販売名:ジャスミン)の製造販売承認を厚生労働省から取得。
- 2024年3月当社株式が貸借銘柄に選定。
- 2024年6月自家培養軟骨ジャックの保険償還価格改定。
- 2024年6月変形性膝関節症の治療を目的とした自家培養軟骨ジャック(適応拡大)の一部変更承認申請を提出。
- 2024年10月メラノサイト含有自家培養表皮ジャスミンの保険収載。
- 2025年5月変形性膝関節症の治療を目的とした自家培養軟骨ジャックの一部変更承認を取得(適応拡大)。
- 2026年1月自家培養軟骨ジャック(変形性膝関節症)の保険収載。
- 2026年3月他家(同種)培養表皮(開発名:Allo-JaCE03)の製造販売承認申請を提出。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高50億円
- 営業利益率10%超
- ジャスミン受注件数2027年3月期まで50例/年
- ジャスミン受注件数2028年3月期まで100例/年
- ジャック販売件数2027年3月期まで年間350例
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
再生医療製品事業の売上拡大
主力製品の適応拡大と新製品の上市により、各領域で販売を強化する。皮膚領域ではジェイスとジャスミンの普及を進め、他家培養表皮を上市する。膝領域ではジャックの販売拡大に注力し、眼領域ではネピックとオキュラルの普及を図る。がん領域ではCAR-T細胞製剤の開発を進める。
- 02
再生医療受託事業の高付加価値化
既存顧客との協業を深化させ、新規顧客の獲得と商用生産(CMO)体制の構築に取り組む。帝人との連携によりCDMO事業を展開し、海外の承認品目の国内製造受託を積極的に獲得する。
- 03
ラボサイト事業のグローバル展開
皮膚感作性試験法のOECDガイドライン収載を契機に、欧州市場を開拓し、米国やアジアへの展開を進める。研究用腸管上皮モデルを上市し、創薬市場への参入を図ることで、収益基盤を多角化する。
- 04
人的資本経営と組織基盤の強化
再生医療の産業化には高度な専門人材の育成が不可欠とし、処遇改善や研修制度の充実、働きやすい環境の整備を通じて人的資本への投資を継続する。多様な働き方を推進し、次世代リーダーを育成することで、変化に柔軟な組織を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で200人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+11.5%。平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は12.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 174 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 174 | — |
| 2019年3月 | 548 | 37.7 | 8.2 | 184 | — |
| 2020年3月 | 577 | 38.5 | 8.4 | 186 | — |
| 2021年3月 | 559 | 38.0 | 8.6 | 200 | — |
| 2022年3月 | 575 | 38.2 | 9.0 | 207 | — |
| 2023年3月 | 583 | 38.0 | 9.4 | 215 | — |
| 2024年3月 | 573 | 38.6 | 10.0 | 211 | — |
| 2025年3月 | 613 | 39.4 | 11.3 | 204 | −98 |
| 2026年3月 | 611 | 39.7 | 12.0 | 200 | −250 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は22億円、営業利益は-5億円。前期と比べると減収で、売上が-12.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 31億円 | 22億円 |
| 営業利益 | 1億円 | -5億円 |
| 純利益 | 1億円 | -7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 6 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 6 | −1 | −16.7 | −1 |
| 2024年4Q | 7 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 12 | −2 | −16.7 | −2 |
| 2025年4Q | 13 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2026年2Q | 10 | −4 | −40.0 | −4 |
| 2026年4Q | 12 | −1 | −8.3 | −3 |
| 2027年1Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は6億円から22億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は-22.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | — | −11 | — | −11 |
| 2014年3月 | 10 | — | −8 | — | −8 |
| 2015年3月 | 13 | — | −7 | — | −7 |
| 2016年3月 | 14 | — | −7 | — | −7 |
| 2017年3月 | 21 | — | 3 | — | 3 |
| 2018年3月 | 23 | — | 2 | — | 2 |
| 2019年3月 | 24 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年3月 | 23 | — | −2 | — | −3 |
| 2021年3月 | 23 | — | −5 | — | −5 |
| 2022年3月 | 21 | — | −5 | — | −5 |
| 2023年3月 | 20 | — | −7 | — | −7 |
| 2024年3月 | 25 | — | 1 | — | 1 |
| 2025年3月 | 25 | −2 | −2 | −8.0 | −3 |
| 2026年3月 | 22 | −5 | −5 | −22.7 | −7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高22億円のうち、営業利益として残るのは-5億円で-22.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-7億円、売上の-31.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.9%9億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金81.8%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-22.7%-5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。期末の手元現金は15億円で、売上の8.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −10 | 5 | −2 | −5 | 13 |
| 2014年3月 | −10 | 3 | 7 | −7 | 13 |
| 2015年3月 | −8 | −14 | 63 | −22 | 55 |
| 2016年3月 | −3 | −30 | 0 | −33 | 22 |
| 2017年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 22 |
| 2018年3月 | 6 | −4 | 0 | 2 | 24 |
| 2019年3月 | −4 | 0 | 0 | −4 | 20 |
| 2020年3月 | −1 | 2 | 0 | 1 | 22 |
| 2021年3月 | −4 | 1 | 0 | −3 | 19 |
| 2022年3月 | −2 | −1 | 0 | −3 | 15 |
| 2023年3月 | −6 | 11 | 0 | 5 | 20 |
| 2024年3月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 21 |
| 2025年3月 | −1 | −2 | 0 | −3 | 17 |
| 2026年3月 | −5 | 3 | — | −2 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は89.6%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 32 | 23 | 9 | 72.5 |
| 2014年3月 | 32 | 22 | 10 | 50.2 |
| 2015年3月 | 89 | 84 | 5 | 94.8 |
| 2016年3月 | 83 | 77 | 6 | 93.0 |
| 2017年3月 | 85 | 80 | 5 | 93.7 |
| 2018年3月 | 90 | 83 | 7 | 91.4 |
| 2019年3月 | 88 | 79 | 9 | 90.5 |
| 2020年3月 | 85 | 76 | 9 | 90.3 |
| 2021年3月 | 81 | 72 | 9 | 88.2 |
| 2022年3月 | 76 | 67 | 9 | 87.7 |
| 2023年3月 | 69 | 59 | 10 | 86.3 |
| 2024年3月 | 70 | 61 | 9 | 87.0 |
| 2025年3月 | 65 | 58 | 7 | 89.4 |
| 2026年3月 | 57 | 51 | 6 | 89.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で52社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率で52社中49位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥879で、1年前と比べて+70.3%。過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 357.3倍 |
| PBR | 6.94倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月13日に5.37%下落し828円。1か月では25.45%上昇しているが、直近の下落で高値圏から調整。52週高値893円からは約7%低下、52週安値448円からは大幅高。25日移動平均線690.84円を大きく上回るが、RSIは76.57と買われ過ぎ圏で過熱感が強い。出来高は8月13日に16.71万株と高水準で、下落に伴い売り圧力も強い。7月30日には36.92万株と大量の出来高を記録し、その後も高水準が続く。週足では上昇トレンドが続くが、短期調整のリスク。200日線からは大幅な乖離があり、テクニカルな修正が入りやすい状況。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERは赤字で算出不能、PBR4.83倍は業界平均3.30倍を上回り割高。ROEは2.38%と低く、無配。今期も減収減益予想で、営業赤字が拡大。収益力の改善が見込めず、バリュエーションは割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 357.3倍 | — |
| PBR | 6.94倍 | 2.49倍 |
| ROE | 2.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
再生医療の実用化先行企業として、保険収載された製品を有する点は評価できるが、売上規模は極めて小さく、研究開発費負担で赤字が続く。強気派は、再生医療市場の拡大と新製品パイプラインの進展を評価し、将来の黒字化を期待する。弱気派は、採算性の低さ、競合の増加、および資金調達リスクを指摘し、現在のバリュエーション(PBR約4.8倍)は割高とみる。
- 再生医療市場の成長
高齢化や外傷治療需要で市場拡大、保険適用も追い風。
- パイプラインの価値
自家培養軟骨など複数の製品が臨床段階、承認されれば収益に貢献。
- 先行者利益
既承認製品(ジェイス、ジャック)でブランドと医療機関との関係構築。
- 再生医療市場の拡大に伴う需要増2027年〜2028年影響中
売上高22億円は低水準だが、市場成長で中期的な収益改善余地
- 研究開発費のピークアウト2027年以降影響弱
営業損失がFY26の▲5億円から縮小に転じれば黒字化近づく
- 既存製品の特許延長不定影響中
特許に基づく独占販売権が収益を支える可能性
- 低い株式流動性による急騰リスク不定影響弱
時価総額246億円・外国人保有1.4%と薄商い、買い材料で急騰余地
- 収益性の低さ
売上25億円程度で営業赤字、研究開発費負担が重い。
- 競争激化
他社の再生医療製品やiPS細胞技術など代替リスク。
- 資金調達リスク
赤字継続で手元資金減少、増資や借入の必要性。
- 営業損失の拡大トレンド2026年3月期影響強
営業損失がFY25の▲2億円からFY26の▲5億円へ拡大、赤字幅倍増
- 売上高の減少継続2026年3月期影響中
売上高がFY25の25億円からFY26の22億円へ12%減、需要低迷
- 無配当継続と株主還元不在継続影響中
無配当、株主還元策の見通しなくキャッシュフロー悪化
- 高PBRの修正リスク通年影響弱
PBR4.83倍は赤字企業としては割高、業績悪化で下方修正懸念
- 製品売上高
- 自家培養表皮・軟骨の販売動向を示す最優先指標。
- 研究開発費
- 将来の製品化投資の規模と収益圧迫度合いを測る。
- 営業キャッシュフロー
- 赤字でも運転資金を賄えているか判断するため。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,353人。区分でいちばん多いのは事業法人で69.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.6%を占め、残る30.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 69.3 | 69.3 | 69.8 | 69.7 | 69.6 | 69.6 |
| 個人・その他 | 28.5 | 28.5 | 27.5 | 27.0 | 27.4 | 28.6 |
| 外国法人 | 1.6 | 0.8 | 0.9 | 1.4 | 0.8 | 1.3 |
| 証券会社 | 0.5 | 1.2 | 1.8 | 1.7 | 2.0 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 帝人株式会社 | 57.72 |
| 02 | 株式会社ニデック | 10.41 |
| 03 | 前田 陽子 | 0.84 |
| 04 | 五味 大輔 | 0.81 |
| 05 | 小澤 洋介 | 0.72 |
| 06 | J-TEC従業員持株会 | 0.60 |
| 07 | サーラエナジー株式会社 | 0.45 |
| 08 | 上田八木短資株式会社 | 0.37 |
| 09 | 楽天証券株式会社 | 0.34 |
| 10 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) | 0.28 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+39%、1株純資産は14期で+97%。直近期のROEは2.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −29 | 64 | — | — |
| 2014年3月 | −23 | 44 | — | — |
| 2015年3月 | −18 | 207 | — | — |
| 2016年3月 | −17 | 190 | — | — |
| 2017年3月 | 7 | 197 | 3.5 | 197.7 |
| 2018年3月 | 6 | 203 | 2.8 | 322.0 |
| 2019年3月 | −8 | 195 | — | — |
| 2020年3月 | −7 | 188 | — | — |
| 2021年3月 | −11 | 176 | — | — |
| 2022年3月 | −12 | 164 | — | — |
| 2023年3月 | −18 | 146 | — | — |
| 2024年3月 | 4 | 150 | 2.4 | 193.5 |
| 2025年3月 | −6 | 143 | — | — |
| 2026年3月 | −18 | 125 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山田一登 | 代表取締役 社長執行役員 | 53 | 5,841 |
| 大須賀俊裕 | 取締役 専務執行役員 | 69 | 95,500 |
| 中野貴之 | 取締役(非業務執行) | 55 | — |
| 若林晃伸 | 取締役 執行役員 | 41 | 1,000 |
| 正井俊之 | 取締役(社外)(注)2 | 74 | — |
| 北島康雄 | 取締役(社外)(注)2 | 83 | — |
| 半田悌彦 | 常勤監査役 | 67 | 32,900 |
| 加藤孝浩 | 監査役(社外)(注)2 | 57 | 3,000 |
| 小川薫 | 監査役(社外)(注)2 | 68 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 43 | 20 | 91 | 15 |
| 監査役 | 2 | 7 | 2 | 10 | 5 |
| 社外取締役 | 4 | 9 | 2 | 10 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,397字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,088字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,790字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,151字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第28期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-15
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-30
TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。
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