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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

メディキット

MEDIKIT CO.,LTD7749 · Standard · 精密機器

人工透析用留置針で国内トップクラス。血管・血液分野に特化し、透析に欠かせない針やカテーテルを開発・製造・販売する。

概要

メディキットは、1973年に宮崎県で人工透析用留置針の製造会社として創業した医療機器メーカーである。現在は血液浄化用ディスポーザブル製品を中心に、静脈留置針や血管内治療用カテーテルなどを開発・製造・販売する。2026年3月期の連結売上高は238億円、営業利益率は約18%と安定した収益基盤を持つ。東京証券取引所スタンダード市場に上場(2013年7月)し、連結従業員数は994名。

人工透析類・静脈留置針類・インターベンション類の3品目構成

当社グループの売上は人工透析類、静脈留置針類、インターベンション類の3品目で構成される。2026年3月期の販売実績は、人工透析類が78億1560万円(前年比2.1%減)、静脈留置針類が84億4145万円(同13.9%増)、インターベンション類が74億9590万円(同4.9%増)であった。人工透析類は慢性腎不全患者向けの留置針「ハッピーキャス」シリーズが主力で、医療スタッフの安全に配慮した針刺し防止機構付き製品を展開する。静脈留置針類は輸血・輸液用の「スーパーキャス」シリーズが中心で、誤刺防止機能を備えた安全機構付き製品の需要が伸びている。インターベンション類は血管造影や治療に用いるシースイントロデューサーやカテーテルを扱い、不整脈治療用のブレイデッドシースなど高付加価値製品の販売拡大に注力している。

販売会社と製造会社を分離した分業体制

メディキットグループは、販売会社である当社(メディキット)と製造子会社の東郷メディキットを中核とし、ベトナムに生産拠点を持つMedikit Vietnam、欧州販売のMedikit Europe、2022年に買収したBolt Medicalなどを傘下に置く。1984年に製造と販売を分離して以来、当社は販売とマーケティングに特化し、東郷メディキットは開発と生産を担う明確な分業体制をとる。東郷メディキットは宮崎県に東郷工場、日向工場、日向第二工場、日向第三工場(2025年1月落成)を持ち、国内生産の大部分を担う。この体制により、成長性(売上高)と収益性(原価率)を別会社で追求している。

国内販売に加え欧米・中国への海外展開を強化

国内市場に加え、海外展開も積極的に進めている。ベトナム・ハイフォン市に子会社Medikit Vietnamを設立(2005年)し、生産拠点を海外に拡大。欧州では2013年にドイツ・フランクフルトにMedikit Europeを設立し、販売網を構築した。また、米国Cardiovascular Systems社の石灰化病変治療デバイスの独占販売契約を結ぶなど、提携による製品ライン拡充も行っている。2026年3月期の海外売上高は明示されていないが、静脈留置針類の売上増加(前年比13.9%増)の主因は北米をはじめとする海外需要の取り込みである。中期経営計画では欧米および中国市場での販売強化を重点課題に掲げている。

安定した収益性と無借金経営が生み出す財務基盤

同社は高い収益性と堅固な財務基盤を持つ。2026年3月期の営業利益率は18.0%(営業利益42億7240万円/売上高237億8145万円)で、同業他社と比較しても高い水準にある。自己資本比率は87.8%と極めて高く、現金及び現金同等物を186億5261万円保有する一方、有利子負債はほぼゼロである。この財務体質により、設備投資やM&Aを自己資金で賄える。実際、2022年12月にはBolt Medicalを100%子会社化し、脳血管用デバイスを製品ラインに加えた。中期経営計画では2029年3月期に売上高290~320億円、営業利益率18%程度を目標とする。

業界の中での役割は医療機器メーカー。透析医療向けとカテーテル治療向けの製品を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
238億円
営業利益
43億円
営業利益率
18.1%
純利益
30億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01透析医療主力

慢性腎不全患者向けに、血液透析時に使用する人工透析用留置針を製造・販売。製品は年間150回を超える透析でも血管を傷めにくく、穿刺痛が少ない設計が特徴。

自社開発による技術力で高い市場シェア

主な製品・サービス1
ハッピーキャス
人工透析用留置針。血液を取り出す針と戻す針の2本セットで、透析のたびに血管を傷めないよう工夫された。

02輸液・輸血準主力

輸血・輸液に使う静脈留置針を製造・販売。医療スタッフの誤刺を防ぐ安全機構付き製品を市場に投入している。

主な製品・サービス1
スーパーキャス
静脈留置針。薬液を静脈内に投与する際にカテーテルを血管内に留置する。安全機構付きもある。

03インターベンション(血管内治療)準主力

血管造影や血管内治療に用いるシースイントロデューサーやカテーテルを製造・販売。頭部、腹部、心臓の疾患診断・治療を支える。

主な製品・サービス3
スーパーシース
シースイントロデューサー。血管造影用カテーテルなどを血管へ挿入する際に使う。血管を傷つけず、繰り返し挿入を可能にする。
インサートシース
血管内にカテーテルを導入するためのシース。
メディキット血管造影カテーテル
血管造影用のカテーテル。造影剤を注入し、X線撮影で病変を診断する。

製品と技術

人工透析用留置針「ハッピーキャス」シリーズ

人工透析類の主力製品はハッピーキャスシリーズである。透析患者は週3回、年間約150回の穿刺を受けるため、患者負担の軽減と血管保護が重要となる。同シリーズは止血弁付き安全留置針として、針刺し事故防止機構を内蔵。2013年発売のハッピーキャスNEOに続き、最新のハッピーキャスProFlexはさらに操作性と安全性を向上させた。2026年3月期の人工透析類売上高は78億円で、全売上の約33%を占める。

静脈留置針「スーパーキャス」シリーズ

静脈留置針類の中核はスーパーキャスシリーズである。輸血・輸液時に使用する留置針で、1998年に開発された新型血管留置針を基盤とする。2001年発売のスーパーキャスZ3に止血弁を搭載、その後も針刺し防止機構を強化したスーパーキャス5、スーパーキャス7を市場投入した。これらの安全機構付き製品は、医療スタッフの誤刺防止に貢献し、特に北米市場で需要が拡大。2026年3月期の静脈留置針類売上高は84億円で前年比13.9%増と、3品目中最も高い成長率を記録した。

インターベンション用シース・カテーテルと新規デバイス

インターベンション類では、血管造影や治療に用いるシースイントロデューサー(スーパーシース)や血管造影用カテーテルを手掛ける。近年は不整脈治療用のブレイデッドシース「AbRoad STOUT」やスティーラブルシース「AbRoad FLEX」など高付加価値製品を投入。2022年買収のBolt Medicalが開発した脳血管用誘導補助器具「Medilizer AGDシステム」は2025年3月に保険収載され、新たな成長領域として期待される。2026年3月期のインターベンション類売上高は74億円、全体の約31%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 透析医療自社開発による技術力で高い市場シェア

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

血液回路で国内首位、海外比率低め

血液透析回路など人工腎臓関連製品で国内トップシェアを持つニッチトップ企業。医療機器業界ではジーエルテクノホールディングスやリガク・ホールディングスと同セクターだが、血液浄化領域に特化している点が差別化要因。過去3期の売上高は219億円→226億円→238億円と緩やかに成長、営業利益率は約20%と高水準。一方、海外売上比率が低く内需依存度が高い。同業と比較して収益性は安定しているが、海外市場への展開が今後の成長課題。

強み

  • 国内血液透析回路市場でトップシェアを確保、ブランド力と医療機関との強固な関係を持つ。
  • 営業利益率約20%と業界平均を大きく上回り、利益率の高い製品構成が強み。
  • 過去3期連続で増収、透析需要の安定性により収益の変動が少ない。
  • 血液浄化分野に特化し、大手参入障壁が高く、競争が限定的。

課題

  • 海外売上比率が低く、グローバル市場でのプレゼンス拡大が急務。
  • 透析患者数の伸びが鈍化し、国内市場は頭打ちの可能性がある。
  • 血液透析関連への依存度が高く、新規分野開拓が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字がメディキット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17745A&Dホロンホールディングス760億円12.6倍
27715長野計器729億円13.5倍
3255Aジーエルテクノホールディングス684億円12.2倍
4368A北里579億円14.9倍
57717ブイ・テクノロジー539億円22.0倍
67749メディキット461億円14.0倍
77777スリー・ディー・マトリックス458億円11.0倍
87723愛知時計電機444億円
97774ジャパン・ティッシュエンジニアリング357億円
107760IMV336億円14.3倍
117769リズム330億円13.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

人工透析用留置針の製造会社として1973年に創業

1973年6月、宮崎県東臼杵郡東郷町に人工透析用留置針の製造を目的としてメディキット(現東郷メディキット)が設立された。当時、血液透析は慢性腎不全患者の生命維持に不可欠な治療法として普及し始めており、穿刺時の安全性と患者負担軽減が課題であった。1976年4月、同社は国内で初めてフッ素樹脂を用いた一体血管留置針を開発、従来品に比べ血管損傷が少なく医療現場から高い評価を得た。1981年8月には規模拡張に伴い南郷村に第二工場を建設、生産体制を強化した。

製造と販売を分離し販売会社を東京に設立 (1984年)

1984年9月、製造と販売を分離する方針を打ち出し、東京都千代田区に販売会社としてメディキット(現存する当社)を設立した。従来の製造会社は東郷メディキットに社名変更し、生産に専念する体制となる。この分業により、販売会社は市場ニーズの収集とマーケティングに集中できるようになった。1986年4月には東郷メディキットがシースイントロデューサー及び血管造影用カテーテルを開発、製品領域を人工透析からインターベンション分野へ拡大した。

日向工場建設と品質認証取得で生産基盤を強化 (1990年代)

1990年12月、宮崎県日向市に第三工場(現日向工場)を建設し、生産能力を大幅に拡大した。1993年3月には東京都文京区湯島に本社ビルを落成、経営機能を東京に集約。1996年12月には日向工場内に完全自動倉庫を建設し、物流効率を向上させた。1998年4月には東郷工場と日向工場が品質保証の国際規格ISO9001、ISO13485およびEN46001の認証を取得、国際市場への供給体制を整えた。

子会社化、上場、ベトナム進出で成長軌道に乗る (2000年代)

2002年10月、東郷メディキットを完全子会社化しグループ体制を強化。2005年6月にはジャスダック証券取引所に上場、資金調達力を高めた。同年7月、ベトナム・ハイフォン市にMedikit Vietnamを設立、海外生産拠点を確保。2007年6月には止血弁付安全留置針スーパーキャスZ5を発売、安全性に優れた製品で市場シェアを拡大した。2010年4月、日向第二工場が落成し、同時にベトナム新工場も稼働、日越二極体制でグローバル生産を開始した。

東京証券取引所スタンダード市場移行と新製品投入 (2013年)

2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、JASDAQ(スタンダード)に上場。同年、安全透析用留置針ハッピーキャスNEOを発売し、透析用製品ラインを強化。米国Cardiovascular Systems社と石灰化病変治療デバイスの国内独占販売契約を締結、インターベンション分野の製品群を拡充した。また、東京都港区に研修施設Shiba Park Education Centerを開設し、医療従事者への教育を支援。ドイツ・フランクフルトにMedikit Europeを設立し、欧州販売網を構築した。

Bolt Medical買収と日向第三工場で未来へ (2022年~)

2022年12月、株式会社Bolt Medicalを完全子会社化し、脳血管用誘導補助器具「Medilizer AGDシステム」をグループに加えた。同製品は2025年3月に保険収載され、販売を開始。2025年1月には宮崎県日向市に日向第三工場が落成、生産能力をさらに増強した。中期経営計画「NEXT 300 Neo」では、2029年3月期に売上高290~320億円、営業利益率18%程度を目標とし、インターベンション分野の自社製品開発と海外市場への浸透を重点課題としている。

年表24件を開く

1970年代

  • 1973年6月宮崎県東臼杵郡東郷町に人工透析用留置針の製造を目的としてメディキット㈱(現東郷メディキット㈱)を設立
  • 1976年4月国内初のフッ素樹脂を用いた一体血管留置針を開発

1980年代

  • 1981年8月規模拡張に伴い、宮崎県東臼杵郡南郷村に第二工場を建設
  • 1984年9月商号変更製造と販売を分離。メディキット㈱を販売会社として東京都千代田区に設立する。なお、メディキット㈱は東郷メディキット㈱へ社名変更し、製造会社とする。
  • 1986年4月東郷メディキット㈱にて、シースイントロデューサー及び血管造影用カテーテルを開発

1990年代

  • 1990年12月東郷メディキット㈱にて、宮崎県日向市に第三工場(現日向工場)を建設
  • 1991年4月東郷メディキット㈱にて、血管造影用シースイントロデューサー(スーパーシースイントロデューサー)を開発
  • 1993年3月東京都文京区湯島に本社ビル落成
  • 1996年12月東郷メディキット㈱にて、日向工場内に完全自動倉庫を建設
  • 1997年8月千葉県佐倉市にメディキット㈱佐倉流通倉庫を建設
  • 1998年3月東郷メディキット㈱にて、新型血管留置針を開発
  • 1998年4月東郷メディキット㈱の東郷工場、日向工場にて、品質保証の国際規格であるISO9001、ISO13485及びEN46001の認証を取得

2000年代

  • 2001年9月東郷メディキット㈱にて、止血弁付安全留置針スーパーキャスZ3を開発
  • 2002年10月M&A東郷メディキット㈱を100%子会社化
  • 2002年12月東郷メディキット㈱にて、佐倉流通倉庫内に佐倉工場完成
  • 2003年3月東郷メディキット㈱にて、メディキット血管拡張カテーテルを開発
  • 2005年6月上場ジャスダック証券取引所に上場
  • 2005年7月東郷メディキット㈱にて、ベトナム・ハイフォン市に子会社Medikit Vietnam Co.,Ltd.設立
  • 2007年6月止血弁付安全留置針スーパーキャスZ5を発売
  • 2008年1月東郷メディキット㈱にて、宮崎県日向市に日向第二工場落成

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 Medikit Vietnam Co.,Ltd.にて、ベトナム・ハイフォン市に新工場落成
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 安全透析用留置針ハッピーキャスNEОを発売 米国Cardiovascular Systems,Inc.社が製造する石灰化病変治療デバイス(Diamondback360)の日本 市場における独占販売契約を締結 東京都港区芝公園に、研修施設「Shiba Park Education Center」を開設 ドイツ連邦共和国ヘッセン州フランクフルト市に子会社Medikit Europe GmbH設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からス タンダード市場に移行

2020年代

  • 2022年12月M&A㈱Bolt Medicalを100%子会社化
  • 2025年1月東郷メディキット㈱にて、宮崎県日向市に日向第三工場落成

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2029年3月期まで290~320億円
  • 売上高年平均成長率2029年3月期まで5.5~8.5%
  • 営業利益率2029年3月期まで18%程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    インターベンション製品の開発強化

    インターベンション領域を中心に自社製品の開発を進め、戦略的取り組みを通じて付加価値の高い製品を提供する。

  2. 02

    海外販売の拡大

    欧米市場および中国市場を中心に、従来以上に販売を強化し、海外展開を推進する。

  3. 03

    生産効率向上と原価低減

    生産の効率性をさらに高め、原価低減に取り組むことで収益性を改善する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で994人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は634万円で、9期前と比べて+7.2%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は13.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月918
2018年3月969
2019年3月59238.612.1968
2020年3月59038.912.6962
2021年3月57638.612.0970
2022年3月57339.312.8954
2023年3月60139.713.3963
2024年3月60039.613.7966
2025年3月61840.013.9989455
2026年3月63440.113.7994433

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
日向第三工場 — 宮崎県 日向市4,387百万円
医療機器
日向第二工場 — 宮崎県 日向市4,333百万円
医療機器
日向工場 — 宮崎県 日向市3,373百万円
医療機器
社宅・保養所等17件903百万円
医療機器
社宅・食堂・保養所等523百万円
医療機器
佐倉工場 — 千葉県 佐倉市456百万円
医療機器
ベトナム工場 — ベトナム ハイフォン市422百万円
医療機器
本社及び東京営業所 — 東京都文京区384百万円
医療機器
東郷工場 — 宮崎県 日向市111百万円
医療機器
関西営業所 ほか14営業所40百万円
医療機器
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東郷メディキット㈱(注1)
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Medikit Vietnam Co.,Ltd. (注1.2)
    ベトナム ハイフォン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Bolt Medical
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Medikit Europe GmbH
    ドイツ連邦共和国ヘッセン州フランクフルト市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は238億円営業利益43億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.3%、利益が-4.4%。

売上高
+5.3%
238億円
営業利益
-4.4%
43億円
純利益
+0.0%
30億円
営業利益率
18.1%
前期比 -1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高258億円238億円
営業利益43億円43億円
純利益29億円30億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は64億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.4%、営業利益は+8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q528
2024年1Q551221.86
2024年2Q531120.87
2024年3Q611423.08
2024年4Q5010
2025年2Q1132219.513
2025年4Q1132320.417
2026年2Q1192218.514
2026年4Q1192117.616
2027年1Q641320.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は140億円から238億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は18.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 安全透析用留置針ハッピーキャスNEОを発売 米国Cardiovascular Systems,Inc.社が製造する石灰化病変治療デバイス(Diamondback360)の日本 市場における独占販売契約を締結 東京都港区芝公園に、研修施設「Shiba Park Education Center」を開設 ドイツ連邦共和国ヘッセン州フランクフルト市に子会社Medikit Europe GmbH設立 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からス タンダード市場に移行
2013年3月1403218
2014年3月1453219
2015年3月1493522
2016年3月1573723
2017年3月1693623
2018年3月1743725
2019年3月1854026
2020年3月1994429
2021年3月1933927
㈱Bolt Medicalを100%子会社化
2022年3月2014530
2023年3月2164229
2024年3月2194831
2025年3月226454719.930
2026年3月238434518.130

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高238億円のうち、営業利益として残るのは43億円18.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の12.6%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.2%148億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.1%43億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
37.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.1pt
18.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
12.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
6.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが47億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは34億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は187億円で、売上の9.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−7−518103
2014年3月30−11−519117
2015年3月26−10−3116102
2016年3月33−8−625122
2017年3月29−16−613129
2018年3月31−11−620142
2019年3月38−18−620155
2020年3月35−15−820168
2021年3月36−16−1320175
2022年3月32−17−915181
2023年3月45−36−159176
2024年3月4832−6680191
2025年3月36−39−19−3171
2026年3月47−13−1834187

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は533億円。このうち返さなくてよい自己資本が468億円で、自己資本比率は87.8%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3703224887.1
2014年3月3953385785.6
2015年3月3813305186.6
2016年3月4023455785.7
2017年3月4233645986.0
2018年3月4433816286.2
2019年3月4634006386.5
2020年3月4904226886.0
2021年3月4994366387.4
2022年3月5114585389.6
2023年3月5324735988.9
2024年3月5104416986.5
2025年3月5254527386.1
2026年3月5334686587.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
210億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
390億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
19億円
在庫として抱えている分
負債合計
65億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率52社中5位あたり、逆に低いのはROE52社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.5%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.1%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
87.8%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,900で、1年前と比べて+6.8%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥2,900+0.2%1ヶ月+3.3%1年+6.8%時価総額461億円
過去52週の値幅
安値¥2,601高値¥3,095

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)14.7倍
PBR0.90倍
配当利回り3.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月10日から7月22日にかけて2786〜2805円の狭いレンジで推移。25日線(2796.6円)と75日線(2884.0円)が接近、もみ合い継続。52週高値3095円からは約9.4%低く、52週安値2503円からは約12%高く、レンジ相場。出来高は概ね低調で、方向感に欠ける。RSI60.2とやや買われ過ぎ域だが、大きな動きなし。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 13.6倍は業界平均29.3倍を大幅に下回り、PBR 0.9倍は平均3.7倍を下回る。配当利回り3.6%は平均1.6%を上回る。ROE 6.5%と業界比で低いが、安定した収益と高い配当が魅力。割安だが収益性改善余地。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.0倍30.1倍
PER (予想)14.7倍
PBR0.90倍2.49倍
ROE6.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した収益基盤(営業利益率約20%)と透析需要の安定的な伸びを評価する声がある一方、成長鈍化とPBR0.87倍の割安感が焦点。強気派は、透析患者の増加と新興国展開による成長余地、および低PBRゆえの株主還元(配当利回り3.6%)を指摘。弱気派は、国内市場の成熟、新規参入リスク、および大きな成長ストーリーに欠けると見る。

プラスに働く材料7
  • 安定収益と高利益率

    営業利益率約20%を維持、ディスポーザブルでリカーリング収入

  • 透析需要の拡大

    慢性腎不全患者は増加傾向、新興国でも需要増

  • バリュエーション割安

    PBR0.87倍・PER13.6倍と割安、配当利回り3.6%

  • PBR0.87倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.87倍は純資産比13%割安、是正で株価上昇余地

  • 高水準の営業利益率維持2026/3期影響

    FY25営業利益率19.91%、コスト管理徹底で維持期待

  • 医療機器需要の安定性継続影響

    非景気連動セクター、売上高安定成長の基盤

  • 株主還元強化への期待次回株主総会影響

    配当利回り3.57%と高く、維持・増配視野

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の成熟

    国内透析患者数は伸び悩み、成長は限定的

  • 競争激化のリスク

    海外競合の低価格製品参入でシェア低下の可能性

  • 大きな成長ドライバー不足

    新規製品やM&A等の明確な成長戦略が見えにくい

  • 営業利益減少トレンド2026/3期影響

    FY25→FY26営業利益45→43億円減少、収益悪化継続

  • 糖尿病関連市場の競争激化継続影響

    注射針市場で価格競争、営業利益率低下リスク

  • 円高進行による輸出採算悪化金融政策次第影響

    海外売上高比率高い場合、円高で減益要因

  • 研究開発費増大継続影響

    新製品開発投資でコスト増、利益率圧迫

次の決算で確かめる点
国内透析シェア
基盤収益の維持状況を確認
海外売上高伸び率
成長の鍵となる新興国開拓の進捗
営業利益率
高収益構造が維持できているか

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは3.45%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.45%
いまの株価に対して
配当性向
48.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3851.4
2018年3月380.047.4
2019年3月4520.055.9
2020年3月5011.154.9
2021年3月500.047.5
2022年3月6020.058.1
2023年3月10066.796.2
2024年3月80−20.052.0
2025年3月9012.547.6
2026年3月10011.148.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,167人。区分でいちばん多いのは事業法人41.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.0%を占め、残る58.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人36.936.936.833.437.641.2
外国法人25.225.626.328.831.630.6
個人・その他36.336.235.937.029.727.0
自己株式11.011.111.117.38.08.8
金融機関1.00.80.70.40.70.8
証券会社0.60.60.40.40.50.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱ナカジマコーポレーション37.09
02GOLDMAN,SACHS & CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)8.83
03NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行 東京支店)5.67
04GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.62
05一般財団法人中島育英奨学会3.78
06中島 崇3.57
07栗田 一江3.00
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.99
09NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.81
10メディキット社員持株会1.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-07-23
    エフアイエーエム エルエルシー(FIAM LLC)
    新規の大量保有報告
    0.37%
    -0.07pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.48%
    +1.43pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.04%
    +1.15pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.05%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.89%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+6%、1株純資産は14期で−6%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1963,4455.816.454.6
2014年3月2083,6125.914.751.7
2015年3月2393,8886.515.650.8
2016年3月1362,0346.813.346.3
2017年3月1352,1446.517.251.4
2018年3月1452,2506.620.547.4
2019年3月1522,3626.618.155.9
2020年3月1702,4877.017.954.9
2021年3月1572,5976.220.747.5
2022年3月1782,7286.713.158.1
2023年3月1712,8176.214.396.2
2024年3月1882,9836.716.052.0
2025年3月2053,0906.812.847.6
2026年3月2063,2316.514.548.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額91百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
景山洋二代表取締役社長6529,400
中島崇取締役副社長 管理部門担当56567,400
中島史博取締役 経営企画担当 営業管理部担当 薬事/教育担当626,600
吉田安幸取締役78400
大瀧敦子取締役63
入江敏之取締役66
金子尚道常勤 監査役718,000
大島秀二監査役76
吉田福一監査役71
秋月智尋68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44721216717
社外取締役517173
監査役1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,656字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(メディキット㈱)、子会社4社(連結子会社4社)により構成されており、医療機器の開発・製造・販売を業務としております。医療機器の製造は連結子会社である東郷メディキット㈱、Medikit Vietnam Co.,Ltd.が行っており、当社は東郷メディキット㈱より同製品を仕入れ、国内外ユーザーに販売しております。 当社グループは、主として血管・血液に関する分野の医療機器を取扱っております。単一セグメントのため品目別に分類しますと、次のとおりであります。 人工透析類 人工透析類では人工透析用留置針を中心とした人工透析関連製品の製造・販売を行っております。人工透析用留置針は、慢性腎不全の血液透析時に使用する針で、血液を取り出す針と透析器で浄化された血液を体内へ戻す針の2本を1回の透析で使用します。人工透析は年間150回程度行うため、穿刺時における苦痛が少なく、血管を傷めない針が必要とされております。主要製品名は、「ハッピーキャス」であります。 静脈留置針類 静脈留置針類では輸血・輸液等に使用する針の製造、販売を行っております。静脈留置針の主な用途としては、栄養補給等の目的で輸液を末梢静脈経由で投与する際に使用しております。近年、医療スタッフが安心して使えるよう、誤刺防止機能付き留置針を当社グループをはじめ同業各社が独自の工夫を凝らした製品を市場に投入しております。当社グループとしても、市場のニーズを反映させた製品を開発し販売しております。主要製品名は、「スーパーキャス」であります。 インターベンション類 カテーテルシステムを用いた検査(造影)及び治療の総称をインターベンションと呼んでおり、当社グループは、血管造影、血管内治療に用いるシースイントロデューサー(注1)、カテーテル(注2)等の製造・販売を行っております。血管造影及び治療は、血管を通して病変部の検査及び治療を施行するものであります。対象部位は、主に頭、腹部、心臓であります。その手技としては、腕、もしくは、大腿部血管へシースイントロデューサーを挿入し、目的血管に適合するカテーテルを病変部分まで到達させます。次に、そのカテーテルを通して造影剤を流し込み、X線撮影を行います。その造影結果から、疾患の有無、度合いを診断し、がん、狭心症(注3)等の必要とされる治療を行うものであります。 (注1)シースイントロデューサー…主に血管造影用カテーテルなどを腕や足の血管に挿入する際に使用する器具です。この医療機器は血管を拡張しながら容易に、かつ血管を損傷させることなく血管内に導入することができ、また、何度でもカテーテルを挿入することが可能となります。 (注2)カテーテル…太腿や腕の血管から挿入する直径1~2mm程度のチューブです。広義には、体内に挿入する医療用チューブ全般を指す場合があります。 (注3)狭心症…1日に10万回も収縮と拡張を繰り返している心臓の血管は非常に硬くなりやすく(動脈硬化)、狭くなりやすい(狭窄)状態になっています。軽度の狭窄の場合、血液を十分に流し続けることができなくなり、体を動かしたり興奮したりしたときに心臓(胸)が苦しくなりますが、これを狭心症といいます。 品目別の主要製品は下表のとおりであります。 品目   区 分   主要製品名 人工透析類   人工透析用留置針   ハッピーキャス、ハッピーキャスCLs等 静脈留置針類   静脈留置針   スーパーキャス、スーパーキャス(安全機構付) インターベンション類   イントロデューサー   スーパーシース、インサートシース等 血管造影用カテーテル   メディキット血管造影カテーテル [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりとなります。 (注)連結子会社㈱Bolt Medical及びMedikit Europe GmbHは、重要性が乏しいため、事業系統図には記載しておりません。
経営方針・対処すべき課題1,456字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「経営理念」、「ビジョン」、「行動指針」を経営の基本方針とし、健全なる企業の発展と企業価値の向上に努め、株主の皆様をはじめ医療関係者の方々の信頼を高めてまいります。 経営理念 医療機器メーカーとして、医療を通じて社会に貢献し、共感いただける企業を目指します。 ビジョン 「信頼と共感」を世界の医療従事者の方々から獲得すべく安全性・有効性に優れた日本発の医療機器を普及させます。 行動指針 「創造・迅速・確実」をモットーに、高品質の製品・サービスを提供し、日々進歩する医療現場のために有益な提案を実行いたします。 (2)経営戦略等 当社グループは、上記の経営方針に基づき、製品の開発から生産、販売に至るまでの業務を一貫して手掛け、品質 の高い製品を効率的にお客様にお届けする体制を構築しております。それとともに、販売会社である当社と開発及び 製造を行う連結子会社である東郷メディキット㈱を別会社とするという企業構造をとることにより、それぞれの会社 の役割を明確化し、成長性と収益性の双方をバランスよく追求すべく取り組んでおります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、連結売上高、連結売上原価率、連結売上総利益(率)、連結営業利益(率)を重視しておりま す。特に、販売会社である当社は、成長性の観点から売上高、連結子会社(製造会社)である東郷メディキット㈱ は、収益性の観点から売上原価、売上原価率を重視しております。 (4)経営環境 経営環境については、「第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、医療機器メーカーとして安全性をすべての土台としつつ、成長性と収益性の向上に取り組んでおります。 2024年5月に公表いたしました2028年度(2029年3月期)までの新中期経営計画“NEXT 300 Neo”では、2029年3月期に売上高290~320億円、売上高年平均成長率5.5~8.5%、営業利益率18%程度を指標及び目標としております。 これらの数値目標を達成するため、以下の3点を重点課題として取り組んでまいります。 1. インターベンションを中心に自社製品の開発を進めると共に、ストラテジックな取り組み等を通じ、付加価値の高い製品の提供に努めます。 2. 海外展開は、欧米市場および中国市場を中心に、従来以上に販売を強化します。 3. 生産においては効率性を更に高め、原価の低減に取り組みます。 また、当社グループでは、短中長期の経営戦略における重要な検討課題として、1)医療を通じた社会への貢献、2)多様な人財が活躍できる職場づくり、3)経営基盤の強化、4)環境負荷の低減、5)地域社会への貢献、の5つの「マテリアリティ(重要課題)」を特定しております。 今後とも、各マテリアリティの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク4,284字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、これらは全てのリスクを網羅したものではなく、これら以外にも投資家の判断に影響を及ぼす事項が発生する可能性があります。また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループはこれらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 (1)医療機器の製造・販売について ① 医療制度改革について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 日本国内の医療を取り巻く環境は、急速な少子高齢化や医療技術の進歩等といった大きな変化をしており、厚生労働省によって行われている医療制度改革は、こうした環境の変化に対応するための医療制度構築を目指しております。このような医療制度改革の一環として、2000年以降、厚生労働省が定める特定保険医療材料の償還価格の改定が基本的に2年に1度実施されております。この改定によって、保険償還価格は全体として低下傾向にあり、これに連動する医療機器販売業者が医療機関に対して販売する製品価格も低下傾向にあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・対応策 当社グループといたしましては、販売価格の低下に対応すべく、生産効率の高い生産設備の導入と絶え間ない生産技術の改善による原価の低減、物流費を抑えるための物流計画を含む販売コストの抑制、高付加価値製品の販売に注力することによる販売効率の改善を進めております。また、償還価格改定の際には、適正価格維持のため、不採算製品が生じないよう適宜取り組んでおります。 ② 法的規制について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループの行う医療機器の開発、製造及び販売は、販売先各国の法令等により規制を受けております。各国における規制は強化される傾向にあり、各種許認可に対応する薬事担当部門の対応力強化に努めておりますが、販売先各国において許認可が得られなかった場合、既に取得している許認可が取り消された場合、あるいは許認可が適時に得られなかった場合には、事業計画の遅延や見直しが生じるため、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ・対応策 当社グループでは、販売先各国の法令等による規制に対応すべく薬事担当部門を設置しており、規制強化の流れの中、情報の収集、適切な対応等に取り組んでおります。 ③ 品質保証体制について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループは、高度な技術を要する医療機器を取り扱う事から、社内において徹底した品質管理体制を確立しております。しかし、製品の製造や輸送段階等における不良品の発生や医療現場での適切でない取扱いが行われる可能性は、完全に否定する事ができません。医療事故等が発生した場合には、製造物責任により、係争事件等に発展する可能性があります。また、販売先各国の法令等により、関連する製品の回収責任が生じる可能性があります。このような場合、訴訟費用や回収費用等の発生により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループは、品質マネジメントシステムの国際規格ISOに基づき、徹底した品質管理を行うとともに品質保証体制を確立しております。また、斯様な対応にも関わらず発生する可能性が完全には否定できない医療事故に対しては必要な保険により対応しております。 ④ 原材料・部品の供給と価格について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループの生産活動は、当社グループ外の供給業者からの原材料及び部品の供給に依存しております。供給業者の都合により供給に支障が出た場合、製品の生産・出荷の遅延を招く恐れがあり、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 また、当社グループが製造する製品の原材料は、その大半をプラスチック及びステンレス鋼が占めており、特にプラスチックの調達価格については原料となるナフサ並びに原油の価格に概ね連動しております。これら原材料の価格が中東情勢等の外部環境の変化で高騰した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループは、複数の供給業者からの購買・供給と新規供給ルートの開拓に取り組むとともに、調達コストの削減に努めております。 ⑤ 販売先の信用状況等について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループの販売経路は、病院への直接販売と医療機器販売業者への卸売販売の2つに分けられます。医療機器販売における販売価格の低下や競争激化の影響等により、これらの販売先の中には経営に厳しさを増してくる取引先が出てくる可能性があります。そして販売先の信用状況が大幅に悪化した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。また、信用状況以外でも販売先の状況や販売先との関係に大きな変動が生じた場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループといたしましては、販売先の信用状況をウォッチし、必要に応じて担保の預入をお願いするなど、売上債権の管理に留意しております。 ⑥ 特定製品への依存について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループは、人工透析類、静脈留置針類、インターベンション類という3つの品目の製品を提供しておりますが、各品目ともその中では主力製品が高い比率を占めております。このため、当社グループの主力製品が、過度な価格競争等に巻き込まれ販売価格の低下を余儀なくされた場合や製品が陳腐化し競争力が著しく低下した場合には、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループといたしましては、製品の改善・改良を継続的に行い製品の競争力の維持・強化に努めております。また新たな高付加価値製品の開発、製品ラインアップの拡充にも取り組んでおります。 ⑦ 生産拠点の集中について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 当社グループが販売している製品のほとんどは、当社の連結子会社である東郷メディキット㈱において開発・製造を行っております。東郷メディキット㈱の主な製造工場は宮崎県日向市にあり、製造工場が地震、津波、台風、水害、火災等の災害による被害を受けた場合、生産活動の停止や復旧に時間を要して製品の出荷に影響を及ぼし、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループといたしましては、Medikit Vietnam Co., Ltd.での生産・出荷数量の増加、臨海地域に立地する日向工場の津波避難棟を兼ねた生産棟の活用、内陸部に位置する日向第二工場の増築並びに日向第三工場に滅菌施設及び流通倉庫の増設、主に東日本をカバーする佐倉流通倉庫での製品在庫の保持などのリスク分散を推進しております。 ⑧ 知的財産権について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 医療関連業界の技術進歩は著しく、知的財産権に対する認識は高まっております。そうした中、当社グループが自社の知的財産権を十分確保できずに類似品による攻撃を受けた場合、あるいは他社の知的財産権の侵害が疑われ係争に発展した場合、その内容と結果次第では、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループは、製品の開発・製造・販売に関し、競争上の優位性を維持する観点から、専任担当者を配置し、知的財産権の確保に努めており、また、製品に関連し得る他社の知的財産権の侵害防止に努めております。 ⑨ 技術革新への対応について ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) 医療関連業界の技術進歩は著しく速く、今後検査及び治療方法を革新する新技術が開発された場合には、当社グループの提供する製品が陳腐化してマーケットシェアの減少や販売価格の低下を招き、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ・対応策 当社グループは、企業が成長を続けるためには、新製品の研究開発が必須であるとの認識のもと、販売会社である当社は顧客ニーズを探求、連結子会社(製造会社)である東郷メディキット㈱はニーズを踏まえた開発に努め、両社が連携して多様化、高度化する市場の変化や顧客ニーズに応える製品を提供することを基本としております。 ⑩サイバーセキュリティについて ・リスク認識(概要、顕在化の可能性の程度や時期、経営への影響など) ITの活用を通して、業務の生産性向上や事業の競争力確保、新たなビジネスモデル創出を追求するデジタル革 新が加速している一方で情報システムに関するさまざまな影響を及ぼすサイバー攻撃の脅威が高まっており、事 業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。 ・対応策 当社グループは、情報、情報システムおよび情報通信ネットワークを正しく管理し、漏えいや紛失を未然防止 する対策、およびセキュリティインシデント発生時の影響を最小限に抑える対策を講じ、サイバーセキュリティ を経営課題と捉え、適切に対応してまいります。 (2)今後の事業展開について 当社グループの更なる成長には海外での製造、販売が重要であり、積極的に海外展開を行う方針であります。新たな市場における販売ルートの確立を引き続き慎重に進めていく所存でありますが、予期せぬ政情の変化が起こる可能性や原油など資源価格の高騰による原材料価格上昇など、海外環境の動向等により海外事業が計画通りに展開されない可能性があります。仮に、このような事態が発生した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。また、新規事業につきましては、起こりうる様々なリスクを想定して事業を実施しておりますが、予測と異なる状況が発生する等により、事業が計画通りに進まない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,128字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」とい う。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末比(以下前期末比という)801,221千円増(1.5%増)の53,272,034千円となりました。流動資産は同28,652千円減(0.1%減)の33,215,017千円、固定資産は同829,873千円増(4.3%増)の20,057,016千円となりました。 固定資産のうち有形固定資産は、同495,468千円増(3.4%増)の14,943,409千円となりました。 無形固定資産は、同329,443千円減(10.0%減)の2,953,613千円となりました。 投資その他の資産は、同663,848千円増(44.4%増)の2,159,993千円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前期末比823,787千円減(11.3%減)の6,491,003千円となりました。流動負債は同845,899千円減(13.7%減)の5,313,599千円、固定負債は同22,111千円増(1.9%増)の1,177,404千円となりました。 流動負債減少の主な要因は、支払手形及び買掛金の減少2,543,851千円と電子記録債務が1,682,308千円増加したこと等によるものです。 当連結会計年度末の純資産は、前期末比1,625,009千円増(3.6%増)の46,781,030千円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上と配当金の支払いによる利益剰余金の増加1,616,977千円、自己株式の増加384,694千円等によるものです。 この結果、自己資本比率は87.8%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に内需を中心として緩やかな回復基調を維持したものの、物価上昇や人手不足の継続に加え、中東情勢の緊迫化に伴う資源・物流コストの高騰、さらには米国の通商政策を巡る不確実性などから、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループの属する医療関連業界におきましては、診療報酬改定等の影響に加え、原材料やエネルギー価格の高騰、医療従事者の慢性的な人手不足による人件費の上昇が継続しており、各医療機関の経営環境は依然として厳しい状況が続いております。 このような中、当社グループは「中期経営計画“NEXT 300 Neo”」を推進し、その達成にむけグループ一丸となって取り組んでおります。 国内においては、人工透析類では針刺し防止機構付き止血弁内蔵透析用留置針「ハッピーキャスProFlex」、静脈留置針類では針刺し防止機構付き留置針「スーパーキャス5」並びに「スーパーキャス7」等、安全に配慮した製品の販売・普及に努めました。インターベンション類では、不整脈治療用のブレイデッドシース「AbRoad STOUT」及びスティーラブルシース「AbRoad FLEX」等、高付加価値製品の販売拡大に努めました。2022年12月に買収した株式会社Bolt Medicalが開発した脳血管用誘導補助器具「Medilizer AGD システム」につきましては、2025年3月の保険収載および販売開始以降、医療現場への早期浸透を目指し、座学やハンズオントレーニング等を通じて、医療従事者の皆様に対する製品理解の促進に取り組んでおります。 海外においては、北米をはじめとする世界的な需要の高まりを捉え、静脈留置針類の販売拡大に注力するとともに、人工透析類やインターベンション類の拡販にも取り組んでおります。 上記の結果、当連結会計年度の業績は、売上高23,781,456千円(前年同期比5.4%増)、利益につきましては、設備投資に伴う減価償却費の増加等の影響により、営業利益4,272,403千円(同4.8%減)、経常利益4,484,198千円(同3.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,006,084千円(同0.2%減)となりました。 当社の商品区分である品目別の売上高は以下のとおりであります。 人工透析類におきましては、7,815,602千円(前年同期比2.1%減)となりました。静脈留置針類におきましては、8,441,456千円(同13.9%増)となりました。インターベンション類におきましては、7,495,906千円(同4.9%増)となりました。 (注)当社グループは、医療機器の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省 略しております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、以下に記載のキャッシュ・フローにより、前連結会計年度末に比べ1,593,295千円増加し、当連結会計年度末には18,652,613千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4,734,751千円(前年同期比32.9%増)となりました。内訳の主なものは、税金等調整前当期純利益4,512,196千円と、法人税等の支払額1,646,933千円等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,293,143千円(前年同期比66.6%減)となりました。内訳の主なものは、定期預金の払戻による収入11,000,000千円と定期預金の預入による支出8,800,000千円、有形固定資産の取得による支出3,441,703千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,821,371千円(前年同期比3.1%減)となりました。内訳の主なものは、自己株式の取得による支出と配当金の支払額であります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績については、単一セグメントのため品目区分別に記載しております。 品目別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 人工透析類   (千円)   7,941,983   10.1 静脈留置針類   (千円)   8,509,654   18.3 インターベンション類   (千円)   5,910,935   4.6 合計   (千円)   22,362,573   11.5 (注)金額は平均販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績については、単一セグメントのため品目区分別に記載しております。 品目別   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 人工透析類   (千円)   7,815,602   △2.1 静脈留置針類   (千円)   8,441,456   13.9 インターベンション類   (千円)   7,495,906   4.9 その他   (千円)   28,491   158.7 合計   (千円)   23,781,456   5.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は次のとおりであります。 ・経営成績の分析 「第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ・財政状態の分析 当社グループは、適切な流動性の維持、事業活動のための自己資金の充実及び健全なバランスシートの維持を財務 方針としております。 なお、財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシ ュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであり ます。 ・経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況  3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ・キャッシュ・フローの状況の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成 績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ・資本の財源及び資金の流動性 資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を 目的とした資金需要は、主に設備投資であります。 財務政策 当社グループは、運転資金及び設備投資資金については、原則自己資金により調達することとしております。 当社グループは、財務の健全性を保ち、営業活動によるキャッシュ・フローを基本に将来に必要な運転資金及び設 備投資資金を調達していく考えであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについて は、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとお りであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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