概要
ヒットは1991年に東京都豊島区池袋で創業した屋外広告専門の広告会社である。東京都中央区銀座に本社を置き、従業員89名(2025年6月末現在)。屋外広告媒体の企画開発から設置運営、広告枠販売までをワンストップで手掛け、渋谷・表参道・池袋・道頓堀などの繁華街や首都高速沿いなどに63媒体141面の自社媒体を保有する。2025年7月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。
単一セグメントで展開する広告事業の収益構造
当社グループは屋外広告事業の単一セグメントで構成される。売上高は主に広告掲出料(広告費)と、看板の施工・撤去・原状回復に伴う施工費等から成る。2025年6月期の売上高は44億1,938万9千円、営業利益13億8,703万8千円、純利益9億509万5千円。直近5期の売上高は19億円(2021年6月期)から44億円へ拡大しており、成長軌道にある。自己資本比率は52.4%と財務基盤は安定している。
デジタルとアナログ、繁華街とロードサイドの4象限で構成される媒体ポートフォリオ
自社媒体はデジタルサイネージとアナログ看板、さらに設置場所による繁華街媒体とロードサイド媒体に分類される。デジタル媒体は動画掲出が可能で、肉眼3D広告などインパクトの大きい演出ができる。繁華街媒体は渋谷・表参道・池袋・道頓堀に計8媒体22面、ロードサイドデジタル媒体は2媒体18面。アナログ媒体は繁華街22媒体31面、ロードサイド31媒体70面と、ロードサイドの静止画看板が媒体数の半数近くを占める。
広告主への直接販売とワンストップ体制が生む好循環
業界では広告代理店経由が一般的だが、ヒットは創業時から広告主への直接営業を重視する。広告主のニーズを直接把握し、それに合わせた物件選定・オーナー交渉・媒体設置・販売までを一貫して行う。これにより、短期間での投資回収が見込める好立地・大型媒体の開発が可能となり、高い利益率を維持しながら事業を拡大してきた。また、自社媒体が多いことで多様な広告主のニーズを蓄積でき、新サービス開発にもつながっている。
主な販売先とクロスメディア周辺サービスの展開
2025年6月期の最大販売先は株式会社OOHメディア・ソリューションで、販売高10億7,974万7千円、総販売実績の24.4%を占める。屋外広告枠販売に加え、デジタル媒体向けの映像企画制作(特に肉眼3D広告)や、スマホ位置情報広告サービス「HIT-movi」などのクロスメディアサービスも提供する。HIT-moviは屋外広告の視認範囲にいた人のスマートフォンに同じ広告を配信し、重層的な広告体験を実現する。
業界の中での役割は屋外広告媒体の企画・設置・販売を一貫して行う独立系オペレーターにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01広告主(BtoC企業中心)主力
不動産オーナーから賃借した屋上・壁面にデジタルサイネージやアナログ看板を設置し、繁華街やロードサイドで広告掲出を提供。広告主への直接販売を軸に、媒体開発から設置・運用・販売までをワンストップで行う。好立地・大型媒体や特定エリアでの多面同時展開により高い利益率を実現している。
屋外広告のリーディングカンパニーを自任
- 繁華街デジタルサイネージ
- 渋谷、表参道、池袋、道頓堀などの繁華街に設置された動画表示が可能な大型デジタル看板。肉眼3D広告などインパクトのある放映ができ、来街者の特性に応じた広告ジャンルに親和性が高い。
- 繁華街アナログ看板
- 繁華街に設置された静止画表示の看板。シンプルな広告訴求に適しており、来街者の特性により親和性の高い広告ジャンルがある。
- ロードサイドデジタルサイネージ
- ロードサイドに設置された動画表示が可能なデジタル看板。ドライバーへの広告訴求が可能で、30〜50代男性への接触が多い。自動車関連商材やBtoB向け商材などに親和性が高い。
- ロードサイドアナログ看板
- ロードサイドに設置された静止画表示の看板。ドライバーへの広告訴求が可能で、アナログ媒体ながらデジタル同様に自動車関連やBtoB向け商材に親和性がある。
- 肉眼3D広告
- 裸眼で立体的に見えるデジタル広告映像。話題性が高くSNSで拡散されやすいため、話題作りを求める広告主に採用され、当社が企画制作も手がける。
- HIT-movi
- スマートフォンの位置情報を利用し、屋外広告の視認範囲にいた人へ同じ内容の広告を配信するジオターゲティング広告。デジタル媒体と組み合わせて重層的な広告体験を提供する。
製品と技術
渋谷・表参道・池袋・道頓堀の大型デジタルサイネージ群
繁華街デジタル媒体は8媒体22面を擁する。代表格は渋谷の「シブハチヒットビジョン」や「シンクロ7シブヤヒットビジョン」、表参道の「OMOSANシンクロ」、池袋の「池袋ヒットビジョン」、大阪道頓堀の「新御堂筋デジタルLEDボード」など。いずれも80〜100㎡以上の大型画面で、動画による多彩な表現が可能。来街者の属性に応じて、渋谷は全年代・IT企業社員向けBtoC商材、表参道はハイブランドや衣料品、池袋は漫画・アニメ・ゲームなどサブカルチャー、道頓堀は観光客・インバウンド向けと、立地ごとに親和性の高い広告ジャンルが異なる。
首都高速沿いを中心とするロードサイドデジタル媒体
ロードサイドデジタル媒体は首都高速セットボードなど2媒体18面。ドライバーを主要ターゲットとし、30〜50代男性との接触機会が多い。動画掲出が可能で、自動車関連商材やBtoB向け商材との親和性が高い。これらは複数面をパッケージ化したセット商品として販売されることが多く、広告主はエリア全体での面的な訴求が可能。静止画のロードサイドアナログ媒体は31媒体70面と群を抜いて多く、長期間の継続掲出やシンプルなブランド認知向上に適している。
スマホ位置情報広告「HIT-movi」によるクロスメディア体験
「HIT-movi」はスマートフォンの位置情報データを活用したジオターゲティング広告サービスである。当社の屋外広告媒体の視認範囲に滞在した可能性の高いユーザーのスマホアプリ広告面に、同じ内容のインターネット広告を配信する。これにより、屋外広告で一方的に伝えるだけでなく、ユーザーのスマホで重ねて情報を受け取ることで広告効果を高める。基本的にデジタル媒体と組み合わせて提供され、屋外広告の二次拡散やリーチの補完を狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 広告主(BtoC企業中心)屋外広告のリーディングカンパニーを自任
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
少額収益ながら高収益、営業利益率は群を抜く
当社はサービス業に属し、直近決算で売上高44億円、営業利益率31.8%と非常に高い収益性を誇る。同業他社であるジンジブやイシンと比較しても、利益率は際立って高く、規模は小さいながら効率的なビジネスモデルを構築している。売上高は年々増加しており、2023年6月期の34億円から2025年6月期には44億円へと成長。営業利益率は高水準で推移しているが、2025年6月期にやや低下しており、今後の持続性が注目される。業界内では、高付加価値なサービスを提供し、収益性重視の戦略を採っている。
強み
- 営業利益率30%超と業界トップクラス、規模が小さくとも高い付加価値を提供
- 売上高が3期連続で増加、市場での需要拡大を享受している
- 高収益の裏には徹底したコスト管理と業務効率化がある
- 特定分野に特化し、大規模な競合が参入しにくい領域で活動
課題
- 売上高44億円と小規模、拡大には新市場やM&Aが不可欠
- 直近で利益率が34.1%から31.8%へ低下、競争激化が影響か
- サービス業全体の動向に左右され、景気変動のリスクを抱える
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がヒット
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6551ツナググループ・ホールディングス | 55億円 | 10.0倍 |
| 2 | 2436共同ピーアール | 54億円 | 11.4倍 |
| 3 | 6185SMN | 54億円 | 12.4倍 |
| 4 | 9625セレスポ | 54億円 | 6.8倍 |
| 5 | 9223ASNOVA | 54億円 | — |
| 6 | 378Aヒット | 53億円 | 13.7倍 |
| 7 | 6171土木管理総合試験所 | 53億円 | 10.8倍 |
| 8 | 2464Aoba‐BBT | 53億円 | 17.2倍 |
| 9 | 4673川崎地質 | 52億円 | 4.0倍 |
| 10 | 7370Enjin | 52億円 | 21.1倍 |
| 11 | 6538ディスラプターズ | 52億円 | 7.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
池袋で資本金100万円の看板会社として出発した1991年
1991年2月、東京都豊島区池袋にて株式会社ヒットコーポレーション(資本金100万円)を設立。創業当初から屋外広告を専門に扱い、1992年3月に本社を千葉県船橋市本中山へ移転。1995年には有限会社エッチ・アイ・ティと有限会社オフィス・スターズを相次いで完全子会社化し、グループ体制を整えた。1996年から1998年にかけて本社を銀座一丁目→三丁目→七丁目へ移転し、徐々に拠点を東京の中心部に集約していった。
首都高速セットボードの販売開始と米国進出・撤退の試練
2001年7月、首都高速道路沿いに複数の看板をセットで販売する「首都高速セットボード」の販売を開始し、ロードサイド媒体の商品化に成功。2003年6月には海外初進出として米国ニューヨーク市に子会社HIT Corp. USA Inc.を設立し、アナログ媒体の開発・運営に乗り出した。しかし国内事業の拡大を優先し、2005年1月に撤退。この経験は後年の海外戦略の教訓となった。
デジタルシフトとグループ再編が加速した2010年代
2008年8月に商号を株式会社ヒットに変更。2012年10月には首都高速デジタルLEDボードの放映サービスを開始し、デジタルサイネージ事業に参入。2014年6月には渋谷のランドマーク「シブハチヒットビジョン」を稼働させ、繁華街の大型デジタル媒体を続々と投入。2015年10月、グローバル展開を目的にシンガポール法人HIT HOLDINGS PTE. LTD.の完全子会社となる組織再編を実施した(2021年4月清算)。
アセアン進出と撤退を経て国内デジタル媒体に再集中
2019年6月、シンガポールにHIT SINGAPORE PTE. LTD.を設立し、商業施設のトイレにサイネージを設置するトイレサイネージ事業を開始。翌2020年1月にはタイにHIT BANGKOK CO.,LTD.を設立した。しかし新型コロナウイルス禍による人流停滞で事業が軌道に乗らず、2022年にトイレサイネージ事業から撤退。タイ法人は解散・清算、シンガポール法人はASEAN広告市場調査会社へ転換した。同年10月には渋谷の大型デジタル媒体「シンクロ7シブヤヒットビジョン」を稼働させ、国内の大型デジタル媒体開発に再び注力する方針へ舵を切った。
肉眼3D広告で新たな需要を開拓し東証グロースに上場
2021年7月、自社制作による初の肉眼3D広告を放映。従来のテレビCMとは異なるインパクトとSNS拡散性が話題を呼び、多くの広告主の施策に採用されるようになった。2023年11月に池袋ヒットビジョン、2024年12月に渋谷センター街ヒットビジョンと、繁華街のデジタル媒体を相次いで新設。2025年7月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、新たな資金調達手段を得てさらなる成長を目指す。
年表32件を開く
1990年代
- 1991年2月創業東京都豊島区池袋にて、株式会社ヒットコーポレーションとして設立(資本金1,000,000円)。
- 1992年3月本社を東京都豊島区池袋から千葉県船橋市本中山に移転。
- 1992年5月資本金4,000,000円に増資。
- 1993年11月本社を千葉県船橋市本中山から東京都中央区銀座一丁目に移転。
- 1995年2月M&A有限会社エッチ・アイ・ティの株式を100%取得し完全子会社化。
- 1995年3月資本金10,000,000円に増資。
- 1996年10月本社を東京都中央区銀座一丁目から東京都中央区銀座三丁目に移転。
- 1998年8月M&A有限会社オフィス・スターズの株式を100%取得し完全子会社化。
- 1998年8月本社を東京都中央区銀座三丁目から東京都中央区銀座七丁目に移転。
2000年代
- 2001年7月首都高速セットボードの販売を開始。
- 2003年6月屋外広告事業の新たな拠点として、アメリカ合衆国ニューヨーク市に子会社HIT Corp. USA Inc.を設立(2005年1月撤退)。
- 2006年9月M&A完全子会社の有限会社エッチ・アイ・ティ及び有限会社オフィス・スターズを吸収合併。
- 2006年12月資本金29,500,000円に増資。
- 2007年6月1月決算から現在の6月決算へ決算期変更。
- 2008年8月商号変更株式会社ヒットに社名変更。
2010年代
- 2012年10月首都高速デジタルLEDボードの放映サービスを開始。
- 2014年6月シブハチヒットビジョンの放映サービスを開始。
- 2015年10月M&Aグローバル展開を目的とした グループ再編により、シンガポール現地法人HIT HOLDINGS PTE. LTD.(2021年4月清算結了)の完全子会社となる。
- 2016年3月ツタヤエビスバシヒットビジョンの放映サービスを開始。
- 2018年1月大阪府大阪市淀川区西中島に大阪支店を設置。
- 2018年4月新御堂筋デジタルLEDボードの放映サービスを開始。
- 2019年2月位置情報広告サービスHIT-moviのサービス提供を開始。
- 2019年6月創業シンガポールに兄弟会社HIT SINGAPORE PTE. LTD.を設立。商業施設のトイレに広告用サイネージを展開するトイレサイネージ事業開始(2022年4月ASEAN広告市場調査会社へ事業転換)。
2020年代
- 2020年1月創業タイに兄弟会社HIT BANGKOK CO.,LTD.を設立。トイレサイネージ事業開始(2022年6月解散及び清算を決議)。
- 2020年6月M&Aビジネスの中心が日本であることからグループ再編を実施、HIT HOLDINGS PTE. LTD.の子会社である、HIT SINGAPORE PTE. LTD.及びHIT BANGKOK CO.,LTD.の株式を取得し子会社化。
- 2021年7月クリエイティブ制作サービスによる初の“肉眼3D広告”放映を実施。
- 2021年10月表参道ヒットビジョン(現OMOSANシンクロ)の放映サービスを開始。
- 2022年4月シンクロ7シブヤヒットビジョンの放映サービスを開始。
- 2023年5月本社を東京都中央区銀座七丁目から東京都中央区銀座六丁目に移転。
- 2023年11月池袋ヒットビジョンの放映サービスを開始。
- 2024年12月渋谷センター街ヒットビジョンの放映サービスを開始。
- 2025年7月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 自社デジタル媒体数年間3〜5媒体程度の開発
- HIT SINGAPOREへの投融資2028年6月期までまで300百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
好立地・大型デジタル媒体の開発
年間3~5媒体程度の繁華街での大型デジタル媒体開発を目標に、広告効果の高い新規媒体を開発し、広告主の事業拡大に貢献する。
- 02
広告媒体稼働率の向上
営業人員増強、放映プラン設計、展示会やウェビナーなどのマーケティング施策、ロードサイド媒体の専門営業担当者育成により媒体価値を最大化し稼働率を高める。
- 03
屋外広告周辺サービスの強化
肉眼3Dクリエイティブ制作やスマホ位置情報広告配信『HIT-movi』などのクロスメディアサービス、交通広告の取扱い強化により周辺サービスを充実させる。
- 04
ASEANへの海外展開推進
シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ等で大型屋外広告事業を目指し、現地パートナー開拓や市場調査を継続。2028年6月期までに子会社へ300百万円の投融資を実施。
- 05
DXによる業務効率化・生産性向上
受注業務や放映管理業務の自動化・標準化を推進し、非生産的業務をDX化することで社員の生産的業務時間を拡充し、事業拡大につなげる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外HIT SINGAPORE PTE. LTD.6 Eu Tong Sen The Central, Singapore · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は52億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+18.2%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 59億円 | 52億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 14億円 |
| 純利益 | 10億円 | 10億円 |
| 1株あたり配当 | ¥21 | ¥21 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
半期ごとの推移
2期分
直近は2026年下期で、売上は25億円、営業利益は5億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年上期 | 27 | 9 | 33.3 | 6 |
| 2026年下期 | 25 | 5 | 20.0 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年6月期からの6期で、売上は19億円から52億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は26.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 19 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年6月 | 26 | — | 7 | — | 0 |
| 2023年6月 | 34 | — | 11 | — | 8 |
| 2024年6月 | 41 | 14 | 14 | 34.1 | 9 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場。 | |||||
| 2025年6月 | 44 | 14 | 14 | 31.8 | 9 |
| 2026年6月 | 52 | 14 | 14 | 26.9 | 10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高52億円のうち、営業利益として残るのは14億円で26.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の19.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金73.1%38億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.9%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年6月期は営業CFが11億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は26億円で、売上の7.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年6月 | 10 | −2 | −2 | 8 | 21 |
| 2024年6月 | 15 | −10 | 3 | 5 | 29 |
| 2025年6月 | 11 | −7 | −8 | 4 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2025年6月期の総資産は65億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は52.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 32 | 10 | 22 | 32.2 |
| 2022年6月 | 41 | 10 | 31 | 23.7 |
| 2023年6月 | 49 | 17 | 32 | 34.8 |
| 2024年6月 | 63 | 26 | 37 | 40.9 |
| 2025年6月 | 65 | 34 | 31 | 52.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中24位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中355位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥946で、1年前と比べて-11.5%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.7倍 |
| PER (会社予想) | 13.5倍 |
| PBR | 2.41倍 |
| 配当利回り | 2.22% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月17日に前日比-12.88%の1055円と急落しました。8月14日には1211円まで上昇していましたが、わずか1日で反落しました。25日線(1071円)を下回り、75日線(1070円)も下回るなど、短期の移動平均線を割り込みました。年初来では-5.26%とほぼ横ばいですが、52週高値1530円からは31%下落しています。RSIは49.28と中立。出来高は24万株と増加しており、売り圧力が強まりました。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PERは14.3倍で業界平均の22.67倍を大きく下回り、割安感がある一方、PBRは2.77倍で業界平均の3.23倍を下回るものの、ROEが30.3%と高く、成長性を織り込んだ水準と言える。配当利回りは1.61%と業界平均の2.64%を下回り、株主還元はやや控えめ。収益は増加傾向で、営業利益率も30%超と高水準を維持しており、バリュエーションは妥当からやや割高の範囲と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.7倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 13.5倍 | — |
| PBR | 2.41倍 | 3.51倍 |
| ROE | 30.3% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
成長と収益性の高さを評価する強気派に対し、競争激化と市場縮小、為替変動リスクを懸念する弱気派が対立。売上高は増加傾向にあるものの、営業利益率は低下傾向。2025年6月期の売上高は44億円と過去最高を更新する見込みで、強気派は海外展開の継続と新規市場の開拓を評価。一方、弱気派は同業他社との競争による価格競争や、インフレによる消費減退を懸念。また、欧州依存度の高さから地域リスクも指摘される。
- 売上高の持続的成長
2022年から2024年にかけて売上高が26億から41億円へと拡大
- 高い収益性
2024年6月期の営業利益率は34.15%と非常に効率的
- 成長市場への展開
オンライン販売と海外市場での存在感が拡大中
- ROE30.3%と高収益性継続影響中
ROE30.3%、営業利益率31.82%
- 売上高44億円と2期連続増収2025年6月期影響中
売上高41億円→44億円(+3億円)
- 営業利益14億円と高水準維持通年影響中
営業利益14億円、前期比横ばい
- 純利益9億円と利益が安定通年影響弱
純利益9億円、前期比横ばい
- 競争の激化
アパレル業界は新規参入が容易で価格競争に陥りやすい
- 利益率の低下
2024年から2025年にかけて営業利益率が34.15%から31.82%へ低下
- 為替感応度
海外売上高比率が高く、円高で収益が圧迫される可能性
- 営業利益率31.82%と前期34.15%から低下2025年6月期影響中
営業利益率2.33pt低下
- 増収なのに営業利益は14億円の横ばい通年影響中
売上高は3億円増だが営業利益は同額
- 配当利回り1.61%と低い継続影響弱
配当利回り1.61%、株主還元は小規模
- 株価は前年比1.3%安と上値重い不定影響弱
前年比-1.3%、PBR2.77倍
- 海外売上高比率
- 成長と為替リスクの双方を示す重要指標
- 営業利益率
- 収益の質と競争力を測る
- 既存店売上高成長率
- 店舗・オンラインの需要動向を判断
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり21円で、前期から−99.5%。いまの株価に対する利回りは2.22%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 1,157 | — | 8.9 |
| 2022年6月 | 1,000 | −13.6 | — |
| 2023年6月 | 2,600 | 160.0 | 9.7 |
| 2024年6月 | 3,500 | 34.6 | 10.5 |
| 2025年6月 | 18 | −99.5 | 10.8 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥21
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ32人。区分でいちばん多いのは個人・その他で77.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.3%を占め、残る77.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年6月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 77.7 |
| 事業法人 | 22.3 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 松丸 敦之(常任代理人 株式会社東京税経センター) | 62.10 |
| 02 | (株)ボンド・ホールディングス | 22.30 |
| 03 | 深井 英樹 | 5.65 |
| 04 | 松丸 さつき | 3.60 |
| 05 | 江口 雄一 | 1.30 |
| 06 | 曽我 正史 | 1.16 |
| 07 | 安田 仁裕 | 0.78 |
| 08 | 宮内 理司 | 0.72 |
| 09 | 勝山 宏哉 | 0.47 |
| 10 | 小笠原 伸行 | 0.45 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-21スパークス・アセット・マネジメント株式会社新規の大量保有報告3.96%-1.12pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−99%、1株純資産は5期で−99%。直近期のROEは30.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 12,965 | 74,166 | 18.7 | 8.9 |
| 2022年6月 | −7 | 176 | −3.9 | — |
| 2023年6月 | 136 | 308 | 56.1 | 9.7 |
| 2024年6月 | 168 | 464 | 43.6 | 10.5 |
| 2025年6月 | 163 | 609 | 30.3 | 10.8 |
| 2026年6月 | 70 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額337百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松丸敦之 | 代表取締役会長 | 61 | 2,802,800 |
| 深井英樹 | 代表取締役社長 | 62 | 687,400 |
| 安田仁裕 | 常務取締役 | 68 | 91,000 |
| 勝山宏哉 | 取締役 | 61 | 57,000 |
| 髙橋徹 | 取締役 | 62 | 18,000 |
| 大岩義典 | 取締役 | 48 | 15,000 |
| 川野毅 | 取締役 | 73 | 8,000 |
| 星野正司 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 伊東正隆 | 監査役 | 79 | — |
| 佐藤貢 | 監査役 | 65 | — |
| 長谷川潤 | 取締役 | 66 | — |
| 角田昇 | — | 67 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 322 | 322 | 54 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,012字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,987字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,343字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,533字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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