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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Enjin

Enjin Co., Ltd.7370 · Growth · サービス業

PRコンサルティングを軸に、メディアプラットフォームや不動産、観光、AI等へ事業を多角化する成長企業。

概要

株式会社Enjinは、東京都中央区銀座に本社を置くPR事業会社である。創業は2007年で、中小企業や医療機関向けのPRコンサルティングを主軸とし、自社メディア「KENJA GLOBAL」やマッチングサービス「メディチョク」を運営する。2021年6月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年5月期の連結売上高は約29億円、営業利益約8億円、従業員136名。子会社にアズ・ワールドコムジャパンを持ち、グローバルなPRネットワークを活用する。

PRコンサルティングとメディアプラットフォームの二軸

Enjinの事業は、連結決算上「PRコンサルティングサービス」と「メディアプラットフォームサービス」の2セグメントで構成される。PRコンサルティングは売上の約87%を占め、テレビ・新聞・雑誌・ラジオといった既存メディアと自社運営のWEBメディアを組み合わせたマルチメディア戦略を提供する。メディアプラットフォームは、PRプランナーを介さずに企業とメディアを直接つなぐ「メディチョク」が中心で、2025年5月期の売上高は約3.7億円である。両セグメントとも前年比で減収となったが、高い継続契約率により安定した収益基盤を維持している。

制作費+掲載費という明確な二層収益構造

PRコンサルティングサービスでは、社内に「クリエイティブエージェンシー機能」を持ち、制作費と掲載費を分離した透明性の高い収益構造を採用する。これにより、中小企業でも高額な広告費をかけずにメディア露出を図れるとしている。顧客単価と継続率が高く、再契約率も高水準で推移し、LTV(顧客生涯価値)の安定につながっている。一方、メディアプラットフォームサービスでは、有償のニュースリリース作成代行やメディアセミナーなどの付加サービスも展開し、顧客満足度向上を狙う。

子会社アズ・ワールドコムジャパンとグローバルネットワーク

2023年3月に株式取得により子会社化したアズ・ワールドコムジャパンは、世界49カ国115都市113オフィスを結ぶPRネットワーク「WORLDCOM」の日本代表社である。同社はメディアリレーション、イベント支援、リスクマネジメントなどのオーダーメイドPR支援を強みとし、民間企業に加え国内外の政府系案件も請け負う。グループ全体として、グローバルなPR戦略ノウハウを取り入れ、経営戦略と連携したコミュニケーション戦略の策定・実行を一貫して提供している。

売上高29億円、営業利益8億円の2025年5月期

2025年5月期の連結業績は、売上高2,919,699千円(前期比10.6%減)、営業利益841,034千円(同19.5%減)となった。PRコンサルティングサービスが売上高2,551,818千円(同11.6%減)、メディアプラットフォームサービスが367,881千円(同3.3%減)と両セグメントとも減収。営業利益はPRコンサルティングが804,866千円(同18.9%減)、メディアプラットフォームが30,976千円(同55.9%減)であった。財政状態は資産合計約53億円、純資産約46億円で、自己資本比率は約87.6%と高い。

業界の中での役割は企業のコミュニケーション戦略を支えるPR専門企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
27億円
営業利益
4億円
営業利益率
14.8%
純利益
2億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
PRコンサルティングサービス22億円78.6%4億円18.2%
不動産事業4億円14.3%0億円0.0%
メディアプラットフォームサービス2億円7.1%-1億円-50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業広報・マーケティング(PRコンサルティング)主力

テレビ・新聞・雑誌・ラジオ等の既存メディアに加え、自社メディアやWEB・SNSを活用したマルチメディア戦略により、クライアントのブランド価値向上を支援。中小企業向けにはクリエイティブエージェンシー機能を活かし、メディア開発やブランディング構築を提供。子会社を通じ、オーダーメイドのPR支援やグローバルネットワークを活用した海外PR戦略も展開している。

世界49カ国115都市113オフィスを結ぶグローバルPRネットワーク「WORLDCOM」の日本代表社

主な製品・サービス1
PRコンサルティングサービス
企業のメッセージ発信を支援し、メディア露出やブランディングを戦略的に設計・実行するサービス。

02メディアプラットフォーム準主力

PRプランナーを介さずに企業とメディアが直接マッチングできるオンラインプラットフォーム「メディチョク」を運営。企業は情報発信、メディアは情報募集ができ、双方の課題を解決する。付加サービスとしてメディアセミナーやニュースリリース作成代行も提供。

主な製品・サービス1
メディチョク
企業とメディアを直接つなぐマッチングプラットフォーム。企業は情報を発信し、メディアは掲載情報を募集できる。

03不動産準主力

東京23区とその近郊を中心に、不動産開発、不動産再生(バリューアップ)及び売買、投資用不動産の提供を行う。老朽化した物件を取得し、改修やリーシングで価値を高めて売却する事業と、賃貸用マンションの開発事業を展開。

04観光関連副次

大阪エリアを中心に、貸切バス運行と旅行事業を展開。訪日観光客や国内観光客向けに観光・チャーターバスを運行するほか、東南アジアの旅行会社向けに訪日旅行の一括手配(BtoB)も行う。

05新規事業(AI・ファクタリング)その他

AI関連事業として、グループ各社の業務効率化や生産性向上に資するAIシステムの開発とAIコンサルティングを提供。ファクタリング事業では、売掛債権の買取による短期資金調達を支援。いずれも先行投資段階。

製品と技術

マルチメディアPRを支える自社メディア群

Enjinは「KENJA GLOBAL」「私のカクゴ」「Qualitas」の3つの自社メディアを運営する。KENJA GLOBAL(旧賢者.tv)は経営者インタビューを中心としたWEBメディアで、2007年の創業時から続く旗艦メディア。私のカクゴ(旧覚悟の瞬間)は決断の瞬間に焦点を当てたインタビューサイト。Qualitasはビジネス情報誌で、紙とWEBの両方で発行される。これらはクライアントのメッセージ発信の場として機能し、テレビ・新聞などの外部メディアと組み合わせたマルチメディア戦略の一部を構成する。

メディアと企業を直接つなぐ「メディチョク」

2020年1月に開始した「メディチョク」は、PRプランナーを介さずに企業がメディアに情報発信できるマッチングプラットフォームである。企業側は自社のニュースやトピックを掲載し、メディア側は取材先を検索・オファーできる。従来のPR会社経由に比べ、低コストかつ透明性の高いリレーション構築が可能とされる。有償オプションとしてニュースリリース作成代行も提供。また大手新聞社やテレビ局のプロデューサーを招いたメディアセミナーを開催し、広報リテラシー向上にも寄与している。

決裁者アポイントマッチング「アポチョク」

2021年1月に提供を開始した「アポチョク」は、企業の決裁者と営業担当者をマッチングするサービス。PRの枠を超え、営業支援領域に進出した点が特徴である。メディア露出とは異なり、直接的な商談創出を目的とする。このサービスはメディアプラットフォームサービスの一環として位置づけられるが、売上の大部分は依然としてPRコンサルティングが占める。アポチョクは新規顧客獲得や既存顧客へのクロスセル手段としての役割も期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業広報・マーケティング(PRコンサルティング)世界49カ国115都市113オフィスを結ぶグローバルPRネットワーク「WORLDCOM」の日本代表社

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がEnjin

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19223ASNOVA54億円
2378Aヒット53億円13.7倍
36171土木管理総合試験所53億円10.8倍
42464Aoba‐BBT53億円17.2倍
57370Enjin52億円21.1倍
64673川崎地質52億円4.0倍
76538ディスラプターズ52億円7.5倍
87039ブリッジインターナショナルグループ52億円15.5倍
96580ライトアップ51億円17.6倍
102376サイネックス51億円87.6倍
116557AIAIグループ51億円7.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

大阪で創業し銀座に進出した2007年

2007年3月、大阪府大阪市にて中小企業・医療機関向けPR事業を目的に株式会社矢動丸enjin(資本金30,000千円)を設立。同時にWEBメディア「賢者.tv」(現KENJA GLOBAL)を開設した。翌月には本社を東京都中央区銀座に移転し、首都圏での拠点を確保。創業当初からWEBメディアを活用したPR手法を打ち出し、従来の広告代理店とは異なるアプローチを模索した。

社名変更とメディア拡充を進めた2009~2010年

2009年4月に社名を株式会社enjin(現株式会社Enjinの前身)に変更。同年5月には就職ウォーカーNetと協同でWEBサイト「BACCS」を開設し、メディアポートフォリオを拡大した。2010年1月にはWEBメディア「覚悟の瞬間」(現「私のカクゴ」)をオープン。同年7月には登記上の本店を大阪に残しつつ、本社を東京本社へと変更し、実質的な経営拠点を東京に一本化した。

自社メディアを英語名に刷新した2013年

2013年8月、創業以来の中核メディア「賢者.tv」を「KENJA GLOBAL」に名称変更。同時にビジネス情報誌「Qualitas」を創刊し、紙とWEBの両面で情報発信を強化した。これらのメディアは企業のトップインタビューや経営課題を扱い、PRコンサルティングの露出先として機能する。同年、大阪支社を開設(2017年に閉鎖)し、関西エリアの顧客対応を強化した時期でもある。

東京本社移転と社名を大文字に変更した2017年

2017年5月、東京本社を銀座三丁目から銀座五丁目に移転。同年12月には社名を漢字・ひらがな交じりの「株式会社enjin」から、アルファベット大文字表記の「株式会社Enjin」に変更した。この変更はブランドの統一感を高める意図があったと推測される。なお大阪支社は2020年5月に閉鎖され、以降は東京単一拠点での運営となっている。

メディアマッチングサービス「メディチョク」開始の2020年

2020年1月、PRプランナーを介さずに企業とメディアを直接つなぐプラットフォーム「メディチョク」をリリース。BtoB企業がメディアに取り上げられにくい課題や、高額なリテーナーフィーの不透明さを解消することを目指した。2021年1月には、決裁者へのアポイントをマッチングする「アポチョク」を開始し、PRの枠を超えた営業支援領域にも進出した。これらのサービスは後のメディアプラットフォームセグメントの中核となる。

東証マザーズ上場からグロース市場への移行

2021年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場後の成長戦略として、人材確保と既存サービスの拡充を掲げた。2022年4月の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場へ移行。上場前後の業績は拡大傾向にあり、売上高は2019年5月期の13億円から2022年5月期には31億円にまで成長した。しかし2025年5月期は減収に転じ、売上高29億円、営業利益8億円となっている。

アズ・ワールドコムジャパンを子会社化した2023年

2023年3月、アズ・ワールドコムジャパン株式会社の全株式を取得し、連結子会社とした。同社は世界49カ国をカバーするPRネットワーク「WORLDCOM」の日本代表であり、グローバルなPR支援体制を獲得。これによりEnjinグループは、国内中小企業向けのPRコンサルティングに加え、海外政府系案件や多国籍企業向けのハイエンドPRサービスを提供できるようになった。子会社化に伴い、報告セグメントも従来の3区分から2区分に再編されている。

年表22件を開く

2000年代

  • 2007年3月創業大阪府大阪市にて、中小・中堅企業、医療機関を対象としたPR事業を主な目的として株式会社矢動丸enjin(資本金30,000千円)を設立し、WEBメディア「賢者.tv(現:KENJA GLOBAL)」をオープン
  • 2007年4月本社を大阪府大阪市から東京都中央区銀座に移転
  • 2008年1月就職ウォーカーNetと協同で「経営者AWARD」発刊
  • 2009年4月商号変更社名を株式会社enjinに変更
  • 2009年5月就職ウォーカーNetと協同でWEBサイト「BACCS」オープン

2010年代

  • 2010年1月WEBメディア「覚悟の瞬間」オープン
  • 2010年3月東京本社を東京都中央区銀座二丁目から東京都中央区銀座三丁目に移転
  • 2010年7月登記上の本店を大阪府大阪市へ移転し本社を東京本社へ変更
  • 2013年8月商号変更WEBメディア「賢者.tv」のメディア名を「KENJA GLOBAL」に変更
  • 2013年8月ビジネス情報誌「Qualitas」発刊
  • 2015年2月大阪支社を開設(大阪府大阪市淀川区西中島四丁目3-21)
  • 2017年5月東京本社を東京都中央区銀座三丁目から東京都中央区銀座五丁目に移転
  • 2017年12月商号変更社名を株式会社Enjinに変更

2020年代

  • 2020年1月メディアマッチングサービス「メディチョク」開始
  • 2020年5月リモートワーク転換のため大阪支社を閉鎖
  • 2021年1月決裁者アポイントマッチングサービス「アポチョク」開始
  • 2021年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行
  • 2023年3月M&Aアズ・ワールドコムジャパン株式会社を株式取得により子会社化
  • 2026年2月子会社 株式会社AI Accelerator、株式会社Enjin Payment Service、株式会社En Casaを設立
  • 2026年3月M&A子会社 株式会社Enjin-Asset Managementを設立。株式会社クロスロード、株式会社En Journey(旧 株式会社田辺観光バス)を株式取得により子会社化
  • 2026年4月M&A株式会社En Journeyを通じて株式会社ホタルスを株式取得により子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    PR事業を核としたグループ拡大

    従来のPR事業に加え、不動産、観光、AI関連、ファクタリング等へ事業領域を拡大し、グループ横断でのシナジー創出により持続的成長と企業価値向上を目指す。顧客基盤を活かした相互送客やサービス掛け合わせを進める。

  2. 02

    高品質サービスのワンストップ提供

    変化するメディア環境や技術進化に対応し、顧客ニーズに応じたサービスを積極的に取り入れ、ワンストップで高品質なサービスを提供できる体制を強化する。安定的かつ効率的な収益を確保できるサービス開発に注力する。

  3. 03

    人材の確保と育成強化

    成長戦略遂行のため、即戦力となる中途採用と経営幹部候補の新卒採用を強化し、若手の即戦力化、マネジメント層強化、次世代経営層育成に取り組む。生成AI活用による業務効率化で生産性を高め、人的リソースを成長分野へ最適配置する。

  4. 04

    グループ経営管理体制の高度化

    子会社増加を踏まえ、関係会社管理規程に基づく管理体制整備や連結ベースの内部統制・コンプライアンス体制を強化し、グループ・ガバナンスの実効性を高める。ステークホルダーへの適時・的確な情報開示にも努める。

  5. 05

    生成AIとDXの推進

    PR事業をはじめとする各業務で生成AI活用とDXを推進し、コンテンツ制作効率化やデータ分析に基づく提案高度化、業務プロセス自動化により生産性を向上させる。正確な情報発信と倫理的利用を前提に競争力強化の重要ツールとして活用する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で149人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は557万円で、5期前と比べて+7.1%平均年齢は30.6歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年5月52026.52.3146
2022年5月50326.32.5179
2023年5月48026.73.2204
2024年5月55228.63.8168595
2025年5月42029.13.6136588
2026年5月55730.63.9149268

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
東京本社 — 東京都 中央区124百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は27億円営業利益4億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.9%、利益が-50.0%。

売上高
-6.9%
27億円
営業利益
-50.0%
4億円
純利益
-60.0%
2億円
営業利益率
14.8%
前期比 -12.8%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高35億円27億円
営業利益3億円4億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は16億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.7%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q9444.42
2023年3Q8225.02
2024年1Q8225.02
2024年2Q9333.32
2024年3Q7228.61
2024年4Q9333.32
2025年2Q14428.62
2025年4Q15426.73
2026年2Q11218.21
2026年4Q16212.51

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年5月期からの10期で、売上は7億円から27億円へ3.9倍に増えた。直近期の営業利益率は14.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
社名を株式会社Enjinに変更
2017年5月700
2018年5月900
2019年5月1321
2020年5月1533
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年5月2264
2022年5月31128
アズ・ワールドコムジャパン株式会社を株式取得により子会社化
2023年5月
2024年5月33101130.37
2025年5月298827.65
子会社 株式会社Enjin-Asset Managementを設立。株式会社クロスロード、株式会社En Journey(旧 株式会社田辺観光バス)を株式取得により子会社化
2026年5月274414.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高27億円のうち、営業利益として残るのは4億円14.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の7.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.6%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.6%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.8%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
70.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.3pt
14.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.5pt
5.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年5月期は営業CFが0億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の7.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年5月43−277
2020年5月22410
2021年5月50515
2022年5月10−217840
2024年5月2−2−6035
2025年5月72−3941
2026年5月0−15−8−1517

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年5月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は85.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年5月94549.0
2018年5月84453.0
2019年5月105548.9
2020年5月158755.6
2021年5月2012861.8
2022年5月49381178.1
2023年5月55421375.6
2024年5月5144786.0
2025年5月5346787.4
2026年5月5144785.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
30億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中20位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中485位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
85.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥717で、1年前と比べて-9.9%過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。

¥717-0.3%1ヶ月+1.1%1年-9.9%時価総額52億円
過去52週の値幅
安値¥677高値¥934

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.1倍
PER (会社予想)24.8倍
PBR1.11倍
配当利回り5.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+2.6%上昇も、75日線(748円)を下回る(▲5.5%)。52週高値934円からは▲24%の低水準。6月中旬から700円前後で推移し、出来高は低調。週足はもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER 19.77倍は業界平均22.23倍をやや下回り、PBR 1.10倍は業界平均2.35倍を大きく下回る。配当利回り5.59%は業界平均1.66%を大きく上回り、株主還元は手厚い。ただしROE12%と業界水準程度であり、売上高・利益が減少傾向にある。割安指標と業績減速のバランスで妥当圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.1倍23.4倍
PER (予想)24.8倍
PBR1.11倍3.51倍
ROE5.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+5.3%いまの株価に対する利回りは5.58%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
5.58%
いまの株価に対して
配当性向
108.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年5月7335.0
2025年5月38−47.749.2
2026年5月405.3108.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ4,519人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.8%を占め、残る55.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他50.037.745.152.151.753.1
事業法人50.041.143.042.844.244.8
自己株式0.00.03.73.36.5
証券会社4.94.83.72.71.6
外国法人5.51.91.21.00.3
外国人個人0.10.20.20.30.2
金融機関10.75.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社S&Sホールディングス41.11
02本田 幸大15.40
03株式会社WiseWealth2.09
04平田 佑司1.37
05金室 貴久0.83
06株式会社W0.82
07楽天証券株式会社0.55
08鉢嶺 登0.44
09細郷 和幸0.42
10豊田 秋雄0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は9期で+100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは5.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年5月−19,671710,042
2018年5月−13,059696,983
2019年5月158519.8
2020年5月5013545.5
2021年5月7120641.4
2022年5月11351632.925.130.6
2023年5月57330.0
2024年5月10562217.69.435.0
2025年5月7765812.09.749.2
2026年5月346435.321.8108.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
本田幸大代表取締役社長474,123,980
平田佑司取締役48100,000
菊川怜取締役48
工藤竜之進取締役(監査等委員)43
吉田桂公取締役(監査等委員)47
古田靖幸取締役(監査等委員)66
水野泰輔44
稲葉雄一取締役(監査等委員)58

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3787826
社外取締役416164

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,341字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社Enjin)及び連結子会社8社の計9社により構成されており、PRコンサルティングサービスを主軸としたPR(注1)事業を中核事業としております。当連結会計年度においては、株式の取得及び新会社の設立により、不動産事業、観光関連事業並びに新規事業(AI関連・ファクタリング)へと事業領域を拡大いたしました。 当社グループの事業に係る主要な区分及び当該区分に属する主要な関係会社は、次のとおりであります。なお、次の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げる報告セグメントの区分(PRコンサルティングサービス、メディアプラットフォームサービス及び不動産事業)を基礎としております。 (1)PRコンサルティングサービス 当社は、複数のメディアを活用し、クライアントのニーズに合わせた企業メッセージ発信を支援しております。テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった既存メディアに加え、自社メディアを通じたWEB・SNS展開を可能にするマルチメディア戦略により、クライアントのブランド価値を多角的に最大化しております。 また、当社は社内に「クリエイティブエージェンシー機能」を有し、メディア露出や多額の広告費の負担がハードルとなりやすい中小企業に対しても、顧客ニーズに最適化したメディア開発と、メディアの種類や特性に応じたブランディング(注2)の構築を支援しております。 子会社のアズ・ワールドコムジャパン株式会社は、メディアリレーション、イベント支援、リスクマネジメントなど多岐にわたるオーダーメイドのPR支援を強みとしております。加えて、同社は世界49カ国115都市113オフィスを結ぶグローバルPRネットワーク「WORLDCOM」の日本代表社として、世界各国のPR戦略ノウハウや最先端のPR技法を取り入れております。 これにより、時代やトレンドに合わせたPR戦略の提案から実行支援までを一貫して行い、経営戦略や営業戦略と連携したコミュニケーション戦略を策定しております。 コミュニケーション手法が多様化・複雑化する現代社会においても、メディアリレーション、イベント支援及びリスクマネジメントといった領域がPR活動の原点であることに変わりはありません。当社グループは、これらのPR活動をオーダーメイドで実施するとともに、クライアントの課題設定に応じて海外へのアプローチも視野に入れたサービスを展開しております。 (主要な会社)当社、アズ・ワールドコムジャパン株式会社 (2) メディアプラットフォームサービス PRプランナーを介さずにPC・スマートフォン上でメディアマッチングができるサービス「メディチョク」を展開しています。 本プラットフォーム(注3)では、顧客はメディアへ情報を発信でき、メディアは掲載情報を募集することができます。双方が情報を確認したうえで直接的なメディアリレーションを行うことが可能であり、顧客はメディアからのオファーに対して積極的にアプローチすることもできます。また、顧客のプロフィールにはメディア露出実績を掲載することができ、メディア担当者が目的に合ったターゲットを検索しやすい仕様としております。 従来のPRサービスでは、PR会社を介した紹介や、ニュースリリースを配信して掲載を待つ受動的な方法が中心であり、企業が主体的にメディアへアプローチする手段は限られておりました。特にBtoB企業ではメディアに取り上げられにくいことや、高額なリテーナーフィー(注4)を内容が不透明なまま負担せざるを得ないことが課題となっておりました。「メディチョク」は、顧客側・メディア側双方のこうした課題をワンストップで解決できる点に強みがあります。 さらに、付加的なサービスとして、大手新聞社やテレビ局のプロデューサー等を招いたメディアセミナー・ウェビナーを開催し、広報勉強会を通じてPRに対する認知度及びリテラシーの向上に努めております。また、情報発信を得意としない顧客向けに、有償でニュースリリースの作成を代行するオプションを用意し、サポート体制を構築することで顧客満足度の向上につなげております。 (主要な会社)当社 (3)不動産事業 東京23区及びその近郊を主たる対象エリアとして、不動産開発、不動産再生(バリューアップ)及び売買並びに投資用不動産の提供等を行っております。 ① 不動産の再生(バリューアップ)及び売買 築年数が経過し、資産価値や収益性が低下した不動産を取得し、リノベーション等の改修に加え、機動的なリーシング(賃貸付け)を通じて稼働率及び賃料水準の向上を図ることで、物件価値を高めたうえで売却しております。当該物件の保有期間中は、その賃貸及び管理も行っております。 ② 不動産開発 主として賃貸用マンションの開発を行っております。不動産仲介会社等から用地情報を収集し、事業性を精査のうえ用地を取得し、企画・設計を経て建築したうえで、当該物件を販売し、又は賃貸用不動産として保有・運用しております。 (主要な会社)株式会社クロスロード (4)その他 上記の報告セグメントに含まれない事業として、次の事業を行っております。 ① 観光関連事業 株式会社En Journeyにおいて、大阪エリアを中心に一般貸切旅客自動車運送業及び旅行事業を行っております。同社は、関西国際空港及び2030年開業予定の大阪IR(統合型リゾート)から約30分、大阪市内へも約40分の圏内に拠点を構え、訪日観光客及び国内観光客の双方を対象に、観光・チャーターを目的とする貸切バスの運行を行っております。 株式会社ホタルスにおいては、訪日旅行事業(主として東南アジア各国の海外旅行会社に対し、宿泊・移動・食事・観光等を一括手配するBtoBの旅行手配事業)を行っております。なお、株式会社En Journey及び株式会社ホタルスは、みなし取得日を当連結会計年度末としているため、当連結会計年度は貸借対照表のみを連結しております。 (主要な会社)株式会社En Journey、株式会社ホタルス ② 新規事業 当連結会計年度において新たに設立した子会社により、次の事業の立ち上げを進めております。これらの事業は、当連結会計年度において先行投資の段階にあります。 ・AI関連事業 株式会社AI Acceleratorにおいて、グループ各社の業務効率化及び生産性向上に資するAIシステムの開発並びにAIコンサルティングを行っております。 ・ファクタリング事業 株式会社Enjin Payment Serviceにおいて、売掛債権の買取による短期資金調達(ファクタリング)を行っております。 (主要な会社)株式会社AI Accelerator、株式会社Enjin Payment Service (注)1.PR(ピーアール)は、Public Relations(パブリック・リレーションズ)の略であり、「個人や組織体の存在、或いは目指している方向に対して、世論や一般消費者から支持を得られるように活動すること」を指します。PRはメディアの制作・編集担当に顧客企業の魅力的な情報を伝達し、彼らが制作するニュースや記事への露出をさせることで、顧客企業の情報を発信していきます。このため、PRによる情報は、広告・宣伝に比べて一般的に注目度・信頼度が高い情報として消費者に受容される傾向があります。 2.ブランディングとは、「ブランド」を形作るための様々な活動をいい、他社(他商品)との差別化により市場における自社(商品)のポジションを明確化し、ターゲット市場における印象の浸透を図るマーケティング戦略を指します。 3.プラットフォームとはサービスやシステム、ソフトウエアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な「共通の土台(基盤)となる標準環境」を指します。 4.リテーナーフィーとは、PR会社等に対し、成果や個別業務の有無にかかわらず毎月継続的に支払う固定報酬(月額顧問料)を指します。
経営方針・対処すべき課題3,276字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出すること」をパーパス(存在意義)とし、「あらゆる価値を可視化する」ことを全てのサービスの根幹となるミッションと位置付け、PR事業を展開しています。このパーパスを体現し、持続的成長を実現するために、提供するサービスの価値を高めることはもちろん、社員一人ひとりの市場価値を高め、顧客に必要とされる人材になれるよう様々な取り組みを行いながら、社会全体の幸福度を高めていけるようなサービスを提供していくために事業を営んでおります。 また、当連結会計年度においては、株式の取得及び新会社の設立により、従来のPR事業に加え、不動産事業、観光関連事業並びに新規事業(AI関連・ファクタリング)へと事業領域を拡大いたしました。当社グループは、これらの多様な事業を通じて社会の課題解決に貢献するとともに、グループ横断でのシナジー創出により持続的成長と企業価値の向上を目指してまいります。 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、スマートフォンやソーシャルメディア、動画配信サービスの発展に加え、生成AIの急速な普及等を背景に、生活者の情報接点が一段と多様化・分散化しております。テレビ・新聞・雑誌・ラジオといったマスメディアに加え、SNSや動画プラットフォーム等を通じて生活者自身が情報を発信・拡散する時代となり、企業に求められる広報・PRの手法も高度化・複雑化しております。情報量が飛躍的に増加し、顧客ニーズが多様化する中で、既存の媒体や手法にとらわれず、顧客の価値を高めていくことが不可欠であると考えております。 一方で、誤情報やフェイクニュースの拡散が社会的な課題として指摘されており、発信する情報の正確性・信頼性を確保し、そこに正しい価値を見出すことの重要性が一層高まっております。当社は、こうした経営環境に対応するとともに、子会社のアズ・ワールドコムジャパン株式会社との協働により、顧客の課題や要望に応じてカスタマイズしたPR戦略を提供できる体制を整えております。 加えて、当連結会計年度に新たに加わった各分野においても、それぞれ事業機会が存在すると認識しております。不動産分野では都市部を中心とした不動産の再生・開発需要、観光分野ではインバウンドの回復に伴う訪日旅行需要、AI・DX分野では人手不足を背景とした業務効率化・生産性向上需要、金融分野では中小企業や医療機関等における短期資金調達需要等があります。一方で、物価及び人件費の上昇、金利動向や不動産市況の変化、M&A及び新規事業に伴う不確実性等の影響を受ける可能性があります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標として連結売上高、連結営業利益を特に重視しております。また、KPIとして、適正な人員規模、教育体制による事業運営に努めてまいります。 (4) 経営戦略 当社グループは、変化し続けるメディア環境や技術の進化に対応し、顧客ニーズに応じたサービスを積極的に取り入れながら、高品質なサービスをワンストップで提供できる体制強化に取り組んでいます。今後も市場の動向や技術の進歩を踏まえ、将来にわたってより安定的かつ効率的な収益を確保できるサービス開発に注力し、顧客のPR戦略を総合的にサポートできる事業強化を継続的に進めることで、業界における競合優位性を強化し、企業価値の向上に貢献してまいります。 当社グループの他社に対する優位性は、「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」という理念を共有し、創造力と実行力を兼ね備えた多彩な人材によって発揮されます。このような人材の確保・育成は最も重要な経営課題の一つであり、他社にはない魅力的な職場環境、働き方、福利厚生制度をいち早く実現することは、当社グループの成長と発展に不可欠です。 今後は、積極的な採用活動(新卒・中途)を継続しながら、若手層の即戦力化を推進するトレーニングメニューの拡充、ミドルレンジ層のマネジメント力強化、次世代経営層向けエキスパートプログラムの稼働など、全ての層における育成強化を図ることで、当社グループの今後の成長を見据えた組織体制の盤石化を目指してまいります。 さらに、当連結会計年度のグループ拡大を踏まえ、今後は各事業の自律的な成長に加え、創業以来PR事業で培ってきた顧客基盤を核としたグループ横断での顧客の相互送客やサービスの掛け合わせを進め、グループシナジーの創出とグループ経営管理体制の高度化により、グループ全体の企業価値向上を図ってまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(4)に記載の、経営方針及び経営戦略を実行していく上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) 人材の確保及び育成強化 当社グループが今後の成長戦略を着実に遂行し、拡大したグループ全体の事業を推進していくためには、営業・制作を担う人材及び管理職、並びに各事業を牽引する経営人材の確保と育成が不可欠であると認識しております。即戦力となる中途採用を強化するとともに、将来の経営幹部となる人材の確保のため新卒採用を積極的に進め、若手層の即戦力化、マネジメント層の強化及び次世代経営層の育成に取り組んでまいります。 あわせて、生成AIの活用等による業務効率化を通じて一人ひとりの生産性を高め、これにより創出した人的リソースを成長分野及びグループ各社へ最適に配置することで、限られた人員で持続的な成長を実現できる体制の構築を目指してまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① グループ経営管理体制・内部統制及びコーポレート・ガバナンスの強化 当連結会計年度における子会社の増加を踏まえ、関係会社管理規程等に基づく子会社管理体制を整備・運用するとともに、連結ベースでの経営管理、内部統制及びコンプライアンス体制を強化し、グループ・ガバナンスの実効性を高めてまいります。あわせて、株主をはじめとするステークホルダーに対する適時・的確な情報開示に努めてまいります。 ② 取得・新設した子会社の統合(PMI)とグループシナジーの創出 当連結会計年度に取得・設立した子会社について、経営方針及び管理体制の統合を着実に進めるとともに、創業以来PR事業で培ってきた顧客基盤を活かし、グループ各社が有する顧客・ノウハウ・販売網を相互に活用することで、グループ横断でのシナジー創出とグループ全体の企業価値向上に取り組んでまいります。 ③ 新規事業の事業基盤の確立と早期の収益化 AI関連事業及びファクタリング事業の新規事業については、現在、先行投資の段階にあります。市場ニーズを的確に捉えたサービスの開発と事業基盤の確立を進め、早期の収益化を目指してまいります。 ④ 生成AI及びDXの推進 PR事業をはじめとするグループ各社の業務において、生成AIの活用及びDXの推進が一層重要になっております。コンテンツ制作の効率化、データ分析に基づく提案の高度化、業務プロセスの自動化等を通じて生産性を高め、専門人材がより付加価値の高い業務に注力できる体制を構築してまいります。正確な情報発信と倫理的な利用を前提に、AIを事業の競争力強化のための重要なツールとして活用してまいります。 ⑤ 財務基盤の維持・強化と資本効率の向上 グループの拡大に伴う投資と財務規律の両立を図り、健全な財務基盤を維持・強化するとともに、資本効率を意識した経営に努めてまいります。
事業等のリスク6,177字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループは、これらの事項が発生する可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容を併せて、慎重に検討した上で行われる必要があります。なお、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から記載しておりますが、以下の記載は、当社株式への投資に関連するリスクを網羅するものではありませんのでご留意ください。また、本項における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当社はリスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理規程」において定め、リスク管理の基盤としての内部統制システムと代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会において、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスク顕在化の予防を図っております。 (1) 景気の変動について 当社グループの事業は、景気変動の影響を受ける可能性があります。PR事業においては、企業のPRに関連する予算が景気変動の影響を受けやすいため、景気が悪化した場合には当社グループの売上高に影響を及ぼす可能性があります。また、当連結会計年度に加わった不動産事業は不動産市況や金利動向、観光関連事業は国内外の景気や訪日需要の影響を受けやすく、これらの環境が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは顧客のニーズを掘り起こす活動を積極的に行い、影響の低減に努めてまいります。 (2) 事業の多角化及び新規事業について 当社グループは、当連結会計年度において、M&A及び新会社の設立により、PR事業に加え、不動産事業、観光関連事業並びに新規事業(AI関連・ファクタリング)へと事業領域を拡大いたしました。これらの事業への取組みに際しては、業界動向やマーケットの調査・分析を十分に行った上で展開しておりますが、必ずしも想定どおりに顧客に受け入れられる保証はありません。特に、AI関連事業及びファクタリング事業等の新規事業は現在先行投資の段階にあり、事業基盤の確立や収益化が想定どおりに進まない場合には、投資を回収できず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)  企業結合(M&A)及びのれんについて 当社グループは、当連結会計年度において複数の子会社を取得・設立し、事業領域を拡大いたしました。取得した事業の統合(PMI)が想定どおりに進まない場合や、期待したシナジーが十分に発揮されない場合、また、事業計画の前提が変動しのれんの価値が毀損した場合には、のれんの減損等により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 競合他社の状況及び新規参入について 当社グループのPR事業において、新規参入事業者は絶えず発生しておりますが、多様なメディアリレーションの構築は一朝一夕で実現できるものではなく、参入障壁は高いものと判断しております。しかしながら、今後、さらなる他社の新規参入により競争が激化し、当社グループが効果的な差別化を行うことができない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、不動産事業、観光関連事業及び新規事業の各分野においても競合が存在し、これらの分野で十分な競争力を確保できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 不動産事業について 当社グループは、不動産の売買、賃貸及び管理並びに不動産開発を行っており、不動産市況、地価及び金利の動向、賃貸需要の変化の影響を受けます。また、販売用不動産等の評価が市況の悪化により低下した場合、建築費の高騰や工期の遅延が生じた場合、開発案件が長期化した場合、又は近隣関係への対応に問題が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります(法的規制に関するリスクは、「(8)法的規制について」に記載しております。)。 (6) 観光・旅客運送事業について 当社グループは、貸切バスの運行及び訪日旅行の手配を行っており、インバウンド需要や国内観光需要の変動、感染症・自然災害・地政学的事象の影響を受けます。また、貸切バス事業においては安全運行の確保が重要であり、重大な事故の発生や運転手の確保が困難となった場合には、当社グループの業績及び信用に影響を及ぼす可能性があります(法的規制に関するリスクは、「(8)法的規制について」に記載しております。)。 (7) ファクタリング事業について 当社グループは、売掛債権の買取による資金提供(ファクタリング)を行っており、買い取った債権が回収不能になった場合や、架空債権の不正・詐欺行為が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります(法的規制に関するリスクは、「(8)法的規制について」に記載しております。)。 (8) 法的規制について ① PR事業に係る法規制について 当社グループのPR事業においては、制作物に関して第三者の著作権等の知的財産権、医療機関からの委託による広告に関して医療広告ガイドライン等の適用を受けております。これらの法令等に違反し、損害賠償請求や行政処分又は行政指導を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 不動産事業に係る法規制について 不動産事業は、宅地建物取引業法及び建設業法等の規制を受け、免許・許可を前提に事業を行っております。免許・許可の更新ができない場合、法令の改正があった場合、又は法令違反により行政処分を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 旅客運送事業に係る法規制について 貸切バス事業は、道路運送法に基づく一般貸切旅客自動車運送事業の許可を前提とし、運行管理・車両整備・労務管理等の安全に関する規制を受けております。重大な事故の発生や法令違反等により、行政処分(事業の停止又は許可の取消し等)を受けた場合には、当社グループの業績及び信用に影響を及ぼす可能性があります。 ④ ファクタリング事業に係る法規制について ファクタリング事業は、売掛債権の買取であり貸金業には該当しないとの整理のもとで行っておりますが、取引の形態によっては貸金業その他の規制の対象と判断される可能性や、関連法令・監督当局の解釈及び規制動向の変化により、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 中小受託取引適正化法について(グループ共通) 当社グループは、事業者に対する情報成果物作成委託・役務提供委託等を行う場合、取引の相手方の資本金の額等に応じて中小受託取引適正化法(取適法)の適用を受けます。取適法違反が生じ、行政指導や損害賠償請求等を受けた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 個人情報の保護について(グループ共通) 当社グループは、事業運営上、多数の顧客情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」に定める個人情報取扱事業者として一定の義務を負っております。個人情報取扱管理規程を策定し管理体制の整備に努めておりますが、個人情報が外部へ漏洩するような問題が発生した場合には、信用低下や損害賠償等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材採用及び教育について 当社グループが安定的な成長を確保していくためには、優秀な人材の確保及び育成が不可欠であります。当社グループの経営理念を理解し、賛同できる人材の確保を重要課題として、新卒採用に加え異業種を含めた中途採用等に取り組み、実践を通じた教育により人材を育成しております。しかしながら、拡大したグループ全体を支える人材の確保及び教育が追いつかない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 仕入原価等の高騰について 当社グループの各事業においては、仕入原価をはじめとする各種コストが上昇する可能性があります。PR事業では制作に係る人件費及び外注費、不動産事業では建築費及び資材価格、観光・旅客運送事業では燃料費並びに宿泊費・飲食費等の手配に係るコストが、それぞれ高騰する場合があります。これらのコストの上昇分を販売価格やサービス価格に十分に転嫁できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 借入金及び金利変動について 当社グループは、不動産事業等において金融機関からの借入により資金を調達しております。金利の上昇や金融環境の変化により調達コストが増加した場合、又は金融機関からの資金調達が想定どおり行えない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 売掛金の回収について 当社グループは、売掛金の回収にあたり、一部を決済代行会社に委託しております。代金回収の手数料は契約によって定められておりますが、当該手数料の変動、又は何らかの事態が発生して当該契約が終了した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 情報システムについて 当社グループのサービス及び社内管理システムは、通信ネットワークやクラウドサービス等に依存しており、情報セキュリティ体制の充実に努めております。しかしながら、自然災害等によるネットワークの停止、外部からの不正アクセス、サイバー攻撃(ランサムウェア等)、コンピュータウイルスの感染等により、重要なデータの漏洩・不正利用若しくは消失、又はサービス提供の支障が生じた場合には、当社グループの信用の低下や業績に影響を及ぼす可能性があります。また、利用するクラウドサービス等の提供事業者において、サービスの停止や事業の継続が困難となる事態が生じた場合にも、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) グループ内部管理体制について 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のためには実効的なコーポレート・ガバナンスの実現が不可欠であると認識し、業務執行が法令及び定款に適合することを確保するための内部管理体制を構築しております。しかしながら、当連結会計年度における急速な事業拡大及び子会社の増加に対し、グループの内部管理体制が追いつかない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 保有資産価値の変動について 当社グループが保有する有形固定資産、のれん、顧客関連資産等、販売用不動産、投資有価証券等について、市場環境や経営環境の変化、事業計画の未達等により減損処理等が必要となるリスクがあります。特に当連結会計年度はM&Aによりのれんが増加しており、これらによって当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 与信管理と債権回収について 当社グループの主な顧客は法人及び医療機関であり、顧客数は多数に及びます。取引開始前及び取引期間中に与信調査を行い、取引開始の際には前受金として事前に対価を受領する方針とし、与信リスクの低減に努めております。しかしながら、取引期間中に顧客の与信が急激に悪化し、同時多発的に多額の債権回収が困難となった場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 自然災害等について 大規模な地震や台風等の自然災害が発生した場合、当社グループ及び当社グループ取引先の事業活動が困難となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (18) メディアとの関係について 当社グループにおいては、メディアとの継続的かつ良好な関係を維持することが、顧客へ提供するサービスの品質・効果における重要な要素となります。当社グループが誤った情報の提供等により、メディアとの信頼関係を失った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 検索エンジン及び生成AIへの依存について 当社グループのPR事業においては、一部Yahoo!やGoogle等の検索サイトの検索結果に依存したサービスを提供しております。検索サイトの運営会社の事業戦略の転換や検索アルゴリズムの変更、生成AIによる検索・要約サービスの普及等により、検索結果を利用できなくなった場合や、マーケティング媒体としての価値の低下した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。これらに対し、当社グループでは検索結果を継続的にモニタリングし、変化に迅速に対応できるよう努めております。 (20) 大株主について 当社の代表取締役社長グループCEO兼グループCOO本田幸大氏は、同氏の資産管理会社である株式会社S&Sホールディングスの所有株式を含めると、当連結会計年度末現在において当社グループの発行済株式総数の56.5%(本田幸大氏1,123,980株及び株式会社S&Sホールディングス3,000,000株の合計4,123,980株)を所有しております。 同氏は、中長期的に安定株主として一定の議決権比率を維持するとともに、その議決権行使にあたっては少数株主の利益にも配慮しつつ株主共同の利益を追求する方針です。しかしながら、将来において何らかの事情により同氏の議決権比率が低下した場合、当社株式の市場価格や議決権の行使状況等に影響を及ぼす可能性があります。さらに、特定の相手先へ当社株式の譲渡を行った場合には、当該譲渡先の方針により、当社グループの事業戦略等に影響を与える可能性があります。 (21) ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について 当社は、役員及び従業員に対するインセンティブを目的とした新株予約権(以下「ストック・オプション」という。)を付与しております。これらのストック・オプションが権利行使された場合、新株式が発行され、株式価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。当連結会計年度末現在、これらのストック・オプションによる潜在株式数は330,200株であり、当連結会計年度末現在の発行済株式総数7,298,200株の4.52%に相当しております。 また、当社は、取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)や執行役員・従業員向けに譲渡制限付株式報酬制度を導入しており、今後も優秀な人材確保・定着のため譲渡制限付株式を発行する可能性があります。当該制度に基づく株式の発行又は処分が行われた場合には、新株予約権と同様に、既存株主が保有する株式の価値が希薄化する可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や企業の設備投資の増加を背景として、緩やかな回復基調で推移しております。一方で、物価上昇や人手不足による人件費の増加に加え、米国の政策動向や中東情勢の緊迫化等による世界経済への影響が懸念されており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境下において、当社グループは「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出すること」をパーパス(存在意義)とし、「あらゆる価値を可視化する」ことを全てのサービスの根幹となるミッションと位置づけ、PRコンサルティングサービスを主軸としたPR事業を展開してまいりました。 当社は、複数のメディアを活用し、クライアントのニーズに合わせた企業メッセージ発信を支援しています。テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった既存メディアに加え、自社メディアを通じたWEB/SNS展開を可能にするマルチメディア戦略により、クライアントのブランド価値を多角的に最大化しています。 また、子会社のアズ・ワールドコムジャパン株式会社ではメディアリレーション、イベント支援、リスクマネジメントなど多岐にわたるオーダーメイドのPR支援を強みとし、民間企業に留まらず、国内外の政府系案件にも対応してまいりました。 当連結会計年度においては、当社グループの事業基盤の拡充を目的として、株式会社クロスロード及び株式会社En Journeyの株式を取得し、新たに連結子会社といたしました。また、株式会社En Journeyを通じて株式会社ホタルスを子会社化したほか、株式会社AI Accelerator、株式会社En Casa、株式会社Enjin Payment Service及び株式会社Enjin-Asset Managementを新たに設立し、いずれも連結の範囲に含めております。これにより、当連結会計年度より連結財務諸表を作成する会社の範囲が前連結会計年度から大きく変動しております。なお、株式会社En Journey及び株式会社ホタルスについては、みなし取得日を当連結会計年度末としているため、当期は貸借対照表のみを連結し、損益計算書は連結しておりません。 創業以来20年にわたり築いてきた7,000社を超える顧客基盤を活かし、新たに連結子会社となった各社とのグループ内における顧客の相互送客や、不動産・旅行・広報PR周辺の各事業を組み合わせたサービス拡充を進めてまいりました。これらの取り組みを通じてグループ全体のシナジー創出を図り、総合力の強化に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高2,699,018千円(前期比7.6%減)、営業利益361,468千円(前期比57.0%減)、経常利益403,921千円(前期比52.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益237,445千円(前期比56.0%減)となりました。 売上高は、主力の広報PR事業における人員減少の影響等により、前連結会計年度に比べ220,680千円減少いたしました。利益面につきましては、売上高の減少に加え、新たに連結子会社となった各社の事業特性を反映して売上原価が250,511千円増加し、売上原価率が前連結会計年度の20.0%から30.9%へ上昇したことから、売上総利益が471,191千円減少いたしました。販売費及び一般管理費は前連結会計年度とほぼ同水準であったものの、上記の売上総利益の減少により、営業利益は361,468千円(前期比57.0%減)となりました。 また、当連結会計年度において、オフィスの移転・解約に伴い、建物附属設備等の固定資産について減損損失43,973千円を特別損失に計上しております。 なお、当連結会計年度より、株式会社クロスロードの新規連結に伴い、報告セグメントとして新たに「不動産事業」を加えております。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (1)PRコンサルティングサービス PRコンサルティングサービスは複数のメディアを活用したマルチメディア戦略及びPR戦略の提案から実行支援までを一貫して行い、経営戦略や営業戦略と連携したコミュニケーション戦略を展開しております。当連結会計年度におけるPRコンサルティングサービスの売上高は2,150,462千円(前期比15.7%減)、セグメント利益は428,161千円(前期比45.4%減)となりました。 (2)メディアプラットフォームサービス メディアプラットフォームサービスはPRプランナーを介さずにPC・スマートフォン上でメディアマッチングができるサービス「メディチョク」を展開しています。当連結会計年度におけるメディアプラットフォームサービスの売上高は195,173千円(前期比46.9%減)、セグメント損失は62,032千円(前年同期は51,245千円のセグメント利益)となりました。 (3)不動産事業 当連結会計年度より新たに加わった不動産事業におきましては、不動産の売買・賃貸等を中心に事業を展開し、売上高は353,383千円、セグメント利益は4,975千円となりました。なお、当事業は株式会社クロスロードの株式取得に伴い当連結会計年度より連結の範囲に含めたものであり、同社の業績は取得日以降(2026年3月1日から2026年5月31日まで)の期間を連結しております。 b.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は5,100,540千円であります。前連結会計年度末と比較いたしますと、202,294千円減少しております。これは主に、投資有価証券取得等により現金及び預金が2,388,351千円減少したこと及び投資有価証券の取得により投資有価証券が1,463,220千円増加、子会社取得により棚卸資産が530,271千円増加したこと等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は694,306千円であります。前連結会計年度末と比較いたしますと、35,018千円増加しております。これは主に、顧客からの前受金が79,155千円増加、長期借入金が51,270千円増加したこと及び売上高減少に伴い未払法人税が87,901千円減少したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は4,406,234千円であります。前連結会計年度末と比較いたしますと、237,313千円減少しております。これは主に、自己株式の取得等により自己株式が205,149千円増加したこと等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は1,739,599千円となり、前連結会計年度末と比較し、2,388,351千円減少しました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況と要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、41,257千円の支出となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益361,173千円、棚卸資産の増加308,186千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、1,532,730千円の支出となりました。これは主に、投資有価証券取得による支出1,860,194千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、814,363千円の支出となりました。これは主に、配当金の支払額317,688千円、自己株式の取得による支出168,157千円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載にはなじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載にはなじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) PRコンサルティングサービス   2,150,462   △15.7 メディアプラットフォームサービス   195,173   △46.9 不動産事業   353,383   ― 合計   2,699,018   △7.7 (注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりである。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) (株)オープンハウスリアルエステート   ―   ―   350,727   13.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、2,699,018千円(前期比7.6%減)となりました。売上高の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、833,475千円(前期比43.0%増)となりました。これは主に、新たに連結子会社となった各社の事業特性が反映されたことによるものです。この結果、売上総利益は1,865,543千円(前期比20.2%減)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、1,504,075千円(前期比0.6%増)と前連結会計年度とほぼ同水準でした。一方で上記の売上総利益の減少により、営業利益は361,468千円(前期比57.0%減)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度において、有価証券利息28,448千円等により営業外収益が63,881千円(前期比90.7%増)、投資事業組合運用損8,189千円等により営業外費用が21,428千円(前期比29.7%減)発生しております。この結果、経常利益は403,921千円(前期比52.1%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合算した法人税等は124,707千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は237,445千円(前期比56.0%減)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、メディア掲載枠の仕入、映像制作及び記事制作に係る外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。運転資金は必要な資金は自己資金、金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等で資金調達していくことを基本方針としております。なお、これらの資金調達方法の優先順位等に特段方針はなく、資金需要の額や使途に合わせて柔軟に検討を行う予定です。 なお、当連結会計年度末において、現金及び現金同等物は1,739,599千円(前期比57.9%減)であります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 当社グループは、「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」をパーパスに掲げ、事業を拡大してまいりました。 当社グループがこのパーパスの下、長期的な競争力を維持し持続的な成長を図るためには、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対して、経営者は常に事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、最善の経営方針を立案していくことが必要であると認識しております。 ⑥ 経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しについては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照ください。 ⑦ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等)」に記載のとおり、主な経営指標として売上高、営業利益を重視しております。当事業年度における各指標の計画比の達成率は以下のとおりであり、引続き計画達成に向けて対処すべき経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。 2026年5月期(計画)   2026年5月期(実績)   2026年5月期(達成率) 売上高   2,600百万円   2,699百万円   103.8% 営業利益   400百万円   361百万円   90.2%

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年5月期 通期決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)2026-07-13

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