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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ASNOVA

9223 · Growth · サービス業

クサビ式足場のレンタルを軸に、国内の中小足場施工業者へ機材を供給し、海外ではベトナム等で展開する仮設機材レンタル企業。

概要

株式会社ASNOVAは、2013年12月に福井県敦賀市で設立された建設仮設機材のレンタル・販売企業である。クサビ緊結式足場(クサビ式足場)を主力に、国内で24の機材センターと5つの営業所を展開し、2026年3月期の連結売上高は49億円に達する。2022年4月に名古屋証券取引所ネクスト市場、2023年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場。ベトナムやシンガポールにも子会社を有し、グローバルなレンタルビジネス群の構築を目指している。

足場レンタルを核とする3つの事業セグメント

ASNOVAの事業は、国内足場レンタル事業、海外足場レンタル事業、海外その他レンタル事業の3区分で構成される。国内足場レンタル事業は連結売上高の約83%を占め、中小の足場施工業者向けにクサビ式足場のレンタルを提供する。同社はレンタル需要の底堅さを背景に取引業者数を拡大しており、2026年2月にはレンタル契約社数が3,500社を突破した。海外足場レンタル事業は2022年10月に設立したベトナム子会社ASNOVA VIETNAMを通じて展開し、現地で日本式のクサビ式足場を訴求する。海外その他レンタル事業は2025年4月に買収したシンガポールのQool Enviro Pte.Ltd.が担い、仮設トイレや衛生用品のレンタルを手掛ける。

全国に広がる拠点網とドミナント戦略

ASNOVAは「より近く、より便利」をモットーに、機材センターと営業所を全国各地で開設してきた。2014年の千葉野田センターを皮切りに、宮城仙台、埼玉蓮田、愛知みよし、大阪羽曳野、神奈川相模原、静岡富士、千葉四街道、岡山倉敷、佐賀鳥栖、栃木上三川、埼玉ふじみ野、岐阜多治見、千葉柏、熊本、福島本宮と順次拡大。2026年3月期末時点で機材センター24拠点、営業所5拠点を有する。同社はこれらの拠点を起点としたドミナント展開により、既存顧客へのサービス拡充と新規顧客獲得を同時に進めている。

M&Aを通じた非連続的な海外・新領域への進出

ASNOVAは国内足場レンタル事業を安定収益基盤と位置づけつつ、M&Aによる海外展開と新たなレンタル領域への進出を積極的に推進している。2022年10月にベトナムに子会社を設立し、2025年4月にはシンガポールのQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得して衛生関連レンタル事業に参入。さらに2026年4月にはシンガポールに地域統括会社ASNOVA Singapore Pte. Ltd.を設立し、ASEAN地域でのM&A推進と現地子会社の経営管理を担う体制を整えた。これらの動きは、足場レンタルで培った運営ノウハウを横展開する戦略に基づいている。

収益構造と経営指標の特徴

ASNOVAの主力は資産を保有して賃貸するレンタル事業であるため、収益構造は減価償却費の影響を大きく受ける。同社は経営指標として売上高、営業利益に加え、EBITDA(償却前利益)を重視している。2026年3月期の連結売上高は49億円(前期比15.2%増)だが、営業利益は500万円(同88.9%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億46百万円と減益となった。これは国内事業での人件費・資材高騰による出庫遅延や、ベトナム事業の案件停滞、のれん償却等が影響した。レンタル資産の稼働率は重要な業務指標として管理されている。

グループ構成と所有から利用への価値観変化

ASNOVAグループは、同社、ベトナム子会社ASNOVA VIETNAM CO.,LTD、シンガポール子会社Qool Enviro Pte.Ltd.の3社で構成される。2026年4月にはシンガポールに地域統括会社を新設した。国内建設業界では「所有から利用へ」の価値観変化や、築年数が経過したマンション・住宅の増加、リフォーム工事需要の高まりが足場レンタル需要を下支えしている。同社はこうした環境を追い風に、レンタルと販売を組み合わせたワンストップサービスを提供。中古機材のECサイト販売も行い、顧客の投資負担軽減と繁閑調整の役割を果たしている。

業界の中での役割は建設仮設資材のレンタルサービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内足場 レンタル41億円83.7%8億円19.5%
海外その他 レンタル8億円16.3%1億円12.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内建設主力

日本国内において、戸建住宅や中低層マンション向けのクサビ式足場を主要に、中小足場施工業者へレンタルサービスを提供。近年の改修需要増加や工事繁忙期の変動拡大により、足場施工業者の在庫負担が増大する中、投資負担を軽減し繁閑調整を可能にするレンタルのニーズが高く、取引業者数を拡大している。レンタルに加え、販売も組み合わせて顧客の補充更新需要や事業規模拡大に伴う投資需要に対応。中古機材はECサイトを通じて提供。

主な製品・サービス1
クサビ式足場
支柱と踏板をクサビで緊結する足場。組み立てが容易で、戸建住宅や中低層マンションの工事に広く使用される。

02海外建設(ベトナム)準主力

ベトナムに子会社ASNOVA VIETNAM CO., LTDを設立し、現地でクサビ式足場のレンタル等を展開。経済成長とインフラ投資拡大を背景に建設需要の中長期的な成長が見込まれる市場において、日本国内で培った運営・資産管理ノウハウを活用し、日本式クサビ式足場の強度・品質を訴求。現地の顧客数・案件数の拡大を図る。

主な製品・サービス1
クサビ式足場
日本式のクサビ緊結式足場。強度と品質の高さを売りに、ベトナムの建設現場でレンタル提供される。

03海外その他レンタル副次

シンガポールのQool Enviro Pte.Ltd.がグループに加わり、仮設トイレ及び衛生用品のレンタルサービスを展開。建設現場やイベント会場の衛生環境整備の需要に応える。M&Aにより建設足場以外の領域に進出し、グループの事業ポートフォリオを充実させている。

主な製品・サービス1
仮設トイレ
建設現場やイベント会場で使用される仮設トイレ。衛生用品とともにレンタル提供される。

製品と技術

クサビ緊結式足場のレンタル・販売サービス

ASNOVAの主力製品はクサビ緊結式足場(クサビ式足場)である。これは支柱と踏板をクサビで緊結する方式で、組み立て・解体が容易で作業効率が高いことから、日本の戸建住宅や中低層マンションの工事現場で広く使われている。同社はこの足場を主要商材として、レンタルと販売の両方を提供。レンタルは施工業者が繁忙期の需要増に柔軟に対応できるよう調整弁の役割を果たし、販売は顧客の機材補充・更新需要に応える。中古機材についてはECサイトを通じて全国に販売している。レンタルと販売の組み合わせ提案が強みである。

仮設トイレと衛生関連のレンタルサービス(Qool Enviro)

2025年4月に子会社化したQool Enviro Pte.Ltd.は、シンガポールで仮設トイレのレンタルと清掃・廃棄物管理サービスを提供している。対象は建設現場やイベント会場などで、衛生環境の整備に対する需要に応える。ASNOVAはこの事業を通じて、足場以外のレンタル領域へ多角化を進めている。同社のレンタル運営ノウハウを共有し、現地マネジメント体制を強化することで事業拡大を図っている。

足場以外の仮設機材とサービスの品揃え

ASNOVAの国内事業では、クサビ式足場に加え、防音パネルなどの仮設機材も取り扱う。同社は「仮設機材」という総称で、足場以外の高所作業関連の踏板や支柱も含めた全般を商材としている。また、顧客に対してレンタルと販売に加え、足場工事の設計・施工支援などの付帯サービスもワンストップで提供する。ECサイト「ASNOVA STATION」では中古機材の販売を行い、全国の顧客がオンラインで購入できる仕組みを整えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で成長途上、低収益性からの脱却が課題

当社は2024年3月期の売上高38億円から2026年3月期には49億円へと着実に増収している。しかし、営業利益率は0%と利益を創出できておらず、サービス業の中でも収益性で大きく遅れを取っている。同業他社のジンジブやイシンは人材サービスで安定した利益を上げているが、当社はまだ規模拡大の段階にあり、コスト構造の改善が急務である。売上高の増加は継続しているものの、収益性の低さは競争力の弱さを反映しており、経営戦略の見直しが求められる。

強み

  • 3期連続で売上高が増加しており、成長軌道にある
  • 売上高はまだ50億円未満で、業界内での規模拡大余地がある
  • 特定業界に強みを持つ場合、差別化の可能性がある
  • 新規事業やサービスを展開し、成長を模索している

課題

  • 営業利益率0%は持続不能で、早急な黒字化が必要
  • 売上拡大が利益に結び付いておらず、収益構造に問題
  • 同業の大手が利益を上げる中で、競争力の強化が課題

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がASNOVA

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
16069トレンダーズ55億円24.5倍
26551ツナググループ・ホールディングス55億円10.0倍
39223ASNOVA54億円
42436共同ピーアール54億円11.4倍
56185SMN54億円12.4倍
69625セレスポ54億円6.8倍
7378Aヒット53億円13.7倍
86171土木管理総合試験所53億円10.8倍
92464Aoba‐BBT53億円17.2倍
104673川崎地質52億円4.0倍
117370Enjin52億円21.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

上田建機からの事業分割で創業した2013~2014年

ASNOVAの前身は2013年12月、福井県敦賀市で設立された日本レンテクト株式会社である。資本金5,000千円でスタートし、翌2014年1月に上田建機株式会社と会社分割契約を締結。同年4月、会社分割により上田建機の足場レンタル事業および福井県敦賀市・鯖江市における足場工事事業の資産・負債・権利義務を全て承継した。同時に本店を愛知県名古屋市中区へ移転し、資本金を10,000千円に増加。この分割により、足場レンタル専門の事業会社として独立した形となった。

首都圏・関西への拠点拡大と増資による成長(2014~2019年)

事業承継後、同社は拠点網の拡充を急速に進めた。2014年7月に千葉野田センター、2015年2月に大阪営業所、同年11月に東京・横浜営業所、2016年4月に宮城仙台センターを開設。2017年3月には埼玉蓮田センター・愛知みよしセンターを開設し、第三者割当増資で資本金を80,000千円に引き上げた。同年5月に本店を名古屋市中村区へ移転し名古屋営業所を開設。2018年・2019年にも神奈川相模原センター、静岡富士センター、千葉四街道センター、岡山倉敷センターを開設し、増資を繰り返して資本金を88,017千円まで増やした。

商号変更と名古屋証券取引所上場(2019~2022年)

2019年12月、同社は商号を日本レンテクト株式会社から株式会社ASNOVAに変更した。新商号での事業展開を加速し、2021年4月には横浜・さいたま営業所を統合して東京営業所を新設、仙台営業所も開設。2022年4月、名古屋証券取引所ネクスト市場に株式を上場し、公募増資を実施して資本金は220,732千円に達した。上場により資金調達力を高め、その後の海外展開やM&Aの原資とした。

ベトナム進出とASNOVA STATION開始(2022年)

2022年10月、ASNOVAはベトナム社会主義共和国ホーチミン市に海外子会社ASNOVA VIETNAM CO.,LTDを設立し、クサビ式足場のレンタル事業を開始した。同時に「ASNOVA STATION」事業をスタート。ベトナムでは経済成長とインフラ投資拡大を背景に建設需要の成長が見込まれ、日本式足場の強度・品質を売りに現地顧客を開拓する。2023年1月にはASNOVA VIETNAMを連結子会社とし、海外事業を本格化させた。

東京証券取引所グロース市場へのステップアップ(2023年)

2023年3月、新株予約権の行使により資本金を222,212千円に増加。同年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、公募増資を実施して資本金は247,477千円となった。市場区分の変更により、より広範な投資家からの資金調達が可能となり、その後のM&A戦略を支える財務基盤を強化した。

シンガポールのQool Enviro買収と衛生レンタル領域への参入(2025年)

2025年4月、ASNOVAはシンガポール共和国において仮設トイレのレンタル・清掃・廃棄物管理サービスを提供するQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化した。これにより建設足場以外のレンタル領域に初めて進出し、事業ポートフォリオの多様化を図った。同年9月には福島本宮センターを開設し、国内拠点網も拡大。2026年2月には足場レンタル契約社数が3,500社を突破した。

ASEAN地域統括会社の設立と今後の布石(2026年)

2026年4月、ASNOVAはシンガポール共和国に地域統括会社ASNOVA Singapore Pte. Ltd.を設立した。同社はASEAN地域におけるM&A推進および現地子会社の経営管理を目的とする。これにより、ベトナム子会社やQool Enviroを含むグループ全体の統括機能を強化し、さらなる海外展開の足掛かりとする。同社は2030年に向けて、足場レンタル事業を確固たる収益基盤とするグローバルなレンタルビジネスのエクセレントカンパニーを目指すとしている。

年表37件を開く

2010年代

  • 2013年12月創業福井県敦賀市において日本レンテクト株式会社を設立(資本金5,000千円)
  • 2014年1月上田建機株式会社と会社分割契約を締結
  • 2014年3月本店所在地を愛知県名古屋市中区に移転(資本金10,000千円)
  • 2014年4月会社分割により上田建機株式会社の足場レンタル事業並びに福井県敦賀市及び鯖江市における足場工事事業に関する資産、負債及び権利義務の一切を承継
  • 2014年7月千葉野田センターを開設
  • 2015年2月大阪営業所を開設
  • 2015年11月東京営業所及び横浜営業所を開設
  • 2016年4月宮城仙台センターを開設
  • 2017年3月埼玉蓮田センター、愛知みよしセンターを開設、第三者割当増資を実施(資本金80,000千円)
  • 2017年5月本店所在地を愛知県名古屋市中村区に移転、名古屋営業所を開設
  • 2017年6月大阪羽曳野センターを開設
  • 2017年8月東京営業所を閉鎖
  • 2017年11月さいたま営業所を開設
  • 2018年1月神奈川相模原センターを開設
  • 2018年3月第三者割当増資を実施(資本金83,330千円)
  • 2018年5月静岡富士センターを開設
  • 2019年3月千葉四街道センターを開設、第三者割当増資を実施(資本金88,017千円)
  • 2019年4月岡山倉敷センターを開設
  • 2019年12月商号変更商号を日本レンテクト株式会社から株式会社ASNOVAに変更

2020年代

  • 2021年4月M&A横浜営業所、さいたま営業所を統合し東京営業所を開設 仙台営業所を開設
  • 2022年4月上場名古屋証券取引所ネクスト市場に株式を上場、公募増資を実施(資本金220,732千円)
  • 2022年8月佐賀鳥栖センターを開設
  • 2022年9月栃木上三川センターを開設
  • 2022年10月ベトナム社会主義共和国のホーチミン市に海外子会社ASNOVA VIETNAM CO.,LTDを設立 ASNOVA STATION事業開始
  • 2023年1月ASNOVA VIETNAM CO.,LTDを連結子会社とする 任意の指名・報酬委員会を設置
  • 2023年3月新株予約権の行使により増資(資本金222,212千円)
  • 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場、公募増資を実施(資本金247,477千円)
  • 2024年2月埼玉ふじみ野センターを開設
  • 2024年3月岐阜多治見センターを開設
  • 2024年9月千葉柏センターを開設
  • 2024年10月熊本センターを開設
  • 2024年1月事業譲渡契約により「足場架払工事サービス」に関する事業を平成実業有限会社へ譲渡
  • 2025年4月M&Aシンガポール共和国において仮設トイレのレンタル事業並びに清掃や廃棄管理物管理サービス等の衛生関連ソリューション提供を行うQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2025年8月福島本宮センターを開設
  • 2025年9月東京営業所を移転
  • 2026年2月足場レンタルのASNOVAでレンタル契約社数3,500社を突破
  • 2026年4月創業シンガポール共和国において地域統括会社となるASNOVA Singapore Pte. Ltd.を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    国内足場レンタル事業の収益力向上

    既存顧客の深耕による取引量拡大と新規顧客の獲得を図り、自社マーケティングによる積極的な営業活動で顧客基盤を拡大する。

  2. 02

    拠点開発によるドミナント展開

    国内5カ所の営業所と24カ所の機材センターを起点に、より近く便利なサービスを提供し、既存顧客への拡充と新規顧客獲得を進める。

  3. 03

    サービス・品揃えの強化と海外展開

    足場レンタルで培ったノウハウを活かし、ベトナムやシンガポールなどASEAN地域でレンタル事業を展開。M&AとPMIを通じて成長機会を追求する。

  4. 04

    建設仮設業界の活性化への貢献

    オウンドメディア「カケルバ」やYouTubeチャンネルを通じて、足場の仮設性をテーマに情報発信し、業界への関心向上と人材不足解消を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で231人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は481万円で、4期前と比べて+20.4%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月39938.23.1117
2023年3月41438.53.3138
2024年3月46539.63.5146
2025年3月48037.63.71660
2026年3月48139.04.62310

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉東松山センター(埼玉県比企郡滑川町)他埼玉県1店舗(注)31,227百万円
国内足場 レンタル
千葉野田センター(千葉県野田市)他千葉県2店舗[うち賃借店舗1店](注)31,090百万円
国内足場 レンタル
本社、倉庫 — シンガポール712百万円
海外その他 レンタル
本社 — ベトナム国ホーチミン市619百万円
海外足場 レンタル
大阪和泉センター(大阪府和泉市)他大阪府1店舗[うち賃借店舗1店](注)3592百万円
国内足場 レンタル
神奈川藤沢センター(神奈川県藤沢市)他神奈川県1店舗[うち賃借店舗2店](注)3512百万円
国内足場 レンタル
愛知弥富センター(愛知県弥富市)他愛知県2店舗[うち賃借店舗1店](注)3503百万円
国内足場 レンタル
京都京田辺センター — 京都府京田辺市363百万円
国内足場 レンタル
岐阜多治見センター — 岐阜県多治見市334百万円
国内足場 レンタル
佐賀鳥栖センター(佐賀県鳥栖市)[賃借店舗](注)3295百万円
国内足場 レンタル
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    ASNOVA VIETNAM CO.,LTD (注)2、3
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Qool Enviro Pte.Ltd. (注)2、5
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    働き方改革推進支援助成金(テレワーク特例コース第2次)
    厚生労働省 · 2020-10-29
    10万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は49億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+14.0%。

売上高
+14.0%
49億円
営業利益
0億円
純利益
-1億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高51億円49億円
営業利益1億円0億円
純利益-1億円-1億円
1株あたり配当¥2¥2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q70
2024年1Q800.00
2024年2Q9111.10
2024年3Q1119.11
2024年4Q101
2025年2Q2000.00
2025年4Q2300.00
2026年2Q22−1−4.5−2
2026年4Q2713.71
2027年1Q12−1−8.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は19億円から49億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
神奈川相模原センターを開設
2018年3月1912
商号を日本レンテクト株式会社から株式会社ASNOVAに変更
2019年3月2121
2020年3月2733
横浜営業所、さいたま営業所を統合し東京営業所を開設 仙台営業所を開設
2021年3月2200
名古屋証券取引所ネクスト市場に株式を上場、公募増資を実施(資本金220,732千円)
2022年3月2732
東京証券取引所グロース市場に株式を上場、公募増資を実施(資本金247,477千円)
2023年3月3121
埼玉ふじみ野センターを開設
2024年3月3832
シンガポール共和国において仮設トイレのレンタル事業並びに清掃や廃棄管理物管理サービス等の衛生関連ソリューション提供を行うQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化
2025年3月43000.00
シンガポール共和国において地域統括会社となるASNOVA Singapore Pte. Ltd.を設立
2026年3月490−10.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高49億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.5%36億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.5%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.1pt
-2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比16.7pt
-4.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-0.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが18億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は9億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月11−142−35
2021年3月80−985
2022年3月9−8218
2023年3月9−2616−177
2024年3月17−3116−149
2025年3月15−3037−1532
2026年3月18−20−21−29

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は114億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は26.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月51183336.1
2019年3月57193833.8
2020年3月61223935.8
2021年3月52223042.5
2022年3月57243342.4
2023年3月73284538.3
2024年3月94306432.3
2025年3月1303010023.0
2026年3月114308526.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
21億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
85億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中157位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中520位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-4.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥432で、1年前と比べて-31.2%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥432-4.6%1ヶ月-1.8%1年-31.2%時価総額54億円
過去52週の値幅
安値¥370高値¥651

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.81倍
配当利回り0.46%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で7.21%上昇し、8月21日には446円と25日移動平均線(432円)を約3.2%上回って終了。52週安値(370円)からは約20.5%上昇したが、52週高値(651円)からは約31.5%下落している。出来高は全体的に低水準で、1日あたり数千株程度が多く、流動性は低い。8月3日に11,300株とやや増加したが、その他は概ね3,000〜8,000株で推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PBRが1.87倍で業界平均3.34倍を下回る一方、ROEがマイナス4.9%と収益性が低く、PBRの割安さは裏付けに欠けます。配当利回りは0.45%と低水準で、業界平均2.29%を大きく下回り、株主還元も不十分です。2026年3月期は最終赤字に転落する見込みで、業績悪化が懸念されます。総合的に見ると、収益悪化と低い還元を考慮すると、バリュエーションは割高感があります。

指標この会社業種平均
PBR1.81倍3.51倍
ROE-4.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加しているものの、2026年3月期に営業利益・純利益が赤字転落する計画で、収益性の悪化が懸念される。強気派は売上高の成長軌道と今後のコスト改善による黒字回復を期待する。弱気派は赤字への転落が業績悪化のトレンドとみて、事業モデルの持続性に疑問を呈する。詳細な事業情報が乏しく、投資判断の材料が限られる。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    売上高は4期連続で増加し、2026年3月期も49億円へ拡大見込み。

  • 黒字化の可能性

    2025年3月期は利益率0%で赤字転落前で、改善余地がある。

  • 低い株価水準

    PBR1.87倍で、今後の成長に期待できる。

  • 売上高49億円と3期連続増収通年影響

    24/3期38億円→25/3期43億円→26/3期49億円、年率13%成長

  • 営業利益0億円と赤字転落を回避通年影響

    25/3期・26/3期とも営業利益0億円、売上高拡大で固定費吸収が進む

  • 株価は1年で27.8%下落し売り圧力の一巡不定影響

    時価総額55億円、株価446円、1年で27.8%下落し売り圧力は一巡

  • 24/3期に純利益2億円の黒字実績不定影響

    24/3期+2億円、25/3期0億円、26/3期-1億円。赤字幅が縮小すれば黒字転換の芽

マイナスに働く材料7
  • 赤字転落

    2026年3月期に営業利益・純利益がマイナス予想。

  • 競争環境

    同業他社が多数存在し、差別化が不明確。

  • 情報開示不足

    事業内容が不透明で、投資判断が困難。

  • 26/3期に純損失1億円へ転落通年影響

    24/3期+2億円、25/3期0億円、26/3期-1億円と悪化

  • ROE-4.9%と資本効率の悪化継続影響

    ROE-4.9%で自己資本を毀損、PBR1.87倍を維持するのは困難

  • 配当利回り0.45%と株主還元が手薄通年影響

    配当利回り0.45%とほぼゼロで、株主還元が投資判断に寄与しない

  • 外国人保有0.31%と需給が細い継続影響

    外国法人保有0.31%とほぼゼロ、機関投資家の買いが入りにくい需給構造

次の決算で確かめる点
売上高成長率
増収が継続するか、事業拡大の勢いを見る。
営業利益率
損益分岐点と収益性の改善度合いを確認。
顧客単価
収益性の高い顧客を獲得できているか見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり2で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.46%。

年間配当
¥2
1株あたり
配当利回り
0.46%
いまの株価に対して
配当性向
34.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月234.3
2026年3月20.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥2

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,363人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.7%を占め、残る58.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.452.656.654.855.3
事業法人52.646.641.442.841.7
証券会社0.71.22.32.8
外国法人0.00.70.10.3
外国人個人0.00.00.1
金融機関0.10.20.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般社団法人ニチレン41.26
02上田 桂司31.96
03株式会社SBI証券1.72
04中村 真一郎0.96
05ASNOVA従業員持株会0.80
06楽天証券株式会社0.67
07張 賀楠0.61
08グローバル・タイガー・ファンド4号投資事業有限責任組合0.53
09伊東 達也0.51
10井藤 智哉0.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは-4.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月3,37140,7938.6
2019年3月113513.3
2020年3月2413.0
2021年3月12000.7
2022年3月192208.9
2023年3月122265.240.114.7
2024年3月172437.233.77.4
2025年3月−2240−0.834.3
2026年3月−12239−4.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額69百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上田桂司代表取締役 社長513,975,800
加藤大介取締役414,000
森下哲取締役 仮設事業本部長517,200
梅下翔太郎取締役41
岩本圭弘常勤監査役68
村木慎吾監査役45
村治規行監査役51
角田雅明取締役 管理本部長447,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3525217
社外取締役312124
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,750字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 本書では、「仮設機材」、「足場」といった用語を用いておりますが、建設仮設業界では、その厳密な定義と使い分けが明確に整理されずに使用されているのが現状であります。そこで本書では、まず下記の通りに用語の整理を行った上で使用することとします。 「仮設機材」:当社グループが取り扱う商材の全般を指します。 「足場」 :仮設機材のうち、防音パネル等を除いた、高所作業のための踏板や支柱などで組み立てたもの全般を指します。 但し、建設仮設業界では、個別の商品名を表現する際には、「仮設機材」と表現せずに「足場」と表現するケースも多く存在します。これらの状況を踏まえ、本書内において、その用語を適時適切に使い分け致します。 当社グループは、当社、連結子会社(ASNOVA VIETNAM CO.,LTD及びQool Enviro Pte.Ltd.)の計3社で構成されており、日本国内におけるクサビ緊結式足場(以下、クサビ式足場)(注)のレンタル及び販売を行う「国内足場レンタル事業」、日本国外におけるクサビ式足場のレンタル等を行う「海外足場レンタル事業」、日本国外における仮設機材以外の仮設トイレ等のレンタル及び販売を行う「海外その他レンタル事業」を展開しております。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。当社グループは、国内足場レンタル事業を安定した収益基盤としつつ、M&Aを通じて新たなレンタル事業領域へ展開することにより、高収益のグローバルなレンタルビジネス企業群を目指しております。なお、ASNOVA Singapore Pte. Ltd.はASEAN地域におけるM&A 推進及び現地子会社の経営管理を行う目的で2026年4月にシンガポール共和国で設立をしました。 ≪国内足場レンタル事業≫ 日本国内において戸建住宅や中低層マンション向けに普及しているクサビ式足場を主要としたレンタルサービスを全国の中小足場施工業者に提供しております。近年の改修需要の増加や工事の繁忙期と閑散期の変動幅の拡大等により、足場施工業者の仮設機材在庫負担が増大しているため、投資負担を軽減し、繁閑に応じて仮設機材数量の調整弁となる仮設機材レンタルに対するニーズは高く、取引業者数は拡大を続けています。さらに当社は、国内足場レンタル事業を利用する顧客に対し、レンタルと販売を組み合わせた提案を行うことにより、顧客の保有機材の補充更新需要や事業規模拡大に伴う投資需要に対応しております。また中古機材の販売については、当社ECサイト等を通じて全国の顧客へ提供しております。 当社グループの事業の主軸はレンタルであり、販売については、顧客のレンタルニーズと購入ニーズを適切に把握した上で、レンタルサービスを補完するサービスとして位置付けております。 ≪海外足場レンタル事業≫ 当社グループは、2022年10月にベトナム社会主義共和国ホーチミン市に子会社ASNOVA VIETNAM CO., LTDを設立し、同国においてクサビ式足場のレンタル等を行う海外足場レンタル事業を展開しております。 ベトナムでは、経済成長やインフラ投資の拡大等を背景に、建設需要の中長期的な成長が見込まれております。当社グループは、日本国内で培った足場レンタル事業の運営ノウハウ及び資産管理ノウハウを活用し、日本式のクサビ式足場の強度及び品質を訴求することで、現地における顧客数及び案件数の拡大を図っております。 ≪海外その他レンタル事業≫ 2025年にシンガポール共和国のQool Enviro Pte.Ltd.がグループに加わり、仮設トイレ及び衛生用品のレンタルサービスを展開しております。建設現場やイベント会場における衛生環境の整備は重要な課題であり、同国における仮設トイレに対するニーズは高く事業拡大を進めております。M&Aを通じて建設足場以外の領域へ展開することで、グループ全体の事業ポートフォリオの充実を図っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,173字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、『「カセツ」の力で、社会に明日の場を創りだす』というパーパス(存在意義)のもと、レンタル事業を通じて循環型社会の実現に貢献することを目指しております。当社グループは、国内足場レンタル事業を安定した収益基盤とし、足場レンタル事業で培ったレンタル運営ノウハウ及び資産管理ノウハウを活かして、海外展開及び新たなレンタル事業領域への展開を進めております。 2030年のありたい姿として、足場レンタル事業を確固たる収益基盤とする、高収益のグローバルなレンタルビジネスのエクセレントカンパニーとなることを掲げております。その実現に向け、既存事業の収益力向上に加え、M&Aを通じた非連続的な成長、グループ経営体制の整備及び財務規律を踏まえた成長投資を推進してまいります。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社が自社の分析をする際に重視する経営指標は、売上高、営業利益、EBITDAであります。 事業規模を示す売上高、損益面において事業の収益性を示す営業利益を管理することにより、経営効率の一層の向上を図っております。 またレンタル事業の特性上、減価償却費の増減により営業利益が影響を受けることから、減価償却費等の非資金費用の影響を除いた収益力を把握する指標として、EBITDAを重要な指標としております。 なお、仮設機材の稼働率についてレンタル資産の収益性を示す重要な業務指標として管理しております。 (3) 経営環境、経営戦略等 当社グループを取り巻く経営環境は、雇用、所得環境の改善などを背景に緩やかに景気の持ち直しの動きが見られました。一方、エネルギー価格や原材料価格は依然として高位に推移し、米国の通商政策や中東情勢の緊迫化などの影響を受け、世界経済は混乱し、先行きは不透明な状況が続いております。また、当社グループの業績に影響を与える国内建設業界におきましては、公共投資は引き続き堅調に推移しましたが、民間投資については建設資材の高騰や金利上昇の懸念を背景に住宅市場における新築着工戸数は低位に推移し、当社グループの経営環境へ影響を及ぼす可能性があり、注視が必要な状況であります。一方で、国内の足場レンタル需要については、築年数の経過したマンション及び住宅の増加、建築リフォーム工事の需要、自然災害に伴う災害予防工事及び復旧・復興工事の需要、並びに「所有から利用へ」という価値観の変化を背景として、底堅く推移するものと認識しております。 海外においては、ASEAN地域を中心に人口増加、経済成長、インフラ投資の拡大等を背景とした市場成長が見込まれております。また、同地域では事業承継型M&Aニーズ及び成長戦略型M&Aニーズが増加する可能性があり、当社グループにとって新たなレンタル事業領域への展開機会が存在すると認識しております。 このような状況のもと、当社グループは、国内足場レンタル事業を安定した収益基盤として収益力を一段と高めるとともに、足場レンタル事業で培ったレンタル運営ノウハウ及び資産管理ノウハウを活かし、海外及び新たなレンタル事業領域におけるM&Aを推進してまいります。具体的な経営戦略は以下のとおりです。 ① 国内足場レンタル事業の収益力向上 当社グループは、国内足場レンタル事業において、既存顧客の深耕を通じて当該顧客の取引量拡大を図るとともに、新規顧客の紹介を受けることにより顧客基盤の拡大を目指しております。また、自社独自のマーケティングにより積極的な営業活動を通じて新規顧客の獲得を目指しております。 ② 拠点開発 現在、本邦内に営業所として5カ所、機材センターとして24カ所展開しております。より近く、より便利をモットーに、これらの拠点を起点としたドミナント展開を通じ既存顧客へのサービスの拡充を図るとともに、新たな顧客の獲得にもつなげていく戦略をとっております。 ③ サービス・品揃えの強化 当社グループは、足場レンタル事業で培ったレンタル運営ノウハウ及び資産管理ノウハウを活かし、海外展開及び新たなレンタル事業領域への展開を推進しております。2022年10月には、ベトナム社会主義共和国ホーチミン市にASNOVA VIETNAM CO., LTDを設立し、同国においてクサビ式足場のレンタル等を展開しております。現地における顧客数は増加しており、今後は営業提案力の強化等を通じて中長期的な成長を目指してまいります。 また、2025年4月には、シンガポール共和国において仮設トイレレンタル事業を展開するQool Enviro Pte. Ltd.(以下Qool社)をグループに迎え入れました。同社に対して当社のレンタル運営ノウハウを共有するとともに現地マネジメント体制の強化等を通じてPMIを進めてまいります。さらに、ASEAN地域におけるM&A推進及び現地子会社の管理・統括を目的として、2026年4月にシンガポール共和国にASNOVA Singapore Pte. Ltd.を設立しており、今後も同地域を中心にレンタルビジネス領域における成長機会を追求してまいります。 ④ 建設仮設業界活性化への貢献 建設仮設業界への興味・関心を高め、中長期的な視点で若手人材不足の解消を目指し、業界の更なる活性化に貢献することを目的として、オウンドメディア「カケルバ」で足場の持つ「仮設性」をテーマに継続して情報発信を行ってまいりました。また、カケルバとの連動企画としてYouTubeチャンネル「あすのばチャンネル」も展開しており、今後もより発信力の強化を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く市場環境は急速に変化し、益々競争が激化しております。そのような市場環境で継続的な成長を図るために、既存事業であるレンタル関連事業の安定した収益拡大を図るとともに、成長が期待できる事業を新たに創出し、更にはこれらを支える人材育成や管理体制の強化を対処すべき課題と定め、以下のような課題に取り組んでまいります。 ① 国内足場レンタル関連事業の強化 建設事業者あるいは足場施工業者等の当社の顧客においては、事業拡大を目的とした機材投資の他、劣化・破損・滅失等による仮設機材等の補充更新需要が継続的に発生しており、保有に伴う資金負担や管理負担を抑制しながら事業を継続できる『レンタル活用』の重要性が一層高まっているものと認識しております。当社としても、これらの顧客ニーズに的確に応えることで、機材の安定した出荷と稼働率向上を通じて安定的な収益拡大に繋げてまいります。 機材センターの開設に際しては、「いつでも、近くで、安心して」借りられる体制を更に強化し、レンタル契約社数3,500社突破に至った実績を踏まえ、地域密着型のサービス提供力を一段と高めてまいります。同一地域でのドミナントの形成も考慮しながら機材供給体制の最適化を進め、2025年8月には福島県初となる「福島本宮センター」を開設し、東北エリアのシェア拡大を図りました。 また、顧客接点の強化と業務効率化の観点から、足場施工業者向け会員制サービス「ASNOVA倶楽部」を通じた価値提供を推進し、会員向け特典により取引機会の拡大を支援するとともに、従来電話・FAXが中心であった発注プロセスについてWEB受発注を導入し、発注負荷の軽減やヒューマンエラー抑制、時間短縮を実現してまいります。更に、レンタルに加え販売も組み合わせた最適提案を通じて、単なるレンタルサービス提供に留まらないソリューション提供型の事業運営を推進し、顧客の生産性向上とコスト削減に貢献することで、国内足場レンタル事業の競争優位性を継続的に高めてまいります。 ② 事業領域の拡大 当社は仮設機材のレンタル・販売を主たる事業として展開しておりますが、サービスを提供する先に不測の事態が発生した場合、業績に大きな影響が及ぶ可能性があります。そのため、足場レンタル事業を安定的な事業基盤として更なる強化を図りつつ、当社が培ってきたレンタル運営のノウハウを活かし、周辺領域及び新たなレンタル事業領域へと提供価値を拡大することが、当社の持続的な企業価値向上に不可欠であると認識しております。2025年4月にグループインしたQool社は、シンガポール共和国において仮設トイレレンタル事業を展開しており、長期レンタル案件を中心とする安定した顧客基盤を有しております。同社は、グループイン後も安定した事業運営を継続しており、当社グループの連結業績に寄与しております。更に、ASEAN地域でのM&A推進を一層加速し、PMIの向上並びに現地子会社の管理・統括体制を強化するため、2026年4月にシンガポール共和国にASNOVA Singapore Pte. Ltd.の設立を決定し、今後の継続的な成長に向けた体制整備を進めてまいりました。 ③ 人材育成・管理体制の強化 国内足場レンタル事業の拡大に加え、海外子会社のグループインやASEAN地域での事業展開を強化する中で、事業成長を支える人材の確保・育成と、グループとしてのガバナンス及び管理体制の高度化が重要な経営課題であると認識しております。このため、人材面では、業容拡大に対応できる組織体制の整備と育成機会の拡充を進め、社員のスキル向上と共通価値観の浸透を図ってまいりました。 管理体制面では、「コンプライアンス・マニュアル」の整備、法令・企業倫理の徹底を図るとともに、損失の危険の管理に関する体制整備や、内部統制の実効性向上に取り組んでまいります。加えて、持株会社となる株式会社ASNOVA Companiesの設立により、今後はグループ経営の規律とスピードを両立させる体制整備を進め、持続的な成長を支える人材・組織基盤の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク7,407字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 建設投資動向等の影響について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、建設用仮設機材のレンタルを主たる事業としております。当社グループの主要取扱品目は、主に建設現場で使用される仮設機材であるため、当社グループの業績は建設投資動向の影響を受ける傾向にあります。建設投資動向は、民間設備投資や国及び地方公共団体の公共事業予算に影響を受けます。そのため、建設投資動向が変動し、仮設機材のレンタル需要が落ち込んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 貸倒れリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの取引先は多数に及んでおり、売上債権は特定の取引先に集中することなく、多数の取引先に分散しております。売上債権の貸倒れリスクは、これら多数の取引先の財務状況に影響を受けることになります。当社グループの取引先のほとんどは建設会社、住宅メーカー及びそれらの会社から受注を受ける足場施工業者であります。建設業界を含め全般的に景気が低迷した場合には、それらの会社の受注機会の減少、業績の低迷につながり、結果として、債権の回収遅延や売上債権の貸倒れが増加し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 借入金を中心とした有利子負債への依存について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、仮設機材の購入代金の大部分を借入金により調達しているため、総資産に占める有利子負債の比率は下表のとおり高い水準で推移しております。今後、借入金利が上昇に転じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2025年3月期(千円)   2026年3月期(千円) 有利子負債残高(対総資産額比率)   9,610,215(74.2%)   7,734,435(67.7%) 純資産額(自己資本比率)   2,979,071(23.0%)   2,974,616(26.0%) 総資産額   12,958,939   11,429,798 支払利息   46,731   103,240 (注) 有利子負債残高は、短期借入金、長期借入金(1年内返済予定のものを含む)、リース債務(1年内返済予定のものを含む)の合計であります。 (4) 仕入価格の変動について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループが取り扱う仮設機材は、主に鉄鋼製品であるため、製造メーカーによる販売価格については、鉄鋼原材料市況に大きく影響されます。そのため、当該市況により製造メーカーの製品販売価格が著しく変動し、当社グループの仕入価格を販売価格又はレンタル価格に転嫁できない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 営業不振による退店及び減損会計の適用について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、機材センターの新規出店に当たっては、商圏人口・仮設工事業者数・競合店状況等の立地条件や地価・賃借料等の経済条件を基に、売上及び利益等の業績予想、投資回収年数等を勘案し出店の可否を決定しております。しかし、出店した機材センターが当初の計画通りの収益を計上できず、業績の回復が図れない場合には、減損会計の適用により減損損失を計上することを余儀なくされ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらには、退店等撤退する場合には、当該機材センターにおいて収益を獲得する機会を逸することとなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、機材センターの土地を取得する際は、一定の収益獲得を前提としたプレミアム部分を上乗せするケースも多いため、当該収益性が低下した場合に、使用価値で投資回収できず正味売却価額を回収可能価額として評価せざるを得ない状況となり、減損損失を余儀なくされ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 製造物責任(PL)について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループのレンタル仮設機材及び販売仮設機材には、製造物責任のリスクが内在しております。製造物責任は一義的には機材メーカーが負いますが、製品を仕入れる当社グループにおいてもレンタル及び販売上の責任を負うことになります。製品の仕入れに係る製造メーカーとの基本取引契約において責任の帰属先を明確化し当社グループのリスク低減を図り、また当社グループが顧客と取引を行う際に顧客との間で締結する取引基本契約書において責任の帰属先を明確化し、レンタル品のその種類・品質・性能に関する契約不適合責任を負わない旨を規定しており、それによって当社グループのリスクの低減を図っておりますが、製品の欠陥に起因して発生する損害賠償を製造メーカーが加入する保険により補填できない事態や、大規模な製品回収による受注の機会損失により生じるリスクが現実化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 都市計画法について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社のレンタル関連事業については、取り扱う機材の大きさや数量及び重量の特徴から、広大な敷地面積を要する作業場(以下「ヤード」という。)での機材管理が不可欠であります。具体的には、レンタルの際の機材のトラックへの積み下ろし、フォークリフトによる所定のストック場所への格納作業など、荷捌きのためには一定の広さが必要です。 かかる中、広大な敷地を可能な限りコストのかからない方法で利用することが不可欠となります。市街地は概して地価が高いため、市街化調整区域への展開を模索することとなりますが、機材センターの出店及び事務所設置にあたり規制を受けることとなります。行政への確認を通じ、規制に抵触しないよう出店時には最大限の注意を払っておりますが、何らかの事情により規制が強化された場合等には、展開拠点の見直しを迫られる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) ヤード内での事故発生リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 荷捌き中の事故や荷崩れなどにより、重大な事故等が発生した場合には、当社グループの社会的信用や当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 機材の盗難リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) ヤード内で厳重保管の上、監視カメラの設置やセキュリティ会社との連携により、機材の盗難に対し万全の備えはしているものの、ヤード設置場所の特性から盗難の可能性を排除しきれず、不測の損失を被る可能性があります。 (10) レンタル品の返却時のリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社レンタル品としての識別が可能なように、色を塗付するなど工夫を凝らしておりますが、返却時に他社製品と混在してレンタルした機材の全数が返却されないケースがあります。その場合は、滅失処理として相応の料金を収受することとしておりますが、返却が受けられない場合は次なるレンタルにタイムリーに供することができず、機会損失が生じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 特定の経営者への依存について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループ設立の中心人物であり、設立以来の事業推進役である代表取締役社長上田桂司は、仮設機材のレンタルに関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の構想・策定等、当社グループの事業活動全般にわたって重要な役割を果たしています。当社グループでは、過度に同人に依存しないよう、経営幹部役職員の拡充、育成及び権限委譲による業務執行体制の構築等により、経営組織の強化に取組んでおりますが、何らかの理由により同人による当社グループの業務遂行が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 人材の確保・育成について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループでは、一層の成長を支える優秀な人材を確保することが重要だと考えております。このため、今後も人材の採用及び教育研修実施の機会・内容の充実により、当社グループの経営理念及び経営方針を理解した、当社グループの成長を支える社員の育成を行ってまいりますが、雇用情勢の変化等により、計画通りに人材が確保・育成できない場合には、当社グループの事業運営や当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 自然災害等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの機材センター・本社や営業所が所在する周辺地域において地震や台風等の自然災害や事故等が発生し、機材等やインフラの物理的な損害により営業活動を中断せざるを得ない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルスや新型インフルエンザ等、世界規模での感染症が流行した場合、操業停止・各国の経済停滞やサプライチェーンの停滞等により、当社グループの事業運営・業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) ITセキュリティについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、各種の情報システム・IT機器を利用して業務を遂行しております。そのため、システムの不備、災害及びコンピュータウイルス等の外部要因により、入出庫データ、在庫データ等が喪失又は改ざんされたり、個人情報の漏洩、当該システムにアクセス不能となり業務が阻害された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 訴訟に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、コンプライアンス経営の重要性を認識しており、コーポレート・ガバナンスの強化に努めております。今後もコンプライアンス経営を推進してまいりますが、事業を遂行していくうえでは契約条件の解釈の齟齬などを原因として訴訟されるリスクの可能性があり、訴訟等の内容及び結果によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 大株主との関係について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 本書提出日現在、当社代表取締役社長であり大株主である上田桂司の所有株式は発行済株式総数の31.96%(合算対象分となる一般社団法人ニチレンの株式数を加算すると73.22%)となっており、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。しかしながら大株主が当社の事業その他に関して有する利益は他の株主の利益と異なる可能性があり、その保有方針や議決権の行使方針によっては、取締役の選解任、企業結合取引等の当社の重要な決定に影響を及ぼすなど、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (17) 業績の季節的変動(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の顧客である中小足場施工業者における受注案件の納期は3月末に集中する傾向にあり、その前段階で必要となる足場の施工は納期よりも前に行われるため、当社の売上高は第3四半期に偏重する傾向がありますが、仮設機材から生じる減価償却費や機材センター運営費用の多くは売上高に関わらず生じる固定費用であるため、売上高の低迷等により営業損失が発生する可能性があります。 (参考)2026年3月期 四半期ごとの売上高及び営業利益(損失) (金額単位:千円) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   902,918   1,318,869   1,404,100   1,289,292 営業利益(損失)   △121,975   28,768   112,704   △14,070 (18) 労働災害及び事故について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 建設事業は、その事業の性質上、他の事業と比較して、業務中の事故発生率が高い傾向にあります。当社グループは、社内研修を通じた安全教育や危険予知活動により、従業員に対して安全管理を徹底しておりますが、万一、人命に係る重大な労働災害や事故が発生した場合には、信用力の低下を招き、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (19) 海外事業について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、ASEANでの事業拡大を戦略の一つとしております。しかしながら、為替リスクに加え、政情不安、経済動向の不確実性、法規制、商慣習等、海外事業において一般に内在するリスクを負っております。これらが当社グループの事業に影響し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社が保有する子会社株式は原価法により評価しておりますが、市場価格のない株式であり、財政状況の悪化等により実質価額が著しく下落した場合、子会社株式の評価損を計上する可能性があり、個別財務諸表における業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (20) ブランドについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、「いつでも、近くで、安心して借りられる」を強みとして事業を展開しております。ASNOVA STATION事業において当社グループはパートナー企業との間で締結した契約に基づき、機材管理のパッケージを提供するとともに、継続的に仮設機材の管理ノウハウ等を提供しております。しかしながら、当社グループの指導が及ばない等、パートナー企業においてブランドに悪影響を及ぼす事態が発生した場合は当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (21) レンタル事業のノウハウについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、仮設機材の管理を強みの一つとしております。当社グループが展開するASNOVA STATION事業では当社グループのパートナー企業に仮設機材の管理ノウハウを提供しておりますが、それらの流出等により当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (22) 盗品の買取について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は2023年5月に仮設機材の買取、販売をネット上で決済可能なECサイトである「ASNOVA市場」をローンチしております。仮設機材のリユース市場の成長、リユース商品の流通量増加に伴い、盗品の売買が社会的な問題となっております。当社グループは少しでも盗品と疑わしい商品については買取を控え、警察当局とも密に連携を図る等、盗品の流通を阻止すべく事業を展開しております。また、古物営業法遵守の観点から、古物台帳(商品の買取記録を詳細に記載した台帳)を作成することで、盗品買取が発生した場合にも適時適切に警察当局の捜査に協力できる体制を整えております。しかしながら、事業特性上、盗品の買取を完全に防止することは困難であり、盗品の買取によるトラブル発生に起因した当社への信頼低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (23) 当社株式の流動性について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、2023年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場しており、公募及び売出しによって当社株式の流動性の確保に努めておりますが、株式会社東京証券取引所の定める上場維持基準は25%であるところ、流通株式比率は26.29%にとどまっております。今後は大株主への一部売出しの要請等により、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、株式会社東京証券取引所での上場が廃止となった場合でも、株式会社名古屋証券取引所での当社株式の取引は引き続き可能であります。 (24) M&A・事業提携(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、今後の業容拡大等においてM&A及び事業提携戦略は重要かつ有効であると認識しております。しかしながら、有効な投資機会を見出せない場合や、当初期待した投資効果を得られない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、M&A等により新規事業領域・新規市場へ参入する場合には、その事業・市場固有のリスクが新たに加わる可能性があります。 なお、のれんが発生する場合はその償却額を超過する収益力が安定的に確保できることを前提としておりますが、買収後の事業環境や競合状況の変化等により買収当初の事業計画遂行に支障が生じ、計画どおりに進まない場合は当該のれんに係る減損損失等が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,085字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用、所得環境の改善やインバウンド需要の復調などを背景に緩やかに景気の持ち直しの動きが見られました。一方、エネルギー価格や原材料価格は依然として高位に推移し、米国の通商政策や中東情勢の緊迫化などの影響を受け、世界経済は混乱し、先行きは不透明な状況が続いております。また、当社グループの業績に影響を与える国内建設業界におきましては、公共投資は引き続き堅調に推移しましたが、民間投資については建築資材の高騰や金利上昇の懸念を背景に住宅市場における新築着工戸数は低位に推移し、当社グループの経営環境へ影響を及ぼす可能性があり、注視が必要な状況であります。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、仮設機材のレンタルから販売に至るまでワンストップで行えるサービスの強みを活かし、引き続き顧客満足度の向上に取り組んでまいりました。当社グループが扱う仮設機材価格は高止まりしており、購入を控える動きに伴って仮設機材レンタル需要は引き続き底堅く推移しております。当社グループにおきましては、レンタル需要に応えるべく2025年9月に福島県本宮市に新規機材センターを開設いたしました。また、2025年4月にQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、当社の連結子会社となり、売上高の増加に寄与いたしました。 以上の結果、売上高は4,915百万円(前期比15.2%増)、営業利益は5百万円(同88.9%減)、経常損失は84百万円(前期は経常利益45百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は146百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失24百万円)となりました。 なお、当連結会計年度より、Qool Enviro Pte.Ltd.を連結子会社化したことに伴い、報告セグメントを従来の「レンタル関連事業」の単一セグメントから、「国内足場レンタル事業」、「海外足場レンタル事業」、「海外その他レンタル事業」の3区分に変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載の通りであります。 セグメントごとの状況は以下の通りです。 (国内足場レンタル事業) 国内足場レンタル事業は、日本国内における仮設機材のレンタル及び販売を行っております。 当連結会計年度におきましては、引き続きレンタル需要が底堅く推移したものの、慢性的な人手不足や資材高騰等による着工時期の遅延の影響を受け、賃貸資産の出庫が遅れたことから、レンタル売上は想定より低調に推移いたしました。その結果、売上高は4,093百万円(前期比6.3%減)、セグメント利益は757百万円(同12.9%減)となりました。 (海外足場レンタル事業) 海外足場レンタル事業は、日本国外における仮設機材のレンタル及び販売を行っております。当連結会計年度におきましては、ベトナムの中央省庁及び行政区画再編の影響により案件が停滞し、計画に対して低調に推移いたしました。その結果、売上高は30百万円(同54.0%減)、セグメント損失は181百万円(前期はセグメント損失131百万円)となりました。 (海外その他レンタル事業) 海外その他レンタル事業は、日本国外における仮設機材以外のレンタルを行っております。当連結会計年度の業績は、売上高は790百万円、セグメント利益は65百万円となりました。 ② 財政状態及びその分析 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて1,529百万円減少し、11,429百万円となりました。これは主に、Qool Enviro Pte.Ltd.の株式取得に伴い、資産受入により1,375百万円、のれん計上により958百万円増加し、またQool Enviro Pte.Ltd.の株式取得等による現金及び預金の減少2,300百万円、売掛金の増加215百万円、賃貸資産の減少1,449百万円等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,524百万円減少し、8,455百万円となりました。これは主に、Qool Enviro Pte.Ltd.の株式取得に伴い、負債受入により594百万円増加し、また1年内返済予定を含む長期借入金の減少511百万円、株式取得のために調達した資金の借換により短期借入金が1,400百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて4百万円減少し、2,974百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失の計上及び配当の払い出しによって利益剰余金が178百万円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,300百万円減少し、881百万円となりました。当連結会計年度中における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,783百万円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失84百万円、減価償却費1,993百万円等があった一方で、法人税等の支払141百万円があったこと、EC事業に関連して棚卸資産が63百万円増加したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,021百万円の支出となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出495百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,089百万円の支出となりました。主な要因は、短期借入金の減少1,400百万円、長期借入による収入1,900百万円、長期借入金の返済による支出2,508百万円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 売上高(千円)   前年同期比(%) 国内足場レンタル事業   4,093,597   97.5 海外足場レンタル事業   30,858   46.0 海外その他レンタル事業   790,725   - 合計   4,915,181   115.2 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において、判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。当社グループの連結財務諸表の作成のための重要な会計方針等については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・内容検討等 (売上高) 当社グループが扱う仮設機材価格は引き続き高騰しており、購入を控える動きに伴って仮設機材レンタルの需要が高まった結果、レンタル用の仮設機材の投資を抑えつつも前連結会計年度を上回る売上高となりました。また、2025年4月にQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、当社の連結子会社となり、売上高の増加に寄与いたしました。 これにより、売上高は4,915百万円(前年同期比15.2%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度においては、レンタル用の仮設機材への投資を抑制し、保有する仮設機材の効率的な運用に努めました。また、新規の機材センターを1店舗出店したこと、2025年4月にQool Enviro Pte.Ltd.の全株式を取得し、当社の連結子会社となったことにより、売上原価は3,574百万円(前年同期比9.7%増)、売上総利益は1,340百万円(前年同期比33.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 2025年4月にグループインしたQool Enviro Pte.Ltd.のPMI費用や企業結合時に生じたのれんの償却費等により、販売費及び一般管理費は1,335百万円(前年同期比39.3%増)となりました。これにより、営業利益は5百万円(前年同期比88.9%減)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は、受取保険金41百万円、固定資産売却益9百万円等により、72百万円となりました。営業外費用は、支払利息103百万円、為替差損28百万円等により、162百万円となりました。これにより、経常損失は84百万円(前年同期は経常利益45百万円)となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純損失は146百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失24百万円)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、適用を受ける法令の改正等には細心の注意を払い情報収集に力を入れる等、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因について低減し、適切な対応に努めてまいります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しているとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金、設備投資、法人税等の支払、借入金の返済等であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入金を基本としております。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。売上高につきましては、仮設機材レンタルの需要が高まり、堅調に推移いたしました。仮設機材稼働率につきましては、効率的な機材購入により水準を高めながらも、受注機会を逃すことがないようバランスを取りながら、引き続き注視してまいります。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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