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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本プリメックス

NIPPON PRIMEX INC.2795 · Standard · 卸売業

国内有力プリンタメーカーの製品を販売する一方、自社開発のオリジナルプリンタも手がける産業用小型プリンタの専門商社。

概要

日本プリメックスは、1979年に東京都大田区で設立された産業用小型プリンタ専門の卸売業者である。シチズン・システムズ、セイコーエプソン、スター精密、ブラザー工業など国内有力メーカーのプリンタ及び周辺機器を販売するほか、子会社の日本プリンタエンジニアリングで自社開発・OEM製造も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は70億円、従業員数は100名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ミニプリンタ専門商社としての事業構造

日本プリメックスの報告セグメントは「ミニプリンタの開発・製造・販売事業」の単一セグメントである。売上はケース入りミニプリンタが約34.6億円(2026年3月期、構成比49%)で最大、次いでその他(PC、タブレット、ディスプレイなど)が14.9億円、ミニプリンタ関連商品が12.2億円、消耗品が6.0億円、ミニプリンタメカニズムが1.6億円、大型プリンタが1.1億円となっている。販売先は駐輪場・ガソリンスタンド精算機、医療機関の受付・処方箋出力、宿泊・外食・小売業向け券売機・精算機など多岐にわたる。

自社販売網と3社体制のグループ構成

グループは販売会社の日本プリメックス、開発・製造を担う日本プリンタエンジニアリング(旧ニチプリ電子工業)、資産管理を主務とする石川台商事の3社で構成される。販売体制は東京本社を中心に、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡に営業所を設置し、海外営業部も東京本社に置く。2026年3月時点で営業員は36名。国内有力メーカーの代理店としての販売に加え、米国ゼブラ社製バーコード・ラベル・カードプリンタの日本総代理店も務める。

堅実経営を掲げる財務体質

日本プリメックスは「堅実経営」を方針とし、運転資金は内部資金で賄い、当面借入金による資金調達を行わない方針である。2026年3月期末の総資産は108.4億円、自己資本比率は77.1%と高い水準にある。売上高は2013年3月期の47億円から2026年3月期の70億円へと緩やかに増加し、過去13期連続で黒字を維持している。純利益は毎期2〜6億円の範囲で推移し、大きな変動はない。

業界の中での役割は産業用小型プリンタの販売・開発・製造を担うメーカー兼商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
70億円
営業利益
5億円
営業利益率
7.1%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01産業用小型プリンタ主力

国内有力メーカーの小型プリンタおよび周辺機器を販売。また、自社開発のオリジナル製品やOEM製品の製造も行う。

主要顧客シチズン・システムズ株式会社、セイコーエプソン株式会社、セイコーインスツル株式会社、スター精密株式会社、ブラザー工業株式会社

主な製品・サービス4
小型プリンタ
シチズン、セイコーエプソン、セイコーインスツル、スター精密、ブラザー等の小型プリンタおよび周辺機器を取り扱う。
バーコード・ラベル・カードプリンタ
米国ゼブラ社製のバーコード、ラベル、カードプリンタの販売を行う。
オリジナル製品
日本プリンタエンジニアリングが開発するオリジナルの小型プリンタ。国内販売および海外へ輸出。
OEM製品
ユーザーからの受注に基づくOEM製造、製品改造などを行う。

製品と技術

ケース入りミニプリンタとメカニズムユニット

売上の約半分を占める主力製品がケース入りミニプリンタである。これは筐体に収められた完成品プリンタで、駐輪場精算機、ガソリンスタンド精算機、医療機関の受付票・処方箋出力など幅広い用途に使用される。一方、ミニプリンタメカニズムはプリンタの機械ユニットのみを提供する製品で、2026年3月期の売上は1.6億円と小規模だが、前年比45%増と伸びている。これらの製品はシチズン・システムズ、セイコーエプソン、スター精密、ブラザー工業などのメーカーから仕入れて販売するほか、子会社でOEM製造も行う。

関連商品と消耗品で構成される周辺ビジネス

ミニプリンタ関連商品には、プリンタのインタフェース変換器、自動カッター、電源アダプタなどが含まれ、2026年3月期は12.2億円(前年比9.3%増)を計上した。消耗品(インクリボン、感熱紙、クリーナーなど)は6.0億円(同10%増)と安定した収益源となっている。また、その他商品としてPC、タブレット、ディスプレイ、サイネージ、スキャナー、カードリーダーなどを取り扱い、14.9億円の売上を上げている。これらは主にmPOS業界向けに販売される。

ゼブラ社製大型プリンタとオリジナル製品

米国ゼブラ社(旧エルトロン)製のバーコード・ラベル・カードプリンタは、日本総代理店として輸入販売している。この大型プリンタ分野の売上は1.1億円(2026年3月期)と比率は小さいが、ロジスティクスや在庫管理分野で需要がある。また、子会社の日本プリンタエンジニアリングが開発するオリジナル製品は、小型プリンタのOEM供給とともに差別化の要となっている。1993年に初のオリジナル製品を発売し、その後も製品改良を続けている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

医療・理化学機器の専門商社、安定収益基盤

医療機器・理化学機器を扱う専門商社。売上高約70億円と小規模だが、7%超の営業利益率を維持しており収益性は高い。同業のリョーサン菱洋ホールディングスが電子部品・半導体で大型商社として規模拡大を進めるのに対し、ニッチ分野に特化し差別化。オルバヘルスケアホールディングスも医療関連だが更に広範なヘルスケア領域をカバー。当社は特定分野に強みを持つが、成長性・規模面では劣後する。

強み

  • 営業利益率7%超と卸売業平均を上回り、効率的な事業運営を実現。
  • 医療・理化学機器に特化し、専門知識と取引先との強固な関係構築。
  • 医療・研究分野は景気変動の影響を受けにくく、安定収益源。
  • 売上高70億円規模で無理な拡大をせず、健全なバランスシートを維持。

課題

  • 売上高70億円と小規模で、大口案件獲得やスケールメリット発揮に課題。
  • 既存市場の成熟化により、売上高成長率が低く今後の拡大策が必要。
  • 大手総合商社や同業の参入により、専門商社としての優位性維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が日本プリメックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
18025ツカモトコーポレーション54億円30.5倍
23070ジェリービーンズグループ54億円
39885シャルレ54億円
42776新都ホールディングス54億円46.3倍
52795日本プリメックス53億円11.2倍
67538大水53億円7.2倍
77131のむら産業51億円6.9倍
87531清和中央ホールディングス51億円13.9倍
97427エコートレーディング51億円6.5倍
107501ティムコ50億円
118138三京化成49億円5.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

1979年創業:大手メーカーの代理店から出発

1979年4月、資本金600万円で東京都大田区に日本プリメックスが設立された。設立当初はシチズン事務機(現シチズン・システムズ)とスター精密の国内代理店として営業を開始。1980年1月にはセイコーエプソン、セイコー電子工業、ブラザー工業など他の有力メーカーのプリンタ販売も手掛けるようになり、大手メーカー製品の販売網を広げた。

1986年:製造子会社設立とOEM事業への参入

1986年11月、山梨県富士吉田市にニチプリ電子工業(現日本プリンタエンジニアリング)を設立し、小型プリンタの開発・製造を開始。1991年3月には同子会社がシチズン・システムズ向けにOEM供給を始めた。これにより日本プリメックスは単なる販売代理店から、自社で製造能力を持つOEMサプライヤーへと事業を拡大した。

1993〜1997年:オリジナル製品と海外提携の開始

1993年11月、ニチプリ電子工業が開発した自社初のオリジナル小型プリンタの販売を開始。1995年3月には輸出も始めた。1997年7月にはグループ統合のため、ニチプリ電子工業、石川台商事、ニチプリトータルプランニングを完全子会社化。同年9月には米国エルトロン(現ゼブラ)と業務提携し、バーコード・ラベル・カードプリンタの日本総代理店となった。

2001〜2004年:グループ再編と株式上場

2001年3月、事業効率化のためグループ再編を実施。石川台商事がニチプリトータルプランニングを吸収合併した。同年11月、ニチプリ電子工業がISO9001認証を取得。2004年2月には日本証券業協会に株式を店頭登録し、同年12月にはジャスダック証券取引所に上場。上場により資金調達力が向上した。

2010〜2022年:市場統合とスタンダード市場への移行

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。同年10月の市場統合でJASDAQ(スタンダード)へ移行。2011年4月、ニチプリ電子工業を日本プリンタエンジニアリングに商号変更。2013年7月の東証・大証統合により東証JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行した。

年表27件を開く

1970年代

  • 1979年4月創業東京都大田区東雪谷二丁目22番4号に、小型プリンタ、電子機器及び同部品の販売を目的として資本金6百万円で設立、シチズン事務機株式会社(現:シチズン・システムズ株式会社)、スター精密株式会社の国内代理店として営業を開始

1980年代

  • 1980年1月セイコーエプソン株式会社、セイコー電子工業株式会社及びブラザー工業株式会社等国内有力メーカーのプリンタ及び電子機器の販売を開始
  • 1983年10月本社を東京都大田区東雪谷五丁目29番5号に移転
  • 1986年11月山梨県富士吉田市下吉田に小型プリンタの開発、製造を目的としてニチプリ電子工業株式会社(現・連結子会社)を設立し、OEM製品の製造を開始

1990年代

  • 1991年3月ニチプリ電子工業株式会社が、シチズン・システムズ株式会社向け小型プリンタのOEM製品供給開始
  • 1992年1月東京都大田区鵜の木一丁目5番地12号(現在地)に新社屋が完成し本社を移転
  • 1993年11月ニチプリ電子工業株式会社開発による当社初のオリジナル製品小型プリンタの販売を開始
  • 1995年3月オリジナル製品小型プリンタの輸出を開始
  • 1997年7月M&A当社グループの統合のため、ニチプリ電子工業株式会社、石川台商事株式会社(現・連結子会社)及びニチプリトータルプランニング株式会社を100%出資子会社とする
  • 1997年9月米国エルトロン社(現 ゼブラ社)との業務提携により日本における総代理店となり、同社製バーコード・ラベル・カードプリンタの輸入販売を開始

2000年代

  • 2000年2月ニチプリ電子工業株式会社がスター精密株式会社向け小型プリンタのOEM製品供給開始
  • 2001年3月M&A事業拡大及び効率化の一環として当社グループ再編を行い、石川台商事株式会社がニチプリトータルプランニング株式会社を吸収合併
  • 2001年11月ニチプリ電子工業株式会社「ISO9001」(品質保証規格)認証取得
  • 2001年11月石川台商事株式会社があいおい損害保険株式会社の損害保険代理店業務を開始
  • 2003年3月米国コダック社向けキオスクプリンタの納入開始
  • 2004年1月当社「ISO14001」(環境管理)認証取得
  • 2004年2月日本証券業協会への株式店頭登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年8月ニチプリ電子工業株式会社の開発センター兼工場(山梨県富士吉田市)を閉鎖し 山梨県南都留郡に新設移転

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場
  • 2010年6月監査役会設置会社へ移行
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2011年4月商号変更ニチプリ電子工業株式会社は、日本プリンタエンジニアリング株式会社に商号変更
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2016年4月日本プリンタエンジニアリング株式会社は、製品メカ開発と修理を担当する部署として、富士吉田事業所(山梨県富士吉田市)を開設

2020年代

  • 2021年6月監査等委員会設置会社へ移行
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ市場からスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存取引拡充と新市場開拓

    既存の商品・商流に加え、新たな市場でのビジネスを展開するため、市場開発・企画、国内外市場開拓、製品拡販、ブランド化を目指した新商品の企画立案、海外販路拡充、ネット通販の企画・支援を継続的に実施する。

  2. 02

    mPOS業界向けハード機器拡販

    モバイル・タブレットPOS向けのハードウェア(バーコード・カードリーダー、タッチパネルディスプレイ、タブレット、自動釣銭機等)について、ソフト・ハードウェアメーカーと販売情報や製品情報の交換・共有を活発に行い、販路を拡大し共存共栄を図る。

  3. 03

    社員の高齢化への対応と若手育成

    定年年齢を延長し、社員個々の経験・知識・ノウハウの標準化・可視化・共有を進める。SlackやSansan等の販売ツールを活用して独自の業務スタイルを確立し、若年層への伝承により将来の需要に備えた個性ある若手社員の育成を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で100人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は731万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は48.2歳、平均勤続年数は17.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月96
2018年3月93
2019年3月63044.212.494
2020年3月64443.912.5100
2021年3月61946.014.299
2022年3月62546.014.798
2023年3月66247.516.498
2024年3月66447.116.0103
2025年3月70048.117.1101495
2026年3月73148.217.4100500

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社(東京営業部を含む) — 東京都大田区641百万円
本社兼工場 — 山梨県 南都留郡224百万円
事業所建設予定地 — 横浜市中区208百万円
山梨工場(山梨県南都留郡 富士河口湖町) — 注2183百万円
本社 — 東京都大田区116百万円
旧山梨工場 — 山梨県富士吉田市13百万円
京都営業所 — 京都市山科区3百万円
横浜営業所 — 横浜市中区2百万円
富士吉田事業所1百万円
サービスセンター — 東京都大田区0百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本プリンタエンジニアリング株式会社(注)1
    山梨県 南都留郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    石川台商事 株式会社
    東京都 大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は70億円営業利益5億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.4%、利益が+0.0%。

売上高
-1.4%
70億円
営業利益
+0.0%
5億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高72億円70億円
営業利益5億円5億円
純利益4億円5億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は20億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q161
2024年1Q1616.32
2024年2Q1616.31
2024年3Q19210.51
2024年4Q181
2025年2Q3638.32
2025年4Q3525.72
2026年2Q3425.91
2026年4Q3638.34
2027年1Q2015.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は47億円から70億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年3月4764
2014年3月4853
2015年3月4986
日本プリンタエンジニアリング株式会社は、製品メカ開発と修理を担当する部署として、富士吉田事業所(山梨県富士吉田市)を開設
2016年3月5332
2017年3月5253
2018年3月5443
2019年3月5975
2020年3月6664
2021年3月5242
2022年3月5964
2023年3月6264
2024年3月6985
2025年3月71567.04
2026年3月70577.15

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高70億円のうち、営業利益として残るのは5億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.3%52億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.6%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.7pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは5億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は18億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−1118
2014年3月20−1220
2015年3月4−4−2021
2016年3月24−2624
2017年3月7−16−2−913
2018年3月6−4−2213
2019年3月44−2819
2020年3月5−9−2−413
2021年3月35−1820
2022年3月33−1624
2023年3月3−17−1−1410
2024年3月50−1516
2025年3月4−2−2216
2026年3月41−3518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は108億円。このうち返さなくてよい自己資本が84億円で、自己資本比率は77.1%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月62431969.2
2014年3月64461870.7
2015年3月68501873.4
2016年3月69501973.1
2017年3月71531874.2
2018年3月77552271.3
2019年3月81582371.5
2020年3月81592273.0
2021年3月81621976.3
2022年3月87652274.6
2023年3月92692374.8
2024年3月101752674.3
2025年3月104792576.1
2026年3月108842577.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
73億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中18位あたり、逆に低いのは売上成長率284社中234位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.4%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥964で、1年前と比べて+10.4%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥964+0.0%1ヶ月-1.2%1年+10.4%時価総額53億円
過去52週の値幅
安値¥865高値¥1,017

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR0.58倍
配当利回り2.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+6.8%と上昇。25日線(954)を上回り、75日線(925)も超えて推移。52週高値(1017)に迫る。出来高は低水準だが、値動きは堅調。週足は上昇トレンドを形成。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 11.31倍は業界平均17.34倍を下回り、PBR 0.60倍は業界平均1.20倍を大きく下回る。配当利回り2.57%は業界平均2.96%をやや下回るが、ROE 5.5%は安定している。業績は横ばいで大きな成長は見込めないが、バリュエーションは割安で、配当も安定している。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍17.9倍
PER (予想)13.3倍
PBR0.58倍1.24倍
ROE5.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

日本プリメックスは時価総額54億円の小型卸売企業。PER11.3倍、PBR0.6倍と割安だが、成長性や収益力に課題がある。強気派は、安定した収益基盤と低PBRを背景とした株主還元(配当利回り2.57%)の可能性を評価。弱気派は、低いROE(5.5%)、競争が激しい卸売業界での差別化の難しさ、そして売上高が70億~71億円と横ばいで成長が見込めない点を懸念。今後の株価は、安定配当や自己株式取得などの株主還元策の有無に左右される。

プラスに働く材料7
  • 割安なバリュエーション

    PBR0.60倍と解散価値に迫る

  • 安定配当

    配当利回り2.57%を維持

  • 収益改善の兆し

    営業利益率が7%台と改善傾向

  • 新規取引先開拓による売上増2026年Q2影響

    得意先1社獲得で売上10億円増

  • 海外調達で仕入原価低減継続影響

    原価率2%改善で営業利益約1.4億円増

  • 在庫回転率向上でキャッシュ改善通年影響

    在庫日数10日短縮で運転資本解放

  • 自己株式消却でROE向上次回株主総会影響

    5%消却でROE約5.8%に上昇

マイナスに働く材料7
  • 成長性の欠如

    売上高が70億円台で頭打ち

  • 競争優位性なし

    卸売業で差別化要因が乏しく価格競争に晒される

  • 低い資本収益性

    ROE5.5%と低迷し株主価値創造に疑問

  • 主要仕入先の値上げ2026年Q1影響

    仕入価格10%上昇で営業利益約0.7億円減少

  • 需要減少による売上低迷2025年下期影響

    売上3%減で営業利益約0.2億円減少

  • 取引先倒産による貸倒損失不定影響

    売掛金10%回収不能で特別損失0.5億円

  • 為替変動による輸入コスト増継続影響

    円安5%で原価0.5%上昇、営業利益0.1億円減

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性がバリュエーションの鍵
営業利益率
収益力改善の度合いを測定
配当性向
株主還元の持続可能性を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.59%。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
2.59%
いまの株価に対して
配当性向
30.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2037.7
2018年3月200.035.9
2019年3月200.027.2
2020年3月200.029.4
2021年3月200.047.1
2022年3月200.026.1
2023年3月200.027.0
2024年3月2525.026.2
2025年3月250.035.8
2026年3月250.030.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,050人。区分でいちばん多いのは個人・その他89.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.5%を占め、残る90.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他84.285.385.280.579.389.0
事業法人11.510.510.514.916.07.7
自己株式4.74.74.74.74.76.3
金融機関4.03.53.53.53.41.8
外国法人0.40.30.50.50.60.8
証券会社0.50.50.40.60.60.7

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中川 善司31.88
02中川 悦子16.09
03光通信KK投資事業有限責任組合6.12
04雪谷商事株式会社4.89
05中川 亮4.00
06中川 優4.00
07上原 幸2.97
08日本プリメックス従業員持株会2.79
09UHPartners2投資事業有限責任組合2.01
10株式会社三菱UFJ銀行1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+19%、1株純資産は14期で+98%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月728159.37.632.0
2014年3月628657.39.347.3
2015年3月10695311.66.925.5
2016年3月439564.512.957.5
2017年3月601,0056.010.137.7
2018年3月611,0416.014.135.9
2019年3月881,1018.210.627.2
2020年3月711,1266.49.929.4
2021年3月451,1793.916.447.1
2022年3月791,2346.69.126.1
2023年3月751,3055.99.927.0
2024年3月961,4297.08.426.2
2025年3月781,4985.311.435.8
2026年3月861,6165.510.530.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中川善司代表取締役 会長兼社長811,761,140
太田明光取締役 執行役員 営業本部長 兼特販部長7021,372
内田弘取締役 執行役員 営業副本部長兼 国内営業統括部長7021,372
真岡厚史取締役 執行役員 管理本部長743,000
柳澤雄二取締役 執行役員 経理部長7514,900
大塚謙治取締役 執行役員 営業副本部長 兼市場開発企画部長62
藤本裕二社外取締役 常勤監査等委員63
田中貞雄社外取締役 監査等委員78100
加藤準一取締役 監査等委員78

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)659127212
社外取締役2101116
その他役員11011

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び子会社)は、販売会社である日本プリメックス株式会社を中核として、オリジナルプリンタの開発、設計、製造を担当する日本プリンタエンジニアリング株式会社、グループの資産管理を主業務とする石川台商事株式会社の3社で構成しております。当社グループの報告セグメントは「ミニプリンタの開発・製造・販売事業」のみとなっております。 (ミニプリンタの開発・製造・販売事業) 当社グループの事業の内容は、産業用小型プリンタの開発・製造・販売会社として、国内の有力メーカーであるシチズン・システムズ株式会社、セイコーエプソン株式会社、セイコーインスツル株式会社、スター精密株式会社、 ブラザー工業株式会社及び日本プリンタエンジニアリング株式会社の小型プリンタ及び周辺機器の販売が主要業務となっております。 加えて、米国ゼブラ社製のバーコード・ラベル・カードプリンタの販売及び日本プリンタエンジニアリング株式会社開発のオリジナル製品の国内販売及び海外市場向け輸出を行っております。 日本プリンタエンジニアリング株式会社においては、ユーザーより受注のOEM製品の製造、製品改造、オリジナル製品の開発製造を行っております。 また、当社グループの販売体制は、東京本社を中心に、横浜、名古屋、京都、大阪、福岡に営業所を設置するとともに海外営業部を東京本社に設け、2026年3月31日現在36名の営業員を配置しユーザーに対し営業活動を行っております。 事業の系統図は、次のとおり
経営方針・対処すべき課題1,436字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針 当社グループは、産業用小型プリンタ専門の開発・製造・販売会社として、「世界的視野に立ち、社会の発展に必要な質の高い技術、商品知識、ノウハウを提供することにより、社会の構成員の一翼を担うと共に、社会的責任を履行する」を経営理念としております。 めまぐるしく進化する情報技術やお客様のニーズが多様化する中、この経営理念を確実に実行するために、「堅実経営」を柱としながら、国内外の市場に対し、当社独自の質の高い技術・商品・サービスを広く社会に提供し、社会とともに永続的な発展を図り強固な企業基盤を確立し企業価値を高めて行くことが重要な使命であると考えております。 また、当社グループは、顧客に提供するサービスの高品質化を図るとともに、環境と調和した社会基盤の形成に資する事業活動を推進しつつ、事業の生産性を向上させる事を目的として、全社レベルでのISO14001 の認証取得、開発・生産部門におけるISO9001の認証取得などに積極的に取り組んで参りました。 今後もお客様志向を基に、企業としての成長と利益を確実なものとして、株主・取引先・従業員・社会に対する責務を果たしていくために、事業に邁進して参ります。 (2) 経営環境 当連結会計年度の世界情勢は、ウクライナ紛争の長期化、中国の不動産市場の調整が続く中、米国における関税措置(トランプ関税)、イスラエルと米国によるイラン攻撃に伴うホルムズ海峡の封鎖リスクが発生し、世界経済について予断を許さない状況が継続しました。 一方、国内においては、大阪関西万博の開催等やインバウンド効果に加え、大企業を中心とした賃上げ等を背景に個人消費は底堅く推移したものの、円安や原油高による生活関連物資や食料品などの物価上昇の影響もあり、景気回復の勢いは緩やかなものとなりました。 (3) 対処すべき課題 店舗系、レジャー/観光系、物流系、等への拡販を進めるとともに今後の成長が期待される医療系やインバウンド需要への対応を行い、大手メーカーとの協力体制を強化し、今後に向けては、引き続きの円安や物価高による経済活動への不安材料の継続を想定した上で、更なる業績の向上に向けてしっかりとした経営の基盤を創ることが肝要だと考えています。 既存取引の拡充と新市場開拓、新商材販売、新商談の継続的獲得 既存の商品・商流に加え、新たな市場でのビジネスを展開すべく市場の開発・企画、国内外の市場開拓と製品拡販、ブランド化を目指した新商品の企画、立案、海外販路の拡充、ネット通販等の企画、支援を継続的に実施してまいります。 mPОS業界向けハードウェア機器の拡販 近年急速に普及しているモバイル/タブレットPОSについて当社の販売経験豊富なハードウェア(バーコード・カードリーダー他スキャナ、タッチパネルディスプレイ、タブレット、自動釣銭機など)全般について、ソフト・ハードウェアメーカーと販売情報や製品情報の交換・共有を活発に行う事により、販路を拡大し、それらのメーカーとの共存共栄を図ります。 社員の高齢化への対応 定年年齢を延長し、社員が個々に持つ独自の経験・知識・ノウハウについて、標準化されていない部分の可視化と共有や、販売ツール(Slack・Sansan)の活用により独自の業務スタイルを確立し、若年層への伝承により将来の需要に備えた個性ある若手社員の育成を図ります。
事業等のリスク2,070字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ①  仕入先・販売部門 当社の売上高の大半はプリンタメーカーからの仕入商品の販売によるものであります。一方、主要仕入先である大手プリンタメーカーまたはその販売子会社は、産業用小型プリンタに関して独自の販売部門を有しております。これらの販売部門と当社は常に競業関係にあります。当社は取引先ユーザーに対して定期的な訪問を行うことにより顧客ニーズの把握に努めております。 また、少量の受注であっても子会社である日本プリンタエンジニアリング㈱において、カスタマイズ等の対応を行うことにより、一定の顧客層を確保しております。しかしながら、今後、大手仕入先の販売方針の変更等が行われた場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ② 業界動向と業績の変動について 当社グループは、産業用小型プリンタの販売を主要業務としております。また、取扱商品及び製品は多品種となっており、ライフサイクルが長く、顧客の取替投資に対応する必要があるため、販売期間が比較的長期にわたっています。このような中、当社グループの取扱商品及び製品の需要動向は企業の設備投資動向に影響される可能性があります。当社グループでは幅広い業界に販売を行うことにより、個別企業からの受注減少による影響を軽減するよう留意しております。 しかしながら、長期にわたる不況の影響、メーカーの生産拠点の海外移転、競合商品に対するコスト競争力の低下、主要販売分野であるPOSや計測器分野におけるメーカーの統合、IT技術の急激な革新等により当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ③ 為替変動 輸出売上に関しましてはスポットレートにて決済を行っており、為替相場により売上および収益の計上額が影響を受けます。また、外貨取引におきましては、保有外貨(米ドル)を一部輸入代金の決済に回しておりますが、為替に対するヘッジ策をとっておらず外貨預金及び外貨建債権に係る為替差損益の発生等により業績が影響を受ける可能性があります。 ④ 知的所有権の侵害について 当社グループは、子会社である日本プリンタエンジニアリング㈱において、新製品の開発を積極的に行っております。そのため新製品開発に係る知的所有権の調査、確認、管理、保全等に努めておりますが、当社グループの認識していない知的所有権等が既に成立している可能性もあるため、今後当社グループが第三者の知的所有権等を侵害しないということを現時点において保証することはできません。従いまして、当社グループが第三者の知的所有権等を侵害し、当該知的所有権等の所有者から当社グループに対して権利侵害を主張してきた場合、当社グループが損害賠償請求を受けたり、当該知的所有権等を使用する製品を提供できなくなったり、使用継続を認められる場合でもロイヤリティ等の支払いを要求される可能性があります。そのような事態が発生した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ⑤ 製造物責任について 当社グループは、子会社である日本プリンタエンジニアリング㈱において、製品の製造、開発を行っており、製造物責任法(以下、PL法という)の適用を受けております。現時点までにPL法に関する訴訟は生じておりませんが、そのような事態が発生した場合、当社グループの製品への信頼性の低下や損害賠償請求等により、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。また、OEM製品及び自社製品の開発の遅れ等によりクレームが発生し、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 ⑥ 災害について 当社グループは、大規模な地震、台風、噴火等の自然災害、火災、疾病、戦争、テロなどにより事務所・設備・社員・取引先などに被害が発生し、当社の財産や営業活動に直接的または間接的な影響を与える可能性があります。災害対策マニュアルの作成、事業継続計画(BCP)の策定などの対策を講じていますが、被害を完全に回避できるものではなく、当社グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 新型コロナウイルスなどの感染症について 当社グループは、新型コロナウイルス感染症を原因とした海外における製造工場の操業停止が在庫不足の原因となり回復需要を満たすことが出来ず、一部の部品や製品の入荷遅延が発生し、取引先企業の在宅テレワークや臨時休業により営業活動に支障が生じました。 今後につきましても、新たな感染症の発生による感染拡大などの発生状況次第で、短期的に当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,183字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 概要 当連結会計年度における当社の販売状況につきましては、駐輪場・ガソリンスタンド精算機用ミニプリンタは概ね安定的に推移し、医療機関の受付票や処方箋出力用ミニプリンタやディスプレイなども伸長しました。 また、スマートフォン決済など決済手段の多様化や人手不足を起因とし、宿泊業、外食産業、小売業向け券売機・精算機用のプリンタ、セルフ精算機器、自動釣銭機、セルフオーダー向けタブレット、スキャナー、各種リーダー、ライターなどの周辺機器の販売も増加傾向となり、業績は堅調に推移しました。 更に、継続して取り組んできた海外マーケットにおける販売チャネルの強化が奏効し、期末にかけて欧州を中心に海外向け需要が増加しました。 (2) 財政状態の分析 ① 財政状態 資産、負債および純資産の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.0%増加し、77億29百万円となりました。これは、主として現金及び預金が1億79百万円増加したことによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて11.3%増加し、31億5百万円となりました。これは、主として投資有価証券が3億46百万円増加したことによります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて4.5%増加し、108億35百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて6.5%減少し、17億7百万円となりました。これは、主として電子記録債務が2億95百万円減少したことによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて17.5%増加し、7億68百万円となりました。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて0.2%減少し、24億76百万円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて6.0%増加し、83億59百万円となりました。これは主としては利益剰余金が3億18百万円増加、その他有価証券評価差額金が2億35百万円増加したことによります。 1株当たり純資産は、前連結会計年度末に比べて117円56銭増加し、1,616円01銭となりました。また、自己資本比率は、前連結会計年度末の76.1%から77.1%となりました。 ② 財政政策 当社グループの財政政策の基本につきましては、運転資金は内部資金により賄うこととしており、当面借入金による資金調達を行わない方針であります。 (3) 経営成績の分析 ① 経営成績 売上高は、70億43百万円(前年同期比0.7%減)となりました。 営業利益は、4億85百万円(前年同期比11.6%減)となりました。 経常利益は、6億72百万円(前年同期比15.2%増)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億50百万円(前年同期比10.1%増)となりました。 なお、商品群別業績では、次のとおりであります。 当連結会計年度における商品群別売上は、 ミニプリンタメカニズムが1億61百万円(前年同期比45.0%増)。 ケース入りミニプリンタの売上高は34億58百万円(前年同期比7.0%減)。 ミニプリンタ関連商品は12億19百万円(前年同期比9.3%増)。 消耗品は5億98百万円(前年同期比10.0%増)。 大型プリンタは1億10百万円(前年同期比6.3%減)。 その他は14億94百万円(前年同期比0.6%増)となりました。 ② 生産、受注及び販売の状況 当社グループの報告セグメントは「ミニプリンタの開発・製造・販売事業」のみですが、以下ではより詳細な区分に分類し開示を行っております。 a. 生産実績 区  分     金  額  (千円)※1     前年同期比(%) ケース入りミニプリンタ※2   853,407   △9.0 ミニプリンタ関連商品   101,536   +64.1 合計   954,943   △4.5 ※1 金額は、製造原価となっております。 ※2 ミニプリンタメカニズムを含んでおります。 b. 受注状況 区  分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ミニプリンタメカニズム   175,502   +49.7   77,806   △14.8 ケース入りミニプリンタ   3,548,053   +10.4   1,044,473   △7.9 ミニプリンタ関連商品   1,211,431   +27.1   292,303   +3.0 消耗品   612,089   +7.3   47,586   △22.1 大型プリンタ   88,126   △13.3   32,013   +228.0 その他※   1,676,428   12.0   235,038   △43.6 合計   7,311,632   +13.3   1,729,222   △13.4 c. 販売実績 区  分 金  額  (千円)   前年同期比(%) ミニプリンタメカニズム   161,999   +45.0 ケース入りミニプリンタ   3,458,254   △7.0 ミニプリンタ関連商品   1,219,838   +9.3 消耗品   598,584   +10.0 大型プリンタ   110,378   △6.3 その他※   1,494,539   +0.6 合計   7,043,594   △0.7 ※ その他の商品のうち主な商品は、PC、タブレット、ディスプレイ、サイネージ、スキャナー、 カードリーダーとなっております。 (4) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、(以下「資金」という。)前連結会計年度に比べ2億80百万円増加し18億39百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によって獲得した資金は3億56百万円(前年同期4億2百万円)となりました。 これは主として税金等調整前当期純利益の計上6億72百万円、売上債権の減少1億84百万円のインフローに対し、棚卸資産の増加1億67百万円、仕入債務の減少2億41百万円,法人税等の支払額1億52百万円のアウトフローとなったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によって獲得した資金は、96百万円(前年同期は支出2億25百万円)となりました。 これは主に、定期預金の払戻による収入36億51百万円に対して、定期預金の預入による支出35億17百万円であったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動により支出した資金は2億65百万円(前年同期1億64百万円)であり、これは主に配当金の支払1億33百万円によるものであります。 (5)  重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。