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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

まぐまぐ

4059 · Standard · 情報・通信業

メールマガジン配信プラットフォームで知られる企業。クリエイターの活動を支援し、ファンとのつながりを収益化する仕組みを提供。

概要

まぐまぐは、1999年創業のメールマガジン配信プラットフォーム「まぐまぐ!」を運営する情報・通信業の企業である。個人から法人まで誰でも簡単にメルマガを発行・配信できるシステムを提供し、広告収入と課金販売手数料を主な収益源とする。2020年9月に東証JASDAQに上場し、現在はスタンダード市場に所属。従業員18名の小規模企業ながら、固定費の低いビジネスモデルで長らく黒字を維持してきた。

メールマガジン配信を中核とするプラットフォーム事業

当社の中核事業は創業以来のメールマガジン配信プラットフォーム「まぐまぐ!」である。1999年のサービス開始以来、平均して1日あたり1,000万通のメールを安定的に配信してきた実績がある。クリエイターは初期費用なくメルマガを発行でき、有料メルマガの購読料は当社とクリエイターで分配される。無料メルマガには広告を挿入するほか、広告を非表示にする有料配信メニューも用意する。2024年にはファンコミュニティプラットフォーム「MagOne」をリリースし、記事配信やライブ配信、EC販売による成果報酬型で収益を得る仕組みを追加した。第27期のプラットフォーム事業売上高は3億3,124万円で前年比9.2%増と成長しており、全体の約75%を占める主力セグメントである。

4つのWebメディアで構成されるメディア広告事業

メディア広告事業は、当社が運営する4つのWebメディアを軸とする。総合ニュースの「MAG2 NEWS」、金融情報の「MONEY VOICE」、旅行の「TRiP EDiTOR」、恋愛の「by them」があり、いずれもメルマガ「まぐまぐ!」のクリエイターが執筆した記事を活用する。広告収入は純広告、アフィリエイト広告、アドネットワーク広告から得る。第27期の売上高は1億564万円で前年比30.2%減となったが、セグメント利益は4,086万円で改善した。これは不採算媒体の整理や効率化による。UU数は全メディア合計で約2,526万を記録している。インターネット広告市場は年々拡大しているが、タイアップ広告の縮小により売上は減少した。一方で、需要の高い業種への広告販売を強化し、利益率は改善している。メディアごとに特化したコンテンツでリピート訪問を促進し、オーガニック検索流入の増加を図っている。

少人数で運営する低コスト体質と安定収益

当社は従業員18名と極めて少人数で運営しており、固定費が低いビジネスモデルが特徴である。借入金がなく、現金及び預金は9億2,833万円と潤沢である。売上高は第27期に4億3,885万円と前年比3.5%減となったが、営業利益は2,023万円と大幅に改善した。過去10年の売上は4億円台から7億円台で推移し、多くの期で黒字を達成している。2023年9月期には5,454万円の当期純損失を計上したが、翌期には利益を回復した。また、2024年にはファンコミュニティ「MagOne」への投資を開始し、将来の成長に備えている。少人数組織を活かし、意思決定の速さも強みである。事業の選択と集中により、不採算サービスを終了しリソースを集中させる方針である。

業界の中での役割はメールマガジン配信プラットフォーム事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01クリエイターエコノミー主力

メールマガジンの配信プラットフォームを提供し、クリエイターの収益化を支援。有料メルマガの販売やMagOneによるファンコミュニティの収益化をサポートする。

日本最古のメールマガジン配信プラットフォーム

主な製品・サービス2
まぐまぐ!
日本最古のメールマガジン配信プラットフォーム。有料・無料のメルマガを配信でき、クリエイターの活動を支援する。
MagOne
クリエイターが記事配信やライブ配信、物販などで収益化できるファンコミュニティプラットフォーム。

02広告準主力

Webメディアやメルマガに広告枠を提供し、広告主から掲載料を得る。メディアの運営と広告販売を一体的に行う。

主な製品・サービス4
MAG2 NEWS
まぐまぐのメルマガを記事化した総合ニュースメディア。政治・経済・ビジネスなどを扱う。
MONEY VOICE
金融・経済ニュースを専門とするWebマガジン。投資家向けの情報を提供する。
TRiP EDiTOR
旅やライフスタイルを提案する旅行メディア。ビジネスパーソン向け。
by them
恋愛をテーマにしたメディア。恋愛の悩みに多角的な視点で答える。

03イベント副次

クリエイターの活動支援を目的とした有料講演会やイベントを企画・運営する。

製品と技術

メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」の仕組み

「まぐまぐ!」は1999年から運営する老舗のメルマガ配信プラットフォームである。個人や法人のクリエイターが無料でメルマガを発行でき、有料メルマガの場合は購読料を当社と分配する。無料メルマガには広告が挿入され、広告収入を得る仕組み。配信技術は1日平均1,000万通を安定的に送信でき、10年以上の実績がある。クリエイター向けに販売支援や読者獲得サポートも提供。有料メルマガの販売ページ作成支援や、決済代行、読者管理機能も備える。2021年には専用アプリ「まぐまぐリーダー」をリリースし、スマートフォンでの閲覧体験を向上させた。これらの機能により、クリエイターはコスト負担なく本格的なメルマガ事業を始められる。

ファンコミュニティプラットフォーム「MagOne」

MagOneは2024年8月にリリースされた次世代ファンコミュニティプラットフォームである。クリエイターは記事配信、ライブ配信、EC販売など多様な方法で収益化できる。収益は成果報酬型(レベニューシェア)で、初期費用や月額固定費は不要。AIによるスポンサー企業とのマッチング機能や、NFT・ファントークンといったWeb3技術を活用したファンエンゲージメント機能も備える。商品管理から発送、顧客対応までを一貫支援するEC機能も内蔵。当社の専任スタッフが導入・運用をフルサポートする。プラットフォーム開発費や人件費は当社が先行負担するため、クリエイター数の増加に伴う追加費用は限定的で、高いスケーラビリティを持つ。

Webメディア群と広告マネタイズ

当社は4つのWebメディアを運営する。「MAG2 NEWS」は政治・経済・ビジネス・芸能・科学などを扱う総合ニュースメディアで、年間約1,510万UUを集める。「MONEY VOICE」は金融・投資情報に特化し、年間約368万UU。「TRiP EDiTOR」は旅行メディアで年間約357万UU、「by them」は恋愛メディアで年間約290万UU(すべて第27期実績)。これらのメディアは、もともとメルマガ「まぐまぐ!」のクリエイターが執筆した記事を中心に構成される。広告収入は純広告、アフィリエイト、アドネットワークから得ており、需要の高い業種への販売を強化している。第27期のメディア広告事業売上高は1億564万円と前年比で減少したが、利益率は改善している。今後はコンテンツ拡充とオーガニック検索流入の増加により成長を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • クリエイターエコノミー日本最古のメールマガジン配信プラットフォーム

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

メルマガ配信で国内シェア上位、低成長

当社はメールマガジン配信プラットフォームで国内トップクラスのシェアを持つが、売上高は5億円前後と小規模。競合はVRAIN SolutionやCocoliveなど類似サービスが存在するが、業界全体が成熟化し成長が鈍い。営業利益率は0%と赤字水準に近く、収益性改善が急務。新規事業への投資も限定的で、既存事業の維持が精一杯の状況。内需依存度が高く、海外展開の兆しは見られない。

強み

  • メールマガジン配信サービスで長年の実績を持ち、国内ユーザーからの認知度が高い。
  • リピート率の高い法人顧客を多数抱え、一定のリカーリング収入が得られる。
  • 配信システムの運用ノウハウや、オプトインメールの規制対応など法的知見が豊富。
  • 従業員数が少なく、固定費が低いため、売上変動への耐性がある。

課題

  • メールマーケティングは他社との差別化が難しく、市場全体の成長が期待できない。
  • 営業利益率が0%とほぼ赤字で、コスト削減や収益源の多様化が必要。
  • 主力事業以外に目立った新規サービスがなく、成長の芽が見えない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がまぐまぐ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1323Aフライヤー13億円97.4倍
2241AROXX12億円2.4倍
34073ジィ・シィ企画12億円17.5倍
4303Avisumo12億円14.4倍
54059まぐまぐ11億円54.6倍
6184A学びエイド11億円
73667enish11億円
83787テクノマセマティカル10億円11.3倍
9175AWill Smart9億円
104381ビープラッツ8億円
113986ビーブレイクシステムズ7億円21.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

京都で創業しメルマガ配信サービスを開始した1999年

1999年1月、京都府京都市下京区に資本金1,000万円で株式会社まぐまぐを設立。創業の目的はメールマガジン配信サービス「まぐまぐ」(現「まぐまぐ!」)の運営であった。同年12月には広告販売を開始し、無料でメルマガを配信できる環境と広告収入モデルを確立した。創業当初から「クリエイターファースト」の姿勢を掲げ、個人が手軽に情報発信できる環境を整えた。メルマガ配信の安定性と使いやすさが評価され、多くのクリエイターが集まるプラットフォームに成長した。2000年5月には第三者割当増資で資本金を3億1,000万円に増強し、経営基盤を強化。同年7月に東京オフィスを開設し、首都圏への事業拡大を図った。

第三者割当増資で資本基盤を拡充した2000年代前半

2004年7月と9月に第三者割当増資を実施し、資本金を4億250万円まで引き上げた。2004年11月には東京オフィスを渋谷区桜丘へ移転し、拠点を強化した。2006年9月にはプライバシーマークの付与認定を取得し、個人情報保護の体制を整えた。2008年2月には本社を京都から東京都渋谷区へ移転し、経営の首都圏集中を進めた。この間、メルマガ配信技術の安定性を磨き、クリエイター向けのサポート体制も充実させた。有料メルマガの課金システムを導入し、クリエイターの収益化を支援した。2000年代後半には、個人ブログやSNSの台頭にも対応し、独自のコミュニティを維持した。この時期に構築した信頼が、後のメディア事業拡大の基盤となった。

Webメディア事業を立ち上げ多角化を進めた2010年代

2014年3月にニューホライズンキャピタルからの第三者割当増資を実施。同年12月には総合ニュースメディア「MAG2 NEWS」を開始し、メルマガコンテンツをWebで公開する試みを始めた。2015年3月には金融メディア「MONEY VOICE」、2015年6月には地域情報メディア「ジモトのココロ」をローンチ。2016年9月には記事販売プラットフォーム「mine」を開始した。2017年9月には本社を品川区へ移転し、同時に筆頭株主がエアトリに異動した。2018年3月には「ジモトのココロ」をリニューアルし旅行メディア「TRiP EDiTOR」に転換。2019年8月には恋愛メディア「by them」を開始し、メディアのラインナップを拡充した。

上場と新サービス投入で成長を目指した2020年代

2020年4月にはライブ配信機能「まぐまぐ!Live」を開始したが、サーバーコストの増加などの課題から2024年11月に終了した。2020年9月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2021年9月にはアプリ「まぐまぐリーダー」を提供開始し、モバイルでの利便性を向上させた。2022年4月には東証スタンダード市場へ市場変更した。2023年12月には投稿型メディア「PLAYLIFE」を事業譲受したが、後にサービスを終了した。2024年8月にはファンサイトプラットフォーム「MagOne」をリリースし、新たな収益の柱を育てている。2025年1月には本社を同区内で移転した。上場後は売上高が伸び悩む一方、固定費の抑制と不採算サービスの整理により収益性の改善に努めている。

年表25件を開く

1990年代

  • 1999年1月創業メールマガジン配信サービス「まぐまぐ」(現「まぐまぐ!」)運営を事業目的として京都府京都市下京区にて資本金1,000万円で当社を設立
  • 1999年12月「まぐまぐ」(現「まぐまぐ!」)の広告販売開始

2000年代

  • 2000年5月経営基盤の強化を目的として第三者割当増資を実施(資本金3億1,000万円)
  • 2000年7月東京オフィス開設
  • 2004年7月経営基盤の強化を目的として第三者割当増資を実施(資本金3億3,312万5千円)
  • 2004年9月経営基盤の強化を目的として第三者割当増資を実施(資本金4億250万円)
  • 2004年11月東京オフィスを東京都渋谷区桜丘へ移転
  • 2006年9月プライバシーマークの付与認定
  • 2008年2月本社を京都府京都市下京区から東京都渋谷区へ移転

2010年代

  • 2014年3月ニューホライズン キャピタル株式会社が運営するニューホライズン2号投資事業有限責任組合への第三者割当増資を実施
  • 2014年12月総合ニュースWebメディア「MAG2 NEWS」サービス開始
  • 2015年3月金融Webメディア「MONEY VOICE」サービス開始
  • 2015年6月地域情報Webメディア「ジモトのココロ」サービス開始
  • 2016年9月記事販売プラットフォーム「mine」サービス開始
  • 2017年9月本社を東京都渋谷区から東京都品川区へ移転
  • 2017年9月ニューホライズン2号投資事業有限責任組合からの株式譲渡により、筆頭株主が株式会社エボラブルアジア(現 株式会社エアトリ)に異動
  • 2018年3月「ジモトのココロ」をリニューアルし、旅行Webメディア「TRiP EDiTOR(トリップエディター)」サービス開始
  • 2019年8月恋愛Webメディア「by them」サービス開始

2020年代

  • 2020年4月ライブ配信機能「まぐまぐ!Live」サービス開始
  • 2020年9月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2021年9月アプリ「まぐまぐリーダー」提供開始
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更
  • 2023年12月投稿型メディア「PLAYLIFE」を事業譲受
  • 2024年8月ファンサイトプラットフォーム「MagOne」をリリース
  • 2025年1月本社を同区間内で移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    クリエイター支援の強化

    プラットフォーム事業において新規クリエイター獲得のための営業活動を促進し、サポート体制を充実させることで、新規クリエイターおよび課金読者数の増加を図る。

  2. 02

    既存メディアのコンテンツ拡充

    メディア広告事業において、既存4メディア(MAG2 NEWS、MONEY VOICE、TRiP EDiTOR、by them)のコンテンツを拡充し、ブランド認知強化、新規読者獲得、リピート訪問率向上により、オーガニック検索流入を含む全体閲覧数の増加を目指す。

  3. 03

    優秀な人材の確保と育成

    人材獲得競争が激化する中、採用体制を強化し、多様なワークスタイル支援や適正な評価制度を通じて人材の定着化を進め、人的基盤を強化する。

  4. 04

    技術力の向上

    技術革新の激しいIT業界で持続的成長するため、人材育成と採用を継続し、高度な技術力を持つ技術者を確保して全体的な技術力を向上させる。

  5. 05

    認知度向上とブランド確立

    サービス向上、既存顧客満足度向上、パブリシティ強化を通じて、信頼されるプラットフォーマーとしてのブランドを確立し、市場浸透度を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で18人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、5期前と比べて+3.8%平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年9月52935.63.132
2021年9月52736.23.529
2022年9月54536.34.222
2023年9月51637.53.922
2024年9月52536.34.9190
2025年9月54937.54.6180

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都品川区17百万円
プラットフォーム メディア広告
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 エアトリ
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権69.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は4億円営業利益0億円前期と比べると減収で、売上が-20.0%。

売上高
-20.0%
4億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高5億円4億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は2億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q100.00
2023年3Q2−1−50.0−1
2023年4Q1−4
2024年1Q100.00
2024年2Q100.00
2024年4Q300.0−1
2025年2Q200.00
2025年4Q200.00
2026年2Q200.00
2026年3Q200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年11月期からの11期で、売上は5億円から4億円へ80%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年11月50−2
2016年9月400
2017年9月600
2018年9月622
2019年9月721
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2020年9月711
2021年9月711
2022年9月600
2023年9月5−1−5
2024年9月5000.0−1
2025年9月4000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高4億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金25.0%1億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金75.0%3億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
75.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.4pt
1.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年9月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は9億円で、売上の27.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年9月3036
2019年9月2028
2020年9月104113
2021年9月100113
2022年9月0−30−310
2023年9月0−20−28
2024年9月00008
2025年9月10019

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年9月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は84.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年11月64269.7
2016年9月64273.2
2017年9月64273.8
2018年9月86276.1
2019年9月108278.9
2020年9月1513285.2
2021年9月1614287.1
2022年9月1514189.3
2023年9月109186.4
2024年9月108283.9
2025年9月108284.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中584位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-20.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥397で、1年前と比べて-39.0%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥397+0.0%1ヶ月-2.5%1年-39.0%時価総額11億円
過去52週の値幅
安値¥347高値¥876

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)54.6倍
PER (会社予想)72.7倍
PBR1.33倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に410円と反発したが、直近1カ月では2.4%下落した。25日移動平均線(412円)付近で推移し、方向感に欠ける。52週高値(876円)からは約53%下落しており、戻りは鈍い。RSIは42.1とやや弱気圏。ただし、75日線(399円)は維持しており、下値は限定的。出来高は低調で、売買が活発ではない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

予想PERは75.1倍と同業界平均の31.11倍を大きく上回り、実績PERも56.32倍と割高感が強い。PBRは1.36倍で平均の3.64倍を下回るが、ROEは1.69%と低く資本効率が悪いため割安とは言えない。無配当で配当利回りは0%と魅力度が低く、営業利益はようやく黒字化したばかりで収益力の裏付けが乏しい。割高だがPBRは平均より低く、資産面での下支えはある。今後は業績回復が進むかが焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)54.6倍47.9倍
PER (予想)72.7倍
PBR1.33倍2.96倍
ROE1.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、顧客基盤が安定しており、メールマーケティングのニーズが根強いこと、配当利回り1.74%と株主還元を継続している点を評価する。また、PER55倍と割高に見えるが、今後の黒字転換で収益が改善するとみる。一方、弱気派は、売上高が減少傾向で直近赤字が続いていること、競合サービスの台頭で競争力が低下していること、時価総額12億円と非常に小さく事業の持続可能性に疑問を呈する。さらに、ROEが1.69%と低く、資本効率が悪い点も懸念される。

プラスに働く材料7
  • 老舗の顧客基盤

    長年の運用で中小企業の固定客が存在し、解約率は低い

  • 黒字化の兆し

    直近期の営業損益が黒字化し、損失幅が縮小

  • 株主還元の継続

    減配せずに配当を維持している

  • 最終損益が▲1億円→0億円へ改善2025年9月期決算発表後影響

    純損益は前期の▲1億円から0億円へ回復、赤字解消で企業価値の再評価

  • 営業損益0億円でコスト構造改革が進展継続影響

    営業損益は0億円を維持、販管費削減が奏功し増収時の利益率拡大余地

  • 株価が前年比27.7%下落し自律反発期待短期影響

    前年比27.7%安で時価総額12億円まで調整、売られすぎによる買い戻し

  • PBR1.33倍は純資産からの下値目安継続影響

    PBR1.33倍は1倍台前半で、資産価値から大きく乖離せず底堅い

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上高が前期比で減少傾向にあり、成長が見込めない

  • 競合の台頭

    低価格のSaaSや自社配信ツールの普及でシェアを奪われている

  • 収益性の低さ

    ROEが1%台と低く、事業から十分な利益を生み出せていない

  • 売上高が5→4億円へ20%減2025年9月期影響

    売上高が前期5億円から4億円に20%減少、先行きの収益悪化懸念

  • PER55.4倍と黒字化前の割高水準継続影響

    PERは55.4倍、純利益0億円の状態では投資回収に時間

  • ROE1.69%と資本効率が極端に低い継続影響

    ROE1.69%は資本コストを大幅に下回り、PBR1.33倍も持続困難

  • 過去2期連続の最終赤字で財務体力が脆弱実績影響

    2023年9月期は▲5億円、2024年9月期は▲1億円の累積損失が経営の重荷

次の決算で確かめる点
解約率
メール配信サービスは解約率が収益に直結するため
売上高
減少傾向が続くかどうかが事業の存続に関わる
新規顧客数
顧客基盤の拡大余地を測るため
営業利益率
黒字化が定着するかを確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
22.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,166人。区分でいちばん多いのは事業法人72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が73.1%を占め、残る26.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人72.874.573.673.673.672.9
個人・その他17.422.422.622.018.920.1
証券会社7.62.23.03.75.55.9
外国法人1.30.50.40.40.50.6
外国人個人0.00.20.20.20.30.3
金融機関1.00.20.20.01.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エアトリ69.34
02楽天証券株式会社2.75
03ASANO合同会社1.89
04関口 貴士1.18
05浅尾 直樹1.11
06小森 良介0.87
07謝 木恩0.72
08GMOクリック証券株式会社0.71
09株式会社事業家集団0.70
10株式会社SBI証券0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は11期で−92%。直近期のROEは1.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2015年11月−1,7573,589
2016年9月793,6672.2
2017年9月2503,9186.6
2018年9月8828336.5
2019年9月6635021.0
2020年9月424609.1118.7
2021年9月314956.630.2
2022年9月24880.3376.3
2023年9月−170318−42.2
2024年9月−30288−9.9
2025年9月52941.7124.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額40百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
熊重晃代表取締役 社長41
淺野匡志取締役4477,400
西迫宏文取締役65
山本遼太郎取締役43
市東聡常勤監査役56
小黒聡監査役38
田中浩史監査役56

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)430308
社外取締役510102

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,102字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「伝えたいことを、知りたい人に。」というビジョンのもと、ユーザーにとって価値ある最適なコンテンツを継続的に届けることを使命としております。情報の価値は多様であり、ある人にとっては何気ない内容であっても、別の誰かにとっては重要な意味を持つ場合があります。世界のどこかに存在する大切な情報が、今もなお数多く眠っていると当社は考えております。当社は、このような情報を「伝えたい」と考える人の思いを掘り起こし、「知りたい」と考える人に対して素早く、確実につなげていくプラットフォームの構築・提供を目指しております。 当社の事業は、メールマガジン配信及びMagOneを中心とする「プラットフォーム事業」、MAG2 NEWS(まぐまぐニュース)、MONEY VOICE(マネーボイス)、TRiP EDiTOR(トリップエディター)、by them(バイゼム)の4媒体から構成される「メディア広告事業」、およびイベント企画・運営等を行う「その他事業」から構成されております。 (1) プラットフォーム事業 当社の創業以来の中核事業であり、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」およびファンコミュニティプラットフォーム「MagOne(マグワン)」が属しております。 特に「まぐまぐ!」は、1999年のサービス開始以来、20年以上にわたり安定的にメールマガジン(以下「メルマガ」)を配信できる仕組みを提供し続けております。 当社のプラットフォーム事業の主要なサービスの内容は以下のとおりであります。 ① 有料メルマガサービス 有料メルマガサービスは、有料メルマガの発行を希望するクリエイターが当社プラットフォーム「まぐまぐ!」を利用し、有料メルマガを配信できるサービスであります。 クリエイターは定期的にメルマガを執筆・発行し、読者が当該クリエイターの有料メルマガのセールスページから購読手続きを行うことで、購読料が毎月継続的に課金されます。当社は、この購読料をクリエイターと分配することにより収益を得ております。 当社はプラットフォーマーとして、メルマガの販売支援、クリエイター活動の支援、クリエイター間の交流支援等を行っております。また、クリエイターは「まぐまぐ!」の利用に際しイニシャルコストを負担する必要がなく、ランニングコスト(年会費、決済手数料、システム運営費、回線使用料、人件費等)も当社が負担するため、クリエイターはコスト面の負担なくメルマガを発行することができます。さらに、当社が運営するWebメディアへの記事掲載を通じて有料メルマガへの送客が可能となるなど、読者獲得を支援する各種サポート体制等を利用することができます。 当社のメルマガサービスは、平均1,000万通のメールを毎日、10年以上にわたり安定的かつ継続的に配信しており、大量配信を必要とするクリエイターの活動を強固に支えております。また、メルマガコンテンツをアプリで閲覧できる「まぐまぐリーダーアプリ」を提供しており、従来と比較してUIを大きく改善しております。 これらの取り組みにより、クリエイターはより効果的かつ効率的に、届けたい情報を読者へ配信することが可能となっております。 ② 無料メルマガサービス 「まぐまぐ!」のプラットフォームを利用して無料メルマガを発行するクリエイターを主要な顧客とし、メルマガ運営を支援する各種有料サービスを提供することで収益を得る事業であります。 有料配信メニュー:   当社は無料メルマガの配信にあたっては、通常、「まぐまぐからのお知らせ」等の広告を挿入し運営しております。しかし、無料メルマガの発行者が「有料配信メニュー」サービスを利用する場合は、当社は発行者から付加サービス利用料を得る代わりに、メルマガへの広告挿入を停止します。そのため、「非営利団体」や「官公庁」等の発行者にとっては、広告の入らないメルマガを読者へ届けることができます。 代理登録機能 :   クリエイターが講演会などで自身のメルマガを紹介した場合等に、メルマガの読者登録をすることについて、クリエイターが明示的な承諾を受けて収集したメールアドレスを承諾者に代わって読者登録するサービスです。 ③ MagOneサービス MagOneは、クリエイターが記事配信、ライブ配信、物販等を通じて収益化を図ることができる次世代ファンコミュニティプラットフォームであります。当社は、初期費用や月額固定費を徴収せず、成果報酬型(レベニューシェア)により収益を計上しております。クリエイターは、会費販売、EC販売等の多様な手段を通じて収益を得ることが可能であります。 また、AIを活用したスポンサー企業とのマッチング機能や、NFT及びファントークン等のWeb技術を活用したファンエンゲージメント強化機能も提供しており、クリエイターの継続的な活動支援を図っております。加えて、グッズ等の販売については、商品管理から発送、顧客対応までを一貫して支援するEC機能を備えております。 さらに、当社では専任スタッフがクリエイターに対して導入・運用面をフルサポートする体制を整備しており、ITスキルに不安のある方でも円滑に情報発信・収益化を行うことが可能であります。これらの支援に係るプラットフォーム開発費や人件費は当社が先行負担しており、クリエイター数の増加による追加的な費用は限定的であることから、高いスケーラビリティを有した事業構造となっております。 ④ ライブ配信サービス ライブ配信サービス「まぐまぐ!Live」は、スマートフォンアプリおよびWebブラウザを通じて映像・音声をリアルタイムに配信するサービスとして提供しておりましたが、サーバーコストの増加等の運営上の課題が顕在化していたこと、新体制における事業の見直しを踏まえ、2024年11月30日をもって提供を終了いたしました。 ⑤ mine 当社は、クリエイターが記事単位でコンテンツを配信できるプラットフォームを提供しておりましたが、事業の選択と集中の方針に基づき、2023年3月31日をもちまして新規記事投稿および記事購入の受付を終了いたしました。本サービス終了による当社の業績への影響は軽微であります。 (2) メディア広告事業 メディア広告事業は、当社が運営するWebメディア「MAG2 NEWS」「MONEY VOICE」「TRiP EDiTOR」「by them」の運営、およびWebメディアコンテンツ・メルマガコンテンツに掲載する広告枠の販売を行う事業であります。 本事業は、2014年に「MAG2 NEWS」を開設して以降、「伝えたいことを、知りたい人に。」という当社のビジョンのもと、メルマガコンテンツの有効活用および多様な表現手段の拡充を目的として展開しており、現在では4つのWebメディアを運営しております。各メディアにおいては、記事内容の最適化や特集展開等により話題性のあるコンテンツを掲載し、主要媒体のページビュー(PV)数およびユニークユーザー(UU)数は堅調に推移しております。 広告収入は、これらWebメディアおよび当社オフィシャルメルマガ(注1)に設置された広告枠を通じ、顧客企業に対して広告掲載サービスを提供し、その掲載料として得ております。収益の内訳としては、純広告(注2)、アフィリエイト広告(注3)、アドネットワーク広告(注4)などが挙げられます。広告単価については水準を維持しつつ、需要の高まる業種を中心に広告販売を強化しております。 メディア広告事業が関連するインターネット広告市場につきましては、以下のように公表されております。 2024年の日本の総広告費は通年で7兆6,730億円(前年比104.9%)で、アフターコロナを迎え、ウクライナ情勢、物価高騰など国内外の様々な影響を受けつつも、3年連続で過去最高を更新しました。その中で「インターネット広告費」は、社内のデジタル化を背景に継続して高い成長率を保っており、3兆6,517億円に達し、日本の総広告費全体の47.6%を占めました。(※1) 広告媒体別構成比で分析するとインターネット広告費が広告市場全体に占める割合が47.6%となり、これは旧来型のメディアである新聞・雑誌・ラジオを合計した7.5%(それぞれ4.5%・1.5%・1.5%)を大きく上回ると共に、地上波テレビの割合の21.3%を超える規模に成長しており、広告市場全体における重要性も年々増していると分析しております。(※2) インターネット広告媒体費総額の推移(予測) (単位:億円) 2019年度   2020年度   2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度予測 インターネット広告媒体費   16,630   17,567   21,571   24,801   26,870   29,611   32,472 出典:広告費データは、株式会社電通『2024年 日本の広告費』および株式会社CARTA・COMMUNICATIONS、株式会社電通、株式会社電通デジタル、株式会社セプテーニ『2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用 上記データよりインターネット広告市場は、今後も継続的な成長が見込まれる市場であり、メルマガコンテンツとのシナジー効果を生む重要な事業であると位置づけております。当社の大きな資産であるメルマガコンテンツを利用、かつプラットフォーム事業で長年培った資産(人・情報)を活用することで、現在では本事業をスタートした第17期から継続的に成長しております。 ※1 株式会社CARTA COMMUNICATIONS、株式会社電通、株式会社電通デジタル、株式会社セプテーニ・ホールディングス『2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用 ※2 広告費データは、株式会社電通『2024年 日本の広告費』および株式会社サイバー・コミュニケーションズ、株式会社D2C、株式会社電通、株式会社電通デジタル『2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用 ① 運営Webメディアコンテンツ 当事業年度末時点で4つのWebメディアコンテンツを運営しております。各メディアジャンルに特化した情報(ニュース・金融・旅行・恋愛・遊び記事)をインターネットを通じて提供しております。運営メディアは下記のメディアとなります。 ・MAG2 NEWS(まぐまぐニュース) アクセスデータ 年間 15,105千UU(当事業年度末時点) 「まぐまぐ!」から発行されるメルマガを編集して、ニュース記事としてWebで紹介する総合ニュースメディアであります。政治・経済・ビジネス・芸能・科学などの各分野の専門家による記事を提供し、様々な分野のコンテンツを掲載しております。 ・MONEY VOICE(マネーボイス) アクセスデータ 年間 3,681千UU(当事業年度末時点) MAG2 NEWSと同様にメルマガプラットフォーム「まぐまぐ!」のマネー系メルマガからピックアップした情報のニュース記事ならびに書き下ろしのオリジナル記事を織り交ぜ紹介する、金融系Webマガジン(Webサイト)であります。最新の経済・金融ニュースの解説を中心に株式・為替・債券・先物・不動産など投資家に役立つ情報をお届けし、投資の初中級者に向けた総合金融情報サイトとして運営をしております。 ・TRiP EDiTOR(トリップエディター) アクセスデータ 年間 3,574千UU(当事業年度末時点) 「旅も人生も、もっと楽しく編集できる」をキャッチフレーズとして、メルマガ「まぐまぐ!」で活躍する知識豊富なクリエイターたちが35歳以上のビジネスパーソンをメインターゲットに「旅をすること、いきること」の新たな魅力を再提案する旅行メディアとして運営をしております。 ・by them(バイゼム) アクセスデータ 年間 2,904千UU(当事業年度末時点) これまでのWebメディア運営のノウハウを活かし、新たに「恋愛」をテーマとしたメディアとして2019年8月に運営開始しております。性別・人種・考え方を問わず普遍的な悩みである「恋愛」の悩みに、メルマガ「まぐまぐ!」で活躍するクリエイターたちが多角的な視点で答えていくメディアであります。個人の多様性を受け入れ、女性のみならず元来のターゲット層である35歳以上の男性を含む幅広いユーザー層をターゲットとしております。恋をはじめとする人間関係に悩む人々が一歩前へ進む手助けを行う、ポジティブで多様性を持つ恋愛メディアとして運営しております。 ○当社が運営する各メディアの年間のUUの推移は以下のとおりであります。 (単位:千UU) MAG2 NEWS   MONEY VOICE   ジモトのココロ   TRiP EDiTOR   by them   PLAYLIFE   合計 第17期   7,722   747   286   ―   ―   ―   8,756 第18期   14,809   4,497   1,250   ―   ―   ―   20,557 第19期   21,921   7,635   1,590   ―   ―   ―   31,146 第20期   32,399   9,729   911   2,014   ―   ―   45,053 第21期   47,439   13,176   ―   5,720   77   ―   66,412 第22期   43,710   14,730   ―   11,024   3,489   ―   72,954 第23期   44,990   9,834   ―   22,611   19,800   ―   97,235 第24期   38,568   12,698   ―   33,630   29,641   ―   114,538 第25期   42,230   13,618   ―   22,706   27,112   ―   105,667 第26期   17,897   6,243   ―   7,907   11,244   3,509   46,802 第27期   15,105   3,681   ―   3,574   2,904   ―   25,264 (注) 第18期は決算期変更の影響で10ヶ月分のUUが集計されております。第20期中(2018年3月)に「ジモトのココロ」を「TRiP EDiTOR」にリニューアルしております。第21期中(2019年8月)に「by them」をリリースしております。第26期中に「PLAYLIFE」を事業譲受しております。 ② メルマガコンテンツ 当社は1999年からメルマガ配信のプラットフォームの事業に取組んでおります。有料メルマガと無料メルマガが発行され、登録した読者に向けて届けられております。そのうち無料メルマガに対して広告枠を設定し、顧客企業に提供することで広告収入を得ております。 また、メルマガ読者の増加獲得を希望する無料メルマガクリエイターを対象として、本広告枠を活用することで当該無料メルマガの魅力を訴求し、読者獲得をサポートする「メルマガ読者増加メニュー」サービスも展開しており、一定の課金収益を得ております。 (3) その他事業 その他事業においては、イベント企画等が属しております。イベント企画はクリエイターの活動の支援と促進を目的としています。当社がクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをすることで、クリエイターの知名度と信頼性を向上させ、ブランディングに貢献しております。当事業年度中は、人気クリエイターを講師に迎えた有料の講演会・イベント等を開催し、それぞれのクリエイターのコミュニケーションの機会を創出いたしました。 (説明事項) (注1) オフィシャルメルマガ 当社プラットフォームで無料メルマガを登録中の読者に対し、まぐまぐ!のWebメディア更新情報や各種新着情報を配信する公式メルマガサービス。 (注2) 純広告 当社Webメディアやメルマガの広告枠を、広告主が買い取り形式で購入する広告。 (注3) アフィリエイト広告 当社Webメディアやメルマガに掲出された広告の獲得成果に応じて成果報酬が発生する広告。 (注4) アドネットワーク広告 当社Webメディアや他社メディアを束ねた広告配信ネットワークに対し自動配信される広告。 当社は当該広告のクリック数や表示回数に応じて広告収入を得ております。 (注5) UU(ユニーク・ユーザー) 当社が運営するWebメディアの各ページに訪問したユーザーの実数を表す数値。集計期間中は同じWebメディアに同じユーザーが何度訪問した場合でも1UUとしてカウントされます。 事業系統図は以下のようになります。 (注) 1.「メルマガ」は、メールマガジンの略称です。 2.「まぐまぐ!Live」については、2024年11月30日をもってサービスを終了しております。
経営方針・対処すべき課題3,383字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、当事業年度末現在において判断したものとなります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「伝えたいことを、知りたい人に。」を経営ビジョンに掲げ、創業以来のポリシーである「クリエイターファースト、個人ファースト」の姿勢を大切にしながら、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」をはじめ、「MAG2 NEWS」「TRiP EDiTOR」などのWebメディアを開発・運営してまいりました。近年は生成AIの普及、デジタル広告市場の再編、コンテンツ流通の多様化が急速に進み、事業環境は依然として大きく変容しております。当社はこれらの環境変化を注視しつつ、柔軟かつ機動的に対応できる経営体制の構築を進めております。 このような状況を踏まえ、当社は2026年9月期を迎えるにあたり、2025年10月1日付で経営理念体系(Vision/Purpose/Culture/Values)を刷新いたしました。 Vision 伝えたいことを、知りたい人に。 Purpose Empower Your Dreams 多様な才能を肯定し、その実現を支援することで、より豊かな社会を創造する。 Culture Let’s Try It まず取り組み、失敗から学び続ける文化を重視する。 Values Move Fast, Learn Fast(早く動き、早く学ぶ) Empathy First, Stay Curious(共感から始め、好奇心を持ち続ける) Commit First, Enjoy More(コミットして取り組み、楽しさを生み出す) 当社は、これらの新たな行動指針を起点として、経営判断の一貫性を高め、挑戦と学びを重視する組織文化の醸成を進めております。クリエイターが自らの可能性を最大限に発揮できる環境を整備するとともに、プラットフォーム事業においては「Empower Your Dreams」の理念のもと、クリエイター支援体制を一層強化しております。また、生成AI技術を活用した配信支援やユーザビリティ向上施策を継続し、クリエイターと読者の双方に価値を提供するエコシステムを構築し、企業価値を高めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 企業価値を継続的に拡大することが重要であると考えていることから、「売上高」および「営業利益」を重要な経営指標としております。理由としましては、株主を含む様々なステークホルダーの意思決定に重要な影響を与える指標であること、また、当社は借入を実施していないことから営業利益以下の勘定科目はほとんど発生しないことからも経営意思決定を図っていく上では、「売上高」「営業利益」を当社の重要な経営指標としております。 (3) 経営戦略等 当社を取り巻く経営環境としては、電子コンテンツ市場およびインターネット広告市場が堅調に拡大しており、今後もこの傾向は継続すると考えられます。 このような背景のもと、今後当社では、主軸であるプラットフォーム事業の機能強化や新規サービスの開発を計画しております。これらとメディア広告事業とのシナジー効果により更なる業容拡大を目指す方針であります。 プラットフォーム事業においては、新規クリエイター獲得のための営業活動の促進、クリエイターへのサポート体制を充実させることで、新規クリエイターおよび課金読者数の増加を図ってまいります。 メディア広告事業においては、既存4メディア「MAG2 NEWS」、「MONEY VOICE」、「TRiP EDiTOR」、「by them」の更なるコンテンツ拡充により、ブランドの認知強化や新規読者層の取り込み、リピート訪問率向上を実現することで、広告価値が高いオーガニック検索流入(注)を含む全体閲覧数の増加を図ってまいります。 (注) 検索エンジンの検索結果に表示されたもののうち、広告表示を除いた通常の検索結果からのアクセス。 (4) 経営環境および優先的に対処すべき課題 当社の展開する「プラットフォーム事業」および「メディア広告事業」は、ともにIT分野において技術の進化、顧客嗜好・媒体の変化、競合他社が多く競争が激しい事業領域であります。そのような事業環境の中で、当社が長期的かつ持続的に成長を見込み、経営戦略を確実に遂行していくために対処すべき課題は以下のとおりです。 ① 優秀な人材の確保および育成 継続的な成長の基盤である人材は、当社にとって最も重要な経営資源と認識しております。当社が属するITサービス産業では、現状人材の獲得競争が激化しており、人件費および採用費も高騰しております。このような状況の中、優秀な人材を継続的に雇用しつつ定着させることが当社の発展において重要であります。人的基盤を強化するために、より採用体制の強化を進めてまいります。また、多様なワークスタイルの支援を通じた働き方・働きやすさの追求や適正な事業ドメインに沿った人員配置、適正な評価がなされる企業風土の構築を推し進めることにより定着化に努めてまいります。 ② 技術力の向上 当社の事業である「プラットフォーム事業」および「メディア広告事業」が属するITサービス産業では、技術革新やイノベーションが起こりやすく変化の激しい分野であります。したがって、当社が持続的に成長を続けていくためには、さらなる技術力の向上が必要であると認識しております。そのため当社では、人材育成と人材採用を継続的に実施し、優秀な人材の確保と定着に積極的に取組んでおります。高度な技術力を持つ技術者を採用することで、全体的な技術力の向上に努めてまいります。 ③ 認知度の向上、ブランドの確立 当社が市場での浸透度を高めていくためには、一層の認知度の向上、信頼感の醸成が必要となってまいります。顧客に安定的にサービス提供のできるプラットフォーマーとして信頼していただけるよう、サービスのたゆまぬ向上、既存顧客の満足度向上、パブリシティ強化を通じ当社ブランドの確立および普及に努めてまいります。 ④ 営業力の強化 プラットフォーム事業において、メルマガクリエイターの獲得が重要であると考えております。当社の知名度を向上させ、事業部担当者がピックアップした著名人にアプローチをかけるなどの方法により、様々な分野のメルマガクリエイターを獲得できるように努めてまいります。 メディア広告事業においては、人材の採用促進と営業ツールを効果的に活用することでリード獲得の強化を図ってまいります。また、大手広告代理店との連携およびメディア自体の総合力を強化し、大型案件の受注増加を目指してまいります。 ⑤ システム基盤の強化 当社は、収益の基盤となるサービスをインターネット上で展開していることから、システム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、システムを安定的に稼働させるための人員の確保およびサーバーの拡充に努めてまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化 当社では、プラットフォーム事業においてメルマガ配信サービス「まぐまぐ!」を運営しており、メルマガクリエイターおよびメルマガ読者の個人情報を多く取扱っております。情報管理体制の整備を引き続き推進していくとともに、情報の取扱いに関する社内規程の適切な運用、役職員の機密情報リテラシーの向上、役職員による機密情報の取扱いに関する内部監査等を通じ、情報管理体制の向上を行ってまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社は、今後もより一層の企業価値の向上および成長を図ってまいります。そのため企業規模の拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、ならびに金融商品取引法における内部統制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善および強化を推進してまいります。また、当社の事業に関連する法規制や社会的要請等の環境変化にも対応すべく、内部管理体制の整備および改善に努めてまいります。
事業等のリスク8,441字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① 技術革新について 当社はインターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、生成AIやクラウド技術の進展、データ分析・自動化技術の高度化等、インターネットサービス業界における技術革新のスピードは一段と加速しております。 このため、当社では新技術の開発を継続的に行うとともに、優秀な人材確保に取組んでおりますが、環境変化への対応が遅れた場合には、当社の競争力が低下する可能性があります。また、新技術の開発に対応するために多大な支出が必要となった場合には、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 市場動向について 当社のメディア広告事業およびプラットフォーム事業が属するインターネット広告市場およびインターネットメディア市場は、インターネット利用者の増加、スマートフォン端末の普及、企業活動におけるデジタルシフトの進展等により、これまで高成長を続けてまいりました。雑誌、新聞、テレビ、ラジオ等の既存媒体が縮小傾向を示す一方で、動画広告やSNS広告の拡大、生成AIを活用したマーケティング分析手法の高度化、消費者データの蓄積・分析に基づくターゲティング精度の向上などにより、インターネット広告・メディア市場は今後も一定の成長が見込まれます。 ただし、プライバシー保護規制の強化、クッキー利用制限、生成AIによるコンテンツ流通構造の変化、広告出稿企業の景況感の悪化などにより、市場全体の成長が鈍化または停滞する可能性もあります。また、何らかの事情により、市場成長が阻害されるような状況が生じた場合には、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ インターネットにおける法的規制について 当事業年度末現在においては、当社の事業継続に著しく影響を及ぼす法的規制はありませんが、インターネット関連分野においては「電気通信事業法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」等が存在します。近年インターネット関連事業を規制する法令は徐々に整備されてきており、今後インターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等の規制や既存法令等の解釈の変更がなされた場合には、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 新規事業について 当社は事業規模の拡大および収益基盤の強化のため、今後新サービスもしくは新規事業の展開について積極的に検討してまいりますが、これにより人材採用やシステム開発等の追加的な投資が発生し、安定的な収益を生み出すには時間を要することがあります。また、新サービス、新規事業の展開が当初の計画通りに進まない場合には、投資回収ができなくなる可能性や当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑤ システムトラブルについて 当社の事業ではインターネットを利用しているため、人為的な事故や不正アクセス等によって通信ネットワークの切断、サーバー等のネットワーク機器が動作不良を起こす、または動作が不能となるなどのシステムトラブルが発生する可能性があります。当社では、顧客管理システム・決済管理システム・配信システムが相互に連携することで、顧客へのメール配信や、クリエイターと当社との収益分配計算などの管理を行っています。そのため、当社の事業はシステムへの依存度が高くなっています。当社では、システムトラブルの発生防止のために、脆弱性の確認および不正アクセス防止等の対策を講じております。しかしながら、これらの対策を講じているにも拘らず、障害が発生した場合には、当社の事業に影響を与えるほか、当社のシステム自体への信頼性の低下を招きかねず、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 自然災害等について 当社の事業活動に必要なサーバーについては、自然災害等の事故が発生した場合に備え、外部のデータセンターの利用や定期的バックアップ、稼働状況の監視等によりシステムトラブルの事前防止または回避に努めております。万一、外部のデータセンターの所在地において大地震や台風等の自然災害により、設備の損壊や電力供給の制限等の事象が発生した場合、当社が提供するサービスの継続に支障をきたす場合があります。また、損害を被った設備等の修復や被害を受けた従業員に対する補償等の費用が発生し、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 親会社との資本関係について 当社の親会社は株式会社エアトリであり、同社は当事業年度末現在において東京証券取引所に上場しており、当社発行済株式総数の69.34%(1,991,200株)を保有しております。同社グループは、エアトリ旅行事業、ITオフショア開発事業、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業を運営しております。当社は、同社の承認を必要とする取引や業務は存在せず、事業における制約もなく、独立した意思決定による独自の経営を行っており、各取締役への取締役報酬の分配の適正性、取締役及び監査役の選任の妥当性については、取締役会で決議される前に独立役員委員会にて審議・検討を行い、その結果を取締役会に報告しております。なお、取締役会では、当該独立役員委員会での審議・検討による意見を最大限尊重した上で、関係する議題の決議を行っております。しかしながら、同社は議決権比率の観点から、定款の変更、取締役および監査役の選解任、合併等の組織再編行為、重要な資産・事業の譲渡および剰余金の処分等、株主の承認が必要となる事項に関しては、同社による議決権行使が当社の意思決定に影響を及ぼす可能性があるため、同社の利益は当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。また、同社の経営方針の変更や経営状態の悪化等により、問題が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 親会社グループにおける当社の位置付けについて 当社は、親会社グループにおいて、メディア事業に区分されておりますが、同社グループ内において、当社の主な事業内容と同事業を展開しているグループ企業はなく、グループ内における競合は生じておりません。今後においても競合等が想定される事象はないものと当社は認識しております。しかしながら、将来において同社グループの事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の事業活動および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 親会社グループとの取引関係について 当社は、親会社グループと新たに取引を行う場合は、第三者との取引以上に、慎重に条件の妥当性を検証して取引を行っております。当社では、関連当事者取引を行う際には、取引の妥当性について、取締役会で決議される前に独立役員委員会にて審議・検討を行い、その結果を取締役会に報告し、取締役会では、当該独立役員委員会での審議・検討による意見を最大限尊重した上で、取引の可否を判断しております。また、管理部門における取引開始時の確認や、監査役監査や内部監査における事後確認を行うことで、同社との取引における健全性および適正性確保の仕組みを整備しております。なお、同社および同社グループとの取引については、事業上の必要性及び他社との取引条件等を比較しその妥当性の検証を行なった上で取引を行う方針であります。当事業年度末時点において親会社との取引方針や取引条件に変化は生じておりませんが、今後の取引条件に変更が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑩ 上場維持基準の適合状況 当社は、2025年9月30日時点において、東証スタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式時価総額については基準に適合をしておりません。当該基準については経過措置基準・期間が設けられており、2026年9月30日時点で当該状況が改善されていない場合、監理銘柄に指定されるリスクがあります。 そこで当社は、今回不適合となった「流通株式時価総額」を充たすために、上場維持基準への適合に向けた各種取組を進めてまいります。 詳細は、2024年12月19日に開示いたしました「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」をご参照ください。 (2) プラットフォーム事業に係るリスクについて ① 競合について 当社は1997年からメルマガ配信サービス「まぐまぐ!」を安定的に運営しており、長年に渡って電子メールの大量配信に関する独自技術とノウハウを蓄積することで、メルマガ配信プラットフォームの運営に係る優位性を確保していると認識しております。今後もプラットフォーム基本機能の逐次強化や決済手段の充実、新規サービスの開発により他社との差別化を図り、サービスの維持向上に努めていく方針であります。しかしながら、今後、高い資本力や知名度を有する企業等の参入による競争の激化と顧客の流出により、当社が競争力や優位性を保つことが困難になった場合には、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② メルマガクリエイターが当社プラットフォームを脱退するリスク 当社は、メルマガクリエイターが伝えたいことを、知りたい人に情報を発信できる環境を整え、メルマガクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをすることで、メルマガクリエイターの知名度と信頼を向上させる活動をしてまいりました。また、新規クリエイターを募る積極的なリクルーティングも実施しております。しかしながら、新しい情報発信ができるプラットフォームの出現や、その他何らかの事情によりクリエイターが流出する場合には、メルマガ購読料収入の減少などにより、当社の財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 特定サービスへの依存について 当社のプラットフォーム事業はメルマガ配信に依存した事業となっております。今後も取引の拡大に努めると同時に売上依存度を下げるため、新規のサービス開発を図ってまいりますが、市場の急激な縮小や新規参入による競争激化等が当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 電子メール受信環境に係るリスクについて 当社では従来のメール配信に加えて、電話番号の登録だけでWeb上で有料メルマガを閲覧できる仕組みを2019年4月より提供開始しており、今後も、電子メールに依存しない配信環境の構築に努める方針であります。しかしながら、電子メール関連プロトコルが変更された場合、メール受信ソフトやWebメールに故障または不具合(迷惑メール誤判定を含む)が生じた場合、メール受信ソフトやWebメールのサービス提供が終了した場合、当社が読者にメルマガを配信することが困難になり、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的規制について 当社では、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)・特定商取引に関する法律・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)・出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(出資法)・貸金業法・金融商品取引法などに関わるメルマガコンテンツに関して、当社の定める「メルマガ審査基準マニュアル」に従い審査を実施しており、内容によっては、顧問弁護士等の専門家の見解を得る体制を整備しておりますが、現行の法令および権利内容の解釈適用上で論点が生じる可能性があり、その結果として当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) メディア広告事業に係るリスクについて ① 競合について 当社は、「MAG2 NEWS」、「MONEY VOICE」、「TRiP EDiTOR」、「by them」の4つのWebメディアを運営し広告枠の提供をしております。当社はプラットフォーム事業のメルマガコンテンツとシナジー効果を生み出すことにより、新規に参入する企業に対して一定の優位性を保っております。しかしながら、今後高い資本力や知名度を有する企業等の参入があった場合、競争の激化と顧客の流出により、当社が競争力や優位性を保つことが困難になった場合には、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の取引先への依存について 当社のメディア広告事業においては、「Webメディア」等(「MAG2 NEWS」・「MONEY VOICE」・「TRiP EDiTOR」・「by them」)を通じて読者へサービスを提供しており、Google Adsenseを運営するGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.に対する収益依存の割合が大きくなっております。当社は、他のアドネットワーク事業者との個別業務契約を締結しておりますが、アドセンス仕様変更や今後起こり得る規約変更をはじめとする各運営事業者の動向によっては、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 法的規制について 当社では、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)・下請代金支払遅延等防止法及び特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律などに関わるメディアコンテンツに関して厳正なる審査基準を設け審査を実施しておりますが、現行の法令および権利内容の解釈適用上で論点が生じる可能性があり、その結果として当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 不適切な広告に対する監視体制について 当社は、顧客に提供する価値を担保するために、当社が配信する広告に係る品質管理の徹底が重要な課題であると認識しております。具体的には、不正な広告表示、錯誤を誘発する広告表示等の取扱いに関する監視マニュアルを定め、該当する広告取引の減少に努めております。しかしながら、万一、予期せぬ要因により、これらの対応に不備が生じた場合、顧客への損害補填が必要となる等、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 経営管理体制について ① 経営陣への依存について 当社の経営陣は、事業に関する豊富な経験と知識およびノウハウを有しており、当社の代表取締役および各業務執行取締役は、経営方針や事業戦略の策定をはじめとして、当社の事業活動全般において極めて重要な役割を果たしております。このため、当社では当該役員らに過度に依存しないよう組織的な経営体制の構築や人材育成を進めております。しかしながら、当該役員らのキャリアプラン、健康状態、家庭事情その他の何らかの理由により当該役員らが辞任しその代替を確保できない場合、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 人材の確保と定着および育成について 当社は、競争力の向上および今後の事業展開のため、優秀な人材の確保と定着および育成が重要であると考えております。しかしながら、優秀な人材の確保と定着および育成が計画通りに進まない場合や優秀な人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業規模拡大の制約要因になる可能性があり、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ③ 小規模組織であることについて 当社は当事業年度末現在において従業員18名と比較的小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社は、業務の適正および財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しておりますが、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制が追い付かない場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 個人情報等の情報管理について 当社は、インターネット関連サービスの提供を通じ、利用者本人を識別することができる個人情報を保有しております。当社では、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が発行するプライバシーマークを取得しており、個人情報を取扱う際の業務フローや社内体制を明確化し、個人情報管理に関する「個人情報保護規程」を制定しております。併せて役員および従業員を対象とした社内教育を通じて、関連ルールを周知徹底し、意識向上を図っております。しかしながら、個人情報が当社の関係者や業務提携先の故意または過失により、外部へ流出もしくは悪用される事態が発生した場合に意図せず違反した場合には、当社が損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社ならびに運営サービスの信頼性やブランドが毀損し、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 知的財産権について 当社は、第三者の特許権、商標権、著作権等の知的財産権の侵害を回避すべく監視および管理を行っていく方針でありますが、当社の事業分野で当社の認識していない知的財産がすでに成立している可能性または新たに第三者の知的財産権が成立する可能性もあり、当該侵害のリスクを完全に排除することは極めて困難であります。万が一、当社が第三者の知的財産権等を侵害した場合には、損害賠償請求、差止請求や知的財産権の使用に関する対価等の支払い等により、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。また、当社は必要に応じて商標権等の知的財産権等の申請を行っておりますが、当社の知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間や費用を要すること等により、当社の事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 訴訟について 当事業年度末現在、当社において重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりません。また、当社は法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。しかしながら、知的財産権の侵害等の予期せぬトラブルが発生した場合、取引先等との関係に何らかの問題が生じた場合等には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容および結果によっては、当社の社会的信用、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 配当政策について 株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、業績の推移、財務状況、今後の事業および投資計画を総合的に勘案し、内部留保とのバランスを図りながら経営成績に合わせた利益配分を行うことを基本方針としておりますが、当期純損失を計上するなど、厳しい経営環境となっております。そのため、今後の配当実施の可能性およびその実施時期等については、現時点において未定であります。 ⑧ ストック・オプションの行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社取締役、従業員および社外協力者に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためストック・オプションを発行する可能性があります。これらのストック・オプションを権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,694字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇や海外経済の不透明感が残るなか、賃上げや内需の持ち直しにより、全体としては緩やかな回復傾向で推移しております。 当社を取り巻く事業環境において、プラットフォーム事業が属する静止画・テキストコンテンツ市場につきましては、「デジタルコンテンツ白書2025」(一般社団法人デジタルコンテンツ協会)によると2024年のコンテンツ産業の市場規模は約14兆288億円に達し、前年比103.1%と、当協会が調査を開始した2001年以降で過去最高を更新しました。 また、当社のメディア広告事業が属するインターネット広告市場につきましては、「2024年日本の広告費」(株式会社電通)によると2024年のインターネット広告費(インターネット広告媒体費のみ)は前年比110.2%の2兆9,611億円となり、前年に引き続き高い成長率で推移しております。 当事業年度における当社の業績は、売上高は438,853千円(前年同期比3.5%減)、営業利益は20,234千円(前年同期比260.9%増)、経常利益は20,573千円(前年同期比265.9%増)、当期純利益は14,267千円(前年同期は当期純損失84,549千円)となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 (プラットフォーム事業) プラットフォーム事業においては、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」およびファンコミュニティプラットフォーム「MagOne(マグワン)」が属しております。 当セグメントの主軸である有料メルマガサービスに関して、メディア広告事業と連携して新規クリエイターの獲得施策を推進するとともに、UIの改善によるユーザビリティ向上に継続して努めております。 その結果として、プラットフォーム事業の売上高は331,243千円(前年同期比9.2%増)、セグメント利益は  189,562千円(前年同期比12.4%増)となりました。 (メディア広告事業) メディア広告事業においては、Webメディアの運営および「Webメディアコンテンツ」・「メルマガコンテンツ」の広告枠販売サービスが属しております。 Webメディア領域においては、「MAG2 NEWS(まぐまぐニュース)」「MONEY VOICE(マネーボイス)」「TRiP EDiTOR(トリップエディター)」「by them(バイゼム)」「PLAYLIFE(プレイライフ)」など複数の自社媒体を運営し、知名度向上およびユーザー満足度の最大化を図ってまいりました。 しかしながら、デジタルメディア業界を取り巻く事業環境の変化を踏まえ、限られた経営資源の最適配分による競争力強化を目的として、「「PLAYLIFE」事業のサービス終了に関するお知らせ」のとおり、「PLAYLIFE(プレイライフ)」についてはサービスを終了する事を決定いたしました。これにより、同媒体にかかるサーバーコスト等の固定費を年間約2,000千円削減できます。 なお、「PLAYLIFE」の運営により蓄積されたコンテンツ制作技術やユーザーエンゲージメント向上手法は、他媒体へと転用し、メディア全体の収益性向上と効率運営に活かしてまいります。 また、記事内容の最適化や特集展開を通じて話題性の高いコンテンツを掲載し、主要媒体のPV数およびUU数は堅調に推移しております。広告収益については、単価水準を維持しながら、需要の高まる業種を中心に広告枠の販売を強化しております。一方で、タイアップ広告の市場縮小により、売上構成比が変化しております。 引き続き、収益性と事業効率の向上を両立させながら、媒体価値の最大化に努めてまいります。 その結果として、メディア広告事業の売上高は105,644千円(前年同期比30.2%減)、セグメント利益は 40,863千円(前年同期比17.8%増)となりました。 (その他事業) その他事業においては、イベント企画等が属しております。イベント企画はクリエイターの活動の支援と促進を目的としています。当社がクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをすることで、クリエイターの知名度と信頼性を向上させ、ブランディングに貢献しております。 当事業年度においては、オフラインでクリエイターを迎えた有料のイベントを3件開催しております。 その結果として、その他事業の売上高は1,965千円(前年同期比883.6%増)、セグメント損失は369千円(前年同期はセグメント利益46千円)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ32,592千円増加し、997,509千円となりました。これは主に、売掛金が74,425千円減少したことならびに、前払費用が4,733千円減少した一方で、現金及び預金が98,070千円増加したことならびに、有形固定資産が7,879千円、無形固定資産が8,845千円それぞれ増加したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債につきましては、前事業年度末に比べ2,975千円減少し、152,178千円となりました。これは主に、預り金が7,985千円減少したことならびに、その他流動負債が6,391千円減少した一方で、未払金が5,931千円増加したことならびに、契約負債が6,664千円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べ35,567千円増加し、845,330千円となりました。これは、当期純利益の計上により利益剰余金が14,267千円増加したことならびに、ストックオプションの行使により資本金および資本剰余金がそれぞれ10,650千円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ98,070千円増加し、928,339千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は100,725千円(前年同期は8,203千円の獲得)となりました。この主な要因は、税引前当期純利益が15,217千円であること並びに、売上債権が74,425千円減少したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は23,954千円(前年同期比122.0%増)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得として9,295千円、無形固定資産の取得として9,322千円及びオフィス移転に伴う敷金及び保証金として9,304千円支出したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は21,299千円(前年使用した資金0千円)となりました。この主な要因は、ストックオプションの行使により21,300千円収入があったこと等によるものであります。 ④ 生産、受注および販売の実績 a 生産実績および受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績および受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) プラットフォーム事業    331,243   9.2 メディア広告事業    105,644   △30.2 その他事業    1,965   883.6 合計   438,853   △3.5 (注) 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合 相手先   第26期事業年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   第27期事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Google Asia Pacific Pte. Ltd.   35,144   7.7   23,953   5.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針および見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性のため、実績の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。この財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度の売上高は438,853千円(前年同期比3.5%減)となりました。 プラットフォーム事業では、「まぐまぐ!」および「MagOne」を中心に、有料メルマガサービスの拡充とUI改善によるユーザビリティ向上を進めております。 メディア広告事業では、「MAG2 NEWS」など自社媒体の強化を図る一方、「PLAYLIFE」終了により年間約2,000千円の固定費削減を実現いたしました。 広告単価を維持しつつ需要の高い業種を中心に販売を強化し、主要媒体のPV・UUは堅調に推移しております。 その他事業では、クリエイター支援を目的とした有料イベントを3件開催し、活動促進とブランド価値向上に寄与した結果であります。 プラットフォーム事業において、新規クリエイター獲得のための営業活動の促進および有料メルマガクリエイターによるライブ配信の利用促進等の施策を実行した結果、「まぐまぐ!」の有料会員数が堅調に推移しました。メディア広告事業においては、広告単価減少の潮流を受けましたが、その他事業において、オンライン上でクリエイターを迎えた有料の講演会・イベント等を開催した結果であります。 (売上総利益) 当事業年度における売上原価は154,916千円(前年同期比25.4%減)となりました。 これは主に、プラットフォーム事業およびメディア広告事業にかかるコンテンツ制作費が減少したこと等によるものであります。 その結果、当事業年度の売上総利益は283,936千円(前年同期比14.8%増)となりました。 (営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は263,702千円(前年同期比9.1%増)となりました。 これは主に、営業体制強化および管理部門の体制強化における業務委託費の増加によるものであります。 その結果、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引きました当事業年度の営業利益は20,234千円(前年同期比260.9%増)となりました。 (経常利益) 当事業年度の営業外収益は343千円(前年同期比2016.8%増)となりました。 この結果、当事業年度の経常利益は20,573千円(前年同期比265.9%増)となりました。 (当期純利益) 当事業年度の特別損失は5,356千円(前年同期比94.0%減)となりました。これは主に、本社移転費用の計上によるものであります。 これらの結果を受け、当事業年度の当期純利益は14,267千円(前年同期は当期純損失△84,549千円)となりました。なお、法人税等合計は、950千円(前年同期比0.00%)であります。 ③ 財政状態およびキャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源および資金の流動性 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の資金需要のうち主なものは、プラットフォーム事業の機能強化や新規サービスの開発に係る開発保守費用、人件費および決済手数料等の営業費用であります。これらの資金需要に対しては現状では自己資金の範囲内で賄えておりますが、資金需要の額や使途に合わせて多様な調達手段を検討してまいります。第27期事業年度末における現金及び預金残高は928,339千円であり、充分な流動性を確保しております。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載したとおり、事業内容、事業運営・組織体制等、様々なリスク要因が経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は常に市場動向や業界動向を注視しつつ、優秀な人材の確保と適切な教育を実施するとともに、事業運営体制の強化と整備を進めることで、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因に適切な対応を図ってまいります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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