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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

オリオンビール

orion breweries,ltd.409A · Prime · 食料品

沖縄を地盤に「オリオン・ザ・ドラフト」を主力としたビール・酒類の製造販売を展開し、県内で高いシェアを誇る。ホテル事業や不動産賃貸も手掛ける複合企業。

概要

オリオンビールは1957年に沖縄ビールとして創業し、1960年発売の「オリオン・ザ・ドラフト」で知られる酒類清涼飲料メーカーである。売上高の約8割を酒類事業が占め、残りを観光・ホテル事業が構成する。2026年3月期の連結売上高は297億円、従業員352名。2025年9月に東京証券取引所プライム市場へ上場予定。

酒類清涼飲料事業が収益の8割を支える

当社グループの主力は酒類清涼飲料事業で、2026年3月期の売上高239億円は連結全体の80.5%を占める。ビール・発泡酒(ビール類)、RTD(缶チューハイ等)、洋酒、泡盛、清涼飲料を扱い、主力は「オリオン・ザ・ドラフト」である。沖縄県内で高いシェアを持ち、県外はアサヒビールの販売網を通じて量販店向けを展開する。連結子会社の石川酒造場が泡盛・もろみ酢などを製造する。

アサヒビールとの提携が県外販売を牽引する

2002年4月、アサヒビールと包括的業務提携を結んだ。これにより、県外(奄美群島除く)の量販店向けオリオンブランドビール類はアサヒビールが販売するようになり、2002年11月には「アサヒオリオン ザ・ドラフト」として全国展開された。また、沖縄県内ではアサヒブランドのライセンス生産(名護工場で「アサヒ スーパードライ」を製造)と販売も開始した。この提携は販路拡大の基盤となり、現在も継続している。

観光・ホテル事業で沖縄の成長を取り込む

観光・ホテル事業はリゾートホテル「オリオンホテルモトブリゾート&スパ」(客室238室、全室オーシャンフロント)の運営、商業施設「豊崎ライフスタイルセンターTOMITON」の賃貸、ホテルルートイン名護の賃貸、さらに2025年7月開業のテーマパーク「ジャングリア沖縄」への用地賃貸を行う。2026年3月期の同事業売上高は57億円。近鉄グループホールディングスと資本業務提携(2024年6月)し、ホテル運営ノウハウの活用やアセット活用の協働を進めている。

海外市場とライセンスビジネスの拡大

輸出は1966年の台湾向けを皮切りに、1976年米国向け、その後オーストラリア、韓国、米国などへ拡大した。海外ではオリオンブランドのビール類・RTDを販売する。また、ブランドライセンスビジネスとしてロゴや商品パッケージの使用権を提供し、ライセンシーが様々な商品を展開している。ECチャネル(2020年7月開設)では定番品・限定品・グッズなどを販売し、県外需要も取り込む。

グループ構造と循環成長モデル

連結子会社はオリオンホテル(ホテル運営)と石川酒造場(泡盛等製造)の2社、関連会社にアサヒオリオン飲料がある。2019年3月にMBOを実施し野村キャピタル・パートナーズとカーライルがスポンサーとなり、オーシャン・ホールディングスの子会社となった。その後2022年12月にオーシャン・ホールディングスなどを吸収合併し、グループを再編した。2025年9月上場予定。「沖縄と共に循環成長するビジネスモデル」を掲げ、酒類販売と観光事業の相乗効果を追求する。

業界の中での役割は酒類清涼飲料メーカー(ビール類・RTD・泡盛)兼リゾートホテル運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
297億円
営業利益
43億円
営業利益率
14.5%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
酒類清涼飲料 事業239億円80.5%36億円15.1%
観光・ホテル 事業58億円19.5%7億円12.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01酒類清涼飲料主力

ビール・発泡酒(ビール類)、RTD(缶チューハイ等)、洋酒、泡盛、清涼飲料の製造・販売。主力は「オリオン・ザ・ドラフト」。沖縄県内で高いシェアを有し、県外・海外(台湾、豪州、韓国、米国等)にも販売。アサヒビールと提携し県外量販店向けは同社を通じて販売。

主な製品・サービス3
オリオン・ザ・ドラフト
1960年発売の沖縄を代表するビール。沖縄産大麦・水を使用し、すっきりした味わい。缶・瓶・樽で販売。
オリオン・ザ・ドラフト(リニューアル)
2024年1月にブランドリニューアルし、県内での拡販と県外・海外への浸透を図る。
泡盛・もろみ酢等
連結子会社・石川酒造場が製造する泡盛、もろみ酢、リキュール、スピリッツ。

02観光・ホテル・不動産準主力

リゾートホテル(オリオンホテルモトブリゾート&スパ等)の運営、商業施設(TOMITON)の賃貸、テーマパーク「ジャングリア沖縄」への用地賃貸等を行う。地域と連携した観光事業を展開。

主な製品・サービス3
オリオンホテルモトブリゾート&スパ
沖縄県本部町に位置する全室オーシャンフロントのリゾートホテル(客室238室)。連結子会社が運営。
豊崎ライフスタイルセンターTOMITON
沖縄県豊見城市の商業施設。当社本社オフィス及び賃貸不動産(ショッピングセンター)。
ホテルルートイン名護(賃貸)
沖縄県名護市の宿泊特化型ホテル(客室147室)。ルートインジャパンへ賃貸。

製品と技術

オリオン・ザ・ドラフト―沖縄を代表するビール

1960年に発売された「オリオン・ザ・ドラフト」は、沖縄産大麦と水を使用し、温暖な気候に合わせたすっきりとした味わいが特徴のビールである。缶・瓶・樽の形態で販売され、沖縄県内では高いシェアを誇る。2024年1月にはブランドリニューアルを実施し、ラベルデザインを刷新するとともに、県民により愛されるブランドを目指して拡販に努めている。また、県外・海外市場への浸透も進めており、アサヒビールの販売網を通じて全国の量販店で販売されている。

泡盛・もろみ酢―子会社石川酒造場の伝統製法

連結子会社の石川酒造場(沖縄県中頭郡西原町)は、泡盛、もろみ酢、リキュール、スピリッツを製造する。泡盛は沖縄県の伝統的な蒸留酒であり、もろみ酢は発酵過程で生成される酢酸菌を活用した健康志向の飲料である。石川酒造場は2007年に子会社化され、2022年に完全子会社化された。糸満市観光農園内酒造施設でもワインの製造を開始(2024年3月)し、酒類ポートフォリオを拡大している。

RTDと清涼飲料―多様化する製品ポートフォリオ

RTD(Ready to Drink)は缶チューハイなどすぐに飲めるアルコール飲料であり、自社製造ではなく委託先からの仕入れ販売を行っている。清涼飲料も取り扱い、沖縄市場に強いブランド力を活かしている。さらにブランドライセンスビジネスでは、ロゴや商品パッケージの使用権をライセンシーに提供し、様々なカテゴリーの商品展開を可能にしている。ECチャネルでは定番品から限定品、ギフトセット、沖縄県産食品・雑貨まで幅広く販売する。

ワイン新規事業と健康市場への展開

2024年3月、糸満観光農園内酒造施設で製造したワインの販売を開始した。この施設では沖縄産の果実を活用したワインを生産し、新たな酒類カテゴリーに参入した。また、中期経営計画では、もろみ酢の特性を活かした新規事業を立ち上げ、成長ポテンシャルの高い健康市場への参入を計画している。これらは既存の酒類事業を補完し、ポートフォリオの多様化と成長ドライバーの創出を狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

地ビール大手、国内市場で独自地位を確立

オリオンビールは沖縄を地盤とするビールメーカーで、全国展開する大手とは異なる地域密着型の戦略を採る。同業他社にはニップンや日清製粉グループ本社などがあるが、これらは主に製粉事業を中心としており、飲料分野での直接の競合ではない。むしろ、ビール市場ではアサヒやキリンなどの大手が存在するが、それは提供データには含まれない。当社は近年、売上高を260億円から297億円へと拡大し、営業利益率も12.11%から14.48%へと改善している。これは主力のビール事業に加え、ノンアルコール飲料や食品事業の強化、観光需要の取り込みなどが寄与している。しかし、国内市場は縮小傾向にあり、大手との競争激化や消費者の嗜好変化への対応が課題である。

強み

  • 沖縄に根ざしたブランド力で、観光客や地元顧客に支持
  • 売上高、利益率とも向上しており、経営基盤が安定
  • 地ビールや限定商品で差別化を図り、高付加価値戦略
  • 飲料以外に食品や観光事業も展開し、収益源を分散

課題

  • 国内ビール市場は縮小傾向で、需要喚起が不可欠
  • アサヒやキリンなど大手に対し、価格や販売網で劣位
  • 沖縄経済や観光に左右され、全国展開の余地が限定的

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がオリオンビール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12752フジオフードグループ本社586億円
22207meito582億円19.1倍
33395サンマルクホールディングス564億円19.6倍
41301極洋563億円8.1倍
52060フィード・ワン558億円8.7倍
6409Aオリオンビール491億円10.2倍
72918わらべや日洋ホールディングス490億円9.0倍
82908フジッコ487億円32.4倍
92931ユーグレナ473億円
101375ユキグニファクトリー471億円15.9倍
119279ギフトホールディングス471億円32.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

1957年設立から1959年の商号変更:沖縄ビールがオリオンビールへ

1957年5月、資本金42万ドルで沖縄ビール株式会社が設立された。翌1958年11月に名護工場が完成し、ビール製造の基盤が整う。1959年6月には商号をオリオンビール株式会社に変更し、ブランド名「オリオン」を冠した企業として再スタートを切った。この商号変更は、沖縄独自のビールブランドを確立する意思を示すものであった。

1960年、名護工場で「オリオン・ザ・ドラフト」発売

1960年、名護工場で製造した「オリオン・ザ・ドラフト」が発売された。沖縄産大麦と水を使用し、温暖な気候に合わせたすっきりとした味わいが特徴である。同年8月には第1回「レディに贈るオリオンビールの夕べ」を開催(1967年以降「オリオンビアフェスト」に改称)、地域に根差したプロモーションを展開し、ブランド認知を高めた。

輸出開始と首都圏進出:1966年~1990年

1966年3月、台湾向け初輸出を達成し、海外市場へ第一歩を踏み出す。1976年6月には米国向け輸出を開始した。1990年7月には首都圏での販売を開始し、県外市場への本格進出を果たした。これにより、沖縄県外の消費者にも「オリオン」ブランドが認知されるようになり、後の全国展開の布石となった。

2002年のアサヒビール提携で販路拡大

2002年4月、アサヒビールと包括的業務提携覚書を締結した。同年11月には「アサヒオリオン ザ・ドラフト」を全国展開(アサヒビールが販売)。2003年5月からは沖縄県内でアサヒブランドのライセンス生産と販売を開始し、両社の協力関係が本格化した。この提携により、オリオンは全国の量販店チャネルへのアクセスを得て、売上を大きく伸ばす基盤を築いた。

子会社設立と工場見学施設開業:2005年~2011年

2005年7月、生ビールサーバー等の機器設置・洗浄・修理を行うオリオンサポート株式会社を設立(資本金30百万円)。2007年8月には株式取得により石川酒造場を子会社化し、泡盛・もろみ酢などの分野に進出した。2011年5月には名護工場に併設する工場見学施設「オリオンハッピーパーク」を開業し、観光客向けの体験型施設としてブランド発信を強化した。

2019年MBOにより非公開化、本社移転

2019年3月、野村キャピタル・パートナーズとカーライルをスポンサーとするMBOを実施し、オーシャン・ホールディングスの子会社となった。これにより株式を非公開化し、経営の自由度を高めた。2020年5月には本社を浦添市から豊見城市の自社物件「豊崎ライフスタイルセンターTOMITON」へ移転し、商業施設と一体化した本社モデルを構築した。

2022年のグループ再編と石川酒造場の完全子会社化

2022年12月、当社を存続会社としてオーシャン・ホールディングス、オーシャン・ウェーブズ・ホールディングス、幸商事の3社を吸収合併し、グループをシンプルな構造に再編した。同年9月には石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金33.5百万円)、泡盛・もろみ酢事業の経営資源を集中させた。

上場と近鉄グループとの提携:2024年~2025年

2024年3月、糸満観光農園内酒造施設で製造したワインの販売を開始、新たな酒類カテゴリーに参入した。同年6月、近鉄グループホールディングスと資本業務提携を結び、ホテル運営ノウハウの共有やアセット活用の協働を進めた。2025年9月には東京証券取引所プライム市場へ上場予定であり、新たな成長資金の調達とガバナンス強化を図る。

年表22件を開く

1950年代

  • 1957年5月当社の前身である沖縄ビール㈱を設立(資本金42万ドル)
  • 1958年11月名護工場完成
  • 1959年6月沖縄ビール㈱の商号をオリオンビール㈱へ変更

1960年代

  • 1962年8月第1回レディに贈るオリオンビールの夕べを開催(1967年以降「オリオンビアフェスト」に改称)
  • 1966年3月台湾向け初輸出

1970年代

  • 1976年6月米国向け初輸出

1990年代

  • 1990年7月首都圏販売開始

2000年代

  • 2002年4月アサヒビール㈱と包括的業務提携覚書締結
  • 2002年11月アサヒオリオン ザ・ドラフトを全国展開
  • 2003年5月沖縄県におけるアサヒブランドのライセンス生産並びにアサヒビール商品の販売開始
  • 2005年7月生ビールサーバー等機器設置・洗浄・修理等を行うオリオンサポート㈱を設立(資本金30百万円)
  • 2007年8月M&A株式取得により㈱石川酒造場を子会社化

2010年代

  • 2011年5月工場見学施設 オリオンハッピーパークを開業
  • 2019年3月スポンサーに野村キャピタル・パートナーズ、カーライルを迎えMBOを実施し、オーシャン・ホールディングス㈱の子会社となる

2020年代

  • 2020年4月M&A当社を存続会社、オリオンサポート㈱を消滅会社とする吸収合併を実施
  • 2020年5月本社を沖縄県浦添市から沖縄県豊見城市へ移転(当社所有不動産 豊崎ライフスタイルセンターTOMITONへ)
  • 2020年7月自社ECサイトを開設
  • 2022年9月M&A㈱石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金 33.5百万円 酒類清涼飲料の製造販売)
  • 2022年12月M&A当社を存続会社、オーシャン・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併 当社を存続会社、オーシャン・ウェーブズ・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併 当社を存続会社、㈱幸商事を消滅会社とする吸収合併
  • 2024年3月糸満観光農園内酒造施設で製造されたワインの販売開始
  • 2024年6月流通・ホテル等の販売チャネルを通じた協働等を目的に、近鉄グループホールディングス㈱と資本業務提携に合意
  • 2025年9月上場東京証券取引所プライム市場へ上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(税抜)成長率CAGR2030年3月期まで5.9%
  • EBITDAマージン(税抜)2030年3月期まで25.1%
  • ROE2030年3月期まで16.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    循環成長型ビジネスモデルの強化

    沖縄県内での酒類販売やリゾートホテルサービスを通じて沖縄の魅力を提供し、県外・海外で沖縄を想起させる施策を展開することでブランドロイヤリティを向上させるビジネスモデルを推進する。

  2. 02

    既存事業の成長加速と新規事業創出

    酒類清涼飲料事業では県外・海外市場やライセンスビジネスを強化し、もろみ酢を活かした健康市場への新規参入を図る。観光・ホテル事業ではホテルのバリューアップ投資やアネックス棟新設、沖縄北部での観光エコシステム形成を進める。

  3. 03

    資本効率の改善と株主還元の充実

    積極的な成長投資を通じて売上・利益の持続的成長と資本効率の改善を目指し、成長投資と株主還元の最適なバランスを追求する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
オリオンホテルモトブリゾート&スパ — 沖縄県国頭郡 本部町7,809百万円
観光・ホテル事業
工場 — 沖縄県名護市7,467百万円
酒類清涼飲料事業
豊崎ライフスタイルセンターTOMITON — 沖縄県豊見城市2,881百万円
観光・ホテル事業
本社 — 沖縄県豊見城市199百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    オリオンホテル株式会社
    沖縄県国頭郡本部町
    議決権100.0%
  • 国内
    アサヒオリオン飲料株式会社
    沖縄県浦添市
    議決権20.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和5年度 沖縄県産酒類製造業者の海外展開に向けた調査業務
    内閣府 · 2023-06-06
    1.1億円
  • 補助金
    令和5年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金
    内閣府 · 2023-06-12
    1.6億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は297億円営業利益43億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.8%、利益が+22.9%。

売上高
+2.8%
297億円
営業利益
+22.9%
43億円
純利益
-50.7%
36億円
営業利益率
14.5%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高311億円297億円
営業利益44億円43億円
純利益29億円36億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は72億円、営業利益は10億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q1582717.125
2026年4Q1391611.511
2027年1Q721013.97

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年3月期からの5期で、売上は166億円から297億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は14.5%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金 33.5百万円 酒類清涼飲料の製造販売)
2022年3月16668
2023年3月2182766
2024年3月2602846
東京証券取引所プライム市場へ上場
2025年3月289353412.173
2026年3月297434114.536

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高297億円のうち、営業利益として残るのは43億円14.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の12.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金48.1%143億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.4%111億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.5%43億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
51.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.3pt
14.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.9pt
12.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.2pt
19.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが19億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は95億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2024年3月1828−2746124
2025年3月6199−152160132
2026年3月−719−491295

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年3月期の総資産は441億円。このうち返さなくてよい自己資本が185億円で、自己資本比率は41.9%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年3月6415786390.2
2023年3月43915728235.7
2024年3月55125030145.4
2025年3月50919031937.3
2026年3月44118525641.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
105億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
36億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
256億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中104位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
19.5%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
14.5%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.9%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,163で、1年前と比べて-38.6%過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。

¥1,163-0.6%1ヶ月-5.9%1年-38.6%時価総額491億円
過去52週の値幅
安値¥1,100高値¥2,262

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.2倍
PER (会社予想)17.4倍
PBR2.77倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+2.7%と小幅高。7/30に1318円まで上昇も、翌日-5.5%と急落。25日移動平均線(1227.48円)を上回る。52週高値2262円からは約45%下落、52週安値1100円からは約13%高。RSIは50.9と中立。出来高は7/30に33万株と増加したが、高値圏での売り圧力も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは10.84倍で業界平均の27.71倍を大幅に下回り、割安性が明確。PBRは2.83倍で平均の1.59倍を上回るが、ROEが19.5%と高く収益性が優れる。配当利回り3.56%は平均2.32%を上回り、配当性向26%と余裕がある。業績は売上高増加と営業利益率の改善が続く。PBR高めだが、高ROEとPERの低さから総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.2倍28.6倍
PER (予想)17.4倍
PBR2.77倍1.62倍
ROE19.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した地元需要と観光需要で増収が続く中、強気派は、ブランド力と観光客の回復による成長を期待する。弱気派は、人口減少や市場縮小、大手ビールメーカーとの競争を懸念する。株価は1年で大きく下落し、配当利回りが高い点も焦点。

プラスに働く材料7
  • 地元での強いブランド

    県内シェアが高く、観光客の取り込みも強い

  • 高い収益性

    営業利益率14%とビール業界で高水準

  • 株主還元

    配当利回り3.5%超で、株主に利益を還元

  • 2026年3月期営業利益43億円、営業利益率14.48%と高水準通年影響

    営業利益は前期35億円から22.9%増加。売上高297億円で収益性改善。

  • 売上高297億円と3期連続増収通年影響

    売上高は260億円→289億円→297億円と着実に拡大。

  • PER10.84倍・配当利回り3.56%と割安な株主還元継続影響

    EPS約114円、配当約44円。低PERと高配当で下値が支えられる。

  • ROE19.5%と高く資本効率への評価が続く継続影響

    ROE19.5%。利益水準が維持されればPBR2.83倍でも成長期待は高い。

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小リスク

    人口減少と飲酒人口の減少で市場が縮小

  • 大手との競争

    アサヒなど大手の攻勢が強まりシェア低下の恐れ

  • 業績の変動

    原材料高や観光依存で利益が変動しやすい

  • 2026年3月期の当期純利益36億円と前期から半減通年影響

    当期純利益は前期73億円から36億円へ50.7%減。特別損益剥落で1株利益が減少。

  • 売上高伸び率が11%→2.8%に減速通年影響

    2025/3期の増収率11.2%に対し2026/3期は2.8%。成長鈍化で評価が重し。

  • 1年間で株価34.65%下落し上値重い不定影響

    株価1237円と1年前から34.65%下落。戻り売り圧力が続く。

  • 外国人保有比率4.19%と低く需給が国内中心継続影響

    外国人保有4.19%と低く、海外資金による需給改善が期待しにくい。

次の決算で確かめる点
県内ビール販売数量
地元シェアと需要動向の指標
観光需要関連売上
観光客向け販売が業績に影響するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から51.1%いまの株価に対する利回りは2.92%。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
26.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月5,80050.6
2024年3月8,60048.350.6
2025年3月90−99.086.7
2026年3月44−51.126.0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ43,494人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.4%を占め、残る57.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2026年3月%
個人・その他51.0
事業法人26.8
金融機関15.6
外国法人3.2
証券会社2.4
外国人個人1.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.88
02アサヒビール株式会社9.76
03近鉄グループホールディングス株式会社9.75
04株式会社沖縄銀行1.39
05株式会社琉球銀行1.39
06琉球海運株式会社1.39
07オリオンビール従業員持株会1.20
08ドウガン パトリック ジョン0.90
09株式会社プレミアムウォーターホールディングス0.87
10株式会社日本カストディ銀行(年金特金口)0.85

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    キャピタル・インターナショナル・インク(Capital International, Inc.)
    新規の大量保有報告
    1.54%
    -0.73pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で−92%、1株純資産は5期で−99%。直近期のROEは19.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%配当性向%
2022年3月1,12480,2671.4
2023年3月11,46257,51217.850.6
2024年3月8545819.850.6
2025年3月13446533.286.7
2026年3月8943719.526.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村野一代表取締役 社長6438,400
成政紀取締役38
池田史郎取締役69
富岡隆臣取締役64
横澤太一取締役57
ズナイデン房子取締役61
村山利栄取締役66
友寄淳常勤監査役69
杉浦秀徳監査役65
新見研吾監査役50
兼松康取締役58
中之坊健介取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2442247136
社外取締役7433487

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,629字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(オリオンホテル株式会社、株式会社石川酒造場)、関連会社(アサヒオリオン飲料株式会社)の計4社で構成されており、主な事業内容と、主要会社の当該事業における位置づけは次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (事業概要) 当社グループは、「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」をミッションとし、魅力ある商品・体験を沖縄県民、観光客にお届けし、沖縄と共に持続的な成長を実現する「循環成長型ビジネスモデル」を掲げ、企業価値向上を追求しております。沖縄県内での酒類販売やリゾートホテルでのサービス提供を通じて、沖縄の魅力を価値として提供すると共に、県外・海外において沖縄を想起する施策を展開することで、ブランドロイヤリティを向上していくビジネスモデルを進めています。 (1)酒類清涼飲料事業 当社グループが手掛ける「オリオン」は、沖縄に根差し共に成長を遂げたビールブランドであり、その主力商品は「オリオン・ザ・ドラフト」です。1960年に誕生した「オリオン・ザ・ドラフト」は、沖縄の大麦、水を使用し製造しており、温暖な気候に合わせたすっきりとした味わいが特徴です。2024年1月に県民により愛されるブランドを目指しブランドリニューアルを実施し、沖縄県内での拡販に努めている他、県外、海外にもブランドの浸透をはかり、業容の拡大をはかっています。 当社は、沖縄県を拠点に酒類清涼飲料の製造・販売を行っております。商品としては、ビール・発泡酒(総称して、ビール類)、RTD(Ready to Drink:缶チューハイなどすぐに飲めるアルコール飲料)、洋酒、清涼飲料を扱っており、主力製品のオリオンブランドのビールは沖縄県内において高いシェアを誇っております。販売エリアとしては、沖縄県内、沖縄県外、海外(台湾、オーストラリア、韓国、米国など)です。 連結子会社である株式会社石川酒造場は、泡盛、もろみ酢、リキュール、スピリッツなどの製造・販売を行っております。 当社は、国内外のサプライヤーから原材料の調達を行い当社名護工場(沖縄県名護市)にてビール類の製造を行っております。また、RTDについては製造委託先からの仕入販売を行っております。 販売チャネルとしては、樽や瓶を主体としてビール類を販売する業務用市場(業務チャネル)、缶を主体としてビール類、RTD類を販売する家庭用市場(量販チャネル)が主な市場であります。それぞれの市場で、主力商品を中心にニーズに合わせたブランド展開を行っており、国内(県内・県外)代理店制度を採っております。また、2020年3月期に立ち上げたECチャネルでは、当社のビール類やRTDの定番品及び限定品、定期便、ギフトセット、オリジナルグッズ、沖縄県産の食品や雑貨などを展開しております。 また、ブランドライセンスビジネスは、当社のロゴや商品パッケージを使用する権利をライセンシーに提供しております。ライセンシーとの間でライセンス契約を締結し、当社のロゴ等が記載された商品を展開しております。 酒類清涼飲料事業について、当社グループにおける研究開発、調達、製造、販売などの分野ごとの概要は以下のとおりであります。 a.研究開発 当社及び株式会社石川酒造場において、新製品の考案、試作、試験、製品の改良を行っております。名護工場(沖縄県名護市)、糸満市観光農園内酒造施設(沖縄県糸満市)、石川酒造場工場(沖縄県中頭郡西原町)を拠点として研究開発を行っております。 b.調達 当社において、原材料・資材等のサプライヤーの選定、発注、検収、取引先管理に至る一連の業務を行っております。 c.製造・保管・品質保証 当社において、生産計画の策定や調整、製造、原料・製品の品質確認、製造委託先の管理、工場の管理を行っております。名護工場(沖縄県名護市)において、ビール類の生産を行っております。名護工場及び沖縄県浦添市に位置する倉庫及び県外委託先の倉庫に製品を保管しております。連結子会社である石川酒造場は自社工場(沖縄県中頭郡西原町)において、泡盛やもろみ酢等の生産を行っております。 d.マーケティング 当社において、消費者ニーズの把握、ブランド戦略の立案、マーケティング活動プランの立案と広告・主要イベント・販促の企画、メディア計画の立案とメディアの購買等を行っております。県内・国内のマーケティング活動に加えて、海外の販売地域でのマーケティングプラン策定も行っております。 e.販売(流通) 当社において、量販店及び業務店に対する販促活動を行っております。沖縄県内においてオリオンブランドのビール類を販売しております。また、2002年にはアサヒビール株式会社と包括的業務提携関係を構築し、沖縄県内においては、同社から製造ライセンスを受けて当社の名護工場で「アサヒ スーパードライ」を製造、同社から仕入をするビール類及び総合酒類の販売を開始するとともに、沖縄県外(奄美群島除く)のオリオンブランドの量販店向けビール類は、同社を通じて販売を拡大してまいりました。なお、沖縄県外向けのオリオンブランドの業務店向けビール類及びRTD類は、自社で販売しております。 さらに近年は、台湾、オーストラリア、韓国、米国などの海外市場においてもオリオンブランドのビール類及びRTD製品を販売しております。 酒類清涼飲料事業の主な商品は以下のとおりであります。 (2)観光・ホテル事業 当社は、本書提出日現在、オリオンホテルモトブリゾート&スパ(沖縄県国頭郡本部町)、ホテルルートイン名護(沖縄県名護市)及び商業施設である豊崎ライフスタイルセンターTOMITON(沖縄県豊見城市)などを所有しております。連結子会社であるオリオンホテル株式会社は、オリオンホテルモトブリゾート&スパ(沖縄県国頭郡本部町)の運営をしております。 当社は、地域に根差し、地域と共に発展する観光・ホテル事業の持続可能性をさらに強化することが、沖縄との共存共栄の実現に必要不可欠と考え、最適な事業の進め方を検討する中で、沖縄での40年以上ものホテル経営を通じて多くの地域雇用や消費を生み出してきた実績を有する近鉄グループホールディングス株式会社と、2024年6月10日に資本業務提携を結びました。 観光・ホテル事業に関する当社グループのホテル事業や不動産事業などの分野ごとの概要は以下のとおりであります。 a.ホテル事業 当社において、提出日現在、当社グループが直接運営しているオリオンホテルモトブリゾート&スパの事業戦略立案、中期及び単年度経営計画の立案、経営管理等を行っております。 ホテル運営の強化に向けて、近鉄グループホールディングス株式会社が有するホテル運営ノウハウを、近鉄グループからの専門人材の派遣、ホテル予約システム等の活用の検討、近鉄グループが展開している様々な会員プログラムの導入の検討を行っております。 b.不動産事業 当社において、不動産の投資戦略の立案、不動産の売買、賃貸借契約の締結及び管理、運営委託先の管理等を行っております。 当社グループは、2025年7月に開業したテーマパーク「ジャングリア沖縄」(沖縄県国頭郡今帰仁村呉我山)へ土地を賃貸しております。当社は、テーマパーク事業を行う株式会社ジャパンエンターテイメントホールディングスへ出資並びに同社及び同社子会社の株式会社ジャパンエンターテイメントへの取締役派遣を行っております。 また、近鉄グループホールディングス株式会社との資本業務提携を通して、同社及び当社が沖縄で保有するアセットの活用についての協働検討も行っております。 観光・ホテル事業における施設の概要は以下のとおりであります。 所有   名称   所在地   概要 当社   オリオンホテルモトブリゾート&スパ   沖縄県国頭郡本部町   客室数238室、全室オーシャンフロント・バルコニー付のリゾートホテル連結子会社であるオリオンホテル株式会社が運営 豊崎ライフスタイルセンターTOMITON   沖縄県豊見城市   当社本社オフィス及び賃貸不動産(ショッピングセンター) ホテルルートイン名護   沖縄県名護市   賃貸不動産(客室数147室、名護市内の宿泊特化型ホテル)ルートインジャパン株式会社が運営 ジャングリア沖縄用地   沖縄県名護市及び国頭郡今帰仁村   ゴルフ場跡地をジャングリア沖縄の用地として株式会社ジャパンエンターテイメントへ賃貸 事業の系統図は、次のとおりであります。 ※1 連結子会社 ※2 持分法適用関連会社 ※3 実店舗を持たずにインターネット上だけで旅行商品の取引が完結する旅行会社
経営方針・対処すべき課題1,573字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)オリオングループの経営理念 当社グループは「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」というMission実現のため、Core Valuesの実践を通して企業文化の醸成を図り、Visionとしているそれぞれの具体的な価値を各ステークホルダーに提供いたします。 (2)経営環境及び経営の基本方針、経営戦略 当社グループのマザーマーケットである沖縄県は、米国のハワイ州に匹敵する観光客が訪れる日本の南国リゾートであり、今後も観光需要の増加による成長が見込まれています。 オリオンブランドは、沖縄と共に育ち、沖縄県民そして観光客に強く認知されているブランドであり、沖縄の観光成長を取り込むことができる事業基盤を有しています。 当社グループにおける事業環境は、10月に控える酒税改正や「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(以下、特措法)」による酒税軽減措置の廃止による影響、及び中東情勢に伴う調達環境での不透明な状況が想定されます。 当社グループは、「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」をMissionとし、魅力ある商品・体験を沖縄県民、観光客にお届けし、沖縄と共に持続的な成長を実現する「循環成長型ビジネスモデル」を掲げ、企業価値向上を追求しています。沖縄県内での酒類販売やリゾートホテルでのサービス提供を通じて、沖縄の魅力を価値として提供すると共に、県外・海外において沖縄を想起する施策を展開することで、ブランドロイヤリティを向上していくビジネスモデルを進めています。 (3)中期経営計画 当社グループは、「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」というミッション実現のため、「オリオン」ブランドを掲げて沖縄に根差したビジネスを展開しており、「沖縄と共に循環成長するビジネスモデルの強化」を目標として、沖縄の魅力の詰まった商品・サービスの提供、強固なグループ収益構造の構築、サステナビリティ経営基盤の整備とインパクトの創出を推進してまいります。 中期経営計画(2027年3月期~2030年3月期)を通じて、売上高(税抜)成長率CAGR5.9%(2025年3月期を基準)、収益性改善目標としてEBITDAマージン(税抜)25.1%、資本効率の改善目標としてROE16.0%を追求します。 上述の経営指標の達成に向け、既存事業での成長加速を図りつつ、新たな成長ドライバーの確立に向け、積極的な成長投資を進めてまいります。 酒類清涼飲料事業では、マーケティング強化や商品ポートフォリオの最適化により県内市場での安定成長を維持するとともに、成長ドライバーである県外市場・海外市場・ライセンスビジネスのさらなる増強を図ります。観光・ホテル事業においては、オリオンホテルモトブリゾート&スパでのバリューアップ投資の実行に加え、アネックス棟を新設し、沖縄体験価値の深化に向けたサービスを強化します。 さらに、新たな成長ドライバーの確立に向け、酒類清涼飲料事業で、もろみ酢の特性を活かした新規事業を立ち上げ、成長ポテンシャルの高い健康市場への新規参入を図ります。観光・ホテル事業では、オリオンホテルモトブリゾート&スパ及び名護工場を起点に沖縄北部における観光エコシステムの形成に取り組むとともに、外部連携とアセット活用戦略の高度化により、観光事業における新たな成長パイプラインを構築していきます。 キャピタルアロケーションの観点では、2030年3月期に向けて、積極的な成長投資を通じ、売上・利益の持続的成長と資本効率の改善を目指すとともに、株主還元の充実を図り、成長投資と株主還元の最適なバランスを追求してまいります。
事業等のリスク13,608字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)リスクマネジメントに関する基本的な考え方 当社グループにおいては「リスク管理・コンプライアンス規程」を制定しております。当社グループにおいて、「リスク」とは、当社グループに物理的、経済的又は信用上の損失(機会損失を含む)若しくは不利益を生じさせる全ての可能性を指すものとし、「具体的リスク」とは、リスクが具現化した以下に掲げる事象などを指します。 a.信用の危機…不全な事業活動や欠陥のある情報の提供などによるイメージの低下 b.財政上の危機…収入の減少や資金の運用の失敗などによる財務の悪化 c.人的危機…労使関係の悪化や役員間の内紛や代表者の継承など d.外部からの危機…自然災害や事故及び外部からの不法な攻撃 e.その他…前各号に準ずる危機 上記のうち、「重要なリスク」として以下の事象を想定し、経営会議において管理するとともに内部通報制度の対象とし迅速な対応を行っております。 a.信用の危機 ・会社の法令遵守義務違反 ・顧客・取引先情報の漏洩 ・製造物責任・リコール b.財政上の危機 ・新規事業、設備投資・製品開発の失敗 ・与信管理の失敗 ・取引先の被災・事故・倒産 c.人的危機 ・役職員の過労死、過労による自殺 ・重大な労働災害、悪質なハラスメント ・役職員による不正行為・背任行為 d.外部からの危機 ・台風や地震などの自然災害 ・火災や環境汚染などの人的災害 ・役職員などに係る重大な人身事故 ・サイバー攻撃、ウィルス感染など外部からの不法な攻撃 e.その他、前各号に準ずる経営上のリスク 当社グループは、業務執行上の重要な意思決定ないし事業遂行などに内在するリスクは経営会議において管理し、経営会議における審議、報告事項などに対して、各部門が想定されるリスクを分析し、必要な報告を行う体制を構築しております。 内部通報事案、そのほかコンプライアンスに関連する事項は、リスク管理・コンプライアンス委員会で審議を行っております。委員会の職務は、次のとおりであります。 ・年度計画策定におけるリスクの識別、分析評価及びその予防と対応策検討 ・不祥事、トラブルに対する迅速な対応及び状況の総括的把握 ・リスク回避への啓発、教育 ・リスクの顕在化に対する再発防止策検討と実施指示 ・オリオンビールの取締役会への報告又は提案 ・コンプライアンスの状況の確認 ・コンプライアンス研修など ・コンプライアンス・マニュアル、コンプライアンス・プログラムなどの作成 ・そのほかリスク管理に関する一切の事項 (2)重要リスク a.経済情勢及び人口動態の変化について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:大 当社グループの売上高は主に国内の景気動向による影響を受けるため、経済情勢の変化による景気悪化、実質賃金の下落、日本国内の少子高齢化の進行による市場全体の縮小に伴い、主要製品の出荷変動、主要製品の単価下落の可能性や保有資産の価値の低下につながるリスクがあります。また、当社のビール類売上の71.0%(2026年3月期)は沖縄県内向けであり、沖縄県内の景気動向により、主要製品の出荷変動、主要製品の単価下落の可能性や保有資産の価値の低下につながるリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社グループは、中期経営計画において「酒類清涼飲料事業における収益基盤拡大」を掲げ沖縄県外チャネルの強化及び海外展開の拡大を行うことにより、特定地域に依存しない収益構造の確立を図ってまいります。 b.酒税の変更により業績が影響を受けるリスク(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:高、発生時期:短期(2026年、2032年)、影響度:中 当社グループが沖縄県内に出荷するビールについては「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律」により酒税の軽減措置が有りますが、軽減措置の段階的廃止が行われることとなりました。2023年10月1日からビール等は20%から15%へと軽減率を変更、2026年10月1日にビール等の軽減措置は廃止されます。また、泡盛については事業規模に応じて段階的に軽減が行われ、2032年5月15日に軽減が廃止されます。また、酒税の増税が行われた場合、販売価格の上昇によって酒類清涼飲料事業における酒類消費量が減少し、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 酒類清涼飲料事業は中期経営計画において中長期的な収益構造強化のために「収益基盤の拡大」「収益性の向上」「新たな成長ドライバーの開発」を主要戦略としております。 「収益基盤の拡大」については軽減措置の段階的廃止影響を低減させるべく、2020年3月期において約12%を占めていた軽減措置が及ばない県外、海外の売上構成比率を2026年3月期においては約27%まで拡大させてまいりました。この県外、海外の売上構成比拡大は両事業の成長をベースに今後も継続する計画となっております。 「収益性の向上」につきましては、原材料費の高騰やその他コストの上昇という環境下においても、価格の改定や高付加価値商品の導入とその拡販、製造を含めた事業オペレーションの効率化を図ることで2020年3月期に10.9%であった酒類清涼飲料事業の売上高営業利益率を2026年3月期には15.2%まで向上させてまいりました。今後も利益を最大化するために、価格感応度分析を踏まえた価格設定の見直しや高付加価値商品の拡販、オペレーション効率化等を継続的に実行して行きながら更なる収益性の向上を図ってまいります。 「新たな成長ドライバーの開発」につきましては、今後も高収益かつ高成長性が見込まれるライセンスビジネスの拡大、また観光・ホテル事業とのシナジー効果が期待出来るクラフトビール事業の拡大を行ってまいります。 これらの主要戦略を引き続きしっかりと実行していくことで一層の収益構造の強化を図り、今後想定される軽減措置廃止の影響を最小限に留めていく所存であります。 c.特定事業分野への依存度について(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:大 酒類清涼飲料事業の売上高のうち、ビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)は2026年3月期において8割を超えております。消費者の嗜好性の変化、世代交代などにより、お客様の支持を失ってしまうと、本商品群の売上高が減少し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼすリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 中期経営計画において「収益基盤の拡大」並びに「新たな成長ドライバーの開発」を主要な戦略としており、ビール類以外の商品ラインナップを充実させバランスの取れた事業拡大を図ってまいります。 d.アサヒビール株式会社との取引関係に係るリスク(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:低、発生時期:不明、影響度:大 当社は2002年よりアサヒビール株式会社と包括的業務提携を行っております。当該業務提携に関する重要な契約は以下のとおりです。 ①沖縄県及び鹿児島県奄美大島群島を除く日本におけるアサヒビール株式会社による「アサヒオリオン ザ・ドラフト」等の販売契約 ②沖縄県におけるオリオンビール株式会社への「アサヒスーパードライ」等の製造販売ライセンス供与契約 契約①が失効した場合、沖縄県外での「アサヒオリオン」ブランドのビール類販売が減少することで、当社の利益が減少するリスクがあります。 契約②が失効した場合、アサヒビール株式会社が自社で製造販売するため、沖縄県内での「アサヒスーパードライ」の製造販売は減少しないが、当社の利益が減少するリスクがあります。 競争力のある商品開発を促進し県外展開を図ること、また沖縄県内での「アサヒスーパードライ」のシェアを更に高めることにより相互利益の一層の拡大を図ってまいります。 また、マネジメント層から担当者層まで階層ごとに対話の場を定期的に設定し、二社間の良好な関係の維持に努めてまいります。 e.沖縄県内の入域観光客数の変動について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:中、発生時期:不明、影響度:大 観光・ホテル事業のうちホテル事業は、沖縄県内の入域観光客数に大きく左右され、政治情勢によりインバウンド需要が減少する等の急激な変動が発生した場合は、ホテル事業の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、酒類清涼飲料事業における沖縄県内の売上高も、入域観光客数の変動の影響を受けます。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 ホテル事業の収益安定化のためホテル施設内のテナント誘致を推し進めるとともに、料飲部門の充実を図り沖縄県内のお客様の飲食・宴会利用促進を進めてまいります。 f.食の安全性について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:不明、影響度:大 製品及び原材料に係る品質及び表示の問題などが発生した場合、製品回収、出荷不良品発生、製造物責任を追及される可能性があります。 ホテル事業においては、食中毒が発生した場合、一定期間の営業停止などを命ぜられ、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社では、グループの行動規範であるORION WAYにおいて、「私たちは、高水準・高品質の商品やサービスを提供し、現状に満足することなく、全ての活動を向上させなければならない」としております。原材料の調達から製造、製品までの品質、安全・安心を確保するため、名護工場においては、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000を取得しました。ホテルにおいては、厚生労働省より発令されたHACCPに沿った衛生管理の義務化に則り、取引先の衛生状態のチェック、配送温度管理方法の確認、調理場内でのチェックポイント17項目を設定し、取り組んでおります。 当社グループでは、製品の品質モニタリングや品質保証の仕組みの監査を実施するなど、品質保証の強化に最大限努めております。経営トップが品質の重要性をグループ全体にメッセージとして発信することに加えて、教育研修を実施することで品質を大切にする組織風土の醸成に取り組んでおります。 g.製造委託品及び仕入商品の安全性について(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:低、発生時期:不明、影響度:中 当社グループは一部の商品について外部に製造委託を行っております。また、仕入商品も取り扱っております。製造委託品について品質などの問題が発生した場合、販売休止、製品回収などの可能性があり、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 新規に製造委託先で製造する商品に関しては、毎ロットの製造に対して1ケースを当社の品質管理課に直接取り寄せ、品質評価を実施しており、最低でも3回分のロットを継続して評価しております。また、当社のRTD商品開発課及び品質管理課は、不定期で製造委託先のQA(Quality Assurance:品質保証)点検を実施しております。 h.新型コロナウイルス感染症などの新型感染症について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:中、発生時期:短期、影響度:大 新型コロナウイルス感染症の流行は、当社グループでは特に業務用の酒類清涼飲料事業及び観光・ホテル事業のホテル事業に大きな影響を及ぼしました。 新たな感染症の流行発生とそれに伴うロックダウンや緊急事態宣言などが新たに生じた場合には、業務用ビール類を中心とした主要製品の売上高減少の可能性及びホテル事業の売上高減少のリスクがあります。また、従業員への罹患が広がり事業活動に必要な要員確保に影響が生じるリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 新型コロナウイルスの感染拡大によって、消費者の意識や動向に変化が起きました。節約志向、健康志向の高まり、オンラインチャネル(ECなど)の利用のさらなる増加、リモートワークの定着による消費行動の変化といった消費者、市場、社会などの変化には不可逆的な部分があるとの認識の下、酒類飲料事業における収益基盤拡大と収益性向上、新たな成長ドライバー開発、観光・ホテル事業におけるブランド力向上と競争力強化に取り組んでまいります。 従業員の罹患リスクに対しては、各種の感染予防策を実施・徹底しており、また罹患が疑われる場合の報告体制や対応フローなども取り決めております。 i.環境に係るリスク:地球温暖化に伴う温室効果ガス排出削減への対応について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:中 地球温暖化への対応として、2021年に日本政府より「2050年温室効果ガス実質ゼロ」、「2030年度温室効果ガスを2013年度比46%削減、さらに50%の高みを目指す」との方向性が出されました。これを受け、各企業での自主的な温室効果ガス排出量削減、カーボンニュートラルに向けた具体的施策策定、目標設定、これら目標の進捗情報の開示義務の拡大要求が高まるとともに、炭素税(或いは類似税)の施行や省エネ法の厳格化など、環境対策強化のための規制強化が進むと考えられます。地球温暖化対策のための施策及び環境情報開示の遅れは、消費者の環境配慮意識の高まりに伴い、企業ブランドイメージの毀損・低減による売上高減とともに、ステークホルダー全体からの懸念増加につながるリスクがあります。 当社グループは、中期経営計画において、中長期的目標、施策を設定し、温室効果ガス排出削減を図っています。具体的には、名護工場において、2016年に燃料をそれまでの重油から液化天然ガスに切り替えたのをはじめ、高効率エネルギー機器導入など省エネルギー化による温室効果ガス削減を進めてきました。また、ホテルにおいても、太陽光発電システムや高効率冷暖房設備の導入を進め、CO2排出量削減に努めております。さらに2022年以降は沖縄電力から購入する電力の50%を、県産の資源を活用した実質再生可能エネルギー100%電力に切り替えたことなどにより、2023年度には2019年度比22.7%のCO2排出量削減を実現しました。また、これと並行してグループ全体での温室効果ガス排出量把握に向けたシステムの導入も進めています。今後も、温室効果ガス削減のための新技術の導入、再生エネルギーの積極的活用などにより、2050年の温室効果ガス実質ゼロ実現に努めるとともに、その進捗状況について積極的に情報開示してまいります。 j.環境に係るリスク:気候変動によるリスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:短期・中長期、影響度:中 気候変動が当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。 当社ビール類の工場(沖縄県名護市)の水源地において干ばつが発生し必要な水資源が確保出来ない場合には操業停止による機会損失や工場移転費用が発生するリスクがあります。台風の強力化や異常気象による風水害及び土砂災害が発生することで生産ラインや物流が停止し、設備被害や機会損失、製品廃棄による損失が発生するリスクがあります。原料の供給地域における生育環境の変化、自然災害により、需給バランスや品質に影響し、主要な原料価格が変動するリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社グループは、サステナビリティ経営を推進しており、気候変動が当社グループの事業に及ぼすリスクと機会の分析と対応の検討を行っています。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)が推奨する4つの開示項目(「ガバナンス」「リスク管理」「戦略」「指標と目標」)について、気候関連情報を開示してまいります。GHG排出量の削減に関してScope1、2について、グループ全体で2030年までに対2019年比「50%減」を、また、2050年までに「ネットゼロ」を目指します。 k.多様で有能な人材の確保について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:不明、影響度:大 多様で有能な経営幹部並びに一般社員を、必要数確保、育成及び定着させることができず、中期経営計画の実行に支障が生じる可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社グループでは、多様で有能な人材の確保につながる4つの施策を行っております。まず、採用時にはジョブ・ディスクリプションを作成し、確保すべき人材の職務内容、求められる成果水準、望ましい経験、必要スキルを明確にして的確な採用を行います。次に、入社時にはオンボーディング研修を実施し、早期の組織定着を実現しており、対象者が若年層の場合はメンターを配備しております。3点目に、目標達成度評価における面接及びキャリア面談などの機会を通じて、常に上司と部下の緊密なコミュニケーションを図っております。最後に、年に数回「人材開発会議(タレントディスカッション)」を行い、人材マッピングのアップデート、次期昇格者などハイポテンシャルな人材の特定と個別育成計画を策定し、実行しております。 l.人件費の上昇リスク(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:短期・中長期、影響度:大 近年の物価上昇及び政府主導による賃金引上げ施策の環境下にあり中途採用の募集賃金・新卒初任給の賃金引き上げも視野に入ってまいります。これら各種賃金の上昇は直接的に経営数値に影響を与える可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 良質人材の確保・定着のためには人件費の上昇は避けられないという認識に立脚し、その上昇幅を経営数値の許される範囲で合理的にコントロールしていくことが必須となります。具体的には一度に大幅な賃金上昇を実現するのではなく、中期経営計画などと連動し、複数年にわたる中長期的な賃金水準の改善計画を策定しております。また、賃金改定にあたり労働組合との綿密な意思疎通が必要となるため、賃金改定に関する各種指標及びその解釈の共有化など、緊密な関係性を構築しております。 m.国内物流需給ギャップの拡大について(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:高、発生時期:短期・中長期、影響度:小 国内の物流環境は、少子高齢化による労働人口の減少に加え、ECによる取引量等の増加等に伴い物流量が増加しており、運送ドライバーや荷役作業員の人手不足が深刻化しております。これにより、物流コストは恒常的に増加傾向にあります。このような環境下において、サプライチェーン全体でコスト上昇や機会損失により、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社の生産拠点は、ビール類については沖縄県にある名護工場、RTD類については沖縄県内及び県外の委託先です。県内-県外の物流では海上輸送を的確にプランすること、県内の物流では代理店との間で発注ロットと在庫を最適化するための協同取組を行うことによりムダとムラを排除します。更に、県外の物流では外部倉庫の選定や変更を機動的に行うこと、公式ECでは専門業者への委託などを行うことでコストの最適化と機会ロスの極小化を目指します。 n.サプライチェーンに係るリスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:不明、影響度:中 地震・集中豪雨などの大規模自然災害、感染症、そのほかの災害・事故などによりサプライチェーンが分断するリスクがあります。 災害・事故などへの対応としてBCP(事業継続計画)を策定しております。また、工場における需給予測精度の向上と適正在庫水準の確保に取り組んでおります。 o.原料・資材価格について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:短期、影響度:大 当社グループの使用する主要な原料・資材には、その価格が商品相場や為替市場などの状況により変動するものがあります。それらの原料・資材の価格が高騰することにより、売上原価が上昇し、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼすリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 原料・資材価格に影響する市況の最新情報収集強化、調達先の分散・多様化、適正在庫の水準の維持、為替予約などの様々な対策を進めております。コストサイドの取組に加え、セールスサイドでは適正な利益を確保するための価格改定を検討・実施してまいります。 p.光熱費の上昇リスク(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:大 地政学的要因及び為替変動に伴うエネルギー価格上昇により、光熱費が上昇するリスクがあります。特に、当社グループにおいては、事業が沖縄県内中心であることから、現状、複数のエネルギー供給元の活用による価格抑制が難しい状況にあります。 当社グループは、施設や製造機器のエネルギー効率を向上させるため、高効率な照明や冷凍機システムの導入などの改修や投資を行っております。また、ホテルではすでに太陽光パネルの導入により、電力の一部を自家発電による電力に切り替えております。さらに、名護工場においても、太陽光パネルやコージェネレーションシステムの導入を検討しており、価格上昇の影響の軽減を進めてまいります。加えて、沖縄県内においても、新電力事業者の再進出の情報もあることから、複数のエネルギー供給元の活用による価格抑制についても検討してまいります。 q.法的規制などの影響について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:不明、影響度:中 当社グループは、酒税法や食品衛生法、環境・リサイクル関連法規、景品表示法などの様々な法的規制の適用を受けるなか、ビール製造免許や酒類販売免許などの許認可を受け、事業活動を行っています。各免許の期限の定めはありませんが、法令違反(酒類販売免許を受けていない者や20歳未満の者に酒類の販売をした場合など)が発生した場合は免許取り消しのリスクがあります。また、事業を展開する各国の法的規制の適用も受けております。酒税や消費税の増税などが実施されることによる需要の減少、酒類の広告に対する規制や酒販店店頭での販売時間、酒類販売場所に対する規制が広がっていく場合など、需要の減少や新たな規制に対応するための費用などが発生する可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても常にあるものと認識しております。 当社グループでは、事業を行う上で適用される法令等の一覧表を整備し、法務部門を中心に担当部門を決めて、法規制の新設や変更を定期的にモニタリングし法令違反のリスクの未然防止に努めています。当社の事業に重大な影響を与え得る法規制が新設される、或いは変更されるという情報を得た場合、担当部門は法務部門と連携し、顧問弁護士へも相談して対策案を講じ、経営会議等で対策をディスカッションしております。 r.アルコールの負の影響について(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:大 アルコールの負の影響に関して、WHOは世界的な規模での酒類販売に関する将来的な規制に向けた議論をしており、酒類販売に関する規制が行われるリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても相応にあるものと認識しております。 観光・ホテル事業にも適切に経営資源を配分し酒類への集中度軽減を図っております。WEBやポスターなどを活用しながら20歳未満の飲酒防止啓発や適正飲酒啓発活動を行っております。 s.事業・資本提携について(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:中長期、影響度:大 当社グループでは、成長に向けた競争力強化の一環として国内外他社との事業・資本提携を実施する可能性があります。事業・資本提携により獲得いたしました経営資源について期待したシナジー効果が創出出来ない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても相応にあるものと認識しております。 事業・資本提携に当たっては、慎重に検討を行い、対象会社の財務内容や契約関係などについて、詳細なデューデリジェンスを行い、将来の損失を最大限回避するように努めております。 t.情報セキュリティについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:中、発生時期:随時、影響度:大 顧客情報の漏洩や第三者からのサイバー攻撃などの情報セキュリティ事故により、当社の信用の失墜や損害賠償などが発生するリスクがあります。また、システム障害が発生して、業務の遅延や停止など業務に支障が出る可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティに関する規定を制定し、情報セキュリティ推進を担当する役員を中心にしたセキュリティ委員会を組織し、情報セキュリティ体制を強化しております。社員に対しては、社内教育を継続的に実施し、情報が漏洩した際のリスクと個人情報の重要性の理解、事故発生時に取るべき対応の周知を図っております。重要な情報資産に対するアクセス権限などのシステム上の対策と、書類保管庫の施錠、オフィスの入退室管理などの物理的な対策の両面を進めております。 u.自然災害の発生によるリスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:随時、影響度:大 当社グループの事業拠点において大規模な自然災害が発生した場合には、当社グループの所有する設備に損害を受ける可能性があり一時的に事業停止に陥るリスクがあります。当該リスクが顕在化する可能性は、翌期以降においても相応にあるものと認識しております。 起こりうる災害の種類や規模、想定されるリスク、当社グループへの影響と対策について、リスク管理・コンプライアンス委員会で定期的にモニタリングしております。災害などへの対応としてBCP(事業継続計画)を策定しております。 v.生産拠点が限定されていることによる事業継続リスク(酒類清涼飲料事業)、発生可能性:高、発生時期:中長期、影響度:大 当社グループの酒類清涼飲料事業における収益源はビール類、RTD、清涼飲料(ビールテイスト飲料及びソフトドリンク)です。ビール類の生産は名護工場1か所で行っていることから、自然災害(地震、洪水、台風など)や事故(火災、爆発など)の発生が生産活動に大きな影響を与える可能性があり、生産設備の損壊や復旧の長期化のリスクがあります。また、これら災害により、サプライチェーンが中断された場合、原材料や製造設備の部品の供給に遅延が生じ、生産ラインの長期停止のリスクがあります。 RTD、清涼飲料の製造は、県内・県外の複数メーカーに生産を委託するなど、複数の生産拠点を確保し、地理的なリスク分散を図っています。原材料、製造設備部品の調達先については、地域の異なる複数の調達先を確保することで、災害による供給網の中断、遅延の長期化の防止を図っています。名護工場単一拠点におけるビール類の製造を含め、事業継続におけるリスク発生時の対応としてBCP(事業継続計画)を策定しております。 w.財務・税務リスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:中、発生時期:随時、影響度:小 LBOに端を発するタームローンに関するリスク、金利上昇により資金調達コストが増加するリスク、為替レートにより原材料の調達コストが上昇するリスク、税務当局との見解の相違などにより、追加で税負担が生じたり社会的信用が低下するリスクがあります。 タームローンの借入残高は、2026年3月現在で154億円であり、資本合計に占める割合は83.5%です。本借入に対して、利益維持条項(経常利益を2期連続で赤字にしないこと)や純資産維持条項が設定されております。これまでコベナンツに抵触したことはなく、返済も約定通りに行い借入金残高を減少させております。 資金調達コストの上昇リスクについては、借入条件の見直し、一部債務の繰上返済の検討等により、企業としての資金繰り能力に見合った資金調達を行っております。 為替リスクについては、原材料の供給先との間で、年間の調達価格を円建てで合意することにより、年間の為替変動リスク低減を図っております。 税務リスクについては、顧問税理士等の助言並びに専門書の購読、税制改正研修への参加等による知識の習得を継続的に実施することにより、税務リスクの軽減を図っております。 x.減損リスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:中、発生時期:中長期、影響度:中 当社グループでは、減損会計を適用しております。将来、当社グループが保有する有形固定資産及び企業結合により取得したのれん等について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生するリスクがあります。 事業投資にあたっては、投資リスクについて慎重な検討を行っております。 y.コンプライアンスに関するリスクについて(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:随時、影響度:大 従業員の不適切な飲酒や贈収賄など法令などに違反したり、社会の要請に反した行動が行われ、法令による処罰・訴訟の提起・社会的制裁を受け、お客様からの信頼を失うリスクがあります。 当社グループでは、コンプライアンス遵守のため法令、社内規程、当社が定める「ORION WAY」に則った行動規範を行うべく、コンプライアンス研修を実施し、従業員の法令違反や社会規範に反した行為などの発生可能性を低減するように努めております。また、リスク事案の早期発見につなげるべく内部通報窓口を内部及び外部に設置しており、コンプライアンス違反が発生した場合は、直ちに経営陣に報告され、適切な対応を行う体制を構築しております。 z.新株予約権の行使による株式の希薄化に関するリスク(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、 影響度:小 当社は、当社の取締役、執行役員及び従業員、並びに当社の子会社の取締役、執行役員及び従業員に対して、企業価値増大への意欲を高めるためのインセンティブとして、ストック・オプション制度を導入し、これらの者に新株予約権を付与しております。付与した新株予約権が行使された場合には発行済株式が希薄化し、当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。なお、当事業年度の末日(2026年3月31日)現在の新株予約権の付与数は、12,243個、その目的となる株式の種類と数は、当社の普通株式2,448,600株であり、当社の発行済株式総数42,253,200株を基準として全ての新株予約権が行使された場合でも希薄化率は5.80%にとどまり、希薄化の影響度は低いものと考えております。 aa.ライセンスビジネス・知的財産権についてのリスク(酒類清涼飲料事業/観光・ホテル事業)、発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、 影響度:小 当社グループのライセンスビジネスは、ブランドロゴなどの知的財産権に基づいて展開しています。当該事業を推進するに際し、当社グループではライセンスビジネスに関する専門部署を設置し、法務部門との協働により適切なライセンシスの管理を行っております。また海外で事業を展開する際は、商標やロゴなどの知的財産に関する現地での使用可否の調査を行っております。これらの取り組みにも関わらず、第三者による商標権や著作権等の侵害、不正流用、模倣品の流通が発生した場合、訴訟や契約の解除等により当社グループのブランド価値の毀損、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,713字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。) の状況の概要は次のとおりであります。 a.財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して6,786百万円減少し、44,089百万円となりました。主な要因は、配当金の支払等に伴う現金及び預金の減少2,697百万円、オリオンホテル那覇の資産売却等に伴う有形固定資産の減少3,992百万円になります。 負債は、前連結会計年度末と比較して6,302百万円減少し、25,605百万円となりました。主な要因は、未払法人税等の減少2,986百万円、前期末自己株式取得に係る源泉所得税の支払等に伴う預り金の減少2,124百万円、資産除去債務の減少580百万円になります。 純資産は、前連結会計年度末と比較して484百万円減少し、18,483百万円となりました。主な要因は、新株の発行(新株予約権の行使)による資本金及び資本剰余金の増加364百万円、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益による増加3,641百万円、配当金支払による減少4,489百万円になります。 b.経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における経営成績は、売上高(収益認識基準適用後。以下同様)は846百万円増加し、29,713百万円(前年同期比+2.9%)、営業利益は835百万円増加し、4,314百万円(前年同期比+24.0%)、経常利益は671百万円増加し、4,118百万円(前年同期比+19.5%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、オリオンホテル那覇の譲渡に関連した特別利益を1,055百万円を計上したものの、前連結会計年度に売却した不動産売却益の剥落等により、3,659百万円減少し、3,641百万円(前年同期比△50.1%)となりました。 当社グループでは、酒類清涼飲料事業及び観光・ホテル事業の2つの事業セグメントを展開しております。各事業セグメントの内容及び業績は以下のとおりです。 <酒類清涼飲料事業> 酒類清涼飲料事業においては、県内の圧倒的ポジション確立、県外の持続的な成長、海外エリアでの販売拡大に向け、商品開発と販売力強化を図ってきました。その結果、当連結会計年度における売上高は堅調な推移を見せ、1,193百万円増加し、売上高は23,921百万円(前年同期比+5.3%)となり、原材料高騰の価格転嫁や製造方法の見直しによる粗利率の改善、販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益は433百万円増加し、3,634百万円(+13.5%)となりました。 <観光・ホテル事業> 当連結会計年度においては、ジャングリア沖縄開業に伴う沖縄県北部地域での宿泊需要が増加したことに加え、台湾や韓国、欧米等からのインバウンド流入が好調に推移しました。こうした中で、客室単価向上のためにレベニューマネジメントを強化し、ファミリー層をターゲットとした投資や、海外チャネルの強化によるインバウンドの取込みを積極的に実施しました。 その結果、当連結会計年度の9月末まで運営していたオリオンホテル那覇の損益剥落により、観光・ホテル事業の当連結会計年度における売上高は347百万円減少し、5,791百万円(前年同期比△5.7%)となりましたが、オリオンホテルモトブリゾート&スパでの販売費及び一般管理費削減等(人件費の最適化や客室運営の効率化等)により、営業利益は401百万円増加し、690百万円(前年同期比+139.2%)となりました。 c.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より3,697百万円減少し、9,506百万円(前年同期比△28.0%)となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。 (a)営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により使用した資金は、△654百万円(前年同期は6,121百万円の獲得)となりました。 主な要因は、税金等調整前当期純利益5,098百万円、減価償却費1,537百万円、オリオンホテル那覇売却による固定資産売却益△845百万円、資産除去債務戻入益△208百万円、前期末自己株式取得に係る源泉所得税の支払に伴う預り金等の減少△2,140百万円、法人税等の支払△4,423百万円などによるものです。 (b)投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により得た資金は、1,881百万円(前年同期比△80.9%)となりました。 主な要因は、オリオンホテル那覇の売却による収入4,264百万円、定期預金の預入による支出△2,000百万円、有形固定資産の取得による支出△1,228百万円、定期預金の払戻による収入1,000百万円などによるものです。 (c)財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により使用した資金は、△4,924百万円(前年同期比△67.5%)となりました。 主な要因は、配当金の支払額△4,483百万円、長期借入金の返済による支出△705百万円、ストック・オプションの行使による株式の発行による収入364百万円などによるものです。 d.生産、受注及び販売の実績 (a)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 酒類清涼飲料事業   6,311   102.5 合計   6,311   102.5 (b)受注実績 当社グループの酒類清涼飲料事業は、原則として見込生産を主体としていることから、記載を省略いたします。 当社グループの観光・ホテル事業は、該当事項はありませんので、記載を省略いたします。 (c)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 酒類清涼飲料事業   23,921   105.3 観光・ホテル事業   5,791   94.3 合計   29,713   102.9 (注)  1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、10%未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 a.財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a)財政状態 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 a.財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (b)経営成績 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 b.経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 c.キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、事業上必要な資金を手許資金で賄う方針でありますが、事業収益から得られる資金だけでなく、株式市場からの必要な資金の獲得や銀行からの融資等を通して、安定的に開発に必要な資金調達の多様化を図ってまいります。資金の流動性については、資産効率を考慮しながら、現金及び現金同等物において確保を図っております。資金需要としては、継続して企業価値を増加させるために、主に継続した技術開発や必要な運転資金となります。 c.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りの不確実性により実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 d.経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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