概要
オリオンビールは1957年に沖縄ビールとして創業し、1960年発売の「オリオン・ザ・ドラフト」で知られる酒類清涼飲料メーカーである。売上高の約8割を酒類事業が占め、残りを観光・ホテル事業が構成する。2026年3月期の連結売上高は297億円、従業員352名。2025年9月に東京証券取引所プライム市場へ上場予定。
酒類清涼飲料事業が収益の8割を支える
当社グループの主力は酒類清涼飲料事業で、2026年3月期の売上高239億円は連結全体の80.5%を占める。ビール・発泡酒(ビール類)、RTD(缶チューハイ等)、洋酒、泡盛、清涼飲料を扱い、主力は「オリオン・ザ・ドラフト」である。沖縄県内で高いシェアを持ち、県外はアサヒビールの販売網を通じて量販店向けを展開する。連結子会社の石川酒造場が泡盛・もろみ酢などを製造する。
アサヒビールとの提携が県外販売を牽引する
2002年4月、アサヒビールと包括的業務提携を結んだ。これにより、県外(奄美群島除く)の量販店向けオリオンブランドビール類はアサヒビールが販売するようになり、2002年11月には「アサヒオリオン ザ・ドラフト」として全国展開された。また、沖縄県内ではアサヒブランドのライセンス生産(名護工場で「アサヒ スーパードライ」を製造)と販売も開始した。この提携は販路拡大の基盤となり、現在も継続している。
観光・ホテル事業で沖縄の成長を取り込む
観光・ホテル事業はリゾートホテル「オリオンホテルモトブリゾート&スパ」(客室238室、全室オーシャンフロント)の運営、商業施設「豊崎ライフスタイルセンターTOMITON」の賃貸、ホテルルートイン名護の賃貸、さらに2025年7月開業のテーマパーク「ジャングリア沖縄」への用地賃貸を行う。2026年3月期の同事業売上高は57億円。近鉄グループホールディングスと資本業務提携(2024年6月)し、ホテル運営ノウハウの活用やアセット活用の協働を進めている。
海外市場とライセンスビジネスの拡大
輸出は1966年の台湾向けを皮切りに、1976年米国向け、その後オーストラリア、韓国、米国などへ拡大した。海外ではオリオンブランドのビール類・RTDを販売する。また、ブランドライセンスビジネスとしてロゴや商品パッケージの使用権を提供し、ライセンシーが様々な商品を展開している。ECチャネル(2020年7月開設)では定番品・限定品・グッズなどを販売し、県外需要も取り込む。
グループ構造と循環成長モデル
連結子会社はオリオンホテル(ホテル運営)と石川酒造場(泡盛等製造)の2社、関連会社にアサヒオリオン飲料がある。2019年3月にMBOを実施し野村キャピタル・パートナーズとカーライルがスポンサーとなり、オーシャン・ホールディングスの子会社となった。その後2022年12月にオーシャン・ホールディングスなどを吸収合併し、グループを再編した。2025年9月上場予定。「沖縄と共に循環成長するビジネスモデル」を掲げ、酒類販売と観光事業の相乗効果を追求する。
業界の中での役割は酒類清涼飲料メーカー(ビール類・RTD・泡盛)兼リゾートホテル運営者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 酒類清涼飲料 事業 | 239億円 | 80.5% | 36億円 | 15.1% |
| 観光・ホテル 事業 | 58億円 | 19.5% | 7億円 | 12.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01酒類清涼飲料主力
ビール・発泡酒(ビール類)、RTD(缶チューハイ等)、洋酒、泡盛、清涼飲料の製造・販売。主力は「オリオン・ザ・ドラフト」。沖縄県内で高いシェアを有し、県外・海外(台湾、豪州、韓国、米国等)にも販売。アサヒビールと提携し県外量販店向けは同社を通じて販売。
- オリオン・ザ・ドラフト
- 1960年発売の沖縄を代表するビール。沖縄産大麦・水を使用し、すっきりした味わい。缶・瓶・樽で販売。
- オリオン・ザ・ドラフト(リニューアル)
- 2024年1月にブランドリニューアルし、県内での拡販と県外・海外への浸透を図る。
- 泡盛・もろみ酢等
- 連結子会社・石川酒造場が製造する泡盛、もろみ酢、リキュール、スピリッツ。
02観光・ホテル・不動産準主力
リゾートホテル(オリオンホテルモトブリゾート&スパ等)の運営、商業施設(TOMITON)の賃貸、テーマパーク「ジャングリア沖縄」への用地賃貸等を行う。地域と連携した観光事業を展開。
- オリオンホテルモトブリゾート&スパ
- 沖縄県本部町に位置する全室オーシャンフロントのリゾートホテル(客室238室)。連結子会社が運営。
- 豊崎ライフスタイルセンターTOMITON
- 沖縄県豊見城市の商業施設。当社本社オフィス及び賃貸不動産(ショッピングセンター)。
- ホテルルートイン名護(賃貸)
- 沖縄県名護市の宿泊特化型ホテル(客室147室)。ルートインジャパンへ賃貸。
製品と技術
オリオン・ザ・ドラフト―沖縄を代表するビール
1960年に発売された「オリオン・ザ・ドラフト」は、沖縄産大麦と水を使用し、温暖な気候に合わせたすっきりとした味わいが特徴のビールである。缶・瓶・樽の形態で販売され、沖縄県内では高いシェアを誇る。2024年1月にはブランドリニューアルを実施し、ラベルデザインを刷新するとともに、県民により愛されるブランドを目指して拡販に努めている。また、県外・海外市場への浸透も進めており、アサヒビールの販売網を通じて全国の量販店で販売されている。
泡盛・もろみ酢―子会社石川酒造場の伝統製法
連結子会社の石川酒造場(沖縄県中頭郡西原町)は、泡盛、もろみ酢、リキュール、スピリッツを製造する。泡盛は沖縄県の伝統的な蒸留酒であり、もろみ酢は発酵過程で生成される酢酸菌を活用した健康志向の飲料である。石川酒造場は2007年に子会社化され、2022年に完全子会社化された。糸満市観光農園内酒造施設でもワインの製造を開始(2024年3月)し、酒類ポートフォリオを拡大している。
RTDと清涼飲料―多様化する製品ポートフォリオ
RTD(Ready to Drink)は缶チューハイなどすぐに飲めるアルコール飲料であり、自社製造ではなく委託先からの仕入れ販売を行っている。清涼飲料も取り扱い、沖縄市場に強いブランド力を活かしている。さらにブランドライセンスビジネスでは、ロゴや商品パッケージの使用権をライセンシーに提供し、様々なカテゴリーの商品展開を可能にしている。ECチャネルでは定番品から限定品、ギフトセット、沖縄県産食品・雑貨まで幅広く販売する。
ワイン新規事業と健康市場への展開
2024年3月、糸満観光農園内酒造施設で製造したワインの販売を開始した。この施設では沖縄産の果実を活用したワインを生産し、新たな酒類カテゴリーに参入した。また、中期経営計画では、もろみ酢の特性を活かした新規事業を立ち上げ、成長ポテンシャルの高い健康市場への参入を計画している。これらは既存の酒類事業を補完し、ポートフォリオの多様化と成長ドライバーの創出を狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
地ビール大手、国内市場で独自地位を確立
オリオンビールは沖縄を地盤とするビールメーカーで、全国展開する大手とは異なる地域密着型の戦略を採る。同業他社にはニップンや日清製粉グループ本社などがあるが、これらは主に製粉事業を中心としており、飲料分野での直接の競合ではない。むしろ、ビール市場ではアサヒやキリンなどの大手が存在するが、それは提供データには含まれない。当社は近年、売上高を260億円から297億円へと拡大し、営業利益率も12.11%から14.48%へと改善している。これは主力のビール事業に加え、ノンアルコール飲料や食品事業の強化、観光需要の取り込みなどが寄与している。しかし、国内市場は縮小傾向にあり、大手との競争激化や消費者の嗜好変化への対応が課題である。
強み
- 沖縄に根ざしたブランド力で、観光客や地元顧客に支持
- 売上高、利益率とも向上しており、経営基盤が安定
- 地ビールや限定商品で差別化を図り、高付加価値戦略
- 飲料以外に食品や観光事業も展開し、収益源を分散
課題
- 国内ビール市場は縮小傾向で、需要喚起が不可欠
- アサヒやキリンなど大手に対し、価格や販売網で劣位
- 沖縄経済や観光に左右され、全国展開の余地が限定的
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字がオリオンビール
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2752フジオフードグループ本社 | 586億円 | — |
| 2 | 2207meito | 582億円 | 19.1倍 |
| 3 | 3395サンマルクホールディングス | 564億円 | 19.6倍 |
| 4 | 1301極洋 | 563億円 | 8.1倍 |
| 5 | 2060フィード・ワン | 558億円 | 8.7倍 |
| 6 | 409Aオリオンビール | 491億円 | 10.2倍 |
| 7 | 2918わらべや日洋ホールディングス | 490億円 | 9.0倍 |
| 8 | 2908フジッコ | 487億円 | 32.4倍 |
| 9 | 2931ユーグレナ | 473億円 | — |
| 10 | 1375ユキグニファクトリー | 471億円 | 15.9倍 |
| 11 | 9279ギフトホールディングス | 471億円 | 32.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
1957年設立から1959年の商号変更:沖縄ビールがオリオンビールへ
1957年5月、資本金42万ドルで沖縄ビール株式会社が設立された。翌1958年11月に名護工場が完成し、ビール製造の基盤が整う。1959年6月には商号をオリオンビール株式会社に変更し、ブランド名「オリオン」を冠した企業として再スタートを切った。この商号変更は、沖縄独自のビールブランドを確立する意思を示すものであった。
1960年、名護工場で「オリオン・ザ・ドラフト」発売
1960年、名護工場で製造した「オリオン・ザ・ドラフト」が発売された。沖縄産大麦と水を使用し、温暖な気候に合わせたすっきりとした味わいが特徴である。同年8月には第1回「レディに贈るオリオンビールの夕べ」を開催(1967年以降「オリオンビアフェスト」に改称)、地域に根差したプロモーションを展開し、ブランド認知を高めた。
輸出開始と首都圏進出:1966年~1990年
1966年3月、台湾向け初輸出を達成し、海外市場へ第一歩を踏み出す。1976年6月には米国向け輸出を開始した。1990年7月には首都圏での販売を開始し、県外市場への本格進出を果たした。これにより、沖縄県外の消費者にも「オリオン」ブランドが認知されるようになり、後の全国展開の布石となった。
2002年のアサヒビール提携で販路拡大
2002年4月、アサヒビールと包括的業務提携覚書を締結した。同年11月には「アサヒオリオン ザ・ドラフト」を全国展開(アサヒビールが販売)。2003年5月からは沖縄県内でアサヒブランドのライセンス生産と販売を開始し、両社の協力関係が本格化した。この提携により、オリオンは全国の量販店チャネルへのアクセスを得て、売上を大きく伸ばす基盤を築いた。
子会社設立と工場見学施設開業:2005年~2011年
2005年7月、生ビールサーバー等の機器設置・洗浄・修理を行うオリオンサポート株式会社を設立(資本金30百万円)。2007年8月には株式取得により石川酒造場を子会社化し、泡盛・もろみ酢などの分野に進出した。2011年5月には名護工場に併設する工場見学施設「オリオンハッピーパーク」を開業し、観光客向けの体験型施設としてブランド発信を強化した。
2019年MBOにより非公開化、本社移転
2019年3月、野村キャピタル・パートナーズとカーライルをスポンサーとするMBOを実施し、オーシャン・ホールディングスの子会社となった。これにより株式を非公開化し、経営の自由度を高めた。2020年5月には本社を浦添市から豊見城市の自社物件「豊崎ライフスタイルセンターTOMITON」へ移転し、商業施設と一体化した本社モデルを構築した。
2022年のグループ再編と石川酒造場の完全子会社化
2022年12月、当社を存続会社としてオーシャン・ホールディングス、オーシャン・ウェーブズ・ホールディングス、幸商事の3社を吸収合併し、グループをシンプルな構造に再編した。同年9月には石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金33.5百万円)、泡盛・もろみ酢事業の経営資源を集中させた。
上場と近鉄グループとの提携:2024年~2025年
2024年3月、糸満観光農園内酒造施設で製造したワインの販売を開始、新たな酒類カテゴリーに参入した。同年6月、近鉄グループホールディングスと資本業務提携を結び、ホテル運営ノウハウの共有やアセット活用の協働を進めた。2025年9月には東京証券取引所プライム市場へ上場予定であり、新たな成長資金の調達とガバナンス強化を図る。
年表22件を開く
1950年代
- 1957年5月当社の前身である沖縄ビール㈱を設立(資本金42万ドル)
- 1958年11月名護工場完成
- 1959年6月沖縄ビール㈱の商号をオリオンビール㈱へ変更
1960年代
- 1962年8月第1回レディに贈るオリオンビールの夕べを開催(1967年以降「オリオンビアフェスト」に改称)
- 1966年3月台湾向け初輸出
1970年代
- 1976年6月米国向け初輸出
1990年代
- 1990年7月首都圏販売開始
2000年代
- 2002年4月アサヒビール㈱と包括的業務提携覚書締結
- 2002年11月アサヒオリオン ザ・ドラフトを全国展開
- 2003年5月沖縄県におけるアサヒブランドのライセンス生産並びにアサヒビール商品の販売開始
- 2005年7月生ビールサーバー等機器設置・洗浄・修理等を行うオリオンサポート㈱を設立(資本金30百万円)
- 2007年8月M&A株式取得により㈱石川酒造場を子会社化
2010年代
- 2011年5月工場見学施設 オリオンハッピーパークを開業
- 2019年3月スポンサーに野村キャピタル・パートナーズ、カーライルを迎えMBOを実施し、オーシャン・ホールディングス㈱の子会社となる
2020年代
- 2020年4月M&A当社を存続会社、オリオンサポート㈱を消滅会社とする吸収合併を実施
- 2020年5月本社を沖縄県浦添市から沖縄県豊見城市へ移転(当社所有不動産 豊崎ライフスタイルセンターTOMITONへ)
- 2020年7月自社ECサイトを開設
- 2022年9月M&A㈱石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金 33.5百万円 酒類清涼飲料の製造販売)
- 2022年12月M&A当社を存続会社、オーシャン・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併 当社を存続会社、オーシャン・ウェーブズ・ホールディングス㈱を消滅会社とする吸収合併 当社を存続会社、㈱幸商事を消滅会社とする吸収合併
- 2024年3月糸満観光農園内酒造施設で製造されたワインの販売開始
- 2024年6月流通・ホテル等の販売チャネルを通じた協働等を目的に、近鉄グループホールディングス㈱と資本業務提携に合意
- 2025年9月上場東京証券取引所プライム市場へ上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高(税抜)成長率CAGR2030年3月期まで5.9%
- EBITDAマージン(税抜)2030年3月期まで25.1%
- ROE2030年3月期まで16.0%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
循環成長型ビジネスモデルの強化
沖縄県内での酒類販売やリゾートホテルサービスを通じて沖縄の魅力を提供し、県外・海外で沖縄を想起させる施策を展開することでブランドロイヤリティを向上させるビジネスモデルを推進する。
- 02
既存事業の成長加速と新規事業創出
酒類清涼飲料事業では県外・海外市場やライセンスビジネスを強化し、もろみ酢を活かした健康市場への新規参入を図る。観光・ホテル事業ではホテルのバリューアップ投資やアネックス棟新設、沖縄北部での観光エコシステム形成を進める。
- 03
資本効率の改善と株主還元の充実
積極的な成長投資を通じて売上・利益の持続的成長と資本効率の改善を目指し、成長投資と株主還元の最適なバランスを追求する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内オリオンホテル株式会社沖縄県国頭郡本部町議決権100.0%
- 国内アサヒオリオン飲料株式会社沖縄県浦添市議決権20.0%
- 調達1.1億円令和5年度 沖縄県産酒類製造業者の海外展開に向けた調査業務内閣府 · 2023-06-06
- 補助金1.6億円令和5年度沖縄域外競争力強化促進事業費補助金内閣府 · 2023-06-12
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は297億円、営業利益は43億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.8%、利益が+22.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 311億円 | 297億円 |
| 営業利益 | 44億円 | 43億円 |
| 純利益 | 29億円 | 36億円 |
| 1株あたり配当 | ¥34 | ¥34 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は72億円、営業利益は10億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 158 | 27 | 17.1 | 25 |
| 2026年4Q | 139 | 16 | 11.5 | 11 |
| 2027年1Q | 72 | 10 | 13.9 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は166億円から297億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は14.5%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ㈱石川酒造場の株式を追加取得し完全子会社化(資本金 33.5百万円 酒類清涼飲料の製造販売) | |||||
| 2022年3月 | 166 | — | 6 | — | 8 |
| 2023年3月 | 218 | — | 27 | — | 66 |
| 2024年3月 | 260 | — | 28 | — | 46 |
| 東京証券取引所プライム市場へ上場 | |||||
| 2025年3月 | 289 | 35 | 34 | 12.1 | 73 |
| 2026年3月 | 297 | 43 | 41 | 14.5 | 36 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高297億円のうち、営業利益として残るのは43億円で14.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の12.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金48.1%143億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.4%111億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.5%43億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが−7億円、投資CFが19億円で、差し引きのフリーCFは12億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は95億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 18 | 28 | −27 | 46 | 124 |
| 2025年3月 | 61 | 99 | −152 | 160 | 132 |
| 2026年3月 | −7 | 19 | −49 | 12 | 95 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は441億円。このうち返さなくてよい自己資本が185億円で、自己資本比率は41.9%(業種中央値56.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 641 | 578 | 63 | 90.2 |
| 2023年3月 | 439 | 157 | 282 | 35.7 |
| 2024年3月 | 551 | 250 | 301 | 45.4 |
| 2025年3月 | 509 | 190 | 319 | 37.3 |
| 2026年3月 | 441 | 185 | 256 | 41.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で123社中7位あたり、逆に低いのは自己資本比率で123社中104位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥1,163で、1年前と比べて-38.6%。過去52週の値幅のなかでは5%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PER (会社予想) | 17.4倍 |
| PBR | 2.77倍 |
| 配当利回り | 2.92% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+2.7%と小幅高。7/30に1318円まで上昇も、翌日-5.5%と急落。25日移動平均線(1227.48円)を上回る。52週高値2262円からは約45%下落、52週安値1100円からは約13%高。RSIは50.9と中立。出来高は7/30に33万株と増加したが、高値圏での売り圧力も。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは10.84倍で業界平均の27.71倍を大幅に下回り、割安性が明確。PBRは2.83倍で平均の1.59倍を上回るが、ROEが19.5%と高く収益性が優れる。配当利回り3.56%は平均2.32%を上回り、配当性向26%と余裕がある。業績は売上高増加と営業利益率の改善が続く。PBR高めだが、高ROEとPERの低さから総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 28.6倍 |
| PER (予想) | 17.4倍 | — |
| PBR | 2.77倍 | 1.62倍 |
| ROE | 19.5% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
安定した地元需要と観光需要で増収が続く中、強気派は、ブランド力と観光客の回復による成長を期待する。弱気派は、人口減少や市場縮小、大手ビールメーカーとの競争を懸念する。株価は1年で大きく下落し、配当利回りが高い点も焦点。
- 地元での強いブランド
県内シェアが高く、観光客の取り込みも強い
- 高い収益性
営業利益率14%とビール業界で高水準
- 株主還元
配当利回り3.5%超で、株主に利益を還元
- 2026年3月期営業利益43億円、営業利益率14.48%と高水準通年影響中
営業利益は前期35億円から22.9%増加。売上高297億円で収益性改善。
- 売上高297億円と3期連続増収通年影響中
売上高は260億円→289億円→297億円と着実に拡大。
- PER10.84倍・配当利回り3.56%と割安な株主還元継続影響中
EPS約114円、配当約44円。低PERと高配当で下値が支えられる。
- ROE19.5%と高く資本効率への評価が続く継続影響弱
ROE19.5%。利益水準が維持されればPBR2.83倍でも成長期待は高い。
- 市場縮小リスク
人口減少と飲酒人口の減少で市場が縮小
- 大手との競争
アサヒなど大手の攻勢が強まりシェア低下の恐れ
- 業績の変動
原材料高や観光依存で利益が変動しやすい
- 2026年3月期の当期純利益36億円と前期から半減通年影響強
当期純利益は前期73億円から36億円へ50.7%減。特別損益剥落で1株利益が減少。
- 売上高伸び率が11%→2.8%に減速通年影響中
2025/3期の増収率11.2%に対し2026/3期は2.8%。成長鈍化で評価が重し。
- 1年間で株価34.65%下落し上値重い不定影響中
株価1237円と1年前から34.65%下落。戻り売り圧力が続く。
- 外国人保有比率4.19%と低く需給が国内中心継続影響弱
外国人保有4.19%と低く、海外資金による需給改善が期待しにくい。
- 県内ビール販売数量
- 地元シェアと需要動向の指標
- 観光需要関連売上
- 観光客向け販売が業績に影響するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり34円で、前期から−51.1%。いまの株価に対する利回りは2.92%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 5,800 | — | 50.6 |
| 2024年3月 | 8,600 | 48.3 | 50.6 |
| 2025年3月 | 90 | −99.0 | 86.7 |
| 2026年3月 | 44 | −51.1 | 26.0 |
配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥34
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ43,494人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.4%を占め、残る57.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年3月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 51.0 |
| 事業法人 | 26.8 |
| 金融機関 | 15.6 |
| 外国法人 | 3.2 |
| 証券会社 | 2.4 |
| 外国人個人 | 1.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.88 |
| 02 | アサヒビール株式会社 | 9.76 |
| 03 | 近鉄グループホールディングス株式会社 | 9.75 |
| 04 | 株式会社沖縄銀行 | 1.39 |
| 05 | 株式会社琉球銀行 | 1.39 |
| 06 | 琉球海運株式会社 | 1.39 |
| 07 | オリオンビール従業員持株会 | 1.20 |
| 08 | ドウガン パトリック ジョン | 0.90 |
| 09 | 株式会社プレミアムウォーターホールディングス | 0.87 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(年金特金口) | 0.85 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-22キャピタル・インターナショナル・インク(Capital International, Inc.)新規の大量保有報告1.54%-0.73pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で−92%、1株純資産は5期で−99%。直近期のROEは19.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 1,124 | 80,267 | 1.4 | — |
| 2023年3月 | 11,462 | 57,512 | 17.8 | 50.6 |
| 2024年3月 | 85 | 458 | 19.8 | 50.6 |
| 2025年3月 | 134 | 465 | 33.2 | 86.7 |
| 2026年3月 | 89 | 437 | 19.5 | 26.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 村野一 | 代表取締役 社長 | 64 | 38,400 |
| 成政紀 | 取締役 | 38 | — |
| 池田史郎 | 取締役 | 69 | — |
| 富岡隆臣 | 取締役 | 64 | — |
| 横澤太一 | 取締役 | 57 | — |
| ズナイデン房子 | 取締役 | 61 | — |
| 村山利栄 | 取締役 | 66 | — |
| 友寄淳 | 常勤監査役 | 69 | — |
| 杉浦秀徳 | 監査役 | 65 | — |
| 新見研吾 | 監査役 | 50 | — |
| 兼松康 | 取締役 | 58 | — |
| 中之坊健介 | 取締役 | 63 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 44 | 22 | 4 | 71 | 36 |
| 社外取締役 | 7 | 43 | 3 | — | 48 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,629字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,573字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,608字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,713字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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