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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ギフトホールディングス

GIFT HOLDINGS INC.9279 · Prime · 小売業

横浜家系ラーメンを主力に、直営店とプロデュース・FC展開で国内外に900店超を運営。

概要

ギフトホールディングスは、横浜家系ラーメン「町田商店」を主力とする飲食企業である。直営店事業(287店舗、2025年10月期)と、プロデュース・フランチャイズ事業(614店舗)の2本柱で構成され、グループ内に製麺・スープ・チャーシュー工場を保有する。2025年10月期の売上高は359億円(前年比26.0%増)、営業利益は34億円であり、東京証券取引所プライム市場に上場している(2018年10月マザーズ上場、2022年4月プライム市場移行)。

直営店事業で9ブランドを展開し立地を選ばない運営

直営店事業部門では、主力の「町田商店」に加え、ガッツリ系「豚山」、油そば「元祖油堂」、九州豚骨「がっとん」、豚骨醤油「四天王」、中華そば「長岡食堂」、味噌「赤みそ家」など9ブランドを運営する。2025年10月期末の直営店舗数は278店舗(国内272、海外6)、業務委託店8店舗、JV店1店舗の合計287店舗。駅近エリアとロードサイドエリアの双方に出店し、立地特性に応じたパラメータ分析で出店判断を行う。国内直営店売上高は308億円を計上し、既存店売上高の堅調な推移と新規出店(年間50店舗)が成長を牽引した。

プロデュース事業はPB商品の継続購入で収益を得る独自モデル

プロデュース事業部門は、新規開業希望者に店舗運営ノウハウを原則無償で提供し、代わりにグループのPB商品(スープ、タレ、麺等)を継続的に購入させる仕組みを取る。FC店からはロイヤリティを収受するが、プロデュース店からは収受しない。国内プロデュース店は583店舗、国内FCは15店舗、海外FCは16店舗(「Machida Shoten」「GANSO ABURADO」ブランド)の計614店舗。PB商品の一括仕入によりコスト削減を実現し、直営店と同じ品質をプロデュース店にも供給する。2025年10月期の同事業売上高は非開示だが、全社売上の約13%を占める。

グループ内製造拠点が品質とコストを最適化する

ギフトホールディングスは、神奈川県横浜市に横浜第一工場(製麺)、横浜第二工場(スープ)、綾瀬工場(チャーシュー)、兵庫県に丹波篠山工場(製麺)、茨城県に神栖第一工場(製麺)と神栖第二工場(スープ)、三重県に桑名工場(製麺)を保有する。これらの工場で麺、スープ、チャーシューを一貫製造し、全店舗に安定供給する。スープを自社工場で生産することで、廃棄ロスの低減、職人養成不要、光熱費削減、出店立地の制約緩和といったメリットを得ている。海外店舗には現地OEM委託で同品質の食材を供給する。

売上高は7年で5倍に拡大、営業利益率は9.4%

財務数値によれば、売上高は2018年10月期の70億円から2025年10月期の359億円へと約5倍に成長した。営業利益は同期間の非開示から2025年10月期には34億円(営業利益率9.4%)に達する。純利益は2018年10月期の5億円から2025年10月期の22億円へ増加。特に2022年10月期以降、売上高成長率は毎年25%以上を維持し、ROEは23.4%(2025年10月期)と高い収益性を示す。同社は売上高成長率20%以上、売上高営業利益率10%以上、ROE20%以上を中期経営指標として掲げている。

業界の中での役割はラーメン飲食店の運営及びフランチャイズ・プロデュース事業を行う外食企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
359億円
営業利益
34億円
営業利益率
9.5%
純利益
22億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
直営店事業部門308億円85.8%
プロデュース事業部門51億円14.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲食(ラーメン)主力

横浜家系ラーメン「町田商店」を主力に、ガッツリ系「豚山」、油そば「元祖油堂」等のラーメンブランドを直営店・業務委託店で運営。自社工場で麺・スープ・チャーシューを製造し、品質とコストを最適化。

主な製品・サービス1
ラーメン(直営店提供)
「町田商店」など各ブランドのラーメンを店舗で提供。スープ・麺・具材にこだわり。

02飲食(プロデュース・FC)準主力

新規開業希望者に対し、店舗運営ノウハウを提供(プロデュース)。PB商品の継続購入を条件とし、FC店にはロイヤリティを収受。海外では「Machida Shoten」「GANSO ABURADO」のFCを展開。

主要顧客プロデュース店オーナー、FCオーナー

主な製品・サービス1
PB商品(スープ・タレ等)
当社グループが開発・製造委託するスープ、タレ、麺等の食材。直営店と同品質をFC・プロデュース店に供給。

製品と技術

横浜家系ラーメン「町田商店」のクリーミースープと超絶空間

「町田商店」は、豚骨と鶏ガラを長時間炊き込んだクリーミーなスープが特徴の横浜家系ラーメン。醤油ダレと組み合わせた濃厚な味わいで、太めのストレート麺との相性が良い。店舗空間は「活気のある超絶空間」と形容され、全国に100店舗以上を展開する。2025年10月期にはロードサイド21店舗、駅近4店舗、商業施設1店舗を新規出店。羽田空港ターミナルへの出店も実現し、立地適応力の高さを示す。スープ・麺・チャーシューはグループ自社工場で製造され、品質と味の均一性を保つ。

ガッツリ系「豚山」と油そば「元祖油堂」で第2・第3の柱を形成

「豚山」は肉厚の豚肉とたっぷりの野菜が特徴のガッツリ系ラーメン。力強いスープに甘味のある醤油ダレ、わしわしとした食感の麺が食べ応えを生む。2025年10月期にはロードサイド店を中心に6店舗を出店し、駐車場完備の郊外立地で需要を開拓した。「元祖油堂」は専用麺と卓上調味料でカスタマイズする油そば業態。仕込みの容易さから駅近や駅ナカへの出店が容易で、2025年10月期には15店舗を大量出店。渋谷、仙台、横浜の同一駅に複数店舗を構え、関西・九州へ初進出した。

PB商品の一貫供給で直営・FC・プロデュース店の品質を統一

グループが開発・製造委託するPB商品には、スープ(豚骨・鶏骨ベース)、タレ(醤油ダレなど)、麺(太麺・極細麺)、チャーシュー、餃子が含まれる。直営店で使用するOEM供給品と同一品質をプロデュース店・FC店にも供給し、生産ロット増によるコスト削減を図る。麺は横浜第一工場、丹波篠山工場、神栖第一工場、桑名工場で製造。スープは横浜第二工場と神栖第二工場、チャーシューは綾瀬工場で生産する。海外店舗には現地委託メーカーからOEM供給し、グローバルな品質均一化を実現している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

和菓子ギフトの専門小売、堅調成長

ギフトホールディングスは小売業セクターに属し、和菓子ギフト専門のチェーンを展開している。同業のトリクルHDや光フードサービスと競合するが、近年売上高は230億円(FY2023)→359億円(FY2025)と高い成長率を示している。営業利益率も10%前後と業界平均を上回る。内需中心だが、ギフト需要の安定性を背景に堅調な業績を維持している。

強み

  • 営業利益率10%前後と小売業として優れた収益構造を持つ。
  • 冠婚葬祭や季節イベントに支えられ、需要が安定している。
  • 売上高が年率25%増加し、市場シェアを拡大している。
  • 和菓子ギフト専門店としてのブランド認知を有する。

課題

  • 国内市場に依存しており、人口減少の影響を受けやすい。
  • 和菓子原材料の価格高騰が利益を圧迫する可能性がある。
  • 同業との差別化が難しく、価格競争に陥るリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がギフトホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12060フィード・ワン563億円8.8倍
23395サンマルクホールディングス563億円19.6倍
3409Aオリオンビール494億円10.3倍
42918わらべや日洋ホールディングス490億円9.0倍
52908フジッコ489億円32.4倍
69279ギフトホールディングス481億円33.0倍
72931ユーグレナ474億円
89305ヤマタネ468億円8.1倍
91375ユキグニファクトリー466億円15.7倍
102594キーコーヒー461億円44.0倍
113091ブロンコビリー428億円35.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

個人事業の法人化から始まった2009年の創業

2009年12月、飲食業を目的として株式会社町田商店(現ギフトホールディングス)が設立された(資本金5,000千円)。同時期の2010年1月には、ラーメン事業のプロデュースとPB商品販売を目的に株式会社ファイナル・スリー・フィートが設立され、直営店事業とプロデュース事業の二軸が形成された。2013年11月には株主割当増資で資本金を20,000千円に増資し、2014年2月には業務委託第1号店(横浜家系ラーメン ごっち)をオープン。同年3月には国内直営店10店舗目を達成した。

プロデュース事業の強化とグループ再編を進めた2015~2017年

2015年3月、株式会社ファイナル・スリー・フィートが株式会社コロワイドより株式会社四天王の全株式を取得し子会社化。同年5月、商号を株式会社ギフトに変更。同年10月にはファイナル・スリー・フィートを完全子会社化。2017年5月と8月には、経営効率化を目的に株式会社ファイナル・スリー・フィートと株式会社四天王を吸収合併した。この期間、国内外に直営店を拡大し、2016年3月には米国子会社GIFT USA INC.を設立、同年7月にはシンガポールに海外直営1号店をオープン。2017年12月には国内直営店50店舗を達成した。

東証マザーズ上場と工場建設で成長基盤を固めた2018~2020年

2018年10月、東京証券取引所マザーズ市場に株式上場。同年12月には国内直営店50店舗(既出)を達成。2019年4月に横浜第一工場(製麺)、2020年1月に横浜第二工場(チャーシュー)を新設し、自社製造体制を強化。2020年9月には東証第一部に指定されると同時に、国内直営店100店舗目(町田商店岩切店)を達成。同年10月には兵庫県に丹波篠山工場(製麺)を新設した。2019年8月には株式会社ラーメン天華及び株式会社ケイアイケイフーズを子会社化し、グループ規模を拡大した。

持株会社体制への移行とプライム市場指定を果たした2021~2022年

2021年5月、ケイアイケイフーズを株式会社ギフトフードマテリアルに商号変更し、株式会社GIFT JAPANを設立。2021年8月には会社分割による持株会社体制へ移行し、2022年3月に商号を株式会社ギフトホールディングスに変更した。同年4月、連結子会社のGIFT JAPANを株式会社ギフトに商号変更し、東証市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。同年6月には特例子会社として株式会社ギフトダイバーシティソリューションを設立した。2022年8月には綾瀬工場(チャーシュー)を新設し、横浜第二工場の生産品目をスープに変更するなど、生産効率を最適化した。

海外法人の設立ラッシュでグローバル展開を加速した2023~2025年

2023年2月、株式会社Craftを子会社化。2023年11月に神栖第一工場(製麺)を新設。2024年3月にGIFT EUROPE AGをスイスに、2024年6月に上海吉福桃餐炊管理有限公司を中国に設立。2024年11月にはラーメン天華の組織再編を実施し、GIFT USA FRANCHISE INC.、Machida Shoten Philippines Inc.を設立。2025年に入り、2月にRamen Master Switzerland AG、4月にGift Toronto Inc.、6月に株式会社Brandを子会社化し、神栖第二工場(スープ)と桑名工場(製麺)を新設。この結果、海外拠点は米国、中国、タイ、スイス、フィリピン、カナダの6カ国に拡大した。

年表36件を開く

2000年代

  • 2009年12月創業飲食業を目的とし、個人事業の法人化により株式会社町田商店(現当社)(資本金5,000千円)を設立し、直営店事業部門を開始

2010年代

  • 2010年1月創業ラーメン事業のプロデュース、PB(プライベートブランド)商品販売、製麺等を目的に、田川翔の100%出資により株式会社ファイナル・スリー・フィートを設立し、プロデュース事業部門を開始
  • 2013年11月株主割当増資により資本金を20,000千円に増資
  • 2014年2月横浜家系ラーメン ごっち(業務委託第1号店)をオープン
  • 2014年3月当社国内直営店10店舗目オープンを達成(横浜家系ラーメン 町田商店渋谷店)
  • 2015年3月M&A株式会社ファイナル・スリー・フィートが、株式会社コロワイドより株式会社四天王の全株式を取得し子会社化
  • 2015年5月商号変更商号を株式会社ギフトに変更
  • 2015年10月M&A株式会社ファイナル・スリー・フィートの全株式を株式交換により取得し、完全子会社化
  • 2016年3月創業米国における直営店の展開を目的として、GIFT USA INC.をアメリカに設立
  • 2016年7月町田商店シンガポール店(海外直営1号店)をオープン
  • 2017年5月M&A経営の効率化、経営意思決定の迅速化等を目的として、株式会社ファイナル・スリー・フィートを吸収合併
  • 2017年8月M&A経営の効率化、経営意思決定の迅速化等を目的として、株式会社四天王を吸収合併
  • 2017年12月当社国内直営店50店舗目オープンを達成(横浜家系ラーメン 町田商店入間店)
  • 2018年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2019年4月神奈川県横浜市に横浜第一工場(製麺工場)を新設
  • 2019年8月M&A株式会社ラーメン天華及び株式会社ケイアイケイフーズの株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2020年1月神奈川県横浜市に横浜第二工場(チャーシュー工場)を新設
  • 2020年9月東京証券取引所の市場第一部に指定 当社国内直営店100店舗目オープンを達成(横浜家系ラーメン 町田商店岩切店)
  • 2020年10月兵庫県丹波篠山市に丹波篠山工場(製麺工場)を新設
  • 2021年4月M&A株式会社Amazingの株式を取得し子会社化
  • 2021年5月商号変更連結子会社である株式会社ケイアイケイフーズを株式会社ギフトフードマテリアルに商号変更 株式会社GIFT JAPANを設立
  • 2021年8月会社分割による持株会社体制へ移行
  • 2022年3月商号変更商号を株式会社ギフトホールディングスに変更
  • 2022年4月商号変更連結子会社である株式会社GIFT JAPANを株式会社ギフトに商号変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年6月株式会社ギフトダイバーシティソリューションを設立(2022年11月厚生労働省より「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社として認定)
  • 2022年8月商号変更神奈川県綾瀬市に綾瀬工場(チャーシュー工場)を新設するとともに、横浜第二工場の生産品目をスープに変更
  • 2022年11月創業GIFT SOUTHEAST ASIA (THAILAND) CO.,LTD.をタイに設立
  • 2023年2月M&A株式会社Craftの株式を取得し子会社化
  • 2023年11月茨城県神栖市に神栖第一工場(製麺工場)を新設
  • 2024年3月創業GIFT EUROPE AGをスイスに設立
  • 2024年6月創業上海吉福桃餐炊管理有限公司を中国に設立 本社を現在地(東京都渋谷区)に移転
  • 2024年11月創業株式会社ラーメン天華の保有する不動産及び固定資産等の保有・管理を吸収分割により当社が承継 株式会社ラーメン天華の店舗運営事業を吸収合併により株式会社ギフトが承継 GIFT USA FRANCHISE INC.をアメリカに設立 Machida Shoten Philippines Inc.をフィリピンに設立
  • 2025年2月創業Ramen Master Switzerland AGをスイスに設立
  • 2025年3月茨城県神栖市に神栖第二工場(スープ工場)を新設
  • 2025年4月創業Gift Toronto Inc.をカナダに設立
  • 2025年6月M&A株式会社Brandの株式を取得し非連結子会社化 三重県三重郡川越町に桑名工場(製麺工場)を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の拡大

    1店舗あたりの品質向上や営業時間の延長(24時間営業の試験的導入含む)により、既存店の収益力を高める。

  2. 02

    人材の確保・育成

    採用力強化と離職率低下に向けた施策を実施し、新規出店加速と既存店のクオリティ維持に必要な人員を確保する。

  3. 03

    出店力の強化

    モデル開発出店やM&A、新業態開発を通じて出店ポテンシャルを拡大し、駅近・ロードサイド・商業施設など多様な立地に展開する。

  4. 04

    海外展開の加速

    海外人材の採用・育成と食材供給体制の構築により、海外市場でのラーメン事業を積極的に展開する。

  5. 05

    製造・物流・DXの強化

    生産拠点増設や物流効率化、AI活用による管理体制構築など、SCM全体の最適化とコスト削減・品質向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で744人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は527万円で、7期前と比べて0.2%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は3.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年10月221
2019年10月52834.83.0306
2020年10月51135.33.2400
2021年10月61336.33.6486
2022年10月61441.43.8550
2023年10月62541.13.8605
2024年10月61840.63.7643451
2025年10月52740.23.8744457

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
町田商店本店(東京都町田市)等106億円
工場設備(神奈川県平塚市)等7カ所1,451百万円
本社 — 東京都渋谷区708百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ギフト(注)1、3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ギフトフードマテリアル(注)1
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Amazing
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Craft
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ギフトダイバーシティソリューション
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GIFT USA INC. (注)1
    アメリカ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GIFT USA FRANCHISE INC.(注)1
    アメリカ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Gift Toronto Inc. (注)1
    カナダ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GIFT SOUTHEAST ASIA (THAILAND) CO.,LTD.
    タイ · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    上海吉福桃餐炊管理有限公司(注)1
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Machida Shoten Philippines Inc.
    フィリピン · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    GIFT EUROPE AG (注)1
    スイス · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • Ramen Master Switzerland AG(注)1スイス80%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は359億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+26.0%、利益が+17.2%。

売上高
+26.0%
359億円
営業利益
+17.2%
34億円
純利益
+15.8%
22億円
営業利益率
9.5%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高439億円359億円
営業利益48億円34億円
純利益29億円22億円
1株あたり配当¥26¥26

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は212億円、営業利益は26億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.3%、営業利益は+73.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5259.64
2023年2Q5559.13
2023年3Q59610.24
2023年4Q645
2024年1Q68913.26
2024年2Q6868.85
2024年4Q149149.48
2025年2Q172158.710
2025年4Q1871910.212
2026年2Q2122612.318

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年10月期からの14期で、売上は7億円から359億円へ51.3倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は11期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年10月700
2014年10月1211
2014年11月1211
株式会社ファイナル・スリー・フィートが、株式会社コロワイドより株式会社四天王の全株式を取得し子会社化
2015年10月1910
米国における直営店の展開を目的として、GIFT USA INC.をアメリカに設立
2016年10月4541
経営の効率化、経営意思決定の迅速化等を目的として、株式会社ファイナル・スリー・フィートを吸収合併
2017年10月5662
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年10月7085
株式会社ラーメン天華及び株式会社ケイアイケイフーズの株式を取得し子会社化
2019年10月91105
神奈川県横浜市に横浜第二工場(チャーシュー工場)を新設
2020年10月11051
株式会社Amazingの株式を取得し子会社化
2021年10月1351711
GIFT SOUTHEAST ASIA (THAILAND) CO.,LTD.をタイに設立
2022年10月1702415
株式会社Craftの株式を取得し子会社化
2023年10月2302416
GIFT EUROPE AGをスイスに設立
2024年10月285293010.219
Ramen Master Switzerland AGをスイスに設立
2025年10月35934349.522

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高359億円のうち、営業利益として残るのは34億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.1%119億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金57.4%206億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.8pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.6pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.8pt
23.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年10月期は営業CFが41億円、投資CFが−55億円で、差し引きのフリーCFは−14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は21億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年10月4−4−209
2017年10月6−5−218
2018年10月8−1112−317
2019年10月11−133−219
2020年10月4−1611−1218
2021年10月24−17−6719
2022年10月21−18−3320
2023年10月25−303−519
2024年10月33−4313−1021
2025年10月41−5514−1421

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は220億円。このうち返さなくてよい自己資本が104億円で、自己資本比率は47.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年10月21122.5
2014年10月61517.7
2014年11月61517.7
2015年10月134932.2
2016年10月2251723.7
2017年10月2481632.6
2018年10月42271563.4
2019年10月58312754.3
2020年10月69313845.2
2021年10月83414249.7
2022年10月99544554.8
2023年10月125685754.0
2024年10月171848749.0
2025年10月22010411647.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
81億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中14位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中297位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
26.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,401で、1年前と比べて+61.8%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥2,401-1.6%1ヶ月-11.2%1年+61.8%時価総額481億円
過去52週の値幅
安値¥1,471.5高値¥2,740

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)33.0倍
PER (会社予想)16.7倍
PBR3.99倍
配当利回り1.08%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+17.8%と大幅上昇。週足では25日線(4396.8円)を大きく上回り、強い上昇トレンド。出来高は7/16に19.9万株と急増。52週高値5100円に迫り、高値更新が視野に。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは32.93倍と業界平均41.07倍より低いが、PBRは7.96倍と業界平均2.92倍を大きく上回る。ROE23.4%は高水準だが、配当利回り0.54%と業界平均13.65%を大幅に下回る。成長性を評価する一方、バリュエーションは割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)33.0倍39.6倍
PER (予想)16.7倍
PBR3.99倍2.44倍
ROE23.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

増収基調が続くが、利益率に注目が集まる。売上高は2022/10期の170億円から2025/10期予想359億円と拡大。一方、営業利益率は2024/10期の10.18%から2025/10期予想9.47%と低下傾向。原材料高や競争激化が収益性を圧迫する可能性。強気派は売上成長が続けば利益率は回復可能とみるが、弱気派はPB偏重による低マージン体質を懸念。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    3期で170→359億円(+111%)と拡大。需要取り込み進む。

  • ROEの高さ

    ROE23.4%と資本効率良好。株主還元余地あり。

  • PB受託の拡大

    PB市場拡大の恩恵を受け、安定受注が見込める。

  • 3期連続増収増益、売上高CAGR25%通年影響

    売上高230→359億円、営業利益29→34億円。成長トレンド継続

  • ROE23.4%の高収益性継続影響

    ROE23.4%は同業比高水準、自己資本比率良好で今後の投資拡大期待

  • PER33倍もROE23%でPBR8倍、成長株バリュエーション決算発表後影響

    PER33倍は高いがROE23%を考慮すれば許容範囲、PBR8倍で収益力反映

  • 配当増額の可能性次回株主総会影響

    現配当利回り0.54%と低水準、増配余地あり。利益成長で株主還元強化

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    営業利益率10.18%→9.47%(予想)と低下トレンド。

  • 高PERの割高感

    PER32.9倍は同業比割高。成長鈍化で調整リスク。

  • 原材料費・競争リスク

    原材料高や競合のPB受託競争が収益圧迫要因。

  • 営業利益率低下トレンド継続影響

    営業利益率9.47%と前期比0.71pt低下、コスト増が収益性圧迫

  • 高PER、成長鈍化リスク2026年以降影響

    PER33.3倍は高く、成長減速で株価調整の可能性

  • 外国人保有15.34%、外部環境悪化で売り圧力金融政策次第影響

    外国人保有比率高く、円安進行で日本株売り対象になりやすい

  • 競争激化による収益率低下不定影響

    小売業界の競争激化で粗利率低下リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善/悪化を確認する最重要指標。
PB受託売上高
PB偏重度と成長性を測る。
ギフト向け売上
季節要因や景気変動の影響を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり26で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは1.08%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥26
1株あたり
配当利回り
1.08%
いまの株価に対して
配当性向
22.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年10月424.4
2020年10月3−33.332.3
2021年10月450.017.9
2022年10月780.028.5
2023年10月822.240.7
2024年10月99.125.6
2025年10月1122.222.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥26

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ12,771人。区分でいちばん多いのは事業法人45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.8%を占め、残る43.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
事業法人45.845.645.345.446.145.9
個人・その他34.530.128.030.829.625.3
外国法人6.29.312.111.913.915.3
金融機関11.411.313.89.79.510.9
証券会社2.03.60.62.10.92.6
外国人個人0.00.00.00.10.10.1
自己株式0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社グローウィング43.96
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.69
03笹島 竜也4.76
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.27
05NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人香港上海銀行)3.44
06THE BANK OF NEW YORK 133652 (常任代理人株式会社みずほ銀行)3.00
07BofA証券株式会社1.45
08田川 翔0.94
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.90
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051 (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-21
    エフアイエーエム エルエルシー(FIAM LLC)
    新規の大量保有報告
    5.86%
    -1.08pt
  • 2026-08-04
    笹島 竜也
    新規の大量保有報告
    4.75%
    -0.50pt
  • 2026-07-23
    エフアイエーエム エルエルシー(FIAM LLC)
    新規の大量保有報告
    0.44%
    -0.04pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.32%
    -0.13pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.47%
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.10%
    +0.63pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.64%
    +0.30pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.01%
    +0.04pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.83%
    +0.19pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.97%
    +1.14pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.02%
    +0.01pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    8.08%
    -0.02pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.47%
    +0.45pt
  • 2026-06-12
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.98%
    -0.10pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.95%
    +0.05pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.10%
    +0.15pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.90%
    +0.80pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.98%
    +0.08pt
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.98%
  • 2026-06-12
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.43%
    +0.45pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−98%。直近期のROEは23.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年10月42,14025,27667.6
2014年10月25,64550,92167.3
2014年11月25,64550,92167.3
2015年10月20,547209,44715.8
2016年10月136622.0
2017年10月279633.5
2018年10月5627526.323.412.4
2019年10月2715918.043.024.4
2020年10月61563.6163.732.3
2021年10月5420729.826.117.9
2022年10月7727332.222.428.5
2023年10月8033926.226.940.7
2024年10月9441924.834.525.6
2025年10月10951723.429.522.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/10期の役員報酬は総額270百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田川翔代表取締役社長43188,000
笹島竜也取締役副社長52952,000
藤井誠二専務取締役 直営店運営本部長 人財開発本部長4589,000
末廣紀彦常務取締役 管理本部長6561,000
榎正規取締役 経営企画室長4471,000
寺田三男取締役 製造本部長559,000
原俊之取締役6880,000
香月由嘉取締役(監査等委員)60
花房幸範取締役(監査等委員)51
布施義男取締役(監査等委員)67

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)617756624841
社外取締役422226

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,593字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ギフトホールディングス)及び連結子会社20社(株式会社ギフト、株式会社ギフトフードマテリアル、株式会社Amazing、株式会社Craft、株式会社ギフトダイバーシティソリューション、GIFT USA INC.、GIFT SOUTHEAST ASIA (THAILAND)CO.,LTD.、GIFT EUROPE AG、上海吉福桃餐管理有限公司、GIFT USA FRANCHISE INC.、Machida Shoten Philippines Inc.、Ramen Master Switzerland AG、Gift Toronto Inc.、他7社)、非連結子会社1社(株式会社Brand)により構成されており、「ラーメンを、世界への贈り物に!」を事業コンセプトとして横浜家系ラーメンを主体とした直営店の運営(直営店事業部門)、並びにプロデュース店及びフランチャイズ加盟店(以下、FC店という。)への食材提供や運営ノウハウ供与等(プロデュース事業部門)を展開しております。 なお、新たに設立したGIFT USA FRANCHISE INC.、Machida Shoten Philippines Inc.を第1四半期連結会計期間より、Ramen Master Switzerland AG、Gift Toronto Inc.を第2四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。また、2024年11月1日に実施したグループ会社の組織再編に伴い、当連結会計年度において、吸収合併消滅会社である株式会社ラーメン天華を連結の範囲から除いております。 当社グループは、横浜家系ラーメン業態の「町田商店」、ガッツリ系ラーメン業態の「豚山」、油そば業態の「元祖油堂」、その他6ブランドを主に展開しております。現在は主力業態である「町田商店」「豚山」並びに「元祖油堂」の出店に軸足を置いております。出店余地を国内及び海外の戦略出店地域の中から速やかに見出し、直営店ならびにプロデュース店及びFC店を、いかに効率的に出店し続けるかが当社グループの経営上重要であると認識しております。それゆえ、出店戦略は、出店候補地の立地特性、出店投資額、当社グループの直営店ならびにプロデュース店及びFC店の出店状況等を総合的に勘案し、グループとして一元的な意思決定を行っております。出店候補地については、駅に近いエリア(駅近エリア)と郊外エリア(ロードサイドエリア)に大別し、競合店状況、乗降客数、商圏人口、交通量等、それぞれの立地特性を判断するパラメータの分析結果をもとにして慎重に検討しております。 また、当社グループは、グループ内製造の拠点として麺、チャーシュー、スープ工場を有しており、品質、味、コストのあらゆる面でラーメン提供にとって極めて重要な要素と考える麺、チャーシュー、スープを当該工場で製造することで、直営店、プロデュース店及びFC店のいずれに対しても安定供給体制を敷くことが可能となっております。加えて、店舗ごとに個別で仕入を行うのではなく、全店舗で一括仕入を行うことで個別での仕入に比べ、低コスト化を実現しております。 このようにラーメン分野において、マーケティング(出店)から提供までの重要な機能を戦略的にワンストップで兼ね揃えることで、現在のビジネスモデルを構築しております。 なお、当社グループのセグメントは、「飲食事業」の単一セグメントであるためセグメント情報に代えて事業部門別の記載としております。 主なブランドと出店先 ブランド   内容   出店先 町田商店         何度食べても飽きないクリーミーなスープが特徴の「家系」ラーメン 活気のある超絶空間で全国に100店舗以上展開中と大人気!   国内 (駅近、ロード サイド、商業施設) 豚山         肉厚でやわらかいぶた肉とたっぷりの野菜が特徴の「ガッツリ系」ラーメン 力強いスープに甘味のある醤油ダレと、わしわし麺で食べ応え満点!   国内 (駅近、ロードサイド) 元祖油堂     こだわりの専用麺と卓上調味料でカスタマイズする自分だけの「油そば」 オシャレな雰囲気の店内が人気で、味のアレンジは無限大!   国内 (駅近、駅ナカ) がっとん         長時間炊き込み熟成させたスープが特徴の「九州豚骨」ラーメン 濃厚で深みのあるスープとの相性を追求した特注極細麺は至高の味!   国内 (駅近、ロード サイド) 四天王         海外からのビジターにも大人気! あっさりしたコクが特徴の「豚骨醤油」ラーメン   国内 (駅近) 長岡食堂         新潟県長岡市のご当地ラーメンとして親しまれている生姜醤油の「中華そば」 厳選した食材を使用した淡麗なスープは味わい深く、老若男女に人気!   国内 (駅近) 赤みそ家         味噌をベースに炒めた野菜の旨味たっぷりの「味噌」ラーメン   国内 (ロードサイド) E.A.K. RAMEN         「家系」ラーメンをベースにローカルニーズに合わせた味でご提供!   アメリカ Machida Shoten     味、空間、サービスなど、国内直営店と変わらないクオリティで「家系」ラーメンを海外でご提供!   海外 (1)事業の内容について ① 直営店事業部門について 直営店事業部門は国内直営店事業部門と海外直営店事業部門で構成されております。 国内直営店事業部門では、主力の「町田商店」をはじめとする様々なラーメンジャンルの直営店舗を運営することで、ブランド構築力を高め、繁盛店となるブランドを作り上げるとともに、お客様の多様な好みに対応できる体制を整えております。これにより、単一の業態に依存せず、幅広い顧客層を取り込み、収益の安定化を図る強みを有しております。 また、自社が開発した麺、タレ、スープ、餃子、並びにチャーシューといった主要食材を自社工場などで製造しており、安定供給体制を構築することで、駅近、ロードサイドといった立地特性を問わず繁盛店を実現しており、他社が繁華街やビジネス立地、あるいはロードサイドに特化する中、当社グループでは立地を選ばない運営ノウハウを確立し、幅広いエリアで出店可能な強みを有しております。 さらに、本格的なラーメン専門店の味を安定して提供するため、スープ作りにおいて「豚骨、鶏骨等の生ガラを入れてスープを焚き続けること」「そのスープをお客様に提供し続けること」「スープの量と味を保ち続けること」の克服が必要ですが、当社グループではスープ生産の多くを品質管理の行き届いた自社工場などで製造することにより、以下のようなメリットを享受しております。 ・廃棄ロスが少ない ・スープ職人の養成が必要ない(出店による人的制約を受けない) ・水道光熱費が安い ・出店立地の制約を受け難い(生ガラを焚きだす場合、匂いの問題から立地が制限される) なお、当社グループでは、直営店のほかに経営リスクを委託先が負う業務委託店形式による店舗も有しております。 一方、海外直営店事業部門では、国内直営店事業部門で培ったノウハウを活かし、出店国の飲食事情や味覚を考慮しながら横浜家系ラーメンを海外市場で提供しております。現在はアメリカ及び中国に展開しており、ラーメン店運営にとって重要な麺、タレ、スープなどの食材は、麺は国内自社製麺と同等の品質が保持されている製麺メーカーから、タレは国内OEM委託メーカーから、スープは米国国内の委託メーカーから、それぞれOEM供給を受けることで品質の均一化と安定供給を実現しております。これにより、海外においても高品質なラーメンを提供する体制を構築し、グローバル市場での事業展開を加速しております。 ② プロデュース事業部門について プロデュース事業部門は、新規にラーメン店を開業予定の店舗オーナーからのプロデュース依頼を受け、当社グループの直営店における運営ノウハウ(店舗設計、店舗内サービス、メニュー、仕入ルートなど)を店舗立上支援のために原則、無償で提供しております。また、店舗立上後から一定期間経過後は、プロデュース店オーナーからの要請に基づき、店舗運営ノウハウに基づくコンサルティングサービスを原則、有償で提供しております。 なお、店舗開発や運営等にかかる保証金、加盟料、ならびに経営指導料(ロイヤリティ)等はプロデュース店オーナーから原則、収受しておりません。それらに代わり「取引基本契約」を締結し、当社グループのPB商品を継続的に購入し、同店にて使用してもらうビジネスモデルを展開しております。 また、当社グループでは、直営店で使用するOEM供給を受けたスープやタレといったPB商品をプロデュース店にも供給しており、生産委託するロット数を増加させコスト削減を図っております。 さらに、当社グループが開発した新業態を既存プロデュース店オーナーが自ら展開することを検討する場面も増えてきており、国内では、これまでの横浜家系ラーメン業態を中心としたプロデュース事業に加え、新業態では当社グループの展開するブランド名(同一の屋号)でのFC事業も開始しております。海外においても「Machida Shoten(町田商店)」、「GANSO ABURADO(元祖油堂)」の店舗名でのFC事業を東南アジア・東アジア地区他にて本格的に展開しております。 店舗数の推移 24/10期末 店舗数   25/10期末 店舗数   対前期末 増減 直営店事業   北海道   0   0   ±0 東北   22   32   +10 関東甲信   147   175   +28 北陸   0   0   ±0 東海   36   42   +6 近畿   17   21   +4 中国・四国   1   1   ±0 九州・沖縄   0   1   +1 海外   4   7   +3 小計   227   279   +52 業務委託店   9   8   -1 合計   236   287   +51 プロデュース 事業   北海道   18   19   +1 東北   18   18   ±0 関東甲信   325   336   11 北陸   14   13   -1 東海   59   62   +3 近畿   48   53   +5 中国・四国   31   34   +3 九州・沖縄   27   35   +8 海外   14   13   -1 小計   554   583   +29 国内FC   11   15   ±4 海外FC   9   16   +7 合計   574   614   +40 店舗数総合計   810   901   +91 (2)事業系統図 ① 国内 ② 海外 (注)1.各店舗においてそれぞれの取引先から主要食材(麺、タレ、スープなど)以外の仕入を行っております。 2.ロイヤリティの支払はFC店のみ発生いたします。
経営方針・対処すべき課題7,161字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「シアワセを、自分から。」という企業理念の下、当社グループの直営店事業部門、プロデュース事業部門のお客様はもとより、当社グループの従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関等、ステークホルダーの皆様にシアワセを届けてまいります。当社グループでは「元気と笑顔と〇〇で、シアワセを届ける。」というミッションを従業員に与え、それぞれの立場、役割に応じて「〇〇」での部分を自ら考え、シアワセを届ける行動を促しております。 当社グループでは、直営店事業部門において、いつも美味いと言っていただける味の追求は勿論のこと、ご来店いただいたお客様に対して、エンターテイメント性や笑顔が溢れる店舗空間において、きめ細やかな気遣いを感じていただけるサービスを提供しております。また、プロデュース事業部門においては、当社グループに蓄積された繁盛店ノウハウをプロデュース店に惜しみなく注ぎ、常に美味しいラーメンが提供される地域で愛される店舗づくりに貢献しております。 当社グループにおける、このような取り組みを通して一人でも多くのお客様に数多く足を運んでいただき、お客様に満足していただくことで、当社グループとしての事業の拡大を図り、企業価値の向上につなげてまいりたいと考えております。 (2)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、世界経済の減速感が広がり、主要各国の金融政策の転換や通商政策の変動など、不確実性の高い国際環境の下で推移いたしました。特に米国においては、第2次トランプ政権誕生後の通商政策見直しに伴い、対日輸入品への新たな関税措置が導入され、わが国輸出企業の業績および国内製造業の生産活動に影響を及ぼすなど、外需を巡る環境は全般的に逆風が続いております。また、外国為替市場におきましては、米国の金利動向や世界的な資金流動性の変化を背景に、年度を通じて円安基調が継続していることから、依然として企業の輸入コストや消費者の生活コストに影響を与える水準にあり、原材料・食料品価格の高止まりを通じて物価に一定の上昇圧力を残す要因となりました。 わが国の消費者物価は、エネルギー価格のピークアウトにより輸入物価の押し上げは一服しつつも、人件費やサービス価格上昇を背景に総じて高めの伸びが続きました。特に外食、宿泊、運輸などサービス関連の価格は、人手不足や賃上げの進展を反映して上昇がみられ、物価の構造的な押し上げ要因となったことから、実質消費の伸びは力強さを欠き、消費者心理の改善も緩やかなものにとどまりました。こうした状況下、本年10月に積極財政を掲げる高市政権が発足したことにより、東京証券取引所における日経平均株価は、5万円台の大台を付ける等、経済政策への期待が高まっております。一方、日本銀行は本年1月に見直した政策金利0.5%をその後の金融政策決定会合においても据え置く判断を継続しており、緩和的な金融環境が維持されております。また、労働市場につきましては、就業者数の増加や有効求人倍率の高水準維持など、雇用環境は総じて堅調に推移いたしました。2025年春闘においては、2024年春闘を上回る高水準の賃上げが実現し、2年連続で定昇込み5%台の賃上げとなり、定昇除く賃上げ分は過年度の物価上昇を概ね上回ったものの、実質所得の改善は限定的に留まりました。 内閣府が発表した2025年7~9月期のGDP(国内総生産)速報値(物価変動の影響を除いた実質の季節調整済み前期比)は0.4%減(年率換算1.8%減)と、6四半期ぶりのマイナス成長となりました。主な要因として輸出の落ち込み、住宅投資の減少等が上げられ、輸出においては、米国の一連の関税措置の影響により自動車等の輸出減が生じ、住宅投資においては、4月の建築基準法等の法改正前の駆け込み需要の増加に対する反動により減少を招いております。但し、当該期間に生じた6四半期ぶりのマイナス成長については、一過性であるとの見方が多く、エコノミストの間では2025年10~12月期においてプラスに転じるとの予想が優勢な状況にあります。また、訪日外国人観光客数については、過去最高水準を維持しており、本年1~10月の訪日外国人客は、日本政府観光局によると10か月累計で3,550万人を超え、前年同期比17.7%増となりました。円安を背景に日本の物価水準が相対的に割安となったことで、訪日客による旅行・宿泊・飲食等のサービス需要が拡大し、サービス輸出の増加を通じて外需の下支え要因となりました。 一方、世界経済に目を向けると、本年1月に米国で第2次トランプ政権が発足し、通商政策の見直しが進められました。対中関税の維持、調整に加え、日本や欧州など主要貿易相手国に対しても追加的な関税措置が講じられたことで、国際貿易の先行きには不透明感が広がっております。また、中東情勢やウクライナ情勢を巡っては、停戦や対話の枠組みを模索する動きがあるものの、依然として紛争は継続し、情勢は予断を許さない状況にあります。こうした地政学的リスクの長期化は、エネルギー価格や資源市況の変動要因の一つとなり、世界経済の不確実性を高める要因となっております。 米国においては、2025年10月より約43日間に及ぶ長期の連邦政府閉鎖が発生し、多くの行政サービスが停止したことにより、GDP(国内総生産)速報値を含む主要統計の公表が遅延しております。GDP速報値が判明しない状況下において、トランプ政権発足後に進められてきた関税措置が、GDPの約7割を占める個人消費、設備投資、雇用環境にどのような影響を及ぼしたのかについては、統計開示の再開が待たれる状況です。こうした中、米国の中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)は、本年開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)において7月会合まで利下げを見送ってきましたが、国内景気の減速やインフレ率の鈍化を背景に9月、10月開催のFOMCにおいて2会合連続でFF金利(フェデラルファンド金利)を0.25%ずつ下げ、誘導目標を3.75%~4.00%に改定する決定を下しました。 中国においては、中国国家統計局が発表した2025年7~9月期のGDP(国内総生産)速報値が前年同期比4.8%増と政府目標(5.0%増)を下回り、4~6月期の5.2%増からも伸びが鈍化いたしました。個人消費が力強さを欠くなか、不動産市場の調整が長期化していることが引き続き景気の重石となっております。こうした状況下、中国政府は、トランプ政権が進める関税政策により米中間の貿易摩擦が意識される中でも、景気を下支えする政策を適宜講じつつ、過度な大型刺激策には慎重な姿勢を維持し、内需拡大や構造改革を通じた持続的な成長への転換を模索する状況にあります。 わが国における外食産業は、物価高によるコストプッシュ圧力が依然として続いており、仕入価格の高止まりに加え、物流費や人件費の上昇が収益を圧迫しております。特に、異常気象による収穫量の低下や生産コスト増を背景に、コメを中心とした一部農産物の価格が2024年末から2025年初頭にかけて上昇したことにより、主要食材の価格転嫁を巡る経営判断が重要な課題となっております。また、インバウンド需要の急増により観光地や都市部の店舗では来店者数が増加し、客単価も上昇するなど堅調な動きがみられる一方、地方や郊外立地では価格上昇に対する消費者の感応度が高く、価格設定の難しさが続いております。さらに、労働市場では人手不足が続く中、最低賃金の地域別引き上げに伴い、パート・アルバイトを中心とした人件費の上昇がコスト構造に影響を与えております。このように飲食業界では、価格改定を進めつつ、来店客数の維持や店舗オペレーションの効率化により、コスト上昇を吸収する取り組みが求められております。 当社グループは、こうした外部環境の変化に柔軟に対応すべく、機動的な価格改定による収益構造の維持、提供商品の鮮度向上と物流コストの低減を目的としたSCM(サプライチェーン・マネジメント)体制の強化、積極的な新規出店、出店を支える適正人員数の確保といった飲食企業が直面している各種重要経営課題に対して真摯に向き合い、精力的に課題解決に取り組んでまいりました。特にこれまでも実施してきた価格改定については、慎重且つ段階的な対応を戦略的に進めたことにより、客足への悪影響を最小限に抑えることができ、当連結会計年度における国内直営店の既存店売上高(改装店除く)は前年同期比105.8%を達成し、新店出店効果を発揮して全店売上高ベースでは129.5%と堅調な収益拡大を図ることができました。これにより、コメを始めとする農産物の価格高騰、人件費の上昇といったコスト上昇圧力が高まる中においても、前期同様の十分な利益構造を維持しております。当社グループは、今後においても提供商品に対するお客様満足度を常に意識した価格戦略を展開してまいります。加えて、3本柱となった横浜家系ラーメン業態の「町田商店」、ガッツリ系ラーメン業態の「豚山」、油そば業態の「元祖油堂」に留まらず、次なる業態、ブランドの開発を常に進めながら、駅近立地、ロードサイド立地、商業施設内立地とあらゆるジャンルの出店立地を精力的に模索し、事業拡大を図ってまいります。 また、当社グループ直営店並びにプロデュース店への供給体制についてもビジネス効率、BCP(事業継続計画)等の総合的観点から、ここ数年、立地、生産品目等、生産体制の戦略的見直しを図っており、当連結会計年度においては、前期に生産体制を整えた国内6工場に加え、本年4月に神栖スープ工場、6月に桑名製麺工場を立ち上げることとなりました。製麺工場5拠点、チャーシュー工場1拠点、スープ工場2拠点となった国内8工場体制に対して、今後も生産拠点増設、生産品目の増加等を積極的に図ってまいります。さらに、当社グループでは、戦略的SCMの視点をもって物流効率、物流コスト、物流リードタイムの大幅改善を進めており、これまで配備を進めてきた関東、中京、関西、東北の物流倉庫と前述の生産体制の最適連携を絶え間なく進めてきたことから、直営店舗、プロデュース店舗に対して効率的な後方支援体制を整えるに至っております。また、前期より進めている店舗での提供商品の品質安定化を目指したIH機器への切り替えを、当連結会計年度においても順次進めており、店舗内オペレーション、お客様の快適性を増すための店舗改装を引き続き積極的に行ってまいりました。 当社グループが出店する各種業態は、大幅な増店の中でも前年度の既存店売上高および客数を維持する状況にありますが、最大の懸案は、新規出店加速、既存店の店舗クオリティ維持を両立させるための適正人員数を労働市場から遅滞なく確保していけるかという点であり、そのためにも渋谷に本社を構え、人材確保を適時適切に図っていく所存です。 以上のように、直営店やプロデュース店の出店戦略に留まらず、生産体制、物流体制、本社体制においてもグループ力強化を図ってまいりました当社グループは、従業員の雇用確保、積極的な新規出店等、独自の事業活動を展開することができ、堅調な業績を確保することとなりました。当連結会計年度におきましては、国内の直営店、プロデュース店ともに店舗数を増加させることにより、売上拡大を図ることができました。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、国内事業のオーガニックな成長と海外事業の積極展開により、中長期的な目指すべき姿として「世界中に最高のラーメンをお届けできる企業」を掲げており、長期的スパンでの、世界のラーメンマーケットでシェア50%(国内シェア50%、海外シェア50%)の獲得を目指しております。 そのマイルストーンして、2028年10月期を最終年度とした中期経営計画を策定し、以下の施策を重要テーマとして認識し、更なる企業価値向上を目指してまいります。 重点テーマ   取組みの概要   関連指標 既存事業の拡大   ・1店舗あたりの品質向上 ・営業時間の延長(24時間営業の試験的導入含む)   ・売上高成長率 ・売上高営業利益率 ・ROE(自己資本当期純利益率) 人材の確保   ・採用力強化 ・離職率低下に向けた施策   ・売上高成長率 出店力の強化   ・モデル開発出店による既存業態の出店ポテンシャル拡大 ・M&Aや自社開発の新業態による出店ポテンシャルの拡大   ・売上高成長率 海外展開の加速化   ・海外人材の採用、育成 ・食材供給体制の構築   ・売上高成長率 製造体制の強化   ・製造コスト削減 ・製造品質の向上 ・安定供給体制(エリア別安定供給体制の構築)   ・売上高営業利益率 ・ROE(自己資本当期純利益率) 購買、 物流体制の強化   ・物流コストの最適化 ・配送頻度、配送品質の向上(365日・翌日納品) ・自動発注による単純化・標準化の推進・仕入れのスケールアップによる食材品質アップ、コストダウン   ・売上高営業利益率 ・ROE(自己資本当期純利益率) DXの推進   ・AIを利用した管理体制の構築   ・売上高成長率 ・売上高営業利益率 ・ROE(自己資本当期純利益率) サステナビリティへの取り組み   ・サステナビリティ経営の推進と開示の充実化   ・売上高営業利益率 ・ROE(自己資本当期純利益率) (4)優先的に対処すべき課題 当社グループでは、持続的な成長の実現と収益基盤強化のため、以下の課題について重点的に取り組んでまいります。なお、成長戦略を構成する新規出店等の投資につきましては、営業活動から生じるキャッシュ・フローと金融機関からの借入を中心とする財務活動から生じるキャッシュ・フローで賄える見込みであります。 ① 人材確保に向けた取り組み 当社グループの属する外食産業においては、人手不足による人材の奪い合いや人件費の上昇など、人材の確保及び定着に対して厳しい状況が続いております。人材確保につきましては、最重要経営課題であると認識しており、採用力の強化、離職率低下、教育システムの改良の面から、あらゆる角度からアプローチを行っていく所存です。具体的には、キャストからの正社員登用、外国人の採用及び教育、賃上げ、店内労働環境改善に一層重点的に取り組んでまいります。これらにより、新規出店を支える人材の確保と定着を実現してまいります。 ② 購買・物流体制の強化 当社グループは食材を調達・加工・調理しお客様にラーメンを提供しておりますが、食材の調達においては、世界的なインフレによる価格高騰や天候不順や自然災害等による一部の食材の需給逼迫が懸念されます。店舗数が拡大してきたことにより、仕入量が増加しており、規模のメリットを生かした仕入条件の良化により、食材の確保、コストコントロールに取り組んでおります。また、当社グループは日本国内各地に直営店舗やプロデュース店舗を多数有しておりますが、出店地域の拡大とともに、配送の遅延による欠品リスクや配送コストの高騰による収益性の悪化が懸念されます。 配送においては、SCMの視点をもって物流効率、物流コスト、物流リードタイムの大幅改善を進めており、日本各地に4物流センターを配置し、配送の効率性を向上させるとともに、配送頻度・配送品質の向上にも取り組み、お客様に、クオリティの高いラーメンをなるべく安価に提供できる体制を整えてまいります。 ③ サステナビリティへの取り組み 当社グループは「シアワセを、自分から。」という企業理念の下、直営店事業部門ならびにプロデュース事業部門のお客様はもとより、当社グループの従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関等、すべてのステークホルダーの皆様に美味しいラーメンでシアワセを届けてまいります。現在の世界情勢に目を配れば、一部地域において戦争や紛争等のいたましい出来事が勃発しており、加えて、気候変動や食糧危機など様々な社会・環境課題にも直面しております。こうした状況下、当社グループにおいては、上述の企業理念に基づく精力的な事業活動を通して、こうした課題と真摯に向き合うことにより、持続可能な社会の実現、豊かな食文化の発展に貢献してまいりたいと考えております。さらには当社グループの持続的な成長や企業価値向上をもたらすべく、サステナビリティ活動にも積極的に取り組んでまいりたいと考えます。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、国内事業のオーガニックな成長と海外事業の積極展開により、中長期目標として、“世界中に最高のラーメンをお届けできる企業”を目指し、2028年10月期を最終年度とした中期経営計画を策定し、事業拡大並びに企業価値向上を目指し、成長性に収益性を加えて、投資収益性を重要な経営指標と位置付けております。 ・売上高成長率 20.0%以上 ・売上高営業利益率 10.0%以上 ・ROE(自己資本当期純利益率)  20.0%以上
事業等のリスク11,095字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、次のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 事業等のリスク   発生要因   経営方針、経営戦略との関連性、及び程度   当該リスクの重要性   顕在化する可能性の程度   顕在化した場合の影響の内容   当該リスクへの対応策 (1)① 市場環境の変化、競争激化   外食機会の減少、食の安全性、健康志向、消費低迷、低価格競争、他市場の成長   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   高   高 局所的には常に発生(潜在化)   PL、BSへの影響:中 商品戦略、立地戦略に影響   既存事業の「商品」「オペレーション」「製造・物流」の改善、多店舗化、新業態の開発 (1)② 原材料等の価格変動   小麦相場、生産地の気候・社会的混乱、需要の拡大、為替相場   売上高営業利益率 程度:高   高   高   PL、BSへの影響:高 仕入戦略、商品戦略に影響   既存事業の「商品」「オペレーション」「製造・物流」の改善、多店舗化、新業態の開発 (1)③ 大規模自然災害の発生   地震、台風、豪雨等の自然災害   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   中   低   PL、BSへの影響:高 立地戦略に影響   BCPの策定 (1)④ パンデミックの発生   感染者発生、営業自粛   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   中   低   PL、BSへの影響:高 販売戦略、立地戦略に影響   感染症対策、きめ細かい販売管理 (2)① 人材採用並びに人材育成難、及び人材コスト増について   採用環境の変化、成長度合   売上高成長率 程度:高   高   高   PL、BSへの影響:中 販売戦略、人事戦略に影響   知名度向上、採用手法の多様化、教育・実習の充実化 (2)② 油そば業態に対する模倣リスクについて   油そば業態における競争激化及び模倣の容易性   売上高成長率 売上高営業利益率   程度:低   低   高   PL、BSへの影響:低   販売戦略、立地戦略に影響   継続的な差別化の推進 (2)③ 商標の模倣   類似商標の利用   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略、立地戦略に影響   商標管理の徹底 (2)④ 直営店の多店舗展開を事業拡大の前提としていること   好立地探索時間の増、出店契約成立率の減   売上高成長率 程度:高   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略、立地戦略に影響   立地戦略の機動的見直し (2)⑤ プロデュース店の店舗展開   運営企業の業績悪化   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:低   低   中   PL、BSへの影響:低 販売戦略、立地戦略に影響   プロデュース店への経営指導 (2)⑥ フランチャイズ事業について   フランチャイズ加盟店の運営品質のばらつき   売上高成長率 売上高営業利益率   程度:低   低   中   PL、BSへの影響:低   販売戦略、立地戦略に影響   加盟店に対する運営管理体制の強化 (2)⑦ 海外展開   政治情勢、経済情勢、戦争などによる社会的混乱   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   中   中   PL、BSへの影響:中 販売戦略、立地戦略に影響   海外戦略の機動的見直し (3)① 食品の安全管理   安全管理・衛生管理の不徹底、法的規制の強化   売上高営業利益率   程度:中   中   中   PL、BSへの影響:高   販売戦略に影響   安全管理・衛生管理の徹底、コンプライアンスの徹底 (3)② 他社類似商号との誤認   他社店舗における安全、衛生事故   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略に影響   広報・IR、アカウンタビリティの徹底 (3)③ 店舗における酒類提供   未成年顧客による飲酒、顧客の飲酒運転   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略に影響   店舗における酒類提供マニュアルの徹底 (3)④ 労務関連   法的規制の強化、労働環境の変化   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略に影響   労務管理の徹底 (3)⑤ 個人情報の管理   個人情報の漏洩、不正使用   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 販売戦略に影響   個人情報管理の徹底 (4)① 直営店舗の賃借   賃貸人の財政悪化   売上高成長率 程度:低   低   低   PL、BSへの影響:低 立地戦略、財務戦略に影響   賃貸人与信管理の徹底 (4)② 普通建物賃貸借契約の店舗からの立退き   区画整理、建物老朽化   売上高成長率 程度:中   低   低   PL、BSへの影響:低 立地戦略に影響   都市開発事業等の自治体事業情報を的確に収集 (4)③ 特定の人物への依存   後継人材育成の遅れ、社長の退任   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   低   低   PL、BSへの影響:低 経営戦略全般に影響   ガバナンスコードに準拠した後継者育成 (4)④ 固定資産にかかる減損会計の適用   想定CFの未創出   売上高成長率 程度:中   中   中   PL、BSへの影響:中 販売戦略、立地戦略に影響   立地戦略の徹底 (5)① IT(情報システム)への依存   不正アクセス、プログラムの不具合   売上高成長率 売上高営業利益率 程度:中   中   低   PL、BSへの影響:高 販売戦略に影響   IT戦略の機動的な見直し (5)② インターネット等による風評被害   SNSでのデマ拡散   売上高成長率 程度:低   低   中   PL、BSへの影響:低 販売戦略に影響   SNSパトロールの徹底 (1)事業環境について ① 市場環境及び競合について 外食産業を取り巻く環境は、人口減少社会と言われるわが国において、外食費用の高騰、食の安全性に対する消費者意識の高まり等により、今後も厳しい状況が継続するものと想定されます。 このような国内需要の構造的な減少を背景に、近年は訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加が外食需要を下支えする要因となっておりますが、当該需要は為替動向、国際情勢、各国の出入国規制、観光政策等の外部要因に大きく左右されやすく、必ずしも安定的・継続的に見込めるものではありません。 また、外食業界は、他業界と比較すると参入障壁が低いため新規参入が多く、個人消費の低迷に加え、インバウンド需要の取り込みを目的とした競合店の増加や価格競争などにより、今後も競争環境は続いていくものと考えます。 このような状況の下で、当社グループは店舗のコンセプトを明確にし、競合他社との差別化を図っておりますが、今後、競合状態がさらに激化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 原材料の価格変動等によるリスクについて 当社グループが提供する製品の原材料である小麦粉、食肉等については、厳選された海外産を国内輸入業者の十分な品質検査を経て仕入れておりますが、その調達価格は、国際的な商品相場の動向、世界的な消費量の増加による需給バランスの変化、ならびに為替相場の変動等の影響を受けております。 特に、円安の進行等による為替相場の変動は、輸入原材料の調達コストを直接的に押し上げる要因となります。 また、原材料の生産地域における異常気象や自然災害による収穫量の減少、家畜伝染病等の発生に伴う輸入停止、政変や社会・経済情勢の変化、さらにはテロや戦争等による国際物流の混乱などにより、原材料の安定的な調達に支障をきたす場合があります。 これらの要因により原材料の価格が高騰した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 大規模自然災害の発生について 当社グループは、日本国内各地に店舗と製麺及び食材供給のための工場を多数有しております。ここ数年、国内においては、2011年3月に起こった東日本大震災を筆頭に地震、台風、豪雨等の大規模な自然災害が発生しており、今後も自然災害の規模によっては、店舗の一時休業、製麺・食材の供給遅れ等の事態を招くことが想定されます。当社グループでは、こうした災害の発生しやすい自然環境を前提としてBCP(事業継続計画)を策定し、直営店舗、工場、及び本社等に、不測事態における避難場所や緊急連絡方法等を明記した危機管理マニュアルを配付し、万全を期しております。しかしながら、自然災害の規模が想定以上となった場合においては、店舗や工場等のスタッフの人命にかかわる状況を招くなど、停電や風水害等により工場が機能停止に至るおそれがあります。このように想定以上の大規模自然災害が発生した場合においては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ パンデミックの発生について 2019年末から2023年頃にかけて発生・拡大した新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、多くの人命を奪うとともに、世界経済に大きな打撃を与えました。 日本においては、政府、各自治体から営業時間短縮を始めとする営業自粛要請が発せられたことに伴い、当社グループの事業においても少なからず影響を受けることとなりました。 ただし、当社グループの提供する飲食事業は、日常食であるラーメンに特化して展開しており、お祝いや記念等において利用される「ハレ消費」の飲食事業モデルとは一線を画すことから、影響は一定の範囲にとどまったことが確認されております。 今後、過去の新型コロナウイルス感染症と同等又はそれ以上の規模・期間に及ぶ新たなパンデミックが発生した場合には、再度の営業制限や人流抑制、原材料調達や人員確保への影響等が生じ、その内容や期間によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業展開及び提供サービスに関するリスクについて ① 人材採用並びに人材育成、及び人材コスト増について 当社グループが直営店舗による店舗展開を続けていくためには、必要な人材の確保及び十分な育成が不可欠であります。人材採用に当たっては、知名度の向上や採用手法の多様化に取り組むことで、新卒社員及び中途社員の確保に努めておりますが、近年の人材採用難を背景として、外国人人材の採用も実施しております。 人材育成については、採用後一定期間の教育及び実習などを含め、店舗運営に必要な知識・技能が身につけられるようカリキュラムを組んでおります。さらに、店舗管理者の育成も重要であり、店舗内におけるOJTを通じて店長候補者を育成し、店長試験を経て各店舗に店長を配置しております。 加えて、外国人採用の場合には、在留資格(ビザ)の取得・更新や制度変更への対応、日本語能力や文化・習慣の違いに起因するコミュニケーション上の課題等が生じることがあり、教育・指導に追加的な時間やコストを要する場合があります。 このような状況下において、採用した人材が育成途中で離職・退職した場合には、これまでに投下した教育費や育成コスト等の回収が困難となり、人的投資が未回収となるおそれがあります。 更には、労働市場の競争激化や最低賃金の引き上げに伴い、人材費や教育コストが増加していることに加え、外国人採用に伴う管理・教育コストの増加もあり、人材コスト全体の上昇が当社グループの収益性に影響を及ぼす可能性があります。 ② 油そば業態に対する模倣リスクについて 当社グループは、複数の業態を展開する中で、「元祖油堂」において油そば業態の店舗運営を行っております。油そば業態については、近年、同様の業態を展開する事業者が増加しており、競争環境が変化しております。 また、当社グループが展開する油そば業態は、商品構成や提供スタイル、店舗の内外装デザイン、オペレーション等において高い評価を有していることから、当社グループが展開する商品や店舗づくり、サービス内容等が模倣されることも想定されます。 当社グループでは、商品開発力の強化や店舗コンセプトの明確化、サービス品質の向上等を通じて差別化を図っておりますが、油そば業態における競争環境が激化した場合や、模倣による競争優位性の低下が生じた場合には、当該業態の売上高や収益性が影響を受け、ひいては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 商標の模倣について 当社グループは、基本的にブランド等の商標を国内及び海外において登録、並びに維持管理することで当社グループのブランド価値を担保しております。当社グループは、法律家、専門家の意見を十分に聞きながら当該戦略を展開しておりますが、仮に第三者が類似した商標を使用する等、当社グループのブランドの価値が毀損される事態に至った場合には、当社グループは、当該行為の差止請求や損害賠償請求等の法的措置を含む対応を講じる方針であります。しかしながら、これらの対応にもかかわらず、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 直営店の多店舗展開(新規出店)を事業拡大の前提としていることについて 当社グループは、国内及び海外における直営店舗の店舗数拡大による売上及び利益の増加を前提として置いております。直営店においては、ご来店いただいたお客さま数とその客単価の乗数によって店舗売上高が決まる事業構造であることから、事業を拡大していくには来店客数を増やす必要があり、その最も有効な手段が新規店舗の出店であり、当社グループの事業成長の前提であると認識しております。当社グループは、新規出店地域の探索にあたり、立地特性にかかる各種マーケティングデータを総合勘案して決定していることから、新規出店の業績寄与を一定の精度にて見込むことができております。しかしながら、新規出店店舗の探索に想定外の時間を要するような事態に陥った場合、出店希望物件に対する契約成約率が想定を超えて下回った場合、並びに出店後計画通りの収益が確保できない状況が生じた場合等には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ プロデュース店の店舗展開について 当社グループは直営店の店舗展開のほか、プロデュース店の店舗展開の拡大を図っております。当社グループはプロデュース店が麺、タレ、スープ、食材などを当社グループより継続購入することを条件に、プロデュース店に無償または有償にて店舗運営ノウハウを提供しております。外食産業全般の市場縮小やプロデュース店運営企業の業績悪化により、プロデュース店の店舗数が減少した場合には、売上高が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑥ フランチャイズ事業について 当社グループは、直営店舗による出店に加え、フランチャイズ(以下、FC)方式による店舗展開を行っております。FC事業においては、加盟店との契約に基づき、商標の使用許諾、店舗運営ノウハウの提供、商品・原材料の供給、運営指導等を行っておりますが、加盟店の経営状況や運営体制、店舗運営の質等は各加盟店の判断や能力に依存する部分があります。 そのため、加盟店において、当社グループが定める運営基準やブランド方針が十分に遵守されない場合、商品やサービスの品質低下、顧客満足度の低下、又はブランドイメージの毀損につながるおそれがあります。 また、加盟店との間で契約内容の解釈や運営方針等を巡る意見の相違が生じた場合には、当社グループと加盟店との関係に影響が生じることもあります。 さらに、加盟店の業績悪化や資金繰りの問題等により、FC契約の解約や店舗の閉鎖が発生した場合には、ロイヤルティ収入等の減少に加え、当社グループの出店計画や事業展開に影響が及ぶことがあります。 当社グループでは、加盟店に対する継続的な指導や支援体制の強化に努めておりますが、FC事業におけるこれらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 海外事業の展開について 当社グループの直営店事業部門は、2014年10月期まで国内を中心に展開してまいりましたが、2016年に米国に、2024年に中国に法人を設立し、直営店を各国の主要都市にオープンしております。また、プロデュース事業部門においては、東南アジアを中心に営業活動を展開しております。 海外における事業展開においては、それぞれの国や地域における政変や社会・経済情勢の変化、法規制や制度の変更、為替相場の変動、並びにテロや戦争等による社会的混乱や地政学的リスクの影響を受けることがあり、これに伴い、物流の停滞、原材料や人材の確保の困難化、現地における事業環境の急激な変化等が生じることがあります。 これらの要因により、海外における店舗の営業継続が困難となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制及び知的財産等に関するリスクについて ① 食品の安全管理について 当社グループは「食品衛生法」に基づき、所管保健所から飲食店営業許可を取得し、すべての国内直営店舗に食品衛生管理者を配置しております。また、各店舗では、店舗運営マニュアルに基づき衛生や品質に対する管理を徹底するとともに、外部機関による衛生検査等を実施しております。しかしながら、万が一、食中毒等の事故が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、監督官庁からの飲食店営業許可が必要であることに加え、環境保護に関して「食品リサイクル法」等、各種環境保全に関する法令の制限を受けております。これらの法的規制が強化された場合には、設備投資等の新たな費用が発生・増加すること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 「横浜家系ラーメン町田商店」に係る他社類似商号との誤認について 当社グループは「横浜家系ラーメン町田商店」を商標登録しておりますが「横浜家系ラーメン」という名称は、一般用語であり、当該文字自体を商標として登録することはできません。こうした中、当社グループと資本関係、取引関係のいずれも有さない他社が「横浜家系ラーメン」の店舗を運営しているケースは多々あり、その店舗が当社グループの店舗と誤認するような類似商号を付して展開しているケースも数多く散見されることから、当社グループ店舗と誤認されるおそれもあります。当社グループでは、直営店舗での営業について責任をもって行っておりますが、類似商号を付す他社店舗で食中毒、異物混入といった重大事故が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 店舗における酒類提供について 当社グループの店舗は「未成年者飲酒禁止法」「道路交通法」等による規制を受けております。当社グループではアルコールの注文をされたお客様に、自動車等の運転がないか、また、未成年の可能性がある場合には未成年でないか確認を行うことにより、十分に注意喚起を行っております。しかしながら、未成年者の飲酒及びお客様の飲酒運転に伴う交通事故等により、当社グループ及び従業員が法令違反等による罪に問われ、あるいは店舗の営業が制限された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 労務関連について 当社グループでは直営店舗や工場で多くのパート・アルバイト等、多くの有期契約社員が業務に従事しております。昨今の「働き方改革関連法」の施行により、時間外労働の上限規制が強化されたほか、同一労働同一賃金の導入により、有期契約社員と正社員の間の不合理な待遇差を是正する処置が義務化されました。また、2022年10月には厚生年金及び健康保険の適用範囲が拡大され、短期間勤務の労働者も広く社会保障の対象となっております。こうした労働関連法規制への対応や労働環境の変化により、優秀な人材を雇用できなくなる可能性や直営店舗での人件費が上昇する可能性があります。また、労働関連法規制の違反が発生した場合は、規制当局から業務改善命令が命じられること又は従業員からの請求を受けること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑤ 個人情報の管理について 当社グループは「個人情報の保護に関する法律」に基づく個人情報取扱事業者として従業員及びお客様の個人情報を保有しております。社内では当該情報管理方法をより細かく記載した「個人情報管理規程」に則り管理の徹底を図っておりますが、万が一、個人情報の漏えいや不正使用等の事態が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の提起等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)事業運営体制に関するリスクについて ① 直営店舗の賃借について 当社グループは、直営店舗の出店については賃借を前提としており、状況に応じて賃貸人に対し保証金等を差し入れております。新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、差入保証金等の一部又は全部が回収不能に陥ることや、賃借物件の継続的使用が困難となることも考えられます。その場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② 賃貸借契約終了に伴う事業停止について 当社グループは、直営店舗の賃貸借にあたり普通建物賃貸借契約等を締結しております。普通建物賃貸借契約では正当な事由がない限り、貸主からの解約申入れや更新拒絶がなされないことが法令で定められております。しかしながら、賃借店舗のある地域が土地区画整理事業等の対象地域に指定された場合や、建物自体が老朽化して建て直しが必要になった場合等においては、正当な事由と認定されることがあります。 また、当社グループの一部店舗においては、貸主の事情や当社の出店戦略、賃貸借条件等により、短期間の定期建物賃貸借契約を締結している場合があります。定期建物賃貸借契約は、契約期間満了により原則として更新が行われないため、契約期間終了後には当該店舗の営業継続が困難となることがあります。 当社グループでは、普通建物賃貸借契約及び定期建物賃貸借契約の締結にあたっては、立地条件や契約期間、更新可否等を十分に検討し、事前に想定されるリスクの把握に努めておりますが、想定外の正当な事由による立退きや、定期建物賃貸借契約の期間満了により移転又は閉店を余儀なくされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定の人物への依存について 当社グループの経営は、創業者であり、代表取締役社長である田川翔に依存する部分が相当程度存在しております。特に経営の根幹にかかる経営方針や経営戦略等の策定、並びに事業成長の前提となる商品開発や新規出店等について依存しております。当社グループでは、組織体制を整備し、同氏に依存しない体制を構築すべく、内部での人材育成を積極的に進め、重要組織分掌の果たすことのできる人材を外部から招聘することなどにより依存脱却を進めております。しかしながら、適正な人材が一定数確保できない場合や育成が遅れた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 固定資産にかかる減損会計の適用について 当社グループは、キャッシュ・フローの認識を最小の組織単位である直営店舗毎に行っております。投資した固定資産については、当該組織単位で生み出されるキャッシュ・フローにより回収することを前提としており、回収の可能性に疑義が生じた場合には、減損損失を認識することとしております。 当社グループは、出店にあたっては十分な検討を踏まえて店舗選定を行い、適正賃料にて店舗賃貸借契約を締結し、全ての店舗においてキャッシュ・フローが適正に創出されることを前提としております。しかしながら、売上高の低迷、競争環境の変化、原材料価格や人件費の上昇等により、想定どおりキャッシュ・フローが創出されない状況が生じた場合には、固定資産について減損損失を認識する必要が生じます。 また、近年においては、M&A等により取得した事業や固定資産に対する減損の判断について、会計基準の適用や監査対応の観点から、より厳格な検討が求められる傾向にあります。このため、M&A等により取得した店舗や事業について、取得時に想定していた将来キャッシュ・フローが実現しない場合には、想定より早期に、又は多額の減損損失を認識することとなります。 これらの要因により、減損損失を計上した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他のリスクについて ① ITへの依存について 当社グループは、受発注業務、原材料仕入、店舗運営等、多くを情報システムに依存しております。 安定的なシステム運用を行うために、セキュリティ機能の強化、社内体制の整備等を行っておりますが、近年、国内の大手企業においてもサイバー攻撃により基幹システムが停止し、業務に重大な支障が生じる事例が発生しております。 このような状況の中、当社グループにおいても、プログラムの不具合や不正アクセス、サイバー攻撃等により大規模なシステム障害が発生した場合には、店舗運営の停滞や対応費用の発生等を通じて、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ② インターネット等による風評被害について ソーシャルネットワークが社会的な拡がりを見せる中、当社グループでは、インターネット上の当社グループに関する書き込みを広範にチェック、確認する体制を構築しており、当該書き込みが当社グループのレピュテーションリスクに繋がらないかどうかを常にモニタリングしております。しかし、当社グループの店舗に来店されたお客様、当社グループと取引関係にある企業の方々、または全くの第三者等がインターネット上に書き込んだ記事内容や、それを起因したマスコミ報道等により風評被害が発生、拡散した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,499字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績 ① 事業全体の状況 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載いたしましたとおり、当社グループは、新規出店に伴う従業員の適正確保を図り積極的な事業活動を展開することができたことから、堅調な業績を確保することができました。当連結会計年度におきましては、直営店、プロデュース店ともに店舗数を増加させることにより、事業拡大を図ることができました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、下記のとおりとなりました。 (売上高) 当社グループの売上高は35,878,100千円(前年同期比26.0%増)となりました。これは主に、今期は既存店売上高が堅調に推移するとともに新規出店を実施したことによるものです。 (営業利益) 当社グループの営業利益は3,367,903千円(前年同期比15.8%増)となりました。これは主に、既存店売上高が堅調に推移したことに伴い利益率が向上したことによります。 (経常利益) 当社グループの経常利益は3,374,634千円(前年同期比13.5%増)となりました。これは主に、営業利益が増加したことによるものです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当社グループの親会社株主に帰属する当期純利益は2,185,836千円(前年同期比16.5%増)となりました。これは主に、営業利益が増加したことによるものです。 また、当連結会計年度の目標とする経営指標は、下記のとおりとなりました。 〈売上高成長率〉 当社グループの売上高成長率は前年同期比26.0%増(2025年10月期目標20.0%増以上)となりました。これは主に、既存店の売上高が好調であったためです。 〈売上高営業利益率〉 売上高営業利益率は9.4%(2025年10月期目標10.0%以上)となりました。これは主に、既存店の売上高が好調であったためです。 〈ROE(自己資本当期純利益率)〉 ROE(自己資本当期純利益率)は23.4%(2025年10月期目標20.0%以上)となりました。これは主に、既存店の売上高が好調であったためです。 ② 事業部門別の状況 (直営店事業部門) 国内直営店事業部門においては、当連結会計年度を通じて積極的な出店を続け、直営店50店舗の新規出店を果たしました。当該期間における直営店の新規出店は、主力である横浜家系ラーメン業態の「町田商店」で26店舗、ガッツリ系ラーメン業態の「豚山」で6店舗、油そば業態の「元祖油堂」で15店舗、その他業態で3店舗とバランスよく行うことができました。 当連結会計年度におきましては、「町田商店」ブランドにてロードサイド店21店舗、駅近店4店舗、商業施設1店舗を出店いたしました。ロードサイドへの出店は、関東地方11店舗(東京都2店舗、神奈川県2店舗、千葉県2店舗、埼玉県2店舗、栃木県2店舗、群馬県1店舗)、中部地方3店舗(愛知県2店舗、三重県1店舗)、東北地方5店舗(宮城県3店舗、岩手県1店舗、福島県1店舗)となりました。また駅近エリアへの4店舗の出店は仙台駅、五反田駅、東横線の元住吉駅、大阪の十三駅に各1店舗、商業施設へは羽田空港第1旅客エアターミナルビルに1店舗出店いたしました。 「町田商店」に次ぐ第2ブランドであるガッツリ系ラーメン業態の「豚山」では、当連結会計年度において、駅近店1店舗、ロードサイド店5店舗を出店いたしました。駅近店1店舗は小田原駅に、またロードサイド店5店舗は、武蔵村山市、仙台市、郡山市、名古屋市、長久手市にそれぞれ出店いたしました。「豚山」のロードサイド店は、前々期より出店を開始しており、当連結会計年度において出店加速させてまいりました。駐車場を完備したロードサイドの本格的ガッツリ系ラーメン業態として、どの店舗も一定のご評価をいただいており、新たな顧客ニーズを発掘しております。 さらに当社グループの第3ブランドの地位を確立している油そば業態の「元祖油堂」を当連結会計年度において15店舗と大量出店させました。特に一挙に2店舗を出店させた渋谷駅、仙台駅、通算3店舗目の出店となった横浜駅のように同一駅に複数店舗の出店を叶えることができました。その他の出店先としては、小田原駅、溝の口駅、大船駅、御茶ノ水駅、上大岡駅、相模大野駅等の首都圏駅近エリア、多摩センター駅の駅ナカ施設、羽田空港第1旅客エアターミナルビルと多彩な出店を進めており、さらに関西初出店の北新地駅、九州初出店の熊本駅にそれぞれ出店いたしました。当該業態は、これまでの当社が展開する業態と比較して、出店時の調整が容易であり、且つオフィス立地において十分に競争力がある業態ゆえ、これまで出店の制約を受けていた東京23区内を始めとする都心エリアに積極出店を叶える強力なブランドとなりました。加えて、当連結会計年度に初出店を果たした東北、関西、九州に留まることなく、それ以外の地方への出店が視野に入ることとなりました。 また、当社グループでは、従前より新商品、新業態の開発に対しても商品開発部門を中心に各種テーマへ積極的に取り組んでおり、町田商店、豚山、元祖油堂に次ぐ第4ブランドとなる競争力のあるブランドの開発を精力的に進めております。当連結会計年度においては、その他業態として3店舗の出店をいたしました。 海外直営店事業部門においては、これまで「E.A.K. RAMEN」ブランドの横浜家系ラーメン業態にて米国ニューヨーク州にのみ店舗展開をしてまいりましたが、昨年9月、中国上海市に中国1号店として「町田商店」をオープンさせました。当連結会計年度においては、当該店舗を順調に営業してまいりましたが、本年7月に同じく中国上海市に中国2号店、10月に中国3号店をオープンさせることとなりました。また米国においては、本年2月にニュージャージーに新たに1店舗を出店いたしました。当該出店は、商業施設内への出店となったことから、米国における出店は、路面店1店舗、ペンシルベニア駅のフードコート1店舗、商業施設内1店舗とそれぞれ異なった立地への出店が叶い、今後、当社の立地戦略の構築に向け、効果測定を進めていくこととなります。さらにスイスのチューリッヒにおいて、JV(ジョイントベンチャー)店方式によるヨーロッパ1号店を本年8月にオープンさせました。 以上の結果、当連結会計年度末の当社グループの店舗数は、直営店278店舗(国内272店舗、海外6店舗)、業務委託店8店舗、JV店1店舗、合計287店舗となりました。また、直営店事業部門の売上高は30,811,062千円となりました。 (プロデュース事業部門) 国内プロデュース事業部門においては、既出店地域においてこれまで通り、商圏における潜在需要試算に基づく出店ルールに従ってプロデュース店と直営店との間で詳細な調整を行いながら、出店を進めてまいりました。既存プロデュース店は、当連結会計年度においても各既存プロデュース店ともに堅調な業績を残すこととなりました。これまで当社グループ直営店の成功ノウハウをもとにきめ細かく支援してきた成果が現れることとなりました。また、当社グループが開発した新業態を既存プロデュース店オーナーが自ら展開することを検討する場面も増えてきており、これまでの横浜家系ラーメン業態を中心としたプロデュース事業に加え、ガッツリ系ラーメン業態の「豚山」、油そば業態の「元祖油堂」にてFC事業も展開しております。このように国内プロデュース事業部門においては、事業ラインナップの充実化を進め、より付加価値の高い提案活動を展開してまいりました。 海外プロデュース事業部門においては、既存オーナーの出店意思を確認しながら新規出店支援を進める一方で「Machida Shoten(町田商店)」の店舗名でのFC事業についても本格的に展開しており、とりわけ東南アジアにおいては「Machida Shoten(町田商店)」に対する出店要請が高いことから、当該地域において当社グループではフランチャイズパートナーとの出店交渉を戦略的に進めてまいりました。この結果、現在、タイ1店舗、ベトナム4店舗、カンボジア2店舗、フィリピン4店舗、香港2店舗、韓国1店舗、モンゴル1店舗、合計15店舗の「Machida Shoten(町田商店)」の出店を叶えることとなりました。また、新たに「GANSO ABURADO(元祖油堂)」にて韓国に1店舗の出店を叶えることとなりました。このように、FC事業は、東南アジアにて順調にスタートすることができ、各国のフランチャイジーとのFC契約締結も進んでいることから、今後も北米、アジア等において「Machida Shoten(町田商店)」のブランドを中心としてFC事業にかかる営業活動を積極的に展開してまいります。 以上の結果、当社グループがプロデュースする店舗数は、当連結会計年度に40店舗の純増となり、結果、プロデュース店は国内570店舗、海外13店舗、FC店は国内15店舗、海外16店舗、合計614店舗となりました。また、プロデュース事業部門の売上高は5,067,038千円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年増減比(%) 飲食事業   4,341,973   32.7 合計   4,341,973   32.7 (注)1.当社グループの事業区分は、「飲食事業」の単一セグメントであります。 2.金額は、製造原価によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年増減比(%) 飲食事業   7,796,172   27.4 合計   7,796,172   27.4 (注)1.当社グループの事業区分は、「飲食事業」の単一セグメントであります。 2.金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 事業部門の名称   販売高(千円)   前年増減比(%) 直営店事業部門   30,811,062   28.6 プロデュース事業部門   5,067,038   12.4 合計   35,878,100   26.0 (注)1.当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため事業部門別の販売実績を記載しております。 2.金額は、販売価格によっております。 3.直営店事業部門における当連結会計年度の地域別販売実績は、次のとおりであります。 地域   地域別売上高(千円)   前年増減比(%) 国内 北海道   -   - 東北   2,842,330   35.0 関東甲信   19,743,661   30.0 北陸   -   - 東海   4,688,650   31.1 近畿   2,649,828   17.3 中国・四国   114,923   17.7 九州・沖縄   444   - 国内合計   30,039,839   29.3 海外   771,223   14.8 合計   30,811,062   28.6 4.主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上に該当する相手がないため、記載を省略しております。 (2)財政状態 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,912,879千円増加し22,012,554千円となりました。これは主に、直営店の新規出店などの設備投資により建物及び構築物などの有形固定資産が3,968,999千円、敷金及び保証金が176,267千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ2,910,348千円増加し11,632,471千円となりました。これは主に、出店のタイミングにより未払金が273,126千円、未払消費税等を含む流動負債のその他が303,396千円、長期借入金(1年以内返済予定分を含む)が1,812,905千円、未払法人税等が62,644千円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ2,002,531千円増加し10,380,083千円となり、自己資本比率は47.0%となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益2,185,836千円の計上等により利益剰余金が増加したこと等によるものであります。 (3)キャッシュ・フロー ① キャッシュ・フロー及び流動性の状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,126,931千円となり、前連結会計年度末に比べ3,786千円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、得られた資金は4,089,804千円(前年同期比24.8%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,205,888千円を計上し、減価償却費1,178,286千円、減損損失88,892千円等の非資金的費用があった一方、法人税等の支払額1,062,349千円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は5,533,734千円(前年同期比27.5%増)となりました。これは主に、直営店の新規出店に伴う有形固定資産の取得による支出5,192,128千円、貸付けによる支出が176,023千円、敷金及び保証金の差入による支出217,668千円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、得られた資金は1,441,217千円(前年同期比9.6%増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出1,540,095千円、配当金の支払額399,757千円、短期借入金の純減額6,396千円があった一方、長期借入れによる収入が3,353,000千円あったこと等によります。 ② 資本政策の基本的な方針 当社グループは、事業への資源配分及び株主還元について以下の通り考えております。事業への資源配分については、新規出店を主とした設備投資を継続的に実施してまいります。また、成長戦略に伴う当社グループの企業価値向上につながるM&Aも積極的に実施してまいります。また、株主還元については、株主への利益還元を経営の最重要課題と考えており、安定的かつ継続的な利益還元を基本スタンスとして連結配当性向20%以上を目安として実施してまいります。資金の源泉は事業から創出したキャッシュを中心としつつ、基本的に金融機関からの借入により資金調達をしてまいります。大規模な希薄化をもたらす資金調達については、ステークホルダーへの影響などを十分に考慮し、取締役会にて検討を行ったうえで、株主に対する説明責任を果たしてまいります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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出典

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