概要
オリエンタル白石は、東証プライムに上場する中堅ゼネコンである。プレストレストコンクリート(PC)技術とニューマチックケーソン工法を二本柱に、橋梁・トンネル・ダムなどの大規模インフラ工事を主力とする。連結従業員1166名、2024年3月期の売上高674億円、2026年3月期には688億円に達した。公共事業を主たる市場とし、防災・減災や国土強靱化需要を背景に安定した収益基盤を有する。
三本柱の事業セグメント
当社グループの報告セグメントは「建設事業」「鋼構造物事業」「港湾事業」及び「その他」に区分される。建設事業が売上の大部分を占め、2026年3月期のセグメント売上高は568億28百万円(全体の82.5%)に達した。鋼構造物事業は子会社日本橋梁が担い、78億61百万円。港湾事業は山木工業が39億35百万円。その他には太陽光発電や不動産賃貸、ホームページ制作などが含まれ、2億41百万円。グループ全体の受注高は843億20百万円と前年比29.6%増加し、受注残高は1,166億85百万円と過去最高水準にある。
PC技術とニューマチックケーソンという二つの核
建設事業の根幹を成すのが、プレストレストコンクリート(PC)技術とニューマチックケーソン工法である。PC技術は、高強度鋼材(PC鋼材)でコンクリートに圧縮力を与え、引張強度を向上させるもの。橋梁上部工、ロックシェッドなどの防災設備、タンク、建築、舗装、既存構造物補強に利用される。ニューマチックケーソン工法は、圧縮空気で地下水の浸入を防ぎながら鉄筋コンクリート函を沈設する基礎工法で、橋梁基礎や地下鉄駅、調整池、シールドトンネル立坑などに用いられる。同社はこれらの技術で国内トップクラスのシェアを持つ。
グループ連結と子会社の役割
グループは10社で構成され、各社が専門分野を分担する。建設事業はオリエンタル白石本体に加え、株式会社タイコー技建、榮開発、デンカリノテックが担当。鋼構造物事業は日本橋梁株式会社、港湾事業は山木工業株式会社が担う。2025年には榮開発とデンカリノテックを連結子会社化し、PC工事から鋼橋、港湾工事まで一貫施工体制を強化した。これにより、受注能力と施工範囲が拡大し、大型工事への対応力が高まっている。
業界の中での役割は建設会社(PC橋梁・防災・鋼構造物)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01建設事業(PC・ケーソン等)主力
プレストレストコンクリート(PC)技術を核に、橋梁上部工、ロックシェッド等の防災設備、タンク、建築、舗装、既存構造物補強等の建設工事及びPC部材の製造販売を行う。また、ニューマチックケーソン工法による橋梁基礎、地下構造物の構築、補修補強工事、耐震補強建築、土木工事請負、建設機械賃貸、コンクリート構造物の調査診断等も手掛ける。
- プレストレストコンクリート(PC)構造物
- 高強度鋼材でコンクリートに圧縮力を与え、引張強度を向上させた構造物。橋梁、防災設備等に利用。
- ニューマチックケーソン
- 圧縮空気で地下水を防ぎながら躯体を沈設する基礎工法。橋梁基礎や地下構造物に使用。
02鋼構造物事業準主力
橋梁等の鋼構造物の設計、製作、架設及び補修補強工事を行う。子会社日本橋梁が担当。
- 鋼橋
- 鋼材で製作された橋梁。設計から製作、架設まで一貫対応。
03港湾事業準主力
港湾、土木、建築工事を行う。子会社山木工業が担当。
04その他(再生エネルギー・不動産等)副次
太陽光発電による売電事業、不動産賃貸事業、インターネットによるホームページ企画制作運営等。
製品と技術
PC構造物-橋梁と防災設備への応用
PC構造物は同社の主力製品である。橋梁上部工に加え、落石から道路を守るロックシェッド、タンク、建築物、舗装、既存構造物の補強など多岐にわたる。特にPC橋梁では国内トップクラスのシェアを持ち、高強度鋼材(PC鋼材)を緊張・定着させることでコンクリートに圧縮力を与え、長大スパン化や軽量化を実現。耐久性が高く、維持管理コストの低減にも寄与する。
ニューマチックケーソン工法-基礎と地下構造物の要
ニューマチックケーソン工法は、地上で構築した鉄筋コンクリート函の下部に圧縮空気を送り込み、地下水の浸入を防ぎながら掘削・沈設を進める工法である。橋梁基礎、下水ポンプ場、地下調整池、シールドトンネルの立坑、地下鉄・道路トンネルの本体構造物として幅広く活用される。同社はこの工法のパイオニアであり、長年の施工実績に基づく高度なノウハウを持つ。近年は耐震補強工事にも応用範囲を拡大している。
鋼橋と防災関連製品
鋼構造物事業は子会社日本橋梁が担当し、鋼橋の設計・製作・架設及び補修補強工事を一貫して行う。鋼橋はPC橋と並ぶ橋梁形式であり、長大橋や鉄道橋などで採用される。また、防災関連製品として、落石防護のロックシェッド、耐震補強建築、コンクリート構造物の調査診断事業も展開。既存インフラの維持管理需要の高まりを受け、補修補強工事の受注も増加している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
PC工法橋梁で国内首位級の優位
プレストレストコンクリート(PC)橋梁工事で国内トップシェアを誇る。競合のショーボンドホールディングスも橋梁補修で強みを持つが、新設ではオリエンタル白石がリード。ウエストホールディングスは地盤改良主体で異なる。25/3期は営業利益率8.36%と安定した収益力を維持。公共投資依存だが、橋梁の老朽化更新需要により底堅い。
強み
- 国内新設PC橋梁市場で約3割のシェアを有し、技術力で差別化。
- 営業利益率8%超と建設業平均を上回り、安定した利益を計上。
- 主要顧客は国土交通省など官公庁で、定期的な発注が期待できる。
- 長大橋や耐震補強など高度なPC工法の開発実績を持つ。
課題
- 景気対策や予算削減の影響を直接受け、受注変動リスクがある。
- 建設技能労働者の不足が進行し、工事の遅延やコスト増を招く。
- 新設橋梁需要は長期的に減少傾向にあり、補修シフトが必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
土木・海洋・専門工事の時価総額近傍。太字がオリエンタル白石
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5288アジアパイルホールディングス | 578億円 | 7.6倍 |
| 2 | 1898世紀東急工業 | 558億円 | 11.7倍 |
| 3 | 6289技研製作所 | 517億円 | 27.4倍 |
| 4 | 6718アイホン | 503億円 | 18.9倍 |
| 5 | 1929日特建設 | 499億円 | 12.0倍 |
| 6 | 1786オリエンタル白石 | 489億円 | 13.5倍 |
| 7 | 2325NJS | 473億円 | 14.4倍 |
| 8 | 1930北陸電気工事 | 464億円 | 11.1倍 |
| 9 | 1813不動テトラ | 460億円 | 9.5倍 |
| 10 | 3431宮地エンジニアリンググループ | 440億円 | 12.9倍 |
| 11 | 9740セントラル警備保障 | 414億円 | 15.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(土木・海洋・専門工事)に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
1933年創業の白石と1952年創業のオリエンタル建設
当社の源流は2社にさかのぼる。1933年に株式会社白石が創業され、ニューマチックケーソン工法のパイオニアとして橋梁基礎や地下構造物を手掛けた。一方、1952年にはオリエンタル建設株式会社が設立され、プレストレストコンクリート(PC)技術の普及に貢献した。両社は高度経済成長期のインフラ整備で存在感を高め、それぞれの技術分野で国内有数の企業へと成長した。
2007年の合併によるオリエンタル白石の誕生
2007年、オリエンタル建設と白石が合併し、オリエンタル白石株式会社が発足した。合併によりPC技術とケーソン技術が一体化し、橋梁上部工から基礎工事までの一貫施工が可能となった。以来、公共工事を中心に受注を拡大し、2026年時点で合併から19年を迎える。合併後の体制強化により、大規模プロジェクトへの参画機会が増加した。
堅調な業績と受注残の積み上げ
2017年3月期の売上高は434億円であったが、その後防災・減災投資の拡大を追い風に成長を続け、2024年3月期には674億円に達した。2025年3月期は646億円と一時減少したが、2026年3月期には688億66百万円と過去最高を更新。同期の営業利益は53億34百万円、親会社株主帰属純利益は33億81百万円。受注残高も1,166億85百万円と過去最高となり、今後の収益基盤を固めている。
品質問題と安全管理の再構築
2025年度(2026年3月期)、阪神なんば線淀川橋梁改築工事において連結子会社が製作した橋梁で要求品質を満たさない製品が発見され、再製作・再架設を余儀なくされた。同社は元請けとしての管理責任を重く受け止め、特別損失を計上。2026年5月に公表した新中期経営計画では、最優先事項として「安全文化の醸成」を掲げ、連結子会社のガバナンス強化と品質管理体制の徹底を進めている。
新中期経営計画と事業拡大への道
2026年5月、2026年度から2028年度の3カ年中期経営計画を策定。2030年像を「人財と技術の多様性を活かし、社会インフラ整備の様々な需要に応える企業集団」と定め、スローガンに「変革の完遂と領域を超える挑戦」を掲げた。2029年3月期の目標は売上高750億円、営業利益40億円。M&Aによる事業領域拡大や、品質管理の強化を通じて、収益力と社会的信頼の回復を目指す。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は2つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年3月期まで750億円
- 営業利益2027年3月期まで40億円
- 経常利益2027年3月期まで45億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで27.5億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
安全文化の醸成とガバナンス強化
子会社の品質問題および中国自動車道の事故を受け、最優先事項として安全文化の醸成を掲げ、連結子会社のガバナンスを強化する。事故の教訓を風化させず安全管理体制を再構築し、工事の確実な完遂と社会的信頼の回復を図る。
- 02
中期経営計画「変革の完遂と領域を超える挑戦」
2026年度から2028年度の3カ年で、2030年像「人財と技術の多様性を活かし、社会インフラ整備の様々な需要に応える企業集団」の実現を目指す。PC技術とニューマチックケーソン技術を活かし、国内の防災・減災や高速道路更新、海外のインフラ需要に対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で1,166人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は890万円で、5期前と比べて−0.4%。平均年齢は45.3歳、平均勤続年数は18.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 893 | 46.5 | 20.3 | 821 | — |
| 2022年3月 | 845 | 46.0 | 19.8 | 952 | — |
| 2023年3月 | 890 | 46.4 | 19.9 | 953 | — |
| 2024年3月 | 937 | 46.7 | 20.0 | 976 | — |
| 2025年3月 | 830 | 44.7 | 19.3 | 1,145 | 472 |
| 2026年3月 | 890 | 45.3 | 18.7 | 1,166 | 455 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社タイコー技建茨城県つくば市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日本橋梁株式会社大阪市西区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内山木工業株式会社福島県いわき市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社クリエイティブ・ラボ東京都江東区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社榮開発岩手県北上市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社デンカリノテック東京都中央区 · 連結子会社議決権51.0%
- 調達977万円脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査生ごみからのエネルギー回収を実現するための高効率メタン発酵実証研究(ウズベキスタン)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-12-18
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は689億円、営業利益は53億円。前期と比べると増収減益で、売上が+6.7%、利益が-1.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 750億円 | 689億円 |
| 営業利益 | 40億円 | 53億円 |
| 純利益 | 28億円 | 34億円 |
| 1株あたり配当 | ¥14.5 | ¥14.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は152億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−2.6%、営業利益は−63.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 184 | — | — | 11 |
| 2024年1Q | 156 | 11 | 7.1 | 8 |
| 2024年2Q | 151 | 13 | 8.6 | 9 |
| 2024年3Q | 186 | 27 | 14.5 | 18 |
| 2024年4Q | 181 | — | — | 11 |
| 2025年2Q | 330 | 40 | 12.1 | 27 |
| 2025年4Q | 316 | 14 | 4.4 | 10 |
| 2026年2Q | 361 | 37 | 10.2 | 26 |
| 2026年4Q | 328 | 16 | 4.9 | 8 |
| 2027年1Q | 152 | 4 | 2.6 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は434億円から689億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 434 | — | 28 | — | 28 |
| 2018年3月 | 446 | — | 35 | — | 23 |
| 2019年3月 | 451 | — | 41 | — | 30 |
| 2020年3月 | 480 | — | 38 | — | 26 |
| 2021年3月 | 552 | — | 52 | — | 38 |
| 2022年3月 | 607 | — | 55 | — | 38 |
| 2023年3月 | 615 | — | 54 | — | 39 |
| 2024年3月 | 674 | — | 66 | — | 46 |
| 2025年3月 | 646 | 54 | 56 | 8.4 | 37 |
| 2026年3月 | 689 | 53 | 55 | 7.7 | 34 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高689億円のうち、営業利益として残るのは53億円で7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は34億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金82.0%565億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%71億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%53億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは−30億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は154億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 27 | −13 | −10 | 14 | 114 |
| 2020年3月 | −2 | 7 | −12 | 5 | 106 |
| 2021年3月 | −20 | −30 | 24 | −50 | 80 |
| 2022年3月 | 87 | −19 | −21 | 68 | 133 |
| 2023年3月 | 41 | −12 | −23 | 29 | 139 |
| 2024年3月 | 53 | −10 | 20 | 43 | 202 |
| 2025年3月 | 78 | −52 | −29 | 26 | 199 |
| 2026年3月 | −1 | −29 | −15 | −30 | 154 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は828億円。このうち返さなくてよい自己資本が532億円で、自己資本比率は64.2%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 375 | 215 | 160 | 57.2 |
| 2018年3月 | 389 | 229 | 160 | 58.9 |
| 2019年3月 | 428 | 260 | 168 | 60.8 |
| 2020年3月 | 448 | 276 | 172 | 61.7 |
| 2021年3月 | 558 | 308 | 250 | 55.3 |
| 2022年3月 | 610 | 390 | 220 | 64.0 |
| 2023年3月 | 668 | 416 | 252 | 62.3 |
| 2024年3月 | 729 | 500 | 229 | 68.5 |
| 2025年3月 | 768 | 513 | 255 | 66.8 |
| 2026年3月 | 828 | 532 | 296 | 64.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで140社中39位あたり、逆に低いのはROEで140社中118位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥352で、1年前と比べて-11.8%。過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.5倍 |
| PER (会社予想) | 16.5倍 |
| PBR | 0.86倍 |
| 配当利回り | 4.12% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月に370円台まで上昇したが、8月7日に384円をつけた後、急落。翌週は345円まで下落し、その後355円で推移。25日線(361円)を下回るも、75日線(347円)は上回る。52週高値440円から約19%下、安値310円からは約15%上で、レンジ内の動き。8月19日は出来高117万株と増加し、揉み合い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 73/100)。
PERは13.57倍と同業界平均の13.53倍とほぼ同水準だが、予想PERは16.6倍とやや上昇見込み。PBRは0.87倍で同業界の1.5倍を大きく下回り、割安感が強い。配当利回りは4.08%と同業界平均の3.45%を上回る。ROEは6.5%と改善余地はあるが、利益は減少傾向にある。割安指標が優勢で、配当も魅力的だが、収益の伸び悩みが懸念材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.5倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 16.5倍 | — |
| PBR | 0.86倍 | 1.55倍 |
| ROE | 6.5% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、インフラ老朽化対策の需要と受注競争の激化。強気派は、老朽化した橋梁・トンネルの補修需要が高く、技術力を活かした案件獲得が期待できるとみる。また、防災関連投資の増加も追い風。一方、弱気派は、競争激化による受注価格の低下や人件費・資材費の高騰が利益を圧迫する懸念を指摘。また、売上高が減少傾向(2024/3期674億→2025/3期646億)にある点を弱材料とする。
- インフラ老朽化
橋梁・トンネルの補修需要が高く、技術力で受注拡大へ。
- 技術力
PC橋梁で国内トップクラスの実績。
- 防災需要
防災・減災投資の増加で公共工事が堅調。
- 売上高が646億円→689億円へ反発通年影響中
売上高は前期比+43億円、+6.7%
- 配当利回り4.08%と安定配当継続影響弱
配当利回り4.08%
- 外国人所有比率25.14%と高いガバナンス継続影響弱
外国法人等所有比率25.14%
- 競争激化
大手ゼネコンとの競合で受注価格が下落しがち。
- 売上減少
2025年3月期の売上高が前期比減。
- コスト高
資材・人件費高騰が利益率を圧迫。
- 営業利益率が8.36%から7.69%へ低下通年影響中
営業利益は54億→53億、売上高は増加も利益率悪化
- 純利益が46億→34億と3期連続減益通年影響強
純利益は37億→34億、前期比8.1%減
- 予想PER16.6倍と実績13.57倍から悪化決算発表後影響中
実績PER13.57倍、予想PER16.6倍
- 株価が1年で13.8%下落し悪循環継続影響弱
1年変化率-13.8%
- 受注高
- 工事の先行指標で将来の売上高を示す。
- 完成工事高
- 当期の売上高に直結する指標。
- 営業利益率
- 競争環境下での収益力を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり14.5円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.12%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 14 | — | 43.3 |
| 2024年3月 | 15 | 7.4 | 40.8 |
| 2025年3月 | 15 | 0.0 | 50.0 |
| 2026年3月 | 15 | 0.0 | 51.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥14.5
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ24,199人。区分でいちばん多いのは個人・その他で26.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.0%を占め、残る53.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | — | 41.8 | 40.4 | 30.7 | 30.9 | 26.3 |
| 外国法人 | — | 23.9 | 25.0 | 24.0 | 22.0 | 25.1 |
| 事業法人 | 100.0 | 5.4 | 7.9 | 20.3 | 22.6 | 24.8 |
| 金融機関 | — | 26.4 | 23.8 | 22.4 | 22.9 | 22.1 |
| 自己株式 | — | — | 4.6 | 3.4 | 4.3 | 6.2 |
| 証券会社 | — | 2.5 | 2.9 | 2.6 | 1.6 | 1.6 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 伊藤忠商事株式会社 | 17.98 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.61 |
| 03 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 7.01 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.60 |
| 05 | HSBC-FUND SERVICES HSBC - 006 MF EFM(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 1.95 |
| 06 | MLI FOR SEGREGATED PB CLIENT(常任代理人 BOFA証券株式会社) | 1.58 |
| 07 | JPMSPLC CLIENT ASSETS SK JPY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.54 |
| 08 | オリエンタル白石社員持株会 | 1.53 |
| 09 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 1.40 |
| 10 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-26伊藤忠商事株式会社新規の大量保有報告21.41%+1.14pt
- 2026-08-12伊藤忠商事株式会社新規の大量保有報告20.27%+1.06pt
- 2026-07-21伊藤忠商事株式会社新規の大量保有報告19.21%+1.06pt
- 2026-07-06野村證券株式会社新規の大量保有報告1.28%
- 2026-06-19伊藤忠商事株式会社新規の大量保有報告18.15%+1.08pt
- 2026-06-19野村證券株式会社新規の大量保有報告0.00%-1.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で−96%、1株純資産は10期で−91%。直近期のROEは6.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 615 | 4,688 | 13.5 | — | 35.4 |
| 2018年3月 | 500 | 5,001 | 10.3 | — | 31.3 |
| 2019年3月 | 664 | 5,680 | 12.2 | — | 34.7 |
| 2020年3月 | 574 | 6,037 | 9.8 | — | 38.1 |
| 2021年3月 | 822 | 6,734 | 12.9 | — | — |
| 2022年3月 | 32 | 336 | 10.8 | 7.3 | 44.9 |
| 2023年3月 | 34 | 358 | 9.7 | 9.7 | 43.3 |
| 2024年3月 | 36 | 377 | 10.1 | 11.3 | 40.8 |
| 2025年3月 | 28 | 391 | 7.4 | 12.9 | 50.0 |
| 2026年3月 | 26 | 413 | 6.5 | 14.2 | 51.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 照井満 | 代表取締役 社長 | 63 | 27,786 |
| 大野達也 | 取締役 | 67 | 86,265 |
| 正司明夫 | 取締役 専務執行役員 技術本部長 情報システム担当 技術本部業革推進部長 技術本部イノベーション・ディビジョン長 | 63 | 49,274 |
| 橋本幸彦 | 取締役 常務執行役員 管理本部長 法務コンプライアンス担当 経営企画担当 | 64 | 44,551 |
| 水野敏昭 | 取締役 常務執行役員 営業本部長 建築担当 | 65 | 17,401 |
| 加藤英明 | 取締役 | 73 | — |
| 酢谷裕子 | 取締役 | 44 | — |
| 森永博之 | 取締役 | 73 | — |
| 磯和春美 | 取締役 | 63 | — |
| 長澤明 | 取締役 監査等委員(常勤) | 64 | 12,832 |
| 小島公彦 | 取締役 監査等委員 | 54 | — |
| 千葉直人 | 取締役 監査等委員 | 48 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 51 | 15 | 10 | 10 | 77 | 15 |
| 取締役(社内) | 4 | 29 | — | — | — | 29 | 7 |
| 取締役(社内) | 2 | 16 | — | — | — | 16 | 8 |
| 社外取締役 | 2 | 14 | — | — | — | 14 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,023字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,534字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,447字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,262字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第75期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第74期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第72期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第72期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第72期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第72期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業