概要
株式会社ユーグレナは、2005年8月に設立されたバイオベンチャーである。微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)の食品用途屋外大量培養を世界で初めて成功させ、59種類の栄養素を持つ同藻類を活用した健康食品・化粧品・肥料などの開発・販売を行う。東京都港区に本社を置き、2025年12月期の連結売上高は504億円、営業利益31億円だが、最終利益は8億円の赤字である。従業員数は793名。
ヘルスケア事業が収益の柱、47,020百万円を計上
2025年12月期、ヘルスケア事業のセグメント売上高は前期比6.0%増の47,020百万円で、連結売上高504億円の約93%を占める。同事業では「収益構造の筋肉質化」「成長ブランドとファン顧客の育成」「メーカー機能の強化」の三方針を掲げる。主力ブランド「からだにユーグレナ」及び「CONC」が直販で大きく伸長し、キューサイグループの「コラリッチ」も堅調に推移した。ECモール販路の強化や主力製品のリニューアル・価格改定、継続率改善施策によるLTV向上が奏功した。流通売上高、OEM・原料・海外売上高も増加し、セグメント利益は5,487百万円(前期比85.8%増)となった。ただし、過去のM&Aに伴うのれん償却費2,633百万円を計上したため、営業利益ベースでは圧縮されている。
バイオ燃料事業、マレーシアで商業プラントを推進
バイオ燃料事業では、ユーグレナ由来のワックスエステルや廃食用油を原料とするバイオジェット燃料(SAF)及び次世代バイオディーゼル(HVO)の開発・製造・供給に取り組む。神奈川県横浜市の実証プラントは2024年1月に稼働を終了し、現在はマレーシアでの商業規模プラント建設に注力する。2024年9月、Petroliam Nasional Berhad及びEnilive S.p.A.と株主間契約を締結し、2025年7月には合弁会社Pengerang Biorefinery Sdn. Bhd.への出資比率を15%に引き上げた。製造能力は日産最大12,500バレル(年産約72.5万KL相当)、2028年下期までの稼働開始を予定する。2021年6月には国土交通省飛行検査機でのフライト実績を持つ。
バングラデシュなど海外でのソーシャルビジネス
当社はバングラデシュに子会社Grameen euglena(旧社名Grameen Yukiguni Maitake)を通じてソーシャルビジネスを展開する。現地の栄養失調問題に対処するため、子ども向けユーグレナ入りクッキーの配布や農業事業を行う。現地農家と連携し、緑豆栽培に代わる新たなヘルスケア商品の販売やゴマ栽培などに取り組む。海外拠点としては、マレーシアにEuglena Malaysia Sdn. Bhd.(2022年3月設立)、ケイマン諸島にEuglena Sustainable Investment Limited(2024年4月設立)を持つ。子会社八重山殖産は石垣島でユーグレナやクロレラの大量培養を行い、国産素材を供給する。海外売上高は現時点では連結の一部だが、中長期的な成長を担う。
グループ構成とM&Aによる事業拡大
当社グループは、当社(株式会社ユーグレナ)の下に15社の連結子会社と2社の関連会社を持つ。主要子会社として、微細藻類の大量培養を担う八重山殖産(2013年子会社化)、健康食品大手のキューサイ(2021年子会社化)、化粧品受託のサティス製薬と日本ビューテック(2024年子会社化)、遺伝子解析のジーンクエスト(2017年子会社化)、有機肥料の大協肥糧(2021年子会社化)、バングラデシュのGrameen euglena(2015年子会社化)などがある。M&Aにより事業領域を拡大し、2025年12月期の連結売上高は504億円に達したが、のれん償却費が利益を圧迫する要因ともなっている。
業界の中での役割は微細藻類由来の機能性素材サプライヤー、健康食品・化粧品メーカー、バイオ燃料開発事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ヘルスケア 事業 | 470億円 | 93.3% | 55億円 | 11.7% |
| その他事業 | 23億円 | 4.6% | -5億円 | -21.7% |
| バイオ燃料 事業 | 11億円 | 2.2% | -3億円 | -27.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ヘルスケア(健康食品・化粧品)主力
ユーグレナやクロレラ等の微細藻類を活用した健康食品・化粧品の開発、製造、販売。直販EC、ドラッグストア等の流通卸、OEM供給、原料販売、海外展開の多チャネルで展開。59種類の栄養素や希少成分パラミロンの機能性を強みとする。
主要顧客製薬会社、食品メーカー、ドラッグストア
- ユーグレナ粉末(食品用途)
- ユーグレナを屋外培養タンクで大量培養し、乾燥粉末化した食品原料。59種類の栄養素を含み、細胞壁が無いため消化率が高い。
- 精製パラミロン
- ユーグレナから抽出・精製したβ-1,3-グルカンの一種。不溶性・難消化性の食物繊維で、機能性表示食品の関与成分として使用。
- ヤエヤマクロレラ
- 子会社八重山殖産が石垣島で培養する国産クロレラ。高クロロフィル、CGF、スペルミジン等が特徴。食品原料やエキスとして利用。
02バイオ燃料準主力
ユーグレナ由来藻油や廃食用油等を原料とするバイオジェット燃料(SAF)・バイオディーゼル(HVO)の開発・製造・供給。実証プラントでの知見を経て、マレーシアで商業規模プラント建設を推進。
主要顧客全日本空輸、伊藤忠エネクス
- バイオジェット燃料(SAF)
- ユーグレナ由来のワックスエステルを原料とするジェット燃料代替燃料。低エネルギー・低水素で製造可能。
- 次世代バイオディーゼル燃料(HVO)
- 水素化処理で製造されるディーゼル代替燃料。実証プラントで供給実績あり。
03アグリ(飼料・肥料)副次
ユーグレナ等を活用した機能性飼料・肥料の研究開発・製造販売。有機肥料メーカー大協肥糧を子会社化。水産・畜産向け商品や家庭用ブランド「いきものたちにユーグレナ」を展開。
- ユーグレナ配合飼料
- ユーグレナやパラミロンを配合した水産・畜産向け飼料。カンパチ稚魚やニワトリの免疫能向上、反芻動物のメタン排出軽減効果が確認されている。
- ユーグレナ配合肥料
- ユーグレナを堆肥や培養土に加えた有機質肥料。微生物活性化や植物生育促進効果が確認されている。
04バイオインフォマティクス副次
子会社ジーンクエストを通じた遺伝子解析サービス「Genequest」や「ユーグレナ・マイヘルス」の提供。遺伝子解析結果を医療機関等に連携する「GeneLink」も展開。
主要顧客医療機関、フィットネスクラブ
- 遺伝子解析サービス「Genequest」
- 一般消費者向け遺伝子解析サービス。遺伝子情報から健康・体質に関するレポートを提供。
05ソーシャルビジネス(バングラデシュ)副次
バングラデシュでGrameen euglenaを通じ、子ども向けユーグレナ入りクッキー配布や農業事業を展開。現地農家と連携し、緑豆栽培に代わる新たなヘルスケア商品販売やゴマ栽培等に取り組む。
- ユーグレナ入りクッキー
- バングラデシュの子どもたちに栄養補給を目的としたユーグレナ配合のクッキー。
製品と技術
59種類の栄養素を持つユーグレナ粉末
ユーグレナ粉末は、当社のコア技術である屋外培養タンクでの光従属栄養培養により生産される食品原料。2005年12月に世界で初めて食品用途の大量培養に成功した。59種類の栄養素(必須アミノ酸9種、ビタミン、ミネラル、不飽和脂肪酸など)を含み、細胞壁を持たないため消化率が高い。パラミロンを55%以上含有する「ユーグレナグラシリスEX55」や、パラミロンを80%以上に精製した「精製パラミロン」も規格化している。粉末は機能性表示食品の関与成分として使用され、睡眠の質改善、ストレス緩和、起床時疲労軽減の機能が届け出られている。第三者分析機関での栄養素分析を毎年実施している。
希少成分パラミロンの機能性と応用
パラミロンはユーグレナが産生するβ-1,3-グルカンの一種で、直鎖状のグルコース高分子からなる不溶性・難消化性の食物繊維である。酵母やキノコのβ-グルカンとは異なりβ-1,3-結合のみで構成される特異な構造を持つ。当社はパラミロンに関する機能性研究を進め、機能性表示食品の関与成分として「睡眠の質改善」「作業時ストレス緩和」「起床時疲労軽減」の機能性表示を取得した。また、化粧品原料としてパラミロン原末(ユーグレナ多糖体)を開発。さらなる応用として、バイオマスプラスチック「パラレジン」、創傷治癒促進フィルム「パラミロンフィルム」、レーヨンに練り込んだ「パラミロンレーヨン」などの研究開発を進めている。
バイオ燃料原料としてのユーグレナの特性
ユーグレナはバイオ燃料原料として複数の利点を持つ。食料生産との競合を避けるため、耕作不適地での独立栄養培養や食品残渣を利用した従属栄養培養が可能。細胞壁がないため、他の微細藻類に比べ低コスト・低エネルギーで脂質を抽出できる。ユーグレナが生成するワックスエステルは、分子構造の酸素原子と二重結合が少なく、炭素鎖長がジェット燃料と同程度の12〜16個であるため、低エネルギー・低水素でSAFに変換できる。脂質抽出後の脱脂藻体は栄養豊富で飼料や肥料として有価販売可能であり、原料コストの低減に寄与する。これらの特性を活かし、マレーシアで商業プラントを建設中である。
ヤエヤマクロレラと多様な微細藻類素材
子会社八重山殖産は石垣島で約50年にわたりクロレラを培養する。ヤエヤマクロレラは国産クロレラとして、高クロロフィル含有量、CGF(クロレラグロースファクター)、スペルミジンなどの特徴的成分を持つ。熱水抽出液「クロレラエキス」は製麺や冷凍食品の風味向上に活用される。その他の微細藻類素材として、DHAを豊富に含むオーランチオキトリウム、抗ストレス因子を持つカラハリスイカ、ユーグレナと麹を組み合わせた「ミドリ麹」などを開発。2025年にはアグリ領域初の自社ブランド「いきものたちにユーグレナ」を立ち上げた。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
微細藻類ユーグレナで独自、収益化途上
ユーグレナは微細藻類ユーグレナを活用した食品・化粧品・燃料事業を展開。売上高476億円(2024年12月期)で営業利益率0.63%と低収益だが、2025年12月期は6.15%へ改善予想。同業のニップンや日清製粉は製粉・食品大手で規模・収益力が格段に高い。ユーグレナはバイオ燃料事業の成長性に期待が集まるが、現状は研究開発費負担が重い。
強み
- ユーグレナの大量培養技術を持ち、食品・燃料など多用途に展開可能。
- バイオ燃料事業に注目が集まり、長期的成長が期待される。
- SDGs対応のビジネスモデルで、ESG投資の対象として魅力。
- 食品、化粧品、燃料と複数事業でリスク分散。
課題
- バイオ燃料など先行投資が大きく、営業利益率は低水準。
- 他の微細藻類やバイオ燃料技術との競争が激化する可能性。
- ユーグレナ生産コストが高く、既存食品原料との価格競争に課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字がユーグレナ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3395サンマルクホールディングス | 563億円 | 19.6倍 |
| 2 | 409Aオリオンビール | 494億円 | 10.3倍 |
| 3 | 2918わらべや日洋ホールディングス | 490億円 | 9.0倍 |
| 4 | 2908フジッコ | 489億円 | 32.4倍 |
| 5 | 9279ギフトホールディングス | 481億円 | 33.0倍 |
| 6 | 2931ユーグレナ | 474億円 | — |
| 7 | 9305ヤマタネ | 468億円 | 8.1倍 |
| 8 | 1375ユキグニファクトリー | 466億円 | 15.7倍 |
| 9 | 2594キーコーヒー | 461億円 | 44.0倍 |
| 10 | 3091ブロンコビリー | 428億円 | 35.1倍 |
| 11 | 7522ワタミ | 405億円 | 10.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 33件
世界初のユーグレナ食品用途大量培養に成功した2005年
2005年8月、東京大学農学部の研究成果を基に、微細藻類ユーグレナの研究開発・製造・販売を目的として株式会社ユーグレナが東京都港区六本木で設立された。同年12月、世界で初めて屋外培養プールを用いた食品用途の大量培養に成功する。ユーグレナは食物連鎖の最下層に位置し動物プランクトンに捕食されやすいこと、培養液に細菌が繁殖しやすいことから商業培養は困難とされていたが、東京大学での研究を応用して克服した。2006年2月に自社製品販売を開始し、同年10月にはOEM供給を始めた。2007年4月には本店を東京大学アントレプレナープラザに移転し、研究所を設置した。
マザーズ上場から東証一部へ、事業基盤を拡充
2012年12月、東京証券取引所マザーズに上場。上場前年の2011年11月には八重山殖産株式会社を関連会社化し、2013年3月には連結子会社化してクロレラの大量培養能力を取り込んだ。2013年10月にはバングラデシュに事務所を開設し、ソーシャルビジネスを開始。2014年12月には東証第一部に市場変更し、資金調達力を高めた。2015年3月には本店を現在の東京都港区芝に移転し、同年にはGrameen euglenaや株式会社エポラ、ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社を子会社化。M&Aによる多角化を加速させた。
バイオ燃料実証プラント竣工と初フライト成功
2018年10月、神奈川県横浜市鶴見区にバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを竣工。ユーグレナ由来のワックスエステルを原料とするSAF製造技術の確立を目指した。2020年8月に創業15周年を機にCIを刷新し、企業理念「Sustainability First」を制定。2021年6月、国土交通省が保有する飛行検査機にて当社バイオジェット燃料による初フライトに成功し、実用化の可能性を示した。実証プラントは2024年1月に稼働を終了し、以降はマレーシアでの商業プラント開発に集中する。
キューサイなど大型買収でヘルスケアを強化
2021年5月、健康食品メーカーキューサイ株式会社を連結子会社化。これにより売上高は344億円(2021年12月期)に急拡大した。同年12月には有機肥料メーカー大協肥糧を子会社化し、アグリ事業への本格参入を果たす。2022年4月には東証プライム市場へ移行。2024年2月にはサティス製薬と日本ビューテックを子会社化し、化粧品OEMの受託能力を増強した。これらのM&Aは売上高拡大に貢献する一方、のれん償却費が恒常的な営業赤字の一因となった。
マレーシアでの商業規模バイオ燃料プラント参画
2022年3月、マレーシアクアラルンプールにEuglena Malaysia Sdn. Bhd.を設立し、東南アジアでの事業基盤を構築。2024年9月、Petroliam Nasional Berhad及びEnilive S.p.A.と株主間契約を締結し、マレーシア・ジョホール州ペンゲランに商業規模のバイオ燃料製造プラント建設を合意した。2024年12月には特別目的会社Euglena Sustainable Investment Limitedを通じて出資比率5%を獲得、2025年7月にはコールオプションを行使し15%に引き上げた。プラントは原料処理能力年間約65万トン、製造能力日産最大12,500バレル、2028年下期稼働開始を目指す。
2025年度に営業黒字転換、黒字体質確立へ
2025年12月期、連結営業利益は31.23億円と前期比約10倍に拡大し、7期ぶりの黒字を達成した。調整後EBITDAは69.38億円(前期比60.3%増)。ヘルスケア事業における価格改定や広告効率化、物流費削減などのグループ横断施策が奏功した。また、実証プラントの稼働終了による研究開発費縮小や希望退職者募集による人件費削減も寄与した。ただし、最終損益は8.05億円の赤字で、のれん償却や特別損失の影響が残る。2026年度は売上高520億円、営業利益32億円、最終黒字化を目標とする。
年表33件を開く
2000年代
- 2005年8月創業微細藻類ユーグレナの研究開発、製造、販売を目的として、東京都港区六本木に株式会社ユーグレナを設立
- 2005年12月ユーグレナの食品用途屋外大量培養に成功
- 2006年2月食品の自社製品販売を開始し、ヘルスケア事業(食品)に参入
- 2006年10月食品のOEM製品の販売を開始
- 2007年4月本店所在地を東京都文京区本郷「東京大学アントレプレナープラザ」に移転、研究所を設置
- 2008年12月化粧品のOEM製品の販売を開始し、ヘルスケア事業(化粧品)に参入
2010年代
- 2011年11月M&A株式取得により、八重山殖産株式会社を関連会社化
- 2012年4月食品を中心としたブランド「ユーグレナ・ファーム」のインターネット販売を開始
- 2012年10月沖縄県石垣市白保に生産技術研究所を設置
- 2012年12月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2013年3月M&A八重山殖産株式会社の株式取得(現・連結子会社)
- 2013年10月バングラデシュ人民共和国ダッカに事務所を開設
- 2014年4月本店を東京都文京区後楽に移転し、中央研究所を神奈川県横浜市鶴見区に移転
- 2014年12月上場東京証券取引所市場第一部に上場
- 2015年3月本店所在地を東京都港区芝に移転
- 2015年3月M&AGrameen euglena(バングラデシュ人民共和国ダッカ市、旧社名Grameen Yukiguni Maitake.Ltd)の株式取得(現・連結子会社)
- 2015年9月M&A株式会社エポラの株式取得(現・連結子会社)
- 2015年9月M&Aユーグレナ竹富エビ養殖株式会社(旧社名竹富エビ養殖株式会社)の株式取得(現・連結子会社)
- 2017年10月M&A株式会社ジーンクエストの株式取得(現・連結子会社)
- 2018年10月神奈川県横浜市鶴見区でバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント竣工(2024年1月に稼働終了)
- 2019年6月M&A株式会社MEJの株式取得(現・連結子会社)
2020年代
- 2020年8月創業創業15周年を機にCIを刷新、ユーグレナ・フィロソフィー「Sustainability First」を制定
- 2021年5月M&Aキューサイ株式会社の連結子会社化
- 2021年6月国土交通省が保有する飛行検査機にて、当社バイオジェット燃料による初フライト成功
- 2021年8月定款上の事業目的についてSDGsを反映したものに全面改訂
- 2021年12月M&A大協肥糧株式会社の株式取得(現・連結子会社)
- 2022年3月マレーシア国クアラルンプール市にEuglena Malaysia Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社)
- 2022年4月東京証券取引所プライム市場への市場区分変更
- 2024年2月M&A株式会社サティス製薬、日本ビューテック株式会社の株式取得(現・連結子会社)
- 2024年4月英国領ケイマン諸島にEuglena Sustainable Investment Limitedを設立(現・連結子会社)
- 2024年12月マレーシア国でバイオ燃料製造プラントを建設・運営する合弁会社Pengerang Biorefinery Sdn. Bhd.に、Euglena Sustainable Investment Limitedを通じて出資(出資比率5%)
- 2025年6月アグリ領域初の自社ブランド「いきものたちにユーグレナ」が誕生
- 2025年7月Pengerang Biorefinery Sdn. Bhd.への出資比率を15%に引き上げ
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2026年12月期まで52,000百万円
- 調整後EBITDA2026年12月期まで7,000百万円
- 営業利益2026年12月期まで3,200百万円
- 売上高2028年度まで550-600億円
- 調整後EBITDA2028年度まで80-90億円前後
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
原点回帰:研究開発力とベンチャー精神の再構築
競合増加に対応し、長年培った研究開発力と新機軸に挑むベンチャー精神を成長の源泉と再定義。研究と事業の接続を強化し、新たな収益の柱を創出することで独自性を再構築する。
- 02
バイオマスの5Fと両利きの経営による事業ポートフォリオ強化
基本戦略「バイオマスの5F」を軸に、既存のヘルスケア・バイオ燃料領域の深化と、微細藻類のポテンシャルを活かした新規領域(飼料・肥料等)の探索を両立し、将来成長の基盤を強化する。
- 03
黒字体質への転換:収益構造改善と選択的投資
グループ横断の効率化施策により2024年度に7期ぶりの連結営業黒字を達成。今後も成長領域への選択的投資を進め、持続的な利益成長を確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で793人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は703万円で、9期前と比べて+19.8%。平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は5.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | — | — | — | 211 | — |
| 2017年9月 | — | — | — | 308 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 355 | — |
| 2019年9月 | 587 | 38.0 | 3.0 | 359 | — |
| 2020年9月 | 614 | 39.0 | 4.0 | 357 | — |
| 2021年12月 | 634 | 40.0 | 4.0 | 883 | — |
| 2022年12月 | 668 | 41.0 | 4.0 | 865 | — |
| 2023年12月 | 750 | 41.0 | 5.0 | 846 | — |
| 2024年12月 | 697 | 43.0 | 6.0 | 897 | 33 |
| 2025年12月 | 703 | 44.0 | 5.0 | 793 | 391 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社15社(国内 13 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 国内Grameen euglenaバングラデシュ人民共和国 ダッカ市議決権50.0%
- 国内株式会社エポラ愛媛県松山市議決権100.0%
- 国内ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社沖縄県八重山郡議決権100.0%
- 国内株式会社ジーンクエスト東京都港区議決権100.0%
- 国内株式会社MEJ東京都港区議決権100.0%
- 国内株式会社Q-Partners (注2)福岡県福岡市中央区議決権49.0%
- 国内キューサイ株式会社(注2、3)福岡県福岡市中央区議決権49.0%
- 国内キューサイプロダクツ株式会社福岡県福岡市中央区議決権49.0%
- 国内大協肥糧株式会社大阪府藤井寺市議決権100.0%
- 海外Euglena Malaysia SDN. BHD.マレーシア クアラルンプール市議決権100.0%
- 国内株式会社サティス製薬(注4)埼玉県吉川市議決権100.0%
- 国内日本ビューテック株式会社長野県駒ヶ根市議決権100.0%
残りのグループ会社3社を開く
- Euglena Sustainable Investment Limited (注2)英国領 ケイマン諸島100%
- 株式会社Eu&L東京都港区50%
- 合同会社リアルテックジャパン東京都港区43%
- 調達21.7億円バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発/微細藻バイオマスのカスケード利用に基づくバイオジェット燃料次世代事業モデルの実証研究国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-10-28
- 調達990万円ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(バイオマス)地球炭素循環型バイオ燃料生産技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-03-01
- 調達745万円植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発スマートセル関連技術の社会実装推進に向けて解決すべき新規課題の検討高性能ラマン・フローサイトメトリーを用いた無標識代謝解析によるスマートセル選抜技術の研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-09-21
- 調達588万円ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業 ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(バイオマス) FCC(流動接触分解)を利用したバイオ燃料製造システムの開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-06-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は504億円、営業利益は31億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.9%、利益が+933.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 530億円 | 504億円 |
| 営業利益 | 32億円 | 31億円 |
| 純利益 | — | -8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は265億円、営業利益は19億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は+18.8%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 108 | −2 | −1.9 | −2 |
| 2023年2Q | 120 | −6 | −5.0 | −7 |
| 2023年3Q | 113 | −2 | −1.8 | −4 |
| 2023年4Q | 124 | — | — | −14 |
| 2024年1Q | 112 | 3 | 2.7 | 2 |
| 2024年2Q | 124 | 0 | 0.0 | −5 |
| 2024年4Q | 240 | 0 | 0.0 | −3 |
| 2025年2Q | 246 | 16 | 6.5 | −6 |
| 2025年4Q | 258 | 15 | 5.8 | −2 |
| 2026年2Q | 265 | 19 | 7.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年9月期からの14期で、売上は16億円から504億円へ31.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所マザーズに上場 | |||||
| 2012年9月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 八重山殖産株式会社の株式取得(現・連結子会社) | |||||
| 2013年9月 | 21 | — | 3 | — | 5 |
| 東京証券取引所市場第一部に上場 | |||||
| 2014年9月 | 30 | — | 2 | — | 1 |
| Grameen euglena(バングラデシュ人民共和国ダッカ市、旧社名Grameen Yukiguni Maitake.Ltd)の株式取得(現・連結子会社) | |||||
| 2015年9月 | 59 | — | 7 | — | 5 |
| 2016年9月 | 111 | — | 9 | — | 7 |
| 株式会社ジーンクエストの株式取得(現・連結子会社) | |||||
| 2017年9月 | 139 | — | 12 | — | 8 |
| 2018年9月 | 152 | — | −11 | — | −13 |
| 株式会社MEJの株式取得(現・連結子会社) | |||||
| 2019年9月 | 140 | — | −71 | — | −98 |
| 創業15周年を機にCIを刷新、ユーグレナ・フィロソフィー「Sustainability First」を制定 | |||||
| 2020年9月 | 133 | — | −15 | — | −15 |
| キューサイ株式会社の連結子会社化 | |||||
| 2021年12月 | 344 | — | −64 | — | −50 |
| マレーシア国クアラルンプール市にEuglena Malaysia Sdn.Bhd.を設立(現・連結子会社) | |||||
| 2022年12月 | 444 | — | −25 | — | −27 |
| 2023年12月 | 465 | — | −14 | — | −27 |
| 株式会社サティス製薬、日本ビューテック株式会社の株式取得(現・連結子会社) | |||||
| 2024年12月 | 476 | 3 | 4 | 0.6 | −6 |
| 2025年12月 | 504 | 31 | 24 | 6.2 | −8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高504億円のうち、営業利益として残るのは31億円で6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-8億円、売上の-1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.6%154億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.3%319億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%31億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが52億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは46億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は159億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 1 | −2 | — | −1 | 9 |
| 2013年9月 | 2 | −1 | 9 | 1 | 18 |
| 2014年9月 | 0 | −62 | 75 | −62 | 32 |
| 2015年9月 | 6 | 21 | −2 | 27 | 62 |
| 2016年9月 | 9 | −2 | −2 | 7 | 68 |
| 2017年9月 | 2 | −21 | 23 | −19 | 72 |
| 2018年9月 | −12 | −39 | 23 | −51 | 44 |
| 2019年9月 | 11 | −14 | 27 | −3 | 78 |
| 2020年9月 | −12 | −3 | 2 | −15 | 63 |
| 2021年12月 | 14 | −103 | 121 | −89 | 98 |
| 2022年12月 | 9 | 12 | −30 | 21 | 98 |
| 2023年12月 | 7 | −6 | 58 | 1 | 157 |
| 2024年12月 | 26 | −80 | −5 | −54 | 137 |
| 2025年12月 | 52 | −6 | −24 | 46 | 159 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は723億円。このうち返さなくてよい自己資本が285億円で、自己資本比率は42.7%(業種中央値56.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 14 | 12 | 2 | 85.1 |
| 2013年9月 | 33 | 26 | 7 | 78.2 |
| 2014年9月 | 113 | 104 | 9 | 92.5 |
| 2015年9月 | 145 | 127 | 18 | 87.2 |
| 2016年9月 | 155 | 134 | 21 | 86.3 |
| 2017年9月 | 189 | 157 | 32 | 82.9 |
| 2018年9月 | 218 | 159 | 59 | 72.7 |
| 2019年9月 | 172 | 108 | 64 | 62.9 |
| 2020年9月 | 154 | 94 | 60 | 61.0 |
| 2021年12月 | 610 | 206 | 404 | 33.0 |
| 2022年12月 | 573 | 194 | 379 | 33.0 |
| 2023年12月 | 596 | 202 | 394 | 33.9 |
| 2024年12月 | 733 | 321 | 411 | 43.3 |
| 2025年12月 | 723 | 285 | 438 | 42.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で123社中36位あたり、逆に低いのは配当利回りで123社中122位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥347で、1年前と比べて-25.2%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.46倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は356円で、25日移動平均線(345.4円)を約3.1%上回り、75日線(353.73円)も上回るが、200日線(385.07円)は下回る。8月10日には247.2万株と急増した出来高を記録し、株価は368円まで上昇。その後はやや調整も、上昇基調。52週高値489円からは約27%下落したが、直近の上昇で回復傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
PERが算出不能で、PBRは1.5倍と同業界平均(1.63倍)を下回るものの、ROEは5.4%と低く、収益性は見劣りする。配当利回りは0%で、株主への還元がなく、成長性も不透明。業績は直近で赤字が続き、2025年12月期も最終赤字の見込み。割安指標はPBRのみで、収益力と還元面の弱さから、総合的には割高と評価する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.46倍 | 1.63倍 |
| ROE | 5.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、バイオ燃料事業の実用化と収益化のメドが立つか、そして既存の食品事業の成長力。強気派は、脱炭素の流れでバイオ燃料への期待が高く、実用化が進めば大きな収益源になるとみる。食品事業も機能性表示食品の需要拡大で堅調に推移。一方、弱気派は、バイオ燃料の商業化にはコストや技術の課題が多く、実現時期が不透明と指摘。赤字が続いており、研究開発費や設備投資の負担で黒字化が遅れるリスクがある。
- バイオ燃料への期待
航空業界の脱炭素需要で持続可能な航空燃料の市場が拡大し始めている。
- 食品事業の成長
健康志向の高まりでサプリメント需要が堅調、売上が増加傾向。
- 技術的優位性
世界初の微細藻類由来燃料の開発で先行者利益が期待できる。
- 営業利益が3億円から31億円へ急改善決算発表後影響中
公表済み2025/12期の営業利益は31億円で前期3億円から増益。利益体質が明確に改善。
- 売上高が465億円から504億円へ増収通年影響中
公表売上高は2023/12期465億円から2025/12期504億円へ増加。増収基調が続く。
- 営業利益率が0.63%から6.15%に上昇決算発表後影響中
2024/12期0.63%から2025/12期6.15%へと約10倍に改善。収益性が大きく向上。
- PBR1.48倍とROE5.4%の改善余地決算発表後影響弱
PBR1.48倍、ROE5.4%。ROE改善が続けばバリュエーションの見直し余地がある。
- 赤字継続
過去数年間営業損失が続き、黒字化の見通しが立っていない。
- コスト課題
バイオ燃料の生産コストが高く、商業化まで時間がかかる。
- 資金調達リスク
研究開発に多額の資金が必要で、増資による希薄化の懸念。
- 純損益が3期連続の赤字継続影響強
2025/12期も純損益8億円の赤字。2023/12期から3期連続で最終赤字が続く。
- 無配当で株主還元がゼロ継続影響弱
配当利回り0%と無配が続き、株主へのキャッシュリターンがない。
- 株価は直近1年で26.45%下落継続影響弱
1年間の株価変動は-26.45%と弱く、下トレンドが続く可能性。
- 営業利益と最終赤字の乖離が大きい決算発表後影響中
2025/12期は営業利益31億円、純損益-8億円。利益が最終までつながらない。
- 売上高成長率
- 食品事業の拡大ペースを測る。
- 営業損益
- 事業全体の収益改善状況を確認。
- バイオ燃料の実証進捗
- 商業化のメドを判定する上で重要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円。いまの株価に対する利回りは0.00%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ112,085人。区分でいちばん多いのは個人・その他で67.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.3%を占め、残る74.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 70.8 | 73.5 | 67.8 | 70.8 | 66.7 | 67.4 |
| 事業法人 | 8.1 | 6.1 | 5.8 | 8.3 | 16.4 | 14.8 |
| 金融機関 | 12.9 | 12.1 | 15.3 | 13.9 | 10.1 | 10.5 |
| 証券会社 | 1.8 | 2.8 | 1.9 | 1.8 | 3.4 | 3.7 |
| 外国法人 | 6.4 | 5.5 | 9.1 | 5.2 | 3.4 | 3.5 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 出雲 充 | 9.08 |
| 02 | 株式会社綺麗創造ホールディングス | 8.37 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.05 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.80 |
| 05 | 株式会社丸井グループ | 1.57 |
| 06 | 山内 正義 | 1.46 |
| 07 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.15 |
| 08 | HSBC HONG KONG - TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.82 |
| 09 | ロート製薬株式会社 | 0.78 |
| 10 | 東京センチュリー株式会社 | 0.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-13株式会社綺麗創造ホールディングス新規の大量保有報告4.54%-3.45pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−261%、1株純資産は14期で+944%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 4 | 22 | 18.5 | — |
| 2013年9月 | 7 | 37 | 18.8 | 219.6 |
| 2014年9月 | 2 | 134 | 1.8 | 877.6 |
| 2015年9月 | 6 | 155 | 4.1 | 300.5 |
| 2016年9月 | 8 | 162 | 5.2 | 177.8 |
| 2017年9月 | 9 | 185 | 5.4 | 125.4 |
| 2018年9月 | −15 | 185 | — | — |
| 2019年9月 | −107 | 116 | — | — |
| 2020年9月 | −16 | 101 | — | — |
| 2021年12月 | −49 | 181 | — | — |
| 2022年12月 | −24 | 167 | — | — |
| 2023年12月 | −23 | 173 | — | — |
| 2024年12月 | −5 | 232 | — | — |
| 2025年12月 | −6 | 226 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額334百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 出雲充 | 代表取締役社長 | 46 | 12,407,000 |
| 若原智広 | 取締役代表執行役員 Co-CEO 兼 財務担当 | 49 | 631,000 |
| 植村弘子 | 取締役代表執行役員 Co-CEO 兼 人事担当 兼 ヘルスケア BtoB国内営業・新規領域担当 | 48 | 473,000 |
| 岡島悦子 | 取締役 | 60 | 10,000 |
| 琴坂将広 | 取締役 | 44 | 30,000 |
| 清水誠 | 取締役(監査等委員) | 45 | — |
| 望月愛子 | 取締役(監査等委員) | 47 | — |
| 村上未来 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 大村由紀子 | 取締役(監査等委員) | 47 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 78 | 33 | 311 | 78 |
| 社外取締役 | 4 | 19 | — | 23 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容10,790字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,642字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,802字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,240字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第22期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-23
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-28
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-08
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-21
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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