概要
三菱ケミカルグループは、2005年に三菱化学と三菱ウェルファーマの共同株式移転で設立された純粋持株会社である。スペシャリティマテリアルズ、MMA&デリバティブズ、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ、産業ガスの4セグメントを擁し、連結売上収益は約3.7兆円(2026年3月期)、従業員数は約5.7万人。機能性素材から基礎化学品まで幅広い化学バリューチェーンをカバーする。
4つの事業セグメントが構成するポートフォリオ
当社グループは、スペシャリティマテリアルズ、MMA&デリバティブズ、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ、産業ガスの4つを報告セグメントとする。スペシャリティマテリアルズは高機能エンプラ、炭素繊維複合材料、電子材料、医療用材料を扱い、自動車・航空機・半導体向けに強みを持つ。MMA&デリバティブズはメタクリル酸メチル(MMA)とPMMA樹脂を中心とし、ディスプレイや自動車灯具向けに供給する。ベーシックマテリアルズ&ポリマーズはエチレン・プロピレン等の基礎化学品とポリオレフィンなどの汎用樹脂を製造し、石油化学の川上から川中をカバーする。産業ガスは大陽日酸を中核とし、酸素・窒素・水素・ヘリウム・特殊ガスをエレクトロニクス・医療・鉄鋼産業に提供する。
売上の約4割を産業ガスが稼ぐ収益構造
2026年3月期の連結売上収益3兆7,040億円のうち、産業ガスセグメントは1兆3,525億円を占め、グループ最大の売上源である。コア営業利益でも産業ガスが2,007億円と群を抜き、グループ全体の2,250億円の約9割を生み出す。一方、MMA&デリバティブズはコア営業利益が△15億円と赤字に転落し、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズも△42億円と2期連続の赤字である。営業利益は301億円、売上高営業利益率は0.8%と低水準にあり、収益構造の偏りと不採算事業の再構築が課題となっている。
350社を擁する持株会社体制
当社は純粋持株会社であり、子会社350社、関連会社等139社(2026年3月期末)を統括する。主要子会社には三菱ケミカル㈱(統合事業会社)、大陽日酸㈱(産業ガス)などがある。地域統括会社として北米・欧州・アジアパシフィックに子会社を設置し、それぞれ三菱ケミカルアメリカ社、三菱ケミカルヨーロッパ社、三菱ケミカルシンガポール社などを存続会社に統合している。2010年以降、三菱レイヨンや大陽日酸、田辺三菱製薬を買収・完全子会社化して規模を拡大してきたが、2025年7月には田辺三菱製薬を譲渡し、ポートフォリオの入れ替えを進めている。
低収益脱却へ2024年打ち出した中期計画
2024年11月に「KAITEKI Vision 35」と「中期経営計画2029」を発表し、2029年度の目標達成を掲げる。事業を「成長ドライバー」「次世代」「収益基盤」「構造改革」に分類し、コークス・炭素材事業からの撤退やエチレン製造設備の集約など構造改革を実行中である。成長分野のスペシャリティマテリアルズには資源を重点配分し、半導体関連や炭素繊維コンポジットの拡販を進める。また、グリーンケミカル戦略を推進し、2035年に「グリーン・スペシャリティ企業」を目指すとしている。
業界の中での役割は自動車、電子、医療、食品など多岐にわたる産業向けに、機能材料から基礎化学品、産業ガスまでを提供する総合化学グループ。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01スペシャリティマテリアルズ主力
高機能エンジニアリングプラスチック、炭素繊維複合材料、電子材料、医療用材料などを供給。自動車の軽量化、航空機、電子機器、医療機器など先端分野向けに高付加価値素材を展開。
- エンジニアリングプラスチック
- 耐熱性、強度、薬品耐性に優れる高性能樹脂。自動車部品、電子部品、コネクターなどに使用。
- 炭素繊維複合材料
- 軽量で高強度な炭素繊維と樹脂の複合材料。航空機、自動車、スポーツ用品などに使用。
- 電子材料
- 半導体封止材、ディスプレイ材料、プロセスケミカルなど。エレクトロニクス産業の微細化・高性能化を支える。
- 医療用材料
- 人工骨、歯科材料、医療用チューブなど生体適合性に優れた材料。
02産業ガス主力
大陽日酸を中核に、酸素、窒素、水素、ヘリウム、特殊ガスなどを供給。エレクトロニクス、医療、鉄鋼、化学など様々な産業で使用される産業ガスの製造・販売を行う。
- 酸素
- 鉄鋼、化学、医療、環境分野などで使用。燃焼促進、酸化反応、医療用など多用途。
- 窒素
- 不活性ガスとして食品保存、電子部品製造、溶接などで使用。熱処理やブランケットガスとしても重要。
- 水素
- 石油精製、化学工業、燃料電池自動車向け。環境エネルギー分野での需要拡大。
- ヘリウム
- 半導体製造、MRI冷却、リークディテクション、バルーンなどに使用。希少ガス。
- 特殊ガス
- 半導体製造用エッチングガス、成膜ガス、ドーピングガスなどハイテク産業向け高純度ガス。
03MMA&デリバティブズ準主力
メタクリル酸メチル(MMA)及びその誘導品(PMMA樹脂など)を製造販売。アクリル樹脂の原料として、ディスプレイ、自動車部品、建築材料など幅広い用途に供給。
- MMA(メタクリル酸メチル)
- PMMA樹脂の主原料。アクリル板の原料としても使用。高い透明性と耐候性を持つ。
- PMMA樹脂
- 透明性が高く、耐候性に優れた樹脂。ディスプレイ光学部材、自動車灯具、水槽などに使用。
04ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ準主力
エチレン、プロピレン、ベンゼン、キシレン等の基礎化学品や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの汎用樹脂を製造販売。石油化学のバリューチェーン上流から中流をカバーし、産業基盤を支える。
- エチレン
- 石油化学の基礎原料。ポリエチレン、エチレンオキシドなど様々な誘導品の原料。
- プロピレン
- 石油化学の基礎原料。ポリプロピレン、アクリロニトリルなど様々な誘導品の原料。
- ポリエチレン
- 包装材、容器、パイプなどに広く使用される汎用樹脂。用途に応じて高密度・低密度などのグレードがある。
- ポリプロピレン
- 自動車部品、家電、繊維などに使用される汎用樹脂。軽量で強度が高い。
製品と技術
耐熱・高強度が求められるスペシャリティマテリアルズ
スペシャリティマテリアルズセグメントでは、エンジニアリングプラスチック、炭素繊維複合材料、電子材料、医療用材料を扱う。エンジニアリングプラスチックは耐熱性・強度・薬品耐性に優れ、自動車部品や電子部品、コネクターに使用される。炭素繊維複合材料は軽量で高強度な特性を活かし、航空機、自動車、ロボタクシー向けコンポジットパーツ、スポーツ用品に採用されている。電子材料は半導体封止材やディスプレイ材料、プロセスケミカルから構成され、半導体製造装置向け高機能エンプラなど微細化・高性能化を支える。医療用材料は人工骨や歯科材料、医療用チューブなど生体適合性に優れる。
透明性と耐候性で市場を拓くMMAとPMMA
MMA&デリバティブズセグメントは、メタクリル酸メチル(MMA)およびその誘導品であるPMMA樹脂を中核とする。MMAはPMMA樹脂の主原料であり、アクリル板の原料としても使用される。PMMA樹脂は高い透明性と耐候性を特徴とし、ディスプレイの光学部材、自動車の灯具、水槽などに幅広く利用される。2026年3月期には市況下落により売買差が悪化し、コア営業利益が赤字に転じるなど、市況変動の影響を受けやすい事業である。
石油化学の川上を支える基礎化学品と汎用樹脂
ベーシックマテリアルズ&ポリマーズセグメントは、エチレン、プロピレン、ベンゼン、キシレンなどの基礎化学品と、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの汎用樹脂を製造する。エチレンとプロピレンは石油化学の最も基礎的な原料であり、それぞれポリエチレンやエチレンオキシド、ポリプロピレンやアクリロニトリルへと誘導される。ポリエチレンは包装材や容器、パイプに、ポリプロピレンは自動車部品や家電、繊維に使用される。当セグメントはナフサ価格や需給の影響を大きく受け、2025年3月期・2026年3月期と営業赤字が続いている。
大陽日酸を中核とする産業ガスの多様な用途
産業ガスセグメントは、大陽日酸グループを通じて酸素、窒素、水素、ヘリウム、特殊ガスを供給する。酸素は鉄鋼や化学、医療分野で燃焼促進や酸化反応に用いられる。窒素は不活性ガスとして食品保存や電子部品製造、溶接に使用され、熱処理でのブランケットガスとしても重要である。水素は石油精製や化学工業のほか、燃料電池自動車向けに需要が拡大している。ヘリウムは半導体製造やMRI冷却、リークディテクションに使われる希少ガスである。特殊ガスは半導体製造用のエッチングガスや成膜ガスなどハイテク産業向けで、高純度が要求される。2026年3月期のコア営業利益は2,007億円とグループ全体の収益を支える。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
国内化学大手、海外比率高く内需依存度は低め
三菱ケミカルグループは、基礎化学品から機能商品までを手がける国内有数の化学メーカーであり、売上高は約4兆円と業界内で最大級の規模を持つ。同業他社と比較しても、クラレや東洋紡などが特定の素材分野に強みを持つ中、三菱ケミカルは幅広い製品ポートフォリオを有し、自動車・電子材料・ヘルスケアなど多岐にわたる用途に展開している。ライバルであるクラレは高機能樹脂のエース素材で、東洋紡は繊維・フィルムで知られている。三菱ケミカルはグローバルに事業を展開し、海外売上比率が高い一方で、近年は石化事業の市況悪化や構造改革の遅れから営業利益率が低下しており、直近では0.8%まで落ち込んでいる。収益力の回復と事業ポートフォリオの再編が大きな課題となっている。
強み
- 売上高約4兆円で国内化学業界でトップのスケールを持つ
- 基礎化学品から機能商品まで幅広く手がけ、リスクを分散している
- 海外生産・販売拠点が多く、世界市場に広くアクセスしている
- 新材料や環境技術に投資し、将来の成長分野を開拓している
課題
- 石化事業の市況悪化で営業利益率が1%未満まで低下している
- 不採算事業の整理が進まず、資本効率が悪い状態が続く
- アジア勢の台頭で石化製品の価格競争が激しくなっている
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
石油化学の時価総額近傍。太字が三菱ケミカルグループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5401日本製鉄 | 3.7兆円 | 210.2倍 |
| 2 | 5020ENEOSホールディングス | 3.6兆円 | 14.0倍 |
| 3 | 3407旭化成 | 2.3兆円 | 14.1倍 |
| 4 | 3402東レ | 1.9兆円 | 24.0倍 |
| 5 | 5019出光興産 | 1.9兆円 | 10.4倍 |
| 6 | 4188三菱ケミカルグループ | 1.8兆円 | — |
| 7 | 4005住友化学 | 1.0兆円 | 16.6倍 |
| 8 | 4183三井化学 | 9,014億円 | 24.5倍 |
| 9 | 4042東ソー | 8,719億円 | 20.2倍 |
| 10 | 4182三菱瓦斯化学 | 8,139億円 | — |
| 11 | 5021コスモエネルギーホールディングス | 7,041億円 | 9.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(石油化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
三菱化学と三菱ウェルファーマの統合で誕生した2005年
2005年4月、三菱化学㈱と三菱ウェルファーマ㈱が共同株式移転により完全親会社として当社を設立する契約を締結した。両社の株主総会での決議を経て、同年中に株式移転を実施し、東京証券取引所および大阪証券取引所に株式上場した。これにより三菱化学グループの持株会社体制がスタートし、三菱化学と三菱ウェルファーマは当社の完全子会社となった。
三菱樹脂・三菱レイヨンを傘下に収めた拡大期
2007年3月、三菱化学が保有する三菱樹脂㈱の株式を現物配当で取得し、株式交換により完全子会社化した。同年には三菱ウェルファーマが田辺製薬と合併し、田辺三菱製薬㈱が発足。2010年3月には三菱レイヨン㈱の株式を公開買付けで取得し、その後株式交換で完全子会社化した。これにより、樹脂・繊維・炭素繊維分野での事業基盤を拡大した。
大陽日酸の連結子会社化とヘルスケア統合の2014年
2014年4月、グループのヘルスケアソリューション事業を統合し、㈱生命科学インスティテュートを発足させた。同時期、大陽日酸㈱の株式を公開買付けで取得し、連結子会社化した。大陽日酸は産業ガス事業の中核となり、後の収益源として成長する。同年、三菱ケミカルホールディングスアメリカ社、ヨーロッパ社、北京社など地域統括会社を設立し、グローバル管理体制を整えた。
3社合併で三菱ケミカルが発足した2017年
2017年4月、三菱化学㈱、三菱樹脂㈱、三菱レイヨン㈱の3社を吸収合併により統合し、三菱ケミカル㈱を発足させた。これにより、従来別々に運営されていた機能性素材、樹脂、炭素繊維などの事業が一つの事業会社に集約され、グループの運営効率化とシナジー創出を図った。統合新会社は当社の主要な連結子会社となった。
田辺三菱製薬の完全子会社化と大陽日酸の持株会社化
2020年3月、田辺三菱製薬㈱の株式を公開買付けおよび売渡請求により取得し、完全子会社化した。同時に、大陽日酸㈱が持株会社体制へ移行し、商号を日本酸素ホールディングス㈱に変更した。また、アジアパシフィック統括会社を設立するなど、地域管理の集約も進めた。この時期、グループの事業再編が加速した。
商号変更と事業譲渡・統合を進めた2022年以降
2022年7月、当社の商号を三菱ケミカルグループ㈱に変更した。同年10月には北米・欧州の地域統括会社を集約し、三菱ケミカルアメリカ社および三菱ケミカルヨーロッパ社に統合した。2023年4月には子会社の㈱地球快適化インスティテュートを吸収合併、同年10月にはアジア統括会社もシンガポール社に統合した。2025年7月には田辺三菱製薬全株式を譲渡し、同年12月にはコーポレートベンチャーキャピタル事業等を三菱ケミカルに移管する計画を発表した(2026年4月実施予定)。
年表26件を開く
2000年代
- 2005年4月三菱化学㈱及び三菱ウェルファーマ㈱は、両社が共同で株式移転の方法により、両社の完全親会社である当社を設立するための契約を締結
- —M&A三菱化学㈱及び三菱ウェルファーマ㈱それぞれの定時株主総会において、株式移転の方法により当社を設立し、当社の完全子会社となることについて決議
- —上場三菱化学㈱及び三菱ウェルファーマ㈱の株式移転により当社を設立 東京証券取引所及び大阪証券取引所に株式上場
- 2007年3月三菱化学㈱が三菱樹脂㈱の株式を公開買付けにより追加取得
- —三菱化学㈱が保有する三菱樹脂㈱の株式のすべてを株式の現物配当の方法により取得
- —M&A三菱樹脂㈱との株式交換により同社を当社の完全子会社化
- —上場三菱ウェルファーマ㈱が田辺製薬㈱と合併し、新たに連結上場子会社である田辺三菱製薬㈱が発足
- 2008年4月創業三菱化学㈱が、その保有する三菱化学ポリエステルフィルム㈱、三菱化学産資㈱及び三菱化学エムケーブイ㈱の株式のすべてを当社に、また、機能材料事業を三菱樹脂㈱にそれぞれ吸収分割により移管し、三菱樹脂㈱が、三菱化学ポリエステルフィルム㈱、三菱化学産資㈱及び三菱化学エムケーブイ㈱と合併し、統合新会社として発足
- 2009年4月当社の全額直接出資子会社である㈱地球快適化インスティテュートを設立
2010年代
- 2010年3月M&A三菱レイヨン㈱の株式を公開買付けにより取得し、同社を連結子会社化
- —M&A三菱レイヨン㈱との株式交換により同社を完全子会社化
- —当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルホールディングスアメリカ社を設立
- 2011年1月当社の全額直接出資子会社である三菱化学控股管理(北京)社を設立
- 2012年11月当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルホールディングスヨーロッパ社を設立
- 2014年4月創業当社グループのヘルスケアソリューション事業を統合し、同事業を担う新たな事業会社として㈱生命科学インスティテュートを発足
- —M&A大陽日酸㈱の株式を公開買付けにより取得し、同社を連結子会社化
- 2017年4月創業三菱化学㈱、三菱樹脂㈱及び三菱レイヨン㈱の3社を合併により統合し、三菱ケミカル㈱を発足
2020年代
- 2020年3月M&A田辺三菱製薬㈱の株式を公開買付け及び売渡請求により取得し、同社を完全子会社化
- —商号変更大陽日酸㈱が持株会社体制へ移行し、商号を日本酸素ホールディングス㈱に変更
- —当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルホールディングスアジアパシフィック社を設立
- 2022年7月商号変更当社の商号を三菱ケミカルグループ㈱に変更
- 2022年10月M&A当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルホールディングスアメリカ社及び三菱ケミカルホールディングスヨーロッパ社を、三菱ケミカル㈱の子会社である三菱ケミカルアメリカ社及び三菱ケミカルヨーロッパ社を存続会社としてそれぞれ統合し、当社グループの北米及び欧州における地域統括会社を集約
- 2023年4月M&A当社の全額直接出資子会社である㈱地球快適化インスティテュートを吸収合併により統合
- 2023年10月M&A当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルAPAC社を、三菱ケミカル㈱の子会社である三菱ケミカルシンガポール社を存続会社として統合
- 2025年7月当社の全額直接出資子会社である田辺三菱製薬㈱を㈱BCJ-94に譲渡
- 2026年4月当社が営むコーポレートベンチャーキャピタル事業等を、当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカル㈱に吸収分割により移管
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業ポートフォリオの変革
収益性と成長性に基づき事業を「成長ドライバー」「次世代」「収益基盤」「構造改革」に分類し、構造改革を着実に実行するとともに、収益基盤で創出したキャッシュを成長分野に重点配分する。
- 02
スペシャリティマテリアルズの成長加速
スペシャリティマテリアルズをさらに成長させ、市況影響の大きい素材ビジネスの再構築を進める。原料調達環境の悪化に対しては調達先の多様化と製品価格転嫁を推進する。
- 03
グリーン・スペシャリティ企業への転換
2035年のありたい姿「グリーン・スペシャリティ企業」の実現に向け、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに対応したグリーンケミカル戦略を積極的に推進する。
- 04
ガバナンスとコンプライアンスの徹底
企業の持続的成長の基盤として、安全管理・コンプライアンスの徹底、内部統制システムの適切な運用、グループガバナンスの強化に継続的に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で56,678人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,189万円で、9期前と比べて−31.6%。平均年齢は50.2歳、平均勤続年数は24.3年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 69,291 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 69,230 | — |
| 2019年3月 | 1,738 | 47.4 | 19.1 | 72,020 | — |
| 2020年3月 | 1,166 | 47.5 | 19.4 | 69,609 | — |
| 2021年3月 | 1,011 | 45.6 | 17.6 | 69,607 | — |
| 2022年3月 | 949 | 46.3 | 18.5 | 69,784 | — |
| 2023年3月 | 1,045 | 46.5 | 19.0 | 68,639 | — |
| 2024年3月 | 973 | 46.2 | 18.4 | 66,358 | — |
| 2025年3月 | 1,060 | 47.6 | 19.3 | 63,258 | 224 |
| 2026年3月 | 1,189 | 50.2 | 24.3 | 56,678 | 53 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社19社(国内 15 / 海外 4) を有報から抽出しています。
- 国内三菱ケミカル㈱東京都千代田区議決権100.0%
- 国内日本酸素ホールディングス㈱東京都品川区議決権50.7%
- 国内三菱ケミカルアクア・ソリューションズ㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内三菱ケミカル インフラテック㈱東京都千代田区議決権100.0%
- 国内ソアラス社アメリカ議決権83.9%
- 国内三菱ケミカル アドバンスドマテリアルズ(アメリカ)社アメリカ議決権100.0%
- 海外三菱ケミカル アドバンスドマテリアルズ(ヨーロッパ)社ベルギー議決権100.0%
- 海外Mitsubishi Polyester Film GmbHドイツ議決権100.0%
- 国内三菱ケミカル メタクリレーツ社イギリス議決権100.0%
- 国内日本ポリエチレン㈱東京都千代田区議決権58.0%
- 国内日本ポリプロ㈱東京都千代田区議決権65.0%
- 国内大陽日酸㈱東京都品川区議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
- ニッポン・ガシズ・ユーロ・ホールディング社スペイン100%
- マチソン・トライガス社アメリカ100%
- 三菱ケミカル エンジニアリング㈱東京都中央区100%
- 三菱ケミカル物流㈱東京都港区100%
- ロッテ・エムシーシー社韓国50%
- 三菱ケミカル旭化成 エチレン㈱東京都千代田区50%
- 三南石油化学社韓国40%
- JP三菱ケミカル株式会社
- JP株式会社生命科学インスティテュート
- GBMITSUBISHI CHEMICAL UK LIMITED
- USMITSUBISHI CHEMICAL HOLDINGS AMERICA, INC.
- JP日本酸素ホールディングス株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3.7兆円、営業利益は301億円。前期と比べると減収減益で、売上が-6.2%、利益が-78.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3.8兆円 | 3.7兆円 |
| 営業利益 | 3,000億円 | 301億円 |
| 純利益 | 1,270億円 | 118億円 |
| 1株あたり配当 | ¥32 | ¥32 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1.0兆円、営業利益は1,184億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.4%、営業利益は+69.9%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1.23 | — | — | 795 |
| 2024年1Q | 1.06 | 697 | 6.6 | 425 |
| 2024年2Q | 1.09 | 689 | 6.3 | 247 |
| 2024年3Q | 1.10 | 739 | 6.7 | 367 |
| 2024年4Q | 1.14 | — | — | 157 |
| 2025年2Q | 2.24 | 1,367 | 6.1 | 409 |
| 2025年4Q | 1.71 | 49 | 0.3 | 41 |
| 2026年2Q | 1.80 | 865 | 4.8 | 1,101 |
| 2026年4Q | 1.90 | −564 | −3.0 | −983 |
| 2027年1Q | 1.00 | 1,184 | 11.8 | 577 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3.1兆円から3.7兆円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.8%。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3.09 | — | 871 | — | 186 |
| 当社グループのヘルスケアソリューション事業を統合し、同事業を担う新たな事業会社として㈱生命科学インスティテュートを発足 | |||||
| 2014年3月 | 3.50 | — | 1,031 | — | 322 |
| 2015年3月 | — | — | — | — | — |
| 2016年3月 | 3.54 | — | 2,528 | — | 514 |
| 三菱化学㈱、三菱樹脂㈱及び三菱レイヨン㈱の3社を合併により統合し、三菱ケミカル㈱を発足 | |||||
| 2017年3月 | 3.38 | — | 2,583 | — | 1,563 |
| 2018年3月 | 3.72 | — | 3,441 | — | 2,118 |
| 2019年3月 | 3.84 | — | 2,848 | — | 1,695 |
| 田辺三菱製薬㈱の株式を公開買付け及び売渡請求により取得し、同社を完全子会社化 | |||||
| 2020年3月 | 3.58 | — | 1,220 | — | 541 |
| 2021年3月 | 3.26 | — | 329 | — | −76 |
| 当社の全額直接出資子会社である三菱ケミカルホールディングスアメリカ社及び三菱ケミカルホールディングスヨーロッパ社を、三菱ケミカル㈱の子会社である三菱ケミカルアメリカ社及び三菱ケミカルヨーロッパ社を存続会社としてそれぞれ統合し、当社グループの北米及び欧州における地域統括会社を集約 | |||||
| 2022年3月 | 3.98 | — | 2,904 | — | 1,772 |
| 当社の全額直接出資子会社である㈱地球快適化インスティテュートを吸収合併により統合 | |||||
| 2023年3月 | 4.63 | — | 1,680 | — | 965 |
| 2024年3月 | 4.39 | — | 2,405 | — | 1,196 |
| 2025年3月 | 3.95 | 1,416 | 992 | 3.6 | 450 |
| 2026年3月 | 3.70 | 301 | 7 | 0.8 | 118 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3.7兆円のうち、営業利益として残るのは301億円で0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は118億円、売上の0.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.1%2.6兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.0%8,139億円
- その他の費用持分法損益などの調整6.1%2,271億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%301億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが4,363億円、投資CFが1,245億円で、差し引きのフリーCFは5,608億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は5,271億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,065 | −1,698 | −262 | 367 | 1,531 |
| 2014年3月 | 1,770 | −1,598 | −83 | 172 | 1,796 |
| 2016年3月 | 2,996 | −2,341 | −409 | 655 | 2,671 |
| 2017年3月 | 3,966 | −2,891 | 14 | 1,075 | 3,635 |
| 2018年3月 | 3,979 | −3,359 | −1,506 | 620 | 2,776 |
| 2019年3月 | 4,156 | −8,951 | 5,191 | −4,795 | 3,215 |
| 2020年3月 | 4,520 | −876 | −4,505 | 3,644 | 2,282 |
| 2021年3月 | 4,671 | −2,170 | −1,428 | 2,501 | 3,496 |
| 2022年3月 | 3,469 | −1,288 | −3,363 | 2,181 | 2,458 |
| 2023年3月 | 3,552 | −2,476 | −608 | 1,076 | 2,972 |
| 2024年3月 | 4,651 | −2,461 | −2,417 | 2,190 | 2,949 |
| 2025年3月 | 5,528 | −2,754 | −2,467 | 2,774 | 3,261 |
| 2026年3月 | 4,363 | 1,245 | −3,752 | 5,608 | 5,271 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は5.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.8兆円で、自己資本比率は30.0%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3.31 | 1.20 | 2.10 | 24.6 |
| 2014年3月 | 3.48 | 1.31 | 2.16 | 25.8 |
| 2015年3月 | 4.37 | 0.99 | 3.38 | 22.7 |
| 2016年3月 | 4.22 | 0.97 | 3.25 | 23.0 |
| 2017年3月 | 4.46 | 1.09 | 3.37 | 24.5 |
| 2018年3月 | 4.70 | 1.29 | 3.42 | 27.3 |
| 2019年3月 | 5.57 | 1.38 | 4.19 | 24.7 |
| 2020年3月 | 5.13 | 1.17 | 3.96 | 22.8 |
| 2021年3月 | 5.29 | 1.24 | 4.05 | 23.4 |
| 2022年3月 | 5.57 | 1.46 | 4.12 | 26.2 |
| 2023年3月 | 5.77 | 1.56 | 4.21 | 27.1 |
| 2024年3月 | 6.10 | 1.76 | 4.34 | 28.9 |
| 2025年3月 | 5.89 | 1.74 | 3.61 | 29.5 |
| 2026年3月 | 5.88 | 1.76 | 3.46 | 30.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中118位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中197位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,267.5で、1年前と比べて+51.6%。過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 13.6倍 |
| PBR | 0.95倍 |
| 配当利回り | 2.52% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で5.63%下落し、8月21日に1147.5円。25日移動平均線(1182.46円)を約3%下回り、上値抵抗となっている。75日線(1117.85円)は辛うじて上回っており、中期トレンドは維持。52週高値1263円対比で約9%下方、年初来安値796.3円からは約44%上昇と高水準でもある。出来高は7月31日に1442万株と急増した後、8月中旬にかけて減少傾向。週足の傾きは緩やかながら下向きで、調整局面と判断。RSIは43.85と中立圏。需給はやや売り優勢。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PERは算出不能(赤字)だが、予想PERは12.3倍と業界平均17.74倍を下回り、割安感がある。PBRは0.856倍と平均1.41倍を大きく下回り、解散価値に対して割安。配当利回りは2.79%と平均2.66%を上回り、株主還元は良好。しかしROEが0.7%と非常に低く、収益性が課題。業績は減収減益で、来期も営業利益が大幅減益見込み。総合的に、PBRと配当の割安さが支持されるが、ROEの低さと業績悪化が割安感を打ち消し、ほぼ妥当と判断。割安だが、収益力の弱さが投資リスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 13.6倍 | — |
| PBR | 0.95倍 | 1.41倍 |
| ROE | 0.7% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
市場の主な争点は、構造改革の進捗と採算性の回復ペース。強気派は、不採算事業の撤退や選択と集中によって中期的に収益力が大きく改善すると見る。一方、弱気派は、市況の低迷や需要回復の遅れで、改革効果が計画通りに現れず、数年程度の時間がかかると主張する。また、資源価格や為替の変動に業績が左右されやすい構造を問題視している。将来の事業ポートフォリオ転換の成否が投資判断の鍵となる。
- 構造改革の進展
不採算事業の撤退により、2026年3月期の営業損益は改善見通し。選択と集中が進む。
- 高機能素材の強み
MMAやフィルムは世界トップクラスのシェアを持ち、安定需要が見込める。
- 財務体質の改善
純資産は厚く、PBRが1倍割れのため株主還元の余地がある。
- 2027/3期の営業利益回復期待決算発表後影響強
予想PER13倍、2026/3期営業利益301億円からの回復
- PBR0.91倍、1倍割れの割安感次回株主総会影響中
PBR0.91倍、ROE0.7%ながら株主還元で下支え
- 配当利回り2.63%の下支え通年影響中
配当利回り2.63%、PBR0.91倍
- リストラ効果で固定費削減2026年下期影響弱
売上高3兆7,040億円、前期比6.2%減でコスト削減進む
- 収益性の低さ
営業利益率は直近で3.59%と低く、市況悪化時の耐性が弱い。
- 市況依存の高さ
原油やナフサ価格の変動や需要サイクルの影響を大きく受ける。
- 成長鈍化の懸念
売上高は減少傾向で、市場の成熟化と競争激化が逆風。
- 石化マージン悪化で営業利益急減2026年Q2影響強
営業利益1,416億円→301億円に78.7%減
- 3年連続減収、需要低迷通年影響中
売上高4兆3,872億円→3兆7,040億円
- 特別損失で純利益が大幅変動決算発表後影響弱
純利益1,196億円→118億円
- 営業利益率
- 事業構造改革の成果が収益性に現れるか直接示す。
- MMA市場価格
- 主力製品の市況動向が業績の変動に直結する。
- セグメント別利益
- どの事業が利益を牽引し、改革が進んでいるか把握できる。
- 売上高成長率
- 事業規模の維持と成長の可能性を確認する。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり32円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.52%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 75.6 |
| 2018年3月 | 32 | 60.0 | 64.5 |
| 2019年3月 | 40 | 25.0 | 57.7 |
| 2020年3月 | 32 | −20.0 | 151.0 |
| 2021年3月 | 24 | −25.0 | 286.7 |
| 2022年3月 | 30 | 25.0 | 75.8 |
| 2023年3月 | 30 | 0.0 | 40.8 |
| 2024年3月 | 32 | 6.7 | 24.1 |
| 2025年3月 | 32 | 0.0 | 33.1 |
| 2026年3月 | 32 | 0.0 | 45.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥32
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ286,275人。区分でいちばん多いのは外国法人で35.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.3%を占め、残る64.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 23.3 | 28.7 | 31.2 | 32.8 | 32.0 | 35.1 |
| 金融機関 | 42.0 | 39.4 | 36.8 | 35.9 | 35.7 | 32.8 |
| 個人・その他 | 26.4 | 25.0 | 25.4 | 24.2 | 24.7 | 24.0 |
| 自己株式 | 5.5 | 5.5 | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.7 |
| 証券会社 | 4.7 | 3.6 | 3.5 | 4.2 | 4.9 | 5.6 |
| 事業法人 | 3.7 | 3.2 | 3.0 | 2.8 | 2.7 | 2.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社信託口 | 14.72 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行信託口 | 5.28 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 4.75 |
| 04 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人)株式会社日本カストディ銀行 | 4.47 |
| 05 | 日本生命保険相互会社(常任代理人)日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 2.95 |
| 06 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N. A. LONDONSECS LENDING OMINIBUS ACCOUNT(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 2.31 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 2.09 |
| 08 | JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 1.80 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部 | 1.39 |
| 10 | 野村信託銀行株式会社投信口 | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で−32%、1株純資産は14期で+134%。直近期のROEは0.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 13 | 554 | 2.3 | 34.4 | 109.0 |
| 2014年3月 | 22 | 612 | 3.7 | 19.5 | 78.3 |
| 2015年3月 | — | 678 | — | — | — |
| 2016年3月 | 35 | 664 | 5.2 | 16.8 | 70.8 |
| 2017年3月 | 107 | 758 | 15.1 | 8.1 | 75.6 |
| 2018年3月 | 147 | 893 | 17.8 | 7.0 | 64.5 |
| 2019年3月 | 119 | 970 | 12.7 | 6.5 | 57.7 |
| 2020年3月 | 38 | 824 | 4.2 | 16.9 | 151.0 |
| 2021年3月 | −5 | 870 | −0.6 | — | 286.7 |
| 2022年3月 | 125 | 1,026 | 13.2 | 6.6 | 75.8 |
| 2023年3月 | 68 | 1,100 | 6.4 | 11.6 | 40.8 |
| 2024年3月 | 84 | 1,240 | 7.2 | 10.9 | 24.1 |
| 2025年3月 | 32 | 1,223 | 2.6 | 23.3 | 33.1 |
| 2026年3月 | 9 | 1,297 | 0.7 | 104.2 | 45.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額629百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 福田信夫 | 取締役会長 | 67 | 66,000 |
| 筑本学 | 取締役 | 62 | 155,000 |
| 菊池きよみ | 社外取締役 | 63 | 6,000 |
| 山田辰己 | 社外取締役 | 73 | 28,000 |
| 江藤彰洋 | 社外取締役 | 66 | 4,000 |
| 坂本修一 | 社外取締役 | 68 | 6,000 |
| ジェフリー・コーツ | 社外取締役 | 59 | — |
| 倉石誠司 | 社外取締役 | 68 | 2,000 |
| 葛城俊哉 | 取締役 | 63 | 39,000 |
| 大塚敏弘 | 社外取締役 | 65 | — |
| 千代田有子 | 社外取締役 | 65 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 10 | 180 | 167 | 33 | 37 | 416 | 42 |
| 社外取締役 | 7 | 138 | — | — | 8 | 146 | 21 |
| 取締役(社内) | 3 | 62 | — | — | 5 | 67 | 22 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容628字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,370字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,940字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)12,603字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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