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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ムービン・ストラテジック・キャリア

Movin' Strategic Career CO., LTD.421A · Growth · サービス業

コンサルティング業界特化の人材紹介で約25年の実績。自社メディアによる求職者集客と、約11.1万人のデータベースを強みにハイエンド人材の転職を支援。

概要

株式会社ムービン・ストラテジック・キャリアは、コンサルティング業界を中心とするプロフェッショナルファームへの人材紹介を専門とする企業である。2001年3月に設立、2025年10月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年12月期の連結売上高は38億円、営業利益は18億円、従業員数は124名。自社データベースに約11.1万人のハイエンド人材を登録し、平均成約単価約300万円の高単価領域で事業を展開する。

単一セグメントの人材紹介事業に特化したグループ体制

当社グループは人材紹介事業のみの単一セグメントであり、株式会社ムービン・ストラテジック・キャリアと100%子会社のエージェント1株式会社の2社で構成される。エージェント1は2023年1月にサーチ型人材紹介事業の運営を目的に設立された。グループ全体ではコンサルティングファーム、投資ファンド、金融機関、外資系・日系大手事業会社、スタートアップなど幅広いクライアントにサービスを提供する。2025年12月期の連結売上高は38億円、営業利益は18億円、従業員数は124名である。

自社メディアとデータベースを活用した高収益モデル

当社の最大の強みは、自社ホームページ経由での求職者集客にある。SEO対策やコンサルティング業界に関する情報発信により、広告宣伝費をかけずに効率的に候補者を獲得している。2025年12月期には自社メディア経由で5,300人以上の新規転職相談登録があった。累計の自社データベース登録者数は約11.1万人に達し、CRMツールを活用したフォローアップによりリピーターの獲得につなげている。平均成約単価は約300万円と高水準であり、収益性の高いビジネスモデルを実現している。

コンサルティング業界に特化した約25年の実績

創業以来約25年にわたり、コンサルティングファームの採用支援を専門としてきた。日系・外資系、大手・新興系を問わず幅広いクライアント基盤を持ち、コンサルティング業界以外にも投資ファンドや金融機関、事業会社などへ領域を拡大している。2023年3月には株式会社リオディオスより「Consultant転職」「ITコンサルタント転職」「組織人事コンサルタント転職」「金融転職」「ポストコンサル転職」などのウェブサイト事業を譲り受け、自社メディアを強化した。この専門特化により、高い成約単価と収益性を実現している。

財務成長とIPOによる資金調達

2025年10月の上場により、676,840千円の資金を調達した。売上高は2021年12月期の20億円から2025年12月期の38億円へ拡大し、営業利益は同期間に1億円から18億円へ急増した。営業利益率は約47%と高水準であり、2025年12月期の連結純資産は37億円に達している。キャッシュ・フローも営業活動による収入が17億円と堅調で、財務基盤は強固である。

業界の中での役割はハイエンド人材領域に特化した人材紹介サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
38億円
営業利益
18億円
営業利益率
47.4%
純利益
12億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01プロフェッショナルファーム(コンサルティング、投資ファンド、金融機関等)主力

経営コンサルタントの採用支援に強みを持ち、日系・外資系、大手・新興系のコンサルティングファームへ人材紹介を提供。自社ホームページ経由の効率的な求職者集客と、累計約11.1万人のデータベースを活用し、成約単価は約300万円と高水準。

主な製品・サービス1
人材紹介サービス
求人企業に正社員候補者を紹介し、入社時に成功報酬として紹介手数料を受け取るサービス。キャリアアドバイザーが求人獲得から入社後のアフターフォローまで一貫して支援する。

02事業会社(外資系・日系大手、スタートアップ)準主力

コンサルティングファーム以外にも、外資系・日系大手事業会社やスタートアップへの人材紹介も展開。幅広いクライアント基盤を持ち、求職者に魅力的な求人を提供している。

主な製品・サービス1
人材紹介サービス
事業会社向けにも、正社員候補者の紹介と入社後のフォローを提供。

製品と技術

コンサルティングファーム向け人材紹介サービス

当社の主要サービスは、コンサルティングファームを中心とするプロフェッショナルファームへの正社員の紹介である。キャリアアドバイザーが求人企業から採用条件を獲得し、自社のデータベースや外部の転職スカウトサイトから条件に合致する人材をマッチングする。転職希望者には面談を実施し、キャリア相談や求人紹介を行い、入社までサポートする。成功報酬として紹介手数料を請求し、2025年12月期の平均成約単価は約300万円と高水準である。

自社メディアとCRMを活用した候補者管理

当社は自社ホームページを通じてコンサルティング業界の情報を発信し、求職者の集客を行っている。2025年12月期には自社メディア経由で5,300人以上の新規転職相談登録があった。累計登録者数は約11.1万人に達し、Salesforce社のCRMツールを活用して定期的なコミュニケーションを図っている。転職支援後もキャリア形成支援を継続し、数年ごとにサービスを利用するリピーターを獲得している。

生成系AIとDXによる業務効率化

当社は生成系AIを積極的に業務に導入している。ChatGPTを用いた履歴書・職務経歴書の添削システムや面接対策システムを開発・活用している。さらに、求人マッチングや求職者対応へのAI導入に取り組んでおり、CRMツールを活用した営業マネジメントシステムの刷新によりDXを推進している。これらの取り組みにより、キャリアアドバイザーの生産性向上と効率的な業務遂行を実現している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材紹介業界の新興、高成長軌道

【421A】は中途・新卒の人材紹介・採用支援を手がけるサービス企業。同業のジンジブ(142A)やイシン(143A)と競合するが、当社は戦略的人材紹介に強みを持つ。直近の売上は23→24→38億円と急成長し、営業利益率も37.5%→47.4%と高収益。2024/12期に大きく伸びており、成長フェーズにある。業界特化型サービスやAI活用などで差別化を図っている可能性がある。

強み

  • 売上高が前期比60%近い伸びを示し、拡大フェーズにある。
  • 営業利益率が約47%と業界トップクラス。
  • 専門性の高い人材紹介で顧客満足度が高い。
  • 意思決定が速く、市場変化に素早く対応可能。

課題

  • 売上高38億円と業界大手に比べ規模が小さく、リソースに限りがある。
  • 得意分野に偏ると、不況時に打撃を受ける可能性。
  • 同業他社との競合が激しく、差別化の持続が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がムービン・ストラテジック・キャリア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14301アミューズ353億円11.4倍
24792山田コンサルティンググループ353億円11.7倍
34345シーティーエス349億円12.8倍
44763クリーク・アンド・リバー社343億円7.8倍
52153E・Jホールディングス341億円9.8倍
6421Aムービン・ストラテジック・キャリア333億円21.4倍
76070キャリアリンク325億円11.8倍
82305スタジオアリス320億円27.2倍
92462ライク314億円12.7倍
10286Aユカリア313億円12.2倍
114671ファルコホールディングス310億円14.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

有限会社としての創業と株式会社化

2000年12月、東京都品川区に有限会社ムービン・ストラテジック・キャリアが設立された。翌2001年3月には組織変更により株式会社に改組し、現在の法人形態となった。創業当初からコンサルティングファームへの人材紹介に特化し、約25年にわたり専門性を培ってきた。創業後の初期段階では、少人数の体制で事業を開始し、徐々に顧客基盤を拡大したと考えられる。

業容拡大に伴う本社移転

事業拡大に伴い、2016年10月に東京都港区西新橋へ本社を移転した。さらに2022年7月には同区赤坂へ移転し、現在の所在地となった。これらの移転は業容の拡大に対応するためのものであり、移転後も従業員数や売上高が増加している。赤坂への移転後、2023年には子会社設立や事業譲受など積極的な投資を行った。

子会社設立とウェブサイト事業の譲受

2023年1月、サーチ型人材紹介事業の運営を目的として100%子会社のエージェント1株式会社を設立した。同年3月には株式会社リオディオスより「Consultant転職」「ITコンサルタント転職」「組織人事コンサルタント転職」「金融転職」「ポストコンサル転職」等のウェブサイト事業を譲り受けた。これにより自社メディアのラインアップを拡充し、求職者の集客力を強化した。譲受後、これらのサイトは当社の集客チャネルとして機能している。

東京証券取引所グロース市場への上場

2025年10月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場に伴い新株を発行し、676,840千円の資金を調達した。上場後の2025年12月期の連結売上高は38億円、営業利益は18億円と過去最高を記録し、成長軌道にあることを示した。上場により認知度向上と資金調達力強化を実現し、今後の事業拡大の基盤を整えた。

年表7件を開く

2000年代

  • 2000年12月創業東京都品川区に有限会社ムービン・ストラテジック・キャリア(現:株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア)設立。
  • 2001年3月創業有限会社ムービン・ストラテジック・キャリアの組織変更により、株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア設立。

2010年代

  • 2016年10月業容拡大のため東京都港区西新橋に本社を移転。

2020年代

  • 2022年7月業容拡大のため東京都港区赤坂に本社を移転。
  • 2023年1月サーチ型(注)人材紹介事業の運営を目的として100%子会社のエージェント1株式会社(現連結子会社)を設立。
  • 2023年3月株式会社リオディオスより「Consultant転職」「ITコンサルタント転職」「組織人事コンサルタント転職」「金融転職」「ポストコンサル転職」等の 同社HP事業を譲受。
  • 2025年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人的資本投資の強化

    持続的成長のためにキャリアアドバイザーの採用・育成を積極的に推進し、魅力的な報酬や働きやすい環境を整備することで生産性向上と人的資本価値の最大化を図る。

  2. 02

    自社メディアの集客力向上

    SEO対策に加え、動画配信やSNS、転職系YouTuberとの連携など多様なチャネルを活用し、ブランディングや広報活動を通じて認知度を高め、成約数増加につなげる。

  3. 03

    データベース活用度の拡大

    基幹システムをリプレイスし、顧客データベースマーケティングチームを中心に登録者へ定期的な情報配信を行い、潜在的転職ニーズの早期捕捉とリピーター獲得を促進する。

  4. 04

    内部管理体制・ガバナンスの充実

    ステークホルダーの信頼を得るため、経営効率・リスク管理能力を高め、適切な情報開示と健全性・透明性を確保する管理体制を整備する。

  5. 05

    M&Aの戦略的活用

    求職者データベース拡充や強みとする転職支援領域の拡大を目的に、財務状況や効果を勘案しながらM&Aを企業価値向上に有効活用する方針。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区149百万円
主な関係会社
  • 国内
    エージェント1株式会社(注)2,4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は38億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+58.3%、利益が+100.0%。

売上高
+58.3%
38億円
営業利益
+100.0%
18億円
純利益
+100.0%
12億円
営業利益率
47.4%
前期比 +9.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高64億円38億円
営業利益30億円18億円
純利益20億円12億円

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2021年12月期からの5期で、売上は20億円から38億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は47.4%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年12月2021
2022年12月2742
サーチ型(注)人材紹介事業の運営を目的として100%子会社のエージェント1株式会社(現連結子会社)を設立。
2023年12月2353
2024年12月249937.56
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2025年12月38181847.412

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高38億円のうち、営業利益として残るのは18億円47.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の31.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金5.3%2億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益47.4%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
94.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+39.8pt
47.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+26.5pt
31.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+29.4pt
41.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
25.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2025年12月期は営業CFが18億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は42億円で、売上の13.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年12月3−20112
2024年12月700719
2025年12月18−171742

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2025年12月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は76.9%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年12月127560.7
2022年12月1610660.5
2023年12月1713475.4
2024年12月2519676.0
2025年12月48371176.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
30億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
11億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中69位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
41.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
47.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
58.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,945で、1年前と比べて+56.5%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥3,945-4.8%1ヶ月+12.9%1年+56.5%時価総額333億円
過去52週の値幅
安値¥1,758高値¥4,450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.4倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR8.02倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で7.3%上昇、8月20日には9.54%高の4190円。25日線(3759円)を約11%上回るが、52週高値4300円には約2%まで迫る。しかし、直近では8月12日に34万5千株、13日には47万株を超える出来高急増があり、需給が大きく変化。75日線(3304.79円)からは27%乖離し、過熱感も。年初来では66%上昇と高パフォーマンス。RSIが68.47と上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは28.2倍で業界平均22.2倍を上回り、PBRも8.16倍と平均2.35倍の3倍超。ROEは41.2%と高いが、無配かつ配当利回り0%で株主還元が薄い。高成長による割安感はあるものの、バリュエーションは総じて割高圏にある。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.4倍23.4倍
PER (予想)16.8倍
PBR8.02倍3.51倍
ROE41.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い利益率と成長性が魅力。PER28倍は成長を考慮すると妥当だが、適切かどうかが争点。売上高成長率が鈍化している点(24年→25年は+58%だが、24年実績はほぼ横ばい)が弱気派の懸念。今後も高成長が続くかがカギ。

プラスに働く材料7
  • 超高収益性

    営業利益率47%、ROE41%と極めて高い。

  • 成長再加速

    2025年予想売上高は前年比+58%と急成長。

  • ニッチ市場での優位

    戦略系人材紹介に特化し、競合が少ない。価格決定力が強い。

  • 営業利益倍増トレンド継続2025年Q4影響

    FY2025営業利益18億円は前年比2倍。成長持続でさらなる利益押し上げ。

  • 営業利益率47%超の高収益構造通年影響

    FY2025営業利益率47.37%は業界平均を大きく上回り、利益成長を牽引。

  • ROE41.2%で自己資本効率良好通年影響

    ROE41.2%は高水準。株主価値向上のエンジンとして評価。

  • 小型株プレミアムと需給改善期待不定影響

    時価総額339億円、浮動株少なく需給改善で株価上昇余地。

マイナスに働く材料7
  • 過去の成長鈍化

    2023→24年は売上高ほぼ横ばい。成長が一時的かも。

  • 市場規模の限界

    ニッチ市場ゆえに成長に上限がある可能性。

  • バリュエーション

    PER28倍は高い。成長鈍化時に割高になるリスク。

  • PER28倍とバリュエーション懸念通年影響

    PER28.2倍は成長織り込み済み。利益成長鈍化時は修正リスク。

  • 無配政策の継続継続影響

    配当利回り0%。株主還元不透明で投資家魅力減退。

  • 外資保有比率の変動リスク不定影響

    外国人保有13.7%と低いが、解消売りで需給悪化リスク。

  • 売上高38億円と小規模ビジネス通年影響

    売上高38億円と小粒。大口案件依存で業績変動リスク。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
高成長が持続可能か確認。鈍化兆候に注意。
営業利益率
高水準維持が鍵。低下は競争激化のシグナル。
成約単価
高単価戦略の継続性。市場環境変化で変動リスク。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ868人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.8%を占め、残る60.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年12月%
個人・その他41.7
事業法人29.2
外国法人13.7
金融機関10.6
証券会社4.8
外国人個人0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社リオディオス29.02
02神川 貴実彦20.14
03神川 宏子8.29
04神川 志悠7.88
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.92
06神川 芽伊(常任代理人 大和証券株式会社)6.63
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.90
08UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.88
09野村信託銀行株式会社(信託口)1.60
10株式会社SBI証券1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-21
    神川 貴実彦
    変更報告
    57.39%
    -2.49pt
  • 2026-08-21
    神川 貴実彦
    新規の大量保有報告
    57.35%
    -2.53pt
  • 2026-08-20
    神川 芽伊
    新規の大量保有報告
    5.82%
    -1.09pt
  • 2026-08-20
    神川 貴実彦
    新規の大量保有報告
    57.39%
    -2.49pt
  • 2026-07-23
    りそなアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.97%
    -1.41pt
  • 2026-06-22
    りそなアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.38%
    -1.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で−100%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは41.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2021年12月538,9193,193,55618.4
2022年12月998,2264,191,78227.0
2023年12月4216125.8
2024年12月7223336.2
2025年12月14244241.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
神川貴実彦代表取締役 社長574,150,000
西田和雅取締役4138,500
椎名茂取締役62
杉本哲也常勤監査役40
森山雅勝監査役565,000
三河宏彰監査役53

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)218244121
社外取締役4882

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,799字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び当社の連結子会社であるエージェント1株式会社の2社により構成されております。 当社グループは人材紹介事業の単一セグメントとしており、ハイエンド人材領域におけるコンサルティング業界をはじめとしたプロフェッショナルファームへの人材紹介サービスを提供しております。当該サービスの内容は以下のとおりであります。 (1) 事業の内容 当社グループはコンサルティングファームをはじめとしたプロフェッショナルファームへの人材紹介サービスを提供しており、特に経営コンサルタントの採用支援に強みを持っております。当社は創業以来、約25年にわたるコンサルティングファームの採用支援実績を有し、日系/外資系、大手/新興系問わず幅広いコンサルティングファームの採用支援実績があります。 人材紹介サービスは、コンサルティングファームを始めとした求人企業に対して正社員の候補者を紹介し、その候補者が企業に入社された時点で、成功報酬としての紹介手数料を当該求人企業に請求しております。当社のキャリアアドバイザーが、求人企業より求人の詳細を獲得し、その求人条件に合致する人材を自社にて保有する登録者データベース(もしくは外部の転職スカウトサイト)よりマッチングをしております。 転職を希望する登録者には、当社のキャリアアドバイザーが面談を実施し、希望職種等の今後のキャリア相談、転職の意向確認、及び登録者のキャリア希望に合致する求人をご紹介し、当該登録者の許可を得た上で、求人掲載企業へ履歴書、職務経歴書等の情報を送付、その後の採用面接から入社に至るまでのサポート・アドバイスは勿論、入社後の登録者の企業定着を目的として、一定期間のアフターフォローを実施しております。 当社のキャリアアドバイザーは、登録者起点でのサービス提供を心掛けており、一度きりの転職支援に留まらず、その後のキャリアパスも踏まえて転職支援後も継続的なフォローアップ・情報提供を行うことを心掛けております。職業人生における一生涯のキャリアパートナーとして、登録者の中長期的なキャリア形成を支援することで、数年毎に当社のサービスを利用するリピーターを獲得しております。 (2) 事業の特徴 ① 自社メディアによる求職者の集客 当社はホームページや書籍等を通じてコンサルティング業界の情報を発信し続けており、これらの活動が評価され、コンサルティング業界に関心を持った多数の求職者が当社ホームページを訪れ、2025年12月期においては自社のホームページ経由で5,300人以上の新規転職相談登録があります。自社メディアを通じて求職者の集客ができていることが、当社の最大の強みとなり、当社では長年の転職支援実績により培ったブランド力、SEO対策等を通じて広告宣伝費用を掛けずに効率的な集客を実現できております。 他社が提供しているプラットフォーム(転職スカウトサイト)を利用して求職者集客を行う場合は、当該プラットフォーム運営会社にプラットフォーム利用料(固定費用+紹介手数料の一定割合)を支払うことが一般的となっておりますが、上記のとおり、当社は主に当社ホームページ経由で求職者集客をできていることから、他社プラットフォームを利用して求職者集客する場合と比較して収益性が高いビジネスモデルであると認識しております。 ② ハイエンド人材を中心とした自社データベースの有効活用 当社は約25年間のコンサルティング業界をはじめとしたプロフェッショナルファームへの転職支援を通じ、ハイエンド人材とのネットワーク構築に尽力してまいりました。現在当社のデータベースには累計で約11.1万人(2025年12月末現在)が登録されており、これらの登録者に対してCRM(注)ツールを活用し定期的なコミュニケーションを図るとともに、適時に効果的なキャリアプランの提案を行っております。 このような形でハイエンド人材との中長期的な関係を構築する仕組みを整え、キャリアアドバイザーが中長期的なキャリア形成支援を行うことで、データベース登録人材の一定割合がリピーターとして数年毎に当社サービスを利用しております。今後データベースの登録人材数が増加し、登録人材をフォローアップする仕組みが整うことで、更なるリピーターの成約増加が見込まれ、当社の長期的な収益獲得につながるものと認識しております。 (注) Customer Relationship Managementの略。当社では、顧客の情報を正確に把握し、当該情報をベースに顧客との良好な関係維持・向上を目的としてSalesforce社のツールを利用しております。 ③ 幅広い顧客基盤 当社はコンサルティング業界をはじめとした多種多様なクライアントと取引があり、コンサルティング業界においては、大手コンサルティングファームに留まらず、特定領域に特化した独自の強みをもつコンサルティングファームや急成長中の新興系コンサルティングファームをはじめとした様々なコンサルティングファームとの取引があります。また、コンサルティングファーム以外にも投資ファンド、金融機関といったプロフェッショナルファーム、外資系・日系大手事業会社やスタートアップまで幅広いクライアントとの取引を有しており、幅広い領域・業界の魅力的な企業の情報提供・転職支援を行えることが、求職者に選ばれる理由となっております。 なお、当社はハイエンド人材領域におけるコンサルティング業界をはじめとしたプロフェッショナルファームへ人材紹介サービスを提供している結果として、年収×手数料率で決定する成約単価は、2023年12月期以降、約3百万円前後と高水準となっており、平均成約単価の推移は、以下のとおりであります。 ④ 生成系AIをはじめとした最先端のテクノロジーの活用 当社では、生成系AIをはじめとした最先端のテクノロジーを業務に活用しております。具体的には、ChatGPTを用いた履歴書・職務経歴書の添削システム、面接対策システムを開発・活用し、さらに求人マッチングや求職者対応においても生成系AIの導入へ取り組んでおります。また、DXの推進としてCRMツールを活用した営業マネジメントシステムの刷新を図っており、効率的な業務遂行を行う体制が整っております。 (3) 事業系統図 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。 ※1  当社グループが紹介した求職者が求人企業に転職した場合、当該求職者の転職後の年収に一定割合を乗じたものが紹介手数料となります。 ※2  外部データベースから獲得した求職者が当社グループの紹介により転職した場合、当社が求人企業から得る紹介手数料の一定割合をデータベース利用料として支払います。
経営方針・対処すべき課題5,518字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は、「リーダーが育つプラットフォームの創造」をビジョンとして掲げ、真のリーダーが育つプラットフォームを創造することで、日本社会の発展に貢献します。近年においては、グローバル競争の激化、テクノロジーの進展、人口減少といった環境変化のなかで、社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出が求められております。 このような環境下においては、当社は真のリーダーこそが新しい価値を生み出す鍵であり、日本に最も必要だと信じております。リーダーを目指すハイエンド人材に対して、人材紹介サービスを通じてコンサルティング業界をはじめとしたプロフェッショナルファームでの成長する機会の獲得を支援することで、企業、産業、社会の課題の解決と新しい価値やイノベーションの創出に貢献すべく、事業を推進しております。 (2) 経営環境及び中長期的な経営戦略 日本における人的資本をめぐる動きとして、2022年5月に経済産業省より「人的資本経営の実現に向けた検討会報告書~人材版伊藤レポート2.0~」が公表され、また、同年6月7日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022 新しい資本主義へ ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太方針2022)が内閣府より公表されました。このような状況下、当社グループは社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出に向けた「人的資本」の重要性が高まっていると考えております。 変化が激しく不確実性が大きい社会において、創造性を発揮して付加価値を生み出していく原動力は「人」、特に変革を推進する「リーダー」としての資質と志をもつハイエンド人材であると当社グループは考えます。しかし、企業変革を推進する人材の状況について、独立行政法人情報処理推進機構の調査(注1)では、日本企業において、DXを推進する人材の量と質の両面で大幅に不足している状況にあることが課題として取り上げられており、他方で、IDC Japan株式会社の調査(注2)によると、国内ビジネスコンサルティング市場では、ビジネスのモダナイズを図る国内大企業によるコンサルティング需要が継続していることに加え、官公庁や自治体からの需要も拡大し、企業のAI導入と活用が進む中で、戦略策定支援からユースケース開発、業務変革やガバナンス体制の構築といった案件が拡大しており、同市場は、今後においても引き続き国内企業のビジネスのモダナイズとAI適応に向けた業務変革や、AIを活用した新たな価値創出の支援に向けた需要が牽引し、高成長が継続すると予測されております。 これらのことから、コンサルティング業界をはじめとしたハイエンド人材領域の人材紹介のニーズは益々高まっていくと考えております。 なお、当社グループが展開する事業の市場規模に関して、人材紹介に係る市場については、株式会社矢野経済研究所の調査(注3)によると、人材紹介業市場規模は2024年度において4,490億円(前年度比12.0%増)となり、2025年度においても継続する人手不足を背景に市場規模が拡大することが見込まれております。 (注) 1.出典:独立行政法人情報処理推進機構「DX動向2025」 2.出典:IDC Japan株式会社「国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~企業のAI適応は市場成長の促進要因に~」(2025年12月10日) 3.出典:株式会社矢野経済研究所「人材ビジネス市場に関する調査を実施(2025年)」 上述のとおり、人的資本経営が強く求められる潮流の中、需要が高まっているコンサルティング業界をはじめとしたハイエンド人材領域における人材紹介サービスを強化・拡大することで、我が国に不足しているハイエンド人材の最適配置が一層進むとともに、これにより、企業や社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出、そして我が国の人的資本経営の実現に貢献できるものと考えております。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、独自のポジショニングをさらに強固なものとしていくため、売上高を重要な経営指標と位置づけ、目標達成に向けて取り組んでおり、売上高の四半期推移は以下のとおりであります。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 第1四半期連結会計期間   第2四半期連結会計期間   第3四半期連結会計期間   第4四半期連結会計期間   第1四半期連結会計期間   第2四半期連結会計期間   第3四半期連結会計期間   第4四半期連結会計期間 521   633   522   710   864   933   1,032   968 (注) 上記の四半期連結会計期間に係る数値については、監査法人東海会計社による監査を受けておりません。 売上高の向上に向けては、キャリアアドバイザーの人数及びハイエンド人材とのネットワーク構築状況を客観的に示す指標となる自社データベースの累計登録者数が重要指標と考えており、自社データベースの累計登録者数は、2023年12月末時点は約8.8万人、2024年12月末時点は約9.9万人、2025年12月末時点は約11.1万人と順調に累計登録者数が増加しております。 また、事業を継続的に発展させていくためには、収益力を高め、適正な利益確保を図ることも必要であることから、営業利益についても重要な経営指標と位置づけ、キャリアアドバイザーの人数を注視し、AIの活用とDXの推進によるマッチング効率化に加え、継続的な勉強会などによる人材教育によってキャリアアドバイザーに求められる能力の開発を行っております。 なお、当社が重要視しているKPIの状況は以下のとおりであります。 (キャリアアドバイザーの人数の推移) 2021年12月期末   2022年12月期末   2023年12月期末   2024年12月期末   2025年12月期末 31人(7人)   34人(6人)   44人(6人)   71人(6人)   106人(5人) (注) キャリアアドバイザーの人数には当社専属業務提携先の人数を含めており、当該業務提携先の人数は( )にて内数で記載しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記(2)の経営戦略を推進する上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上の課題は以下のとおりであります。なお、優先的に対処すべき財務上の課題については、無借金経営を行っていること、キャッシュ・フロー及び手元流動性ともに大きな問題がないため、該当事項はありません。 ① 持続的な成長のための人的資本投資 当社事業を牽引する人材の確保と育成は当社グループの成長の礎であり、さらなる事業拡大を図るうえで重要な経営課題であると認識しております。そのため、人材の採用強化及び育成を推進して生産性を高めるとともに、将来の経営を担う中核人材の育成等を進めてまいります。また、従業員がその能力を存分に発揮できるよう、魅力的な報酬水準や業務効率化、勤務環境の整備等、働きやすい環境づくりを推進し、人的資本の価値最大化に努めてまいります。なお、過年度におけるキャリアアドバイザーの新規採用人数は、2021年12月期以降、次の推移のとおり、順調に人員体制の拡充を図れている状況であります。 (キャリアアドバイザーの新規採用人数の推移) 2021年12月期   2022年12月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 7人   10人   21人   38人   53人 ② 自社メディアの集客力強化 クライアントの採用ニーズが高止まりする事業環境においては、当社の強みであるホームページをはじめとした自社メディアの集客力の向上が成約数の増加にダイレクトにつながると考えており、集客力を高めるための投資が事業成長に必要不可欠と認識しております。従来のSEO対策による集客力向上のみならず、動画コンテンツの配信やSNS、転職系YouTuberとの連携等の多様な集客チャネルを通じた人材獲得施策の実施、並びにコーポレートブランディングや広報活動、当社キャリアアドバイザーによるデジタルメディアへの出演等を推進し、認知度向上に取り組んでまいります。 ③ 自社データベースの更なる活用 当社転職支援サービスは一度きりの転職支援に留まらず職業人生における一生涯のキャリアパートナーとして、求職者の中長期的なキャリア形成を支援することで、当社サービスを利用して転職を行った人材が次なるキャリアパスを求めて、再度当社のサービスを利用するといった形でリピーターを獲得しております。当社は、単なる人材紹介会社ではなく、プロフェッショナル人材がキャリアのあらゆる局面で頼れる「生涯キャリアハブ」(注1)への発展途上におります。かかる取り組みをより効果的に推進するためには、自社データベースをより効果的に活用するための投資と仕組み作りが必要不可欠と認識しております。具体的には、基幹システムをSalesforce社のツールにリプレイスするとともに、2023年12月期より顧客データベースマーケティングチームを立上げております。当該チームを起点として累計約11.1万人(2025年12月末現在)の自社データベース登録者に対して継続的に求人情報やセミナー情報を定期配信することにより潜在的な転職ニーズに早期対応できるよう組織的に過去のサービス利用者に対してフォローアップを行っております。顧客データベースマーケティングチーム立上げ後は、当該チームによるフォロー対象人数及び再稼働登録者数が、次の推移のとおり順調に拡大しておりますが、自社データベースの累計登録者を踏まえるとフォロー対象人数は拡大余地があるため、当該チームの人員を拡充していくことにより、更なるフォロー対象人数及び売上高の伸長を図ってまいります。 (顧客データベースマーケティングチームによるフォロー対象人数(注2)の推移) 2024年3月末時点   2024年6月末時点   2024年9月末時点   2024年12月末時点 11,323人   12,311人   14,139人   14,650人 2025年3月末時点   2025年6月末時点   2025年9月末時点   2025年12月末時点 16,859人   20,000人   23,018人   25,332人 (顧客データベースマーケティングチーム経由の再稼働登録者数(注3)の推移) 2024年12月期   2025年12月期 第1四半期連結会計期間   第2四半期連結会計期間   第3四半期連結会計期間   第4四半期連結会計期間   第1四半期連結会計期間   第2四半期連結会計期間   第3四半期連結会計期間   第4四半期連結会計期間 141人   180人   325人   260人   306人   468人   375人   361人 (注) 1.生涯キャリアハブとは、当社が一度だけではなく、一生涯(複数回)にわたりプロフェッショナル人材のキャリアアップ/キャリアチェンジの起点となれるよう、転職支援その他プロフェッショナル人材が求めるサービスを提供できる体制にあることを示します。 2.フォロー対象人数とは、自社データベースの登録者数のうち、顧客データベースマーケティングチームが求人・セミナー情報を定期配信している対象者の人数を指しております。 3.再稼働登録者数とは、顧客データベースマーケティングチームからの連絡に対して返信があり、キャリアアドバイザーと改めて面談を希望した登録者の人数を指しております。 ④ 内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、ステークホルダーからの信頼を得ることが不可欠であると考えております。そのため、経営の効率性及びリスク管理能力を高め、 財務・非財務情報を適切に開示し、健全性及び透明性を確保できる管理体制の整備を行うことで、内部管理体制の強化及びコーポレート・ガバナンスの充実を進めてまいります。 ⑤ M&Aの活用 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、既存領域における求職者獲得力、転職支援実績の積み上げに加えて、当社グループの企業価値を高めると判断する場合には、M&Aについても取り組んでいく方針であります。例えば、求職者データベースの拡充を目的とした転職支援サイトやアフィリエイトサイト運営会社のM&A、強みとする転職支援領域拡大を目的とした当社グループとは異なる業種への転職支援を強みとしているハイエンド人材向けの特化型人材紹介会社のM&A等、本書提出日時点においては具体的に決定した、または検討をしている案件はありませんが、当社グループの財務状況や当該M&Aによる効果等を勘案しながら、企業価値向上に向けてM&Aも有効に活用していく方針であります。
事業等のリスク7,696字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。 (1)事業環境の変化に関するリスク ① 景気及び業績変動について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは国内において人材紹介業を展開しておりますが、当社グループが提供するサービスは完全成功報酬制であるため、当社グループの四半期会計期間及び連結会計年度ごとの収益は、顧客企業の採用動向により大きく変動する可能性があります。顧客企業の採用動向は、当社グループのコントロールが及ばない様々な要因によって大きく変動する可能性があり、国内景気の減速等により、顧客企業の採用動向が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、景気変動の影響を相対的に受けにくいハイキャリアセグメントにて事業展開を行うとともに多様な業界での取引先開拓を進めており、景気状況を鑑みた適切なクライアントシフトを実施しております。 ② 競合他社との競争激化について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 市場の拡大に伴い、当社グループ以外にもコンサルティング業界に対する人材紹介サービスを展開している企業が増加しております。当該市場における競争激化が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応を強固なものとするために、コンサルティング業界及び同業界の採用動向について常に情報収集を行うとともにクライアントとのリレーションを強化することで、求職者に対してより深い情報提供・転職支援を行い、介在価値を高めていくよう努めております。 また、自社データベースの更なる活用により、求職者の一生涯のキャリアパートナーとして長期的な収益獲得につなげてまいります。 ③ 自然災害、有事及び未知の感染症等について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:小) 当社グループの事業拠点の設備については、当社の本社所在地である東京都港区にあり、当該地区において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合、当社グループの事業活動に支障をきたす可能性があることから、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、テロリズム、戦争等の有事や未知の感染症の蔓延が生じた場合には、外出制限による事業活動の停滞、従業員の全面的な在宅勤務への移行等で当社グループの事業活動に支障をきたす可能性があるとともに、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、当社グループでは緊急事態発生時における対応を予め定め、事業活動が継続できる体制を構築しております。 (2)事業活動に関するリスク ① 自社データベースの登録者数について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:大) 当社グループの売上高の大部分は、自社データベースの登録者と求人企業のマッチングにより計上されており、自社データベースへの登録者の確保が非常に重要であります。2025年12月末時点では累計登録者数約11.1万人と順調に登録者数を拡大させておりますが、SEO対策の不調等による検索順位の低下等、自社ホームページからの登録者数が減少した場合には、案件成約件数の減少や、外部利用サイト経由の成約割合が増加することによる利益率の低下等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、HPやSNSを通じた情報発信を強化するとともに、過去の登録者に対するCRM活動を強化し、有効登録者の確保に努めております。 ② 特定の取引先への依存について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:大) 当社グループは、コンサルティングファームとの取引が多くなっており、各コンサルティングファームと良好な関係を構築していると考えておりますが、取引先上位のコンサルティングファームにおける予期せぬ方針の変更や業績不振等により、円滑な取引継続が困難な事態となった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、コンサルティングファームにおける顧客の多角化並びにコンサルティングファーム以外のプロフェッショナルファーム及び事業会社向けサービスを拡大するとともに、潤沢な顧客基盤を活かし機動的に顧客企業の採用ニーズの変化に対応した営業活動を実施することにより、相対的に特定の取引先への依存度を低下させるよう努めております。 ③ 特定の人物への依存について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 代表取締役社長神川貴実彦は当社の創業者であり、経営方針や事業戦略等について、経営の重要な役割を果たしております。現在、当社では同氏に過度に依存しないよう次世代経営者候補の選抜をはじめとした人材の育成、及び内部管理体制の整備等体制の整備に努めておりますが、現在の状況においては、何らかの理由により、同氏が当社の業務を遂行することが困難となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ システムトラブル・データ管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、事業運営において社外のクラウドサービスを利用し情報システムを構築しております。このため、当該クラウドサービスでシステム障害が生じた場合や悪意ある第三者による不正アクセスを受けた場合など何らかのトラブルが発生することにより、当社グループのサービスの運営に障害が生じ、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後デジタルプラットフォームの開発等を進めていく中で、システムに関するリスクが増大していくことが見込まれることから、このリスクへの対応として、定期バックアップの実施や障害発生時の社内体制の構築精度を高めていくとともに、リスクを適切に管理するIT統制の実効性向上と内容の充実を図ってまいります。 ⑤ コンプライアンス遵守について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令及び社内規程、ルール等のコンプライアンス遵守を行動基準として定め、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や関係者による不正行為が発生する可能性は否定できず、これらの事態が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 労務管理について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 労働時間・環境の管理についての労働基準監督署等の調査の結果、当社グループに違反等が認められ、当社グループが行政指導を受けた場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、社会保険労務士法人と顧問契約を締結し、人事労務問題全般について助言・指導を受け法令に則り適正な対応を行っております。 ⑦ 人材の確保及び育成について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは事業拡大のために優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しており、当社グループが求める人材を適切な時期に確保、育成ができなかった場合、また、社外流出等の事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、積極的な人材採用、育成体制の強化による入社間もない人材の早期戦力化、魅力的な報酬水準の維持、福利厚生制度の充実等を推進するとともに、多様な働き方を支える人事制度導入に向けて取り組んでいく方針であります。 ⑧ 内部管理体制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、小規模な組織であり、内部管理体制も現状の規模に応じたものとなっております。今後の事業拡大及び事業成長のためには、人員の増強及び内部管理体制の充実が必要であり、管理部門の人員を増加していくなど、内部管理体制について一層の充実を図る方針であります。しかしながら、人員の増強をはじめとして、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅延が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 求職者の自己都合退職による求人企業への返金について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:小) 当社グループの人材紹介においては、求職者が求人企業に入社後一定期間内に自己都合により退職した場合、紹介手数料の一部を返金する契約を締結しております。何らかの理由により早期自己都合退職者が増加した場合には、返金額の増加により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループでは入社後も継続的にフォローアップを行っており、求職者の中長期的なキャリア支援を行うことに努めております。 ⑩ 転職サイト運営企業の利活用について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループの人材紹介においては、自社媒体にて求職者を確保した上で、当該自社データベースを利用して顧客企業とのマッチングを行うことによる売上が多くを占めておりますが、他社が運営する媒体を利用して求職者を確保するケースもあります。当社グループは、今後も転職サイト運営企業各社との良好な関係を保ちつつ取引を行うことに加え、複数媒体の利用推進によるリスク低減を図っておりますが、将来的に当該媒体の利用が停止となる等当該各社との取引関係において変化が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 投資に関するリスク (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、これまで培ってきたコンサルティング業界における知見とネットワークを活用し、新たにコンサルティングファームを立ち上げようとしている起業家に対して、資金面での支援を行っております。これら投資を通じて、資金面だけではなく、将来の経営者人材、事業リーダー人材を必要とする企業に対して当社の人材紹介サービスを通じて人財面における支援を行うことができる体制を整備しております。これらの投資は、それぞれの投資先企業と当社との事業上のシナジー効果等や投資収益を期待して実行しておりますが、投資先の今後の業績動向によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 業績の季節変動について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループ従業員の人件費は、主に毎月の給与及び年2回支給される賞与により構成されており、キャリアアドバイザーの賞与は、賞与計算期間における転職支援実績に基づき算出しております。当該賞与に係る費用は、各四半期時点においてキャリアアドバイザーごとの転職支援実績を集計し、当該時点で支給されることが見込まれる賞与額を費用として認識しておりますが、転職支援実績は連結会計年度の後半に行くほど積みあがる傾向にあることから、下期に賞与費用の多くが発生する傾向があります。 (3)法的規制・訴訟に関するリスク ① 法的規制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:大) 当社グループは、職業安定法に基づいて事業を営んでおり、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けて事業を行っております。当該許可に係る有効期限は、当社が2029年7月31日まで、子会社であるエージェント1株式会社が2026年6月30日までであり、継続して有効期限を適宜更新しております。当社グループは関係法令を遵守して事業を運営しており、現時点において同許可の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、職業安定法第32条の9に定める有料職業紹介事業者としての欠格事由に該当もしくは法令に違反する事項が発生した場合、事業の停止や有料職業紹介事業者の許可の取り消しをされる可能性があり、その場合には当社グループの事業運営に大きな支障を来す結果、経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、将来これらの法令ならびにその他の関係法令が、労働市場をとりまく社会情勢の変化などに伴って、改正もしくは解釈の変更などがあり、それが当社グループの営む事業に不利な影響を及ぼすものであった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するために定期的に職業紹介協会等の研修を受講し、弁護士や社会保険労務士等、外部専門家に相談できる体制を構築しております。 ② 個人情報について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:大) 当社グループは、事業運営にあたり多くの求職者に関する個人情報を保有しており、何らかの原因により個人情報が外部に流出した場合は、当社グループの信用低下を招くとともに損害賠償請求訴訟の提起等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクへの対応として、「個人情報の保護に関する法律」(平成17年4月施行)の規定に則って作成したプライバシーポリシー等の規程に沿って個人情報を管理し、また、従業員に対する個人情報の取り扱いに関する教育を行い、個人情報の適切な取り扱いに努めております。またプライバシーマークの付与認定取得等、情報セキュリティ対策の強化に取り組んでおります。 ③ クレーム・訴訟の発生 (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社グループは、リスク・コンプライアンス委員会によるクレーム事項の管理・報告、コンプライアンス研修の推進等、役職員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、当社グループの役職員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があり、これらに起因した損害賠償の請求、訴訟を提起される可能性があります。その場合、損害賠償の金額、訴訟内容及び結果によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社が使用する商標等について、現時点で第三者の知的財産権を侵害するものはないと認識しております。今後も、知的財産権については経営管理部にて一元的に管理するとともに顧問弁護士に相談しながら権利侵害を回避するための著作権等の監視、管理等を行っていく方針であります。しかしながら、万が一、当社が第三者の知的財産権を侵害した場合、または第三者により当社の知的財産権が侵害された場合は、当該第三者から損害賠償請求を受ける、または第三者からの権利侵害により不利益を被る等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他のリスク ① 大株主について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:小) 当社の代表取締役社長である神川貴実彦及び同氏の資産管理会社である株式会社リオディオスが、本書提出日現在において発行済株式総数の49.16%を所有しております。同氏及び同氏の資産管理会社は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針であります。同氏は当社の代表取締役社長であることから、当社としても安定株主であると認識している一方、将来的に何らかの事情により同氏により当社株式が売却された場合には、当社株式の価格形成等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:数年以内、影響度:小) 当社は、取締役及び従業員に対して、財政状態及び経営成績向上に対する意欲を高めることを目的とした新株予約権(ストック・オプション)を付与しております。新株予約権が権利行使された場合には、既存株主が保有する株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日現在、新株予約権による潜在株式数は66,500株であり、発行済株式総数8,442,200株の0.79%に相当しております。 ③ 配当政策について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:数年以内、影響度:小) 当社は、株主への利益還元を重要な課題として認識しております。現在当社グループは成長過程にあり、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、事業の拡充や組織体制の整備への投資に充当していくことが株主への利益還元につながると考え、配当を実施しておりません。今後、事業基盤の整備等を進め、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、株主に対して利益還元策を実施していく方針でありますが、現時点において配当の実施時期等については未定であります。 ④ 当社株式の流通性について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期無し、影響度:中) 当社における株式会社東京証券取引所が定める流通株式比率は、上場維持基準である25%の水準に近接していることから、当該上場維持基準に抵触するリスクがあります。今後は、大株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等の組み合わせにより、当社株式の流通性の向上を図っていく方針であります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、物価高の継続による影響はあるものの、賃上げによる雇用・所得環境の改善により個人消費は持ち直しの傾向が見られ、インバウンド消費の拡大や設備投資の回復もあり、景気は緩やかな回復基調にあります。一方で、ウクライナ情勢や中東情勢の長期化等の不安定な国際情勢を背景とした資源価格の高騰、円安の恒常化、米国の通商政策の動向等の世界経済の不確実性が国内景気を下押しするリスクを孕んでおり、企業を取り巻く環境は依然として先行きが不透明な状況が継続しております。 当社グループが属する国内人材ビジネス市場環境においては、労働人口の減少等による構造的な人手不足や雇用の流動化の高まりにより、企業の採用需要は依然として存在し、その市場規模は年々成長を続けております。また、企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を軸としたコンサルティング需要が引き続き旺盛であり、コンサルティング業界を始めとしたハイエンド人材領域に対する人材紹介の需要も引き続き高まっていくことが見込まれます。 このような事業環境の下、当社グループでは、最重要成長ドライバーであるキャリアアドバイザーの採用強化を推進しております。当連結会計年度において、キャリアアドバイザー数は順調に増加し、この採用したキャリアアドバイザーの早期戦力化に向けた育成強化にも取り組んでおります。さらに、自社メディアの集客力を強化するため、従来のSEO対策のみならず、動画コンテンツの配信やSNS、転職系YouTuberとの連携等といった多様な集客チャネルを通じた求職者獲得施策を実施しており、2025年12月末時点において自社データベースの累計登録者数は約11.1万人と堅調に推移しております。また、採用活動が活発な顧客に対して適時に深耕営業を行うことが重要と考えており、顧客の採用ニーズの変化に対応した機動的な顧客ポートフォリオの入れ替えの実施に取り組んでおり、この成果として転職支援1件当たりの成約単価が前年同期に比べ上昇したことに加え、成約件数も増加いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は3,799,672千円(前年同期比59.1%増)、営業利益は1,763,190千円(同104.6%増)、経常利益は1,756,566千円(同103.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,153,447千円(同100.3%増)となりました。 なお、当社グループは、人材紹介事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 b.財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は4,416,485千円となり、前連結会計年度末に比べ2,295,890千円増加いたしました。この主な要因は、現金及び預金が2,313,287千円増加したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は429,542千円となり、前連結会計年度末に比べ82,645千円増加いたしました。この主な要因は、減価償却によりソフトウエアが56,200千円減少したものの、投資有価証券が86,476千円増加、差入保証金が60,161千円増加したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は1,117,306千円となり、前連結会計年度末に比べ525,504千円増加いたしました。この主な要因は、未払費用が208,098千円増加、未払法人税等が236,446千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は3,728,721千円となり、前連結会計年度末に比べ1,853,031千円増加いたしました。この主な要因は、東京証券取引所グロース市場への新規上場に伴う株式の発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ343,276千円増加したことに加え、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が1,153,447千円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は4,172,481千円となり、前連結会計年度に比べ2,313,287千円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,779,268千円(前年同期は678,936千円の収入)となりました。これは主に、資金の増加要因として、税金等調整前当期純利益1,756,566千円(前年同期は864,128千円)の計上、未払費用の増加額208,098千円(前年同期は未払費用の減少額76,750千円)があった一方で、資金の減少要因として、法人税等の支払額398,027千円(前年同期は126,060千円)があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は141,491千円(前年同期は13,135千円の支出)となりました。これは主に、資金の減少要因として、差入保証金の差入による支出67,828千円(前年同期は32,672千円)、投資有価証券の取得による支出67,447千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は675,510千円(前年同期は9,599千円の支出)となりました。これは主に、資金の増加要因として、新株の発行による収入676,840千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 人材紹介事業   3,799,672   59.1 合計   3,799,672   59.1 (注) 1.当社グループは、人材紹介事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 2.総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合の記載は省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 当連結会計年度の売上高は3,799,672千円(前年同期比59.1%増)となりました。その内訳は、自社データベースの活用により生じる収益3,003,872千円(同55.6%増)、外部媒体の利用により生じる収益795,800千円(同74.1%増)であります。主に、キャリアアドバイザーの人数の増加や育成による戦力化、転職支援1件当たりの平均成約単価の上昇等が増収に寄与しております。 b.売上総利益 当連結会計年度の売上原価は177,958千円(前年同期比73.5%増)となりました。この結果、売上総利益は3,621,713千円(同58.5%増)となりました。当社グループの売上原価は、外部スカウトサイト等の外部媒体を利用して転職支援を行った場合における当該スカウトサイト運営企業等に対するデータベース利用料でありますが、当社グループの人材紹介事業は、主として自社データベースの活用による成約が多いことから、当連結会計年度における売上総利益率は95.3%(同0.4ポイント減)と、引き続き高水準の利益率となっております。 c.販売費および一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,858,523千円(前年同期比30.5%増)となりました。主な要因は、役員報酬が減少した一方で、キャリアアドバイザーの人数の増加に伴い、給料及び手当等の人件費が増加したこと等が挙げられます。この結果、営業利益は1,763,190千円(同104.6%増)となりました。 d.営業外収益、営業外費用、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は4,418千円となりました。これは主に、受取利息及び受取配当金の計上によるものであります。また、営業外費用は11,042千円となりました。これは、上場関連費用の計上によるものであります。この結果、経常利益は1,756,566千円(前年同期比103.3%増)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は1,756,566千円(前年同期比103.3%増)となりました。 また、法人税等は603,118千円となり、この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,153,447千円(同100.3%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、更なる収益機会の獲得のためには、キャリアアドバイザーへの投資が必要であると考えており、これを踏まえた当社グループの資金需要のうち主なものは人件費であります。この資金需要に対し、安定的な資金供給を行うための財源としては、主に内部資金の活用により賄っております。 なお、当社グループでは、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は4,172,481千円、流動比率は395.3%であり、借入金等の有利子負債の残高もないことから、事業運営上十分な資金の流動性が確保されているものと認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定は、過去の実績や入手可能な情報等を総合的に勘案し、その時点で最も合理的であると考えられる見積り及び仮定を使用しておりますが、見積り及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。 また、連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 なお、当社グループでは、当該仮定の下、主に有形・無形固定資産の評価、投資有価証券の評価、繰延税金資産の見積り等の会計上の見積りについて継続的に検討を行っておりますが、現時点において翌連結会計年度以降の経営成績及び財政状態に及ぼす重要な影響は認識しておりません。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社グループでは、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高を重視しており、当該経営指標に影響するKPIとしてキャリアアドバイザーの人数を重視しております。過年度におけるこれら指標の推移については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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