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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日東工器

NITTO KOHKI CO.,LTD.6151 · Prime · 機械

迅速流体継手で世界トップクラス。機械工具・ポンプ・建築機器も手がけるニッチトップ集合体。

概要

日東工器は、1956年に東京・大田区で創業した機械メーカーである。迅速流体継手(ワンタッチ継手)で国内トップシェアを持ち、機械工具、リニア駆動ポンプ、建築機器(ドアクローザ)を加えた4事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は273億円、従業員数は1032名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

四つの事業セグメントと収益構成

日東工器の事業は迅速流体継手、機械工具、リニア駆動ポンプ、建築機器の四つに分かれる。2026年3月期のセグメント別売上高は、迅速流体継手が124億3900万円(構成比45.6%)、機械工具が82億5700万円(30.3%)、リニア駆動ポンプが45億1400万円(16.5%)、建築機器が20億7800万円(7.6%)である。利益面では迅速流体継手が19億6300万円の営業利益を稼ぐ一方、機械工具・リニア駆動ポンプ・建築機器はいずれも営業損失を計上しており、同社の収益は迅速流体継手に大きく依存している。

国内と海外に広がる生産販売ネットワーク

製造は国内子会社の栃木日東工器、東北日東工器、およびタイのNITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND)が担う。販売は国内を当社が直販し、海外は米国(NITTO KOHKI U.S.A.)、欧州(NITTO KOHKI EUROPE GMBH)、オーストラリア(NITTO KOHKI AUSTRALIA)、中国(日東工器省力機器貿易(上海))、インド(NITTO KOHKI INDIA)などの子会社が行う。2026年3月期の海外売上高は96億5100万円で、全売上高の35.4%を占める。

無借金経営と新工場への投資

同社は連結ベースで有利子負債がほぼなく、2026年3月末の現金及び現金同等物は117億4900万円、純資産は609億4200万円と財務基盤は強固である。一方で、2025年7月に操業を開始した東北日東工器の福島新工場では減価償却費が先行し、2026年3月期の営業利益は前期比49.5%減の11億8200万円に落ち込んだ。中期経営計画「2026」では2027年3月期に売上高291億9000万円、営業利益17億5000万円を目標に掲げる。

「開発は企業の保険なり」の社是と研究開発

日東工器は創立以来「開発は企業の保険なり」を社是とし、省力・省人化に資する製品を追求している。現在の研究開発では、水素・脱炭素関連製品、ロボット・FA分野向けツール、半導体・データセンター・医療向けの先端技術に注力する。2026年3月期の減価償却費は19億4800万円、無形固定資産取得に9億5400万円を投じており、技術開発投資を継続している。

業界の中での役割は産業用継手・工具・ポンプ・建築金物のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
273億円
営業利益
12億円
営業利益率
4.4%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
迅速流体 継手124億円45.4%20億円16.1%
機械工具83億円30.4%-6億円-7.2%
リニア駆動 ポンプ45億円16.5%-1億円-2.2%
建築機器21億円7.7%-1億円-4.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01迅速流体継手主力

カプラ(継手)を主力とし、産業機械・自動車・建設・食品など幅広い業界に供給。ワンタッチで流体配管の接続・切離しができる迅速継手の専門メーカー。

主な製品・サービス1
迅速流体継手
ワンタッチで接続・切離し可能な継手。空気・水・油など様々な流体に対応。

02機械工具準主力

電動・エア工具を中心に、自動車整備・製造現場などへ供給。軽量・高出力な工具が特長。

主な製品・サービス1
機械工具
電動工具、エア工具等。産業現場向けの高性能工具。

03リニア駆動ポンプ準主力

リニアモータを応用したポンプ。精密微量送液から大型ポンプまで、医療・分析機器・産業機器などに供給。

主な製品・サービス1
リニア駆動ポンプ
リニアモータでダイヤフラムを駆動するポンプ。脈動が少なく高精度な送液が可能。

04建築機器副次

ドアクローザ(戸閉め装置)を製造販売。ビル・住宅の防火扉・通用扉などに使用。

主な製品・サービス1
建築機器(ドアクローザ)
自動でドアを閉める装置。消音・速度調整機能を備えた高品質品。

製品と技術

ワンタッチで接続可能な迅速流体継手

迅速流体継手は、日東工器の主力製品であり、国内トップシェアを占める。空気・水・油などの流体配管をワンタッチで接続・切り離しできる継手で、産業機械、自動車、建設機械、食品機械など幅広い現場で使用される。製造は栃木日東工器とタイのNITTO KOHKI INDUSTRYが行い、半導体向け需要の低迷が続く一方、産業機械向けは底堅い。2026年3月期の売上高は124億3900万円で、全社の45.6%を占める。

電動・エア工具で現場作業を効率化する機械工具

機械工具事業では、電動工具やエア工具を製造・販売する。自動車整備や製造現場向けに軽量・高出力の工具を提供し、作業の省力化に貢献する。しかし、建設・建築業界向け製品の販売が減少し、2026年3月期の売上高は82億5700万円(前期比4.0%減)、営業損失6億円を計上した。製造は東北日東工器とタイ子会社が担い、消耗品販売の減少が収益を圧迫している。

リニアモータ駆動による高精度送液ポンプ

リニア駆動ポンプは、リニアモータでダイヤフラムを駆動し、脈動が少なく高精度な微量送液を実現する。医療機器、分析機器、産業機器などに採用され、特に欧州市場での売上が増加した。2026年3月期の売上高は45億1400万円(前期比3.4%増)だが、タイバーツ高による原価上昇で営業損失1億2100万円となった。栃木日東工器とタイ子会社が製造し、欧米販売子会社を通じて供給する。

ビル・住宅の防火扉に使われるドアクローザ

建築機器事業では、ドアクローザ(戸閉め装置)を製造する。自動でドアを閉める装置で、ビルや住宅の防火扉・通用扉に使用される。消音・速度調整機能を備えた高品質品が特長だが、建設業界の資材高騰や人材不足の影響で受注が遅延・延期し、2026年3月期の売上高は20億7800万円(前期比9.3%減)、営業損失5800万円となった。製造は東北日東工器が担当する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

継手で国内首位、寡占市場に強み

日東工器は、継手(カプラ)分野で国内シェア約60%と推定されるトップ企業。業界内では、配管・流体機器専業であり、空気・油圧・水など多様な流体に対応するラインアップが強み。ライバルである日本ドライケミカルは消火設備関連、三浦工業はボイラ・水処理と異なる分野に特化しており、直接競合は限定的。一方、汎用機械部品としての需要は幅広いが、売上の半分超が設備投資動向に左右される内需依存型。海外比率は低く(推定10%台)、成長には海外開拓が鍵。業界全体として省力化・自動化ニーズは堅調だが、原材料費上昇や人手不足が収益を圧迫するリスクがある。

強み

  • カプラ分野で国内シェア約60%、高いブランド力と顧客基盤を有する。
  • 空気・油圧・水など多種流体に対応、顧客の多様なニーズをワンストップで満たす。
  • 産業用機器メーカーとの強固な取引関係により、安定的な受注基盤を構築。
  • 2025/3期は営業利益率8.4%と、機械業界平均を上回る水準を達成。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内設備投資の変動に業績が左右されやすい。
  • 鋼材・樹脂等の価格上昇が製造原価を押し上げ、利益率を圧迫するリスク。
  • 中小機械メーカーと同様、技術継承や人材確保が中期的な課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字が日東工器

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17723愛知時計電機444億円
26272レオン自動機440億円10.7倍
36306日工401億円15.2倍
46369トーヨーカネツ391億円14.8倍
56240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
66151日東工器333億円15.2倍
76706電気興業326億円15.3倍
86986双葉電子工業324億円12.9倍
96222島精機製作所323億円36.7倍
107525リックス312億円9.2倍
111964中外炉工業308億円6.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

東京・大田区で創業し本社を現在地に移した1956〜1963年

日東工器は1956年10月、故御器谷俊雄により東京都大田区久が原で設立された。創業当初から流体継手の開発・製造に取り組み、1963年7月には本社を現在の大田区仲池上に移転した。この移転により生産能力を拡大し、後の事業拡大の基盤を固めた。

米国・欧州・豪州へ海外販売網を拡大した1969〜1990年

1969年12月、米国販売子会社NITTO KOHKI U.S.A., INC.を設立し、海外市場への本格的な進出を開始した。続いて1979年1月にMEDO U.S.A.(現NITTO KOHKI U.S.A.)、1979年2月にNITTO KOHKI EUROPE CO., LTD.を設立。1990年5月にはオーストラリアにWESTAIR-NITTO SALES PTY LTD(現NITTO KOHKI AUSTRALIA)を設立し、主要市場での販売網を完成させた。

株式公開から東証1部上場への道のり(1995〜2000年)

1995年10月に株式を店頭登録し、1998年4月には東京証券取引所市場第二部に上場した。わずか2年後の2000年3月には市場第一部(現在のプライム市場)に指定替えとなり、資本市場での評価を高めた。この間、グループ企業の買収・設立も活発化した。

M&Aで事業領域を拡大した2000年代

2000年4月に白河デンセイを買収し白河日東工器(現東北日東工器)を設立、機械工具の製造拠点を獲得した。2001年10月にはBRECO COUPLINGS, INC.、2002年2月にはUNIVERSAL DRILLING & CUTTING EQUIPMENT LTD.を相次いで買収。継手および切削工具のラインアップを拡充した。同時期にタイに製造子会社(NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND))を設立し、海外生産を本格化させた。

グループ再編と東北日東工器の新工場建設(2016〜2025年)

2016年4月にメドー産業を吸収合併し、同年11月には欧州子会社を再編。2017年8月には米国子会社を統合した。2024年3月には白河日東工器が株式会社メドテックを吸収合併し、社名を東北日東工器に変更。2025年7月、福島市に移転した新工場が操業を開始し、生産効率の向上とコスト競争力の強化を目指す。

プライム市場移行とインド法人設立(2022〜2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。2024年9月にはNITTO KOHKI INDIA PVT LTDを設立し、成長が期待されるインド市場での事業基盤を構築。2026年3月期の海外売上高比率は35.4%まで上昇しており、グローバル展開を加速させている。

年表37件を開く

1950年代

  • 1956年10月創業故御器谷俊雄が東京都大田区久が原において日東工器株式会社を設立

1960年代

  • 1963年7月本社を現在地(東京都大田区仲池上)に移転
  • 1969年12月創業NITTO KOHKI U.S.A., INC.を設立

1970年代

  • 1977年1月商号変更ハッピー精密工業株式会社(株式会社メドテックに社名変更)をグループ会社とする
  • 1978年12月創業メドー産業株式会社を設立
  • 1979年1月創業MEDO U.S.A., INC.を設立
  • 1979年2月創業NITTO KOHKI EUROPE CO., LTD.を設立

1980年代

  • 1989年6月M&A大日機工株式会社(メドマン株式会社に社名変更)を買収

1990年代

  • 1990年5月創業WESTAIR-NITTO SALES PTY., LTD.(現・NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD)を設立
  • 1992年3月創業NITTO KOHKI DEUTSCHLAND GMBHを設立
  • 1992年9月創業WESTAIR-NITTO MANUFACTURING PTY., LTD.(NITTO KOHKI AUSTRALIA MFG. PTY LTDに社名変更)を設立
  • 1995年10月株式を店頭登録
  • 1997年4月創業NITTO KOHKI (THAILAND)CO., LTD.を設立
  • 1998年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1999年2月創業日東工器サービスセンター株式会社を設立

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2000年4月創業白河デンセイ株式会社を買収し、白河日東工器株式会社(東北日東工器株式会社に社名変更)を設立
  • 2000年5月創業栃木日東工器株式会社を設立
  • 2000年10月上海事務所(現・日東工器省力機器貿易(上海)有限公司)を開設
  • 2001年10月M&ABRECO COUPLINGS, INC.を買収
  • 2001年12月創業日東工器-美進株式会社を設立
  • 2002年2月M&AUNIVERSAL DRILLING & CUTTING EQUIPMENT LTD.を買収
  • 2002年7月創業NITTO KOHKI COUPLING (THAILAND)CO., LTD.を設立
  • 2003年4月創業日東工器物流株式会社を設立
  • 2006年8月創業株式会社夢工房を設立
  • 2008年10月M&A日東工器サービスセンター株式会社と株式会社夢工房を吸収合併
  • 2009年7月M&A栃木日東工器株式会社が日東工器物流株式会社を吸収合併

2010年代

  • 2012年8月創業日東工器省力機器貿易(上海)有限公司を設立
  • 2012年12月日東工器省力機器貿易(上海)有限公司深圳分公司を開設
  • 2013年4月創業NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND)CO.,LTD.を設立
  • 2016年4月M&Aメドー産業株式会社を吸収合併
  • 2016年11月M&ANITTO KOHKI EUROPE CO., LTD.はNITTO KOHKI DEUTSCHLAND GMBH(現・NITTO KOHKI EUROPE GMBH)を存続会社とする吸収合併を実施
  • 2017年8月M&ANITTO KOHKI U.S.A., INC.はMEDO U.S.A., INC.(現・NITTO KOHKI U.S.A., INC.)を存続 会社とする吸収合併を実施

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の新市場区分であるプライム市場に移行
  • 2024年3月M&A白河日東工器株式会社を存続会社とし株式会社メドテックを消滅会社とする吸収合併を実施、白河日東工器株式会社を東北日東工器株式会社に社名変更
  • 2024年9月創業NITTO KOHKI INDIA PVT LTDを設立
  • 2025年7月福島市に移転した東北日東工器株式会社が操業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年3月期まで291億90百万円
  • 営業利益2027年3月期まで17億50百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益力強化と成長分野への投資

    収益力強化と成長領域への投資拡大を主要課題とし、特に水素関連、ロボット・FA、半導体・データセンター・医療などの先端技術分野に向けた製品・技術開発に注力する。

  2. 02

    生産体制最適化とコスト競争力強化

    新工場をモデル工場とし、自動化・IT化を推進。品質向上、コスト低減、納期短縮を図るとともに、国内外の生産拠点の最適化を進める。

  3. 03

    持続的成長に向けた経営基盤構築

    安心・安全な職場環境の整備、専門人材採用、IT・DX人材育成、リスキリングなど人的資本への投資を継続し、経営環境変化に対応できる人材を確保する。

  4. 04

    省力・省人化の高度化と脱炭素貢献

    創立以来のテーマである省力・省人化を高度化し、脱炭素社会に貢献する製品開発を推進。また、欧米市場での高付加価値分野深耕やインドなど新興市場での販売基盤拡充を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,032人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は689万円で、9期前と比べて1.7%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は16.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月919
2018年3月932
2019年3月70142.716.3937
2020年3月69842.416.2973
2021年3月64041.915.31,001
2022年3月64942.215.71,023
2023年3月65843.016.01,021
2024年3月67743.315.81,014
2025年3月67243.516.01,052219
2026年3月68943.716.31,032116

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 3 / 海外 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
おおざそう工場 — 福島県 福島市145億円
機械工具 建築機器
本社 — 東京都大田区3,420百万円
会社統括・研究所等
西日本支社 — 大阪市東成区等1,446百万円
西部販売業務
本社工場 — タイ国アユタヤ県795百万円
迅速流体継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
本社工場 — 栃木県 さくら市572百万円
迅速流体 継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
本社 — 米国イリノイ州243百万円
迅速流体継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
中日本支社 — 名古屋市名東区228百万円
中部販売業務
本社 — 独国スタイネンブロン市162百万円
迅速流体継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
本社 — 豪州クィーンズランド州119百万円
迅速流体継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
本社 — 中国上海市1百万円
迅速流体継手 機械工具 リニア駆動ポンプ
主な関係会社
  • 国内
    栃木日東工器 株式会社 注1
    栃木県さくら市
    議決権100.0%
  • 国内
    東北日東工器 株式会社 注1
    福島県福島市
    議決権100.0%
  • 海外
    NITTO KOHKI U.S.A.,INC.
    米国イリノイ州ロゼール市
    議決権100.0%
  • 海外
    NITTO KOHKI EUROPE GMBH
    独国スタイネンブロン市
    議決権100.0%
  • 海外
    日東工器省力機器貿易(上海)有限公司
    中国上海市
    議決権100.0%
  • 海外
    NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND)CO.,LTD. 注1
    タイ国アユタヤ県
    議決権99.7%
  • 海外
    NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD
    豪州クイーンズランド州エイトマイルプレインズ市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社日器
    東京都大田区
    議決権38.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は273億円営業利益12億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-47.8%。

売上高
+0.0%
273億円
営業利益
-47.8%
12億円
純利益
+61.5%
21億円
営業利益率
4.4%
前期比 -4.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高292億円273億円
営業利益18億円12億円
純利益15億円21億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は71億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q674
2024年1Q711014.17
2024年2Q68811.86
2024年3Q6757.55
2024年4Q650
2025年2Q1351410.49
2025年4Q13896.54
2026年2Q13296.81
2026年4Q14132.120
2027年1Q7157.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は253億円から273億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND)CO.,LTD.を設立
2013年3月2533528
2014年3月2714224
2015年3月2875131
メドー産業株式会社を吸収合併
2016年3月2725234
NITTO KOHKI U.S.A., INC.はMEDO U.S.A., INC.(現・NITTO KOHKI U.S.A., INC.)を存続 会社とする吸収合併を実施
2017年3月2654530
2018年3月2825537
2019年3月2905436
2020年3月2714028
2021年3月2252315
2022年3月2533419
2023年3月2813625
NITTO KOHKI INDIA PVT LTDを設立
2024年3月2712818
2025年3月27323258.413
2026年3月27312154.421

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高273億円のうち、営業利益として残るのは12億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.9%158億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.7%103億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.2pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
3.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが42億円、投資CFが−48億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は117億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月11−14−8−3109
2014年3月38−12−826132
2015年3月49−4−945171
2016年3月41−42−10−1158
2017年3月49−40−139153
2018年3月50−40−1410149
2019年3月37−29−188138
2020年3月35−11−2924133
2021年3月38−61−16−2393
2022年3月3036−1266148
2023年3月2347−1570204
2024年3月23−3−3720188
2025年3月27−69−14−42134
2026年3月42−48−10−6117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は687億円。このうち返さなくてよい自己資本が609億円で、自己資本比率は88.7%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4654056086.6
2014年3月4974336486.7
2015年3月5404647686.0
2016年3月5644818385.2
2017年3月5764977986.4
2018年3月6185289085.4
2019年3月6235447987.4
2020年3月6185417787.5
2021年3月6175457288.3
2022年3月6435578686.6
2023年3月6665788886.7
2024年3月6515727987.8
2025年3月6665828487.3
2026年3月6876097788.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
162億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
534億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
61億円
在庫として抱えている分
負債合計
77億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率209社中9位あたり、逆に低いのはROE209社中169位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.6%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
88.7%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,740で、1年前と比べて+0.4%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥1,740-0.9%1ヶ月+2.0%1年+0.4%時価総額333億円
過去52週の値幅
安値¥1,555高値¥1,940

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.2倍
PER (会社予想)22.2倍
PBR0.53倍
配当利回り1.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.1%とほぼ横ばい。6月22日に1727円まで上昇したが、その後はもみ合い。週足では25日線(1702円)と同水準で推移。52週高値1940円からは乖離。200日線(1713円)を下回っており、中長期トレンドは弱い。出来高は減少傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 14.89倍は機械業界平均24.28倍を大幅に下回り割安。PBR 0.52倍は業界平均1.60倍に対し極めて割安。配当利回り2.39%は業界平均2.34%と同水準。ROE 3.6%は低いが、資産効率改善余地があり、割安度が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.2倍22.7倍
PER (予想)22.2倍
PBR0.53倍1.50倍
ROE3.6%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績はやや低調で、2026/3期は営業利益率4.4%と前期から半減。強気派は国内トップシェアと割安PBR0.52倍を評価し、設備投資回復による業績反転を期待。弱気派は減益傾向と成長性の乏しさを指摘。ROE3.6%と低く、資本効率改善が課題。

プラスに働く材料7
  • 高い市場シェア

    ワンタッチ継手で国内トップ、顧客の代替が困難。

  • 割安な資産価値

    PBR0.52倍で、解散価値に近い水準。

  • 設備投資回復への期待

    製造業の設備投資増で需要回復の可能性。

  • 2026年3月期純利益21億円で増益転換2026年3月期影響

    純利益21億円、前期13億円から62%増。利益率改善

  • PBR0.52倍と解散価値割安継続影響

    PBR0.52倍、自己資本623億円に対し時価327億円。資産価値に乖離

  • 配当利回り2.39%、株主還元安定継続影響

    年間配当40.8円(想定)で利回り2.39%。自社株買い期待も

  • 売上高273億円で安定、基盤堅調2026年3月期影響

    売上高273億円、前期比横ばいも高水準維持。機械需要底堅い

マイナスに働く材料7
  • 減益トレンド

    営業利益が2024/3期18→2026/3期21と低水準。

  • 低ROE

    ROE3.6%と資本効率が悪く、成長期待が薄い。

  • 需要の周期性

    設備投資動向に左右され、安定成長は困難。

  • 2026年3月期営業利益12億円で半減2026年3月期影響

    営業利益12億円、前期23億円から48%減。利益率4.4%に悪化

  • 売上高横ばいで成長欠如2026年3月期影響

    売上高273億円、前期273億円から成長なし。市場シェア低下懸念

  • 営業利益率4.4%と過去10年で最低水準2026年3月期影響

    営業利益率4.4%、前期8.42%から急落。コスト増や価格競争の影響

  • 外国人保有18.78%、売り圧力の可能性継続影響

    外国人保有率18.78%と高め。海外投資家の売りで需給悪化リスク

次の決算で確かめる点
売上高成長率
受注動向を測る基本指標。
営業利益率
収益性の変化を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは1.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
1.84%
いまの株価に対して
配当性向
24.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5226.8
2018年3月7136.534.1
2019年3月69−2.848.3
2020年3月53−23.247.0
2021年3月30−43.459.9
2022年3月4135.042.9
2023年3月5330.956.9
2024年3月43−18.942.2
2025年3月39−9.341.6
2026年3月402.624.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,895人。区分でいちばん多いのは事業法人45.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.7%を占め、残る41.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人36.739.739.439.244.945.0
個人・その他26.424.625.631.320.822.3
外国法人14.613.215.010.615.718.8
金融機関21.821.819.418.218.113.7
自己株式7.07.07.913.32.32.1
証券会社0.50.80.60.70.50.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社日器37.96
02THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人 立花証券株式会社)9.73
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(リテール信託口・株式管理)6.48
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.19
05御器谷 春子3.59
06高田 揚子3.37
07有限会社ミキヤコ―ポレ―ション2.95
08JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.88
09有限会社ミキヤエンタ―プライズ2.17
10日東工器従業員持株会1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-13
    高田 楊子
    新規の大量保有報告
    3.37%
    +0.19pt
  • 2026-05-13
    御器谷 春子
    新規の大量保有報告
    3.59%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−14%、1株純資産は14期で+71%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1331,8967.313.443.1
2014年3月1122,0285.717.033.8
2015年3月1452,1846.914.940.7
2016年3月1582,2637.114.139.6
2017年3月1402,3416.118.226.8
2018年3月1762,4857.316.834.1
2019年3月1712,5606.812.748.3
2020年3月1312,6215.113.047.0
2021年3月762,6862.925.359.9
2022年3月922,7433.417.042.9
2023年3月1232,8764.414.756.9
2024年3月933,0223.220.842.2
2025年3月723,1082.325.641.6
2026年3月1153,2483.614.124.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額228百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小形明誠取締役社長(代表取締役)社長執行役員7236,000
高田揚子取締役71646,000
野口浩臣取締役 常務執行役員 管理統轄 IR担当633,000
中川康生取締役8223,000
小見山満取締役7210,000
山東理二取締役681,000
西田豊常勤監査役6914,000
加々美博久監査役7210,000
篠塚久志監査役723,000
山田秀雄74

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3106151413645
社外取締役57037415
監査役11611818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,023字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(日東工器株式会社)及び国内子会社2社、海外子会社6社、その他の関係会社1社により構成されており、迅速流体継手、機械工具、リニア駆動ポンプ、建築機器の製造・販売を主たる事業としております。 なお、当社は新製品の研究開発・試作等を行い、それらの製造を国内・海外の製造子会社に委託しております。 当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の部門は、「第5経理の状況1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)迅速流体継手事業 迅速流体継手は、子会社の栃木日東工器株式会社、NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILND) CO., LTD.が製造し、国内は当社、海外は当社及び子会社のNITTO KOHKI U.S.A., INC.、NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD、NITTO KOHKI EUROPE GMBHが販売しております。 (2)機械工具事業 機械工具は、子会社の東北日東工器株式会社、NITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造し、国内は当社、海外は当社及び子会社のNITTO KOHKI U.S.A., INC.、NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD、NITTO KOHKI EUROPE GMBHが販売しております。 (3)リニア駆動ポンプ事業 リニア駆動ポンプは、子会社の栃木日東工器株式会社及びNITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造し、国内は当社、海外は当社及び子会社のNITTO KOHKI U.S.A., INC.、NITTO KOHKI EUROPE GMBH、NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTDが販売しております。 (4)建築機器事業 建築機器(ドアクローザ)は、子会社の東北日東工器株式会社が製造し、国内は当社、海外は当社及び子会社のNITTO KOHKI U.S.A., INC.、NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD、NITTO KOHKI EUROPE GMBHが販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 ※非連結子会社で持分法非適用会社
経営方針・対処すべき課題2,089字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創立以来「開発は企業の保険なり」の社是のもと事業活動を通じて産業界の省力・省人化、作業環境の改善に貢献することを基本方針としております。この基本方針のもと、高機能・高品質・高信頼性の製品づくりに努め、日東工器ブランドを浸透させることによって、企業価値を高めてまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、2024年4月から2027年3月までの3年間を実行期間とする「中期経営計画2026」のもと、①収益力の強化と成長領域への投資拡大、②生産体制の最適化とコスト競争力の強化、③持続的成長実現に向けた経営基盤構築を主要課題として掲げ、持続的な企業価値向上を目指して各種施策に取り組んでおります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営目標における指標は、売上高、営業利益、自己資本利益率(ROE)であります。中期経営計画(2024年4月(第69期)~2027年3月(第71期))の3年目である2027年3月期は、連結売上高291億90百万円、営業利益17億50百万円を目指しております。 (4) 経営環境 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策や地政学リスクの影響を受け、先行き不透明な状況が続きました。特に、米中対立の長期化や通商政策を巡る先行き不透明感が、企業の投資や貿易の停滞要因となりました。日本経済は、物価上昇が続く中でも賃上げの定着を背景に緩やかな回復基調を維持したものの、エネルギー価格や材料費の高止まりに加え、米国の関税政策による影響から、自動車および輸送用機器、設備機械など幅広い産業において、生産量の減少や設備投資の抑制が見られる状況が続きました。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2024年4月(第69期)から2027年3月(第71期)までの3年間を期間とする「中期経営計画2026」を実行しております。本中期経営計画は、100年企業を目指す当社にとって、将来の更なる飛躍と持続的成長に向けた基盤固めの期間と位置付け、企業価値の再創造を図るものです。 一方で、足元の事業環境は、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まり、原材料費やエネルギーコストの高止まりなど、先行きの不透明感が強い状況が続いております。また、生産体制の最適化と競争力強化を目的として進めてきた東北日東工器 新工場については、2025年7月に操業を開始し、中長期的には生産効率向上やコスト競争力強化への寄与が期待される一方、稼働初期段階においては減価償却費等の固定費負担が先行する局面にあります。 このような環境認識のもと、当社グループでは、「中期経営計画2026」で掲げた各種施策について、その進捗と成果を着実に積み上げるとともに、収益構造の改善と将来成長への投資のバランスを意識した経営を進めております。 研究開発面では、創立以来のテーマである「省力・省人化」を更に高度化させるとともに、水素をはじめとする脱炭素社会に貢献する製品、ロボット・ファクトリーオートメーション(FA)分野と親和性の高いツール、半導体、データセンター、医療等の先端技術分野に向けた製品・技術開発に注力しております。これらを支えるため、技術開発投資およびDX推進人材の育成を継続してまいります。 生産面では、新工場をモデル工場と位置付け、最新鋭設備の導入や自動化、IT化を推進することで、品質向上、コスト低減、納期短縮の実現を図るとともに、国内外の生産拠点においても将来を見据えた最適化を進めてまいります。 販売面では、開発部門との連携を強化し、脱炭素・環境対応製品や先端技術分野における需要の開拓に注力するとともに、販売チャネルの拡大やパートナー連携を通じて、事業領域の拡大と深化を図ってまいります。海外事業においては、欧米市場での高付加価値分野の深掘りに加え、新興市場での販売基盤拡充を進めており、インド市場についても現地法人を拠点として、より主体的な事業展開を行ってまいります。 管理面では、安心・安全で働きやすい職場環境の整備を進めるとともに、激変する経営環境に対応できる人材の育成・確保を重要課題と位置付け、専門人材の採用、IT・DX人材の育成、リスキリング施策の充実等、人的資本への投資を継続してまいります。 当社グループは、外部環境の変化や新工場稼働に伴う一時的な負担を踏まえつつも、「中期経営計画2026」の進捗と課題を慎重に検証しながら、必要に応じて施策の見直しや強化を行い、中長期的な企業価値向上と持続的成長の実現を目指してまいります。 詳細については、2[サステナビリティに関する考え方及び取組](3)戦略 (人材)をご参照ください。
事業等のリスク1,519字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 災害リスク パンデミックや自然災害によって、正常な事業活動ができなくなるリスクがあります。経済活動の遮断及び抑制によるリスク軽減のため、従業員の時差出勤や在宅勤務の実施、WEBや動画などを活用した販売促進、部品発注の前倒し、物流ルートの確保など、事業活動の継続に向けた対策を行い、お客様へ製品の供給を継続するよう取り組んでまいりますが、受注及び売上げの減少、部品調達の遅延、輸送手段の停止などが発生し、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (2) 素材の供給に関するリスク 当社グループは、鉄、ステンレス、真鍮、アルミなど各種の素材を使用した製品を製造しております。そのため、資源国から輸入される原材料の円安による値上り、原油価格上昇による素材価格の高騰、自然災害や事故、テロ、戦争等によって素材調達の価格や数量の安定性に影響を受けることも考えられます。素材価格上昇の影響を受けた場合の値上り分は一部の製品には価格転嫁を行いますが、原価率の上昇が避けられない状況も考えられます。当社グループはコストダウンに鋭意努力してまいりますが、今後素材価格が上昇する場合は利益を押し下げるリスクがあります。 (3) 海外製造拠点における製造不能リスク 当社は、タイ国に製造子会社を有しており、迅速流体継手、機械工具、リニア駆動ポンプの製品の一部を当該会社に製造委託しております。タイ国において、予期しない法律・規制の変更や政情不安・テロ・暴動・戦争及び自然災害・パンデミック等の不可抗力による事故が発生した場合は、当社への製品が一時滞ることになり、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (4) 協力会社の確保リスク 当社グループは、協力会社に製造の一部を委託しております。当社グループは、今後とも協力会社を活用していく方針でありますが、必要な技術を保有する協力会社を確保できなくなった場合には、当社グループの業績に影響を与えるリスクがあります。 (5) 取引先の信用リスク 当社グループは、主に代理店を通じて販売しております。これらの取引先は、長年の取引がある企業が大半を占めており、社内規程(与信管理)に従って売掛債権の保全に努めて、リスクを最小限に抑えております。しかしながら、取引先に不測の事態が発生した場合には、売掛債権の貸倒れ損失及び販売ルートを一時的に失うことによる売上げ減少リスクがあります。 (6) 為替変動リスク 当社グループは、2027年3月期の為替レートを1米ドル150円、1英ポンド199円、1ユーロ174円、1タイバーツ4.70円、1豪ドル97円、1インドルピー1.78円と想定して予算を策定しております。 販売子会社がある米国、欧州、豪州、インドの通貨に対して、円安に振れると売上高・利益共に押し上げ効果があります。一方、海外製造子会社があるタイ通貨に対して円安に振れると、原価が上昇し利益を押し下げます。 通貨によって影響額が異なりますが、仮に米ドルの為替変動が他の通貨にも連動すると仮定した場合、変動が小幅なら海外販売子会社への売上げの影響と、海外製造子会社からの仕入れの影響が相殺されることにより、当社の利益に与える影響は軽微であります。
経営成績の分析 (MD&A)6,178字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績、及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績」という。)の状況の概況は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における事業環境は、米国関税政策が自動車をはじめ幅広い産業に影響を及ぼし、原材料費、エネルギーコスト、物流費等の高止まりが続くなど、先行きの不透明感が強い状況で推移しました。 このような環境下において、当社グループでは、水素・新エネルギー分野を中心とした成長領域への投資、生産体制の最適化およびDXの推進など、中期経営計画で掲げた各種施策を着実に進めております。 一方で、当期に稼働を開始した新工場については、中長期的な生産効率向上およびコスト競争力強化を見据えた戦略的な投資であるものの、稼働初期段階においては減価償却費や固定費の負担が先行する状況となりました。また、原材料費および人件費の上昇も利益を圧迫する要因となりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べて20億65百万円増加し686億70百万円となりました。 当連結会計年度末の負債残高は、前連結会計年度末に比べて6億93百万円減少し77億27百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産残高は、前連結会計年度末に比べて27億59百万円増加し609億42百万円となりました。 b.経営成績 当社グループは、2024年4月から2027年3月までの3年間を実行期間とする「中期経営計画2026」のもと、①収益力の強化と成長領域への投資拡大、②生産体制の最適化とコスト競争力の強化、③持続的成長実現に向けた経営基盤構築を主要課題として掲げ、持続的な企業価値向上を目指して各種施策に取り組んでおります。 当連結会計年度の業績は以下のとおりです。 売上高    272億89百万円(前連結会計年度比 0.1%増) 営業利益  11億82百万円(前連結会計年度比 49.5%減) 経常利益  14億66百万円(前連結会計年度比 41.6%減) 親会社株主に帰属する当期純利益 21億44百万円(前連結会計年度比 59.4%増) 事業のセグメント別の業績は、次のとおりです。 [迅速流体継手事業] 迅速流体継手事業は半導体向け及び自動車関連産業向け需要の低調が継続しているものの、産業機械向け需要は底堅く推移し、売上高は124億39百万円(前連結会計年度比3.7%の増収)となりました。利益面では、経費の増加及びタイバーツ高による仕入額の増加により原価率が上昇し、営業利益19億63百万円(同5.0%の減益)となりました。 [機械工具事業] 機械工具事業は、建設、建築業界向け製品の売上の減少により、売上高は82億57百万円(同4.0%の減収)となりました。利益面では、消耗品の売上減少に加え固定費比率上昇により、営業損失6億円(前連結会計年度は4億15百万円の営業利益)となりました。 [リニア駆動ポンプ事業] リニア駆動ポンプ事業は、欧州の売上増により、売上高は45億14百万円(同3.4%の増収)となりました。利益面では、タイバーツ高による仕入額の増加の影響により、営業損失1億21百万円(前連結会計年度は1億43百万円の営業損失)となりました。 [建築機器事業] 建築機器事業は、建設業界の資材高騰及び人材不足の影響による遅延や延期が多く、売上高は20億78百万円(同9.3%の減収)となりました。利益面では、売上減少に加え固定費比率上昇より、営業損失58百万円(前連結会計年度は2百万円の営業利益)となりました。 海外売上高は、各地域において売上が増加したことにより、96億51百万円(前連結会計年度比4.4%の増収)となり、海外売上高の連結売上高に占める割合は35.4%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、定期預金の払戻による収入126億80百万円、税金等調整前当期純利益32億49百万円、減価償却費19億48百万円等による増加があったものの、定期預金の預入による支出101億91百万円、主として新工場建設に伴う有形固定資産の取得による支出62億79百万円、無形固定資産の取得による支出9億54百万円、法人税等の支払い8億91百万円、未払消費税等の減少7億13百万円、配当金の支払額7億11百万円等があったため、前連結会計年度末より16億79百万円減少し、当連結会計年度末には117億49百万円となりました。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は、41億51百万円(前連結会計年度比53.2%増)となりました。これは、法人税等の支払い8億91百万円、未払消費税等の減少7億13百万円等による資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益32億49百万円、減価償却費19億48百万円等による資金の増加があったことによるものであります。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は、47億75百万円(前連結会計年度比30.3%減)となりました。これは、定期預金の払戻による収入126億80百万円等による資金の増加があったものの、定期預金の預入による支出101億91百万円、有形固定資産の取得による支出62億79百万円、無形固定資産の取得による支出9億54百万円等による資金の減少があったことによるものであります。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は、10億39百万円(前連結会計年度比24.9%減)となりました。これは、親会社による配当金の支払い7億11百万円、リース債務の返済による支出3億25百万円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 迅速流体継手(百万円)   12,477   116.1 機械工具(百万円)   6,896   76.0 リニア駆動ポンプ(百万円)   3,862   106.7 建築機器(百万円)   1,383   49.6 報告セグメント計(百万円)   24,619   93.9 (注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 (2) 受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 (3) 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 迅速流体継手(百万円)   12,439   103.7 機械工具(百万円)   8,257   96.0 リニア駆動ポンプ(百万円)   4,514   103.4 建築機器(百万円)   2,078   90.7 報告セグメント計(百万円)   27,289   100.1 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱山善   5,151   18.9   4,515   16.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べて20億65百万円(前連結会計年度末比3.1%)増加し686億70百万円となりました。これは新工場竣工による有形固定資産の増加44億12百万円、無形固定資産の増加7億93百万円、投資有価証券の増加6億6百万円、現金及び預金の減少40億85百万円等によるものであります。 (負債合計) 負債残高は、前連結会計年度末に比べて、退職給付に係る負債の減少8億51百万円、買掛金の減少2億30百万円、繰延税金負債の増加2億34百万円、未払法人税等の増加1億69百万円等により6億93百万円(前連結会計年度末比8.2%)減少し77億27百万円となりました。 (純資産合計) 純資産残高は、前連結会計年度末に比べて27億59百万円(前連結会計年度末比4.7%)増加し609億42百万円となりました。これは利益剰余金の増加14億25百万円、退職給付に係る調整累計額の増加5億27百万円、その他有価証券評価差額金の増加3億98百万円、為替換算調整勘定の増加2億84百万円等によるものであります。 2) 経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前年並み水準で推移し、272億89百万円(前連結会計年度比0.1%の増収)となりました。計画していた売上目標273億円に対してわずかに未達となりましたが、概ね計画どおりに推移いたしました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、11億82百万円(同49.5%の減益)となりました。営業利益目標は15億円を計画していましたが、計画比21.2%下回る結果となりました。要因については、機械工具事業および建築機器事業において建設業界向け製品の需要が減少し、売上が伸び悩んだことに加え、新工場立ち上げ期における生産効率の低下により、原価率が上昇したことが大きく影響したためです。 売上高と営業利益の各製品セグメントの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、14億66百万円(同41.6%の減益)となりました。経常利益目標は17億円を計画していましたが、計画に比べて13.7%下回る結果となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、21億44百万円(同59.4%の増益)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益目標は25億円を計画していましたが、計画に比べて14.2%下回る結果となりました。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループを取り巻く経営環境は、米国の関税政策や地政学リスクの影響を受け、先行き不透明な状況が続きました。特に、米中対立の長期化や通商政策を巡る先行き不透明感が、企業の投資や貿易の停滞要因となりました。日本経済は、物価上昇が続く中でも賃上げの定着を背景に緩やかな回復基調を維持したものの、エネルギー価格や材料費の高止まりに加え、米国の関税政策による影響から、自動車および輸送用機器、設備機械など幅広い産業において、生産量の減少や設備投資の抑制が見られる状況が続きました。 このような環境下において2026年3月期の業績は、水素・新エネルギー分野を中心とした成長領域への投資、生産体制の最適化およびDXの推進など、中期経営計画で掲げた各種施策を着実に進め増収となった一方で、新工場の稼働による減価償却費や固定費負担や原材料費および人件費の上昇により減益となりました。 これらの状況を踏まえ、当社としては、「中期経営計画2026」における業績目標の達成が困難であると見込まれる現状を鑑み、外部要因・内部要因および対応すべき課題について総合的な検証を行っております。また、これらの課題に対する抜本的な対応策を含めた「中期経営計画2029」の策定を進めたうえで、2026年度中を目途に公表することを予定しております。 引き続き、中長期的な企業価値向上と持続的な成長を重視した経営を推進してまいります。 なお、経営成績等の分析の具体的数値については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及 びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況および②キャッシュ・フローの状況」に記載しています。 直近、3年間の経営成績の推移は以下のとおりです。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 売上高(百万円)   27,072   27,256   27,289 営業利益(百万円)   2,680   2,342   1,182 営業利益率(%)   9.9   8.6   4.3 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関わる情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは、持続的な成長のための資金確保と自然災害等の不測の事態があっても顧客に商品を提供できるように内部留保の充実に努めており、研究開発、生産設備等の投資は自己資金での実施を原則としますが、成長投資のための投資は、適宜、借入の活用も検討します。 事業運営上必要な資金の流動性は、十分に確保しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。本連結財務諸表の作成にあたりましては、当連結会計年度末における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、ならびに当連結会計年度における収入・費用の報告数値に影響する様な重要な変動に関する事項の予見、予想等を行わなければなりません。将来に関する事項につきましては、本有価証券報告書提出日現在で過去の実績や状況に応じて合理的な基準に従って見積り及び判断したものであります。実際の結果は、見積り予測困難な不確実性があるため、これらの見積りと乖離する可能性がありますのでご留意下さい。 当社グループは、以下の会計上の見積りが連結財務諸表に重要な影響を及ぼすと考えております。 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損について、主として営業活動から生ずる損益(翌連結会計年度以降の見通しを含む)及び土地等の市場価格に基づいて兆候の判定を行っています。減損の兆候があると判断した場合には、年度計画や中期経営計画における売上高及び営業利益の計画値等に基づき割引前将来キャッシュ・フローを見積ります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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