概要
保土谷化学工業は、1915年に横浜で創業した総合化学メーカーである。染料・顔料などの機能性色素、液晶ディスプレイや半導体向け電子材料、機能性樹脂、農薬などを手掛ける。2026年3月期の連結売上高は480億円、営業利益37億円、従業員数は946人。東京証券取引所プライム市場に上場(1949年上場)。本社は東京都港区。
機能性色素が売上の過半を占めるセグメント構成
保土谷化学工業の事業は、機能性色素、機能性樹脂、基礎化学品、アグロサイエンス、物流関連、その他の6セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高480億円のうち、機能性色素が260億円(54.2%)を占め、最も収益規模が大きい。機能性樹脂は77億円(16.0%)、基礎化学品は72億円(15.1%)、アグロサイエンスは51億円(10.6%)と続く。営業利益でも機能性色素が35億円と全社利益37億円の大部分を稼ぎ出す一方、機能性樹脂は5.9億円の損失を計上するなどセグメント間で明暗が分かれる。基礎化学品は3.2億円、アグロサイエンスは0.6億円、物流関連は3.6億円の利益である。同社は中期経営計画「コード2030」で、機能性色素に依存するポートフォリオの多様化を課題として掲げている。
韓国を軸に広がるグローバル生産・販売網
保土谷化学工業は国内外に生産・販売拠点を持ち、特に韓国での展開を重視している。連結子会社SFC CO., LTD.(韓国、持株比率56.4%)は有機EL材料などの機能性色素を製造し、同社のグループ内で重要な役割を果たす。さらに韓国にはHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.や、2025年にSFCに吸収合併されたREXCEL CO., LTD.も存在した。中国には保土谷(上海)貿易有限公司を置き、欧州にはHODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH(ドイツ)、アメリカにはHODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.を設立。2026年3月にはハンガリーのFramochem社の完全子会社化を決定し、欧州での農薬事業拡大を狙う。このように同社は、日本国内の横浜・郡山・南陽の各工場に加え、アジア・欧米に散らばる子会社群を通じてグローバルに事業を展開している。
11社の連結子会社が支えるグループ体制
2026年3月31日時点で、保土谷化学工業は連結子会社11社、非連結子会社2社、関連会社3社で構成される。主要な連結子会社として、機能性色素分野ではSFC CO., LTD.やHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.、販売では桂産業㈱や海外販社が存在する。機能性樹脂分野では保土谷建材㈱が製造・販売・工事を行う。アグロサイエンス分野では保土谷UPL㈱と保土谷アグロテック㈱が生産を担う。物流は保土谷ロジスティックス㈱がグループ製品や原料の輸送・保管を一手に引き受け、研究開発受託は保土谷コントラクトラボ㈱が行う。グループ内で機能を分担することで、原料調達から製造、販売、物流、研究開発までの一貫体制を築いている。
業界の中での役割は化学品メーカー:機能性色素、樹脂、基礎化学品、農薬等の製造・販売。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 機能性色素 | 260億円 | 54.2% | — | — |
| 機能性樹脂 | 77億円 | 16.0% | — | — |
| 基礎化学品 | 73億円 | 15.2% | — | — |
| アグロ サイエンス | 51億円 | 10.6% | — | — |
| 物流関連 | 18億円 | 3.8% | — | — |
| その他 | 1億円 | 0.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01機能性色素主力
当社および子会社(SFC CO., LTD.、HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.)が製造・販売。子会社(桂産業㈱、海外販社)を通じ販売。
- 機能性色素
- 有機工業薬品の一種で、様々な用途に用いられる色素。
02機能性樹脂主力
当社が製造・販売。保土谷建材㈱が製造・販売・工事を行う。子会社を通じ販売。
- 機能性樹脂
- 建材等に使用される機能性樹脂。
03基礎化学品準主力
当社が製造・販売。桂産業㈱を通じ販売。
- 基礎化学品
- 有機工業薬品の基礎原料となる化学品。
04アグロサイエンス準主力
当社が製造・販売。保土谷UPL㈱、保土谷アグロテック㈱等が製造・販売。HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.を通じ販売。
- アグロサイエンス製品
- 農薬等の農業関連化学品。
05物流関連副次
保土谷ロジスティックス㈱が各取引先からの寄託物やグループ製品・原料の輸送・保管等を行う。
06その他副次
保土谷コントラクトラボ㈱等が研究開発業務の受託等を行う。
製品と技術
機能性色素:トナー・感熱紙から液晶カラーフィルターまで
保土谷化学工業の機能性色素事業は、有機工業薬品に分類される色素を幅広く扱う。1978年にトナー用電荷制御剤の製造を開始し、複写機やプリンター向けに供給。1981年からは感熱紙用カラーフォーマーを生産し、ファクシミリやPOSレシート用途で普及した。1984年には有機光導電体材料(OPC)を開発し、レーザープリンターの感光体ドラム向けに展開。2000年代以降は液晶ディスプレイのカラーフィルター用顔料に強みを持ち、高精細・高コントラストの要求に応える製品を提供している。最近では有機EL材料が同事業の成長を牽引しており、機能性色素セグメントの売上高は2026年3月期に260億円に達した。
有機EL材料:ディスプレイ市場で存在感を高める
2001年から製造を開始した有機EL材料は、保土谷化学工業の成長戦略において中核をなす製品群である。有機ELディスプレイはスマートフォンやテレビ、車載ディスプレイに広く採用され、同社は発光材料や電荷輸送材料など高純度な有機化合物を供給している。韓国の連結子会社SFC CO., LTD.は有機EL材料の主要な生産拠点であり、Samsung Displayなど大手パネルメーカーとの取引を拡大してきた。中期経営計画では同事業への設備投資を当初計画以上に実施したが、利益率の低下要因にもなった。現在も研究開発を継続し、次世代ディスプレイ向け材料の開発を進めている。
機能性樹脂:建材向けポリウレタンと防水材
機能性樹脂事業では、建材用途を中心にポリウレタン樹脂や防水材などを手掛ける。連結子会社の保土谷建材㈱が製造・販売・施工まで一貫して行い、建築現場向けの製品を提供している。1960年に設立された日本ポリウレタン工業(現東ソー傘下)との関係も深く、同社はポリウレタン原料PTGの製造で長年の経験を持つ。しかし近年同事業は収益が低迷しており、2026年3月期には売上高77億円、営業損失5.9億円と赤字となった。中期経営計画では同事業の立て直しが課題の一つに挙げられており、コスト削減や製品ポートフォリオの見直しが進められている。
アグロサイエンスと基礎化学品:農薬と工業薬品
アグロサイエンス事業は、農薬や農業関連化学品を扱う。1994年に住友化学との合弁で設立した保土谷アグロス㈱(現保土谷アグロテック㈱)を中核とし、2008年にはインドUPLとの合弁で保土谷UPL㈱を設立して海外展開を強化している。2026年3月期の売上高は51億円で、営業利益は0.6億円と低調である。基礎化学品事業は創業以来の事業で、有機工業薬品の基礎原料を生産する。塩素・ソーダ関連製品を中心に、横浜工場や郡山工場で製造。売上高は72億円、営業利益は3.2億円と安定した収益を上げている。両事業ともグループの収益基盤を支える役割を担うが、成長分野への経営資源シフトが進められている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
特殊化学品で中堅、営業利益率は業界平均並み
保土谷化学工業は、染料・顔料、電子材料、化成品などを手掛ける中堅化学メーカー。業界内ではクラレや東洋紡といった総合化学大手と比べ、規模は小さいが、ニッチな特殊化学品に強みを持つ。2025年3月期の売上高486億円、営業利益率10.08%と収益性は業界平均並みだが、2026年3月期は売上高480億円、営業利益率7.71%と減収減益見込み。競合他社との差別化が課題。
強み
- 染料・顔料から電子材料まで幅広い特殊化学品を開発、高付加価値製品を提供.
- 売上高は400億円台で推移し、営業利益率10%前後と健全な収益性を維持.
- 化成品、電子材料、機能性材料など多角化により需要変動リスクを分散.
- 顧客との長期契約や信頼関係により、安定した受注を確保.
課題
- 2026年3月期は売上高・営業利益率とも低下見込み、成長鈍化が懸念.
- クラレなど総合化学大手と比べ規模が小さく、研究開発投資で劣位.
- 特殊化学品は需要変動が大きく、市況悪化で収益が急減する可能性.
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
機能性化学の時価総額近傍。太字が保土谷化学工業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4275カーリット | 465億円 | 15.5倍 |
| 2 | 4462石原ケミカル | 441億円 | 13.4倍 |
| 3 | 4968荒川化学工業 | 432億円 | 18.8倍 |
| 4 | 4229群栄化学工業 | 388億円 | 14.5倍 |
| 5 | 3104富士紡ホールディングス | 376億円 | 19.9倍 |
| 6 | 4112保土谷化学工業 | 369億円 | 11.4倍 |
| 7 | 4064日本カーバイド工業 | 315億円 | 11.9倍 |
| 8 | 3580小松マテーレ | 297億円 | 19.7倍 |
| 9 | 4410ハリマ化成グループ | 293億円 | 11.6倍 |
| 10 | 4228積水化成品工業 | 281億円 | 12.7倍 |
| 11 | 7856萩原工業 | 279億円 | 19.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。
会社の歴史
沿革 99件
電解法苛性ソーダからスタートした1915年
保土谷化学工業の起源は、1915年3月に横浜市保土ヶ谷区で設立された個人企業「程谷曹達工場」である。当時は電解法による苛性ソーダの製造を開始した。1916年12月には「株式会社程谷曹達工場」(資本金80万円)として法人化し、塩素酸ソーダの製造も加えた。1918年には液体塩素や塩化ベンジルの製造を始め、基礎化学品メーカーとしての基盤を固めた。1925年1月に「保土谷曹達株式会社」と社名を変更。この間、幾度かの増減資を経て、1932年には資本金100万円に達している。創業期はソーダ工業を中核としつつ、徐々に塩素誘導品へと事業を広げた。
合併と社名変更で拡大した戦前・戦中期
1932年12月の王子染色㈱合併に始まり、1934年8月には旧東洋曹達㈱を合併(現郡山工場)、資本金は390万円に増加した。1939年10月には東硫化学工業㈱を合併し硫酸の製造を開始、同年12月に社名を現在の「保土谷化学工業株式会社」と改め、研究所も開設した。1943年から1944年にかけて横須賀酸水素、東洋曹達、内国化学工業、石井化学研究所などを相次いで合併し、資本金は6,050万円に膨らんだ。戦時体制下での化学工業の集約に伴い、同社は吸収合併によって事業領域を拡大し、総合化学メーカーとしての地歩を固めた。
戦後再建と上場、新事業への進出(1949〜1960年代)
1949年5月、保土谷化学工業は東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場した。同年8月には大阪営業所(現大阪支店)を開設。1953年と1957年の新株発行で資本金を7.5億円に増やし、戦後の復興資金を調達した。1960年3月には日東化学工業(現三菱ケミカル)と共同で日本ポリウレタン工業㈱を設立し、ポリウレタン事業に参入。同時に桂産業㈱を子会社化した。1963年には中央研究所を開設し、研究開発体制を強化。同年には英国ラポート社などと日本パーオキサイド㈱を設立し、過酸化水素やポリウレタン原料PTGの製造を開始した。1967年にはニューヨーク駐在事務所を開設し、国際展開の第一歩を踏み出した。
電子材料分野への多角化(1970〜1990年代)
1971年の南陽工場開設を経て、1973年に保土谷工場を閉鎖する一方、1976年には工務部門を独立させ保土谷エンジニアリング㈱を設立した。1978年にはトナー用電荷制御剤の製造を開始し、電子材料分野に進出。1981年には感熱紙用カラーフォーマー、1984年には有機光導電体材料の生産を始めた。1985年には米国アシュランド社との合弁で保土谷アシュランド㈱を設立し、資本金も41.3億円に増加。1991年には中央研究所を閉鎖し筑波研究所を開設するなど、研究開発の拠点を刷新した。1994年には住友化学との合弁で保土谷アグロス㈱(現保土谷アグロテック㈱)を設立し、アグロサイエンス事業を本格化させた。
有機EL材料と韓国子会社の成長(2000年代〜2010年代)
2001年、保土谷化学工業は有機EL材料の製造を開始し、ディスプレイ関連事業を拡大した。2005年には無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し資本金を80.8億円に増資、同年アイゼン保土谷㈱を吸収合併した。2008年にはインドUPL社との合弁で保土谷UPL㈱を設立。2010年には韓国SFC CO., LTD.の株式を33.8%取得し、韓国市場へ本格参入。2011年にはSFCを子会社化(持株比率65.5%)し、韓国にHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.を設立。2013年には日本パーオキサイド㈱を完全子化後吸収合併し、パーオキサイド事業を統合した。2015年には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。
中期経営計画と構造改革の現在(2020年代〜)
2020年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2022年には本社を東京都港区へ移転し、韓国SFCの持株比率を56.4%に高めた。2023年にはSFCがバイオ事業拠点Bio Parkを新設。2025年には株式分割(1→2)を実施し、同年7月に韓国SFCがREXCELを吸収合併。2026年3月期の連結売上高は480億円(前期比1.1%減)、営業利益37億円(前期比23.9%減)と、中期経営計画「SPEED 25/30」の目標(売上高500億円、営業利益75億円)には届かなかった。2026年2月には有機合成薬品工業との協働開始と株式取得、3月にはハンガリーFramochemの完全子会社化を決定し、新たな成長の種をまいている。新中期経営計画「コード2030」では2029年度に売上高650億円、営業利益65億円を目指す。
年表99件を開く
1910年代
- 1915年3月創業横浜市保土ヶ谷区に個人企業として「程谷曹達工場」を設立、電解法苛性ソーダの製造開始。
- 1916年12月創業「株式会社程谷曹達工場」(資本金80万円)として発足。塩素酸ソーダの製造開始。
- 1918年8月液体塩素、塩化ベンジルの製造開始。
1920年代
- 1925年1月商号変更「保土谷曹達株式会社」と社名変更。
- 1925年4月資本金を16万円に減資。
- 1925年7月資本金を40万円に増資。
- 1926年9月ホスゲンの製造開始。
1930年代
- 1932年9月資本金を100万円に増資。
- 1932年12月M&A王子染色㈱を合併(旧東京工場)。
- 1933年当社株式を公開。
- 1934年8月M&A旧東洋曹達㈱を合併(現郡山工場)。資本金を390万円に増資。
- 1937年6月資本金を1,000万円に増資。
- 1939年10月M&A東硫化学工業㈱を合併し硫酸の製造を開始(現横浜工場)。資本金を1,270万円に増資。
- 1939年12月社名を「保土谷化学工業株式会社」と改称。研究所を開設。
1940年代
- 1943年8月M&A横須賀酸水素及び東洋曹達の合併に伴い、資本金を2,645万円に増資。
- 1944年9月M&A内国化学工業、石井化学研究所の合併に伴い、資本金を6,050万円に増資。
- 1949年1月資本金を121百万円に増資。
- 1949年5月上場東京、大阪、名古屋各証券取引所に上場。
- 1949年8月大阪営業所(現大阪支店)を開設。
1950年代
- 1953年12月新株発行により、資本金を363百万円に増資。
- 1953年9月名古屋営業所を開設。
- 1957年1月新株発行により、資本金を750百万円に増資。
1960年代
- 1960年3月M&A日東化学工業㈱(現三菱ケミカル㈱に吸収合併)と共同出資し、日本ポリウレタン工業㈱を設立(現東ソー㈱に吸収合併)。桂産業㈱を子会社化(現連結子会社)。
- 1961年2月資本金を1,500百万円に増資。
- 1963年1月東洋曹達工業㈱(現東ソー㈱)は、日東化学工業㈱が保有する日本ポリウレタン工業㈱の全株式を取得。
- 1963年2月中央研究所を開設。
- 1963年7月英国・ラポート社(現Solvay SA)、日本化薬㈱、三徳化学工業㈱と共同出資し、日本パーオキサイド㈱を設立(現パーオキサイド事業部)。ポリウレタン弾性繊維の原料PTGの製造開始。
- 1966年資本金を1,867百万円に増資。
- 1966年10月日本パーオキサイド㈱、過酸化水素の製造開始。
- 1967年4月米国・ニューヨーク駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.)。
- 1968年10月ダイワ化成㈱と共同出資し、㈱アイゼンを設立(現色素材料事業部)。
1970年代
- 1971年2月南陽工場を開設。
- 1973年3月保土谷工場を閉鎖。
- 1976年4月工務部門を独立し、保土谷エンジニアリング㈱を設立。
- 1978年トナー用電荷制御剤の製造開始。
- 1978年7月建材事業を独立し、保土谷建材工業㈱を設立(現連結子会社 保土谷建材㈱)。
1980年代
- 1981年11月感熱紙用カラーフォーマーの製造開始。
- 1984年有機光導電体材料の製造開始。
- 1985年9月米国・アシュランド社と共同出資し、保土谷アシュランド㈱を設立。
- 1985年10月ワラント債の発行により、資本金を4,132百万円に増資。
- 1986年9月保土谷ビジネスサービス㈱を設立。 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC. を設立。
- 1987年7月西ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を開設。
- 1989年資本金を6,579百万円に増資。
1990年代
- 1990年12月M&A㈱王子染料製造所を合併。
- 1991年4月中央研究所を閉鎖、筑波研究所を開設。
- 1993年12月保土谷コントラクトラボ㈱を設立(現連結子会社)。
- 1994年1月住友化学工業㈱(現住友化学㈱)と共同出資し、保土谷アグロス㈱を設立(現連結子会社 保土谷アグロテック㈱)。
- 1994年12月ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を閉鎖。
- 1996年3月東京工場を閉鎖。
- 1997年2月保土谷ロジスティックス㈱を設立(現連結子会社)。
- 1997年11月中国・上海駐在事務所を開設(現連結子会社 保土谷(上海)貿易有限公司)。
- 1998年6月南陽分工場を開設。
- 1998年8月呉羽化学工業㈱(現㈱クレハ)と共同出資し、ケー・エイチ・ケミカル㈱を設立。
- 1999年3月台湾・大連化學工業股份有限公司とPTG及び1,4-ブタンジオール事業に関する包括的業務提携。
- 1999年12月保土谷ダイカラー㈱を設立。
2000年代
- 2000年3月東北保土谷㈱を設立(現郡山工場)。
- 2000年7月M&A保土谷ダイカラー㈱と㈱アイゼンが合併し、社名をアイゼン保土谷㈱に変更(現色素材料事業部)。
- 2001年有機EL材料の製造開始。
- 2001年4月名古屋営業所を閉鎖。
- 2001年5月M&Aオランダ ソルベー・インターロックス・ホールディング社(現Solvay SA)から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、子会社化。
- 2001年6月日本化薬㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入。
- 2002年3月クロルアルカリ事業並びに塩化物事業からの撤退に伴い呉羽化学工業㈱(現㈱クレハ)と業務提携 を解消し、ケー・エイチ・ケミカル㈱の株式を同社に売却。
- 2003年4月M&A保土谷アグロス㈱と㈱日本グリーンアンドガーデンが合併し、社名を㈱日本グリーンアンドガーデンに変更(現連結子会社 保土谷アグロテック㈱)。
- 2005年1月無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し、資本金を8,081百万円に増資。
- 2005年4月M&A保土谷ビジネスサービス㈱を吸収合併。
- 2005年7月M&Aアイゼン保土谷㈱を吸収合併(現色素材料事業部)。
- 2006年4月第三者割当増資により、資本金を11,196百万円に増資。
- 2006年4月日本ポリウレタン工業㈱の一部株式を東ソー㈱へ譲渡。
- 2006年9月保土谷アシュランド㈱の全株式を米国・アシュランド社に譲渡。
- 2006年10月保土谷エンジニアリング㈱のエンジニアリング部門を会社分割により承継。
- 2007年2月M&A保土谷ロジスティックス㈱を完全子会社化。
- 2007年3月M&A東北保土谷㈱を吸収合併(現郡山工場)。
- 2008年3月インド・United Phosphorus Limited社(現UPL Limited)と共同出資し、保土谷UPL㈱を設立(現連結子会社)。
- 2008年5月日本ポリウレタン工業㈱の一部株式を東ソー㈱へ譲渡。(日本ポリウレタン工業㈱及び同社が所有する子会社は、関連会社から非関連会社へ移行)
- 2008年10月韓国・韓国駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD)。
- 2008年12月M&A保土谷建材工業㈱は同社100%子会社である日本バンデックス㈱を吸収合併し、保土谷バンデックス建材㈱へ商号変更(現連結子会社 保土谷建材㈱)。
2010年代
- 2010年4月台湾・台北駐在事務所を開設。
- 2010年9月韓国・SFC CO., LTD.の株式の33.8%を取得。
- 2010年9月ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH)。
- 2011年4月M&A㈱日本グリーンアンドガーデンを事業再編し、保土谷アグロテック㈱を設立(現連結子会社)。 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD. を設立。(韓国・韓国駐在事務所は、同月に閉鎖。)韓国・SFC CO., LTD.を子会社化(持株比率:65.5%)。韓国・Samsung Mobile Display Co., Ltd.(現Samsung Display Co., Ltd.)との間で、韓国・SFC CO., LTD.に対して株主間契約を締結(持株比率:51.9%)。韓国・SFC CO., LTD.において、新本社及び研究所を新設。 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.において、研究所を開設。
- 2012年7月日本ポリウレタン工業㈱の全株式を、東ソー㈱へ譲渡。
- 2013年2月M&A三徳化学工業㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、完全子会社化。
- 2013年7月M&A日本パーオキサイド㈱を吸収合併(現パーオキサイド事業部)。
- 2014年4月商号変更保土谷(上海)貿易有限公司を設立(中国・上海駐在事務所は、2021年12月に閉鎖)。連結子会社の保土谷コントラクトラボ㈱は、インド・Jai Research Foundationと業務提携し、保土谷JRFコントラクトラボ㈱に商号変更(現連結子会社 保土谷コントラクトラボ㈱)。
- 2015年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
- 2016年10月株式併合(10株→1株)と単元株式数(1,000株→100株)を変更。
- 2016年11月創業創立100周年。保土谷バンデックス建材㈱を保土谷建材㈱に商号変更。
- 2018年3月韓国・SFC CO., LTD.の株式を追加取得(持株比率:54.8%)。韓国・REXCEL CO., LTD.への出資(出資比率:34%)。
- 2018年7月創業ドイツ・HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbHを設立。(ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所は、2020年6月に閉鎖)
- 2018年11月韓国・REXCEL CO., LTD.が、忠州キャンパス(忠清北道)に第1工場を新設。
2020年代
- 2020年1月商号変更保土谷JRFコントラクトラボ㈱を保土谷コントラクトラボ㈱に商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
- 2022年5月本社を東京都港区へ移転。韓国・SFC CO., LTD.の株式を追加取得(持株比率:56.4%)。
- 2023年11月韓国・SFC CO., LTD.が、バイオ事業における研究開発・生産の新たな拠点となるBio Park(忠清北道清州市)を新設。
- 2024年6月韓国・REXCEL CO., LTD.(持株比率:30.4%)が、忠州キャンパス(忠清北道)に第2工場を新設、また、陰城キャンパス(忠清北道)に新工場を新設。
- 2025年4月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。
- 2025年7月M&A韓国・SFC CO., LTD.が韓国・REXCEL CO., LTD.を吸収合併。
- 2025年9月上場韓国・SFC CO., LTD.が韓国取引所証券市場へ株式上場に向けた準備を開始。
- 2026年2月有機合成薬品工業株式会社との協働開始と株式を取得。
- 2026年3月M&Aハンガリー・Framochem Francia-Magyar Finomkemiai Kftの持分取得(完全子会社化)を決定。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高650億円(2029年3月期)、800億円(2031年3月期)
- 営業利益(営業利益率)65億円(10.0%)(2029年3月期)、100億円(12.5%)(2031年3月期)
- EBITDA130億円(2029年3月期)、170億円(2031年3月期)
- ROE6.0%(2029年3月期)、8.0%(2031年3月期)
- 自己資本比率50%程度(2029年3月期)、45%程度(2031年3月期)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
新中期経営計画「コード2030」の策定
前中期経営計画の課題を踏まえ、2026年度から2030年度まで5カ年の新計画を策定。5年を「変革の3年」と「収穫の2年」に分け、非連続な成長を含む戦略を実行し、その後刈り取り段階へ移行する。
- 02
事業ポートフォリオの多角化
有機EL事業に依存した硬直化したポートフォリオを是正するため、「第2・第3の柱」となる事業を確立し、新製品創出から利益貢献への流れを強化する。
- 03
研究開発・設備投資の強化と利益率向上
有機EL事業を中心に設備投資と研究開発を強化する一方、利益率押し下げ要因となっていた投資効率を改善し、営業利益率の向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で946人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、9期前と比べて+8.4%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 691 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 719 | — |
| 2019年3月 | 643 | 41.8 | 17.8 | 731 | — |
| 2020年3月 | 661 | 41.7 | 17.6 | 739 | — |
| 2021年3月 | 644 | 41.3 | 17.1 | 789 | — |
| 2022年3月 | 619 | 41.2 | 16.7 | 834 | — |
| 2023年3月 | 682 | 41.8 | 17.2 | 890 | — |
| 2024年3月 | 644 | 41.6 | 16.7 | 922 | — |
| 2025年3月 | 698 | 41.6 | 16.9 | 942 | 520 |
| 2026年3月 | 697 | 41.5 | 16.8 | 946 | 391 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社11社(国内 9 / 海外 2、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。
- 国内桂産業㈱(注1)東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内保土谷建材㈱東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内保土谷コントラクトラボ㈱茨城県つくば市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内保土谷ロジスティックス㈱東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内保土谷UPL㈱東京都港区 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内保土谷アグロテック㈱東京都港区 · 連結子会社議決権80.0%
- 海外HODOGAYA CHEMICAL (U.S.A.), INC.米国 ニューヨーク州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内SFC CO., LTD. (注1)(注2)大韓民国 忠淸北道 · 連結子会社議決権53.0%
- 国内HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.大韓民国 忠淸北道 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内保土谷(上海)貿易有限公司中華人民共和国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbHドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は480億円、営業利益は37億円。前期と比べると減収減益で、売上が-1.2%、利益が-24.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 520億円 | 480億円 |
| 営業利益 | 34億円 | 37億円 |
| 純利益 | 13億円 | 31億円 |
| 1株あたり配当 | ¥60 | ¥60 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は128億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+433.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 115 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 100 | 3 | 3.0 | 4 |
| 2024年2Q | 105 | 9 | 8.6 | 5 |
| 2024年3Q | 111 | 12 | 10.8 | 7 |
| 2024年4Q | 127 | — | — | 9 |
| 2025年2Q | 266 | 44 | 16.5 | 25 |
| 2025年4Q | 220 | 5 | 2.3 | 7 |
| 2026年2Q | 225 | 15 | 6.7 | 12 |
| 2026年4Q | 255 | 22 | 8.6 | 19 |
| 2027年1Q | 128 | 16 | 12.5 | 10 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は352億円から480億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 三徳化学工業㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、完全子会社化。 | |||||
| 2013年3月 | 352 | — | 6 | — | −1 |
| 保土谷(上海)貿易有限公司を設立(中国・上海駐在事務所は、2021年12月に閉鎖)。連結子会社の保土谷コントラクトラボ㈱は、インド・Jai Research Foundationと業務提携し、保土谷JRFコントラクトラボ㈱に商号変更(現連結子会社 保土谷コントラクトラボ㈱)。 | |||||
| 2014年3月 | 357 | — | −3 | — | −13 |
| 2015年3月 | 347 | — | 7 | — | 6 |
| 創立100周年。保土谷バンデックス建材㈱を保土谷建材㈱に商号変更。 | |||||
| 2016年3月 | 338 | — | 6 | — | 8 |
| 2017年3月 | 347 | — | 21 | — | 20 |
| ドイツ・HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbHを設立。(ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所は、2020年6月に閉鎖) | |||||
| 2018年3月 | 387 | — | 42 | — | 29 |
| 2019年3月 | 375 | — | 31 | — | 19 |
| 保土谷JRFコントラクトラボ㈱を保土谷コントラクトラボ㈱に商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 | |||||
| 2020年3月 | 378 | — | 31 | — | 19 |
| 2021年3月 | 412 | — | 58 | — | 31 |
| 2022年3月 | 419 | — | 69 | — | 33 |
| 2023年3月 | 433 | — | 42 | — | 22 |
| 韓国・REXCEL CO., LTD.(持株比率:30.4%)が、忠州キャンパス(忠清北道)に第2工場を新設、また、陰城キャンパス(忠清北道)に新工場を新設。 | |||||
| 2024年3月 | 443 | — | 47 | — | 25 |
| 韓国・SFC CO., LTD.が韓国取引所証券市場へ株式上場に向けた準備を開始。 | |||||
| 2025年3月 | 486 | 49 | 48 | 10.1 | 32 |
| ハンガリー・Framochem Francia-Magyar Finomkemiai Kftの持分取得(完全子会社化)を決定。 | |||||
| 2026年3月 | 480 | 37 | 42 | 7.7 | 31 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高480億円のうち、営業利益として残るのは37億円で7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.8%292億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.5%151億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%37億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−50億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は81億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 26 | −40 | −2 | −14 | 53 |
| 2014年3月 | 29 | −38 | −4 | −9 | 42 |
| 2015年3月 | 28 | −5 | 0 | 23 | 67 |
| 2016年3月 | 23 | −8 | −19 | 15 | 62 |
| 2017年3月 | 31 | −5 | −22 | 26 | 66 |
| 2018年3月 | 42 | −10 | −32 | 32 | 66 |
| 2019年3月 | 25 | −24 | 7 | 1 | 74 |
| 2020年3月 | 36 | −21 | −20 | 15 | 68 |
| 2021年3月 | 54 | −27 | −4 | 27 | 93 |
| 2022年3月 | 61 | −36 | −18 | 25 | 104 |
| 2023年3月 | 11 | −70 | 23 | −59 | 67 |
| 2024年3月 | 83 | −39 | −21 | 44 | 107 |
| 2025年3月 | 57 | −65 | −19 | −8 | 76 |
| 2026年3月 | 61 | −50 | −7 | 11 | 81 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は864億円。このうち返さなくてよい自己資本が636億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 518 | 292 | 226 | 53.0 |
| 2014年3月 | 509 | 292 | 217 | 52.9 |
| 2015年3月 | 545 | 321 | 224 | 54.3 |
| 2016年3月 | 510 | 311 | 199 | 56.7 |
| 2017年3月 | 532 | 339 | 193 | 59.8 |
| 2018年3月 | 547 | 359 | 188 | 60.8 |
| 2019年3月 | 571 | 369 | 202 | 59.5 |
| 2020年3月 | 549 | 370 | 179 | 61.8 |
| 2021年3月 | 626 | 437 | 189 | 61.8 |
| 2022年3月 | 664 | 479 | 185 | 62.3 |
| 2023年3月 | 721 | 499 | 222 | 59.5 |
| 2024年3月 | 812 | 574 | 238 | 58.8 |
| 2025年3月 | 799 | 585 | 213 | 60.9 |
| 2026年3月 | 864 | 636 | 228 | 60.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で203社中94位あたり、逆に低いのは売上成長率で203社中150位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,193で、1年前と比べて+42.1%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 |
| PER (会社予想) | 26.8倍 |
| PBR | 0.64倍 |
| 配当利回り | 2.74% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月10日に2264円と、8月7日の2219円から上昇し、25日線2070円を約9%上回った。52週高値2647円に対しては約14%下の水準。7月22日以降、2000円台で底を固め、8月7日に出来高118400株と急増して上昇に転じた。1ヶ月で+10.6%と堅調。RSIは64.8で、まだ上昇余地がある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 11.8倍(フォワード27.7倍)は同業界平均18.9倍を下回り、PBR 0.66倍は大幅な割安水準。配当利回り2.65%は平均2.7%とほぼ同等。ROE 6%は低いが、PBR 0.66倍は株主資本の棄損を反映しており、業績回復が織り込まれていない。ただし、フォワードPERは27.7倍と急騰し、将来の減益予想が織り込まれており、割安ではあるが収益の先行き不透明感が指摘される。配当は維持されるものの、増益は見込みにくい。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 26.8倍 | — |
| PBR | 0.64倍 | 1.41倍 |
| ROE | 6.0% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、エレクトロニクス分野の成長と、化学品の安定需要の両立にある。強気派は、2025年3月期に営業利益率10.08%と高い収益性を達成し、売上も486億円と増加した点を評価する。また、半導体・ディスプレイ関連需要が中期的に拡大するとみられ、技術力を活かした高付加価値製品の伸びが期待できるとする。一方、弱気派は、2026年3月期の売上高が480億円と減収見通しで、営業利益率も7.71%と低下が予想されており、エレクトロニクス需要の変動に業績が左右されやすいと指摘する。さらに、液晶パネル市場は成熟しており、カラーフィルター材料の需要が頭打ちになる懸念がある。両者は、テクノロジー需要の将来性と市場成熟のリスクで対立している。
- 高い営業利益率
2025年3月期は営業利益率10.08%と好業績
- エレクトロニクス需要
半導体・ディスプレイ関連の需要は中期的に拡大見込み
- 株価の評価妙味
PER11倍台、PBR0.66倍と割安水準にある
- 前期の営業利益49億円で基盤強固通年影響中
2025年3月期の営業利益は49億円、営業利益率10.08%
- 純利益の減少が1億円にとどまる通年影響中
2026年3月期は営業利益12億円減も純利益は32→31億円と下振れ限定
- PBR0.66倍と割安継続影響中
PBR0.6642倍と1倍を大きく下回る
- 配当利回り2.65%を確保継続影響弱
配当利回り2.65%と安定配当を維持
- 減収・減益予想
2026年3月期は売上減、営業利益率低下の見通し
- 液晶市場の成熟
カラーフィルター材料の需要は頭打ちの可能性がある
- 収益の不安定さ
エレクトロニクス市況により業績が大きく変動する
- 営業利益が前期比24%減通年影響中
2026年3月期は49億円→37億円で約12億円減
- 来期予想PER27.7倍と大幅減益見通し決算発表後影響強
現在PER11.78倍に対し予想PER27.7倍、EPS約57%減
- 売上高が前期比1%減通年影響弱
2026年3月期は486億円→480億円
- ROE6%と資本効率が低い継続影響中
ROE6%でPBR0.66倍の低評価要因
- 電子材料の売上高
- 収益の柱であり、需要動向を反映する
- 営業利益率
- 高付加価値製品の比率と収益性を測る
- 半導体向け製品売上
- 成長分野の拡大状況を確認する
- 設備投資額
- 将来の成長への投資姿勢を把握する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり60円で、前期から+11.1%。いまの株価に対する利回りは2.74%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 30 | — | 27.2 |
| 2018年3月 | 25 | −16.7 | 18.0 |
| 2019年3月 | 25 | 0.0 | 29.0 |
| 2020年3月 | 25 | 0.0 | 27.2 |
| 2021年3月 | 25 | 0.0 | 34.3 |
| 2022年3月 | 30 | 20.0 | 30.6 |
| 2023年3月 | 33 | 8.3 | 41.3 |
| 2024年3月 | 38 | 15.4 | 35.1 |
| 2025年3月 | 45 | 20.0 | 60.5 |
| 2026年3月 | 50 | 11.1 | 39.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥60
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,439人。区分でいちばん多いのは金融機関で37.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.6%を占め、残る41.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 40.6 | 41.5 | 40.4 | 41.3 | 35.6 | 37.2 |
| 事業法人 | 19.9 | 20.9 | 21.9 | 21.9 | 21.3 | 21.5 |
| 個人・その他 | 24.9 | 21.6 | 23.6 | 19.8 | 24.4 | 20.3 |
| 外国法人 | 12.3 | 12.1 | 11.9 | 14.6 | 16.1 | 13.1 |
| 証券会社 | 2.3 | 3.9 | 2.1 | 2.4 | 2.6 | 8.0 |
| 自己株式 | 5.9 | 5.9 | 4.9 | 3.3 | 3.3 | 3.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 9.39 |
| 02 | 東ソー㈱ | 8.32 |
| 03 | 松井証券㈱ | 5.32 |
| 04 | 日本証券金融㈱ | 4.23 |
| 05 | ㈱みずほ銀行 | 3.55 |
| 06 | 農林中央金庫 | 2.70 |
| 07 | ㈱日本カストディ銀行(信託E口) | 2.19 |
| 08 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 2.07 |
| 09 | 明治安田生命保険(相) | 1.96 |
| 10 | ㈱東邦銀行 | 1.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-06野村證券株式会社新規の大量保有報告0.25%-0.84pt
- 2026-06-16株式会社DOE5パーセント新規の大量保有報告3.87%+0.05pt
- 2026-06-16株式会社DOE5パーセント変更報告3.82%+2.20pt
- 2026-06-15株式会社DOE5パーセント新規の大量保有報告3.82%+2.20pt
- 2026-04-23株式会社DOE5パーセント新規の大量保有報告1.62%+0.30pt
- 2026-04-07株式会社DOE5パーセント新規の大量保有報告1.32%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1772%、1株純資産は14期で−5%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −11 | 3,471 | — | — | — |
| 2014年3月 | −161 | 3,408 | — | — | 10.4 |
| 2015年3月 | 79 | 3,740 | 2.2 | 25.6 | 38.6 |
| 2016年3月 | 103 | 3,658 | 2.8 | 18.2 | 30.8 |
| 2017年3月 | 247 | 4,024 | 6.4 | 15.3 | 27.2 |
| 2018年3月 | 362 | 4,211 | 8.8 | 13.3 | 18.0 |
| 2019年3月 | 238 | 4,300 | 5.6 | 13.5 | 29.0 |
| 2020年3月 | 235 | 4,295 | 5.5 | 13.1 | 27.2 |
| 2021年3月 | 197 | 2,443 | 8.6 | 12.3 | 34.3 |
| 2022年3月 | 205 | 2,615 | 8.1 | 10.7 | 30.6 |
| 2023年3月 | 140 | 2,703 | 5.3 | 10.7 | 41.3 |
| 2024年3月 | 156 | 3,007 | 5.5 | 11.6 | 35.1 |
| 2025年3月 | 200 | 3,058 | 6.6 | 7.8 | 60.5 |
| 2026年3月 | 192 | 3,306 | 6.0 | 12.9 | 39.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
22名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松本祐人 | 取締役社長 代表取締役 | 65 | — |
| 横山紀昌 | 取締役 | 62 | — |
| 佐藤伸一 | 取締役 | 66 | — |
| 松野眞一 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 坂井眞樹 | 社外取締役(監査等委員) | 70 | — |
| 藤野しのぶ | 社外取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 松永明 | 社外取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 津久井見樹 | — | 54 | 1,800 |
| 倉田幹士 | — | 64 | — |
| 中野猛 | 常務執行役員 | — | — |
| 村上康雄 | 常務執行役員 | — | — |
| 星川光 | 執行役員 | — | — |
残りの役員10名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 分目文雄 | 執行役員 | — |
| 武居厚志 | 執行役員 | — |
| 肥沼尚俊 | 執行役員 | — |
| 七海裕 | 執行役員 | — |
| 田中俊英 | 執行役員 | — |
| 橋爪英明 | 執行役員 | — |
| 渡辺規之 | 執行役員 | — |
| 錠理一 | 執行役員 | — |
| 箕浦敏夫 | 執行役員 | — |
| 毛利康宏 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 61 | 21 | 16 | 99 | 25 |
| 社外取締役 | 4 | 26 | — | — | 26 | 7 |
| 取締役(社内) | 1 | 15 | — | — | 15 | 15 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容944字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,002字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,674字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,316字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第168期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第168期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第167期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第167期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第166期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第166期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第166期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第166期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第165期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第165期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-07
- 四半期報告書四半期報告書-第165期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第165期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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