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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

保土谷化学工業

Hodogaya Chemical Co.,Ltd.4112 · Prime · 化学

有機工業薬品メーカー。機能性色素・樹脂・基礎化学品・アグロサイエンスを柱に、物流・研究受託も手掛ける。

概要

保土谷化学工業は、1915年に横浜で創業した総合化学メーカーである。染料・顔料などの機能性色素、液晶ディスプレイや半導体向け電子材料、機能性樹脂、農薬などを手掛ける。2026年3月期の連結売上高は480億円、営業利益37億円、従業員数は946人。東京証券取引所プライム市場に上場(1949年上場)。本社は東京都港区。

機能性色素が売上の過半を占めるセグメント構成

保土谷化学工業の事業は、機能性色素、機能性樹脂、基礎化学品、アグロサイエンス、物流関連、その他の6セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高480億円のうち、機能性色素が260億円(54.2%)を占め、最も収益規模が大きい。機能性樹脂は77億円(16.0%)、基礎化学品は72億円(15.1%)、アグロサイエンスは51億円(10.6%)と続く。営業利益でも機能性色素が35億円と全社利益37億円の大部分を稼ぎ出す一方、機能性樹脂は5.9億円の損失を計上するなどセグメント間で明暗が分かれる。基礎化学品は3.2億円、アグロサイエンスは0.6億円、物流関連は3.6億円の利益である。同社は中期経営計画「コード2030」で、機能性色素に依存するポートフォリオの多様化を課題として掲げている。

韓国を軸に広がるグローバル生産・販売網

保土谷化学工業は国内外に生産・販売拠点を持ち、特に韓国での展開を重視している。連結子会社SFC CO., LTD.(韓国、持株比率56.4%)は有機EL材料などの機能性色素を製造し、同社のグループ内で重要な役割を果たす。さらに韓国にはHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.や、2025年にSFCに吸収合併されたREXCEL CO., LTD.も存在した。中国には保土谷(上海)貿易有限公司を置き、欧州にはHODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH(ドイツ)、アメリカにはHODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.を設立。2026年3月にはハンガリーのFramochem社の完全子会社化を決定し、欧州での農薬事業拡大を狙う。このように同社は、日本国内の横浜・郡山・南陽の各工場に加え、アジア・欧米に散らばる子会社群を通じてグローバルに事業を展開している。

11社の連結子会社が支えるグループ体制

2026年3月31日時点で、保土谷化学工業は連結子会社11社、非連結子会社2社、関連会社3社で構成される。主要な連結子会社として、機能性色素分野ではSFC CO., LTD.やHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.、販売では桂産業㈱や海外販社が存在する。機能性樹脂分野では保土谷建材㈱が製造・販売・工事を行う。アグロサイエンス分野では保土谷UPL㈱と保土谷アグロテック㈱が生産を担う。物流は保土谷ロジスティックス㈱がグループ製品や原料の輸送・保管を一手に引き受け、研究開発受託は保土谷コントラクトラボ㈱が行う。グループ内で機能を分担することで、原料調達から製造、販売、物流、研究開発までの一貫体制を築いている。

業界の中での役割は化学品メーカー:機能性色素、樹脂、基礎化学品、農薬等の製造・販売。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
480億円
営業利益
37億円
営業利益率
7.7%
純利益
31億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
機能性色素260億円54.2%
機能性樹脂77億円16.0%
基礎化学品73億円15.2%
アグロ サイエンス51億円10.6%
物流関連18億円3.8%
その他1億円0.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01機能性色素主力

当社および子会社(SFC CO., LTD.、HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.)が製造・販売。子会社(桂産業㈱、海外販社)を通じ販売。

主な製品・サービス1
機能性色素
有機工業薬品の一種で、様々な用途に用いられる色素。

02機能性樹脂主力

当社が製造・販売。保土谷建材㈱が製造・販売・工事を行う。子会社を通じ販売。

主な製品・サービス1
機能性樹脂
建材等に使用される機能性樹脂。

03基礎化学品準主力

当社が製造・販売。桂産業㈱を通じ販売。

主な製品・サービス1
基礎化学品
有機工業薬品の基礎原料となる化学品。

04アグロサイエンス準主力

当社が製造・販売。保土谷UPL㈱、保土谷アグロテック㈱等が製造・販売。HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.を通じ販売。

主な製品・サービス1
アグロサイエンス製品
農薬等の農業関連化学品。

05物流関連副次

保土谷ロジスティックス㈱が各取引先からの寄託物やグループ製品・原料の輸送・保管等を行う。

06その他副次

保土谷コントラクトラボ㈱等が研究開発業務の受託等を行う。

製品と技術

機能性色素:トナー・感熱紙から液晶カラーフィルターまで

保土谷化学工業の機能性色素事業は、有機工業薬品に分類される色素を幅広く扱う。1978年にトナー用電荷制御剤の製造を開始し、複写機やプリンター向けに供給。1981年からは感熱紙用カラーフォーマーを生産し、ファクシミリやPOSレシート用途で普及した。1984年には有機光導電体材料(OPC)を開発し、レーザープリンターの感光体ドラム向けに展開。2000年代以降は液晶ディスプレイのカラーフィルター用顔料に強みを持ち、高精細・高コントラストの要求に応える製品を提供している。最近では有機EL材料が同事業の成長を牽引しており、機能性色素セグメントの売上高は2026年3月期に260億円に達した。

有機EL材料:ディスプレイ市場で存在感を高める

2001年から製造を開始した有機EL材料は、保土谷化学工業の成長戦略において中核をなす製品群である。有機ELディスプレイはスマートフォンやテレビ、車載ディスプレイに広く採用され、同社は発光材料や電荷輸送材料など高純度な有機化合物を供給している。韓国の連結子会社SFC CO., LTD.は有機EL材料の主要な生産拠点であり、Samsung Displayなど大手パネルメーカーとの取引を拡大してきた。中期経営計画では同事業への設備投資を当初計画以上に実施したが、利益率の低下要因にもなった。現在も研究開発を継続し、次世代ディスプレイ向け材料の開発を進めている。

機能性樹脂:建材向けポリウレタンと防水材

機能性樹脂事業では、建材用途を中心にポリウレタン樹脂や防水材などを手掛ける。連結子会社の保土谷建材㈱が製造・販売・施工まで一貫して行い、建築現場向けの製品を提供している。1960年に設立された日本ポリウレタン工業(現東ソー傘下)との関係も深く、同社はポリウレタン原料PTGの製造で長年の経験を持つ。しかし近年同事業は収益が低迷しており、2026年3月期には売上高77億円、営業損失5.9億円と赤字となった。中期経営計画では同事業の立て直しが課題の一つに挙げられており、コスト削減や製品ポートフォリオの見直しが進められている。

アグロサイエンスと基礎化学品:農薬と工業薬品

アグロサイエンス事業は、農薬や農業関連化学品を扱う。1994年に住友化学との合弁で設立した保土谷アグロス㈱(現保土谷アグロテック㈱)を中核とし、2008年にはインドUPLとの合弁で保土谷UPL㈱を設立して海外展開を強化している。2026年3月期の売上高は51億円で、営業利益は0.6億円と低調である。基礎化学品事業は創業以来の事業で、有機工業薬品の基礎原料を生産する。塩素・ソーダ関連製品を中心に、横浜工場や郡山工場で製造。売上高は72億円、営業利益は3.2億円と安定した収益を上げている。両事業ともグループの収益基盤を支える役割を担うが、成長分野への経営資源シフトが進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

特殊化学品で中堅、営業利益率は業界平均並み

保土谷化学工業は、染料・顔料、電子材料、化成品などを手掛ける中堅化学メーカー。業界内ではクラレや東洋紡といった総合化学大手と比べ、規模は小さいが、ニッチな特殊化学品に強みを持つ。2025年3月期の売上高486億円、営業利益率10.08%と収益性は業界平均並みだが、2026年3月期は売上高480億円、営業利益率7.71%と減収減益見込み。競合他社との差別化が課題。

強み

  • 染料・顔料から電子材料まで幅広い特殊化学品を開発、高付加価値製品を提供.
  • 売上高は400億円台で推移し、営業利益率10%前後と健全な収益性を維持.
  • 化成品、電子材料、機能性材料など多角化により需要変動リスクを分散.
  • 顧客との長期契約や信頼関係により、安定した受注を確保.

課題

  • 2026年3月期は売上高・営業利益率とも低下見込み、成長鈍化が懸念.
  • クラレなど総合化学大手と比べ規模が小さく、研究開発投資で劣位.
  • 特殊化学品は需要変動が大きく、市況悪化で収益が急減する可能性.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が保土谷化学工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14275カーリット465億円15.5倍
24462石原ケミカル441億円13.4倍
34968荒川化学工業432億円18.8倍
44229群栄化学工業388億円14.5倍
53104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
64112保土谷化学工業369億円11.4倍
74064日本カーバイド工業315億円11.9倍
83580小松マテーレ297億円19.7倍
94410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
104228積水化成品工業281億円12.7倍
117856萩原工業279億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 99件

電解法苛性ソーダからスタートした1915年

保土谷化学工業の起源は、1915年3月に横浜市保土ヶ谷区で設立された個人企業「程谷曹達工場」である。当時は電解法による苛性ソーダの製造を開始した。1916年12月には「株式会社程谷曹達工場」(資本金80万円)として法人化し、塩素酸ソーダの製造も加えた。1918年には液体塩素や塩化ベンジルの製造を始め、基礎化学品メーカーとしての基盤を固めた。1925年1月に「保土谷曹達株式会社」と社名を変更。この間、幾度かの増減資を経て、1932年には資本金100万円に達している。創業期はソーダ工業を中核としつつ、徐々に塩素誘導品へと事業を広げた。

合併と社名変更で拡大した戦前・戦中期

1932年12月の王子染色㈱合併に始まり、1934年8月には旧東洋曹達㈱を合併(現郡山工場)、資本金は390万円に増加した。1939年10月には東硫化学工業㈱を合併し硫酸の製造を開始、同年12月に社名を現在の「保土谷化学工業株式会社」と改め、研究所も開設した。1943年から1944年にかけて横須賀酸水素、東洋曹達、内国化学工業、石井化学研究所などを相次いで合併し、資本金は6,050万円に膨らんだ。戦時体制下での化学工業の集約に伴い、同社は吸収合併によって事業領域を拡大し、総合化学メーカーとしての地歩を固めた。

戦後再建と上場、新事業への進出(1949〜1960年代)

1949年5月、保土谷化学工業は東京・大阪・名古屋の各証券取引所に株式を上場した。同年8月には大阪営業所(現大阪支店)を開設。1953年と1957年の新株発行で資本金を7.5億円に増やし、戦後の復興資金を調達した。1960年3月には日東化学工業(現三菱ケミカル)と共同で日本ポリウレタン工業㈱を設立し、ポリウレタン事業に参入。同時に桂産業㈱を子会社化した。1963年には中央研究所を開設し、研究開発体制を強化。同年には英国ラポート社などと日本パーオキサイド㈱を設立し、過酸化水素やポリウレタン原料PTGの製造を開始した。1967年にはニューヨーク駐在事務所を開設し、国際展開の第一歩を踏み出した。

電子材料分野への多角化(1970〜1990年代)

1971年の南陽工場開設を経て、1973年に保土谷工場を閉鎖する一方、1976年には工務部門を独立させ保土谷エンジニアリング㈱を設立した。1978年にはトナー用電荷制御剤の製造を開始し、電子材料分野に進出。1981年には感熱紙用カラーフォーマー、1984年には有機光導電体材料の生産を始めた。1985年には米国アシュランド社との合弁で保土谷アシュランド㈱を設立し、資本金も41.3億円に増加。1991年には中央研究所を閉鎖し筑波研究所を開設するなど、研究開発の拠点を刷新した。1994年には住友化学との合弁で保土谷アグロス㈱(現保土谷アグロテック㈱)を設立し、アグロサイエンス事業を本格化させた。

有機EL材料と韓国子会社の成長(2000年代〜2010年代)

2001年、保土谷化学工業は有機EL材料の製造を開始し、ディスプレイ関連事業を拡大した。2005年には無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し資本金を80.8億円に増資、同年アイゼン保土谷㈱を吸収合併した。2008年にはインドUPL社との合弁で保土谷UPL㈱を設立。2010年には韓国SFC CO., LTD.の株式を33.8%取得し、韓国市場へ本格参入。2011年にはSFCを子会社化(持株比率65.5%)し、韓国にHODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.を設立。2013年には日本パーオキサイド㈱を完全子化後吸収合併し、パーオキサイド事業を統合した。2015年には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化した。

中期経営計画と構造改革の現在(2020年代〜)

2020年、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2022年には本社を東京都港区へ移転し、韓国SFCの持株比率を56.4%に高めた。2023年にはSFCがバイオ事業拠点Bio Parkを新設。2025年には株式分割(1→2)を実施し、同年7月に韓国SFCがREXCELを吸収合併。2026年3月期の連結売上高は480億円(前期比1.1%減)、営業利益37億円(前期比23.9%減)と、中期経営計画「SPEED 25/30」の目標(売上高500億円、営業利益75億円)には届かなかった。2026年2月には有機合成薬品工業との協働開始と株式取得、3月にはハンガリーFramochemの完全子会社化を決定し、新たな成長の種をまいている。新中期経営計画「コード2030」では2029年度に売上高650億円、営業利益65億円を目指す。

年表99件を開く

1910年代

  • 1915年3月創業横浜市保土ヶ谷区に個人企業として「程谷曹達工場」を設立、電解法苛性ソーダの製造開始。
  • 1916年12月創業「株式会社程谷曹達工場」(資本金80万円)として発足。塩素酸ソーダの製造開始。
  • 1918年8月液体塩素、塩化ベンジルの製造開始。

1920年代

  • 1925年1月商号変更「保土谷曹達株式会社」と社名変更。
  • 1925年4月資本金を16万円に減資。
  • 1925年7月資本金を40万円に増資。
  • 1926年9月ホスゲンの製造開始。

1930年代

  • 1932年9月資本金を100万円に増資。
  • 1932年12月M&A王子染色㈱を合併(旧東京工場)。
  • 1933年当社株式を公開。
  • 1934年8月M&A旧東洋曹達㈱を合併(現郡山工場)。資本金を390万円に増資。
  • 1937年6月資本金を1,000万円に増資。
  • 1939年10月M&A東硫化学工業㈱を合併し硫酸の製造を開始(現横浜工場)。資本金を1,270万円に増資。
  • 1939年12月社名を「保土谷化学工業株式会社」と改称。研究所を開設。

1940年代

  • 1943年8月M&A横須賀酸水素及び東洋曹達の合併に伴い、資本金を2,645万円に増資。
  • 1944年9月M&A内国化学工業、石井化学研究所の合併に伴い、資本金を6,050万円に増資。
  • 1949年1月資本金を121百万円に増資。
  • 1949年5月上場東京、大阪、名古屋各証券取引所に上場。
  • 1949年8月大阪営業所(現大阪支店)を開設。

1950年代

  • 1953年12月新株発行により、資本金を363百万円に増資。
  • 1953年9月名古屋営業所を開設。
  • 1957年1月新株発行により、資本金を750百万円に増資。

1960年代

  • 1960年3月M&A日東化学工業㈱(現三菱ケミカル㈱に吸収合併)と共同出資し、日本ポリウレタン工業㈱を設立(現東ソー㈱に吸収合併)。桂産業㈱を子会社化(現連結子会社)。
  • 1961年2月資本金を1,500百万円に増資。
  • 1963年1月東洋曹達工業㈱(現東ソー㈱)は、日東化学工業㈱が保有する日本ポリウレタン工業㈱の全株式を取得。
  • 1963年2月中央研究所を開設。
  • 1963年7月英国・ラポート社(現Solvay SA)、日本化薬㈱、三徳化学工業㈱と共同出資し、日本パーオキサイド㈱を設立(現パーオキサイド事業部)。ポリウレタン弾性繊維の原料PTGの製造開始。
  • 1966年資本金を1,867百万円に増資。
  • 1966年10月日本パーオキサイド㈱、過酸化水素の製造開始。
  • 1967年4月米国・ニューヨーク駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.)。
  • 1968年10月ダイワ化成㈱と共同出資し、㈱アイゼンを設立(現色素材料事業部)。

1970年代

  • 1971年2月南陽工場を開設。
  • 1973年3月保土谷工場を閉鎖。
  • 1976年4月工務部門を独立し、保土谷エンジニアリング㈱を設立。
  • 1978年トナー用電荷制御剤の製造開始。
  • 1978年7月建材事業を独立し、保土谷建材工業㈱を設立(現連結子会社 保土谷建材㈱)。

1980年代

  • 1981年11月感熱紙用カラーフォーマーの製造開始。
  • 1984年有機光導電体材料の製造開始。
  • 1985年9月米国・アシュランド社と共同出資し、保土谷アシュランド㈱を設立。
  • 1985年10月ワラント債の発行により、資本金を4,132百万円に増資。
  • 1986年9月保土谷ビジネスサービス㈱を設立。 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC. を設立。
  • 1987年7月西ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を開設。
  • 1989年資本金を6,579百万円に増資。

1990年代

  • 1990年12月M&A㈱王子染料製造所を合併。
  • 1991年4月中央研究所を閉鎖、筑波研究所を開設。
  • 1993年12月保土谷コントラクトラボ㈱を設立(現連結子会社)。
  • 1994年1月住友化学工業㈱(現住友化学㈱)と共同出資し、保土谷アグロス㈱を設立(現連結子会社 保土谷アグロテック㈱)。
  • 1994年12月ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を閉鎖。
  • 1996年3月東京工場を閉鎖。
  • 1997年2月保土谷ロジスティックス㈱を設立(現連結子会社)。
  • 1997年11月中国・上海駐在事務所を開設(現連結子会社 保土谷(上海)貿易有限公司)。
  • 1998年6月南陽分工場を開設。
  • 1998年8月呉羽化学工業㈱(現㈱クレハ)と共同出資し、ケー・エイチ・ケミカル㈱を設立。
  • 1999年3月台湾・大連化學工業股份有限公司とPTG及び1,4-ブタンジオール事業に関する包括的業務提携。
  • 1999年12月保土谷ダイカラー㈱を設立。

2000年代

  • 2000年3月東北保土谷㈱を設立(現郡山工場)。
  • 2000年7月M&A保土谷ダイカラー㈱と㈱アイゼンが合併し、社名をアイゼン保土谷㈱に変更(現色素材料事業部)。
  • 2001年有機EL材料の製造開始。
  • 2001年4月名古屋営業所を閉鎖。
  • 2001年5月M&Aオランダ ソルベー・インターロックス・ホールディング社(現Solvay SA)から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、子会社化。
  • 2001年6月日本化薬㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入。
  • 2002年3月クロルアルカリ事業並びに塩化物事業からの撤退に伴い呉羽化学工業㈱(現㈱クレハ)と業務提携 を解消し、ケー・エイチ・ケミカル㈱の株式を同社に売却。
  • 2003年4月M&A保土谷アグロス㈱と㈱日本グリーンアンドガーデンが合併し、社名を㈱日本グリーンアンドガーデンに変更(現連結子会社 保土谷アグロテック㈱)。
  • 2005年1月無担保転換社債型新株予約権付社債を発行し、資本金を8,081百万円に増資。
  • 2005年4月M&A保土谷ビジネスサービス㈱を吸収合併。
  • 2005年7月M&Aアイゼン保土谷㈱を吸収合併(現色素材料事業部)。
  • 2006年4月第三者割当増資により、資本金を11,196百万円に増資。
  • 2006年4月日本ポリウレタン工業㈱の一部株式を東ソー㈱へ譲渡。
  • 2006年9月保土谷アシュランド㈱の全株式を米国・アシュランド社に譲渡。
  • 2006年10月保土谷エンジニアリング㈱のエンジニアリング部門を会社分割により承継。
  • 2007年2月M&A保土谷ロジスティックス㈱を完全子会社化。
  • 2007年3月M&A東北保土谷㈱を吸収合併(現郡山工場)。
  • 2008年3月インド・United Phosphorus Limited社(現UPL Limited)と共同出資し、保土谷UPL㈱を設立(現連結子会社)。
  • 2008年5月日本ポリウレタン工業㈱の一部株式を東ソー㈱へ譲渡。(日本ポリウレタン工業㈱及び同社が所有する子会社は、関連会社から非関連会社へ移行)
  • 2008年10月韓国・韓国駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD)。
  • 2008年12月M&A保土谷建材工業㈱は同社100%子会社である日本バンデックス㈱を吸収合併し、保土谷バンデックス建材㈱へ商号変更(現連結子会社 保土谷建材㈱)。

2010年代

  • 2010年4月台湾・台北駐在事務所を開設。
  • 2010年9月韓国・SFC CO., LTD.の株式の33.8%を取得。
  • 2010年9月ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所を開設(現連結子会社 HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH)。
  • 2011年4月M&A㈱日本グリーンアンドガーデンを事業再編し、保土谷アグロテック㈱を設立(現連結子会社)。 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD. を設立。(韓国・韓国駐在事務所は、同月に閉鎖。)韓国・SFC CO., LTD.を子会社化(持株比率:65.5%)。韓国・Samsung Mobile Display Co., Ltd.(現Samsung Display Co., Ltd.)との間で、韓国・SFC CO., LTD.に対して株主間契約を締結(持株比率:51.9%)。韓国・SFC CO., LTD.において、新本社及び研究所を新設。 HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.において、研究所を開設。
  • 2012年7月日本ポリウレタン工業㈱の全株式を、東ソー㈱へ譲渡。
  • 2013年2月M&A三徳化学工業㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、完全子会社化。
  • 2013年7月M&A日本パーオキサイド㈱を吸収合併(現パーオキサイド事業部)。
  • 2014年4月商号変更保土谷(上海)貿易有限公司を設立(中国・上海駐在事務所は、2021年12月に閉鎖)。連結子会社の保土谷コントラクトラボ㈱は、インド・Jai Research Foundationと業務提携し、保土谷JRFコントラクトラボ㈱に商号変更(現連結子会社 保土谷コントラクトラボ㈱)。
  • 2015年6月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2016年10月株式併合(10株→1株)と単元株式数(1,000株→100株)を変更。
  • 2016年11月創業創立100周年。保土谷バンデックス建材㈱を保土谷建材㈱に商号変更。
  • 2018年3月韓国・SFC CO., LTD.の株式を追加取得(持株比率:54.8%)。韓国・REXCEL CO., LTD.への出資(出資比率:34%)。
  • 2018年7月創業ドイツ・HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbHを設立。(ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所は、2020年6月に閉鎖)
  • 2018年11月韓国・REXCEL CO., LTD.が、忠州キャンパス(忠清北道)に第1工場を新設。

2020年代

  • 2020年1月商号変更保土谷JRFコントラクトラボ㈱を保土谷コントラクトラボ㈱に商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年5月本社を東京都港区へ移転。韓国・SFC CO., LTD.の株式を追加取得(持株比率:56.4%)。
  • 2023年11月韓国・SFC CO., LTD.が、バイオ事業における研究開発・生産の新たな拠点となるBio Park(忠清北道清州市)を新設。
  • 2024年6月韓国・REXCEL CO., LTD.(持株比率:30.4%)が、忠州キャンパス(忠清北道)に第2工場を新設、また、陰城キャンパス(忠清北道)に新工場を新設。
  • 2025年4月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。
  • 2025年7月M&A韓国・SFC CO., LTD.が韓国・REXCEL CO., LTD.を吸収合併。
  • 2025年9月上場韓国・SFC CO., LTD.が韓国取引所証券市場へ株式上場に向けた準備を開始。
  • 2026年2月有機合成薬品工業株式会社との協働開始と株式を取得。
  • 2026年3月M&Aハンガリー・Framochem Francia-Magyar Finomkemiai Kftの持分取得(完全子会社化)を決定。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高650億円(2029年3月期)、800億円(2031年3月期)
  • 営業利益(営業利益率)65億円(10.0%)(2029年3月期)、100億円(12.5%)(2031年3月期)
  • EBITDA130億円(2029年3月期)、170億円(2031年3月期)
  • ROE6.0%(2029年3月期)、8.0%(2031年3月期)
  • 自己資本比率50%程度(2029年3月期)、45%程度(2031年3月期)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新中期経営計画「コード2030」の策定

    前中期経営計画の課題を踏まえ、2026年度から2030年度まで5カ年の新計画を策定。5年を「変革の3年」と「収穫の2年」に分け、非連続な成長を含む戦略を実行し、その後刈り取り段階へ移行する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの多角化

    有機EL事業に依存した硬直化したポートフォリオを是正するため、「第2・第3の柱」となる事業を確立し、新製品創出から利益貢献への流れを強化する。

  3. 03

    研究開発・設備投資の強化と利益率向上

    有機EL事業を中心に設備投資と研究開発を強化する一方、利益率押し下げ要因となっていた投資効率を改善し、営業利益率の向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で946人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月691
2018年3月719
2019年3月64341.817.8731
2020年3月66141.717.6739
2021年3月64441.317.1789
2022年3月61941.216.7834
2023年3月68241.817.2890
2024年3月64441.616.7922
2025年3月69841.616.9942520
2026年3月69741.516.8946391

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 9 / 海外 2、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
郡山工場 — 福島県郡山市119億円
機能性色素 基礎化学品
南陽工場 — 山口県周南市3,938百万円
機能性色素 機能性樹脂 アグロサイエンス
筑波研究所 — 茨城県つくば市2,519百万円
横浜工場 — 神奈川県横浜市2,453百万円
機能性色素
本社他 — 東京都港区181百万円
主な関係会社
  • 国内
    桂産業㈱(注1)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    保土谷建材㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    保土谷コントラクトラボ㈱
    茨城県つくば市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    保土谷ロジスティックス㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    保土谷UPL㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    保土谷アグロテック㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 海外
    HODOGAYA CHEMICAL (U.S.A.), INC.
    米国 ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SFC CO., LTD. (注1)(注2)
    大韓民国 忠淸北道 · 連結子会社
    議決権53.0%
  • 国内
    HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.
    大韓民国 忠淸北道 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    保土谷(上海)貿易有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH
    ドイツ デュッセルドルフ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は480億円営業利益37億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.2%、利益が-24.5%。

売上高
-1.2%
480億円
営業利益
-24.5%
37億円
純利益
-3.1%
31億円
営業利益率
7.7%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高520億円480億円
営業利益34億円37億円
純利益13億円31億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は128億円、営業利益は16億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+433.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1155
2024年1Q10033.04
2024年2Q10598.65
2024年3Q1111210.87
2024年4Q1279
2025年2Q2664416.525
2025年4Q22052.37
2026年2Q225156.712
2026年4Q255228.619
2027年1Q1281612.510

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は352億円から480億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
三徳化学工業㈱から、日本パーオキサイド㈱の株式を購入し、完全子会社化。
2013年3月3526−1
保土谷(上海)貿易有限公司を設立(中国・上海駐在事務所は、2021年12月に閉鎖)。連結子会社の保土谷コントラクトラボ㈱は、インド・Jai Research Foundationと業務提携し、保土谷JRFコントラクトラボ㈱に商号変更(現連結子会社 保土谷コントラクトラボ㈱)。
2014年3月357−3−13
2015年3月34776
創立100周年。保土谷バンデックス建材㈱を保土谷建材㈱に商号変更。
2016年3月33868
2017年3月3472120
ドイツ・HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbHを設立。(ドイツ・デュッセルドルフ駐在事務所は、2020年6月に閉鎖)
2018年3月3874229
2019年3月3753119
保土谷JRFコントラクトラボ㈱を保土谷コントラクトラボ㈱に商号変更。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
2020年3月3783119
2021年3月4125831
2022年3月4196933
2023年3月4334222
韓国・REXCEL CO., LTD.(持株比率:30.4%)が、忠州キャンパス(忠清北道)に第2工場を新設、また、陰城キャンパス(忠清北道)に新工場を新設。
2024年3月4434725
韓国・SFC CO., LTD.が韓国取引所証券市場へ株式上場に向けた準備を開始。
2025年3月486494810.132
ハンガリー・Framochem Francia-Magyar Finomkemiai Kftの持分取得(完全子会社化)を決定。
2026年3月48037427.731

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高480億円のうち、営業利益として残るのは37億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.8%292億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.5%151億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%37億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
39.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.4pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−50億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は81億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月26−40−2−1453
2014年3月29−38−4−942
2015年3月28−502367
2016年3月23−8−191562
2017年3月31−5−222666
2018年3月42−10−323266
2019年3月25−247174
2020年3月36−21−201568
2021年3月54−27−42793
2022年3月61−36−1825104
2023年3月11−7023−5967
2024年3月83−39−2144107
2025年3月57−65−19−876
2026年3月61−50−71181

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は864億円。このうち返さなくてよい自己資本が636億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51829222653.0
2014年3月50929221752.9
2015年3月54532122454.3
2016年3月51031119956.7
2017年3月53233919359.8
2018年3月54735918860.8
2019年3月57136920259.5
2020年3月54937017961.8
2021年3月62643718961.8
2022年3月66447918562.3
2023年3月72149922259.5
2024年3月81257423858.8
2025年3月79958521360.9
2026年3月86463622860.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
254億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
87億円
在庫として抱えている分
負債合計
228億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中94位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中150位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.8%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,193で、1年前と比べて+42.1%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥2,193-0.4%1ヶ月+8.5%1年+42.1%時価総額369億円
過去52週の値幅
安値¥1,581高値¥2,647

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.4倍
PER (会社予想)26.8倍
PBR0.64倍
配当利回り2.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に2264円と、8月7日の2219円から上昇し、25日線2070円を約9%上回った。52週高値2647円に対しては約14%下の水準。7月22日以降、2000円台で底を固め、8月7日に出来高118400株と急増して上昇に転じた。1ヶ月で+10.6%と堅調。RSIは64.8で、まだ上昇余地がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 11.8倍(フォワード27.7倍)は同業界平均18.9倍を下回り、PBR 0.66倍は大幅な割安水準。配当利回り2.65%は平均2.7%とほぼ同等。ROE 6%は低いが、PBR 0.66倍は株主資本の棄損を反映しており、業績回復が織り込まれていない。ただし、フォワードPERは27.7倍と急騰し、将来の減益予想が織り込まれており、割安ではあるが収益の先行き不透明感が指摘される。配当は維持されるものの、増益は見込みにくい。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.4倍17.8倍
PER (予想)26.8倍
PBR0.64倍1.41倍
ROE6.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、エレクトロニクス分野の成長と、化学品の安定需要の両立にある。強気派は、2025年3月期に営業利益率10.08%と高い収益性を達成し、売上も486億円と増加した点を評価する。また、半導体・ディスプレイ関連需要が中期的に拡大するとみられ、技術力を活かした高付加価値製品の伸びが期待できるとする。一方、弱気派は、2026年3月期の売上高が480億円と減収見通しで、営業利益率も7.71%と低下が予想されており、エレクトロニクス需要の変動に業績が左右されやすいと指摘する。さらに、液晶パネル市場は成熟しており、カラーフィルター材料の需要が頭打ちになる懸念がある。両者は、テクノロジー需要の将来性と市場成熟のリスクで対立している。

プラスに働く材料7
  • 高い営業利益率

    2025年3月期は営業利益率10.08%と好業績

  • エレクトロニクス需要

    半導体・ディスプレイ関連の需要は中期的に拡大見込み

  • 株価の評価妙味

    PER11倍台、PBR0.66倍と割安水準にある

  • 前期の営業利益49億円で基盤強固通年影響

    2025年3月期の営業利益は49億円、営業利益率10.08%

  • 純利益の減少が1億円にとどまる通年影響

    2026年3月期は営業利益12億円減も純利益は32→31億円と下振れ限定

  • PBR0.66倍と割安継続影響

    PBR0.6642倍と1倍を大きく下回る

  • 配当利回り2.65%を確保継続影響

    配当利回り2.65%と安定配当を維持

マイナスに働く材料7
  • 減収・減益予想

    2026年3月期は売上減、営業利益率低下の見通し

  • 液晶市場の成熟

    カラーフィルター材料の需要は頭打ちの可能性がある

  • 収益の不安定さ

    エレクトロニクス市況により業績が大きく変動する

  • 営業利益が前期比24%減通年影響

    2026年3月期は49億円→37億円で約12億円減

  • 来期予想PER27.7倍と大幅減益見通し決算発表後影響

    現在PER11.78倍に対し予想PER27.7倍、EPS約57%減

  • 売上高が前期比1%減通年影響

    2026年3月期は486億円→480億円

  • ROE6%と資本効率が低い継続影響

    ROE6%でPBR0.66倍の低評価要因

次の決算で確かめる点
電子材料の売上高
収益の柱であり、需要動向を反映する
営業利益率
高付加価値製品の比率と収益性を測る
半導体向け製品売上
成長分野の拡大状況を確認する
設備投資額
将来の成長への投資姿勢を把握する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは2.74%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
2.74%
いまの株価に対して
配当性向
39.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3027.2
2018年3月25−16.718.0
2019年3月250.029.0
2020年3月250.027.2
2021年3月250.034.3
2022年3月3020.030.6
2023年3月338.341.3
2024年3月3815.435.1
2025年3月4520.060.5
2026年3月5011.139.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,439人。区分でいちばん多いのは金融機関37.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.6%を占め、残る41.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関40.641.540.441.335.637.2
事業法人19.920.921.921.921.321.5
個人・その他24.921.623.619.824.420.3
外国法人12.312.111.914.616.113.1
証券会社2.33.92.12.42.68.0
自己株式5.95.94.93.33.33.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)9.39
02東ソー㈱8.32
03松井証券㈱5.32
04日本証券金融㈱4.23
05㈱みずほ銀行3.55
06農林中央金庫2.70
07㈱日本カストディ銀行(信託E口)2.19
08㈱日本カストディ銀行(信託口)2.07
09明治安田生命保険(相)1.96
10㈱東邦銀行1.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-06
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.25%
    -0.84pt
  • 2026-06-16
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    3.87%
    +0.05pt
  • 2026-06-16
    株式会社DOE5パーセント
    変更報告
    3.82%
    +2.20pt
  • 2026-06-15
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    3.82%
    +2.20pt
  • 2026-04-23
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    1.62%
    +0.30pt
  • 2026-04-07
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    1.32%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1772%、1株純資産は14期で−5%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−113,471
2014年3月−1613,40810.4
2015年3月793,7402.225.638.6
2016年3月1033,6582.818.230.8
2017年3月2474,0246.415.327.2
2018年3月3624,2118.813.318.0
2019年3月2384,3005.613.529.0
2020年3月2354,2955.513.127.2
2021年3月1972,4438.612.334.3
2022年3月2052,6158.110.730.6
2023年3月1402,7035.310.741.3
2024年3月1563,0075.511.635.1
2025年3月2003,0586.67.860.5
2026年3月1923,3066.012.939.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

22名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は22名。2026/3期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松本祐人取締役社長 代表取締役65
横山紀昌取締役62
佐藤伸一取締役66
松野眞一取締役(監査等委員)67
坂井眞樹社外取締役(監査等委員)70
藤野しのぶ社外取締役(監査等委員)69
松永明社外取締役(監査等委員)65
津久井見樹541,800
倉田幹士64
中野猛常務執行役員
村上康雄常務執行役員
星川光執行役員
残りの役員10名を開く
氏名役職年齢
分目文雄執行役員
武居厚志執行役員
肥沼尚俊執行役員
七海裕執行役員
田中俊英執行役員
橋爪英明執行役員
渡辺規之執行役員
錠理一執行役員
箕浦敏夫執行役員
毛利康宏執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)46121169925
社外取締役426267
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容944字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社11社、非連結子会社2社、及び関連会社3社(2026年3月31日現在)によって構成されており、「有機工業薬品の製造・販売を主な事業とし、さらに関連する物流、研究・開発受託等の事業」を展開しております。 当社グループにおけるセグメントの内容は次のとおりであります。 機能性色素 :当社が製造・販売する他、連結子会社である、SFC CO., LTD.及び HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.が、製造・販売しております。 また、当社グループの製品の一部は、連結子会社である、桂産業㈱、 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.、HODOGAYA CHEMICAL KOREA CO., LTD.、 保土谷(上海)貿易有限公司及び HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH を通じて 販売しております。 機能性樹脂 :当社が製造・販売する他、連結子会社である、保土谷建材㈱が、製造・販売及び工事を 行っております。 また、当社グループの製品の一部は、連結子会社である、桂産業㈱、 HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.), INC.及び HODOGAYA CHEMICAL EUROPE GmbH を通じて 販売しております。 基礎化学品 :当社が製造・販売しております。 また、当社グループの製品の一部は、連結子会社である、桂産業㈱を通じて 販売しております。 アグロサイエンス :当社が製造・販売する他、連結子会社である、保土谷UPL㈱及び保土谷アグロテック㈱等 が、製造・販売しております。 また、当社グループの製品の一部は、連結子会社である、HODOGAYA CHEMICAL(U.S.A.),INC.を通じて販売しております。 物流関連 :連結子会社である、保土谷ロジスティックス㈱が、各取引先からの寄託物等及び 当社グループの製品及び原料等の輸送・保管等を行っております。 その他 :研究開発業務の受託等は、連結子会社である、保土谷コントラクトラボ㈱等が、 行っております。 事業系統図 当社グループを事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,002字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「化学技術の絶えざる革新を通じ、お客様が期待し満足する高品質の製品・サービスを世界に提供し、環境調和型の生活文化の創造に貢献する」ことを[経営理念]としております。 中期経営計画「SPEED 25/30」で掲げるVISIONに基づき、企業活動を推進してまいりました。 (2) 経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調が続いたものの、物価上昇や金利動向の影響を受け、先行き不透明な状況で推移いたしました。世界経済におきましては、米国の通商政策を巡る不確実性に加え、本年2月末に勃発した中東紛争に伴う原燃料価格の高騰や供給網の混乱により、地政学リスクが一層強まりました。 このような状況下、当社グループは、機能性色素・機能性樹脂・基礎化学品・アグロサイエンス・物流関連等の各分野において、独自の技術力やネットワークを活かし、研究開発・生産・販売部門が三位一体となり、 お客様の多種多様なご要望に対応し、常に高品質の製品やサービスを提供してまいります。 当社グループの力をさらに高めるために、今後も、コスト競争力・収益力・リスク抵抗力に対し優位性を持った当社グループの経営基盤を構築すべく、以下に述べる中期経営計画を達成していく所存であります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは2025年度を最終年度とする中期経営計画「SPEED 25/30(フェーズ1)」を推進してまいりました。その中で2025年度までの当社グループの「目指す姿」に向けて、継続的に取り組んできた重要施策は下記のとおりです。 「SPEED 25/30」総括 「SPEED 25/30(フェーズ1)」は、当初の経営目標(財務目標)がいずれも未達となりました。 事業成長に向けて有機EL事業を中心に、当初計画を上回る設備投資及び研究開発の強化を進めてきましたが、利益率を押し下げる要因となりました。 有機EL事業に次ぐ「第2・第3の柱」の確立が遅れ、事業ポートフォリオが硬直化している状態であり、新製品創出から利益貢献へのつながりが低水準となったことが大きな課題となりました。 業績の推移 (単位:億円) 2021年度   2022年度   2023年度   2024年度   2025年度   2025年度 当初目標 売上高   418   433   442   485   480   500 営業利益   64   37   39   48   37   75 ROE   8.1%   5.3%   5.5%   6.6%   6.0%   9.0% 前中期経営計画「SPEED 25/30(フェーズ1)」の結果を踏まえ、次の5カ年を既存の延長線上にある(フェーズ2)とせず、新たな中期経営計画へ刷新し、2026年度から2030年度まで5カ年の新中期経営計画「コード2030」を策定いたしました。 5カ年を「変革の3年」と「収穫の2年」に分け、最初の3年間で非連続な成長も含めた戦略を果敢に実行し、 その後刈り取りの段階へ移行します。 当社グループは、これからも環境調和型の生活文化の創造に貢献してまいります。 経営理念、PURPOSE、VISION(目指す企業像) 2026年、当社は創業110周年を迎えます。 私たち保土谷化学グループは、揺るぎない『経営理念』、自らの存在意義である『PURPOSE』、 そして目指す企業像『VISION』を日々の活動の原点とし、持続可能な地球・社会の実現を目指しています。 「経済利益の追求と社会課題の解決を両立させ、全てのステークホルダーに価値を提供する」 この決意を胸に、さらなる100年の未来を自らの手で創り上げるべく、グループ一丸となって邁進してまいり ます。 新中期経営計画 新中期経営計画「コード2030」の詳細につきましては、当社ホームページをご覧ください。 経営目標(財務目標) 定量KPI   2026年3月期 (実績)   2029年3月期   2031年3月期 売上高   480億円   650億円   800億円 営業利益 (営業利益率)   37億円 (7.7%)   65億円 (10.0%)   100億円 (12.5%) EBITDA   71億円   130億円   170億円 ROE   6.0%   6.0%   8.0% 自己資本比率   60.8%   50%程度   45%程度 株主還元方針   5期連続の増配 (DOE 1.6%)   累進配当   DOE 3.0%
事業等のリスク3,674字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループを取り巻くリスクは、グローバルな事業展開の進展や経営環境の変化等を受けて、一層多様化・複雑化しております。 こうした観点から、当社グループでは、「リスクマネジメント委員会」を設置し、事業を取り巻くさまざまなリスクを認識・評価し、適時適切にリスクを統制しております。 当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項及び記載したリスクは、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであり、記載は将来発生し得るすべてを、必ずしも網羅したものではありません。 (景気動向) 当社グループは、機能性色素、機能性樹脂、基礎化学品、農薬等の製造・販売を主な事業内容としております。 これらの製品の需要は、主要市場である日本・欧米・アジアの景気動向、足元では中東情勢の不透明感からの実体経済の混乱に左右され、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (為替レートの変動) 当社グループは、欧米・アジアを含む海外市場で事業活動を行っており、売上高に占める海外比率は、当連結会計年度において約5割となっております。 そのため、為替レートの変動により、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (金融市場の変動) 当社グループは、他社との事業上の関係等を維持・促進するため、株式等の市場性のある有価証券を保有しております。 そのため、株式の市場価格の下落に伴い、当社グループは、保有する株式の評価損を計上しなければならない可能性があります。 また、当社グループの有利子負債は、その一部について固定金利又は金利スワップ取引により金利の固定化を図っておりますが、将来、市場金利の変動によって、経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (国内外の活動) 当社グループが事業活動を展開する国や地域において、紛争やテロ・デモ・ストライキ・政情不安・通貨危機・伝染病等が発生した場合、加えて、足元での地政学リスクの高まりは、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 特に、韓国には複数の現地法人を有しており、朝鮮半島の政治・経済情勢の不安定性が増す場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (原材料調達) 当社グループは、製造する製品の原材料・燃料を、国内外より調達しております。 コストの低減を図るため、調達先の多様化に取り組んでおりますが、調達先の情勢、経済環境、需給変動及び物流網の混乱等によって、調達コストが上昇するリスク及び入手自体が困難となるリスクがあります。 また中東紛争の影響により、原料メーカーからの供給制限や輸送困難から、当社グループの生産・出荷活動に支障をきたすリスクがあります。 これらにより当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 さらに、国外からの原料調達については、各国の環境規制等により、調達が困難な状況になるリスクもあり、調達先の複数化や内製化の検討に努めておりますが、リスクが増大した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (製品価格等) 当社グループが関連する事業分野において、競合会社との価格競争の激化、市場・顧客ニーズの変化、新規参入等による熾烈な環境下に晒されるリスクが考えられます。 一方で、原価上昇や物流コスト等の上昇に対しては、価格適正化の取り組みを行っております。 その結果、シェアの低下や利益の減少等を招き、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (研究開発) 当社グループは、有機合成等の基盤技術と、これまで積み重ねてきたノウハウを活かして、最先端の研究開発に取り組むと共に、顧客との共同開発等の積極的な連携により、真のニーズの発掘を目指しております。 しかしながら、市場や顧客ニーズの急変等、予期し得ない開発方針の変更が発生する可能性が常に存在し、結果として、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (知的財産権等) 当社グループは、これまでの研究開発・生産活動等で得た、多くの知的財産権を強みとした事業活動を行っております。 しかしながら、他社が当社グループの知的財産権や製品を調査・解析し、類似の技術や製品を開発する可能性は皆無ではありません。 一方、当社グループは、他社の知的財産権等を十分に調査・解析した上で、研究開発・生産活動等を行っておりますが、将来的に、他社から知的財産権への抵触を訴えられる可能性もあります。 こうしたリスクが顕在化することにより、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (製品の品質) 当社グループは、品質マネジメントシステムの認証取得や工程管理の徹底等により、品質保証体制の充実に努め、お客様が期待し満足する高水準の品質を追求しております。 しかしながら、予期しない品質の欠陥が生じる可能性は皆無ではなく、そうした事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (事故) 当社グループは、製造設備の定期点検等を確実に実行する等、設備事故等の発生防止に努めております。 しかしながら、製造設備等で発生する事故による影響を完全に防止することはできません。 事故により、物的・人的被害や、環境汚染等が発生する可能性があります。 そうした事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (災害) 当社グループは、東北地方(福島県)、関東地方(神奈川県、茨城県)及び中国地方(山口県)、大韓民国(忠清北道)に、重要な生産・研究開発拠点を有しております。 地震をはじめとする自然災害に対して、工場及び主要な事業拠点を対象に災害対策、事業継続計画(BCP)を策定しており、今後も強化と充実を図ってまいります。 しかしながら、不測の大規模地震や台風等の自然災害による生産設備への被害、工場における事故等が発生した場合、工場の操業や顧客への供給に支障が生じることにより、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (環境規制) 当社グループは、各種の化学物質を取り扱っており、国内外の環境規制等を遵守して、事業活動を行っております。 しかしながら、これらの規制強化等により、多額の対応コストの発生や事業活動が制限される等の事態が生じる可能性があります。 そうした事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (訴訟) 当社グループは、コンプライアンスを重視し、各国の法令及び定款の遵守の徹底を図っておりますが、さまざまな事業活動を行う中で、訴訟の提起を受ける可能性があります。 そうした事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末時点において、当社グループの経営成績及び財政状態等に大きな影響を与えるような訴訟はありません。 (税務) 当社グループは、各国の税制の遵守に努めておりますが、税務当局から指摘を受けた場合、追徴課税等が生じることにより、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (公的規制) 上記に掲げる項目の他に、各国における法的規制等が、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (気候変動) 気候変動に関するリスクにつきましては、2「サステナビリティに関する考え方及び取組〔戦略・リスク分析〕」に記載のとおりであります。 (パンデミック) 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ又は新たな感染症の拡大は、当社グループを取り巻くさまざまなステークホルダー(販売先、原材料調達先、委託先、従業員等)の活動に影響し、当社グループの事業活動に影響を及ぼすことが想定されます。 このことが、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (情報セキュリティ) サイバー攻撃を含む意図的な行為、過失による機密情報・個人情報の外部流出や、自然災害発生等の不測の事態による情報セキュリティ事故が発生した場合、当社グループの事業活動に多大なる影響を及ぼす可能性があります。 また、グローバルで個人情報・データ保護等に関する制度改正や運用強化により、事業運営において違反が発生した場合、社会的信頼を喪失し、事業が行えなくなったり、多額の罰金が課されたりする可能性があります。 このことが、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,316字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調が続いたものの、物価上昇や金利動向の影響を受け、先行き不透明な状況で推移いたしました。世界経済におきましては、米国の通商政策を巡る不確実性に加え、本年2月末に勃発した中東紛争に伴う原燃料価格の高騰や供給網の混乱により、地政学リスクが一層強まりました。 このような情勢下、当期の売上高は、前期比537百万円減(1.1%減)の48,040百万円になりました。 損益面では、営業利益は、前期比1,164百万円減(23.9%減)の3,711百万円となりました。 また、経常利益は、前期比541百万円減(11.4%減)の4,228百万円、 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比124百万円減(3.9%減)の3,054百万円となりました。 〔営業利益の増減要因〕 販売増減等の影響   △802百万円 為替変動の影響    △22百万円 販管費     △726百万円 原価差   +386百万円 〔機能性色素セグメント〕 当セグメントの売上高は、前期比908百万円増(3.6%増)の26,049百万円、 営業利益は、前期比325百万円減(8.5%減)の3,512百万円となりました。 〔機能性樹脂セグメント〕 当セグメントの売上高は、前期比747百万円減(8.8%減)の7,702百万円、 営業利益は、前期比537百万円減の△589百万円となりました。 〔基礎化学品セグメント〕 当セグメントの売上高は、前期比256百万円減(3.4%減)の7,258百万円、 営業利益は、前期比90百万円減(21.9%減)の323百万円となりました。 〔アグロサイエンスセグメント〕 当セグメントの売上高は、前期比402百万円減(7.3%減)の5,108百万円、 営業利益は、前期比237百万円減(78.4%減)の65百万円となりました。 〔物流関連セグメント〕 当セグメントの売上高は、前期比4百万円減(0.2%減)の1,775百万円、 営業利益は、前期比10百万円増(3.0%増)の361百万円となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における資産合計は、86,413百万円となり、前連結会計年度末比6,554百万円の増加となりま した。 主な増減要因は、有形固定資産の増加2,876百万円、投資有価証券の増加1,685百万円、繰延税金資産の増加 1,149百万円、売掛金の増加1,057百万円等であります。 負債合計は、22,799百万円となり、前連結会計年度末比1,471百万円の増加となりました。 主な増減要因は、短期・長期借入金の増加741百万円、買掛金の増加561百万円等であります。 純資産合計は、63,613百万円となり、前連結会計年度末比5,083百万円の増加となりました。 主な増減要因は、利益剰余金の増加2,281百万円、非支配株主持分の増加1,103百万円、その他有価証券評価差額 金の増加1,028百万円、為替換算調整勘定の増加385百万円等であります。 以上の結果、自己資本比率は60.8%となり、前連結会計年度末の60.9%から0.1ポイント減少しました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は8,129百万円となり、前連結会計年度末比526百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益4,594百万円、減価償却費3,406百万円、法人税等の支払額1,026百万円、売上債権の増加931百万円等により、6,092百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出6,329百万円、定期預金の預入による支出2,113百万円、定期預金の払戻による収入3,388百万円等により、5,026百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金による収入2,000百万円、長期借入金の返済による支出1,258百万円、配当金の支払額772百万円、子会社の自己株式取得による支出330百万円等により、694百万円の支出となりました。 ④ 生産、受注及び販売の実績 1)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 機能性色素   20,960   △23.1 機能性樹脂   5,160   △33.1 基礎化学品   5,294   △4.7 アグロサイエンス   4,090   △10.1 物流関連   -   - 報告セグメント計   35,506   △21.2 その他   -   - 合計   35,506   △21.2 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しておりません。 2)商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前期比(%) 機能性色素   403   △3.4 機能性樹脂   3,306   6.3 基礎化学品   841   △23.1 アグロサイエンス   2,441   △4.0 物流関連   -   - 報告セグメント計   6,992   △2.4 その他   -   - 合計   6,992   △2.4 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 3)受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社)は、主として見込み生産をしており、 受注生産高の売上高に占める割合の重要性が乏しいため、記載を省略しております。 4)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 機能性色素   26,049   3.6 機能性樹脂   7,702   △8.8 基礎化学品   7,258   △3.4 アグロサイエンス   5,108   △7.3 物流関連   1,775   △0.2 報告セグメント計   47,896   △1.0 その他   144   △19.8 合計   48,040   △1.1 (注1) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (注2) 海外売上高は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載しております。 (注3) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりで あります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Samsung Display Co., LTD.   15,370   31.6   15,556   32.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま す。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度における経営成績は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に 記載のとおり、減収減益となりました。 〔売上高〕 売上高は、機能性色素での増加があったものの、機能性樹脂、基礎化学品、アグロサイエンス、物流関連における減少により、前期比537百万円減の48,040百万円となりました。 〔売上原価、販売費及び一般管理費〕 売上原価は、前期比99百万円減の29,278百万円となり、売上高に対する売上原価の比率は0.4ポイント増加し、60.9%となりました。 販売費及び一般管理費は、研究開発費の増加等により前期比726百万円増の15,050百万円となりました。 〔営業外収益、営業外費用〕 営業外収益は、為替差益の増加143百万円等により、前期比105百万円増の761百万円となりました。 営業外費用は、為替差損の減少437百万円や環境関連整備費の減少127百万円等により、前期比516百万円減の244百万円となりました。 〔特別利益、特別損失〕 特別利益は、投資有価証券売却益の増加278百万円等により、前期比295百万円増の441百万円となりました。 特別損失は、減損損失の減少50百万円、固定資産除却損の減少11百万円、投資有価証券評価損の増加53百万円等により、前期比8百万円減の75百万円となりました。 各セグメントの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。 〔機能性色素セグメント〕 有機EL材料事業は、スマートフォン向け需要に加え、BIO材料におけるPCR診断キット用材料及び健康機能食品向け需要が堅調に推移したことから、前期並みの売上高となりました。今後については、有機EL市場の拡大が期待される一方で、競合他社との開発競争が激化しており、高性能化及び低コスト化への要求が高まっております。このような事業環境を踏まえ、さらなるコスト低減並びに研究開発体制の強化に取り組んでまいります。 色素材料事業は、アルミ着色用染料等の需要増加により、増収となりました。今後については、既存製品の販売拡大に加え、環境対応型製品の開発及び市場投入をさらに進めることで、事業拡大を図ってまいります。 イメージング材料事業は、一部顧客における在庫調整の影響により、プリンター向け材料の需要が減少し、減収となりました。今後については、ペーパーレス化の進展等に伴う需要縮小が継続すると見込まれるものの、引き続き事業収益の維持・向上に取り組んでまいります。 〔機能性樹脂セグメント〕 樹脂材料事業は、新製品等の需要増加があったものの、ウレタン材料の需要減少により、減収となりました。今後については、ソフトスパンデックス向け特殊グレード製品の販売再開等を通じて、販売拡大を図ってまいります。 特殊化学品事業は、剥離材向け及び医薬向けにおいて、販売先での在庫調整等の影響により、減収となりました。今後については、ホスゲン誘導体事業で国内生産体制の維持・深化と併せ、2026年3月に公表いたしました欧州での拠点獲得によるグローバル供給体制の確立を通じ、ホスゲン誘導体事業のさらなる強化を進め、事業基盤の拡充及び競争力の向上に取り組んでまいります。 建築材料事業は、ウレタン防水工事の受注減少等により、減収となりました。今後については、新製品の開発及び市場投入を進めるとともに、次世代防水材等の販売拡大に取り組んでまいります。 〔基礎化学品セグメント〕 過酸化水素は、紙パルプ向けの販売が減少したものの、半導体向け需要の増加により、前期並みの売上となりました。 過炭酸ナトリウムは、販売先での在庫調整の影響により、減収となりました。 今後については、原料価格の高騰による影響が見込まれるものの、適切な価格転嫁を進めるとともに、各種コスト低減施策を推進することで収益性の維持・向上に取り組んでまいります。また、過酸化水素は、半導体市場向けの販売拡大を図ってまいります。 〔アグロサイエンスセグメント〕 除草剤は、ゴルフ場向け及び家庭園芸向けにおいて、販売先での在庫調整の影響により、減収となりました。今後については、既存の家庭園芸向け、鉄道向け、林地向け及びゴルフ場向けに加え、公共インフラ施設向け等の新規市場の開拓を進め、販売拡大に取り組んでまいります。 〔物流関連セグメント〕 輸出入向けの荷動きが鈍かったものの、ISOタンクコンテナの取扱量が増加したことにより、前期並みの売上となりました。今後については、当社国内3工場内における危険物・毒劇物に特化した倉庫事業として、安定的な需要の取り込み及び収益基盤の維持・強化に取り組んでまいります。また、ISOタンクコンテナ保管事業等、危険物取扱に関するノウハウを活用し、新規取引先の開拓及び事業拡大に引き続き取り組んでまいります。 ②  財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載したとおりであります。 ③  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 1)キャッシュ・フロー 当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計をフリーキャッシュ・フローと定義しております。 フリーキャッシュ・フローは、事業拡大のための投資や負債返済の充当、あるいは外部からの資金調達の必要性の測定に有用な指標と考えております。 フリーキャッシュ・フローの前期比は以下のとおりです。 (単位:百万円) 当期   前期   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   6,092   5,669   422 投資活動によるキャッシュ・フロー   △5,026   △6,548   1,522 フリーキャッシュ・フロー   1,065   △878   1,944 2)資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、将来必要となる運転資金及び設備投資等に係る資金について、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入による資金調達に加え、社債発行や資本金の増加等による資本市場からの資金調達を組み合わせることにより、資金の流動性を確保することとしております。 その中で、金融機関からの借入による資金調達は、主に、運転資金は短期借入金により、長期資金は長期借入金により、調達しております。 長期借入金の金利は、現在の金融環境等を勘案し、原則固定金利としております。なお、社債等による資本市場からの資金調達は、現在は行っておりません。 また、連結子会社では、原則として外部からの資金調達を行わず、親会社に一元化することにより、グループ全体での資金効率化を図っております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき、作成しており ます。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上 の見積りを行っております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表 作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

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出典

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