本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

小松マテーレ

KOMATSU MATERE Co., Ltd.3580 · Prime · 繊維製品

合繊ファブリック(織物)の企画開発・製造販売を中核とし、薄膜ファブリックや環境関連製品も扱う繊維専門商社・メーカー。

概要

小松マテーレは石川県能美市に本社を置く繊維製品メーカーである。1943年に絹・人絹織物の精練染色加工業として創業し、現在は合繊ファブリックや薄膜ファブリック、自動車内装材などの機能性素材を主力とする。2026年3月期の連結売上高は416億円、従業員は1227名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

繊維事業が売上の99%を占める収益構造

小松マテーレの事業は「繊維事業」と「その他事業」の2セグメントで構成される。2026年3月期の連結売上高416億円のうち、繊維事業が411億円と約98.8%を占める。繊維事業では、ポリエステル・ナイロンなどの合繊ファブリック、薄く軽量な薄膜ファブリックの企画・開発・製造・販売を行う。衣料向けではスポーツ・アパレル生地、資材向けでは自動車内装表皮材や産業資材用特殊素材を手掛ける。一方、その他事業は物流サービス(コマツインターリンク)や建設業(トーケン)、樹脂製品製造(根上工業)などで構成され、売上高は約5億円と小規模である。

石川県に集積する生産拠点とグループ体制

小松マテーレの生産拠点は石川県能美市と白山市に集中する。本社工場、第1〜第5工場、美川工場など複数の工場を持ち、染色加工から物流まで一貫して内製する体制をとる。グループ子会社8社のうち、自動車内装材を生産するコマクソン、物流を担うコマツインターリンク、経編ニット生地の吉田産業などが中核である。2020年には中国江蘇省蘇州市に小松美特料(蘇州)貿易有限公司を設立し、海外販売拠点として機能させる。関連会社には建設業のトーケンや樹脂製品の根上工業があり、繊維以外の分野にも資本参加している。

海外売上高比率とグローバルな販売網

小松マテーレは欧州・北米・中東・アジア向けに製品を輸出している。中期経営計画「KFW-2026」では海外事業の拡大を重点課題と位置付け、2026年3月期の海外売上高比率は非開示だが、有価証券報告書では欧州ラグジュアリーブランド向けファッション用途や中東民族衣装向け素材が売上を牽引したと報告されている。上海事務所に加え、2020年に設立した中国子会社小松美特料(蘇州)貿易有限公司を通じて現地販売を強化する。また、マテーレトレーディング(旧インターリンク金沢)が繊維製品の販売を担う。

環境配慮型素材「マテレコ」への注力

小松マテーレは環境配慮型素材群「マテレコ」を開発し、2030年度までに売上比率50%を目標とする。マテレコは「環境負荷低減」と「機能性」を両立する素材であり、同社の中期計画における重点施策の一つである。2026年3月期には低膨潤高透湿防水ファブリック「QUATTRONI TK」や製品染めブランド「TINTORIANA」を発表した。また、汚泥減容化バイオ製剤「ベリフォーマー」が2025年度グッドデザイン・ベスト100やものづくり日本大賞を受賞するなど、環境技術でも評価を得ている。

業界の中での役割は繊維メーカー/繊維商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
416億円
営業利益
25億円
営業利益率
6.0%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
繊維事業411億円98.8%24億円5.8%
その他の事業5億円1.2%1億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01繊維事業主力

合繊ファブリック(ポリエステル、ナイロンなど)や薄膜ファブリックの企画・開発・製造・販売。スポーツ・アパレル向け生地、自動車内装材、産業資材などを手掛ける。染色加工や物流、商社機能も内製。

主な製品・サービス4
合繊ファブリック
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維織物。アパレル、スポーツ、ユニフォーム向け。
薄膜ファブリック
薄く軽量な特殊加工織物。アウトドアや産業資材向け。
自動車内装表皮材
子会社コマクソンが生産する自動車シートや内装用のナイロン素材。
産業資材用特殊素材
フィルター、ベルトなど産業用途向けの高機能織物。

02その他事業副次

グループ内の物流・保管サービス(コマツインターリンク)、建設業(トーケン、関連会社)、樹脂製品製造(根上工業、関連会社)などを含む。繊維事業以外の多角化事業。

製品と技術

合繊ファブリックと薄膜ファブリック

小松マテーレの主力製品は、ポリエステル・ナイロンなどの合成繊維を用いた合繊ファブリックと、薄く軽量な薄膜ファブリックである。合繊ファブリックはアパレル、スポーツウェア、ユニフォーム向けに供給され、特に欧州ラグジュアリーブランド向けの高感性・高機能素材が強みである。薄膜ファブリックはアウトドア用品や産業資材に使用される。同社は独自の染色・加工技術により、撥水、透湿、防風などの機能を付与したファブリックを開発している。2025年10月には低膨潤高透湿防水ファブリック「QUATTRONI TK」を発表し、高機能素材のラインアップを拡充した。

自動車内装材と産業資材用特殊素材

子会社コマクソンが生産する自動車内装表皮材は、ナイロン素材をベースにしたシートや内装用ファブリックである。自動車メーカー向けに耐摩耗性や難燃性を備えた製品を供給する。また、産業資材用特殊素材としては、フィルター、コンベアベルト、防護服などに使われる高機能織物を手掛ける。これらの製品は同社の染色加工技術を応用し、特定の用途に適した物性を実現している。2026年3月期には資材部門において事業ポートフォリオの見直しの一環として一部事業からの撤退も行ったが、生活関連資材分野の受注増が売上を押し上げた。

環境配型素材「マテレコ」と新ブランド群

小松マテーレは環境配慮型素材群「マテレコ」をブランド化し、リサイクル原料や生分解性素材を用いたファブリックを展開する。「マテレコ」は「環境負荷低減」と「機能性」の両立を掲げ、2030年度までに売上比率50%を目標とする。具体的な製品として、2026年2月に発表された製品染めブランド「TINTORIANA」がある。これは後染め加工により廃棄ロスを削減する手法で、受注後に染色するため在庫リスクを低減する。また、汚泥減容化バイオ製剤「ベリフォーマー」は環境技術として高く評価され、グッドデザイン・ベスト100やものづくり日本大賞を受賞した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

化合繊加工で国内中位、自動車向け強み

繊維製品業界に属し、合成繊維の染色加工・高機能加工を主力とする。最近の業績は売上高367億円(2024/3)→395億円(2025/3)と増収、営業利益率5.6%と改善傾向。同業のグンゼや富士紡ホールディングスと比べ、自動車内装材や産業資材向け加工に特化し、衣料向け比率が低い。片倉工業やユニチカが繊維事業の多角化を進める中、当社は加工技術の深耕で差別化を図る。市場全体は成熟しているが、自動車の電動化に伴う軽量化・高機能素材需要を取り込めている。海外展開は限定的で、国内需要に依存する側面がある。

強み

  • 合成繊維の防水・通気・制電など多様な機能加工に対応し、自動車・産業用途で評価
  • 自動車内装材・シート地等で強固な取引基盤を持ち、EV化に伴う新素材需要も取り込み
  • 2025年3月期営業利益率5.6%と改善、コスト管理と高付加価値品の販売強化が奏功
  • 競合のグンゼや富士紡に比べ、衣料向けではなく産業資材に特化しニッチな強みを発揮

課題

  • 国内販売比率が高く、国内自動車生産の変動や市況悪化に弱い
  • 繊維業界全体で人手不足、特に熟練技能者の確保が課題
  • 低コストのアジア勢に対し、価格競争力で劣る可能性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が小松マテーレ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14968荒川化学工業432億円18.8倍
24229群栄化学工業388億円14.5倍
33104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
44112保土谷化学工業369億円11.4倍
54064日本カーバイド工業315億円11.9倍
63580小松マテーレ297億円19.7倍
74410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
84228積水化成品工業281億円12.7倍
97856萩原工業279億円19.5倍
105142アキレス267億円11.8倍
114116大日精化工業246億円11.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

絹・人絹織物の精練染色加工から出発した1943年

小松マテーレの前身は1943年10月、石川県小松市京町において設立された小松織物精練染工株式会社である。資本金100万円で、絹・人絹織物の精練・染色加工を目的とした。当時はまだ合成繊維が普及しておらず、天然繊維とレーヨンが主力であった。創業後まもなく1955年に大阪出張所を開設し、丸の内工場を完成させるなど、生産・販売体制を整えた。1961年には合繊織物の染色・捺染加工を開始し、後の事業転換の基盤を作った。

合繊加工への本格進出と工場拡張の1960年代〜1970年代

1961年の合繊織物加工開始を機に、小松マテーレは合成繊維分野へ本格的に進出した。1963年には社名を小松精練株式会社に変更。1964年に第1工場(根上町)、1968年に第2工場、1974年に第3工場を完成させ、生産能力を拡大した。1970年10月には大阪証券取引所市場第二部に上場し、同時に合成皮革加工を開始。1975年には本店を能美郡根上町へ移転し、現在の本社所在地(能美市)に定着した。この時期に工場の新設と閉鎖(丸の内工場)を繰り返しながら、生産体制を最適化した。

上場市場の拡大と子会社設立の1980年代〜1990年代

1978年12月に東京証券取引所市場第二部に上場し、1980年9月には両取引所の市場第一部銘柄に指定された。1982年には小松エージェンシー(現コマツインターリンク)を設立し、物流事業に進出。1983年にはケーエス染色(現コマクソン)を設立し、自動車内装材の生産を開始した。1990年には美川工場を完成、1991年には研究開発センターとファッションセンター・物流センターを完成させ、研究開発と物流機能を強化した。1994年には物流会社ロジックス(現コマツインターリンク)を買収し、グループの物流基盤を拡充した。

中国進出とグループ再編の2000年代〜2010年代

2001年5月に上海事務所を開設し、中国市場へ足がかりを築いた。2003年には小松住江テック(現コマクソン)を設立し、自動車内装材事業を強化。2004年には大阪証券取引所第一部上場を廃止し、東京一本に集約した。2008年にはヤマトヤを買収し物流事業を拡大。2013年にはケイズテックをケーエス染色に吸収合併し、社名をコマクソンに変更するなど、グループ再編を進めた。2015年にはファブリック・ラボラトリーを完成し、研究開発施設を刷新。2017年には経編ニット生地メーカーのセイホウ(現吉田産業)を買収した。

社名変更とプライム市場移行の2018年以降

2018年10月、創業から75年を機に社名を小松マテーレ株式会社に変更した。「マテーレ」はラテン語で「母」を意味するmaterに由来し、素材メーカーとしての決意を込めた。2020年にはインターリンク金沢(現マテーレトレーディング)を設立し、中国にも小松美特料(蘇州)貿易有限公司を設立した。2022年2月には吉田産業の株式80%を追加取得し連結子会社化。同年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行した。2026年3月期の売上高は416億円と過去最高を更新し、中期経営計画「KFW-2026」の達成を目指している。

年表46件を開く

1940年代

  • 1943年10月創業石川県小松市京町において絹・人絹織物の精練・染色加工を行う小松織物精練染工株式会社(資本金100万円)を設立。

1950年代

  • 1955年11月大阪出張所開設。
  • 1955年12月丸の内工場(石川県小松市)完成。

1960年代

  • 1961年10月合繊織物の染色・捺染加工を開始。
  • 1962年7月東京出張所開設。
  • 1963年10月商号変更社名を小松精練株式会社に変更、本店所在地を石川県小松市小馬出町へ移転。
  • 1964年1月第1工場(石川県能美郡根上町)完成。
  • 1968年6月第2工場(石川県能美郡根上町)完成。

1970年代

  • 1970年2月福井出張所(福井県福井市)開設。
  • 1970年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場、合成皮革加工開始。
  • 1974年5月第3工場(石川県能美郡根上町)完成。
  • 1974年10月丸の内工場閉鎖。
  • 1975年5月本店所在地を石川県能美郡根上町へ移転。
  • 1978年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

1980年代

  • 1980年9月東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 1982年6月小松エージェンシー株式会社(現 インターリンク金沢株式会社 連結子会社)を設立。
  • 1983年1月ケーエス染色株式会社(現 株式会社コマクソン 連結子会社)を設立。
  • 1986年3月自社発電所完成。
  • 1987年4月第3工場より第5工場分離。

1990年代

  • 1990年3月美川工場(石川県石川郡美川町)完成。
  • 1991年3月研究開発センター完成。
  • 1991年9月株式会社コマツインターリンク(現 連結子会社)を設立。
  • 1991年10月ファッションセンター及び物流センター完成。
  • 1994年1月株式会社ロジックス(現 株式会社コマツインターリンク 連結子会社)の株式100%を取得。
  • 1996年4月名古屋営業所開設。

2000年代

  • 2001年1月名古屋営業所閉鎖。
  • 2001年5月上海事務所(中国上海市)を開設。
  • 2003年9月小松住江テック株式会社(現 株式会社コマクソン 連結子会社)を設立。
  • 2004年11月上場大阪証券取引所第一部上場を廃止。
  • 2005年2月M&A市町村合併により能美郡根上町から能美市に、石川郡美川町から白山市に住所表示変更。
  • 2006年12月商号変更小松住江テック株式会社は200百万円増資(当社が全額引き受け)し、社名を株式会社ケイズテック(現 株式会社コマクソン 連結子会社)に変更。
  • 2007年3月美川工場及び株式会社ケイズテックのエネルギーをLNGに転換。
  • 2008年4月株式会社ヤマトヤ(現 株式会社コマツインターリンク 連結子会社)の株式100%を取得。
  • 2008年10月ケーエス染色株式会社は175百万円増資(当社が全額引き受け)。
  • 2009年3月当社の本社工場及びケーエス染色株式会社のエネルギーをLNGに転換。
  • 2009年5月株式会社ケイズテックの株式1,960株を取得し、100%子会社となる。

2010年代

  • 2011年2月M&A株式会社ロジックスは株式会社コマツインターリンクを存続会社として合併し、清算。
  • 2013年4月M&A株式会社ヤマトヤと小松エージェンシー株式会社は株式会社コマツインターリンクを存続会社として合併し、清算。
  • 2013年8月M&A株式会社ケイズテックはケーエス染色株式会社を存続会社として合併し、清算。ケーエス染色株式会社は社名を株式会社コマクソンに変更。
  • 2015年11月ファブリック・ラボラトリー完成。
  • 2017年3月株式会社セイホウ(現 吉田産業株式会社)の株式100%を取得。
  • 2018年10月商号変更社名を小松マテーレ株式会社に変更。

2020年代

  • 2020年5月インターリンク金沢株式会社(現 連結子会社)を設立。
  • 2020年10月中国江蘇省蘇州市に小松美特料(蘇州)貿易有限公司(現 連結子会社)を設立。
  • 2022年2月吉田産業株式会社(現 連結子会社)の株式80%を取得。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで420億円
  • 営業利益2026年度まで25億円
  • 営業利益率2026年度まで6.0%
  • 自己資本利益率(ROE)2026年度まで6.0%以上
  • マテレコ売上比率2030年度まで50%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外事業の拡大

    新規市場開拓と販売拠点整備により、衣料・資材分野でグローバル展開を推進し、海外売上高を拡大する。

  2. 02

    サステナブル商材の推進

    環境配慮型素材群「マテレコ」の売上比率を2030年度に50%に拡大する目標達成に向け、環境負荷低減と機能性を両立した素材を拡充する。

  3. 03

    製品事業の推進

    創業以来の技術を活かし、独自製品の付加価値を高めて収益貢献度を向上させる。

  4. 04

    人材育成とエンゲージメント向上

    人材開発、柔軟な働き方、DE&Iなどを通じて社員の成長と働きがいを高め、能力発揮を促進する。

  5. 05

    製造環境の整備と福利厚生充実

    働きやすい職場環境の整備やDX活用による生産体制構築により、効率的な業務遂行を支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,227人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は598万円で、9期前と比べて+5.9%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,289
2018年3月1,293
2019年3月56539.016.81,276
2020年3月56437.916.41,274
2021年3月53038.716.61,082
2022年3月56439.017.01,105
2023年3月58539.117.81,063
2024年3月56739.116.31,117
2025年3月58538.416.11,203183
2026年3月59838.515.91,227204

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率55.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 7 / 海外 2、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 石川県能美市1,676百万円
繊維事業
第2製造部 — 石川県能美市1,162百万円
繊維事業
美川製造部 — 石川県白山市963百万円
繊維事業
供用施設 — 石川県能美市877百万円
繊維事業
美川 第2工場 — 石川県白山市812百万円
繊維事業
第2物流センター — 石川県能美市773百万円
繊維事業
本社製造部 — 石川県 能美市755百万円
繊維事業
第3製造部 — 石川県能美市643百万円
繊維事業
第5製造部 — 石川県能美市503百万円
繊維事業
本社 — 福井県 鯖江市282百万円
繊維事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    小松美特料(蘇州)貿易有限公司
    中国江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    小松美特料(蘇州)咨詢有限公司
    中国江蘇省蘇州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱コマクソン
    石川県能美市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱コマツインターリンク
    石川県能美市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    マテーレトレーディング㈱
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    吉田産業㈱
    福井県鯖江市 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    ㈱エヌエスケーエコーマーク
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱トーケン
    石川県金沢市 · 持分法適用会社
    議決権42.6%
  • 国内
    根上工業㈱
    石川県能美市 · 持分法適用会社
    議決権24.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は416億円営業利益25億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+13.6%。

売上高
+5.3%
416億円
営業利益
+13.6%
25億円
純利益
-48.3%
15億円
営業利益率
6.0%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円416億円
営業利益15億円25億円
純利益20億円15億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は96億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+125.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q881
2024年1Q8844.54
2024年2Q8933.45
2024年3Q9477.46
2024年4Q963
2025年2Q191126.316
2025年4Q204104.913
2026年2Q204146.92
2026年4Q212115.213
2027年1Q9699.48

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は359億円から416億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社ヤマトヤと小松エージェンシー株式会社は株式会社コマツインターリンクを存続会社として合併し、清算。
2013年3月3591812
2014年3月368108
2015年3月367106
2016年3月380149
2017年3月3592014
社名を小松マテーレ株式会社に変更。
2018年3月3872821
2019年3月3912821
インターリンク金沢株式会社(現 連結子会社)を設立。
2020年3月3652214
2021年3月3001918
2022年3月3142222
2023年3月3541711
2024年3月3672618
2025年3月39522285.629
2026年3月41625326.015

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高416億円のうち、営業利益として残るのは25億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.4%322億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.6%69億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%25億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.1pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが18億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は92億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−4−71073
2014年3月20−15−6573
2015年3月5−2−9367
2016年3月25−32−9−751
2017年3月35−35−7043
2018年3月31−15−61653
2019年3月19−18−5148
2020年3月3015−74586
2021年3月31−1−1630100
2022年3月142−241696
2023年3月18−2−181695
2024年3月31−2−929116
2025年3月48−57−13−994
2026年3月188−282692

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は519億円。このうち返さなくてよい自己資本が399億円で、自己資本比率は76.5%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43031611471.5
2014年3月43432111371.9
2015年3月44933211772.6
2016年3月44332411972.7
2017年3月45033711374.5
2018年3月47835512374.0
2019年3月47235611675.0
2020年3月46034911175.5
2021年3月4563619579.0
2022年3月47635811875.0
2023年3月47535911675.2
2024年3月50037912175.6
2025年3月53039713374.6
2026年3月51939912176.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
92億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
283億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
121億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率48社中7位あたり、逆に低いのはROE48社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.5%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥758で、1年前と比べて-0.6%過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。

¥758-2.1%1ヶ月+3.8%1年-0.6%時価総額297億円
過去52週の値幅
安値¥681高値¥929

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.7倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR0.71倍
配当利回り3.56%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は720円前後のボックス圏で推移。直近1か月では-1.5%と小幅な下落。7/27に742円をつけた後、7/31は710円まで反落し、25日線(719.88円)を下回った。52週高値929円から-24%、安値681円からは+4%とレンジ相場。RSIは46.3と中立。出来高は7/17に239,100株と急増したが、その後は落ち着き、方向感の乏しい展開が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 18.5倍は業界平均の24.3倍を下回っており、PBR 0.68倍は同平均の0.99倍を下回る。ただしROE 3.8%と収益性は低く、配当利回り3.8%は業界平均の3.14%を上回るが、配当性向129.1%と減配リスクがある。売上高は増加傾向だが、純利益は2026/3期に減少予想。割安指標ではあるが、収益性の低さと配当の持続性に懸念があり、総合的にはほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.7倍26.6倍
PER (予想)14.4倍
PBR0.71倍1.01倍
ROE3.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は繊維製品メーカーとして、衣料用繊維から自動車内装材、スポーツ衣料まで幅広い分野に高機能素材を提供している。2024年3月期から2026年3月期にかけて売上高・営業利益の増加が見込まれており、市場は成長を期待している。強気派は、高付加価値素材の需要拡大と海外展開の進展が成長を牽引すると見る。一方、弱気派は、繊維業界の競争激化や原材料費の高騰、円安の影響によるコスト増を懸念する。また、2026年3月期の純利益が前期比で減少する見通しであることから、収益性の持続性に疑問を呈する向きもある。市場の期待と実績の乖離が投資論点となっている。

プラスに働く材料7
  • 高機能素材の需要拡大

    売上高・営業利益の増加計画に基づき、高付加価値素材の販売が伸びると見る

  • 海外展開の進展

    自動車内装材などで海外需要を取り込み、成長が期待できる

  • 堅調な財務基盤

    PBRが0.68倍と割安で、配当利回り3.8%と株主還元も良好

  • 売上高416億円と3期連続増加2026/3期影響

    売上高は367→395→416億円、増収基調

  • 営業利益25億円、利益率6.01%に改善2026/3期影響

    営業利益は22→25億円、営業利益率5.57%→6.01%

  • 予想PER13.5倍と割安決算発表後影響

    来期予想に基づくPER13.5倍、実績PER18.5倍から低下

  • PBR0.68倍と1倍割れ通年影響

    PBR0.681倍、純資産対比で割安

マイナスに働く材料7
  • 業績の変動リスク

    2026年3月期は純利益が減少見込みで、収益の安定性に懸念

  • 繊維業界の競争激化

    国内外の競合との競争が激しく、価格競争に陥る恐れ

  • 原材料費高騰の影響

    原油価格上昇で化学繊維の原料コストが増加し、利益を圧迫する可能性

  • 純利益が29→15億円と半減2026/3期影響

    FY2026/3純利益は前期比14億円減の15億円、EPS急減

  • 売上高の伸び率が7.6%→5.3%に鈍化2026/3期影響

    増収率は2.3pt低下、需要減速の兆し

  • ROE3.8%と低位通年影響

    自己資本利益率3.8%、資本効率の改善が遅れる

  • 株価は1年で-3.5%、需給が弱い継続影響

    増収にもかかわらず株価下落、市場の評価は慎重

次の決算で確かめる点
売上高成長率
高機能素材や海外需要の拡大が計画通り進むか確認するため
営業利益率
原材料コスト上昇を吸収しつつ収益性が改善するか見るため
純利益
2026年3月期の減少見込みが実態かどうか、業績のブレを監視するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+8.0%いまの株価に対する利回りは3.56%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
3.56%
いまの株価に対して
配当性向
129.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1241.6
2018年3月1416.731.8
2019年3月140.039.2
2020年3月157.159.5
2021年3月166.7208.6
2022年3月1812.538.7
2023年3月2011.1131.8
2024年3月2210.070.8
2025年3月2513.642.3
2026年3月278.0129.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,057人。区分でいちばん多いのは事業法人29.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.4%を占め、残る44.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人31.230.327.326.826.729.3
金融機関32.432.331.329.829.126.1
個人・その他18.820.225.325.326.224.5
外国法人17.116.915.017.216.919.0
自己株式2.05.36.96.87.82.4
証券会社0.50.31.11.01.11.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人立花証券株式会社)10.11
02東レ株式会社9.55
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社7.46
04株式会社北國銀行5.10
05小松マテーレ松栄会4.89
06日本生命保険相互会社3.27
07JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人株式会社みずほ銀行)3.23
08三谷産業株式会社2.27
09第一生命保険株式会社1.98
10三井住友信託銀行株式会社1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-16
    シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズ(シンガポール)ピーティーイー・リミテッド(Symphony Financial Partners (Singapore) Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.93%
    -1.04pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+37%、1株純資産は14期で+46%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月287164.015.256.5
2014年3月187282.529.462.9
2015年3月157622.038.873.2
2016年3月207522.732.156.4
2017年3月337804.421.141.6
2018年3月508236.222.331.8
2019年3月508266.016.339.2
2020年3月328093.922.959.5
2021年3月428565.123.0208.6
2022年3月528766.126.938.7
2023年3月288943.124.8131.8
2024年3月469445.016.870.8
2025年3月739987.610.742.3
2026年3月391,0433.820.0129.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額272百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐々木久衛取締役 会長7387,000
中山大輔代表取締役 社長5691,000
米谷俊泰代表取締役 専務 生産本部長5748,000
小川直人常務取締役 技術開発本部長6930,000
中村重之取締役5527,000
大西洋取締役71
山下修二取締役71
堀内節郎取締役74
米澤和洋取締役(常勤監査等委員)6824,000
坂下清司取締役(監査等委員)68
横越亜紀取締役(監査等委員)54
奥谷晃宏6355,000
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
池水龍一79
野村建太取締役55
山森一喜57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6112742721436
社外取締役643437
取締役(社内)1121212
監査役1333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容910字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当連結会計年度において、当社及び当社の関係会社が営んでいる事業の内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社の異動は、以下のとおりであります。 当連結会計年度において、新たに設立した小松美特料(蘇州)咨詢有限公司を連結の範囲に含めております。 当社グループは当社、子会社8社及び関連会社2社で構成され、「繊維事業」を主な事業として展開しております。当社グループの事業内容、及びセグメントは次のとおりであります。 当 社(※1)   :   合繊ファブリック、薄膜ファブリックの企画・開発・製造及び販売。 連結子会社 小松美特料(蘇州)貿易有限公司(※1)   :   繊維製品、環境関連製品、繊維製品等の製造設備及び部品、染料・薬品の販売。 小松美特料(蘇州)咨詢有限公司(※1)   :   繊維製品の染色後加工における技術指導。 ㈱コマクソン(※1)   :   ナイロン素材の無地・捺染加工、並びに自動車内装表皮材、産業資材用特殊素材の開発生産。 ㈱コマツインターリンク(※2)   :   生機・製品の保管・輸送等の物流、サービス及びその周辺事業。 マテーレトレーディング㈱(※1)   :   繊維製品・環境関連商品の販売。 吉田産業㈱(※1)   :   経編ニット生地及びニット製品の製造販売。 ㈱エヌエスケーエコーマーク(※1)   :   スポーツ及びアパレル衣料のマークのデザイン製作・二次加工。 関連会社 ㈱トーケン(※2)   :   土木建築工事の設計・施工・管理及び土地開発造成等の総合建設業。 根上工業㈱(※2)   :   樹脂・製品等の製造及び販売。 非連結子会社 合同会社アマイケ(※1)   :   自社ブランド織物の製造及び販売。 ※1・・・繊維事業 ※2・・・その他の事業 注:インターリンク金沢㈱は、2026年1月1日付でマテーレトレーディング㈱に社名を変更しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 注:上記会社名の◎は連結子会社(計7社)、○は関連会社〔持分法適用会社〕(計2社)、無印は非連結子会社(計1社)を示しております。
経営方針・対処すべき課題1,475字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「小松マテーレは人々の感動を創造します。」「小松マテーレは地球・社会に貢献します。」「小松マテーレは社員と共に成長します。」の三つの理念を基に、“驚き”と“感動”があふれる素材を創造し続ける「化学素材メーカー」を目指しております。 この実現に向けて、事業環境が急激に変化する現在、こうした環境変化をいち早く感知し柔軟に対応していくための組織体制の強化と積極的な経営投資を実行します。具体的には、中期経営計画に基づき、海外事業の拡大、高付加価値商品の開発、地球環境保護、人的資本経営の取り組みを強化してまいります。 さらに、当社グループ内においては、激しい経営環境の変化に適切に対応し、グループ企業全体の事業活動の効率化、収益性の向上、キャッシュ・フロー重視の経営を行うとともに、地球環境保護への対応や人的資本やコンプライアンスを重視した経営を行ってまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは継続的な企業価値の向上を実現するためには、事業の成長性と収益性を高めることが重要であると認識しています。 当社グループの中期経営計画「KFW-2026」において、事業領域の拡大と基盤強化を基本方針とし、2026年度までに、売上高420億円、営業利益25億円、営業利益率6.0%、自己資本利益率(ROE)6.0%以上を目標としております。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社を取り巻く事業環境は、物価上昇や原材料及びエネルギー価格の上昇が続いており、世界情勢が不安定な中において、先行き不透明な状況が続くことが想定されます。 このような足元の環境変化に即応する短期的な課題のみならず、当社グループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「KFW-2026」で掲げた5つの中長期的な課題に対し、グループ一丸となって対処してまいります。 ①海外事業の拡大 海外売上高の拡大のため、今まで培ったブランド力と実績を活かして新規市場開拓を続け、また、販売体制・拠点を整備し、衣料分野及び資材分野において国内市場も含めてグローバルな事業展開を推し進めてまいります。 ②サステナブル商材・事業の推進 持続可能な社会の実現に向けた5つの課題への取り組みを加速させ、特に地球環境にかかわる課題については、社会・顧客のニーズに応えるべく優先的に取り組みます。また、環境配慮型素材群「マテレコ」の売上比率については2030年度に50%にまで拡大する目標達成のため、「環境負担低減」と「機能性」を両立させる素材の拡充を図り、新たな価値を創造します。 ③製品事業の推進 創業以来培ってきた技術を用いた当社素材の感動を消費者に直接届けたいとの思いから、製品事業を推進してまいります。当社独自製品の付加価値を高めて収益への貢献度の向上を図ります。 ④人材育成の強化とエンゲージメントの向上 社員の成長と働き甲斐を高め、社員が生き生きと最大限に能力を発揮するために、人材開発、柔軟な働き方およびDE&Iなど多面的な切り口からエンゲージメント向上に取り組んでまいります。 ⑤製造環境の整備、福利厚生面の充実 社員が効率的な業務を遂行できるよう、福利厚生施設・サービスの整備をはじめとした働きやすい職場環境づくりや、DXを最大限に活用した生産体制の構築に取り組みます。
事業等のリスク1,909字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況 当社グループの製品は、製品を販売している国又は地域の経済状況の影響を受けます。従って、日本はもとより、当社グループの主要な市場であるアジア、中東、欧州及び北米における景気の後退並びに需要の減少や、主要な市場において保護貿易政策の拡大、地政学的緊張の高まりが、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)国際的活動及び海外進出に関するリスク 当社グループの海外での生産及び販売活動は、アジア、中東、欧州及び北米を中心に行っております。これらの海外市場への進出の際には以下に掲げるようなリスクの検討を行いながら進めております。なお、予期しないリスクが発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ・政治又は経済上の不安 ・法律又は規制の変更 ・ストライキ等の労働争議 ・人材の採用と確保の難しさ ・戦争、テロ、その他の要因による社会的混乱 (3)サイバーセキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動において情報システムを活用しており、顧客情報・技術情報・生産データ等の重要な情報を保有しております。サイバー攻撃(不正アクセス、ランサムウェア等)や内部不正により、これらの情報が漏洩・消失、または情報システムが停止した場合には、事業活動の継続が困難となるとともに、ブランド力の低下、損害賠償責任の発生等により、当社グループの経営成績及び財務状況等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (4)為替レートの変動 当社グループの事業には、全世界における製品の生産と販売が含まれております。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建てでの取引による項目は、円換算し連結財務諸表を作成しております。円換算後の価値は為替レートの変動による影響を受ける不安があります。また、円安基調が続いた場合の原材料及び原燃料のコスト上昇や、予測を超えた為替変動が当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (5)原油価格の変動 当社グループは主に合成繊維の加工及び販売を行っており、エネルギーコスト並びに原材料が売上原価における大きなウェイトを占めております。原油価格の高騰に伴いこれらの調達コストが上昇し、販売価格への転嫁や生産性向上といった自助努力による対応が困難な場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)知的財産保護の限界 当社グループは、他社製品と差別化できるノウハウを保持しております。これらの技術とノウハウは今後の当社グループの発展には不可欠なものであり、これらの資産の保護には最善の努力を行っております。しかし、特定の地域においては、当社グループ保有の知的財産権による完全な保護が困難な状況が想定されます。その場合、第三者が当社グループの知的財産を使用し、類似製品の製造を防止できない可能性があります。また、近年のデジタル・AI技術の進歩により、製造ノウハウの模倣が容易になりつつある環境変化も認識しております。 (7)環境負荷に関するリスク 当社グループは「小松マテーレ環境方針」に加え、中期経営計画において「サステナブル商材・事業の推進」を目標として掲げ、環境負荷の低減に努めております。環境への悪影響となる要因を発生させた場合は、ブランド力低下や営業活動の停滞により、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。また、国内外における環境規制の強化により、対応コストが増加することが予想されます。 (8)自然災害等に関するリスク 当社グループの国内生産拠点は石川県に集中しており、2024年1月1日に発生した能登半島地震の発生により被害がありました。当社グループは、過去の大規模災害の経験を踏まえ、事業継続計画(BCP)の継続的な見直しを行っております。しかしながら、当該地域において、想定を超える地震、台風等の大規模災害による生産設備の破損や、世界規模での感染症・伝染病等の発生によるサプライチェーンの寸断等のため、操業停止等が生じ、生産活動及び財務状況等に重大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,094字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済状況は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費に持ち直しの動きがみられ、設備投資も緩やかに持ち直すなど、総じて緩やかな回復基調で推移しました。一方で、為替相場の変動、地政学リスクの長期化、物価上昇の継続などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。 こうした経済環境のもと、当社グループは、国内市場において衣料分野を中心に営業活動の強化と高付加価値商品の提案を進めるとともに、海外市場においては北米、欧州、中東及びアジア地域への販売拡大に取り組んでまいりました。衣料ファブリック分野では、欧州ラグジュアリーブランド向けファッション用途が堅調に推移し、北米向けファッションや中東民族衣装向けの増加により、総じて売上は堅調に推移いたしました。 他方、原燃料価格や資材価格の高止まり、電力料金の上昇などのコスト増加要因が収益を圧迫する状況が続きました。このような状況に対応するため、当社グループでは省エネルギー化の推進、燃料転換、生産性向上、不良ロス削減などによるトータルコストダウンの取り組みを進めるとともに、商品の品種転換や高付加価値商品の拡販、販売価格への適切な転嫁など、収益改善に向けた取り組みを実施してまいりました。 こうした環境のもと、当社グループでは、中期経営計画「KFW-2026」の達成に向け、2024年より様々な具体的施策を実行しております。当該施策の1つとして、多様化する市場ニーズに対応するため、継続的な技術開発及び新商品開発を実施し、高付加価値素材や環境配慮型商品の提案を積極的に進めてまいりました。2025年10月には低膨潤高透湿防水ファブリック「QUATTRONI TK(クアトローニ・ティーケー)」を、2026年2月には製品染めの新ブランド「TINTORIANA(ティントリアーナ)」を発表するなど、新たな付加価値素材の開発と市場提案を進めております。 加えて、資材・製品分野においては、事業ポートフォリオの見直しの一環として一部事業からの撤退や、グループ体制の再編を行うなど、収益性の改善に向けた取り組みを進めてまいりました。また、環境分野では、汚泥減容化バイオ製剤「ベリフォーマー」が「2025年度グッドデザイン・ベスト100」に続いて「第10回ものづくり日本大賞 中部経済産業局長賞」を受賞するなど、当社の環境技術が高く評価されました。 また、中期経営計画における基盤強化課題への本格的な対応として、「第2物流センター」を建設し、9月より運用を開始しております。なお、当該物流センターの竣工を皮切りに、製造環境の整備や生産性向上に向けた工場再編を進めてまいります。このように、これからも引き続き積極的な設備投資を行い、生産設備の増強、労働環境の改善及び環境に配慮した事業運営にも積極的に取り組んでまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は415億63百万円(前期比5.2%増)、営業利益は25億2百万円(前期比14.7%増)、経常利益は32億8百万円(前期比13.0%増)となり、前期比増収増益となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は非上場株式の一部について投資有価証券評価損12億32百万円を計上したことにより15億円(前期比48.9%減)となりました。 セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。 (繊維事業) 衣料ファブリック部門に関しては、高感性・高機能素材や環境配慮型商品の提案を国内外の市場に積極的に展開し、拡販を進めてまいりました。特に海外向けでは欧州ラグジュアリーブランド向けファッション用途や北米向けファッション、中東民族衣装向け素材が売上を牽引し、部門全体としては増収となりました。 資材ファブリック部門につきましては、生活関連資材分野の受注が増加したことから、部門全体として増収となりました。 製品部門におきましては、連結子会社化により事業拡大したことから、増収となりました。 以上の結果、当連結会計年度の当事業の売上高は410億63百万円(前期比5.3%増)、セグメント利益(営業利益)は24億32百万円(前期比16.4%増)となりました。 (その他の事業) 物流分野の当連結会計年度の売上高は4億99百万円(前期比2.3%減)、セグメント利益(営業利益)は57百万円(前期比26.7%減)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、519億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億83百万円減少しました。負債は、120億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億72百万円減少しました。純資産は、398億89百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億88百万円増加しました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ1億96百万円減少し、92億33百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は17億59百万円(前年同期は47億93百万円の資金の増加)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益24億78百万円、減価償却費15億77百万円、投資有価証券評価損12億32百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額10億61百万円、仕入債務の減少額7億24百万円、投資有価証券売却損益5億76百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の増加は7億90百万円(前年同期は56億93百万円の資金の減少)となりました。収入の主な内訳は、有価証券の償還による収入70億円、投資有価証券の売却及び償還による収入8億6百万円であり、支出の主な内訳は、固定資産の取得による支出34億47百万円、有価証券の取得による支出30億円、投資有価証券の取得による支出5億6百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は27億55百万円(前年同期は13億47百万円の資金の減少)となりました。支出の主な内訳は、自己株式の取得による支出12億77百万円、配当金の支払額10億66百万円であります。 ③生産、受注及び販売の実績 (生産実績) 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 繊維事業   35,370   3.4 その他の事業   ―   ― 合計   35,370   3.4 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (受注実績) 当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 繊維事業   41,144   5.7   2,732   3.1 その他の事業   ―   ―   ―   ― 合計   41,144   5.7   2,732   3.1 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 繊維事業   41,063   5.3 その他の事業   499   △2.3 合計   41,563   5.2 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 東レ㈱   6,881   17.4   7,176   17.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループに関する経営成績等の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成には、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の発生及び開示に影響を与える見積りを必要とします。これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ②財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は236億43百万円で、前連結会計年度末に比べて22億42百万円減少しております。売掛金が2億5百万円、原材料及び貯蔵品が1億43百万円、受取手形が1億23百万円増加したものの、有価証券が27億7百万円減少したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は282億99百万円で、前連結会計年度末に比べて11億58百万円増加しております。投資有価証券が7億82百万円減少したものの、機械装置及び運搬具が9億11百万円、無形固定資産が5億98百万円、建物及び構築物が5億49百万円増加したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は84億94百万円で、前連結会計年度末に比べて6億77百万円減少しております。未払法人税等が1億23百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が7億16百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は35億58百万円で、前連結会計年度末に比べて5億95百万円減少しております。主に退職給付に係る負債が3億28百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は398億89百万円で、前連結会計年度末に比べて1億88百万円増加しております。利益剰余金が36億78百万円減少したものの、自己株式が28億81百万円減少、その他有価証券評価差額金が7億54百万円、退職給付に係る調整累計額が2億20百万円増加したことによるものであります。 ③経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、415億63百万円(前連結会計年度の売上高395億26百万円に比べ20億36百万円増加)となりました。これは、衣料ファブリック分野が堅調に推移し、とりわけ北米向けファッションや中東民族衣装向けの増加によるものと製品分野では連結子会社化により事業範囲が拡大したことにより増加したことによるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、25億2百万円(前連結会計年度の営業利益21億81百万円に比べ3億21百万円増加)となりました。これは、衣料ファブリック分野が堅調に推移し、とりわけ北米向けファッションや中東民族衣装向けの増加したことによるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は32億8百万円(前連結会計年度の経常利益28億38百万円に比べ3億69百万円増加)となりました。これは、衣料ファブリック分野が堅調に推移し、とりわけ北米向けファッションや中東民族衣装向けの増加したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 税金等調整前当期純利益は24億78百万円(前連結会計年度の税金等調整前当期純利益38億20百万円に比べ13億41百万円減少)となり、税効果会計適用後の法人税等負担額は9億77百万円(前連結会計年度8億67百万円に比べ1億9百万円増加)となりました。その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は15億円(前連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益29億34百万円に比べ14億33百万円減少)となりました。 これは、衣料ファブリック分野が堅調に推移し、とりわけ北米向けファッションや中東民族衣装向けの増加したことに加え、投資有価証券売却益5億76百万円を計上したものの、投資有価証券評価損12億32百万円を計上したことによるものであります。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ・資本の財源 当社グループは、事業の成長と収益性を高めることにより資本の財源としております。 当連結会計年度においては、営業活動による資金の増加は17億59百万円、投資活動による資金の増加は7億90百万円、財務活動による資金の減少は27億55百万円となりました。 ・資金の流動性に係る情報 資金の流動性については、今後継続的な企業価値の向上を実現するための資金需要に対して、迅速かつ確実に資金を確保することを基本としております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は92億33百万円となりました。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年3月期から2027年3月期の3ヵ年を対象とした中期経営計画を策定しております。基本方針では①海外事業の拡大、②サステナブル商材・事業の推進、③製品事業の推進を事業領域とし、それを達成するための基盤強化については④人材育成の強化とエンゲージメントの向上、⑤製造環境の整備、福利厚生面の充実を重点課題とし、創業より磨き上げたファブリック加工技術及び周辺技術を社会のために活かし、衣料分野から生活・産業資材分野、さらに環境問題解決やインフラ強靭化等、時代が求める分野に貢献範囲を拡大しつつ、高収益企業を目指しております。 ※詳細につきましては2026年5月13日公開の決算説明資料をご参照ください。 https://www.komatsumatere.co.jp/wpcontent/themes/komatsu/pdf/ir/r06/r06_04/250508_1.pdf ⑦今後の見通し 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善等により景気の持ち直しが期待されますが、中東を含む地政学的リスクの高まりを背景とした原材料・エネルギー価格の高騰、物価上昇の継続、為替相場の変動に加え、米国や中国における経済政策の動向等による影響が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況が続くと見込まれます。 このような環境のもと、当社グループを取り巻く事業環境は常に変化していくとみられ、事業構造の変革を含めた迅速かつ柔軟な対応が求められます。具体的には、従来型ビジネスにおいて、安定的な収益基盤を維持・強化し、高付加価値分野や海外機能資材領域を中心に成長機会の取り込みを進めてまいります。 当社グループにおきましては、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画の達成に向け、収益力の抜本的強化と利益体質への転換を最重要課題として取り組んでまいります。また、当社グループの強みを活かせる分野に経営資源を重点的に投入し、競争優位性の確立に努めます。加えて、新基幹システムの稼働を契機とした構造改革および生産性向上を一層推進し、付加価値労働生産性の向上を通じて人的資本の価値最大化を図ってまいります。 一方で、足元の中東情勢の緊迫化に伴い、一定の需要は継続しているものの、物流の不安定化、商流の停滞及び原燃料や物価の高騰等の影響が懸念されます。現段階では、上記影響を合理的に見積もることが困難であるため、現時点の想定として2027年3月期の業績に対し、この不透明な状況が見込まれております。 当社グループとしては価格改定や生産性の向上、調達の見直し等により外部環境の変化による影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。なお、現時点で当社が把握可能な情報に基づいておりますが、今後の中東情勢や市況動向の変化により上記見通しは大きく変動する可能性があります。 以上を踏まえ、当社グループの2027年3月期の連結業績は、売上高420億円(前期比1.1%増)、営業利益15億円(前期比40.1%減)、経常利益23億円(前期比28.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益20億円(前期比33.3%増)を見込んでおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-31

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。