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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本カーバイド工業

NIPPON CARBIDE INDUSTRIES CO.,INC.4064 · Prime · 化学

エレクトロニクス・建築・フィルム・エンジニアリングに展開する化学メーカー。反射シートやセラミックスに強み。

概要

日本カーバイド工業は1935年に工業用カーバイドと石灰窒素の製造で創業した化学品メーカーである。現在は電子材料、機能性フィルム、建材、エンジニアリングの四つの事業を展開し、連結売上高487億円(2025年3月期)、営業利益35億円、従業員3,400人を有する。東京都港区に本社を置き、18の連結子会社を通じてグローバルに事業を展開している。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

グループの収益は電子・機能製品、フィルム・シート製品、建材関連、エンジニアリングの四つのセグメントから成る。2025年3月期の売上高はフィルム・シート製品が223億円で全体の約45%を占め、次いで電子・機能製品が168億円、建材関連が71億円、エンジニアリングが40億円である。営業利益ではフィルム・シート製品が29億円と最も大きく、電子・機能製品は14億円の利益を計上した。

海外売上比率の高いグローバル生産体制

同社はインド、インドネシア、タイ、ベトナム、ブラジル、中国、米国などに生産拠点を持ち、ステッカーや再帰反射シートを現地で製造している。子会社NIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD.やPT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIAなどが製造を担い、米国や欧州の販売子会社を通じてグローバルに販売する。海外売上高比率は連結売上の約6割を占め、円安の影響を受けやすい構造となっている。

電子・機能製品が利益のけん引役

電子・機能製品セグメントはファインケミカル、セラミック基板、粘・接着剤、半導体用金型クリーニング材を扱う。2025年3月期は医薬品・農薬向け製品の出荷増や半導体市況回復によりセグメント利益が前期比58%増の14.7億円に拡大した。中でもセラミック基板はパワーモジュールやLED向けに需要が高まり、タイの子会社ELECTRO CERAMICS (THAILAND)が生産を担う。

中期経営計画で掲げる成長目標

同社は「NCIキラリ 2nd STAGE 2030」と称する中期経営計画を策定し、2030年度に売上高620億円、営業利益70億円、ROE10%以上の達成を目指す。成長領域としてエレクトロニクスとセーフティを掲げ、5年間で総額280億円の設備投資を計画する。特に半導体向け材料と安全関連製品に注力し、新製品売上高比率20%を非財務目標とする。

業界の中での役割は電子材料、フィルムシート、建材、エンジニアリングの4分野で事業展開する化学メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
499億円
営業利益
41億円
営業利益率
8.2%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
フィルム・シート製品224億円44.9%29億円12.9%
電子・機能 製品168億円33.7%15億円8.9%
建材関連71億円14.2%1億円1.4%
エンジニア リング36億円7.2%2億円5.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フィルム・シート製品主力

再帰反射シート(道路標識・安全用品)、ステッカー、フィルムをグローバルに展開。再帰反射シートで高い市場評価を得る。インド、インドネシア、タイ、ベトナム、ブラジルなどに生産拠点を持ち海外展開を加速。

主な製品・サービス3
再帰反射シート世界シェア上位
光を光源方向に反射するシート。道路標識、工事用安全ベスト、車両用反射材に使用。
ステッカー
ラベル・デカール・広告用ステッカー。屋外耐久性に優れ、多様な用途に対応。
フィルム
包装用・工業用フィルム。バリア性や印刷適性を付与。

02電子・機能製品準主力

半導体・エレクトロニクス向けにファインケミカル、セラミック基板、粘・接着剤、半導体用金型クリーニング材を供給。セラミック基板はパワーモジュールやLED実装に使用。

主な製品・サービス4
ファインケミカル製品
医薬品原薬、農薬中間体など高付加価値化学製品。精密有機合成技術を活かす。
セラミック基板
アルミナや窒化アルミニウム製の回路基板。放熱性に優れ、パワー半導体モジュールやLED実装に使用。
粘・接着剤
電子部品用、建築用など多用途。瞬間接着剤やUV硬化型などラインアップ。
半導体用金型クリーニング材
半導体樹脂封止工程で使用する金型の洗浄剤。生産性向上に寄与。

03建材関連準主力

住設用樹脂押出成形品、戸建住宅用アルミ建材、マンション向け高強度高機能アルミ手すりを製造。樹脂窓枠や手すりは省施工・メンテナンスフリーが強み。

主な製品・サービス3
住設用樹脂押出成形品
樹脂製サッシや手すりなど。軽量・耐食性でメンテナンス性に優れる。
戸建住宅用アルミ建材
アルミ手すり、フェンス、門扉など。高強度でデザイン性も重視。
マンション向け高強度高機能アルミ手すり
高層マンションのバルコニー手すり。耐火性・耐風圧性に優れる。

04エンジニアリング副次

鉄鋼・化学・電力・環境分野の産業プラント設計・施工・保守。カーボンニュートラル関連設備も手掛ける。子会社ダイヤモンドエンジニアリングが担当。

製品と技術

半導体パワーモジュールに使われるセラミック基板

同社のセラミック基板はアルミナや窒化アルミニウムを材料とし、優れた放熱性が特徴である。パワー半導体モジュールやLED実装に使用され、電子機器の高密度化・高効率化に貢献する。子会社の株式会社北陸セラミックとELECTRO CERAMICS (THAILAND)が製造を担当し、自動車や産業機器向けに供給している。

道路標識や安全用品に不可欠な再帰反射シート

再帰反射シートは光を光源方向に反射する特性を持ち、道路標識、工事用安全ベスト、車両用反射材などに使用される。同社はこの分野で高い市場評価を得ており、インド、インドネシア、ベトナム、ブラジルなどに生産拠点を置く。米国や欧州の販売子会社を通じてグローバルに販売し、セーフティ領域の成長ドライバーと位置付けられている。

電子部品実装に用いる粘・接着剤のラインナップ

同社の粘・接着剤は電子部品用、建築用など多用途に展開する。瞬間接着剤やUV硬化型など多様なラインアップを持ち、光学関連分野向け製品など高付加価値品が強みである。2025年3月期は中国市場での競争激化により販売が減少したが、医薬品向け原料など他の機能化学品と合わせて電子・機能製品セグメントの収益を支えている。

高強度アルミ手すりと樹脂サッシの建材事業

建材関連事業は子会社ビニフレーム工業が担い、住設用樹脂押出成形品、戸建住宅用アルミ建材、マンション向け高強度高機能アルミ手すりを製造販売する。樹脂製サッシや手すりは軽量・耐食性でメンテナンスフリーが強みであり、アルミ地金価格高騰の影響を受けつつも、高機能手すりの売上が増加している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位再帰反射シート世界トップクラスのシェアフィルム・シート製品

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

フィルム・電子材料で強みを持つ化学メーカー

日本カーバイド工業は機能性フィルムや電子材料を主力とする化学品メーカー。同業のクラレや東洋紡は事業範囲が広く、同社は特定のニッチ分野に特化。光学用フィルムや半導体関連材料で高い技術力を持ち、売上高は約490億円で営業利益率8%と収益性は堅調。海外売上比率は低く、内需中心の事業構造。

強み

  • 光学フィルムや半導体向け高純度材料で高いシェアを持ち、競争が少ない。
  • 長年培った化学合成技術により、他社追随を許さない製品を開発。
  • 売上高が成長傾向で、営業利益率8%と業界平均を上回る収益性を維持。
  • 大手電機・半導体メーカーとの長期取引があり、安定した需要を確保。

課題

  • 売上の大部分が国内向けで、成長著しい海外市場への展開が課題。
  • 電子材料は技術革新が速く、製品の陳腐化リスクが常に存在。
  • 特殊化学品の原料を海外に依存しており、地政学リスクや価格変動の影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が日本カーバイド工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14462石原ケミカル441億円13.4倍
24968荒川化学工業432億円18.8倍
34229群栄化学工業388億円14.5倍
43104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
54112保土谷化学工業369億円11.4倍
64064日本カーバイド工業315億円11.9倍
73580小松マテーレ297億円19.7倍
84410ハリマ化成グループ293億円11.6倍
94228積水化成品工業281億円12.7倍
107856萩原工業279億円19.5倍
115142アキレス267億円11.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

カーバイドと石灰窒素から出発した1935年の創業

日本カーバイド工業は1935年10月、資本金83万7,500円で設立された。本店を富山県下新川郡道下村に置き、翌年1月に国産肥料株式会社を合併して工場操業を開始した。創業時の主力製品は工業用カーバイドと石灰窒素であり、これらは肥料や化学工業の原料として需要があった。1940年には本店を東京に移転している。

戦後の再建と上場、ビニフレーム工業の設立

1947年に三和化学工業(現・株式会社三和ケミカル)を設立し、化学製品の製造を拡大した。1949年5月には東京証券取引所に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。1959年には早月工場を建設し生産能力を増強。1962年にはビニフレーム工業を設立し、樹脂押出成形品の製造販売に乗り出した。これが後の建材事業の基盤となる。

1980年の北陸セラミックへの資本参加で電子材料へ進出

1980年、同社は株式会社北陸セラミックに資本参加し、電子材料事業に本格的に進出した。北陸セラミックはセラミック基板の製造メーカーであり、この買収により同社はパワー半導体やLED向けの放熱基板の供給能力を得た。その後、1988年にはタイにELECTRO CERAMICS (THAILAND)を設立し、海外生産を開始した。

タイ・アメリカ・インドネシアへ広がった生産拠点

1988年から1990年代にかけて、同社はグローバル展開を加速した。1988年にはタイにTHAI DECAL(現NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (THAILAND))を設立し、ステッカー事業を開始。1991年には米国にNIPPON CARBIDE INDUSTRIES (USA)を設立し、再帰反射シートの販売拠点とした。1994年にはインドネシアにPT ALVINY INDONESIA(現PT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIA)を設立し、アルミ建材の生産を開始した。

1990年代の再帰反射シート事業と世界展開の加速

1991年にはニッカポリマ株式会社を設立し、再帰反射シート事業に参入した。再帰反射シートは道路標識や安全用品に使用される重要な製品であり、同社の成長ドライバーの一つとなる。1997年にはベトナムにNCI (VIETNAM)を設立。1999年には米国サウスカロライナにも子会社を設立し、北米市場でのプレゼンスを強化した。中国にも恩希愛(杭州)化工有限公司を設立し、アジア全域に生産網を広げた。

2012年の本社移転とプライム市場移行、新中計策定

2012年、同社は本店を東京都港区に移転し、同時にニッセツ株式会社を吸収合併して京都製造所を設置した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行した。近年は中期経営計画「NCIキラリ 2nd STAGE 2030」を策定し、エレクトロニクスとセーフティを注力領域に掲げ、2030年度に売上高620億円を目指す方針を打ち出している。

年表26件を開く

1930年代

  • 1935年10月創業日本カーバイド工業株式会社を資本金83万7,500円をもって設立 本店を富山県下新川郡道下村本新751番地に設置
  • 1936年1月M&A国産肥料株式会社を合併
  • 1936年2月工場操業開始(現魚津工場)

1940年代

  • 1940年1月本店を東京市麹町区丸の内二丁目2番地1に移転
  • 1941年6月大阪駐在所設置(1962年8月大阪支店に改称、2020年4月大阪営業所に改称)
  • 1947年8月商号変更三和化学工業株式会社設立(1967年5月株式会社三和ケミカルに商号変更、現連結子会社)
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場

1950年代

  • 1959年6月早月工場建設

1960年代

  • 1961年7月上場大阪証券取引所に株式上場
  • 1962年4月ビニフレーム工業株式会社設立(現連結子会社)
  • 1963年8月本店を東京都千代田区丸の内三丁目3番1号に移転
  • 1969年7月ダイヤモンドエンジニアリング株式会社設立(現連結子会社)

1980年代

  • 1980年1月株式会社北陸セラミックに資本参加(現連結子会社)電子材料事業に進出
  • 1988年4月商号変更タイにTHAI DECAL CO., LTD.設立(2021年4月NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (THAILAND) CO., LTD.に商号変更、現連結子会社)
  • 1988年10月タイにELECTRO CERAMICS (THAILAND) CO., LTD.設立(現連結子会社)

1990年代

  • 1990年1月M&A株式会社関東応化に資本参加(1997年4月エヌシーアイ電子株式会社に商号変更、2018年12月当社により吸収合併)
  • 1991年5月創業ニッカポリマ株式会社を設立し再帰反射シート事業に進出(ニッカポリマ株式会社は2013年6月に解散)
  • 1991年9月米国にNIPPON CARBIDE INDUSTRIES (USA), INC.設立(現連結子会社)
  • 1994年12月商号変更インドネシアにPT ALVINY INDONESIA設立(2023年1月 PT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIA に商号変更、現連結子会社)
  • 商号変更中国に恩希愛(杭州)化工有限公司設立(2015年11月恩希愛(杭州)薄膜有限公司に商号変更、現連結子会社)
  • 1997年2月ベトナムにNCI (VIETNAM) CO., LTD.設立(現連結子会社)
  • 1999年1月米国にNIPPON CARBIDE INDUSTRIES(SOUTH CAROLINA),INC.設立(現連結子会社)
  • 1999年8月本店を東京都港区港南二丁目11番19号に移転

2010年代

  • 2011年10月インドにNIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD.設立(現連結子会社)
  • 2012年1月M&Aニッセツ株式会社設立(2014年12月当社により吸収合併)ブラジルにNIPPON CARBIDE INDUSTRIA DO BRASIL LTDA.設立(現連結子会社)ニッセツ株式会社の吸収合併に伴い京都製造所設置 本店を東京都港区港南二丁目16番2号に移転

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで620億円
  • 営業利益2030年度まで70億円
  • ROE2030年度まで10%以上
  • D/Eレシオ2030年度まで0.5倍以下

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エレクトロニクス領域での高付加価値化

    半導体・電子デバイスを戦略市場とし、One & Onlyの製品・技術を強みに高性能化・高密度化に対応した高付加価値化を進め、新規ビジネス創出を通じた成長を目指す。

  2. 02

    セーフティ領域でのグローバル展開

    環境・ライフ・モビリティ分野に注力し、安全・環境要求が高まる領域でOne & Onlyの製品・技術を軸にグローバル展開を進め、新規ビジネス創出による成長を目指す。

  3. 03

    研究開発・DX・コンプライアンスの強化

    研究開発の加速、SDGs経営、DX推進、コンプライアンス遵守の4つの施策を継続・強化し、持続的な成長を支える基盤を構築する。

  4. 04

    資本コストを意識した経営の実現

    PBR1倍以上を目標に、成長ドライバーの拡販や不採算事業の見直しでROE向上、株主還元強化や有利子負債の活用によりPER改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,400人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は639万円で、9期前と比べて+7.4%平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,390
2018年3月3,451
2019年3月59543.319.43,529
2020年3月59443.319.33,597
2021年3月59543.419.53,574
2022年3月59843.419.03,589
2023年3月62143.118.43,322
2024年3月61243.818.83,297
2025年3月61644.117.73,312106
2026年3月63944.217.13,400121

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率79.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 6 / 海外 12、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
早月工場 — 富山県滑川市8,480百万円
電子・機能製品、フィルム・シート製品
魚津工場 — 富山県魚津市6,047百万円
電子・機能製品
本社工場 — 中国1,511百万円
フィルム・シート製品
本社工場 — タイ1,297百万円
電子・機能 製品
本社工場 — 富山県魚津市807百万円
建材関連
本社工場 — インド369百万円
フィルム・シート製品
本社工場 — ベトナム358百万円
フィルム・シート製品
本社工場 — インドネシア353百万円
フィルム・シート製品、建材関連
本社 — 東京都港区他165百万円
電子・機能製品、フィルム・シート製品
本社 — 富山県魚津市146百万円
エンジニアリング
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ビニフレーム工業㈱(注)3
    富山県魚津市 · 連結子会社
    議決権69.0%
  • 国内
    ㈱三和ケミカル
    神奈川県平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱北陸セラミック
    富山県魚津市 · 連結子会社
    議決権99.8%
  • 国内
    ダイヤモンドエンジニア リング㈱
    富山県魚津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    恩希愛(杭州)薄膜 有限公司(注)2
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(USA),INC. (注)2
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(SOUTH CAROLINA),INC.
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD. (注)2
    インド · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIA (注)5
    インドネシア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ELECTRO CERAMICS(THAILAND)CO.,LTD. (注)2
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NCI HOLDING(THAILAND) CO.,LTD. (注)4
    タイ · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 海外
    NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(THAILAND)CO.,LTD. (注)5
    タイ · 連結子会社
    議決権91.5%
残りのグループ会社6社を開く
  • NCI(VIETNAM)CO.,LTD.ベトナム90%
  • NIPPON CARBIDE INDUSTRIA DO BRASIL LTDA.ブラジル100%
  • NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (NETHERLANDS)B.V.オランダ100%
  • NIPPON CARBIDE INDUSTRIES FRANCE S.A.S.フランス100%
  • NIPPON CARBIDE INDUSTRIES ESPAÑA S.A.U.スペイン100%
  • USK-Human㈱富山県魚津市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は499億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+17.1%。

売上高
+2.5%
499億円
営業利益
+17.1%
41億円
純利益
+18.2%
26億円
営業利益率
8.2%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高520億円499億円
営業利益45億円41億円
純利益31億円26億円
1株あたり配当¥134¥134

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は125億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.5%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q97−11
2024年1Q10243.97
2024年2Q11110.91
2024年3Q11532.61
2024年4Q1041
2025年2Q234135.68
2025年4Q253228.714
2026年2Q243218.615
2026年4Q256207.811
2027年1Q125108.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は506億円から499億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は8.2%。売上は2期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月50691
2014年3月554143
2015年3月56816−18
2016年3月5022310
2017年3月495266
2018年3月5083427
2019年3月4873118
2020年3月4672817
2021年3月4222924
2022年3月4704119
2023年3月440193
2024年3月4321610
2025年3月48735387.222
2026年3月49941468.226

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高499億円のうち、営業利益として残るのは41億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.9%334億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%124億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.9pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが56億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは43億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は138億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月23−367−1339
2014年3月29−24−6543
2015年3月22−26−14−428
2016年3月47−30−81737
2017年3月34−32−4234
2018年3月37−18−101944
2019年3月59−13−194670
2020年3月27−5−42287
2021年3月38−101028124
2022年3月43−24−4219108
2023年3月36−21−321598
2024年3月54−24−1330121
2025年3月41−12−2529131
2026年3月56−13−3743138

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は628億円。このうち返さなくてよい自己資本が409億円で、自己資本比率は61.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月59818441429.5
2014年3月63720543230.8
2015年3月62121240932.5
2016年3月59420538932.8
2017年3月61020540531.9
2018年3月62024337737.2
2019年3月60625035639.0
2020年3月61226035239.9
2021年3月63928535442.2
2022年3月64532032547.0
2023年3月61833128750.5
2024年3月61034626453.5
2025年3月63437925556.4
2026年3月62840921861.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
156億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
165億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
47億円
在庫として抱えている分
負債合計
218億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中31位あたり、逆に低いのは自己資本比率203社中107位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.3%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.5%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,340で、1年前と比べて+63.3%過去52週の値幅のなかでは69%の位置にある。

¥3,340-3.0%1ヶ月-0.9%1年+63.3%時価総額315億円
過去52週の値幅
安値¥2,055高値¥3,930

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.9倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.80倍
配当利回り4.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3385円で前日比+2.42%と続伸。25日移動平均線(3314.8円)を上抜け、75日線(3289.19円)も上回った。52週高値(3930円)からは約13.9%下、52週安値(2002円)からは約69.1%上と高水準。直近のレンジは3200〜3550円で推移し、8月10日に3200円まで下落したが、その後3日間で3385円まで回復。RSIは54.73と中立。出来高は8月10日に292500株と急増、活発な売買が続く。1年で71.75%上昇と上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERは12.11倍で同業界平均の18.77倍を大幅に下回り割安。PBRは0.81倍と1倍割れで、平均1.44倍と比べても割安感が強い。配当利回りは3.96%と平均2.63%を上回り魅力的。ただしROE7%はやや低く、収益性改善が課題。一方で予想PER10.2倍と業績成長も見込まれる。総合的に割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.9倍17.8倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.80倍1.41倍
ROE7.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収増益で、2026年3月期も増収増益計画。強気派は電子部品向け材料の需要拡大や生産性向上による収益改善を評価し、PBR1倍未満の割安感や増配余地を指摘。一方、弱気派はROE7%と資本効率が低く、競争激化や原材料高による採算悪化を懸念。業績好調が続くか、株価上昇で評価が織り込み済みかの見方が分かれる。

プラスに働く材料7
  • 電子材料需要拡大

    電子部品向け材料の需要拡大が追い風。

  • 増収増益計画

    2026年3月期も増収増益の計画。

  • 株主還元

    配当利回り3.96%と高水準。

  • 営業利益35→41億円へ2期連続増益通年影響

    売上高は487→499億円、営業利益は35→41億円。営業利益率7.19%→8.22%と収益性も改善

  • 予想PER10.2倍と割安、株価上昇余地決算発表後影響

    現行PER12.11倍に対し予想PER10.2倍。増益基調が続けばバリュエーションの見直しが進む

  • 配当利回り3.96%と増益・増配期待通年影響

    配当利回り3.96%は予想PER10.2倍と組み合わせて投資魅力がある。増配余地も株価を支援

  • 外国人保有比率23.76%と需給の厚み継続影響

    外国人保有比率は23.76%。増益局面で海外投資家の買いが入りやすく、株価上昇が続きやすい

マイナスに働く材料7
  • 資本効率が低い

    ROE7%でPBR0.81倍、効率改善の鈍さ。

  • 競争激化

    電子材料分野での競争激化の可能性。

  • 原材料高

    原材料価格上昇が採算を圧迫する懸念。

  • 売上高の伸びが鈍化、増収率は2.5%へ減速2026年Q3影響

    売上高は前期比12.7%増→2.5%増に減速。高成長の一巡で株価の上昇ペースは落ちる

  • 株価が1年で71.75%上昇、利益確定売り不定影響

    株価は1年で+71.75%と大幅高。好業績が織り込み済みのため、新規買いは慎重になりやすい

  • 営業利益率8.22%の高水準が反落する場合の下振れ通年影響

    営業利益41億円、利益率8.22%は改善後高。化学市況が軟化すれば利益率が7%台に戻り利益が約4億円減

  • ROE7%とPBR0.81倍、資本効率改善が鍵継続影響

    ROE7%、PBR0.81倍。資本効率改善が市場の予想ほど進まなければ、割安修正の勢いは鈍る

次の決算で確かめる点
電子材料売上高
成長の柱であり、需要動向を反映。
営業利益率
収益性改善の進捗を確認。
ROE
資本効率改善の度合いを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり134で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは4.01%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥134
1株あたり
配当利回り
4.01%
いまの株価に対して
配当性向
58.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2031.0
2018年3月3050.023.5
2019年3月4033.331.6
2020年3月400.042.4
2021年3月400.022.1
2022年3月5537.558.3
2023年3月6518.2116.8
2024年3月8023.1123.3
2025年3月800.040.4
2026年3月9215.058.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥134

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,901人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.4%を占め、残る76.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.739.355.751.852.445.2
外国法人9.210.715.817.918.323.7
金融機関28.728.013.617.819.618.9
証券会社4.44.04.36.24.27.7
事業法人16.918.110.36.35.54.5
自己株式0.10.10.11.21.11.0
外国人個人0.00.00.30.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)11.86
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.16
03BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.22
04榊原 三郎2.68
05INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.37
06大和証券株式会社2.08
07THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.88
08モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.82
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.61
10JPモルガン証券株式会社1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-06
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    0.17%
    -0.72pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+23406%、1株純資産は14期で+1812%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月12160.6363.029.4
2014年3月32401.473.222.8
2015年3月−22246−9.1
2016年3月122385.110.413.5
2017年3月772,3763.219.831.0
2018年3月3342,81512.96.023.5
2019年3月2202,8907.76.831.6
2020年3月2132,9737.24.742.4
2021年3月2833,0679.44.722.1
2022年3月2113,2306.76.558.3
2023年3月353,3231.137.2116.8
2024年3月1063,5073.117.3123.3
2025年3月2383,8356.57.640.4
2026年3月2804,1247.09.358.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額201百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
杉山孝久代表取締役 取締役社長 社長執行役員 CEO66
井口吉忠代表取締役 副社長執行役員 社長付67
長谷川幸伸取締役 常務執行役員 研究開発センター長64
横田祐一取締役 常務執行役員 CFO 管理部門担当 安全・品質・環境管理部担当63
吉岡早月取締役41
門向裕三取締役67
林文明常勤監査役64
澤田征洋常勤監査役63
鮎川裕美監査役58
岡あゆみ監査役57
河村龍也常務執行役員
角田尚久執行役員
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
三宅弘執行役員
飯塚誠執行役員
熊倉克一執行役員
松本幸二執行役員
斉藤雅仁執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)486351413734
社外取締役764649

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,917字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社18社及び関連会社2社で構成され、ファインケミカル製品、医薬品原薬、医農薬中間体、粘・接着剤、半導体用金型クリーニング材、セラミック基板の製造販売を主体とした電子・機能製品、フィルム、ステッカー、再帰反射シートの製造販売のフィルム・シート製品、住設用樹脂押出成形品・戸建住宅用アルミ建材、マンション向け高強度高機能アルミ手すりの製造販売を主体とした建材関連並びに鉄鋼・化学・電力・環境分野の産業プラントの設計・施工・設備、カーボンニュートラルトランジション設備を主体としたエンジニアリングの事業を展開しております。 当社グループの事業に係る主な位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 電子・機能製品 ……当社及び子会社ELECTRO CERAMICS (THAILAND) CO.,LTD.が製造販売するほか、子会社㈱三和ケミカルで製造した製品を当社で販売しております。 フィルム・シート製品 …当社及び子会社NIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD.、PT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIA、NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(THAILAND)CO.,LTD.、NCI (VIETNAM) CO.,LTD.、NIPPON CARBIDE INDUSTRIA DO BRASIL LTDA.が製造販売をしております。また、子会社恩希愛(杭州)薄膜有限公司で製造した製品を主に当社で販売しております。 建材関連 ……子会社ビニフレーム工業㈱が住設用樹脂押出成形品・戸建住宅用アルミ手すり等を製造 販売しております。 エンジニアリング ……子会社ダイヤモンドエンジニアリング㈱が産業プラントの設計・施工・設備及び機器 の製作等を行っております。 なお、次に記載しております事業の系統図中の「販売部門」として記載しております子会社NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(USA),INC.ほか子会社各社は、主に当社の製品・商品を販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 連結子会社、非連結子会社及び関連会社は、次のとおりであります。 連結子会社 ビニフレーム工業㈱       アルミ建材等の製造、販売 ㈱三和ケミカル       化学工業製品、医薬品の製造、販売 ㈱北陸セラミック       セラミック基板等の製造、販売 ダイヤモンドエンジニアリング㈱       産業プラントの設計、監督、施工並びに工場諸施設の保全 恩希愛(杭州)薄膜有限公司       再帰反射シートの製造、販売 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (USA),INC.       再帰反射シートの販売 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (SOUTH CAROLINA) ,INC.       各種ステッカーの販売 NIPPON CARBIDE INDIA PVT.LTD.       各種ステッカーの製造、販売 PT NIPPON CARBIDE INDUSTRIES INDONESIA       各種ステッカー、アルミ建材等の製造、販売 ELECTRO CERAMICS (THAILAND) CO.,LTD.       セラミック基板等の製造、販売 NCI HOLDING(THAILAND)CO.,LTD.       NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(THAILAND)CO.,LTD.の持株会社 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES(THAILAND)CO.,LTD.       各種ステッカーの製造、販売 NCI (VIETNAM) CO.,LTD.       〃 NIPPON CARBIDE INDUSTRIA DO BRASIL LTDA.       〃 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES (NETHERLANDS) B.V.       再帰反射シートの販売 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES FRANCE S.A.S.       〃 NIPPON CARBIDE INDUSTRIES ESPAÑA S.A.U.       〃 非連結子会社 ※USK-Human㈱       各種作業の請負 関連会社 早月生コン㈱       生コンクリートの製造、販売 北海道ライナー㈱       道路標示及び一般塗装工事請負 ※印は持分法適用会社
経営方針・対処すべき課題2,163字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループのミッションは「技術力で価値を創造し、より豊かな社会の発展に貢献する。」であり、この精神をベースに「キラリと光る、価値ある企業グループ」となることを目指しています。 このビジョンを実現するために、「私たちが大切にする価値観」として、 ・誠実であること Sincerity ・奉仕すること Service ・協力すること One-NCI ・創造すること Innovation を掲げています。 (2)中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標 「NCIキラリ 2nd STAGE 2030」の全体像 当社グループは、前中期経営計画期間の実績をベースにOne & Onlyの製品と技術で、持続的な成長を実現するステージへと移行し、2030年のありたい姿「サステナブルな社会に貢献する、キラリと光る企業グループ」の実現を目指します。 新中期経営計画では、2030年度の財務目標を、売上高620億円、営業利益70億円、ROE10%以上、D/Eレシオ0.5倍以下としております。 One & Onlyの製品・技術で、持続的な成長を実現するステージへ 成長見通し 各セグメントにおいて、当社の強みであるOne & Onlyの製品や技術を軸に事業拡大を進めていくことで、売上高は2025年度比約1.2倍、営業利益は約1.7倍の成長を目指します。 成長戦略としては、新中期経営計画においても、エレクトロニクスとセーフティを注力領域としています。その上で、改めてOne & Onlyの製品と技術に着目し、成長ドライバーを再定義いたしました。 注力領域① エレクトロニクス 注力領域エレクトロニクスでは、成長が期待される半導体及び電子デバイスを戦略市場分野とし、高性能化・高密度化が進む領域において、One & Onlyの製品と技術を強みに高付加価値化を進め、新規ビジネスの創出を通じた成長の実現を目指します。 [成長ドライバー] 注力領域② セーフティ 注力領域セーフティでは、人々の生活とのかかわりが深い環境・ライフ・モビリティ分野を戦略市場分野とし、安全・環境要求が高まる領域において、One & Onlyの製品と技術を強みにグローバル展開を進め、新規ビジネスの創出を通じた成長の実現を目指します。 [成長ドライバー] 注力領域における成長ドライバーの成長見通し 成長ドライバー全体として、2030年度には売上高260億円、営業利益60億円まで拡大することを目指します。 内訳として、エレクトロニクス領域では売上高80億円、営業利益20億円、セーフティ領域では売上高180億円、営業利益40億円を見込んでおります。 成長ドライバー全体として、2030年度末までに以下の成長を目指す 設備投資 新中期経営計画では、5年間で総額280億円の設備投資を計画しており、前中期経営計画期間の実績と比較して大幅に増額となり、この内戦略市場分野へは220億円を投じる計画です。 成長戦略を支える取組み 研究開発の加速、SDGs経営の推進、DXの推進、コンプライアンスの遵守の4つの取組みにより、成長戦略を支えていきます。 これらの取組みは前中期経営計画から継続しておりますが、当社の持続的な成長を実現するための不可欠な施策と考えており、一層の強化を図っていきます。 4つの取組みで「NCIキラリ 2nd STAGE 2030」の成長戦略を支え、財務目標の達成を目指す <30年度非財務目標> ● 戦略市場分野 新製品売上高比率:20%   ● GHG排出量:2013年度比46%削減 ● 女性管理職比率:当社グループ20%、当社10% 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 当社では、PBR1倍以上を目指し、ROEとPERの改善という両面からの取組みを実施していきます。 具体的には、成長ドライバーの拡販や新製品創出による事業成長に加え、不採算事業の収益性改善や見極めなどにより、ROEの向上やPERの改善につなげていきます。 また、資本戦略・財務戦略の観点からも、株主還元の強化や有利子負債の戦略投資への活用検討などを通じて、企業価値の向上を図っていきます。 PBRは2021年度末0.43から2025年度末0.63へ改善 ROEとPERの両面での改善を目指す 株主還元方針 株主還元の強化と安定配当の底上げを目的として、既に3月13日付の適時開示で公表しているとおり、新中期経営計画期間における株主還元方針を見直しました。 配当性向40%またはDOE(自己資本配当率)3.0%のいずれか高い金額を目安に、安定配当の継続を目指していきます。 キャピタルアロケーション 外部資金を活用し、積極的な戦略投資を実施するとともに、株主還元については、前中期経営計画期間の30億円から、新中期経営計画期間では80億円規模へ拡大いたします。
事業等のリスク3,666字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、当社リスク管理委員会が当社グループを取り巻く環境変化やそれに伴う新たなリスクの発生等を所管部署から集約する体制を構築しており、それに基づいてリスクマネジメントを推進するとともに日々の事業活動におけるリスクの低減に取組み、収益機会の拡大に努めております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 注力領域における市場環境の急変 当社グループの注力領域は「エレクトロニクス」並びに「セーフティ」と位置付けておりますが、「エレクトロニクス」では半導体、電子デバイス向け市場、「セーフティ」では環境、医薬・化粧品、自動車向け市場と関連があります。これらの関連市場における販売数量の減少や価格の下落を通じて、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは中期経営計画「NCIキラリ2025」の成長戦略に基づき、製品の付加価値を高め、事業環境の変化に影響されにくい収益体質づくりを進めております。 ② 原材料価格の変動 当社グループ製品の原材料は、ナフサ価格やアルミ地金価格の変動の影響を受けることがあり、特に粘・接着剤、電子素材、建材関連、エンジニアリング等の事業で、原材料価格の変動をタイムリーに製品価格に転嫁できず、これらがコスト削減額を上回った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、これらの原材料価格の変動は、近年の地政学的緊張の高まりに伴う原油・ナフサ価格の上昇やエネルギー供給の不安定化、並びに海上輸送ルートの混乱による物流コストの増加や調達リードタイムの長期化等により一層顕著となる可能性があります。 当社グループでは、国内外を含め新たな調達先からの購入、グループ内での購買情報を共有化することで、原材料価格の変動に対応するよう努めております。 ③ 為替レートの変動 当社グループは、電子素材、フィルム・シート製品を中心として海外で大きく事業を展開しております。為替レートの変動は、ストック面では連結財務諸表の換算において、フロー面では販売価格の設定や仕入価格において、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与えます。 当社グループでは、一部取引で為替予約を行いリスクの低減に努めております。 ④ 固定資産の価値下落 当社グループが保有している固定資産について、時価の下落・収益性の低下等や遊休資産化に伴い資産価値が低下した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 地政学に係るリスク 当社グループは、連結子会社の過半が在外子会社であり、世界各地で生産・販売活動を展開しております。これらの海外拠点や事業展開している国及び地域では、予期できない法令の変更、輸出入・外資の規制、治安の悪化、関税措置等国家間の経済制裁、テロ・戦争・感染症の発生その他の要因による社会的、政治的混乱等のリスクが存在します。 これらのリスクに対しては、グループ内での情報収集、外部コンサルタントの起用等を通じて、その予防・回避に努めていますが、これらが顕在化した場合は、グローバルな事業活動に支障をきたし、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 事故災害 当社グループの各工場においては、事故や災害による損害防止のため、日常において設備の点検や各種安全活動等を継続的かつ確実に実施しております。しかし、これらの活動等にもかかわらず、万一、火災・爆発等の事故災害が発生し、当社グループの業務や地域社会に大きな影響を及ぼした場合、生産活動による機会損失や補償等を含む事故対応費用等が、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 自然災害 当社グループは、自然災害の発生に備えて、リスク管理マニュアルや事業継続計画の策定、社員安否確認システムの構築、耐震対策、防災訓練などの対策を講じていますが、事業継続計画の想定を超えた大規模な自然災害により、事業活動の中断、生産設備の被災、交通遮断による製品輸送停止、原材料の仕入れ先又は製品の販売先等の被災・操業停止、経済活動の停滞、電力不足に伴う工場稼働への制約等、不測の事態が発生することが考えられます。 当社グループ又は当社グループのサプライチェーンにおいて、これらの不測の事態の発生により、長期にわたる生産の中断があった場合は、売上高の減少等により、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 訴訟等 当社グループでは、コンプライアンスの重要性を認識し、法令及び社会規範の遵守の徹底を図っております。当連結会計年度末において、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす訴訟は提起されていませんが、国内及び海外事業においては常に訴訟の対象となるリスクが存在しているものと考えております。将来、重要な訴訟が提起された場合には、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、コンプライアンスは事業活動の大前提であると認識し、リスク管理や従業員啓発の研修等を通じて、従業員の法令違反や社会規範に反した行為等の発生可能性の低減に努めております。 ⑨ 知的財産権 当社グループは、知的財産の重要性を認識し、事業活動に有用な知的財産権の取得に努めておりますが、当社の技術を十分に保護できなかった場合や、当社権利が違法に侵害された場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、他者の知的財産権に対して細心の注意を払っておりますが、万一、他者の知的財産権を侵害したと認定され損害賠償の責任を負う場合には、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 製造物責任 当社グループは、国際的な品質マネジメントシステム(ISO9001)に従って、各々の製品の特性に応じて最適な品質・性能の確保に万全を期しておりますが、予期せぬ事象により大規模な製品事故が発生する可能性があります。万一の場合に備えて賠償責任保険を付保しておりますが、そのカバーを超えて費用が発生するリスクがあります。この場合、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 環境規制・気候変動対応 主に製造業を営む当社グループは、生産効率向上による環境負荷の低減と省資源・省エネルギーに取り組んでおります。しかしながら、環境関連規制は年々強化・見直しされる方向にあり、規制の内容によっては製造、保管、処分等に関連する費用が発生し、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、気候変動に係るリスクとして、炭素税の導入、エネルギーコストの増加、自然災害の激甚化による設備への損害等を認識し、機会としては、脱炭素化設備やゼロカーボンスチールの需要増加、EV関連需要の拡大化等を認識しておりますが、今後も温暖化施策の変化などに適時に対応してリスクの軽減を図ってまいります。 ⑫ システムリスク 当社グループは、基幹システムを導入して業務運営を行っておりますが、サイバー攻撃やコンピューターウイルスの感染・攻撃、天災、その他の不測の事態が発生し、システムの復旧等に時間を要した場合、当社グループの経営成績、財政状態及び将来の業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、データのバックアップ、システムのクラウド化など、不測の事態による業務停止からの早期復旧に関して継続的に対策を講じております。また、サイバー攻撃やコンピューターウイルスへの防御や検知といったシステム的な対策により、ネットワークやシステムセキュリティの強化に努めております。 ⑬ 人材確保 当社グループが更なる成長へ向け企業基盤を確立するためには、優秀な人材の確保が不可欠であります。しかしながら、生産年齢人口が大きく減少していく中で、必要な人材を確保できない場合には、当社グループの事業展開、業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、人材が全ての事業活動の礎であるとの考えのもと、多様な人材が集まり、一人ひとりが能力を最大限発揮して当社グループとともに成長して活躍できるように、職場環境の整備、多様な人材の確保、人材育成、キャリア開発などに積極的に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)5,225字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概況は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、全体的に緩やかな成長となりましたが、年度末の中東情勢の緊迫化などの地政学的リスクや、米国の関税措置の影響が見られる中、先行きに対する不透明感が増大しました。 地域別では、日本や東南アジアにおいて景気は底堅く推移しました。中国では、不動産市場の低迷等を背景に内需は弱含みで推移し、市場における競争環境の厳しさが増しました。欧州では、個人消費は底堅く推移したものの、景気回復は緩やかな動きにとどまりました。米国では、AI関連投資を背景に半導体分野の需要は回復基調となった一方、関税措置が一部事業環境に影響を及ぼしました。 このような中、当社グループの事業では、電子・機能製品は、医薬品や農薬向け製品の出荷が増加しましたが、光学関連分野向け粘・接着剤では中国市場での競争激化により出荷が減少しました。フィルム・シート製品は、米国追加関税措置により損益へマイナスに影響を受けましたが、自動車向け3Dエンブレムの出荷やブラジルでの二輪車関連製品の出荷が増加しました。建材関連は、高強度高機能手すりの出荷が増加しました。エンジニアリングは、EPC事業(Engineering:設計 Procurement:調達 Construction:建設の3工程を一貫して引き受ける事業)の拡大により売上が増加しました。 このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は前連結会計年度比1,182百万円(2.4%)増の49,909百万円、営業利益は前連結会計年度比601百万円(17.2%)増の4,095百万円、経常利益は前連結会計年度比821百万円(21.9%)増の4,583百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比396百万円(17.9%)増の2,607百万円となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 (電子・機能製品) 当該事業の主な取扱製品は、ファインケミカル製品や医薬品原薬、医農薬中間体などの機能化学品、粘・接着剤などの機能樹脂、半導体用金型クリーニング材やセラミック基板などの電子素材であります。 機能化学品は、医薬品や農薬向け製品の出荷増や、エレクトロニクス市況の緩やかな回復に伴う半導体向け製品の出荷増に加え、製品価格の改定により損益へプラスに影響し、前連結会計年度比増収増益となりました。機能樹脂は、中国での拡販により医薬品向け原料の出荷が増加したものの、中国市場での競争激化により、光学関連分野向け粘・接着剤の出荷が減少し、前連結会計年度比減収減益となりました。電子素材は、電子部品向け製品の需要増に加え、製品価格の改定や為替により損益へプラスに影響し、前連結会計年度比増収増益となりました。 以上により、当セグメントの売上高は前連結会計年度比577百万円(3.3%)減の16,837百万円、セグメント利益は前連結会計年度比543百万円(58.0%)増の1,479百万円となりました。 (フィルム・シート製品) 当該事業の主な取扱製品は、フィルム、ステッカー、再帰反射シートなどであります。 フィルムは、中国での拡販により、レーザーマーキングラベルの出荷が増加し、前連結会計年度比増収増益となりました。ステッカーは、米国での拡販により、自動車向け3Dエンブレムの出荷増に加え、ブラジルでの二輪車生産台数の増加により、二輪車関連製品の出荷が増加したことや、為替により損益へプラスに影響し、前連結会計年度比増収増益となりました。再帰反射シートは、米国追加関税措置により損益へマイナスに影響したものの、ナンバープレート向け製品の出荷が増加したことに加え、為替により損益へプラスに影響し、前連結会計年度比増収増益となりました。 以上により、当セグメントの売上高は前連結会計年度比1,440百万円(6.9%)増の22,395百万円、セグメント利益は前連結会計年度比377百万円(14.7%)増の2,945百万円となりました。 (建材関連) 当該事業の主な取扱製品は、住設用樹脂押出成形品や戸建住宅用アルミ手すり、マンション向け高強度高機能アルミ手すりなどのアルミ建材であります。 アルミ地金価格高騰による原材料価格上昇により損益へマイナスに影響も、高強度高機能手すりの売上が増加し、当セグメントの売上高は前連結会計年度比105百万円(1.5%)増の7,109百万円、セグメント利益は前連結会計年度比15百万円(20.0%)増の90百万円となりました。 (エンジニアリング) 当該事業の主な内容は、鉄鋼・化学・電力・環境分野の産業プラントの設計・施工・設備やカーボンニュートラルトランジション設備などであります。 EPC事業(Engineering:設計 Procurement:調達 Construction:建設の3工程を一貫して引き受ける事業)の拡大により売上が増加した一方で、資材価格高騰等により収益性が低下したことから、当セグメントの売上高は前連結会計年度比443百万円(12.3%)増の4,041百万円、セグメント利益は前連結会計年度比199百万円(46.0%)減の233百万円となりました。 また、当連結会計年度末における財政状態は次のとおりであります。 (資産の部) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末比594百万円減少し、62,765百万円となりました。 このうち、流動資産は、棚卸資産の増加などにより、前連結会計年度末比462百万円増加し、38,915百万円となりました。固定資産は、減損損失の計上などにより、前連結会計年度末比1,057百万円減少し、23,850百万円となりました。 (負債の部) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末比3,636百万円減少し、21,817百万円となりました。 このうち、流動負債は、短期借入金の返済による減少などにより、前連結会計年度末比2,929百万円減少し、12,101百万円となりました。固定負債は、長期借入金の返済などにより、前連結会計年度末比707百万円減少し、9,716百万円となりました。 なお、当連結会計年度末における有利子負債残高は、前連結会計年度末比2,794百万円減少し、7,107百万円となりました。 (純資産の部) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末比3,042百万円増加し、40,948百万円となりました。 このうち、株主資本は、前連結会計年度末比1,874百万円増加し、27,262百万円となりました。その他の包括利益累計額は、円安に伴う為替換算調整勘定の増加などにより、前連結会計年度末比862百万円増加し、11,196百万円となりました。 なお、当社は、当連結会計年度において、取締役会決議に基づき、自己株式21百万円を処分しております。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末比プラス4.9ポイントの61.3%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益の増加に加えて、売上債権の減少など運転収支の改善により、前連結会計年度比1,462百万円収入が増加し、5,567百万円の収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の取得による支出の増加などにより、前連結会計年度比101百万円支出が増加し、1,313百万円の支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 借入金の返済による支出の増加などにより、前連結会計年度比1,153百万円支出が増加し、3,696百万円の支出となりました。 以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末比778百万円増加して13,842百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 電子・機能製品   15,558   △3.9 フィルム・シート製品   19,029   20.8 建材関連   2,684   3.0 エンジニアリング   -   - 合計   37,273   7.9 (注) 生産金額は、平均販売価格により算出したものであります。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残(百万円)   前期比(%) 電子・機能製品   6,020   12.4   373   △7.2 フィルム・シート製品   -   -   -   - 建材関連   -   -   -   - エンジニアリング   4,154   △5.5   4,088   9.9 合計   10,174   4.4   4,462   8.3 (注) 一部の子会社を除き、受注生産は行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 電子・機能製品   16,837   △3.3 フィルム・シート製品   22,395   6.9 建材関連   7,109   1.5 エンジニアリング   4,041   12.3 調整額   △474   - 合計   49,909   2.4 (注) 調整額の内容については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業利益) 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (経常利益) 当連結会計年度は円安に伴う為替差益の増加などにより、経常利益は4,583百万円と前連結会計年度比821百万円(21.9%)の増益となり、経常利益率は9.2%と前連結会計年度(7.7%)から上昇しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、2,607百万円と前連結会計年度比396百万円(17.9%)の増益となりました。 b.財政状態の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 c.経営方針、経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、設備の更新や合理化などを目的とした設備投資であり、その資金については、自己資金及び金融機関からの借入れにより調達しております。 また、資金運用の柔軟性を保つため、一定の手元資金を確保するとともに、メインバンクとコミットメントライン契約を締結し、機動的な資金調達を実現しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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