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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ダイキョーニシカワ

DaikyoNishikawa Corporation4246 · Prime · 化学

マツダ向けを中核とした自動車樹脂部品の専業メーカー。インストルメントパネル・バンパー・樹脂製オイルストレーナーで強み。

概要

ダイキョーニシカワは、自動車用内外装樹脂部品を主力とする化学メーカーである。インストルメントパネル、バンパー、オイルストレーナーなどを大手自動車メーカーに供給し、特にマツダ向けの売上高比率が44.5%と高い。2025年3月期の連結売上高は1686億円、営業利益100億円、従業員数5712名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

売上高の9割超を占める自動車部品事業

ダイキョーニシカワの事業は自動車部品事業と住宅部品事業に二分される。2026年3月期のセグメント別売上高は、日本が1013億円、北米が468億円、アセアンが108億円、中国・韓国が66億円となっており、自動車部品が売上高の大部分を占める。住宅部品事業はバスユニット部材をTOTOグループ向けに製造するが、売上規模は自動車部品に比べて小さく、連結業績への寄与度は限定的である。収益の柱はあくまで自動車向け樹脂部品であり、同社は自動車部品サプライヤーとしての色合いが濃い。

マツダへの依存度と主要顧客の構成

同社の最大顧客はマツダである。2026年3月期において、マツダ株式会社、Mazda Motor Manufacturing de Mexico、Mazda North American Operationsを合計したマツダグループ向け売上高は約1100億円で、全売上高の67%に相当する。特にインストルメントパネルはマツダ生産の全車種に供給されている。その他の主要顧客としてダイハツ工業(売上高98億円、5.9%)、三菱自動車工業、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、スズキ、SUBARUが名を連ねる。マツダへの一極集中がリスクである一方、同社は顧客基盤の拡大にも取り組んでいる。

日本・北米・アセアン・中国の4極生産体制

同社グループは日本、北米、アセアン、中国・韓国の4つの地域セグメントで事業を展開する。日本には本社工場(広島県東広島市)、大分工場、三重工場、三入工場などを持ち、北米ではメキシコ(DaikyoNishikawa Mexicana)と米国(DaikyoNishikawa USA)に生産拠点を置く。アセアンではタイとインドネシア、中国では常熟と南京に子会社を有する。2025年12月にはタイの子会社間で合併が行われ、同年3月にはDMS Techを完全子会社化するなど、現地での統合・再編も進んでいる。各拠点は日系自動車メーカーの現地生産を支える。

住宅部品事業とサポート事業による補完

自動車部品のほかに、住宅部品事業とサポート事業を有する。住宅部品事業では、自動車部品で培った樹脂成形・塗装技術を活かし、バスユニット部材(浴槽・エプロン)や洗面部材を主にTOTOグループ向けに生産する。塗装加飾浴槽は色彩感と清掃性に優れる。サポート事業としては、成形金型や精密治具を手掛けるデック株式会社、保険代理業務や人材派遣を行うDNCサービス株式会社がある。これらの事業は自動車部品に比べ規模は小さいが、グループ全体の安定した収益基盤に貢献する。

業界の中での役割は自動車OEM向け樹脂部品のTier1サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,657億円
営業利益
103億円
営業利益率
6.2%
純利益
87億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本1,013億円61.1%34億円3.4%
北米469億円28.3%56億円11.9%
アセアン109億円6.6%5億円4.6%
中国・韓国67億円4.0%1億円1.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車部品事業主力

自動車メーカー向けにインストルメントパネル、バンパー、テールゲート、オイルストレーナー等の樹脂部品を開発・製造・販売。マツダ向けが中核で、同社の全車種にインストルメントパネルを供給。最近ではEV向けバッテリーカバー等も手掛ける。

樹脂製オイルストレーナーで世界シェア第1位

主要顧客マツダ、ダイハツ工業、三菱自動車工業、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、スズキ、SUBARU

主な製品・サービス8
インストルメントパネル
運転席前面の操作・表示部品。パウダースラッシュ法や発泡ウレタン注入法でソフトタッチ仕上げを実現。マツダ全車種に供給。
バンパー
前後端の緩衝部品。薄肉軽量成形技術とプレミアム加飾塗装が特徴。タルクマスターバッチ内製化でコスト競争力。
樹脂製オイルストレーナー世界シェア首位
エンジンオイル中の異物を濾過する部品。独自の樹脂技術と溶着技術で極小メッシュを実現。世界シェア第1位。
バッテリーカバー
EVバッテリーの防水・防塵・難燃カバー。熱可塑または熱硬化材料を使用。軽量化に貢献。
テールゲート
樹脂製のバックドア。鋼板から樹脂化により軽量化・部品点数削減・設計自由度向上。マツダに初採用。
インテークマニホールド
エンジン吸気用樹脂多岐管。独自のDRI工法で3次元湾曲等長管を安価に生産。多くの国内OEMに採用。
給電・給油口
EV給電口や燃料給油口の蓋と開閉機構。高強度樹脂化により鉄製比で軽量かつ高外観。
サイドステップモール
車体ドア下部の空力部品。大型塗装ラインで効率生産。デザイン自由度が高い。

02住宅部品事業準主力

自動車部品で培った技術を活かし、バスユニット部材(浴槽・エプロン)を主にTOTOグループ向けに製造・販売。塗装加飾技術で高級感を実現。

主要顧客TOTO

主な製品・サービス2
バスユニット部材
浴槽、エプロン等の浴室構成部品。塗装加飾浴槽は色彩感・清掃性に優れる。
洗面部材
洗面カウンター等。樹脂成形・塗装技術を応用。

製品と技術

マツダ全車種に供給するインストルメントパネル

インストルメントパネルは同社の看板製品であり、マツダの全生産車種に供給されている。主な工法として、パウダースラッシュ表皮法と発泡ウレタン注入法を用いてソフトタッチの表面仕上げを実現している。パウダースラッシュ法では成形と同時にトリムを行う工法を開発し、工程数を削減した。また、ステッチ技術や光透過加飾技術により、操作部の視認性とデザイン性を両立させ、質感を高めている。同社はこの製品でマツダとの強固な関係を築いている。

薄肉軽量と加飾塗装を両立したバンパー

バンパーは自動車の前後に取り付けられる緩衝部品で、同社は薄肉軽量の大型成形技術とプレミアムカラーに対応した加飾塗装を強みとする。低温衝撃に強い樹脂を使用し、環境負荷低減にも配慮している。また、樹脂材料を内製化するためタルクマスターバッチ製法を開発し、価格競争力を高めた。バンパーはマツダ、ダイハツ工業、三菱自動車工業、トヨタ自動車に採用されている。同社はレインホースメントを含む衝突エネルギー吸収の開発も手掛ける。

世界シェア第1位の樹脂製オイルストレーナー

オイルストレーナーはエンジンオイル中の異物を濾過する部品であり、同社は独自の樹脂技術と溶着技術により極小メッシュの樹脂製オイルストレーナーを実現した。従来の金属製に比べ軽量・安価・高性能で設計自由度が高く、世界シェア第1位を誇る。マツダ、ダイハツ、トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、SUBARUなど主要な国内自動車メーカーに採用され、日本、中国、タイ、インドネシア、メキシコの5カ国で生産されている。多様なエンジン形状に対応可能な点が競争力の源泉である。

DRI工法で低コスト生産を実現するインテークマニホールド

インテークマニホールドはエンジン吸気用の樹脂多岐管である。同社は独自のDRI工法を開発し、三次元に湾曲した等長の樹脂管を低コストで生産することを可能にした。この技術が初代トヨタヴィッツに採用されたことを契機に、多くの国内自動車メーカーに拡販された。現在はダイハツ、トヨタ、マツダなどに供給されている。樹脂化により軽量で流路抵抗が低減され、エンジン性能の向上にも貢献している。

鋼板から樹脂へ置き換えたテールゲート

テールゲートはワゴンタイプの自動車後部ドアである。同社は鋼板から樹脂製に変更することで、内装トリムやスポイラーなどを一体化し、軽量化・部品点数削減・製造工程簡略化を実現した。初めてマツダに採用され、その後ダイハツ工業、本田技研工業にも拡大した。樹脂化による設計自由度の向上は、空力性能の改善や燃費向上にも寄与している。この製品は金属から樹脂への置き換えの成功例として、同社の技術力を示している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位樹脂製オイルストレーナー樹脂製オイルストレーナーで世界一のシェア自動車部品事業
  • 自動車部品事業樹脂製オイルストレーナーで世界シェア第1位

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

自動車部品で中堅、収益安定の化学メーカー

ダイキョーニシカワは化学業界に属し、自動車部品を中心に事業を展開している。売上高は2024年の1590億円から2026年には1657億円と微減だが、営業利益率は5%台後半から6%台へ改善した。同業他社の東洋紡やクラレは素材分野で多角化を進めており、当社は自動車向けに特化している。ライバル企業と比較すると規模は中規模で、収益性は安定しているが、自動車市場の変動に影響を受けやすい。新分野への展開が今後の成長鍵となる。

強み

  • 自動車向け部材で国内シェアを確保し、安定した需要。
  • 営業利益率が2025年から2026年にかけて改善。
  • 樹脂加工技術に優れ、高品質な製品を提供。
  • 大手自動車メーカーとの長期取引関係を構築。

課題

  • 自動車市場の変動が業績に直結し、リスクが高い。
  • EV化に伴い需要構造が変化し、対応が必要。
  • 海外メーカーとの価格競争が激化し、収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がダイキョーニシカワ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14290プレステージ・インターナショナル886億円14.9倍
25851リョービ881億円8.3倍
37199プレミアグループ835億円13.1倍
47239タチエス829億円8.7倍
52734サーラコーポレーション800億円10.5倍
64246ダイキョーニシカワ799億円8.9倍
77231トピー工業742億円6.6倍
87715長野計器729億円13.5倍
97593VTホールディングス658億円12.9倍
105988パイオラックス626億円
117245大同メタル工業554億円12.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

3社合併により誕生した2007年

2007年4月、西川化成株式会社を存続会社とし、ジー・ピー・ダイキョー株式会社と旧ダイキョーニシカワ株式会社の2社を吸収合併する形で現在のダイキョーニシカワが発足した。この合併により、樹脂成形技術と自動車部品の顧客基盤が統合され、総合プラスチックメーカーとしての基盤が固まった。同年6月には三重県松阪市に三重工場を新設し、オイルストレーナーの量産を開始。7月にはタイに初の海外生産子会社DaikyoNishikawa (Thailand)を設立し、海外展開の第一歩を踏み出した。

海外生産拠点を拡大した2010年代

2010年代に入り、同社は日系自動車メーカーの海外生産拡大に合わせてグローバル網を急拡大した。2010年11月に中国・常熟、2012年2月にメキシコ、2013年2月にインドネシア(天馬株式会社との合弁)にそれぞれ子会社を設立。2012年3月には中国で設計・販売会社として帝恩汽車部件(上海)を設立した。これらの拠点は現地の日系自動車メーカー向けに樹脂部品を供給する役割を担い、同社の売上高は2013年3月期の877億円から2016年3月期には1608億円へと拡大した。

東証一部上場と国内工場新設

2014年3月、東京証券取引所市場第一部へ上場を果たした。上場後も国内生産能力の増強を進め、2016年5月には大分県中津市に大分工場を新設し、樹脂外板部品の量産を開始。2019年5月には広島県東広島市に本社工場を新設し、2020年1月には本社とR&Dセンターを同地に移転した。これにより研究開発と生産の連携を強化した。2022年4月の東証市場再編に伴い、プライム市場へ移行している。

米国拠点設立とメキシコ子会社統合

北米市場でのプレゼンス強化を図り、2019年6月に米国子会社DaikyoNishikawa USAを設立した。その後、2022年1月にはメキシコの2社(DaikyoNishikawa MexicanaとDaikyoNishikawa Mexicana Operaciones)を吸収合併し、現地運営を効率化した。米国ではマツダをはじめとする日系自動車メーカーへの供給を担い、2026年3月期の北米セグメント売上高は468億円に達した。米国拠点の稼働は、同社の北米事業拡大の要となっている。

事業構造の変化と中国事業再編

2020年代初頭、新型コロナウイルス感染症の影響で2022年3月期には売上高1167億円、当期純利益21億円の赤字に落ち込んだ。その後回復に向かい、2025年3月期には売上高1686億円、営業利益100億円まで改善した。この間、中国事業の再編を進め、2023年11月に長春万隆大協西川汽車部件の全持分を譲渡。2026年1月には大協西川東陽汽車部件(南京)を完全子会社化し、大協西川汽車部件(南京)に商号変更した。中国市場での事業構造を見直し、収益性の向上を図っている。

タイ子会社の統合と完全子会社化の進展

2025年3月、タイのDMS Techの全株式を取得し完全子会社化した。同年12月にはDaikyoNishikawa (Thailand)を存続会社としてDMS Techを吸収合併し、タイ国内での事業を一本化した。これによりタイにおける生産・販売体制が強化され、アセアン地域での競争力向上につながった。同社はタイ・インドネシアの拠点を軸に、アセアン市場での日系自動車メーカー向け供給網を維持・拡大している。

年表24件を開く

2000年代

  • 2007年4月M&A西川化成株式会社(吸収合併存続会社)と、ジー・ピー・ダイキョー株式会社(吸収合併消滅会社)及び(旧)ダイキョーニシカワ株式会社(吸収合併消滅会社)の3社が合併
  • 2007年6月三重県松阪市に三重工場を新設し、オイルストレーナーの量産開始
  • 2007年7月タイの日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、DaikyoNishikawa(Thailand) Co.,Ltd.(現 連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年11月中国の日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、大協西川汽車部件(常熟)有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2011年10月中国の長春万隆大協西川汽車部件有限公司(持分法適用関連会社)に資本参加
  • 2012年1月M&A持分法適用関連会社であった南京開陽汽車塑料零部件有限公司を子会社化と同時に、大協西川開陽汽車部件(南京)有限公司(現 連結子会社)に商号変更
  • 2012年2月メキシコの日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、DaikyoNishikawa Mexicana, S.A. de C.V.(現 連結子会社)を設立
  • 2012年3月商号変更設計・開発が主な事業であった帝恩(上海)軟件科技有限公司を、自動車部品等の販売を行うなどの事業範囲拡大のため、帝恩汽車部件(上海)有限公司(現 連結子会社)に商号変更
  • 2013年2月インドネシアの日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、天馬株式会社と共同でPT.DaikyoNishikawa Tenma Indonesia(現 連結子会社)を設立
  • 2013年10月生保・損害保険代理業務及び国内工場の環境整備等を目的に、DNCサービス株式会社(現 連結子会社)を設立
  • 2014年3月上場東京証券取引所市場第一部へ上場
  • 2016年5月大分県中津市に大分工場を新設し、樹脂外板部品の量産開始
  • 2017年1月商号変更大協西川開陽汽車部件(南京)有限公司を、大協西川東陽汽車部件(南京)有限公司(現 連結子会社)に商号変更
  • 2019年5月東広島市に本社工場を新設し、操業開始
  • 2019年6月米国の日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、DaikyoNishikawa USA Inc.(現 連結子会社)を設立

2020年代

  • 2020年1月本社とR&Dセンターを東広島市に移転
  • 2021年10月厚生労働大臣により「くるみん」に認定
  • 2022年1月M&ADaikyoNishikawa Mexicana,S.A.de C.V.(吸収合併存続会社)とDaikyoNishikawa Mexicana Operaciones, S.A.de C.V(吸収合併消滅会社)の2社が合併
  • 2022年4月東京証券取引所の株式市場区分の再編に伴い、東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2023年2月テクニカル試験センター(広島市安佐北区)の機能を本社に集約したため、テクニカル試験センターを三入工場に名称変更
  • 2023年11月中国の長春万隆大協西川汽車部件有限公司(持分法適用関連会社)の全持分を譲渡
  • 2025年3月M&AタイのDMS Tech Co.,Ltd(連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
  • 2025年12月M&AタイのDaikyoNishikawa (Thailand) Co., Ltd. (吸収合併存続会社)とDMS Tech Co., Ltd. (吸収合併消滅会社)の2社が合併
  • 2026年1月M&A中国の大協西川東陽汽車部件(南京)有限公司を完全子会社化し、大協西川汽車部件(南京)有限公司(現 連結子会社)に商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年度まで1,800億円
  • 売上高営業利益率2027年度まで7%
  • 自己資本当期純利益率(ROE)2027年度まで9%
  • CO2排出量削減率(Scope1,2、2013年度比)2027年度まで45%減
  • 女性管理職人数2027年度まで13名

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客戦略:新規顧客開拓と提案力強化

    自動車OEMやTier1メーカーに幅広くアプローチし、透過加飾技術や電動車向け高電圧バスバーなどを活用した技術提案力を強化することで新規顧客を開拓する。

  2. 02

    商品戦略:高付加価値化と差別化技術の追求

    環境対応・軽量化・高機能化に資源を集中し、「価値で選ばれ、コストで勝つ商品」を創出する。電動化対応製品の拡充や資源循環・脱炭素技術、透過加飾技術などの差別化技術を先鋭化する。

  3. 03

    ものづくり戦略:スマートファクトリーと品質・収益力向上

    全自動化や無停止生産、不良ゼロ工程の推進、デジタル技術による品質マネジメント高度化と生産プロセス効率化を通じて、安定供給とコスト競争力を強化する。

  4. 04

    経営基盤戦略:人材育成とDX・ガバナンス強化

    多様な人材が活躍できる環境づくり、健康経営、公平な事業活動、地域貢献、デジタル技術による業務改革、グループ連結経営・財務機能の強化、新市場・新事業の開拓に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,712人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は594万円で、9期前と比べて+10.8%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は16.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,001
2018年3月5,072
2019年3月53640.114.15,265
2020年3月52740.014.45,432
2021年3月50140.114.55,414
2022年3月51641.015.45,482
2023年3月52341.015.15,461
2024年3月53440.115.05,601
2025年3月56741.415.45,779173
2026年3月59442.016.25,712180

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率72.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 5 / 海外 9、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社及び工場 — 米国 アラバマ州227億円
北米
本社/本社工場 — 広島県東広島市148億円
日本
八本松工場 — 広島県東広島市6,288百万円
日本
本社及び工場 — メキシコ グアナファト州 サラマンカ市5,263百万円
北米
大和工場 — 広島県三原市2,806百万円
日本
可部工場 — 広島市安佐北区2,737百万円
日本
中関工場 — 山口県防府市2,508百万円
日本
その他外注先への貸与資産 — 広島県東広島市 他2,020百万円
日本
本社及び工場 — 滋賀県蒲生郡 竜王町1,862百万円
日本
本社及び工場 — 中国 江蘇省 南京市1,834百万円
中国・韓国
ほか15件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    デック株式会社
    広島県東広島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三伸化工株式会社
    広島県広島市 安佐北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    関東大協株式会社(注)2
    栃木県 芳賀郡芳賀町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エイエフティー株式会社(注)3
    滋賀県 蒲生郡竜王町 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    DNCサービス株式会社
    広島県東広島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DaikyoNishikawa(Thailand) Co.,Ltd. (注)3、4
    タイ ラヨーン県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.DaikyoNishikawa Tenma Indonesia (注)3
    インドネシア カラワン県 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    帝恩汽車部件(上海)有限公司
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大協西川汽車部件(常熟)有限公司(注)3
    中国 江蘇省 常熟経済開発区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大協西川汽車部件(南京)有限公司(注)3、5
    中国 江蘇省南京市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DaikyoNishikawa Korea Co.,Ltd.
    韓国 京畿道安養市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DaikyoNishikawa Mexicana, S.A.de C.V. (注)3
    メキシコ グアナファト州 サラマンカ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • DaikyoNishikawa USA Inc. (注)3米国 アラバマ州100%
  • 如陽股份有限公司台湾 台南市41%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,657億円営業利益103億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.7%、利益が+3.0%。

売上高
-1.7%
1,657億円
営業利益
+3.0%
103億円
純利益
+33.8%
87億円
営業利益率
6.2%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,671億円1,657億円
営業利益88億円103億円
純利益100億円87億円
1株あたり配当¥58¥58

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は418億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.4%、営業利益は+107.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q43124
2024年1Q372133.512
2024年2Q403307.418
2024年3Q429296.823
2024年4Q3865
2025年2Q835576.833
2025年4Q851435.132
2026年2Q817485.939
2026年4Q840556.548
2027年1Q418276.523

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は877億円から1,657億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。純利益は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
インドネシアの日系自動車メーカー向けに樹脂部品供給のため、天馬株式会社と共同でPT.DaikyoNishikawa Tenma Indonesia(現 連結子会社)を設立
2013年3月8774225
東京証券取引所市場第一部へ上場
2014年3月1,0857943
2015年3月1,34310869
大分県中津市に大分工場を新設し、樹脂外板部品の量産開始
2016年3月1,608165116
大協西川開陽汽車部件(南京)有限公司を、大協西川東陽汽車部件(南京)有限公司(現 連結子会社)に商号変更
2017年3月1,556139101
2018年3月1,720187125
東広島市に本社工場を新設し、操業開始
2019年3月1,843148104
2020年3月1,8229549
2021年3月1,5025425
DaikyoNishikawa Mexicana,S.A.de C.V.(吸収合併存続会社)とDaikyoNishikawa Mexicana Operaciones, S.A.de C.V(吸収合併消滅会社)の2社が合併
2022年3月1,167−10−21
2023年3月1,457295
2024年3月1,5908858
タイのDMS Tech Co.,Ltd(連結子会社)の全株式を取得し、完全子会社化
2025年3月1,686100975.965
中国の大協西川東陽汽車部件(南京)有限公司を完全子会社化し、大協西川汽車部件(南京)有限公司(現 連結子会社)に商号変更
2026年3月1,6571031076.287

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,657億円のうち、営業利益として残るのは103億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は87億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.3%1,430億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.5%124億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%103億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.1pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
9.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが176億円、投資CFが−49億円で、差し引きのフリーCFは127億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は340億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月83−10323−20149
2014年3月158−1171141205
2015年3月101−16154−60204
2016年3月297−91−32206372
2017年3月176−93−11283337
2018年3月247−135−64112386
2019年3月32−195103−163323
2020年3月196−244−20−48255
2021年3月168−17686−8330
2022年3月37−20136−164209
2023年3月140−90−7650189
2024年3月20416−88220321
2025年3月168−76−18392240
2026年3月176−49−27127340

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,586億円。このうち返さなくてよい自己資本が903億円で、自己資本比率は55.9%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月81425855630.0
2014年3月98636861836.1
2015年3月1,15643672036.4
2016年3月1,23654069642.6
2017年3月1,20456563945.8
2018年3月1,39269769548.4
2019年3月1,46477269250.8
2020年3月1,50580470151.3
2021年3月1,59379979448.5
2022年3月1,56276979347.5
2023年3月1,62978484546.4
2024年3月1,61283377950.1
2025年3月1,54689964656.5
2026年3月1,58690368355.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
371億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
699億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
16億円
在庫として抱えている分
負債合計
683億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中152位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.8%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.9%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.7%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,125で、1年前と比べて+58.5%過去52週の値幅のなかでは92%の位置にある。

¥1,125-3.2%1ヶ月+11.2%1年+58.5%時価総額799億円
過去52週の値幅
安値¥705高値¥1,163

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)7.3倍
PBR0.83倍
配当利回り5.16%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1,046円で、25日線1,012.96円を3.3%上回り、上昇トレンドにあります。52週高値1,124円に約7%まで接近しており、1年間では53.4%上昇しました。直近1ヶ月も+3.16%と堅調で、8月5日・6日と続伸しています。RSIは62.1と上昇余地があり、高値更新への期待が高まります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.29倍は業界平均の18.4倍を大きく下回り、予想PER 6.8倍とさらに低い。PBR 0.78倍も同平均1.45倍の半分以下で、ROE 9.8%に対して割安感が強い。配当利回り5.54%と高水準で、自己資本利益率を考慮しても株主還元が手厚い。ただし、直近の売上高が微減傾向にあり、成長性は限定的で、配当性向63.8%はやや高く、今後の増配余地は限られる。割安だが、成長鈍化のリスクを考慮する必要がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍17.8倍
PER (予想)7.3倍
PBR0.83倍1.41倍
ROE9.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車業界の電動化や軽量化需要が部品に求める要件を変える中、樹脂成形の技術力で対応できるかが焦点。強気派は、軽量化ニーズの高まりや新興国での生産拡大が成長を後押しするとみる。一方、弱気派は、自動車生産の変動や原材料価格の高騰が収益を圧迫するリスク、競争激化による価格低下を懸念する。決算では、売上高の推移と営業利益率の改善が論点となる。

プラスに働く材料7
  • 軽量化ニーズの追い風

    電動化で車体軽量化が重要になり、樹脂部品の需要増が見込まれる。

  • グローバル展開の成長

    海外生産拠点を活かし、新興国市場での受注拡大が期待できる。

  • 収益改善の兆し

    直近の営業利益率と純利益が改善傾向にあり、業績回復が続く可能性。

  • 予想PER6.8倍へ低下、増益で割安修正決算発表後影響

    当期純利益87億円で前期比33.8%増、来期も増益なら予想PER6.8倍は過小

  • PBR0.78倍と純資産割れ、資本戦略に期待継続影響

    PBR0.7769倍と1倍割れ、ROE9.8%が向上すれば見直し

  • 高配当利回り5.54%が株価下支え継続影響

    配当利回り5.54%と高く、安定株主の支え

  • 営業利益率6%超え、コスト削減効果が継続通年影響

    営業利益率5.93%→6.22%へ改善、効率化で利益底上げ

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産変動の影響

    販売台数の変動が部品需要に直結し、業績が不安定になりやすい。

  • 原材料費の高騰

    樹脂原料などの高騰が利益を圧迫する可能性がある。

  • 競争激化

    新興メーカーや海外勢との競争で価格低下が懸念される。

  • 売上高が前期比1.7%減、量的縮小通年影響

    売上高1657億円は前期1686億円から減少、需要減少が収益を圧迫

  • 営業利益の伸びは3%に留まる通年影響

    営業利益は100億→103億円、増加率3%と低調

  • 株価は1年で53.4%上昇、反動懸念不定影響

    短期間で大幅上昇、目先調整のリスク

  • 予想PER6.8倍は楽観的、未達で失望売り決算発表後影響

    予想PER6.8倍は増益を織り込む、実際の業績が下回ると下行

次の決算で確かめる点
売上高
自動車部品需要の動向を反映する主要指標。需要変動の把握に重要。
営業利益率
原材料高騰や競争の影響を収益性で確認するため。
海外売上比率
グローバル展開の進捗と成長性を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり58で、前期から+44.4%いまの株価に対する利回りは5.16%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥58
1株あたり
配当利回り
5.16%
いまの株価に対して
配当性向
63.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2825.7
2018年3月3421.428.9
2019年3月340.033.1
2020年3月30−11.858.1
2021年3月300.0114.4
2022年3月300.079.0
2023年3月300.0
2024年3月326.722.8
2025年3月3612.538.1
2026年3月5244.463.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥58

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ32,157人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他12.816.017.620.324.438.7
事業法人46.847.147.046.244.726.3
金融機関16.015.316.116.817.818.2
外国法人23.320.417.214.611.814.8
自己株式3.93.93.83.83.77.2
証券会社0.91.32.02.11.21.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西川ゴム工業株式会社8.31
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.63
03株式会社イノアックコーポレーション5.53
04MURAKAMI TAKATERU (常任代理人 三田証券株式会社)5.01
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.25
06株式会社広島銀行4.21
07マツダ株式会社4.21
08ダイキョーニシカワ社員持株会2.26
09野村信託銀行株式会社(投信口)1.58
10株式会社中島商会1.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-01
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    0.06%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+199%、1株純資産は14期で+226%。直近期のROEは9.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4241311.08.9
2014年3月7349314.55.89.1
2015年3月9658117.98.521.1
2016年3月16071224.510.122.2
2017年3月13877818.710.625.7
2018年3月17695120.49.928.9
2019年3月1471,04814.76.933.1
2020年3月691,0896.57.158.1
2021年3月361,0893.321.6114.4
2022年3月−291,045−2.879.0
2023年3月71,0640.788.4
2024年3月811,1357.49.522.8
2025年3月911,2287.76.538.1
2026年3月1261,3469.86.663.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額260百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉山郁男代表取締役 社長6317,152
戸井秀樹代表取締役 副社長6313,827
畑石光生取締役 専務執行 役員5929,221
川上博之取締役 専務執行 役員6018,714
石田裕取締役 専務執行 役員6431,612
三舟滋治取締役 専務執行 役員6316,062
村田治子取締役58
弘中武都取締役60
松本俊彦取締役65
小林宏明取締役51
石田洋子取締役69
庄司幸雄常勤 監査役584,994
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
藤本圭子監査役53
今村徹監査役58
松田晃573,272
柏原輝彦6119,761

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6163341621436
社外取締役825253
監査役1212121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,966字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、国内外に当社、連結子会社13社及び関連会社1社で構成され、自動車部品の製造、販売を主な事業としております。 当社グループは、商社、メーカーから原材料を仕入れ、インストルメントパネル、バンパー等の自動車部品及びバスユニット部材等の住宅部品を製造し、自動車メーカー、住宅機器メーカーに販売しております。 当社グループのセグメントは日本、北米、アセアン、中国・韓国の4つに区分しております。 1  当社グループの概要 当社グループは、開発から品質保証まで手がける提案型の総合プラスチックメーカーであります。 当社での材料開発、新工法、新設備開発が可能にする新製品の開発提案と多彩な生産技術を有することが強みであり、長年培ってきた生産管理の仕組みと製造工程の技術力により、得意先からの多品種変量かつ厳しい納期管理についても対応できる体制が整っております。 また、常に新しい発見と可能性を追い求め、軽くて加工自由度が高いというプラスチックの特性をさらに高めつつ、機能性・安全性・強度・耐久性・環境配慮など、より付加価値の高い製品の提供を目指し、開発と提案を行っております。 2  当社グループ企業の位置づけと役割 セグメント   事業名   主な事業内容と担当関係会社 日本   自動車部品事業   〔自動車樹脂部品の開発、製造、販売〕 当社 三伸化工株式会社  関東大協株式会社(注)3 〔自動車樹脂部品の製造、生産設備・生産治具等の開発〕 エイエフティー株式会社 住宅部品事業   〔住宅設備機器の製造、販売〕 当社 関東大協株式会社(注)3 サポート事業   〔成形金型、精密治型具の設計、製作〕 デック株式会社 〔生保・損害保険代理業務、人材派遣他〕 DNCサービス株式会社 北米   自動車部品事業   〔自動車樹脂部品の製造、販売〕  メキシコ:DaikyoNishikawa Mexicana,S.A. de C.V.   米国:DaikyoNishikawa USA Inc. アセアン   〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 タイ:DaikyoNishikawa(Thailand) Co.,Ltd.(注)4 インドネシア:PT.DaikyoNishikawa Tenma Indonesia 中国・韓国   〔自動車樹脂部品の製造、販売〕 中国:大協西川汽車部件(常熟)有限公司 中国:大協西川汽車部件(南京)有限公司(注)5 サポート事業   〔自動車部品の設計/技術サービス等〕 中国:帝恩汽車部件(上海)有限公司 〔樹脂部品の設計、開発〕 韓国:DaikyoNishikawa Korea Co.,Ltd. (注) 1  上記会社は当社及び当社連結子会社であります。 2  上記の他に、持分法適用関連会社1社があります。 3  2026年4月1日付で当社を存続会社、関東大協株式会社を消滅会社とする吸収合併を行っております。 4  2025年12月11日付でDaikyoNishikawa(Thailand)Co.,Ltd.を存続会社、DMS Tech Co.,Ltd.を消滅会社とする吸収合併を行っております。 5  2026年1月8日付で大協西川東陽汽車部件(南京)有限公司の全株式を取得し、完全子会社化するとともに、大協西川汽車部件(南京)有限公司に社名を変更しております。 3  事業系統図 4  主要な製品と各事業の特徴 事業名   製品区分   主要製品   製品概要 自動車部品事業   内装部品   インストルメントパネル   運転席前面に配置され、メーター類、操作装置、空調装置、カーナビゲーション、グローブボックスなどを統合した車両の主要な操作・表示部品。 コンソール   運転席横のシフトレバー・カップホルダーなどが装着された部品。 トリム   車内側のデザイン及び遮音、吸音、衝撃を吸収するための、車室内側の部品。 外装部品   バンパー   自動車の前・後端に取り付けられ車体デザインを構成する緩衝装置で、衝突時の衝撃を吸収する部品。 サイドステップモール   車体下部のデザイン性、空力性能を向上させるための部品。 スポイラー   空気の流れをなめらかにし、車を地面に押し付ける力を得るための部品。 テールゲート   ワゴン(ハッチバック)タイプの自動車後部のウィンドガラスを装着した開閉可能なドア。 給電・給油口   給電・燃料給油口の蓋と開閉機構の構造部品。 パワートレイン部品   インテークマニホールド   シリンダーヘッドの吸気ポートに空気を供給するための管。 オイルストレーナー   オイルポンプに吸引されるエンジンオイル中の大きな異物を取り除くためのメッシュ状の濾過装置。 バッテリーカバー   電気自動車バッテリーにおいて水・異物侵入を防ぐと同時に、火災発生時の延焼を防ぐためのカバー。 バスバー   電池からモータ・インバータなどの駆動系部品に電力を伝える部品。 電動シャッターグリル付きシュラウドパネル   ラジエター、ヘッドランプの取付とサイドボディを繋ぐフロント部の樹脂フレームに、電燃費を向上させる電動シャッターグリルを組み込んだ部品。 冷却水パイプ   冷却水を専用ラジエーターへつなぐ長尺配管。 エンジンカバー   エンジンの断熱、吸音を目的としたエンジン上部の機能的加飾カバー。 住宅部品事業   住宅設備機器   バスユニット部材   バスユニット(周りの壁・天井・床が一体になっているお風呂)を構成するバスタブ等の部分品。 洗面部材   洗面カウンター。 (1) 自動車部品事業 当社グループの主要な顧客は自動車メーカーでありますが、その中でも、マツダ株式会社(以下、「同社」という。)に対しては、主要な樹脂部品供給サプライヤーとなっており、同社の樹脂部品の多くを当社グループで取り扱い、特にインストルメントパネルにおいてはマツダ生産の全車種に供給しております。 バンパー、インストルメントパネル等の大物部品については、同社の順序指示(例:生産ライン別の車種の製造順序を指示すること)に従って計画順序搬入する生産形態を採用することで最小のリードタイムで納入対応ができるとともに、当社グループにおいても各工程を効率化することにより生産リードタイムを短縮することができ、サプライチェーン全体の効率化に寄与しております。 また、自動車メーカーにおいて、環境対策の一環としての車の軽量化による電費・燃費向上や車のコストダウンが求められており、それらに対応して従来の金属部品から樹脂部品が採用されている外部環境に対し、当社グループの持つ技術力で、バッテリーカバー、インテークマニホールド、オイルストレーナー、冷却水パイプ、シュラウド等の耐熱性、耐振性能などの条件をクリアしたパワートレイン部品及びテールゲート、給電・給油口等の自動車ボディ部品の樹脂化についても成功し、当社の主力製品となっております。 ①  インストルメントパネル(Instrument Panel) インストルメントパネルの主な工法として、パウダースラッシュ表皮法と発泡ウレタン注入法を使用してソフトタッチのインストルメントパネルを生産しております。パウダースラッシュ表皮法におきましては、成形工程との同時トリム法を開発し工程削減も行っております。また、ステッチ技術及び光を透過させる加飾技術の開発により、操作部の視認性とデザイン性を両立したインターフェースを構築するとともに、インストルメントパネルの質感向上を実現しております。 ②  バンパー(Bumper) 薄肉軽量ができる大型成形技術とプレミアムカラーに対応した加飾塗装を実現しています。低温衝撃にも強い樹脂材を使用した軽量バンパーフェースにおいては、環境に優しい技術も取り入れながら生産しております。開発領域においては、レインホースメントを含めた衝突エネルギー吸収開発も実施可能であります。また、当社は樹脂材料を内製化するため、タルクマスターバッチ製法も開発し、価格競争力のある効率的な生産を実現しました。バンパーは、マツダ株式会社、ダイハツ工業株式会社、三菱自動車工業株式会社、トヨタ自動車株式会社に採用されております。 ③  サイドステップモール(Side Step Molding) 車体ドア下部に装着される空力性向上とボディの保護を目的とした樹脂でしか実現できないデザインの自由度を可能にした部品です。当社は生産コスト低減のため、大型部品の塗装ラインを開発し、効率的な生産を行って、主にマツダ株式会社やダイハツ工業株式会社等に採用されております。 ④  テールゲート(Tail Gate) 鋼板から樹脂製に変更することで、内装トリム、スポイラー、ガーニッシュ等の一体化で軽量化、部品点数の削減による製造工程の簡略化を実現しました。軽量化による燃費の向上や、開閉のしやすさの利点に加え樹脂化による設計の自由度が向上し、斬新なデザインも可能となり、空力性能の向上にもつながっております。この樹脂製テールゲートは初めてマツダ株式会社に採用され、現在ではダイハツ工業株式会社、本田技研工業株式会社に採用されております。 ⑤  給電・給油口(Charger Receives Electric Power, Fuel Lid) ボックスを高強度樹脂と開閉構造の検討により、従来の鉄製構造と比較して、軽量で高外観な樹脂構造を国内でいち早く確立しました。この給電・給油口はダイハツ工業株式会社、株式会社SUBARU、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社等のメーカーに採用されております。 ⑥  インテークマニホールド(Intake Manifold) 樹脂の持つ特長を生かし、軽量で各配管の流路抵抗等を低減した低価格な吸気多岐管の生産を実現しました。当社独自のDRI工法の開発によって三次元に湾曲した等長の樹脂管を安価に作ることが可能となり、初代トヨタヴィッツに採用されました。これを足がかりに国内の多くの自動車メーカーへの拡販に繋がっております。このインテークマニホールドは、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、マツダ株式会社、その他多くの顧客に採用されております。 ⑦  バッテリーカバー(Battery Cover) 電気自動車のバッテリーにおいて水・異物の侵入を防止し、ショートを防ぐことと、車両火災時のバッテリーへの延焼を防ぐための大型のカバー。難燃性を有した熱可塑もしくは熱硬化材料を使用することで、耐熱焼性、シール性を確保しております。また、樹脂の形状自由度を活かし、電気自動車の限られたスペースにレイアウトも可能になり、車体の軽量化にも貢献しております。このバッテリーカバーは、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社、トヨタ自動車株式会社に採用されております。 ⑧  オイルストレーナー(Oil Strainer) 当社独自の樹脂技術と溶着技術の開発による極小の樹脂メッシュを含む樹脂製オイルストレーナーは、従来の金属製オイルストレーナーに対し、軽量、安価、高性能に加えて、設計の自由度が大幅に向上しております。現在、樹脂製オイルストレーナーでは世界一のシェアを誇っており、あらゆる形状にも対応しております。このオイルストレーナーはマツダ株式会社、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社、本田技研工業株式会社、日産自動車株式会社、スズキ株式会社及び株式会社SUBARU等に採用され、現在は日本、中国、タイ、インドネシア、メキシコにて生産し、顧客に供給しております。 (2) 住宅部品事業 住宅部品事業では、自動車部品事業で培った設計・開発・成形・塗装技術、そして品質管理力を活かし、従来の人造大理石調浴槽に比べ、色彩感や清掃性を大幅に向上させた塗装加飾浴槽、塗装加飾エプロンを主にTOTOグループ向けに生産しております。
経営方針・対処すべき課題2,678字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、高機能な樹脂製品でクルマの軽量化や樹脂の循環サイクルをリードするとともに、新しい価値の創造へのチャレンジ を積極的に行い、お客様の期待と要望の一歩先を行く、提案型企業を目指します。また、安全と環境にやさしいものづくりも追求し続け、真に社会に貢献できる企業を目指しております。基本方針として、次のとおり企業理念を掲げて企業活動を行っております。 ・社員の幸福と繁栄を願い、人・社会・地球を大切にする企業を実現します。 ・感動創造企業を目指し、技術開発と革新的なものづくりにチャレンジします。 ・企業倫理の徹底を図り、地域から信頼される企業を築きます。 (2)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 ① 長期ビジョン [Vision 2040] 当社グループは、樹脂で新たな価値を生み出しサステナブルな社会を実現することで、すべてのステークホルダーにとって「なくてはならない企業」となることを目指してVision2040を策定しております。 ② 中期経営計画(2024年度~2027年度) [中期経営方針] 長期ビジョンのstage1「基盤の構築」では、以下の3点に焦点を当て、取り組みを行っております。 [中期経営指標] 中期経営指標は、以下の通りです。 <中期経営目標>       <サステナビリティに関するKPI> 1)連結売上高   1,800億円       1)カーボンニュートラル (Scope1、2…CO2排出量)   45%減(2013年度比) 2)収益力目標 売上高営業利益率   7%       2)D&I 自己資本当期純利益率(ROE)   9%       女性管理職   13名(2025年度:12名) 女性監督職   42名(2025年度:33名) 男性育休取得率   90%(2025年度:72.9%) [経営戦略及び対処すべき課題] 当社グループの主要事業である自動車業界においては、カーボンニュートラルへの対応や自動車の電動化の進展を背景に技術革新のスピードが加速しており、事業環境は一段と厳しさを増しています。特に、中国を中心とした新興メーカーの躍進や世界的な価格競争の激化により、当社グループにおいては、差別化による付加価値の創出、サプライチェーン全体での高水準な品質対応およびコスト競争力の強化が、持続的な成長を実現するための重要な経営課題と認識しております。 これらの経営課題に対応するため、2027年度を最終年度とする中期経営計画では、その先の持続的な成長を支える事業構造と収益基盤の構築を目的に、商品主導の成長と経営体質の変革を柱として、「顧客戦略」「商品戦略」「ものづくり戦略」「経営基盤戦略」の4つの経営戦略を着実に実行してまいりました。 顧客戦略では、自動車OEMやTier1メーカーに対して幅広くアプローチを行い、従来の取引関係にとらわれない新規顧客の開拓を進めました。特に、世界初の透過加飾技術を活用した新たな製品や、電動化の進展を背景とした電動車向け高電圧バスバーについては、技術提案力を強化することで受注獲得につなげております。 商品戦略では、成熟事業で培ってきた技術力と収益基盤を土台に、高付加価値化による収益構造の再構築を進めています。その実現に向け、環境対応・軽量化・高機能化を軸に経営資源を集中し「価値で選ばれ、コストで勝つ商品」の創出を基本コンセプトとし、取り組みを進めております。具体的には、電動化の進展を見据えた製品の拡充や資源循環・脱炭素に配慮した材料技術・易解体構造の確立、透過加飾技術などの差別化技術の先鋭化など、成長分野での受注拡大と競争優位性の確立を図ってまいりました。 ものづくり戦略では、品質および収益力の向上を目指し、スマートファクトリーの実現に向けた取り組みを進めております。具体的には、全自動化や無停止生産、不良ゼロを目指した工程づくりを推進するとともに、デジタル技術を活用した品質マネジメントの高度化や生産プロセスの効率化を通じて、安定した供給体制の構築とコスト競争力の強化に努めてまいりました。 経営基盤戦略では、多様な人材が能力を最大限発揮できる環境づくりを進めるとともに、人的資本経営の推進およびDXを活用した業務効率化に取り組み、変化の激しい事業環境に柔軟に対応できる経営基盤の強化を図っております。 当社グループは引き続き、事業環境の変化を企業体質変革の機会と捉え、4つの経営戦略に基づく施策の実行タイミングやスピードを見直しながら、技術革新と効率化を両立させ、持続的な成長と市場競争力の確保のため、経営基盤戦略の諸施策へ「新市場/新事業の開拓」を追加、実施内容を具体化し推進してまいります。 各戦略の諸施策は以下の通りです。 <顧客戦略> 1)樹脂による新たな市場開拓に向けたマーケティング 2)グループ全体の営業機能の強化 <商品戦略> 1)樹脂による新たな価値の創造(自動車関連/新たな分野) 2)システムクリエイターとして新たな価値を提供 <ものづくり戦略> 1)次世代製品の品質マネジメント体制を実現 2)あらゆる変化に対応し、バリューチェーン全体で高効率なものづくりを実現 <経営基盤戦略> 1)一人ひとりの個性を活かすひとづくり 2)社員の健康維持/促進の取り組み強化(健康経営) 3)公平、公正な事業活動とガバナンス強化 4)地域との共存共栄 5)デジタル技術を活用した業務プロセスの改革 6)グループ連結経営の強化 7)財務機能の強化 8)新市場/新事業の開拓 以上の戦略を通じて、経営課題に対処するとともに、市場ニーズを先取りする独創的、革新的な樹脂製品や技術開発への積極的なチャレンジにより、事業拡大を進めております。 長期ビジョン、中期経営計画の詳細につきましては、当社ホームページをご確認ください。 https://www.daikyonishikawa.co.jp/ir/management/plan.html (長期ビジョン、中期経営計画) https://www.daikyonishikawa.co.jp/ir/library/results-briefing.html (決算説明資料)
事業等のリスク3,927字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、記載内容及び将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在していること、並びに投資に関連するリスク全てを網羅するものではないことにご留意下さい。 (1) 経済状況 当社グループの各セグメントにおける売上高のうち、重要な部分を占める自動車関連製品の需要は、製品を販売する国や地域の経済状況に大きく左右されます。世界的な景気低迷や感染症の流行等による社会・経済の混乱は、自動車需要及び当社グループ製品の需要を縮小させる可能性があります。特に、自動車関連メーカーの主要市場である日本、北米、中国、アジア、欧州における景気動向は、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定の取引先による影響 当社グループは、経営戦略として国内自動車メーカーへの販売拡大で顧客の多様化を推進しています。しかし、現時点では売上の大部分をマツダ株式会社及びその連結子会社・持分法適用会社(以下「同社グループ」)が占めており、2026年3月期における同社グループ向け売上高は、当社グループの連結売上高の74.6%を占めています。このため、同社グループの販売動向に加え、サプライチェーン上の外的要因等により、同社グループの自動車生産台数が減少し、その結果、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 国際的活動及び海外進出に潜在するリスク 当社グループの生産及び販売活動は、日本をはじめとして北米、アセアン、中国で展開しています。これらの海外市場への進出には、事業活動に係る内部リスク以外に、以下のようなリスクが内在しており、これらの事象が発生した場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ①予期しえない法規制の変更、不利な影響を及ぼす租税制度の変更 ②不利な政治的または経済的要因の発生(関税政策等) ③人材の採用・確保の難しさと労務問題に係るリスク ④社会的共通資本(インフラ)が未整備なことによる事業活動への悪影響 ⑤地政学的リスク、自然災害、感染症、その他の要因による社会的または経済的混乱 (4) 人権尊重 当社グループは、人権尊重を企業活動の基本と考え、2025年5月に「人権方針」を策定し、D&I推進プロジェクトを展開するとともに、働き方改革や健康経営にも取り組んでおりますが、グローバルで人権尊重に対する義務化も広がっております。このため、予期しえない法規制により、その対応が遅れた場合、多様な価値観への理解不足・働きやすい環境の整備不十分は人権侵害を招き、社会的信用やブランドイメージの低下により、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 知的財産権 当社グループは、他社製品との差別化のため、製品・製造技術等に関連する特許等の知的財産権を取得しております。また、第三者の知的財産権侵害防止のため、随時特許調査を行っております。 知的財産権による完全な保護が困難であるか、限定的にしか保護されない国または地域で自社特許の製品を生産された場合や当社グループの製品または製造技術が、将来的に第三者の知的財産権を侵害していると判断される場合は、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新製品開発力・技術力 当社グループは、市場・顧客からの環境対応・軽量化・低価格等のニーズに応えるため、金属やガラスから樹脂への代替製品の開発を積極的に実施・提案及び樹脂の循環サイクル実現に向けた取り組みや地域資源の活用を推進しておりますが、新製品の開発と販売のプロセスは、その性質から複雑かつ不確実なものであり、以下をはじめとするさまざまなリスクが含まれています。 ①長期的な投資や資源投入が、新製品や新技術の創出につながる保証はありません。 ②新製品や新技術が顧客に支持され、販売が成功する保証はありません。 ③技術の進歩や市場変化により、当社製品の価値が急速に低下する可能性があります。 上記のリスクをはじめとして、当社グループが業界と市場の変化を十分に予測できず、魅力ある新製品を開発できない、または顧客に受け入れられてもらえない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製品の欠陥 当社グループは、国際的な品質管理基準をはじめ、開発から生産までの品質保証体系に基づいて製品品質の日常管理を行っています。しかしながら、当社グループの製品すべてについて欠陥がなく、将来的にリコールが発生しないという保証はありません。製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、欠陥の内容によっては多額の追加コストが発生し当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 価格競争 当社グループは、環境への配慮、軽量化、低価格等の市場のニーズに応えながら、技術開発で付加価値を高め価格維持に努めておりますが、自動車業界の価格競争の激化を受け、部品メーカーにおいても他社との競合が激化しております。このため、低販売価格での受注により、売上高の維持・拡大、収益性の確保ができなくなる可能性があります。この場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料等の供給不足 当社グループは、原材料及び部品等を多数の取引先から調達し製品を生産しておりますが、製品の生産及び販売に使用するいくつかの調達品については、一部の取引先に依存しております。このため、これらの調達品については代替品等のリスク回避や市場動向を注視するとともに、取引先の経営状況確認や品質管理を徹底しながら発注を行っておりますが、原材料、エネルギーの供給不安や、供給元での不慮の事故等により安定的な供給を受けられない場合は、当社グループの生産活動及び販売活動を阻害し、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人件費の上昇 当社グループは、持続的な成長と生産性向上を図るため、自社の支払余力を勘案の上、労働条件の長期的な安定・向上に向けた賃金改定に取り組んでおりますが、各国の政府方針や物価上昇等の外部要因により、当社の支払余力を超えた賃金引上げを余儀なくされ、かつその増加分を製品価格に転嫁できない場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 情報セキュリティ 当社グループは、情報セキュリティのリスクに対して、外部からの不正アクセスに対して侵入防止・検知・排除するしくみを構築し、さらには社員に対する啓発活動・教育等のセキュリティ強化に努めておりますが、サイバー攻撃やコンピュータウイルスによる、外部への機密情報漏洩や情報の喪失、情報システム等に障害が生じる可能性があります。このような状況が発生した場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 為替レートの変動 当社グループは、北米、アセアン、中国に複数の海外拠点を有し、外貨建て取引を行っています。外貨建ての営業債権・債務や借入金については、一部の連結子会社で為替予約取引を実施し、為替変動リスクの低減に努めていますが、外貨建て取引の金額や、連結財務諸表作成のための海外関係会社の財務数値は、決済や換算時の為替レートにより円換算後の価値が変動し、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 金利変動 当社グループは、借入金の一部を変動金利で調達していることから、金利の変動によるリスクを負っております。今後の金利情勢如何では当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 退職給付債務 当社グループは、数理計算上設定した退職給付債務の割引率および年金資産の期待運用収益率といった前提条件に基づき退職給付費用および債務を算出しておりますが、実際の運用収益の低下や割引率が変動した場合、退職給付債務が増加し、追加費用の発生や積立不足が生じる可能性があります。これにより、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 固定資産の減損 当社グループは、保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、減損損失が発生した場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 法的規制 当社グループは、各国で環境保護や製品安全に関する法規制等を遵守し、厳格なコンプライアンス体制を整備したとしても法令違反リスクは完全に除去することができず、従業員による法令違反やモラルを逸脱した行為・過失による不正や違法行為等が発生した場合は、当社グループの社会的信頼を大きく損ないます。また、急な法改正・強化がされる場合、新たな規制遵守のために発生する追加費用によって当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,876字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績の状況 ①  売上高 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績につきましては、売上高は米国における顧客生産台数の増加と外装部品の新規受注による増加はありましたが、日本、メキシコ、タイにおける生産台数減少により、前連結会計年度と比べ2,855百万円(1.7%)減少の165,706百万円となりました。 ②  売上原価、営業利益 当連結会計年度の営業利益は、減収影響はありましたが、米国の増収効果、各社における徹底したコスト改善活動の成果及びメキシコでのペソ高進行を受けた為替影響により、前連結会計年度と比べ246百万円(2.5%)増加の10,251百万円となりました。 ③  営業外損益、経常利益 当連結会計年度の経常利益は、為替差益の計上により前連結会計年度と比べ1,021百万円(10.5%)増加の10,709百万円となりました。 ④  特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ2,162百万円(33.3%)増加の8,661百万円となりました。 (2)財政状態の状況 ①  資産 当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ4,078百万円(2.6%)増加し、158,633百万円となりました。主な要因は、建設仮勘定並びに建物及び構築物が減少した一方で、現金及び預金が増加したことによるものであります。 ②  負債 負債は、前連結会計年度に比べ3,694百万円(5.7%)増加し、68,300百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が減少した一方で、長期借入金が増加したことによるものであります。 ③  純資産 純資産は、前連結会計年度に比べ383百万円(0.4%)増加し、90,332百万円となりました。主な要因は、資本剰余金及び非支配株主持分が減少した一方で、利益剰余金が増加したことによるものであります。 この結果、1株当たり純資産額は、前連結会計年度に比べ118円77銭増加の1,346円42銭に、自己資本比率は、前連結会計年度の56.5%から0.6ポイント減少の55.9%となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して10,027百万円(41.8%)増加し、34,027百万円となりました。 ①  営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、17,627百万円の収入(前連結会計年度は16,783百万円の収入)となりました。主な要因は、法人税等の支払額2,553百万円があった一方で、減価償却費10,762百万円及び税金等調整前当期純利益10,556百万円の計上があったことによるものであります。 ②  投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,943百万円の支出(前連結会計年度は7,582百万円の支出)となりました。主な要因は、定期預金の純増減額による収入4,540百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出7,629百万円及び無形固定資産の取得による支出1,808百万円があったことによるものであります。 ③  財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,734百万円の支出(前連結会計年度は18,348百万円の支出)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入11,000百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出4,922百万円、自己株式の取得による支出4,034百万円及び配当金の支払額2,648百万円があったことによるものであります。 (4)生産、受注及び販売の実績 当社は取引先の生産順序どおりに生産納入する方式を採用しており、確定受注は主に納期直前であることから、生産実績及び受注実績は、販売実績と重要な相違はないため記載は省略しております。 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   前年同期比(%) 日 本   101,305   △2.4 北 米   46,859   1.2 ア セ ア ン   10,878   0.7 中国・韓国   6,663   △12.9 合 計   165,706   △1.7 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2024年4月1日至  2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) マツダ株式会社   80,011   47.5   73,666   44.5 Mazda Motor Manufacturing de Mexico, S.A. de C.V.   26,191   15.5   20,910   12.6 Mazda North American Operations   13,076   7.8   16,458   9.9 ダイハツ工業株式会社   7,965   4.7   9,816   5.9 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の世界経済は、米国の関税政策や円安を含む為替変動の影響に加え、中東情勢が緊迫化するなど、地政学リスクの高まりを背景に先行きの不透明感が一層強まっております。 自動車産業においては、BEV化の進展が中長期的な潮流として位置づけられる一方で、足元では需要の伸びが鈍化しております。欧州における環境規制や中華系OEMの躍進による競争激化など、事業環境は地域ごとに複雑さを増しており、グローバルでの事業運営においては、政策動向や市場特性を踏まえた柔軟な対応力が求められる状況となっております。 このような環境下、当社グループは中期経営計画に基づき、「商品主導の成長」と「経営体質の変革」を両輪とする取り組みを推進しております。「商品主導の成長」においては、当社が訴求すべき領域として「環境対応」「軽量化」「高機能化」「コスト競争力の強化」を着実に進めるとともに、「経営体質の変革」においては、工程改善や業務プロセスの標準化を通じてムダの排除や作業効率の向上を図り、設備の高効率化やエネルギー使用量の低減などを継続的に進めております。さらに、設計・調達・生産を一体で捉えたものづくり改革を進め、コスト競争力の強化による収益性の改善に取り組んでおります。 当連結会計年度の連結業績につきましては、売上高は米国における顧客生産台数の増加と外装部品の新規受注による増加はありましたが、日本、メキシコ、タイにおける生産台数減少により、前連結会計年度と比べ2,855百万円(1.7%)減少の165,706百万円となりました。営業利益は減収影響はありましたが、米国の増収効果、各社における徹底したコスト改善活動の成果及びメキシコでのペソ高進行を受けた為替影響により、前連結会計年度と比べ246百万円(2.5%)増加の10,251百万円となりました。経常利益は、為替差益の計上により前連結会計年度と比べ1,021百万円(10.5%)増加の10,709百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ2,162百万円(33.3%)増加の8,661百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (日本) 日本では、新製品の売上増加はありましたが、主要顧客の生産台数減少と要具売上の減少により、売上高は前連結会計年度と比べ5,060百万円(4.6%)減少の103,795百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、コスト改善活動の成果が着実に現れている一方で、減収影響、新製品の量産準備費用及び退職給付数理計算上の差異により、前連結会計年度と比べ3,367百万円(49.5%)減少の3,429百万円となりました。 (北米) 北米では、メキシコにおける顧客生産台数の減少はありましたが、米国の顧客生産台数増加と外装部品の新規受注により、売上高は前連結会計年度と比べ535百万円(1.2%)増加の46,872百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、米国の増収効果とメキシコでのペソ高進行を受けた為替影響により、前連結会計年度と比べ2,649百万円(89.6%)増加の5,607百万円となりました。 (アセアン) アセアンでは、インドネシアにおける顧客生産台数の増加はありましたが、タイにおいてBEV中心の補助金等、政策の影響で日系OEMの生産が低迷した結果、売上高は前連結会計年度と比べ55百万円(0.5%)減少の10,988百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、開発費の減少とインドネシアでの増収効果により、前連結会計年度と比べ2百万円(0.5%)増加の546百万円となりました。 (中国・韓国) 中国・韓国では、韓国において家電領域の設計事業で新規売上を獲得したものの、中国での要具売上の減少と邦貨換算影響により、売上高は前連結会計年度と比べ769百万円(8.4%)減少の8,415百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は要具売上の減収影響はありましたが、品質対応を中心としたコスト改善により77百万円(前連結会計年度は98百万円の損失)となりました。 (2) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要につきましては、主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金により賄っておりますが、一部の設備投資についてはリースにより調達しております。今後の重要な資本的支出の予定及びその調達源については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比較して10,027百万円(41.8%)増加し、34,027百万円となりました。これは当社グループの支払債務及び投資活動を勘案しつつ、適正な流動性を確保するために資金の調達・運用を行ったものであります。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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