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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

森六

MORIROKU COMPANY, LTD.4249 · Prime · 化学

自動車樹脂部品のメーカー機能と化学品商社機能を併せ持つ。センターパネルなど内外装部品をグローバルに供給。

概要

森六は1663年創業の化学系企業で、自動車樹脂部品の開発・生産・販売を行うメーカー機能と、化学品・合成樹脂の商社機能を併せ持つ。連結従業員数は3,873人。2026年3月期の売上高は1,339億円、営業利益46億円。日本・北米・中国・アジアに生産・開発拠点を配置し、グローバルに事業を展開する。

メーカー機能と商社機能を併せ持つ二軸の事業構造

森六グループは「樹脂加工製品事業」と「ケミカル事業」の二つの報告セグメントで構成される。樹脂加工製品事業は、自動車の内装・外装樹脂部品を開発から生産・販売まで一貫して手掛けるメーカー型事業である。2026年3月期の同事業の売上高は1,084億円で、連結全体の約81%を占める。一方、ケミカル事業は、基礎化学品から医農薬中間体、高機能多層フィルムなど化学製品全般の販売・製造・輸出入を行う商社型事業で、売上高は255億円。両事業のシナジーとして、ケミカル事業からの原材料供給やノウハウ共有が樹脂加工製品事業に活かされている。

日本・北米・中国・アジアの四極で展開する生産・開発体制

樹脂加工製品事業は、日本・北米・中国・アジアの四極で生産・開発体制を構築している。国内では森六の関東工場・鈴鹿工場、熊本森六化成、ユーコウが拠点。北米ではMoriroku Technology North AmericaとListowel Technology、中国では広州森六塑件と武漢森六汽車配件、アジアではフィリピン、タイ、インドネシア、インドにそれぞれ子会社を持つ。開発拠点は日本(開発センター)、北米、中国、タイに配置され、グローバルな顧客対応を可能にしている。ケミカル事業も、香港、上海、シンガポール、タイ、韓国、インドネシア、インド、オーストリア、米国に販売拠点を置く。

売上高1,339億円、営業利益46億円の2026年3月期

2026年3月期の連結業績は、売上高1,339億円(前期比8.4%減)、営業利益46億円(同12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益24億円(前期は78億円の赤字)であった。減収の主因は中国・アジアでの主要顧客の自動車減産と化学品販売減少。営業増益は、販売価格の適正化やコスト改善、子会社売却に伴う損失消去、前期の減損損失による減価償却費減少による。セグメント別では、樹脂加工製品事業が営業利益56億円(同35.7%増)、ケミカル事業が15億円(同14.1%減)。総資産は1,237億円、自己資本比率は約54%。

業界の中での役割は自動車樹脂部品メーカー兼化学品商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,339億円
営業利益
46億円
営業利益率
3.4%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
樹脂加工製品 事業1,084億円81.0%56億円5.2%
ケミカル事業255億円19.0%15億円5.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車OEM主力

自動車四輪部品(内装樹脂部品、外装樹脂部品)の開発・生産・販売を一貫して行う。軽量化のための鉄から樹脂への置換需要に対応。大型樹脂部品の製造ノウハウと加飾技術が強み。日本・北米・中国・アジアの四極で生産・開発体制を構築。

主な製品・サービス8
センターパネル
運転席と助手席の間にあるスイッチ類を収める内装部品。木目調や金属調など多様な意匠と高い操作性を実現。
センターコンソール
前席左右の間の箱状収納部品。
アウトレット
エアコン吹き出し口部品。
グローブボックス
助手席前の収納スペース。
ガーニッシュ
装飾パネルや加飾パーツなどの装飾品全般。
サイドシル
ドア下の樹脂部材。ボディと一体化した外観と耐久性を実現。
カウルトップ
フロントワイパー下の樹脂パーツ。
テールゲートスポイラー
バックドア上部のスポイラー部品。

02化学品・合成樹脂(全産業)準主力

化学品・合成樹脂製品の販売・製造及び輸出入を行う。モビリティ、電機・電子、ファインケミカル、コーティング、機能素材、生活材料、メディカル、ヘルスケア、フードの9分野にわたる。自社製造では高機能多層フィルム(食品包装・医療用)やケミカル合成も展開。

主な製品・サービス3
高機能多層フィルム
多種多層のインフレーションフィルム。耐熱性、耐久性、ガスバリア性を有し、食品包装や機能性点滴バッグ用に供給。
医農薬中間体
医薬品や農薬の製造工程で用いる中間化学物質。
リチウムイオン電池用絶縁スラリー
電池セル内の絶縁材料として使用されるスラリー。

製品と技術

自動車内装・外装樹脂部品における加飾技術と大型成形

樹脂加工製品事業の主要製品は、内装ではセンターパネル、センターコンソール、アウトレット、グローブボックス、ガーニッシュなど。外装ではサイドシル、カウルトップ、テールゲートスポイラー、フロントグリル、フューエルフィラーリッド、ホイールアーチなどを手掛ける。強みは大型樹脂部品の製造ノウハウと加飾技術にある。センターパネルでは木目調や金属調、高光沢・高輝度など多様な意匠に対応。サイドシルはボディと一体化した外観を実現する高度な成形・塗装技術を持つ。これらの製品は自動車の軽量化(鉄から樹脂への置換)に貢献している。

高機能多層フィルムと化学品のものづくり

ケミカル事業には、四国化工による高機能多層フィルムの製造が含まれる。同社は多種多層のインフレーションフィルム成形のパイオニアであり、耐熱性、ガスバリア性、安全性に優れたフィルムを生産。食品分野では生肉やハム・ソーセージの業務用包装、医療分野では機能性点滴バッグ用フィルムに供給している。また、五興化成工業では塗料・染料・医農薬中間体の製造、Namo Chemicalではリチウムイオン電池用絶縁スラリーの製造を行う。これらの自社製造品に加え、9分野(モビリティ、電機・電子、ファインケミカルなど)にわたる化学製品の販売・輸出入も展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学素材の特定分野で中規模、内需中心に安定

当社は化学業界に属し、提供データによると売上高は約1,400億円規模で、同業他社と比較して中規模の位置づけです。ライバルである東洋紡やクラレは、繊維や高機能材料などで多角化を進め、売上高も当社を上回る規模です。当社は特定の化学素材分野に強みを持ち、内需中心の事業構造で、海外展開は限定的です。直近の営業利益率は2.8%から3.4%と改善傾向にありますが、収益性は同業他社と比べて高くはありません。業界全体の需要動向に左右されやすく、競争激化や素材価格の変動が課題です。しかし、安定した売上基盤と利益率の改善により、堅実な事業運営を行っています。

強み

  • 売上高は約1,400億円で、内需中心のため景気変動の影響を受けにくい構造
  • 営業利益率が2.8%から3.4%へ上昇し、収益性が向上している
  • 化学素材の特定分野に強みを持ち、独自の技術やノウハウを有する
  • 国内の主要顧客との長期的な取引関係を構築している

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場である海外需要を取り込めていない
  • 営業利益率が低く、コスト削減や高付加価値化が必要である
  • 同業他社が多角化や海外展開を進める中、競争力を維持する必要がある

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字が森六

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15821平河ヒューテック538億円28.8倍
25121藤倉コンポジット538億円12.8倍
35976高周波熱錬492億円37.8倍
46785鈴木431億円11.5倍
54249森六426億円17.3倍
65989エイチワン426億円3.9倍
73104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
86240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
97769リズム330億円13.7倍
105185フコク322億円27.5倍
115957日東精工310億円11.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

1663年の創業から化学品商社としての基盤形成

森六の起源は寛文3年(1663年)にさかのぼる。1927年1月には本店を大阪府に移転し、徳島支店(現四国支店)を設置。1939年には食品用防カビ剤の取扱いを開始し、近代化学品事業への発展の足がかりとした。1949年6月には合成樹脂の取扱いを開始、樹脂事業に進出。この時期までは専ら商社機能を軸に事業を拡大していた。1962年には染料中間体メーカーの五興化成工業を子会社化し、製造機能の獲得を進めた。

1958年、ホンダ・スーパーカブの樹脂化で自動車部品事業に参入

1958年2月、森六は本田技研工業と共同で、低圧法高密度ポリエチレンを用いた自動二輪車「スーパーカブ」の外装部品の樹脂化に成功した。これが自動車部品事業への最初の参入である。その後、1965年5月には三重県に鈴鹿工場を設置し、四輪車(ホンダ軽トラック「T360」)部品の樹脂加工製品事業を本格的に開始。同年9月には合成樹脂製品の製造販売を目的にユーコウ(現)を設立し、ものづくり体制を強化した。

1960~70年代、商号変更と研究開発拠点の整備

1962年10月、本店を東京都中央区に移転し東京支店と統合。1963年4月、商号を「森六商店」から「森六商事」に変更。1982年10月には現在の「森六」に改称した。1983年4月、埼玉県に技術研究所を設置し、企画・開発機能を強化。同年4月には四国化工を香川県に設立し、多層フィルムの製造・販売を開始。ものづくり機能をさらに拡充した。1985年には大津化成(現熊本森六化成)を子会社化し、二輪・四輪部品の製造能力を増強した。

1986年、米国子会社設立とグローバル展開の開始

1986年7月、森六は米国オハイオ州にGreenville Technology, Inc.(現Moriroku Technology North America)を設立し、初の海外生産拠点を開設した。これを皮切りに、1990年4月には森六(香港)有限公司を設立、1994年5月にはフィリピン、1996年5月にはシンガポール、同年8月にはカナダ、1996年9月にはインド、1997年6月にはタイと、アジア・北米各地に相次いで子会社を設立。1998年1月にはイスラエル駐在員事務所を開設し、中近東・欧州への販路拡大を図った。

2025年、グループ再編とレゾナック事業の譲受け

2025年4月、森六はグループの経営体制を見直し、当社と主要子会社2社を統合。事業間連携の強化と意思決定の迅速化を目的とした。同年9月には、株式会社レゾナックのモビリティ事業の一部を譲り受けることを決定。これにより技術・人材・顧客基盤の拡充を図り、将来の成長に向けた布石を打った。これらの戦略的施策は、第14次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の基本方針「アジリティ経営」の一環として位置づけられている。

年表27件を開く

1920年代

  • 1927年1月本店を大阪府に移転し、徳島県に徳島支店(現四国支店)を設置

1930年代

  • 1939年食品用防カビ剤の取扱いを開始し、近代化学品事業へ発展

1940年代

  • 1940年9月愛知県に名古屋支店を設置
  • 1949年6月合成樹脂の取扱いを開始し、樹脂事業に進出

1950年代

  • 1958年2月低圧法による高密度ポリエチレンを使用し、本田技研工業㈱と共同にて自動二輪(スーパーカブ)外装部品の樹脂化に成功

1960年代

  • 1962年4月M&A染料中間体の製造販売を行う五興化成工業㈱を子会社化
  • 1962年10月M&A本店を東京都中央区に移転し、東京支店と統合
  • 1963年4月商号変更商号を㈱森六商店から森六商事㈱に変更
  • 1965年5月鈴鹿工場を三重県に設置し、四輪車(本田技研工業㈱の軽トラック「T360」)部品の樹脂加工製品事業を開始
  • 1965年9月合成樹脂製品等の製造販売を目的とし、㈱猶興製作所(現 ㈱ユーコウ)を設立
  • 1968年12月本店を東京都千代田区に移転

1980年代

  • 1980年10月関東工場を群馬県に設置
  • 1982年10月商号変更商号を森六商事㈱から森六㈱に変更
  • 1983年4月技術研究所を埼玉県に設置し、企画・開発機能を強化
  • 1983年4月四国化工㈱を香川県に設立し、多層フィルム製造・販売を開始(ものづくり機能を強化)
  • 1985年5月兵庫県に明石営業所を設置
  • 1985年6月M&A自動二輪・四輪車部品の製造販売を行う大津化成㈱(現 熊本森六化成㈱)を子会社化
  • 1986年7月創業Greenville Technology, Inc.を米国オハイオ州に設立し、グローバル展開を開始

1990年代

  • 1990年4月創業森六(香港)有限公司を香港に設立
  • 1990年9月明和工場を群馬県に設置
  • 1992年11月低温粉砕事業展開を目的にアイ・エム・マテリアル㈱を大阪府に合弁で設立(持分法適用会社)
  • 1994年5月創業Moriroku Philippines, Inc.をフィリピンに設立
  • 1996年5月創業Moriroku (Singapore) Pte., Ltd.をシンガポールに設立
  • 1996年8月創業Listowel Technology, Inc.をカナダ オンタリオ州に設立
  • 1996年9月創業Moriroku UT India Pvt., Ltd.(現 Moriroku Technology India Pvt. Ltd.)をインドに設立
  • 1997年6月創業Moriroku (Thailand) Co., Ltd.をタイに設立
  • 1998年1月中近東および欧州地区拡販のため、イスラエル駐在員事務所を設置

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年3月期まで70億円
  • ROE(自己資本利益率)2028年3月期まで6.5%以上
  • GHG排出量削減(2019年度比)2028年3月期まで45%削減
  • 社員エンゲージメント(肯定回答率)2028年3月期まで2024年3月期比5ポイント上昇

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    主力事業の利益追求と収益力強化

    グローバル市場拡大、新規顧客獲得、製品ポートフォリオの確立により収益力を強化し、生産技術開発と高効率生産で環境負荷低減と利益最大化を両立する。M&Aで得た顧客基盤も活用する。

  2. 02

    将来の製品化に向けた開発推進

    独自性・付加価値の高い製品開発を推進し、マーケティングやオープンイノベーションで差別化技術を具現化する。M&Aで得た経営資源とグループの強みを融合し製品・技術領域を拡充する。

  3. 03

    事業シナジーによる新たな価値創造

    樹脂加工製品事業とケミカル事業の知見と資源を結集し、事業戦略の加速を目指す。

  4. 04

    事業基盤の強化とサステナビリティ経営の統合

    コーポレート機能戦略と事業戦略の融合、多様な人材の採用・育成による人材力最大化を進め、事業戦略とサステナビリティ経営を統合し社会的価値と経済的価値の両立を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で3,873人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は644万円で、8期前と比べて8.2%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は16.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月4,386
2019年3月70241.610.84,491
2020年3月68141.18.94,580
2021年3月73041.79.84,550
2022年3月73142.111.54,521
2023年3月72342.711.94,342
2024年3月72444.214.24,447
2025年3月79745.314.94,36094
2026年3月64443.016.93,873119

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率61.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 9 / 海外 19、うち連結子会社 26) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
鈴鹿工場 — 三重県鈴鹿市5,061百万円
樹脂加工製品事業
工場 — 米国 アラバマ州4,715百万円
樹脂加工製品事業
本店・工場 — タイ チョンブリー県3,877百万円
樹脂加工製品事業
関東工場 — 群馬県太田市3,507百万円
樹脂加工製品事業
工場 — 米国 インディアナ州2,859百万円
樹脂加工製品事業
本店・工場 — 米国 オハイオ州2,833百万円
樹脂加工製品事業
本店・工場 — カナダ オンタリオ州2,573百万円
樹脂加工製品事業
西山第一工場 — 香川県東かがわ市1,582百万円
ケミカル事業
本店・工場 — 中国 広東省1,175百万円
樹脂加工製品事業
開発センター — 栃木県真岡市1,118百万円
樹脂加工製品事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    森六テクノロジー・オーバーシーズ・ホールディングス㈱(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユーコウ
    神奈川県足柄上郡山北町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    熊本森六化成㈱
    熊本県菊池郡大津町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Moriroku Technology North America Inc. (注)2、5
    米国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Listowel Technology, Inc. (注)2、6
    カナダ オンタリオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Moriroku Philippines, Inc. (注)2
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Moriroku Technology India Pvt. Ltd.(注)2
    インドウッタルプラデーシュ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Moriroku Technology (Thailand) Co., Ltd.(注)2
    タイ チョンブリー県 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Moriroku Technology Indonesia(注)2
    インドネシア西ジャワ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    広州森六塑件有限公司(注)2
    中国広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    武漢森六汽車配件有限公司(注)2
    中国湖北省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    森六ケミカルズ・オーバーシーズ・ホールディングス㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • 四国化工㈱(注)2香川県東かがわ市79%
  • 森六アグリ㈱徳島県徳島市100%
  • 五興化成工業㈱福岡県大牟田市100%
  • 森六(香港)有限公司中国 香港特別行政区100%
  • Moriroku (Singapore) Pte.,Ltd.シンガポール100%
  • Moriroku(Thailand) Co., Ltd. (注)2タイバンコク100%
  • 森六(上海)貿易有限公司中国上海市100%
  • 森六(広州)貿易有限公司中国広東省100%
  • 森六(天津)化学品貿易 有限公司中国天津市100%
  • Moriroku Chemicals Korea Co., Ltd.韓国ソウル市100%
  • Moriroku Austria GmbHオーストリア ウィーン市100%
  • Moriroku America,Inc.米国 オハイオ州100%
  • PT.Moriroku Chemicals Indonesiaインドネシア 西ジャワ州100%
  • Moriroku Chemicals India Pvt. Ltd.(注)2インド ハリヤーナー州100%
  • M&C Tech Indiana Corporation米国 インディアナ州49%
  • アイ・エム・マテリアル㈱大阪府大阪市北区40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,339億円営業利益46億円前期と比べると減収増益で、売上が-8.4%、利益が+12.2%。

売上高
-8.4%
1,339億円
営業利益
+12.2%
46億円
純利益
24億円
営業利益率
3.4%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,946億円1,339億円
営業利益65億円46億円
純利益54億円24億円
1株あたり配当¥125¥125

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は482億円、営業利益は23億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+48.3%、営業利益は+1050.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q33819
2024年1Q32520.64
2024年2Q34582.36
2024年3Q391256.417
2024年4Q3953
2025年2Q717162.22
2025年4Q745253.4−80
2026年2Q663182.710
2026年4Q676284.114
2027年1Q482234.835

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は12億円から1,339億円へ111.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月1253
2015年3月1263
2016年3月1,7226133
2017年3月1,7006010
2018年3月1,8229368
2019年3月1,8968861
2020年3月1,7085735
2021年3月1,555564
2022年3月1,2883043
2023年3月1,4201613
2024年3月1,4566230
2025年3月1,46241222.8−78
2026年3月1,33946403.424

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,339億円のうち、営業利益として残るのは46億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の1.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.9%1,097億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.6%195億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%46億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.9pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.6pt
1.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが77億円、投資CFが−75億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は153億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月130−14623−1676
2017年3月99−10922−1089
2018年3月154−881666172
2019年3月184−72−90112189
2020年3月60−129−1−69117
2021年3月97−531644179
2022年3月34−11−2823184
2023年3月95−53−5342177
2024年3月148−66−7282194
2025年3月93−38−6455191
2026年3月77−75−442153

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は1,237億円。このうち返さなくてよい自己資本が674億円で、自己資本比率は53.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月33820513360.6
2015年3月34522512065.3
2016年3月1,12151960245.3
2017年3月1,18053564544.3
2018年3月1,33366766649.1
2019年3月1,28167460751.8
2020年3月1,22566556053.3
2021年3月1,32970162851.8
2022年3月1,37172165051.5
2023年3月1,31870761152.6
2024年3月1,40676464253.4
2025年3月1,24664959751.1
2026年3月1,23767456453.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
159億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
482億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
72億円
在庫として抱えている分
負債合計
564億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中26位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中191位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.5%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,957で、1年前と比べて+24.7%過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。

¥2,957+0.4%1ヶ月+18.9%1年+24.7%時価総額426億円
過去52週の値幅
安値¥2,255高値¥2,990

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.3倍
PER (会社予想)7.8倍
PBR0.60倍
配当利回り4.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2833円で、1ヶ月で18.6%上昇し、年初来では21.1%高。25日移動平均線(2495.52円)を13.5%上回り、75日線(2418.49円)からは17.1%乖離する強い上昇トレンド。52週高値2841円にほぼ到達し、8月6日に61,900株、8月7日に78,800株と大量出来高を伴い急伸。RSIは77.71と過熱感が強いが、モメンタムは継続。化学セクターの中でも特に強い動き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 16.58倍・予想PER 7.5倍と業界平均18.77倍を下回り、PBR 0.61倍でROE 3.77%ながらも資産価値が大きく割安です。配当利回り4.41%は業界平均2.7%を大幅に上回り、株主還元は手厚いですが、利益は減益傾向で2025/3期は赤字でした。ただし、今期は黒字転換が見込まれ、指標面から割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.3倍17.8倍
PER (予想)7.8倍
PBR0.60倍1.41倍
ROE3.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車向け樹脂部品と機能材料を主力とする化学メーカー。売上高は過去3期横ばいで、直近は減収と営業利益率の低下が続く。株価は1年で約21%上昇し、配当利回りは4.4%と高水準。強気派は、安定した配当とPBR0.6倍台の割安感、自動車部品の需要回復を期待する。弱気派は、営業利益率の低さ、直近の赤字転落、売上高停滞による成長性の乏しさを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高配当と割安株

    配当利回り4.41%、PBR0.61倍と割安感があり、株主還元が手厚い。

  • 自動車需要の回復

    自動車生産回復に伴い、樹脂部品の需要増が期待できる。

  • 収益改善の兆し

    2026/3期は営業利益率3.44%と前期比改善見込み。

  • 予想PER7.5倍と強い割安感決算発表後影響

    予想PER7.5倍、純利益約54億円

  • 営業利益が41→46億円へ改善通年影響

    利益率2.8%→3.44%と改善、営業利益46億円

  • 配当利回り4.41%と高水準継続影響

    株価2833円で配当利回り4.41%

  • PBR0.61倍と解散価値割れ継続影響

    PBR0.61倍は純資産比株価4割安

マイナスに働く材料7
  • 収益性の低さ

    直近営業利益率2.8%、ROE3.77%と資本効率が悪く、利益率が低い。

  • 赤字転落のリスク

    2025/3期は最終赤字78億円と、業績変動が大きい。

  • 成長の停滞

    売上高が1400億円前後で推移し、成長性に欠ける。

  • 売上高が1462億円から1339億円へ減収通年影響

    減収額123億円、営業利益率は3.44%

  • 特別損失で純利益が赤字化した実績通年影響

    前期純利益は-78億円と大幅赤字

  • 営業利益率3.44%と低収益構造継続影響

    売上高1339億円に対し営業利益46億円

  • ROE3.77%と資本効率の低さ継続影響

    ROE3.77%、PBR0.61倍の要因

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が見られるか確認するため
自動車向け売上高
主要需要先の動向が業績に直結するため
配当利回り
株主還元の持続性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり125で、前期から+9.5%いまの株価に対する利回りは4.23%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥125
1株あたり
配当利回り
4.23%
いまの株価に対して
配当性向
11.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月9472.0
2020年3月940.085.7
2021年3月50−46.835.1
2022年3月9488.030.8
2023年3月1006.449.6
2024年3月1000.0112.6
2025年3月1055.0
2026年3月1159.511.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥125

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,888人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.6%を占め、残る64.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他47.949.457.451.651.050.8
金融機関26.125.922.125.626.024.6
外国法人5.08.38.110.911.712.2
事業法人20.115.711.510.510.310.9
証券会社0.90.70.81.40.91.0
外国人個人0.00.00.10.00.10.4
自己株式2.35.810.12.70.40.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・三井化学株式会社退職給付信託口)9.83
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.78
03森六従業員持株会7.58
04森茂6.71
05本田技研工業株式会社5.50
06株式会社阿波銀行3.65
07CHARLES SCHWAB FBO CUSTOMER (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.20
08井染 敏子1.81
09森 豊子1.79
10INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+316%、1株純資産は13期で+67%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月412,7681.585.2
2015年3月343,0431.2111.6
2016年3月2243,4306.562.4
2017年3月693,5342.047.5
2018年3月4463,95211.66.6191.0
2019年3月3694,0079.37.072.0
2020年3月2133,9375.47.085.7
2021年3月234,1530.699.635.1
2022年3月2594,4246.17.030.8
2023年3月864,5491.921.349.6
2024年3月2015,0704.213.0112.6
2025年3月−5324,343
2026年3月1714,6213.814.011.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額167百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
黒瀨直樹代表取締役 社長 最高経営責任者574,900
菊地耕一代表取締役 副社長 最高財務責任者621,000
平井謙一取締役72700
大塚亮取締役61
横手仁美取締役63
光冨眞哉取締役68
小池秀紀取締役(監査等委員)634,400
辻千晶取締役(監査等委員)731,000
西尾陽一取締役(監査等委員)65400
雪丸暁子49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2742510050
社外取締役649498
取締役(社内)218189

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,983字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは「森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢献します。」を経営理念とし、寛文3年(1663年)の創業以来、主たる業務であるケミカル事業と樹脂加工製品事業で事業基盤を構築してまいりました。 また、当社グループは、当社、連結子会社26社および関係会社6社により構成されており、自動車部品の「メーカー」機能と、化学分野における「商社」機能を併せ持つことを特徴としております。 樹脂加工製品事業では、主に自動車四輪部品の開発から生産・販売まで一貫して行い、高品質・高性能な製品づくりが可能な生産拠点をグローバルに展開することで、強固な生産・開発体制を構築しております。 また、ケミカル事業では、無機・有機薬品の基礎化学品から医農薬中間体、農薬・肥料、プラスチック、さらにはフィルム・シートの樹脂加工製品等、化学製品全般を取り扱っております。さらに、四国化工㈱による高機能多層フィルムや、五興化成工業㈱によるケミカル合成等、「ものづくり」も展開しております。 当社グループは各事業のシナジーを発揮し、化学品に対する知識や、グローバルな販売網を活かし、ケミカル事業から樹脂加工製品事業へ原材料供給やノウハウを共有するとともに、樹脂加工製品事業の製造ノウハウ・独自技術でお客様とともに高い価値を共創してまいります。 当社グループの事業内容および当社と主要な関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、次の2事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)樹脂加工製品事業 当事業は、当社ならびに連結子会社11社および関係会社1社で構成されており、主に自動車四輪部品(内装樹脂部品、外装樹脂部品等)の製造・販売を行っております。なお、海外子会社については、森六テクノロジー・オーバーシーズ・ホールディングス㈱を中間持株会社として管理を行っております。 当事業では、自動車四輪部品が軽量化に向けて鉄から樹脂への材料置換が進む中、大型樹脂部品の製造ノウハウや加飾技術を強みと考えており、日本・北米・中国・アジア四極のグローバルな生産・開発体制を特色としております。 ①主要製品 主力である自動車四輪部品の主要商品は以下のとおりであります。 区分   製品名   概要   特徴 内装樹脂部品   センターパネル   運転席と助手席の間にあるスイッチ類が収められている部分   ・木目調、金属調、高光沢、高輝度等、多種多様な意匠 ・より高い利便性や操作性を実現 センターコンソール   前席左右の間に設けられた箱状の収納部分 アウトレット   エアコンの吹き出し部分 グローブボックス   ダッシュボード(助手席前の部分)に付いている収納スペース ガーニッシュ   様々な箇所を飾る装飾パネルや加飾パーツ等の装飾品全般 外装樹脂部品   サイドシル   ドア下に位置する部材で、シルとは敷居のこと   ・ボディと一体化した樹脂部品を製造 ・高度な成形技術と塗装技術により、耐久性と併せて非常に高い外観品質を実現 カウルトップ   フロントワイパー下の樹脂パーツ部分 テールゲートスポイラー   上下開きのバックドアのガラス上部に配置される樹脂パーツ部品 フロントグリル   車両前面の網目状の部分 フューエルフィラーリッド   給油口の蓋、カバーのこと ホイールアーチ   車輪部分の車体の切り欠きのこと ②開発・量産体制 顧客ニーズに対応するため、国内はもちろん北米・中国・アジアに事業を展開しており、グローバルでの設計・開発から量産までの一貫体制を構築しております。主に自動車四輪樹脂部品の製造・販売を行っておりますが、熊本森六化成㈱では二輪車部品の製造・販売を中心としており、㈱ユーコウでは精密樹脂部品の製造・販売を行っております。 (製造拠点) 区分   国名・地域   会社名 国内   日本   森六㈱(関東工場、鈴鹿工場)、熊本森六化成㈱、㈱ユーコウ 海外   北米   Moriroku Technology North America Inc.、Listowel Technology, Inc. 中国   広州森六塑件有限公司、武漢森六汽車配件有限公司 アジア   Moriroku Philippines, Inc.、Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd.、PT. Moriroku Technology Indonesia、Moriroku Technology India Pvt. Ltd. (開発拠点) 区分   国名・地域   会社名 国内   日本   森六㈱(開発センター) 海外   北米   Moriroku Technology North America Inc. 中国   広州森六塑件有限公司 アジア   Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd. (2)ケミカル事業 当事業は、当社ならびに連結子会社15社および関係会社5社で構成されており、化学品・合成樹脂製品の販売・製造ならびに輸出入を行っております。なお、海外子会社については、森六ケミカルズ・オーバーシーズ・ホールディングス㈱を中間持株会社として管理を行っております。 当事業は当社グループの祖業であり、創業から360年以上に亘って蓄積された化学品に対する知識、自ら樹脂加工を手掛けていることによる製造現場の理解、グローバルな販売網を特色としております。 ①分野別主要取扱商品 各分野別の主要取扱商品は以下のとおりであります。 分野   主要取扱商品 モビリティ   四輪車・二輪車用の原料、樹脂成形品(押出、射出) など 電機・電子   半導体材料、光学シート、LED材料、放熱材料 など ファインケミカル   アクリル・ウレタン樹脂原料、医農薬中間体、触媒 など コーティング   塗料・インキ、工業薬品、環境エネルギー関連素材 など 機能素材   機能性化学品、医農薬中間体、高機能商材、スペシャリティ化学品 など 生活材料   住宅資材・建材、汎用樹脂、特殊コンパウンド、環境関連製品 など メディカル   医薬中間体、機能性化学品、輸液バッグフィルム、医療機器原料 など ヘルスケア   香料原料、ヘルスケア原料 など フード   食品原料、包装資材、農業用肥料・資材 など ②販売・製造体制 (販売拠点) 以下の販売拠点でグローバルに化学品・樹脂商品の輸出入・販売を行っております。なお、森六アグリ㈱では主に肥料、農薬、農業被覆資材、農産物、飼料の販売を行っております。 区分   国名・地域   会社名 国内   日本   森六㈱、森六アグリ㈱、四国化工㈱ 海外   中国   森六(香港)有限公司、森六(上海)貿易有限公司、森六(広州)貿易有限公司、森六(天津)化学品貿易有限公司、四国化工(上海)有限公司 アジア   Moriroku (Singapore) Pte., Ltd.、Moriroku (Thailand) Co., Ltd.、Moriroku Chemicals Korea Co., Ltd.、PT. Moriroku Chemicals Indonesia、Moriroku Chemicals India Pvt. Ltd.、 森六㈱(ベトナム駐在員事務所) 欧州   Moriroku Austria GmbH、森六㈱(イスラエル駐在員事務所、ドイツ駐在員事務所) 北米   Moriroku America, Inc. (製造拠点) 単に化学素材や製品の流通をグローバルにコーディネートするだけでなく、ひと手間加え、お客様のニーズに適った高い付加価値を有する様々な素材・製品を開発・提供する「ものづくり」を下表のとおり実践しております。 なかでも、四国化工㈱では多種多層のインフレーションフィルム成形のパイオニアとして、特殊な技術と品質管理により、様々な樹脂素材を組み合わせ、機能的なフィルムを製造しております。耐熱性、耐久性、安全性、衛生性、ガスバリア性を有しており、食品分野では生肉、ハム・ソーセージの業務用食品包装フィルム、医療分野では機能性点滴バッグ(*)用フィルムを製造しております。 *機能性点滴バッグとは、1つの点滴バッグが最大で4室に分かれており、力を入れて押すと中央のシール部分が開通し、それぞれに入っている薬液や粉薬が使用直前に混合できるもの。 区分   国名・地域   会社名   事業概要 国内   日本   五興化成工業㈱   塗料、染料、医農薬中間物の製造・販売 四国化工㈱   高機能多層フィルムの製造・販売 アイ・エム・マテリアル㈱   化学品・樹脂等の低温粉砕加工 中部化学㈱   自動車用押出成形部品の製造・販売 海外   北米   M&C Tech Indiana Corporation   自動車用押出成形部品の製造・販売 アジア   Namo Chemical Co., Ltd.   リチウムイオン電池用絶縁スラリーの製造・販売 [事業系統図] (注)1.上図には連結子会社および持分法適用関連会社を表示しております。 2.連結子会社のうち、中間持株会社(森六テクノロジー・オーバーシーズ・ホールディングス株式会社および森六ケミカルズ・オーバーシーズ・ホールディングス株式会社)の2社は、上記系統図に含めておりません。
経営方針・対処すべき課題2,780字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢献します。 ・行 動 指 針 (法令遵守)   国内外の法令を遵守し、公平で公正な企業活動を通じ、信頼される企業グループをめざします。 (人間尊重)   社員一人ひとりが自主性、創造性を発揮し、一緒に働く仲間の人格や個性を尊重します。 (顧客満足)   お客様に満足いただける、価値ある情報、質の高いサービス、優れた製品を提供します。 (社会貢献)   地球環境に配慮し、地域に根ざした企業活動を通し、「良き企業市民」として社会に貢献します。 ・大切にする価値観 (進取の精神)   時代を先取りし、継続的に企業価値向上に努めます。 (同心協力)   チームワークを尊重し、理想を追求する企業グループをめざします。 (2)経営戦略等 創業363年を迎えた当社グループは、時代とともに変化する課題に応え続けていくため、長期的な視点での企業の在り方を再定義し、2035年長期ビジョンを策定しました。当社グループは「ものづくりの技と化学の力で、社会に価値あるソリューションを提供する」ことをミッションとし、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。 ・2035年長期ビジョン/Our Mission CREATE THE NEW VALUE ものづくりの技と化学の力で、社会に価値あるソリューションを提供する 2035年ビジョンの実現に向けた中間ステップとして、2026年3月期よりスタートした第14次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)を「戦略実行フェーズ」と位置づけ、変化に敏捷かつ柔軟に対応するアジリティ経営を通じて、組織の適応力と競争力を高めます。また、強固な事業基盤のもと、成長が見込まれる分野への重点投資と事業構造の高度化を推進するとともに、事業戦略とコーポレート機能戦略を一体的に展開してまいります。 第14次中期経営計画の概要につきましては、以下のとおりであります。 ・基本方針 アジリティ経営で未来を拓く-柔軟性と利益追求で成長を加速する- ・基本戦略 Ⅰ.主力事業の更なる利益追求 Ⅱ.将来の製品化に向けた開発の推進 Ⅲ.事業シナジーによる新たな価値創造 Ⅳ.事業基盤の更なる強化 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益に注視し、収益性判断の指標に営業利益率を掲げているほか、資本および資産の効率性判断の指標にROE(自己資本利益率)、財務の安定性判断の指標に自己資本比率を掲げております。 また、プライム上場企業としてのマネジメント機能向上に注力し、グループ連携によってサステナビリティ経営を深化させるため、サステナビリティに関する指標を導入しています。具体的には環境に配慮した事業活動の視点においてGHG排出量の削減、多様な人材の確保と育成の視点において社員エンゲージメントの向上、女性管理職の増加を目指しております。 第14次中期経営計画においては、最終年度である2028年3月期の目標値を営業利益70億円、ROE(自己資本利益率)6.5%以上、GHG排出量を2019年度比45%削減、社員エンゲージメントは2024年3月期実施の社員意識調査での肯定回答率より5ポイント上昇に設定しております。 (4)経営環境 当連結会計年度における世界経済は、中国経済の減速や欧州経済の停滞に加え、米国の関税政策や地政学リスクの高まり等を背景に、先行き不透明な状況が続きました。 当社グループの主力事業である自動車業界では、完成車メーカーの生産動向や車種構成の変化、国内市場の縮小、EV市場の成長鈍化に加え、中国をはじめとする新興国メーカーの競争力向上により、競争環境は一層厳しさを増しております。また、原材料費・物流費・人件費等の高止まりに加え、技術革新への対応や調達リスクへの対処、安定供給体制の確保などが継続的な課題となっております。このような環境下においては、完成車の生産台数に過度に依存しない収益基盤の構築が課題となります。 一方、化学品業界においても、原油・ナフサ価格や為替相場の変動に加え、中東情勢の緊迫化に伴う原料調達および供給面の不確実性により、厳しい事業環境が続いております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当面は、原材料価格の高騰や為替変動等による市況影響の最小化に注力するとともに、主要顧客の生産計画に合わせた合理的な稼働体制を確保いたします。さらに次世代自動車の安全性、快適性、環境性能の向上に繋がる技術、製品、材料開発をグループ横断で追求し、グローバルで持続的な成長に向けた新たな市場獲得を進めることで、強固な経営基盤を構築してまいります。 当社グループは、柔軟性と利益追求を両立する“アジリティ経営”のもと、第14次中期経営計画において、以下の課題に重点的に取り組んでまいります。 ・主力事業の更なる利益追求 グローバル市場拡大、新規顧客獲得および製品・商材ポートフォリオの確立により、収益力の強化を図ってまいります。あわせて、生産技術開発と高効率生産による環境負荷低減と利益最大化の両立を目指します。 加えて、2026年4月1日に実施したM&Aにより、譲受事業が有する顧客基盤を活用し、新規顧客の獲得および取引先の拡大を進めてまいります。 ・将来の製品化に向けた開発の推進 「ものづくり」の強化を軸とし、独自性・付加価値の高い製品開発を推進するとともに、マーケティングやオープンイノベーションを活用し、将来に向けた差別化技術の具現化を図ってまいります。また、2026年4月1日に実施したM&Aにより、譲受事業が有する経営資源と当社グループの強みを融合し、製品、技術領域の拡充を進めてまいります。 ・事業シナジーによる新たな価値創造 樹脂加工製品事業とケミカル事業の知見と資源を結集し、事業戦略の加速を目指します。 ・事業基盤の更なる強化 コーポレート機能戦略と事業戦略の融合、多様な人材の採用・育成を通じた人材力の最大化を進め、グローバルな競争環境において強固な経営基盤の構築を目指してまいります。 ・事業戦略とサステナビリティ経営の統合 事業戦略とサステナビリティ経営を統合し、社会的価値と経済的価値の両立を目指します。
事業等のリスク5,399字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、以下の事項は当社グループのリスクのうち主要なものを記載しており、当社グループのリスクを網羅的に記載したものではなく、これら以外にも予測しがたいリスクが存在する可能性があると考えております。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 市場の変化    当社グループは、日本、北米、欧州およびアジアにおいて事業を展開しており、各地域での景気変動、消費者需要の変動等の影響を受けます。それに伴う需要の低下は、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、地域別・業界別の需要動向を定期的にモニタリングし、本社と各海外拠点が連携して状況に応じた対策を行っております。 国際情勢の不確実性    当社グループは、生産および販売活動において、世界各地域の地政学的リスクの影響を受ける可能性があります。軍事衝突、政情不安、制裁措置、国際関係の緊張、輸送ルートの混乱、原油・ナフサ等の資源価格の急激な変動が発生した場合、原材料価格の高騰、エネルギーコスト上昇、調達遅延、物流停滞、取引先の事業活動への影響等により、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、複数調達先の確保、在庫水準の適正化、物流ルートの多様化、取引先状況モニタリングなどの取り組みとともに、取締役会等でのモニタリングを実施し、事業活動への影響の低減に努めております。 海外活動    当社グループは、海外市場において事業を展開する中で、各国の法規制、税制、環境規制、商習慣等の変動に伴う影響を受ける可能性があります。各国において予期しない制度変更が生じた場合には、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、現地の法的規制や慣習等へ適切に対応するために、各国の規制動向を現地法務部門および外部専門家との連携により、規制動向を継続的に把握し、当社グループ内で情報共有を行うと共に、社内研修等を開催し、規制対応力の強化に努めています。 特定の得意先への依存    当社グループの主要な販売先は、本田技研工業㈱およびそのグループ会社(以下、「同社」)であり、2026年3月期の樹脂加工製品事業においては、売上高の90%以上を占めております。  同社の自動車生産台数および販売動向の変動は、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、独自の樹脂加工技術、ケミカル材料技術を融合することで新たな技術革新を行い、モビリティ領域での新規顧客獲得を推進しております。  また、新事業育成への資源配分や事業ポートフォリオの最適化を進めております。加えて、2026年4月1日に実施したM&Aにより顧客ポートフォリオの拡充を図るとともに、譲受事業が有する顧客基盤や技術を活用し、主要顧客への依存度低減および収益基盤の強化に取り組んでまいります。 原材料、部品および商品の一部の取引先への依存    当社グループは、多数の外部取引先から原材料、商品および部品(以下、「購入品」)を購入しております。製品の製造および販売に使用するいくつかの購入品については、一部の取引先への依存度が高い状況にあります。主要取引先から供給が、災害、事故、品質問題、経営悪化、地政学的要因等により、中断または遅延した場合には、当社グループの生産活動および販売活動に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループは、購入品の安定調達において、複数の調達先の確保、代替可能性の評価、地域分散による調達リスクの低減、サプライヤーの事業継続計画の確認等を進め、サプライチェーンの多様化と強靭性向上を推進しております。 製品の品質    当社グループは、世界的に認められた品質管理基準に従って製品を製造しております。製造する製品に、重大な品質不具合が発生した場合には、多額のコストや当社グループの評価に影響を与え、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループは、品質マネジメントシステムISO9001や自動車産業品質マネジメントシステムISO/TS16949の認証を受け、当該規格下において各種製品の製造、品質管理を行い、品質の保持、向上に努めております。  万一、問題が発生したときには、市場対応が迅速かつ確実に行われるよう体制を整備しております。 取引先の信用    当社グループは、多様な商取引により国内外の販売先に対して信用取引を行っており、信用リスクを負っております。安定かつ継続的な商品・製品の調達に努めておりますが、販売先の財務状況の悪化や経営破綻等により、売上債権の回収遅延または貸倒れが発生した場合、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、取引先の信用情報を随時収集し、販売先の事業状況、財務状況および取引実績等を継続的に確認しております。これらの情報より、与信限度額の設定、必要に応じて取引条件の見直し、与信限度額の変更・取引金額の制限を実施することで、信用リスクの低減に努めております。 研究開発活動    当社グループは、顧客の満足が得られるように新製品の開発を進めております。開発した新製品または新技術が顧客や市場からの支持を獲得できなかった場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループは、独創的な新製品、新技術の開発を展開しております。顧客への技術プレゼンテーション、国内外の展示会への開発製品の出展などにより、業界関係者との意見交換を行い、市場ニーズを捉えながら研究開発活動を実施しております。 原材料の価格変動    当社グループは、ナフサを原料として製造される石油化学製品を取扱い、樹脂、工業薬品、有機化学、塗料、油脂加工、電子材料、自動車分野など多岐にわたる業界へ提供しています。石油化学製品はこれら原料市況ならびに需給バランスの要因から、製品ごとに固有の市況を形成しており、その変動は当社グループの経営成績および財務状況等に影響を与える可能性があります。    当社グループは、石油化学製品の価格設定をナフサ価格に連動する方式に基づく取引契約を締結するなど、市況変動のリスクの低減化を行っております。  在庫商品は、当該ロットに関して、数量・価格を決めた契約を取引先と締結するなど、市況影響を受けない取引条件締結を進めております。 為替レートの変動    当社グループは、外貨建による取引を行っており、外貨建取引については為替変動により円換算後の価格が、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を与える可能性があります。また、当社グループは海外に現地法人を有しており、外貨建の財務諸表を作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、これらを日本円に換算する際の為替レート変動に伴う換算リスクがあります。    当社グループでは、外貨建による取引での為替変動リスクを最小限にするために、為替予約によるヘッジを実施しております。 金利の変動    当社グループは、営業活動や投資活動に係る資金を金融機関からの借入等により資金調達しておりますが、有利子負債には変動金利条件となっているものがあり、今後の金利動向によっては、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を与える可能性があります。    当社グループは、今後の金利上昇に備えて、長期資金については、固定金利を選択するなど、金利動向に伴うリスクの軽減に努めております。 株価の変動    当社グループは、市場性のある株式を有しており、これら株価の変動により、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、保有株式を継続的に見直し、縮減する等リスクを軽減する施策を講じております。 知的財産権    当社グループは、独自の技術とノウハウの蓄積および知的財産権の取得に努めております。第三者による知的財産権侵害により、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。また、当社グループでは、第三者の知的財産権に配慮しながら製品や技術の開発を行っていますが、第三者の知的財産権を侵害していると判断され、損害賠償等の訴訟等を起こされた場合、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループは、製造する製品に関する特許および商標を保有もしくはその権利を取得することで、当社グループが保有する技術等について保護しております。また、他社の知的財産権に対する侵害のないようリスク管理に努めております。 自然災害    当社グループの日本における主要拠点は首都直下地震、南海トラフ巨大地震の予想震源域近傍に集中しています。そのため、巨大地震が発生した場合には、当社グループの主要拠点が直接に被害を受け、操業が遅延または中断し、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、従業員の安全を最優先としたBCP基本方針を策定し、平時から防災体制の整備・強化、備蓄品の準備、全役職員を対象とした避難訓練や防災訓練を実施しております。また、被災後の早期復旧を可能にするための事業継続計画を策定し、毎年見直しを行い、形骸化させない体制を整備しております。 戦争・テロ・感染症・暴動・ストライキ等の人為災害    当社グループは、世界各国において事業展開しており、戦争、テロ、暴動、ストライキ等が発生した地域においては、原材料や部品の調達、製品の生産・販売および物流サービス等に遅延、混乱および停止が生じる可能性があります。これらの事象が長期化した場合には、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、従業員の安全確保を最優先とし、危機管理方針およびガイドラインに基づき対応を行っております。重大な事象が発生した場合には、社長を本部長とする対策本部を設置し、グループ一体で事態対応を行っております。 法的規制    当社グループは、事業展開する各国において、商品の販売、安全基準、有害物質や生産工場からの汚染物質排出レベルなどの様々な法的規制の適用を受け、これらの関連法規を遵守した事業活動を行っております。  しかしながら、将来においてこれらの法的規制の強化や新たな規制の制定が行われた場合には、当社グループの事業活動が制限される可能性や、これらの規制を遵守するための費用増加につながる可能性があり、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、法的規制等の変化へ適切に対応するために、情報の収集を積極的に行い、当社グループ内で情報共有しております。  万一、法的規制に抵触したときには、市場対応が迅速かつ確実に行われるよう体制を整備しております。 情報セキュリティ    当社グループは、業務上必要な機密情報や個人情報を有しております。外部からのサイバーテロやコンピュータウイルスの侵入、自然災害によるインフラ障害等により機密情報の漏洩や喪失があった場合、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、情報システム資源に対する適切な取り扱い方法を明確にした情報システムセキュリティ規定を策定し、ハードウエア、ソフトウエア、データなどの情報資産を保護するための安全対策を実施しております。また、従業員へ情報セキュリティ教育を実施し、情報セキュリティの知識と意識付けの定着を推進しております。 固定資産の減損損失    当社グループは、有形固定資産などの固定資産を保有しております。このため、当該資産または資産グループが属する事業の経営環境の著しい変化や収益状況の悪化などにより、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社グループの経営成績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。    当社グループでは、取締役会において各拠点等の業績や設備の稼働状況をモニタリングし、減損の兆候が見られる資産を早期に把握したうえで、必要な管理・監督を実施しております。  また新規の固定資産投資においては、NPV(正味現在価値)やIRR(内部収益率)等の経済性評価指標を用いて投資の妥当性を検証し、その結果を取締役会において十分に議論したうえで、投資の可否を決定しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,529字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策やサプライチェーンの混乱、中東情勢の緊迫化等により、先行き不透明な状況が続きました。自動車業界では、原材料価格および人件費の上昇に加えて、中国メーカーの台頭により中国およびアジアで日系自動車メーカーの販売が低迷するなど、厳しい事業環境となりました。 このような中、当社グループは、2026年3月期を初年度とする第14次中期経営計画を策定し、主力事業の更なる利益追求と将来の製品化に向けた開発を推進しました。また、2025年4月よりグループの経営体制を見直し、当社および主要子会社2社を統合したことで、事業間連携の強化と意思決定の迅速化を図り、グループ全体でのシナジー創出と競争力の向上に努めました。 樹脂加工製品事業では、地域・顧客・部品の三軸でポートフォリオの最適化を進め、収益性を重視した事業活動を展開しました。また、コア技術の高度化に取り組み、技術展示会の開催等を通じて新規顧客開拓を進めました。 ケミカル事業では、「グローバルビジネスの拡大」と「ものづくり事業の強化」を掲げ、ドイツ駐在員事務所の設置やアセアン地域における事業拡大、韓国企業への出資を通じたバッテリー部材分野のビジネス創出等を推進しました。 さらに、2025年9月に株式会社レゾナックのモビリティ事業の一部を譲り受けることを決定し、技術・人材・顧客基盤の拡充を図ることで、将来の成長に向けた取り組みを進めました。 当連結会計年度における売上高は、中国およびアジアにおける主要顧客の自動車の減産や化学品販売の減少を受け、133,871百万円(前期比8.4%減)となりました。 営業利益は、4,638百万円(同12.2%増)となりました。減収の影響や物価高騰に伴う調達コストの増加、株式会社レゾナックの事業譲受関連費用の発生等があったものの、顧客との交渉を通じた販売価格の適正化やコスト改善が進展しました。加えて、メキシコの子会社 Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.(以下、「MTDM」)の売却に伴い同社が連結除外になったことや、前期に中国等で減損損失を計上したことによる減価償却費の減少により、増益となりました。 経常利益は、為替差損の縮小により3,993百万円(同81.2%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期にMTDMの譲渡に伴う損失および減損損失を計上した反動により2,447百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7,814百万円)となりました。 セグメントの経営成績は以下のとおりです。 なお、当連結会計年度より、当社グループの組織再編に伴い、報告セグメントごとの業績をより適切に評価するため、管理費用等の配分方法を見直しており、報告セグメントに配分していた一部の本社費用について全社費用として「調整額」に含めて開示する方法に変更しております。前期比較についても、前期の数値を変更後の算定方法に基づき組み替えて比較しております。 (樹脂加工製品事業) 売上高は、中国およびアジアにおける主要顧客の減産の影響やMTDMの売却により108,413百万円(前期比9.7%減)となりました。なお、MTDMの売却による一過性影響を除くと5.9%の減収となりました。北米では、半導体供給不足の影響により一時的に減産となったものの、その後は挽回生産が順調に進み、影響は限定的でした。 営業利益は、5,562百万円(同35.7%増)となりました。減収の影響や物価高騰に伴う調達コストの増加はあったものの、日本や北米を中心に販売価格の適正化やコスト改善が進展したほか、日本におけるモデルミックスの改善等により増益となりました。加えて、MTDMの売却に伴う損失の解消や、前期に中国で減損損失を計上したことによる減価償却費の減少もプラスに寄与しました。 (ケミカル事業) 売上高は、25,458百万円(前期比2.3%減)となりました。ライフサイエンス分野では、欧州・中東向けの需要停滞や顧客の在庫調整の影響等により、樹脂原料および食品包装資材の取引が減少しました。ファインケミカル分野では、中国メーカーとの競合等により一部の商材で販売が落ち込みました。一方、モビリティ分野では、中国およびアジアは低迷したものの、国内は堅調に推移し、二輪・バギー向けの樹脂部品販売や金型取引も増加しました。 営業利益は、販管費の削減に努めたものの減収の影響により、1,544百万円(同14.1%減)となりました。 ②財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は72,178百万円となり、前連結会計年度末に比べ615百万円減少しました。これは主に、仕掛品が3,705百万円増加した一方、現金及び預金が4,088百万円減少したこと等によるものであります。 また、固定資産は51,554百万円となり、前連結会計年度末に比べ285百万円減少しました。これは主に、建設仮勘定が2,505百万円、投資有価証券が930百万円増加した一方、建物及び構築物が3,168百万円、機械装置及び運搬具が904百万円減少したこと等によるものであります。 これらの結果、資産合計は123,733百万円となり、前連結会計年度末に比べ901百万円減少しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は49,289百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,516百万円減少しました。これは主に、その他に含まれる前受金が5,130百万円増加した一方、関係会社整理損失引当金が6,297百万円、短期借入金が579百万円、未払法人税等が364百万円、支払手形及び買掛金が335百万円減少したこと等によるものであります。 また、固定負債は7,088百万円となり、前連結会計年度末に比べ170百万円増加しました。これは主に、繰延税金負債が729百万円増加したこと等によるものであります。 これらの結果、負債合計は56,377百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,345百万円減少しました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は67,355百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,444百万円増加しました。これは主に、為替換算調整勘定が1,996百万円、その他有価証券評価差額金が655百万円増加したこと等によるものであります。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より3,783百万円減少し、15,305百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは7,721百万円(前期は9,348百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4,237百万円、減価償却費6,344百万円、売上債権の減少額2,549百万円、棚卸資産の増加額△4,579百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは△7,546百万円(前期は△3,751百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出△7,424百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは△4,428百万円(前期は△6,407百万円)となりました。これは主に、短期借入金の純減額△1,301百万円、長期借入金の返済による支出△1,431百万円、配当金の支払額△1,603百万円等によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 樹脂加工製品事業(百万円)   122,033   94.5 ケミカル事業(百万円)   11,250   102.3 合計(百万円)   133,284   95.1 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 樹脂加工製品事業   106,770   92.3   5,874   119.6 ケミカル事業   67,151   95.8   2,105   103.4 合計   173,921   93.6   7,979   114.8 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当社グループの役割が代理人に該当する取引については純額で収益を認識しておりますが、受注高及び受注残高については総額の数値を記載しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 樹脂加工製品事業(百万円)   108,413   90.3 ケミカル事業(百万円)   25,458   97.7 合計(百万円)   133,871   91.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Honda Development & Manufacturing of America, LLC   52,156   35.7   49,887   37.3 本田技研工業株式会社   22,081   15.1   23,502   17.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析、検討内容 経営成績等の状況に関する認識および分析、検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 経営成績に影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、コーポレート・ガバナンス体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合った商品・製品を提供することにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減した上で、適切な対応を図ってまいります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社グループの資金需要は、大きく分けて運転資金と設備資金の二つです。運転資金の主なものは、製品を製造するための原材料仕入と製造費、商社として機能するための商品の仕入、共通するものとして販売費及び一般管理費等があります。設備資金の主なものは、増産や自動化・効率化、生産品目のモデルチェンジ対応のための建物や機械装置、金型等の有形固定資産取得に加え、情報処理のための無形固定資産取得等があります。なお、2026年4月1日に実施したM&Aによる譲受事業の株式取得資金および対象事業の成長投資により資金需要は拡大しておりますが、財務健全性を維持しながら銀行借入による調達を継続する方針です。 (財務政策) 当社グループは、事業活動のために健全なバランスシートと適正な流動資産の保持を財務方針としております。運転資金、設備資金については、まず営業キャッシュ・フローで獲得した資金を充当し、不足分について有利子負債での調達を実施しております。長期借入については、事業計画に基づく資金需要、金利動向、既存借入金の返済時期等を考慮の上、調達を行っており事業継続に必要な資金を十分に賄えていると考えております。なお、投資有価証券の売却により取得する資金は、企業価値向上に向けて自己株式取得などの株主還元等に活用していく方針です。また、不測の事態に備え、取引金融機関と当座貸越契約およびコミットメントライン契約を締結し、代替流動性を確保しております。 ③経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益に注視し、収益性判断の指標に営業利益率を掲げているほか、資本および資産の効率性判断の指標にROE(自己資本利益率)、財務の安定性判断の指標に自己資本比率を掲げております。また、当社グループは2026年3月期から2028年3月期までの中期経営計画を策定しており、最終年度である2028年3月期の目標値を営業利益70億円、ROE(自己資本利益率)6.5%以上に設定しております。 なお、株主還元については、将来における事業展開と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、安定した配当を継続実施していくことを基本方針としております。配当につきましては、DOE(自己資本配当率)を指標とし、2028年3月期にDOE3.0%以上の水準まで引き上げる方針としております。 当連結会計年度を含む、直近2会計年度の各指標の推移は、次のとおりであります。引き続きこれらの指標について、改善されるよう取り組んでまいります。 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 営業利益率   2.8%   3.5% ROE(自己資本利益率)   -   3.8% 自己資本比率   51.1%   53.5% DOE(自己資本配当率)   2.1%   2.7% (注)前連結会計年度に係るROE(自己資本利益率)については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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