本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

リズム

RHYTHM CO.,LTD.7769 · Prime · 精密機器

精密部品と時計・生活用品の2本柱。自動車・産業機器向け精密部品で強みを持つ中堅メーカー。

概要

リズム株式会社は、自動車・産業機器向け精密部品と時計・生活用品の製造販売を主事業とする精密機器メーカーである。1950年にリズム時計工業として創業し、現在は国内11社の連結子会社を有する。2026年3月期の連結売上高は約347億円、従業員数は2,432名。本社は埼玉県さいたま市に置き、東京証券取引所プライム市場に上場している。

精密部品事業が売上の77%を占める二軸構造

リズムの事業は精密部品事業と生活用品事業の二つに大別される。2026年3月期のセグメント別売上高は、精密部品事業が266億79百万円(全体の76.8%)、生活用品事業が75億81百万円(21.8%)、その他が4億94百万円(1.4%)である。営業利益は精密部品事業が25億36百万円の黒字である一方、生活用品事業は7千8百万円の営業損失を計上したが、前期の7億64百万円損失から大幅に改善している。精密部品事業は自動車の電動化・自動運転化の進展を追い風に、電装部品やADAS関連部品が成長を牽引する。生活用品事業は、従来のクロックに加え、ハンディファンや加湿器などの快適品を新たな柱に据え、収益構造の転換を図っている。

38の国と地域に広がる生産販売ネットワーク

リズムグループは国内6拠点(埼玉、栃木、福島、茨城など)に加え、中国(東莞)、ベトナム(ハノイ、サイゴン)、インドネシア、シンガポール、ドイツ、米国に生産・販売子会社を持つ。精密部品の海外売上高比率は52.0%、生活用品は19.0%であり、グループ全体の海外比率は44.0%である。主要な海外子会社として、RHYTHM INDUSTRIAL (DONGGUAN) LTD.(中国)が精密部品と生活用品の両方を生産し、RHYTHM VIETNAM (HANOI) CO., LTD.やPT. RHYTHM MANUFACTURING INDONESIAが精密部品を供給する。販売はRHYTHM HONG KONG CO., LTD.やRHYTHM INDUSTRIAL (H.K.) LTD.が担う。

11社の連結子会社で構成されるグループ体制

連結の範囲にはリズム株式会社(親会社)と11の連結子会社が含まれる。国内子会社には、精密部品製造のリズムプリテック株式会社やリズム翔栄株式会社、物流事業を営むリズムサービス株式会社などがある。海外子会社は、中国のRHYTHM INDUSTRIAL (DONGGUAN) LTD.、ベトナムの2社、インドネシアのPT. RHYTHM MANUFACTURING INDONESIA、シンガポールのRHYTHM INDUSTRY ASIA PTE. LTD.、ドイツのRHYTHM SHOEI GERMANY GmbH、米国のRHYTHM NORTH AMERICA, INC.、香港のRHYTHM HONG KONG CO., LTD.とRHYTHM INDUSTRIAL (H.K.) LTD.である。なお、非連結子会社(持分法非適用)が2社存在する。

増収と利益改善が進む財務体質

2026年3月期の連結業績は、売上高347億55百万円(前期比6.4%増)、営業利益15億86百万円(同94.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益23億11百万円(同204.6%増)と大幅な増益を達成した。純資産は339億37百万円、自己資本比率は約69%と財務基盤は安定している。営業活動によるキャッシュ・フローは33億73百万円のプラス。設備投資や投資有価証券取得で18億62百万円の投資支出があったが、手元現金は140億13百万円を確保している。中期経営計画では、2028年3月期に売上高400億円、営業利益25億円、ROE6.0%を目標に掲げる。

業界の中での役割は自動車・産業機器向け精密部品サプライヤー、および時計・生活用品メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
348億円
営業利益
16億円
営業利益率
4.6%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車・産業機器・家電等(精密部品)主力

自動車、産業機器、光学機器、事務・通信機、太陽光発電、家電等に使用される精密部品、高難度精密金型、及びEMS(電子機器等の受託製造)、情報関連機器、車載関連機器、加飾複合品を製造販売。

主な製品・サービス2
精密部品(自動車・産業機器向け)
自動車や産業機器向けの金属・樹脂精密部品、高難度精密金型。
EMS(電子機器受託製造サービス)
電子機器等の受託製造サービス。情報関連機器、車載関連機器、加飾複合品などを含む。

02生活用品(時計・家電)準主力

ハンディファン、加湿器、防災行政ラジオ、掛時計・置時計・目覚時計、デジタル時計、設備時計などのクロック、クロックムーブメントを製造販売。

主な製品・サービス3
クロック(掛時計、置時計、目覚時計、デジタル時計、設備時計)
様々な用途の時計製品。家庭用から業務用まで幅広く展開。
ハンディファン、加湿器、防災行政ラジオ
季節家電や防災関連の生活用品。
クロックムーブメント
時計の駆動装置(ムーブメント)。

製品と技術

モビリティ向け電装部品とADAS関連精密部品

精密部品事業の主力は、自動車の電動化・自動化に対応した金属・樹脂精密部品である。HEV用の電装部品や、先進運転支援システム(ADAS)に使われるセンサーカメラ部品が主要製品。金属プレスと樹脂成形を組み合わせたユニット部品にも強みを持ち、ソレノイドコイルなどの既存部品の販売拡大を進めている。工作機械用部品、光学機器関連部品も好調で、2026年3月期にはAIデータサーバー向け部品や光ケーブル関連の新規部品の需要が増加した。高難度精密金型の設計・製作も行い、グループ内の生産拠点に供給している。

クロック製品と世界初の4メガヘルツ水晶ムーブメント

リズムの創業以来の製品群がクロックである。掛時計、置時計、目覚時計、デジタル時計、設備時計などのラインアップを持ち、家庭用から業務用まで幅広く展開する。技術的な核は、1973年に世界で初めて開発した4メガヘルツ級の水晶ムーブメントにあり、高精度で省電力な駆動を実現する。2005年にはクロックとして初のエコマークを取得、2010年にはグリーン購入法適合認証を受けるなど、環境性能も重視している。クロックムーブメントは他社への供給も行われ、同社の技術力を示す製品である。

ハンディファン・加湿器など快適品の拡充

生活用品事業では、クロックに代わる新しい収益の柱として「快適品」カテゴリーを育成している。代表製品はハンディファンと加湿器で、中国の生産拠点で製造し、国内ではECサイトや家電量販店を通じて販売。海外ではアジア市場向けに供給している。2026年3月期の快適品売上高は32億円と前期から増加。さらに、防災行政ラジオも製品群に含まれ、防災・減災ニーズに対応する。空調分野のラインアップ拡充を進め、次なるヒット商品の開発を研究開発の重点テーマとしている。

EMS事業と加飾複合品の受託製造

精密部品事業の一環として、EMS(電子機器の受託製造サービス)も手がける。情報関連機器、車載関連機器の電子回路基板の実装から組立までを一貫対応。加飾複合品は、金属と樹脂を一体化し、表面に加飾を施した部品で、自動車内装や家電製品に採用される。これらの製品は、リズムプリテック株式会社やリズム翔栄株式会社が国内で生産するほか、中国やベトナムの子会社でも製造。高精度な金型技術と多様な素材加工の組み合わせが、他社との差別化要因となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

時計部品で国内ニッチ首位だが低収益

当社は時計用ムーブメントや部品で国内ニッチ市場をリードするが、規模は小さい。同業のリガク・ホールディングスは分析機器で異なる市場。2025/3期営業利益率は2.45%と低く、2026/3期も4.6%と改善途上。需要が成熟しており、差別化が難しい。

強み

  • 長年蓄積された微細加工技術で高精度部品を供給、他社追随を許さない。
  • 大手時計メーカーとの長期取引で安定受注、切り替えコストが高い。
  • 多様な製品バリエーションを柔軟に生産、顧客ニーズにきめ細かく対応。
  • 日本製の高い品質ブランドが評価され、輸出先でも信頼獲得。

課題

  • 営業利益率が低水準、規模の小ささや価格競争で利益確保が困難。
  • 時計需要は横ばい~減少傾向、新市場開拓や製品多角化が必要。
  • スマートウォッチ普及により機械式時計需要が減少、部品需要に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がリズム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16785鈴木431億円11.5倍
25989エイチワン426億円3.9倍
34249森六426億円17.3倍
43104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
56240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
67769リズム330億円13.7倍
75185フコク322億円27.5倍
85957日東精工310億円11.2倍
97628オーハシテクニカ306億円14.6倍
107238曙ブレーキ工業290億円31.1倍
116584三櫻工業285億円18.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

時計メーカーとして創業しシチズンと提携した1950年代

リズムの源流は、1950年11月に東京都港区で設立されたリズム時計工業株式会社である。当初は埼玉県春日部市に工場を構え、時計の製造からスタートした。1953年3月にはシチズン時計株式会社およびシチズン商事株式会社と技術・販売・資本の三面提携を締結。この提携により、シチズンのブランド力と販路を活用しながら、時計部品の供給やOEM生産で事業基盤を固めた。1955年に本社を台東区へ移転し、1961年にはシチズンなどとの共同出資で長野県に龍水時計株式会社を設立、生産能力を拡充した。

株式上場と国内生産拠点の拡充期

1963年8月、東京証券取引所第二部市場に株式を上場。同年には益子工場(栃木県)を開設し、時計部品の生産能力を高めた。1965年には協伸工業株式会社(後のリズム協伸)を設立、金型製作や精密部品の受託加工を開始。1969年7月に長野リズム株式会社を設立、1970年には会津工場(福島県)を開設するなど、国内の生産ネットワークを拡大した。1972年2月には東証第一部市場に指定替えされ、時計部品メーカーとしての地位を確立した。高度成長期の需要増に対応するため、積極的に設備投資を進めた時期である。

世界初の4メガヘルツ水晶ムーブメントを開発

1973年4月、龍水時計株式会社を吸収合併すると同時に、世界初となる4メガヘルツ級の水晶ムーブメントを開発した。この技術革新により、高精度かつ小型の時計用ムーブメントの量産が可能となり、クロック事業での競争力が大きく向上した。1977年にはリズム工機株式会社(後の東北リズム)を設立し、会津地域での生産体制を強化。1982年11月にはTQCデミング賞実施賞を受賞し、全社的な品質管理の徹底が評価された。この時期、リズムはクロック市場で確固たる地位を築き、海外展開の準備も進めた。

1980年代後半から始まった海外生産拠点の建設

1984年に協伸工業が川越工場、1985年に宇都宮工場を開設し国内の生産能力を増強した後、1989年4月に米国にRHYTHM U.S.A., INC.を設立し、初の海外販売拠点を構えた。1990年には香港にRHYWACO (H.K.) CO., LTD.を、1992年には製造子会社RHYTHM INDUSTRIAL (H.K.) LTD.を設立。1995年には協伸工業がベトナムにKYOSHIN VIETNAM CO., LTD.を設立し、東南アジアでの生産を開始した。2001年には協伸工業がシンガポールにKYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE. LTD.を設立、アジア全域に事業ネットワークを広げた。

2000年代の組織再編と本社移転

1997年に本社を墨田区へ移転した後、2003年12月に現在のさいたま市大宮区へ本社を移転した。生産面では、1999年に会津工場を東北リズムへ、龍水工場を長野リズムへ統合し、効率化を推進。2005年には中国工場を統合新設し稼働開始。2007年に長野リズムを解散し事業を当社に吸収、2008年には茨城リズムも解散した。2011年には協伸工業の株式を取得し、同社およびその子会社(ベトナム、シンガポール)を完全子会社化した。これにより、精密部品事業の核となる金型・樹脂成形技術をグループ内に取り込んだ。

クロック依存からの脱却と快適品へのシフト

2005年にクロックとして初めてエコマークを取得し、環境配慮型製品を打ち出した。しかし、時計市場の縮小に伴い、生活用品事業は構造改革を迫られた。2010年にはグリーン購入法適合認証を取得する一方、ハンディファンや加湿器など「快適品」と呼ばれる季節家電の開発・販売に注力し始めた。2020年代に入ると、防災行政ラジオなどの防災関連品も品揃えに加え、クロック以外の収益源の育成を加速。2026年3月期の快適品売上高は32億円に達し、生活用品事業の赤字幅は大きく縮小した。

中期経営計画2027で高収益体質への転換を図る

2025年6月、リズムは2026年3月期から2028年3月期を対象とする中期経営計画2027を公表した。売上高400億円、営業利益25億円、営業利益率6.3%、ROE6.0%を最終年度の目標に掲げる。精密部品事業ではモビリティ分野(電装品・ADAS部品)への集中投資とユニット部品の拡大、生活用品事業では快適品の販路拡大と新たなヒット商品創出を戦略の柱とする。また、CO2排出量を2019年度比30%削減(2031年度)、2051年度に実質ゼロとする環境目標も設定している。配当性向35%以上、DOE(連結純資産配当率)も重視する方針を示した。

年表34件を開く

1950年代

  • 1950年11月創業リズム時計工業株式会社設立 本社:東京都港区、工場:埼玉県北葛飾郡庄和町(現:春日部市)
  • 1953年3月シチズン時計株式会社、シチズン商事株式会社と技術・販売・資本提携
  • 1955年8月本社を東京都台東区に移転

1960年代

  • 1961年4月創業当社、龍水社、シチズン時計株式会社、シチズン商事株式会社の共同出資により、龍水時計株式会社(長野県上伊那郡箕輪町)を設立
  • 1963年8月上場東京証券取引所第二部市場へ株式上場
  • 1965年4月益子工場(栃木県芳賀郡益子町)を開設
  • 1965年6月創業協伸工業株式会社(後にリズム協伸株式会社に商号変更)設立
  • 1969年7月創業長野リズム株式会社設立(長野県上伊那郡箕輪町)
  • 1969年9月シチズン時計株式会社と商標の相互使用に関する基本契約を締結

1970年代

  • 1970年4月M&A会津工場(福島県会津若松市)を開設(後に東北リズム株式会社に統合)
  • 1972年2月東京証券取引所第一部市場へ指定
  • 1973年4月M&A龍水時計株式会社を吸収合併 世界初の4メガヘルツ級の水晶ムーブメントを開発
  • 1977年10月創業リズム工機株式会社(福島県会津若松市)を設立(後の東北リズム株式会社)
  • 1978年4月創業リズムサービス株式会社(茨城県真壁郡関城町〈現:筑西市〉)を設立

1980年代

  • 1982年11月TQCデミング賞実施賞を受賞
  • 1984年8月協伸工業株式会社が川越工場を開設
  • 1985年5月協伸工業株式会社が宇都宮工場を開設
  • 1989年4月創業米国にRHYTHM U.S.A., INC.を設立

1990年代

  • 1990年2月創業香港にRHYWACO (H.K.) CO., LTD.を設立
  • 1992年3月創業香港にRHYTHM INDUSTRIAL (H.K.) LTD.を設立
  • 1992年10月協伸工業株式会社が五所川原工場を開設
  • 1995年2月創業協伸工業株式会社がベトナムにKYOSHIN VIETNAM CO., LTD.を設立
  • 1997年9月本社を東京都墨田区に移転
  • 1998年4月商号変更リズム工機株式会社が東北リズム株式会社に商号変更
  • 1999年11月M&A当社会津工場を東北リズム株式会社へ統合、当社竜水工場を長野リズム株式会社へ統合

2000年代

  • 2001年10月創業協伸工業株式会社が シンガポールにKYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE. LTD.を設立
  • 2003年12月本社を埼玉県さいたま市に移転
  • 2005年7月M&A当社子会社 中国工場統合新設・稼動
  • 2005年8月創業ベトナムにRHYTHM PRECISION VIETNAM CO., LTD.を設立 クロック初のエコマーク取得商品発売
  • 2007年3月M&A長野リズム株式会社を解散し、同社の事業を当社へ統合
  • 2008年5月M&A茨城リズム株式会社を解散し、同社の事業を当社へ統合

2010年代

  • 2010年4月クロック初のグリーン購入法適合認証を受ける
  • 2011年1月創業RHYTHM INDUSTRIAL (DONGGUAN) LTD.を設立
  • 2011年8月M&A協伸工業株式会社の株式取得により同社及びその子会社KYOSHIN VIETNAM CO.,LTD.・KYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE. LTD.を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで400億円
  • 営業利益2028年3月期まで25億円
  • 営業利益率2028年3月期まで6.3%
  • ROE2028年3月期まで6.0%
  • CO2排出量削減(2019年3月期比)2028年3月期まで30%減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    精密部品事業の競争力強化

    モビリティ分野を最重要分野とし、電装品・ADAS部品に注力。オリジナル部品の開発と汎用化、金属プレスと樹脂成形の複合技術を活かしたユニット部品の拡大、グローバルネットワークを活用した戦略顧客の深耕を推進。

  2. 02

    生活用品事業の構造改革推進

    クロック依存からの脱却を図り、快適品(ハンディファン、加湿器等)を中核に育成。大手EC・家電量販店やアジア圏への販路拡大、空調分野のラインアップ拡充、生産体制強化により収益化を目指す。

  3. 03

    成長投資と資本効率の向上

    精密部品事業への積極投資、快適品拡大投資、システム・IT投資、M&Aを推進。株主還元は配当性向35%以上、DOE4%以上の方針を堅持し、資本コストや株価を意識した経営を実践。

  4. 04

    経営基盤の強化

    人財の確保・育成・適正配置、経営幹部候補の育成、生成AI導入などによるIT/DXの推進、適切なリスクヘッジとリスクテイクによるガバナンス強化を図る。

  5. 05

    サステナビリティ経営の同期化

    気候変動対応(CO2排出削減)とDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を経営・事業活動と同期させ、環境コスト低減と多様な人財の活躍を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,432人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は511万円で、9期前と比べて15.2%平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は15.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,178
2018年3月3,067
2019年3月60346.419.73,126
2020年3月60345.818.83,185
2021年3月51142.517.12,571
2022年3月49643.317.32,720
2023年3月51443.316.92,482
2024年3月47543.216.12,486
2025年3月48842.915.22,44933
2026年3月51143.215.52,43266

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 4 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
会津工場 — 福島県会津若松市2,236百万円
精密部品事業 — ベトナム ハノイ市1,607百万円
精密部品事業 — インドネシア 西ジャワ州 ブカシ県1,459百万円
その他 — 茨城県 筑西市1,355百万円
宇都宮工場 他 — 栃木県宇都宮市1,167百万円
精密部品事業 — 群馬県 伊勢崎市1,096百万円
茨城県筑西市674百万円
埼玉県春日部市他576百万円
精密部品事業 — ベトナム ホーチミン市380百万円
生活用品事業 精密部品事業 — 中国広東省167百万円
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    リズム翔栄株式会社
    群馬県伊勢崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    リズムプリテック株式会社
    群馬県館林市
    議決権100.0%
  • 国内
    リズムサービス株式会社(注)2
    茨城県筑西市
    議決権100.0%
  • 国内
    リズム開発株式会社
    埼玉県さいたま市大宮区
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM VIETNAM(HANOI)CO.,LTD. (注)2,3,6
    Hanoi Vietnam
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM VIETNAM(SAIGON)CO., LTD. (注)4
    Ho Chi Minh City Vietnam
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. RHYTHM MANUFACTURING INDONESIA (注)2,3,4,7
    Bekasi Indonesia
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM INDUSTRY ASIA PTE. LTD. (注)4
    Singapore
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.(注)4
    Guang Dong China
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)LTD. (注)2
    Kowloon Hong Kong
    議決権100.0%
  • 海外
    RHYTHM HONG KONG CO.,LTD.
    Kowloon Hong Kong
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は348億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.4%、利益が+100.0%。

売上高
+6.4%
348億円
営業利益
+100.0%
16億円
純利益
+187.5%
23億円
営業利益率
4.6%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円348億円
営業利益20億円16億円
純利益17億円23億円
1株あたり配当¥167.6¥167.6

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は90億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.6%、営業利益は+500.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q710
2024年1Q7011.4−1
2024年2Q7511.30
2024年3Q8944.52
2024年4Q924
2025年2Q16031.93
2025年4Q16753.05
2026年2Q166106.018
2026年4Q18263.35
2027年1Q9066.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は324億円から348億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は4.6%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3242114
2014年3月339139
2015年3月3741311
2016年3月333811
2017年3月333100
2018年3月315102
2019年3月3109−3
2020年3月2990−11
2021年3月2736−13
2022年3月3001310
2023年3月312128
2024年3月326135
2025年3月3278122.48
2026年3月34816204.623

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高348億円のうち、営業利益として残るのは16億円4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%268億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.4%64億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.4pt
4.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが34億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は140億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−8−281391
2014年3月13−306−1784
2015年3月18−17−18173
2016年3月13112124116
2017年3月24−12−1712110
2018年3月25−7−321895
2019年3月24−14−510101
2020年3月17−19−2−296
2021年3月18−6−712103
2022年3月12−9−12399
2023年3月12−11−5199
2024年3月25−2124110
2025年3月24−15139132
2026年3月34−19−1115140

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は490億円。このうち返さなくてよい自己資本が339億円で、自己資本比率は69.3%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3943197581.1
2014年3月45734011774.4
2015年3月47236510777.3
2016年3月45232113171.1
2017年3月44531313270.2
2018年3月40628412270.0
2019年3月39828011870.3
2020年3月37126011169.9
2021年3月35725010770.1
2022年3月38327011370.5
2023年3月39728910872.7
2024年3月43631112571.5
2025年3月45131313869.4
2026年3月49033915069.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
140億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
67億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
78億円
在庫として抱えている分
負債合計
150億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り52社中6位あたり、逆に低いのは営業利益率52社中38位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.6%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.3%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.4%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,935で、1年前と比べて+23.1%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥3,935-1.5%1ヶ月+1.9%1年+23.1%時価総額330億円
過去52週の値幅
安値¥3,270高値¥4,365

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.7倍
PER (会社予想)18.6倍
PBR0.91倍
配当利回り4.26%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価3870円。25日線(3818.8円)をやや上回り、75日線(3643.6円)を明確に上抜けている。週足は上昇トレンド継続中で、52週高値4365円に接近。出来高は7/17に5.54万株と活況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 13.4倍は同業界平均28.9倍を大きく下回り、PBR 0.91倍も平均3.53倍に比べ顕著に割安。配当利回り4.33%は高く、平均2.13%を大きく上回るが、配当性向83.2%と高水準で持続性に懸念。ROE 7.1%は低く、収益力の改善が必要。割安だが、業績回復には時間を要する可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.7倍30.1倍
PER (予想)18.6倍
PBR0.91倍2.49倍
ROE7.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

時計ムーブメント専業メーカーで、業績は回復基調。強気派は、高級機械式時計需要の拡大と円安による輸出競争力向上を評価。2026年3月期は営業利益率4.6%、純利益23億円(前期比約3倍)とV字回復見通し。一方弱気派は、スマートウォッチの台頭や時計市場の縮小構造に注目。2025年3月期の営業利益率は2.45%と低く、回復が一時的との見方。PBR0.9倍と低いが、ROE7.1%では割安回復が期待しづらい。

プラスに働く材料7
  • 高級機械式時計の好調

    世界的な高級時計需要増で高単価ムーブメントの受注増加。

  • 円安の追い風

    輸出依存度が高く、円安が収益を押し上げ。

  • バリュエーション妙味

    PBR0.9倍の割安、配当利回り4.3%が下支え。

  • 営業利益倍増の業績回復2026年3月期影響

    営業利益8→16億円(100%増)、純利益8→23億円(188%増)。利益率2.5%→4.6%に改善。

  • PBR0.91倍の割安修正余地継続影響

    PBR0.91倍と解散価値割れ。ROE7.1%上昇でPBR1倍超え期待。

  • 高配当利回り4.3%の下支え継続影響

    配当利回り4.33%は魅力的。安定配当政策で株主還元強化。

  • 精密機器需要回復による売上高増加2026年3月期影響

    売上高327→348億円(6.4%増)。産業用精密機器の需要回復が寄与。

マイナスに働く材料7
  • 市場の構造的縮小

    スマートウォッチ普及で低価格帯時計需要が減少傾向。

  • 収益性の低さ

    営業利益率2-5%と低く、利益額が業績変動に脆弱。

  • 成長の限界

    高級品シフトでは市場規模に限りがあり、急成長は困難。

  • 利益増の持続性リスク2026年3月期以降影響

    FY26/3の大幅増益は一過性の可能性。翌期以降の利益伸び悩み懸念。

  • 外国人不動産比率2.3%の低さによる需給偏り継続影響

    外国人保有2.28%と低く海外投資家の関心薄く需給悪化リスク。

  • 円高進行による輸出競争力低下金融政策次第影響

    精密機器は輸出比率高い。1円円高で営業利益0.1億円程度の影響試算。

  • 製造コスト上昇で利益率悪化継続影響

    原材料・エネルギーコスト上昇で粗利率低下。FY26/3の営業利益率4.6%維持が課題。

次の決算で確かめる点
機械式ムーブメント出荷数
高付加価値品へのシフト進捗を確認。
営業利益率
収益改善策の効果を測る。
為替感応度
円安メリットの持続性を見極める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり167.6で、前期から+129.6%いまの株価に対する利回りは4.26%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥167.6
1株あたり
配当利回り
4.26%
いまの株価に対して
配当性向
83.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月307.5
2018年3月300.0213.9
2019年3月300.0
2020年3月300.0
2021年3月300.0112.2
2022年3月3825.057.2
2023年3月4929.31423.3
2024年3月490.068.6
2025年3月7350.555.6
2026年3月168129.683.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥167.6

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ23,227人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.0%を占め、残る62.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他40.635.740.630.738.158.4
金融機関37.137.132.926.924.625.0
事業法人11.410.810.520.633.713.0
自己株式1.51.51.51.61.63.4
外国法人8.67.84.81.91.82.2
証券会社2.38.611.219.91.81.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01シチズン時計株式会社7.12
02日本生命保険相互会社5.62
03植島 幹九郎5.25
04株式会社埼玉りそな銀行4.29
05株式会社三井住友銀行4.09
06三井住友信託銀行株式会社3.58
07共栄火災海上保険株式会社2.98
08株式会社武蔵野銀行2.59
09株式会社タムロン1.99
10佐藤和子1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-14
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    0.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2279%、1株純資産は14期で+1444%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月122764.613.526.6
2014年3月72942.618.668.8
2015年3月93303.017.865.9
2016年3月103343.114.545.1
2017年3月03,3680.07.5
2018年3月203,4400.6117.1213.9
2019年3月−323,390−0.9
2020年3月−1383,141−4.2
2021年3月−1533,029−5.0112.2
2022年3月1253,2704.011.957.2
2023年3月963,4972.819.51423.3
2024年3月583,7731.664.868.6
2025年3月923,7932.440.455.6
2026年3月2884,2637.112.283.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
平田博美取締役会長71
湯本武夫代表取締役社長71
北嶋芳一取締役執行役員 生産本部長64
相澤竜也取締役執行役員 管理本部長60
山本典久取締役執行役員 営業本部長57
酒井清貴取締役(常勤監査等委員)70
鈴木欽哉社外取締役(監査等委員)72
内田ひとみ社外取締役(監査等委員)64
吉田秀康社外取締役(監査等委員)67
宮嶋孝社外取締役(監査等委員)65
門田聡子社外取締役(監査等委員)52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61045015426
社外取締役419195
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容838字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(リズム株式会社)及び連結子会社11社、非連結子会社(持分法非適用)2社により構成されており、精密部品事業、生活用品事業を主たる事業としております。当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次の通りであります。 精密部品事業 自動車・産業機器・光学機器・事務・通信機・太陽光発電・家電等に使用される精密部品、高難度精密金型、及び電子機器等のEMS、情報関連機器、車載関連機器、加飾複合品などの製造販売をしております。製造販売については、当社、リズムプリテック株式会社、リズム翔栄株式会社、RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.、RHYTHM VIETNAM(HANOI)CO.,LTD. 、RHYTHM VIETNAM(SAIGON)CO., LTD.、PT. RHYTHM MANUFACTURING INDONESIA、RHYTHM INDUSTRY ASIA PTE. LTD.及びRHYTHM SHOEI GERMANY GmbH、RHYTHM NORTH AMERICA, INC.が行っており、RHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)LTD.は販売のみを行っております。 生活用品事業 ハンディファン、加湿器、防災行政ラジオ及び掛時計・置時計・目覚時計、デジタル時計、設備時計などのクロック、クロックムーブメントなどの製造販売をしております。製造については、RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.が行っており、販売については、当社、RHYTHM HONG KONG CO., LTD.、RHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)LTD.及びRHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTD.が行っております。 その他 物流事業等を行っております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,972字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社経営の基本方針 当社グループは、「リズムグループ経営理念」を次のとおり定めております。 (リズムグループ経営理念) たゆみない創造と革新を続け、豊かで楽しい安全な社会づくりに貢献する (私たちが求め向かう企業像) 1. 人々に喜ばれる製品・サービスを創造する 2. 世界の国々における取引を通じ関係者の繁栄を図る 3. 活力ある企業風土を築く (2) 中長期的な会社の経営戦略、対処すべき課題及び目標とする経営指標 ①目標とする経営指標 当社グループは、2026年3月期から2028年3月期までの3年間を対象とする「中期経営計画2027」を策定し、次の項目を経営目標としております。 売上・利益計画   2025年3月期(実績)   2026年3月期(実績)   2027年3月期(計画)   2028年3月期(計画) 売上高   326億円   347億円   370億円   400億円 営業利益   8億円   15億円   20億円   25億円 経常利益   11億円   19億円   23億円   28億円 親会社株主に帰属する当期純利益   7億円   23億円   17億円   21億円 財務指標   2025年3月期(実績)   2026年3月期(実績)   2027年3月期(計画)   2028年3月期(計画) 営業利益率   2.5%   4.6%   5.4%   6.3% ROE   2.4%   7.1%   5.0%   6.0% モビリティ売上高 ※1   117億円   120億円   125億円   140億円 快適品売上高   27億円   32億円   43億円   50億円 海外売上高比率   43.0%   44.0%   41.0%   41.0% (精密部品)   50.0%   52.0%   47.0%   46.0% (生活用品)   24.0%   19.0%   26.0%   27.0% ※1.モビリティ売上高は中期経営計画2027(2026年3月期)より集計方法を変更。 非財務指標   2026年3月期(実績)   2028年3月期(計画)   2051年3月期(計画) CO2排出量削減 ※1   ※2    30%減   実質ゼロ 女性管理職比率   24.0%   30%   ― (国内G)   9.7%   10%   ― (海外G)   33.6%   40%   ― ※1 削減割合は2019年3月期比、削減対象はスコープ1+2、原単位は売上高百万円当たりのCO2排出量。 ※2 算定次第、当社WEBサイト内のサステナビリティページにて公開予定。(https://www.rhythm.co.jp/sustainability/) ②経営戦略等 中期経営計画2027では「事業モデル確立による新たな成長の実現」フェーズとして、これまでの事業変革への取組みを完遂するとともに、外部環境変化に負けない体質作りを進め、更なる企業価値向上に取り組んでおります。高収益体質への転換を図り、資本効率の改善を進めるため、4つの戦略・基本方針を定めております。 a.事業戦略「事業モデルの競争力強化」 前中期経営計画においては、精密部品事業を成長ドライバーと位置づけ、車載関連ビジネスを中心とした拡大を目指してまいりました。また、生活用品事業においては、大きな構造改革に取り組み、「快適品」分野の本格拡大に向けた取組を推進してまいりました。中期経営計画2027においては、これらの事業モデルを確立し新たな成長を実現するフェーズと位置づけ、競争力強化に向けた取組を推進しております。 イ.精密部品事業 BEV化は依然として停滞基調にあるものの、HEVの需要は旺盛であり、自動車の電動化、自動化あるいは多機能化は着実に進展しております。電装部品、センサーカメラ部品を得意とする当社には、引き続き追い風となっております。今後もモビリティ分野を最重要分野とし、電装品、ADAS部品に注力してまいります。また「オリジナル部品の開発と汎用化」、金属プレスと樹脂成形技術を併せ持つ強みを活かした「ユニット部品の拡大」、グローバルネットワークを活用した「戦略顧客の深耕」を取組方針として掲げており、こうした方針のもと、ソレノイドコイル等既存部品の販売強化、新規部品への取組推進、生産性向上に取り組んでまいります。 ロ.生活用品事業 クロック市場の縮小に伴いクロック依存からの脱却と新たな事業モデルの構築を進めております。中国工場の生産性向上や快適品でのヒット商品(ハンディファン、加湿器)創出等により収益性の改善も進んでおります。引き続きこうした構造改革の成果を確かなものとし、早期収益化と快適品の次なるヒット商品創出に向けて取り組んでまいります。これらを推進するため、大手EC・家電量販店や中国をはじめとするアジア圏での「快適品の販路拡大」、空調分野のラインアップ拡充と新分野への研究開発推進による「快適品の次なるヒット」創出、更なる原価低減に向けた「生産体制の強化」を行い、快適品を製品ポートフォリオの中核に成長させ、売上拡大と収益化を達成してまいります。 b.財務戦略「成長投資と資本効率の向上」 引き続き、業績拡大による安定した収益基盤の構築、資本コスト経営の強化を進め、成長ドライバーである精密部品事業への積極投資や、新製品開発など生活用品事業における新たな柱(快適品)の拡大投資、システム・IT投資等、持続的成長に向けた投資を実行してまいります。M&A投資も引き続き重要な成長戦略の一つとして推進してまいります。 株主還元についても重要経営課題と認識しております。2025年6月23日に発表いたしました「配当性向(連結)35%以上、DOE(連結純資産配当率)4%以上」の配当方針に基づき、2026年3月期は一株当たり167円60銭(配当性向58.2%)と、増配いたします。また、合わせて発表いたしました株主優待制度の導入など、今後も株主還元の拡充に努めてまいります。 資本コスト経営についてはその実践、高度化を進めており、2024年3月には「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を開示し、2025年3月にはそのアップデートを行いました。引き続き、業績改善による企業価値向上を第一に、資本コストや株価を意識した経営の実現、PBRの向上に努めてまいります。 c.経営基盤戦略「経営の推進力向上」 経営基盤戦略をなす人財、IT/DX、ガバナンスの各分野における活動は、経営の推進力を高めるものとして取り組みを強化しております。人財面では、経営戦略を推進する原動力となる人材の確保・育成・適正配置を進めるとともに、未来のリズムを担う経営幹部候補の育成にも取り組んでまいります。IT/DXにおいては、ビジネス変革として圧倒的なビジネススピードの獲得に挑戦し、デジタルネイティブ企業への進化を目指し、管理業務の生成AI導入など徹底的な効率化を目指してまいります。ガバナンス面においては、適切なリスクヘッジと果敢なリスクテイクにより成長の実現を図ってまいります。 d.サステナビリティ戦略「経営・事業活動との同期化」 サステナビリティへの取組みは企業活動に不可欠であり、企業存続にも大きな影響ある生き残り戦略の一つとして、その重要性を認識して推進しております。気候変動への対応をはじめとした「環境」と、人権や人的資本等に関する「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)」を重要なテーマと捉えております。これらの活動を経営・事業活動と同期化させることにより、取組の深化・実効性向上を図ってまいります。環境においては、CO2排出量削減、環境コスト低減を、DEIにおいては、人権尊重を基盤に女性、障がい者等多様な人財の活躍を実現してまいります。 (3) 今後の見通し 2027年3月期の当社を取り巻く事業環境は、精密部品事業においては、車載関連や工作機械関連、AIデーターサーバー関連部品の需要は旺盛であり、引き続き堅調な受注を見込んでおります。また、生活用品事業においては、ハンディファン・加湿器を中心とした快適品の生産数量の増大や中国拠点における生産性向上への取組、不採算拠点の閉鎖などの構造改革の効果が顕在化しており、更なる販売拡大、採算化を目指しております。 (4) 2027年3月期の連結業績予想 このような環境の中、2027年3月期の連結業績見通しにつきましては、2025年3月24日公表の中期経営計画2027の通り、売上高は370億円(当期比6.5%増)、営業利益は20億円(当期比26.0%増)、経常利益は23億円(当期比16.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億円(当期比26.5%減)を見込んでおります。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては減益となりますが、前年度に計上した不動産売却益等の反動であります。 なお、昨今の中東情勢の緊迫化に伴う地政学リスクの高まりによる原材料の調達難や価格の高騰、サプライチェーンの混乱などの不確実性につきましては、現時点においてその影響額を合理的に算定することは困難であることから、本業績見通しには織り込んでおりません。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
事業等のリスク1,482字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 為替変動のリスクについて 当社グループの海外拠点における事業活動の拡大に伴い、外貨建取引の増加や外貨建債権債務残高の増大により為替レートの変動による影響を受けやすくなっております。そのため当社グループは為替予約及び通貨オプション等によるリスクヘッジを行うとともに、海外販売の強化を進めておりますが、為替レートの急激な変動により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 生活用品生産拠点の海外集中について 当社グループの生活用品事業の製品は、海外生産が中心であるため、海外において政治経済や法規制の変化など予期せぬ事象が発生した場合には、生産活動や商品供給に支障をきたすなど、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 減損リスクについて 当社グループの資産の時価が著しく下落した場合や、事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により固定資産について減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) M&A及び業務提携等に関するリスクについて 当社グループは、M&Aや業務提携等を通じた事業強化に取り組んでおります。実行にあたっては対象企業に対する詳細な調査を踏まえた検討を行いますが、事業展開が計画どおり進まない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 地震等の自然災害や感染症等によるリスクについて 世界各地に展開する当社グループの生産拠点、販売拠点及びそれら周辺地域において、大規模な自然災害が発生した場合には、生産活動や商品供給に支障をきたしたり、復旧費用等、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症等のパンデミックが発生し世界経済に影響を及ぼす場合、当社グループの経営成績や財政状態にさらなる悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 原材料や部品の調達に関するリスク 当社グループは、製品の製造に使用する原材料や部品を外部業者から調達しており、これらの外部業者とは、安定供給のための協力体制を築いております。しかしながら市況の変化による価格の高騰や品不足、さらには外部業者の不慮の事故等により原材料や部品の不足が生じた場合、製造原価の上昇、さらには生産停止に伴う売上減少を招く等、当社グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製品の品質に関するリスク 当社グループは国際品質マネージメントシステムやそれに準じたシステム、または顧客が求める厳しい基準で、設計、製造、品質管理を行っております。しかしながら万一、品質上の欠陥やそれに起因するリコールが発生し、リコールや製造物責任の追及がなされた場合、多額の費用の発生、また当社グループの評価が低下することに伴う売上の減少を招き、経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (8) その他のリスクについて 上記以外でも、国内外の主要市場における貿易規制、経済動向、株式市場や債券市場の大幅な変動などにより当社グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,551字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)における国内経済状況は、個人消費や設備投資が下支えとなり、内需主導で緩やかな回復基調が続いている一方で、世界経済においては、米国の関税政策や中国の不動産不況の長期化、ウクライナや中東情勢の混乱等の地政学リスクによるエネルギー価格の更なる上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループの業績は、精密部品事業においては海外一部地域での不振はあるもののモビリティ関連部品販売全体は堅調であり、好調な工作機械用部品及び光学機器関連部品に加え、光ケーブル関連新規部品やAIデータサーバー向け部品の需要増により増収となり、生活用品事業においては、ハンディファンや加湿器等の快適品の販売が好調に推移し増収となりました。これらから全体でも増収となりました。 利益面におきましては、精密部品事業における売上増加等による増益に加え、生活用品事業における増収、生産効率化進展による大幅な利益改善により、当年度より導入した株主優待費用の発生により販売費及び一般管理費率は悪化したものの、営業利益は大幅な増益となりました。 以上のことから、当連結会計年度の売上高は347億55百万円(前期比6.4%増)、営業利益は15億86百万円(前期比94.0%増)となりました。経常利益は、受取配当金等の増加により19億79百万円(前期比70.5%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失を計上したものの固定資産売却益や子会社清算益等の計上により23億11百万円(前期比204.6%増)となりました。 (単位:百万円) 2025年3月期連結会計年度   2026年3月期連結会計年度   増減額   増減率 売 上 高   精密部品事業   24,813   26,679   1,865   7.5% 生活用品事業   7,447   7,581   134   1.8% その他   405   494   88   21.8% 計   32,666   34,755   2,088   6.4% 営業利益又は営業損失(△)   精密部品事業   2,071   2,536   464   22.4% 生活用品事業   △764   △78   685   ― その他   60   79   19   31.2% 調整額   △550   △951   △400   ― 計   817   1,586   768   94.0% 経常利益   1,160   1,979   818   70.5% 親会社株主に帰属する当期純利益   758   2,311   1,552   204.6% セグメント別の状況は次のとおりです。 ①精密部品事業 国内では、工作機械用部品及び光学機器関連部品の受注増加に加えて、AIデータサーバー向け部品で旺盛な需要が継続しました。モビリティにおいても、欧州自動車メーカー低迷継続の影響を受けたものの、国内及び北米向けHEV用部品の受注は堅調に推移しました。これらの結果、国内全体では増収増益となりました。 海外では、中国、東南アジア地域においてモビリティ関連部品の販売不振が継続しておりますが、ベトナムでの光ケーブル関連新規部品、北米向けOEM製品の受注が好調に推移し全体では増収となりました。利益面では、売上増加に加え、在庫管理の強化など生産性・効率性向上に努めたことにより増益となりました。 これらの結果、精密部品事業全体では増収増益となりました。 ②生活用品事業 国内では、夏季はハンディファンの販売が大きく伸び、冬季には新発売した加湿器が好評を博した結果、増収となりました。クロックは市場の縮小の影響から販売数が伸びず、減収となりました。利益面においては、円安の影響から営業損失となりましたが、売上増加や原価率の改善から、前年比では大幅に改善しました。 海外では、中国における快適品・クロックの販売は好調に推移しましたが、中国を除くアジア地域や前期拠点を閉鎖した北米、欧州での販売が伸びず、売上は減収となりました。利益面では、中国生産拠点の快適品生産数増加による生産効率化が進み、増益となりました。 これらの結果、生活用品事業全体では増収となりました。また、利益においては、黒字化には至りませんでしたが、前年から大きく改善いたしました。 ③その他 その他事業では、物流事業を営む子会社において前年度第3四半期に稼働した倉庫が通期で業績に貢献、また物販事業を営む子会社において当社製品販売が伸長したこともあり、全体では増収増益となりました。 (2) 財政状態 ①資産 総資産は489億61百万円となり、前連結会計年度末450億93百万円に比べ38億68百万円増加しました。流動資産は、現金及び預金や棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ9億68百万円増加しました。固定資産は、生産設備投資やシステム関連投資、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ28億99百万円増加しました。 ②負債 負債合計は150億24百万円となり、前連結会計年度末137億84百万円に比べ12億39百万円増加しました。流動負債は、1年内返済予定の長期借入金や株主優待引当金の増加等により、前連結会計年度末に比べ4億29百万円増加しました。固定負債は、長期借入金や繰延税金負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ8億10百万円増加しました。 ③純資産 純資産合計は、339億37百万円となり、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ、26億28百万円増加しました。 (3) 資本の財源及び資金の流動性について キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ7億93百万円増加し、当連結会計年度末には140億13百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加等により、33億73百万円の資金の増加(前連結会計年度に比べ9億31百万円の資金の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や投資有価証券の取得による支出等により、18億62百万円の資金の減少(前連結会計年度に比べ4億3百万円の資金の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得や配当金の支払い等により、10億57百万円の資金の減少(前連結会計年度に比べ23億81百万円の資金の減少)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要は、日々の運転資金の他、事業計画に照らして必要な資金として、設備投資、研究開発投資などがあります。設備投資、研究開発投資などの投資資金需要に対しては、主に自己資金を充当し必要に応じて金融機関からの借入または社債の発行等により資金を調達することを基本方針としております。 当連結会計年度の設備投資の総額は、14億46百万円、研究開発投資の総額は1億26百万円となり、全額自己資金により充当いたしました。その結果、当連結会計年度末の有利子負債は87億15百万円となり前連結会計年度末と比べて6億98百万円の増加となりました。 資金の流動性につきましては、当社グループにおける余剰資金の有効活用に努めるほか、金融機関との間で当座貸越契約を締結しており、急な資金需要や不測の事態にも備えております。なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は140億13百万円となっており、当社グループの事業活動を推進していくうえで十分な流動性を確保していると考えております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成に際し、当連結会計年度末日における資産・負債の報告数値及び当連結会計年度における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、過去の実績や当社グループを取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法により計上しておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 (6) 生産、受注及び販売の状況 ①生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 精密部品事業   22,328   107.0 生活用品事業   4,517   100.4 その他   -   - 合計   26,846   105.8 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 ②受注実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの受注実績は次のとおりです。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 精密部品事業   25,700   127.0   3,271   136.4 生活用品事業   1,452   83.4   812   117.1 その他   215   123.2   7   78.0 合計   27,369   123.6   4,092   131.9 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 精密部品事業   26,679   107.5 生活用品事業   7,581   101.8 その他   494   121.8 合計   34,755   106.4 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な販売先については、総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありませんので、記載を省略しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。