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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日東精工

NITTO SEIKO CO.,LTD.5957 · Prime · 金属製品

精密ねじと締め付け機器で自動車・電機・建設を支えるファスナー・計測の専業メーカー。

概要

日東精工は、1938年に京都府綾部市で創業したねじ・締結部品の総合メーカーである。精密ねじから特殊ボルト、自動ねじ締め機、流量計、医療用照明まで、4つの事業セグメント(ファスナー、産機、制御、メディカル)を展開する。2025年12月期の連結売上高は502億円、営業利益34億円。連結従業員2,267名。国内外に29社の子会社を持ち、グローバルに事業を広げている。

ファスナー事業が売上の7割超を占める

日東精工の主力はファスナー事業であり、2025年12月期の売上高371億円(全体の73.9%)、営業利益22億円を計上した。自動車、電機、建設機械など広範な産業向けに精密ねじや冷間圧造部品を供給する。高付加価品として、異種金属接合の「アクローズ」や薄板向け「ジョイスタッド」、軽量化に貢献する「ギザタイト」を展開。国内には東洋圧造、協栄製作所など製造子会社を持ち、海外では台湾、インドネシア、タイ、マレーシア、中国など12社が生産・販売を担う。

産機事業は組立自動化を支える

産機事業は、自動ねじ締め機やリベットかしめ機、搬送コンベア、各種ロボットを製造・販売する。2025年12月期の売上高は62億円(全体の12.5%)、営業利益7.6億円。主な需要先は自動車関連業界で、CASE対応の生産ライン向けが中心。海外ではタイのTHAI NITTO SEIKO MACHINERY、米国のNITTO SEIKO AMERICAが生産・販売拠点。ただし、米国関税政策の影響で市況低迷が続き、売上は前期比5.5%減となった。

制御事業とメディカル事業はニッチ分野で存在感

制御事業は流量計、画像センサ検査選別装置、地盤調査用自動貫入試験機「ジオカルテ」、マイクロバブル洗浄装置などを手掛ける。2025年12月期売上高67億円、営業利益5億円。船舶向けやデータセンター向け流量計、PFAS分析装置の需要が堅調。メディカル事業は医療用照明機器や生体内溶解性マグネシウム材料を開発。売上高1.4億円と小規模だが、前期比638%増と急成長。ISO13485認証を取得し、医療機器体制を強化している。

国内外に29社のグループ網を構築

日東精工グループは、当社と連結子会社29社で構成される。ファスナー事業では国内8社、海外12社が製造・販売を担当。産機事業では日東公進、THAI NITTO SEIKO MACHINERY、NITTO SEIKO AMERICAが拠点。制御事業では日東精工アナリテック(国内)とNITTOSEIKO ANALYTECH EUROPE GMBH(欧州)が分析機器を扱う。近年はインドのVULCANグループの子会社化(2025年)や欧州拠点の販売網拡充を進め、グローバル供給体制を強化している。

業界の中での役割は工業用ファスナー・組立機器・計測制御機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
502億円
営業利益
34億円
営業利益率
6.8%
純利益
22億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ファスナー371億円73.9%23億円6.2%
制御67億円13.3%5億円7.5%
産機63億円12.5%8億円12.7%
メディカル1億円0.2%-1億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ファスナー事業主力

精密ねじ部品、特殊冷間圧造部品等の工業用ファスナーの製造・販売。自動車・電機・建設等広範な産業に供給。国内外に製造拠点・販売網を持つ。

主な製品・サービス2
精密ねじ
小径から特殊形状まで多様なねじ。高い寸法精度が求められる。
冷間圧造部品
ねじ以外の複雑形状部品。材料を常温で成型する。

02産機事業主力

自動ねじ締め機、自動リベットかしめ機、搬送コンベア、各種ロボット等の製造・販売。組立工場の自動化・省力化を支援。

主な製品・サービス3
自動ねじ締め機
ねじを自動で供給・締め付ける装置。トルク管理機能付き。
自動リベットかしめ機
リベットを自動で打ち込む装置。
搬送コンベア
部品・製品を自動搬送するコンベアシステム。

03制御事業準主力

流量計、画像センサ検査選別装置、地盤調査用自動貫入試験機、マイクロバブル洗浄装置等の計測制御機器の製造・販売。

主な製品・サービス3
流量計
流体の流量を高精度で測定する機器。ガス・液体用。
画像センサ検査選別装置
カメラで製品を検査し良否を選別する装置。
自動貫入試験機
地盤の強度を測定する調査機器。

04メディカル事業副次

医療用ねじの技術を活かした医療用照明機器等の製造・販売。

主な製品・サービス1
医療用照明機器
手術室や検査室で使用される照明器具。

製品と技術

精密ねじと冷間圧造部品がファスナー事業の核

日東精工のファスナー事業の中心は精密ねじと特殊冷間圧造部品である。精密ねじは小径から特殊形状まで多様で、自動車のADAS向けやデータセンター向け需要が拡大。冷間圧造は材料を常温で成型する工法で、ねじ以外の複雑形状部品も製造できる。代表製品として異種金属接合の「アクローズ」、軽量薄板向け「ジョイスタッド」、部材変更時に需要が増える「ギザタイト」がある。これらの高付加価値品が収益を牽引する。

自動ねじ締め機とロボットで組立工程を自動化

産機事業の主力は自動ねじ締め機である。ねじを自動供給し、トルク管理しながら締め付ける装置で、自動車や電機の組立ラインに不可欠。自動リベットかしめ機や搬送コンベア、各種ロボットと組み合わせ、工場の自動化・省力化ソリューションを提供する。CASE関連製品の生産ライン向け受注が堅調。海外ではEU市場向けにCE規格対応品を拡充し、インドでの自動化需要も取り込む。

流量計と地盤調査機、計測制御の多様な製品群

制御事業の製品は多岐にわたる。流量計は高精度でガス・液体の測定が可能で、船舶やデータセンター向け需要が強い。地盤調査用自動貫入試験機「ジオカルテ」は更新需要が加速。画像センサ検査選別装置はカメラで製品の良否を判定する。環境分野ではマイクロバブル洗浄装置や有機溶剤リサイクル装置、PFAS分解装置の開発を進めている。分析機器では自動試料燃焼装置が欧州で高い需要を得ている。

医療用照明と生体内溶解性マグネシウム材料

メディカル事業は、医療用ねじの技術を応用した医療用照明機器を製造・販売する。手術室や検査室向けで、2025年12月期には売上が前期比638%増の1.4億円に拡大。さらに、生体内で溶解する高純度マグネシウム材料「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料」の製品化準備を進める。ISO13485認証を取得し、医療機器製造販売体制を整えた。新たな医療機器製造の受注も獲得している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

金属製品のなかでの位置

精密ねじ・締結部品で中堅、収益安定

日東精工は精密ねじや締結部品を製造する金属製品メーカー。同業には稲葉製作所やケー・エフ・シーがある。売上高は約470億円で、営業利益率7%前後と安定した収益力を示す。自動車・電機向けが主力で、内需依存度が高い。業界内では中堅規模ながら、技術力で一定の地位を築いている。

強み

  • 精密加工技術に強み、高品質な締結部品を提供。
  • 営業利益率7%前後を維持し、収益基盤は堅調。
  • 自動車・電機大手との取引が安定収入に寄与。
  • 多種多様なねじ・締結部品をカバーし、ニーズに対応。

課題

  • 自動車向けが多く、業績が自動車市況に左右されやすい。
  • 鋼材など原材料価格の上昇が収益を圧迫する可能性。
  • 低コストの海外メーカーとの価格競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字が日東精工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14249森六426億円17.3倍
23104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
36240ヤマシンフィルタ373億円21.7倍
47769リズム330億円13.7倍
55185フコク322億円27.5倍
65957日東精工310億円11.2倍
77628オーハシテクニカ306億円14.6倍
87238曙ブレーキ工業290億円31.1倍
96584三櫻工業285億円18.0倍
104228積水化成品工業281億円12.7倍
117888三光合成274億円36.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

1938年、時計部品メーカーとして創業

日東精工は1938年2月、京都府綾部市に資本金7万円で設立された。当初は特殊時計およびダイヤルゲージの製造を開始した。創業時の技術は精密加工にあり、これが後のねじ事業や計測機器事業の基盤となる。1952年には大阪出張所(現西日本支店)を開設し、販売網を広げた。

1956年、工業用ファスナーに参入し事業の柱に

1956年8月、工業用ファスナーの製造を開始した。これが現在の主力事業の出発点となる。翌1957年には精密流量計の製造も開始し、制御事業の基礎を築いた。1965年には産業用機械の製造に乗り出し、産機事業へ参入。この時期にファスナー・制御・産機の3本柱が形成された。

1970~80年代、海外生産拠点をアジアに展開

1971年2月に大阪証券取引所第2部上場、1980年には第1部に指定替え。1974年には熱処理の子会社(ニッセイ)を設立。海外では1979年に台湾(旭和螺絲工業)、1985年にインドネシア(PT.NITTO ALAM INDONESIA)、1988年にタイ(NITTO SEIKO (THAILAND))、1990年にマレーシア(MALAYSIAN PRECISION)と相次いで合弁会社を設立し、アジアでの生産体制を固めた。1984年には米国にVSI AUTOMATIONを設立(2010年清算)。

2000年代以降、M&Aと新分野進出で成長

2001年に中国の日東精密螺絲工業(現日東精工科技(浙江))に資本参加。2013年にはタイに産機子会社(THAI NITTO SEIKO MACHINERY)を設立し、制御事業では欧州に分析機器販売会社(NITTOSEIKO ANALYTECH EUROPE GMBH)を設置。2016年には協栄製作所を買収し、ボルト・ナットのラインアップを拡充。2017年には京都市に京都R&Dセンターを開設し、研究開発を強化。同年、米国ミシガン州にNITTO SEIKO AMERICAを設立し、北米での産機事業を本格化。

2025年、インド子会社化と中期計画の進捗

2025年度はインドのVULCANグループを子会社化し、成長市場への足がかりを得た。中期経営計画「Mission G-second」(2023~2025年)の最終年度で、売上高502億円、営業利益34億円と増収増益を達成したが、目標(売上600億円、営業利益51.6億円)には未達。CO2排出量20.5%削減(目標12%)など環境面では成果を出した。2026年度からは新たな中期計画「Mission G-final」を開始し、営業利益60億円(2028年目標)を掲げる。

年表34件を開く

1930年代

  • 1938年2月創業資本金7万円をもって日東精工株式会社を設立(京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地)、特殊時計およびダイヤルゲージの製造を開始(設立年月日 1938年2月25日)

1950年代

  • 1952年5月大阪出張所(現 西日本支店)開設
  • 1956年8月工業用ファスナーの製造を開始
  • 1957年4月精密流量計の製造を開始

1960年代

  • 1960年7月東京出張所(現 東日本支店)開設
  • 1963年6月名古屋出張所(現 中部支店)開設
  • 1965年1月産業用機械の製造を開始
  • 1968年8月京都府綾部市に精密機器、工業用ファスナーの製造・販売のため日東公進株式会社(現 連結子会社)を設立

1970年代

  • 1971年2月上場大阪証券取引所(現 株式会社東京証券取引所)市場第2部に上場
  • 1974年3月京都府綾部市に工業用ファスナーの熱処理加工のため株式会社ニッセイ(現 連結子会社)を設立
  • 1979年8月台湾高雄市に工業用ファスナーの製造・販売のため合弁会社旭和螺絲工業股份有限公司(現 連結子会社)を設立

1980年代

  • 1980年6月上場大阪証券取引所(現 株式会社東京証券取引所)市場第1部に指定替え上場
  • 1982年7月工業用ファスナーの合理化工場として京都府綾部市に八田工場竣工
  • 1984年5月京都府綾部市の八田工場内にファスナー事業部管理センター竣工
  • 1984年12月創業米国ミシガン州に産業機械の製造・販売のため現地法人VSI AUTOMATION ASSEMBLY,INC.を設立(2010年8月清算結了)
  • 1985年6月インドネシア共和国バンテン州に工業用ファスナーの製造・販売のため合弁会社PT.NITTO ALAM INDONESIA(現 連結子会社)を設立
  • 1985年8月上場東京証券取引所(現 株式会社東京証券取引所)市場第1部に上場
  • 1987年6月群馬県前橋市において工業用ファスナーの製造・販売を行う東洋圧造株式会社(現 連結子会社)に資本参加
  • 1988年10月タイ国サムットプラカーン県に工業用ファスナーの製造・販売のため合弁会社NITTO SEIKO (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立

1990年代

  • 1990年7月マレーシアセランゴール州に工業用ファスナーの製造・販売のため合弁会社MALAYSIAN PRECISION MANUFACTURING SDN.BHD.(現 連結子会社)を設立
  • 1991年7月京都府綾部市に産業機器の組立・製造工場として城山工場竣工
  • 1995年12月ファスナー部門において品質保証の国際規格ISO9002の認証を取得
  • 1998年8月京都府綾部市に城山第2工場竣工

2000年代

  • 2000年5月本社工場および八田工場において環境管理の国際規格ISO14001の認証を取得
  • 2001年9月商号変更中国浙江省において工業用ファスナーの製造・販売を行う日東精密螺絲工業(浙江)有限公司(2025年7月1日付で日東精工科技(浙江)有限公司に商号変更、現 連結子会社)に資本参加
  • 2009年11月アメリカ支店開設(2016年6月アメリカミシガン支店に改称、2021年1月閉鎖)

2010年代

  • 2013年7月タイ国パトゥムタニー県に産業用機械の製造販売および輸入販売を行うTHAI NITTO SEIKO MACHINERY CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2013年9月商号変更インドネシア共和国バンテン州に工業用ファスナー等の輸入販売を行うPT.INDONESIA NITTO SEIKO TRADING(現 連結子会社)を設立 京都府綾部市において工具類の製造・販売を行う東陽精工株式会社(現 連結子会社)の株式の一部を追加取得(東陽精工株式会社は持分法適用会社から連結子会社に変更)
  • 2016年6月アメリカテネシー支店開設(2020年9月閉鎖)
  • 2016年10月奈良県五條市においてボルト・ナットおよび各種ファスナー等の製造・販売を行う株式会社協栄製作所(現 連結子会社)の株式を取得
  • 2017年6月京都市に研究開発拠点として京都R&Dセンターを開設
  • 2017年7月広島営業所開設
  • 2017年8月韓国支店開設
  • 2017年10月米国ミシガン州に産業機械等の製造販売のため現地法人NITTO SEIKO AMERICA CORPORATION(現 連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年度まで60億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ポートフォリオ改革と高付加価値化

    高機能・高付加価値製品を中心に据え、不採算領域の整理とラインアップ最適化を進める。市場ニーズを先取りした設計革新と技術進化を組み合わせ、製品ライフサイクルを戦略的に運用する。

  2. 02

    環境・社会ソリューション事業の拡大

    脱炭素と資源循環を軸に新たな収益源を開拓。共同研究の事業化を加速し、顧客のコスト削減と規制適合を同時に達成するソリューションを拡大する。

  3. 03

    人財力最大化による競争力強化

    柔軟な働き方と育成機会・評価制度の見直しにより、現場と経営を近づける連携体制を強化。個人のキャリア成長と組織の競争力を高める。

  4. 04

    高効率・高収益の戦略投資による資本効率改善

    投資判断基準を厳格化し、低採算案件の縮小・撤退を迅速化。デジタル化・自動化投資を優先し、生産性と利幅を高め安定したキャッシュフローを創出する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,267人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は577万円で、9期前と比べて+5.9%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は19.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月1,518
2017年12月1,651
2018年12月1,830
2019年12月54542.520.81,828
2020年12月51441.719.71,856
2021年12月56042.520.51,888
2022年12月55442.820.81,990
2023年12月54042.820.71,940
2024年12月55942.220.21,912173
2025年12月57742.319.82,267150

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)76.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 13 / 海外 15、うち連結子会社 20) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社工場 — 京都府綾部市1,728百万円
ファスナー 制御
八田工場 — 京都府綾部市1,382百万円
ファスナー
支店等 — 大阪府東大阪市他1,301百万円
販売業務
ファスナー — PT.NITTO ALAM INDONESIA (インドネシア共和国バンテン州)1,238百万円
ファスナー — ㈱協栄製作所(奈良県五條市)1,196百万円
城山工場 — 京都府綾部市1,015百万円
産機
ファスナー — ケーエム精工㈱(大阪府東大阪市)921百万円
本社 — 京都府綾部市844百万円
全社管理
ファスナー — 日東精工科技(浙江)有限公司(中国浙江省)804百万円
ファスナー — VULCAN COLD FORGE PRIVATE LIMITED (インド共和国ハリヤナ州)800百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日東公進㈱
    京都府 綾部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    和光㈱
    群馬県 邑楽郡 大泉町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東洋圧造㈱
    群馬県 前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニッセイ
    京都府 綾部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ファイン
    京都府 綾部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東陽精工㈱
    京都府 綾部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱協栄製作所
    奈良県 五條市 · 連結子会社
    議決権89.5%
  • 国内
    ㈱伸和精工
    長野県 上伊那郡 箕輪町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    松浦屋㈱
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権52.0%
  • 国内
    日東精工アナリテック㈱
    神奈川県 大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ケーエム精工㈱
    大阪府 東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ピニング
    大阪府 東大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • NITTO SEIKO (THAILAND)CO.,LTD. ※1タイ国 サムットプラカーン県58%
  • PT.NITTO ALAM INDONESIA ※1インドネシア共和国バンテン州100%
  • 旭和螺絲工業 股份有限公司 ※1,2台湾 高雄市50%
  • 香港和光精工有限公司香港100%
  • 日東精工科技(浙江)有限公司 ※1,2中国 浙江省50%
  • SHI-HO INVESTMENT CO.,LTD. ※1,2英国領 ヴァージン諸島50%
  • VIETNAM WACOH CO., LTD.ベトナム社会主義共和国ハイズオン省100%
  • THAI NITTO SEIKO MACHINERY CO.,LTD.タイ国 パトゥムタニー県100%
  • PT.INDONESIA NITTO SEIKO TRADINGインドネシア共和国バンテン州100%
  • NITTO SEIKO AMERICA CORPORATIONアメリカ合衆国ミシガン州100%
  • MALAYSIAN PRECISION MANUFACTURING SDN. BHD.※2マレーシアセランゴール州48%
  • 松浦屋香港有限公司香港52%
  • 東莞和光汽車零配件 有限公司中国 広東省100%
  • NITTOSEIKO ANALYTECH EUROPE GMBHドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州100%
  • VULCAN FORGE PRIVATE LIMITEDインド共和国ハリヤナ州100%
  • VULCAN COLD FORGE PRIVATE LIMITEDインド共和国ハリヤナ州100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は502億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.6%、利益が+3.0%。

売上高
+6.6%
502億円
営業利益
+3.0%
34億円
純利益
+0.0%
22億円
営業利益率
6.8%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高520億円502億円
営業利益38億円34億円
純利益23億円22億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は254億円、営業利益は19億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+26.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q10976.44
2023年2Q11565.24
2023年3Q10843.73
2023年4Q1156
2024年1Q10776.55
2024年2Q11786.85
2024年4Q247187.312
2025年2Q239156.39
2025年4Q263197.213
2026年2Q254197.512

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は252億円から502億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2522310
インドネシア共和国バンテン州に工業用ファスナー等の輸入販売を行うPT.INDONESIA NITTO SEIKO TRADING(現 連結子会社)を設立 京都府綾部市において工具類の製造・販売を行う東陽精工株式会社(現 連結子会社)の株式の一部を追加取得(東陽精工株式会社は持分法適用会社から連結子会社に変更)
2013年12月2382514
2014年12月2622715
2015年12月2372011
アメリカテネシー支店開設(2020年9月閉鎖)
2016年12月2632615
京都市に研究開発拠点として京都R&Dセンターを開設
2017年12月3012816
2018年12月3383220
2019年12月3492919
2020年12月329148
2021年12月4053522
2022年12月4403218
2023年12月4472817
2024年12月47133367.022
2025年12月50234346.822

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高502億円のうち、営業利益として残るのは34億円6.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%382億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%86億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.8%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.5pt
6.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.2pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.2pt
6.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが29億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は94億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月31−10−102142
2013年12月18−11−5746
2014年12月19−8−51154
2015年12月17−9−9852
2016年12月268−123472
2017年12月20−18−17259
2018年12月31−15−111661
2019年12月265−73190
2020年12月34−32−9283
2021年12月37−10−727104
2022年12月10−20−13−1083
2023年12月32−12−212080
2024年12月37−9−142896
2025年12月29−27−4294

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は577億円。このうち返さなくてよい自己資本が410億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値59.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月32020012058.4
2013年12月34421912558.7
2014年12月36023412659.5
2015年12月35123811362.5
2016年12月38925213757.9
2017年12月40926814159.5
2018年12月43427715758.2
2019年12月46029616457.9
2020年12月46229916358.1
2021年12月50932718257.4
2022年12月53434518957.6
2023年12月53336416960.7
2024年12月55638617061.5
2025年12月57741016763.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
105億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
294億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
49億円
在庫として抱えている分
負債合計
167億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

金属製品 87社との比較

同じ金属製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率87社中14位あたり、逆に低いのはROE87社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.1%/中央値 5.9%
P25 2.5%P75 8.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.8%/中央値 5.3%
P25 2.5%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.0%/中央値 59.8%
P25 47.8%P75 70.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
6.6%/中央値 1.9%
P25 -1.7%P75 3.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.0%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥775で、1年前と比べて+25.4%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥775-1.9%1ヶ月-0.4%1年+25.4%時価総額310億円
過去52週の値幅
安値¥609高値¥816

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.2倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR0.76倍
配当利回り3.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で1.7%上昇し、年初来では24.63%高となっています。株価776円は25日線778.36円を僅かに下回る一方、75日線770.39円を上回っており、もみ合いながらも底堅い展開です。52週高値816円からは約5%低く、52週安値609円からは約27%高い位置にあります。8月6日に出来高221,700株を伴う上昇が見られ、RSIは51.72と中立で、高値更新が視野に入ります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PERは実績11.25倍、予想12.3倍と、業界平均の19.12倍を下回り、割安です。PBRは0.7605倍と低く、資産価値対比でも割安です。ROEは6.1%と業界平均と比較して低めですが、配当利回りは3.09%と業界平均の2.89%を上回り、配当性向も40.9%と健全です。ただし、業界特性として金属製品は景気変動の影響を受けやすく、業績の安定性には注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.2倍49.7倍
PER (予想)12.2倍
PBR0.76倍1.13倍
ROE6.1%6.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は増収基調だが、利益率は横ばい。強気派は自動車生産の回復や円安効果による輸出採算改善に期待し、海外展開の進展と技術力による高付加価値製品の伸びを評価する。一方、弱気派は国内需要の頭打ちや人件費・原材料高によるコスト増を懸念し、利益率の改善ペースが鈍い点を問題視する。また、精密ねじ市場は競争が激しく、価格競争力が課題との見方もある。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が続く

    2024年12月期の売上高は前期比5.4%増の471億円に拡大

  • 円安が追い風

    海外生産比率が高く、円安は円建て収益を押し上げる可能性がある

  • 技術力で差別化

    緩み止めねじなどで高いシェアを持ち、需要が底堅い

  • 売上高502億円と3期連続の過去最高決算発表後影響

    売上高は447→471→502億円と増加、増収基調が次期も継続する期待

  • 純利益22億円と2期連続高水準通年影響

    純利益は2024/12期に17→22億円、2025/12期も22億円と安定

  • PBR0.76倍と割安で資本効率改善余地不定影響

    PBR0.76倍、ROE6.1%。自己資本利益率の改善で株価純資産倍率の修正余地

  • 配当利回り3.09%で下支え通年影響

    配当利回り3.09%は投資家のホールド要因となり、下値を支える

マイナスに働く材料7
  • 利益率は頭打ち

    営業利益率は2024年12月期6.77%で、前期からほぼ横ばい

  • 国内需要の減退

    自動車生産の低迷や国内市場の成熟が成長を制約しうる

  • コスト増懸念

    原材料高や人件費増で、収益を圧迫するリスクがある

  • 営業利益率が7.0%→6.8%へ低下決算発表後影響

    売上高502億円に対し営業利益34億円、利益率6.77%と前期から0.24ポイント低下

  • 来期予想PER12.3倍と増益期待が弱い通年影響

    実績PER11.25倍に対し予想PER12.3倍、増益期待が市場予想を下回る

  • 売上高伸び6.6%に対し営業利益伸び3.0%と乖離決算発表後影響

    売上高502億円は+6.6%だが営業利益34億円は+3.0%増、収益性が不十分

  • 外国人保有10.42%と低く需給が偏りやすい継続影響

    外国株主比率10.42%と低く売買が限られ、価格変動リスクがある

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外生産と販売の拡大が成長の鍵となるため
営業利益率
コスト転嫁の可否や収益構造の改善度を測るため
自動車向け売上高
主要顧客の生産動向が業績に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+17.9%いまの株価に対する利回りは3.10%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
3.10%
いまの株価に対して
配当性向
40.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月932.1
2017年12月90.025.1
2018年12月1233.328.9
2019年12月120.026.9
2020年12月9−29.229.8
2021年12月1688.233.5
2022年12月160.046.7
2023年12月1812.559.2
2024年12月208.346.8
2025年12月2317.940.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ9,538人。区分でいちばん多いのは個人・その他39.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.9%を占め、残る51.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他36.038.540.442.542.039.1
金融機関37.534.033.133.335.728.3
事業法人21.318.718.615.412.420.7
外国法人4.88.07.37.48.210.4
自己株式7.07.07.06.87.87.8
証券会社0.30.90.51.31.71.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.13
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.81
03株式会社京都銀行4.51
04INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)2.94
05日東精工従業員持株会2.13
06株式会社東京鋲兼2.08
07株式会社三菱UFJ銀行2.02
08株式会社ユニタス1.85
09オリップ株式会社1.78
10日本生命保険相互会社1.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-15
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    0.83%
    -1.19pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+121%、1株純資産は14期で+104%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月274915.79.429.1
2013年12月375307.39.327.1
2014年12月405617.39.228.4
2015年12月295755.111.226.8
2016年12月415977.010.332.1
2017年12月426496.815.825.1
2018年12月546788.29.928.9
2019年12月527247.512.326.9
2020年12月217302.921.629.8
2021年12月607927.810.933.5
2022年12月508326.110.046.7
2023年12月478875.511.259.2
2024年12月609446.610.446.8
2025年12月591,0006.112.040.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額222百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
材木正己代表取締役会長 CEO(最高経営責任者)7599,000
荒賀誠代表取締役社長 COO(最高執行責任者)5739,000
松本真一取締役 常務執行役員 経営管理本部本部長 国内事業本部本部長6119,000
浅井基樹取締役 常務執行役員 ファスナー事業本部本部長5914,000
石丸元国取締役 執行役員 制御システム事業本部本部長643,000
小雲康弘取締役 執行役員 産機事業本部本部長595,000
塩見満取締役6423,000
平尾一之取締役758,000
勝見九重取締役612,000
大島靖監査役(常勤)633,000
森田真一郎監査役69
仲雅彦監査役661,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
四方浩人58

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8123372518523
社外取締役524245
監査役1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,245字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および子会社29社で構成され、工業用ファスナーおよび工具類(ファスナー事業)、産業用機械および精密組付機器(産機事業)、計測制御機器およびその他製品(制御事業)、医療機器(メディカル事業)の製造および販売を主たる事業の内容としております。 当社グループの事業における位置付けおよびセグメントとの主な関連は、次のとおりであります。 (1)ファスナー事業 当部門は、精密ねじ部品を基軸に、大幅な合理化を推進する特殊冷間圧造部品などの製造、販売を行っております。当社は、上記製品の設計、原材料の調達、加工、検査、包装までを一貫して行い、関係会社から仕入れた完成品とともに、これら製品を国内およびアジア、北米を中心とする海外市場にて販売しております。 国内には、工業用ファスナーの製造・販売を行っている東洋圧造㈱、㈱協栄製作所およびケーエム精工㈱、工業用ファスナーに使用される工具類の製造・販売を行っている東陽精工㈱、工業用ファスナーの製造工程の一部を受託している㈱ニッセイおよび㈱ファイン、精密プレス製品および金型の製造・販売を行っている㈱伸和精工、工業用ファスナーなどの販売を行う関係会社3社(和光㈱、松浦屋㈱、㈱ピニング)があります。また、海外には、工業用ファスナーなどの製造・販売を行っている関係会社12社(PT.NITTO ALAM INDONESIA、旭和螺絲工業股份有限公司他10社)などがあります。 (2)産機事業 当部門は、組立工場の自動化、高品質化、高効率化を実現するための自動ねじ締め機、自動リベットかしめ機、搬送コンベア、各種ロボット等の製造、販売を行っております。国内においては、当社および日東公進㈱において、設計、原材料の調達、加工、組立、検査、梱包までを一貫して行い、これら製品を国内および海外各地域で販売しております。また、海外には、産業用機械の製造・販売を行っているTHAI NITTO SEIKO MACHINERY CO.,LTD.およびNITTO SEIKO AMERICA CORPORATIONがあります。 (3)制御事業 当部門は、長年培ってきた精密加工技術を活かし、各種流量計をはじめ数多くの流体計測機器、画像センサを用いた高性能検査選別装置、地盤調査用の自動貫入試験機そして環境負荷を低減するマイクロバブル洗浄装置などを製造、販売しております。国内には、分析関連機器の開発・製造・販売・メンテナンスを行っている日東精工アナリテック㈱があります。また、海外には、分析機器・計測機器の販売・技術サービスおよびアプリケーション開発を行っているNITTOSEIKO ANALYTECH EUROPE GMBHがあります。 (4)メディカル事業 当部門は、医療用ねじの製造で培った技術や経験を活かして、医療用照明機器などの製造、販売を行っております。 [事業系統図] 事業の主な系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,327字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 私たちの経営の根幹には、創業時から大切にしてきた「我らの信条」が宿っています。この信条は、企業の存在意義と価値観を明確に示し、すべての従業員が共通の目標へ向かって一致団結して進むための道しるべとなります。 その根幹には、株主・顧客・従業員・社会といったすべてのステークホルダーの信頼を第一に尊重する価値観を組織文化の中心に据えています。私たちは、モノづくりの力を最大限に活用し、顧客の期待を的確に捉えるとともに、革新と品質の両立を通じて企業価値の持続的な向上を図ります。さらに、透明性の高い意思決定と法令遵守、社会的責任の遂行を徹底することで、持続可能な社会の実現に寄与する使命を果たしてまいります。 (2)2025年度の業績状況を踏まえた中期経営計画「Mission G-second」の概要 売上高・営業利益については、前期比増収増益を達成しましたが、成長戦略の一部は未達で、総じて収益面と資本効率改善といった課題が残りました。この結果を機に、2026年度は「Mission G-final」の実行を強固に進めてまいります。収益性と資本効率を最優先に、持続的な成長と安定したキャッシュ・フローの創出を目指します。 2025年度目標   2025年度実績 Growth#1   売上高   600億円   502億円 営業利益   51.6億円   34.3億円 Growth#2   CO2排出量※   12%削減   20.5%削減 廃棄量※   5%削減   28.8%削減 Growth#3   労働生産性※   24%アップ   11.8%アップ エンゲージメント   3.8P以上   3.7P Growth#4   ROIC   8%以上   6.1% ROE   9%以上   6.1% ※Growth#2は2019年度比、Growth#3労働生産性は2022年度比 ① 全体の状況 海外展開の遅れと自動車分野の回復の遅延により、売上高・営業利益の目標を大きく下回りました。欧州拠点の設置やM&Aによるインド子会社化を実施したものの、北米市場の動きが想定を下回り、顧客の設備投資タイミングの遅延が購買サイクルを鈍化させました。さらに、米国関税の影響とエネルギー・原材料費の高騰が全体の原価を押し上げ、利益率を圧迫しました。 こうした課題を踏まえ、2026年度以降はイノベーションを加速させ、収益性と資本効率の徹底改善を最優先と据え、短期の改善と中長期の成長を両立させる具体策を推進します。 ② 成果と前進の要旨 環境領域を中心に顕著な前進を示しました。CO2削減は目標の12%(2019年度比)を大きく上回る20.5%を達成し、廃棄量も計画比の5%を大きく上回る28.8%削減を実現しました。さらに、有機溶剤リサイクル装置の共同研究は初期段階を超え、環境ソリューションの事業化に向けた実証フェーズを前進させました。 海外市場では欧州拠点の販売網拡充と現地体制の強化が進み、グローバルでの供給体制の安定性が高まりました。顧客のコスト削減と規制対応を同時に実現するソリューションの評価も進み、ブランド価値の向上にも寄与しています。 ③ 課題の所在 4つの成長戦略で目標未達が顕在化しました。需要環境の変動、原価上昇ならびに戦略投資、資本効率の遅れといった複合要因の実態を把握しています。また、生産性とエンゲージメントの改善は計画より遅れ、デジタル化・業務改革の推進力不足も競争力の維持を難しくしました。これらを踏まえて、資本配分の透明性と優先順位の再設定が急務と捉えています。 2026年度以降は、グループ全体の組織運営と現場の実行力を強化する具体的な施策を、次期計画の中で明確化しています。 (3)2026年度の経営方針 これまでの課題を払拭するため、2026年度の経営方針は「イノベーションを核に、稼ぎ力を加速する2026」とし、「Mission G-final」のスタートを合図に安定と成長を両立させるグループ企業へと舵を切る重要な年と捉えています。初年度を「改革の年」と位置付け、利益の徹底追求と資本効率の抜本的な改善を最優先課題として取り組みます。 そのため、投資の優先順位付けと資本配分の透明性を徹底し、投資リターンを最大化する体制を構築します。これらの施策は互いに連携することで、短期の収益改善だけでなく、安定したキャッシュ・フローと長期的な企業価値の持続的向上を実現します。株主の皆様には、進捗を定期的に開示し、透明性と説明責任を確保することで、改革の実効性と当社の成長力に対する信頼を深めてまいります。 (4)中期経営計画「Mission G-final」の概要 当社グループは、2019年に10年後の経営ビジョンとして“世界中で認められ、求められる「モノづくりソリューショングループ」を目指す”を掲げ、これまで事業シナジーの創出や資本コスト経営を重視した事業活動に取り組んでまいりました。 2026年度から新たにスタートした「Mission G-final」では、最終目標の2028年度営業利益60億円の達成を現実のものとするべく、4つの成長戦略を統合的に推進し、収益力の源泉を創出する基盤を築いてまいります。 [2028年の目指す姿] 「Mission G-final」では、「モノづくりソリューショングループの完成形、そして創造と革新の新境地へ」を戦略テーマとし、以下の施策を実施していきます。 ① 事業および製品のポートフォリオ改革 ポートフォリオ改革は、長期的な収益性と成長性を両立させる核となる施策です。高機能・高付加価値製品を中心に据え、不採算領域の整理とラインアップの最適化を進めます。市場ニーズを先取りする設計革新と技術進化を組み合わせ、製品ライフサイクルを戦略的に運用する体制を構築します。投入・撤退の判断基準は投資効果と市場適合性の双方で一体評価することで、価値創出と安定収益の両立を実現します。 ② 環境・社会のソリューション事業 環境・社会のソリューション事業は、脱炭素と資源循環の実現を軸に新たな収益源を切り開きます。共同研究の事業化を加速し、顧客のコスト削減と規制適合を同時に達成していきます。投資効果の客観的測定・公開を徹底することで、信頼性と競争力を高めるソリューションを拡大します。 ③ 働きがいと働きやすさの両立による人財力最大化 働きがいと働きやすさの両立は、組織の持続力を支える要です。柔軟性を尊重しつつ、育成機会と評価制度を見直し、現場と経営を近づける連携体制を強化します。人財の成長が生産性と組織力の源泉となる体制を築き、継続的な学習機会の提供と評価・報酬のリンク強化を通じて、個人のキャリア成長と組織の競争力を高めます。 ④ 高効率、高収益の戦略投資 高効率・高収益に限定した戦略投資は、資本効率の徹底的な改善を狙う最重要施策です。投資判断の基準を厳格化し、投資効果優先で資本配分を最適化していきます。低採算案件の縮小・撤退を迅速化し、デジタル化・自動化投資を優先して生産性と利幅を高め、安定したキャッシュ・フローの創出を実現します。 最終ステージとなる「Mission G-final」では、Gの意味するGroup’s・Global・Growthを継承し、イノベーション推進を事業活動の基本方針として位置づけ、4つの成長戦略を柱に、収益性の向上を最優先とした取組みを推進いたします。 中期経営計画「Mission G-final」の詳細は、 当社ウェブサイト https://www.nittoseiko.co.jp/ir/ir_keieihoushin.html をご覧ください。
事業等のリスク4,677字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年12月31日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経済状況等 当社グループの製品に対する需要は、事業を展開している国或いは地域の経済状況と併せて、顧客である自動車関連業界、家電業界、精密機器業界、住宅関連業界等の業況・生産動向の影響を受けています。各販売地域での景気後退或いは主要顧客の需要減少や海外シフトの進行、国際的な貿易紛争や保護主義による関税の引き上げが、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、事業環境の変化に左右されない収益基盤の構築を目指しております。 (2)販売価格の下落 当社グループは、国内外の市場において厳しい競争に晒され、常に販売価格の下落圧力を受けています。競争激化による販売価格の更なる下落は、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、価格低下に対して、高付加価値製品の開発による差別化、コスト削減等により利益の確保に努めております。 (3)部材調達価格の上昇 当社グループの生産活動には、原材料、部品等の部材の時宜を得た調達が必要不可欠であります。部材の供給不足、調達価格の高騰は、当社グループの生産高のみならず利益率や価格競争力を低下させ、業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、部品の共通化や複数購買化を進め、コストダウンに努めるとともに、吸収できない市況価格の変動については、競合他社の動向を踏まえ、適切な売価への反映を行っております。 (4)製品の品質と責任 当社グループは、品質第一をモノづくりの基本とし、厳格な品質管理体制を構築しています。しかしながら、万一、当社グループの製品・サービスに欠陥等の問題が生じた場合には、当該問題から生じた損害について当社グループが責任を負う可能性があるとともに、当社グループの信頼性や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、ISO9001やIATF16949といった外部認証を取得し、開発・設計から生産に至るすべての段階において品質を造り込み、優れた製品・サービスを安定的に供給することができる体制の確立に取り組むとともに、調達先の品質管理についても徹底しております。 (5)海外事業活動と為替変動 当社グループの海外事業は、アジアを中心に展開しており、事業展開をしている各国の文化、宗教、商慣習、社会資本の整備状況等の影響を受けるとともに、経済情勢、政治情勢および治安状態の悪化が、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、定期的に子会社との間で情報交換を行い、各社の経営状況の他、周辺環境の変化等についても積極的に情報の共有を図り、政情不安等の兆候の早期把握に努めております。 また、為替変動が、当社グループの外貨建取引から発生する資産および負債、売上高等の円貨換算額が当社グループの経営成績および財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループでは、ドル、タイバーツ等の主要通貨の変動の影響を最小限に抑えるため、金融機関等と為替予約等を行っております。 (6)知的財産権 当社は、多数の知的財産権を保有しており、グループ各社において有効活用しておりますが、特定の地域では十分な保護が得られない可能性や知的財産権の対象が模倣される可能性があり、知的財産権が侵害されるリスクがあります。また、知的財産権に関する訴訟において当社グループが当事者となった場合、結果として損害賠償金等の支払が発生する可能性があり、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、知的財産部門が、特許や登録商標等の出願や維持業務を行うとともに、係争への対応に備えることで損失の最小化に努めております。 (7)法的規制等 当社グループは、事業を展開している国或いは地域において、事業・投資の許可、貿易・関税、知的財産権等に関する様々な規制の適用を受けています。また、当社グループの事業活動は、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等の環境汚染の防止、地球温暖化物質、有害物質の使用削減および廃棄物処理等に係る環境関連法令、労働安全衛生関連法令に従っております。 当社グループが、これらの規制を遵守できなかった場合、事業活動が制限されるとともに、これらに係る費用や補償が当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、効率的で健全な経営にはコンプライアンスが不可欠であると認識し、企業活動の基本指針として制定した「企業倫理綱領」に基づいた行動実践に努めております。また、企業倫理に反する行為やグループのブランド価値を著しく損ねる行為を予防し早期発見・是正するために、内部通報窓口を設けております。 さらに環境保全への取り組みを企業経営の最優先事項の一つとして位置づけ、主要な工場においては、環境管理や監視体制の強化、産業廃棄物管理の徹底のため、ISO14001の認証を取得して問題発生の抑制に努めております。 (8)有利子負債 当社グループは、金融機関からの借入により運転資金を調達しております。急激かつ大幅な金利上昇等の金融環境の悪化が、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、当社グループは、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、グループ内の余剰資金を最優先に活用することで、有利子負債の圧縮に努め財務体質の強化を図っております。 (9)投資有価証券の減損処理 当社グループは、投資有価証券を保有していますが、そのうち市場価格のない株式等以外については、時価が著しく下落し、かつ回復する見込みがないと判定した場合に、市場価格のない株式等については、その実質価額が取得価額に比べ著しく下落し、かつ回復する見込みがないと判定した場合には、減損処理を行うこととなり、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対処するため、保有株式の有効性評価を定期的に行い、取締役会にて必要可否を判断し、不要と判断された株式の速やかな処分を行うこととしております。 (10)固定資産の減損会計適用 当社グループは、固定資産を保有していますが、固定資産の減損に係る会計基準の対象となる資産または資産グループについて減損損失を認識すべきであると判定した場合には、当該資産または資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額することとなり、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)M&A 当社グループは、事業の拡大を図るために、M&Aを重要な経営戦略の一つとして積極的に活用しております。M&Aにあたっては、対象企業の財務・税務・法務等について事前にデューデリジェンスを実施し、リスクを吟味し収益力を分析したうえで決定しておりますが、対象企業における偶発債務の発生や、当初の事業計画との乖離等により、想定したシナジーや事業拡大の成果が得られなかった場合は、のれんの減損損失が発生する可能性があります。 このような状況に対処するため、当社グループは、買収先企業については、取締役会および経営会議等で定期的にモニタリングし、監督機能を強化することにより、リスクの低減に努めております。 (12)退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されています。しかし、実際の結果が前提条件と異なる場合、前提条件が変更された場合、または年金資産の運用利回りが低下した場合、その影響は累積され将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用および計上される債務に影響を及ぼします。一層の割引率の低下や運用利回りの悪化などが起こった場合、当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)自然災害、戦争、テロ等 当社グループは日本、アジア、北米および欧州に製造、販売等の拠点を設け事業を展開しています。 これらの国或いは地域において、地震、火災、台風、洪水、戦争、テロ行為、感染症等が発生した場合、当社グループの製造ライン・情報システムの機能マヒやサプライチェーンの混乱に伴い、生産・出荷が停止し、業績および財政状態に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、防災体制の構築と事業継続能力の強化をはかるため、社内防災組織を編成し、訓練等を実施しており、耐震対策等の取り組みも行っております。また、重要な事業を継続あるいは早期復旧を果たし影響を最小限にするため、事業継続計画(BCP)の整備などによる対策を講じております。 (14)気候変動 当社グループは、気候変動の重要性を認識しており、気候変動の移行リスク(政策・法規制リスク、市場リスク、社会リスク)と物理的リスク(短期的リスク、長期的リスク)は当社グループの業績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 移行リスクのうち、政策・法規制リスクとしては、炭素税の賦課やサーキュラーエコノミーに伴う法規制などが挙げられます。また、市場リスクとしては、原材料コストの上昇およびエネルギー調整コストの増加、社会リスクとしては、マーケットの気候変動への対応要求事項の増加が想定されます。 物理的リスクのうち、短期的リスクとしては、自然災害の激甚化により、生産現場や生産設備、物流インフラが甚大な被害を受けた場合、生産や出荷が長期間にわたり停止する可能性があります。また、長期的リスクとしては、夏季の気温上昇に伴う電力コストの増加、平均気温上昇、気象パターンの変化による労働環境の悪化などが挙げられます。 (15)情報セキュリティについて 当社グループは事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報および機密情報、また、当社グループの個人情報や機密情報を有しています。これらの情報に対するシステムのセキュリティ対策および監視体制ならびにリスクマネジメント体制の強化を推進しております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等により、万一これらの情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や被害を受けた方への損害賠償等の多額の費用が発生し、業績および財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、年々多様化かつ巧妙化するサイバーセキュリティ上の脅威への対策として、情報システム部門が中心となり、情報セキュリティレベルを向上するための取り組みを進めております。サイバーセキュリティの脅威に対する技術的な対策に加え、入社時および定期的に個人情報・機密情報の取扱いに関する研修を行う等、従業員の情報セキュリティに対する意識レベルの向上に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,494字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の関税政策を背景に、対米輸出が一部業種において影響を受けました。一方で、同政策を起点とした供給網の再編が進み、ASEAN諸国を経由する取引の増加など、需給構成に変化が見られました。わが国経済においても、関税や貿易摩擦への懸念に加え、中国・欧州経済に起因する海外需要の減速、ならびに地政学リスクを背景とした供給制約等による資源価格の高止まりの影響を受け、製造業を中心に回復力は弱く、景気は緩やかな持ち直しにとどまりました。 このような経営環境において、当社グループは中期経営計画「Mission G-second(2023年~2025年)」に基づく事業拡大戦略を推進しました。ファスナー事業では、インドのVULCANグループの子会社化を実施するとともに、精密ねじの量産対応に取り組みました。産機事業では、インド市場への展開を強化するとともに、海外市場の取り込みを強化しました。制御事業では、さまざまな市場の需要に対応したほか、有機溶剤リサイクル装置の開発にも着手するなど、日東精工グループの総合力を結集して、幅広い業界での多様なニーズに貢献すべく取り組みを推進しました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億6千8百万円増加し、576億7千3百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3億4千2百万円減少し、166億7千万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ24億1千万円増加し、410億2百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は502億3千8百万円(前期比6.7%増)、営業利益は34億3千1百万円(前期比3.2%増)、経常利益は34億9百万円(前期比4.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億5千2百万円(前期比2.2%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 <ファスナー事業> 当事業につきましては、主要取引先である自動車関連業界では引き続きCASE関連におけるADAS(先進運転支援システム)向けを中心とした製品の需要が増加しました。また、生成AIの利用拡大に伴うデータセンター向け需要や、ゲーム機向けの精密ねじ需要も継続し、売上・利益の伸長に大きく貢献しました。さらに、車載バッテリー向け異種金属接合の「アクローズ」や軽量・薄板化に貢献する「ジョイスタッド」の展開を推進したほか、軽量化による部材変更において「ギザタイト」の需要が拡大しました。 このような状況のもと、高付加価値製品の拡販や高難易度品へのチャレンジを推進しているほか、工場の集約化による運搬コストや電力量の削減を図り利益率の改善に取り組みました。 この結果、売上高は371億3百万円(前期比10.2%増)、営業利益は22億7千1百万円(前期比38.8%増)となりました。 <産機事業> 当事業につきましては、主な需要先である自動車関連業界では、設備投資の延期や様子見が続く中、CASE関連製品の生産ライン向け自動ねじ締め機を中心に一定の受注を確保したほか、エネルギー関連の売上が増加となりました。また、インドでの自動化需要が急速に拡大したほか、海外の一部地域で需要拡大がみられ、売上減少を抑制する要因となりました。一方で、米国関税政策の影響については、後半に回復の動きが見られたものの、年間を通じて市況低迷の影響を受け、売上・利益ともに前年同期を下回りました。 このような状況のもと、EU市場での拡販を推進するべく、現地パートナー企業と連携してCE規格対応製品の拡充を進めるとともに、グループ連携による海外仕様製品の拡充にも取り組み、海外市場の取り込みへ向けた活動を強化しました。 この結果、売上高は62億7千4百万円(前期比5.5%減)、営業利益は7億6千万円(前期比33.4%減)となりました。 <制御事業> 当事業につきましては、流量計は、船舶向けおよび生成AI需要の拡大に伴うデータセンター向け受注が引き続き堅調に推移したほか、食品衛生法改正による更新需要も取り込み、売上の維持に貢献しました。地盤調査機「ジオカルテ」は、更新需要が徐々に加速し売上が伸長しました。分析装置については、PFAS(有機フッ素化合物)のスクリーニング分析用自動試料燃焼装置の高い需要が欧州を中心に継続しています。 このような状況のもと、環境関連分野では、有機溶剤リサイクル装置の開発を推進したほか、産学連携によるPFAS分解技術の実用化に向けた装置の共同研究を開始するなど、新製品の開発に向けた取り組みを新たに進めました。 この結果、売上高は67億1千4百万円(前期比0.4%減)、営業利益は5億3百万円(前期比24.7%減)となりました。 <メディカル事業> 当事業につきましては、ターゲット市場である医療業界では、医師不足の解消に向けて、医療機関の運営効率化やAI診断、手術用ロボットの活用など、多様な医療ニーズが高まっています。 このような状況のもと、患者や医療従事者の負担軽減につながる「医療用生体内溶解性高純度マグネシウム材料」については、製品化に向けた準備を進めました。今期はISO13485の認証を取得し、医療機器の製造販売に関わる体制を強化しました。さらに、新たな医療用機器製造の受注を獲得し、売上の伸長に寄与しました。加えて、前期と同様に製品ポートフォリオの再編に伴い、売上は前年同期を上回りました。 この結果、売上高は1億4千5百万円(前期比638.4%増)、営業損失は1億3百万円(前期は営業損失1億2千万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1億7千4百万円減少し、94億3千万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、29億3千万円の収入(前期は37億7百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益35億7千4百万円に加え、減価償却費14億6千万円や売上債権の減少12億2千8百万円などによる資金の増加があった一方、仕入債務の減少20億6百万円や法人税等の支払10億9千9百万円などによる資金の減少があったことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、27億3千2百万円の支出(前期は8億9千9百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入3億8千9百万円や定期預金の払戻による収入2億8千4百万円などによる資金の増加があった一方、有形固定資産の取得による支出17億4千4百万円や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得15億6千5百万円などによる資金の減少があったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、4億2千3百万円の支出(前期は14億2千6百万円の支出)となりました。これは主に、借入金の借入9億3千8百万円などによる資金の増加があった一方、配当金の支払7億3千7百万円や借入金の返済5億5千1百万円などによる資金の減少があったことなどによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 (注)「(a)生産実績」及び「(b)受注実績」における金額は販売価格によっております。 (a)生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前期比(%) ファスナー   29,730,995   113.3 産機   5,480,751   98.8 制御   7,796,538   98.9 メディカル   127,243   1,138.8 合計   43,135,529   108.7 (b)受注実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ファスナー   37,393,670   110.9   4,251,745   107.3 産機   5,082,442   70.8   1,242,293   51.0 制御   6,630,446   109.5   1,133,676   93.1 メディカル   152,004   491.0   17,282   154.3 合計   49,258,563   104.8   6,644,997   87.2 (c)販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前期比(%) ファスナー   37,103,355   110.2 産機   6,274,432   94.5 制御   6,714,476   99.6 メディカル   145,922   738.4 合計   50,238,187   106.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度における資産の残高は、退職給付に係る資産が9億9千2百万円、土地が7億8千9百万円、原材料及び貯蔵品が7億6千4百万円増加した一方で、電子記録債権が7億7千7百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ20億6千8百万円増加し、576億7千3百万円(前期比3.7%増)となりました。 (負債) 当連結会計年度における負債の残高は、長期借入金が7億2千7百万円増加した一方で、電子記録債務が12億8千8百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ3億4千2百万円減少し、166億7千万円(前期比2.0%減)となりました。 (純資産) 当連結会計年度における純資産の残高は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等に伴う利益剰余金の増加14億1千5百万円や退職給付に係る調整累計額が6億1千万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ24億1千万円増加し、410億2百万円(前期比6.2%増)となりました。 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、次のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、ファスナー事業のゲーム機向け用精密ねじや国内自動車向けCASE関連製品が好調に推移するとともに、M&Aによる連結子会社の増加などもあり、502億3千8百万円(前期比6.7%増)と過去最高額を計上しました。 (営業利益) M&A関連費用の計上で販売費および一般管理費が増加した一方、調達先の見直しや金型改善などによる製造コストの低減により、34億3千1百万円(前期比3.2%増)となりました。 (経常利益) 金利上昇に伴う支払利息の増加や為替差損6千7百万円の計上などにより、34億9百万円(前期比4.6%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 固定資産売却益1億6千4百万円や投資有価証券売却益1億9千6百万円を計上した一方、固定資産売却損9千6百万円や投資有価証券評価損6千6百万円計上したことなどにより、21億5千2百万円(前期比2.2%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 a.資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料および部品の購入費や製造経費のほか、販売費および一般管理費等であります。また、投資を目的とした資金需要は、主にM&Aおよび建物や機械装置等の生産設備の投資であります。 b.財務政策 当社グループは、運転資金および投資資金については、内部資金または借入により資金調達することにしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備など長期資金につきましては、長期借入金で調達しております。前連結会計年度より、グループ会社との間でCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、グループ各社における余剰資金の有効活用に努めております。 当連結会計年度末において、取引銀行1行と10億円の貸出コミットメントライン契約(借入実行残高10億円、借入未実行残高0円)を、また、取引銀行13行との間で合計45億9百万円の当座貸越契約(借入実行残高4億7千2百万円、借入未実行残高40億3千6百万円)を締結しております。 ③経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 2025年2月7日に公表いたしました当連結会計年度の当初業績予想に対しては、売上高は0.3%増、営業利益は4.7%減、営業利益率は6.8%(業績予想は7.2%)となりました。 新中期経営計画「Mission G-final」の初年度となる2026年は、グループ横断のイノベーションを基盤とし、市場変化にも柔軟に対応する組織運営、ESG推進を進め、安定と成長を両立する新たなグループ像をつくってまいります。初年度を「改革の年」と位置づけ、収益力強化と資本効率の改善を確実に進め、4つの成長戦略とともに2028年度の営業利益60億円の目標達成を目指します。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値および偶発債務の開示、並びに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りおよび仮定設定を行い、提出日現在において判断したものであり、将来に関しては不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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