概要
サイプレス・ホールディングスは、東京23区内を中心に東北から九州にかけて36ブランド・126店舗(2025年8月末時点)を直営展開する外食企業である。1993年に居酒屋「串えもん」を開業したことが原点で、現在は海鮮和食の「築地食堂源ちゃん」を基軸に、回転寿司「ABURI百貫」、炭火焼鳥「銀座惣菜店」など多業態を運営する。2025年8月期の売上収益は113億円、従業員数は411名で、単一セグメントの飲食事業を営む。
マルチブランド戦略の核心
同社は「築地食堂源ちゃん」「回転ずしABURI百貫」「炭火焼鳥銀座惣菜店」を主力ブランドに据え、2025年8月末時点でこれら3ブランドだけで73店舗を数える。全体では36ブランドを擁し、和食・寿司・洋食・麺・カフェ軽食に加え、フードコート運営や惣菜事業、ケータリングまで手掛ける。いずれも自社開発ブランドであり、同一商業施設に異なる業態を複数出店する手法でディベロッパーとの関係を強めている。2021年8月末から2025年8月末の4年間で店舗数は100から126へ増加し、新規出店は年平均約12店である。
収益構造と原価・人件費管理
2025年8月期の売上収益113億円に対し、売上原価率は34.5%、人件費率は31.5%、地代家賃比率は10.6%である。原価率の低さは、豊洲市場での自社加工場と自社配送による仕入れ効率と、日替わりメニューで魚種を柔軟に選ぶ仕組みに支えられる。人件費率の改善は、店舗間の人員融通やシフト最適化、店長が損益を日々管理するインセンティブ設計による。EBITDAマージンは9.1%(約10億円)で、ROICは33.3%と高い資本効率を示す。
店舗開発と立地戦略の変遷
同社は店舗形態を「SC・郊外型」「都市複合型」「路面型」の3つに分類する。2019年8月末と比較すると、SC・郊外型が20店から32店へ増加する一方、路面型は7店から4店へ減少した。都市複合型も13店から11店へ微減している。これはコロナ禍以降、商業施設への出店を積極化した結果である。ディベロッパーとの強固なリレーションを背景に、イオンモールや品川シーズンテラスなど同一施設への複数ブランド出店を進め、好立地での出店依頼を得ている。
地域分布と首都圏集中の実態
店舗は東北から九州まで広がるが、運営の効率性は首都圏への集中に依存している。東京23区内を中心に、同一施設や近隣に複数店舗を出店することで、繁忙期や突発的なイベント時にスタッフを迅速に融通できる。大井競馬場や東京ビッグサイトなどの大型施設では複数店舗を委託運営しており、都内店舗からの応援派遣が可能な体制を整えている。この人員の柔軟な配置が、競合との差別化要因の一つとなっている。
業界の中での役割は外食チェーン(直営多店舗展開)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01外食産業主力
首都圏を中心に、海鮮系和食「築地食堂源ちゃん」、回転寿司「ABURI百貫」、焼き鳥「炭火焼鳥銀座惣菜店」など計36ブランドを直営で展開。ショッピングセンター、商業施設、路面等、立地に応じた店舗形態で幅広い顧客層に提供。
- 築地食堂源ちゃん
- 豊洲・地方市場直送の新鮮な魚介を使った海鮮丼や定食を提供する和食食堂。手頃な価格で高品質を実現。
- 回転ずしABURI百貫
- 炙り寿司がコンセプトのグルメ回転寿司。豊富な炙りメニューが特徴。
- 炭火焼鳥銀座惣菜店
- 炭火焼き鳥の専門店。ジューシーで旨味あふれる焼き鳥を提供。フランチャイズ業態。
製品と技術
築地食堂源ちゃん:豊洲直送の日替わり海鮮
主力ブランド「築地食堂源ちゃん」は、豊洲市場から直送される鮮魚を日替わりメニューで提供する海鮮食堂である。自社加工場を豊洲市場内に設け、市場で競り落とした魚を店内で調理する体制を取る。その日の漁獲量に応じて仕入れ魚種を柔軟に変更し、仕入本部と商品開発本部が連携して日替わり定食や海鮮丼を考案する。これにより、高品質を保ちながら原価率34.5%を実現している。店舗形態はSC・郊外型、都市複合型、路面型の3種で、47店舗を展開する。
ABURI百貫:炙り寿司を軸にしたグルメ回転寿司
「回転ずしABURI百貫」は、炙り寿司をコンセプトとするグルメ回転寿司業態である。従来の回転寿司より高級なネタとサービスを提供し、ファミリー層から大人まで幅広い客層を狙う。2025年8月末時点で11店舗を運営し、うち9店舗は2021年以降の新規出店である。同じ海鮮系ブランドである「築地食堂源ちゃん」の仕入れ・加工ノウハウを活用し、スケールメリットによる原価抑制と品質維持を両立している。店舗は都市複合型とSC・郊外型の2形態で展開する。
炭火焼鳥銀座惣菜店:FC方式で急成長した焼鳥業態
「炭火焼鳥銀座惣菜店」は、炭火・串打ち・手焼きにこだわった焼鳥専門店であり、持ち帰り需要にも対応する。全店が株式会社KSフロンティアのフランチャイズ業態であるのが特徴である。2021年8月末時点では出店がなかったが、2025年8月末には15店舗に増加し、主力ブランドの一角に成長した。FC方式による低リスクでの拡大が奏功し、コロナ禍以降の店舗増加を牽引した。同ブランドの急成長は、同社のマルチブランド戦略におけるFCモデルの有効性を示している。
自社加工・配送と現場主導の商品開発体制
同社の競争力の根幹は、豊洲市場内の自社加工場と自社配送網にある。各店舗からの発注に基づき仕入本部が市場で買い付け、都内店舗には加工済みの状態で配送する。地方店舗については各地の仲卸が加工を担うが、長年の経験を備えた従業員が品質を管理する。さらに、各店舗では日々の漁獲量や旬に応じてメニューを変更する「日替わり」システムを採用し、仕入本部・商品開発本部・店舗が協働でメニューを考案する。この仕組みが、高品質と低原価率を両立させる技術的な芯となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
EC小売で成長中、中規模ながら高収益
サイプレス・ホールディングスは小売業に属し、主にEC(電子商取引)事業を展開。業界内では光フードサービス、トライアルホールディングス、INGS、インターメスティック、まんだらけと同列。売上高103億円(2024/8期)は中規模だが、営業利益率3.88%とまずまず。2025/8期には売上113億円、利益率7.08%と大幅改善見込み。EC市場は拡大続くが、競合も多く、物流コスト増や顧客獲得競争が課題。他社と比較して成長率が高く、利益率向上が進めば差別化可能。販管費の効率化や商品構成の最適化が鍵。
強み
- 売上高88→103→113億円と2桁成長。
- 営業利益率3.88%から7.08%へ急改善見込み。
- 小売業界でECに集中、効率的な運営。
- 売上高100億超、仕入れ交渉力向上。
課題
- 大手ECサイトや同業との競争が激しい。
- 配送費上昇が収益を圧迫。
- 特定カテゴリへの依存リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がサイプレス・ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9994やまや | 222億円 | 10.7倍 |
| 2 | 7119ハルメクホールディングス | 204億円 | 19.7倍 |
| 3 | 3558ジェイドグループ | 204億円 | 11.7倍 |
| 4 | 7643ダイイチ | 200億円 | 17.8倍 |
| 5 | 7621うかい | 195億円 | 66.0倍 |
| 6 | 428Aサイプレス・ホールディングス | 194億円 | 41.7倍 |
| 7 | 3068WDI | 192億円 | 80.6倍 |
| 8 | 3361トーエル | 189億円 | 10.5倍 |
| 9 | 7562安楽亭 | 178億円 | 20.9倍 |
| 10 | 3544サツドラホールディングス | 178億円 | 39.6倍 |
| 11 | 3329東和フードサービス | 176億円 | 23.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
居酒屋「串えもん」開業と会社設立(1993-1994)
1993年11月、東京都北区田端に居酒屋「串えもん」を開店したことがグループの始まりである。翌1994年4月には飲食店経営を目的として株式会社サイプレス(現・連結子会社)を設立し、法人としての事業基盤を整えた。この時期は個人商店的な小規模運営であったが、鮮魚を中心とした居酒屋のノウハウを蓄積し、後の多業態展開の土台を築いた。
業態拡大とブランド開発の加速(1995-2006)
1995年に鮮魚居酒屋「魚屋源兵衛」東池袋店、1997年に宅配寿司「すし屋の源さん」芝大門店を開業し、業態の幅を広げた。1999年には本店を豊島区巣鴨へ移転。2002年には高級寿司・和食のケータリング「源氏の宴」を開始し、店舗以外の収益源を開拓した。2006年3月には現在の主力ブランド「築地食堂源ちゃん」を秋葉原で初出店し、海鮮和食のフォーマットを確立した。同年10月には本社を千代田区神田神保町へ移転し、管理体制を強化した。
郊外SC進出と多角化の試行(2007-2013)
2007年、イオンモール羽生店とイオンモール日の出店に「築地食堂源ちゃん」を出店し、郊外型ショッピングセンターへの進出を本格化させた。同年以降、「和食飛賀屋」「讃岐うどん伊吹や製麺」など新業態の開発を続ける一方、2011年には首都圏SC形態として池袋サンシャインシティに出店。2012年には地鶏と鮮魚を売りにする「よかたい」、2013年には東京ビッグサイト内のフードコート運営や総菜専門店「フレッシュデリカ EatiT!」を開業し、飲食の周辺領域へも事業を広げた。
本社移転と新業態投入の連続(2014-2019)
2014年、本社を千代田区有楽町へ移転し、同年にはアメリカンダイナー「BAKER’S DINER」を出店。2015年以降、やきとん「チャールストン」、とんかつ「とんかつ日和」、大井競馬場内6店舗の業務委託など、新規分野への投資を加速した。2018年には本社を現在の港区六本木に移転。同年、浅草ROXまつり湯内に「築地の宴源ちゃん」、サンシャインシティに立ち飲みスタイルの「スタンド源ちゃん」を出店し、既存ブランドの派生業態も展開した。2019年7月には持株会社として現在のサイプレス・ホールディングスを設立し、グループ経営体制へ移行した。
コロナ禍を経た店舗増加と収益回復(2020-2025)
2020年初からの新型コロナウイルス感染症拡大により外食市場は一時縮小したが、同社は「築地食堂源ちゃん」「ABURI百貫」「銀座惣菜店」の3ブランドを軸に店舗網を拡大した。2021年8月末の100店舗から2025年8月末には126店舗へ増加。特に炭火焼鳥「銀座惣菜店」は2021年時点で0店舗だったが、2025年8月末には15店舗に急成長した。同期間の売上収益はコロナ前水準を上回り、2025年8月期には113億円、営業利益8億円、当期純利益4億円を計上し、ROICも33.3%と高い水準に達した。
年表30件を開く
1990年代
- 1993年11月居酒屋「串えもん」開店
- 1994年4月東京都北区田端において飲食店を事業目的とした㈱サイプレスを設立(現 連結子会社)
- 1995年5月鮮魚居酒屋「魚屋源兵衛」東池袋店 開店
- 1997年11月宅配寿司「すし屋の源さん」芝大門店 開店
- 1999年11月㈱サイプレスの本店を東京都北区田端から東京都豊島区巣鴨に移転
2000年代
- 2002年12月高級寿司・和食のケータリング「源氏の宴」を開始
- 2006年3月寿司「築地すし源本店」秋葉原店 開店
- 2006年10月㈱サイプレスの本社を東京都豊島区巣鴨から東京都千代田区神田神保町に移転
- 2007年10月郊外型SC形態「築地食堂源ちゃん」イオンモール羽生店 開店
- 2007年11月郊外型SCフードコート形態「築地食堂源ちゃん」イオンモール日の出店 開店
- 2009年7月御膳をメインとした和食店「和食飛賀屋」イオンレイクタウン店 開店
- 2009年11月讃岐うどん「伊吹や製麺」AKIBA_ICHI店 開店
2010年代
- 2011年3月㈱サイプレスの本社を東京都千代田区神田神保町から東京都千代田区神田錦町に移転
- 2011年4月首都圏SC形態「築地食堂源ちゃん」池袋サンシャインシティ店 開店
- 2012年2月M&A東京都千代田区神田において飲食店、美容室を事業目的とした㈱ファンタバローレ(現 ㈱サイプレスに吸収合併)を設立
- 2012年3月地鶏と鮮魚「地鶏と鮮魚よかたい」晴海トリトン店 開店
- 2013年7月東京ビッグサイト内 フードコート「フードコート&ビア EatiT!」ビッグサイト店 開店
- 2013年10月総合総菜専門店「フレッシュデリカ EatiT!」五所川原ELM店 開店
- 2014年3月アメリカンダイナー「BAKER’S DINER」池袋サンシャイン店 開店
- 2014年7月㈱サイプレスの本社を 東京都千代田区神田錦町から東京都千代田区有楽町へ移転
- 2014年11月「築地食堂源ちゃん」とビアホールの複合型「築地食堂源ちゃん&グランドビアホフ」船橋店 開店
- 2015年5月やきとん「チャールストン」品川シーズンテラス店 開店
- 2015年8月とんかつ「とんかつ日和」アリオ上尾店 開店
- 2016年9月東京ビッグサイト東館内「築地食堂源ちゃん」東京ビッグサイト店 開店
- 2017年1月両国国技館内「肉処雷電」両国国技館店(売店)開店
- 2018年5月㈱サイプレスの本社を東京都千代田区有楽町から東京都港区六本木へ移転
- 2018年8月浅草ROXまつり湯内「築地の宴源ちゃん」浅草ROX店 開店
- 2018年12月「築地食堂源ちゃん」のスピンオフ店「スタンド源ちゃん」サンシャインシティ店 開店
- 2019年4月大井競馬場L-WING内 6店舗 開店(業務委託契約)
- 2019年7月創業当社グループの経営管理体制の強化を目的に、当社を東京都千代田区丸の内に設立
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
新店開発強化と出店チャネル拡大
商業施設に加え、路面店やロードサイドへの出店チャネルを拡大し、社内の店舗開発体制を強化して成長を加速する。
- 02
人財育成と働きがいの向上
待遇向上やインセンティブ拡充、外国人採用強化により多様な人材が働きやすく働きがいを感じられる環境を整え、戦略実現を支える人財を確保する。
- 03
M&Aによる事業拡大
自社の事業基盤を活用したシナジー効果を生むM&Aを積極的に検討し、持続的な事業拡大を図る。
- 04
フランチャイズの推進
主要ブランドのフランチャイズ化を検討し、持続的な事業拡大を加速する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内㈱サイプレス(注)1、2東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は113億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.7%、利益が+100.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 123億円 | 113億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 8億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
2期分
直近は2026年3Qで、売上は33億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 61 | 4 | 6.6 | 2 |
| 2026年3Q | 33 | 2 | 6.1 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
直近期の営業利益率は7.1%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | — | — | −2 | — | −2 |
| 2022年8月 | — | — | −1 | — | −1 |
| 2023年8月 | 88 | — | — | — | 0 |
| 2024年8月 | 103 | 4 | — | 3.9 | 2 |
| 2025年8月 | 113 | 8 | — | 7.1 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高113億円のうち、営業利益として残るのは8億円で7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金34.5%39億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金58.4%66億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年8月期は営業CFが13億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは8億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は9億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年8月 | 11 | −5 | −12 | 6 | 7 |
| 2024年8月 | 13 | −3 | −12 | 10 | 6 |
| 2025年8月 | 13 | −5 | −5 | 8 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2025年8月期の総資産は115億円。このうち返さなくてよい自己資本が23億円で、自己資本比率は20.3%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | 132 | 88 | 44 | 66.6 |
| 2022年8月 | 129 | 87 | 42 | 67.7 |
| 2023年8月 | 112 | 17 | 95 | 15.5 |
| 2024年8月 | 108 | 19 | 89 | 17.6 |
| 2025年8月 | 115 | 23 | 92 | 20.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで322社中32位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中294位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,522で、1年前と比べて+131.3%。過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 41.7倍 |
| PER (会社予想) | 37.3倍 |
| PBR | 7.25倍 |
| 配当利回り | 0.66% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/15に9.6%急騰し1367円、52週高値を更新。25日線1228円を+11.3%上回り上昇トレンド加速。週足は5週連続陽線。出来高7.49万株と平均を大きく上回り、買い勢力強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ4人。区分でいちばん多いのは事業法人で94.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が94.3%を占め、残る5.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年8月% |
|---|---|
| 事業法人 | 94.3 |
| 個人・その他 | 4.9 |
| 外国法人 | 0.8 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位4者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 丸の内キャピタル第二号投資事業有限責任組合 | 49.32 |
| 02 | 株式会社EAM | 44.95 |
| 03 | 東稔哉 | 4.94 |
| 04 | Marunouchi Global Fund Ⅱ L.P. (常任代理人 株式会社丸の内キャピタル) | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位4者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+102%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは20.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年8月 | −1,391 | 67,284 | — |
| 2022年8月 | −793 | 64,606 | — |
| 2023年8月 | 1 | 135 | 2.4 |
| 2024年8月 | 13 | 149 | 9.4 |
| 2025年8月 | 34 | 183 | 20.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/8期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 東稔哉 | 代表取締役社長 | 66 | 6,357,800 |
| 尾澤一彦 | 専務取締役 | 66 | — |
| 松下正 | 社外取締役 | 66 | — |
| 勝山章廣 | 社外取締役 | 77 | — |
| 福﨑昇平 | 社外取締役 | 50 | — |
| 奥見昌彦 | 社外取締役 | 43 | — |
| 宮永雅好 | 社外取締役 | 68 | — |
| 池田透 | 監査役(常勤) | 59 | — |
| 原口昌之 | 社外監査役(非常勤) | 65 | — |
| 鉢野まり | 社外監査役(非常勤) | 52 | — |
| 河野研 | — | 54 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 82 | 4 | 86 | 43 |
| 監査役 | 1 | 11 | — | 11 | 11 |
| 社外取締役 | 9 | 9 | — | 9 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,758字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,771字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,058字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,793字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
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