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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サツドラホールディングス

3544 · Standard · 小売業

北海道地盤のドラッグストアチェーン。調剤薬局も併設し、地域密着型のヘルスケア小売を展開する。

概要

サツドラホールディングスは、北海道地盤のドラッグストアチェーン「サツドラ(サッポロドラッグストアー)」を中核とする持株会社である。2025年5月期の連結売上高は1,002億円、従業員数は1,095人。道内に199店舗を展開し、医薬品・化粧品・日用品・食品を販売するリテール事業と、共通ポイントカード「EZOCA」を軸としたマーケティング事業を営む。

リテール事業とマーケティング事業の二本柱

グループはリテール事業とマーケティング事業を主力とする。リテール事業ではドラッグストアフォーマット(調剤併設含む)180店舗、インバウンドフォーマット10店舗、調剤専門薬局9店舗を運営する。マーケティング事業では北海道共通ポイントカード「EZOCA」の運営、決済サービス、インバウンド支援を手がける。2025年5月期、リテール事業が売上高984億円、セグメント利益15億円を計上した。

北海道に集中する199店舗網

全店舗を北海道内に置き、ドミナント戦略をとる。2025年5月末時点の店舗数は199店舗(前期比1減)。ドラッグストアフォーマットを180店舗展開し、うち22店舗に調剤薬局を併設する。インバウンドフォーマットは10店舗で、訪日外国人観光客の需要を取り込む。調剤専門薬局は9店舗に減少した。生鮮食品の取り扱いを46店舗に導入するなど、品揃えを拡大している。

増収増益基調にある財務状況

2025年5月期の連結売上高は1,001億74百万円(前期比4.9%増)、営業利益16億75百万円(同21.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億67百万円(同63.1%増)と増収増益を達成した。一方、翌2026年5月期は売上高1,005億円、営業利益15億円と減益を予想する。中期経営計画では2028年5月期に売上高1,060億円、営業利益27億円、ROE11.7%を目標に掲げる。

持株会社体制とグループ子会社

2016年8月に単独株式移転で設立された持株会社である。傘下にリテール事業を担う株式会社サッポロドラッグストアー、マーケティング事業の株式会社リージョナルマーケティング、台湾札幌薬粧有限公司、RxR Innovation Initiative株式会社(2024年8月除外)など7社の連結子会社を持つ。2024年6月には株式会社シーラクンスを吸収合併するなど、グループの再編を進めている。

業界の中での役割は一般消費者向けヘルスケア小売・地域サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,006億円
営業利益
15億円
営業利益率
1.5%
純利益
4億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2024/5
事業売上構成比利益利益率
リテール 事業941億円98.5%13億円1.4%
その他(注)114億円1.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01リテール(ドラッグストア・調剤薬局)主力

北海道を中心にドラッグストアと調剤薬局を運営。医薬品、化粧品、日用品等を販売し、調剤業務や健康サービスも提供する。地域密着型で、処方箋調剤と一般小売の両方を軸に収益を上げている。

主な製品・サービス2
ドラッグストア
医薬品、化粧品、日用品、食品等を扱う小売店舗。
調剤薬局
処方箋に基づく調剤を行う薬局。

02マーケティング・決済サービス準主力

ポイントカード事業、決済サービス事業、インバウンド関連支援など、リテール事業の顧客基盤を活用したマーケティングサービスを提供する。

主な製品・サービス2
ポイントカード事業
自社のポイントカードを発行し、顧客データを活用したマーケティング支援を行う。
決済サービス事業
キャッシュレス決済などの決済サービスを提供する。

製品と技術

サツドラ店舗:ドラッグストアと調剤・生鮮を融合

主力のドラッグストアフォーマットでは医薬品、化粧品、日用品、食品を販売する。2022年1月にリリースした「サツドラ公式アプリ」は累計100万ダウンロードを突破し、デジタルマーケティングに活用している。調剤併設店舗は22店舗まで拡大し、生鮮食品は46店舗で導入。インバウンドフォーマット10店舗では訪日客向けに品揃えを特化する。

EZOCA:北海道共通ポイントカードの経済圏

北海道共通ポイントカード「EZOCA」は2025年5月時点で会員数230万人、提携店300社1,100店舗を超える。自治体還元型(とうべつEZOCA)やスポーツチーム還元型(ロコ・ソラーレEZOCA)など多様な形態を展開。買い物金額の一部を町やチームに還元する仕組みで、地域連携のプラットフォームとなっている。

地域マーケティングと決済サービス

マーケティング事業では、EZOCAの運営に加え、決済サービス事業やインバウンド関連支援を提供。顧客データを活用したプロモーションや、自治体・企業との協定に基づく共同事業(KOSHiMOタクシー実証実験など)を手がける。子会社の株式会社リージョナルマーケティングがこれらの事業を担い、グループの収益源の多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

道内ドラッグ首位、低収益体質

小売業(ドラッグストア)において、北海道地盤の大手。売上高1,000億円超と規模ではトライアルHDなどと競合するが、収益性は劣る。営業利益率1.5%前後と低く、利益率改善が課題。まんだらけ等との直接比較は困難だが、業界内では低収益体質が顕著。地元密着型で安定した売上を確保するも、競争激化で利益を圧迫されている。

強み

  • 北海道を中心に多数店舗を展開し、地域シェアが高い。
  • 2025年5月期に1,002億円と前年比増収を達成。
  • ドラッグストア事業は安定的な需要があり、売上高は横ばい傾向。
  • 医薬品・化粧品・食品と幅広い品揃えで集客力あり。

課題

  • 営業利益率1.5%前後と業界平均より低く改善が必要。
  • トライアルHDなどのディスカウントストアとの競争が激化。
  • 小売業全体の人手不足が店舗運営に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がサツドラホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
17621うかい195億円66.0倍
2428Aサイプレス・ホールディングス194億円41.7倍
33068WDI192億円80.6倍
43361トーエル189億円10.5倍
53544サツドラホールディングス178億円39.6倍
67562安楽亭178億円20.9倍
73329東和フードサービス176億円23.0倍
83547ユニシアホールディングス176億円38.6倍
93096オーシャンシステム175億円13.3倍
107678あさくま174億円105.4倍
112694焼肉坂井ホールディングス173億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

単独株式移転で2016年に持株会社を設立

2016年8月、株式会社サッポロドラッグストアーが単独株式移転によりサツドラホールディングスを設立し、東京証券取引所市場第一部に上場した。これに伴い、サッポロドラッグストアーは上場を廃止。持株会社体制へ移行することで、グループ全体の経営管理と事業運営の分離を図った。

子会社取得と新設で事業領域を拡大した2017年

2017年6月、エーアイ・トウキョウ・ラボ株式会社(現AWL株式会社)を取得し、IT分野に進出。同年8月には台湾札幌薬粧有限公司を設立、インバウンド需要に対応する。9月にはVISIT MARKETING株式会社を設立し、地域マーケティング事業を開始。この年、グループの事業ポートフォリオが大きく多様化した。

シーラクンス取得とAWL株式譲渡(2018~2019年)

2018年12月、株式会社シーラクンスを取得し、POSアプリケーション開発などの事業を加えた。しかし2019年2月にエーアイ・トウキョウ・ラボはAWL株式会社へ商号変更し、同年9月には保有株式の一部を譲渡して連結子会社から除外。IT事業の見直しを進める一方で、コア事業への集中を図った。

VISIT MARKETINGを吸収合併しマーケティング事業を再編(2020年)

2020年5月、株式会社リージョナルマーケティングを存続会社としてVISIT MARKETING株式会社を吸収合併。マーケティング事業の運営体制を一本化した。同年11月にはRxR Innovation Initiative株式会社を設立し、ヘルスケア関連の新事業を模索した。

プライム市場からスタンダード市場への移行(2022~2023年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行したが、2023年10月にスタンダード市場へ移行。上場基準の厳格化に対応するため、資本効率の改善やガバナンス強化が課題となった。同年にはSアセットやS Venturesなど資産管理・事業投資子会社も設立している。

シーラクンス吸収合併とRxR株式譲渡(2024年)

2024年6月、株式会社サッポロドラッグストアーが株式会社シーラクンスを吸収合併し、グループ内の事業会社を統合。同年8月にはRxR Innovation Initiative株式会社の全株式を譲渡し、連結子会社から除外した。グループ事業の選択と集中をさらに進める動きである。

年表15件を開く

2010年代

  • 2016年8月創業株式会社サッポロドラッグストアーが単独株式移転により当社を設立し、東京証券取引所市場第一部に株式を上場(株式会社サッポロドラッグストアーは2016年8月に上場廃止)
  • 2017年6月子会社 エーアイ・トウキョウ・ラボ株式会社(東京都千代田区)を取得
  • 2017年8月子会社 台湾札幌薬粧有限公司(台北市)を設立
  • 2017年9月子会社 VISIT MARKETING株式会社(札幌市中央区)を設立
  • 2018年12月子会社 株式会社シーラクンス(札幌市北区)を取得
  • 2019年2月商号変更AI TOKYO LAB株式会社からAWL株式会社へ商号変更
  • 2019年9月当社の保有する株式の一部を譲渡し、AWL株式会社を当社の連結子会社から除外

2020年代

  • 2020年5月M&A株式会社リージョナルマーケティングを存続会社とし、VISIT MARKETING株式会社を吸収合併
  • 2020年11月子会社 RxR Innovation Initiative株式会社(札幌市東区)を設立
  • 2022年1月子会社 株式会社Sアセット(札幌市東区)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年10月子会社 株式会社S Ventures(札幌市東区)を設立
  • 2023年10月東京証券取引所プライム市場からスタンダード市場へ移行
  • 2024年6月M&A株式会社サッポロドラッグストアーを存続会社とし、株式会社シーラクンスを吸収合併
  • 2024年8月当社の保有する全株式を譲渡し、RxR Innovation Initiative株式会社を当社の連結子会社から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    地域密着型ビジネスへの進化

    ドラッグストアの枠を超え、地域の生活全般を支える「地域コネクティッドビジネス」へと事業を進化させる。地域とのつながり、コミュニティ形成、未来への課題解決を価値観として掲げ、地域顧客に寄り添うサービスを展開する。

  2. 02

    収益構造の改善

    既存事業の磨き込みと投下資本のコントロールを通じて収益性を改善する。具体的には売上総利益率の改善施策を見直し、店舗収益性の向上に取り組む。

  3. 03

    DX・システム投資の推進

    専門人材を確保し、DXやシステムへの投資を全社的に推進することで、業務効率化と競争力強化を図る。

  4. 04

    人材の確保と育成

    持続的な成長に向けて、人材の確保と育成を重点課題と位置づけ、組織力の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,099人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年5月784
2018年5月1,012
2019年5月1,144
2020年5月1,089
2021年5月1,055
2022年5月1,067
2023年5月1,107
2024年5月1,107126
2025年5月1,095155
2026年5月1,099136

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 6 / 海外 1、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
北8条店(札幌市東区)ほか札幌市 60 店舗6,390百万円
リテール事業
滝川西店(北海道滝川市)ほか札幌市以外の道央 34 店舗2,247百万円
リテール事業
函館日の出店(北海道函館市)ほか道南 36 店舗2,145百万円
リテール事業
白樺店(北海道帯広市)ほか道東 37 店舗2,136百万円
リテール事業
本部 — 札幌市東区1,196百万円
リテール事業
賃貸用不動産 — 札幌市内ほか558百万円
リテール事業
稚内店(北海道稚内市)ほか道北 12 店舗111百万円
リテール事業
サツドラ調剤薬局曙店(札幌市手稲区)ほか 8 店舗67百万円
リテール事業
沖縄あしびなー店(沖縄県豊見城市)ほか北海道外 2 店舗24百万円
リテール事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サッポロドラッグストアー(注)2、3
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Creare株式会社
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リージョナルマーケティング(注)2
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権68.2%
  • 国内
    GRIT WORKS株式会社
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権66.0%
  • 海外
    台湾札幌薬粧有限公司(注)2
    台湾 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Sアセット
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社S Ventures
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    令和4年度「無人自動運転等CASE対応に向けた実証・支援事業(地域新MaaS創出推進事業:新MaaS 創出を通じた地域経済活性化と実装化に向けた収益循環モデル 江差マース プロジェクト)」
    経済産業省 · 2022-08-31
    1,799万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は1,006億円営業利益15億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.4%、利益が-11.8%。

売上高
+0.4%
1,006億円
営業利益
-11.8%
15億円
純利益
-50.0%
4億円
営業利益率
1.5%
前期比 -0.2%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は503億円、営業利益は10億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−0.6%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q22600.00
2023年4Q219−1
2024年1Q24020.81
2024年2Q23852.12
2024年3Q24320.82
2024年4Q23452.10
2025年2Q49691.85
2025年4Q50681.63
2026年2Q50351.02
2026年4Q503102.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年5月期からの10期で、売上は878億円から1,006億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.5%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
子会社 台湾札幌薬粧有限公司(台北市)を設立
2017年5月878137
2018年5月78581
AI TOKYO LAB株式会社からAWL株式会社へ商号変更
2019年5月84640
株式会社リージョナルマーケティングを存続会社とし、VISIT MARKETING株式会社を吸収合併
2020年5月89391
2021年5月83266
子会社 株式会社Sアセット(札幌市東区)を設立
2022年5月82983
2023年5月87531
株式会社サッポロドラッグストアーを存続会社とし、株式会社シーラクンスを吸収合併
2024年5月95514131.55
2025年5月1,00217161.78
2026年5月1,00615141.54

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高1,006億円のうち、営業利益として残るのは15億円1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.1%745億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.6%247億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.5%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
0.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.2pt
4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年5月期は営業CFが23億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は15億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年5月13−255−1217
2018年5月15−259−1016
2019年5月9−2114−1218
2020年5月17−222−515
2021年5月3412−344627
2022年5月13−2213−930
2023年5月−18−2940−4723
2024年5月35−19−131627
2025年5月26−17−9927
2026年5月23−11−241215

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年5月期の総資産は452億円。このうち返さなくてよい自己資本が102億円で、自己資本比率は22.4%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年5月3038421927.6
2018年5月3308424625.3
2019年5月3598527423.1
2020年5月3668328322.4
2021年5月3838729622.5
2022年5月4148932521.2
2023年5月4308834220.3
2024年5月4499235720.3
2025年5月4629936321.2
2026年5月45210234922.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
73億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
349億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
48
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中241位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中288位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,249で、1年前と比べて+49.0%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥1,249+0.1%1ヶ月+0.2%1年+49.0%時価総額178億円
過去52週の値幅
安値¥791高値¥1,328

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)39.6倍
PBR1.70倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1249円で、直近1カ月で+1.8%と上昇しています。25日移動平均線(1246円)をわずかに上回り、短期トレンドは良好です。75日線(1041.56円)や200日線(914.33円)を大きく上回っており、上昇トレンドが継続しています。ただしRSIは32と売られ過ぎ圏にあり、短期的な過熱感は後退しています。52週高値1328円に近く、上値余地が限られる可能性もありますが、1年間で+48%と強いパフォーマンスです。出来高は8月21日に85万株超と急増後は減少傾向で、需給は一服感があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは39.53倍と業界平均の39.85倍と同水準ながら、PBRは1.70倍と平均2.97倍を下回り割安感がある。一方、ROEは4.4%と低く、配当利回りは0%で無配当であり、株主還元が手薄。業績は売上高が増加傾向にあるものの、営業利益率は1.5%前後と低く、2026年5月期の純利益は4億円に減少する見込み。割安指標と収益性の低さが混在するが、配当不在が評価を下げる要因。

指標この会社業種平均
PER (実績)39.6倍39.6倍
PBR1.70倍2.44倍
ROE4.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

北海道地盤のドラッグストアとして、売上高は1000億円を超え安定しているが、利益率は低く、競争激化の中で収益性の改善が課題。強気派は、地元密着の強みと調剤薬局の拡大、プライベートブランド強化による収益改善を期待する。一方、弱気派は、コンビニや他ドラッグストアとの競合で価格競争が激しく、売上高が頭打ちで、営業利益率も低位にとどまると懸念する。また、直近の業績では純利益が減少しており、コスト増や競争環境の悪化が利益を圧迫している。中立的に見ると、地域シェアを維持しつつ、いかに高付加価値商品やサービスで利益率を高めるかが焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 北海道での強固な地盤

    道内で店舗網を展開し、地元顧客の支持を獲得。売上高は1000億円超。

  • 調剤薬局の拡大

    調剤併設店舗を増やし、医療ニーズに対応。収益源の多様化を図る。

  • PB商品の強化

    プライベートブランド販売を伸ばし、粗利率向上を目指す施策が進行中。

  • 2025年5月期は営業利益17億円と増益通年影響

    売上高1002億円、営業利益は前期比+3億円の17億円

  • 売上高1006億円と3期連続増収通年影響

    955億→1002億→1006億円と売上高が毎期拡大

  • 株価は1年で48.16%上昇、勢いが継続継続影響

    前年比+48.16%、増収予想と合わせ相場の勢いが買いを呼ぶ

  • 純利益8億円は直近3期で最高益通年影響

    純利益5億→8億円、前年比+3億円で収益力が高まった

マイナスに働く材料7
  • 競争激化で利益率低迷

    コンビニや他ドラッグストアとの競合で価格競争が激しく、営業利益率1.5%前後。

  • 売上高の伸び悩み

    2026年5月期の売上高は1006億円と前期比ほぼ横ばいで、成長鈍化。

  • 利益の不安定さ

    純利益は年度により変動大きく、2026年5月期は4億円に減少する見込み。

  • 2026年5月期は純利益4億円へ半減予想通年影響

    純利益8億→4億円、営業利益も17億→15億円へ減益

  • 無配で配当利回り0%の株主還元不足継続影響

    配当利回り0%、株主への利益還元がなく投資家の選好から外れる

  • PER39.53倍と割高で調整リスク通年影響

    時価総額178億円に対し純利益4億円、PERは約39.5倍と高水準

  • ROE4.4%と低収益性が重荷継続影響

    ROE4.4%はPBR1.7倍を支えるには低く、中長期で評価が下押しされる

次の決算で確かめる点
店舗売上高成長率
既存店の売上動向を示し、競合との差別化の効果を測る指標。
営業利益率
収益性の改善度合いを見るため。低い利益率の維持・改善が焦点。
調剤売上高比率
調剤薬局の拡大が収益構成に与える影響を確認するため。
PB商品販売比率
プライベートブランドの強化が粗利率向上に寄与しているかを見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
88.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月1232.0
2018年5月1857.1602.2
2019年5月9−49.182.7
2020年5月90.098.6
2021年5月90.084.2
2022年5月90.181.9
2023年5月107.195.6
2024年5月100.0104.3
2025年5月100.088.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ14,591人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.0%を占め、残る51.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他44.149.853.157.850.748.9
事業法人33.035.738.337.446.648.1
自己株式3.13.03.02.83.33.2
外国法人7.64.62.40.61.52.0
金融機関15.09.35.84.00.90.9
証券会社0.20.50.30.10.10.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社トミーコーポレーション34.65
02株式会社三原色7.02
03廣岡 聖司4.61
04米原 まき3.36
05株式会社青空商事2.10
06SDS従業員持株会1.74
07株式会社PALTAC1.26
08BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH-PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT(常任代理人:香港上海銀行)0.70
09株式会社商工組合中央金庫0.63
10高田 隆右0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近15
  • 2026-08-12
    テラ株式会社
    新規の大量保有報告
    51.21%
  • 2026-08-10
    株式会社トミーコーポレーション
    新規の大量保有報告
    35.03%
  • 2026-08-10
    テラ株式会社
    新規の大量保有報告
    51.21%
  • 2026-07-17
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    8.37%
    +0.02pt
  • 2026-07-17
    株式会社三原色
    変更報告
    7.70%
    +0.47pt
  • 2026-07-17
    株式会社三原色
    変更報告
    7.87%
    +0.17pt
  • 2026-07-07
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    8.35%
    +0.48pt
  • 2026-07-06
    株式会社三原色
    変更報告
    7.23%
    +0.21pt
  • 2026-07-06
    株式会社三原色
    変更報告
    7.70%
    +0.47pt
  • 2026-06-30
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    7.87%
    +0.17pt
  • 2026-06-26
    株式会社トミーコーポレーション
    新規の大量保有報告
    34.94%
  • 2026-06-26
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    7.23%
    +0.21pt
  • 2026-06-26
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    7.70%
    +0.47pt
  • 2026-06-26
    富山 睦浩(相続人代表 富山 浩樹)
    新規の大量保有報告
    0.01%
  • 2026-06-05
    株式会社三原色
    新規の大量保有報告
    7.02%
    +0.53pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−80%、1株純資産は10期で−60%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年5月1541,8228.813.732.0
2018年5月116061.870.3602.2
2019年5月26000.4292.382.7
2020年5月85961.480.698.6
2021年5月426266.817.484.2
2022年5月236373.628.081.9
2023年5月66321.0129.295.6
2024年5月346595.325.5104.3
2025年5月567128.115.488.1
2026年5月327334.425.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額111百万円。

氏名役職年齢保有株数
富山浩樹代表取締役社長 CEO4911,821
高田裕取締役CHO6228,097
小西憲明取締役CFO5613,272
中村真紀取締役 CHRO626,511
保田隆明取締役513,700
坊垣佳奈取締役43
河野宏子監査等委員 取締役611,800
成田眞弘監査等委員 取締役69100
吉井一浩監査等委員 取締役53

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)567127916
社外取締役632325

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容665字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、及び連結子会社7社、並びに関連会社1社の計9社により構成されております。当社グループは、主にドラッグストアと調剤薬局の運営を行うリテール事業と地域マーケティング事業や決済サービス事業等を行うマーケティング事業、不動産の取得や保有、売却及び管理等を行うアセット事業を営んでおります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 当社グループの事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。また、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 区分   内容 リテール事業   ・ドラッグストアの運営・調剤薬局の運営、及び健康サービスの提供 マーケティング事業   ・ポイントカード事業、決済サービス事業におけるマーケティング業務・インバウンド関連の支援サービスの提供等 アセット事業   ・不動産の取得、保有、売却及び管理等 その他   ・POSアプリケーションの開発及び販売等・スタートアップ企業への出資及び支援等 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,255字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年5月15日)現在において当社グループが判断したものであります。なお、当連結会計年度後に発生した重要な事項については、その内容を反映して記載しております。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「健康で明るい社会の実現に貢献する」をミッション(当社グループの社会的な存在意義)と位置付け、ビジョン(ミッションを達成するために、いま当社グループが為すべきこと)として「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」を、バリュー(これからも大切にしていきたい価値観)として「地域とつながる場所がある」「地域をつなげるコミュニティがある」「未来へつなぐ課題解決力がある」をそれぞれ設定し、地域のお客さまに寄り添ったサービスを展開しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、2025年6月20日、2026年5月期を初年度とする中期経営計画(以下「本中期経営計画」といいます。)を公表し、既存事業の磨きこみと投下資本のコントロールによる利益改善を通じて、最終年度となる2028年5月期にROE10%超を実現することを目標として掲げておりました。 しかしながら、下記「(4)中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上並びに財務上の課題」に記載のとおり、2026年6月19日開催の取締役会において本中期経営計画を取り下げることを決定したため、本有価証券報告書提出日現在、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては策定しておりません。 (3)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復が見られました。一方で、物価上昇の継続による個人消費への影響に加え、中東情勢の影響、金融資本市場の変動や米国の通商政策をめぐる動向など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが主に事業を行うドラッグストア業界におきましては、各社の積極出店や品揃え拡大により市場規模が拡大する一方で、業界の垣根を越えた競争の激化や既存企業間の出店競争、M&Aによる寡占化のほか、物価の上昇や実質賃金の減少による節約志向の高まりなど、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。 (4)中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上並びに財務上の課題 当社グループは、「地域の生活総合グループへの進化」をテーマに、2025年6月20日、2026年5月期から2028年5月期までを対象期間とする本中期経営計画を公表し、既存事業の磨きこみと投下資本のコントロールによる利益改善に取り組んでまいりました。 しかしながら、直近においては、ドラッグストア業界における競争環境の激化やインバウンド需要の下振れ等により客数が想定を下回ったことに加え、売上総利益率の改善施策が想定どおりの効果を発現しなかったこと等から、2026年3月19日付で2026年5月期の通期連結業績予想を下方修正するに至り、本中期経営計画策定時に想定した前提条件と実態との間に大きな乖離が生じておりました。当社グループといたしましては、こうした状況を踏まえ、当社の収益構造の見直し、専門人材の確保、DXやシステムへの投資等、全社を挙げての改革が必要になってくるものと認識しており、2026年6月19日開催の取締役会において、本中期経営計画を取り下げることを決定いたしました。 また、当社は、同日開催の取締役会において、いわゆるマネジメント・バイアウト(MBO)(注)の一環として行われるテラ株式会社(以下「公開買付者」といいます。)による当社が発行する普通株式に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)に賛同する旨の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して、本公開買付けに応募することを推奨する旨を決議いたしました。 当社グループが、国内の人口減少や業界再編が加速するドラッグストア市場において持続的な成長及び企業価値向上を実現するためには、当社株式を非公開化し、機動的かつ柔軟な意思決定を可能とする経営体制のもとで、外部の経営資源も活用しながら事業構造改革に取り組んでいくことが最善の手段であると判断したことによるものであります。 本公開買付けは、2026年6月22日から2026年8月3日までの買付け等の期間において実施され、応募株券等の総数が買付予定数の下限を上回ったことから成立いたしました。本公開買付けの成立を受け、当社株式は、今後、株式併合等の所定の手続を経て上場廃止となる予定であります。当社は、非公開化後の新たな経営体制のもとで、収益構造の改善、DX・システム投資の推進、店舗収益性の向上及び人材の確保・育成を重点課題として取り組み、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 上記中期経営計画の取り下げの詳細は2026年6月19日公表の「中期経営計画の取下げに関するお知らせ」を、本公開買付けの詳細は同日公表の「MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」を、それぞれご参照ください。 (注)「マネジメント・バイアウト(MBO)」とは、公開買付者が公開買付けの対象者の役員との合意に基づき公開買付けを行うものであって公開買付けの対象者の役員と利益を共通にするものである取引をいいます。
事業等のリスク4,450字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態及び投資者等の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、これらは、当社グループの事業等に関するリスクをすべて網羅するものではないことにご留意ください。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年5月15日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)法的規制等について ①「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下、「薬機法」という。)」等による規制について 当社グループは「薬機法」で定義する医薬品等を販売するにあたり、その内容により、都道府県等の許可・登録・指定・免許及び届出を必要としており、医薬品販売業許可、薬局開設許可及び保険薬局指定等の許可を受けて営業しております。 2009年6月の改正薬事法施行に伴い、一般用医薬品がリスクの程度に応じて3つのグループに分類され、このうちリスクの程度が低い2つのグループについては、登録販売者の資格を有する者でも販売が可能となりました。さらに、2014年6月施行の改正薬事法による一般用医薬品のインターネット販売の解禁や、2021年8月施行の改正薬機法による一般用医薬品の販売時間規制の撤廃など、医薬品における異業種からの参入障壁が低くなっております。今後、このような販売自由化が進展した場合、その動向によっては、当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 さらに、食品の一部、たばこ、酒類等の販売についても、食品衛生法等それぞれ関係法令に基づき、所轄官公庁の許可・免許・登録等を必要としており、法令等の改正により当社グループの収益に影響を与える可能性があります。 ②出店に関する規制等について 当社グループは、ドラッグストア(及び調剤薬局)の多店舗展開を行っておりますが、売場面積が1,000㎡超となる新規出店及び既存店増床を行う場合、「大規模小売店舗立地法」の規定に基づき、当該店舗の周辺地域における生活環境保持のために、都道府県又は政令指定都市が主体となって一定の審査が行われます。 したがいまして、物件の確保や上記審査の進捗状況等によりましては、新規出店又は増床計画の変更・遅延により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2)医療制度の改革について 近年、各種の医療制度の改革が実施されており、今後も各種の医療制度改革の実施が予想されます。その動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)消費税等の負担増による個人消費について 当社グループは、医薬品や食料品を中心とした生活必需品の小売販売を主要事業としており、消費税率の引上げなどが実施され、個人消費が落ち込んだ場合、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)調剤報酬及び薬価基準の改定について 当社グループの調剤売上は、薬剤に係る収入と調剤技術に係る収入から成り立っております。 薬剤に係る収入は、健康保険法に定められた「薬価基準」という公定価格によっております。また、調剤技術に係る収入も、健康保険法に定められた調剤報酬の点数によっております。 改定される薬価基準や調剤報酬の点数等の変更内容によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)調剤薬の欠陥・調剤過誤等について 当社グループの調剤薬局におきましては、薬剤師の調剤に対する技術の向上、医薬品に対する知識の充実に積極的に取り組んでおります。また、調剤過誤を防止すべく交差鑑査体制及び服薬指導時における薬品名・用量確認など細心の注意を払って調剤業務を行っております。なお、万一に備え、調剤薬局全店舗において「薬剤師賠償責任保険」に加入しております。 しかしながら、調剤薬の欠陥・調剤過誤などにより訴訟を受けることになった場合、当社グループの社会的信用を損なうなどの理由により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)資格者の確保について ドラッグストア及び調剤薬局等医薬品を取り扱う店舗の運営には「薬剤師」「登録販売者」等の資格者の配置が義務付けられております。 したがいまして、これらの資格者の確保が充分にできない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)大規模災害、感染症等による影響について 地震・津波・水害・雪害等の大規模な自然災害や感染症の発生、事故等による交通の遮断が発生した場合には、店舗の休業、感染症拡大による個人消費への影響、交通網の遮断に伴う商品供給の遅延等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)商品の安全性について 近年消費者の安全・安心に対する要求が一層高まっております。お客さまの信頼を高めるため品質管理、商品管理体制を引き続き強化してまいりますが、今後、品質問題等により商品の生産、流通に支障が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)PB(プライベートブランド)商品について 当社グループでは、PB商品の開発・販売を行っております。商品開発にあたっては、品質の管理チェック、外装・パッケージ等の表示・表現の適正について、各種関連法規・安全性・責任問題等、多角的な視点から適正化を行っております。 しかしながら、当社グループのPB商品に起因する事件・事故等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)個人情報保護について 当社グループは、ポイントカードシステムの運用に伴う顧客情報、調剤業務に伴う患者情報を保有しており、これらの情報の中には顧客又は患者個人のプライバシーに関わるものが含まれております。また、社会保障・税番号制度(マイナンバー)について、従業員等に関する特定個人情報を入手しております。 これらの情報の取り扱いについては、社内管理体制を整備し万全を期しておりますが、コンピュータシステムのトラブルによる情報流出や犯罪行為などによる情報の漏洩があった場合、顧客個人への損害賠償の発生や、当社グループの社会的信用を損なうなどの理由により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)システム障害について 当社グループは、店舗の売上管理、商品の発注業務、従業員の勤怠管理及び給与計算、会計処理及び支払業務などを通信ネットワークやコンピュータシステムを使用しオペレーションを実施しております。運営上の安全性・効率性・拡張性等を考慮し、信頼性の高い通信業者や外部のデータ・センターに業務を委託するなどの対応を行っておりますが、想定外の自然災害や事故等により設備が甚大な損害を被った場合や、コンピューターウィルスの不正侵入又は担当者の過誤によるシステム障害が発生した場合には、店舗運営や管理業務に支障をきたす等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、連結子会社である株式会社リージョナルマーケティングでは、共通ポイントサービス・各種電子決済サービスを提供しており、システムの運営管理を信頼のおける外部の専門業者へ委託して万全の体制を整えておりますが、システム障害や不正アクセスが発生した場合には、サービス利用者の経済的損失、当社グループの信用低下等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)有利子負債及び金利動向の影響について 当社グループは、出店に際しては設備投資資金の大部分を借入金によって調達しており、主な借入金の調達先は地方銀行、都市銀行などの大手金融機関であり、取引関係は安定しております。 総資産に対する期末有利子負債の比率は33.7%(2026年5月期)となっており、今後の金利動向によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)天候による影響について 当社グループのドラッグストア店舗は、天候状況により消費者の購買行動の影響を受けやすい商品が多く、冷夏・暖冬等の天候不順は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)固定資産の減損処理について 店舗等で収益性が低下した場合、固定資産の減損会計の適用により対象となる資産又は資産グループに対して、固定資産の減損処理が必要となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)インバウンド需要について 反日感情の高まり、国際経済の低迷、感染症の流行等の海外情勢の変化や日本国内での大規模な自然災害等の発生は、訪日観光外国人の減少などインバウンド需要の減退に繋がり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)商品調達及びコストの上昇について 当社グループは、取扱い商品の大半を卸業者及び一部を製造メーカーより仕入れておりますが、中東情勢の緊迫化等を背景とした原材料等の価格変動や燃料価格等の上昇により仕入価格が上昇した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、一部のPB商品等については、海外の取引先から調達しており、為替変動等により仕入価格が上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、水道光熱費の上昇や賃上げに伴う人件費の上昇等により販売費及び一般管理費が増加し、これを価格転嫁又は経費削減により吸収できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)投資有価証券の評価について 当社グループは国内外の株式や債券等を保有しております。その運用については内部統制に基づく社内規程に従って行い、リスクの管理に努めておりますが、株式市況の低迷や投資先の経営状況の悪化・破綻などにより、保有する有価証券の評価額が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (18)競合の状況について 当社グループが主に事業を行うドラッグストア業界におきましては、各社の積極出店や品揃えの拡大により市場規模が拡大する一方で、M&Aによる業界再編・大型化(上位企業への集中)が進んでおります。上位企業と競合した際の仕入交渉力や人材獲得力の低下など、業界の垣根を越えた競争の激化は否めず、さらに既存企業間の出店競争、物価の上昇や実質賃金の減少による節約志向の高まり等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)特定地域への事業集中について 当社グループは、店舗の大半を北海道内に展開しております。北海道は、人口減少をはじめとした地域的課題が全国で最も顕著となっている課題先進地域であり、同地域における人口動態の変化、経済環境の悪化等は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,175字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年5月16日~2026年5月15日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復が見られました。一方で、物価上昇の継続による個人消費への影響に加え、中東情勢の影響、金融資本市場の変動や米国の通商政策をめぐる動向など、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループが主に事業を行うドラッグストア業界におきましては、各社の積極出店や品揃え拡大により市場規模が拡大する一方で、業界の垣根を越えた競争の激化や既存企業間の出店競争、M&Aによる寡占化のほか、物価の上昇や実質賃金の減少による節約志向の高まりなど、当社グループを取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループは2026年5月期から2028年5月期までを対象期間とする中期経営計画を策定いたしました。本計画では「地域で稼ぐ体制づくり」をテーマに掲げ、「荒利率の改善」「販管費の抑制」「資本効率の改善」「株主還元の強化」の4つを重点施策として推進してまいりました。 「荒利率の改善」としては、プライシング戦略のもと、当社ならではの低価格商品を取り揃えるとともに、毎日の暮らしを支える商品を中心に80品目の値下げを実施するなど、お客さまの生活に寄り添った価格設定により、選ばれる店舗づくりと来店動機の向上を図っております。同時に、市場価格との乖離のない適正価格を実現し、不必要な値下げを抑えることで収益性を高め、荒利率の改善に取り組んでおります。また、暮らしの「ここちよさ」と「北海道らしさ」を込めた新たなプライベートブランドをリリースし、お客さまが日常的に利用したくなる商品を提供することで、北海道らしさを活かした差別化を図っております。 「販管費の抑制」としては、人件費や資材価格の高騰などの影響を受けるなか、専門部署を設けて業務プロセス改革を進めるとともに、組織横断のDXに取り組み、業務効率化とコスト抑制を進めております。その一環として統合型コラボレーションツールを全社に導入し、これまで分散していた社内コミュニケーションや各種手続を集約しました。本ツールでは、現場の従業員が業務効率化に繋がる仕組みをツール上で構築・運用できる環境を整備しており、導入・開発コストを抑えながら継続的な業務改善サイクルを実現できる体制を構築しております。 「資本効率の改善」としては、事業資源の選択と集中を進めており、当期はドラッグストア店舗1店舗を新規出店するとともに、収益性の低い4店舗を閉店いたしました。また、成長分野では事業ポートフォリオの改善に向け、EC領域の強化を進め、「サツドラ公式オンラインストア」をリニューアルオープンいたしました。同ストアでは、当社の商品に加え、北海道各地の生産者・企業が手がける地元発の逸品も取り扱うことで、オンライン領域における顧客接点の拡大と新たな収益機会の創出を図っております。これらの取り組みを通じて、リアル店舗とECを連携させた相互送客等を進め、低資本でも高収益を実現できる新たな収益モデルの構築に取り組んでおります。 「株主還元の強化」としては、1株当たり年間10円を下限とし、将来的には連結配当性向30%を目指し、継続的な配当を実施する方針としております。さらに、コーポレートガバナンスの取組みとして、2025年6月4日の取締役会において取締役の個人別報酬等の決定方針を一部改定し、役員報酬制度を見直しております。経営陣が中長期的な企業価値向上にコミットできるよう、短期業績と中長期的な企業価値向上の両面を意識した報酬設計により、その実効性を高めております。なお、当社は2026年6月19日開催の取締役会において、MBOに伴う公開買付けへの賛同及び応募推奨を決議するとともに、2026年5月期の期末配当は行わないことを決定しております。 また、当社グループは地域との結びつきと持続可能な成長に向けた事業基盤を強みとしており、その象徴である北海道共通ポイントカード「EZOCA」の会員数は230万人を突破し、提携店も350社(1,100店舗)を超えるなど、EZOCA経済圏は拡大を続けております。さらに、2025年7月には、当社4例目となる自治体還元型ポイントカード「ひだかEZOCA」を導入し、買い物金額の一部を町に還元する仕組みにより、「官×民×地元商店街」が連携した持続可能なまちづくり支援の形に取り組んでおります。 以上の結果、売上高は1,005億71百万円(前年同期比 0.4%増、3億96百万円増)、営業利益は14億58百万円(同 12.9%減、2億16百万円減)、経常利益は13億51百万円(同 18.1%減、2億97百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億34百万円(同 43.4%減、3億33百万円減)となりました。 セグメント業績などの概要は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載しております。 <リテール事業> 主に北海道内でのドミナント化を目指したドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗のチェーン展開に加え、訪日外国人が多く訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗の運営を中心に行っております。また、調剤薬局においては、調剤専門薬局の運営に加え、ドラッグストアフォーマット店舗での調剤併設薬局も行っております。 さらに、「サツドラ公式アプリ」を活用したデジタルマーケティングの強化にも取り組んでおり、2022年1月にリリースした同アプリは、累計140万ダウンロードを突破し、日常のお買い物をより便利で楽しくするツールとして、来店頻度の向上や顧客接点の拡大に繋がっております。加えて、2025年10月からは、毎月のお買い物金額に応じてランクが決まる「会員ランクプログラム」を開始し、より継続的に利用いただける仕組みの提供を進めております。 当連結会計年度において、ドラッグストアフォーマットは、商品単価の上昇に加え、ビューティケアカテゴリーが伸長しました。一方で、物価上昇による実質賃金の低下や生活防衛意識の高まりに加えて、消費者の購買行動の多様化もあり、1人あたりの買上点数と客数が減少した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を下回りました。 インバウンドフォーマットにつきましては、中国からの渡航自粛要請の影響を受けたものの、インバウンド向けのキャンペーンや送客施策等により、台湾・東南アジア等からのインバウンド需要が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回りました。 調剤薬局につきましては、前期に開設した調剤併設薬局の増収効果に加え、医療DX推進体制整備加算の獲得等も寄与し、売上高は前年同期を上回りました。 以上の結果、リテール事業の売上高は984億88百万円(前年同期比 0.0%増、48百万円増)、セグメント利益は、賃金のベースアップ等による人件費の増加に加え、電気料金の上昇や、インバウンド向けキャンペーン等の販促強化のコストが増加した結果、11億21百万円(同 26.8%減、4億10百万円減)となりました。 店舗の出退店の状況につきましては、下表のとおりとなりました。 (出店状況) 店舗区分   フォーマット区分   2025年5月期末   増加   減少   2026年5月期末 ドラッグストア 店舗   ドラッグストアフォーマット (うち 調剤併設薬局)   180店舗(22店舗)   1店舗(-)   4店舗(-)   177店舗(22店舗) インバウンドフォーマット   10店舗   -   -   10店舗 調剤専門薬局店舗   調剤専門薬局   9店舗   -   -   9店舗 合計   199店舗   1店舗   4店舗   196店舗 <マーケティング事業> 主に北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業を行っております。「EZOCA」の会員数は、230万人を突破し、提携店も350社(1,100店舗)を超えるなど、EZOCA経済圏は成長を続けております。また、2025年9月に北海道に特化したスマホ決済サービス「EZO Pay」もリリースしております。決済サービス事業においては、国内キャッシュレス決済を中心に引き続き堅調に推移いたしました。 以上の結果、マーケティング事業の売上高は20億91百万円(前年同期比 7.0%増、1億36百万円増)、自社決済サービス「EZO Pay」の開発費用が影響した結果、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント利益45百万円、57百万円減)となりました。 <アセット事業> 主に不動産の取得、保有、売却及び管理等を行っております。当連結会計年度においては不動産売却案件を実施したことにより、売上高及び利益が増加いたしました。 以上の結果、アセット事業の売上高は2億4百万円(前年同期比 229.1%増、1億42百万円増)、セグメント利益は1億61百万円(同-%増、1億49百万円増)となりました。 (注)セグメント利益の増減率は1,000%以上となるため、「-」と記載しております。 <その他事業> ユーザー目線での課題解決を目指したPOSアプリケーションなどの開発・販売や当社既存事業とのシナジーや新規事業創出を目指すCVC事業などを行っております。 その他事業の売上高は1億99百万円(前年同期比 35.6%増、52百万円増)、セグメント利益は23百万円(同 59.0%増、8百万円増)となりました。 (仕入及び販売の状況) (1) 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年5月16日 至 2026年5月15日) 金額(百万円)   前期比(%) リテール事業   74,597   100.4 マーケティング事業   -   - アセット事業   -   - その他   -   - 合計   74,597   100.4 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年5月16日 至 2026年5月15日) 金額(百万円)   前期比(%) リテール事業   98,442   100.0 マーケティング事業   1,744   109.6 アセット事業   204   329.1 その他   179   141.1 合計   100,571   100.4 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.リテール事業における分類別売上高は次のとおりであります。 分類   売上高 (百万円)   前期比 (%) 商品   ヘルスケア       17,020   99.0 ビューティケア       18,905   103.3 ホームケア       18,753   100.7 フード       36,771   98.0 調剤       5,110   113.6 その他(注)       1,114   74.5 小計       97,675   100.0 不動産賃貸料等       766   102.3 合計       98,442   100.0 (注)顧客に付与するポイント相当額については、「収益認識に関する会計基準」等を適用し、純額で収益を認識しております。この純額により減少する売上高については、「その他」より控除しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表作成に際し、経営者は決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える様々な要因・仮定に対し、過去の実績等を勘案し合理的に判断して見積りを行っております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があり、個々の「重要な会計方針及び見積り」については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は211億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億47百万円減少いたしました。これは主に売掛金が1億89百万円、商品が2億32百万円、未収入金が2億44百万円増加したものの、現金及び預金が11億85百万円減少したことによるものであります。固定資産は240億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億92百万円減少いたしました。これは主に無形固定資産が4億77百万円増加したものの、有形固定資産が5億14百万円、敷金及び保証金が4億29百万円減少したことによるものであります。 この結果、総資産は451億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億40百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は194億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億86百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が2億円減少したものの、買掛金が2億60百万円、未払金が3億49百万円増加したことによるものであります。固定負債は155億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億23百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が16億72百万円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は349億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億37百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は102億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億96百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が剰余金の配当により1億37百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益により4億34百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は22.4%(前連結会計年度末は21.2%)となりました。 ロ.経営成績 経営成績の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ハ.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ニ.資本の財源及び資金の流動性 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、14億83百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の獲得額は23億18百万円(前年同期は25億98百万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費15億35百万円、減損損失4億53百万円、仕入債務の増加額2億60百万円などの増加要因と、棚卸資産の増加額2億33百万円などの減少要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の支出額は11億39百万円(前年同期は16億69百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入10億34百万円などの増加要因と、有形固定資産の取得による支出18億44百万円、無形固定資産の取得による支出8億15百万円などの減少要因によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の支出額は23億66百万円(前年同期は9億35百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の減少額2億円、長期借入金の返済による支出17億32百万円、配当金の支払額1億37百万円などの減少要因によるものであります。 b.資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、店舗で販売するための商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に自社店舗の建設費用及び店舗賃貸借契約に基づく差入保証金、敷金並びにソフトウェア投資などであります。 c.資金の流動性 運転資金につきましては、自己資金を基本としており、設備投資資金につきましては、銀行借入によっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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