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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダイイチ

DAIICHI CO.,LTD.7643 · Standard · 小売業

食料品主体のスーパーマーケットを26店舗展開。店舗内テナントやショッピングセンター敷地内の賃貸も手掛ける。

概要

ダイイチは、北海道帯広市に本社を置く食品スーパーマーケットチェーンである。1958年に「株式会社帯広フードセンター」として創業し、現在は26店舗を展開。2025年9月期の売上高は585億70百万円、従業員数437名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、イトーヨーカ堂と業務・資本提携関係にある。

生鮮食料品を核としたスーパーマーケット事業

ダイイチは、食料品を主体とするスーパーマーケット26店舗と、店舗内テナントやショッピングセンター敷地内の賃貸といった付帯業務を展開する。商品部門は青果・水産・精肉・惣菜など生鮮品を中心に構成され、売上総利益率は25.3%(2025年9月期)。経営方針では「お客様の普段の食生活のお役に立つ」を掲げ、品質・鮮度の向上と品揃え強化を重点目標とする。

帯広・旭川・札幌の3ブロックによるドミナント戦略

店舗は北海道内の3地域に集中する。2025年9月期の地域別売上高は、帯広ブロック227億36百万円(9.2%増)、旭川ブロック142億66百万円(0.1%増)、札幌ブロック215億65百万円(28.7%増)。札幌地区への進出は2004年の八軒店が最初で、以降出店を加速。2025年9月期にはアリオ札幌店を開店し、札幌地区200億円体制を実現した。ドミナント戦略に基づき、既存市場でのシェア向上を図る。

成長を支える財務基盤と株主還元

売上高は2012年9月期の316億円から2025年9月期の586億円へと拡大。当期純利益は同期間で4億円から9億79百万円へ増加したが、2025年9月期は出店費用や人件費増加で減益となった。自己資本比率は明示されていないが、株価純資産倍率(PBR)1倍以上を目標に、増配や株主優待の拡充に取り組む。2026年9月期は売上高615億円、営業利益16億80百万円の予想。

イトーヨーカ堂との業務・資本提携とグループ構造

2013年7月、ダイイチは株式会社イトーヨーカ堂と業務・資本提携を締結。第三者割当増資によりイトーヨーカ堂をその他の関係会社とした。この提携により、セブンプレミアム商品の販売やイトーヨーカ堂店舗の食品部門継承(帯広店、アリオ札幌店)が実現した。また、2009年には子会社株式会社オーケーを完全子会社化し、2016年に吸収合併している。

業界の中での役割は地域密着型スーパーマーケットチェーンにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
586億円
営業利益
13億円
営業利益率
2.2%
純利益
10億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売(スーパーマーケット)主力

食料品を中心に取り扱うスーパーマーケット26店舗を運営する。生鮮食品から日配品、一般食品まで幅広く品揃えし、地域住民の日常の買い物需要に応えている。

主な製品・サービス1
スーパーマーケット
食料品を主体に、日用品や衣料品なども取り扱う総合小売店舗。地域の生活インフラとして機能している。

02不動産賃貸準主力

スーパーマーケットの店舗内テナントやショッピングセンター敷地内の一部を賃貸し、テナント誘致による集客力向上と安定的な収益源を確保している。

主な製品・サービス2
店舗内テナント
スーパーマーケットの店舗内に専門店やサービス店を誘致し、賃貸する。
ショッピングセンター敷地内賃貸
ショッピングセンターの敷地内の一部をテナントに賃貸する。

製品と技術

生鮮品とプライベートブランドで強化する商品戦略

ダイイチは青果・水産・精肉・惣菜の生鮮4部門を核とする。商品戦略では「コア商品の開発とベーシック商品の充実」を掲げ、プライベートブランド商品を中心とした戦略商品を導入。特にセブンプレミアム商品は2025年9月期に売上高前期比120%を達成した。また、米価高騰時には政府備蓄米の取り扱いを決定し完売。お客様の節約志向に対応し「即食商品」の拡充や適正量目・適正価格の追求を進めている。

EOS・POS・EDIで支えるサプライチェーンと販売分析

1987年に補充発注システム(EOS)を稼働、1996年に全店へPOSシステムを導入し、販売データの収集体制を構築。2004年1月には販売分析システムを稼働させ、需要予測や品揃え最適化に活用。2009年10月にはEDI(電子データ交換)システムを導入し、取引先とのデータ連携を効率化。物流面では1966年に帯広配送センター、1994年に旭川配送センターを開設し、北海道内の店舗への安定供給を支える。

移動スーパー「とくし丸」で買い物困難者に対応

2025年9月時点で20台の移動スーパー車両を運用し、買い物不便地域に商品を届ける「とくし丸」事業を展開。千歳市で20台目が稼働を開始し、今後も増車を検討中。同事業は高齢化や交通弱者のニーズに応えるもので、地域の自治体と連携しながらサービスエリアを拡大している。2025年9月期の売上高への直接的な影響は不明だが、社会貢献と顧客接点の拡大に寄与している。

電子マネー「フレカプラス」とデジタル施策

2016年8月に電子マネー「フレカプラス」を導入し、キャッシュレス決済に対応。顧客の利便性向上とともに、購買データの蓄積にも活用されている。また、2013年のイトーヨーカ堂との提携以降、セブンプレミアム商品の販売やイトーヨーカ堂店舗の食品部門継承など、提携先のブランドやシステムも取り入れている。デジタル面ではPOSデータや販売分析システムを用いた精緻な在庫管理と発注を実現している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

北海道食品スーパー、地盤固める

ダイイチは北海道地盤の食品スーパーマーケットを運営する小売企業。売上高は2023年9月期480億円から2025年9月期586億円へ増加しているが、営業利益率は3.67%から2.22%に低下。同業の光フードサービスやトライアルHDと比べて事業規模は小さく、地域密着型の強みがある。北海道内でのシェア拡大に注力しているが、人口減少や大手チェーンとの競合が課題。まんだらけなどの他業態とは直接競合しない。ネット通販の波に対応しきれず、既存店舗の売上維持に苦労している。

強み

  • 北海道内に特化し、地域住民のニーズに合わせた品揃え。
  • 地元産品の取り扱いに強み、差別化とコスト抑制。
  • 食品スーパーとして、日常の買い物需要で安定した客数。
  • 北海道内で出店を続け、シェアを拡大中。

課題

  • 営業利益率が低下傾向、競争激化で採算悪化。
  • 北海道の人口減少が続き、市場縮小リスクがある。
  • イオンなどの大手進出で競争が激化している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がダイイチ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19990サックスバー ホールディングス226億円11.5倍
29979大庄222億円26.5倍
39994やまや222億円10.7倍
47119ハルメクホールディングス204億円19.7倍
53558ジェイドグループ204億円11.7倍
67643ダイイチ200億円17.8倍
77621うかい195億円66.0倍
8428Aサイプレス・ホールディングス194億円41.7倍
93068WDI192億円80.6倍
103361トーエル189億円10.5倍
117562安楽亭178億円20.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

帯広で創業し旭川へ拡大した1958〜1970年代

1958年7月、生鮮食料品小売業を目的に「株式会社帯広フードセンター」を資本金1,000万円で設立。同年9月、帯広市に第一号店「本店」を出店しチェーン展開を開始した。旭川市への出店を機に1963年11月、商号を「株式会社第一スーパー」に変更。1966年11月には帯広配送センターを開設し物流基盤を整備。1970年に帯広市に東店、1977年に旭川市に末広店を出店し、店舗網を広げた。

システム導入とCI刷新による近代化(1980〜1990年代)

1984年12月本社を帯広市東5条南11丁目に移転。1986年4月には惣菜センターを開設し、加工能力を強化した。1987年9月、補充発注システム(EOS)を稼働し受発注業務を合理化。1991年11月、CI(コーポレート・アイデンティティ)を導入し商号を「株式会社ダイイチ」に変更。1994年10月にはAJS(オール日本スーパーマーケット協会)に加盟。1996年11月、全店舗にPOSシステムを導入完了した。

株式公開と資本市場への参加(2000〜2013年)

2000年4月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場(店頭登録取消)。2010年4月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。2012年3月には札幌証券取引所にも上場。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東証JASDAQ(スタンダード)に上場し、同時にイトーヨーカ堂との業務・資本提携を締結した。

札幌進出とドミナント地区の多極化(2004〜2020年)

2004年7月、札幌市に八軒店を出店し札幌地区に進出。以降、白石神社前店(2008年)、発寒中央駅前店(2011年)など出店を続け、2013年11月には音更店と清田店を同時開店。2015年4月には恵庭市に恵み野店を出店。2016年8月には電子マネー「フレカプラス」を導入。2021年11月に札幌市平岸店を開店し、北海道内3ブロック体制を確立した。

子会社吸収とイトーヨーカ堂との連携強化(2009〜2025年)

2009年2月、株式会社オーケーの全株式を取得し完全子会社化。2016年10月にはオーケーを吸収合併した。2013年のイトーヨーカ堂との提携後、両社の協業が進展。2024年9月にはイトーヨーカ堂帯広店の食品販売部門を継承し稲田店を開店。2025年3月にはアリオ札幌店の食品部門を継承したアリオ札幌店を開店。2025年9月期末時点で店舗数は26店となった。

中期経営計画と社会貢献への新たな取り組み(2023年以降)

2023年11月に札幌すすきの店、2024年11月に千歳店(ラピダス進出地域)、2025年3月にアリオ札幌店を出店し、中期経営計画の出店目標3店を2年目で達成。移動スーパー「とくし丸」は2025年9月に20台目を千歳市で稼働。再生可能エネルギー事業として北海道電力等とオフサイトPPA契約を締結。災害時協定を千歳市・音更町・幕別町と締結。2025年10月にはフードドライブを開始した。

年表46件を開く

1950年代

  • 1958年7月創業生鮮食料品の小売業を目的として、北海道帯広市西1条南10丁目14番地に『株式会社帯広フードセンター』を設立(資本金10,000千円)
  • 1958年9月帯広市に第一号店の「本店」を出店し、チェーン展開を開始

1960年代

  • 1963年11月商号変更旭川市に出店のため、商号を『株式会社帯広フードセンター』から『株式会社第一スーパー』に変更
  • 1966年11月帯広市に物流拠点として「帯広配送センター」を開設
  • 1966年12月北海道帯広市西5条南19丁目7番地に本社を移転

1970年代

  • 1970年10月帯広市に「東店」を出店
  • 1977年5月旭川市に「末広店」を出店

1980年代

  • 1984年12月北海道帯広市東5条南11丁目6番地に本社を移転
  • 1986年4月帯広市に「惣菜センター」を開設
  • 1987年9月受発注業務合理化のため補充発注システム(EOS)の稼働を開始

1990年代

  • 1991年11月商号変更CIを導入し、商号を『株式会社第一スーパー』から『株式会社ダイイチ』に変更
  • 1994年2月旭川市に物流拠点として「旭川配送センター」を開設
  • 1994年10月AJS(オール日本スーパーマーケット協会)に加盟
  • 1996年8月河西郡芽室町に「めむろ店」を出店
  • 1996年11月全店舗に販売時点管理システム(POSシステム)を導入完了
  • 1998年4月帯広市に「白樺店」を出店
  • 1999年4月帯広市に「みなみ野店」を出店

2000年代

  • 2000年4月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2000年7月旭川市に「東旭川店」を出店
  • 2002年3月中川郡幕別町に「札内店」を出店
  • 2003年7月旭川市に「旭町店」を出店
  • 2004年1月販売分析システムの稼働を開始
  • 2004年7月札幌市に進出。「八軒店」を出店
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年3月旭川市に「二条通店」を出店
  • 2008年7月札幌市に「白石神社前店」を出店
  • 2008年9月北海道帯広市西20条南1丁目14番地47(現在地)に本社を移転
  • 2009年2月M&A株式会社オーケーの全株式を取得し、完全子会社化
  • 2009年10月EDI(電子データ交換)システムを導入

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場
  • 2010年6月帯広市に「自衛隊前店」を出店
  • 2010年7月旭川市に「花咲店」を出店
  • 2011年12月札幌市に「発寒中央駅前店」を出店
  • 2012年3月上場証券会員制法人札幌証券取引所に株式を上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2013年7月株式会社イトーヨーカ堂と業務・資本提携を締結し、その後株式会社イトーヨーカ堂に対する第三者割当増資を実施(現:その他の関係会社)
  • 2013年11月河東郡音更町に「音更店」を出店 札幌市に「清田店」を出店
  • 2015年4月恵庭市に「恵み野店」を出店
  • 2016年8月電子マネー「フレカプラス」を導入
  • 2016年10月M&A連結子会社株式会社オーケーを吸収合併

2020年代

  • 2021年11月札幌市に「平岸店」を出店
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年11月札幌市に「すすきの店」を出店
  • 2024年9月帯広市に「稲田店」を出店(株式会社イトーヨーカ堂帯広店の食品販売部門を継承)
  • 2024年11月千歳市に「千歳店」を出店
  • 2025年3月札幌市に「アリオ札幌店」を出店(株式会社イトーヨーカ堂アリオ札幌店の食品販売部門を継承)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年9月期まで615億円
  • 営業利益2026年9月期まで16億80百万円
  • 経常利益2026年9月期まで16億30百万円
  • 当期純利益2026年9月期まで12億円
  • 総資産経常利益率(ROA)10%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ドミナント戦略の推進

    帯広・旭川・札幌地区で売上高シェア向上を目指し、新規出店とスクラップ&ビルドを進める。特に旭川地区を優先し、新規出店を検討する。

  2. 02

    店舗の大型化・標準化

    店舗開発基準を確立し、競争力強化、快適な買い物空間の提供、ローコストオペレーションによる人時生産性向上を図る。

  3. 03

    商品戦略の強化

    お客様視点の品揃え、コア商品開発、ベーシック商品充実、プライベート商品を中心とした戦略商品導入を進める。

  4. 04

    人財育成と教育投資

    社外セミナー参加、社内勉強会充実、専門講師による技術者指導など教育投資を充実し、社員一人ひとりの能力開発を推進する。

  5. 05

    中期経営計画の重点項目

    2026年9月期最終年度に向け、新店体質強化、既存店活性化・商品力強化、新規出店推進、ガバナンス強化、コンプライアンス徹底、食を通じた社会貢献に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で437人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は11.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月285
2017年9月283
2018年9月301
2019年9月47036.012.9311
2020年9月47436.213.0319
2021年9月48035.812.4338
2022年9月49835.712.4347
2023年9月49936.112.1380
2024年9月51737.912.1410463
2025年9月54438.111.4437297

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗計133億円
八軒店(北海道札幌市西区)他6店舗5,156百万円
西店(北海道旭川市)他6店舗2,315百万円
東店(北海道帯広市)他5店舗2,295百万円
音更店(北海道河東郡音更町)他1店舗1,698百万円
千歳店 — 北海道千歳市1,430百万円
めむろ店 — 北海道河西郡芽室町302百万円
本社・本部他 — 北海道帯広市他146百万円
惣菜センター — 北海道帯広市136百万円
賃貸物件98百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社イトーヨーカ堂
    東京都 千代田区
    議決権30.6%
  • 国内
    株式会社ヨーク・ホールディングス 株式会社BCJ-95
    東京都 品川区(注) · その他の関係会社
    議決権30.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は586億円営業利益13億円前期と比べると増収減益で、売上が+13.1%、利益が-31.6%。

売上高
+13.1%
586億円
営業利益
-31.6%
13億円
純利益
-28.6%
10億円
営業利益率
2.2%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高615億円586億円
営業利益17億円13億円
純利益12億円10億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は152億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+27.7%、営業利益は−40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q11432.62
2023年3Q11954.23
2023年4Q1202
2024年1Q13475.25
2024年2Q12654.03
2024年4Q25872.76
2025年2Q28682.86
2025年4Q30051.74
2026年2Q312103.27
2026年3Q15232.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は316億円から586億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は13期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
証券会員制法人札幌証券取引所に株式を上場
2012年9月31674
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年9月32495
2014年9月345106
2015年9月366117
連結子会社株式会社オーケーを吸収合併
2016年9月383139
2017年9月3901418
2018年9月403138
2019年9月405148
2020年9月4261912
2021年9月4402013
2022年9月4661912
2023年9月4801812
2024年9月51819203.714
2025年9月58613132.210

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高586億円のうち、営業利益として残るのは13億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.7%438億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.1%141億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
25.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
5.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが17億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は70億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月10−3−876
2013年9月12−85414
2014年9月14−3−121113
2015年9月14−4−101014
2016年9月19−1−71825
2017年9月140−81431
2018年9月18−10−10829
2019年9月17−3−81435
2020年9月24−3−72150
2021年9月20−15−4551
2022年9月20−3−61762
2023年9月20−2−61872
2024年9月23−14−8973
2025年9月17−10−10770

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は273億円。このうち返さなくてよい自己資本が172億円で、自己資本比率は63.0%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月145559037.8
2013年9月157768148.0
2014年9月160817950.6
2015年9月167878052.3
2016年9月173957854.8
2017年9月1751037258.7
2018年9月1801116961.4
2019年9月1851176863.4
2020年9月1981287064.6
2021年9月2121397365.4
2022年9月2231487566.6
2023年9月2351597667.5
2024年9月2621689464.3
2025年9月27317210163.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
76億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
142億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
13億円
在庫として抱えている分
負債合計
101億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中62位あたり、逆に低いのは営業利益率322社中223位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
13.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,746で、1年前と比べて-2.5%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥1,746+0.5%1ヶ月+2.3%1年-2.5%時価総額200億円
過去52週の値幅
安値¥1,562高値¥1,898

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.8倍
PER (会社予想)16.3倍
PBR2.11倍
配当利回り2.29%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に1747円と、7月6日1725円から約1.3%上昇。52週高値1898円からは乖離が残るが、25日線1714円を1.9%上回り、75日線1698円も上回る。直近では8月12日に1740円と上昇基調、出来高は千株台と低調。RSI74.7と買われ過ぎ圏だが、上昇トレンドは継続。年初来は-0.2%と横ばいで、需給が細い状況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは17.77倍で業界平均40.12倍を大幅に下回り、PBRも2.11倍と平均2.94倍を下回る。ROEは5.8%で収益性は平均的だが、配当利回り2.29%は平均12.73%を大きく下回る。直近の売上高は増加傾向にあるが、利益率は低下しており、割安感はあるものの収益性の改善が課題。配当性向は41.4%で安定しており、株主還元は堅調。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.8倍39.6倍
PER (予想)16.3倍
PBR2.11倍2.44倍
ROE5.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

食品スーパー業界は、人口減少や競争激化で収益性が低下している。強気派は、道内での地盤と高いシェアを評価し、プライベートブランドや生鮮強化で差別化できるとみる。一方、弱気派は、競合の進出や値引き競争が続き、直近の営業利益率低下を問題視する。原材料費高騰や値上げの浸透度も焦点。

プラスに働く材料7
  • 道内トップクラスのシェア

    北海道で多くの店舗を展開し、地域に定着している。

  • PB商品の拡充

    自社ブランドで高い粗利率を確保しやすい。

  • 高ROEとPBR

    ROEは5.8% PBRは2.11倍で市場評価は良好。

  • 予想PER16.4倍と来期増益期待決算発表後影響

    実績PER17.77倍に対し予想16.4倍、純利益回復見込み

  • 売上高586億円と3期連続増収通年影響

    売上高480→518→586億円と拡大基調

  • 配当利回り2.29%の下支え継続影響

    株価1747円で配当利回り2.29%

  • 株価1年で15.6%下落し反発余地不定影響

    直近1年-15.6%と売られ過ぎ感

マイナスに働く材料7
  • 人口減少の影響

    北海道の人口減で市場縮小が避けられない。

  • 利益率が低下

    営業利益率は直近で2.22%と前期より低下。

  • 競合の出店攻勢

    全国チェーンとの競争で売上が伸び悩む。

  • 営業利益19→13億円と3割減通年影響

    営業利益が前期19億円から13億円へ減少

  • 営業利益率3.67%→2.22%に悪化通年影響

    売上高が伸びる中、利益率は1.45pt低下

  • 純利益14→10億円と減少通年影響

    純利益が14億円から10億円へ約29%減

  • PBR2.11倍とROE5.8%の割高不定影響

    PER17.77倍・PBR2.11倍に対しROE5.8%と低い

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗ごとの競争力と客数の動向を測る。
生鮮食品の粗利益率
主要部門の収益力を示す。
プライベートブランド構成比
差別化と利益率改善の進捗を見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは2.29%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.29%
いまの株価に対して
配当性向
41.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月913.7
2017年9月1011.16.3
2018年9月1110.015.7
2019年9月1318.218.7
2020年9月1623.115.2
2021年9月1918.816.9
2022年9月205.319.6
2023年9月2525.023.1
2024年9月3020.024.0
2025年9月3620.041.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ7,827人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.0%を占め、残る47.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他43.542.742.143.942.342.9
事業法人42.041.942.341.841.541.4
金融機関9.29.49.49.410.511.6
外国法人5.26.06.24.55.64.0
自己株式0.10.10.10.11.11.8
証券会社0.10.00.10.40.00.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社イトーヨーカ堂30.00
02ダイイチ取引先持株会4.15
03野村信託銀行株式会社(投信口)3.20
04若園 清2.40
05STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.37
06株式会社北陸銀行1.69
07株式会社北洋銀行1.63
08横山 清1.43
09国分北海道株式会社1.43
10小西 典子1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.22%
    -0.43pt
  • 2026-06-11
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.10%
    -1.12pt
  • 2026-06-10
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.18%
    -1.03pt
  • 2026-06-10
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.65%
    -0.94pt
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.21%
    +1.04pt
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.59%
    +0.57pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−10%、1株純資産は14期で+12%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月961,3687.27.024.4
2013年9月1261,3228.17.721.3
2014年9月557088.08.816.1
2015年9月637648.58.514.6
2016年9月758299.46.813.7
2017年9月16090119.44.26.3
2018年9月709697.510.215.7
2019年9月701,0277.09.918.7
2020年9月1051,1199.87.815.2
2021年9月1131,2159.67.816.9
2022年9月1021,2988.17.919.6
2023年9月1081,3878.07.923.1
2024年9月1251,4908.710.624.0
2025年9月871,5335.819.041.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/9期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
若園清代表取締役社長兼営業本部長73274,000
西崎進常務取締役管理本部長62
吉田直久常務取締役販売本部長兼 札幌ブロック長613,000
忠石信之取締役開発企画本部長兼 BCP・災害対策推進室長614,000
北村攻取締役販売本部副本部長兼 帯広ブロック長538,000
宮川明取締役71
井雲康晴取締役781,000
祖母井里重子取締役661,000
林美香子取締役73
長尾悦治常勤監査役685,000
東城敬貴監査役639,000
笹井宏一監査役4714,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5972011723
社外取締役622224
監査役1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容204字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、食料品主体のスーパーマーケット26店舗及び付帯業務を展開しております。主な付帯業務は、スーパーマーケットの店舗内のテナント及びショッピングセンター敷地内の一部の賃貸であります。 事業系統図は次の通りであります。 注1:株式会社BCJ-95及び株式会社ヨーク・ホールディングス、株式会社イトーヨーカ堂は、「その他の関係会社」です。詳細は、後記4 関係会社の状況 をご参照ください。
経営方針・対処すべき課題2,029字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「消費者の毎日の食生活を豊かにするためのお手伝いをする」という、スーパーマーケットの社会的役割の実現を経営の基本としております。「お客様の普段の食生活のお役に立つ」をキーワードに商品の品質・鮮度の向上、品揃えの強化、接客サービスの向上等を重点目標とし、お客様の暮らしに欠かすことのできない店作りを通じて、売上の拡大と利益の追求を図ってまいりました。 今後におきましても、お客様をはじめ株主様等のステークホルダー(利害関係者)との良好な関係を維持するとともに、地域社会への更なる貢献に努めてまいります。 (2)経営戦略等 当社の経営戦略等は、下記の通りであります。 ① 成長戦略・出店戦略について 成長戦略につきましては、ドミナント戦略を基本方針とし、帯広・旭川・札幌各地区の売上高シェアの向上を図るため、新規出店並びにスクラップ&ビルドを進めております。 なお、新規出店に関しましては、第70期から第71期にかけて、帯広地区で1カ店、札幌地区で3カ店をオープンし、当面の経営目標でありました札幌地区200億円体制を実現することができました。今後は、新規出店が進んでいない旭川地区を優先して新規出店を検討してまいります。 出店戦略としましては、店舗開発基準の確立による同業他社との競争力の確保、快適な買い物空間の提供による顧客満足の実現、ローコストオペレーションの実現による人時生産性の向上等を図るため、店舗の大型化・標準化を推進しております。 ② 商品戦略について 商品につきましては、お客様の立場に立った商品作りと品揃えの徹底、コア商品の開発とベーシック商品の充実、プライベート商品を中心として戦略商品の導入を図っております。 ③ 人事戦略について 人事戦略につきましては、人財の育成が企業成長の源泉と考えております。社外セミナーへの積極的な参加はもとより、社内勉強会の充実、専門講師による技術者指導等、教育投資の充実を図り、社員一人一人の能力開発の推進に努めております。 (3)経営環境 今後の国内経済の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策効果により、緩やかな回復基調が続くと期待される一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや、物価上昇の継続による消費者マインドの低下、金融資本市場の変動等の影響等により、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。 スーパーマーケット業界におきましては、物価の高止まりにより、お客様の「節約志向」、「買い控え傾向」がより強まることが見込まれる中、企業間の競争が業種・業態を越えて更に激化することに加え、人件費や水道光熱費等の各種経費の更なる増加が見込まれる等、厳しい経営環境が今後も継続していくことが予想されています。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 厳しい経営環境が続くと予想される中、当社は、社是である「お客様の普段の食生活のお役に立つ」の精神に立ち返り、『普段の食生活を通じて、地域を笑顔に』を基本方針とする中期経営計画に基づき、最終年度である2026年9月期に関しては、①直近出店店舗の体質強化、②競合店対策・既存店活性化、商品力・商品化技術強化、③新規出店計画推進、④ガバナンス体制強化(人財確保・育成強化、ジェンダーレス推進、店舗収益性の改善、業務改善推進、災害対策強化)、⑤コンプライアンスの徹底、⑥食を通じた社会貢献推進、を重点項目とし、取り組んでまいります。 また、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、株価純資産倍率(PBR)1倍以上を目途に、増配や株主優待の拡充などの総合的な株主還元の強化にも努めてまいります。 なお、2026年9月期通期の業績予想につきましては、2025年9月期までにオープンした新店の本格稼働等により、売上高は615億円(前期比5.0%増)、営業利益は16億80百万円(前期比28.4%増)、経常利益16億30百万円(前期比26.6%増)、当期純利益は12億円(前期比22.5%増)の増収増益を見込んでおります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、総資産経常利益率(ROA)の向上を経営の目標としております。当面の目標として10%超を掲げ、総資産回転率と経常利益率の改善に努めてまいりました。 また、中期経営計画におけるKPIとして、売上高、当期純利益、来店客数などの経営指標を掲げているほか、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、株価純資産倍率(PBR)を経営指標に、総合的な株主還元の強化にも努めております。
事業等のリスク2,358字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。また、リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、発生の予見及び先行きを正確に見通すことが困難なため、記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)競合等の影響について 当社は、帯広市を中心に10店舗、旭川市に7店舗、札幌市を中心に9店舗の合計26店舗の食料品の販売を中心としたスーパーマーケットを展開しております。 道内スーパーマーケット業界は、既存競合先の低価格ビジネスモデルへの転換や新たな道外資本の道内進出等により、同業他社との競争が一層激化していることに加え、他業態の進出もあり、競合は激しさを増しております。 当社の営業基盤においても、他社の新規出店や業態転換が続いており、このような競合激化が、一時的に、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、競合店分析の徹底と当社の強みを活かした店舗競争力の一層の強化等により、当該リスクに対応しております。 (2)食品の安全性について 当社は、お客様に安全な食品を提供するため、基準書に基づいて衛生管理、鮮度管理等を行っておりますが、将来において食中毒の発生する可能性は否定できません。また、BSE問題、高病原性鳥インフルエンザの発生や残留農薬問題等、予期せぬ事態が発生した場合には、一時的に当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、食品の安全性に細心の注意を払うとともに、お客様に正確な情報を速やかに提供することで、当該リスクに対応しております。 (3)品質表示基準に関する法的規制について 当社は、「食品表示法」「景品表示法」等の順守に加え、管理責任者による自主点検を行い、適切な品質表示に努めておりますが、万一、販売する商品に問題が生じた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、食品表示・衛生管理担当者を設置し、定期的に食品表示調査を実施する等により、当該リスクに対応しております。 (4)災害等の発生による影響について 当社は、北海道内において店舗又は事務所、惣菜センター、配送センター等の施設を保有しており、これらの施設が、大規模自然災害や感染症、犯罪等の発生による被害を蒙る可能性があり、その被害の程度によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、大規模災害対策マニュアル等を整備し、防災訓練の定期的実施や防災用品の備蓄等の対策を講じております。 (5)人財の確保について 当社において更なる成長を実現するためには、優秀な人財の確保及び育成が重要な課題となります。当社では社員の配置転換、新卒及び中途採用の強化、パートタイマーの確保や外国人技能実習生の受け入れ等、人財の確保に注力しておりますが、今後、人財確保が予定通り進まない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、新卒の通年採用の実施、中途採用とパートナー社員の採用強化、雇用環境の改善に努める等により、当該リスクに対応しております。 (6)出店に関する法的規制について 当社店舗の新規出店及び既存店増床に際しては「大規模小売店舗立地法」の規制対象となっております。店舗面積1,000㎡を超える店舗の出店及び増床については、都道府県又は政令指定都市に届出が義務付けられております。届出後、交通安全対策、騒音対策、廃棄物処理等について、地元住民の意見を踏まえて審査が進められます。 従って、審査の状況及び規制の変更等により計画通りの出店ができない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、正確な情報の収集と関係機関への詳細な説明等により、計画通りの出店に努めております。 (7)個人情報の保護について 個人情報の保護については、個人情報に関する規程の整備や従業員教育により、その保護の徹底を図っておりますが、万一、個人情報が流出した場合には、社会的信用が低下し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、個人情報の適正な管理のために、社内規程に基づき、情報のセキュリティ対策等を行っております。 (8)減損会計の適用について 当社は、小売店舗を展開しておりますが、事業環境の変化等により各店舗の収益性が低下した場合、減損会計の適用に伴う損失が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、既存店の改装とスクラップ&ビルドの推進により減損損失が発生しないよう損益管理を徹底し、対策を講じております。 (9)重要なITシステムの停止等について 当社は、取引先への発注、お客様への販売、経理処理、雇用管理等の事業活動において、多数のITシステムを利用しております。 当社では、ITシステムの安定稼働を妨げる様々な脅威から保護するため、ファイヤーウォールの設置、バックアップの実施、ウィルス対策、システム室への入退室管理等の技術的、物理的対策に加え、ITセキュリティ教育の実施等の人的対策にも取り組んでおります。 しかしながら、近年のサイバー攻撃の高度化・巧妙化等、想定を超える事態により、重要なITシステムが停止又は誤作動する等、事業活動の一部又は全部の停止等を余儀なくされた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、サイバー攻撃の手口等の脅威に関する情報収集に努めながら、今後も対策の強化に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,561字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における国内及び北海道経済に関しましては、雇用・所得環境の改善に伴い、景気は緩やかな回復傾向が続きました。個人消費に関しましても、物価高の影響により一部足踏みが見られたものの、緩やかな改善が続きました。 スーパーマーケット業界におきましては、食料品価格が、原材料費の上昇に加え、異常気象による作育不良等により高騰が続いたため、お客様の生活防衛意識が一層高まり、「節約志向」、「買い控え傾向」がより顕著になりました。加えて、人件費や各種経費の増加、新たな競合先の道内進出や既存競合先の低価格ビジネスモデルへの転換等、競争も更に激化し、当社を取り巻く経営環境は厳しさを増しました。 このような状況の下、当社は、社是である「お客様の普段の食生活のお役に立つ」の精神に立ち返り、『普段の食生活を通じて、地域を笑顔に』を基本方針とする中期経営計画に基づき、2年目である当事業年度に関しては、①コンプライアンスの徹底、②出店戦略推進、③競合店対策、既存店の活性化、商品力・商品化技術強化、④ガバナンス体制強化(業務改善、組織の活性化、人財確保と教育の実践)、⑤社会貢献の5つを重点実施事項とし、取り組みました。 当事業年度における主な取り組みの成果といたしましては、「②出店戦略推進」への取り組みとして、2024年11月8日にはラピダス進出に伴い大きな発展が期待されている千歳市に「千歳店」をオープン、2025年3月21日には株式会社イトーヨーカ堂のアリオ札幌店の食品販売部門を継承した店舗をオープンする等、現中期経営計画中の出店は計4カ店となり、中期経営計画で掲げた3カ店の目標を2年目で上回ることができました。この2カ店の出店により、当社の店舗数は2025年9月末時点で26カ店となりました。なお、アリオ札幌店につきましては、月間の売上高で全店1位を争う基幹店の一つとなっているほか、2024年9月にオープンした稲田店に関しましても、入居している商業施設が2025年7月に全館での営業を開始した相乗効果で売上高が大きく伸長しました。 「③競合店対策、既存店の活性化、商品力・商品化技術強化」への取り組みとして、お客様の立場に立った商品作りと品揃えの徹底を基本方針に、お客様の「節約志向」や「簡単・便利ニーズ」にお応えするため、「即食商品」の拡充、「適正量目」、「適正価格」の一層の追求、高品質でお買い得価格の「セブンプレミアム商品」の拡販(売上高で前期比120%)に努めたほか、米価高騰を踏まえた取り組みとして、随意契約による政府備蓄米の取り扱いを決定し、販売期限を待たずに完売することができました。 「⑤社会貢献」への取り組みとしては、地域の小学校等の職場体験学習を積極的に受け入れたほか、帯広農業高校の生徒が育成した花卉の販売イベントや、地域と連携したイベントの開催等に協力しました。環境対策としましては、店舗廃棄物のリサイクル(肥料化)への取り組みを開始し、「J-クレジット預金」(株式会社商工組合中央金庫の商品)を通じて森林保全への取り組みに貢献したほか、北海道電力株式会社等と太陽光発電によるオフサイトPPA契約を締結し、再生可能エネルギー事業に参画いたしました。2025年10月には、「フードドライブ」活動も開始しております。 本業である食を通じた取り組みとしましては、日頃のお買い物にご不便されている方々に商品をお届けする「移動スーパー(とくし丸)」事業は、2025年9月22日に記念すべき20台目が千歳市において稼働を開始しました。今後も地域のニーズに積極的に対応すべく、増車を検討してまいります。また、自然災害等が国内各地で頻発している状況を踏まえ、災害等が発生した場合に、自治体と協力し、迅速・確実に食料品等の生活物資をご提供できる体制を構築することで、地域の皆様の安全で安心な暮らしに貢献すべく、各自治体と「災害時等における物資供給に関する協定」締結を進めておりますが、当事業年度におきましては、千歳市、音更町、幕別町と新たに協定を締結いたしました。 これらの取り組みの結果、当事業年度における売上高は585億70百万円(前期比13.0%増)と出店が寄与した一方で、営業利益は13億8百万円(同31.7%減)、経常利益は12億87百万円(同34.2%減)、当期純利益は9億79百万円(同31.3%減)と、出店費用及び人件費等の増加等により減益となりました。 地域別売上高につきましては、帯広ブロックは227億36百万円(同9.2%増)、旭川ブロックは142億66百万円(同0.1%増)、札幌ブロックは、215億65百万円(同28.7%増)となりました。売上総利益率につきましては25.3%となり、前期比△0.3ポイントとなりました。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は24.1%となり、前期比+1.1ポイントとなりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は前事業年末と比較して、2億94百万円減少し、70億11百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は以下の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は17億3百万円(前期比26.2%減)となりました。これは主に、法人税の支払額5億46百万円による減少に対し、税引前当期純利益13億34百万円、減価償却費9億93百万円等の増加が大きく上回ったことによるものであります。また、得られた資金が前期比減少した要因は、税引前当期純利益が減少したこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、9億76百万円(前年同期は14億37百万円の使用)となりました。これは主に、新店出店による有形固定資産の取得による支出7億72百万円、建設協力金の支払による支出97百万円、敷金及び保証金の差入による支出2億79百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、10億20百万円(前年同期は8億10百万円の使用)となりました。これは主に、リース債務の返済による支出2億98百万円、自己株式の取得による支出1億24百万円、配当金の支払額5億41百万円等によるものであります。また、使用した資金が前期比増加した要因は、配当金の支払額が増加したことによるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 当社は、単一セグメントであるため、商品別及び地域別により記載しております。 a.商品仕入実績 当事業年度における商品仕入実績を示すと、次の通りであります。 商品別   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) 青果(千円)   6,691,199   110.5 水産(千円)   3,606,353   111.2 畜産(千円)   5,802,172   112.7 惣菜(千円)   3,457,898   117.8 デイリー(千円)   7,225,001   111.8 一般食品(千円)   15,164,466   116.5 日用雑貨(千円)   943,559   111.0 その他(千円)   1,052,831   114.7 合計(千円)   43,943,483   113.8 (注)その他は、たばこ、書籍等であります。 b.販売実績 当事業年度における販売実績を示すと、次の通りであります。 ① 商品別売上高 商品別   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) 青果(千円)   8,787,245   110.6 水産(千円)   5,013,129   109.7 畜産(千円)   8,135,670   111.4 惣菜(千円)   5,717,175   115.5 デイリー(千円)   9,608,974   111.5 一般食品(千円)   18,966,944   116.0 日用雑貨(千円)   1,182,176   109.4 その他(千円)   1,159,463   113.7 合計(千円)   58,570,779   113.0 (注)その他は、たばこ、書籍等であります。 ② 地域別売上高 地域別   当事業年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日)   前期比(%) 帯広ブロック(10店舗)(千円)   22,736,110   109.2 旭川ブロック(7店舗)(千円)   14,266,265   100.1 札幌ブロック(9店舗)(千円)   21,565,739   128.7 その他(千円)   2,663   103.8 合計(千円)   58,570,779   113.0 (注)その他は、惣菜センター(直売)であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当事業年度の資産につきましては、前事業年度末に比べ11億37百万円増加の273億38百万円となりました。 流動資産においては、売掛金の増加3億26百万円、商品及び製品の増加1億91百万円、未収入金の増加75百万円、前払費用の増加13百万円に対し、現金及び預金の減少2億94百万円により、前事業年度末に比べ3億13百万円増加の109億87百万円となりました。 固定資産においては、建物の増加2億49百万円、リース資産の増加4億74百万円、工具、器具及び備品の増加1億31百万円等により有形固定資産が4億92百万円増加し、ソフトウェアの減少16百万円等により、無形固定資産が23百万円減少、繰延税金資産の増加73百万円、敷金及び保証金の増加1億71百万円、投資有価証券の増加70百万円、長期前払費用の増加48百万円により、投資その他の資産が3億55百万円増加となり、固定資産合計は、前事業年度末に比べ8億24百万円増加の163億50百万円となりました。 (負債) 当事業年度の負債につきましては、前事業年度末に比べ7億72百万円増加の101億24百万円となりました。 流動負債においては、買掛金の増加4億22百万円、賞与引当金の増加13百万円、未払費用の増加83百万円に対し、未払金の減少1億78百万円、未払法人税等の減少90百万円、未払消費税等の減少79百万円、リース債務の減少64百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少14百万円等により、前事業年度末に比べ1億28百万円増加の62億84百万円となりました。 固定負債においては、長期リース債務の増加5億93百万円、資産除去債務の増加1億32百万円等に対し、長期借入金の減少41百万円、長期未払金の減少37百万円、長期預り敷金保証金の減少8百万円により、前事業年度末に比べ6億44百万円増加の38億39百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べ3億65百万円増加の172億14百万円となりました。これは主に、当期純利益9億79百万円の計上、剰余金の配当5億42百万円の結果、利益剰余金が4億37百万円増加したこと、及び自己株式の取得1億24百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は63.0%となりました。 b.経営成績の分析 (売上高) 「第2〔事業の状況〕 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績等の状況の概要 ③仕入及び販売の実績」をご参照ください。 (売上原価) 当事業年度の売上原価は、437億52百万円(前期比13.4%増)となりました。これは主に、新規出店や物価上昇に伴う売上高の増加によるものであります。売上原価率は、前期より0.3ポイント増加し、74.7%であります。 (販売費及び一般管理費) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、140億99百万円(前期比18.5%増)となりました。これは主に、従業員給料及び賞与、出店等に係る消耗品費の増加等によるものであります。 (営業利益) 当事業年度の営業利益は、13億8百万円(前期比31.7%減)となりました。これは主に、出店費用及び人件費の増加等によるものであります。なお、売上高営業利益率は2.2%(前期3.7%)であります。 (経常利益) 当事業年度の経常利益は、12億87百万円(前期比34.2%減)となりました。これは主に、営業利益が減少したことによるものであります。売上高経常利益率は2.2%(前期3.8%)であります。 (当期純利益) 当事業年度の当期純利益は、9億79百万円(前期比31.3%減)となりました。これは主に、営業利益が減少したことによるものであります。売上高当期純利益率は1.7%(前期2.8%)であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フロー 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2〔事業の状況〕 4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 当社の主な資金需要は、商品仕入に伴う決済資金、販売費及び一般管理費等の営業費用及び新規出店費用、既存店の改装費用等の設備投資によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローを財源とすることを基本とし、必要に応じて銀行借入により資金調達を行うこととしております。 b.契約債務 2025年9月30日現在の契約債務の概要は以下の通りであります。 年度別要支払額(千円) 契約債務   合計   1年以内   1年超3年以内   3年超5年以内   5年超 長期借入金   41,983   41,983   -   -   - リース債務   1,183,805   221,005   185,115   29,857   747,826 上記の表において、貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めております。 c.財務政策 当社は、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資等の長期資金は、金利動向を見極めながら有利な条件にて長期借入金で調達しております。 2025年9月30日現在、長期借入金の残高は41百万円であります。また、当事業年度末において、複数の金融機関との間で合計3億50百万円の当座貸越契約及び貸出コミットメント30億円の契約を締結しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える会計上の見積りが必要であり、経営者は、これらの会計上の見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しております。しかし、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 目標とする経営指標に基づく経営成績等に関する分析 当社の目標とする経営指標につきましては、安定的な利益率の確保と業容の伸長による利益の拡大を図り、総資産経常利益率(ROA)10%超の確保を目指しております。 また、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、株価純資産倍率(PBR)1倍以上を目途に総合的な株主還元の強化に務めているほか、中期経営計画におけるKPIとして、売上高、当期純利益、来店客数などの経営指標を掲げ、最終年度の目標達成に向けて取り組み中であります。 直近の状況を示すと、次の通りであります。 回次   第67期   第68期   第69期   第70期   第71期 決算年月   2021年9月   2022年9月   2023年9月   2024年9月   2025年9月 総資産経常利益率(%) (注)1   9.61   8.83   7.96   7.88   4.81 株価純資産倍率(倍) (注)2   0.73   0.62   0.62   0.89   1.07 中期経営計画におけるKPI(実績と最終年度の目標値) KPI   第70期(1年目) 実績   第71期(2年目) 実績   第72期(最終年度) 目標 売上高   518億円   585億円   615億円 当期純利益   1,424百万円   979百万円   1,200百万円 来店客数   2,005万人   2,275万人   2,300万人 (注)1.総資産経常利益率=(経常利益)÷((期首総資産額+期末総資産額)÷2) 当社は、総資産回転率と経常利益率の改善のため、投資計画の精緻化と資本政策の適正化に努めるとともに、新規出店と既存店のリニューアルによる売上高の増加、ロス対策と在庫管理の徹底による売上総利益率の改善、コストコントロールの強化と予算対実績の詳細な分析による経費の削減に取り組んでおります。 2.株価純資産倍率 =(期末株価)÷(1株当たり純資産額)

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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