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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.51+295ドル円158.76-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.68+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本モーゲージサービス

Mortgage Service Japan Limited7192 · Standard · その他金融業

中小住宅事業者に特化した住宅金融サービス会社。住宅ローンから瑕疵保険、保証サービスまで、住宅ライフサイクルを金融面で支援する。

概要

日本モーゲージサービスは、中小規模の住宅事業者を顧客とする住宅金融サービス会社である。2005年の設立以来、住宅ローン、住宅瑕疵保険、住宅保証サービスなどを組み合わせたクロス販売を強みとする。2025年3月期の連結営業収益は約76億円、従業員数は209名。東証スタンダード市場に上場し、3つのセグメントで住宅のライフサイクル全体をカバーする。

三つの事業セグメントとその収益構造

当社グループは住宅金融事業、住宅瑕疵保険等事業、住宅アカデメイア事業の3セグメントで構成される。住宅金融事業では、独立行政法人住宅金融支援機構と提携した「フラット35」を主力に、変動金利型ローン「十色」やつなぎローンを提供する。収入は融資手数料や利息収入など。住宅瑕疵保険等事業では、国土交通大臣指定の保険法人として法定義務の「新築住宅かし保険」を販売する。全国で5法人のみの参入障壁の高い事業であり、地盤保証や住宅性能評価も扱う。住宅アカデメイア事業では、住宅メンテナンス保証や住宅設備延長修理保証、クラウドシステム「助っ人クラウド」を提供する。各セグメントの粗利率が異なり、連結損益計算書では営業収益が小さく利益率が高く出る傾向がある。

クロス販売を中核とするビジネスモデル

当社グループは一棟の住宅に対しローン・保険・保証等の金融サービスをクロス販売する積上げ型ビジネスモデルを採用する。住宅が建設され、メンテナンスやリフォームを経て中古流通に至る長期のライフサイクルにおいて必要な金融サービスをカバーし、クラウドと一体で提供できるのは同社のみと主張する。営業はBtoBtoC型で、住宅事業者を介して消費者に貸付ける。全国にアライアンスパートナーや代理店網を持ち、広告宣伝に頼らない営業展開を行う。最重要経営指標は営業利益であり、増収よりも増益を重視する方針である。

子会社とグループ組織の構成

連結子会社は3社で、株式会社ハウスジーメンが住宅瑕疵保険等事業、株式会社住宅アカデメイアが住宅アカデメイア事業、一般社団法人住宅技術協議会が地盤保証などを担う。また2025年3月には建築確認検査機関であるAI確認検査センター(後に株式会社GAI建築確認に商号変更)を子会社化し、同年10月には完全子会社化した。これにより住宅建設の上流工程である確認検査の分野にも進出した。本社は東京都港区新橋に所在し、東北支店(仙台)と西日本支店(福岡)を有する。

業界の中での役割は住宅建設流通業界のサプライチェーンにおいて、住宅事業者向けに金融・保険サービスを提供するBtoBtoC型プレイヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
80億円
営業利益
16億円
営業利益率
20.0%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
住宅金融事業39億円48.8%11億円28.2%
住宅 瑕疵保険等 事業34億円42.5%4億円11.8%
住宅 アカデメイア 事業7億円8.8%1億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅金融主力

住宅事業者を介して消費者に住宅ローンを提供。フラット35を中心に、変動金利ローン、つなぎローンなど住宅取得に関する資金ニーズに対応する。BtoBtoC型で、住宅事業者の販売促進を金融面から支援する。

主要顧客住宅金融支援機構

主な製品・サービス3
MSJフラット35/MAX
最長35年間全期間固定金利の住宅ローン。独自の技術基準・検査で住宅品質を確保。債権は住宅金融支援機構へ売却しリスクを最小化。
MSJ住宅ローン「十色」
変動金利型のプロパーローン。新築・中古・リフォームなど幅広い資金使途に対応。信託譲渡でリスクを最小化。
MSJプロパーつなぎローン
住宅ローン実行前の土地購入資金や工事中間金を融資。住宅ローン実行時に回収しリスクを最小化。

02住宅瑕疵保険準主力

国土交通大臣指定の5法人のみが販売できる法定義務保険である住宅瑕疵(かし)保険を販売。住宅の品質確保のための検査・評価サービス、地盤保証なども提供。参入障壁が高く、住宅事業者との接点拡大に寄与。

国土交通大臣指定の5法人のみが販売できる参入障壁の高い事業

主な製品・サービス4
新築住宅かし保険
新築住宅引渡し時に必要な法定義務保険。住宅事業者の資力確保を支援し、保険期間は10年間。
延長保証保険
10年の瑕疵担保期間終了後に申込できる構造・防水の長期保証。アフター事業支援として需要拡大。
地盤保証
地盤起因の不同沈下等の事故に対する保証を提供。
住宅性能評価
品確法に基づく住宅品質の評価サービス。税制優遇等にも利用される。

03住宅アカデメイア副次

住宅引渡後の保証サービス(長期修理保証・メンテナンス保証)や住宅事業クラウドシステムを提供。中小住宅事業者のストック型事業への転換やDX化を支援する。

主な製品・サービス2
住宅設備延長修理保証
新築住宅の設備機器の補修費用を10年間保証する。
住宅メンテナンス保証
住宅事業者のアフターメンテナンス費用を2年間保証する。

製品と技術

フラット35を柱とする住宅ローン商品

住宅金融事業の主力は「MSJフラット35」である。全期間固定金利型で最長35年の住宅ローンであり、独自の技術基準・検査で住宅品質を確保する。貸付債権は住宅金融支援機構へ売却することでデフォルトリスクを最小化する。変動金利型の「MSJ住宅ローン十色」は新築・中古・リフォームなど幅広い資金使途に対応し、融資実行後直ちに信託会社へ信託譲渡する。つなぎローンは土地購入や工事中間金などに対応し、住宅ローン実行時に代理受領権で回収する仕組み。これらにより信用リスクを抑えている。

参入障壁の高い住宅瑕疵保険と関連サービス

住宅瑕疵保険等事業の中核は「新築住宅かし保険」である。住宅瑕疵担保履行法に基づく法定義務保険で、中小住宅事業者は引渡し時に保険加入か供託が必要となる。国土交通大臣指定の保険法人は全国で5法人のみであり、参入障壁が高い。保険期間は10年間。加えて、10年経過後の「延長保証保険」、地盤沈下等をカバーする「地盤保証」、品確法に基づく「住宅性能評価」を提供。これらは税制優遇や助成制度にも利用される。すべて再保険によりリスクを最小化している。

助っ人クラウドと住宅保証サービスの組み合わせ

住宅アカデメイア事業では、新築住宅の設備機器に対する10年間の「住宅設備延長修理保証」、アフターメンテナンス対応費用を2年間保証する「住宅メンテナンス保証」を提供する。また、住宅事業者向けクラウドシステム「助っ人クラウド」を開発・運営し、顧客管理やアフター業務のDX化を支援する。同クラウドと連動した保証サービスをクロスセルすることで、住宅事業者のストック型事業転換を後押しする。2026年3月期の住宅保証サービス件数は前年比4.4%増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 住宅瑕疵保険国土交通大臣指定の5法人のみが販売できる参入障壁の高い事業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

住宅ローン保証で差別化、財務非開示

日本モーゲージサービスはその他金融業に属し、住宅ローン保証事業を展開。同業にはMFS(不動産ファンド)やウェッジHD(消費者金融)がある。同社は保証業務に特化し、住宅ローン市場でニッチなポジション。しかし、近年の財務データが非開示で、業績見通しが不透明。競合のMFSは資産運用、ウェッジは貸付業務と異なるため、直接的な競合は限定的だが、住宅ローン市場の動向に依存。

強み

  • 特化型ビジネスで、他の金融機関と差別化。
  • 住宅ローン需要は底堅く、保証事業は継続的。
  • 信用リスク評価の専門性を持つ。
  • 同業他社が少なく、独自のポジション。

課題

  • 業績非開示で、投資判断が難しい。
  • 住宅ローン市場の変動に業績が左右される。
  • 低金利で保証料率が低下する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他金融業の時価総額近傍。太字が日本モーゲージサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15845全保連324億円18.5倍
28772アサックス296億円7.5倍
37191イントラスト261億円15.0倍
47187ジェイリース241億円9.7倍
54346NEXYZ.Group137億円8.5倍
67192日本モーゲージサービス92億円8.5倍
77320Solvvy88億円9.5倍
87196Casa86億円60.6倍
95843ニッポンインシュア67億円10.2倍
107183あんしん保証46億円15.1倍
114351山田再生系債権回収総合事務所36億円95.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

住宅事業者向けコンサルから金融事業へ(1996-2006)

当社グループの原点は1996年、創業者の鵜澤泰功が住宅事業者向け経営コンサルティングを目的に株式会社ビルダーズシステム研究所を創業したことに始まる。2000年には住宅検査・性能評価等のため株式会社ハウスジーメンを設立。2005年、住宅ローンの貸付等を目的として日本モーゲージサービス(当社)を東京都千代田区に設立し、同年12月に貸金業者登録を経て、2006年3月に関東財務局長登録に切り替えた。2006年6月に本社を港区に移転し、同年7月には住宅金融公庫から住宅貸付債権買取対象金融機関に認定され、フラット35の取扱いを開始した。これが住宅金融事業の始まりである。

住宅瑕疵保険事業への参入と保険法人指定(2007-2008)

2007年8月、当社はハウスジーメンを子会社化(持株比率50.5%)。2008年10月、ハウスジーメンが国土交通大臣より住宅瑕疵担保責任保険法人に指定され、新築住宅かし保険の取扱いを開始した。同時に、有限責任中間法人住宅技術協議会(現一般社団法人住宅技術協議会)を設立し、地盤保証制度を提供。これにより住宅検査・保険・保証の三位一体のサービスが整い、住宅瑕疵保険等事業が本格化した。住宅瑕疵保険は新築住宅引渡し時に義務付けられる保険であり、中小住宅事業者にとって必須のサービスである。

全国支店展開と住宅アカデメイアの設立(2012-2016)

2012年2月に東北支店(仙台)、2014年11月に西日本支店(福岡)を開設し、全国展開を進めた。2013年5月には住宅産業の合理化・システム化を目的に株式会社住宅アカデメイアを設立し、住宅アカデメイア事業を開始。2014年7月にはハウスジーメンへの持株比率を90.1%に拡大し、2016年2月にハウスジーメン西日本支店を開設、同年3月にはハウスジーメンを完全子会社化した。また2014年8月には住宅技術協議会を子法人化。この間、2015年3月期の連結営業収益は40億円、2016年3月期は53億円に拡大した。

JASDAQ上場から市場第一部への昇格(2016-2018)

2016年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式上場を果たす。上場から1年後の2017年12月にはJASDAQから市場第二部に市場変更し、さらに2018年9月には市場第一部に指定された。短期間での市場変更は成長の証とされる。上場後も営業収益は伸び続け、2017年3月期は59億円、2018年3月期は63億円、2019年3月期も63億円と高水準を維持した。親会社株主に帰属する当期純利益も6億円から8億円へ増加した。

市場再編と建築確認検査分野への進出(2022-2025)

2022年4月、東京証券取引所の市場再編により市場第一部からスタンダード市場に移行した。2024年5月には本社を港区西新橋から新橋に移転し、子会社も同様に移転。2025年3月、建築確認検査を手掛けるAI確認検査センター株式会社を子会社化(持株比率97.1%)。同年6月、同社は株式会社GAI建築確認に商号変更。同年10月には完全子会社化し、グループに確認検査の機能を加えた。これにより住宅建設プロセスの上流工程にもサービスを拡大した。

直近の業績と2027年3月期の経営計画

2025年3月期の連結営業収益は76億円、営業利益14億円、純利益10億円。2026年3月期予想は営業収益80億円、営業利益16億円、純利益11億円。経営環境は建築資材高騰や金利上昇で厳しさを増すが、同社は「家を安く建てる」「家と暮らしを守る」を2大テーマに、多角化・高付加価値化・ワンストップ化を短期戦略とし、プラットフォーム開発とアライアンスを長期戦略として掲げる。2027年3月期の連結業績予想として営業収益82億円、営業利益13.4億円を公表している。

年表25件を開く

1990年代

  • 1996年12月創業当社グループ創業者の鵜澤泰功が、住宅事業者に対する経営コンサルティングを目的として、株式会社ビルダーズシステム研究所を創業

2000年代

  • 2000年12月創業住宅検査・住宅性能評価等を目的として、株式会社ハウスジーメン(以下、「ハウスジーメン」という)を東京都港区に設立
  • 2005年8月創業住宅ローンの貸付等を目的として、当社を東京都千代田区に設立
  • 2005年12月東京都知事より貸金業者登録
  • 2006年3月東京都知事登録に代えて、関東財務局長に貸金業者登録
  • 2006年6月本社を東京都港区に移転(ハウスジーメンも同様)
  • 2006年7月住宅金融公庫(現 独立行政法人住宅金融支援機構)より住宅貸付債権買取対象金融機関に認定、フラット35の取扱い開始 →<住宅金融事業の開始>
  • 2007年8月M&Aハウスジーメンを当社の子会社化(持株比率:50.5%)
  • 2008年10月創業ハウスジーメンが国土交通大臣より住宅瑕疵担保責任保険法人に指定、住宅瑕疵(かし)担保責任保険(以下、「住宅瑕疵(かし)保険」という)の取扱い開始 これに関連し、住宅に関する地盤保証制度提供を目的として有限責任中間法人住宅地盤技術協議会(現 一般社団法人住宅技術協議会、以下、「住宅技術協議会」という)を設立 →<住宅瑕疵保険等事業の開始>(住宅検査・住宅性能評価等、住宅瑕疵(かし)保険、住宅地盤保証等の業務で構成)

2010年代

  • 2012年2月東北支店開設(宮城県仙台市)
  • 2013年5月創業株式会社住宅アカデメイア(以下、「住宅アカデメイア」という)を住宅産業の合理化・システム化に向けたコンサルティング等のソリューションの提供を目的として東京都港区に設立 →<住宅アカデメイア事業の開始>
  • 2013年7月ハウスジーメンへの当社持株比率を90.1%に拡大
  • 2014年4月住宅アカデメイアがISO20000認証取得
  • 2014年8月住宅技術協議会を当社の子法人化
  • 2014年11月西日本支店を開設(福岡県福岡市)
  • 2016年2月ハウスジーメン西日本支店開設(当社西日本支店に同じ)
  • 2016年3月M&A当社がハウスジーメンを100%子会社化
  • 2016年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
  • 2017年12月東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場から同取引所市場第二部に市場変更
  • 2018年9月東京証券取引所市場第二部から同取引所市場第一部に市場変更

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編により、東京証券取引所市場第一部から同取引所スタンダード市場に移行
  • 2024年5月本社を東京都港区西新橋から港区新橋に移転(ハウスジーメン、住宅アカデメイア及び住宅技術協議会も同様)
  • 2025年3月M&A建築確認検査機関であるAI確認検査センター株式会社(本社:東京都町田市)を当社の子会社化(持株比率:97.1%)
  • 2025年6月商号変更AI確認検査センター株式会社は、2025年6月20日付株式会社GAI建築確認に商号変更
  • 2025年10月M&A当社が株式会社GAI建築確認を100%子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2027年3月期まで8,200百万円
  • 営業利益2027年3月期まで1,340百万円
  • 経常利益2027年3月期まで1,346百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで910百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    短期戦略:多角化・高付加価値化・ワンストップ化

    住宅事業者の事業継続支援として、90種以上の専門サービスを組み合わせ、差別化された経営ソリューションを提供。資金繰り、DX、アフター収益確保などの課題に対応し、新規顧客拡大とリピート受注を促進する。

  2. 02

    長期戦略:プラットフォーム開発とアライアンス推進

    新築分野ではBIMと決済機能を組み合わせたオープンブック方式で材工分離発注を可能にし、中間商流を簡素化。中古分野では異業種連携でデータ集約し、CtoC取引を可能にするプラットフォームを構築する。

  3. 03

    重点テーマ:家を安く建てる、家と暮らしを守る

    住宅価格上昇と消費者購買力低下に対応し、生存インフラとしての住宅実現に向け、「点から面へ」「部分最適から全体最適へ」のアプローチでソリューションを提供する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で209人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は750万円で、9期前と比べて+18.9%平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は7.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月166
2018年3月171
2019年3月63044.34.8182
2020年3月70945.05.3189
2021年3月72844.95.3200
2022年3月70444.75.9201
2023年3月67246.46.8198
2024年3月66746.17.1202
2025年3月72447.77.9205683
2026年3月75047.37.9209766

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都港区189百万円
住宅金融事業
SHARESラグーナ 蒲郡 — 愛知県蒲郡市143百万円
住宅アカデメイア事業
本社 — 東京都港区61百万円
住宅瑕疵保険等事業
本社 — 東京都港区12百万円
住宅アカデメイア事業
西日本支店他8店 — 福岡県福岡市博多区他2百万円
住宅金融事業
西日本支店 — 福岡県福岡市博多区2百万円
住宅瑕疵保険等事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ハウスジーメン(注2、3)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社住宅アカデメイア(注2)
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    一般社団法人住宅技術協議会
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は80億円営業利益16億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.3%、利益が+14.3%。

売上高
+5.3%
80億円
営業利益
+14.3%
16億円
純利益
+10.0%
11億円
営業利益率
20.0%
前期比 +1.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高82億円80億円
営業利益13億円16億円
純利益9億円11億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は21億円、営業利益は5億円。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q632
2019年4Q632
2020年4Q712
2021年4Q712
2022年4Q771
2023年4Q731
2024年4Q711
2025年4Q76810.56
2026年4Q80810.06
2027年1Q21523.83

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は16億円から80億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は20.0%。営業収益は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社住宅アカデメイア(以下、「住宅アカデメイア」という)を住宅産業の合理化・システム化に向けたコンサルティング等のソリューションの提供を目的として東京都港区に設立 →<住宅アカデメイア事業の開始>
2013年3月1622
西日本支店を開設(福岡県福岡市)
2014年3月1332
2015年3月4021
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
2016年3月5364
2017年3月5986
2018年3月6386
2019年3月63128
2020年3月711510
2021年3月71149
2022年3月771711
2023年3月731510
2024年3月71149
建築確認検査機関であるAI確認検査センター株式会社(本社:東京都町田市)を当社の子会社化(持株比率:97.1%)
2025年3月76141418.410
2026年3月80161620.011

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益80億円のうち、営業利益として残るのは16億円20.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の13.8%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金28.7%23億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.2%41億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.0%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+9.2pt
20.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.0pt
13.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
11.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが−12億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−14億円期末の手元現金は51億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2015年3月−22−12523
2016年3月10427
2017年3月4−1738
2018年3月−20−22844
2019年3月95−1−9048
2020年3月−10−11552
2021年3月−17−21749
2022年3月−4−2650
2023年3月9−2−1344
2024年3月160−1347
2025年3月18−2−1152
2026年3月−12−21351

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は247億円。このうち返さなくてよい自己資本が96億円で、自己資本比率は38.7%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月11091018.4
2014年3月108119710.3
2015年3月154131417.8
2016年3月165161499.4
2017年3月1832815515.1
2018年3月2223219014.3
2019年3月1494010926.6
2020年3月1834813526.0
2021年3月2036014329.2
2022年3月2256815730.2
2023年3月2227514733.8
2024年3月2128113138.1
2025年3月2218813339.7
2026年3月2479615138.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
79億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り39社中8位あたり、逆に低いのは営業収益成長率39社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.9%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
20.0%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.7%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
5.3%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥628で、1年前と比べて+48.2%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥628-1.3%1ヶ月+4.8%1年+48.2%時価総額92億円
過去52週の値幅
安値¥434高値¥738

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.5倍
PER (会社予想)10.1倍
PBR0.98倍
配当利回り4.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価583円。1ヶ月で約4.5%上昇し、25日線(572円)を上回る。52週高値738円からは約21%下落、52週安値420円からは約39%高い。出来高は直近期けられ増加し、上昇基調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが7.9倍と業界平均17.1倍を大幅に下回り、割安。PBRは0.90倍と1倍を割り込み、解散価値以下。ROEは11.9%と高く、収益性は良好。配当利回りは5.07%と業界平均3.32%を上回り、高水準。業績は増益基調で、割安でありながら配当も充実しており、総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.5倍17.4倍
PER (予想)10.1倍
PBR0.98倍1.81倍
ROE11.9%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定的な利益と高い配当利回り(5.1%)が魅力。PER7.9倍、PBR0.90倍と割安感もあり、バリュー投資家に人気。強気派は経営効率改善と高いROE(11.9%)を評価。弱気派は低金利環境での収益力低下リスクと、競合激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高いROEと自己資本効率

    ROE11.9%と金融業として優良。

  • 安定した利益と配当

    純利益10億円、配当利回り5.1%と株主還元厚い。

  • 割安な株価評価

    PER7.9倍、PBR0.9倍と低迷。

  • 増益基調の継続2026年3月期影響

    過去2期連続増益、2026/3期営業利益16億円は前期比14%増

  • 配当利回りの高さ継続影響

    配当利回り5.07%は安定株主層を形成

  • PBR0.9倍の純資産価値割安継続影響

    PBR0.9倍は解散価値接近、株主還元期待

  • 外国人保有比率上昇余地不定影響

    現状2.29%と低く、海外投資家買い増しで需給改善

マイナスに働く材料7
  • 低金利下の収益性

    金利上昇が遅れれば利ざや縮小の恐れ。

  • 競合の増加

    ノンバンク間の融資競争激化で審査金利低下。

  • 成長性のなさ

    利益が10億円前後で伸び悩み。

  • 金利上昇リスク日本銀行金融政策次第影響

    利上げで住宅ローン需要減、営業利益減少リスク

  • 業績のボラティリティ継続影響

    過去営業利益が14→16億円と小幅、外部環境悪化で減益転落の可能性

  • 小型株ゆえの流動性リスク継続影響

    時価総額86億円と小型、大口売りで株価急落の恐れ

  • 競合フィンテックの台頭中長期影響

    オンライン融資拡大で市場シェア低下、利益率縮小

次の決算で確かめる点
ローン残高
収益の基盤規模を示す。
貸倒率
審査精度のバロメーター。
金利収入
利ざや変動の影響を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+36.4%いまの株価に対する利回りは4.78%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
4.78%
いまの株価に対して
配当性向
46.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月413.1
2019年3月18337.534.8
2020年3月180.029.7
2021年3月2014.329.1
2022年3月200.031.4
2023年3月200.029.6
2024年3月200.033.0
2025年3月2210.044.5
2026年3月3036.446.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ15,584人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.1%を占め、残る59.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.549.253.755.052.854.1
事業法人30.330.230.239.039.140.1
証券会社3.31.01.81.45.23.5
外国法人6.81.80.41.21.92.2
外国人個人0.00.00.00.00.10.1
金融機関17.117.713.83.40.80.0
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ビルダーズシステム研究所25.43
02株式会社日本レジデンシャルファンド6.53
03ベル投資事業有限責任組合1 無限責任組合員 ベル有限責任事業組合5.06
04株式会社OSCARホールディングス3.26
05大和証券株式会社1.82
06株式会社ノーブルホーム1.63
07INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.63
08ヤマイチ株式会社1.51
09下津 和也1.16
10友澤 悟郎1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−3%、1株純資産は14期で+41%。直近期のROEは11.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7746217.9
2014年3月3118518.3
2015年3月101985.2
2016年3月6225527.3
2017年3月4419325.811.59.7
2018年3月4122819.712.313.1
2019年3月5728222.610.934.8
2020年3月7233723.312.129.7
2021年3月6640617.717.929.1
2022年3月7746217.712.331.4
2023年3月6851114.010.229.6
2024年3月5955011.28.633.0
2025年3月6759711.76.644.5
2026年3月7464911.98.346.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鵜澤泰功代表取締役社長71
楳野範生取締役副社長6266,000
髙坂明孝取締役副社長 融資本部長 金融サービス部長7136,000
青木裕美取締役 融資本部副本部長 ローンサポート 業務部長6324,000
羽生五泰取締役 管理本部長 経営管理部長6112,000
小池敏雄取締役・監査等委員66
野嶋慎一郎取締役・監査等委員64
林孝重取締役・監査等委員74

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5723510721
社外取締役313134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,670字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社3社(株式会社ハウスジーメン、株式会社住宅アカデメイア、一般社団法人住宅技術協議会)にて構成されており、中小規模の住宅事業者への経営支援を目的として、住宅分野に特化したローン・保険・保証等の金融サービスや住宅事業クラウドシステム等を提供しております。 セグメントの概要は以下のとおりになります。 セグメント名称   事業・サービスの主な内容   事業主体 住宅金融事業   フラット35をはじめとした、住宅ローン等住宅金融サービスの提供   ・日本モーゲージサービス株式会社(当社) 住宅瑕疵保険等事業   住宅瑕疵(かし)保険をはじめとした、住宅の品質確保のための商品・サービス等の提供   ・株式会社ハウスジーメン ・一般社団法人住宅技術協議会 住宅アカデメイア事業   住宅引渡後の住宅保証サービスや、住宅事業クラウドシステム等の提供   ・株式会社住宅アカデメイア 当社グループでは、一棟の住宅に対しローン・保険・保証等の金融サービスをクロス販売する積上げ型のビジネスモデルを推進し、事業シナジーに重点を置いた経営を行っております。住宅が建設され、メンテナンスやリフォームを行いながら生活し、やがて中古住宅流通等にて次世代へと住み継がれる長い住宅ライフサイクルにおいて必要となる、ローン・保険・保証等の金融サービスをカバーし、クラウドと一体で提供できる住宅金融サービス会社は、唯一となります。 サービス概念図は下図のとおりになります。 (1) 住宅金融事業 当社グループの中核となるセグメントです。独立行政法人住宅金融支援機構(以下、「住宅金融支援機構」という)との提携による「フラット35」をはじめ、住宅ローン(固定金利型及び変動金利型)並びにつなぎローン等の住宅金融サービスを、住宅事業者を介して消費者(住宅資金需要者)に貸付けております。BtoBtoC型のビジネスモデルとなり、住宅事業者の様々な販売ニーズに対応し「販売金融」として住宅ローンを提供することで、住宅事業者の販売促進の面で貢献しております。ローン取扱事業会社やコンサルティング会社等とアライアンスパートナー・代理店として契約し、全国に販売チャネルを持ち、広告宣伝によらない営業展開を行っております。 当事業における主な収入は、住宅ローンの融資実行による融資手数料収入、利息収入およびサービシングフィー収入等となっております。 主な商品・サービスの概要は以下のとおりになります。 商品・サービス   ローン種別   特徴 MSJフラット35/ MSJフラット35MAX   住宅ローン (固定金利型)   最長35年間の全期間固定金利型。独自の技術基準・検査で住宅品質を確保。当該貸付債権は住宅金融支援機構へ売却することにより、デフォルトリスクを最小化 MSJ住宅ローン [十色(トイロ)]   住宅ローン (変動金利型)   新築・中古住宅取得のほか、リフォーム等住宅に関する様々な資金使途ニーズに対応する、当社のプロパーローン。融資実行後直ちに信託会社へ信託譲渡し、デフォルトリスクを最小化 MSJプロパー つなぎローン   住宅ローン 付帯商品   住宅ローンが実行されるまでの期間、土地購入資金や住宅工事に関する中間金、中古物件購入時のリフォーム費用等に対応。当社が住宅ローンの代理受領権を持ち、住宅ローンの実行時に貸付金を回収することでデフォルトリスクを最小化 (2) 住宅瑕疵保険等事業 住宅瑕疵(かし)担保責任保険法人として、法定義務保険である住宅瑕疵(かし)保険を販売しております。住宅瑕疵(かし)保険を販売できるのは、全国でも国土交通大臣が指定した5法人のみであり、参入障壁の高い事業となっております。他にも、住宅性能評価など、住宅建設分野における様々な審査・検査サービスおよび地盤保証等を住宅事業者に提供し、住宅品質の確保や可視化に貢献しております。また、3つのセグメントのなかで取引先となる住宅事業者の数が最も多く、住宅業界における当社グループネットワークの拡大に寄与しております。 当事業における主な収入は、住宅瑕疵(かし)保険等の販売による保険・保証料収入および検査料収入等となっております。なお全ての保険・保証等サービスに関しては、再保険等の仕組みによりリスクを最小化しております。 主な商品・サービスの概要は以下のとおりになります。 商品・サービス   特徴 新築住宅かし保険   新築住宅引渡しの際に必要な法定義務保険。住宅事業者は新築住宅を引渡す際、修理費用等の資力確保として保険又は供託の措置をとることが住宅瑕疵担保履行法によって義務付けられており、中小住宅事業者の多くは住宅瑕疵(かし)保険に加入する。保険期間は10年間 延長保証保険   10年間の住宅瑕疵担保責任期間の終了後に申込できる構造・防水に関する長期保証。住宅事業者のアフター事業支援として、近年需要が拡大 地盤保証   住宅を建設した後、地盤に起因する不同沈下等の事故が起きた場合への保証 住宅性能評価   住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく、住宅品質に関する評価。税制の優遇措置や助成制度の申請にも用いられる (3) 住宅アカデメイア事業 当社グループにおける新規事業を担うセグメントとして、各種住宅保証サービスの提供および、住宅事業クラウドシステムの開発をしております。多くの中小住宅事業者が抱えるストック型事業への転換という経営課題を、住宅保証サービスをはじめとしたアフターメンテナンス分野の保証商品で支援し、また住宅事業クラウドを基軸に住宅事業者のDX化・経営合理化に貢献しております。 当事業における主な収入は、住宅メンテナンス保証等の住宅保証サービスの役務提供による、住宅保証サービス管理収入(アドミニストレーションフィー)等となっております。なお保証等サービスに関しては、再保険等の仕組みによりリスクを最小化しております。 主な商品・サービスの概要は以下のとおりになります。 商品・サービス   特徴 住宅設備延長修理保証   新築住宅に設置された住宅設備機器に対し、発生した補修費用を保証。保証期間は10年間 住宅メンテナンス保証   住宅事業者のアフターメンテナンス対応費用を保証。保証期間は2年間 以上述べた内容を事業系統図によって示すと次のとおりとなります。
経営方針・対処すべき課題3,089字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、創業以来一貫して「住宅会社向けの経営支援」を目的として住宅産業を支えるプラットフォームを提供しており、住宅事業への豊富な知見を活かして住宅産業の信用創造に取り組んでおります。 近年は、「住宅金融サービスとクラウドの融合」を経営戦略の中心に据え、様々な商品をつなげて提供する仕組みにより、持続的な成長を目指しております。 経営方針としては以下の8つを掲げております。 ・顧客幸福に繋がらないことは行わない ・メジャーは目指さない。カテゴリーキラーとしてインディーズであり続ける ・資産は人財 ・強くて優しい人と組織であり続ける ・革新的であり続ける。住宅産業を再定義し続ける ・最大のモラル(人格)と最小のルール ・バッド情報ファースト。体裁より中身 ・サービスが先、利益は後。健全な投資は短期利益より大事 (2)目標とする経営指標 当社グループでは、ステークホルダーへの責任を果たすためには、増益により投資を継続し、持続的に成長していくことが肝要であるとの価値観から、増収よりも増益に重きを置いております。また当社グループでは、各セグメント及び各サービスによって粗利率が異なり、売上をセグメント共通の指標にしづらいといった側面(注)もあるため、最重要指標を「営業利益」としております。 (注)住宅金融事業の主力サービスである住宅ローンは融資手数料のみを売上として計上し、住宅瑕疵保険等事業の主力サービスである住宅瑕疵(かし)保険は原価を含む総額表示にて計上し、住宅アカデメイア事業の主力サービスである住宅保証サービス等は売上から原価を差し引いた純額表示にて計上している等の差異があります。また、業績への貢献度が最も高い住宅ローンの粗利率が高いことから、連結損益計算書においては、営業収益が小さく相対的に利益率が高くなる傾向にあります。 (3)2027年3月期経営戦略 緊迫化する中東情勢に起因する原油やナフサの供給制約の影響により、住宅業界では住宅建材の価格高騰や出荷停止等により工事遅延物件が急増し、先行きが不透明となっております。当社グループの主力商品である「MSJフラット35」及び「新築住宅かし保険」は、住宅完成時に手数料や保険料等を売上計上するため、工事遅延の影響を受けやすい構造にあるため、中期的な見通しが非常に難しい経営環境にあると認識し、1ヵ年の見通しとして「2027年3月期経営戦略」を策定し推進しております。 ① 基本方針 インフレによる建築資材の高騰や、住宅ローン金利の上昇、建築基準法改正による住宅の高性能化等により、住宅価格の上昇と消費者の購買力低下が加速しております。住宅の定義は、「夢のマイホーム」という憧れの象徴からコロナ禍を経て、現在では「生存インフラ(価値ある生活基盤)」へ変容しています。住居費を出来るだけ抑えてリスクを回避し生活を守り、将来的に売却等で老後資金等を支えることが求められています。 この変化に対し当社グループでは、消費者および住宅事業者の切迫したニーズを的確に捉え、「家を安く建てる」及び「家と暮らしを守る」の2大テーマに対して、「点から面へ」「部分最適から全体最適へ」により課題解決のためのソリューション提供に注力し、短期戦略と長期戦略のバランスを重視し成長を目指してまいります。 ② 短期戦略(多角化・高付加価値化・ワンストップ化の推進) 短期戦略としては、専門サービスの多角化、高付加価値化およびワンストップ化を推進することにより、住宅事業者の事業継続支援に力を入れてまいります。 具体的には、90種以上に及ぶ専門性の高い多ジャンル・多商品のラインナップをベースに、「生存インフラ」を実現化する商品を拡充することで競争優位を高めます。さらに差別化が困難なコモディティ商品を、組み合わせることで差別性の高い経営ソリューションへ昇華し、資金繰り・DX対応・アフター収益の確保といった課題に対応してまいります。これらの経営支援を切り口に新規顧客を拡大し、サービスのプラットフォーム化で継続的な顧客接点を創出、リピート受注を促進し、持続的・安定的な利益成長を目指してまいります。 ③ 長期戦略(プラットフォーム開発とアライアンスの推進) 長期戦略としては、「生存インフラ」としての住宅の実現化に向け、プラットフォーム開発と戦略的アライアンスの推進に注力し、住宅産業全体の合理化と新たな価値創出を図るとともに、これらのプラットフォーム上で行われる商取引に対して、金融・保険・決済サービスの提供を行い、持続的な成長を目指してまいります。 具体的には、新築分野において、BIM等による設計情報の一元管理と決済機能(BaaS等)を組み合わせ、オープンブック方式による材工分離発注を可能とするプラットフォームの構築を進めてまいります。これにより多層化した中間商流を簡素化し、建設コストの削減及び透明化を図り、住宅事業者の資金繰りを改善する等事業継続を支援するとともに、消費者に対して住宅を安く買える仕組みを構築してまいります。 また、中古住宅分野においては、異業種企業および非営利組織との連携を通じたデータ集約により情報の非対称性を解消し、消費者間(C to C)で安心・安全に不動産を取引可能なプラットフォームの構築を進め、流通の活性化を図ってまいります。 ④ 2027年3月期連結業績予想 当社グループの2027年3月期連結業績は、見通しとして営業収益8,200百万円、営業利益1,340百万円、経常利益1,346百万円、親会社株主に帰属する当期純利益910百万円を見込んでおります。 (4)対処すべき課題 当社グループは、住宅産業を取り巻く環境変化を踏まえ、以下の課題を対処すべき重要事項として認識しております。 ① 住宅の「生存インフラ」化というパラダイムシフト インフレによる建築資材の高騰等を背景に、住宅価格の上昇と消費者の購買力低下が進行し、住宅の定義が「生存インフラ」へと変容しております。このような環境変化は、住宅取得のハードル上昇や新築市場の縮小を引き起こし、住宅産業全体に構造的な影響を与えております。 ② 住宅事業者の収益環境の悪化 新築住宅市場の縮小が継続するなかで、コストプッシュインフレが加速し建築原価が上昇を続けており、さらに中東情勢による供給制約の深刻化等により工事遅延が増加する等、特に中小の住宅事業者の経営環境は、資金繰りの不安定化等の課題が顕在化しております。また、業務効率化やDX対応、アフターサービスによる収益確保等、事業構造の転換が求められており、経営負担は増大しております。 ③ 住宅産業における構造的非効率と情報の不透明性 住宅産業においては、多重的な商流構造に起因するコストの高止まりや、取引情報の非対称性といった構造的課題が存在しております。これらは住宅価格の上昇要因となるとともに、産業全体の生産性向上を阻害する要因となっております。また、中古住宅市場においては、物件情報や取引履歴に関する情報の分散・不透明性により、消費者が適正な判断に基づく取引を行うための環境整備が十分とは言えない状況にあります。
事業等のリスク7,376字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 当社グループの事業環境に関するリスク ① 金利及び住宅市場の動向等の外部環境リスク 当社グループでは金融サービスを取り扱っており、また主に住宅・不動産関連の業界に属する住宅事業者及び住宅を購入等する消費者を顧客としていることから、金利、住宅の建設・流通、国内の人口等の動向や住宅・不動産に係る税制や消費税の改正等の影響を受けることがあります。住宅ローン金利の上昇、建材・資材価格の上昇、景気悪化等による消費者の住宅取得マインドの低迷、住宅着工・流通戸数の減少等が起きた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合企業との競争リスク 現在、住宅金融事業におけるフラット35を取り扱う金融機関は複数存在し、また住宅瑕疵保険等事業における住宅瑕疵(かし)保険を取り扱う住宅瑕疵担保責任保険法人は他に4法人存在する等、複数の競合企業が存在いたします。ただし我が国においては、住宅事業者の企業活動に必要なサービスを組み合わせて一体で提供できる会社は他になく、当社グループはこの強みを活かして差別化を推進しており、競合企業に劣らない体制を構築していると認識しております。しかしながら、今後競合企業の競争優位性が高まり、また他企業の新規参入等により競争が激化し、相対的に当社グループの競争優位性が低下した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 大規模な自然災害、感染症の長期的な流行等によるリスク 当社グループでは、地震、台風、洪水等の自然災害や火災等の事故、テロ行為や戦争、及び感染症の流行の発生を想定し、必要とされる安全対策や安否確認体制の構築等を行い、事業への影響の回避に努めております。しかしながら、想定を超える大規模な自然災害、事故、感染症の長期的な流行等の事態が発生した場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社グループの事業運営に関するリスク ① 法的規制に関するリスク 当社グループの業務の遂行においては、関係監督省庁から許認可や指定等を受ける必要があるものが含まれます。その主な内容及び関連する法規制等については次のとおりです。 法規制等   許認可   番号及び有効期限   所管 住宅金融事業   貸金業法   貸金業者登録 登録年月日:2005年12月15日(東京都知事登録)、2006年3月16日(都知事登録に代えて関東財務局長登録)   登録番号:関東財務局長(6)第01464号 現行登録期限:2024年3月17日~2027年3月16日(3年毎に更新必要)   金融庁 自主規制規則   日本貸金業協会加入承認 加入承認日:2012年11月13日   会員番号:第005752号   日本貸金業協会 銀行法   銀行代理業許可 所属銀行:ソニー銀行株式会社 許可年月日:2018年10月11日   許可番号:関東財務局長(銀代)第343号 有効期限:なし   金融庁 銀行代理業許可 所属銀行:auじぶん銀行株式会社 許可年月日:2024年12月5日 法規制等   許認可   番号及び有効期限   所管 住宅瑕疵保険等事業   特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)   住宅瑕疵担保責任保険法人指定 指定日:2008年10月16日   指定番号:指定番号5 有効期限:なし   国土交通省 役員の選任及び解任の認可 業務規程に関する認可 事業計画の認可 引渡後保険の引受の認可 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)   登録住宅性能評価機関の登録 登録日:2001年4月2日   登録番号:国土交通大臣18 有効期限:2026年3月31日~2031年3月30日(5年毎に更新必要) (注)2006年3月1日に指定制から登録制に移行   国土交通省 適合証明業務に関する協定書   適合証明業務の受託機関の協定締結 締結日:2007年1月1日   有効期限:なし   国土交通省及び財務省 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律   BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく評価の実施機関の登録 登録日:2016年4月1日   登録番号:029(一般社団法人住宅性能評価・表示協会への登録) 有効期限:2026年4月1日~2031年3月31日(5年毎に更新必要)   国土交通省 登録建築物エネルギー消費性能判定機関の登録 登録日:2017年3月28日   登録番号:国土交通大臣22 有効期限:2022年4月1日~2027年3月31日(5年毎に更新必要)   国土交通省 住宅アカデメイア事業   建築士法   建築士事務所の登録 登録日:2021年10月20日   登録番号:一級東京都知事登録 第64642号 有効期限:2021年10月20日~2026年10月19日(5年毎に更新必要)   東京都 旅館業法   ホテル営業の許可 許可日:2017年4月24日   許可番号:愛知県豊川保健所指令29豊川保第467-1号 有効期限:なし   愛知県豊川保健所 資金決済に関する法律   第三者型発行者の登録 登録日:2021年10月19日   登録番号:関東財務局長第00754号 有効期限:なし   金融庁 当社グループでは、法規制等の遵守のために、社内規程や管理体制の構築及び従業員教育を行い、コンプライアンス体制の整備に努めており、現状上記許認可等について取消事由に該当している状況にはありません。 しかしながら、当社が貸金業法等に対する重大な違反を犯した等の場合は、貸金業者の登録取消しや更新登録不可による住宅金融事業継続不能の事態に陥る可能性があり、また特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律等への重大な違反を犯した場合は、住宅瑕疵担保責任保険法人の指定取消しによる住宅瑕疵保険等事業の継続不能の事態を招く可能性がある等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また今後、当該法規制等の改正があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② システム障害に関するリスク 住宅瑕疵保険等事業及び住宅アカデメイア事業におけるサービス申込・提供に関する業務及び業務関連データ保管は、Webサイトを含め、当社グループ管理の業務システムに依存しております。また、住宅金融事業においては独立行政法人住宅金融支援機構(以下「機構」)のシステムや当社社内システムを活用して業務を遂行しております。これらのシステムや保管データに関しては、バックアップの二重化や、ファイアウォール、ウィルスチェック等、障害を回避するための対策を講じております。また、構築したアプリケーションソフトの不具合等が発生した場合でも、早急な対応が可能な体制を整えております。 しかしながら、想定を超えた災害、攻撃、あるいはアクセスの急激な増加、または構築したアプリケーションソフトの不具合等、様々な要因によって、当社グループの業務システム及び保管データに長期間にわたる障害又は問題が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報管理に関するリスク 当社グループでは、事業の性格上多数の個人情報を取得しているため、個人情報の取扱いと管理には細心の注意を払っております。メール送信時の添付書類パスワード自動付加等のシステム面での漏えい防止措置に加え、社内ルール・手続きの明確化・徹底化並びに役職員に対する教育を行い、個人情報の管理に努めております。 しかしながら個人情報流出の事態が発生した場合は、損害賠償請求や信用低下により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権に関するリスク 当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しない体制として、社内教育の実施や顧問弁護士による調査・チェックを実施しておりますが、当社グループが事業を推進する中で第三者の知的財産権を侵害した場合は、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴訟を提起される可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 紛争・係争に関するリスク 当社グループでは、コンプライアンスに関する諸規程を制定し、役職員の遵守を徹底し顧問弁護士との密な連携を図り、法令違反等発生リスクの低減に努めております。しかしながら、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、ユーザーや顧客、取引先、第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展した場合は、提起された訴訟の内容及び結果又はそれに関連する訴訟費用が発生し、当社グループの企業及びサービスに対するブランドイメージ毀損等の可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 各セグメントの事業運営に関するリスク ① 住宅金融事業に関するリスク A.フラット35制度変更等のリスク 当社の主力商品である「MSJフラット35」は、機構から住宅債権買取契約締結先と認定されることにより、機構が提供する固定金利型の住宅ローンであるフラット35を「MSJフラット35」として住宅資金需要者に貸付けている住宅ローンです。従って、機構における当該商品に係る制度や方針の変更等があった場合は、住宅金融事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 B.フラット35貸付用資金の調達に関するリスク フラット35は、当社のようなフラット35取扱機関が住宅資金需要者に貸付を行った後に、機構が当該貸付債権を買い取るスキームとなっております。当社では、貸付のための一時的な資金を民間金融機関から調達して住宅資金需要者に貸付け、その後当該貸付債権を機構へ売却することにより、民間金融機関からの借入を全額返済しております。民間金融機関からの調達金利は、機構による住宅ローン債権買取時に調達利息相当分が機構から支払われるため、当社のリスクは原則として生じません。 しかしながら、当社業績の大幅な悪化による与信低下や、民間金融機関側の事情による当社との関係縮小等の事態が生じ、当該貸付用資金が予定通りに調達できなくなった等の場合は、住宅金融事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 C.つなぎローン貸付用資金の調達に関するリスク つなぎローンとは、住宅資金需要者が住宅ローン実行前に発生する土地購入資金や着工金・上棟金等の支払いに対応するために借入れ、住宅ローン実行の際に全額返済する一時的なロ―ンのことで、当社では住宅資金需要者に「MSJプロパーつなぎローン」を貸付けております。当社は、貸付用資金を民間金融機関から調達しており、調達金利についてはTIBOR(東京オフショア市場での銀行間における為替取引金利)を基準とした利率が適用されております。「MSJプロパーつなぎローン」の融資金利は、短期プライムレート(民間金融機関が優良企業向けの短期貸出に適用する金利)と連動して設定し、当該融資金利にて当該資金調達に関わるコストを賄っております。 従って、当該貸付用資金の調達金利が急激に上昇する等の変動が発生し直ちに融資金利に全てを転嫁できない、または転嫁できてもそれにより競合企業より融資条件が劣後した等の場合は、住宅金融事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 D.アライアンスパートナーとの取引に関するリスク 当社は、全国のローン取扱事業会社やコンサルティング会社、建材事業者、保険代理店、住宅建設事業者、宅建事業者等とアライアンスパートナーとして提携を行っております。主としてアライアンスパートナーが当社に住宅資金需要者の紹介・取次等を行い、当社が住宅資金需要者に住宅ローン等を貸付け、当社がアライアンスパートナーに代理店手数料等を支払う仕組みとしており、当社の全国に配置する住宅ローン店舗の大半は、当社の直営店舗ではなくアライアンスパートナーである運営代理店による店舗となっている等、住宅金融事業においてはアライアンスパートナーが重要な位置付けとなっております。 従って、アライアンスパートナーとの取引に何らかの支障が生じた等の場合は、住宅金融事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 E.住宅ローン債権の流動化取引に関するリスク 当社の営業貸付金の一部は、特別目的会社を利用した流動化取引を実施しており、連結貸借対照表上ではオフバランス処理されているものが存在します。特別目的会社を利用した流動化取引は、会計処理に当たって会計・法律・金融に関する高度な専門知識を要する分野であるため、当社で新規スキームを導入する際には法律専門家等と慎重に検討のうえ、取引を開始しております。 しかしながら本取引は金額的重要性が大きいため、会計判断を誤りオンバランス処理すべき営業貸付金や短期借入金をオフバランス処理した場合は、総資本利益率等の財務指標に影響を及ぼす可能性があります。 ② 住宅瑕疵保険等事業に関するリスク A.住宅瑕疵(かし)保険に関する法令変更等のリスク 住宅瑕疵保険等事業における住宅瑕疵(かし)保険の販売は、当社子会社である株式会社ハウスジーメンが、特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律等に基づき、国土交通大臣から住宅瑕疵担保責任保険法人の指定を受け、行っております。従って、上記法令の変更等により住宅瑕疵担保責任保険制度そのものが法的根拠を失い、住宅瑕疵(かし)保険の販売が困難になる等の事態が生じた場合は、住宅瑕疵保険等事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 B.損害保険会社との再保険等に関するリスク 住宅瑕疵(かし)保険や地盤保証等は、株式会社ハウスジーメン又は一般社団法人住宅技術協議会が引き受けた責任において、損害保険会社と損害保険契約を締結し、その対価として損害保険会社に保険料の支払いを行う再保険等の仕組みによりリスクを最小化しております。損害保険会社とは良好な関係を構築・維持しておりますが、損害保険会社における方針変更等により保険料の上昇や継続取引が困難となる等の事態が生じた場合は、住宅瑕疵保険等事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 C.想定外の保険事故発生に関するリスク 住宅瑕疵(かし)保険は、再保険により保険事故が発生した場合のリスクヘッジを行っておりますが、保険金は株式会社ハウスジーメンが一義的に保険契約者に支払うこととなっており、株式会社ハウスジーメンは、法令等に基づき支払備金及び責任準備金等の積立を行っております。しかしながら、保険事故により想定を超える一時的な支出が発生した場合は、住宅瑕疵保険等事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 D.取次店との取引に関するリスク 株式会社ハウスジーメンは、全国の建材事業者、住宅フランチャイズ本部等、住宅事業者とのネットワークを有する企業等と取次店として提携を行っており、顧客である住宅事業者に対する営業活動の一端を取次店が担っております。従って、取次店との取引に何らかの支障が生じた等の場合は、住宅瑕疵保険等事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 E.外部委託先に関するリスク 住宅瑕疵保険等事業における「新築住宅かし保険」や「住宅性能評価」等のサービスは、建築士資格を有する検査員による検査・審査を行うこととなっており、この検査業務に関して外部の検査会社又は検査員等に委託しております。また「地盤保証」は登録地盤会社に地盤調査・解析・地盤改良工事等の委託を行っております。従って、これら委託先となる検査会社や地盤会社との取引に何らかの支障が生じ、代替対応が遅れるような事態が発生した場合は、住宅瑕疵保険等事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 住宅アカデメイア事業に関するリスク A.損害保険会社との保険に関するリスク 「住宅設備延長修理保証」等の住宅保証サービスは、株式会社住宅アカデメイアが住宅事業者と保証制度管理契約を締結し、アドミニストレーターとして制度運営を行っております。事故発生等の保証金支払いリスクに対しては、損害保険会社と損害保険契約を締結し、その対価として損害保険会社に保険料の支払いを行う仕組みによりリスクを最小化しております。損害保険会社とは良好な関係を構築・維持しておりますが、損害保険会社における方針変更等により保険料の上昇や継続取引が困難となる等の事態が生じた場合は、住宅アカデメイア事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 B.クラウドシステムの優位性持続に関するリスク 住宅事業クラウドシステム「助っ人クラウド」は、株式会社住宅アカデメイアが独自に開発したサービスであり、ベースとなるシステム等は既に一定の開発を終えておりますが、追加機能の開発を継続しております。当クラウドシステムは当社グループの差別化推進等を目的として住宅事業者に無償で提供しているため、直接的な営業収益・営業利益に寄与しておりませんが、住宅保証サービスの制度運営において当クラウドシステムの仕組みを活用しております。 従って、急速に技術革新が進み、株式会社住宅アカデメイアによる対応や追加機能の開発が大幅に遅延し、優位性が損なわれるような事態が発生した場合は、住宅アカデメイア事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、「新築住宅かし保険」等他セグメントのサービス販売においても当クラウドシステムの仕組みを一部活用しているため、他セグメントの業績にも影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における我が国経済は、資源価格の上昇や円安、経済の分断等を背景にインフレが恒常化し、企業収益や個人所得は二極化が進行、賃上げの動きも進んだものの消費者の実質賃金はマイナスが続きました。世界経済においては、米中対立やウクライナ・中東情勢の緊迫化により地政学リスクの急速な高まりのなかで、サプライチェーンの混乱や各国での金融引き締め政策、米国による関税政策等が継続し、世界的な景気減速への懸念と不透明感から、我が国経済に与える影響についてより一層の注視が求められる状況が続きました。 当社グループが属する住宅業界におきましては、2025年4月に改正建築基準法が施行されたことに伴い、建築確認の遅延や駆け込み需要の反動等が住宅着工に影響し、国土交通省が発表した全国の新設住宅着工戸数は、前年同月比で減少が続きました。また、円安やサプライチェーンの混乱に伴い建築資材が高騰し、人件費の上昇も加わり住宅価格は高止まりの状況にあり、更に住宅ローン金利の上昇も重なったことで、消費者にとって住宅取得の難しさが一段と高まりました。こうした環境のなか、当社グループの顧客層である全国の中小住宅事業者(工務店・ビルダー)を取り巻く経営環境は一層厳しさを増し、与信力の低下等により資金繰りが悪化するケースも増加しました。 このような事業環境のもと、当社グループは創業当時から掲げる「住宅事業者の経営を支援し、住宅産業の課題を解決する」という基本方針に基づき、グループ一体となり差別化を訴求する営業活動や、住宅事業者のサポート業務、住宅事業者の多角化経営を支援するための中古住宅向け戦略商品の開発検討等に注力し、各事業を推進いたしました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 A.財政状態 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比較して2,560,062千円増加し、24,657,340千円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して1,778,155千円増加し、15,098,314千円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して781,906千円増加し、9,559,025千円となりました。 B.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、営業収益7,960,229千円(前年同期比5.2%増)、営業利益1,583,585千円(同13.1%増)、経常利益1,595,116千円(同13.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,089,773千円(同10.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 (A) 住宅金融事業 住宅金融事業におきましては、事業の継続的成長に向け商品の多角化を推進するとともに、幅広い商品ラインナップやコンサルティング力等の強みを活かし、住宅事業者への経営支援やサポートを推進いたしました。 全国の住宅ローン市場においては、変動金利型住宅ローン金利が上昇傾向にあることから、固定金利型と変動金利型の金利差が徐々に狭まり、独立行政法人住宅金融支援機構と民間金融機関との提携による固定金利型住宅ローン「フラット35」の市場は回復傾向となりました。当連結会計年度における融資実行件数(銀行代理ローン商品及び提携ローン商品を除く)は前年同期比で5.6%の増加となり、なかでも主力商品である「MSJフラット35」の融資実行件数が増加しました。融資金額においても住宅価格高騰等の影響により増加し、融資手数料収入を押し上げる要因となりました。 また、融資手数料の価格競争が激化するなかにおいても、当社では住宅事業者への販売支援により差別化を強化し買取再販ローンを推進する等、商品の多角化による地道な収益積上げを行い、収益性の向上に努めました。しかしながら、資金調達において金利上昇の影響を受け営業原価は増加しました。 この結果、当連結会計年度の業績は、営業収益3,907,185千円(前年同期比7.8%増)、営業利益1,137,396千円(同8.2%増)となりました。 (B) 住宅瑕疵保険等事業 住宅瑕疵保険等事業におきましては、主力商品である戸建住宅及び共同住宅の「新築住宅かし保険」の販売を推進するため、従前より注力しております住宅事業クラウドシステム「助っ人クラウド」及び「地盤保証」の同時提案による差別化を前面に打ち出した積極的な営業活動を展開・継続し、幅広い商品ラインナップを組み合わせて住宅事業者の経営支援を行う等、クロス販売を推進いたしました。 住宅業界においては、持家(注文住宅)の全国新設住宅着工戸数は減少が続き、「新築住宅かし保険」及び「地盤保証」等一部サービスが影響を受けたものの、政府が推進する省エネ基準適合住宅の普及施策により「住宅性能評価」等の関連サービスが伸び、当連結会計年度における保険証券・保証書・評価書・適合証等の発行件数(時限的な経済政策に対応するものは除く)は、前年同期比で2.5%の増加となりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、営業収益3,374,740千円(前年同期比2.0%増)、営業利益361,147千円(同26.0%増)となりました。前連結会計年度においては本社移転関連費用を一括計上したことにより利益が一時的に減少しましたが、当連結会計年度においては当該費用の発生がなかったことも影響し、利益が回復いたしました。 (C) 住宅アカデメイア事業 住宅アカデメイア事業におきましては、住宅事業クラウドシステム「助っ人クラウド」及びこれに連動する「住宅メンテナンス保証」「住宅設備延長修理保証」等の住宅保証サービスの提供を推進し、グループ戦略として「助っ人クラウド」の追加機能開発に注力いたしました。 併せて、助っ人クラウドを利用する住宅事業者に向けた「住宅メンテナンス保証」等のクロスセル提案や、省エネ基準適合住宅政策に関連して住宅事業者向けの設計サポートサービス(「住宅フルフィルメント・サービス」)を推進し、また、一部の住宅事業者においては戸建住宅やマンションの引渡数が減少したものの、当連結会計年度における住宅保証サービス件数は前年同期比で4.4%の増加となりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、営業収益678,302千円(前年同期比7.5%増)、営業利益85,041千円(同38.4%増)となりました。前連結会計年度においては本社移転関連費用を一括計上したことにより利益が一時的に減少しましたが、当連結会計年度においては当該費用の発生がなかったことも影響し、利益が回復いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、5,103,956千円と前連結会計年度末に比べ76,274千円減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により減少した資金は、1,212,478千円(前連結会計年度は1,819,395千円の収入)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益1,594,757千円、減価償却費110,594千円であり、主な支出要因は、営業未収入金の増加1,265,550千円、営業貸付金の増加1,180,200千円、法人税等の支払額393,473千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により減少した資金は、160,960千円(前連結会計年度は225,399千円の支出)となりました。主な支出要因は、非連結子会社株式の取得による支出100,154千円、有形固定資産の取得による支出4,698千円、無形固定資産の取得による支出53,246千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により増加した資金は、1,297,164千円(前連結会計年度は1,088,270千円の支出)となりました。主な収入要因は、短期借入金の増加2,029,570千円であり、主な支出要因は、長期借入金の返済による支出408,384千円、配当金の支払額323,612千円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 A.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 B.受注実績 当社グループの事業の性格上、受注状況の記載に馴染まないため、記載しておりません。 C.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 住宅金融事業  (千円)   3,907,185   107.8 住宅瑕疵保険等事業  (千円)   3,374,740   102.0 住宅アカデメイア事業  (千円)   678,302   107.5 合計(千円)   7,960,229   105.2 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては後述の「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」をご参照ください。 なお、経営者は、過去の実績や状況に応じ、合理的と考えられる様々な要因に基づき見積り及び判断を行っております。しかしながら、これらの見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 A.経営成績等 (A) 財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比較して2,560,062千円増加し、24,657,340千円となりました。主な要因は、現金及び預金が91,429千円減少する一方、営業未収入金が1,265,550千円、営業貸付金が1,193,281千円増加したことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して1,778,155千円増加し、15,098,314千円となりました。主な要因は、長期借入金が408,384千円減少する一方、短期借入金が2,029,570千円、未払法人税等112,156千円が増加したことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して781,906千円増加し、9,559,025千円となりました。主な要因は、当連結会計年度において、利益剰余金が766,329千円増加したことによるものです。 (B) 経営成績 (営業収益) 営業収益は、住宅金融事業、住宅瑕疵保険等事業、住宅アカデメイア事業の全事業において増加したことにより、前連結会計年度と比較して394,444千円増加し、7,960,229千円(前年同期比5.2%増)となりました。 (営業原価、販売費及び一般管理費) 営業原価は、営業収益の増加にともない住宅金融事業、住宅アカデメイア事業において増加したことにより、前連結会計年度と比較して112,900千円増加し、2,267,431千円(同5.2%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、住宅金融事業において代理店手数料が増加したことにより、前連結会計年度と比較して98,182千円増加し、4,109,212千円(同2.4%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が増加したことにより、前連結会計年度と比較して107,108千円増加し、1,089,773千円(同10.9%増)となりました。 (C) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 B.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、金融サービスを取り扱っており、また主に住宅・不動産関連の業界に属する住宅事業者及び住宅を購入等する消費者を顧客としていることから、金利、住宅の建設・流通、国内の人口等の動向や不動産に関わる税制や消費税法の改正等の影響を受けることがあります。 例えば、現在のような低い水準の住宅ローン金利が上昇した場合や、建材・資材価格の急激な上昇、景気悪化等による消費者の住宅取得マインドが低迷した場合、住宅着工・流通戸数が急激に減少した場合等は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 また、我が国の人口・世帯数は減少し続けることが予想されており、中長期的には新設住宅着工戸数も減少傾向が続くと予想されていることから、当社グループが新築住宅向けの住宅ローンや住宅瑕疵(かし)保険の販売に過度に依存し続けた場合、将来の経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 C.資本の財源及び資金の流動性 当社グループのセグメントのうち、住宅金融事業では、住宅ローンの貸付に必要な資金を銀行より借入れることにより調達しております。当社は顧客への貸付を行うと同時に、当該貸付債権を独立行政法人住宅金融支援機構に譲渡し、この譲渡代金を銀行からの借入金返済に充てております。 住宅瑕疵保険等事業では、当該事業の柱である瑕疵検査業務、及び瑕疵保険業務において、営業収益である検査料収入、瑕疵保険料収入はそれぞれ住宅事業者から前受金で受取り、この資金をもって営業原価である検査員への検査料、損害保険会社への再保険料を支出しており、その他の必要資金は自己資金で賄っております。従って住宅金融事業、住宅瑕疵保険等事業においては、特に運転資金の調達は必要としておりません。 住宅アカデメイア事業では、住宅保証サービス提供業務等において、基本的に売掛金の回収と買掛金の支払いはほぼ同時に行われます。また設備投資資金については、当社からの投融資で賄っております。 D.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、長期利益の実現を目指し、「堅実で持続的な増益」を最も重要な経営目標としております。増収も主要な目標のひとつと考えておりますが、顧客・投資家・株主・従業員・社会等のステークホルダーに対する責任を果たすためには、健全で積極的な投資を継続し持続的に成長していくことが肝要であるとの価値観から、増収よりも増益に重きを置き、「営業利益」を重要な指標として位置付けております。 当連結会計年度における「営業利益」は1,583,585千円となり、前連結会計年度と比較して13.1%の増益となりました。

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出典

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