概要
インフキュリオンは、2006年5月に設立されたフィンテック企業である。決済・金融機能をクラウド上のプラットフォームとして提供する「決済イネーブラー」を標榜し、消費者向けから事業者間まで幅広い決済領域をカバーする。主なプロダクトには、国際ブランドカード発行基盤「Xard」、請求書のカード支払いプラットフォーム「Winvoice」、マルチ決済端末「Anywhere」などがある。2025年10月に東京証券取引所グロース市場に上場。2026年3月期の売上高は95億円、営業利益4億円、従業員数は388名である。
三つの事業セグメントで構成する決済プラットフォーム
当社グループは、ペイメントプラットフォーム事業、マーチャントプラットフォーム事業、コンサルティング事業の三つのセグメントで構成される。ペイメントプラットフォーム事業では、国際ブランドカード発行基盤「Xard」、請求書カード払い「Winvoice」、デジタルウォレット構築プラットフォーム「Wallet Station」などを提供する。マーチャントプラットフォーム事業では、加盟店向けにマルチ決済端末「Anywhere」とフルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios」を提供する。コンサルティング事業では、決済・金融領域における新規事業開発の支援やプロダクト導入の入口として機能する。2026年3月期のセグメント売上高は、ペイメントプラットフォーム事業が52億円、マーチャントプラットフォーム事業が27億円、コンサルティング事業が14億円である。
フロー収入とストック収入で構成される収益構造
当社グループの収益は、フロー収入、ストック収入、コンサルティング収入の三つに区分される。フロー収入は、プロダクトの初期導入や決済端末の販売に伴う一時的な収入である。ストック収入は、月額基本料と決済処理金額に応じた従量課金で構成され、安定的な収益基盤となる。コンサルティング収入は、既存顧客からの継続受注が80%以上を占める。2026年3月期の連結売上高95億円のうち、フロー収入が48.2%を占めるが、ペイメントプラットフォーム事業の成長に伴い、ストック収入の比率が高まる見通しである。決済処理金額(GTV)の拡大が収益成長の鍵であり、特に事業者間(BtoB)領域での積み上げが進んでいる。
SMBCグループとの資本業務提携で法人領域を強化
2024年8月、当社は株式会社三井住友銀行および三井住友カード株式会社(SMBCグループ)と資本業務提携契約を締結した。2024年9月には、SMBCグループの完全子会社を通じた増資引き受けと既存株主からの株式取得により、同社の持分法適用関連会社となった。2025年4月には、SMBCグループが提供する法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」の開発への参画を発表した。この協業では、当社の次世代カード発行プラットフォームや請求書支払いプラットフォームをSMBCグループの法人カードと連携させ、決済・金融の枠を超えたソリューションを目指す。SMBCグループとの関係は、法人決済領域での事業拡大を加速させる重要な布石となっている。
業界の中での役割は決済・金融インフラのプラットフォーム提供者、および決済領域のコンサルタント。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ペイメントプラットフォーム事業 | 53億円 | 55.8% | -2億円 | -3.8% |
| マーチャントプラットフォーム 事業 | 27億円 | 28.4% | 5億円 | 18.5% |
| コンサルティング 事業 | 15億円 | 15.8% | 6億円 | 40.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01金融機関・事業者向け決済プラットフォーム主力
金融機関や事業者に対して、APIで接続可能なクラウド型の決済・金融ソリューションを提供。カード発行機能やキャッシュレス決済機能を顧客サービスに組み込む「組込型」のプラットフォームを展開する。
- Wallet Station
- 金融機関向けウォレットプラットフォーム。オリジナルPayの構築や決済機能を提供する。
- Xard
- 法人向け国際ブランドカード発行プラットフォーム。カード発行に必要な機能をAPIで提供する。
- Winvoice
- 請求書カード払いプラットフォーム。法人間決済をカードで行い、支払いサイクル延長や管理効率化を実現する。
- CharG
- オリジナルPayや地域通貨に、銀行口座からのリアルタイムチャージやATMチャージを追加構築できるサービス。
- finbee
- 自動貯金アプリ。個人やグループの貯金をサポートする。
02加盟店向け決済処理準主力
キャッシュレス社会の拡大に向けて、加盟店のキャッシュレス化・デジタル化を推進するプラットフォームを提供。マルチ決済端末や決済ゲートウェイ、アクワイアリングシステムをワンストップで提供する。
- Anywhere
- 決済端末(mPOS、EFT-POS)と決済アプリ、ゲートウェイを提供する。Androidアプリ搭載で業務端末としても機能する。
- Axios
- フルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム。加盟店開拓から精算までをワンストップで実現する。
03決済・金融コンサルティング副次
金融機関や大手企業向けに、決済・金融領域のコンサルティングサービスを提供。事業開発の支援を行うとともに、自社プロダクトの導入入口としても機能する。
製品と技術
Wallet Station:金融機関や事業者向けデジタルウォレット構築基盤
「Wallet Station」は、金融機関のデジタル化やリテール企業の自社決済手段構築を支援するプラットフォームである。クラウド上で提供され、APIを通じて二次元コード決済、個人間送金、会員管理、クーポン・ポイント発行などの機能を組み込むことができる。導入先企業は、自社の顧客経済圏を構築するための基盤として活用できる。金融機関向けには、自身のデジタル化に加え、顧客企業や系列金融機関へのウォレット機能提供も可能。2020年4月のNTTデータとの提携を経て、BaaS(Banking as a Service)基盤としての展開が進められている。
Xard:国際ブランドカード発行をAPIで実現するプラットフォーム
「Xard」は、フィンテック企業、金融機関、SaaS事業者などに対し、自社オリジナルの国際ブランドカード発行基盤をAPIで提供するプラットフォームである。一般的に国際ブランドカードの発行には、カード発行ライセンスの取得、残高管理、明細照会、決済処理など多岐にわたるプロセスが必要となるが、XardはこれらをAPIでワンストップに統合し、導入企業の開発負担とコストを大幅に低減する。2020年10月にKyashから譲り受けた「Kyash Direct」を機能拡張して2021年3月に運用開始した。VisaやMastercardなどの国際ブランドに対応し、プリペイドやデビットカードの発行が可能である。
Winvoice:請求書のクレジットカード払いを実現するBtoB決済基盤
「Winvoice」は、法人間の請求書支払いをクレジットカードで行うためのプラットフォームである。経費精算や会計システムとAPI連携し、請求書のデジタル管理とカード決済を組み合わせることで、支払いサイトの延長(最大60日)やバックオフィス業務の効率化を実現する。導入企業は、自社サービスにWinvoiceの機能を追加することで、低コストかつ迅速に請求書カード払いサービスを提供開始できる。2023年10月に提供を開始し、BtoB GTVの積み上げを通じてペイメントプラットフォーム事業の成長を牽引している。利用企業の拡大に伴い、未収入金や短期借入金の増加にも寄与している。
AnywhereとAxios:加盟店決済とアクワイアリングの総合プラットフォーム
「Anywhere」は、加盟店向けに決済端末(mPOSおよびEFT-POS)、決済アプリ、ゲートウェイをワンストップで提供する。Android端末にPOSレジや顧客管理アプリを搭載可能で、店舗運営のデジタル化を支援する。2026年3月期にはモビリティ業界への導入が進み、稼働端末ID数が拡大した。一方、「Axios」は、アクワイアリング事業への参入を低コストかつ短期間で実現するフルクラウド型プラットフォームである。Visaグループのソリューションを活用し、加盟店開拓から決済処理、精算までを統合。2026年4月に提供を開始し、新たな事業者層の参入を後押ししている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
決済ソリューションで急拡大、赤字から黒字転換
インフキュリオンは、キャッシュレス決済分野のソリューションを提供する情報・通信企業である。同社は決済代行サービスなどで存在感を高めており、売上高は2024年3月期の58億円から2026年3月期には95億円に達する見込みで、急速な成長を遂げている。ライバルであるソラコムやVRain Solutionとは異なる領域を開拓し、独自のポジションを築いている。営業利益率は直近で4.21%と黒字化しており、収益体質の改善が進んでいる。しかし、売上高に占める営業利益率は低く、今後の収益力向上が求められる。
強み
- キャッシュレス決済のソリューションに特化し、技術・ノウハウを蓄積。大手とのパイプも強い。
- 過去3年で売上高が58億円から95億円と大幅拡大。市場の追い風を受ける。
- 営業利益率は低いものの、2025年3月期に黒字転換。損益分岐点を超えた。
- 大手が手がけにくい決済領域で差別化し、特定セグメントに強み。
課題
- 営業利益率が4%台と低水準。規模拡大に伴うコスト増が収益を圧迫。
- 決済市場には大手や新興企業が多数参入し、価格競争が激しい。
- 特定の顧客や業界への依存度が高く、取引先の動向に左右されるリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がインフキュリオン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2477手間いらず | 211億円 | 16.9倍 |
| 2 | 4393バンク・オブ・イノベーション | 211億円 | 12.3倍 |
| 3 | 3835eBASE | 207億円 | 19.1倍 |
| 4 | 3968セグエグループ | 205億円 | 10.0倍 |
| 5 | 4800オリコン | 205億円 | 27.9倍 |
| 6 | 438Aインフキュリオン | 204億円 | 43.1倍 |
| 7 | 3901マークラインズ | 200億円 | 12.4倍 |
| 8 | 5139オープンワーク | 199億円 | 19.6倍 |
| 9 | 3853アステリア | 198億円 | 23.6倍 |
| 10 | 4434サーバーワークス | 197億円 | — |
| 11 | 3678メディアドゥ | 196億円 | 10.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
創業からmPOSサービス開始までの七年間
2006年5月、株式会社インフキュリオンが設立された。2010年4月、店舗向け決済サービス提供を目的に子会社リンク・プロセシングを設立。2011年8月、スマートフォンを活用したクレジットカード決済サービス(mPOS)「Anywhere」の提供を開始した。2012年9月には、Anywhereにおける協業を目的に株式会社NTTドコモと資本業務提携を締結。2013年10月にはユーシーカード株式会社とも同様の提携を行い、mPOS事業の拡大に向けた布石を打った。この時期、創業者丸山弘毅は決済業界での知見を活かし、新たな決済手段の普及に注力した。
グループ体制への移行とコンサルティング事業の分立
2014年2月、コンサルティング事業を分社化するため、インフキュリオン コンサルティング準備会社(現 株式会社インフキュリオン コンサルティング)を設立。同年4月、商号を株式会社インフキュリオン・グループ(現 株式会社インフキュリオン)に変更し、持株会社体制へ移行した。同年7月、決済業界の出版事業を手掛ける株式会社カード・ウェーブを完全子会社化。2015年10月には代表の丸山弘毅が一般社団法人Fintech協会を設立し、業界の発展に寄与。2016年4月、SBIインベストメントのFinTechファンドを引受先とした第三者割当増資を実施し、資金調達を行った。
BaaSプラットフォームとカード発行領域への進出
2016年12月、銀行APIを活用したフィンテックサービス「finbee」の提供を開始。2017年10月には二次元コード決済のゲートウェイを提供する株式会社アダプトネットワークスを設立。2018年3月、株式交換等によりリンク・プロセシングを完全子会社化し、グループ経営を強化した。同年8月、BaaSプラットフォーム「Wallet Station」の提供を開始。2020年4月には株式会社NTTデータと資本業務提携を結び、金融機関向けBaaS基盤の構築を加速。同年10月、株式会社Kyashから企業向けカード発行事業「Kyash Direct」を譲り受け、翌2021年3月に「Xard」としてリニューアル・提供を開始した。
BtoB決済領域への本格参入と事業拡大
2021年10月、株式交換等により株式会社ネストエッグを完全子会社化し、グループの事業基盤を拡充。2022年11月、第三者型前払式支払手段発行者として「Coke ON Wallet」に参画。2023年7月にはプリペイドチャージ連携サービス「CharG」を、同年10月には請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」をそれぞれ提供開始した。2024年4月、経営効率化のため子会社アダプトネットワークスを吸収合併。これらの動きは、消費者向け決済から事業者間決済への軸足のシフトを示しており、BtoB領域におけるプロダクトラインの拡充が進んだ。
SMBCグループとの提携から上場へ至る経営の転機
2024年8月、株式会社三井住友銀行および三井住友カード株式会社と資本業務提携契約を締結。同年9月には三井住友フィナンシャルグループの完全子会社を通じた増資引き受けにより、同社の持分法適用関連会社となった。2025年4月、SMBCグループの法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」の開発参画を発表。同年10月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後も成長を続け、2026年4月にはフルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios」の提供を開始し、アクワイアリング事業への参入を支援する新たなサービスを展開している。
年表30件を開く
2000年代
- 2006年5月㈱インフキュリオン設立
2010年代
- 2010年4月店舗向け決済サービス提供のため、㈱リンク・プロセシングを子会社として設立
- 2011年8月スマートフォンを活用したクレジットカード決済サービス(mPOSサービス)Anywhereを提供開始
- 2012年9月㈱リンク・プロセシングが、Anywhereにおける協業を目的に㈱NTTドコモと資本業務提携
- 2013年10月㈱リンク・プロセシングが、Anywhereにおける協業を目的にユーシーカード㈱と資本業務提携
- 2014年2月コンサルティング事業を分社化するため、㈱インフキュリオン コンサルティング準備会社(現 ㈱インフキュリオン コンサルティング)を設立
- 2014年4月商号変更㈱インフキュリオンから㈱インフキュリオン・グループ(現 ㈱インフキュリオン)へ商号変更
- 2014年7月M&A決済業界に関する出版事業を手掛ける㈱カード・ウェーブを完全子会社化
- 2015年10月創業当社代表の丸山弘毅が日本の決済・金融業界の発展を目的に一般社団法人Fintech協会を設立、代表理事に就任(現在はエグゼクティブアドバイザー)
- 2016年4月SBIインベストメント㈱「FinTechファンド」を引受先とした第三者割当増資を実施
- 2016年12月銀行APIを活用したFintechサービス「finbee」の提供開始
- 2017年10月二次元コード決済のゲートウェイを提供する㈱アダプトネットワークスを設立
- 2018年3月M&Aグループ経営体制の強化を目的に、株式交換等により㈱リンク・プロセシングを完全子会社化
- 2018年7月M&A経営の効率化を目的に㈱インフキュリオンが㈱カード・ウェーブを吸収合併
- 2018年8月BaaSプラットフォーム「Wallet Station」を提供開始
2020年代
- 2020年4月金融機関向けのBaaS基盤提供を目的に㈱エヌ・ティ・ティ・データと資本業務提携
- 2020年7月商号変更「㈱インフキュリオン・グループ」の商号を「㈱インフキュリオン」に変更 子会社「㈱インフキュリオン」の商号を「㈱インフキュリオン コンサルティング」に変更
- 2020年10月㈱Kyashより企業向けカード発行事業「Kyash Direct(キャッシュ ダイレクト)」を譲受
- 2020年11月M&A「㈱インフキュリオン」と「㈱インフキュリオンデジタル」を合併し、事業持株会社体制に移行
- 2021年3月「Kyash Direct」を機能拡張及びリニューアルし、「Xard」として運用開始
- 2021年10月M&A株式交換等により㈱ネストエッグを完全子会社化
- 2022年11月第三者型前払式支払手段発行者として「Coke ON Wallet(コークオン ウォレット)」に参画
- 2023年7月プリペイドチャージ連携サービス「CharG」を提供開始
- 2023年10月請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」を提供開始
- 2024年4月M&A経営の効率化を目的に㈱インフキュリオンを存続会社として、子会社である㈱アダプトネットワークスを吸収合併
- 2024年8月㈱三井住友銀行及び三井住友カード㈱と資本業務提携契約を締結
- 2024年9月M&A㈱三井住友フィナンシャルグループの完全子会社(㈱三井住友銀行及び三井住友カード㈱)を通じた増資引受け及び既存株主からの当社株式取得により、同社の持分法適用会社化
- 2025年4月㈱三井住友フィナンシャルグループ、㈱三井住友銀行及び三井住友カード㈱が提供する法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」の開発への参画を発表
- 2025年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2026年4月フルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios」を提供開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は2つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
全方位アプローチによる顧客基盤の拡大
SaaS企業、大手企業、金融機関のいずれに対しても、決済プラットフォームの導入を推進する。大手企業や金融機関には、プロジェクトマネジメントや既存システム連携を支援するインテグレーション機能を強化する。
- 02
サービス・機能の領域拡張によるプラットフォーム付加価値の向上
主力プロダクトXard等を通じて、国際ブランドカード発行に必要なAPI機能やプロセシングを提供し、事業者のカード発行業務やコストを削減する。機能拡張により導入企業の需要を満たし、プラットフォームの付加価値を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱インフキュリオン コンサルティング(注)3、6東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱リンク・プロセシング(注)3、6東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ネストエッグ東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱三井住友フィナンシャルグループ(注)4、5東京都 千代田区 · その他の関係会社議決権28.9%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は95億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+31.9%、利益が+300.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 112億円 | 95億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 4億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 43 | 3 | 7.0 | 4 |
| 2026年4Q | 52 | 1 | 1.9 | 0 |
| 2027年1Q | 24 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 5期分
2022年3月期からの5期で、売上は16億円から95億円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 16 | — | −9 | — | −14 |
| 2023年3月 | 30 | — | −4 | — | −11 |
| 経営の効率化を目的に㈱インフキュリオンを存続会社として、子会社である㈱アダプトネットワークスを吸収合併 | |||||
| 2024年3月 | 58 | — | −6 | — | −6 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 72 | 1 | 1 | 1.4 | 1 |
| 2026年3月 | 95 | 4 | 3 | 4.2 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高95億円のうち、営業利益として残るのは4億円で4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.6%49億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.2%41億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.1%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2026年3月期は営業CFが−4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は53億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | −8 | −5 | 15 | −13 | 14 |
| 2025年3月 | −3 | −3 | 8 | −6 | 16 |
| 2026年3月 | −4 | −3 | 45 | −7 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 5期分
2026年3月期の総資産は108億円。このうち返さなくてよい自己資本が56億円で、自己資本比率は51.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 29 | 10 | 19 | 33.4 |
| 2023年3月 | 25 | 2 | 23 | 7.7 |
| 2024年3月 | 43 | 7 | 36 | 15.6 |
| 2025年3月 | 52 | 24 | 28 | 46.1 |
| 2026年3月 | 108 | 56 | 52 | 51.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中64位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中447位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥985で、1年前と比べて-32.1%。過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 43.1倍 |
| PER (会社予想) | 43.1倍 |
| PBR | 3.66倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月13日に931円まで急伸し、その後も上昇を続け、8月20日には1011円に到達。1ヶ月で21.8%上昇、1年では30.3%下落です。25日移動平均線(880.04円)を14.9%上回り、75日線(821.95円)に対しても23.0%上方に位置します。52週高値1695円からは40.4%低い水準ですが、52週安値674円からは50.0%高い水準です。RSIは84.21と買われ過ぎで、短期的な調整リスクが高まっています。出来高は8月13日に41万株と急増し、その後も高水準が続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)。
PERは44.36倍で業界平均30.57倍を上回り、予想PERも44.3倍と高水準。PBRは3.76倍で平均2.94倍を上回り、ROEは11.1%と一定の収益性。無配当で利回りはゼロ。売上高は増加基調だが営業利益率は低く、最終利益も小幅。割高だが収益改善の途上にあり、今後の成長に期待。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 43.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 43.1倍 | — |
| PBR | 3.66倍 | 2.96倍 |
| ROE | 11.1% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
フィンテック需要の高まりを背景に売上高が急成長している一方で、営業利益率がまだ低く、過去には赤字も経験している点が論点。強気派は、金融機関のデジタル化投資が今後も拡大するとみて、成長の持続性を評価。また、時価総額210億円に対して売上高95億円と成長余地が大きいと指摘する。弱気派は、競争の激化や開発コストの増加で利益率が伸び悩むと懸念し、PER44倍とバリュエーションが割高だと指摘する。また、過去の赤字から黒字転換したばかりで、安定的な収益化にはまだ時間がかかるとみる。
- フィンテック特化の成長
売上高は30億円から95億円へ約3倍に成長
- 金融機関のDX投資拡大
キャッシュレスやオープンAPIの需要が中期的に続く
- 黒字転換の実績
直近期に営業利益率4.21%まで改善
- 売上高が58→95億円と3期連続増決算発表後影響強
売上高58億円→72億円→95億円。営業損益も黒字化し成長軌道に乗った。
- 営業黒字定着通年影響中
営業利益1億円→4億円、純利益4億円。2期連続で黒字を確保した。
- 営業利益率の改善余地継続影響中
営業利益率4.21%。売上高95億円と拡大中で、固定費比率が下がれば更に改善する。
- 株価下落の反動不定影響弱
年間30.3%下落。売られすぎでリバウンド余地がある。
- 利益率の低さ
営業利益率4%台は、成長企業として依然低水準
- バリュエーションの高さ
PER約44倍と将来の成長を織り込み済み
- 競争激化の懸念
フィンテック分野は新興企業の参入が相次ぐ
- PER44.3倍と評価が割高通年影響強
予想PER44.3倍、時価総額210億円に対し純利益4億円。成長鈍化なら急落リスク。
- 無配当で株主還元が乏しい通年影響中
配当利回り0%。成長投資が優先され、配当を待つ投資家は敬遠する。
- PBR3.76倍と純資産超過継続影響中
PBR3.76倍。ROE11.1%に対しバリュエーションが膨らんでいる。
- 外国人保有12.21%と低め継続影響弱
外国人株主比率12.21%。グローバル資金の流入が限定的。
- 営業利益率
- 成長に伴う収益性改善が確認できるか
- 金融機関向け売上比率
- 特化戦略が奏功しているか測る
- 受注残高
- 将来の売上成長の持続性を確認
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ6,148人。区分でいちばん多いのは個人・その他で44.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年3月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 44.6 |
| 事業法人 | 22.3 |
| 金融機関 | 18.3 |
| 外国法人 | 12.2 |
| 証券会社 | 2.6 |
| 外国人個人 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 三井住友カード株式会社 | 14.42 |
| 02 | 株式会社三井住友銀行 | 14.41 |
| 03 | 丸山 弘毅 | 9.86 |
| 04 | 来田 武則 | 9.66 |
| 05 | PLEIAD-MINERVA JAPAN GROWTH OPPORTUNITIES LP (常任代理人 ミネルバ・グロース・パートナーズ株式会社) | 4.71 |
| 06 | CEPLUX-ABRDN SICAV I (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 4.30 |
| 07 | 神澤 順 | 2.87 |
| 08 | FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 2.53 |
| 09 | QR2号ファンド投資事業有限責任組合 | 2.03 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-05SBIインベストメント株式会社新規の大量保有報告2.55%-0.03pt
- 2026-05-11三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告0.39%-0.64pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 5期分
1株利益は5期で+100%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | ROE% |
|---|---|---|
| 2022年3月 | −37,222 | −238.6 |
| 2023年3月 | −25,623 | −183.6 |
| 2024年3月 | −33 | −104.3 |
| 2025年3月 | 4 | 4.8 |
| 2026年3月 | 23 | 11.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 丸山弘毅 | 代表取締役社長 | 49 | 2,043,200 |
| 来田武則 | 取締役 副社長 執行役員 | 50 | 2,003,100 |
| 野上健一 | 取締役 執行役員 | 40 | — |
| 髙木一輝 | 取締役 執行役員 | 45 | 120,000 |
| 重富隆介 | 取締役 | 64 | 30,000 |
| 富岡圭 | 取締役 | 50 | 30,000 |
| 徳田勝之 | 取締役 | 62 | — |
| 關弘 | 常勤監査役 | 63 | — |
| 品川広志 | 監査役 | 49 | — |
| 本行隆之 | 監査役 | 49 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 83 | 83 | 17 |
| 社外取締役 | 4 | 14 | 14 | 4 |
| 監査役 | 1 | 12 | 12 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,840字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題10,141字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,757字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,031字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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