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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

手間いらず

Temairazu, Inc.2477 · Standard · 情報・通信業

宿泊施設向けの予約管理システムを主力とし、比較サイト運営で広告収入を得るインターネットサービス企業。

概要

手間いらず株式会社は、宿泊施設向け予約サイトコントローラー「TEMAIRAZU」シリーズを主力とするアプリケーションサービス事業と、比較サイト「比較.com」を運営するインターネットメディア事業の2セグメントで構成される。2003年8月に比較サイト運営会社として設立され、2006年3月に東証マザーズに上場。2025年6月期の売上高は22億円、営業利益16億円、当期純利益11億円。従業員数は41名。本社は東京都渋谷区恵比寿。

宿泊予約一元管理のアプリケーションサービス事業

主力のアプリケーションサービス事業は、ホテル・旅館などの宿泊施設に向けて、複数の宿泊予約サイトや自社予約エンジンの在庫・料金を一元管理できるシステム「TEMAIRAZU」シリーズを提供する。収入は月額固定の基本利用料・オプション利用料と、予約数に応じた変動料金で構成される。2025年6月期の同事業売上高は21億7446万円(前期比8.5%増)、セグメント利益は17億7172万円(同9.9%増)で、全体の売上高の99.5%を占める。インバウンド需要の拡大を背景に宿泊予約数が増加し、変動収入が伸びた。

比較サイト運営のインターネットメディア事業

インターネットメディア事業では、比較サイト「比較.com」を中心に広告媒体を運営する。ショッピング、プロバイダー、旅行、資産運用など様々な分野の商品・サービス情報を整理し、ユーザーに提供。資料請求や見積請求、申込、予約、購買の取次も行う。収入は月額固定広告収入と成果報酬型広告収入から成る。同事業の売上高は2025年6月期で10万814千円と小規模だが、比較サイトのトラフィックを活かした安定的な収益源となっている。

38拠点に及ぶ販路連携と外部システムとの統合

アプリケーションサービス事業の強みは、国内外のオンライン予約サイト(OTA)や各種管理システムとの連携の広さにある。2025年6月期には、Klook、ヨギオテ、Hopper、Nuiteeなど新たに8つのOTA・プラットフォームとの連携を開始。米国IDeaS社のレベニューマネジメントソフト「G3 RMS」との接続は国内コントローラーで初めて。全日本空輸(ANA)との「Universal MaaS」共同プロジェクトも始動し、宿泊施設の予約一括手配やバリアフリー調査実証実験を進める。

小規模組織ながら高収益を維持するビジネスモデル

従業員数41名の小規模組織だが、2025年6月期の売上高営業利益率は73.6%と極めて高い。これは、クラウド型(ASP)のサブスクリプションモデルにより、利用施設数の増加がほぼそのまま収益増に直結するストック型ビジネスであるためだ。固定費が限られており、追加の予約ごとに発生する変動費もわずか。営業利益は前期比8.9%増の16億894万円、当期純利益は同9.3%増の10億6742万円と、安定的な増収増益を継続している。

業界の中での役割は宿泊施設向けSaaSプロバイダー・インターネットメディア運営者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
17億円
営業利益率
70.8%
純利益
12億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01宿泊施設主力

ホテル・旅館などの宿泊施設に対し、複数の宿泊予約サイトや自社予約エンジンの在庫・料金を一元管理するチャネルマネジメントシステム『TEMAIRAZU』を提供する。月額固定料金と予約数に応じた変動料金で収益を得る。

主要顧客ホテル・旅館

主な製品・サービス1
TEMAIRAZU
宿泊予約サイトコントローラー。複数の予約サイトの在庫・料金を一元管理するSaaS型サービス。

02広告主準主力

比較サイト『比較.com』を運営し、ショッピングや旅行、資産運用など様々な分野の商品・サービス情報を提供。資料請求や申込取次などで成果報酬型広告収入を得る。

主な製品・サービス1
比較.com
多分野の商品・サービスを比較できる情報サイト。資料請求や申込取次も提供。

製品と技術

宿泊予約サイトコントローラー「TEMAIRAZU」シリーズ

「TEMAIRAZU」シリーズは、宿泊施設が複数の宿泊予約サイト(OTA)や自社予約エンジンの在庫・料金を一元管理できるシステム。2015年2月に初代「TEMAIRAZU」を発売し、同年にイールドマネジメント機能を搭載。2016年7月には次世代版「手間いらず.NET2」と「TEMAIRAZU YIELD」を投入。2024年2月には「手間いらず 自動」を追加し、料金設定の自動化を実現。シリーズ全体で、月額固定利用料と予約数に応じた変動料金で収益を得ている。

自動料金最適化を実現する「手間いらず 自動」

「手間いらず 自動」は、ホテル独自の料金在庫アルゴリズムに基づき、季節や曜日、予約状況に応じた販売価格の設定を自動化するソリューション。日々の報告業務も自動化し、人手不足の解消と業務効率化に貢献する。従来のイールドマネジメント機能を進化させ、宿泊施設の収益最大化を支援。同製品は2024年2月の発売後、新規顧客獲得に寄与し、2025年6月期のアプリケーションサービス事業の増収要因の一つとなった。

比較プラットフォーム「比較.com」と広告メディア

「比較.com」は、ショッピング、プロバイダー、旅行、資産運用など多カテゴリにわたる商品・サービスの比較情報を提供するサイト。ユーザーは資料請求や見積請求、予約、購買取次まで行える。収益は、クリック課金型・成果報酬型の広告収入と月額固定の掲載料からなる。設立当初からの事業であり、インターネットメディア事業の柱。SEO対策やUI改善、モバイル対応を継続的に行い、トラフィック維持・拡大を図っている。

外部システム連携による販路拡大と付加価値向上

TEMAIRAZUシリーズの競争力の源泉は、多数のOTA・管理システムとのAPI連携にある。2025年6月期には、Klook、ヨギオテ、Hopper、Nuitee、unito、イオンコンパストラベルモール、ツアービス、Seisin World Tour Masterなど新たに8つの販路と連携。また、IDeaSのG3 RMSとの接続により、予測ベースの価格最適化が可能に。これらの連携により、宿泊施設は追加工数なしで販路を拡大でき、TEMAIRAZUの利用価値が高まる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

高利益率のSaaS型サービスで独自地位

手間いらずは、情報・通信業に属し、SaaS型のサービスを提供することで高い収益性を実現しています。売上高は2024年6月期に20億円、2026年6月期に24億円と着実に成長しており、営業利益率は70%超という極めて高い水準を維持しています。これは、同社が提供するサービスが顧客にとって高い価値を持ち、スケールメリットが働いていることを示しています。同業他社にはVRAIN SolutionやCocoliveなどがありますが、手間いらずは特に利益率の高さで際立っています。同社の強みは、クラウドベースのソリューションを提供し、顧客の業務効率化に貢献している点です。ただし、SaaS市場は競争が激しく、技術革新や顧客ニーズの変化に迅速に対応することが課題と言えるでしょう。また、高利益率の維持には、継続的な機能改善と顧客サポートが求められます。

強み

  • 営業利益率70%超と極めて高く、収益性に優れたビジネスモデルを確立。
  • 売上高が20億円から24億円へと堅調に増加し、安定成長を示す。
  • SaaS型サービスに特化し、顧客の業務効率化に貢献する独自の価値を提供。
  • クラウドサービスにより固定費を抑え、高い利益率を実現している。

課題

  • SaaS市場は競争が激しく、他社(VRAINなど)との差別化が課題。
  • 技術の進歩が速く、常に新機能の開発や改善が求められる。
  • 特定顧客への依存度が高まるとリスクがあり、顧客基盤の多様化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が手間いらず

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14783NCD218億円11.5倍
29651日本プロセス216億円17.3倍
35589オートサーバー213億円13.8倍
44498サイバートラスト212億円21.1倍
53791IGポート212億円31.5倍
62477手間いらず211億円16.9倍
74393バンク・オブ・イノベーション211億円12.3倍
83835eBASE207億円19.1倍
93968セグエグループ205億円10.0倍
104800オリコン205億円27.9倍
11438Aインフキュリオン204億円43.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

比較サイト運営会社として設立された2003年

2003年8月、比較サイトの運営を目的に「比較.com株式会社」として資本金250万円で設立。同年11月には業容拡大に伴い本店を東京都目黒区へ移転。2004年12月には資本金を950万円から1700万円に増資し、最低資本金要件を満たした。設立当初から比較サイト「比較.com」を成長の核と位置づけ、2005年4月には本店を東京都渋谷区に移転し、同年11月にはロボット型比較検索エンジンによる価格比較サービスを開始した。

東証マザーズ上場とM&Aによる事業拡大(2006〜2009年)

2006年3月、東京証券取引所マザーズに上場。同年7月には本店を現在地(渋谷区恵比寿)に移転。上場後、事業領域を広げるためM&Aを積極実行。2007年6月、インストール型宿泊予約サイトコントローラー「手間いらず!」を手がける有限会社プラスアルファの株式を取得し連結子会社化。2008年4月には、住友商事からグローバルトラベルオンライン株式会社(旧・連結子会社)の株式を取得し、ダイナミックパッケージ事業に参入。2009年4月にプラスアルファを吸収合併し「手間いらず事業部」を設立、グローバルトラベルオンラインは「予約.com株式会社」に商号変更。

クラウド型「手間いらず.NET」投入と子会社統合(2010〜2016年)

2010年6月、インストール型からクラウド上で提供するASP型「手間いらず.NET」の運営・販売を開始。これにより、顧客は自社サーバー不要でサービスを利用できるようになった。2014年4月には予約.com株式会社を吸収合併し、グループ経営を一本化。2015年2月、イールドマネジメント(収益管理)機能を搭載した「TEMAIRAZU」シリーズを発売。2016年7月には予約情報取得の高速化と次世代イールドマネジメント機能を実装した「手間いらず.NET2」および「TEMAIRAZU YIELD」を発売した。

商号変更と東証一部・プライム市場への歩み(2017〜2023年)

2017年10月、「手間いらず株式会社」に商号変更。2020年3月、東証マザーズから市場第一部へ市場変更。2021年9月には監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスを強化。2022年4月の東証市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ。しかし2023年10月、市場区分の再選択によりプライム市場からスタンダード市場へ移行した。この間、宿泊予約コントローラー市場でのシェア拡大を継続。

「手間いらず自動」投入による自動化の新段階(2024年〜)

2024年2月、ホテル独自の料金在庫アルゴリズムを簡単に自動化できる「手間いらず 自動」を発売開始。同製品は、季節や曜日、予約状況に応じた適切な販売価格設定(レベニューマネジメント)や日々の報告業務を自動化し、人手不足に悩む宿泊施設の業務効率化と収益最大化を実現する。2025年6月期には、IDeaSのG3 RMSやKlookなど多数の外部システムとの連携を拡充し、販路拡大と機能強化を推進。売上高は前期比8.0%増の21億8527万円に成長した。

年表21件を開く

2000年代

  • 2003年8月創業比較サイトの運営を目的として、資本金2,500千円をもって「比較.com株式会社」を設立
  • 2003年11月業容の拡大に伴い、本店を東京都目黒区に移転
  • 2004年12月資本金を9,500千円から17,000千円に増資を行い、最低資本金に到達したことを経済産業大臣に届出
  • 2005年4月業容の拡大に伴い、本店を東京都渋谷区に移転
  • 2005年11月ロボット型比較検索エンジンによる価格比較サービスを開始(注)1
  • 2006年3月上場東京証券取引所マザーズ市場上場
  • 2006年7月業容の拡大に伴い、本店を現在地に移転
  • 2007年6月M&Aインストール型宿泊予約サイトコントローラー「手間いらず!」の運営・販売をしている、有限会社プラスアルファ(旧・連結子会社)の株式取得
  • 2007年10月商号変更有限会社プラスアルファ(旧・連結子会社)を株式会社プラスアルファへ商号変更
  • 2008年4月日本で初めてダイナミックパッケージを展開したオンライン旅行会社のグローバルトラベルオンライン株式会社(旧・連結子会社)の株式を住友商事株式会社より取得
  • 2009年4月M&A株式会社プラスアルファ(旧・連結子会社)を吸収合併 合併に伴い、アプリケーションサービス事業「手間いらず事業部」を設立 グローバルトラベルオンライン株式会社(旧・連結子会社)を「予約.com株式会社」へ商号変更

2010年代

  • 2010年6月クラウド上でサービスを提供するASP型「手間いらず.NET」の運営・販売開始
  • 2014年4月M&A予約.com株式会社(旧・連結子会社)を吸収合併
  • 2015年2月イールドマネジメント機能を搭載した「TEMAIRAZU」シリーズを発売開始
  • 2016年7月予約情報取得高速化と次世代のイールドマネジメント機能を実装した「手間いらず.NET2」及び、「TEMAIRAZU YIELD」の発売開始(注)2
  • 2017年10月商号変更「手間いらず株式会社」に商号変更

2020年代

  • 2020年3月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2021年9月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年10月東京証券取引所の市場区分の再選択により、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場に移行
  • 2024年2月ホテル独自の料金在庫アルゴリズムを簡単に自動化できる「手間いらず 自動」の発売開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    宿泊施設向け業務効率化の推進

    人手不足や業務効率化が課題の宿泊施設向けに、予約サイト一元管理が可能なサイトコントローラーを提供。業務効率化・利便性向上に資するシステムや販売チャネルとの連携、新機能開発を進め、製品力を高める。

  2. 02

    比較サイトのユーザー体験向上

    比較サイト『比較.com』において、検索エンジン最適化、ユーザーインターフェイス改善、モバイルユーザビリティ向上、コンテンツ充実やカテゴリ追加を継続し、より多くの利用者を獲得する。

  3. 03

    営業力の強化と人材育成

    小規模組織だが、教育研修制度の充実、営業ツール・マニュアル整備、サポート部門充実により営業力を強化。即戦力の中途採用に加え新卒採用も積極的に行い、優秀な人材の確保と育成に注力する。

  4. 04

    内部統制とガバナンスの強化

    監査等委員会設置会社として取締役の監視機能を強化。反社会的勢力との関係遮断やサイバー攻撃・情報漏洩対策など、リスク管理体制の充実を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で41人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は519万円で、9期前と比べて+20.1%平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は4.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月24
2017年6月30
2018年6月36
2019年6月43333.12.035
2020年6月47034.02.535
2021年6月50834.83.238
2022年6月49635.03.933
2023年6月53234.94.238
2024年6月51234.24.1413,659
2025年6月51934.04.3413,902

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は24億円営業利益17億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+6.3%。

売上高
+9.1%
24億円
営業利益
+6.3%
17億円
純利益
+9.1%
12億円
営業利益率
70.8%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高27億円24億円
営業利益20億円17億円
純利益13億円12億円
1株あたり配当¥53¥53

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は12億円、営業利益は9億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q5360.02
2023年4Q43
2024年1Q5480.02
2024年2Q5360.03
2024年3Q5480.02
2024年4Q5480.03
2025年2Q11872.75
2025年4Q11872.76
2026年2Q12866.75
2026年4Q12975.07

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は6億円から24億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は70.8%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月600
2013年6月710
予約.com株式会社(旧・連結子会社)を吸収合併
2014年6月601
2015年6月722
2016年6月842
「手間いらず株式会社」に商号変更
2017年6月953
2018年6月1175
2019年6月1496
2020年6月17128
2021年6月16118
2022年6月16128
2023年6月18139
2024年6月20151575.010
2025年6月22161672.711
2026年6月24171870.812

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは17億円70.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の50.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金29.2%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益70.8%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+62.4pt
70.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+43.4pt
50.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが11億円、投資CFが期末の手元現金は66億円で、売上の36.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月−10−114
2013年6月10116
2014年6月000016
2015年6月300319
2016年6月300321
2017年6月300324
2018年6月50−1529
2019年6月6−133
2020年6月80−2840
2021年6月70−2745
2022年6月70−2750
2023年6月100−21058
2024年6月90−2966
2025年6月11−1066

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が68億円で、自己資本比率は93.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月1717094.8
2013年6月1817193.0
2014年6月1818096.8
2015年6月2119294.3
2016年6月2422290.9
2017年6月2624294.1
2018年6月3128392.2
2019年6月3633391.9
2020年6月4339490.8
2021年6月4845393.4
2022年6月5451394.6
2023年6月6258493.6
2024年6月7066494.0
2025年6月7268493.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
66億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
57億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中394位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
70.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,260で、1年前と比べて+10.3%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥3,260-3.4%1ヶ月+38.5%1年+10.3%時価総額211億円
過去52週の値幅
安値¥2,101高値¥3,425

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.9倍
PER (会社予想)14.5倍
PBR11.85倍
配当利回り1.63%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に2717円へ急騰し、8月13日には3025円まで上昇。8月14日終値3005円は25日移動平均線2449円を約23%上回り、200日線2718円も大きく超えた。1か月で約30%上昇し、RSIは84.2と極端な過熱状態。出来高も急増しており、投機的な買いが集中。52週高値3385円に近づいており、上値追いには注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは17.18倍で業界平均31.17倍を大幅に下回り、割安感があるが、予想PER13.3倍を考慮すると成長期待は織り込み済み。PBRは10.93倍と業界平均3.64倍を大きく上回り、資産効率の高さが評価されているものの、株価は純資産に対して割高に見える。配当利回り1.76%は業界平均2.65%を下回り、株主還元は控えめ。ROE16%と高収益性を維持しているが、PBRの高さがバリュエーションの割高感を生んでいる。総合的に、成長性と収益性は高いが、PBRと配当の観点から「ほぼ妥当」と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.9倍47.9倍
PER (予想)14.5倍
PBR11.85倍2.96倍
ROE16.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益で成長も安定しているが、市場規模が小さく、成長の限界が指摘される。強気派は、既存商品の安定需要と新商品投入による成長余地を評価し、弱気派は、テレビ通販市場の縮小や競合の台頭・依存度の高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 超高収益性

    営業利益率70%超は突出しており、原価抑制が強み。

  • ブランド力

    独自ブランドが顧客に認知されている。

  • 安定した成長

    売上高は緩やかに増加傾向。

  • 3期連続増収で売上高24億円と過去最高通年影響

    売上高は20→22→24億円と拡大し、営業利益も15→16→17億円と増益。26年6月期に最高益更新

  • 予想PER13.3倍と実績17.18倍から改善決算発表後影響

    時価総額195億円に対し来期予想PER13.3倍。ROE16%の高収益を反映し割安感が強まる

  • ROE16%を維持する高資本効率経営通年影響

    自己資本利益率16%は資本を効率的に使う証拠。PBR10.93倍でも投資妙味を支える

  • 外国人持ち株比率10.44%と上昇余地継続影響

    外国人保有比率10.44%は中小型株では高く、海外資金の追加買いで需給が締まる余地

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    テレビ通販市場は全体的に縮小傾向。

  • 依存の集中

    特定商品や媒体への依存が高く、変動リスクが大きい。

  • 成長の限界

    売上高は20億円規模で、大きな飛躍は見込みにくい。

  • 営業利益率は75%→70.83%へ3期連続低下通年影響

    営業利益率は24/6期75%、25/6期72.73%、26/6期70.83%と低下。増益率の鈍化要因

  • PBR10.93倍と高値圏で逆風時は修正決算発表後影響

    PBR10.93倍は割高な水準。純資産が小さく、市場調整時にバリュエーションが収縮しやすい

  • 営業利益の伸び率が+6%へ減速通年影響

    営業利益は16→17億円と前年比6.3%増に鈍化。売上高成長9.1%を下回り利益率悪化を示す

  • 株価は1年で+3.78%と出遅れ感継続影響

    直近1年の上昇率3.78%は小幅。上昇相場で見劣りし、売買代金が細る可能性

次の決算で確かめる点
売上高伸び率
市場規模の限界を測る。
広告費比率
広告効率が収益性に直結。
商品別売上構成
依存度の高い商品の動向を監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり53で、前期から+11.8%いまの株価に対する利回りは1.63%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥53
1株あたり
配当利回り
1.63%
いまの株価に対して
配当性向
22.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月1020.2
2018年6月1545.020.4
2019年6月2037.922.3
2020年6月2732.522.4
2021年6月271.923.1
2022年6月281.922.8
2023年6月3110.922.6
2024年6月3411.522.6
2025年6月3811.822.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥53

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ2,066人。区分でいちばん多いのは事業法人57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が66.8%を占め、残る33.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
事業法人0.20.30.70.654.757.8
個人・その他76.868.469.071.021.621.4
外国法人13.819.818.616.812.010.3
金融機関6.49.49.39.69.69.1
自己株式0.00.00.00.00.03.1
証券会社2.82.02.41.82.01.4
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
0168k株式会社50.76
02渡邉 哲男8.94
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.09
04光通信株式会社6.46
05JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.87
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.03
07STICHTING DEPOSITARY ASCENDER GLOBAL VALUE FUND (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.98
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.96
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.58
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-17
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    8.50%
    +1.00pt
  • 2026-04-24
    渡邉 哲男
    新規の大量保有報告
    8.94%
    -0.06pt
  • 2026-04-07
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    1.00%
    -5.74pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+4602%、1株純資産は14期で+321%。直近期のROEは16.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月−4256−1.7
2013年6月22580.9134.3
2014年6月172756.324.9
2015年6月242998.552.010.2
2016年6月3533211.231.19.9
2017年6月4937813.926.020.2
2018年6月7143917.434.620.4
2019年6月9051518.836.322.3
2020年6月11860121.237.622.4
2021年6月11769218.156.023.1
2022年6月12178616.442.622.8
2023年6月13589316.129.722.6
2024年6月1511,01215.821.922.6
2025年6月1661,07816.018.722.9
2026年6月192

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/6期の役員報酬は総額38百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
渡邉哲男代表取締役社長543,869,500
中野寿男取締役391,272
鈴木一夫取締役54
長又義郎取締役(常勤監査等委員)80
山本祐紀取締役(監査等委員)54
洲崎智広取締役(監査等委員)56

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)22812915
社外取締役4992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容579字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、アプリケーションサービス事業及びインターネットメディア事業の2つのセグメントを構成しております。 セグメント情報は次のとおりです。 (1)アプリケーションサービス事業 アプリケーションサービス事業におきましては、主にホテルや旅館等の宿泊施設に対して、宿泊予約サイトコントローラー『TEMAIRAZU』シリーズを中心としたサービスの提供を行っております。宿泊予約サイトコントローラーとは、複数の宿泊予約サイト及び自社宿泊予約エンジンの在庫・料金等を一元管理できるサービスです。当事業における収入は、主に月額固定の基本利用料・オプション利用料等と予約数に応じて課金がされる変動料金で構成されています。 (2)インターネットメディア事業 インターネットメディア事業におきましては、比較サイト『比較.com』を中心とした広告媒体の運営を行っております。『比較.com』においては、ショッピング、プロバイダー、旅行、資産運用といった様々な分野の商品・サービスに関する情報を、インターネットユーザーのニーズに沿って整理し提供しております。また、当社ウェブサイトは、資料請求や見積請求、申込、予約、購買取次等のサービスも提供しております。当事業における収入は、主に月額固定の広告収入と成果報酬型の広告収入で構成されています。 〔事業系統図〕
経営方針・対処すべき課題3,343字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の経営の基本方針といたしましては、「世界中のモノやコトとの連携で人々の手間を無くし、それによって創出されるたくさんの出会いや時間などが、社会を豊かにしていくことを目指す」を経営理念に、広く有用な存在であり続け、社会と共存する企業であることとしております。 (2)目標とする経営指標 当社は、経営規模に関する指標として売上高、収益性に関する指標として売上高営業利益率を特に重視しております。売上高増大のためには営業力、製品力の強化が欠かせません。そのためにかかる人件費及び開発費用の投下バランスを考慮し、売上高営業利益率の急激な変化がないように見定めながら投資を行ってまいります。 売上高の成長と共にお客様に高付加価値の製品を提供し高い売上高営業利益率を確保することが、株主価値を向上できるものと考えております。 (3)経営戦略の現状と見通し 当社は、アプリケーションサービス事業及びインターネットメディア事業の2つのセグメントを構成しており、それぞれについて記載しております。 当社の主力事業であるアプリケーションサービス事業と関連性が高い宿泊旅行業界においては、堅調なインバウンド需要を背景として、国内の宿泊需要や旅行消費額が堅調に推移しております。 インバウンド需要による訪日旅行者の増加により、足許の宿泊需要は堅調に推移しておりますが、宿泊施設における人手不足や新設コスト増加等の影響もあり、宿泊施設の新設計画は、引き続き一定水準に留まっております。 これらの様々な要因に関し今後の市場動向に注視していく必要があると考えております。 宿泊旅行業界において宿泊需要が堅調に推移している中、宿泊施設では人手不足の解消や業務効率化が喫緊の課題となっております。このような状況下において、予約サイトの一元管理ができ、様々な販売チャネルや管理システムと連携をしているサイトコントローラーは必要不可欠な存在となっております。今後も、宿泊施設における人手不足や業務効率化の課題を解決し、宿泊施設の売上高及び利益拡大を図るため、業務効率化・利便性向上に繋がるシステムや販売チャネルとの連携及び新機能の開発などの施策を行い選ばれる製品にすること、そして全社一体となってお客様をサポートしていくことで、TEMAIRAZUの更なる普及に努めていきます。 インターネットメディア事業では、比較サイト『比較.com』において、検索エンジンの最適化、ユーザーインターフェイスの改善、モバイルユーザビリティの向上等の対策を継続して行うと共に、コンテンツの充実やカテゴリの追加等により幅広く有意義な情報提供を行い、更に多くの人に利用されるサービスにしていくことで売上高の増加を図っていきます。 間接部門においても、経営管理、営業管理、教育体制の整備、リスク管理を行うための費用の増加を見込んでおります。 なお、翌事業年度においても引き続き、宿泊業界の堅調な需要に対応するために組織体制の強化を目的とした人的資源への投資、機能強化を目的とした開発投資及びセキュリティ対策を含むシステム投資等を行なっていくことを見込んでおります。一層の営業体制の強化及び開発力・製品力の強化等を行い売上高の成長・利益確保に努めます。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題 当社が対処すべき課題として認識している点は以下のとおりであります。 ① サービスレベルの向上 当社の競争力を強化し、より多くの宿泊施設やインターネットユーザーを獲得するためには、サービスの品質を総合的に高め、充実させることが必要不可欠であると考えております。今後は新規サービスの開発や機能追加も進め、より多くの宿泊施設及びインターネットユーザーのニーズに応えられるサービス作りを目指してまいります。 ② 営業力の強化 当社は小規模組織であることから営業部門も少数精鋭の体制で運営しております。営業部門は、蓄積されたノウハウを活かした提案により営業活動を推進しておりますが、インバウンド需要等による堅調な宿泊需要を背景 に、受注の獲得機会が増加することが予想され、営業力の強化、営業人員の早期育成が必要であると考えております。 具体的には、教育研修制度の充実、営業ツールやマニュアル等の整備、営業活動に集中できるようにサポート部門の充実、また、既存営業人員の育成と同時に、即戦力となる営業人員の採用を行い、営業力の強化を図ってまいります。 ③ 優秀な人材の確保及び育成 当社が展開しているビジネスは、従業員一人一人がユーザーの視点でニーズを感じ取り、企画し、ビジネスへと昇華することのできる知識と経験、ビジネスセンスが求められております。すなわち、個人の感性や経験等が事業展開の確実性、スピード、サービス内容の質に影響を及ぼすため、優秀な人材を確保することが経営の重要な課題と認識しております。そこで、優秀な人材にとって魅力ある企業となるため、労働基準法等の関連法令に従った労務管理の実施はもとより、公正な評価基準及び成果に連動した給与体系の構築や教育研修の充実に力を入れてまいります。採用においては、ビジネス経験を重視した中途採用に重点を置きつつも、将来的に会社を担う人物を発掘するために新卒採用も積極的に実施し、人員体制の拡充を図ってまいります。 ④ 組織体制の整備 当社は、高成長を維持し、継続的に企業価値を拡大していくために、事業の規模に見合った経営管理体制の充実が不可欠であると認識しております。そのため適時必要な組織改編を行い、優秀な人材の確保とバランスの取れた組織体制の整備に配慮してまいります。 ⑤ 内部統制の強化及びコーポレート・ガバナンスの充実 当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、企業価値を継続的に高めていくために不可欠な経営統治機能と位置づけており、コーポレート・ガバナンス体制の強化及び充実に努めております。その一環として、当社は2021年9月17日、監査等委員会設置会社へ移行し、取締役の職務執行の監査等を担う監査等委員である取締役を取締役会の構成員とすることで、取締役に対する監視・チェック機能を強化し、コンプライアンス及びリスク管理の徹底を図ることで、コーポレート・ガバナンスの更なる充実に取り組んでおります。 また、当社はいかなる場合においても反社会的勢力及びその関係者とは取引や交際をせず、金銭その他の経済的利益を提供しないこと、また、反社会的勢力に対しては組織的に対応することとしております。 社内体制としましては、反社会的勢力による不当要求が発生した場合の対応を統括する部署が、反社会的勢力に関する情報を一元管理し、反社会的勢力との関係を遮断するための組織的取り組みを行うと共に、警察庁・都道府県警察本部等との連携等を行うこととしております。反社会的勢力からの不当な要求に対しては、対応を統括する部署が上記機関に相談し対応することとしております。 ⑥ ITシステムのリスクと対策 当社のビジネスはITシステムを基盤として収益を生み出しており、当社のビジネスの根幹をなしているとも言えます。それゆえに外部からのサイバー攻撃、個人情報等の情報漏洩や人的・物的要因によるシステム障害のリスクが高いと認識しております。そのため、アプリケーションサービスの顧客である宿泊施設やインターネットユーザーに安心安全に利用してもらうためには従業員一人一人への高い情報リテラシーの植え付けやシステムの開発・保守・運用を担っている開発部員の技術力の向上、セキュリティ対策などによるリスク対策の強化が重要であると考えています。引き続き人的要因によるセキュリティリスクを防ぐ対策を取っていくと共に、完璧なシステムはないということを念頭に置いて災害によるシステム障害や外部からのサイバー攻撃等の突発的な事象にも対応できる更なる対策を行ってまいります。
事業等のリスク4,796字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断において重要であると考えられる事項については積極的に開示しております。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)事業に関するリスク ① インターネット市場について 当社は、アプリケーションサービス事業とインターネットメディア事業を展開しており、インターネットの安定的利用が成長のための基本的な前提条件と考えております。インターネット普及率は世代格差や年収格差はあるものの安定的成長を続けており、このような傾向は今後も続くものと考えられます。 しかしながら、自然災害などの天変地異によるインターネット環境が使えない状態、革新的なサービスが登場しインターネットの上位互換のようなものが誕生した場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 宿泊予約サイトコントローラーの市場について 年々、宿泊予約サイトを利用した宿泊が増加しており、オンライン旅行市場規模も順調に拡大しております。また、近年はインバウンド需要の拡大により旅行業界全体が盛況な状態にあります。このような状況により、宿泊予約サイトコントローラー市場も成長しております。 しかしながら、予約システムに関する技術革新が行われた場合には、宿泊予約サイトコントローラー市場が影響を受ける可能性もあります。 また、自然災害などの天変地異、ウイルス性の疾患の流行、国際紛争等の不測の事態による国内旅行者、訪日外国人の減少により、宿泊施設と宿泊予約サイトの収益を悪化させ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ インターネット広告市場について 日本の広告市場において、インターネット広告はテレビに次ぐ広告媒体へと成長しており、インターネット市場の拡大に比例して、今後も成長すると考えられます。 しかしながら、インターネット広告市場に限らず広告市場は景気変動の影響を受けやすく、景気の悪化に伴い広告出稿が減少した場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 競合について 当社は宿泊予約サイトコントローラー『TEMAIRAZU』シリーズを運営しておりますが、当該市場にも競合他社が複数存在しております。競合他社の利用施設数が何らかの要因で急激に増加した場合や、海外のサイトコントローラーの日本への進出や異業種からの参入がある場合には、当社の利用施設数に影響を及ぼすことが予想されます。 また、当社は比較サイト『比較.com』を運営しておりますが、「比較サイト」という範疇においては同様のウェブサイトが多数存在しております。当社としましては、今後もサービスの向上、ブランド力の強化に努めてまいりますが、当該事業は参入障壁が低い比較サービスもあり、今後も新規参入者が増加していくことが予想されます。 このような状況下において、競合他社との競争激化による収益力の低下や、広告宣伝費の増加等により、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 新規事業立上げに伴うリスクについて 当社は宿泊予約サイトコントローラー『TEMAIRAZU』シリーズ並びに比較サイト『比較.com』を中心としてサービスを展開しておりますが、更なる事業の拡大を目指し、新規サービスを視野に入れ事業展開を行っております。 しかしながら、新規事業においては、安定して収益を生み出すまである程度の時間がかかることも予想され、その結果当社の利益率の低下を招く可能性があります。また、新規事業の採算性には不透明な点が多く、予想した収益が得られない可能性があります。このような場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 広告宣伝活動について インターネットメディア事業では、当社が運営する比較サイト『比較.com』の利用者獲得のため、広告宣伝活動を行っております。そのため、広告宣伝活動の費用対効果が悪化し、十分な広告宣伝活動が行えなくなることで利用者数が減少した場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 法的規制について 当社はインターネットを通じて、インターネットユーザーに各種サービスを提供しておりますが、インターネットに関しては法的整備の不備が各方面から指摘されており、当社事業を規制する法令等が今後新たに制定される可能性があります。このような場合、当社の事業展開に制約を受け、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 宿泊業界においては、「旅館業法」等関連事業法令の規制があります。これらの法令等の改正や新たな法令等の制定により規制強化が行われた場合、当社の事業展開に制約を受け、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、「住宅宿泊事業法」もあり、同法については規制が強く事業展開については慎重に見極めながら行ってまいります。 ⑧ 設備及びネットワークシステムの安定性について 当社の事業は通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故により通信ネットワークが切断された場合には、サービスを提供することが不可能な場合があります。また、アクセスの急激な増加等、一時的な負荷増大によって当社のサーバーが作動不能に陥りサービス提供に支障が出る場合がある他、外部からの不正な手段によるコンピューター内への侵入等の犯罪や当社担当者の過誤等によって、当社のシステムに重大な影響が出る場合があります。当社では、当該リスクの対応策として、サーバー/ネットワークの冗長化を進めると共に、定期的な脆弱性診断の実施、不正アクセスに対する常時監視体制やデータの常時バックアップ、設備面での電源の二重化などシステム障害を未然に防ぐための取り組みを行っておりますが、前述のような状況が発生した場合には、サービス提供が困難になる可能性があり、その結果、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、当社では、サービスの安定稼働及び事業成長のために、システムインフラ等への継続的な設備投資や維持・管理費用が必要となります。当社の想定を上回る急激なユーザー又はトラフィックの拡大や、セキュリティその他の要因によるシステム対応強化が必要となった場合、想定外の追加投資や費用の増加等が必要となる可能性があり、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 収益計上の前提となる基礎データの信頼性について 当社の主力事業であるアプリケーション事業における売上高は、自社システムである手間いらずシステムによって管理しています。手間いらずシステムでは、情報の登録を一部手作業によって行っており、そのデータを用いて売上データの生成をしています。そのため、手間いらずシステムに人為的なミスなどによって誤った情報が登録された場合、データの正確性と手間いらずシステム自体の信頼性が担保されず、収益計上が適切に行われないリスクが存在します。そのようなリスクを回避するために重要情報についてはダブルチェックの徹底を行っております。 ⑩ 個人情報保護について 当社は、当社ウェブサイト上の各サービスの中で、ユーザーの個人情報を取得し、また保有しております。その個人情報の管理は、当社にとって極めて重要な責務と認識しており、SSL(注)等の暗号化された通信を利用するなど、ネットワークセキュリティの向上に努めております。 一方、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)は、個人情報を利用して事業活動を行う法人及び団体等に対して、個人情報の適正な取得、利用及び管理等を義務付け、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権益保護をはかることを目的とした法律であり、当社においても個人情報取扱事業者としての義務が課されているため、当該法律の規定を踏まえた個人情報の取り扱いに関して、個人情報保護の方針(以下「プライバシーポリシー」という。)を定め、運用しております。 また、プライバシーポリシーの運用を徹底すると共に社内の情報アクセス権を管理し、かつ個人情報の取り扱いに関する社内教育を行うなど、管理運用面についても、慎重を期しております。しかしながら、個人情報が外部に流出したり悪用されたりする可能性が皆無とは言えず、かかる事態が発生した場合には、当社の風評の低下によるサービス利用者の減少、当該個人からの損害賠償請求等が発生し、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (注) SSL…インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル(通信規約) ⑪ 知的財産権について 当社は、『比較.com』、『TEMAIRAZU』、『手間いらず.NET』等の商標権を取得又は出願し事業を運営しておりますが、一方、ビジネスモデルや技術に関する特許権は、現時点において取得しておりません。 現時点において、当社は第三者の知的財産権は侵害していないものと認識しておりますが、万一、知的財産権の侵害を理由として、第三者より損害賠償請求及び使用差止請求等を受けた場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑫ 提供情報の誤謬及び著作権侵害による影響について 当社は、インターネットユーザーに各種商品・サービスの情報を提供しておりますが、その提供情報については広告主より掲載情報の提供を受け、コンテンツの制作及び情報提供を行っております。 しかしながら、一部当社自身で掲載情報を収集し、コンテンツの制作及び情報提供を行っているサービスが存在いたします。その提供情報の収集、コンテンツの制作及び情報提供を行うに際しては、誤謬及び第三者に対する著作権の侵害をしないよう努めておりますが、技術的な問題や人為的なミス、内容や制作過程から一部の欠落や誤謬が発生する場合、並びにその内容において第三者に対する著作権の侵害が認められた場合は、損害賠償請求や信用低下、ブランド力の低下等により、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑬ 投資について 当社は、今後の事業拡大のために、「世界中のモノやコトとの連携で人々の手間を無くし、それによって創出されるたくさんの出会いや時間などが社会を豊かにしていくことを目指す」という経営理念の範疇で、また、既存事業とのシナジーが見込める領域において、更なる投資を行う可能性があります。 そのような投資が当初見込んだ成果どおりに進まない場合には、投資を回収できず、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (2)組織体制について 小規模組織について 当社は2025年6月30日現在、取締役6名(内、監査等委員である取締役3名)、従業員41名と小規模組織であり、内部管理体制もこの規模に応じたものとなっております。当社では、今後の事業拡大に対応すべく人員増強等により更なる組織力の充実を図ってまいりますが、人材の確保及び内部管理体制の充実が円滑に進展しない場合、既存の人材が社外に流出した場合は、当社の事業運営に重要な影響を与える可能性があります。 また、当社では小規模組織であるものの、従業員に欠員や就業が困難な事態が生じた場合においても代替が機能するよう、社内教育や業務のマニュアル化を行っておりますが、一時的に大量の従業員の欠員や就業が困難な事態が生じた場合、当社の事業運営に重要な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,076字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や堅調なインバウンド需要を背景に、緩やかな回復基調が見られました。その一方で、国際情勢の不安定化、エネルギー価格や原材料費の高騰に加え、直近の米国の関税政策や各国の金利政策の影響などを受け、景気の先行きは不透明な状況が継続しております。 アプリケーションサービス事業と関連性が高い宿泊旅行業界においては、堅調なインバウンド需要を背景として、国内の宿泊需要や旅行消費額が堅調に推移しております。 観光庁の調査によると、2024年7月から2025年5月までの日本国内の延べ宿泊者数は前年同期比約3.1%増、うち外国人延べ宿泊者数は約22.9%増となり、宿泊需要が堅調に推移しております。なお、2024年7月から2025年5月における延べ宿泊者数に占める外国人延べ宿泊者数の割合は約26.3%となり、前年同期間の約22.5%から約4.3%増加しております。また、日本政府観光局の発表によると、2024年7月から2025年6月の訪日外客の総数は約4,060万人で、前年同期比約26.3%増と堅調に推移しております。インバウンド需要の回復が見られ、国内の宿泊需要や旅行消費額が堅調に推移しております。 このような事業環境の中、『TEMAIRAZU』シリーズでは、宿泊施設の業務効率化や利便性向上を目的としたシステム連携や、宿泊施設の販路拡大を目的とした国内外の宿泊予約サイト等との連携、そして『TEMAIRAZU』シリーズの機能拡充など、サービス価値向上に努めてまいりました。 その結果、当事業年度の売上高は2,185,279千円(前期比8.0%増)となりました。また、営業利益は1,608,943千円(前期比8.9%増)、経常利益は1,620,995千円(前期比9.6%増)、当期純利益は1,067,422千円(前期比9.3%増)となりました。 前事業年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日) (千円)   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) (千円)   前期比 金額 (千円)   増減率 (%) 売上高   2,023,990   2,185,279   161,289   8.0% 営業利益   1,476,791   1,608,943   132,151   8.9% 経常利益   1,479,139   1,620,995   141,856   9.6% 当期純利益   976,459   1,067,422   90,962   9.3% 各セグメントの状況は以下のとおりです。 (アプリケーションサービス事業) 当事業年度においては、宿泊業界における人手不足の課題に対し業務効率化・利便性向上を図ることを目的に、新サービスの投入、機能改善、国内外のオンライン予約サイト(OTA)をはじめとする各種システムとの連携拡充、システム強化に取り組んでおります。 『TEMAIRAZU』シリーズでは、継続的な機能改善と外部サービスとの連携強化による高付加価値化に取り組んでおります。『手間いらず自動』は、季節や曜日、予約状況等に応じた適切な販売価格を設定する業務(レベニューマネジメント)や日々の報告業務等を自動化し、より一層の業務効率化とコスト削減によって宿泊施設の利益を最大化するソリューションとなっております。また、外部サービスとの連携拡充においては、米国SAS InstituteグループのIDeaS Revenue Solutionsが提供するレベニューマネジメントソフトウェア・サービス『G3 RMS』との連携を、国内宿泊予約サイトコントローラーでは初めて開始しました。『G3 RMS』による正確な需要予測に基づく価格と在庫のコントロールと、『TEMAIRAZU』シリーズの幅広い販路との組み合わせにより、宿泊施設の利益の最大化が実現できるようになります。その他、顧客要望に応じた複数の機能改善を実施し、業務効率化による人材不足への対応と、宿泊施設の価値向上のための新たな施策に取り組むことが可能となっております。 宿泊施設の販路拡大を図ることを目的に、株式会社Unitoが運営するオンラインで契約が完結でき最短即日で入居可能なサービスアパートメント・ホテルを探すことができるプラットフォーム『unito』、イオンコンパス株式会社が運営するイオングループの会員特典やWAON POINTとの連携、宿泊、レンタカーやパッケージツアー等が充実した旅行予約サイト『イオンコンパストラベルモール』、韓国大手旅行会社であるTIDESQUARE社の『ツアービス』『PRIVIA』、Klook Travel Technology Limited(本社:香港)が運営する世界180か国、月間7,000万人が利用する旅行・レジャー予約サイト『Klook』、株式会社Seisin World Tour Masterが運営するOTAおよびリアルエージェントの両方で韓国大手旅行会社の販路を有している韓国からのインバウンド向けホテル手配サービス『Seisin World Tour Master』、Nuitée Travel Limited(本社:アイルランド)が運営するAPIによる様々な販路およびシステムとの接続が可能なトラベル・テクノロジー・プラットフォームを運営する『Nuitee』、Hopper Inc.(本社:カナダ)が提供するグローバルトラベルプラットフォームで個人向け、B2Bパートナー向けの両方において強みを持つ『Hopper Platform』、株式会社パムが運営する地域密着型の旅行メディア『たびらい』、株式会社ヨギオテジャパン(韓国ヨギオテカンパニーの日本法人)が運営する総合的なレジャー・サービスのプラットフォームで20代、30代のアプリ利用者を擁する『ヨギオテ』とのシステム連携を開始しました。 また、『TEMAIRAZU』シリーズの実績を生かした新たな取り組みとして、当社と全日本空輸株式会社(ANA)による『Universal MaaS』の共同プロジェクトを開始しました。ANAの「一括サポート手配」サービスと連携して宿泊施設の予約が一括で可能となる予定です。また、宿泊施設のバリアフリー調査をはじめ『Universal MaaS~誰もが移動をあきらめない世界へ~』のコンセプト実現に向けた実証実験を進めてまいります。 当事業年度においては、訪日旅行者の増加等により宿泊予約数が増加し、月額変動収入が増加いたしました。また、月額固定収入も増加し、これらが当社の売上高・利益にも反映されました。 その結果、アプリケーションサービス事業の売上高は2,174,465千円(前期比8.5%増)、セグメント利益は1,771,720千円(前期比9.9%増)となりました。これらのシステム連携、機能拡充やインフラ強化等を行うことでサービス価値の向上に努め、宿泊施設の売上高及び利益の拡大に必要不可欠なサービスとなるべく取り組みました。 (インターネットメディア事業) 比較サイト『比較.com』においては、検索エンジンの最適化、ユーザーインターフェイスの改善、モバイルユーザビリティの向上等の対策を継続的に行いましたが、検索エンジンのアルゴリズムの影響を受け、サイトのトラフィックが減少しました。この結果、インターネットメディア事業の売上高は10,813千円(前期比47.3%減)となり、セグメント利益は1,485千円(前期比85.5%減)となりました。 ② 資産、負債及び純資産の状況 当事業年度における資産合計は、前事業年度末に比べ240,567千円増加し、7,218,071千円となりました。 流動資産は245,042千円増加し、7,144,462千円となりました。主な要因は前払費用の増加24,781千円、現金及び預金の増加22,759千円等であります。固定資産は4,475千円減少し、73,609千円となりました。主な要因は繰延税金資産の増加1,555千円、ソフトウェアの減少1,586千円、工具、器具及び備品の減少1,650千円等であります。 当事業年度における負債合計は、前事業年度末に比べ29,835千円増加し、449,668千円となりました。 流動負債は29,835千円増加し、449,668千円となりました。主な要因は利益増加による未払法人税等の増加20,384千円等であります。なお、当社に固定負債はありません。 当事業年度における純資産合計は、前事業年度末に比べ210,732千円増加し、6,768,403千円となりました。主な要因は当期純利益1,067,422千円の計上による増加ならびに配当金の支払い226,803千円及び自己株式の取得631,762千円による減少であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ22,759千円増加し、6,588,033千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果獲得した資金は1,056,468千円(前事業年度は949,471千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益1,620,995千円による増加と法人税等の支払い534,808千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金はありません(前事業年度は6,235千円の使用)。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は1,033,708千円(前事業年度は204,046千円の使用)となりました。これは主に、自己株式の取得631,762千円と配当金の支払い226,346千円によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 該当事項はありません。 ロ.受注実績 該当事項はありません。 ハ.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) アプリケーションサービス事業   2,174,465   8.5 インターネットメディア事業   10,813   △47.3 合計   2,185,279   8.0 (注) セグメント間の取引はありません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、本文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たって、損益又は資産の状況に影響を与える見積り、判断は、過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目はありません。 ② 経営成績の分析 当社の当事業年度の売上高は前年同期比161,289千円増(同8.0%増)の2,185,279千円、営業利益は132,151千円増(同8.9%増)の1,608,943千円となりました。それらの要因について市場背景を含めてご説明いたします。 (売上高) 当社の主力事業であるアプリケーションサービス事業での売上高は2,174,465千円(前期比8.5%増)となり、当社の売上高の増加に寄与しております。 当事業年度において、アプリケーションサービス事業は、訪日旅行者が過去最高を記録するなど、宿泊需要が堅調に推移した影響により、宿泊予約数が増え月額変動収入が増加いたしました。また、低い水準の解約率を維持し、新規契約を増やしたことにより月額固定収入も増加し、これらが当社の売上高・利益に反映されました。 (営業損益) 当社では、営業力、商品開発力及び経営管理などに対応する体制強化を行う一方で、業務改善等による生産性の向上に努めております。当事業年度においてはシステム投資及び人材への投資により開発費用などが増加したことにより、売上高成長率に対し費用が若干増加し、営業利益率は73.6%(前年同期比0.6ポイント増)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、システムの開発・運用に関わる原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金を基本としております。現在金融機関からの借入はなく無借金経営であります。 なお、当事業年度における現金及び現金同等物の残高は6,588,033千円となっております。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、経営規模に関する指標として売上高、収益性に関する指標として売上高営業利益率を重要な指標として位置付けております。 売上高については、当事業年度における売上高は2,185,279千円(前期比8.0%増)でした。当社ではまず売上高のトップラインを伸ばしていくことに注力し、契約数の増加や1施設当たりの売上高の向上に取り組んでまいります。 営業利益率については、当社がお客様に高付加価値に製品を提供できているかの指標となると考えております。急激な変化がないように投資のバランスを考慮しつつも、製品力強化のために必要なコストをかけていくことは怠りません。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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