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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アステリア

ASTERIA Corporation3853 · Prime · 情報・通信業

「つなぐ」の総合ソフトウェア会社。東証グロースで、ノーコードデータ連携ミドルウェアで国内19年連続シェア1位。

概要

アステリアは1998年創業のエンタープライズ向けソフトウェア企業である。主力製品はノーコードデータ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」、モバイルアプリ作成ツール「Platio」、デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」。国内EAI/ESB市場で19年連続シェア首位を獲得し、累計導入企業数は1万社を超える。2007年に東証マザーズ上場、現在はプライム市場。本社は東京都渋谷区、従業員145名。

ソフトウェア事業と投資事業の二本柱

アステリアの事業は「ソフトウェア事業」と「投資事業」の2セグメントで構成される。ソフトウェア事業では、データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」、デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」、ノーコードモバイルアプリ作成ツール「Platio」の3製品を主力とし、さらにノーコードアプリ開発ツール「Click」、IoTエッジウェア「Gravio」、ロボットシミュレーションプラットフォーム「Artefacts」、ステーブルコイン決済ゲートウェイ「JPYC Gateway」、生成AI導入支援サービス「AI活用変革センター(AITUC)」を展開する。投資事業は米国子会社Asteria Vision Fund Inc.を通じ、Data・Device・Decentralized・Designの「4D」領域への投資を行い、中長期的なシナジーを企図する。

ストック収益が7割を占める収益構造

ソフトウェア事業の収益は、ライセンス・サブスクリプション・保守サポートから成る。2026年3月期の連結売上収益は34億円(前期比6.9%増)、営業利益10億円、親会社帰属当期利益8億円を見込む。サブスクリプション売上は前期比34.2%増加し、サポート売上と合わせたストック収益の構成比は約7割に達する。主力のASTERIA Warpの売上は2,888百万円(同5.3%増)で、安定した成長を支える。投資事業ではSpaceX社に関する評価益421百万円を計上し、セグメント利益に貢献した。

日本を中心に中国・東南アジア・米国に拠点

アステリアの販売・開発拠点は日本国内に集中するが、子会社を通じて海外展開も行っている。中国には杭州の開発子会社「亜思塔(杭州)信息科技有限公司」と上海の販売子会社「亜思塔(上海)貿易有限公司」、香港に「Infoteria Hong Kong Limited」、シンガポールに「Infoteria Pte. Ltd.」を設立した。米国には投資専門子会社「Asteria Vision Fund Inc.」を置く。2016年に買収した英国のThis Place Limitedは2024年に全株式を売却し、撤退した。2024年にはMikoSea株式会社(現アステリアキャンバス株式会社)を子会社化し、Platio Canvasの提供を強化する。

連結子会社と4D投資でグループを構成

アステリアグループの中核は単体のソフトウェア事業であり、連結子会社として米国のAsteria Vision Fund Inc.、中国の2社、香港、シンガポール、そして2024年に取得したアステリアキャンバス株式会社がある。投資事業はAVFが管理するファンドを通じ、Data・Device・Decentralized・Designの4分野に投資する。投資先の評価損益は国際会計基準に基づき連結決算に反映される。2026年3月期の資産合計は105億円、負債合計26億円、資本合計79億円。自己資本比率は約75%で、財務基盤は安定している。

業界の中での役割はエンタープライズ向けソフトウェア製品開発企業(ノーコード・データ連携・モバイルアプリ・IoT・ブロックチェーン等)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
34億円
営業利益
10億円
営業利益率
29.4%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01エンタープライズ(企業内システム・クラウド)主力

主力製品であるデータ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」シリーズを通じて、企業内外のシステム間・クラウドサービス間のデータ連携をノーコードで実現する。19年連続国内EAI/ESB市場シェアNo.1。累計導入10,000社超。

主な製品・サービス4
ASTERIA Warp シリーズ国内シェア首位
ノーコード企業向けデータ連携用ミドルウェア。システム間・クラウド間のデータ連携を簡単・迅速に実現する。ライセンス・サブスクリプション・保守で収益化。
Handbook X
次世代デジタルコンテンツプラットフォーム。スマートデバイス上でPDF・写真・動画・Webサイト等を「ブック」単位で登録・整理・配信・共有する。商談支援・情報共有アプリ。
Platio シリーズ
ノーコードモバイルアプリ作成ツール。クラウドサービス「Platio Studio」と配布用「Platioアプリ」で構成。AIアシスタント搭載。エンタープライズ向け「Platio Canvas」も提供。
Click
ドラッグ&ドロップ操作でアプリを作成・運用できるクラウド型ノーコードアプリ開発ツール。数日でのリリースが可能。社内DX推進や新規サービス立ち上げを支援。

02IoT・エッジコンピューティング・ロボット準主力

AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」、ロボット開発シミュレーションプラットフォーム「Artefacts」を提供。現場のセンサー・カメラデータ収集やロボット開発をノーコードで支援。

主な製品・サービス2
Gravio
AI搭載エッジコンピューティング用データ連携ツール。センサーやカメラのデータ収集・統合・クラウド連携をノーコードでワンストップ実現。運用・管理・保守が容易で高いセキュリティ。
Artefacts
ロボットアプリケーション向け継続的シミュレーションプラットフォーム。物理環境不要でバーチャルテストを実現。開発工数98%以上・コスト50%以上削減。宇宙空間や大型建築物など再現困難な環境に好適。

03金融・Web3副次

円建てステーブルコイン「JPYC」を企業の財務・会計フローに組み込む決済ゲートウェイ「JPYC Gateway」を提供。既存システムとWeb3を「つなぐ」インフラ。

主な製品・サービス1
JPYC Gateway
円建てステーブルコイン「JPYC」を企業の財務・会計フローに組み込むための決済インフラ。ブロックチェーンを意識させずに利用可能。

04投資事業(4D領域)副次

米国子会社Asteria Vision Fund Inc.を通じて、ソフトウェア事業の研究開発投資対象「4D」(Data, Device, Decentralized, Design)に絞った投資を実施。中長期的なシナジーを企図。

05AI導入支援その他

生成AIのビジネス活用や自社専用AIシステム構築を支援するコンサルティングサービス「AI活用変革センター(AITUC)」を提供。AIエンジニア育成から導入・運用までトータルサポート。

主な製品・サービス1
AI活用変革センター(AITUC)
生成AI導入支援コンサルティングサービス。AIエンジニア育成・AIシステム導入・運用をトータルサポート。

製品と技術

データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」の19年連続首位

ASTERIA Warpは、アステリアの主力製品であり、ノーコードでシステム間・クラウド間のデータ連携を実現するミドルウェアである。企業内外の多様なシステムやクラウドサービスを接続し、手作業を自動化する。テクノ・システム・リサーチの調査で国内EAI/ESB市場において19年連続シェア第1位(出荷数量ベース)を獲得。累計導入企業数は10,000社を超える。ライセンス売り切りに加え、サブスクリプション型「ASTERIA Warp Core」も提供し、2025年3月期には生成AI(ChatGPT、Gemini、Claude)との連携アダプターを追加した。収益の約7割をストック収益が占める安定した収益基盤となっている。

文書共有「Handbook X」とアプリ作成「Platio」

Handbook Xは、スマートデバイス上でPDF・写真・動画・Webサイトを「ブック」単位で登録・配信・共有するデジタルコンテンツプラットフォームである。営業現場の商談支援や社内情報共有に用いられ、地下やトンネルなどの通信圏外でも利用できる点が評価され鉄道業界からの引き合いが増加している。2016年にグッドデザイン賞を受賞。Platioは、ノーコードでモバイルアプリを作成できるクラウドサービス「Platio Studio」と実行用「Platioアプリ」から成る。自然言語でアプリを生成するAIアシスタント機能を搭載し、エンタープライズ向けの「Platio Canvas」も提供。2024年には4カテゴリで市場シェアNo.1を獲得した。

現場のIoT「Gravio」とロボット開発「Artefacts」

Gravioは、AIを搭載したエッジコンピューティング用データ連携ツールである。センサーやカメラのデータ収集・統合・クラウド連携をノーコードで実現し、運用管理が容易で高いセキュリティを備える。AIカメラやセキュリティシステムとの連携を拡大し、工場や物流現場での活用が進む。Artefactsは、ロボットアプリケーションの開発向け継続的シミュレーションプラットフォームである。物理環境不要でバーチャルテストを可能とし、開発工数98%以上・コスト50%以上の削減を実現。宇宙空間や大型建築物など再現困難な環境のシミュレーションに適し、海外の学術機関から月面探査ロボットのシミュレーション案件を受注した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位ASTERIA Warp シリーズ国内EAI/ESB市場において19年連続シェアNo.1(テクノ・システム・リサーチ「2025年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB市場編」)エンタープライズ(企業内システム・クラウド)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

高収益SaaS、堅調に成長

アステリアは売上30億円超で営業利益率25%超と高収益。同業のソラコムやハッチ・ワークを上回る収益性を誇る。安定した成長を続けており、業界内で強固なポジションを築いている。競合との差別化要因として、特定領域での高いシェアが挙げられる。

強み

  • 営業利益率25%超は業界平均を大きく上回り、収益性が極めて高い。
  • 売上高が毎年2〜3億円増加しており、安定的な成長軌道にある。
  • プロダクトの差別化に成功し、競合他社に模倣されにくい強みを持つ。
  • 高い解約率の低さが示唆され、リカーリング収益の安定に寄与。

課題

  • 現行市場が成熟した場合、新規顧客開拓が難しくなる可能性がある。
  • 規模の大きな競合(例:ソラコム)との競争激化でシェア維持が課題。
  • 成長に伴い優秀な人材の採用と組織マネジメントが重要に。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がアステリア

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13649ファインデックス219億円17.8倍
26050イー・ガーディアン216億円29.6倍
33835eBASE207億円19.1倍
43968セグエグループ205億円10.0倍
53901マークラインズ200億円12.4倍
63853アステリア198億円23.6倍
73834朝日ネット196億円12.4倍
83678メディアドゥ196億円10.7倍
96194アトラエ192億円17.2倍
104709IDホールディングス185億円12.5倍
115535ミガロホールディングス184億円12.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

平野・北原両氏による創業とXMLエンジンの開発

アステリアは1998年9月、平野洋一郎と北原淑行によってインフォテリア株式会社として創立された。翌1999年1月、世界初の商用XMLエンジン「iPEX」を発売し、XML技術の先駆者としての地位を確立した。2002年6月にはノーコードをコンセプトとしたデータ連携ツール「ASTERIA R2」を発売。プログラミング知識がなくてもシステム連携を構築できる製品として、企業のIT部門に受け入れられた。2004年1月には「XMLマスター」を世界各国で提供開始し、XML技術の普及と自社ブランドの国際展開を同時に進めた。

EAIシェア首位とマザーズ上場

2006年9月、ASTERIAシリーズが国内EAI市場でシェア第1位を獲得。2007年1月には後継製品「ASTERIA Warp」を発売し、クラウド連携や拡張性を強化した。同年6月、東京証券取引所マザーズに上場。上場後も製品ラインを拡充し、2008年4月にオンライン付箋サービス「lino」、2009年6月にモバイル情報共有ツール「Handbook」を提供開始した。これらは企業内の情報伝達や営業活動の効率化に貢献し、後の主力製品群の基盤となった。

中国・米国・東南アジアへの子会社展開

2012年3月、中国浙江省杭州市に開発子会社を設立し、オフショア開発拠点を確保。同年5月には米国のExtentech社を買収し、米国市場への足がかりを得た。さらに同年11月に上海に販売子会社、2013年11月に香港、2014年7月にシンガポールに子会社を設立し、アジア全域での販売網を構築した。2015年9月には熊本県小国町と小国杉保全の協定を結び、CSR活動として「アステリアの森」プロジェクトを開始した。海外子会社の設立は、売上拡大というよりも将来の国際展開を見据えた布石である。

PlatioとGravioの発売、東証一部指定から商号変更

2016年は製品投入の当たり年となった。ASTERIA Warpのサブスクリプション版「Core」、ノーコードモバイルアプリ作成ツール「Platio」、そしてHandbookのグッドデザイン賞受賞が続いた。同年、英This Place Limitedを買収し、ブロックチェーン領域にも進出。2018年にはAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を発売。同年3月、東証一部に市場変更し、商号をインフォテリアからアステリアに変更した。売上高は2018年3月期に31億円と、前期の16億円から倍増した。

10,000社突破と新領域への継続的投資

2023年7月、ASTERIA Warpの導入企業数が1万社を突破。同年、Handbook XがMCM市場で3カテゴリ首位を獲得した。2024年2月にはPlatioが4カテゴリでNo.1、ASTERIA WarpがEAI/ESB市場で18年連続シェア首位を達成。同年、英This Placeの株式を売却し、代わりにMikoSea(現アステリアキャンバス)を子会社化。2024年にはロボットシミュレーションプラットフォーム「Artefacts」を提供開始。投資事業ではSpaceX評価益を計上し、2026年3月期の営業利益は10億円に回復した。

年表20件を開く

1990年代

  • 1998年9月創業平野洋一郎と北原淑行が当社創立
  • 1999年1月世界初の商用XMLエンジン「iPEX」を発売

2000年代

  • 2002年6月ノーコードをコンセプトとした「ASTERIA R2」を発売
  • 2004年1月「XMLマスター」を世界各国で提供開始
  • 2006年9月「ASTERIA」EAI国内シェアNo.1に
  • 2007年1月データ連携ツール「ASTERIA Warp」を発売
  • 2007年6月上場東京証券取引所マザーズ上場
  • 2008年4月オンライン付箋サービス「lino」を提供開始
  • 2009年6月モバイル情報共有ツール「Handbook」を発売

2010年代

  • 2012年3月中国浙江省杭州市に100%子会社「亜思塔(杭州)信息科技有限公司」を設立
  • 2012年5月M&A米国のExtentech社を買収し100%子会社化
  • 2012年11月中国上海市に100%子会社「亜思塔(上海)貿易有限公司」を設立し、営業を開始
  • 2013年11月中国香港特別行政区に100%子会社「Infoteria Hong Kong Limited」を設立
  • 2014年7月シンガポールROBINSON ROADに100%子会社「Infoteria Pte. Ltd.」を設立
  • 2015年9月熊本県小国町と小国杉保全の協定を締結し「インフォテリアの森(現アステリアの森)」をスタート
  • 2016年3月M&A「Handbook」が、公益財団法人日本デザイン振興会による「グッドデザイン賞」を受賞 米国「CData Software」と事業提携し共同出資による日本法人を設立「ブロックチェーン推進協会」設立に参画 ASTERIA Warpのサブスクリプション型「ASTERIA Warp Core」を提供開始 モバイルアプリ作成ツール「Platio」を提供開始 英国のThis Place Limitedの株式を取得し100%子会社化 世界初株主総会でブロックチェーンを用いた議決権行使の実証実験を実施し成功
  • 2018年3月M&AAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を提供開始 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 インフォテリア株式会社からアステリア株式会社へ商号変更「Handbook」がモバイルコンテンツ管理市場の4カテゴリでシェア第1位に「Platio」が、公益財団法人日本デザイン振興会による「グッドデザイン賞」を受賞
  • 2019年3月M&A「Handbook」がセールス・イネーブルメント・ツール市場の2カテゴリでシェア第1位に AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio 3」を提供開始「Handbook」の導入件数が1,500件を突破 米国に投資専門子会社「Asteria Vision Fund Inc.」を設立し、企業投資事業を開始 研究開発拠点として熊本R&Dセンター稼働開始(熊本県熊本市)販売拠点として中部事業所稼働開始(愛知県名古屋市)経済産業省主催「DX銘柄2021」のデジタル×コロナ対策企業 レジリエンス部門に選定 本社を渋谷区に移転 内閣府主催「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に係る大臣表彰」を受賞 商談支援アプリ「Handbook X」提供開始 東証の市場区分見直しにより東京証券取引所プライム市場へ市場変更「JPX日経中小型株指数」構成銘柄へ選定「ノーコード推進協会」設立に参画

2020年代

  • 2023年7月軽井沢リゾートオフィス開設「ASTERIA Warp」の導入企業数が10,000社を突破「Handbook/Handbook X」がMCM市場の3つのカテゴリでNo.1を獲得
  • 2024年2月M&A「Platio」が4つのカテゴリでNo.1を獲得 英国のThis Place Limitedの株式を全て売却「ASTERIA Warp」EAI/ESB製品の国内市場シェア(出荷数量ベース)で18年連続第1位に 第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で「審査委員会特別賞」を受賞 継続的シミュレーション・プラットフォーム「Artefacts(アーテファクツ)」提供開始 MikoSea株式会社(現 アステリアキャンバス株式会社)の株式を取得し100%子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で145人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は813万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は41.9歳、平均勤続年数は9.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月76
2018年3月120
2019年3月72839.77.9140
2020年3月74740.38.2108
2021年3月83440.57.8124
2022年3月75540.58.0132
2023年3月81641.37.9145
2024年3月84542.18.7128
2025年3月83341.88.8139576
2026年3月81341.99.5145690

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.2%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
軽井沢オフィス — 長野県北佐久郡軽井沢町411百万円
ソフトウェア事業
本社 — 東京都渋谷区69百万円
ソフトウェア事業
子会社 — 中国浙江省杭州市6百万円
ソフトウェア事業
子会社 — シンガポール共和国5百万円
ソフトウェア事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は34億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.3%、利益が+25.0%。

売上高
+6.3%
34億円
営業利益
+25.0%
10億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
29.4%
前期比 +4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高37億円34億円
営業利益15億円10億円
純利益8億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は25億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q8−34−425.0−24
2023年4Q3−26
2024年1Q9−25−277.8−14
2024年2Q11−8−72.7−6
2024年3Q11−1−9.1−3
2025年2Q1516.7−1
2025年4Q17741.27
2026年2Q16531.34
2026年4Q18527.84
2027年1Q825312.517

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は13億円から34億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は29.4%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
中国香港特別行政区に100%子会社「Infoteria Hong Kong Limited」を設立
2013年3月1310
シンガポールROBINSON ROADに100%子会社「Infoteria Pte. Ltd.」を設立
2014年3月1521
2015年3月1410
「Handbook」が、公益財団法人日本デザイン振興会による「グッドデザイン賞」を受賞 米国「CData Software」と事業提携し共同出資による日本法人を設立「ブロックチェーン推進協会」設立に参画 ASTERIA Warpのサブスクリプション型「ASTERIA Warp Core」を提供開始 モバイルアプリ作成ツール「Platio」を提供開始 英国のThis Place Limitedの株式を取得し100%子会社化 世界初株主総会でブロックチェーンを用いた議決権行使の実証実験を実施し成功
2016年3月1631
2017年3月1632
AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を提供開始 東京証券取引所市場第一部へ市場変更 インフォテリア株式会社からアステリア株式会社へ商号変更「Handbook」がモバイルコンテンツ管理市場の4カテゴリでシェア第1位に「Platio」が、公益財団法人日本デザイン振興会による「グッドデザイン賞」を受賞
2018年3月3142
「Handbook」がセールス・イネーブルメント・ツール市場の2カテゴリでシェア第1位に AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio 3」を提供開始「Handbook」の導入件数が1,500件を突破 米国に投資専門子会社「Asteria Vision Fund Inc.」を設立し、企業投資事業を開始 研究開発拠点として熊本R&Dセンター稼働開始(熊本県熊本市)販売拠点として中部事業所稼働開始(愛知県名古屋市)経済産業省主催「DX銘柄2021」のデジタル×コロナ対策企業 レジリエンス部門に選定 本社を渋谷区に移転 内閣府主催「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に係る大臣表彰」を受賞 商談支援アプリ「Handbook X」提供開始 東証の市場区分見直しにより東京証券取引所プライム市場へ市場変更「JPX日経中小型株指数」構成銘柄へ選定「ノーコード推進協会」設立に参画
2019年3月3553
2020年3月27−2−2
2021年3月27108
2022年3月304025
軽井沢リゾートオフィス開設「ASTERIA Warp」の導入企業数が10,000社を突破「Handbook/Handbook X」がMCM市場の3つのカテゴリでNo.1を獲得
2023年3月28−18−17
「Platio」が4つのカテゴリでNo.1を獲得 英国のThis Place Limitedの株式を全て売却「ASTERIA Warp」EAI/ESB製品の国内市場シェア(出荷数量ベース)で18年連続第1位に 第15回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で「審査委員会特別賞」を受賞 継続的シミュレーション・プラットフォーム「Artefacts(アーテファクツ)」提供開始 MikoSea株式会社(現 アステリアキャンバス株式会社)の株式を取得し100%子会社化
2024年3月29−32−18
2025年3月328825.06
2026年3月34101029.48

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高34億円のうち、営業利益として残るのは10億円29.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の23.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金11.8%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金70.6%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益29.4%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
88.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+21.0pt
29.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+16.9pt
23.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.6pt
11.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は33億円で、売上の11.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−2116
2014年3月2−1−2115
2015年3月0−610−619
2016年3月2−2−1018
2017年3月3−3−1017
2018年3月9−319642
2019年3月0−5−5−533
2020年3月5−197−1425
2021年3月8−6−4225
2022年3月1−5−2−418
2023年3月20−3217
2024年3月6−4−3217
2025年3月88−51628
2026年3月6−75−133

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は106億円。このうち返さなくてよい自己資本が78億円で、自己資本比率は73.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2519675.0
2014年3月2418676.9
2015年3月3426877.0
2016年3月3426877.9
2017年3月3629779.8
2018年3月76562074.5
2019年3月71541775.6
2020年3月81473458.6
2021年3月79552470.1
2022年3月126844266.3
2023年3月106713567.2
2024年3月76562073.6
2025年3月79611677.7
2026年3月106782673.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
26億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中46位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中548位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
29.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,133で、1年前と比べて-30.0%過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。

¥1,133-3.2%1ヶ月+4.6%1年-30.0%時価総額198億円
過去52週の値幅
安値¥935高値¥2,753

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.6倍
PBR2.03倍
配当利回り0.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で約5.6%上昇し、1年では13.6%高。株価1,180円は25日線(1,098.72円)を7.4%上回り、短期の上昇トレンドが鮮明。ただし75日線(1,433.79円)や200日線(1,322.84円)は下回っており、中期では依然として下落基調。52週高値2,753円からは57%下落しており、戻りは限定的。8月14日に出来高2,926,900株と急増し、1,174円まで上昇した。RSIは75.7と買われ過ぎ圏で、短期的な調整の可能性が高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

実績PER24.41倍は同業界平均31.11倍を下回り、割安感があるが、配当利回り0.85%は業界平均2.68%を大きく下回り、利回り面では劣る。PBR2.56倍で業界平均3.64倍を下回り、ROE11.5%とまずまず。直近の業績は営業利益率25%と高水準で増収増益。ただし、前期(2024/3)は大幅な赤字(純損益-18億円)で、回復途上にある。成長性は高いが配当が低く、総合的に妥当圏内と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.6倍47.9倍
PBR2.03倍2.96倍
ROE11.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

現在、ノーコード市場とEDI市場は成長が期待され、新しい働き方やDX推進の流れから需要が高まっている。強気派は、主力製品の需要拡大と販売協業の拡大により、2026年3月期の売上高・利益が増加すると見る。一方、弱気派は、競合製品の台頭と切替コストの低さを指摘し、市場シェアの維持が難しいと懸念する。また、過去2期に最終赤字を計上しており、収益性の改善が持続するかが焦点だ。

プラスに働く材料7
  • 収益の着実な回復

    売上高は2023年3月期から増加し、2026年3月期は34億円、営業利益率は29.4%の見込み。

  • DX需要の追い風

    企業のDX推進で、ノーコード・EDIツールの需要は中期的に拡大が見込まれる。

  • 株価の好調なパフォーマンス

    直近1年で株価が約81%上昇し、市場の期待が高まっている。

  • 営業利益10億円・利益率29.4%を達成決算発表後影響

    売上高34億円に対し営業利益10億円、前期比25%増益で高収益構造が確立。

  • 純利益がV字回復し8億円決算発表後影響

    2024年3月期の純損失18億円から、2026年3月期は純利益8億円へ大幅改善。

  • 増収率5%と営業利益増益率25%2027年〜2028年影響

    売上高32→34億円で増収、営業利益は8→10億円と増益率が高く規模効果が効く。

  • 株価が1年で81%上昇する強いモメンタム継続影響

    上昇率81%は投資家の期待を示すが、好決算で一段高の可能性がある。

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    ノーコード市場には多数の競合が存在し、差別化が難しい。

  • 収益の不安定さ

    2023・2024年3月期は最終赤字。黒字化はしたが、継続性が未知数。

  • 評価の高さ

    株価の上昇でPERは24倍を超え、割高感がある。

  • 過去の純損失18億円が資本の重荷継続影響

    2024年3月期に18億円の純損失を計上、現在の純利益8億円でも累積損失が株主資本を圧縮している。

  • PER24.3倍と増収率5%のミスマッチ決算発表後影響

    PER24倍は売上高増収率5%と比べ割高で、決算サプライズが無ければ修正売りが出やすい。

  • 配当利回り0.77%と低い継続影響

    株主還元利回りは1%未満で、高配当を求める投資家の資金は流入しにくい。

  • 外国人保有6.95%と低く需給が偏る不定影響

    外国人保有が1割未満で、大口売りや買いが発生すると株価が急変動しやすい。

次の決算で確かめる点
契約社数・更新率
定期的なライセンス収入の基盤となる。顧客基盤の拡大と継続利用が重要。
ノーコード新規導入プロジェクト数
需要の取り込み状況を示し、将来の収益に直結する。
営業利益率
収益性の改善ペースを確認する。過去の赤字からの転換が持続するか。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは0.88%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
0.88%
いまの株価に対して
配当性向
36.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月430.0
2018年3月653.8
2019年3月4−33.3231.2
2020年3月40.010.4
2021年3月512.521.1
2022年3月50.034.6
2023年3月50.0
2024年3月744.412.7
2025年3月823.144.5
2026年3月912.536.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,857人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.3%を占め、残る81.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他70.969.673.873.069.867.8
事業法人6.07.67.27.87.89.8
金融機関10.912.411.29.912.38.6
証券会社7.05.93.53.54.86.9
外国法人1.81.31.12.72.26.3
自己株式3.93.93.93.93.92.9
外国人個人3.43.23.23.23.00.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01平野 洋一郎10.63
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.08
03北原 淑行5.07
04パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社3.14
05JPYC株式会社2.75
06HSBC OVERSEAS NOMINEE(UK)LIMITED A/C HST5(常任代理人 香港上海銀行東京支店)2.48
07東京短資株式会社1.57
08野村證券株式会社1.56
09株式会社ミロク情報サービス1.45
10立花証券株式会社1.43

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1414%、1株純資産は14期で+167%。直近期のROEは11.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月31721.961.636.8
2014年3月71693.737.420.2
2015年3月−1177−3.3
2016年3月91784.9144.542.5
2017年3月161948.449.330.0
2018年3月123334.6107.1
2019年3月163214.957.5231.2
2020年3月−11281−3.510.4
2021年3月4933015.717.121.1
2022年3月15249836.16.434.6
2023年3月−100425−21.6
2024年3月−108332−28.512.7
2025年3月3536310.114.944.5
2026年3月4845911.529.336.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額96百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
平野洋一郎代表取締役 社長63
北原淑行取締役 副社長63
五味廣文取締役(非常勤)77
Anis Uzzaman取締役(非常勤)50
正宗エリザベス取締役(非常勤)66
大三川彰彦取締役(非常勤)67
髙野善晴監査役(常勤)73
長崎玲監査役(非常勤)52
根本美緒監査役(非常勤)47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)243176030
社外監査役319196
社外取締役517173

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,572字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、1998年の創業以来「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ソフトウェア技術とインターネット技術を中核とした様々な「つなぐ」ニーズに応えるソフトウェアの開発と販売およびそれに付帯する事業を行っています。 (1)当社グループの事業内容について 当社グループは、企業情報システム、クラウドサービス、デジタル機器などを「つなぐ」ためのソフトウェアを開発し、市場に提供しています。 その中でも、当社グループは個別の企業向けのソフトウェア開発を行う「受託開発」ではなく、不特定多数向けのパッケージソフトウェアやクラウドサービスを提供する「製品開発」を行っています。 当社グループの事業は、「ソフトウェア事業セグメント」、「投資事業セグメント」の2つの事業で構成されます。 〔ソフトウェア事業〕 本事業は、3つの主力製品と、新たな領域に向けた新製品・新サービスで構成されます。 <3つの主力製品> ・データ連携ミドルウェア※「ASTERIA Warp」(アステリア ワープ)シリーズ ・デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook」(ハンドブック)シリーズ ・モバイルアプリ作成ツール「Platio」(プラティオ)シリーズ <新領域の製品・新サービス> ・ドラッグ&ドロップ操作のノーコード アプリ開発ツール「Click」 ・フィジカルAI領域のAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」(グラビオ) ・ロボット開発環境シミュレーション・プラットフォーム「Artefacts」(アーテファクツ) ・ステーブルコイン決済ゲートウェイ「JPYC Gateway」 ・生成AI導入支援コンサルティングサービス「AI活用変革センター」(AITUC) 「ASTERIA Warp」の売上は、主としてライセンス※とサブスクリプション※で構成されるソフトウェアの利用対価売上とサポート(保守)売上によって構成されています。「Handbook」、「Platio」、「Platio Canvas」、「Click」、「Gravio」、「Artefacts」および「JPYC Gateway」の売上は、サブスクリプション型です。「AI活用変革センター」は、コンサルティング・トレーニングの対価による売上です。 〔投資事業〕 投資事業は、米国に拠点を置く100%子会社Asteria Vision Fund Inc.(以下AVF)が管理する投資を行っています。AVFの投資対象は、ソフトウェア事業の研究開発投資対象である「4D」(Data, Device, Decentralized, Design)に絞り、単なる投資リターンのみならず中長期的なシナジーも企図した投資を実行しています。 (2)当社グループの主要なソフトウェア製品 ①「ASTERIA Warp」(アステリア ワープ)シリーズ 当社グループの主力ソフトウェア製品「ASTERIA Warp」は、当社グループが独自に設計・開発を行ったノーコード企業向けデータ連携用ミドルウェア製品で、汎用のデータ連携機能をパッケージで提供することにより企業内外に存在するシステム間のデータ連携を簡単・迅速に実現する製品です。企業内外のデータ連携、クラウドサービスとのデータ連携などの用途に使われており、国内EAI/ESB市場において19年連続シェアNo.1(テクノ・システム・リサーチ「2025年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB市場編」)を獲得し、累計導入企業数は10,000社を超えています。 ②「Handbook」(ハンドブック)シリーズ 「Handbook」シリーズの最新版「Handbook X」は、従来販売してきた「Handbook」の次世代版として2022年2月に提供を開始したデジタルコンテンツプラットフォームです。スマートデバイス(スマートフォンやタブレット)上で稼働する「アプリ」だけで稼働し、PDF、写真、動画、Webサイトなど多種多様な情報を「ブック」と呼ぶ単位で登録・整理・配信・共有することができます。多様化する働き方や営業現場の変化に対応する商談支援・情報共有アプリとして、多くの企業・団体で活用されています。 ③「Platio」(プラティオ)シリーズ 「Platio」は、ノーコードでモバイルアプリを手軽に短期間で作成することができるサービスです。「Platio」は、アプリを開発するクラウドサービス「Platio Studio」と、アプリを配布実行する「Platioアプリ」で構成されています。「Platio Studio」は、豊富なテンプレートと柔軟なカスタマイズ機能に加えてAIでアプリを生成する「AIアシスタント」機能を備えており、業務現場に適したモバイルアプリを簡単に制作できます。 「Platio Connect」は、「Platio」にデータ連携機能を加えた製品で、モバイルアプリと既存の社内システムやクラウドサービスと連携が可能です。 「Platio One」は、ユーザー企業が制作したアプリを再販売できる製品です。 「Platio Canvas」は、エンタープライズ企業の大規模・複雑な開発ニーズに応える、ノーコードアプリ開発プラットフォームです。システム開発におけるスピード、柔軟性、セキュリティ、拡張性を高次元で両立し、社内業務の効率化からBtoC向けアプリ開発まで幅広く対応します。 ④「Click」(クリック) 「Click」は、プログラミング不要で、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作でアプリを作成・運用できるクラウド型のノーコードアプリ開発ツールです。数日でリリースできるスピードと高い自由度により、社内DXの推進や新規サービスの立ち上げを支援します。 ⑤「Gravio」(グラビオ) 「Gravio」は、AIを搭載し、様々な現場でのセンサーやカメラの効率的なデータ収集と活用をノーコードでシンプルに実現することのできるエッジコンピューティング※用データ連携ツールです。複数現場の様々な情報をノーコードで収集・統合し、クラウド活用や各種サービスへの連携までをワンストップで実現します。既存のPC運用における知見や情報リソースを最大限に活かしながら、先進のIoTソリューションを手軽に実現し、運用、管理、保守が容易でかつ高いセキュリティを実現しています。 ⑥「Artefacts」(アーテファクツ) 「Artefacts(アーテファクツ)」は、ロボットアプリケーション向けの継続的シミュレーションプラットフォームです。物理的な環境を用意せずに、初日からバーチャル環境での稼働テストを実現でき、開発期間やコストを大幅に削減します。特に宇宙空間や大型建築物など再現が難しい環境でのシミュレーションに適しており、開発工数を98%以上、コストを50%以上削減、期間は数ヶ月から最短1日へ短縮可能です。 ⑦「JPYC Gateway」(ジェイピーワイシー ゲートウェイ) 「JPYC Gateway」は、円建てステーブルコイン「JPYC」を企業の財務・会計フローに組み込むための、ブロックチェーン技術を意識させずに利用できる企業向け決済インフラです。既存の企業システムとWeb3/ステーブルコインによる新しい決済の世界を「つなぐ」ことで、企業のデジタル金融への対応を支援します。 ⑧AI活用変革センター(AITUC) 「AI活用変革センター(AITUC)」は、生成AIのビジネス活用や自社専用の生成AIシステムの構築を支援するAI導入支援コンサルティングサービスです。AIエンジニアの育成から、AIシステムの導入・運用までをトータルにサポートし、企業におけるAI活用の実効性を高めます。 (事業系統図) 〔用語解説〕 ここに示す用語解説は、本書内で使用する用語の意味を説明するものであり、必ずしも一般的な用法用例を包含するとは限りません。 用語   解説・定義 DX   〔Digital Transformation〕デジタル技術やサービスによってビジネスや生活をより良い方向に変革すること。 IoT   〔Internet of Things〕インターネットに接続されるあらゆる「モノ」。 アプリ   〔Application〕元来アプリケーションの略語だが、現在は特にスマートフォンやタブレットのアプリケーションを指す。 エッジウェア   〔Edgeware〕エッジコンピューティング用のミドルウェア。クラウドに接続することなくエッジのみでも稼働する。(当社の造語) エッジコンピューティング   〔Edge Computing〕コンピュータネットワークの周縁(エッジ)部分でデータを処理する分散コンピューティングの概念。 クラウド   〔Cloud〕企業が、ハードウェアやソフトウェアの資産を自前で持たずにインターネット上に存在するハードウェアやソフトウェアを必要に応じて利用する形態。 サブスクリプション   〔Subscription〕商品やサービスを月額(年額)課金で提供する形態。一括支払(売り切り)となるライセンス版とは対称的に、利用料金が継続的に計上されるので、サブスクリプションの販売比率が高まることで業績の安定化を図ることができる。 スマートデバイス   〔Smart Device〕スマートフォンをはじめ、タブレット型コンピュータなど、キーボードを持たない高性能モバイル・コンピュータ。必ずしも電話機能を持つ必要はない。 ステーブルコイン   〔Stablecoin〕法定通貨(円・米ドル等)などに価値を裏付けられ、価格変動を抑えるように設計されたデジタル通貨。ブロックチェーン上で発行・流通する。 生成AI   「ジェネレーティブAI(Generative AI)」とも呼ばれるAI(人工知能)の一種。AIを用いてクリエイティブな成果物を生み出すことができるのが特徴。 ノーコード   〔No code〕ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発・作成ができる仕組み。プログラミング言語に関する専門知識がなくても手軽に取扱うことができる。 ブロックチェーン   〔Blockchain〕ビットコインの取引を記録する仕組みとして生み出されたデータ管理基盤。一定の記録を格納したブロックが鎖のように幾重にも連なっていることからこの名称がつけられた。分散して存在する複数のコンピュータ(ノード)が同じデータを保管して相互に通信しながら管理されるので、一度登録されたデータは改ざんできないことが最大の特長。金融領域以外でも、公正な履歴の担保が求められるトレーサビリティなどのテーマでも利活用が期待されている。 ミドルウェア   〔Middleware〕複数のソフトウェアの中間に位置し相互の連携を司るソフトウェア。 ライセンス   〔License〕月額課金等で継続的な支払いが必要になるサブスクリプションとは対称的に、ソフトウェアなどを一括支払(売り切り)で販売する形態。
経営方針・対処すべき課題4,693字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「世界で通用するソフトウェアを開発し提供する」ことを使命(ミッション)としています。そのために、当社グループ自体が「『つなぐ』エキスパート」として社会的な価値を生み出し、社会に貢献することを目指しています。 また、当社グループは「『売上収益』は当社グループが社会に生み出した価値、『利益』は当社グループが生み出した価値と消費した価値の差分」との考え方を基本に、社会的価値の提供を通じて企業価値の増大に努めてまいります。 (2)経営環境、戦略 当社グループは、創業時より「世界で通用するソフトウェアを開発し提供する」ことを事業のミッションとして掲げています。世界で通用するソフトウェアとは、米Microsoft社や米Google社のソフトウェアなど世界の大半の国や地域で使われるソフトウェア(サービス含む)を指し、当社グループはかかるミッションの実現のためのソフトウェアの開発と販売を基本的な事業としています。当社グループは、顧客からの注文に基づく受託開発ではなく、独自の製品を自ら企画開発して提供する事業形態であるために、市場やニーズの変化に先行して製品化を行う必要があり、そのために将来有望な新規技術に関する研究開発が必要です。そして、このような研究開発には先行投資が必要となります。当社グループがこれから世界市場での展開をより具体化させていくにあたり、研究開発のスピードも競合他社と同等又はそれ以上のものが必要となるため、以下に記載の重点技術領域における、現行製品・サービスの次世代版、ブロックチェーン、フィジカルAIなどに関連する製品化を推進しています。 当社グループは、これからの投資分野として4つの”D”「Data(データ)」、「Device(デバイス)」、「Decentralized(分散化)」及び「Design(デザイン)」の領域を対象とすることとしています。クラウドをベースとしたビジネス基盤が構築される現代において、当社グループがこの4つの”D”を加速させるソフトウェアを提供してまいります。 <「Data(データ)」データのみがIT資産になる> クラウドによって、ハードウェアもソフトウェアも企業のIT資産ではなくなり、データのみが企業のIT資産となります。そして、近年では、生成AIの進化により、データの価値はさらに高まりつつあります。当社グループでは、データ連携基盤「ASTERIA Warp」をはじめとする製品により、これらの技術をつなぐことで、企業の価値向上に貢献してまいります。 <「Device(デバイス)」デバイスが不可欠なインフラになる> インターネットが始まって以来初めて、コンピュータよりIoTなどの周辺機器の接続数が増える時代になります。当社グループでは、「Handbook X」や「Platio」によるスマートデバイスへの対応や、「Gravio」や「Artefacts」でフィジカル機器をつなぐことで、新たなデバイスを活用するシステムの価値向上に貢献してまいります。 <「Decentralized(分散化)」分散して協調ができるようになる> クラウドの普及が進展し、非中央集権型のシステムが構築可能となります。ブロックチェーン技術を活用することで、これまでは不可能だった非中央集権型組織のサービスも構築が可能となり、当社グループでも「JPYC Gateway」などステーブルコインを企業システムとつなぐサービスを提供し、未来型社会の実現に貢献してまいります。 <「Design(デザイン)」機能ファーストからデザインファーストへのシフトが起こる> デジタルサービスの高度化と利用者ニーズの多様化により、従来の機能重視の開発から、ユーザー体験を最優先する「デザインファースト」への転換が進んでいます。当社グループでは、「ノーコード」をはじめとするユーザー視点に立脚した製品デザインを重視し、ユーザー体験の質的向上に貢献してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2025年3月期から2029年3月期までの期間を中期経営目標期間と位置づけ、売上収益および利益の持続的な拡大を定量的な経営目標として設定しております。 主たる指標である売上収益については、既存事業からのオーガニック成長を前提に、年平均8~12%の成長率を目標としています。加えて、戦略的M&Aによる非連続的な成長の機会も検討対象とし、成長率の上振れ余地を確保する体制を整えております。 利益指標としては、中期経営目標の最終年度(2029年3月期)において、調整後EBITDA率25%の達成を目標としています。売上収益の拡大に向けた成長投資を実施しつつ、収益性の改善とバランスの取れた利益構造の確立を図ってまいります。 また、当社では、継続的な収益基盤の構築を重視しており、サブスクリプションおよび保守サポート収入を安定収益として位置づけております。これらの売上高を四半期ごとに開示しており、当該数値をもって、ストック型ビジネスの拡大状況および収益の安定性を判断するための客観的な指標の一つとしております。今後も継続収益の拡大を重要な経営目標と捉え、施策を推進してまいります。 株主還元については、一過性損益を除いたベースで連結配当性向30%を中期目標とし、累進的な配当を基本方針としています。自己株式の取得に関しては、資本効率や事業投資機会等を総合的に勘案の上、必要に応じて実施する方針です。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、創業以来培ってきたソフトウェア技術を中核に据えつつ、AI、ロボティクス、デジタル通貨といった成長領域へと事業領域を戦略的に拡大してまいりました。今後、変化の激しい市場環境に柔軟に対応し、さらなる成長を力強く実現していくために、以下に掲げる重点分野への取組を一層加速させてまいります。 ① コーポレート・ガバナンスのさらなる高度化 当社は創業時より一貫して社外取締役を2名以上選任し、また2015年6月以降は社外取締役を過半数の構成とし、社外の目と知見による意思決定と執行の監督を実行しております。今後も株主との建設的な対話や構成の多様性を重視した取締役会構成を継続するとともに、事業領域の拡大に伴うリスク管理体制の強化や、グループ会社・投資先を含む内部統制の高度化にも取り組み、コーポレート・ガバナンスの質的向上に努めてまいります。 ② ソフトウェア・ハードウェア事業における新たな市場機会の創出 当社製品による売上収益のさらなる拡大に向けて、具体的なユースケースの提案を通じて市場ニーズに的確に応え、各分野で確固たる地位を確立していくことを目指します。従来のソフトウェア領域に加え、ハードウェア、ロボティクス、ステーブルコインを含む統合的なソリューション提供を本格化させ、当社グループとしては、特に将来性の高い以下の分野に注力してまいります。 (ア) AI連携市場 企業のDX推進が加速する中、生成AIや自律型AIエージェントは、中長期的に大きな成長が期待される領域です。当社では「Warp」シリーズ、「Gravio」、「Handbook X」、「Platio」「Artefacts」等のAIネイティブ化を進めてまいります。今後とも、ロボティクス向けAIの研究開発専業のアステリアART合同会社や、企業現場でのノーコードアプリ開発を提供するアステリアキャンバス株式会社と連携しつつ、外部のパートナー企業との協業を通じて、AI及び関連技術を活用した情報サービスの実用化・価値創出を加速してまいります。 (イ) フィジカルAI(ロボティクス/AI)連携市場 製造・物流・宇宙開発等におけるロボティクスやフィジカルAIの活用が加速するとともに、その基盤となるIoT/エッジコンピューティングも次世代基盤技術として市場拡大が期待されています。当社は、AI搭載エッジウェア「Gravio」とロボットアプリケーション開発支援プラットフォーム「Artefacts」を軸に、機器・クラウド・システム連携の強みを活かし、ソフトウェアとハードウェアを一体で提供してまいります。加えて、ロボットに関する製品・部品・関連機器の開発、輸入、輸出ならびに提供にも事業範囲を広げ、フィジカルAI領域のDX基盤としての地位確立を目指します。 (ウ) デジタル通貨(ブロックチェーン)関連市場 ステーブルコインをはじめとする電子決済手段や暗号資産、中央銀行デジタル通貨(CBDC)、ならびにNFT・ユーティリティトークン・セキュリティトークン等のデジタルトークンは、決済・資産管理・権利流通の在り方を大きく変える基盤技術として着実に発展しております。当社は、これらデジタル通貨・デジタルトークンを活用した情報サービスを新たな事業領域と位置付け、関連技術への研究開発投資及び戦略的投資を通じて、次世代金融インフラ及びWeb3領域における事業基盤の構築を進めてまいります。 ③ 戦略的投資および投資後の管理体制の強化 当社は、事業シナジーの創出、新規市場への参入、新技術の獲得、パートナーシップの深化など、中長期的な企業価値の向上に資する戦略的観点から、有望な企業への投資を推進してまいりました。とりわけ、4D (Data, Device, Decentralized, Design)をコンセプトとする成長領域においては、自社事業と連動した戦略投資を積極的に展開するとともに保有資産の価値最大化を目指しております。 また、投資先企業の業績や市場環境の変動により、投資有価証券の評価が当社の財務・業績に影響を及ぼす可能性があることを踏まえ、従前より投資判断の精緻化および投資後の管理体制の整備を進めてまいりました。今後も引き続き、外部環境に応じた柔軟な運用方針のもと、投資ポートフォリオ全体の健全な運用体制を一層高めてまいります。 ④ 海外市場への展開 当社グループは、創業当初より海外に通用するソフトウェアの開発と提供を目指してまいりました。現在は「Artefacts」、「Gravio」、「Handbook X」を中心に積極的に海外展開を進めており、現地ニーズに対応した製品提供を強化しています。当社のソフトウェアは、日本語、英語、中国語の3ヶ国語に対応しており、多言語展開の強みを活用し、今後の新規製品においても国際展開を戦略的に強化してまいります。 ⑤ 成長を支える人材基盤の強化 当社製品やサービスの顧客企業は年々増加しており、ターゲットとなる業種・業態も幅が大きく広がりを見せています。今後さらに、マルチプロダクト/サービス化、グローバル化を本格化させ、ソフトウェア・フィジカルAI・デジタル通貨領域での成長をより確固たるものにするためには、開発・マーケティング・営業・管理などのあらゆる職能において、優秀な人材を適切なタイミングで確保・育成することが重要です。当社は、こうした人材戦略を中核に据え、持続的な競争力の強化を図ってまいります。
事業等のリスク2,708字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しています。 また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しています。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があります。なお、本書に記載されている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが入手可能な情報から判断したものであります。 ① 海外事業の展開について 当社グループは、経営方針に基づき積極的な海外展開を実施しております。これらの進出国において、法令、政治、経済の変化、文化や宗教影響等の様々なカントリーリスクを有しているため、不測の事態が発生し事業の推進に障害が発生する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの海外関係会社の業績、資産及び負債について現地通貨で発生したものは、円換算した上で連結財務諸表を作成していますが、完全に当該リスクを回避することは難しく、外国為替相場の変動が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新製品・新サービスについて 当社グループでは、価値ある新しい製品や新しいサービスを世に送り出すことによる収益向上を図っており、魅力的な新製品・新サービスの開発による売上収益の増加が、企業の成長にとって重要な要素であると考えています。そのため、これまでにも、スマートデバイス技術、IoT関連技術、ブロックチェーン関連技術(ステーブルコイン等の電子決済手段や暗号資産に関連する技術を含む)、AI(人工知能)・ロボティクス関連技術など近年開発された革新的な技術について早期に積極的に経営戦略の主題として取り組んでいます。しかしながら、ソフトウェア業界の技術革新のスピードは速く、その技術革新を予測することは極めて難しいため、当社グループが常に技術革新に適合した魅力的な新製品をタイムリーに開発できるとは限りません。当社グループの予測に見込み違いが生じ、技術革新や市場動向に遅れをとった場合、企業収益に大きな見込み違いが生じ当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 訴訟リスク 本書提出日現在において、当社グループが訴訟を提起されている事実はありません。一方で、当社グループの事業は知的財産権をその価値の根源とするという性格上並びに、当社グループが海外でも事業を展開しているため、予期しない訴訟が発生する可能性があります。 当社グループでは、「コンプライアンス規程」の制定、リスクマネジメント委員会の設置及び社内教育による法令遵守の周知徹底等、多様な手段を講じ可能な限り訴訟を受ける可能性を排除するための体制を整備しています。しかしながら、何らかの訴訟を受けた場合、その内容及び結果によっては、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 投資・M&Aについて 当社グループは、中長期的な成長および企業価値向上を目的として、M&Aやその他の資本参加等を通じた戦略的投資を実施しています。 これらの投資に際しては、対象企業のビジネス、財務内容、法務、ガバナンス体制等について詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針でありますが、これらの調査の段階で確認又は想定されなかった事象が投資の実行後に発生又は判明する場合や、投資実施後の事業展開が計画通りに進まない可能性があり、その場合は当社グループが当初期待した業績への寄与の効果が得られない可能性があることに加えて、対象企業の投資価値の減損処理が必要になることも考えられ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 新製品/新バージョンの収益性について 当社グループでは、常に新製品や新バージョンの研究開発を行っています。これらの新製品や新バージョンは、今後大きく成長する市場を見込んで開発し提供を行っているものですが、当該市場が見込み通りに成長しなかったり、想定外の競合製品が出現したりすることによって、収益が計画通りに確保できない場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 人材の確保について 当社グループは、市場のニーズに合った良質の製品を提供していくために、高い能力と志をもった人材を少数精鋭で揃えることに注力しています。今後も事業の拡大に伴い、積極的に優秀な人材を採用・教育し、また魅力的な職場環境を提供していく方針でありますが、そうした人材が十分に確保できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 当社グループ提供のソフトウェアの不具合について 当社グループでは、当社グループの責めに帰すべき事由によるソフトウェアの不具合(誤作動、バグ等)を発生させないよう品質管理に最善の注意を払っており、またソフトウェア使用許諾契約書や損害保険への加入等によって不具合が発生した場合のリスクの低減措置等を講じており、製品リリース以降、そのような重大な不具合は発生していませんが、将来にわたって当社グループの責めに帰すべき不具合が発生しないとは限りません。そのため、ソフトウェアの不具合に起因する損害賠償責任の発生や当社グループに対する社会的信頼を喪失することにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 知的財産権についてのリスク 当社グループは、本書提出日現在において、当社グループの事業活動に影響を及ぼすような特許権、商標権その他知的財産権が第三者によって取得されているという事実は確認しておりません。また創業以来、第三者から知的財産権に関する警告を受けたり、侵害訴訟等を提起されたりしたことはありません。しかしながら、将来の当社グループの事業活動に関連して、第三者が知的財産権の侵害を主張し、当社グループの事業が差し止められたり、損害賠償など金銭的な負担を余儀なくされた場合、または第三者の知的財産権につき実施許諾が必要となりロイヤリティの支払いが発生したり、あるいは実施許諾が得られない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,549字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 以下、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態の状況 ① 資産 当連結会計年度末における資産合計は、10,595,127千円となり、前連結会計年度末に比べ2,737,182千円増加しました。この主な要因は、その他の金融資産1,069,503千円、のれん801,585千円、現金及び現金同等物446,161千円、有形固定資産369,115千円の増加によるものです。 ② 負債 負債合計は2,645,360千円となり、前連結会計年度末に比べ1,026,897千円増加しました。この主な要因は、借入金565,000千円及びその他の金融負債(リース負債)374,223千円の増加によるものです。 ③ 資本 資本合計は7,949,767千円となり、前連結会計年度末に比べ1,710,285千円増加しました。この主な要因は、利益剰余金694,464千円、その他の資本の構成要素558,250千円、資本剰余金284,448千円の増加によるものです。 (2) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月~2026年3月)において、当社グループは、主力であるソフトウェア事業の着実な成長に加え、前連結会計年度より実施してきた事業構造改革の効果顕在化、ならびに投資事業セグメントにおける評価益の計上により、業績の大幅な伸長を達成しました。 売上収益は、企業のデジタルトランスフォーメーション推進やクラウド環境の進展を背景にソフトウェア事業におけるサブスクリプション型サービスが収益拡大を牽引した結果、前年比で6.9%増の3,388,800千円となりました。 利益は、ソフトウェア事業の利益貢献に加え、SpaceX社に関する評価益を計上したことにより、営業利益1,024,764千円、税引前利益973,970千円、親会社の所有者に帰属する当期利益798,652千円となりました。 ≪当社の報告セグメント≫ 当社グループは、「ソフトウェア事業セグメント」と「投資事業セグメント」の2つを報告セグメントとしています。 <ソフトウェア事業セグメント> ソフトウェア事業セグメントは、主力のデータ連携ツール「ASTERIA Warp」は、レガシーシステムからクラウドへの刷新や企業のデータ活用の加速などによる連携需要が堅調で、売上収益は2,888,610千円(前期比5.3%増)となりました。サブスクリプション売上は前期比34.2%増となり、サポート売上と合わせたストック売上構成比は約7割を超え安定成長を続けています。さらに、ChatGPT、Gemini、Claude等の主要な生成AIとの連携アダプターを追加し、AI活用ニーズへの対応も強化しています。 モバイルアプリ作成ツール「Platio」は、多様な業界・業種における現場業務のDXや、獣害対策などの新たな社会課題への対応も強化するなか、売上収益は前期比28.1%増となりました。また、自然言語によるアプリ作成を可能にする「AIアシスト機能」の実装や、エンタープライズ向け製品「Platio Canvas」の提供開始により、幅広いターゲットへの販促も図っています。 デジタルコンテンツプラットフォーム「Handbook X」は、地下やトンネル内など通信圏外エリアでの利便性が評価され、鉄道業界等からの引き合いが増加しています。AI/IoTプラットフォーム「Gravio」は、AIカメラやセキュリティシステム等を新たな連携先として拡大し、エッジソリューションとしての機能強化を図っています。 継続的シミュレーションプラットフォーム「Artefacts」は、世界各国で月面探査プロジェクトが展開されるなかで、宇宙開発現場における探査車やロボット等の稼働シミュレーションを海外の学術機関などから受注しました。今後においても、フィジカルAIを含めたロボティクス領域でのビジネス拡大も視野に入れた事業開発も推進しています。 <投資事業セグメント> 投資事業セグメントは、Asteria Vision Fund Ⅰ,L.P.(AVF-1)を通じて、当社のソフトウェア事業と同じ「D4G」(Data, Device, Decentralized, Design)領域への投資を実施し、国際会計基準に基づいて投資先の評価損益を計上しており、主としてSpaceX社の評価益等421,613千円を計上しました。 また、当連結会計年度における、セグメント状況は下記のとおりです。 ① 報告セグメントの概要 当企業グループの報告セグメントは、当企業集団の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。 当社グループは、「ソフトウェア事業」及び「投資事業」の2つを報告セグメントとし、2つの事業を基礎として組織が構成されています。 「投資事業」は、米国に拠点を置く100%子会社Asteria Vision Fund Inc.が管理する投資で構成されております。 ②報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、及び資産の金額に関する情報 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 報告セグメント       調整額 (注1)       連結 ソフトウェア事業       投資事業       計 千円       千円       千円       千円       千円 売上収益 外部収益   3,171,258       -       3,171,258       -       3,171,258 セグメント間収益   -       -       -       -       - 合計   3,171,258       -       3,171,258       -       3,171,258 セグメント利益(△は損失) (注2)   793,511       △20,882       772,629       -       772,629 その他の収益及び費用(注2)                                   8,572 金融収益                                   17,166 金融費用                                   34,574 持分法による投資損益(△は損失)                                   1,850 税引前利益(△は損失)                                   765,643 その他の項目 減価償却費及び償却費   237,208       163       237,372       -       237,372 (注)1.「調整額」は、主としてセグメント間取引消去額を表示しております。 2.セグメント利益は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しておりますが、その他の収益及び費用のうち、Asteria Vision Fund Ⅰ,L.P.で保有する純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関する評価損益は投資事業のセグメント利益に振り替えております。 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 報告セグメント       調整額 (注1)       連結 ソフトウェア事業       投資事業       計 千円       千円       千円       千円       千円 売上収益 外部収益   3,388,800       -       3,388,800       -       3,388,800 セグメント間収益   -       -       -       -       - 合計   3,388,800       -       3,388,800       -       3,388,800 セグメント利益(△は損失) (注2)   583,285       393,984       977,269       -       977,269 その他の収益及び費用(注2)                                   47,495 金融収益                                   13,140 金融費用                                   76,189 持分法による投資損益(△は損失)                                   12,255 税引前利益                                   973,970 その他の項目 減価償却費及び償却費   309,701       -       309,701       -       309,701 (注)1.「調整額」は、主としてセグメント間取引消去額を表示しております。 2.セグメント利益は、売上収益から売上原価及び販売費及び一般管理費を控除しておりますが、その他の収益及び費用のうち、Asteria Vision Fund Ⅰ,L.P.で保有する純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関する評価損益は投資事業のセグメント利益に振り替えております。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より446,161千円増加し、3,260,223千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は571,018千円(前期829,334千円の獲得)となりました。主に税引前利益973,970千円、減価償却費及び償却費309,701千円の計上のほか、その他の収益477,682千円(主に投資にかかる未実現利益)及び法人所得税の支払額169,219千円の計上によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は719,806千円(前期771,600千円の獲得)となりました。主に投資の売却及び償還による収入396,658千円、子会社株式取得による支出535,997千円及び投資有価証券の取得による支出535,353千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は541,276千円(前期517,294千円の使用)となりました。主に長期借入金700,000千円及び自己株式の処分による収入499,928千円、自己株式の取得による支出301,310千円及び配当金の支払による134,186千円によるものです。 ② 当社グループの資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、顧客からの注文に基づく受託開発ではなく、独自の製品を自ら企画開発して提供する事業形態であるために、市場やニーズの変化に先行して製品化を行っております。そのため、先端技術を習得した技術者の採用によって研究開発を推進することに加え、企業買収等によって時間と優秀な技術者を獲得することや、世界的な視野において当社グループの投資領域である「4D」(Data, Device, Decentralized, Design)に合致する企業への効率的な投資を行うため必要に応じて金融機関から資金調達し投資を行っております。また、企業価値の持続的な向上と株主・投資家との信頼関係の構築を重視し、資本コストや資本効率を意識した経営に取り組んでおり、2025年3月期を初年度とする中期経営計画では、「年平均8~12%の売上成長」及び「EBITDAマージン25%(2029年3月期までに)」の達成を目標に掲げ、収益性と成長性の両立を図っております。加えて、非中核事業の売却を通じた収益構造改革の結果、2025年3月期にはROE10.1%を達成し、資本コストを意識した資本効率の改善が進展しており、当連結会計年度においても、当社グループ事業からの利益を効率的な投資にあてています。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識いたします。 経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは以下のとおりであります。 ① 金融商品の公正価値の測定(注記「3. 重要性がある会計方針(4)金融商品」及び注記「31. 金融商品」) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した公正価値で測定する金融資産の金額は、4,032,486千円でありま す。当社グループが保有する公正価値で測定する金融資産及び金融負債が、活発な市場における公表価格によって測定できない場合には、当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能な前述の公表価格以外のインプットを使用して算定された公正価値、もしくは観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値を用いて評価しております。 特に、観察不能なインプットを含む評価技法によって算定される公正価値は、適切な基礎率、仮定及び採用する計算モデルの選択など、当社グループの経営者による判断や仮定を前提としております。 これらの見積り及び仮定は、前提とした状況の変化等により、金融商品の公正価値の算定に重要な影響を及ぼす可能性があるため、当社グループでは、当該見積りは重要なものであると判断しています。 ② 会計上の見積りの変更に関する注記 該当事項はありません。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 事業の特性上、事業区分別の生産規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 ② 受注実績 事業の特性上、事業区分別の受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績を売上区分ごとに示すと、次のとおりであります。なお、全てソフトウェア事業からになります。 売上区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ライセンス(千円)   753,487   93.0 サポート(千円)   1,412,808   107.3 サービス(千円)   1,222,505   117.0 合計   3,388,800   106.9 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) SCSK株式会社   442,375   13.95   429,658   12.68 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社   317,421   10.01   334,646   9.88

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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