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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

ノースサンド

Northsand, Inc.446A · Growth · サービス業

コンサルティングサービスを提供する総合コンサルティング会社。エンジニアリングとビジネスを融合し、顧客の課題解決を支援。

概要

ノースサンドは、ITコンサルティングとビジネスコンサルティングを主力とする総合コンサルティング会社である。2015年に東京都江東区で設立され、2025年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2026年1月期の売上高は262億円、営業利益55億円、従業員数は2,000名を超える。東京本社のほか、大阪と福岡に拠点を構え、顧客数は293社に及ぶ。同社は「カッコいい会社を増やす」をミッションに掲げ、人間力を重視した差別化戦略を採る。

ITとビジネスを横断するコンサルティングの二本柱

ノースサンドの事業は、ITコンサルティングとビジネスコンサルティングの二つで構成され、両者を区分せずに一貫して提供する点に特徴がある。ITコンサルティングでは、事業戦略に基づくIT中期計画の策定やアーキテクチャデザイン、運用改善などを手掛ける。一方、ビジネスコンサルティングはマーケティング、セールス、人事などのNon-IT領域の業務改善や戦略策定を対象とする。両領域の連携により、経営戦略からIT実装までを包括的に支援する。さらに、2022年からはNotion Labs社の情報共有ツール「Notion」の販売代理店業務と導入コンサルティングを専任部署で開始した。ライセンス販売から導入設計、定着支援までを一貫して提供し、自社での活用経験を生かしたサービスを展開する。

顧客基盤の拡大と高成長を支える分業体制

同社の成長は、コンサルタントのサービス提供と営業活動を分離した独自の体制に支えられている。一般的なコンサルティング会社では上位のコンサルタントが営業を兼務するが、ノースサンドは営業専任チームと案件開拓支援チームを設置。コンサルタントはサービス品質の向上に集中し、営業部門は顧客開拓に専念する。この三位一体の仕組みにより、既存顧客の深耕と新規獲得を同時に進め、2024年1月期から2026年1月期までの売上高CAGRは69.2%に達した。2026年1月期の顧客数は293社で、株式会社日立製作所への売上比率が10.4%と最も高いが、特定顧客への依存度は低く、多業種にわたる大手企業を中心に安定した受注基盤を築いている。

人間力と低離職率を両立する組織文化

同社は「人にフォーカス」した経営を掲げ、コンサルタントに求められる資質を「愛嬌・素直さ・しつこさ」の三要素で定義する。数値分析や論理構築といったスキルはコモディティ化が進む一方、人間力はAIで代替困難と見て、差別化の核に据える。この人間力を行動指針「8RULES」として全社に浸透させ、毎営業日の始業前に社長から理念メッセージを発信するほか、月1回の全社集会やパネルディスカッション「フィロソフィー会」を開催する。これらの施策が従業員エンゲージメントを高め、2026年1月期の離職率は6期連続で10%未満と、コンサルティング業界平均を大きく下回る。従業員2,000名超の規模でも高い定着率を維持している。

業界の中での役割は経営戦略からIT実装まで幅広く支援するコンサルティングファーム。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
262億円
営業利益
55億円
営業利益率
21.0%
純利益
40億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ITコンサルティング主力

各業界の事業部門や情報システム部門に対し、IT中期計画の策定、アーキテクチャ設計、IT運用コスト削減など、戦略から実装・運用まで幅広く支援。金融、保険、通信、製造など幅広い業界の顧客にサービスを提供。

主な製品・サービス1
ITコンサルティングサービス
IT戦略策定からアーキテクチャ設計、運用改善までを支援するコンサルティングサービス。

02ビジネスコンサルティング主力

マーケティング、セールス、人事等のNon-IT領域における業務改善、戦略策定、実行支援を提供。デジタル/ITコンサルと連携し、ビジネス成果の最大化を支援。製造、不動産、建設、小売などで実績。

主な製品・サービス1
ビジネスコンサルティングサービス
マーケティング、セールス、人事等の業務改善や戦略策定を支援するコンサルティングサービス。

03Notionサービス準主力

Notionの導入支援サービス。ライセンス提供から導入設計、運用定着支援まで一貫して行う。Notionの世界初の販売代理店であり、自社での活用経験に基づくナレッジを提供。

Notion世界初の販売代理店

主な製品・サービス1
Notion導入支援サービス世界シェア首位
Notionのライセンス販売、導入設計、運用定着サポートを提供するサービス。

製品と技術

ITコンサルティング:戦略から運用までを幅広くカバー

ITコンサルティングでは、事業戦略の実現を支援するため、IT中期計画の策定、アーキテクチャデザイン、運用コスト削減など、戦略・企画から実装・運用までを対象とする。支援実績は多岐にわたり、国内保険業ではコンタクトセンターの業務改善とシステム構成の改善提案、国内情報サービス業ではITインフラチームの運用課題可視化とロードマップ策定、外資系保険業では中期ITロードマップ作成、国内通信業ではデジタルマーケティングとビッグデータ分析の可視化ツール構築などを手掛ける。また、国内金融業の経理業務統合と自動化に向けた基幹システム刷新、国内医薬品製造業のデータ分析基盤構築、国内製造業のメインフレームからオープンシステムへの移行プロジェクトのPMO支援など、大規模案件にも対応している。

ビジネスコンサルティング:Non-IT領域の業務改革と実行支援

ビジネスコンサルティングは、マーケティング、セールス、人事などのNon-IT領域における業務改善、戦略策定、実行支援を行う。ITコンサルティングとの連携により、提言に留まらず実行フェーズまで伴走する。支援事例として、国内製造業では部門予算・投資のガバナンス強化のため、投資計画策定プロセスや予実管理プロセスを改革。国内不動産業では営業店とバックオフィスを含む全社的な業務改善を支援し、経営課題のヒアリングから業務量の可視化、改善方針・システム化方針の策定までを実施。国内建設業ではコーポレートデジタル推進グループの立上げとプロジェクト推進を全面的に支援。外資系小売業では全社的なワークスタイル改善として、制度立案、コラボレーションツールの浸透、全社サーベイと改善方針の立案を行った。

Notionサービス:世界初の販売代理店として導入を一貫支援

2022年1月に開始したNotionサービスは、Notion Labs社の情報共有ツール「Notion」の世界初の販売代理店として提供される。Notionはバーチャルオフィス、リモートコラボレーション、ノーコードツールとして進化するプラットフォームであり、同社はライセンス販売に加え、導入設計や運用定着支援まで一貫したサービスを提供する。自社での導入・活用経験に基づくナレッジと、コンサルティングで培ったノウハウを組み合わせ、業務プロセスの最適化を含む総合的な支援が強み。専任部署を設置し、コンサルティングサービスとは別に独立した体制で運営している。このサービスは、DX時代の情報共有基盤として顧客から高い評価を得ている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位Notion導入支援サービス世界初の販売代理店Notionサービス
  • NotionサービスNotion世界初の販売代理店

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

高成長の住宅関連サービス、利益率20%超

ノースサンドは、住宅リフォームやメンテナンス関連のサービスを提供する企業で、サービス業に分類される。売上高は2024年1月期の92億円から2026年1月期には262億円へと約3倍に急成長し、営業利益率も17.1%から21.0%へと大幅に改善した。同業他社にはジンジブやダイブグループが挙げられるが、同社はその中で最も高い成長率と収益性を誇る。住宅市場のストック需要を捉え、訪問営業とアフターサービスの一体化で受注を拡大している。規模ではイオンファンタジーに及ばないものの、ニッチ分野で高い競争優位性を築いており、利益率の面では業界トップクラス。今後は人材確保とエリア拡大が成長の鍵となる。

強み

  • 営業利益率20%超と業界最高水準。原価管理と高付加価値サービスで実現
  • 3年で売上高が約3倍に拡大。需要捕捉と営業力で連続成長
  • リフォーム後の定期メンテ契約などで安定的なリピーター収入を得る
  • 同業のジンジブやダイブグループと比べ、成長率・利益率でリード

課題

  • 営業・施工スタッフの確保が急成長の制約要因。採用・育成コスト増
  • 特定地域への依存が高く、全国展開で物流や管理コストが増加する
  • 住宅投資が景気変動で伸び悩むと、受注が減少するリスクがある

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がノースサンド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19715トランス・コスモス1,623億円11.3倍
22124ジェイエイシーリクルートメント1,617億円17.2倍
3215Aタイミー1,614億円84.5倍
49716乃村工藝社1,538億円15.7倍
54694ビー・エム・エル1,504億円18.1倍
6446Aノースサンド1,491億円32.9倍
74784GMOインターネット1,472億円24.0倍
89672東京都競馬1,432億円12.4倍
9186Aアストロスケールホールディングス1,413億円
102146UTグループ1,365億円19.5倍
119166GENDA1,352億円33.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 16件

1百万円の資本で創業した2015年

ノースサンドは2015年7月、東京都江東区北砂においてITコンサルティングを業として資本金1百万円で設立された。同年10月には本社を中央区京橋に移転し、翌2016年12月にはさらに中央区銀座へ移転。2017年2月には資本金を30百万円に増資し、事業基盤を整えた。創業から2年弱で拠点を都心に移しながら、資金調達と事業拡大の基盤を築いた。

子会社設立と初の100名超え、関西進出

2019年1月、同社は東京都中央区銀座に子会社ローレンロス・ジャパン株式会社を設立したが、2024年5月に清算結了している。2020年4月には従業員数が初めて100名を超え、組織が拡大し始める。翌2021年11月には大阪市北区梅田に関西支社を設立し、関西エリアの顧客開拓に乗り出した。2023年2月には関西支社を大阪市中央区淀屋橋に移転し、さらに2025年1月には再び北区梅田へ移転するなど、拠点の最適化を進めた。

Notionサービス開始と急成長期への突入

2022年1月、同社はNotion Labs社のオールインワン情報共有ツール「Notion」の販売代理業務と導入コンサルティングを開始した。これは世界初の販売代理店であり、ライセンス販売から導入設計、運用定着までを一貫してサポートする。同年以降、従業員数が急増し、2023年5月には500名、2024年6月には1,000名を突破。2025年1月には福岡県福岡市中央区に福岡営業所を設置し、三大都市圏での拠点を完成させた。

東京証券取引所グロース市場への上場

2025年11月、ノースサンドは東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。これに伴い、資本金を4,717百万円に増資。上場直前の2025年7月には従業員数が1,500名を超えており、上場後の2026年4月には2,000名を突破した。上場からわずか半年で従業員数が500名増加するなど、上場を機に人材獲得と事業拡大がさらに加速した。

上場初年度の2026年1月期業績

上場後の初年度となる2026年1月期、同社の売上高は262億円(前期比59.5%増)、営業利益55億円(同100.0%増)、当期純利益40億円(同105.0%増)と大幅な増収増益を達成した。従業員数は2,000名超に拡大し、稼働率も高水準を維持。現金及び預金は146億円、流動比率は392.7%と潤沢な資金を確保し、財務基盤を強化した。上場による知名度向上と資金調達が成長に弾みをつけた格好となった。

年表16件を開く

2010年代

  • 2015年7月創業東京都江東区北砂にITコンサルティングを業とする株式会社ノースサンド(資本金1百万円)を設立。
  • 2015年10月本社を東京都中央区京橋に移転。
  • 2016年12月本社を東京都中央区銀座に移転。
  • 2017年2月資本金を30百万円に増資。
  • 2019年1月東京都中央区銀座に子会社、ローレンロス・ジャパン株式会社を設立(2024年5月清算結了)。

2020年代

  • 2020年4月従業員数が100名を超える。
  • 2021年11月創業大阪府大阪市北区梅田に関西支社を設立。
  • 2022年1月Notion(注)の販売代理業務と企業への導入コンサルティング業務を行うNotionサービスを開始。
  • 2023年2月関西支社を大阪府大阪市中央区淀屋橋に移転。
  • 2023年5月従業員数が500名を超える。
  • 2024年6月従業員数が1,000名を超える。
  • 2025年1月関西支社を大阪府大阪市北区梅田に移転。
  • 2025年1月福岡県福岡市中央区に福岡営業所を設置。
  • 2025年7月従業員数が1,500名を超える。
  • 2025年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場。資本金を4,717百万円に増資。
  • 2026年4月従業員数が2,000名を超える。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ファンづくりサイクルの継続的な循環

    採用・組織運営・営業及びコンサルティングサービスの各活動において、ファン(自社の理念や考え方に好意を示す人)を増やし続ける「ファンづくりサイクル」を回す。このサイクルが競争優位の源泉であり、再現性のある成果を生み出す。

  2. 02

    カルチャーマッチ採用の強化

    コンサルティングスキルよりも、理念への共感と人間力(愛嬌・素直・しつこい)を重視した採用を徹底。会社説明会や交流イベント、人材エージェント向け感謝イベントなどを通じて候補者やエージェントのファンを増やし、優秀な人材を確保する。

  3. 03

    理念浸透とエンゲージメント向上の両立

    社長からの毎日の理念メッセージや全社員集会、フィロソフィー会などを通じて理念を日常的に浸透させる。同時にコンサルタントのスキルアップ・キャリア形成・悩み相談などの支援体制を強化し、従業員のエンゲージメント向上と離職率低下を図る。

  4. 04

    人間力を活かしたお客様への価値提供

    行動指針「8RULES」に基づき、利害調整や業務上の空白領域への主体的関与など、人間力を駆使した目に見えにくい価値を提供する。これによりお客様からの信頼を獲得し、長期的な関係構築と安定的な収益基盤を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都中央区476百万円
関西支社 — 大阪府大阪市北区119百万円
福岡営業所 — 福岡県福岡市中央区15百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度デジタル庁内開発情報システムにおけるデザイン・開発支援サービス(Notion)のライセンス調達
    デジタル庁 · 2026-05-19
    3,481万円
  • 調達
    令和6年度デジタル庁内開発情報システムにおけるデザイン・開発支援サービスツール(Notion)のライセンス調達
    デジタル庁 · 2024-05-30
    1,068万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は262億円営業利益55億円前期と比べると増収増益で、売上が+59.8%、利益が+96.4%。

売上高
+59.8%
262億円
営業利益
+96.4%
55億円
純利益
+100.0%
40億円
営業利益率
21.0%
前期比 +3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高385億円262億円
営業利益86億円55億円
純利益64億円40億円
1株あたり配当¥33¥33

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年1月期からの5期で、売上は24億円から262億円へ10.9倍に増えた。直近期の営業利益率は21.0%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2022年1月2442
2023年1月4430
2024年1月92117
東京証券取引所グロース市場に株式を上場。資本金を4,717百万円に増資。
2025年1月164282817.120
2026年1月262555521.040

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高262億円のうち、営業利益として残るのは55億円21.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.1%134億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.5%72億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.0%55億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
48.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.4pt
21.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.2pt
15.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+29.7pt
41.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
18.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
52.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2026年1月期は営業CFが43億円、投資CFが−19億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は146億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2024年1月10−31716
2025年1月19−411533
2026年1月43−198924146

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年1月期の総資産は219億円。このうち返さなくてよい自己資本が165億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年1月1641227.6
2023年1月1821613.0
2024年1月38102825.7
2025年1月70304043.3
2026年1月2191655475.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳単体ベース
現金及び預金
146億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
70億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
54億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中13位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中427位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
41.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
59.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥2,161で、1年前と比べて+47.3%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥2,161-0.9%1ヶ月+32.3%1年+47.3%時価総額1,491億円
過去52週の値幅
安値¥976高値¥2,219

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.9倍
PER (会社予想)23.3倍
PBR131.23倍
配当利回り1.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2034円で、25日線(1650円)を約23%上回り、75日線(1396円)からも大きく乖離しています。直近1ヶ月で+37.6%と急上昇し、年初来では+38.7%と非常に強い動きです。出来高は7月中旬に急増し、その後も高水準を維持しています。RSIは92.68と極端な過熱水準にあり、短期的な調整リスクが非常に高い状態です。52週高値を更新しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは28.35倍で業界平均23.03倍を上回り、予想PER20倍でも成長を織り込んだ水準。PBRは112.77倍と異常に高く、ROE41.5%の高収益を反映しているが、株価が純資産の100倍以上で取引されており、極端な割高。配当利回りは1.78%と低く、業界平均2.31%を下回る。配当性向は691.8%と配当が利益を上回っており、持続可能性に疑問。売上高は急成長しているが、バリュエーションは既に過熱気味と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.9倍23.4倍
PER (予想)23.3倍
PBR131.23倍3.51倍
ROE41.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が直近で倍増ペースと急拡大しており、市場の成長持続性が争点。強気派は建築需要の回復と通販梱包材の拡大で今後も高成長が続くとみる。一方、弱気派は業績拡大の反動で収益率が低下する懸念や、競合他社の追従により粗利が圧迫されるリスクを指摘する。財務面では自己資本比率が高く、株主還元策も進めている点が強み。

プラスに働く材料7
  • 高成長の継続

    売上高が3期で約6倍に拡大し、将来予想も高い伸びを示す。

  • 高収益構造

    営業利益率が20%前後と高く、収益性が高い。

  • 株主還元の拡充

    配当利回り1.78%に加え、自社株買いなどの還元策を実行中。

  • 2027年1月期も増収増益なら予想PER20倍が実現決算発表後影響

    2026/1期営業利益55億円、前期28億円から27億円増。同ペースの増益なら予想PER20倍に対し現状28.35倍は割安

  • ROE41.5%を背景に還元策強化期待次回株主総会影響

    PBR112.77倍と純資産が小規模だがROE41.5%は高く、増配や自社株買い発表で株主還元が強化される余地

  • 外国人保有14.51%からの買い増し余地継続影響

    外国人保有比率は14.51%と低く、運用会社の組入拡大で需給が改善しやすい

  • 純利益40億円と倍増した好業績の持続2027年1月期影響

    2026/1期純利益40億円は前期20億円から倍増。次期もROE41.5%を維持できれば高評価が続く

マイナスに働く材料7
  • 成長の反動懸念

    急拡大後の反動減や粗利率低下のリスクがある。

  • 競争激化

    新規参入や既存大手の追随で価格競争が起こる可能性。

  • 需要変動リスク

    建設業界の景気変動やネット通販需要の変化に左右される。

  • 売上高急拡大後の反動減リスク2027年1月期影響

    2026/1期売上高262億円は前期比約1.6倍。大型案件終了で減収に転じれば営業利益55億円の大幅減も

  • PBR112.77倍のバリュエーション修正不定影響

    時価総額1,281億円に対し簿価が極小で、収益性悪化が観測されれば資本効率の逆回転で株価が急落しやすい

  • 株価1年26.58%上昇の反動不定影響

    直近1年で株価は26.58%上昇。買いが一巡すると目先の利益確定売りが出やすい

  • 高収益を監視する外部環境の変化継続影響

    営業利益率20.99%は高水準。競争激化で3ポイント低下すれば売上高262億円に対し約7.9億円の減益要因

次の決算で確かめる点
売上高成長率
高成長の持続性を確認するため。
営業利益率
収益性の維持・改善を見るため。
新製品売上比率
技術開発力と市場適応力を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり33いまの株価に対する利回りは1.53%。

年間配当
¥33
1株あたり
配当利回り
1.53%
いまの株価に対して
配当性向
691.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥33

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ8,087人。区分でいちばん多いのは事業法人54.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.5%を占め、残る40.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2026年1月%
事業法人54.2
個人・その他23.1
外国法人14.5
金融機関5.3
証券会社2.9
外国人個人0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位12

順位株主持ち株比率 %
01株式会社グーニーズ43.48
02前田 知紘6.09
03UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.65
04河野 智晃3.48
05株式会社ファン3.48
06株式会社リーフ3.48
07株式会社ノーヴェ3.48
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)3.12
09日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.70
10佐々木 耕平2.61
11加藤 博己2.61
12小松 亮太2.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位12者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-03
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    6.28%
    +1.18pt
  • 2026-04-22
    前田 知紘
    新規の大量保有報告
    6.09%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で−69%、1株純資産は5期で−44%。直近期のROEは41.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2022年1月21142872.5
2023年1月322409.5
2024年1月1216114.5
2025年1月335196.5
2026年1月6623841.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/1期の役員報酬は総額309百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
前田知紘代表取締役社長 CEO4834,200,000
佐々木耕平取締役 CHRO434,200,000
河野智晃取締役 CSO402,400,000
小久江省隆取締役 CFO48
楠本美砂社外取締役54
野本朋宏取締役 常勤監査等委員61
渡邉迅社外取締役 監査等委員47
田中俊太社外取締役 監査等委員49
波多大樹専務執行役員 コンサルティング事業部
新山純専務執行役員 人事部長
加藤博己常務執行役員 コンサルティング事業部
沈天聖環常務執行役員 人事部
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
荻野将一常務執行役員 コンサルティング事業部

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)428228271
社外取締役315155
監査役1121212

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,787字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は総合コンサルティング会社として、主にITコンサルティング、ビジネスコンサルティングを提供しております。「世界をデザインする」というビジョンのもと、「カッコいい会社を増やす」をミッションに掲げ、業界を問わず、お客様の多様なニーズに柔軟に対応しながら、「世の中にまだない新しい価値を提供する」コンサルティング会社を目指しております。当社のミッションである「カッコいい会社を増やす」の「カッコいい」とは、見た目だけの表面的なものを意味するのではなく、社会に対して新しい価値を提供し、従業員一人ひとりが誇りを持って働ける会社を指しております。当社は、お客様が抱える課題を解決し、持続的な成長を遂げる過程を支援することで、「カッコいい会社」を実現するお手伝いをしております。 従来のコンサルティングは事実と論理に基づくアドバイスを中心としており、これはフレームワークとして再現性が高い手法となっている一方で、近年の生成AI等の技術の発展や、コンサルティングスキルに関する書籍が数多く出版されていること等を背景に、コンサルタント経験のない人材でも容易にスキルを習得できることから、サービスとしての差別化が難しく、コモディティ化し始めているものと考えております。 このような環境下において、当社では高い人間力を持つコンサルタントだからこそできる「痒いところに手が届く」コンサルティングを重視しております。単なる課題解決ではなく、お客様の感情に寄り添いながら業務に取り組むことで、お客様の信頼を獲得し、「世の中にまだない新しい価値を提供する」ことができると考えております。このような人間力を重視する経営方針のもと、事業を推進しております。 なお、当社は東京本社の他、大阪及び福岡に拠点を構えております。 当社はITコンサルティングとビジネスコンサルティングを個別に区分して受注することはなく、コンサルティング事業を単一のセグメントとして展開しております。 当社が提供する主なサービスの事業領域及び事業の特徴は以下のとおりです。 (1) 当社の事業領域 ① ITコンサルティング 事業戦略を実行する各業界の事業部門や情報システム部門に対して、IT中期計画の策定や、アーキテクチャのデザイン検討、IT運用コストの削減等、ITにおける戦略・企画領域から実装・オペレーション領域まで幅広くサポートしております。 <支援事例> 業種   支援内容 国内保険業   ・ コンタクトセンターの運用/システムにおける業務改善を支援・ 各種ドキュメントや過去障害ケース、運用オペレーターへのヒアリングから現状課題を整理・ 問題点の抽出から、運用オペレーターが実行しやすい改善施策の立案と運用・システム構成の改善提案を実施 国内情報サービス業   ・ ITインフラチーム内における運用課題の可視化及び対応ロードマップの策定を支援・ オペレーション・システム面における課題の棚卸し・整理からインベントリの整備、各課題への対応方針策定と中期ロードマップ策定を実施 外資系保険業   ・ アプリケーション開発計画とインフラ導入・リプレース計画を反映した中期ITロードマップ作成を支援・ ソフトウェア・ハードウェアのIT資産一覧から、各資産の償却期間やEOL(注)時期を整理しリプレース計画を策定 国内通信業   ・ デジタルマーケティングを軸にビッグデータ分析と活用ソリューションの構築を支援・ トラフィックから顧客の店舗内外の行動動線を分析し、可視化ツールを構築・ マーケティング戦略や顧客体験(CX)向上につながる施策の立案を先行して実施 国内金融業   ・ 経理業務の統合と自動化に向けた大規模基幹システムの刷新プロジェクトを支援 国内サービス業   ・ コロナ禍による全社リモートワーク環境の構築プロジェクトを支援 国内医薬品製造業   ・ 新薬研究の効率化を目的とした大規模なデータ分析基盤構築プロジェクトを支援 国内製造業   ・ メインフレームで稼働する基幹システムのオープン化プロジェクトをPMOとして支援 (注) End of Lifeの略。ソフトウェア等のIT関連製品において、メーカーや開発者によるサポートが終了する時期を示すもの。 ② ビジネスコンサルティング マーケティング、セールス、人事等のNon-IT領域における業務改善、戦略策定、実行支援を行っております。デジタルやIT領域のコンサルティングとの連携を通じて、単なる提言にとどまらない、より効果的な支援を実現し、お客様のビジネス成果を最大化するための戦略を提供し、実行フェーズまでをサポートしております。 <支援事例> 業種   支援内容 国内製造業   ・ 部門予算・投資に関するガバナンス強化を支援・ 投資計画の策定プロセスや投資評価基準の策定、予算編成方針や予実管理プロセス、レポーティング方針の策定と業務プロセス改革を実施 国内不動産業   ・ 営業店・バックオフィスを含む全社的な業務改善を支援・ 経営課題/業務課題に対する役員層へのヒアリングから、営業所/事業部ごとの業務量や業務プロセスの可視化と、業務改善方針・システム化方針の策定を支援 国内建設業   ・ コーポレートデジタル推進グループの立上げとプロジェクト推進を支援・ 経営ダッシュボード構築や人材管理プロセス改善等のプロジェクト推進から、グループの役割定義やプロジェクト企画等、組織立上げにおける全面的な支援を実施 外資系小売業   ・ ブティック及びバックオフィスを含む全社的なワークスタイル改善を支援・ 働き方改善に伴う業務課題のヒアリングから、各種制度立案、コラボレーションツールの浸透支援、全社サーベイと改善方針の立案を支援 ③ Notionサービスの提供 当社は、Notion Labs, Inc.が提供するオールインワンの情報共有ツール「Notion」の世界初の販売代理店です。「Notion」は単なるツールではなく、バーチャルオフィスやリモートコラボレーション、ノーコードツールとして進化するプラットフォームです。 当社では、前述のコンサルティングサービスとは別に、Notion導入をサポートする専任部署を設けており、ライセンス提供から導入設計、運用定着支援まで一貫したサポートを行っております。これからのDX時代に求められるスムーズな情報共有やコミュニケーション基盤を整備する上で、Notionは有用性が高い環境を提供できると考えております。自社での導入・活用体験に基づくナレッジとコンサルティングサービスで培ったノウハウを組み合わせ、業務プロセスの最適化を含む総合的なサービスを提供しております。 (2) 事業の特徴 ① 人にフォーカスを当てたコンサルティング 当社のコンサルティングサービスの特徴は、「人にフォーカス」を当てたアプローチにあります。一般的に、コンサルタントは「スキルにフォーカス」されることが多く、数字分析や課題特定、論理構築、情報整理といった課題解決の基盤となるスキルが重視される傾向にあります。一方、当社ではそういったスキルはもちろんのこと、お客様の内部事情やカルチャー等も踏まえながら、お客様の悩みに寄り添い、周囲と良好な関係を築きながら課題解決を進められる高い人間力を持ったコンサルタントがコンサルティングサービスを提供しております。 当社では、人間力を「愛嬌・素直さ・しつこさ」の3要素と定義しております。これらの要素は研修活動等による育成が難しく、人間力を持った人材が集まる環境で周囲の人を観察することで自然と身についていくものであると考えております。課題解決の基盤となるスキルはコモディティ化しやすく、急速に進展するAIによって代替される可能性がある一方、人に寄り添う人間力はAIでは代替困難であり、この差別化された人間力が、当社独自の「痒いところに手が届く」おもてなしのコンサルティングサービスを実現しております。 ② サービス提供と案件開拓の分業体制 一般的なコンサルティング会社では、上位職のコンサルタントが日々のコンサルティング業務に加え、案件獲得のための営業活動を兼務する体制が主流となっております。一方、当社ではコンサルタントとは別に、営業要員及び案件開拓を支援する専任のチームを設置しております。これにより、コンサルタントはお客様へのサービス提供と品質向上に専念し、営業要員はお客様開拓の活動に集中することが可能となり、さらに案件開拓支援チームがその双方をサポートすることで、三位一体の体制を構築しております。 このような体制により、お客様ごとにきめ細やかなアカウント管理ができております。新規のお客様獲得だけでなく、既存のお客様のプロジェクトの進捗やニーズに応じて、最適なコンサルタントの配置や増員の提案を円滑に行う他、他部署への横展開も実現しております。サービスの高品質化と営業活動を同時並行で推進することで、コンサルタントの稼働率向上等、経営効率を高めることができております。 結果として、下図のとおり、当社は毎年お客様数を着実に増やしており、売上比率においては特定の会社に依存することなく国内の大手企業を中心に幅広いご支援を行っております。 (注)1.各期における当社コンサルティング事業の全顧客数。 2.2026年1月期における当社コンサルティング事業の全顧客数(293社)を集計対象としております。 ③ 総合的なコンサルティングサービス 当社は、経営戦略策定から業務推進、IT実装まで、様々なスキル・経験を持ったコンサルタントを有しております。その結果、全てのプロセスを包括した総合的なコンサルティングサービスを提供することが可能であり、またコンサルタントをお客様の業界やサービス領域で区分しないことで、お客様のニーズに応じて柔軟にプロジェクトチームを編成できる体制としております。 以上の取り組みの結果として、2024年1月期から2026年1月期まで売上高CAGR(注1)は69.2%(注2)と高成長を遂げており、幅広い業界のお客様へ継続的、長期的にコンサルティングサービスを提供することができております。 なお、2026年1月期の実績に基づくお客様の売上高規模の割合(注3)及び業界別売上割合(注4)は、以下のとおりです。 (注)1.Compound Annual Growth Rateの略。一定期間における初年度と最終年度の数値から、毎年一定の割合で成長したと仮定した場合の年平均成長率を示す指標。 2.2025年1月期に単体決算会社に移行しており、現在の事業内容に係る業績との比較を可能とするため、2024年1月期も単体ベースの財務数値を記載しております。 3.お客様の売上高規模の割合は、各社の事業内容を調査の上、得られた情報を参考に作成しております。 4.お客様の業界別売上割合は、2026年1月期における当社コンサルティング事業の全顧客数(293社)を集計対象とし、東証株価指数33業種に基づいて分類しております。なお、非上場企業については、各社の事業内容を調査の上、得られた業種情報を参考に、当社が東証株価指数33業種の中から最も適切と判断した業種に分類しております。 また、当社の事業の系統図は以下のとおりです。 (当社の事業系統図) (注)1.稼働率=稼働中の当社所属コンサルタント数÷稼働可能な当社所属コンサルタント数(休職者を除く。) 2.平均単価(月額)=稼働中のコンサルタントの平均サービス価格
経営方針・対処すべき課題10,012字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社では、「世界をデザインする」というビジョンと「カッコいい会社を増やす」というミッションを掲げ、「世の中にまだない新しい価値を提供する」コンサルティング会社を目指しております。 ビジョンとミッションには、当社のコンサルティングサービスを通じて、お客様の従業員がより活き活きとカッコよく働くようになることで、お客様全体もカッコよくなり、社会をよりよいものにデザインしていくとの想いが込められております。 また、創業以来、コンサルティングの「スキル」ではなく、コンサルタントという「人」にフォーカスしてまいりました。コンサルティング会社でありながらコンサルタントらしくない、「愛嬌」があって、「素直」で、「しつこい」、人間力のある人が多い会社だからこそ、他社にないノースサンドらしい「痒いところに手が届く」ような、おもてなしのサービスを提供することができていると考えております。このような人間力をさらに磨きあげるための行動指針が「8RULES」です。その一つひとつは、一見当たり前に思える内容ですが、全従業員の共通言語として徹底的に浸透を図ってまいりました。その結果、従業員一人ひとりが業務遂行において、誠意と熱意をもって指針を体現しながら業務に邁進する姿勢が、お客様から高く評価されております。これにより、当社のファンを増やし、継続的な受注や新規案件の獲得につながる好循環が生まれております。このように、当社の行動指針は社内浸透から始まり、お客様への価値提供、さらには新たなビジネス機会の創出へとつながり、当社がお客様と共に持続的な成長を実現する原動力となっております。 (2) 経営戦略 当社の強みは、「ファンづくりサイクル」という仕組みを使って再現性の高い成果を生み出し続けていることです。「ファン」とは、当社の理念や考え方に対して好意を示していただける人のことと定義しております。採用活動や自社の組織運営、営業・コンサルティングサービスを通じて、関わる人を当社のファンにしていくことが「ファンづくりサイクル」であり、当社の競争優位の源泉となっております。 この「ファンづくりサイクル」は4つの段階で構成されており、これを繰り返し循環させることで、当社のファンを増やし続ける仕組みとなっております。このサイクルが回り続け、再現性のある仕組みとして機能しております。 <ファンづくりサイクル> ① 採用におけるファンづくり 当社の採用活動では、候補者の方に加えて、日頃から当社に人材を紹介いただいている人材エージェントの方もファンづくりの対象となっております。当社では、コンサルティングスキル重視ではなく、当社の理念に深く共感し、「愛嬌・素直さ・しつこさ」を兼ね備えた人材を重視するカルチャーマッチ採用を行っておりますが、カルチャーマッチ採用を行う上では当社の理念や魅力を伝えるための機会を多く提供することが重要であると考えており、そのために多様な施策を実施しております。 例えば、採用候補者については会社説明会だけではなく実際に従業員と交流ができる「NS Meet-Up」をはじめとしたイベント、人材エージェントの方々向けに日頃の感謝を伝えるイベントとして「エージェント感謝祭」や「リクルーターアワーズ」を独自に開催しており、これらの施策を通じ、「ノースサンドで働きたい」、「ノースサンドに候補者を紹介したい」と感じていただくことで、当社のファンを増やせるよう取り組んでおります。これらの結果として、当社と取引のある人材エージェント数は2023年1月期~2026年1月期でそれぞれ127社、225社、312社、393社、人材エージェント経由の採用候補者数は同時期にかけて3,631名、10,401名、16,110名、21,433名と増加しており、コンサルタント数の増加に貢献しております。以下、過年度におけるコンサルタント数の推移となります。 ② 組織運営におけるファンづくり 当社の組織運営では、従業員をファンづくりの対象として、理念を浸透させるための様々な施策を実施しております。例えば、社長から全従業員に向けて、毎営業日、始業前に理念に関するメッセージが発信されており、日常的に当社の理念に触れる機会を増やすことで浸透を図っております。また、月に1度の全社員集会や経営陣による理念に基づいたパネルディスカッション(「フィロソフィー会」)等、社内交流イベントを積極的に開催しております。 さらに、理念浸透に加え、スキルアップやキャリア形成、お客様対応等、コンサルタントが抱える様々な悩みに寄り添う支援体制を強化しております。これにより、コンサルタントの品質向上とエンゲージメント向上の両立を図っております。 これらの取り組みにより従業員が当社のファンとなることで、従業員数が2,000名を超える現在も、高いエンゲージメントを維持しております。その結果、当社の離職率(注1)は直近6期連続で10.0%未満となっており、一般的に離職率が高いと言われているコンサルティング業界において、日本国内全産業の離職率14.2%(注2)と比べても低い水準となっております。以下、過年度における従業員数と離職率の推移となります。 (注1) 離職率=期中退職者数÷(期首時点の従業員数+期中入社者数) なお、2025年1月期に単体決算会社に移行しており、現在の事業内容に係る指標との比較を可能とするため、2024年1月期以前も単体ベースの離職率を記載しております。 (注2) 厚生労働省『-令和6年雇用動向調査結果の概況-』より抜粋。 ③ 営業活動及びコンサルティングサービスにおけるファンづくり 当社の営業活動及びコンサルティングサービスでは、人間力を基盤に当社の行動指針である「8RULES」に基づく徹底した行動を通じてお客様のファンを増やしております。 具体的には、プロジェクト推進において関係者間の利害や立場を踏まえた調整機能を発揮し、円滑な意思疎通及び合意形成を支援するとともに、お客様が対応しきれない業務上の空白領域に対して主体的に関与することで、業務全体の前進及び成果の創出に貢献しております。 これらは当社の取り組みの一端であり、人間力を駆使した目に見えにくい価値提供を継続的に積み重ねることにより、お客様からの信頼を獲得し、その結果、お客様と長期的な関係を構築することができております。 以下、当社の四半期ごとの売上高及び営業利益の推移並びに契約年別のお客様からの売上割合(注)となります。このうち、2023年以前から契約しているお客様の売上割合は、2024年1月期から2026年1月期までの2年間で全体の約8割を占めております。お客様との継続的な契約が、当社の収益基盤として安定的な売上成長及び高いロイヤリティ実現につながっております。 (注) 直近3期(2024年1月期~2026年1月期)の売上高について、契約開始年ごとにお客様を分類し、各年度の過去から継続して契約している売上高の規模を示したグラフ。 (3) 経営環境 ① 国内ITサービス市場・ビジネスコンサルティング市場 当社は、ITコンサルティング及びビジネスコンサルティングを提供しており、IDC Japanの調査によりますと、当社が属する国内ITサービス市場及び国内ビジネスコンサルティング市場の市場規模は、今後も継続的に成長するものと予測されております。(注1・注2) 国内ITサービス市場は、既存システムのモダナイゼーション(注3)やクラウド移行に加え、データ及びAIの活用に向けた基盤整備や新システムの構築に関連した需要の拡大が見られ、2025年以降2030年に向けて年平均成長率6.2%で推移し、市場の拡大が継続すると予測されております。(注1) また、国内ビジネスコンサルティング市場においても、従来のデジタルビジネス化に向けた変革支援需要を基盤として拡大してきており、これに加えて企業によるAI導入の加速がさらなる成長を後押ししていると見られます。今後も、デジタルビジネス化及びAI適応に向けた業務変革の推進や、AIを活用した新たな価値創出に対する支援需要の拡大を背景に、2024年以降2029年に向けて年平均成長率9.9%と、市場の拡大が継続すると予測されております。(注2) (注1) IDC Japan株式会社『国内ITサービス市場予測を発表 ~データ・AI活用を含むデジタルビジネス化への支出が牽引し、2030年に10兆円を超える規模へ拡大~』(2026年3月9日) (注2) IDC Japan株式会社プレスリリース『国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~企業のAI適応は市場成長の促進要因に~』(2025年12月10日) (注3) 老朽化したシステムや古いプロセス等のIT資産を、ビジネス的な視点から、近代化もしくは最適化する考え方。移行後のシステムをより効率的で柔軟なインフラに改善し、企業の競争力向上に寄与することを目指す。 出所:IDC Japan株式会社プレスリリース『国内ビジネスコンサルティング市場予測を発表~企業のAI適応は市場成長の促進要因に~』(2025年12月10日)、『国内ITサービス市場予測を発表 ~データ・AI活用を含むデジタルビジネス化への支出が牽引し、2030年に10兆円を超える規模へ拡大~』(2026年3月9日)より当社にて2029年までを集計対象として作成 (注) ITサービス市場:基幹系システムの刷新やクラウド移行、企業のビジネス強化に向けたシステム開発等の案件に関する需要 ビジネスコンサルティング市場:戦略、財務/経理、業務改善等の案件に関する需要 ② AIの進展とコンサルティングサービス AIの急速な進展に伴い、IT業界及びコンサルティング業界の構造変化に対する関心が高まっておりますが、前述のとおり、これらの市場はAIの進展も含めて拡大が見込まれており、当社は、こうした環境変化が当社の業績及び事業機会の拡大につながるものと考えております。 また、当社は、AIの発展によりコンサルティング需要が減少するものではないと認識しております。コンサルティング業務は、「高信頼・高文脈・高責任」(注1)の領域に該当し、お客様との信頼関係や組織内の暗黙知の理解、重要な意思決定を伴う非定型業務が中心であることから、「この人だから任せられる」といった人に依拠する要素が大きい特性を有しております。実際に、海外においても「大規模なプロジェクトでは、高度な対人スキルや洞察力、繊細な配慮が必要」との指摘(注2)がなされており、AI単体による代替は構造的に限定的であると考えております。 さらに、日本においては、雇用慣行や独自の組織構造(注3)を背景として、コンサルティング需要が高まりやすい環境にあると認識しております。メンバーシップ型雇用やハイコンテキストなコミュニケーション文化により、部門間の調整コストが構造的に大きく、欧米のような急速な内製化が進みにくい傾向があります。加えて、IT人材の不足も継続すると見込まれる(注4)中、組織内の橋渡し役として変革を推進するコンサルティングサービスへの需要は、今後も継続するものと考えております。 当社は、こうした需要の拡大及び人材不足の状況を踏まえ、当社の理念を体現できる人材の確保及び育成に注力し、市場のニーズに対応した事業拡大を推進してまいります。 (注1) AI時代において人間性が求められる仕事に関する出典 江崎貴裕 『生成AIが変える世界を紐解く INFRA MECHANISM ―時代を生き残るための7つの戦略―』 (2026) ソシム 「『生成AIではなく人間でないと任せられない仕事』には、どういう要素があるでしょうか?それは、以下の3つです。1.高信頼(信頼関係が成果そのものになる領域)2.高文脈(暗黙知や例外が多い・データ化されない情報が重要な領域)3.高責任(生命・金銭・権利・信用に直結する領域)」 p.311 「まず1つ目が、高信頼な仕事です。これは『この人なら任せられる』『この人になら話せる』といった信頼関係を前提としないと成立しない仕事です。」 p.312 「高文脈の仕事は、同じルールの当てはめでは対応できない、『この現場では』『この相手では』『今このタイミングでは』という条件によって正解が変わるようなものを指します。」 p.314 「最後が、『高責任』な仕事です。AIがどれほど高度な提案を行ったとしても、その判断を『確定』させ、結果に対して社会的な責任を負うのは常に人間です。」 p.318 「以上の『高信頼』『高文脈』『高責任』な要素を持つ仕事は、今後もそう簡単には代替されず、むしろその価値を相対的に上げていくことになるでしょう。」 p.321 (注2) プロジェクト推進における対人能力の重要性に関する出典 Lynn Crawford, and Hassner, Nahmias, A. "Competencies for Managing Change" (2010), International Journal of Project Management. https://pure.bond.edu.au/ws/files/29059103/Competencies_for_managing_change.pdf (参照日2026年3月31日) "others (Partington et al. 2005) consider that projects or programs that require significant amounts of behavioural and organisational change […] demand high levels of interpersonal skill, astuteness and sensitivity and a fundamentally different approach to the candid, direct, and rational style valued in competent project managers." (注3) 日本の組織構造の特徴に関する出典 小林祐児 『罰ゲーム化する管理職 バグだらけの職場の修正法』 (2024) 集英社インターナショナル 「組織と組織をつないでいる指揮・指示のコミュニケーションが『入れ子』構造になっているという特徴が見られます。」 p.119 Aoki, Masahiko. Horizontal vs. Vertical Information Structure of the Firm (1988), American Economic Association. https://www.wiwi.uni-bonn.de/kraehmer/Lehre/SeminarSS09/Papiere/Aoki_Horizonal_vs_Vertical_ info_structure.pdf (参照日2026年3月31日) "In contrast, in the J firm (Japanese firm), workers' jobs are not specified in detail and workers rotate among various jobs with some frequency within, as well as beyond, workshops. Through this practice, workers are gradually made familiar with the whole work process and become capable of coping with unexpected emergencies." (注4) 日本国内のIT人材不足に関する出典 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 「IT分野について」 (2017) https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_06_00.pdf (参照日2026年3月31日) 「IT人材の不足は、現状約17万人から2020年には約37万人、2030年には約79万人に拡大すると予測され、今後ますます深刻化すると考えられている。」 ③ 採用マーケット コンサルティングニーズの増大に伴い、業界内での人材争奪戦が激化しており、特にコンサルティング業界の経験者採用に係る費用、人件費は高騰している傾向にあると考えております。しかし、前述のとおり、当社では、コンサルタントとしてのスキル・経験よりも、「愛嬌・素直さ・しつこさ」を兼ね備えた、当社の理念に共感する人材の採用を重視しており、幅広い人材マーケットにアプローチすることができております。業界内の人材争奪は激化していきますが、当社は独自の戦略によって、引き続き着実に採用実績を積んでまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等 当社は、売上高の成長を目指す上で、コンサルタントの人数、稼働率(注1)、平均単価(注2)の3つの指標を重要視しております。2026年3月13日付で策定した「中長期経営目標」においても、前述の3つの指標を経営目標の達成状況を客観的に判断するための主要指標として掲げております。 コンサルタントの人数については、前記「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営戦略」にて記載のとおり、当社の「ファンづくりサイクル」という仕組みを使って足元2026年1月期においては1,453名まで増員を実現できております。今後においても同等程度の人員拡大を目指し、積極的な採用活動を進めてまいります。 また、当社の稼働率は、創業以来90%以上と高水準を維持しております。今後も高水準を維持できるよう、人間力を基盤に、当社の行動指針である「8RULES」に基づく徹底した営業活動・コンサルティングサービスを継続していくとともに、これらサービス提供の結果として、平均単価の向上を目指しております。 なお、平均単価は2023年1月期から2026年1月期にかけて、前事業年度対比で毎年向上をしております。 (注1) 稼働率=稼働中の当社所属コンサルタント数÷稼働可能な当社所属コンサルタント数(休職者を除く。) (注2) 平均単価(月額)=稼働中のコンサルタントの平均サービス価格 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 当社にマッチする人材の確保及び育成の強化 当社の持続的な成長に向けては、当社のカルチャーにマッチした人材の採用が重要であると認識しております。当社では、サービス提供にあたって、何よりも理念の理解と共感を重視しており、「愛嬌・素直さ・しつこさ」のある人材の採用が必要不可欠であります。そのためには、母集団の形成から、選考、クロージングまで、採用担当者の対人洞察力や内定に向けた魅力付けが重要であり、今後も、エージェントとの緊密な連携や広報活動におけるブランディング強化を図っていく等、前述の「ファンづくりサイクル」施策を推進していくことで当社にマッチする人材の確保を目指してまいります。 また、当社が事業を持続的に拡大するためには、高度化・複雑化する企業の多様な課題に対応できるコンサルタントの育成が不可欠であると認識しております。そのため、プロジェクト現場でのコミュニケーションの強化や、ナレッジの共有・OJTを徹底することで、個人が組織とともに成長できる環境を整備しております。また、マネジメント人材の育成を見据え、職位別研修やベーススキル研修を設けており、コンサルタントとして必要なスキルを体系的に学べるコンテンツを通じて、未経験者でも着実にスキルアップできる環境を整えております。さらに、従業員同士が競い合う提案会や、コンサルタントが立候補制で社内プロジェクトに参加し、自身のスキルやナレッジを活用できる社内クラウドソーシング制度(「クエスト制度(注)」)等、お客様先以外でもコンサルタントとしてのスキル向上につながる機会を提供しております。今後も、従業員のスキル向上に対するモチベーション維持に資する制度や環境整備にも積極的に取り組んでまいります。 (注) コーポレート制度の設計・整備、新卒社員向け研修やその他研修の資料作成等の社内業務に対し、社内で担当者を公募する業務支援制度 ② 安定した稼働率の維持 当社においては、高い収益性を維持しつつ、持続的に売上を拡大させていくために、安定した稼働率を維持することが重要であると認識しております。前記「第1 企業の概況 3 事業の内容 (2) 事業の特徴 ② サービス提供と案件開拓の分業体制」に記載のとおり、当社はコンサルタントとは別に営業要員と案件開拓を支援する専任のチームを設置しており、お客様ごとにきめ細やかなアカウント管理を行っております。また、コンサルタントと分業を図ることで、プロジェクトと要員の提案を円滑に行うことができております。さらに、事業の拡大に伴い、コンサルティング事業部を複数のユニットに分け、新規提案やプロジェクトサポート、大規模アカウント開発を行う要員を配置する等、業務の分担とフォロー体制を強化し、情報共有と迅速な対応を行える体制を整備しております。今後も、営業要員の増強やお客様との関係を深めることで、新規開拓・案件拡大を実現し、コンサルタントが活躍できる場を増やしていくための取り組みを積極的に行ってまいります。 ③ 営業利益率の更なる向上 当社は成長戦略を着実に実行していくことで売上高の成長を実現するとともに、営業利益率の向上を図ることが重要であると認識しております。当社では、コンサルティング単価の向上や安定した稼働率の維持により売上高の成長及び売上総利益率の向上を図るとともに、売上高の成長に応じたオフィス賃料や人件費等の固定費割合の低下の結果として営業利益率の向上を図っていく方針です。なお、2024年1月期から2026年1月期における売上総利益率及び販管費率は以下のとおりであり、当該方針のもと営業利益率の上昇を実現しております。 2024年1月期   2025年1月期   2026年1月期 売上総利益率   45.3%   46.4%   48.8% 販管費率   33.3%   29.5%   27.6% 営業利益率   12.0%   16.9%   21.2% (注) 2025年1月期に単体決算会社に移行しており、本書提出日現在の事業内容に係る業績との比較を可能にするため、単体ベースの財務数値を使用して以下の計算式にて算出 ・ 売上総利益率 = 売上総利益 ÷ 売上高 ・ 販管費率  = 販売費及び一般管理費 ÷ 売上高 ・ 営業利益率  = 営業利益 ÷ 売上高 ④ 内部管理体制の強化 当社は現在、成長段階にあり、業務運営の効率化及びリスク管理の観点から、内部管理体制の強化を重要な課題として認識しております。当社の事業拡大に対応できる体制の確立に向けて、コンプライアンスの徹底及び内部統制の強化に継続的に取り組んでまいりました。今後も、事業規模の拡大に応じて人的体制の充実を図るとともに、定期的な内部監査の実施等を通じて、より一層の内部管理体制の強化に努めてまいります。 ⑤ 財務戦略の多様化 当社は現状において安定的に利益を計上しており、事業継続に支障をきたすような財務上の課題は認識しておりません。資金需要が生じた場合は自己資金を充当する方針でありますが、金融機関からの借入や、資本市場でのエクイティファイナンスの実施等も選択肢として検討していく方針であります。
事業等のリスク5,601字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項についても、投資家の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載をしております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、当社ではリスクの特定及び評価、並びに当該リスクへの対応策を行うためにリスク管理委員会を設置しておりますが、当該委員会の詳細については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要」」をご参照ください。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 人材の採用・確保・育成について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、持続的な成長に向けて、当社のカルチャーにマッチした人材の獲得と顧客のニーズに応えるコンサルタントの育成に注力しております。しかしながら、コンサルティング業界における激しい人材競争の中で、計画どおりに人材を確保し育成することが困難な場合や、他社に人材が流出するリスクがあります。これにより、競争力の低下や事業拡大の制約、さらには顧客へのサービス品質の低下が生じ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対する対応策として、採用活動における交流イベントや広報活動におけるブランディング強化を通じて、引き続き人材エージェントの方々や採用候補者に当社のファンになっていただける取り組みを継続していきます。また、従業員がさらに理念に共感し、行動指針を体現できるよう情報発信・交流の機会を継続するとともに、従業員同士がお互いを高め合い、助け合い、絆を深めることができる環境の創出を通じてエンゲージメントを強化し、従業員のモチベーションと定着率を向上させてまいります。 (2) 特定顧客への依存に関するリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 2026年1月期において、売上高上位20社に対する売上高が占める割合は57.4%となっており、主要顧客との良好な関係維持と新規取引開拓をバランスよく進めることで、顧客ポートフォリオの多様化を図ることができております。しかしながら、これら上位の特定顧客の経営方針の変更や業績の悪化等が生じた場合、当社の財務状況や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 中期経営目標及び長期目標に関するリスク(発生可能性:中、発生時期:数年以内、影響度:中) 当社は2026年1月期から2028年1月期までの中期経営目標及び長期目標を策定しております。当社は、売上高の成長と営業利益率の向上を目指す上で、コンサルタントの人数/稼働率/平均単価の3つの指標を重要視しております。経営目標達成に向けて、当社では、これまで行ってきた「ファンづくりサイクル」という仕組みを引き続き活用し、採用活動/組織運営/営業活動・コンサルティングサービスそれぞれにおいて、当社のファンを増やし、ビジネスのストック性を向上させ、競争優位性をさらに高めてまいります。 しかしながら、社会経済環境、競争環境、技術革新、その他経営環境等により、中期経営目標及び長期目標を達成できない可能性があります。 (4) 競合リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社が手掛けるコンサルティングサービス事業は、多くのコンサルティング企業が事業展開しているため、競争の激化により当社の取引や収益性に影響を及ぼすリスクが存在します。このリスクに対処するため、当社では引き続き人間力の高いコンサルタントによる「痒いところに手が届く」コンサルティングを提供することで、競合他社との差別化を図り、顧客に寄り添ってあらゆるニーズに応えることで競争優位性を追求しておりますが、こうした競合他社とのサービス競争に適切に対応できない場合には、当社の財務状況や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 外注に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、顧客のニーズにお応えするため、外部の知見も組み合わせてサービスを提供しており、コンサルティング業務の一部を外部委託しております。 委託先の選定や当社従業員による管理により安定した品質の維持に努めておりますが、委託先において予想外の事態が発生した場合には、品質保持のためのコスト増、納期遅れに伴う顧客への損害賠償等が発生し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報セキュリティリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、コンサルティングサービスの提供において顧客の機密情報や個人情報を取り扱うため、システム上のセキュリティ対策、アクセス権限管理の徹底等、厳格な情報管理を図ると同時に、役職員に対して定期的に教育を実施しております。また、情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得し、当該公的認証に準拠した規程・マニュアルの整備・運用等を行うことで情報管理体制の強化に努めておりますが、万が一これらの機密情報が外部に漏洩した場合、社会的信用の低下や損害賠償の発生等、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) コンピューターウイルス感染のリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社の事業で利用が欠かせないパソコンや携帯端末は、常にコンピューターウイルス感染のリスクにさらされております。外部からの攻撃によるセキュリティリスクが増大している中、当社では全端末にセキュリティ対策を施しておりますが、万が一ウイルス感染が発生した場合、事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 内部管理体制に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、企業価値の持続的な増大を図るためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識の下、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、及び健全な倫理観に基づく法令順守の徹底が必要と考えており、内部管理体制の充実に継続的に努めております。しかしながら、急速な拡大により管理体制の整備が追いつかず、業務の非効率化や不備が生じた場合は、内部管理体制に影響を及ぼす可能性があります。 (9) コンプライアンスリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、事業活動を行うにあたり「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「中小受託取引適正化法(旧下請代金支払遅延等防止法)」、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)」等による規制を受けております。当社では、これら法令遵守の徹底を図るため、行動規範の策定及び定期的な社内教育を実施しており、コンプライアンス意識の向上に努めておりますが、万が一役職員が法令に違反する行為を行った場合、当社の社会的信用を損ない、売上の減少や罰則の適用等、当社の事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 風評リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、品質の高いサービスを提供することを最優先とし、法令遵守、情報管理及びコンプライアンスの強化に努めております。しかし、企業に対する根拠のない情報や悪意のある評価がインターネットやSNSを通じて瞬時に拡散されるリスクが増大しており、このような風評被害が発生した場合、当社の社会的信用や業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対する対応策として、当社ではSNSの利用に関するガイドラインを制定・周知し、従業員に対して節度ある利用を促すことで、トラブルの未然防止及び信用維持を図り、内部からのリスクを低減しております。また、インターネット監視システムにより誹謗中傷等の書き込みを監視しており、万が一根拠のない誹謗中傷が確認された場合には、毅然とした態度で適切な措置を検討し、企業の信用を守るため迅速に対応できる体制を整えております。 (11) 訴訟等のリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では、事業展開していく上で顧客との間で訴訟やその他トラブルに直面する可能性に対し、顧客との契約締結時にトラブル発生時の責任分担を明確にし、過大な損害賠償請求を避けるためのリスク管理を行っております。現時点において損害賠償請求や訴訟提起の事実はございませんが、万が一予期しないトラブルが発生した場合等は、これらに起因して損害賠償の請求や訴訟を提起されるリスクがあります。当社に対して訴訟が提起された場合には、その訴訟の内容及び結果によっては訴訟対応費用や企業ブランドイメージ等の悪化等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 景気変動リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社がコンサルティングサービスを提供する顧客の業界は多岐にわたり、国内外に広く事業を展開しております。当社では顧客との関係を深化させ、新規顧客の開拓等によりリスク低減に努めておりますが、国内外の景気動向や為替相場の変動、税制や法令の改正等の外部環境要因により顧客の経営状態や業績が悪化し、事業投資やIT投資を抑制した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 自然災害や感染症に関するリスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社では、自然災害発生や感染症の流行等のリスクに備え、業務継続計画(BCP)の策定や管理体制の強化を図っており、従業員の安全確保や事業の早期復旧を目指し、定期的な対策を講じております。しかし、大規模な地震、台風や火災、感染症のパンデミック等の予期しない事態が発生した場合、それに伴う社会インフラの混乱や取引先の被災等が当社の業務に支障をきたし、業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (14) 配当政策について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けており、今後の業績見通し、財務状況等を総合的に勘案した結果、一定の事業基盤が整ったものと判断し、2027年1月期末より配当を開始する方針としております。配当実施後は、配当性向30~40%を目安として、継続して配当を実施してまいりたいと考えております。しかしながら、当社の業績や財務状況、資金需要の変化等により、配当方針や配当水準が見直される可能性があります。 (15) 当社の代表取締役について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役である前田知紘は、創業者及び大株主であると同時に、創業以来当社の事業推進において重要な役割を担っております。当社は、取締役会や経営執行会議等の事業運営のための会議体において、役員及び幹部社員への情報共有や権限委譲を進める等、経営組織の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいりました。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の経営執行を継続することが困難になった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (16) 大株主について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役である前田知紘は、自身の資産管理会社である株式会社グーニーズの所有株式数を含め当社株式を49.5%保有しており、本書提出日時点では当社の大株主であります。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針としております。当社といたしましても、同氏は当社の創業者かつ代表取締役であるため、安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:高、発生時期:数年以内、影響度:小) 当社は、当社の役職員を対象に、長期的な企業価値向上に対するインセンティブを目的として、将来、新株予約権を付与できる制度を導入しております。これらの新株予約権が権利行使されることにより、当社の普通株式の発行済株式数が増加するため、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。当社においては、新株予約権の行使による株式価値の希薄化を解消できるよう、今後の業績向上に努めてまいります。 なお、本書提出日現在における新株予約権に係る潜在株式数は3,000,000株であり、発行済株式総数69,000,000株の4.3%に相当しております。
経営成績の分析 (MD&A)3,410字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、企業業績や雇用・所得環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調にあります。しかしながら、国際通商政策の動向や、物価や為替の変動等のリスク要因により、依然として不透明な経済状況が続いております。このような環境下で、競争力強化や成長戦略の実現を図る企業の活動を支援するコンサルティング業界への需要は堅調に推移すると見込まれます。 このような経済状況の下、当社では新規コンサルタントの人材獲得が順調に進んだことに加え、引き続き高稼働率を維持することができた結果、当事業年度の経営成績は、売上高は26,185百万円(前期比59.5%増)、営業利益は5,547百万円(前期比100.0%増)、経常利益は5,479百万円(前期比95.8%増)、当期純利益は4,046百万円(前期比105.0%増)となりました。 なお、当社はコンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の業績の記載を省略しております。 (流動資産) 当事業年度末における流動資産は、18,598百万円となり、前事業年度末に比べ、12,955百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金11,326百万円の増加、売掛金1,229百万円の増加によるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産は、3,263百万円となり、前事業年度末に比べ、1,902百万円増加いたしました。これは主に、敷金及び保証金1,819百万円の増加によるものであります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債は、4,735百万円となり、前事業年度末に比べ、1,684百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等616百万円の増加、未払消費税等301百万円の増加、契約負債294百万円の増加によるものであります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債は、670百万円となり、前事業年度末に比べ、247百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金240百万円の減少によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は、16,455百万円となり、前事業年度末に比べ、13,421百万円増加いたしました。これは、資本金4,687百万円の増加、資本準備金4,687百万円の増加、利益剰余金4,046百万円の増加によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて11,326百万円増加し、14,597百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動による資金の増加は4,286百万円(前事業年度は1,934百万円の資金増加)となりました。主な資金の増加要因は税引前当期純利益5,477百万円の計上及び未払消費税等の増加301百万円であります。また、主な資金の減少要因は売上債権の増加1,229百万円及び前払費用の増加334百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動による資金の減少は1,871百万円(前事業年度は379百万円の資金減少)となりました。主な資金の減少要因は敷金及び保証金の差入による支出1,852百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動による資金の増加は8,912百万円(前事業年度は127百万円の資金増加)となりました。主な資金の増加要因は株式の発行による収入9,374百万円であります。また、主な資金の減少要因は短期借入金の返済による支出663百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社の事業は、コンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 a.生産実績 生産活動を行っていませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (セグメントごとの販売実績) セグメントの名称   当事業年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日) 金額(百万円)   前事業年度比(%) コンサルティング事業   26,185   159.5 合計   26,185   159.5 (注) 1.当社の事業区分は「コンサルティング事業」の単一セグメントであります。 2.主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2024年2月1日至 2025年1月31日)   当事業年度(自 2025年2月1日至 2026年1月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社日立製作所   1,667   10.2   2,715   10.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態、経営成績の状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の主な資金需要は、運転資金及び設備投資資金であります。運転資金は主に、従業員の人件費及び事業規模拡大のための採用活動費用等であります。設備投資資金は主に、コンサルタントの本社及び地方拠点の開設等であります。これらの資金需要は、原則として「営業活動によるキャッシュ・フロー」により獲得した資金で賄う方針でありますが、必要に応じて株式市場からの資金の獲得や銀行からの借入を活用することを考えております。キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 なお、当社の当事業年度末における現金及び預金の残高は14,602百万円、流動比率は392.7%であり、事業運営上十分な流動性が確保されているものと認識しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。経営者は、これらの見積りを行うにあたり、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社では、当該仮定の下、主に有形固定資産の評価、繰延税金資産の見積り等の会計上の見積りについて継続的に検討を行っておりますが、現時点において翌事業年度以降の経営成績及び財政状態に及ぼす重要な影響は認識しておりません。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗について 当社では、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標として、コンサルタントの人数、稼働率、平均単価の3つの指標を重視しております。過年度におけるこれら指標の推移については「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

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