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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジェイエイシーリクルートメント

JAC Recruitment Co., Ltd.2124 · Prime · サービス業

中途採用に特化した人材紹介の大手。英語対応のハイクラス案件からバイリンガル求人サイトまで、多面的に展開。

概要

株式会社ジェイエイシーリクルートメント(JAC Recruitment)は、1988年に設立された人材紹介企業である。東京都千代田区に本社を置き、連結従業員数は2,398人。事業の核は国内人材紹介であり、連結売上高の約9割を占める。2025年12月期の連結売上高は461億円、営業利益117億円、当期純利益84億円と過去最高を更新した。主に中間管理職や専門職の中途採用を対象とし、成功報酬型の料金体系を採用する。加えて、バイリンガル向け求人サイト「キャリアクロス」やアジア・欧米10カ国での海外人材紹介も展開する。

収益の9割を占める国内人材紹介事業の実態

国内人材紹介事業は同社の大部分を占め、2025年12月期の売上高は416億6,000万円、前年比19.0%増と急成長を遂げている。事業は業界別に、電気・機械・化学業界(149億円)、消費財・サービス業界(93億円)、メディカル・医療業界(66億円)、IT・通信業界(57億円)、金融業界(27億円)、コンサルティング業界(21億円)など幅広いセクターをカバーする。同社は専門性の高いミドル・ハイクラス人材に特化し、政府による人材流動化推進や人的資本経営の促進を追い風に市場シェアを拡大している。コンサルタントが求人企業から詳細を獲得し、自社の登録者データベースや人的ネットワークから候補者を選定、面談・選考支援を経て入社に至るまで一貫して担当する。入社後の定着を目的としたアフターフォローや、一定期間内の自己都合退職時には報酬の一部を返金するリファンド制度を備えている。

成功報酬とリテーナーを併用する料金体系

人材紹介事業の収益モデルは、求職者が入社した時点で報酬を得る成功報酬方式が基本である。一方、高額案件の一部では前金方式(リテーナー)も採用し、求人受付段階で一定の手数料を請求する。入社後は担当コンサルタントが定期的にフォローし、紹介人材の定着を支援する。入社後一定期間内に自己都合退職があった場合は、コンサルティングフィーを一定割合で返金するリファンド制度により、品質と信頼性を担保している。2025年12月期の国内人材紹介事業の営業利益は111億2,200万円、営業利益率は約26.7%と高い収益性を示す。このビジネスは設備投資が少なく有利子負債がほぼないため、自己資本利益率(ROE)は41.5%、株価純資産倍率(PBR)は7.55倍に達している。

キャリアクロスと海外事業の補完的役割

求人広告事業は子会社キャリアクロスが運営する求人サイト「キャリアクロス」が中核である。主にバイリンガル人材向けで、外資系企業や日系企業の英語が必要な求人を掲載する。料金は広告掲載時の前課金方式と入社時の成功報酬方式を併用する。2025年12月期の売上高は3億9,700万円と小規模だが、同社は同事業の成功報酬型へのモデル転換を進め、収益性改善と人材紹介事業とのシナジー強化を図っている。海外事業はシンガポールの子会社JAC Overseas Operations(JOO)を中心に、アジア諸国と欧米の10カ国で人材紹介を展開。売上高40億3,100万円は全体の8.7%にとどまるが、日系企業の現地採用に注力し、執行役員の現地派遣やグローバル・アカウントマネジメントを推進している。

業界の中での役割は企業向け人材紹介・求人広告サービスの提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
461億円
営業利益
117億円
営業利益率
25.4%
純利益
84億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01人材紹介主力

国内外の企業に対し、正社員の中途採用候補者を紹介する成功報酬型サービス。高額案件では前金方式も採用。求人企業と求職者のマッチングを、コンサルタントが面談・選考支援を通じて行う。

主な製品・サービス3
人材紹介(国内)
日本国内の企業向けに、正社員の中途採用候補者を紹介。無期社員が中心で、入社時に成功報酬を得る。
人材紹介(海外)
アジア諸国や欧米の海外子会社を通じて、現地企業への人材紹介を実施。グローバルな人材ニーズに対応。
JAC International
英語での交渉が必要な外資系企業や日系企業の中高額案件に特化した人材紹介。戦略子会社として国内に特化。

02求人広告準主力

バイリンガル人材向け求人情報サイト「キャリアクロス」を運営。前課金方式の広告掲載と、入社時の成功報酬方式を併用。主に外資系・日系企業のバイリンガル求人を掲載。

主な製品・サービス1
キャリアクロス
バイリンガルに特化した求人情報サイト。求人広告の掲載と成果報酬型の採用支援を提供。

製品と技術

成功報酬型の国内人材紹介サービス

国内人材紹介は同社の主力事業であり、求人企業に対して無期社員の中途採用候補者を紹介する。コンサルタントが求人企業から募集要件を聞き取り、自社の登録者データベースや人的ネットワークから適任者を選定する。登録者とは面談を実施し、キャリア相談と意思確認を行った上で求人を紹介。求人企業への書類送付、面接調整、入社までのフォローを一貫して担当する。入社が成立した時点で成功報酬を得るが、高額案件の一部では前金方式(リテーナー)も併用する。入社後一定期間内に紹介人材が自己都合退職した場合は、報酬の一部を返金するリファンド制度を設け、品質を担保している。2025年12月期の国内人材紹介事業の売上高は416億6,000万円、営業利益111億2,200万円と堅調に推移している。

英語案件に特化したJAC International

2009年に設立された子会社JAC Internationalは、主に英語での交渉が必要な外資系企業や日系企業の中高額案件に特化している。高額案件の一部では前金方式(リテーナー)を採用し、受注段階で手数料の一部を受け取る。同社は国内人材紹介事業の一部として位置づけられ、母体のJAC Recruitmentとのシナジーを活かしながら、グローバル人材の紹介で専門性を発揮している。コンサルタントは高度な語学力と専門知識を持ち、マネジメント層からエグゼクティブクラスのポジションを中心に扱う。JAC Internationalの売上高は個別開示されていないが、国内人材紹介事業全体の成長を牽引する役割を担っている。設立以来、外資系企業の日本進出支援や日系企業の海外事業展開に貢献してきた。

バイリンガル向け求人サイト「キャリアクロス」

子会社キャリアクロスが運営する求人情報サイト「キャリアクロス」は、バイリンガル人材に特化したプラットフォームである。主に外資系企業や日系企業の英語が必要な求人を掲載し、求人広告事業を展開する。収益は、求人広告掲載時点で課金する前課金方式と、掲載経由で採用が成立した時点で課金する成功報酬方式の二本柱である。2025年12月期の売上高は3億9,700万円と連結全体の約0.9%に過ぎないが、同社は同事業の成功報酬型へのモデル転換を進め、収益性の改善を図っている。また、JAC Recruitmentとの連携により、人材紹介事業との間で求職者データベースを共有し、相互送客などのシナジーを追求している。キャリアクロスは、グローバル領域における人材集客力の強化に貢献する位置づけである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

高利益率で急成長の人材サービス大手

当社はサービス業に属し、人材紹介・派遣事業を展開する。売上高は392億円で、営業利益率23.2%と非常に高い収益性を誇る。同業他社のジンジブやイシンと比較しても、売上規模・収益性ともに優れており、業界内でトップクラスの地位にある。特に技術者派遣に強みを持ち、IT人材需要の高まりを追い風に急成長を遂げている。今後もエンジニア不足を背景に、さらなる市場シェア拡大が期待される。

強み

  • 営業利益率23.2%と業界トップ水準で、強固な収益構造。
  • 売上高が前年比13.6%増と高い成長率を達成。
  • ITエンジニア派遣で高いブランド力を持ち、需要が旺盛。
  • マッチング精度が高く、高い成約率を実現。

課題

  • エンジニア不足で、需要に供給が追い付かず機会損失。
  • 雇用人材需要は景気変動の影響を受けやすい。
  • 同業の新規参入が相次ぎ、差別化が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がジェイエイシーリクルートメント

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12154オープンアップグループ1,857億円14.6倍
22492インフォマート1,712億円70.6倍
36588東芝テック1,712億円
49025鴻池運輸1,635億円10.7倍
59715トランス・コスモス1,627億円11.3倍
62124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍
74776サイボウズ1,601億円18.2倍
83778さくらインターネット1,495億円672.3倍
94784GMOインターネット1,483億円24.2倍
104180Appier Group1,363億円40.5倍
119889JBCCホールディングス1,194億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

人材紹介会社として1988年に設立

1988年3月、東京都千代田区に株式会社ジェイエイシージャパンとして設立された。設立当初から人材紹介事業を目的とし、バブル経済期の日本で創業した。創業時の詳細な資本金や従業員数は記録されていないが、1993年11月には大阪市に大阪支店を設置し、首都圏以外への営業基盤を築き始めた。その後、2002年1月に京都支店、同年3月に横浜支店を設置するなど、主要都市への支店網を徐々に拡大した。この間、2000年6月には人材派遣事業を開始しているが、これも事業多角化の一環であった。2004年6月には名古屋支店が開設され、中部エリアへの進出も果たした。

海外提携で国際人材紹介に乗り出した2002年

2002年8月、シンガポールのJAC Singapore Pte Ltd、英国のJAC Recruitment UK Ltd、マレーシアのAGENSI PEKERJAAN JAC Sdn Bhd(後にJAC Recruitment Sdn Bhd)と業務提携契約を締結した。これによりシンガポール、英国、マレーシアへの人材紹介が可能となり、国際展開の第一歩を踏み出した。その後も海外提携を順次拡大し、2004年11月にタイのJAC Personnel Recruitment Ltd、2005年5月にインドネシアのPT. JAC Indonesia、2008年2月に中国北京の北京鼎世人材服務有限公司、2008年10月に中国上海の上海鼎世人材服務有限公司と契約を結んだ。これらの提携により、アジアを中心としたグローバルな紹介ネットワークを構築し、日系企業の海外進出ニーズに対応する体制を整えた。

2006年ジャスダック上場と国内拠点の拡充

2006年9月、同社はジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場と同時に福岡支店を設置し、さらに同年10月には神戸支店を開設した。これにより、国内主要都市でのカバレッジを一層強化した。上場による資金調達や知名度向上を背景に、国内人材紹介事業の拡大を加速させた。なお、福岡支店は2009年4月に一旦閉店しているが、後に再開されている。上場後も同社は拠点網の整備を続け、2010年代には北海道支店、東北支店、北関東支店、静岡支店、浜松支店、中国支店など現在の支店網の基礎が形成された。

2009年の商号変更と事業構造の転換

2009年4月、商号を現在の「株式会社ジェイエイシーリクルートメント」に変更した。同時に、それまで手掛けていた人材派遣事業を終了し、人材紹介事業に経営資源を集中する方針を明確にした。また、100%出資の子会社として株式会社JAC Internationalを設立した。同社は英語での交渉が必要な外資系企業や日系企業の中高額案件に特化した戦略子会社として位置づけられ、母体とは異なる事業領域を担うこととなった。同年、香港のJAC Recruitment Hong Kong Co., Ltdとも業務提携を結び、中華圏でのネットワークを整備した。一方、福岡支店の閉店や、中国の上海鼎世人材服務有限公司との提携解消(2012年12月)など、事業の選択と集中も進めた。

2012年韓国進出と中国撤退で海外体制を整理

2012年1月、韓国のJAC Recruitment Korea Co., Ltdと業務提携契約を締結し、韓国市場に新たに進出した。これによりアジア主要国でのカバレッジが拡大した。しかし、同年12月には上海鼎世人材服務有限公司との提携を解消し、中国市場から事実上撤退した。この時期には2008年に提携した北京鼎世人材服務有限公司との契約も残っていたが、沿革上は北京との解消は記載されていない。海外提携網の整理が進む中、同社は財務面での成長フェーズに入り、2012年12月期の売上高は61億円、当期純利益は7億円であった。その後、沿革の記録は途絶えるが、財務数値は飛躍的な拡大を続けることとなる。

年表19件を開く

1980年代

  • 1988年3月創業人材紹介事業を目的として東京都千代田区に株式会社 ジェイ エイ シー ジャパンを設立

1990年代

  • 1993年11月大阪市中央区(現在 大阪市北区)に大阪支店を設置

2000年代

  • 2000年6月人材派遣事業を開始
  • 2001年6月日本国内における「JAC Recruitment(ジグソー図)」の商標権をEmmergarden Holdings Ltd社(所在地:英国)から譲り受ける
  • 2002年1月京都市下京区に京都支店を設置
  • 2002年3月横浜市西区に横浜支店を設置
  • 2002年3月求人広告の販売代理を開始
  • 2002年8月JAC Singapore Pte Ltd(シンガポール 現 JAC Recruitment Pte Ltd)、JAC Recruitment UK Ltd(英国)、AGENSI PEKERJAAN JAC Sdn Bhd(JAC Recruitment Sdn Bhd(マレーシア)の100%出資事業運営子会社)各社と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2004年6月名古屋市中村区に名古屋支店を設置
  • 2004年11月JAC Personnel Recruitment Ltd(タイ)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2005年5月PT. JAC Indonesia(インドネシア)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2006年9月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年9月福岡市中央区に福岡支店を設置
  • 2006年10月神戸市中央区に神戸支店を設置
  • 2008年2月北京鼎世人材服務有限公司(中国)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2008年10月上海鼎世人材服務有限公司(中国)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2009年4月上場商号を株式会社 ジェイ エイ シー ジャパンから株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメントに変更 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 福岡支店を閉店 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 100%出資事業運営子会社の株式会社 JAC Internationalを設立(現連結子会社)人材派遣事業を終了 JAC Recruitment Hong Kong Co., Ltd(中華人民共和国・香港特別行政区)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得

2010年代

  • 2012年1月JAC Recruitment Korea Co., Ltd(韓国)と業務提携契約を締結し、有料職業紹介事業の同地域に対する海外紹介の免許を追加取得
  • 2012年12月上海鼎世人材服務有限公司(中国)との業務提携契約を解消

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年まで532億円
  • 連結売上高2027年まで612億円
  • 連結売上高2028年まで704億円
  • 連結営業利益2026年まで126億円
  • 連結営業利益2027年まで145億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高額年収帯への注力とシェア拡大

    国内人材紹介事業では、エグゼクティブ領域、金融、コンサルティングなどの高額年収帯に特化し、コンサルタント増員と教育により市場シェアを拡大する。地方マーケットでも高額年収帯比率を高め、収益性向上と事業拡大を両立させる。

  2. 02

    海外事業の再構築と日系企業重視

    海外事業は、現地日系企業を軸に注力マーケットを再構築し、経営体制を強化する。国内人材紹介事業とのグローバル連携を拡大し、求人意欲の高い日系企業の採用市場に注力して事業成長を加速する。

  3. 03

    国内求人広告事業のモデル転換

    株式会社キャリアクロスの求人広告事業について、前課金型から成功報酬型へのビジネスモデル転換を進め、事業構造の見直しを通じて売上拡大を目指す。国内人材紹介事業との連携強化により求人・求職者の登録拡大とダイレクトリクルーティングにも注力する。

  4. 04

    人的資本投資と業務効率化

    中長期的な事業拡大に向け、優秀なコンサルタントの増員・教育とマネジメント体制整備にリソースを投入し、従業員エンゲージメントの高い企業風土を醸成する。ミドル・バックオフィスの業務効率化と先行投資のROI管理を強化し、利益率向上に取り組む。

  5. 05

    資本効率の維持・向上

    資本コスト(WACC 7.6%)を上回る資本収益性を維持・向上させるため、営業利益率と当期純利益の成長を重視。高い配当性向を維持しつつ内部留保を確保し、自己資本の拡大を上回る利益成長を目指す。事業投資は資本コストを上回るROIをハードルとする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,398人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は816万円で、9期前と比べて2.5%平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月684
2017年12月811
2018年12月1,389
2019年12月83734.14.11,433
2020年12月83435.04.71,350
2021年12月80035.54.51,440
2022年12月84735.64.11,641
2023年12月84335.43.91,818
2024年12月78935.54.22,063441
2025年12月81635.03.92,398488

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率58.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京本社 — 東京都千代田区223百万円
シンガポール ほか174百万円
京都支店 — 京都市下京区43百万円
大阪支店 — 大阪市北区41百万円
横浜支店 — 横浜市西区34百万円
名古屋支店 — 名古屋市中村区26百万円
神戸支店 — 神戸市中央区15百万円
北関東支店 — さいたま市大宮区13百万円
中国支店 — 広島市東区12百万円
浜松支店 — 浜松市中央区11百万円
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    その他18社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は461億円営業利益117億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.6%、利益が+28.6%。

売上高
+17.6%
461億円
営業利益
+28.6%
117億円
純利益
+50.0%
84億円
営業利益率
25.4%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高532億円461億円
営業利益126億円117億円
純利益86億円84億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は258億円、営業利益は71億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.2%、営業利益は+14.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q872225.315
2023年2Q852023.515
2023年3Q932628.019
2023年4Q8011
2024年1Q952223.215
2024年2Q962222.914
2024年4Q2014723.427
2025年2Q2326226.743
2025年4Q2295524.041
2026年2Q2587127.549

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は61億円から461億円へ7.6倍に増えた。直近期の営業利益率は25.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月61147
2013年12月722012
2014年12月932716
2015年12月1123518
2016年12月1384733
2017年12月1605337
2018年12月2315639
2019年12月2426144
2020年12月2165218
2021年12月2495839
2022年12月3047150
2023年12月3458260
2024年12月392919123.256
2025年12月46111711725.484

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高461億円のうち、営業利益として残るのは117億円25.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は84億円、売上の18.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金7.4%34億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金67.2%310億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.4%117億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
92.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.8pt
25.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+13.2pt
18.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+29.7pt
41.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
27.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
107.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが96億円、投資CFが−88億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は153億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月130−11335
2013年12月12−4−3839
2014年12月23−3−32056
2015年12月26−1−52575
2016年12月37−3−834101
2017年12月39−36−12393
2018年12月51−26−212596
2019年12月470−2947114
2020年12月4513−3658136
2021年12月51−4−5447129
2022年12月59−9−3250149
2023年12月71−5−4866168
2024年12月81−6−5375191
2025年12月96−88−468153

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は309億円。このうち返さなくてよい自己資本が223億円で、自己資本比率は72.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月45301568.2
2013年12月57421574.9
2014年12月77552271.3
2015年12月92682473.5
2016年12月123933075.2
2017年12月1511193278.2
2018年12月1871394874.0
2019年12月2011584378.3
2020年12月1861434376.4
2021年12月1891345570.6
2022年12月2211566570.6
2023年12月2351726373.2
2024年12月2601817969.6
2025年12月3092238572.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
233億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
239億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
85億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中17位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中172位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
41.5%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥978で、1年前と比べて-5.7%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥978-4.8%1ヶ月+7.6%1年-5.7%時価総額1,619億円
過去52週の値幅
安値¥820高値¥1,135

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PER (会社予想)18.1倍
PBR7.12倍
配当利回り3.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1017円と、25日線(925円)を大きく上抜けし、直近1日で+6.05%と急伸。75日線(867円)や200日線(918円)も上回り、中期トレンドは改善。52週高値(1179円)には及ばないが、高値圏での推移。出来高は8月13日に307万8900株と急増し、買い勢力が優勢。RSIは69.7と過熱気味で、短期的な調整に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER 17.79倍は業界平均22.50倍を下回るが、PBR 7.52倍は平均3.17倍を大きく上回り、ROE 41.5%と非常に高い。配当利回り3.82%は平均2.73%を上回るが、PBRの高さが割高感。成長は続くが、バリュエーションは割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍23.4倍
PER (予想)18.1倍
PBR7.12倍3.51倍
ROE41.5%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

技術者派遣市場は人手不足を背景に需要が堅調で、同社は特に組込みソフトで高い技術力を持つ。強気派は高収益と成長持続を評価し、さらなる需要拡大を予想する。一方、弱気派は派遣単価の上昇や競争激化による利益率低下、特定産業への依存リスクを指摘する。ROE41%超と非常に高く、過小評価か割高かが争点。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率25%超は業界トップクラスで、ROEも41%。

  • 人手不足の追い風

    少子化で技術者不足が深刻化し、派遣需要は拡大傾向。

  • 組込みソフトの需要

    自動車や電機の開発需要が高く、専門性が評価される。

  • 売上高・営業利益が2期連続で過去最高更新2025年12月期影響

    売上高461億円(前期比18%増)、営業利益117億円(同29%増)。純利益84億円と成長加速。

  • 高ROE41.5%が資本効率の高さを示す継続影響

    ROE41.5%は高水準。PBR7.5倍との対比で資本効率の高さが評価材料。

  • 配当利回り3.82%で下値支援継続影響

    現在の株価で配当利回り3.82%。純利益84億円の裏付けがあり、株主還元姿勢が評価。

  • 外国人保有が14.3%と成長期待を映す継続影響

    外国人所有比率14.3%。1年間で株価は6.5%下落したが、成長セクターとして外人買いの対象に。

マイナスに働く材料7
  • 業績変動リスク

    2024年12月期は減益、顧客企業の投資変動に影響されやすい。

  • 競争激化

    参入企業が多く、単価競争や技術者確保競争が強まる。

  • バリュエーションの高さ

    PBR 7倍超と成長期待を織り込み、株価は割高感がある。

  • 営業利益率25%超は競争激化で低下余地不定影響

    2025年12月期の営業利益率は25.4%。人材紹介各社の参入で手数料率に低下圧力。

  • 2024年12月期は純利益が減益2024年12月期影響

    純利益は2023年60億円→2024年56億円に減少。増収でも利益が減少する年があり、業績変動リスク。

  • 実績PER17.8倍・PBR7.5倍と割高継続影響

    実績PERは17.8倍、PBRは7.5倍。成長が鈍化すればバリュエーション調整が起こり得る。

  • 株価1年で6.5%下落、モメンタム低下継続影響

    株価は1年で-6.5%。上昇トレンドに乏しく、需給面で戻り売りが出る可能性。

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益モデルの維持・悪化を示すため。
エンジニア単価
派遣価格の動向が売上・利益に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+38.5%いまの株価に対する利回りは3.89%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
3.89%
いまの株価に対して
配当性向
75.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月839.1
2017年12月1366.754.8
2018年12月1630.070.7
2019年12月2023.175.4
2020年12月200.093.0
2021年12月18−8.876.0
2022年12月209.666.5
2023年12月2312.561.5
2024年12月2615.692.6
2025年12月3638.575.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ21,815人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.0%を占め、残る70.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他63.261.860.856.856.554.5
金融機関14.218.019.518.819.719.2
外国法人8.513.112.512.611.214.0
事業法人12.35.45.510.310.710.8
自己株式0.01.01.02.43.63.5
証券会社1.41.31.41.31.81.1
外国人個人0.30.30.30.20.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01田崎 忠良19.76
02田崎 ひろみ12.51
03金親 晋午9.76
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.57
05公益財団法人Tazaki財団5.50
06公益財団法人JAC環境動物保護財団4.83
07株式会社日本カストディ銀行(信託口4)4.24
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.10
09THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.16
10BNP PARIBAS LUXEMBOURG (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-27
    金親晋午
    変更報告
    6.65%
    -1.01pt
  • 2026-08-25
    金親晋午
    新規の大量保有報告
    6.65%
    -1.01pt
  • 2026-08-07
    金親晋午
    新規の大量保有報告
    7.66%
    -1.07pt
  • 2026-07-24
    金親晋午
    新規の大量保有報告
    8.73%
    -1.03pt
  • 2026-07-06
    大和アセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    5.66%
  • 2026-06-24
    金親晋午
    新規の大量保有報告
    9.76%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+57%、1株純資産は14期で−7%。直近期のROEは41.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月3415224.510.133.0
2013年12月3010532.824.226.8
2014年12月3913632.521.233.5
2015年12月4516829.521.144.0
2016年12月8123040.716.339.1
2017年12月9129334.924.054.8
2018年12月9634130.419.470.7
2019年12月10738529.418.275.4
2020年12月4534712.242.393.0
2021年12月9633128.121.776.0
2022年12月319634.719.566.5
2023年12月3710836.417.461.5
2024年12月3511431.820.092.6
2025年12月5314141.520.175.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額465百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田崎ひろみ取締役会長兼社長(代表取締役)7520,718,000
田崎忠良取締役 最高顧問8332,711,000
山田広記常務取締役 事業本部長53196,000
スティーブン・ブランデル取締役 海外事業本部長6520,000
加瀬豊取締役79
ギュンター・ツォーン取締役73
中井戸信英取締役79
豊田明子取締役57
向山俊明取締役(常勤監査等委員)58
中村閑取締役(監査等委員)46
小沢直靖取締役(監査等委員)62
小林多希子50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)52161312237074
社外取締役79509514

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,479字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び当社の連結子会社である株式会社 JAC International、株式会社キャリアクロス、株式会社バンテージポイント、JAC Recruitment International Ltd(本社:シンガポール、以下「JOO(JAC Overseas Operations)」といいます)、及びJOOの連結子会社等で構成されております(なお、株式会社バンテージポイントは、2025年11月末日をもって事業活動を終了いたしました)。 当社(東京本社、北海道支店、東北支店、北関東支店、横浜支店、静岡支店、浜松支店、名古屋支店、京都支店、大阪支店、神戸支店、中国支店、福岡支店)及び株式会社 JAC Internationalは、国内外にわたる人材紹介事業に取り組んでおります。当社グループにおいては、株式会社 JAC Internationalを主に英語での交渉を要する国内外資系企業の中高額案件に特化した戦略子会社と位置付け、事業領域を区分しております。 株式会社キャリアクロスは、主にバイリンガル人材をターゲットとした求人情報サイト「キャリアクロス」の運営を中心として、求人広告事業に取り組んでおります。 JOOは、当期においてはアジア諸国と欧米の10ヶ国において、その傘下の連結子会社が主に人材紹介事業に取り組んでおります。 [人材紹介事業] 人材紹介事業は、求人企業に対して主として無期社員の候補者をご紹介し、その候補者が企業にご入社された時点でコンサルティングフィーを当該求人企業に請求する成功報酬方式と、高額求人案件の一部では、求人受付段階で一定の手数料を請求する前金(リテーナー)方式を併用しております。 人材紹介事業の具体的運営は、おおよそ次のように行っております。 当社グループ各社のコンサルタントが、求人企業より求人の詳細を獲得し、その求人条件に合致する人材を、各社それぞれのご登録者データベースより選定します。 ご登録者は、各コンサルタントの人的ネットワークを通じて、また、各社並びに各社が広告掲載するインターネットサイト等の各種媒体を通じて広範に募集しております。ご登録者にはコンサルタントが面談し、キャリア相談と意思確認の上で、ご紹介する求人を選定します。また、面談後も求人を継続してご紹介し、ご登録者の許可を得た求人企業には、履歴書、職務経歴書等の情報を送付し、採用面接に進めます。 求人企業が採用決定し、ご登録者が入社されるまで担当コンサルタントが定期的にフォローを実施するほか、入社後のご登録者の企業定着を目的として、一定期間のアフターフォローを実施しております。また、入社後一定期間内にご紹介人材が自己都合退職された場合には、コンサルティングフィーを一定割合で返金(リファンド)しております。 また、当社は当社グループ海外各社を国際人材紹介の取次機関として、国内外の多様な人材ニーズにお応えしております。 [求人広告事業] 求人広告事業においては、求人企業から募った主として無期社員の求人案件を株式会社キャリアクロスが運営する求人広告サイト「キャリアクロス」に掲載する契約を獲得した時点で広告掲載料を当該求人企業に請求する前課金方式と、求人企業が「キャリアクロス」経由で獲得した求職者が当該求人企業に入社した時点で手数料を請求する成功報酬方式を併用しております。同社は、主にバイリンガル人材を必要とする外資系企業と日系企業を対象として求人広告の獲得を進めております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,520字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが入手し得る情報に基づいて判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループの主な事業は、「人材紹介業」(Recruitment Consultancy)であります。 当社グループ は、世界の各国で企業の発展を担う人材を数多くつなぐ(紹介する)ことで、人と企業と経済と社会をつなぎ、その成長に貢献し続けていきます。 それらの人材の活躍によって、企業が躍進し、それが経済の発展につながる。経済が発展し、それが社会の発展につながる。また、それらが地球環境の保全に貢献する。そのサイクルを継続して推進していくことが当社のミッションであると考えています。 当社グループはこの基本的な考え(Our Mission)に基づき、常に以下の企業目標を持って会社経営に取り組んでいます。 1.ハイクオリティを重視し、意識の高い仕事をすること 2.企業、求職者両者の満足度が最高水準である仕事をすること 3.常に改善、改革をスピーディーに行う会社であること 4.常にプロフェッショナルを志し、利益率と利益成長率において優良会社として 成長し続け、 株主・顧客・従業員が満足できる「魅力的」な企業を目指すこと (2) 経営環境 当社グループの各報告セグメントの経営環境についての認識は次のとおりであります。 (国内人材紹介事業) わが国における中間管理職やスペシャリストの流動化は、欧米諸国に比較すると低い水準にあるとされてきました。しかし近年では、日系企業の海外進出などのグローバル化、さらには政府による人材流動化の推進、及び人的資本経営の促進等により即戦力となる人材の中途採用が進み、人材紹介業が果たすべき役割も急速に拡大してまいりました。当社グループでは、「専門性が高いポジション」「ミドルマネージメントからエグゼクティブポジション」「グローバル人材のポジション」を中心として、市場シェア拡大に引き続き努めてまいります。 (国内求人広告事業) 当社グループの株式会社キャリアクロスと当社は、人材関連事業においてグローバル領域に注力している点を共通とし、求人広告と人材紹介という異なる事業モデルを展開していることから、相互補完によるビジネスシナジーを発揮できる関係にあります。当社は今後も、同社との事業連携を深めながらグローバル領域における人材集客力の強化を図ってまいります。 (海外事業) アジア各国の人材紹介市場は、欧米企業を中心とした採用抑制などの影響を受け、厳しい状況が続いております。このため、当社グループでは、求人意欲の高い日系企業の採用マーケットに注力していくことを基本として、特に年収水準が高く日系企業の進出も目覚ましい米国等での事業拡大を推進していくことで売上総利益の増加を図ります。 (3) 中長期的な経営戦略と目標 当社は、長期的な経営ビジョン「JAC as No.1」の中で、人材紹介のプロフェッショナル集団としてサービス品質と収益性の両面で世界一になることを掲げています。その実現に向け、当社はサービス品質の向上に不可欠な人的資本の充実を中心とした成長投資を積極的に実施しています。収益性と成長性を併せ持つ日本国内のホワイトカラー人材紹介市場におけるシェア拡大を軸としつつ、グローバルでも「No.1」を目指し、海外各地においても人材紹介事業を展開してきています。 また、当社は、資本コストを上回る資本収益性を上げることは経営として必須の要件であると認識し、高い資本収益性を維持、向上させることによって市場評価を獲得することを目指しています。 当社は、加重平均資本コスト(WACC)により算出される7.6%を資本コストとして認識しております。これに対し、2025年度末における自己資本利益率(ROE)は41.5%と、資本コストを大きく上回っています。また、2025年度末における株価純資産倍率(PBR)は7.55倍と、高い水準を維持しています。 設備投資の資金需要が少ない人材紹介事業を中核ビジネスとし、有利子負債がほぼなく、資本コストがもっぱら株主資本コストで構成されている当社が今後も高水準のROE、さらにはPBRを維持・向上させていくためには、営業利益率と当期純利益の成長率が最も重要な財務指標になると認識しております。当社は、高い配当性向を維持し次なる成長に向けた事業投資のための内部留保は一定確保しつつ、それによる自己資本の拡大を上回る利益成長に取り組んでいます。また、当社は人材系ビジネス全体を一つの事業ポートフォリオとして捉えており、事業投資にあたっては資本コストを上回る投資利益率(ROI)を実現できることを最低限のハードルレートとし、現状の資本効率を維持できる水準を判断基準の一つにおいて検討しています。 今後についても、非財務資本の充実に向けた取り組みがもたらす社会的インパクトの開示をさらに進め、株主価値の拡大(エクイティスプレッドの拡大)に努めてまいります。 また、各報告セグメントの目標を次のように定めております。 (国内人材紹介事業) 国内人材紹介事業につきましては、コンサルタントとマネージメントの増員と教育に取り組み、戦略子会社である株式会社JAC Internationalとのシナジーを活かしつつ、継続的な拡大成長を目指してまいります。 (国内求人広告事業) 株式会社キャリアクロスが取り組む国内求人広告事業につきましては、前課金型から成功報酬型のビジネスモデルへの転換をはじめとする事業構造の見直しを進めることで、売上の拡大を目指してまいります。 (海外事業) JOOを軸とする海外事業につきましては、現地日系企業を軸に据えた注力マーケットの再構築と経営体制の強化を進めることで、収益性の改善に取り組んでまいります。 中期経営計画の数値目標 2025年実績   2026年見通し   2027年目指す姿   2028年目指す姿 連結売上高   460億円   532億円   612億円   704億円 連結営業利益   116億円   126億円   145億円   173億円 連結当期純利益   84億円   86億円   99億円   119億円 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2026年度の当社グループは、引き続き中長期的な事業拡大を目指して人的資本の充実に取り組みます。特に、優秀なコンサルタントの増員及びその教育、そしてマネジメント体制の整備には組織としての成長に相応しいリソースを投下して、従業員エンゲージメントの高い企業風土の醸成を進めてまいります。 当社グループの人材紹介事業は、「Face to Face」の直接的なコミュニケーションを重視したコンサルティングを全社的に徹底して成約率を向上させるとともに、さらなる競合他社との差別化を進めます。国内においては、注力領域である高額年収帯を中心に、エグゼクティブ領域、金融、コンサルティングのプロフェッショナル職などを担当する部署の強化を継続する一方、地方マーケットにおいても高額年収帯比率を高めていくことで、収益性向上と事業規模拡大の両立を目指します。 海外事業と国内求人広告事業は、ともに国内人材紹介事業との連携強化「Integration」を軸に、事業の再構築を進めます。 海外事業は、国内人材紹介事業と各国の連携によるグローバル・アカウントマネージメントを拡大して求人意欲の高い日系企業の採用マーケットに注力していくことを基本に、事業成長の加速を図ります。 国内求人広告事業は、国内人材紹介事業との連携強化によって求人・求職者の登録拡大を進めるとともに、顧客企業によるダイレクト・リクルーティングにも注力することで、売上の拡大を図ってまいります。 また、当社グループ全体でミドル・バックオフィスの業務効率化を進めるとともに先行投資に対するROI管理を強化し、売上総利益に対する各コストの割合を低減することで、2026年度も引き続き利益率の向上に取り組みます。 (5) 次期の見通し 国内人材紹介事業では、当社の注力領域である高額年収帯において旺盛な求人需要が続いています。特に高額年収帯や海外関連、外資系企業等の領域での強みに、海外事業、国内求人広告事業を連携させる形で、グループ全体の事業シナジー強化「Integration」に取り組んでまいります。
事業等のリスク8,254字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、当社グループとして必ずしも重要な事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の判断上、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要であると考えられるものについては、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社グループは、これらの事項が発生する可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があります。また、以下の記載は当社グループの事業もしくは当社株式への投資に関するリスクの全てを網羅するものではありませんのでご留意ください。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、本項における将来に関する事項については、本書提出日現在において判断したものであります。 (1) 個人情報の管理について 当社グループは、人材紹介事業及び求人広告事業を行っているため、多数のご登録者(職業紹介希望者、求人案件応募者等)の個人情報を有しております。各規程等の遵守違反、不測の事態等により個人情報が外部に漏洩した場合、損害賠償請求や、社会的信用の失墜等により、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループでは、人材関連事業に関わる企業の果たすべき責任として「個人情報保護に関する法令、規範」に基づき個人情報保護方針(プライバシーステートメント)を策定し、役員及び社員への徹底、技術面及び組織面における合理的な予防・是正措置を講じております。また、当社は2006年度に「個人情報保護マネジメントシステム-要求事項JIS Q15001」に基づくプライバシーマークを取得し、以後、2年毎に審査を受けて更新を実施しております。また、当社コンプライアンス担当部署が中心となって、会社関係者全員に対して定期的な教育・指導及び必要な対策を実施し、当社内部監査担当部署が随時管理状況をチェックしております。 (2) 公益財団法人Tazaki財団及び公益財団法人JAC環境動物保護財団との関係について 当社取締役最高顧問田崎忠良が理事長に就任している公益財団法人Tazaki財団、及び当社代表取締役会長兼社長田崎ひろみが理事長に就任している公益財団法人JAC環境動物保護財団と当社の取引は、以下のとおりであります。 ・連結財務諸表提出会社と公益財団法人Tazaki財団との取引 当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日) 種類   会社等の名称 又は氏名   所在地   資本金又 は出資金   事業の 内容又 は職業   議決権等の所有 (被所有)割合 (%)   関連当事者 との関係   取引の内容   取引金額 (百万円)   科目   期末残高 (百万円) 役員及びその近親者が代表理事を務める財団法人   公益財団法人 Tazaki 財団   東京都 千代田区   ―   国際的人材育成の学習支援   ―   ―   施設利用料収入   3   ―   ― 経費立替   0   ―   ― ・連結財務諸表提出会社と公益財団法人JAC環境動物保護財団との取引 当連結会計年度(自  2025年1月1日  至  2025年12月31日) 種類   会社等の名称 又は氏名   所在地   資本金又 は出資金   事業の 内容又 は職業   議決権等の所有 (被所有)割合 (%)   関連当事者 との関係   取引の内容   取引金額 (百万円)   科目   期末残高 (百万円) 役員及びその近親者が代表理事を務める財団法人   公益財団法人JAC環境動物保護財団    東京都 千代田区   ―   動物・自然保護団体への助成及び動物・自然環境保護促進のための啓蒙活動   ―   ―   寄附金の支出   10   ―   ― 施設利用料収入   3   ―   ― 出向者給与の立替   17   立替金   1 経費立替   3   立替金   0 (3) 特定人物への依存、及び株主、取締役としての影響力について 当社の取締役最高顧問である田崎忠良は当社グループの創業者であり、また、代表取締役会長兼社長である田崎ひろみは当社グループの中核事業である人材紹介事業の事業責任者を長年に渡って務めてまいりました。両氏は現在においても経営方針と事業戦略の決定、その実行等において重要な役割を果たしております。また当連結会計年度末現在、合計で当社株式の総議決権の33.57%を保有しており、当社の取締役の選任・解任、配当決定等の株主総会の承認を要する事項に大きな影響力を有しています。このため、何らかの理由により両氏が当社グループの業務を遂行することができなくなった場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたす可能性があります。 このリスクに対応するため、当社は幹部社員の育成と情報共有、権限委譲を進め、2022年3月24日開催の第35期定時株主総会決議をもって監査役設置会社・監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行いたしました。当事業年度における経営上の意思決定については、東京証券取引所所定の独立役員4名を含む監査等委員でない取締役8名と、全員が同独立役員の監査等委員である取締役3名で構成される取締役会により、取締役会の意思決定等に関して恣意的な判断がされていないかどうか等を監視しております。 (4) 当社の海外展開について JOOは有料職業紹介事業を主として、本報告書提出日現在においてはアジア諸国を中心に12ヶ国に連結子会社を展開しておりますが、今後、各国・地域の政治・経済情勢、及び法規制、外資規制、税制の変化等様々な要因により、計画した事業運営ができず、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。また、当社グループの収益は、主として外国為替相場における日本円と当社グループ各社が進出している国々の通貨の価格変動によって影響を受けます。当社グループの連結財務諸表は日本円で表示されるため、換算リスクという形で為替変動の影響を受けることになります。 このリスクに対応するため、当社は安全性と採算性の観点から各国における事業規模の縮小及び撤退について速やかに検討及び実行ができる体制を整えております。 なお、在外連結子会社の主要な事業内容等は以下のとおりであります。 2025年12月31日現在 名称   所在地   設立年月   主要事業内容   代表取締役 JAC Recruitment Group   Agensi Pekerjaan JAC Sdn Bhd   マレーシア クアラルンプール   1986年5月   人材紹介事業   Stephen Blundell JAC Recruitment Pte Ltd   シンガポール   1987年3月   人材紹介事業   Fahad Farook JAC Recruitment (Malaysia) Sdn Bhd   マレーシア クアラルンプール   1994年3月   持株会社   Stephen Blundell PT JAC Indonesia   インドネシア ジャカルタ   2002年6月   人材紹介事業   Asmarawaty Zaini JAC Recruitment (UK) Ltd   UK ロンドン   2002年9月   人材紹介事業   渥美賢吾 JAC Personnel Recruitment Ltd   タイ バンコク   2004年5月   人材紹介事業   Waykin Hemmawannagoon JAC Personnel Eastern Seaboard Ltd   タイ チョンブリ   2011年1月   人材紹介事業   Stephen Blundell JAC Recruitment Korea Co., Ltd   大韓民国 ソウル   2011年6月   人材紹介事業   加藤将司 JAC Recruitment Hong Kong Co., Ltd   中華人民共和国香港特別行政区   2011年7月   人材紹介事業   Stephen Blundell JAC Recruitment China (HK) Ltd   中華人民共和国香港特別行政区   2011年11月   持株会社   Stephen Blundell JAC RecruitmentInternational Ltd   シンガポール   2012年3月   持株会社   Gan Hui Bian PT JAC Consulting Indonesia   インドネシア ジャカルタ   2012年4月   コンサルティング事業   佐原賢治 JAC International Ltd   タイ バンコク   2012年12月   人材紹介事業   Stephen Blundell JAC Recruitment Vietnam Co., Ltd   ベトナム ホーチミンシティ   2013年5月   人材紹介事業   廣大輝 JAC Recruitment India Private Ltd   インドグルグラム   2014年3月   人材紹介事業   小牧一雄 JAC Recruitment (Germany) GmbH i.Gr   ドイツデュッセルドルフ   2018年11月   人材紹介事業   草間明子 JAC Recruitment (US), Inc   アメリカ合衆国ロサンゼルス   2022年10月   人材紹介事業   南健司 JAC Recruitment (Netherlands) B.V.   オランダアムステルダム   2024年4月   人材紹介事業   渥美賢吾 その他   PT JAC Business Centre   インドネシア ジャカルタ   2008年5月   アウトソーシング事業   CynOlivia Hussy (注)JAC Recruitment Hong Kong Co., Ltd、JAC Recruitment China (HK) Ltdについては清算手続き中であります。また、上海杰爱士人力资源有限公司については2025年5月に清算手続きを完了しております。 (5) 法的規制について ①事業運営に必要な許可について 当社グループは、国内における有料職業紹介事業者としての許可を、株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント、株式会社 JAC International、並びに株式会社キャリアクロスの各社がそれぞれに厚生労働大臣から受けております。当該許可の期限は、株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメントが2030年9月30日、株式会社 JAC Internationalが2029年7月31日、株式会社キャリアクロスが2026年6月30日となっており、それ以降につきましては各社とも5年毎の許可更新が必要となります。また、当社グループの有している国内における有料職業紹介事業者の許可の取消については、職業安定法第32条の9に欠格事項が定められております。現時点において認識している限りでは、当社グループは法令に定める欠格事由(法人であって、その役員のうちに禁錮以上の刑に処せられている、成年被後見人もしくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの等に該当する者があるもの)に該当する事実を有しておりません。しかしながら将来、何らかの理由により許可の取消等が発生した場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社ではコンプライアンス担当部署と社員教育担当部署が中心となり企画・運営している各種コンプライアンス教育によって役職員の意識向上に努めております。また、当社では監査等委員会及び内部監査担当部署が中心となり、役職員の職務上の法令違反を常時監視する体制を整えております。 ②法的規制の変化等について 当社グループは、国内においては職業安定法を遵守し有料職業紹介事業を行っております。当該法規の改正等により将来法的規制が強化された場合には、当社グループの事業に制限が加わる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では業界団体である一般社団法人日本人材紹介事業協会、一般社団法人人材サービス産業協議会、並びに当社の法律顧問である弁護士事務所等を通じて最新の情報収集に努めております。 (6)登録者数の確保について 人材紹介事業及び求人広告事業においては、その事業の性格上、ご登録者の確保が非常に重要であることから、当社グループでは、ご登録者をインターネット等による広告や、既登録者からの紹介等により募集しております。しかしながら、このような施策によりましても、国内における少子高齢化による将来の労働人口の減少、または労働市場の変化等によって、企業からの求人を満足させる人材が確保できない場合には、成約数の減少により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社はご登録者募集に関する専任部署を設置し、募集効率の改善をはじめ可能な限りの対策を講じております。 (7)紹介手数料について 人材紹介事業においては、当社グループから求人先企業にご登録者を紹介し、就業開始をもって手数料を請求・売上計上しております。求人先企業とはご登録者を紹介する前に契約書もしくは申込書により手数料率、自己都合退職による返金の取り決めを行っております。人材紹介事業における企業間競争の激化により、この手数料率、自己都合退職による返金の取り決めに関して大きな変更があった場合には、請求金額が変動し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループが展開する国内人材紹介事業においては、請求金額変動のリスクをより受けにくい中高額年収領域を注力分野としております。 (8)ご登録者の自己都合退職について 人材紹介事業においては、ご登録者が自己都合により入社後早期に退職した場合、コンサルティングフィーの一部を返金しております。将来的な雇用状況の変化等により早期自己都合退職の比率が増加した場合には、返金額の増加により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループの人材紹介事業においては、ご登録者の意向をもとに就業先を紹介し、求人内容、就業先の状況等を十分に説明した上で納得して就業していただけるよう心がけております。 (9)景気変動について 転職市場は景気変動に伴う採用動向の変化により影響を受けます。景気が想定を超えて下降した場合には、企業の人材採用意欲の低下による成約数の減少で当社グループの業績に負の影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループが展開する国内人材紹介事業においては、景気変動のリスクをより受けにくい中高額年収領域を注力分野としております。 (10)退職者の同業他社への転職、同業の開始による影響 人材紹介事業においては、退職者が内密に当社グループ取引先企業及びご登録者と接触することで、当社グループの人材紹介事業を妨げる可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループでは、取引企業及びご登録者の当社グループ担当者を複数化すること及び退職時の業務引き継ぎ徹底により、営業上の損害が発生しない体制を取っております。 (11)労働時間・環境の管理について 労働時間・環境の管理についての労働基準監督署等の調査の結果、当社グループに違反等が認められ、当社グループが行政指導を受けた場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では労務担当部署と毎月各拠点で開催される衛生委員会を中心に、また国内当社グループ全体においても内部監査担当部署による業務監査を通じて、過重労働、サービス残業の撲滅に取り組んでおります。 (12)情報システムについて 当社グループは、国内外の事業運営において情報システムと通信ネットワークを多用しているため、災害やハードウエア・ソフトウエアのシステム障害、悪意ある第三者による不正アクセス等が生じた場合には、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績にも大きな影響を与える可能性があります。また、当社グループは情報システムと通信ネットワークのメンテナンスを社外に一部委託しているため、これらに不具合が発生した際は自身で対処できない可能性があります。 このリスクに対応するため、当社グループでは情報システムと通信ネットワークの冗長化構成と地理的分散に努めているほか、当社グループの情報システム全体を統括する当社情報システム担当部署の体制強化を推進しております。 (13)国内人口の減少について 当社グループは現状、収益の大半を国内関連事業で計上しておりますが、国内人口は今後継続的に減少していくことが見込まれ、これに伴い当社グループが事業を展開している国内市場も縮小していくことが予想されます。 このリスクに対応するため、当社は海外事業の拡大、国内関連事業の市場シェア向上及び収益性の改善等を通じて、さらなる成長に努めております。 (14)自然災害、有事及び未知の感染症等について 地震、台風、津波等の自然災害、または火災、停電、テロリズム、戦争、未知の感染症等が発生した場合には、外出制限による事業活動の停滞、従業員の全面的な在宅勤務への移行等で当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績にも大きな影響を与える可能性があります。 これらのリスクに対応するため、当社グループでは大規模災害に備えた防災マニュアルを整備し事業資産の地理的分散管理に努めているほか、在宅勤務移行時に必要となる情報システムの構築を完了し、維持しております。また、このような事態が発生した場合には、当社グループ社員とその家族並びに顧客各位の健康と安全の確保を第一優先として対応することを当社取締役会において確認しております。 (15)気候変動について 将来的な気候変動で気温の上昇、甚大な自然災害の発生が深刻化した場合には、顧客企業の求人需要や当社グループのコスト構造なども変化して、当社グループの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績にも大きな影響を与える可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に基づき、(1)ガバナンス体制の構築(2)リスクと機会の特定と評価による戦略立案(3)リスクの管理(4)指標と目標の策定、を実施しております。この詳細につきましては、本書「第2事業の状況、2サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (16)生成AIについて 生成AIがもたらす急速な技術革新は人材関連業界においても活用が進められており、人材紹介事業においても、将来的にはビッグデータを集積できる大量採用求人などの分野で、求職者の希望に対して精度の高い紹介を実現していく可能性があります。 このリスクに対応するため、当社では一職種あたりの募集人数が少なく生成AIの直接的な活用が難しい中高額年収帯の人材紹介に注力しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,183字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における売上高は46,089百万円(前年同期比17.7%増)となりました。セグメント別売上高は、国内人材紹介事業が41,660百万円(同19.0%増)、国内求人広告事業が397百万円(同1.0%減)、海外事業が4,031百万円(同7.6%増)となっております。 利益面では、営業利益は11,683百万円(前年同期比28.5%増)、経常利益は11,709百万円(同28.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,400百万円(同49.7%増)となりました。セグメント別損益は、国内人材紹介事業が11,122百万円(同27.3%増)、国内求人広告事業が92百万円(同56.9%増)、海外事業が287百万円(前年同期は△447百万円)となっております。 当連結会計年度末における総資産は、のれんの減損損失の計上による減少113百万円等がありましたが、一方で現金及び預金4,261百万円の増加等があり、前連結会計年度末に比べて4,882百万円増加の30,895百万円となりました。 負債につきましては、未払消費税等259百万円の増加、未払費用179百万円の増加、未払金112百万円の増加等により、前連結会計年度末に比べて632百万円増加の8,549百万円となりました。 純資産につきましては、剰余金の配当4,151百万円等がありましたが、一方で親会社株主に帰属する当期純利益8,400百万円の計上により、前連結会計年度末に比べ4,249百万円増加の22,345百万円となり、自己資本比率は72.3%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて3,738百万円減少の15,312百万円となりました。各活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、9,566百万円の収入(前連結会計年度は8,119百万円の収入)となりました。主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益の計上11,502百万円、法人税等の支払額3,397百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、8,777百万円の支出(前連結会計年度は607百万円の支出)となりました。主な要因といたしましては、定期預金の預入による支出8,000百万円、敷金及び保証金の差 入による支出350百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、4,609百万円の支出(前連結会計年度は5,313百万円の支出)となりました。主な要因といたしましては、配当金の支払額4,146百万円、自己株式の取得による支出592百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、国内人材紹介事業、国内求人広告事業、海外事業を行っているため、該当事項はありません。 b. 受注実績 当社グループは、国内人材紹介事業、国内求人広告事業、海外事業を行っているため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(百万円)   前年同期比(%) 国内人材紹介事業   41,660   119.0 国内求人広告事業   397   99.0 海外事業   4,031   107.6 合 計   46,089   117.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 なお、事業別・業界部門別に示すと、以下のとおりであります。 事業・業界部門   売上高(百万円)   前年同期比(%) 1.国内人材紹介事業 電気・機械・化学業界   14,927   115.8 消費財・サービス業界   9,377   118.7 メディカル・医療業界   6,657   123.3 IT・通信業界   5,799   125.8 金融業界   2,727   138.0 コンサルティング業界   2,130   97.5 その他   40   79.8 国内人材紹介事業 計   41,660   119.0 2.国内求人広告事業 国内求人広告事業 計   397   99.0 3.海外事業 海外事業 計   4,031   107.6 合 計   46,089   117.7 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。 当連結会計年度のわが国経済は、米関税政策の不透明感から輸出分野を中心に前半弱含みましたが、その後、日銀短観調査における大企業製造業の業況判断DIは、6月以降3期連続で改善しました。一方、大企業非製造業の同DIは同3期連続の横ばいで、訪日消費の減少や物価高継続などへの懸念から、先行きについては慎重な見方が強まりました。また、企業の人手不足は一段と進み、12月の同調査では、中堅企業(全産業)における雇用人員の不足感は34年ぶりの高水準になりました。 (国内人材紹介事業) 上記の状況の下、当社連結売上高の約9割を占める国内人材紹介事業では、米国関税問題による採用抑制の影響は一部にとどまり、一方で、当社が注力する金融、IT、ヘルスケアなどの分野では、その影響を上回る需要がありました。また、前年のような賃上げ期待による求職者の流動性鈍化も見られず、当社事業の中核をなすミドル・ハイクラス人材の動きは引き続き堅調でした。このため、当社の通期連結売上高は、8月に上方修正した業績予想にほぼ沿う形で過去最高を更新しました。 (国内求人広告事業) 国内求人広告事業は、国内人材紹介事業との連携強化、さらに顧客企業のダイレクト・リクルーティングに向けたサービス拡充などに努め、登録者数・成約数の拡大を図りました。 (海外事業) 海外事業は、アジア地域を中心に厳しい市況が続きましたが、執行役員の現地派遣による日系企業の高額年収帯開拓、当社グループ各社が一体となったグローバル・アカウントマネージメントの推進などにより、収益性の改善と再成長に向けた取り組みを継続しました。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要となる見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的と判断される基準に基づいて行っておりますが、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。 また、重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 国内人材紹介事業の売上高は、業績拡大に伴うコンサルタントの増員により、前年同期比19.0%増の41,660百万円となりました。 国内求人広告事業の売上高は、顧客企業のダイレクト・リクルーティングに向けたサービス拡充などに努めましたが成功報酬型広告の売上が伸びず、同1.0%減の397百万円となりました。 海外事業の売上高は、アジア地域を中心に厳しい状況が続きましたが、欧米などを中心に業績の回復が進み、同7.6%増の4,031百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は同17.7%増の46,089百万円となりました。 当連結会計年度の売上総利益は、国内人材紹介事業等の売上高増加により前年同期比17.9%増の42,720百万円となり、売上高総利益率は92.7%となりました。 販売費及び一般管理費は、業績拡大による人員増員に伴う人件費の増加を中心に同14.3%増の31,037百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は同28.5%増の11,683百万円となり、売上高営業利益率は、同2.1%増の25.3%となりました。 当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、のれんを含む固定資産の減損損失112百万円及び関係会社清算損91百万円を計上しましたが、営業利益の増加を背景に前年同期比37.8%増の11,502百万円となりました。また、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額の合計は、同13.4%増の3,102百万円となり、税引前当期純利益に対する税負担割合は、27.0%と当社の法定実効税率である30.6%を下回りました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は同49.7%増の8,400百万円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの所要資金は大きく分けると、経常運転資金と設備投資資金となっております。これらについては、自己資金による調達を基本としております。 当連結会計年度の設備投資資金の主なものは、人材紹介等システムへの支出65百万円によるものであります。

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開示資料

出典

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