本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

GMOインターネット

GMO Internet Inc.4784 · Prime · サービス業

ドメイン・ホスティング・プロバイダーの国内大手。継続課金収入を基盤とする。

概要

GMOインターネットは、インターネットインフラ事業とインターネット広告・メディア事業を二本柱とする企業である。1999年にメール広告配信会社として創業し、2000年に上場。2025年1月、GMOインターネットグループから同事業を吸収分割で承継し、ドメイン登録・販売、クラウド・レンタルサーバー、プロバイダーなどで国内契約累計1,263万件を抱える。連結売上高785億円、従業員1,826人。継続課金型のストック収益を基盤に、広告配信プラットフォーム「GMOSSP」も展開する。

二つの事業が支える収益構造

当社グループは、インターネットインフラ事業とインターネット広告・メディア事業の二つのセグメントで構成される。インフラ事業ではドメイン登録・販売(お名前.com)、クラウド・レンタルサーバー(ロリポップ!、ConoHa)、インターネット接続(GMOとくとくBB)を提供し、国内契約件数は累計1,263万件に達する。これらのサービスは「無くならない、無くてはならない」インフラであり、継続課金型のストック収益が強固な収益基盤を形成する。広告・メディア事業は、広告代理業、広告配信プラットフォーム「GMOSSP」の運営、自社メディア運営などを行う。GMOSSPは業界最大級の接続先を誇る。両事業はそれぞれ異なる収益サイクルを持ち、インフラ事業の安定収益が新規事業への投資を支えている。

国内高シェアとブランド力

ドメイン登録・販売とクラウド・レンタルサーバー分野では国内で高いシェアを有する。特にドメイン事業は「お名前.com」ブランドで知られ、個人から法人まで幅広い顧客層に利用されている。クラウド・レンタルサーバーでは「ロリポップ!」が初心者向け、「ConoHa」がVPS(仮想専用サーバー)として高い認知度を持つ。インターネット接続サービス「GMOとくとくBB」は顧客満足度の高さで競合と差別化する。これらの事業はGMOグループ全体のブランド力を背景に、安定した顧客基盤を築いている。また、2024年から提供を始めた「GMO GPUクラウド」は、AI・機械学習向けのGPUサーバーをPaaS形式で提供し、拡大する市場に対応する。

吸収分割で拡大したグループ体制

当社は2025年1月、GMOインターネットグループ株式会社からインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を吸収分割により承継し、商号をGMOインターネット株式会社に変更した。これにより従来のGMOアドパートナーズの事業に加え、グループの中核インフラ事業が集約された。連結子会社は12社で、GMO NIKKO株式会社、GMOインサイト株式会社、海外子会社9社を含む。従業員数は1,826人(連結)。本社は東京都渋谷区に置く。総資産は515億円、純資産は140億円に拡大し、グループ再編後初年度となる2025年12月期の売上高は785億円、営業利益82億円を計上した。

業界の中での役割はインターネットインフラサービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
785億円
営業利益
82億円
営業利益率
10.4%
純利益
56億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2024/12
事業売上構成比利益利益率
インターネット 広告事業116億円89.2%11億円9.5%
インターネット メディア事業14億円10.8%2億円14.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01インターネットインフラ(法人・個人)主力

ドメイン登録・販売、クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)、インターネット接続(プロバイダー)の3事業を展開。国内契約件数累計1,263万件。ドメイン・ホスティングで国内高シェア。継続課金型で強固な収益基盤を有する。

主な製品・サービス4
ドメイン登録サービス国内シェア上位
「お名前.com」等のブランドでドメインの登録・管理を提供。国内トップクラスのシェア。
クラウド・レンタルサーバー国内シェア上位
「ロリポップ!」「ConoHa」等のブランドでレンタルサーバー・クラウドサービスを提供。国内高シェア。
インターネット接続(プロバイダー)
「GMOとくとくBB」等のプロバイダーサービス。顧客満足度が高い。
GPUクラウドサービス
GPUサーバーをPaaS形式で提供。手厚いサポートと高スペックが強み。

02インターネット広告・メディア(広告主・メディア運営者)準主力

インターネット広告代理事業、広告配信プラットフォーム「GMOSSP」の提供、自社メディア運営・ツール提供等。広告主向けに広告商品の販売・運用管理、メディア向けにSSPを提供。

主な製品・サービス2
インターネット広告代理サービス
検索連動型広告、ディスプレイ広告等の広告商品の販売及び運用管理。
GMOSSP国内シェア上位
業界最大級の接続先を誇るアドネットワーク・SSPプラットフォーム。メディア運営者に広告収益機会を提供。

製品と技術

ドメイン登録サービス「お名前.com」

ドメイン登録・販売は当社インターネットインフラ事業の中核であり、「お名前.com」ブランドで展開する。国内トップクラスのシェアを持ち、.comや.jpなど多様なトップレベルドメインを提供。個人のブログから企業のコーポレートサイトまで幅広く利用される。登録から管理、移管まで一貫したサービスを提供し、顧客は年間契約で更新するストック型収益の柱である。累計契約件数は1,263万件(2025年12月末)に達し、新規登録数も高い伸びを維持している。ドメインはインターネット上の住所であり、需要が途絶えることがないため、安定した収益基盤を支えている。

クラウド・レンタルサーバー「ロリポップ!」「ConoHa」

レンタルサーバー市場では「ロリポップ!」と「ConoHa」の二ブランドを展開する。「ロリポップ!」は初心者向けの共用サーバーで、WordPressの簡単インストールや無料SSLなど手軽さが特徴。一方「ConoHa」はVPS(仮想専用サーバー)とクラウドサービスを提供し、技術者向けの高いカスタマイズ性と安定性を備える。両サービスとも国内で高いシェアを有し、継続課金型のストック収益を生む。2025年12月期のインフラ事業売上高は659億円であり、サーバー契約件数も堅調に推移している。また、「GMO GPUクラウド」はAI・機械学習用途向けにGPUサーバーをPaaS形式で提供し、2024年11月にサービス開始、2025年第4四半期に事業単体で黒字化を達成した。

プロバイダー「GMOとくとくBB」

インターネット接続事業では「GMOとくとくBB」のブランドでプロバイダーサービスを提供する。光回線やADSLなど複数の接続方式に対応し、個人・法人向けに販売。顧客満足度調査で高い評価を得ており、安定した回線品質とサポートが強みである。プロバイダー事業も継続課金型であり、インフラ事業のストック収益の一角を担う。契約件数は着実に増加しており、ドメインやサーバーと組み合わせたクロスセルも推進している。

広告配信プラットフォーム「GMOSSP」

「GMOSSP」はインターネット広告・メディア事業の主力製品であり、業界最大級の接続先を持つアドネットワーク・SSPプラットフォームである。メディア運営者に対して広告収益を得る機会を提供し、広告主に対しては効率的な広告配信を可能にする。検索連動型広告やディスプレイ広告に対応し、運用管理機能も充実。2025年12月期の広告・メディア事業売上高は131億円(セグメント利益2億円)で、広告代理事業と合わせて収益を上げる。アドフラウド対策やプライバシー保護にも対応し、市場の複雑化するニーズに応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位ドメイン登録サービス国内で高いシェアインターネットインフラ(法人・個人)
  • 国内シェア上位クラウド・レンタルサーバー国内で高いシェアインターネットインフラ(法人・個人)
  • 国内シェア上位GMOSSP業界最大級の接続先インターネット広告・メディア(広告主・メディア運営者)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

急成長中のITサービス、利益率改善へ

同社はGMOインターネットグループで、インターネット関連サービスを展開。直近2024/12期売上130億円(減収)だが、2025/12期は785億円と6倍に急拡大見込み(M&A効果か)。営業利益率も0.77%→10.45%へ大幅改善。同業のジンジブ等と比べ規模は大きく、成長性が際立つ。収益構造の変化に注目。

強み

  • 2025/12期予想売上785億円と前期比6倍、M&A効果で拡大。
  • 営業利益率0.77%から10.45%へ、黒字化が加速。
  • GMOインターネットグループのブランド・顧客基盤を活用。
  • インターネットインフラからセキュリティ、メディアまで幅広い。

課題

  • 急成長の背景がM&Aの場合、統合失敗やのれん減損リスク。
  • 前期減収からの急成長で、持続可能性への疑問がある。
  • ITサービス市場は競争が激しく、差別化が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

通信・電力・ガスの時価総額近傍。太字がGMOインターネット

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16622ダイヘン3,038億円20.6倍
28133伊藤忠エネクス2,730億円16.4倍
39505北陸電力2,210億円4.0倍
43167TOKAIホールディングス1,862億円16.2倍
53076あい ホールディングス1,665億円13.1倍
64784GMOインターネット1,483億円24.2倍
79533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
86617東光高岳1,087億円16.2倍
99543静岡ガス1,023億円10.3倍
109536西部ガスホールディングス945億円13.0倍
118132シナネンホールディングス834億円18.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(通信・電力・ガス)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

メール広告配信から始まった1999年

1999年9月、「電子メール広告配信サービス」を事業目的として東京都渋谷区に資本金1,000万円で設立された。同年12月、メールマガジン『まぐまぐ!』の広告販売をもって営業を開始。創業時はメール広告が主軸であり、後のインターネット広告事業の基盤となった。2000年9月には大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現JASDAQ)に株式を上場し、資金調達と知名度向上を図った。上場直後の2000年12月には、携帯電話向けメール広告配信事業を強化するため、兼松コンピューターシステム等と合弁で株式会社マグフォースを設立し、モバイル領域への布石を打った。

買収と合併で事業を拡大した2001年

2001年は相次ぐ買収と合併で事業基盤を広げた年である。まず株式会社ティアラオンラインと提携し、同年6月に合併。さらに株式会社マグプロモーションを子会社化し、懸賞付きターゲティングメール配信サービス「ふくびき.com」を開始した。しかし同年9月にはグループ再編の一環でマグプロモーションを売却。12月にはマグフォースの株式を追加取得し連結子会社とした。2002年1月には株式会社メディアレップドットコムと合併し、広告代理機能を取り込んだ。2002年12月には株式会社イースマイを連結子会社化し、メール広告配信事業を強化。この時期のM&Aで事業の幅を急速に拡大した。

業務提携とグループ再編を進めた2003-2004年

2003年4月、株式会社エルゴ・ブレインズ(現スパイア)と業務提携し「DEmail」の広告販売を開始。同時期、株式会社まぐまぐへの事業譲渡や株式取得を行い、メルマガ関連の連携を強化した。2004年はグループ再編が本格化し、9月にはマグフォースを吸収合併、株式交換で株式会社パワーフォーメーションを完全子会社化し、サンプランニングの株式を取得。11月には株式会社AD2のインターネット広告代理事業を承継し、株式会社インターパイロンから日本語キーワード検索システム「JWord」の販売営業を譲り受けた。12月にはパワーフォーメーションを吸収合併。これらの再編で広告・メディア事業の体制を整えた。

モバイル事業強化と商号変更の2005-2008年

2005年1月に本社を渋谷区道玄坂に移転。4月には連結子会社イースマイが合併でグループから外れる。2007年6月、シャープ株式会社からモバイルメールマガジン配信サービス「メルモ」を譲り受け、同7月にはGMOモバイル株式会社を設立してモバイルメディア事業を本格化させた。2008年2月、株式会社サイバー・コミュニケーションズと資本・業務提携。同年7月に商号を「GMOアドパートナーズ株式会社」に変更し、GMOグループ内での位置づけを明確化した。この間、モバイル広告市場の成長を取り込み、事業の柱を固めた。

買収で広告事業を拡充した2011-2013年

2010年11月に株式会社NIKKOの株式を取得し連結子会社化。2011年1月にサノウ株式会社を吸収合併。同年9月にはGMO NIKKO株式会社が株式会社サイバードからモバイル広告代理店事業を営業譲受。2012年1月にはサーチテリア株式会社を連結子会社化し、検索連動型広告の技術・ノウハウを取り込んだ。2013年1月にはGMO NIKKOが株式会社アイ・エム・ジェイから広告代理事業を譲り受け、同年3月にはJWord株式会社の株式を取得して連結子会社とした。これらの買収により、広告・メディア事業の商品ラインナップと顧客基盤を拡大した。

吸収分割でインフラ事業を統合した2025年

2025年1月、当社はGMOインターネットグループ株式会社のインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を吸収分割により承継し、商号をGMOインターネット株式会社に変更した。これにより従来の広告・メディア事業に加え、ドメイン、クラウド・レンタルサーバー、プロバイダーといったGMOグループの中核インフラ事業が一体となった。同時に海外子会社9社を連結範囲に含め、グループ規模が大幅に拡大。2025年12月期の連結売上高は785億円(前年比504%増)、営業利益82億円となり、経営基盤を飛躍的に強化した。

年表36件を開く

1990年代

  • 1999年9月創業「電子メール広告配信サービス」を事業目的として、東京都渋谷区桜丘町20番1号に資本金10,000千円で設立
  • 1999年12月『まぐまぐ!』の広告販売をもって営業を開始

2000年代

  • 2000年9月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(旧東京証券取引所JASDAQ市場)に株式を上場
  • 2000年12月携帯電話端末向けメール広告配信事業を強化する目的で、株式会社兼松コンピューターシステム(現兼松コミュニケーションズ株式会社)等と株式会社マグフォース(連結子会社)を設立
  • 2001年3月株式会社ティアラオンラインと提携
  • 2001年4月本社を、東京都渋谷区桜丘町26番1号に移転
  • 2001年6月M&A株式会社ティアラオンラインと合併
  • 2001年6月M&A株式会社マグプロモーションを子会社化し、懸賞付きターゲティングメール配信サービス『ふくびき.com』を開始
  • 2001年9月グループ再編の一環として株式会社マグプロモーションを売却
  • 2001年12月株式会社マグフォースの株式を追加取得し連結子会社とする
  • 2002年1月M&A株式会社メディアレップドットコムと合併
  • 2002年12月メール広告配信事業を強化する目的で株式会社イースマイの株式を取得し連結子会社とする
  • 2003年4月販売経路の多様化を目的として株式会社エルゴ・ブレインズ(現株式会社スパイア)と業務提携。『DEmail』の広告販売を開始
  • 2003年4月株式会社まぐまぐに対し、「女性のためのメルマガストア『ティアラオンライン』」の営業譲渡を行う
  • 2003年6月M&A株式会社まぐまぐとの連携を強化する目的で、株式取得及び転換社債型新株予約権付社債の引受けを行う
  • 2004年9月M&A株式会社マグフォースを吸収合併
  • 2004年9月M&A株式交換による株式会社パワーフォーメーションの完全子会社化により、株式会社サンプランニングの株式を取得し連結子会社とする
  • 2004年11月株式会社AD2が分割するインターネット広告代理事業に関する営業を承継
  • 2004年11月株式会社インターパイロンより日本語キーワード検索システム「JWord」の販売に関する営業を譲り受ける
  • 2004年12月M&A株式会社パワーフォーメーションを吸収合併
  • 2005年1月本社を、東京都渋谷区道玄坂1丁目10番7号に移転
  • 2005年4月M&A株式会社イースマイ(連結子会社)が株式会社ネクストと合併し連結子会社から外れる
  • 2007年6月シャープ株式会社よりモバイルメールマガジン配信サービス『メルモ』を譲り受ける
  • 2007年7月モバイルメディア事業を強化する目的でGMOモバイル株式会社を設立し、連結子会社とする
  • 2008年2月株式会社サイバー・コミュニケーションズと資本・業務提携
  • 2008年7月商号変更「GMOアドパートナーズ株式会社」に商号変更
  • 2009年4月M&AGMOサンプランニング株式会社を吸収合併
  • 2009年11月株式会社ディーツーコミュニケーションズ(現株式会社D2C)と業務提携

2010年代

  • 2010年7月連結子会社のGMOモバイル株式会社が、株式会社ゆめみから「Sweetマガジン」事業の営業譲受を行う
  • 2010年11月株式会社NIKKOの株式を取得し連結子会社とする
  • 2011年1月M&Aサノウ株式会社を吸収合併
  • 2011年3月本社を、東京都渋谷区道玄坂1丁目16番3号に移転
  • 2011年9月連結子会社のGMO NIKKO株式会社(旧商号株式会社NIKKO)が、株式会社サイバードからモバイル広告代理店事業の営業譲受を行う
  • 2012年1月サーチテリア株式会社の株式を取得し連結子会社とする
  • 2013年1月連結子会社のGMO NIKKO株式会社が、株式会社アイ・エム・ジェイから広告代理事業の事業譲受を行う
  • 2013年3月JWord株式会社の株式を取得し連結子会社とする

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インターネットインフラ事業のストック型収益基盤拡大

    ドメイン、クラウド・レンタルサーバー、インターネット接続サービス等の基盤サービスの品質向上・機能拡充を図り、技術革新や市場ニーズに対応したサービス開発を推進する。

  2. 02

    インフラ事業と広告・メディア事業のシナジー創出

    インターネットインフラ事業の顧客基盤やノウハウを活用し、インターネット広告・メディア事業でストック型商品を開発。両事業の連携により顧客基盤を拡大する。

  3. 03

    新規事業の創出(GMO GPUクラウド等)

    GPUホスティングサービス「GMO GPUクラウド」をはじめ、生成AI普及に伴う計算需要増加に対応した新規事業を立ち上げ、収益構造の安定化と黒字化を達成する。

  4. 04

    仲間づくり(M&A・合弁事業)による規模拡大

    既存事業のシェア拡大やストック型商品強化を目的に、買収や合弁事業を推進。海外展開にもブランド「Z.com」を活用し、グローバルでの事業基盤確立を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,826人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて+10.1%平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は9.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月611
2017年12月572
2018年12月576
2019年12月54534.74.8573
2020年12月52335.25.2620
2021年12月52235.65.4613
2022年12月57636.06.1611
2023年12月59838.17.5563
2024年12月59938.78.045322
2025年12月60038.99.81,826449

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 7 / 海外 7、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区109億円
インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業及びその他事業
主な関係会社
  • 国内
    GMOインターネットグループ株式会社(注)2、4
    東京都 渋谷区 · その他の関係会社
  • 国内
    GMO NIKKO株式会社(注)3、6
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GMOインサイト株式会社(注)3
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GMOユナイトエックス株式会社
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 海外
    GMO-Z.com RUNSYSTEM Joint Stock Company
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    GMOランシステム株式会社(注)2
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GMO-Z com NetDesign Holdings Co., Ltd.(注)3
    タイ バンコク都 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 海外
    GMO-Z.com NetDesign Co., Ltd. (注)2、3
    タイ バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NetDesign Paragon Co., Ltd. (注)2、3
    タイ バンコク都 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    GMO-Z.com Mongolia LLC
    モンゴル ウランバートル市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    GMO-Z.com Philippines, Inc.
    フィリピン マカティ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    GMO-Z.com Cryptonomics (Thailand) Co., Ltd.(注)2、3
    タイ バンコク都 · 連結子会社
    議決権71.7%
残りのグループ会社2社を開く
  • GMO-Z com Holdings (Thailand) Co., Ltd.(注)5タイ バンコク都49%
  • GMOドリームウェーブ株式会社東京都 渋谷区40%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は785億円営業利益82億円前期と比べると増収増益で、売上が+503.8%、利益が+8100.0%。

売上高
+503.8%
785億円
営業利益
+8100.0%
82億円
純利益
56億円
営業利益率
10.4%
前期比 +9.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高820億円785億円
営業利益95億円82億円
純利益59億円56億円
1株あたり配当¥21.51¥21.51

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は413億円、営業利益は48億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.3%、営業利益は+45.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4312.31
2023年2Q3800.00
2023年3Q35−1−2.9−1
2023年4Q330
2024年1Q3512.91
2024年2Q30−2−6.7−2
2024年4Q6523.11
2025年2Q385338.624
2025年4Q4004912.332
2026年2Q4134811.631

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は154億円から785億円へ5.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月15484
2013年12月18972
2014年12月23774
2015年12月2814−1
2016年12月30530
2017年12月32062
2018年12月34062
2019年12月34552
2020年12月34563
2021年12月34553
2022年12月16674
2023年12月14920
2024年12月130120.80
2025年12月785828310.456

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高785億円のうち、営業利益として残るのは82億円10.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は56億円、売上の7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.9%525億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.5%177億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.4%82億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.9pt
10.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+47.2pt
59.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが137億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは130億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は138億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月8−5−1330
2013年12月4−174−1320
2014年12月9−3−3628
2015年12月8−40432
2016年12月6−3−1334
2017年12月130−91337
2018年12月13−4−2944
2019年12月5−7−2−241
2020年12月121−31350
2021年12月2−2−3047
2022年12月9−2−1753
2023年12月−9−1−2−1042
2024年12月0−10−140
2025年12月137−7−63130138

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は515億円。このうち返さなくてよい自己資本が141億円で、自己資本比率は26.6%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月67422561.0
2013年12月84473749.9
2014年12月102515146.3
2015年12月107505743.0
2016年12月107485942.2
2017年12月101505146.9
2018年12月111516043.8
2019年12月113526143.8
2020年12月119546544.7
2021年12月116526444.1
2022年12月124547043.2
2023年12月108525647.7
2024年12月104525150.0
2025年12月51514137526.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
139億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
33億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
375億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
59.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
503.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥540で、1年前と比べて-56.4%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥540-4.4%1ヶ月-2.9%1年-56.4%時価総額1,483億円
過去52週の値幅
安値¥440高値¥1,425

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.2倍
PER (会社予想)26.9倍
PBR4.69倍
配当利回り3.98%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬から上昇基調で、7月31日には560円、8月3日には576円と上昇。8月21日には603円と前日比+5.42%となり、1ヶ月で18.7%上昇した。ただし、1年では-55.27%と大きく下落しており、52週高値の1524円からは約60%下落した水準。25日線(544.68円)を上回り、75日線(524.47円)も上回ったが、200日線(671.97円)は依然として下回る。RSIは57.82と中立圏。出来高は8月21日に457万株と増加し、上昇に伴い活発化。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21.51で、前期から+193.6%いまの株価に対する利回りは3.98%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥21.51
1株あたり
配当利回り
3.98%
いまの株価に対して
配当性向
96.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月7133.8
2019年12月84.252.8
2020年12月6−16.0100.1
2021年12月1173.0236.4
2022年12月1314.7254.6
2023年12月1−89.66.9
2024年12月7430.8
2025年12月20193.696.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21.51

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ25,336人。区分でいちばん多いのは事業法人92.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が92.3%を占め、残る7.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人73.571.771.571.869.192.0
個人・その他23.626.626.627.127.15.7
証券会社1.41.01.20.72.91.1
外国法人1.00.60.40.30.30.9
金融機関0.40.10.30.10.40.3
自己株式4.26.04.23.83.80.2
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GMOインターネットグループ株式会社90.44
02GMOネットアイアールディー株式会社0.84
03GMOエクイティマネジメント株式会社0.58
04楽天証券株式会社共有口0.41
05JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.18
06UBS AG LONDON ASIA EQUITIES(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.16
07MLI FOR CLIENT GENERAL TREATY-PB(常任代理人 BofA証券株式会社)0.15
08JPモルガン証券株式会社0.14
09中座 義行0.13
10株式会社SBI証券0.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-05-27
    GMOインターネットグループ株式会社
    新規の大量保有報告
    59.24%
    -2.11pt
  • 2026-05-27
    GMOインターネットグループ株式会社
    変更報告
    61.35%
    -29.09pt
  • 2026-05-07
    GMOインターネットグループ株式会社
    新規の大量保有報告
    61.35%
    -29.09pt
  • 2026-04-23
    GMOインターネットグループ株式会社
    新規の大量保有報告
    90.44%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−17%、1株純資産は14期で−82%。直近期のROEは59.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月242799.011.036.5
2013年12月122854.390.030.1
2014年12月262899.419.459.4
2015年12月−6281−2.2
2016年12月−1274−0.5
2017年12月102883.548.6
2018年12月143004.924.6133.8
2019年12月153084.926.152.8
2020年12月163315.135.4100.1
2021年12月213266.320.1236.4
2022年12月253347.518.0254.6
2023年12月33210.8136.86.9
2024年12月−0321
2025年12月205059.046.296.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額178百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊藤正代表取締役 社長執行役員5229,293
熊谷正寿取締役 会長63
橋口誠代表取締役 副社長執行役員5748,819
安田昌史取締役55
岩濱みゆき取締役 監査等委員577,147
杉野知包取締役 監査等委員7412,102
鮎川拓弥取締役 監査等委員34

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)21501016181
社外取締役317176

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,137字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、連結子会社12社(GMO NIKKO株式会社、GMOインサイト株式会社、海外子会社等)により構成されており、事業はインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を行っております。 当連結会計年度において、当社グループ(当社及び当社の連結子会社)は、GMOインターネットグループ株式会社のインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を吸収分割により承継いたしました。 また、海外子会社の株式を取得するとともに、当連結会計年度より9社を連結範囲に含めております。 (インターネットインフラ事業) インターネットインフラ事業は、ドメイン事業、クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業及びインターネット接続(プロバイダー)事業を営んでおります。これらの事業は、高い知名度を有するGMOブランドと、インターネット産業が続く限り「無くならない、無くてはならない」かつ「継続課金型の商材」を背景に、強固な収益基盤(岩盤ストック収益)を有しております。また、各サービスにおける契約件数は高い成長率を誇り、2025年12月末における各サービスの国内契約件数は1,263万件となっております。また、ドメイン登録・販売やクラウド・レンタルサーバーにおいては国内で高いシェアを、インターネット接続においては顧客の高い満足度を、それぞれ有しております。今後豊富な開発人材や運用・開発拠点も活用して、収益の着実な積上げを企図しております。 また、GPUクラウドサービスについては、今後拡大が見込まれる市場環境において、積極的な投資も行いGPUサーバーの安定的な調達を維持しつつ、高いスペック、環境構築が不要で開発に専念可能なPaaS環境の提供及び手厚いサポートを強みとして、高品質なサービスの需要を有する顧客層に対して事業を展開し、事業拡大に繋げていきたいと考えております。 (インターネット広告・メディア事業) インターネット広告・メディア事業は、主に広告商品の販売や提供する広告の管理運用といった、インターネット広告代理事業をはじめ、業界最大級の接続先を誇る「GMOSSP」といった広告配信プラットフォームの提供、自社WEBメディアの運営やそれに付随するツールの提供など、インターネットにおけるメディア運営にまつわる事業を行っております。 当連結会計年度末時点における当社グループについての事業系統図は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
経営方針・対処すべき課題4,040字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び当社連結法人(以下、総称して「当社連結企業集団」といいます。)が判断したものであります。当社連結企業集団は、事業基盤の確立のため、以下の取組を重点課題とし、企業体制の強化を進めてまいります。 (1) 経営における基本方針 当社連結企業集団は、2025年1月1日より、GMOインターネットグループ株式会社のインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を吸収分割により承継し、併せて商号をGMOインターネット株式会社へと変更いたしました(以下、「本吸収分割」といいます。)。「すべての人にインターネット」という企業理念のもと、GMOインターネットグループ株式会社より承継したインターネットインフラ事業を提供するとともに、従前より提供しておりましたインターネット広告・メディア事業を引き続き展開しております。 (2) 経営環境 ① 当連結会計年度における市場の状況の認識 当社グループの事業領域であるインターネットインフラ事業につきましては、インターネットの継続的な普及はもとより、DXの進展やオンライン消費の定着、また昨今ではAIの活用やそれに伴う高性能な計算能力へのニーズの高まりなど、当社の事業機会はより一層拡大をしているものと考えております。 また、インターネット広告市場につきましては、2024年度の広告費が3兆6,517億円(前年比+9.6%)と、マスコミ四媒体広告費を上回り、総広告費の47.6%を占める規模となっています(株式会社電通調べ)。 当連結会計年度においては、インターネットインフラ事業では、ストック収益モデルである既存事業における業績は引き続き堅調に推移をする一方で、2024年11月より提供を開始した新規事業であるGPUホスティングサービス「GMO GPUクラウド」について、サービス開始後の立ち上げ期間による先行投資を経て、収益構造が安定化し、当第4四半期連結会計期間において、事業単体での黒字化を達成しました。また、インターネット広告・メディア事業では、広告主のマーケティングに関するインハウス化(自社運用化)などの影響を受け、売上・利益が減少しましたが、組織体制の見直しを進めた結果、売上・利益は回復いたしました。 ② 今後の市場の状況の認識 インターネット市場は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展やオンラインコミュニケーションの拡大、生成AIをはじめとする先端技術の普及などを背景として、今後も中長期的に成長していくものと認識しております。当社グループが展開するインターネットインフラ事業においては、企業及び個人のデジタル化の進展に伴い、ドメイン、クラウド・レンタルサーバー、インターネット接続サービスなど、インターネットの基盤となるサービスに対する需要は引き続き堅調に推移するものと考えております。また、生成AIの普及等に伴う計算需要の増加を背景として、高性能なクラウド環境やデータ処理基盤等に対する需要も拡大していくものと見込まれております。 一方、インターネット広告・メディア市場においては、ソーシャルメディアの影響力の拡大やオンライン上での情報接触機会の増加を背景に、インターネット広告の需要は引き続き拡大していくと考えられます。しかしながら、アドフラウド、広告品質、プライバシー保護といった課題への対応が必要となるなど、広告主及び生活者双方のニーズに適合したサービスの提供が求められており、市場の課題はより複雑化・多面化しております。 また、競争環境についても、様々な特性・特徴をもつ企業の参入や新たな技術開発の進展により競争は一層激化しております。特に生成AIの登場は、広告運用やサービス開発の高度化・自動化を進めるとともに、インターネットサービス全体の提供形態にも大きな変化をもたらしており、当社グループを含めた事業者には、顧客に選ばれる独自性及び付加価値の創出がこれまで以上に求められる事業環境となっております。 このような市場環境のもと、当社グループは、①インターネットインフラ事業における安定したストック型収益基盤の拡大 ②インターネットインフラ事業とインターネット広告・メディア事業のシナジー創出 ③GMO GPUクラウドなどの新規事業の創出 ④仲間づくり(買収(M&A)や合弁事業)による規模拡大・シナジー創出 の4点を基本的な成長戦略として、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。 本方針に基づき、インターネットインフラ事業における安定したストック型収益を基盤に、インターネットインフラ事業の顧客基盤やノウハウに基づいた、インターネット広告・メディア事業におけるストック型商品の開発を進めるとともに、新規事業や仲間づくり(買収(M&A)や合弁事業)によるさらなる収益規模の拡大を追求することにより、中長期での規模拡大を見据えた上での安定的成長を目指してまいります。 (3) インターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業における課題 当社連結企業集団は、(1)に記載の方針に基づき、インターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を事業の柱として展開しております。インターネットの基盤となるサービスの提供と、デジタルマーケティング領域における付加価値の高いサービス提供を通じて、業界をリードする連結企業集団を目指すにあたり、競合他社に対する優位性を確保する施策を講じ、実現するために、次の点を経営課題として認識しております。 ① 自社商品・サービスの開発の強化 当社連結企業集団の各事業における市場に及ぼす影響力を高めるため、インターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業の双方において、自社商品・サービスの開発力を引き続き強化してまいります。 インターネットインフラ事業においては、ドメイン、クラウド・レンタルサーバー、インターネット接続サービス等の基盤サービスの品質向上及び機能拡充を図るとともに、技術革新や市場ニーズの変化に対応したサービスの開発を推進してまいります。 また、インターネット広告・メディア事業においては、広告配信技術やデータ分析などのアドテクノロジーを活用したサービスの高度化を図るとともに、販売部門との連携により顧客ニーズを汲み取った商品開発を推進することで、顧客に選ばれる自社ブランド商品・サービスの拡充に向けて取り組んでまいります。 ② 自社商品・サービスの提案力の強化・運用力の強化 生成AI等の先端技術の活用による既存業務の効率化を推進するとともに、人材育成や組織体制の強化を通じて、自社商品・サービスの提案力及び運用力の向上を図ってまいります。 インターネットインフラ事業においては、安定したサービス提供体制の維持と顧客サポート体制の充実を図るとともに、インターネット広告・メディア事業との連携を通じて、両事業における顧客基盤の拡大を推進してまいります。 今後も引き続き、自社商品・サービスの提供及び運用力の強化に取り組んでまいります。 ③ 優秀な人材の獲得と育成、組織の強化 業界をリードするプロ集団を目指すにあたり、高い倫理観を持つ人材の育成は、重要な経営課題の一つとして認識し、継続して取り組んでまいります。 特に、コンプライアンスに対する高い意識付けを目的とした教育・研修や、人材の長期継続雇用体制の構築を目的とした人材育成フォローアップ制度の拡充を図ってまいります。 また、より良い組織と職場環境の構築を目的としたエンゲージメント施策を講じ、当社連結経営と事業・サービスに関与する全ての役職員の声・組織の状態を可視化することで、外的要因に左右されない強い組織づくりを進めてまいります。 ④ グループ内の組織再編、グローバル展開の推進 今後さらに成長性の高い海外市場を取り込むために、海外市場においても「総合インターネットグループ」としての地位を確立することが重要となります。この点、希少性の高い一文字ドメイン「Z.com」をグループ統一ブランドとして活用することで、海外グループ会社との直接的な連携・支援体制を整備し、インターネットインフラ事業、暗号資産事業の海外展開を加速し、海外市場における事業基盤の確立を目指してまいります。 ⑤ 仲間づくり(買収(M&A)や合弁事業)の推進 当社は、今後新たなNo.1領域の育成強化に向けて、既存事業のシェア拡大のほか、ストック型商品の強化を企図した仲間づくり(買収(M&A)や合弁事業)やグループ内の組織再編も引き続き検討してまいります。 ⑥ 内部統制の拡充 株主・投資家の判断基準となる企業会計の信ぴょう性はもとより、当社企業活動そのものへの信頼の醸成・予測可能性の提供は、健全な企業統治体制の下でのみ実現しうるものであることを強く認識するとともに、取締役会を中心としたコーポレート・ガバナンスの停滞、業務・内部管理体制及びコンプライアンス意識の不全により損なわれることにも十全の配慮をし、コーポレート・ガバナンス体制の整備・充実と、これを支える業務・内部管理体制の拡充、及びコンプライアンス意識の向上に努めてまいります。 ⑦ 外的環境変化への対応と社内環境の整備 天災地変・感染症などの外的要因による当社連結企業集団の事業・サービスの停止や業績への影響を回避・軽減するべく、社内システム等の業務基盤の整備、指揮命令系統の連携体制を適宜見直すなど、既存のBCP対策に対して必要に応じて改善を進めてまいります。また、外的要因の環境変化をいち早く感知し、柔軟に対応していくための組織体制の強化を実行してまいります。
事業等のリスク11,569字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下には、当社及び当社連結法人(以下、総称して「当社連結企業集団」といいます。)の事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、当社連結企業集団は、これらの重要性の高いリスクやその他中小のリスク発生の可能性を認識したうえで、経営上のリスクとなる事項の洗い出しや対策の検討、保険の付保や与信管理、専門部署の設置及び規程の整備といったリスクコントロールを行い、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) GMOインターネットグループとの関係について ① GMOインターネットグループにおける当社の位置付け 当社連結企業集団は、GMOインターネットグループ株式会社を中核とした企業グループ(以下、「GMOインターネットグループ」といいます。)に属しており、同社は、2025年12月末日現在、当社議決権の90.59%を直接的に、1.42%を間接的に保有しております。GMOインターネットグループは、同社を中核として、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業並びにインキュベーション事業を行っております。これら事業のうち、当社連結企業集団は、GMOインターネットグループのうち、インターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を担う中核企業として位置付けられております。したがいまして、同社の当社連結企業集団に対する基本方針等に変更が生じた場合には、当社連結企業集団の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、2025年1月1日において、GMOインターネットグループ株式会社との間で締結した2024年6月25日付吸収分割契約により、事業承継の対価として新株を交付したことにより、上記のとおりGMOインターネットグループ株式会社が当社議決権比率の90%以上を保有することになっております。また、当社は、2025年3月31日に、GMOインターネットグループ株式会社が保有するインターネットインフラ事業を中核とした海外子会社8社の株式及び当該事業に関連する貸付債権を取得しております。 なお、GMOインターネットグループ株式会社は、2025年7月29日付で、当社の上場維持基準の充足に向けて、当社普通株式の一部売却を実施した旨の適時開示をしております。 ② GMOインターネットグループ株式会社との役員の兼務関係について 当社の役員7名(監査等委員であるものを除く取締役4名、監査等委員である取締役3名)のうちGMOインターネットグループ株式会社の役員を兼ねている者は3名であり、当社における役職、氏名及び同社における役職は次のとおりであります。 氏名   当社における役職   GMOインターネットグループ株式会社における役職 伊藤 正   代表取締役 社長執行役員   取締役 グループ副社長執行役員 グループ代表補佐グループインフラ部門統括 熊谷 正寿   取締役会長(非常勤)   代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEO 安田 昌史   取締役(非常勤)   取締役 グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐 なお、2026年3月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役(監査等委員であるものを除く)4名選任の件」を上程しており、当該決議が承認可決された際には、上記状況に変更はない予定です。 非常勤取締役である熊谷正寿氏及び安田昌史氏は、当社連結企業集団の事業に関する助言を得ることを目的として招聘したものでありますが、GMOインターネットグループの経営方針は当社連結企業集団の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ GMOインターネットグループ株式会社からの独立性の確保について 当社連結企業集団の事業活動及び経営判断において、すべての業務を独自に意思決定し事業を展開しております。また、GMOインターネットグループ株式会社からの兼務状況は当社独自の経営判断を妨げるものではなく、当社連結企業集団の経営判断は、同社からの独立性が担保されているものと判断しております。 当社連結企業集団の営業取引において、GMOインターネットグループ株式会社との取引の状況は前項②に記載のとおりでありますが、当社連結企業集団の営業取引の多くは当社と資本関係を有しない一般企業との取引となっております。また、当社連結企業集団がGMOインターネットグループ株式会社及び、そのグループの企業等と取引を行う場合、取引条件等の内容の適正性を、その他の第三者との取引条件との比較などから慎重に検討し、実施しております。特に、少数株主との利益相反が生じうる取引・行為の決議にあたっては、取引発生の都度、独立社外取締役である監査等委員を中心とした特別委員会を組成し、独立性・客観性を持った見地からの意思決定を行う体制を確保しています。 (2) 当社連結企業集団の各事業について ① インターネットインフラ事業 インターネットインフラ事業においては、顧客ニーズを捉えた商材・サービスを提供するため、開発体制を内製化し、個人・法人・地方公共団体など、お客さまがインターネット上で情報発信・経済活動を行うための基盤となるサービスを、ワンストップで提供しております。その大半がストック型の商材であり、当社グループの強固な収益基盤となっております。しかしながら、クラウド・ホスティングサービスにおいて、大きな参入障壁がないため、多数の同業他社が存在しており、激しい競合の状況にあります。当社連結企業集団は、高度化・多様化する顧客ニーズに対応するため、多ブランド戦略をとっておりますが、価格競争などにより競争環境がさらに激化した場合には、当社連結企業集団の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、ドメインの調整・管理については、米民間の非営利法人であるICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が一手にとり行っており、同法人の動向によっては、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。インターネット接続サービスにおいて、サービスの提供のために利用する回線を電気通信事業者より調達しております。この点、電気通信事業者との契約変更等により取引条件が悪化した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネット広告・メディア事業 インターネット広告・メディア事業において、市場での圧倒的地位を構築していくことを目指し、今後予想される複雑化・多面化するインターネット広告市場の変化に対応すべく、アドテクノロジー分野の強化、自社商材・自社メディアの開発強化を進めております。しかしながら、当社連結企業集団が取り扱う各媒体において、新技術への対応に遅れが生じた場合やユーザーの嗜好と乖離したサービス提供を行った場合、これら媒体の利用者数が減少し、当該媒体における当社取扱広告枠の販売に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社連結企業集団の取引先であるネット広告媒体運営事業者が、いわゆる「アドフラウド(広告詐欺)」に関与した場合、その影響を受けた広告主による広告露出が減少するとともに、当社連結企業集団の広告取扱高が減少し、当社連結企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。 インターネット広告・メディア事業では、LINEヤフー株式会社及びGoogle,Inc.の正規代理店を担う会社を含んでおり、連結取扱高に占めるこの2社の商材の売上高の割合が大きくなっております。これらの取引先とは、良好な関係を維持しておりますが、各社の事業方針の変更、契約の更新内容及び業界動向などの理由により取引量の縮小が生じた場合、当社連結企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外における事業展開・海外事業者との事業活動について 当社連結企業集団は、事業の拡大やテクノロジーの革新に対応するため、海外事業所における業務や、海外事業者との業務提携を進めております。この提携関係は、海外現地の法律、規制等に従っておりますが、役務の輸出入に関する規制、関税等の租税に関する制度の制定又は改定、現地事業者の法人統廃合、その他の予期しない現地法令又は政府方針の制定もしくは改定等、関連法令等に基づく勧告や手続の執行、又は行政による命令や指導の結果、当該事業の遂行が制約され、当社連結企業集団の財政状況や業績に影響を与える可能性があります。 また、戦争、テロリズム、紛争、暴動、その他の要因による社会的・政治的混乱等の発生により、海外事業者が影響を受けた場合、当社連結企業集団の事業活動に影響を与える可能性があります。 (4) 情報セキュリティについて 当社連結企業集団は事業活動を通じ、利用者及び取引先の重要情報や個人情報に接する機会を有しており、継続した情報資産の適切な管理体制の維持は、当社の重要課題と認識しております。しかしながら、当社連結企業集団から利用者又は取引先の情報が漏えいするような事態が生じた場合、社会的信用の失墜により当社連結企業集団の業績及び事業の継続に重大な影響を与える可能性があります。 (5) システム管理について 当社連結企業集団の事業は、インターネット関連サービスに特化しており、インターネットへの接続、データセンターの維持管理等の重要な業務の一部を外部委託していることがあります。その為、当社連結企業集団では制御できない領域で発生した障害、悪意の第三者による不正アクセス、ハードウェア又はソフトウエアの欠陥(いわゆるバグを含む)等により、当社連結企業集団の事業に用いるネットワーク・システムの一部又は全部が正常に作動せず、重要なデータの消滅や書換え、第三者によるデータの不正入手、取引停止等が発生する可能性があります。これらは、当社連結企業集団の収益機会を喪失するだけでなく、第三者からの多額の損害賠償請求、監督官庁による行政指導、営業停止処分その他の行政処分により、当社連結企業集団の事業活動及び業績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) コンプライアンスについて ① 法令等遵守体制の維持について 当社連結企業集団は、総合的なリスク管理の継続的な強化が求められていることを認識し、当社連結企業集団全体でコンプライアンスの周知徹底を図り、代表取締役社長直轄の内部監査室や内部通報制度(GMOインターネットヘルプライン制度)の運用、金融商品取引法上の内部統制体制の運用、会社法上の内部統制システムの整備・運用などを実行することにより、コンプライアンス体制の継続的強化に取り組んでおります。 しかしながら、事業の急速な拡大や人員の急激な増加等によりコンプライアンス管理体制の十分な構築が追いつかない場合、個人的・組織的な不正行為を含むコンプライアンス上のリスクを完全に回避できない可能性があり、法令等に抵触する事態が発生した場合、当社連結企業集団の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法令等の各種規制について ・電気通信事業法について 本法は、電気通信事業の公共性に鑑み、その運営を適正かつ合理的なものとすることにより、電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し、もって電気通信の健全な発達及び国民の利便の確保を図り、公共の福祉を増進することを目的として制定された法律であります。当社は、本法に基づく届出を行った届出電気通信事業者であり、本法により、検閲の禁止、通信の秘密の保護、業務、電気通信設備、設備の接続、特定利用者情報の取り扱いに関する義務、利用者情報の外部送信規制(Cookie規制)等について、届出電気通信事業者として、規制を受けております。 当社連結企業集団は、これらの義務を遵守するため、各種の体制整備等の措置を講じております。しかしながら、これらの対応が十分であるとの保証はなく、行政機関から、指導、勧告等を受けたり、また、契約解約数の増加や契約数の減少等により業績に影響を与える可能性があります。 ・風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律について 本法は、善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するため、風俗営業及び性風俗関連特殊営業等について、営業時間、営業区域等を制限し、及び年少者をこれらの営業所に立ち入らせること等を規制するとともに、風俗営業の健全化に資するため、その業務の適正化を促進する等の措置を講ずることを目的として制定された法律であり、直接的には風俗営業を行う者を律するものであります。 本法において、利用者に対するインターネット接続サービスに伴うサーバースペースの提供、レンタルサーバーサービス等の提供事業者は、自社サーバー上に映像送信型性風俗特殊営業者によりわいせつな映像が記録されていることを知ったときは、当該映像の送信防止措置等を講ずることにつき努力義務を負うこととされ、当社連結企業集団においても、本法の適用を受ける場合があります。当社連結企業集団は、利用者との間の契約約款において、利用者が開設、運営等するウェブサイトの内容に関する責任の所在が利用者にあることを明示しており、かつ、法令の遵守に関して周知徹底を図る等、自主的な規制によって、違法、有害な情報の流通禁止について配慮しておりますが、これらの対応が十分であるとの保証はなく、利用者が開設、運営等するウェブサイトに関して、利用者、閲覧者もしくはその他の関係者、行政機関等から、行政指導、クレーム、損害賠償請求、勧告等を受ける可能性があります。 ・不正アクセス行為の禁止等に関する法律について 本法は、電気通信回線を通じて行われる電子計算機に係る犯罪の防止及びアクセス制御機能により実現される電気通信に関する秩序の維持を図り、もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的として制定された法律であり、直接的には電子計算機への不正なアクセスを禁止するものであります。 しかしながら、電気通信回線に接続している電子計算機の動作を管理する者についても不正アクセス行為から防御するため必要な措置を講ずる旨の努力義務が定められております。当社連結企業集団においても、電子計算機の動作を管理する者として、上記規定の適用を受けることとなります。 ・特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律について 本法は、インターネット等による情報の流通の拡大に鑑み、特定電気通信による情報の適正な流通に資することを目的として、プロバイダ、サーバーの管理・運営者等の特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示を請求する権利につき定めるものであります。 当社連結企業集団は、一部の事業運営を行うにあたり、特定電気通信役務提供者として、本法の適用を受けることになります。特定電気通信による情報の流通によって権利の侵害があった場合についての当社連結企業集団の損害賠償責任は、一定の場合には、この法律により免除されております。一方で、同法は、情報発信者の表現活動に影響を及ぼすものであり、当社連結企業集団が、同法に定められている送信防止措置等の措置を履践するに際しては、非常に重大かつ適切な判断が求められます。当社連結企業集団では、適切な判断となるよう同法の趣旨に鑑み、慎重な運用に努めております。しかしながら、訴訟等において、その判断が適切でなかったと認定された場合は、利用者もしくはその他の関係者、行政機関等から、行政指導、クレーム、損害賠償請求、勧告等を受ける可能性があります。 ・特定商取引に関する法律について 本法は、特定商取引(訪問販売、通信販売等)を公正にし、及び購入者等が受けることのある損害の防止を図ることにより、購入者等の利益を保護し、併せて商品等の流通及び役務の提供を適正かつ円滑にし、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的として制定された法律であり、事業者名の表示、不当な勧誘行為の禁止や虚偽、誇大な広告の規制等の行政規制のほか、クーリングオフや事業者が求め得る損害賠償等の額の制限、広告メールの送信についてオプトイン方式を導入する等の民事ルールを定めております。 本法では、インターネットを利用した通信販売等の取引形態において、返品を巡ってのトラブルや、いわゆる迷惑広告メール問題、クレジットカード情報の漏洩等の問題が発生していることに鑑み、インターネット上の取引についても規制されております。 当社連結企業集団の行うインターネット広告・メディア事業及び利用者に対する広告宣伝に関する電子メールの配信については、本法による規制を受けるため、法改正により、同事業の運営及び宣伝広告が制約される可能性があります。 ・特定電子メールの送信の適正化等に関する法律について 本法は、一時に多数の者に対してなされる営利広告等に関する特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることに鑑み、特定電子メールの送信の適正化のための措置等を定めることにより、電子メールの利用についての良好な環境の整備を図ることを目的として制定された法律で、特定電子メール内での送信者の連絡先等の記載義務等を課するものです。 本法では、特定電子メールの送信に関して、従来のオプトアウト方式に替わるオプトイン方式の導入、法の実効性の強化、国際連携の強化等が定められております。当社連結企業集団のインターネット広告・メディア事業及び利用者に対する広告宣伝に関する電子メールの配信については、本法による規制を受けるため、法改正により、同事業の運営及び宣伝広告が制約される可能性があります。 ・個人情報の保護に関する法律について 本法は、近年の高度情報通信社会の進展に伴う個人情報の利用拡大に鑑み、個人情報の適正な取り扱いに関し、個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的として、個人情報を取り扱う事業者に対し、個人情報の利用目的の特定と利用の制限、取得の適正性の確保、個人データの正確性や最新性の確保、安全管理措置、第三者への開示や提供制限等に関し、義務を課すものです。 本法により、当社連結企業集団は、個人情報の利用等に関し、利用者その他個人情報の提供者に対し適切な説明及び承諾の取得並びに当該個人情報の適正な管理措置等を講じる法律上の義務を負います。 また、当社連結企業集団は、本法令のほか、個人情報の取り扱いに関して、監督官庁又は業界団体が定める個人情報保護に関するガイドライン等を遵守した事業運営を求められます。 ・青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律について 本法は、インターネットにおいて、青少年にとって有害な情報が多く流通している状況に鑑み、青少年がより安全・安心にインターネットを利用できるようにし、もって青少年の権利の擁護に資することを目的とするものです。 本法により、当社連結企業集団の行うインターネット接続サービスや、ホスティングサービス、掲示板サービス等のサーバー管理を伴うサービスについて、フィルタリングサービスの提供、青少年有害情報についての閲覧制限措置を講じる等の努力義務を負います。また、本法に基づいて行う情報の削除及び制限は、情報発信者の表現活動に影響を及ぼすものであり、当社連結企業集団が、当該情報について青少年有害情報であると認定し、削除又は閲覧規制措置を履践するに際しては、非常に重大かつ適切な判断が求められます。当社連結企業集団では、適切な判断となるよう慎重な運用に努めておりますが、訴訟等において、その判断が適切でなかったと認定された場合は、情報発信者もしくはその他の関係者、行政機関等から、クレーム、損害賠償請求、行政指導、勧告等を受ける可能性があります。 ・不当景品類及び不当表示防止法について 本法は、商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止するため、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある行為の制限及び禁止について定めることにより、一般消費者の利益を保護することを目的とするものです。 当社連結企業集団では、ウェブサイト等における商品・サービスの内容や価格等の適正な表示、キャンペーン実施時にキャンペーン内容が法令に適合しているかについての確認や、社内での本法に関する研修の実施等に努めております。しかしながら、利用者が購入した商品・サービスが不良である場合や当社や取引先の広告内容に虚偽の記載が含まれる場合、又は利用者や行政・司法機関等により表示が不適切であると判断される場合等において、利用者又は取引先による当社連結企業集団に対する苦情申出、補償要求や集団訴訟の提起や、行政庁による本法に基づく課徴金の納付命令等がなされ、これらにより、当社連結企業集団の事業活動及び業績等に重大な影響を与えたり、当社連結企業集団の信用毀損につながる可能性があります。 ③ 訴訟等の可能性について 当社連結企業集団におけるインターネットインフラ事業においてあらゆる分野の多種多様な情報、商品、サービスが、インターネットを通じて提供されており、サービスの安定的な運用等が不可欠となっております。一方で、天災地変に起因する障害やいわゆるDDos攻撃等の悪意のある第三者による攻撃、当社設備への不正なアクセス等、想定し得る技術的な防御策を超える事由による障害が生じた場合等には、利用者又は第三者に多大な損害を与える可能性があります。こうしたことから、当社連結企業集団では、無停電電源装置の導入、バックアップシステム等による24時間365日の管理保守体制及びカスタマーサポート体制の構築等による障害対応、セキュリティの確保等、安定したサービス提供とシステム運用に努め、サービス契約には免責条項を設ける等の対策を講じております。しかしながら、利用者や第三者から当社連結企業集団に対して損害の賠償を求める訴訟の提起や補償問題等が発生する場合があります。 また、当社連結企業集団において、知的財産権の重要性に鑑み、知的財産権の保護に努め、第三者の知的財産権の侵害がないように各種の体制整備等の措置を講じております。しかしながら、第三者から当社連結企業集団に対して知的財産権侵害による損害の賠償や差し止めを求める訴訟の提起が発生する場合があります。 このような訴訟の提起等が発生した場合、当社連結企業集団の事業の運営及び業績等に重大な影響を及ぼす可能性や当社連結企業集団の社会的信用を毀損される可能性があります。 (7) 人材の確保・育成について 当社連結企業集団は、事業規模の拡大に伴う業務量の増加に伴い、各分野における優秀な人材の確保・育成が重要な経営課題であると認識し、事業企画・管理組織の強化と積極的な採用活動を行うと同時に、教育研修等、組織開発と人材育成の充実に注力しております。 しかしながら、雇用環境や労働需給が変化した場合、既存事業の見直し、事業発展のペースダウン、採用方法の多様化により費用が増加し、当社連結企業集団の業績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (8) 無形資産について ① 知的財産について 当社連結企業集団は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権その他の知的所有権の登録もしくはこれらの使用権の許諾を受けることにより、適法な事業運営と法的保護を図っております。しかしながら、当社連結企業集団の知的所有権が何らかの理由で法的保護を享受できなかった場合や、法的手続によってその登録や効力の無効、取消しなどの処分が確定した場合などは、当社連結企業集団の事業や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社連結企業集団は予め第三者の権利を侵害しないよう可能な範囲で先登録権利の調査を実施しておりますが、意図せず調査結果の漏れが判明したり、権利侵害の有無に関わらず和解による高額な金銭の取得を目的として第三者から侵害訴訟などの攻撃を受ける可能性があります。その結果、紛争に対する多額の防御費用、解決費用などが生じたり、当社連結企業集団の事業範囲に一定の制限が課せられた場合には、当社連結企業集団の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② のれんについて 当社連結企業集団は、企業買収や組織再編に伴って発生したのれんを計上しております。のれんの対象会社における経営成績悪化等により減損の兆候が生じ、回収可能価額がのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行うことが必要となり、当社連結企業集団の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (9) 新規事業展開・事業投資について 当社連結企業集団は、事業拡大又は育成の手段として、新会社の設立や既存会社への出資、合弁事業の展開等を行うことがあります。これらの投資活動は、社内主要メンバーによる専門的見地を踏まえつつ、収益可能性とリスク分析を検討する会議体を通じ、当該投資行為の可否を決定するけん制機能を有しております。 しかしながら、投資実行先の事業状況や新規事業が当社連結企業集団に与える影響を確実に予測することは困難であり、投資実行後、事前の調査で把握できなかった未認識債務の判明や偶発債務が発生した場合、投資活動又は新規事業が計画どおりに進捗しない投資回収が困難となるような予期せぬ要因が生じた場合、当社連結企業集団の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 組織改革について 当社連結企業集団では、継続して既存組織の機能見直しを進めるとともに、コストの合理化や資産圧縮を進めるなどの施策を講じていく方針です。この進捗状況により、既存の組織や事業・業務の見直しにより、一時的な多額の経費が発生した場合、当社連結企業集団の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (11) マーケットについて ① 金利変動について 当社連結企業集団は、主として、金融機関からの借入金や社債の発行などによって必要な資金を調達しております。したがって、金融政策や金融市場の変化等により金利が上昇した場合には、調達コストが増加し当社連結企業集団の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替について 当社連結企業集団は、海外連結子会社の売上高、費用、資産、負債等について円換算した上で連結財務諸表等を作成しております。また、当社グループの事業の中には、海外の企業に対し外貨による支出を行う形態の事業があります。当社グループは、先物為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により為替変動リスクの軽減に努めているものの、外国為替相場の変動が当社連結企業集団の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (12) 自然災害等について 地震、雷、台風、津波、悪天候その他の自然災害、もしくは長時間の停電、火災、疾病の蔓延、放射能汚染、強烈な太陽風、隕石の落下、その他の対応困難な災害が発生した場合、当社連結企業集団の事業の運営又は継続に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社連結企業集団では、あらゆる事態を想定して事業継続のための計画策定などを進めておりますが、これらのリスクの発現による人的、物的損害が甚大な場合は当社連結企業集団の事業の継続自体が不可能となる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,502字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社及び当社連結法人(以下、総称して「当社連結企業集団」といいます。)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社連結企業集団の当連結会計年度の売上高は78,548百万円(前年同期比504.3%増)、営業利益は8,224百万円(前年同期は139百万円の営業利益)、経常利益は8,345百万円(前年同期は151百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,563百万円(前年同期は4百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントについては「インターネットインフラ事業」、「インターネット広告・メディア事業」、「その他」の区分に変更しており、セグメント別の売上高及びセグメント利益について前連結会計年度との比較が困難であることから、増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。 (インターネットインフラ事業) 当連結会計年度のインターネットインフラ事業の売上高は65,993百万円、セグメント利益は8,631百万円となりました。 「インターネットインフラ事業」はインターネットを利用する上で無くならない、無くてはならないインフラに関するサービスを提供しております。主な商材は、インターネットにおける住所となる「ドメイン」、データを補完するための「サーバー」、インターネットに接続するための回線・プロバイダーといったサービスです。また、2024年11月期より新たに提供を開始した、AI・機械学習の開発基盤となるGPUホスティングサービスである「GMO GPUクラウド」も当セグメントに含まれております。 なお、GMOインターネットグループ株式会社から承継したインターネットインフラ事業は全て当セグメントに含まれております。加えまして、海外子会社の取得により連結対象となった9社が、当連結会計年度より当セグメントに含まれることになりました。 当連結会計年度におきましては、ドメインやサーバー、インターネット接続といった既存事業の売上・利益に関しては堅調に推移する一方で、「GMO GPUクラウド」については、サービス開始後の立ち上げ機関による投資先行を経て、収益構造が安定化し、当第4四半期連結会計期間において、事業単体での黒字化を達成しました。 (インターネット広告・メディア事業) 当連結会計年度のインターネット広告・メディア事業の売上高は13,166百万円、セグメント利益は201百万円となりました。 「インターネット広告・メディア事業」は主に、広告商品の販売や提供する広告の管理運用といった、インターネット広告代理事業をはじめ、業界最大級の接続先を誇る「GMOSSP」といった広告配信プラットフォームの提供、自社WEBメディアの運営やそれに付随するツールの提供など、インターネットにおけるメディア運営にまつわる事業を行っております。 旧来のGMOアドパートナーズ連結企業集団におけるインターネット広告事業及びインターネットメディア事業が当セグメントに含まれるほか、GMOインターネットグループ株式会社から承継したインターネット広告・メディア事業についても、当セグメントに含まれております。 当連結会計年度におきましては、広告主のマーケティングに関するインハウス化などの影響により売上・利益が減少しましたが、全社での組織体制の最適化を目的として、インターネットインフラ事業への配置転換などを行うことで、売上・利益は回復いたしました。 それに加え、GMOインターネットグループ株式会社から事業承継があったことから、前連結会計年度と比較した場合、売上・利益ともに増加しております。 当連結会計年度末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。 (流動資産) 当社連結企業集団の当連結会計年度末の流動資産につきましては35,686百万円(前連結会計年度末は8,660百万円)と27,025百万円の増加となりました。これは、主にGMOインターネットグループ株式会社のインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業を吸収分割(以下、「本吸収分割」といいます。)により承継したこと等を要因として、現金及び預金が13,888百万円(前連結会計年度末は4,024百万円)と9,864百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産が12,135百万円(前連結会計年度末は3,521百万円)と8,614百万円増加したこと等によるものであります。 (固定資産) 固定資産につきましては15,842百万円(前連結会計年度末は1,696百万円)と14,146百万円の増加となりました。これは、主に本吸収分割の影響等により、工具、器具及び備品が5,402百万円(前連結会計年度末は49百万円)と5,352百万円の増加、リース資産が2,784百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は51,528百万円(前連結会計年度末は10,356百万円)と41,172百万円の増加となりました。 (流動負債) 流動負債につきましては30,685百万円(前連結会計年度末は4,768百万円)と25,917百万円の増加となりました。これは、主に本吸収分割の影響等により、契約負債が10,241百万円(前連結会計年度末は131百万円)と10,110百万円の増加、未払金が6,665百万円(前連結会計年度末は343百万円)と6,322百万円増加したこと等によるものであります。 (固定負債) 固定負債につきましては6,773百万円(前連結会計年度末は340百万円)と6,433百万円の増加となりました。これは、主に本吸収分割の影響等により、長期借入金が4,123百万円増加、リース債務が2,290百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は37,459百万円(前連結会計年度末は5,109百万円)と32,350百万円の増加となりました。 (純資産) 純資産合計につきましては14,069百万円(前連結会計年度末は5,246百万円)と8,822百万円の増加となりました。これは、主に本吸収分割の影響等により、資本剰余金が7,471百万円の増加、利益剰余金が1,442百万円(親会社株主に帰属する当期純利益の計上により5,563百万円の増加、配当金の支払いにより4,120百万円の減少)の増加したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は13,829百万円と前年同期と比べ9,805百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは13,669百万円と前年同期と比べ13,663百万円の増加となりました。主に税金等調整前当期純利益8,277百万円、減価償却費4,611百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは△712百万円と前年同期と比べ568百万円の減少となりました。主に連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,765百万円、有形固定資産の取得による支出976百万円、無形固定資産の取得による支出967百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは△6,326百万円と前年同期と比べ6,303百万円の減少となりました。主に配当金の支払額4,113百万円、短期借入金の純増減額1,925百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績の状況 a. 生産実績 該当事項はありません。 b. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) インターネット広告・メディア事業   8,425   120.0 合計   8,425   120.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.前年同期比は、前連結会計年度の数値をセグメント変更後の区分に組み替えて比較しております。 3.インターネットインフラ事業及びその他事業については、提供するサービスの性質上、仕入実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) インターネット広告・メディア事業   12,536   96.8 合計   12,536   96.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.前年同期比は、前連結会計年度の数値をセグメント変更後の区分に組み替えて比較しております。 3.インターネットインフラ事業及びその他事業については、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) インターネットインフラ事業   65,864   ― インターネット広告・メディア事業   12,490   96.1 その他事業   193   ― 合計   78,548   604.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.前年同期比は、前連結会計年度の数値をセグメント変更後の区分に組み替えて比較しております。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりです。 なお、当連結会計年度につきましては、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) LINEヤフー株式会社   2,227   17.1   ―   ― 株式会社エポスカード   1,404   10.8   ―   ― GMOインターネットグループ株式会社   1,052   8.1   ―   ― (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社連結企業集団の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社及び当社連結法人(以下、総称して「当社連結企業集団」といいます。)が判断したものであります。当社連結企業集団は、事業基盤の確立のため、以下の取り組みを重点課題とし、企業体制の強化を進めてまいります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社連結企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債の帳簿価額及び収益・費用の認識に影響を与える見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は異なる場合があります。 当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財務状態の分析 当連結会計年度末の財政状態は、流動資産35,686百万円、固定資産15,842百万円、流動負債30,685百万円、固定負債6,773百万円、純資産14,069百万円となりました。詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」において記載しております。 b. 経営成績の分析 当連結会計年度における当社グループの業績は、2025年1月1日付で実施したGMOインターネットグループ株式会社からのインターネットインフラ事業及びインターネット広告・メディア事業の承継により事業規模が拡大したことなどから、前連結会計年度と比較して大幅な増収増益となりました。 当連結会計年度の売上高は78,548百万円となりました。これは主として、GMOインターネットグループ株式会社からの事業承継により、ドメイン、クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)、インターネット接続(プロバイダー)などのインターネットインフラ事業が当社グループの事業として計上されたことによるものであります。 セグメント別の売上高として、インターネットインフラ事業の売上高は65,993百万円となりました。当事業では、ドメイン、レンタルサーバー(ホスティング)、インターネット接続(プロバイダー)等の既存サービスが継続課金型のビジネスモデルを背景に堅調に推移しました。また、AI・機械学習の開発基盤として提供を開始したGPUホスティングサービス「GMO GPUクラウド」の立ち上げが進み、事業基盤の拡大に寄与しました。 インターネット広告・メディア事業の売上高は13,166百万円となりました。当事業では、広告主によるマーケティング活動のインハウス化の進展等の影響を受け、売上高が減少しましたが、営業戦略の見直しやAI活用によって効率的に高品質運営を進めたことにより、売上高は回復基調となりました。 当連結会計年度の売上総利益は25,966百万円となりました。これは主として、GMOインターネットグループ株式会社からの事業承継によりインターネットインフラ事業の売上高が拡大したことに加え、ドメイン、レンタルサーバー(ホスティング)、インターネット接続(プロバイダー)等の既存サービスが継続課金型のビジネスモデルを背景に堅調に推移したことによるものです。 当連結会計年度の営業利益は8,224百万円となりました。これは主としてインターネットインフラ事業の収益拡大により売上総利益が増加したことによるものです。 セグメント別の利益としては、インターネットインフラ事業については、既存のドメイン・サーバー・接続サービスなどのストック型収益が安定的に推移したことに加え、「GMO GPUクラウド」が立ち上げ期の先行投資を経て収益構造が安定化し、第4四半期に単体黒字化したことにより、当セグメントの利益創出力が高まりました。結果として、インターネットインフラ事業のセグメント利益は8,631百万円となりました。 一方、インターネット広告・メディア事業については、広告主のインハウス化等の影響により売上・利益は一時的に減少しましたが、組織体制の見直しやリソース配分の最適化により収益性は回復し、同セグメントの利益は201百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は5,563百万円となりました。これは主に営業利益の増加によって税引前当期純利益が増加した一方、法人税等の計上及び減損損失等の特別損失を計上したことによるものであります。 このように、当連結会計年度は事業承継による事業規模の拡大に加え、インターネットインフラ事業のストック収益基盤の成長により、収益性の向上が進みました。 c. キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は13,829百万円(前年同期比9,805百万円増)となりました。これは主として営業活動によるキャッシュ・フローの増加によるものです。 営業活動によるキャッシュ・フローは13,669百万円の増加(前連結会計年度は6百万円の増加)となりました。税金等調整前当期純利益の計上8,277百万円に加え、減価償却費4,611百万円によるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは712百万円の減少(前連結会計年度は144百万円の減少)となりました。連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,765百万円、有形固定資産の取得による支出976百万円及び無形固定資産の取得による支出967百万円等により減少したものの、「GMO GPUクラウド」に関わる国庫補助金の受取額1,925百万円を計上したこと等によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、6,326百万円の減少(前連結会計年度は22百万円の減少)となりました。配当金の支払額4,113百万円、短期借入金の純増減額1,925百万円等によるものであります。 集計単位ごとの詳細は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社連結企業集団においては、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。また、当社の成長戦略の実行によって生じる事業拡大のための設備投資や仲間づくり(買収(M&A)や合併事業)による規模拡大に際しては、低コストで安定的な資金確保を重視しております。資金確保の安定性を図るために、親会社でありますGMOインターネットグループ株式会社のキャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)に加え、取引銀行をはじめとした金融機関等の外部資金の調達手段の確保により、資金需要の変動に柔軟に対応する体制を整えております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。