本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

東京都競馬

9672 · Prime · サービス業

地方公共団体が主催する公営競技(競馬・オートレース)の施設運営を中核に、遊園地、倉庫賃貸、商業施設運営など多角的に展開。

概要

東京都競馬株式会社は、大井競馬場の開催支援と場外馬券発売所の運営を主軸とする企業である。1949年12月に設立され、1955年9月に東京証券取引所市場第一部に上場した。売上高は2025年12月期に41,758百万円、営業利益15,414百万円、従業員198名。公営競技施設の賃貸管理に加え、遊園地「東京サマーランド」、物流倉庫賃貸、商業施設運営などを手掛ける多角的な空間創造企業である。

大井競馬場と伊勢崎オートレース場の賃貸管理

公営競技事業では、当社所有の大井競馬場(東京都品川区)を特別区競馬組合に、伊勢崎オートレース場(群馬県)を伊勢崎市に賃貸し、施設の維持管理を行っている。2025年12月期の同事業売上高は29,694百万円、セグメント利益は12,180百万円。大井競馬は98日開催され、SPAT4による在宅投票が堅調に推移し、12月の東京大賞典では地方競馬の1レース売上と1開催売上のレコードを更新した。年間売上も2年ぶりにレコード更新。場外発売所は新潟、茨城、宮城に展開し、場内サービスは子会社東京プロパティサービスが、SPAT4運営は子会社eパドックが担う。冬季イルミネーション「東京メガイルミ」には約20万人が来場した。

遊園地東京サマーランドの運営

遊園地事業では、東京都あきる野市の総合レジャーランド「東京サマーランド」を所有し、子会社東京サマーランドが運営を委託されている。2025年12月期の売上高は3,783百万円、セグメント利益475百万円。2024年6月に新プール「MONSTER STREAM」をオープンし、IPコラボ企画やSNS広報を強化したが、酷暑の影響で入場人員は92万人(前期比4.5%減)となった。ゴールデンウィーク限定先行オープンや有料席の料金改定により顧客単価は上昇したが、外部環境変化が響いた。

物流倉庫賃貸事業の収益基盤

倉庫賃貸事業では、東京都品川区・大田区、千葉県習志野市の物流施設・用地を所有し、子会社東京倉庫に賃貸、同社が他社へ転貸する。2025年12月期売上高6,094百万円、セグメント利益3,998百万円。勝島第2地区のマルチテナント型倉庫で新規テナント誘致を進め、既存契約の更新では賃料増額を達成。施設の安全性・耐久性向上のため屋上防水工事やトイレ改修を実施し、安定的な収益源として機能している。

商業施設運営と空調設備施工のサービス事業

サービス事業では、商業施設「ウィラ大井」の管理運営、オフィスビル賃貸、トランクルーム、賃貸マンションなどを子会社東京プロパティサービスが行う。また、子会社タックが空調設備の設計施工を手掛ける。2025年12月期売上高2,372百万円、セグメント利益343百万円(前期比57.9%増)。2023年にウィラ大井は東京プロパティサービス所有となり、2024年には「ウィラ大井2号館」と劇場「シアターH」が竣工し、収益基盤強化に寄与した。

業界の中での役割は公営競技施設運営会社/不動産賃貸業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
418億円
営業利益
154億円
営業利益率
36.8%
純利益
105億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
公営競技 事業297億円71.2%122億円41.1%
倉庫賃貸 事業61億円14.6%40億円65.6%
遊園地 事業37億円8.9%5億円13.5%
サービス 事業22億円5.3%3億円13.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01公営競技(地方公共団体)主力

大井競馬場(東京都)及び伊勢崎オートレース場(群馬県)を所有し、競馬法・小型自動車競走法に基づく主催者(特別区競馬組合、伊勢崎市)に賃貸。施設の維持管理を担い、公正なレース実施を支援。場内サービスや在宅投票システム(SPAT4)の運営は子会社に委託。

主要顧客特別区競馬組合、群馬県伊勢崎市

主な製品・サービス3
競馬場・場外発売所の賃貸・管理
大井競馬場及び場外発売所(新潟・茨城・宮城)の施設を主催者に賃貸し、維持管理を実施。
オートレース場の賃貸・管理
伊勢崎オートレース場を所有し、伊勢崎市に賃貸・管理。
在宅投票システム(SPAT4)運営
南関東4競馬場共同の在宅投票システムの運営を子会社eパドックに委託し、提供。

02レジャー・遊園地準主力

総合レジャーランド「東京サマーランド」を所有し、子会社東京サマーランドが営業を委託運営。プールやアトラクション等を提供。

主な製品・サービス1
東京サマーランド(遊園地運営)
東京都あきる野市にある総合レジャーランド。プール、スライダー、アトラクション等を有する。

03物流・倉庫賃貸準主力

東京都品川区・大田区、千葉県習志野市に物流施設・用地を所有し、子会社東京倉庫に賃貸。同社が他社へ転貸する。

主な製品・サービス1
物流倉庫・用地の賃貸
物流施設・用地を所有し、子会社を通じて他社へ賃貸。

04商業施設・サービス副次

商業施設「ウィラ大井」(大井競馬場前ショッピングモール)の管理運営、オフィスビル管理、トランクルーム・賃貸マンション・レストラン等の運営を子会社東京プロパティサービスが行う。また、子会社タックは空調設備の設計施工を手掛ける。

主な製品・サービス2
ウィラ大井(商業施設運営)
大井競馬場前のショッピングモールの管理・運営。
空調設備設計施工
子会社タックによる空調設備の設計・施工管理。

製品と技術

大井競馬場施設の賃貸管理と運営支援

当社は大井競馬場の施設を所有し、特別区競馬組合に賃貸している。競馬法に基づく公正なレース実施のため、馬場の排水機能強化や特別高圧受変電所の更新など施設の維持管理を実施。場内サービスは子会社東京プロパティサービスに委託し、投票券発売機やスタンド運営を担う。また、冬季限定イルミネーションイベント「東京メガイルミ」を2025年に53日間開催し、約20万人を集客。競馬場全体の価値向上に取り組んでいる。

在宅投票システムSPAT4の運営

SPAT4は南関東4競馬場(大井、船橋、浦和、川崎)共同の在宅投票システムであり、当社が所有し、子会社eパドックが運営を委託されている。2025年12月期には全国の地方競馬15,082レースを発売。公式アプリに「推し馬機能」を追加し、新規会員獲得キャンペーン「本日は!ウマ曜日!キャンペーン」を実施。12月の東京大賞典では地方競馬の1レース売上と1開催売上の記録を更新し、年間売上も2年ぶりにレコード更新となるなど堅調に推移した。

東京サマーランドの遊園地運営

東京サマーランドは東京都あきる野市にある総合レジャーランドで、プール、スライダー、アトラクションを有する。当社が所有し、子会社東京サマーランドが運営を委託。2024年6月に新プール「MONSTER STREAM」をオープン。2025年シーズンは酷暑の影響で入場人員92万人(前期比4.5%減)となったが、1dayパスや有料席の料金改定、IPコラボ企画により顧客単価は上昇。アウトドア用品ブランドとの特別有料席新設など新たな顧客層獲得にも努めた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

公営競技運営で独占、安定収益

東京都競馬は大井競馬場の運営を主業務とし、公営競技関連で独占的な地位。売上高は2024年12月期404億円(前期比7.7%増)、営業利益率34.41%と高収益。2025年12月期予想は418億円(3.5%増)、利益率36.84%とさらに改善見込み。競合は限定的だが、娯楽の多様化により競馬人気の長期的な低下リスクがある。また、運営権の契約更新や規制変更の影響を受けやすく、事業の持続可能性に不透明要素。

強み

  • 大井競馬場の運営権を保有し、公営競技として競合がほとんど存在しない。
  • 安定した売上と利益率を維持し、強固なキャッシュフローを生む。
  • 競馬場・関連施設を所有し、不動産賃貸など多角的収益の基盤を持つ。
  • 大井競馬は東京圏で知名度が高く、安定した来場者数を確保。

課題

  • 若年層の競馬離れや他娯楽との競合により、長期的な参加者減少懸念。
  • 公営競技に関する法律改正や運営許可の更新条件変更の可能性。
  • 競馬以外の事業が小さく、既存事業に依存するリスクが高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字が東京都競馬

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17552ハピネット1,806億円16.5倍
23765ガンホー・オンライン・エンターテイメント1,783億円56.7倍
36632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
42767円谷フィールズホールディングス1,640億円12.0倍
59601松竹1,472億円27.7倍
69672東京都競馬1,438億円12.5倍
77944ローランド1,015億円67.4倍
89413テレビ東京ホールディングス945億円11.8倍
97868広済堂ホールディングス910億円17.3倍
106058ベクトル903億円17.7倍
113632グリーホールディングス750億円17.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

1949年設立から大井競馬場開場と上場まで

東京都競馬は1949年12月に設立された。1950年5月には大井競馬場が開場し、第1回大井競馬が開催された。同年11月には子会社大井興業(後の東京プロパティサービス)を設立し、場内サービス事業を委託した。1952年12月には店頭売買承認銘柄となり、1955年9月には東京証券取引所市場第一部に上場した。創業期から競馬場運営支援を中核とし、地方競馬の基盤を築いた。1954年11月には大井オートレース場も開場し、多角化の第一歩を踏み出した。

オートレース場の廃止と伊勢崎への移転

1954年11月に開場した大井オートレース場は、1973年3月に廃止された。同年11月、群馬県伊勢崎市が移転誘致を決議し、1974年3月に子会社関東興産を設立。1976年8月に伊勢崎オートレース場が開場し、同年10月に第1回開催が行われた。大井から伊勢崎への移転により、オートレース事業は継続された。2002年7月には関東興産を吸収合併し、現在は当社が施設を所有し伊勢崎市に賃貸している。

日本初のナイター競馬とナイターオートレース

1986年6月、大井競馬場にナイター設備が完成し、同年7月に日本初のナイター競馬が開催された。続いて1989年4月には伊勢崎オートレース場にもナイター設備が完成し、同年6月に日本初のナイターオートレースが開催された。夜間開催による集客拡大と売上増加に寄与した。また、1988年11月には大井競馬場にマルチユニットシステム(投票券発売機)を導入し、施設の近代化を進めた。

場外発売所の拡大と新賭式導入

1999年12月、日本初のオートレース場外発売所「アレッグ越後」を新潟県にオープン(2003年閉鎖)。2002年4月、大井競馬に3連複・3連単の新賭式を導入し、南関東4競馬場共同トータリゼータシステムを導入。同時に新潟県内に大井競馬の場外発売所(新潟・三条・中郷)を新設。2003年3月には大井競馬専用場外発売所「オフト汐留」を東京都港区に、同年9月には「オフトひたちなか」を茨城県に開設し、場外発売網を拡大した。

大井競馬場新スタンド建設による施設近代化

2003年12月、大井競馬場に新1号スタンド「L-WING(エルウイング)」がオープンした。これにより観客サービスの向上と施設の魅力強化を図った。この時期、場外発売所の開設と合わせて競馬場全体の再整備が進められ、公営競技事業の収益基盤が強化された。なお、沿革に記載された最後の出来事であり、その後も継続的な施設更新が行われている。

年表33件を開く

1940年代

  • 1949年12月創業東京都競馬株式会社設立。

1950年代

  • 1950年5月大井競馬場開場、第1回大井競馬開催。
  • 1951年11月全額出資の子会社、大井興業株式会社を設立。場内サービスを主体とする事業を委託。
  • 1952年12月店頭売買承認銘柄。
  • 1954年11月大井オートレース場開場、第1回大井オートレース開催。
  • 1955年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場。

1960年代

  • 1965年3月千葉県印西市に、競走馬の育成と休養を目的に、小林牧場を建設。

1970年代

  • 1970年9月全額出資の子会社、株式会社東京サマーランドを設立。
  • 1971年1月M&A株式会社東京サーキットを吸収合併。株式会社東京サマーランドに遊園地事業の営業を委託。
  • 1973年3月大井オートレースの廃止。
  • 1973年11月群馬県伊勢崎市が大井オートレースの移転、誘致を決議。
  • 1974年3月伊勢崎オートレース場施設の運営・管理を目的とし、全額出資の子会社、関東興産株式会社を設立。
  • 1976年8月伊勢崎オートレース場開場。
  • 1976年10月第1回伊勢崎オートレース開催。

1980年代

  • 1981年10月東京都品川区勝島に、勝島配送センター竣工。
  • 1984年6月東京都大田区平和島に、平和島1号倉庫竣工。
  • 1984年10月大井興業株式会社全額出資の子会社、東京倉庫株式会社を設立。倉庫部門を分離・独立。当社所有の物流倉庫を賃貸し、運営・管理を委託。
  • 1984年10月東京都大田区平和島に、平和島2号倉庫竣工。
  • 1985年2月東京都品川区勝島に、勝島流通センター竣工。
  • 1986年6月大井競馬場にナイター設備完成。
  • 1986年7月日本初のナイター競馬開催。
  • 1988年11月大井競馬場の投票券発売機、マルチユニットシステムの設備完成。
  • 1989年4月伊勢崎オートレース場にナイター設備完成。
  • 1989年6月日本初のナイターオートレース開催。

1990年代

  • 1990年10月東京サマーランド内に東京セサミプレイスオープン。
  • 1999年12月新潟県北魚沼郡堀之内町に、日本初のオートレース場外発売所「アレッグ越後」オープン。

2000年代

  • 2002年4月大井競馬場に新賭式(3連複・3連単)並びに南関東4競馬場共同トータリゼータシステムの導入。
  • 2002年4月新潟県内に大井競馬の場外発売所施設として南関東4競馬場の投票券発売を行う、新潟場外発売所・三条場外発売所・中郷場外発売所の新設。
  • 2002年7月M&A関東興産株式会社を吸収合併。
  • 2003年3月東京都港区東新橋に大井競馬専用場外発売所「オフト汐留」オープン。オートレース場外発売所「アレッグ越後」閉鎖。
  • 2003年9月茨城県ひたちなか市新光町に大井競馬専用場外発売所「オフトひたちなか」オープン。
  • 2003年10月新潟場外発売所を建替え「オフト新潟」としてオープン。
  • 2003年12月大井競馬場に新1号スタンド(L-WING・エルウイング)オープン。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    大井競馬の振興と収益基盤強化

    新トレーニングセンター整備着手、SPAT4でのAI活用情報発信サービス準備、次期システムの安心・安全と拡張性を重視した構築により、競馬ファン拡大と収益基盤強化を図る。

  2. 02

    都心型エンターテインメント競馬場の創造

    大井競馬場の再整備を推進し、競馬に加えてスポーツ・ライブ等を楽しめる新たな空間としてアリーナ整備の検討に着手する。

  3. 03

    資産ポテンシャル最大化と空間デザイン

    ベイエリアを象徴するまちづくりを見据え、既存事業拡充と勝島エリアの所有施設建替え検討を進め、資産価値の最大化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で198人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は730万円で、9期前と比べて+11.4%平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は11.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月174
2017年12月177
2018年12月165
2019年12月65638.216.2167
2020年12月62737.614.8179
2021年12月58635.211.8178
2022年12月58334.911.4182
2023年12月63436.512.1180
2024年12月63836.512.01897,354
2025年12月73037.311.91987,778

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
大井競馬場(東京都品川区)注1258億円
公営競技事業
倉庫賃貸事業 — 東京倉庫㈱(東京都品川区)129億円
勝島第2地区倉庫 — 東京都品川区126億円
倉庫賃貸事業
習志野茜浜倉庫(千葉県習志野市)注2103億円
倉庫賃貸事業
ウィラ大井2号館・劇場 — 東京都品川区6,266百万円
サービス事業
公営競技事業及び サービス事業 — ㈱東京プロパティサービス(東京都品川区)5,351百万円
小林牧場(千葉県印西市)注13,531百万円
公営競技事業
東京サマーランド — 東京都あきる野市3,461百万円
遊園地事業
伊勢崎オートレース場(群馬県伊勢崎市)注13,401百万円
公営競技事業
ひたちなか場外発売所(茨城県ひたちなか市)注11,318百万円
公営競技事業
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東京プロパティサービス
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京サマーランド
    東京都 あきる野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京倉庫㈱(注)2
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タック
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱eパドック
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権60.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は418億円営業利益154億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.5%、利益が+10.8%。

売上高
+3.5%
418億円
営業利益
+10.8%
154億円
純利益
+8.2%
105億円
営業利益率
36.8%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高426億円418億円
営業利益158億円154億円
純利益108億円105億円
1株あたり配当¥146¥146

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は198億円、営業利益は74億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+2.6%、営業利益は+4.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q832934.912
2023年2Q913538.523
2023年3Q1064138.729
2023年4Q9521
2024年1Q882831.819
2024年2Q993737.426
2024年4Q2177434.152
2025年2Q1937136.848
2025年4Q2258336.957
2026年2Q1987437.449

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は161億円から418億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は36.8%。売上は13期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月1612616
2013年12月1622616
2014年12月1784318
2015年12月1854726
2016年12月1985131
2017年12月2136041
2018年12月2286645
2019年12月2488052
2020年12月28811352
2021年12月31812891
2022年12月35514294
2023年12月37513485
2024年12月40413913934.497
2025年12月41815415436.8105

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高418億円のうち、営業利益として残るのは154億円36.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は105億円、売上の25.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.7%241億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.5%23億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益36.8%154億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+29.3pt
36.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+20.1pt
25.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.5pt
11.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが199億円、投資CFが−128億円で、差し引きのフリーCFは71億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は142億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月60−7831−1860
2013年12月46−160102−11449
2014年12月64−46−101857
2015年12月75−38−123782
2016年12月71−51−112090
2017年12月58−62−17−468
2018年12月95−571238118
2019年12月96−98−24−292
2020年12月132−46−2686152
2021年12月144−1082236209
2022年12月147−148−28−1180
2023年12月128−87−8341138
2024年12月161−86−5475159
2025年12月199−128−8771142

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,258億円。このうち返さなくてよい自己資本が949億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月63651711981.2
2013年12月75952723269.4
2014年12月77753624168.9
2015年12月82355127267.0
2016年12月83157225968.8
2017年12月85360025370.2
2018年12月92563229368.3
2019年12月93967026971.3
2020年12月98370527871.7
2021年12月1,10172837366.2
2022年12月1,24680344364.4
2023年12月1,15886829074.9
2024年12月1,22491131374.4
2025年12月1,25894930975.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
175億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
888億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
309億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中359位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
36.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,000で、1年前と比べて-1.6%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥5,000-1.6%1ヶ月+1.5%1年-1.6%時価総額1,438億円
過去52週の値幅
安値¥4,580高値¥6,080

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.5倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR1.33倍
配当利回り2.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.4%と上昇基調。5080円は25日線(4863)を+4.5%上回り、75日線(5014)も突破。52週高値6080円からは約16.4%下で推移するが、週足は7/27に5020円、7/29に5080円と高値更新基調。出来高も平均10万株前後で安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 12.9倍は業界平均22.5倍を大幅に下回り、PBR 1.39倍も平均3.17倍を大きく下回る。ROE 11.26%は業界平均水準で、収益力は安定。配当利回り2.32%は業界平均2.72%をやや下回るが、配当性向33.9%で増配余地あり。利益増加基調で割安感は強いが、業界のバリュエーションが高いため相対的な割安は際立つ。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.5倍23.4倍
PER (予想)12.0倍
PBR1.33倍3.51倍
ROE11.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定したキャッシュカウ事業である一方、娯楽多様化による競馬人気の長期的な減退リスクが論点。強気派は、公営ギャンブルとしての独占性と高い配当利回り(2.32%)を評価。業績も堅調で、2024年12月期は過去最高益を更新。弱気派は、全国的な競馬売上の頭打ちや、若者の競馬離れによる構造的な需要減少を懸念。

プラスに働く材料7
  • 独占的ライセンス価値

    東京都の公営競技運営権を唯一保有、競合不在。

  • 高収益・高配当

    営業利34%、配当利2.3%と安定。

  • 業績堅調継続

    2025年も増収増益見込み。

  • 2025年度営業利益154億円、2期連続増益通年影響

    営業利益は139→154億円と10.8%増、収益性改善継続

  • ROE11.26%と高水準、株主資本効率向上継続影響

    自己資本比率は高く、ROE維持でPBR1.39倍の割安是正余地

  • 配当性向向上余地、現状2.32%利回りから増配期待次回決算影響

    純利益105億円に対し現状配当総額34億円、増配余地あり

  • 外国人持ち株比率21.94%と高く、需給安定継続影響

    外国人保有が高いため、大型売りリスクは限定的

マイナスに働く材料7
  • 娯楽多様化の流れ

    若年の競馬離れ、カジノ等との競合。

  • 規制リスク

    公営ギャンブルへの規制強化の可能性。

  • 成長性乏しい

    増収率5%未満、市場は成熟期。

  • 2025年度売上成長率鈍化(前年比+3.5%)通年影響

    売上高404→418億円、増収率は2024年度の7.7%から低下

  • 営業利益率36.84%と高水準も、これ以上の改善限定的継続影響

    営業利益率は34.41%→36.84%に上昇、ピークに近く下振れリスク

  • 配当利回り2.32%は相対的に低く、魅力乏しい継続影響

    長期金利上昇時には利回り競争力低下、資金流出の可能性

  • 時価総額1461億円、大型株ほどの流動性ない継続影響

    小型株に分類、投資家層が限られ需給変動に弱い

次の決算で確かめる点
総売上高(馬券売上)
業績の最も重要な原動力。
入場者数
競馬人気のバロメーター。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり146で、前期から+4.4%いまの株価に対する利回りは2.92%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥146
1株あたり
配当利回り
2.92%
いまの株価に対して
配当性向
33.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月4037.9
2017年12月400.029.0
2018年12月5025.035.7
2019年12月500.028.9
2020年12月500.027.8
2021年12月6530.021.1
2022年12月7515.423.9
2023年12月9020.033.1
2024年12月11325.634.8
2025年12月1184.433.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥146

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ23,130人。区分でいちばん多いのは政府・自治体41.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.5%を占め、残る49.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
政府・自治体41.241.241.241.241.241.2
個人・その他15.821.826.424.124.725.5
外国法人15.216.413.918.518.021.9
自己株式0.74.74.74.77.29.5
金融機関18.116.39.211.810.58.6
証券会社2.40.95.91.02.62.1
事業法人7.33.33.43.33.00.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東京都27.78
02特別区競馬組合12.78
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.77
04UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.44
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.04
06GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)1.67
07NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.50
08CGML PB CLIENT ACCOUNT/COLLATERAL (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.28
09BNYMSANV RE BNYMIL RE WS ZENNOR JAPAN EQUITY INCOME FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.27
10BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE SEGREGATION ACC FOR THIRD PARTY(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+6967%、1株純資産は14期で+1914%。直近期のROEは11.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月61813.131.775.6
2013年12月571,8433.175.170.8
2014年12月641,8743.546.677.1
2015年12月901,9284.830.043.1
2016年12月1082,0015.524.837.9
2017年12月1422,0996.930.129.0
2018年12月1582,2127.317.335.7
2019年12月1822,3468.018.928.9
2020年12月1812,4707.525.827.8
2021年12月3202,65712.713.321.1
2022年12月3422,92912.311.123.9
2023年12月3083,16410.114.433.1
2024年12月3603,41010.912.634.8
2025年12月3923,63911.314.533.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額213百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
多羅尾光睦代表取締役 取締役社長6922
伊藤昌宏常務取締役 財務、倉庫賃貸事業部門担当6141
髙倉和仁常務取締役 総務、遊園地事業、サービス事業部門担当6050
小山哲司常務取締役 経営企画、公営競技事業、施設整備部門担当678
森﨑純成取締役7314
田中秀司取締役723
筧悦子取締役691
村田順子取締役631
村田和正常勤監査役6116
石島辰太郎監査役7812
田中大輔監査役749
田中良監査役655
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
武市敬代表取締役 取締役社長665
谷﨑潤取締役691

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61401015025
社外取締役846466
監査役1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,057字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループが営んでいる主な事業内容と、連結子会社及び関連当事者の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 連結子会社については、株式会社東京プロパティサービス、株式会社東京サマーランド、東京倉庫株式会社、株式会社タック及び株式会社eパドックの5社であります。 1 公営競技事業 当社は、当社所有の大井競馬場(東京都品川区)、場外発売所施設(新潟県上越市、茨城県ひたちなか市、宮城県黒川郡大郷町)及び在宅投票システム等を、競馬法に基づき競馬を主催している地方公共団体の特別区競馬組合(関連当事者)などに賃貸し、公正なレースが実施できるよう維持・管理を行っております。 なお、大井競馬場の場内サービスについては、連結子会社である株式会社東京プロパティサービスに委託しております。 また、当社所有の南関東4競馬場在宅投票システム(SPAT4)に係る運営事業を、連結子会社である株式会社eパドックに委託しております。 さらに、当社は、当社所有の伊勢崎オートレース場(群馬県伊勢崎市)を、小型自動車競走法に基づきオートレースを施行している地方公共団体の群馬県伊勢崎市に賃貸し、公正なレースが実施できるよう維持・管理を行っております。 2 遊園地事業 当社は、当社所有の総合レジャーランド「東京サマーランド」(東京都あきる野市)の営業のすべてを連結子会社である株式会社東京サマーランドに委託しております。 3 倉庫賃貸事業 当社は、当社所有の物流施設・物流用地(東京都品川区・大田区・千葉県習志野市)を連結子会社である東京倉庫株式会社に賃貸しております。また当社から賃貸した物流用地について物流倉庫を建設し、他社へ賃貸しております。なお、同社は、当社から賃借した物流施設を他社へ賃貸しております。 4 サービス事業 当社は、商業施設「大井競馬場前ショッピングモール ウィラ大井」(東京都品川区)を連結子会社である株式会社東京プロパティサービスへ賃貸しておりましたが、2023年1月1日付で実施した会社分割により、「ウィラ大井」は株式会社東京プロパティサービス所有の物件となりました。 なお、同社は、「ウィラ大井」やオフィスビルの管理・運営を行うほか、トランクルーム、賃貸マンション、賃貸レストラン等を所有しております。 また、当社の連結子会社である株式会社タックでは、主に空調設備の設計・施工管理を行っております。 上記事項を事業の系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,860字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループでは、「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する」という企業理念の下、当社が所有する公営競技場・遊園地等の「空間」に訪れる人々の安心・安全・信頼を第一に、公共性にも配慮した事業を展開してまいりました。 当社グループの企業理念に基づき、多角的に事業展開を進め、誠実かつ健全な経営体制及び経営基盤を確保・発展させていくとともに、社会課題に対して積極的に取り組むことで、すべてのステークホルダーの期待に応え続け、社会の発展に寄与する企業であることを目指しております。 (2) 経営環境 当連結会計年度の国内経済は、企業収益の改善や雇用環境の底堅さを背景に緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、物価上昇が及ぼす個人消費への影響や地政学的リスクによる国際情勢の不透明感が残るなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループの主要な事業である公営競技業界においては、インターネット投票の普及を背景に競馬への参加機会が拡大する一方、競馬場に求められる役割は変化しており、現地ならではの体験価値の向上が重要な課題となっています。 また、レジャー業界においては、コロナ禍を経た生活様式の変化を背景にお客様のニーズや嗜好の多様化が進んでおり、選ばれる施設づくり・体験の提供への取り組みがより一層求められています。 さらに、全事業に共通する課題として、少子高齢化・人口減少による顧客構成の変化や働き手不足の深刻化、AIをはじめとするデジタル技術の急速な進展、並びに持続可能な社会の実現に向けたESGへの取り組み強化など、事業環境は大きな転換期を迎えていると認識しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、少子高齢化やデジタル革新といった外部環境の変化に対応し、「笑顔あふれる“まちづくり”を牽引する空間創造企業」を目指すべく、2024年に策定した「長期経営ビジョン2035」を具現化するための実行計画として、2025年12月に、2026年度から2030年度までの5年間を計画期間とする第4次中期経営計画「未来の空間創造プロジェクト the 1st Furlong」を公表いたしました。 本計画では、都心型エンターテインメント競馬場を核とした大井エリア(勝島)における魅力的なまちづくりを実現するための礎を築く期間と位置づけ、以下の基本方針の下、最初の区間“the 1st Furlong”を全力で走り抜けてまいります。 ◆公営競技のモデルケースとしての大井競馬のさらなる振興に注力 新トレーニングセンターの整備に着手するとともに、SPAT4においては、AIを活用した新たな情報発信サービスの提供に向けた準備を進め、競馬ファンの拡大及び収益基盤のさらなる強化を図ります。また、次期システムにおいては、安心・安全を最優先としつつ、将来の拡張性等を見据えたシステム構築を推進してまいります。 ◆ランドマークとなり、世界に誇れる都心型エンターテインメント競馬場を創造 大井競馬独自の体験価値を高めるため、競馬場の再整備を推進いたします。また、再整備に伴って生じる空間においては、競馬だけでなく、スポーツ・ライブ等を楽しめる、今までにない都心型エンターテインメント競馬場を実現するため、アリーナの整備に向けた検討に着手いたします(※)。 ◆大井競馬場とその周辺に位置する資産のポテンシャルを最大限発揮し、人が集う空間をデザイン ベイエリアを象徴するまちの実現を見据え、既存事業の拡充・強化に取り組むとともに、勝島エリアにおける当社所有施設の建替えに向けた検討を進め、資産価値の最大化に取り組みます。 (※)都市計画公園に指定されている大井競馬場に新たな体験を生む空間を創造する事業として、アリーナが最も有力と捉えて計画・検討を続け、今後事業判断を行ってまいります。 (4) 目標とする経営指標 当社グループは、第4次中期経営計画「未来の空間創造プロジェクト the 1st Furlong」期間内において、収益性の観点から売上高、営業利益及び当期純利益、資本効率性の観点から自己資本利益率(ROE)及び投下資本利益率(ROIC)を重要な指標として位置付け、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク1,822字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 主要契約先への依存 当社は、「重要な契約等」に記載のとおり、大井競馬場を特別区競馬組合に賃貸しており、競馬各主催者が発売する勝馬投票券を基に一定料率により賃貸料を収受しております。当該競技場の入場人員や投票券売上高など開催状況によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 災害による影響 地震や風水害等の自然災害、事故やテロその他の人災が発生した場合には、所有資産の劣化・滅失により営業を休止しなければならない事態や、交通機関への被害により、競馬場、オートレース場及び東京サマーランド等の入場者数が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 安全管理 当社は、大井競馬場、伊勢崎オートレース場、東京サマーランドなど多くのお客様が利用する規模の大きな施設を所有しており、お客様の安全を最優先課題と認識し施設の安全管理の徹底を図っておりますが、万一、重大な事故が発生した場合には、社会的信用が低下するとともに、営業の休止や施設の復旧に伴う費用が発生することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報システムに関するリスク 当社グループは、公営競技事業における「SPAT4」や、遊園地事業における入園管理システム等、重要な情報システムを運用しております。これらのシステムについては、安定稼働と利便性向上のため適宜リニューアルを実施し、その重要性を認識したうえで、保守・セキュリティ対策に万全を期しております。 しかしながら、予期せぬコンピューター・ウイルス感染や外部からの不正アクセス等により当該システムに障害が発生した場合、営業活動の中断や社会的信用の失墜を招き、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 固定資産の減損 当社は、固定資産の減損に係る会計基準等に従い、定期的に保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し、減損損失の認識・測定を行っております。経営環境や事業の状況の著しい変化等により収益性が低下し、十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、対象資産に対する減損損失の計上により、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 気象・天候条件の影響 長雨や台風、降雪など天候の悪化は、大井競馬場、伊勢崎オートレース場の開催の可否及び東京サマーランド等の営業休止の可能性により入場者数等に影響を及ぼすほか、特にプール営業を主体とする東京サマーランドにおきましては、夏季の気象状況は重要な要因となるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 有価証券の価格の変動 当社グループは、市場性のある株式を保有しております。将来大幅な株価下落が続く場合には、保有有価証券に減損または評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 規制環境 当社は、大井競馬場を競馬法に基づき特別区競馬組合に、伊勢崎オートレース場を小型自動車競走法に基づき伊勢崎市にそれぞれ賃貸しておりますが、法令等に重要な改正があった場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 環境・気候変動の影響 気候変動や脱炭素社会への移行に伴う新たな法規制や社会的責任が発生した際は、法令順守等の対策費用の増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、気候変動に起因する異常気象の発生増加が、当社グループの事業活動全体に悪影響を及ぼす可能性がございます。これらの影響を軽減し、また変化に対応するために、サステナビリティを巡る課題については当社の重要な経営課題と位置づけ、経営戦略を策定するとともに、気候変動の予測及び変化の対応に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,224字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果に支えられ、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、国内景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策による影響や、物価上昇の継続が消費行動に及ぼす影響、金融資本市場の変動等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の下、全国の地方競馬では入場者数が前年に比べ増加するとともに、インターネット投票の普及により勝馬投票券売上も増加基調を示しました。当社グループにおきましても、インターネット投票サービスSPAT4(南関東4競馬場在宅投票システム)を中心とした公営競技事業が堅調に推移したほか、各セグメントにおける新施設の稼働が収益基盤強化に寄与いたしました。 以上の結果、第102期連結会計年度の業績につきましては、売上高は41,758百万円(前期比3.3%増)、営業利益は15,414百万円(同10.7%増)、経常利益は15,448百万円(同11.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は10,461百万円(同7.8%増)となりました。 なお、財政状態につきましては、資産合計は125,785百万円(同2.8%増)、負債合計は30,882百万円(同1.2%減)、純資産合計は94,902百万円(同4.1%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 [公営競技事業] 大井競馬におきましては、開催日数は98日となりました。 この間、当社では、前年から継続して馬場の排水機能強化を実施するとともに、公正かつ安全なレース開催に不可欠である特別高圧受変電所の更新工事に着手するなど、施設の機能強化に努めました。 SPAT4におきましては、全国の地方競馬を15,082レース発売いたしました。 この間、SPAT4では、公式アプリの新機能として「推し馬機能」のリリースをはじめ、ユーザーの操作性・利便性を意識したサービス強化を進めるとともに、新規会員獲得を目的とした「本日は!ウマ曜日!キャンペーン」などを実施いたしました。 さらに、YouTubeや全国の地方競馬場において、WEBとリアルの両面でイベントを積極的に実施したほか、SPAT4プレミアムポイントにおいても各種キャンペーンを継続的に展開し、既存会員の満足度向上に取り組みました。これら施策の効果もあり、12月29日に実施された「第71回東京大賞典競走」を含む年末開催では、地方競馬における1レース及び1開催の売上レコードが更新されました。また、大井競馬の年間売上につきましても2年ぶりにレコードが更新されるなど、堅調に推移いたしました。 このほか、8季目となる大井競馬場の冬季限定イルミネーションイベント「東京メガイルミ2025-2026」は、2025年11月1日から2026年1月11日までの53日間営業いたしました。近隣自治体や企業・団体との連携イベントをはじめ、ファミリー層をターゲットとしたステージショーなどを積極的に行った結果、前期比9.5%増の約20万人のお客様にご来場いただきました。 伊勢崎オートレースにおきましては、オートレースの本場開催が139日、他場の場外発売は延べ300日実施され、勝車投票券売上は引き続き好調に推移いたしました。 以上の結果、公営競技事業の売上高は29,694百万円(前期比3.6%増)、セグメント利益は12,180百万円(同9.4%増)となりました。 [遊園地事業] 東京サマーランドにおきましては、夏季期間に先立ち、ゴールデンウィーク限定で屋外プールエリアの一部を先行オープンし、親子で楽しめる各種イベントを開催するなど、集客強化に努めました。 また、2024年6月にオープンした新プール「MONSTER STREAM(モンスターストリーム)」をはじめとする園内施設の魅力度を効果的に発信するため、SNSやWEB媒体を活用した広報活動を強化いたしました。さらに、1dayパスや有料席の料金改定を行ったほか、人気コンテンツとのIPコラボ企画による新たな顧客層の獲得に向けた取り組みや、アウトドア用品ブランドの販促を兼ねた特別有料席の新設などにより、顧客単価は上昇し、売上面では一定の成果がみられました。 しかしながら、入場人員は前期を下回る結果となりました。酷暑を含む外部環境の変化等がお客様の来園行動に影響を及ぼしたと推測されます。 以上の結果、東京サマーランド及び各施設の入場人員は、前期比4.5%減となる92万人となり、遊園地事業の売上高は3,783百万円(前期比1.1%減)、セグメント利益は475百万円(同11.1%減)となりました。 [倉庫賃貸事業] 倉庫賃貸事業におきましては、勝島第2地区のマルチテナント型倉庫において新規テナントの誘致を進めるとともに、一棟貸し倉庫を含む既存契約の更新に際しては、市場動向や周辺賃料水準を踏まえ交渉を実施し賃料の増額に至るなど、収益の向上に取り組みました。 このほか、勝島地区倉庫においては屋上防水工事を実施し、施設の安全性・耐久性向上に取り組んだほか、平和島地区倉庫のトイレ改修工事等を実施するなど、引き続き施設の維持管理・顧客の快適性の向上に努めました。 以上の結果、倉庫賃貸事業の売上高は6,094百万円(前期比4.7%増)、セグメント利益は3,998百万円(同15.0%増)となりました。 [サービス事業] サービス事業におきましては、オフィスビルやショッピングモールの賃貸事業、空調設備事業等において安定的な収益確保に努めました。 この間、ショッピングモール「ウィラ大井」のさらなる認知度向上施策として、地域と連携した季節ごとのイベントを積極的に開催し、多くのお客様にご来場いただきました。 また、2024年3月に竣工いたしました「ウィラ大井2号館」及び劇場「シアターH」につきましても順調に稼働し、当事業の収益基盤強化に貢献いたしました。 以上の結果、サービス事業の売上高は2,372百万円(前期比3.9%増)、セグメント利益は343百万円(同57.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、14,243百万円と前連結会計年度末に比べ1,623百万円(10.2%)の減少となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益15,110百万円、減価償却費6,484百万円などの増加要因に対し、法人税等の支払額4,460百万円などの減少要因により、19,901百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ3,800百万円(23.6%)の収入増加となりました。この主な要因は、当期において公営競技事業における在宅投票システム(SPAT4等)賃貸料収入が増加したことにより、税金等調整前当期純利益が増加したことによります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の純増減額3,050百万円、有価証券の純増減額3,000百万円、有形固定資産の取得による支出6,248百万円、無形固定資産の取得による支出582百万円などにより、12,821百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ4,188百万円(48.5%)の支出増加となりました。この主な要因は、当期において定期預金及び有価証券が増加したことによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額3,138百万円、自己株式の取得による支出3,858百万円などにより、8,703百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ3,342百万円(62.3%)の支出増加となりました。この主な要因は、前期において長期借入れによる収入があったことによるものであります。 ③ 営業収益の状況 当連結会計年度の売上高等をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 区分   売上高   セグメント利益 金額(千円)   前期比   金額(千円)   前期比 公営競技事業   29,694,196   3.6   %   12,180,013   9.4   % 遊園地事業   3,783,442   △1.1   %   475,144   △11.1   % 倉庫賃貸事業   6,094,257   4.7   %   3,998,727   15.0   % サービス事業   2,372,151   3.9   %   343,848   57.9   % セグメント間取引の消去等   △185,298   ―       △1,583,598   ― 合計   41,758,749   3.3   %   15,414,135   10.7   % (注) 主な相手先別の売上高に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 特別区競馬組合   10,085,637   24.9   10,552,582   25.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態の分析 当連結会計年度末における資産合計額は、125,785百万円と前連結会計年度末に比べ3,379百万円(2.8%)増加いたしました。 流動資産は27,162百万円と前連結会計年度末に比べ3,272百万円(13.7%)増加いたしました。これは、現金及び預金が1,426百万円、有価証券が3,000百万円増加したことが主な要因であります。 固定資産は98,622百万円と前連結会計年度末に比べ106百万円(0.1%)増加いたしました。有形固定資産については、大井競馬場特別高圧受変電設備更新工事(着手金)を建設仮勘定に計上したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1,471百万円(1.7%)増加いたしました。無形固定資産については、SPAT4及びnankankeiba.comにおける機能追加等による計上がありましたが減価償却により、前連結会計年度に比べ1,399百万円(22.4%)減少いたしました。投資その他の資産については、繰延税金資産が減少したものの、投資有価証券の増加により前連結会計年度末に比べ34百万円(0.6%)増加いたしました。 当連結会計年度末における負債合計額は、30,882百万円と前連結会計年度末に比べ381百万円(1.2%)減少いたしました。 流動負債は20,915百万円と前連結会計年度末に比べ11,219百万円(115.7%)増加いたしました。これは、1年内償還予定の社債が10,000百万円、未払消費税等が1,745百万円増加したことが主な要因であります。 固定負債は9,966百万円と前連結会計年度末に比べ11,600百万円(53.8%)減少いたしました。これは、社債が流動負債への振り替えにより10,000百万円、長期借入金が1,700百万円減少したことが主な要因であります。 当連結会計年度末における純資産合計額は、94,902百万円と前連結会計年度末に比べ3,760百万円(4.1%)増加いたしました。これは、自己株式の増加3,849百万円、期末配当金及び中間配当金の支払により3,149百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益10,461百万円の計上により、利益剰余金が7,312百万円増加したことが主な要因であります。 以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は前連結会計年度末の74.4%から75.3%に上がり、1株当たり純資産額は前連結会計年度末の3,410.48円から3,639.47円に増加いたしました。 ②  経営成績の分析 当連結会計年度の連結業績における売上高については、公営競技事業において、在宅投票システム(SPAT4)の売上が順調に推移していることに加えて、2024年4月に稼働を開始した習志野茜浜2号倉庫の通期稼働などにより増収となりました。この結果、売上高は41,758百万円と前連結会計年度に比べ1,314百万円(3.3%)増収となりました。 売上原価は、前期に発生した習志野茜浜2号倉庫に係る不動産取得税の剥落や、その他費用の減少などにより前期並みに推移し、24,081百万円と前連結会計年度に比べ274百万円(1.1%)減少となりました。また、販売費及び一般管理費は2,262百万円で前連結会計年度に比べ101百万円(4.7%)増加となりました。この結果、営業利益は15,414百万円と前連結会計年度に比べ1,487百万円(10.7%)の増益となりました。 営業外収益については、受取利息45百万円、受取配当金50百万円等を計上いたしました。また、営業外費用については、支払利息74百万円等を計上いたしました。この結果、経常利益は15,448百万円と前連結会計年度に比べ1,535百万円(11.0%)の増益となりました。 特別利益については、補助金収入64百万円、固定資産売却益26百万円、受取保険金25百万円等を計上いたしました。特別損失については、新潟場外発売所閉鎖に伴う減損損失467百万円等を計上いたしました。この結果、税金等調整前当期純利益は15,110百万円と前連結会計年度に比べ1,024百万円(7.3%)の増益となりました。 法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額の合計は4,621百万円と前連結会計年度に比べ284百万円(6.6%)増加いたしました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は10,461百万円と前連結会計年度に比べ755百万円(7.8%)の増益となりました。また、1株当たり当期純利益は前連結会計年度の359.94円から392.22円に増加いたしました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは運転資金及び設備投資資金であります。 当社グループは事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入れ及び社債の発行により資金調達を行っております。 なお、設備投資の概要及び重要な設備の新設に関する計画につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。 (参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2021年12月期   2022年12月期   2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 自己資本比率(%)   66.2   64.4   74.9   74.4   75.3 時価ベースの自己資本比率(%)   106.2   83.2   105.0   99.0   117.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   1.8   1.7   1.5   1.2   0.9 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   488.0   307.9   295.8   334.4   269.2 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。 (注3)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っているすべての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ④ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2021年12月期から2025年12月期までの5年間を計画期間とする「第3次中期経営計画~Galloping into the future~」において、売上高400億円、営業利益150億円、親会社株主に帰属する当期純利益100億円、自己資本利益率(ROE)10%以上、投下資本利益率(ROIC)8.5%以上を最終年度の目標に掲げております。 2024年2月には「長期経営ビジョン2035-未来の想像、空間の想造、笑顔の創造-」を策定し、現行の中期経営計画と連動させることで、当社グループの持続的成長・発展をより確実なものとし、さらなる企業価値の向上につなげてまいります。 なお、第3次中期経営計画の最終年度である当連結会計年度の売上高は41,758百万円(前期比3.3%増)、営業利益15,414百万円(同10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10,461百万円(同7.8%増)、自己資本利益率11.3%、投下資本利益率9.7%となり、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益において同計画で定める当連結会計年度の業績目標を上回る結果となりました。 なお、当社グループでは、新たに2026年12月期から2030年12月期までの5年間を計画期間とする「未来の空間創造プロジェクト the 1st Furlong ―東京都競馬株式会社 中期経営計画2030―」を策定・公表いたしました。本計画期間の目標・還元方針につきましては、以下のとおり設定しております。 項目   対象   目標・方針 ①成長目標   売上高    2030年目標:480億円以上(年平均 +3%程度) 営業利益    2030年目標:190億円以上(年平均 +5%程度) ②効率性   ROE   5年平均:10.0%以上 ROIC   5年平均:9.0%以上 ③財務規律   ネットD/Eレシオ   0.5倍以内 信用格付け   A格維持 ④還元方針   配当性向   35%(基準) 1株当たり配当金   137円(目安) ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 なお、繰延税金資産につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (税効果会計関係)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。