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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

乃村工藝社

NOMURA Co.,Ltd.9716 · Prime · サービス業

商業施設から博覧会まで、人の集まる空間づくりを総合的に手がけるディスプレイ業界の老舗。企画・設計から制作施工まで一貫対応する。

概要

乃村工藝社は、1942年に日本軍事工藝株式会社として設立されたディスプレイ事業の総合企業である。商業施設、博物館、展示会、企業PR施設など、集客空間の企画・デザイン・施工・運営を一貫して手がける。2026年2月期の連結売上高は1627億円、営業利益128億円、従業員2154名。東京・お台場に本社を置き、国内8支店・営業所と中国・シンガポール・マレーシアの海外拠点を持つ。

8つの市場分野で構成される事業ポートフォリオ

当社グループはディスプレイ事業の単一セグメントであり、その内部を8つの市場分野に区分している。専門店市場(物販・飲食・サービス店舗)、百貨店・量販店市場、複合商業施設市場、広報・販売促進市場(企業PR施設、ショールーム等)、博物館・美術館市場、余暇施設市場(テーマパーク、ホテル、水族館等)、博覧会・イベント市場、その他市場(オフィス、ブライダル、サイン等)である。2026年2月期の売上高では専門店市場が443億円(構成比27.3%)で最大、次いでその他市場300億円(18.5%)、余暇施設市場245億円(15.1%)と続く。百貨店・量販店市場は39億円と小規模だが、全体としてバランスの取れたポートフォリオを形成している。

専門店市場と広報・販売促進市場が成長を牽引

2026年2月期の連結売上高1627億円は前期比8.3%増加した。特に専門店市場は同27.1%増の443億円と大きく伸び、海外ブランドやスポーツブランド店舗の新装・改装需要を取り込んだ。広報・販売促進市場も同44.8%増の172億円と急成長し、企業PR施設の施工・運営や自動車関連の展示会・イベントが寄与した。一方、複合商業施設市場は同11.8%減の180億円、博覧会・イベント市場は同21.5%減の148億円と減少したが、これは大阪・関西万博関連の大型案件が翌期にずれ込んだ影響とみられる。営業利益は128億円(前期比44.1%増)、営業利益率は7.9%と改善している。

国内全域をカバーする支店網と海外拠点

国内では首都圏・近畿圏・中部圏に加え、北海道支店、東北支店、中四国支店、九州支店、金沢営業所、沖縄営業所を設置し、全都道府県をカバーしている。海外ではアジア市場を開拓するため、中華人民共和国北京市に乃村工藝建築装飾(北京)有限公司、シンガポール共和国にNOMURA Design & Engineering Singapore Pte. Ltd.、マレーシアにNOMURA Design & Engineering Malaysia Sdn. Bhd.を設立。これらの拠点を通じて、現地の商業施設や展示会プロジェクトに対応している。なお、岡山営業所は2021年2月に閉鎖され、地域拠点の効率化も進めている。

連結子会社7社によるグループ経営

当社グループは当社と連結子会社7社で構成される。主な子会社として、専門店・百貨店市場向けの㈱ノムラアークス、広報・博物館・余暇市場向けの㈱ノムラメディアス、出版・デザイン関連の㈱六耀社、人材派遣・施設運営の㈱シーズ・スリーがある。また、㈱ノムラプロダクツ(2011年に㈱ノムラコムスと㈱ノムラ技研が合併して発足)は制作施工を担う。さらに、㈱テスコ(2006年子会社化)や㈱ノムラデュオ(1998年設立)などもグループに属し、それぞれ専門性を発揮している。これらの子会社との連携により、企画から運営までの一貫サービスを提供している。

業界の中での役割は集客環境の総合プロデュース企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,627億円
営業利益
128億円
営業利益率
7.9%
純利益
91億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/2
事業売上構成比利益利益率
ディスプレイ 事業1,103億円99.3%55億円5.0%
飲食・物販 事業8億円0.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01専門店市場主力

物販店、飲食店、サービス業態店舗向けに、店舗ディスプレイや内装を企画・設計・施工。当社と子会社が中心となり、店舗の集客力向上を支援。

主な製品・サービス1
店舗ディスプレイ
専門店向けの陳列什器やサイン、内装工事。ブランドイメージに合わせた店舗空間を演出。

02百貨店・量販店市場主力

百貨店や量販店向けに、売場づくりや催事スペースの設計・施工を提供。当社と子会社が運営する。

主な製品・サービス1
売場ディスプレイ
百貨店・量販店の売場什器やビジュアルマーチャンダイジング。集客と販売促進に寄与。

03複合商業施設市場主力

ショッピングセンター等の複合商業施設向けに、施設全体のサイン計画やテナント誘致支援、共用部デザインを提供。

主な製品・サービス1
施設サイン計画
ショッピングセンターの案内サインや誘導サインを設計・施工。回遊性を高める。

04広報・販売促進市場準主力

企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CIなど、企業のブランド発信を支援。子会社ノムラメディアス等が展開。

主な製品・サービス1
企業PR施設
企業のショールームやミュージアムを企画・設計・施工。ブランド体験を創出。

05博物館・美術館市場準主力

博物館や美術館の展示企画・設計・施工を手がける。文化施設の展示空間を専門にプロデュース。

主な製品・サービス1
展示企画・施工
博物館や美術館の常設展・特別展の展示パネル、照明、ケースなどを企画・設計・施工。

06余暇施設市場副次

テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、動物園・水族館向けに、テーマ性のある空間づくりを提供。

主な製品・サービス1
テーマパーク施設
テーマパークのアトラクション施設や装飾、サインを企画・施工。

07博覧会・イベント市場副次

博覧会、見本市、文化イベント向けに、展示会ブースやイベント空間の企画・設計・施工を提供。

主な製品・サービス1
展示会ブース
見本市や展示会の出展ブースを企画・設計・施工。企業のプレゼンス向上を支援。

08その他副次

オフィス、ブライダル施設、サイン、モニュメント等の市場。子会社シーズ・スリーが人材派遣や施設運営も手がける。

製品と技術

博物館・科学館の展示制作:常設展示から大型施設まで

当社グループは1963年の日本交通科学館、東芝科学館、東京科学技術館以降、博物館・美術館市場での展示制作を主要事業の一つとしている。1993年には東京都江戸東京博物館の展示制作をJVの代表幹事会社として運営し、歴史系博物館のトータルプロデュースも手がけた。また、日本科学未来館など科学館の展示にも関与している。博物館分野では、企画段階から展示デザイン、施工、開館後の運営管理までを一貫して提供。2026年2月期の博物館・美術館市場の売上高は96億円で、全売上の5.9%を占める。常設展示のリニューアル案件も多く、長期にわたる保守・運営契約も収益源としている。

万博パビリオン:EXPO '70から愛知万博まで主要館を連続受注

1970年の日本万国博覧会(EXPO '70)でテーマ館、政府館ほか主要パビリオンを受注して以降、国内外の国際博覧会で実績を重ねている。1985年のつくば科学博覧会(EXPO '85)ではテーマ館、アメリカ館、1990年の国際花と緑の博覧会(EXPO '90)では政府苑、1992年のセビリア万国博覧会(EXPO '92)では日本館、1993年の大田世界博覧会(EXPO '93)でも日本館、1998年のリスボン国際博覧会(EXPO '98)で日本館、2005年の愛知万博(EXPO 2005)では政府館ほか主要パビリオンを手がけた。これらの博覧会では、企画・デザインから施工・運営までを一括で請け負う総合力が評価されている。

商業空間の演出:専門店・百貨店・複合商業施設

専門店市場では、海外ラグジュアリーブランドやスポーツブランドの店舗デザイン・施工を多数手がける。2026年2月期の専門店市場売上高443億円は前期比27.1%増と急成長し、グループ最大の分野に成長した。百貨店・量販店市場では、店内装飾や催事スペースの演出を提供。複合商業施設市場では、ショッピングセンター全体のサイン計画や共用部デザインも手がける。また、企業PR施設やショールームの空間演出も強みで、自動車メーカーのショールームやブランド体験施設のプロデュース実績がある。これらの商業空間では、集客効果を高めるための動線設計や照明計画、デジタルサイネージの活用など、多様な技術を組み合わせている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

店舗装飾で国内シェア首位級、訪日需要に期待

乃村工藝社は、商業施設や店舗の内装・ディスプレイを手掛けるデザイン・施工会社で、国内の店舗装飾市場で高いシェアを誇る。競合のマテリアルグループやダイブグループと比べ、売上高・利益率ともに優位で、ブランド力と豊富な実績が強み。しかし、国内の新規出店が鈍化する中、既存店のリニューアル需要に依存しており、海外展開は限定的。訪日外国人客向けの商業施設投資や、インバウンド消費の回復を追い風に、売上拡大が見込める。一方、デジタル技術の活用や、店舗運営支援サービスへのシフトが遅れており、競争激化が課題。

強み

  • 有名ブランドの旗艦店など数多くの実績を持ち、高付加価値の空間を提案できる。
  • 営業利益率は業界平均を上回り、効率的なプロジェクト管理が実現できている。
  • 大手小売、外食、百貨店など幅広い顧客層を抱え、継続受注により安定成長。
  • 大規模施設の一括受注が可能で、施工管理ノウハウが強み。

課題

  • 売上の多くが国内で、海外展開が遅れており、成長市場を取り込めていない。
  • 熟練技能者の高齢化で施工人員が不足し、工期や品質維持に課題。
  • VRやデジタルサイネージなど新技術への投資が不十分で、競合に後れを取る恐れ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が乃村工藝社

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19722藤田観光1,771億円13.6倍
22492インフォマート1,712億円70.6倍
3215Aタイミー1,675億円87.3倍
49715トランス・コスモス1,627億円11.3倍
52124ジェイエイシーリクルートメント1,619億円17.2倍
69716乃村工藝社1,536億円15.7倍
7446Aノースサンド1,504億円33.2倍
84694ビー・エム・エル1,496億円18.0倍
94784GMOインターネット1,483億円24.2倍
10186Aアストロスケールホールディングス1,472億円
119672東京都競馬1,438億円12.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

日本軍事工藝株式会社として設立された1942年

1942年12月、資本金75千円で東京都本所区(現墨田区)に日本軍事工藝株式会社が設立された。翌1943年1月には大阪出張所(後の支店)を開設。戦後間もない1945年12月には株式会社乃村工藝社に商号変更し、民間向け事業への転換を図った。1946年9月から百貨店の店内装飾や催事、新聞社・電鉄会社主催の展覧会業務を受注し、ディスプレイ事業の基盤を築き始めた。この時期、国内での展示需要の高まりに対応し、1951年4月にはカラチ国際見本市やハノーバー国際建築博覧会の海外展示プロジェクトも受注している。

科学館と万博で実績を積んだ1960〜70年代

1961年10月、奈良ドリームセンターや後楽園ゲームセンターなど大型余暇施設の受注を開始。1963年4月には日本交通科学館、東芝科学館、東京科学技術館といった科学系博物館の展示施設を手がけ、公共施設分野での信用を高めた。1970年3月の日本万国博覧会(EXPO '70)ではテーマ館、政府館ほか主要パビリオンを受注し、博覧会展示の旗手としての地位を確立。その後も1975年の沖縄国際海洋博覧会で海洋文化館、水族館、アメリカ館などを手がけ、大型イベント対応力を強めた。この間、1971年に札幌営業所、1974年に福岡営業所を開設し、全国展開の足がかりを作った。

店頭登録から東証一部上場へ至る1984〜2005年

1984年1月、㈱技研工芸社(後のノムラ技研)を完全子会社化し、グループ経営を本格化。1985年のつくば科学博覧会(EXPO '85)で再びテーマ館・アメリカ館など主要パビリオンを受注した。1989年8月に日本証券業協会へ株式を店頭登録、1991年11月に東京証券取引所市場第二部へ上場、さらに2005年2月には市場第一部へ指定替えとなった。資本市場での資金調達力を背景に、1990年の国際花と緑の博覧会(EXPO '90)、1992年のセビリア万国博覧会、1993年の大田世界博覧会、1998年のリスボン国際博覧会と、国内外の博覧会で日本館展示を連続受注。2005年の愛知万博でも政府館ほか主要パビリオンを手がけた。

本社移転とグループ再編の2008年

2008年1月、本社を港区芝浦から現在の港区台場に移転。同年2月には沖縄営業所を新設し、九州・沖縄エリアの拠点を強化した。同時期、2006年に㈱テスコを子会社化、2008年11月にシンガポールにNOMURA Design & Engineering Singapore Pte. Ltd.を設立し、アジア展開を本格化。2011年2月には子会社の㈱ノムラコムスが㈱ノムラ技研を吸収合併し、㈱ノムラプロダクツに商号変更。制作施工機能を統合して効率化を図った。2014年7月には出版・デザインの㈱六耀社を完全子会社化し、コンテンツ制作力をグループに取り込んだ。

新体制で再成長を目指す2020年代

2020年2月期に売上高1437億円まで拡大したが、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年2月期は1077億円に減少。その後回復し、2023年度から2025年度の中期経営方針を策定。2025年度(2026年2月期)には売上高1627億円、営業利益128億円、ROE15.7%と目標を上回る結果を達成した。2026年度からの新中期経営計画では、2028年度に売上高1900億円以上、営業利益161億円以上を目標に掲げ、空間創造の領域拡大とビジネスモデルの進化を掲げている。海外事業を「挑戦」から「柱」へ格上げする方針で、アジア市場での成長を狙う。

年表46件を開く

1940年代

  • 1942年12月創業・資本金75千円で東京都本所区(現 墨田区)に設立(商号 日本軍事工藝株式会社)
  • 1943年1月・大阪市南区に大阪出張所開設(1948年6月支店登記)
  • 1945年12月商号変更・株式会社乃村工藝社に商号変更
  • 1946年9月・百貨店の店内装飾、催事および新聞社、電鉄会社主催の展覧会業務を受注

1950年代

  • 1951年4月・カラチ国際見本市、ハノーバー国際建築博覧会の海外展示プロジェクトを受注
  • 1954年1月・第1回日本国際見本市、第1回全日本自動車ショー(現 東京モーターショー)を受注

1960年代

  • 1961年10月・奈良ドリームセンター、後楽園ゲームセンター、向ヶ丘遊園フラワーショー等大型余暇施設受注
  • 1963年4月・日本交通科学館、東芝科学館、東京科学技術館等の科学系博物館展示施設を受注
  • 1966年10月・本社を港区芝浦に移転

1970年代

  • 1970年3月・日本万国博覧会(EXPO '70)において、テーマ館、政府館ほか主要パビリオンを受注
  • 1971年3月・札幌営業所開設(現 北海道支店)
  • 1973年3月・岡山営業所開設(2021年2月閉鎖)
  • 1974年6月・福岡営業所開設(現 九州支店)
  • 1975年3月・沖縄国際海洋博覧会において、海洋文化館、水族館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注
  • 1978年3月・北日本事業部開設(現 東北支店)

1980年代

  • 1984年1月M&A・㈱技研工芸社(1995年5月 ㈱ノムラ技研に商号変更)を株式取得により完全子会社化
  • 1984年9月・新木場スタジオ新設
  • 1985年3月商号変更・広島営業所開設(現 中四国支店)・つくば科学博覧会(EXPO '85)において、テーマ館、アメリカ館ほか主要パビリオンを受注・㈱乃村工藝社ピーオーピー広告事業部(2000年7月 ㈱ノムラコムスに商号変更)を設立
  • 1986年3月・名古屋営業所開設(現 名古屋事業所)
  • 1989年8月・社団法人日本証券業協会に株式を店頭登録

1990年代

  • 1990年3月・国際花と緑の博覧会(EXPO '90)において、政府苑ほか主要パビリオンを受注
  • 1990年8月・大阪事業所社屋を大阪市住之江区に移転
  • 1991年11月上場・東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1992年1月・㈱ノードを設立(2021年2月清算)
  • 1992年3月創業・創業100周年
  • 1992年4月・セビリア万国博覧会(EXPO '92)において、日本館の展示を受注
  • 1993年2月・東京都江戸東京博物館の展示制作をJVの代表幹事会社として運営
  • 1993年8月・大田世界博覧会(EXPO '93)において、日本館の展示を受注
  • 1994年2月・㈱ノムラサービス(現 ㈱シーズ・スリー)を設立(現 連結子会社)
  • 1995年3月・㈱文化環境研究所を設立
  • 1998年2月商号変更・㈱ノムラデュオイースト(2006年2月 ㈱ノムラデュオに商号変更)を設立・㈱ノムラデベロップメントを設立
  • 1998年5月・リスボン国際博覧会(EXPO '98)において、日本館の展示を受注

2000年代

  • 2000年2月・文化施設における展示スペースの設計および施工分野における“ISO9001”の認証を取得
  • 2001年6月M&A・ノムラテクノ㈱を株式取得により完全子会社化
  • 2004年11月・乃村工藝建築装飾(北京)有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2005年2月上場・東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2005年3月・2005年日本国際博覧会(EXPO 2005:愛知万博)において、政府館ほか主要パビリオンを受注
  • 2006年8月・個人情報の保護に関する「プライバシーマーク」の認定を取得
  • 2006年9月・“ISO14001”の全社認証を取得
  • 2006年12月M&A・㈱テスコを公開買付けによる株式取得により子会社化
  • 2008年1月・本社を港区台場に移転
  • 2008年2月・沖縄営業所開設
  • 2008年7月・“ISO9001”の全社認証を取得
  • 2008年11月・NOMURA Design & Engineering Singapore Pte. Ltd.を設立(現 連結子会社)

2010年代

  • 2011年2月M&A・㈱ノムラコムスが、㈱ノムラ技研を吸収合併し、㈱ノムラプロダクツに商号変更
  • 2014年7月M&A・㈱六耀社を株式取得により完全子会社化(現 連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年度まで1,900億円以上
  • 連結営業利益2028年度まで161億円以上
  • 連結営業利益率2028年度まで8.5%以上
  • ROE2028年度まで16.5%以上
  • 純資産配当率(DOE)または配当性向2028年度までDOE 7.0%以上 または 配当性向50%以上のいずれか高い配当額

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    空間創造のサイクルを回し次の創出へつなぐ

    空間を起点に生まれる多様な価値を高い水準で提供し続けるため、企画から運営までのサイクルを継続的に回し、新たな価値創造へつなげる事業戦略を実行する。

  2. 02

    商品サービスを進化させ時代に合わせた価値を提供

    ディスプレイ業の枠を超え、オフィス、ホテル、リゾートなど多様な空間に対し、時代のニーズに合った高度な価値を提供するため、商品・サービスを進化させる。

  3. 03

    空間をめぐる多様なビジネスモデルを開発

    運営事業や建築事業など新たな領域への展開を通じて、空間に関する多様なビジネスモデルを開発し、収益源を拡大する。

  4. 04

    海外事業をグループ成長の柱へ進化

    海外戦略を「挑戦」からグループ成長を支える「柱」へと進化させるため、海外での成長基盤づくりを推進する。

  5. 05

    社員育成・生産体制・サステナビリティの基盤強化

    多様な強みを持つ社員の育成、安定的かつ柔軟な生産体制の確立、全員参加のサステナビリティ対応、社会変化を先取りする長期視点の経営を基盤戦略として進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,154人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は954万円で、9期前と比べて+4.9%平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は10.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月1,568
2018年2月1,579
2019年2月1,745
2020年2月90941.512.11,956
2021年2月87541.612.22,004
2022年2月77641.812.61,952
2023年2月78042.012.91,896
2024年2月79441.611.71,967
2025年2月89041.210.92,039436
2026年2月95440.910.32,154594

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)67.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 4 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都港区6,606百万円
大阪事業所(大阪府大阪市浪速区)(注)2209百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ノムラメディアス(注)1、2
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シーズ・スリー(注)1
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱六耀社(注)1
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    乃村工藝建築装飾(北京)有限公司
    中華人民共和国 北京市
    議決権100.0%
  • 海外
    NOMURA Design & Engineering Singapore Pte. Ltd.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    NOMURA Design & Engineering Malaysia Sdn. Bhd.
    マレーシア
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    産業遺産情報センター等明治日本の産業革命遺産の関係施設におけるインタープリテーションの効果的な表現等に係る総合的な調査研究
    内閣府 · 2019-07-25
    3.5億円
  • 調達
    令和3年度妙高戸隠連山国立公園妙高高原ビジターセンター展示工事
    環境省 · 2021-03-25
    2.6億円
  • 調達
    令和6年度(繰越)白神山地世界遺産センター藤里館展示改修工事
    環境省 · 2025-07-31
    2.5億円
  • 調達
    令和4年度(繰越)徳之島世界遺産センター工事(展示)[総合評価落札方式]
    環境省 · 2023-05-23
    2.4億円
  • 調達
    令和6年度(繰越)やんばる世界遺産センター化改修工事(展示)[総合評価落札方式]
    環境省 · 2025-09-24
    2.2億円
  • 調達
    令和2年度谷川岳インフォメーションセンター展示工事
    環境省 · 2020-03-26
    1.8億円
  • 調達
    令和2年度伊勢志摩国立公園横山ビジターセンター展示改修工事
    環境省 · 2020-12-15
    1.6億円
  • 調達
    令和元年度(繰越)釧路湿原野生生物保護センター展示改修工事
    環境省 · 2020-07-03
    1.4億円
  • 調達
    令和6年度五色沼東博物展示施設(展示)改修二期工事
    環境省 · 2024-05-21
    1.1億円
  • 調達
    令和2年度(繰越)奄美大島世界自然遺産管理拠点施設工事(展示)
    環境省 · 2021-08-25
    1.1億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は1,627億円営業利益128億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.3%、利益が+43.8%。

売上高
+8.3%
1,627億円
営業利益
+43.8%
128億円
純利益
+33.8%
91億円
営業利益率
7.9%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高1,680億円1,627億円
営業利益134億円128億円
純利益93億円91億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は357億円、営業利益は25億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+22.7%、営業利益は+150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q24920.80
2024年2Q346205.817
2024年3Q356133.78
2024年4Q39014
2025年1Q291103.46
2025年2Q28841.43
2025年4Q924758.159
2026年2Q805698.644
2026年4Q822597.247
2027年1Q357257.014

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は1,013億円から1,627億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月1,0132412
・㈱六耀社を株式取得により完全子会社化(現 連結子会社)
2014年2月9844418
2015年2月1,0315432
2016年2月1,0836238
2017年2月1,1567851
2018年2月1,1588456
2019年2月1,2599367
2020年2月1,43711278
2021年2月1,0775031
2022年2月1,1115640
2023年2月1,1093222
2024年2月1,3415439
2025年2月1,50389915.968
2026年2月1,6271281307.991

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高1,627億円のうち、営業利益として残るのは128億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は91億円、売上の5.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.8%1,299億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.3%200億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%128億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
5.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.9pt
15.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが109億円、投資CFが−10億円で、差し引きのフリーCFは99億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は376億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月1186−18124110
2014年2月−7−6−7−1391
2015年2月3143−1074155
2016年2月55−6−1849185
2017年2月106−5−18101269
2018年2月21−10−2311257
2019年2月7711−2688319
2020年2月63−20−2943333
2021年2月57−15−3642338
2022年2月536−2959371
2023年2月−35−8−32−43295
2024年2月61−2−2959326
2025年2月170−3117313
2026年2月109−10−3799376

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は953億円。このうち返さなくてよい自己資本が620億円で、自己資本比率は65.1%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月58326032344.6
2014年2月59527532046.2
2015年2月62830032847.8
2016年2月65331633748.5
2017年2月72435337148.7
2018年2月76039336751.7
2019年2月88843345548.7
2020年2月90747842952.7
2021年2月82047534557.9
2022年2月79048730361.6
2023年2月79149030161.9
2024年2月86750336458.0
2025年2月1,02554348253.0
2026年2月95362033365.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
216億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
461億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
11億円
在庫として抱えている分
負債合計
333億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中169位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中255位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,281で、1年前と比べて+27.0%過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。

¥1,281-1.1%1ヶ月+13.0%1年+27.0%時価総額1,536億円
過去52週の値幅
安値¥1,000高値¥1,466

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.7倍
PER (会社予想)15.5倍
PBR2.45倍
配当利回り3.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月10日に1183円へ急伸後、もみ合いながらも8月21日には1239円まで上昇。25日線(1192.96円)を約3.9%上回り、75日線からも乖離。52週高値1466円に対し現在位置はまだ上値余地がある。出来高は7月10日の128万株をピークに減少傾向だが、8月20日に37万株と再び増加し、需給は堅調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER15.13倍は業界平均23.01倍を下回るが、PBR2.37倍は平均3.33倍より低いものの依然高め。ROE15.7%と収益性は高いが、配当3.55%は平均2.29%を上回り還元は手厚い。しかし予想PER14.9倍と成長率に比べ割高感があり、売上高は増加基調も利益率は改善途上。総合的にやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.7倍23.4倍
PER (予想)15.5倍
PBR2.45倍3.51倍
ROE15.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

展示会や商業施設の需要回復と、企業のブランディング強化によるミュージアム需要の高まりで成長が続く。強気派は、収益基調の良さ、営業利益率の改善、ROEの高さを評価する。弱気派は、経済変動による設備投資の停滞、競争激化による受注単価の低下、プロジェクト依存度の高さを懸念する。今後の焦点は、受注残高の推移と大型案件の獲得状況、海外展開の進捗である。

プラスに働く材料7
  • 売上高・利益の成長

    2026年2月期売上高1627億円、営業利益128億円と成長基調を継続。

  • 営業利益率の改善

    営業利益率が5.9%から7.9%へ上昇、高付加価値化が進む。

  • ROEの高さ

    ROE15.7%と資本効率が高く、株主価値の向上が期待される。

  • 26年2月期は営業利益128億円と前期比44%増益予想通年影響

    営業利益89億円→128億円、営業利益率5.92%→7.87%へ大幅改善

  • 26年2月期純利益91億円、前期比34%増益予想決算発表後影響

    純利益68→91億円と23億円増、予想PER14.9倍と成長率のバランス良好

  • 配当利回り3.55%と株主還元の厚さ通年影響

    予想PER14.9倍、配当利回り3.55%、増益基調で増配余地も期待

  • ROE15.7%と資本効率の高さがプレミアムを支える継続影響

    ROE15.7%、営業利益率7.87%、増収増益でPBR2.37倍の評価をサポート

マイナスに働く材料7
  • 設備投資の循環変動

    景気後退時には商業施設や展示会投資が停滞する恐れ。

  • 競争激化による価格圧力

    新規参入や価格競争で受注単価が下がる可能性。

  • プロジェクト依存の収益変動

    大型案件の有無で業績が大きく左右される。

  • 営業利益128億円予想に対する未達リスク決算発表後影響

    営業利益89→128億円の大幅増益予想が未達なら、株価は1年上昇分を吐き出す

  • 売上高1627億円でも営業利益率は7.87%と一桁通年影響

    売上高1627億円に対し営業利益128億円、営業利益率7.87%と一桁

  • PBR2.37倍は高水準、ROE低下なら評価修正2027年〜2028年影響

    PBR2.37倍、ROE15.7%が持続しない場合、予想PER14.9倍の見直しも

  • 1年で株価24.6%上昇後の利益確定売り継続影響

    1年上昇率24.6%、配当利回り3.55%と利回り低下で短期的な売りが出やすい

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を占う重要な指標であり、需要の先行指標。
営業利益率
受注内容の採算性や高付加価値化の進捗を測る。
海外売上高比率
海外展開の進捗と新市場での成長性を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+31.3%いまの株価に対する利回りは3.43%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.43%
いまの株価に対して
配当性向
58.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月2046.5
2018年2月2312.546.9
2019年2月2615.646.5
2020年2月3223.152.2
2021年2月25−21.977.9
2022年2月2812.089.0
2023年2月25−10.7239.5
2024年2月278.090.3
2025年2月3218.560.6
2026年2月4231.358.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ11,259人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.2%を占め、残る54.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他40.439.539.741.741.840.3
金融機関22.623.524.823.923.624.6
事業法人20.620.520.420.620.720.6
外国法人14.916.014.712.611.112.4
自己株式7.27.27.17.17.06.9
証券会社1.50.60.41.22.82.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
政府・自治体0.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.99
02有限会社乃村8.73
03有限会社蟻田8.58
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.81
05乃村工藝社共栄会3.39
06乃村 洋子2.77
07株式会社三井住友銀行2.30
08乃村工藝社従業員持株会2.06
09日本生命保険相互会社1.51
10第一生命保険株式会社1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    2.72%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+268%、1株純資産は14期で+19%。直近期のROEは15.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月224664.919.464.9
2014年2月334946.923.744.8
2015年2月5753911.120.452.5
2016年2月3528412.520.144.0
2017年2月4531715.120.446.5
2018年2月5135315.121.146.9
2019年2月6138916.326.546.5
2020年2月7042917.114.052.2
2021年2月284276.429.577.9
2022年2月364378.325.989.0
2023年2月204404.644.5239.5
2024年2月354527.824.690.3
2025年2月6148712.914.260.6
2026年2月8255615.717.958.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額330百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
奥本清孝代表取締役 社長執行役員60138,000
林田吉貴取締役 常務執行役員 国内事業担当6241,000
前島隆之取締役 常務執行役員 コーポレート担当5826,000
原山麻子取締役 上席執行役員 事業開発、海外事業、イノベーション担当5231,000
君島達己取締役76
松富重夫取締役70
安宅騎一郎取締役(常勤監査等委員)6539,000
伏見泰治取締役(監査等委員)769,000
金井千尋取締役(監査等委員)65

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5185412725852
社外取締役4484812
取締役(社内)1242424

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,210字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 乃村工藝社グループ(以下、「当社グループ」という。)は当社、連結子会社7社により構成されており、ディスプレイ事業におきまして、集客環境づくりの調査・コンサルティング、企画・デザイン、設計、制作施工ならびに各種施設・イベントの活性化、運営管理などの業務をおこなっているほか、これらに関連する事業活動を展開しております。 ディスプレイ事業における市場分野別の区分概要は次のとおりであります。 ① 専門店市場   物販店、飲食店、サービス業態店舗等 ② 百貨店・量販店市場   百貨店、量販店等 ③ 複合商業施設市場   ショッピングセンター等 ④ 広報・販売促進市場   企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CI等 ⑤ 博物館・美術館市場   博物館、文化施設、美術館等 ⑥ 余暇施設市場   テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、エンターテインメント施設、動物園、水族館等 ⑦ 博覧会・イベント市場   博覧会、見本市、文化イベント等 ⑧ その他市場   上記以外の市場に係るもの(オフィス、ブライダル施設、サイン、モニュメント、飲食・物販事業等) 専門店市場、百貨店・量販店市場および複合商業施設市場においては、当社を中心に、子会社では㈱ノムラアークスが主として事業展開をおこなっております。 広報・販売促進市場、博物館・美術館市場、余暇施設市場および博覧会・イベント市場においては、当社を中心に、子会社では㈱ノムラメディアス、㈱六耀社が主として事業展開をおこなっております。 その他市場においては、オフィス、ブライダル施設等について当社および各子会社が事業展開をおこなっております。また、子会社の㈱シーズ・スリーは、人材派遣や施設運営等をおこなっております。 北海道支店、東北支店、中四国支店、九州支店、金沢営業所、沖縄営業所は、全ての市場について首都圏・近畿圏・中部圏以外の担当地域の開発をおこなっております。これにより国内全域を網羅しております。 海外においては、アジア市場の開拓を目指し、乃村工藝建築装飾(北京)有限公司(中華人民共和国北京市)、NOMURA Design & Engineering Singapore Pte. Ltd.(シンガポール共和国)、NOMURA Design & Engineering Malaysia Sdn. Bhd.(マレーシア)がそれぞれ拠点を設けております。 当社グループは、これらの市場を人と人、人と情報が交流するコミュニケーションメディアとしてとらえ、社会環境・都市環境の最適化の実現に向けて研究し、人の集まる環境の整備を通して社会への貢献につとめております。 なお、当社グループは、ディスプレイ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,260字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、プランニング力、デザイン力、演出技術力等を駆使することにより、集客と感動の環境を創り出し、顧客のビジネスの繁栄と成功に貢献していくことを基本方針としております。この実現のため、グループ各社の専門性を高め、その総力を結集して企画段階から運営までの幅広い領域で顧客のニーズに適合したサービスの提供をおこなってまいります。それにより、企業ブランドをさらに向上させることでグループの企業価値を高め、継続的に成長してまいります。 (2)経営環境ならびに優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 ①経営環境 当社グループを取り巻く事業環境は、中東情勢の影響を注視する必要があるものの、堅調なインバウンド需要や全国各地の都市再開発を追い風として、海外ブランドを数多く手掛ける専門店市場や、ホテルやリゾート施設等を手掛ける余暇施設市場、オフィス等を手掛けるその他市場等において、底堅い需要が続くと見込まれます。 また、人々の価値観の変化が進むにつれて、空間づくりにおいては、より多様で高度な価値提供が求められるようになってまいりました。 当社グループは、こうした事業環境の変化を成長機会と捉え、これまでの取り組みを通じて培ってきた強みを拡張することで、当社グループが担える空間創造のシーンは、より広く、より多様なものになると考えております。 ②中期経営方針2023-2025の振り返り 当社グループは、2023年度から2025年度までの3年間を対象期間とする中期経営方針を策定し、取り組んでまいりました。 当該期間においては、当初は新型コロナウイルス感染症の影響が色濃く残り、不確実性の高い事業環境でありましたが、コロナ禍の収束とともに進んできたインバウンド需要の拡大や都市再開発需要の回復を背景に、堅調な事業環境が継続しました。その結果、業績は好調に推移し、前中期経営方針期間の最終年度となる2025年度において、連結売上高は1,626億円、連結営業利益128億円、ROE15.7%と、目標を上回る水準となりました。 中長期視点での取り組みとしては、新領域開発やR&D投資の本格化、運営事業の拡大や建築事業への取り組みなど、新たな商品・サービスの拡充が進み始めました。また、当該中期経営方針に基づいて掲げた各種タスクの実行や、再編されたグループ各社の取り組みによって、当社グループ全体での基盤整備や事業強化が進みました。 一方で、持続的な企業成長を目指していくうえでは、空間価値の提供領域を拡張し、ビジネスモデルを進化させることや、ステークホルダー満足度やサステナビリティへの対応などを今後の重点課題であると認識しており、価値創出のドライバーを定量/定性で管理する仕組みの強化などが重要であると認識しております。 (3)会社の中長期的な経営戦略 2026年度から2028年度までを対象期間とする新中期経営計画では、2028年にありたい姿を「空間創造のあらゆるシーンを担う乃村工藝社グループ -ディスプレイ業の枠を超え、オンリーワンの企業集団へ-」と定め、空間を起点に生まれる多様な価値を、常に高い水準で社会に提供し続ける、オンリーワンの企業集団を目指します。 a.戦略 このありたい姿を実現するために、以下の“3つの変化”を事業戦略の柱として実行してまいります。 事業戦略 空間創造のサイクルを回し、次の創出へつなぐ 商品・サービスを進化させ、時代に合わせた価値を提供する 空間をめぐる多様なビジネスモデルを開発する また、これらの事業戦略の実行を支え、加速させる基盤の戦略も不可欠であるととらえ、長期的なビジネス チャンスを生み出すための以下の基盤戦略も進めてまいります。 基盤戦略 多様な強みをもつ社員の育成・強化 安定的かつ柔軟性のある生産体制の確立 競争優位の源泉となる全員参加のサステナビリティ対応 経営・事業を長期視点で考え、社会変化を先取りする さらに、持続的な企業成長のためには海外での成長基盤づくりが重要であると考え、海外戦略を「挑戦」から グループ成長を支える「柱」へと進化させるための取り組みも進めてまいります。 海外戦略 グループの成長と連動した海外事業の展開 b.目標(財務・経営・非財務) 2028年度の財務目標および経営指標を以下のとおり定めております。 2028年度 財務目標 連結売上高   1,900億円以上 連結営業利益   161億円以上 連結営業利益率   8.5%以上 2028年度 経営指標 資本効率   ROE16.5%以上 株主還元   純資産配当率(DOE)7.0%以上または 配当性向50%以上のいずれか高い配当額 また、財務目標および経営指標を達成するための事業戦略・基盤戦略・海外戦略を進めていくうえでは、特にステークホルダーとの関係性が重要であるととらえ、そうした関係性を可視化し、より良くしていくための非財務目標を以下のとおり定めております。 2028年度 非財務目標 重要なステークホルダーの質的満足度の向上 本質的なサステナビリティ経営の実現 長期的な社会の変化への対応
事業等のリスク3,282字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業などを遂行するうえで、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、当社グループでは、事業等のリスクを、将来の経営成績等に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、「特に重要なリスク」「重要なリスク」に分類しています。 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要なリスク) リスク項目   リスクの説明   リスク対策 ①景気変動   特定の取引先に依存することなく、幅広い顧客からの受注を確保しており、安定した取引基盤を有しております。しかし、景気の動向によっては、設備投資や広告宣伝費の抑制が進み、計画されていたプロジェクトが延期・中止となるなど、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・市場動向を見据えた要員計画の立案 ・営業力、生産性の向上 ・事業領域の拡大を通じた収益源の多様化 ・盤石な財務体質の構築 ②法的規制   事業活動をおこなううえで、建設業法や建築士法など様々な法規制の適用を受けております。 今後、これらの法規制が改廃された場合のほか、何らかの事情により法律に抵触する事態が生じた場合には、業務遂行に支障が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・関係法令等の動向への情報収集およびその影響分析 ・関連部署による対応方法の事前検討 ③品質管理・環境保全・安全衛生   (品質管理) 現場工事の技術上の管理を主任技術者や監理技術者が担当し技術水準を確保するなど徹底した品質・工程管理につとめておりますが、万一、制作物に品質上の欠陥などが生じた場合には社会的信用が低下するほか、損害賠償責任などの発生により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (環境保全) 店舗の改装や展示会等の撤去にともない発生する残材等を処分する際には、産業廃棄物処理法をはじめとする法令を遵守し、適正な処理をおこなうよう委託処理業者の管理の徹底につとめておりますが、委託処理業者による不法投棄がおこなわれた場合には、処理業者のみならず、当社グループの社会的信用が低下することにより、受注に影響を及ぼす可能性があります。 (安全衛生) 制作・施工現場における事故を防止するため、危険や有害要因の除去等、適切な管理につとめておりますが、事故等が発生した場合には、社会的信用が低下することにより、受注に影響を及ぼす可能性があります。   ・品質・環境・安全衛生方針の策定 ・担当役員による品質・環境・安全の総括の実施 ・品質マネジメントシステム(ISO9001)、環境マネジメントシステム(ISO14001)および建設業労働災害防止マネジメントシステム(COHSMS)の運用 ・統合マネジメントマニュアルにもとづくマネジメントシステムの構築 ・協力会社を含めた安全教育の実施 ・全社単位での危険予知活動の定着化や事故リスクの高いグループ会社における安全管理活動の強化 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 ④災害等関連   自然災害や新型ウイルスパンデミックの発生に備え、人的被害の回避を最優先としつつ事業継続をはかるため、各種設備の導入、訓練の実施および規程・マニュアル等によりリスク回避と被害最小化につとめております。 しかしながら、大規模災害等の発生およびそれに伴うライフラインの停止や燃料・資材・人員の不足による工事の中断・遅延、事業所の建物・資機材への損害等の不調の事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、災害等によって、地域経済の停止にともなう当該地域における得意先の出店およびイベント計画の延期・中止や受注規模の縮小など、営業活動に影響を及ぼす可能性があります。   ・グループ間の相互補完体制を組み込んだBCPの策定 ・危機発生時の対応マニュアルの整備、保険によるリスク移転 ・災害対策用備蓄品の確保 ・災害時の行動マニュアルをイントラネット掲載により社内周知 (重要なリスク) リスク項目   リスクの説明   リスク対策 ①資材価格・労務単価の変動   市場価格の動向を注視し、コスト削減に向け管理を強化しておりますが、資材価格や労務単価等が請負契約締結後著しく上昇し、これを請負金額に反映できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります   ・主要協力社選定による発注の調整 ・生産性の向上 ②保有資産の価格変動   事業運営上の必要性から、固定資産や有価証券等を保有しておりますが、著しい時価の変動等があった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・政策保有株式のうち上場株式については毎期保有意義を検証 ・非上場株式については総会出席等を通して財務状況を確認 ・事業用資産については、路線価等の情報を毎期収集し減損の兆候を検証 ③新規事業の開拓   事業領域の拡大を目指し、新規事業開拓を進める場合がありますが、新規事業においては不確定要因が多く、予定外のコスト増大が否定できないことから、当初想定していた事業収益を獲得出来なかった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・投資評価委員会において、投資案件の費用対効果や想定されるリスクと対応策を確認 ④海外事業開拓   東南アジアを中心とした諸外国で事業を展開しており、政治・経済情勢の急激な変化、為替レートの大きな変動、法的規制の予期せぬ変更等が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・海外危険情報対応ガイドラインの策定によるリスク管理の周知徹底 ・労働安全衛生体制の整備 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 ⑤情報システム   当社グループにおける情報システムは、データの消失に備え、データのバックアップを行い、データの暗号化、アクセス権限の設定、パスワード管理により、機密漏洩の防止に努めておりますが、万一、システムダウンや不正アクセス等が発生した場合には、事業の効率性や社会的信用が低下することにより、業績に影響を与える可能性があります。   ・情報管理規程の策定による情報管理の徹底 ・情報セキュリティに関する基本方針の策定 ・情報セキュリティ担当役員の設置 ・情報資産へのアクセス管理の徹底 ・私物情報端末の利用制限 ・情報管理に関する教育活動 等 ⑥個人情報の保護   当社グループ各社において、お客様、従業員ならびに株主の皆様に関する個人情報につきましては、適正に管理し、個人情報の漏洩防止に努めておりますが、万一、個人情報が漏洩した場合、社会的信用が低下するほか、損害賠償金の支払い等により、業績に影響を与える可能性があります。   ・個人情報保護規程策定による個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の確立、運用実施 ・個人情報保護方針の策定 ・JIS Q 15001が要求する事項の内部規程の策定、運用実施 ・個人情報保護責任者の設置 ⑦M&Aの実施による減損損失の可能性   事業拡大や新規事業への参入を目的として、M&Aを実施する場合があります。M&Aの実施にあたっては、事業計画の策定、将来価値の測定について十分な検討を行ってまいりますが、想定した事業展開ができない場合、減損損失が発生するなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   ・投資評価委員会において、投資案件の費用対効果や想定されるリスクと対応策を確認 ・事業計画の策定、将来価値の測定について十分な検討を実施 ・買収後のシナジー実現に向けたフォローアップや定期的なモニタリング
経営成績の分析 (MD&A)4,620字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態およびキャッシュ・フローの状況について、その概要ならびに経営者の視点による認識および分析・検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績等 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率(%) 売上高   150,256   162,679   12,422   8.3 営業利益   8,897   12,818   3,920   44.1 経常利益   9,059   13,014   3,955   43.7 親会社株主に帰属する 当期純利益   6,757   9,134   2,376   35.2 当連結会計年度(2025年3月1日~2026年2月28日)における日本国内の景気は、アメリカの通商政策や継続的な物価上昇が及ぼす影響には留意が必要であるものの、緩やかに回復している状況でありました。 このような経済状況の中、当社グループが事業を展開するディスプレイ業界では、大阪・関西万博の開催が大きなトピックスの一つとなりました。市場環境といたしましては、資材価格や労務費の上昇による採算面への影響等があるものの、リアルな空間への人流増加や好調なインバウンド需要、モノからコト・体験の消費へのニーズの変化等を背景に、都市再開発による複合商業施設や富裕層向け店舗の増加、企業のPR施設による発信拡大等、市場全体として改善傾向にありました。 以上のような状況のもと、当社グループは中期経営方針の最終年度となる2025年度において、事業領域の拡大や人財育成、業務推進手法の再考等、同方針にもとづいて抽出された各種施策を着実に成果へと結実させることを目指すとともに、業績の向上に向けた取り組みを進めてまいりました。 事業活動といたしましては、海外ブランドやスポーツブランド店舗の新装・改装を多数手掛けた専門店市場、企業PR施設の施工や運営ならびに自動車関連の展示会・イベントを手掛けた広報・販売促進市場、オフィスの移転・改装需要が増加したその他市場において、売上が堅調に推移いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は前期に比べ8.3%増加し、1,626億79百万円となりました。利益面におきましては、売上高の増加や利益率の改善により、営業利益は128億18百万円(前期比44.1%増)、経常利益は130億14百万円(前期比43.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は91億34百万円(前期比35.2%増)となりました。 なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 市場分野別の売上高は次のとおりです。 (単位:百万円) 市場分野名   売 上 高   増減額   増減率(%) 前連結会計年度   当連結会計年度 専門店市場 (物販店、飲食店、サービス業態店等)   34,889   44,357   9,468   27.1 百貨店・量販店市場 (百貨店・量販店等)   4,523   3,990   △532   △11.8 複合商業施設市場 (ショッピングセンター等)   20,430   18,017   △2,413   △11.8 広報・販売促進市場 (企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CI等)   11,882   17,209   5,327   44.8 博物館・美術館市場 (博物館、文化施設、美術館等)   10,014   9,633   △381   △3.8 余暇施設市場 (テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、エンターテインメント施設、動物園、水族館等)   24,267   24,583   315   1.3 博覧会・イベント市場 (博覧会、見本市、文化イベント等)   18,871   14,816   △4,055   △21.5 その他市場 (オフィス、ブライダル施設、サイン、モニュメント、飲食・物販事業等)   25,376   30,070   4,694   18.5 合 計   150,256   162,679   12,422   8.3 (2)財政状態 (資産の部) 資産合計は、前期末から71億66百万円減少し、953億33百万円となりました。 流動資産は、前期末から90億28百万円減少し、793億27百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるものです。 固定資産は、前期末から18億62百万円増加し、160億6百万円となりました。これは主に、投資有価証券の増加によるものです。 (負債の部) 負債合計は、前期末から149億20百万円減少し、332億98百万円となりました。 流動負債は、前期末から145億69百万円減少し、286億59百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少によるものです。 固定負債は、前期末から3億51百万円減少し、46億38百万円となりました。これは主に、退職給付に係る負債の減少によるものです。 (純資産の部) 純資産合計は、前期末から77億54百万円増加し、620億35百万円となりました。これは主に、利益剰余金や退職給付に係る調整累計額の増加によるものです。 この結果、自己資本比率は前期末の53.0%から65.1%となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物は、前期末から62億30百万円増加し、375億52百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の減少がありましたが、税金等調整前当期純利益を計上したことに加え、売上債権及び契約資産の減少等により、108億65百万円の収入(前期は16億75百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入がありましたが、固定資産の取得による支出により、9億99百万円の支出(前期は45百万円の収入)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い等により、36億57百万円の支出(前期は30億89百万円の支出)となりました。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、案件を推進するための労務費、外注費の支払い、ならびに、販売費及び一般管理費等の営業費用の支払いであります。なお、当社グループの事業は通常は多額の設備投資等を必要とするものではありませんが、将来の継続的な成長を目指した投資は積極的におこなっていく方針です。 また、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、キャッシュマネジメントシステムを導入し、国内子会社の資金を一元管理しております。 運転資金および設備資金につきましては、自己資金を活用しておりますが、必要に応じて、金融機関からの借入による資金調達をおこなう場合があります。 (5)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」および「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等」に記載のとおりであります。 (6)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 なお、連結財務諸表の作成にあたって、損益または資産の状況に影響を与える見積りは、一定の会計基準の範囲内において過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。 (7) 生産、受注および販売の実績 ①市場分野別の生産高の実績 市場分野名   前連結会計年度   当連結会計年度 生産高 (百万円)   構成比 (%)   生産高 (百万円)   構成比 (%) 専門店市場   34,935   23.2   44,303   27.3 百貨店・量販店市場   4,531   3.0   3,974   2.4 複合商業施設市場   20,421   13.6   17,968   11.1 広報・販売促進市場   11,928   7.9   17,232   10.6 博物館・美術館市場   10,015   6.7   9,653   5.9 余暇施設市場   24,269   16.1   24,612   15.1 博覧会・イベント市場   18,845   12.5   14,810   9.1 その他市場   25,442   17.0   29,914   18.5 合計   150,390   100.0   162,470   100.0 (注)生産高の金額は販売価格によっております。 ②市場分野別の受注高および受注残高の実績 市場分野名   前連結会計年度   当連結会計年度 受注高 (百万円)   受注残高 (百万円)   受注高 (百万円)   受注残高 (百万円) 専門店市場   40,639   14,360   43,393   13,289 百貨店・量販店市場   4,565   995   3,983   988 複合商業施設市場   16,804   11,383   17,138   10,504 広報・販売促進市場   15,334   6,170   15,624   4,585 博物館・美術館市場   8,606   4,426   9,648   4,441 余暇施設市場   20,522   15,358   30,209   21,049 博覧会・イベント市場   21,337   7,507   8,054   745 その他市場   24,265   8,648   36,012   14,590 合計   152,076   68,851   164,065   70,196 ③売上高の実績 市場分野別の売上高の実績については、「(1)経営成績等」に記載しております。

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開示資料

出典

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