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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

BRANU

460A · Growth · 情報・通信業

中小建設企業に特化したDXプラットフォームを提供。マーケティングから経営管理までを一体でサポートする。

概要

BRANU株式会社は、建設業界の中小企業に特化したDXプラットフォームを提供する企業である。2009年に創業し、2025年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力サービスはマッチングメディア「CAREECON」、統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」、人材獲得支援「キャリコンジョブ」の3つ。2025年10月期の売上高は2,122,790千円、営業利益331,550千円、従業員108名。本社は東京都港区。

二つの収益源を持つ事業構造

当社の収益は、フロー型とストック型に大別される。フロー型はオウンドメディア構築やCAREECON上のPRページ掲載による一時的なサービス料である。ストック型はSaaS型統合ツール「CAREECON Plus」の月額利用料と、広告運用サービスの手数料である。2025年10月期の販売実績は、CAREECONが1,285,770千円(前年同期比160.6%)、CAREECON Plusが837,020千円(同136.9%)であり、ストック収益の割合が増加傾向にある。

3支店体制で全国カバーを目指す

創業時の本社(東京)に加え、2012年に大阪支店、2013年に福岡支店、2025年9月に仙台支店を開設した。これにより近畿・中国、九州・四国、東北エリアへの販売網を拡大している。従業員数は108名(2025年10月末時点)で、全国の中小建設企業約48万社を対象に営業活動を行う。また、管材・住設資材の総合商社である渡辺パイプ株式会社と業務提携し、同社の顧客基盤への販路も持つ。

単一セグメントで建設業に特化

当社は建設DXプラットフォーム事業の単一セグメントであり、すべてのサービスが「CAREECON Platform」として統合されている。登録ユーザー数はCAREECONが5,846ユーザー(2025年10月末)に達し、媒体価値の向上が間接的に収益を押し上げる。国土交通省のi-Construction推進コンソーシアムに加盟し、建設業界のデジタル化推進に貢献している。

業務提携で販路を拡大

2018年3月、渡辺パイプ株式会社との業務提携を開始。2019年には子会社ブラニューメディア株式会社(現BBLUE株式会社)を設立して提携を促進したが、2022年9月に全株式を譲渡して親子関係を解消した。2025年10月期の渡辺パイプへの売上高は257,094千円(総販売実績の12.1%)に達し、提携先経由の顧客獲得が成長を支えている。

業界の中での役割は建設業界の中小企業向けに業務効率化と成長支援を提供するソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
21億円
営業利益
3億円
営業利益率
14.3%
純利益
2億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/10
事業売上構成比利益利益率
マッチングメディア CAREECON13億円61.9%
統合型ビジネスツール CAREECON Plus8億円38.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設業(中小建設企業)主力

全国の中小建設企業に対し、新規顧客獲得、従業員採用、業務効率化を支援するプラットフォームを提供。オウンドメディア構築、採用支援、施工管理、経営管理まで一気通貫でカバーする。

中小建設企業を対象に一連の機能を提供する唯一無二のポジショニング

主な製品・サービス4
CAREECON Platform
中小建設企業向けの総合DXプラットフォーム。オウンドメディア構築、求人マッチング、業務管理機能を統合。
CAREECON(マッチングメディア)
建設関連情報を掲載するメディアで、工事案件の募集・応募が可能。建設企業のオウンドメディアへの導線を提供。
CAREECON Plus
統合型ビジネスツール。マーケティング、採用管理、施工管理、経営管理の機能を備え、SaaS型で提供。
キャリコンジョブ
建設業特化型の人材獲得支援サービス。求職者と求人企業のマッチングを成果報酬型で提供。

製品と技術

マッチングメディア「CAREECON」

CAREECONは、建設企業のオウンドメディア構築と、工事案件の募集・応募が可能なマッチングメディアを組み合わせたサービスである。顧客企業のPRページを掲載し、そのページからオウンドメディアへの導線を確保することで、新規顧客獲得や採用を支援する。サービスは主にフロー型の収益で、2025年10月末時点の登録ユーザー数は5,846。媒体価値の向上が、間接的に他サービスの導入を促進する。

統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」

CAREECON Plusは、中小建設企業の課題解決に特化したSaaS型統合ツールである。マーケティング機能(CMS、SEO/MEO対策、AIブログアシスタント)、採用管理機能(求人票作成、応募者管理、マルチポスト)、施工管理機能(クラウドデータベース、携帯アプリ連携)、経営管理機能(収支管理、見積・請求書管理)を備える。2つのプラン(Standard、mini)があり、カスタマーサクセスが導入・活用を支援する。2025年10月期の売上高は837,020千円。

建設業特化の人材獲得支援「キャリコンジョブ」

2025年5月にローンチした、建設業専門の求人サービス。求人情報の発信と採用マッチングを行い、業界の人手不足解消を目的とする。CAREECON Plusと連携し、同ツールの採用管理機能から直接求人を掲載できる。成果報酬型(採用成立時)の収益モデルで、建設業界に特化したコンテンツメディアとしても機能する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 建設業(中小建設企業)中小建設企業を対象に一連の機能を提供する唯一無二のポジショニング

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

エンタメ特化型ITで急成長

エンターテインメント領域向けにITソリューションを提供する新興企業。売上高14億円(24年10月期)と小規模だが、同25年10月期は21億円と50%増収の見込み。同業のVR・ソリューションは製造業向け、ハッチ・ワークは人材派遣等と異なるが、情報・通信業に属する。直近営業利益率7.1%から14.3%へ改善が見込まれ、高成長と収益性向上が両立。ただし顧客基盤が狭く、特定業界への依存リスクがある。競合の多いITサービス市場での差別化が今後の課題。

強み

  • 売上高が前期比50%増の見込みで、市場での存在感を急速に高めている。
  • 営業利益率が7.1%→14.3%と向上、スケールメリットが出始めている。
  • エンタメ業界に特化したサービスで、業界知識と顧客ネットワークを保有。
  • ベースが小さいため高い成長率を維持しやすく、投資効率が良好。

課題

  • エンタメ業界の景気変動やトレンド変化が業績に直結するリスク。
  • ITサービス業界は競争が激しく、差別化の維持が難しい。
  • 売上高20億円程度と小規模で、大手との競争やM&A等の対応力が限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がBRANU

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
19476中央経済社ホールディングス43億円12.0倍
24261アジアクエスト43億円30.7倍
3460ABRANU42億円17.6倍
44829日本エンタープライズ42億円63.7倍
54052フィーチャ42億円
6269ASapeet42億円23.6倍
74270BeeX42億円10.3倍
8441ANE41億円8.2倍
93682エンカレッジ・テクノロジ41億円18.5倍
103744サイオス41億円11.6倍
113807フィスコ40億円8700.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

ウェブマーケティングから建設業DXへ(2009-2014)

2009年8月、現代表取締役がブラニュー株式会社を設立し、中小建設企業向けウェブマーケティングサービスの提供を開始。2012年12月に大阪支店、2013年8月に福岡支店を開設し、販売エリアを拡大した。2014年6月、建設事業者向けマッチングメディア「CAREECON」をローンチし、単なるマーケティング支援からプラットフォーム事業へと舵を切った。

提携とリブランディング(2018-2019)

2018年3月、管材・住設資材の総合商社である渡辺パイプ株式会社と業務提携を開始。提携を促進するため、2019年1月に子会社ブラニューメディア株式会社(現BBLUE株式会社)を設立した。同年2月、社名をBRANU株式会社に変更し、ブランドを刷新。これにより建設業界向けDX企業としてのアイデンティティを明確にした。

クラウドツールとセキュリティ認証の獲得(2019-2021)

2019年11月、SaaS型施工管理ツール「CAREECON 施工管理」をローンチ。2020年5月、国土交通省のi-Construction推進コンソーシアムに加盟し、官民連携のDX推進に参画。2021年2月、情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得し、サービス品質の信頼性を高めた。

サブスクリプションモデルへの移行(2022)

2022年2月、導入障壁を下げるスターターパック「CAREECON Plus miniプラン」を提供開始。同年9月、子会社ブラニューメディアの全株式を譲渡し、親子関係を解消。同年11月、人材不足解消を目的とした採用管理システム「CAREECON 採用」をローンチし、SaaS型サービスの品揃えを強化した。

統合型ツールとAI導入(2023)

2023年4月、建設業者同士のリアルイベント「CAREECON FAN MEETING」を開始。同年9月、個別サービスを統合した「CAREECON Plus Standardプラン」を提供し、マーケティング・採用・施工管理を一体化。単体での新規獲得を停止し、統合型ビジネスツールへと移行した。同年11月、生成AIを搭載した「AIブログアシスタント」を実装し、SEO対策の自動化を実現した。

IPOと新サービスの展開(2025)

2025年5月、建設業特化型の人材獲得支援サービス「キャリコンジョブ」をローンチ。同年9月、東北エリア開拓のため仙台支店を設立。同年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。直近の2025年10月期の売上高は2,122,790千円(前年比50.3%増)、営業利益331,550千円(同231.0%増)と業績を伸ばした。

年表19件を開く

2000年代

  • 2009年8月創業現代表取締役がブラニュー株式会社を設立し、中小建設企業向けウェブマーケティングサービスの提供事業を開始

2010年代

  • 2012年12月創業近畿・中国エリアへの販売拡大のため、大阪支店設立
  • 2013年8月創業九州・四国エリアへの販売拡大のため、福岡支店設立
  • 2014年6月建設事業者向けマッチングメディア「CAREECON」(キャリコン)をローンチ
  • 2018年3月管材・住設資材の総合商社渡辺パイプ株式会社と業務提携開始
  • 2019年1月渡辺パイプ株式会社との提携促進を目的として、子会社ブラニューメディア株式会社(現BBLUE株式会社)を設立
  • 2019年2月商号変更リブランディングにより社名をBRANU株式会社に変更
  • 2019年11月Saas型施工管理ツール「CAREECON 施工管理」をローンチ

2020年代

  • 2020年5月国土交通省のi-Construction推進コンソーシアムに加盟
  • 2021年2月情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得
  • 2022年2月建設中小企業のDXを推進させる集客、施工管理、マッチングの各機能の一部を利用可能なスターターパックプランの「CAREECON Plus miniプラン」をサービス提供開始
  • 2022年9月ブラニューメディアの全株式を譲渡し、親子関係を解消
  • 2022年11月建設業の人材不足の解消をサポートする採用管理システム「CAREECON 採用」をローンチ
  • 2023年4月建設業者をつなぐリアルイベント「CAREECON FAN MEETING」を開始
  • 2023年9月M&A個別のサービスとして提供していた集客、施工管理、採用等の各機能を「CAREECON Plus Standardプラン」へ統合し、統合型ビジネスツールとしてサービス提供開始。これに伴い、「CAREECON 施工管理」「CAREECON 採用」単体での新規ユーザー獲得を停止。
  • 2023年11月生成AIを「CAREECON Plus」に実装し「AIブログアシスタント」をローンチ
  • 2025年5月建設業特化型の人材獲得支援サービス「キャリコンジョブ」をローンチ
  • 2025年9月創業東北エリアへの販売拡大のため、仙台支店設立
  • 2025年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    全国展開による市場シェア拡大

    東京・大阪・福岡に加えて全国に支店を展開し、これまでリーチできていない中小建設企業に直接アプローチすることで市場シェアの拡大を目指す。

  2. 02

    業務提携による販路拡大

    管材・住設資材等の建材を扱う総合商社等と業務提携し、提携先の顧客へも販路を広げることで顧客数を増大させる。

  3. 03

    「All in One」統合型ツールへの進化

    現在提供中の機能に加え、AI機能による利便性向上や経営管理機能の追加など、中小建設企業が必要とする大半の機能を過不足なく実装し、持続的な競争優位を確保する。

  4. 04

    認知度向上と顧客基盤増大

    「CAREECON Platform」の機能やソリューションの認知度向上を図るため、各種マーケティング活動や広報活動を実施し、顧客基盤を拡大する。

  5. 05

    組織体制の整備と人材確保

    事業拡大に合わせて営業・開発・マーケティング・経営管理の各領域で優秀な人材を確保し、内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
仙台支店 — 宮城県仙台市青葉区40百万円
本社 — 東京都港区23百万円
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は21億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+50.0%、利益が+200.0%。

売上高
+50.0%
21億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
14.3%
前期比 +7.1%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円21億円
営業利益4億円3億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は8億円から21億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は14.3%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年3月800
2022年3月900
2022年10月5−1−1
個別のサービスとして提供していた集客、施工管理、採用等の各機能を「CAREECON Plus Standardプラン」へ統合し、統合型ビジネスツールとしてサービス提供開始。これに伴い、「CAREECON 施工管理」「CAREECON 採用」単体での新規ユーザー獲得を停止。
2023年10月1100
2024年10月14117.11
東北エリアへの販売拡大のため、仙台支店設立
2025年10月213314.32

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高21億円のうち、営業利益として残るのは3億円14.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金19.0%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金66.7%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.3%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
81.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.9pt
14.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+69.5pt
82.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
52.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2025年10月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は8億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年10月10017
2024年10月10017
2025年10月2−1018

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年10月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は34.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月91816.4
2022年3月81717.2
2022年10月7167.9
2023年10月81712.8
2024年10月92719.1
2025年10月124834.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳単体ベース
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
8億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率29 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中532位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
82.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
14.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
50.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,041で、1年前と比べて-21.8%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,041-2.7%1ヶ月+10.7%1年-21.8%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥555高値¥1,738

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.6倍
PER (会社予想)17.8倍
PBR4.86倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に6.15%上昇し1088円。急ピッチな上昇が続き、8月14日から4日連続で上昇、8月17日には1044円、18日に1025円と推移。25日線を16%上回り、RSIは84と超買われ過ぎ圏。1ヶ月では+20.75%と大幅高。ただし、52週高値1738円からは37%下落、低値555円からは96%上昇しており、短期の急騰が目立つ。出来高も増加し、個人資金の流入が集中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 15.07倍は業界平均29.9倍を大幅に下回り割安。PBR 4.15倍は平均3.43倍をやや上回るが、ROE 82.6%と非常に高く成長性を反映。配当利回り0%と無配だが、売上高・利益が急拡大中で将来的な配当余地に期待。割安だが配当面では改善余地あり。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.6倍47.9倍
PER (予想)17.8倍
PBR4.86倍2.96倍
ROE82.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高成長率とROE82.6%が魅力だが、PBR4倍超と割高。強気派は成長の加速と利益率改善を評価する一方、弱気派はバリュエーションの高さと事業の持続可能性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 急成長と利益率改善

    売上高50%増、営業利益率倍増。

  • 超高ROE

    ROE82.6%は資本効率が極めて良好。

  • 新興市場でのポテンシャル

    成長分野でシェア獲得余地あり。

  • 2025年10月期の営業利益3億円、前年比3倍2025/10期影響

    2024年10月期営業利益1億→2025年10月期3億円、売上高も14→21億円。

  • 営業利益率14.3%へ急改善2025/10期影響

    営業利益率が7.1%から14.3%に上昇、収益性大幅改善。

  • 高ROE82.6%が資本効率の高さ示す継続影響

    ROE82.6%は異常に高く、資本を効率的に活用。

  • 無借金経営の可能性継続影響

    自己資本比率が高く、財務リスク低い。

マイナスに働く材料7
  • 高バリュエーション

    PBR4.2倍は成長織り込み済み。

  • 事業内容の不透明さ

    情報開示が少なく評価が困難。

  • 成長持続性への疑念

    急成長後の反動リスクがある。

  • 株価下落33%も高PBR4.15倍継続影響

    過去1年で33%下落もPBR4.15倍と依然高く、バリュエーション懸念。

  • 無配で株主還元不十分継続影響

    配当利回り0%で、成長投資への再投資が評価されなければ売り。

  • 売上高21億円と小規模、顧客依存リスク継続影響

    売上高21億円と小規模、特定顧客への依存度が高い可能性。

  • 業績予想の達成不確実性継続影響

    2025年10月期は計画値、達成できなければ失望売り。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長鈍化の兆候を早期把握。
営業利益率
利益率改善が持続するか。

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ5人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.0%を占め、残る55.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年10月%
個人・その他55.0
事業法人45.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位5

順位株主持ち株比率 %
01名富 達也53.50
02株式会社名富45.00
03毒島 大輔0.50
04片山 雄輔0.50
05露木 将也0.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位5者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは82.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2021年3月53,996711,7187.9
2022年3月296712,0140.0
2022年10月−417,925294,089
2023年10月122757.8
2024年10月164347.0
2025年10月6010482.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/10期の役員報酬は総額93百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
名富達也代表取締役453,140,500
宇都宮久之取締役CFO43
露木将也取締役 マッチングプラットフォーム事業部ゼネラルマネージャー4320,000
小尾一介取締役72
古矢徹取締役66
山田浩平常勤監査役50
本木賢太郎監査役46
水野亮監査役39

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3767625
監査役1888
社外取締役2553
社外監査役2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,244字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「テクノロジーで建設業界をアップデートする。」をビジョンに掲げ、建設という産業インフラを支える中小建設企業の経営課題に対するソリューションを提供しております。当社は、「After Us」(誰よりも一歩先に。)を経営哲学とし、建設業界の99%(※1)を占める中小建設企業にテクノロジーを提供してビジネスを前進させることを意味する「スモールビジネスを前進させるブレークスルーカンパニー。」をミッションとすることで、建設業界のアップデートを図ることを目的に事業を展開しております。 当社の事業内容は以下の通りであります。なお、当社は、建設DXプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (※1)出所:国土交通省「建設業許可業者数調査の結果について」(令和6年5月15日)表-5資本金階層別業者数及び構成比の推移より。資本金1億円未満を中小建設企業と定義 (1)サービスの概要、提供形態、事業推移 中小建設企業は、既存の取引先や元請業者からの顧客紹介等に受注経路が偏重し新規の顧客獲得が難しい、従業員採用のノウハウがない、案件の採算が不明瞭であるといった経営課題を有する傾向にあります。当社は、そのような中小建設企業の課題解決のため、建設DXプラットフォームである「CAREECON Platform」を提供しております。「CAREECON Platform」の主なサービスとして①オウンドメディア構築及び建設業マッチングメディア「CAREECON」の運用、②建設業に特化した統合型ビジネスツールである「CAREECON Plus」の提供、③建設業特化型の人材獲得支援サービス「キャリコンジョブ」の提供を行っています。これらのサービスは一体となって中小建設企業の経営を支える土台(プラットフォーム)としての機能を果たします。 ①オウンドメディア構築及び建設業マッチングメディア「CAREECON」の運用 当社は、中小建設企業の新規顧客獲得や従業員採用に貢献するサービスとして、企業ウェブサイト、動画や施工事例、ブログコンテンツ等のオウンドメディア(※1)の構築を行っています。 オウンドメディアを構築しても、オウンドメディアへの関心や来訪を集めなければ新規顧客獲得や従業員採用につながりません。そのため、当社は、建設関連情報を掲載する建設メディア機能と工事案件の募集・応募を可能とする機能を備えた、マッチングメディア「CAREECON」を運営し、顧客のオウンドメディアへの導線を確保しております。具体的には「CAREECON」上に顧客のPRページ(※2)を掲載すること、そのPRページから顧客のオウンドメディアへの導線を確保することで、顧客となる建設企業の新規の顧客獲得や従業員採用の機会を提供しています。 オウンドメディアの構築に関しては、オウンドメディア構築のみを行うサービスと、オウンドメディアの構築に加え「CAREECON」への企業PRページ構築、受発注案件や採用案件の優先掲載サービスをパッケージで提供するサービスがあり、いずれもフロー型の収益を得ています。 また、ユーザー登録を行うことで「CAREECON」への施工事例の掲載や、建設企業間で工事案件の募集や応募が可能となりますが、いずれも無償での提供とすることで建設企業の「CAREECON」への来訪を促進しています。 当社は、主に登録ユーザーや取引関係のない中小建設企業に対して、架電営業、オフラインでの建設企業同士のマッチングイベントの開催、ウェブマーケティング等の手法を用いて、オウンドメディア構築に係る新規顧客の獲得を図っています。 「CAREECON」の登録ユーザー数が増加することで媒体価値が高まり、顧客のマッチングの機会を増加させることが可能となります。建設企業にとって、マッチングの機会が増加することは当社のオウンドメディア構築導入の誘因となるため、「CAREECON」の登録ユーザー数の増加は間接的に当社の収益獲得につながります。「CAREECON」の媒体価値を示す指標である「CAREECON」の登録ユーザー数は2025年10月末時点の5,846ユーザーとなっております。 (※1) 企業ウェブサイトやブログコンテンツ、SNS等、企業が自社でウェブマーケティングを目的として保有・運営するメディア。 (※2)「CAREECON」内の所定のフォームに沿ったウェブページであり、事業内容や会社の特徴、工事案件の募集内容を掲載可能。 ②「CAREECON Plus」 「CAREECON Plus」は、新規の顧客獲得が難しい、従業員採用のノウハウがない、案件の採算が不明瞭といった中小建設企業の課題解決に特化した統合型ビジネスツールであり、マーケティングから採用管理、施工管理、経営管理までの一連の機能を具備しています。「CAREECON Plus」の導入により業務のデジタル化を推進し、中小建設企業が直面するこれらの経営課題の解決や事業の生産性の向上に寄与します。また、ITに精通した人材が不在という中小建設企業の課題に対応するため、「CAREECON Plus」を導入した企業は、当社のカスタマーサクセスによる経営課題解決及び事業生産性向上のサポートを受けることができます。 「CAREECON Plus」は、マーケティング機能、採用管理機能、施工管理機能を全て制限なく利用できるStandardプランと、利用できる機能を一部に限定し初期的な導入を容易にしたminiプランが存在します。miniプランは、マーケティング機能を中心とし、一連のウェブマーケティングの実践を可能とするとともに、採用管理機能や施工管理機能の一部を利用することができます。 「CAREECON Plus」は、Standard、miniともに1年の契約期間でのSaas(※1)型サービスであり、月額で利用料の支払いを受けるストック収益型のビジネスモデルです。 オウンドメディアのサービス利用には、「CAREECON Plus」のサービス内で提供されるCMS(※2)の利用が前提となっており、オウンドメディア構築を行った顧客は少なくともminiプランに加入します。 「CAREECON Plus」では、主にオウンドメディア構築によってminiプランを利用する既存ユーザーに対しStandardプランへのアップセルを促進し、収益基盤の拡大を図っています。Standardプランで提供される機能を活用することによって、構築したオウンドメディアをウェブマーケティングに最大限活用することが可能となります。 また、「CAREECON Plus」に付随する追加オプションとして広告運用サービスを行っております。広告運用サービスでは、新規案件の受注拡大を目的として、インターネット検索サイトへのリスティング広告(※3)やSNS広告等のウェブマーケティングの運用代行を行っており、月毎に定額の運用手数料を収受するストック収益型のサービスです。 (※1)Software as a Serviceの略称。ユーザーのコンピューターにソフトウェアをインストールするのではなく、ネットワークを介してサービス提供事業者のソフトウェアを利用する形態のサービス。 (※2)CMS:Contents Management systemの略称。ウェブサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステム。 (※3)検索エンジンでユーザーが検索したキーワードを元に、検索結果画面に掲載されるテキスト形式の広告。 Standardプラン、miniプランの契約社数の推移は下記のとおりとなっております。 Standardプランは2023年9月(第4四半期)よりサービス提供を開始しております。Standardプランを利用することで建設DXプラットフォームとしての機能を制限なく発揮できることから、サービス提供開始以降順調に契約社数が増加しております。 (※)各時点に契約が存在する「CAREECON Plus Standard」、「CAREECON Plus mini」の契約社数を集計しております Standardプランとminiプランで利用できる機能の比較は下記の図表の通りです。 「CAREECON Plus」機能概要 (CAREECON+はサービスロゴであり、CAREECON Plusと同じサービスを指しております。) 「CAREECON Plus」プラン別機能比較表 a.マーケティング機能 中小建設企業においては、既存の付き合いがある元請業者や顧客の発注に依存し、取引先の固定化により価格交渉力が弱く、また自社の繁閑も元請けに依存するため、経営が不安定となっているケースが散見されます。そのような課題に対応するため、マーケティング機能においてはウェブサイトを通じたオンラインからの新規顧客獲得を支援し、ウェブマーケティングを強化するための各機能を提供しております。 自社のウェブサイトをコントロールするCMS(※1)は、ウェブ作成に関する知識が無くてもフォーマットに従いコンテンツを作成・更新することができ、中小建設企業の利用を考慮した設計となっております。また、インターネット上での検索から新規顧客の問い合わせを呼び込むことを目的として、MEO(※2)、SEO(※3)対策ができる各種ツールも提供しております。具体的には、MEO対策として自社の最適なビジネスプロフィールを生成する機能や、設定したキーワードから生成AIがインターネット検索上位表示の要件に適したブログ記事を作成するAIブログアシスタント等を提供しております。 (※1)CMS:Contents Management systemの略称。ウェブサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステム。 (※2)MEO:Map Engine Optimizationの略称。地図エンジンで検索結果が上位に表示されるために様々な施策を行うこと。 (※3)SEO:Search Engine Optimizationの略称。検索エンジンでウェブページの検索結果が上位に表示されるための最適化を行うこと。 b.採用管理機能 中小建設企業は、人手が足りない場合は縁故採用に頼るか、下請けに発注してリソースを補う場合があり、外部からの人材採用にノウハウがないケースが多く見られます。 採用管理機能では、そのような中小建設企業でも外部採用が行えるように、当社のカスタマーサポートが適切な提案を行いながら採用特設サイトを構築できます。求人票を作成してその特設サイトへ掲示する求人票作成機能や、応募者の応募経路、対応状況などを管理できる応募者管理機能を有している他、当社の建設業特化媒体である「キャリコンジョブ」や、外部の大手求人サイトへの自動連係ができるマルチポスト機能も備えております。さらにはマーケティング機能同様、AIブログアシスタントを使った採用ブログ作成を行い、採用応募の促進を行うことが可能です。 c.施工管理機能 中小建設企業は、図面や写真、工程表や日報の共有、さらには元請業者や顧客への結果報告等に、書面やFAX、ホワイトボードといったアナログの手段を用いているケースが多くあります。そのための資料の整理や情報共有、工事現場とオフィスの往来に時間を要し、生産性が上がらないといった問題を抱えています。 施工管理機能においては、クラウド上に工事案件毎に情報を集約するデータベースを作成でき、図面や写真等の各種ファイルを工事現場から携帯アプリを通じてクラウド上に格納することができます。また、社員や協力業者等の工事案件の関係者が資料や工程表、社員日報や危険予知情報をオンライン上で共有・更新していくことで、資料整理や情報共有のコストを省くことを可能とします。さらには、格納された工事案件資料等の情報から報告書の作成を行う等、従来アナログで行われていた業務の大部分をオンライン上での業務に代替し、生産性の向上に寄与します。 d.経営管理機能 中小建設企業は、経験や直感に頼った請負価格設定や原価積算等、適切な採算管理が行われていないケースが多くあります。 経営管理機能においては、全社・案件別収支管理、案件別売上・粗利管理、顧客・取引先管理、見積・請求書管理等の機能を備え、売上、原価率等の経営判断に必要なデータを集計、可視化することで、案件ごとの適切な価格設定や原価管理を支援します。具体的には、案件の見積入力や積算、見積書の発行を行うことができ、建設業者が受領する請求書をOCR(※1)で取り込み、案件毎の売上、売上総利益の実績や予実差異を把握します。また、単月や通期といった期間ごとの売上、売上総利益がグラフで表示され、経営数値が理解しやすいように設計されています。 (※1)Optical Character Reader(またはRecognition)の略で、画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する文字認識機能のこと e.カスタマーサクセスによるサポート 中小建設企業は、ITに精通した人材が不在であることが多く、ITツールの利用による生産性の向上を試みても導入や活用に至らないケースが多くあります。「CAREECON Plus」のサービスを導入した顧客に対しては、当社のカスタマーサクセスが担当として配属され、初期設定や操作トレーニングといった導入時のオンボーディングに加え、定期的にミーティングの機会を持ち、「CAREECON Plus」で提供するマーケティング、採用、施工管理、経営管理の利用目的の達成に向けたサポートを行います。例えば、ウェブマーケティングにおけるアクセス解析や、採用活動に関するアドバイス、同規模同業種の業界平均と比較した決算書の分析、従業員評価制度の構築等を行っております。 ③「キャリコンジョブ」 「キャリコンジョブ」は、建設業特化型の人材獲得支援サービスであり、建設業界が抱える人手不足という課題を解決するための求人サービスを提供しています。建設業の採用に関するコンテンツの掲載や情報発信を行うメディアとしての機能を具備し、求職者と求人企業の採用マッチングの機会を提供しております。 「キャリコンジョブ」は、採用に至った段階で採用した求職者の年収等によらずに一定額の費用が発生する成果報酬型サービスであり、フロー収益型のビジネスモデルです。求人の掲載期間等に応じた掲載料が発生しないため、求人企業にとって成果の伴わない費用が発生することなくサービスを利用することが可能です。 「キャリコンジョブ」は、2025年5月よりサービス提供を開始しており、ウェブマーケティング等の手法による新規の建設企業の求人や建設従事者の求職者の獲得、及び、既存顧客に対するサービス紹介による求人数の獲得を通じてサービス利用の拡大を図っています。 (2)事業系統図 (3)当社事業の特徴と競争優位性 当社は、中小建設企業を対象とする事業について、伝統的な産業構造特有の高い参入障壁があると考えております。当社事業の特徴と競争優位性は以下の通りです。 ①接点創出が高い参入障壁となる中小建設業界へのアプローチノウハウを確立 Face to Faceのコミュニケーションを重視する建設業界において、全国に点在する中小建設企業へアプローチするノウハウの構築には長期の時間を要するものと考えております。中小建設企業の代表者は職人として建設現場に滞在していることが多いため、訪問の機会を得ることが難しく、また、時間的な制約があることから導入したサービスを習熟して使いこなすことも困難です。 当社は、創業以来中小建設企業を対象とした市場において、新規の顧客獲得営業からサービス導入後の伴走支援まで顧客に寄り添った体制を構築してまいりました。長期的かつ良好な関係構築により、強固な顧客基盤を形成し、継続したサービスの提供に繋がっております。 ②広大な顧客基盤から得た建設業データの蓄積 2025年10月末現在、当社のストック型サービスの契約社数は2,881社(※1)となっています。この顧客基盤との取引により、中小建設企業の業種、所在地、売上高、従業員数、資本金等の企業データや、中小建設企業が行う工事データを情報資産として蓄積しております。これらの情報は、広大な中小建設企業との取引基盤を持つ当社が独自に保有する情報資産であり、AIにより統合、分析し経営分析に活用する機能の開発を行う等、情報資産を競争優位の源泉とすべく活動を推進しております。 (※1)「CAREECON Plus Standard」、「CAREECON Plus mini」等のストック型サービス契約社数の合計。 ③All in One建設DX Platformのポジショニング 「CAREECON Platform」は、マッチング、マーケティング、採用管理、施工管理、経営管理まで、中小建設企業が経営に必要とする大部分の機能をカバーする土台として機能します。機能、操作性や、価格体系を中小建設企業が利用することを前提に設計し最適化しております。当社は、中小建設企業を対象として一連の機能を提供するサービスとして唯一無二のポジショニングを取っているものと考えております。
経営方針・対処すべき課題3,642字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1)経営方針 当社は、「テクノロジーで建設業界をアップデートする。」をビジョンに掲げ、建設という産業インフラを支える中小建設企業の経営課題に対するソリューションを提供しております。当社は、「After Us」(誰よりも一歩先に。)を経営哲学とし、建設業界の99%(※1)を占める中小建設企業にテクノロジーを提供してビジネスを前進させることを意味する「スモールビジネスを前進させるブレークスルーカンパニー。」をミッションとすることで、建設業界のアップデートを牽引しております。 (2)経営戦略等 当社は、中小建設企業の経営の土台を支える建設DXプラットフォーム「CAREECON Platform」を提供しています。そのサービスの内容は、オウンドメディア構築及び建設業マッチングメディア「CAREECON」の運用、マーケティング、採用管理、施工管理、経営管理等の経営課題の解決に必要な一連のサービスを統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」の提供、建設業特化型の人材獲得支援サービス「キャリコンジョブ」の提供で構成されます。建設業界の99%(※1)を占める中小建設企業に顧客ターゲットに置くことで、当該中小建設企業が必要とする機能を過不足なく迅速に提供することを可能としています。 中小建設企業は全国に約48万社(※1)と広大な市場規模を持ち、生産性向上の課題が多く残されている産業であるため、未開拓の市場シェアが多く残されています。中小建設企業は、Face to Faceでのコミュニケーションを重視する傾向にあるため、当社は東京・大阪・福岡へと拠点を展開し組織規模やサービス提供エリアを拡大してまいりましたが、全国を網羅してサービス提供すべく更なる支店展開を図り、これまでにリーチできていない顧客にアプローチすることで市場シェアの拡大を目指します。 加えて、管材・住設資材等の建材を扱う総合商社等と業務提携し、業務提携先の顧客へも販路を拡げることで、顧客数を増大させてまいりました。このような戦略的な提携先を引き続き模索し、更なる顧客獲得を企図してまいります。 また、現在「CAREECON Plus」で提供している機能に加え、各サービスへのAI機能の実装による利便性の向上や現在開発中の経営管理機能の実装など、中小建設企業が必要とする大半の機能を具備させることで「All in One」の統合型ビジネスツールへと進化させ、持続的な競争優位の確保に努めてまいります。 (※1)出所:国土交通省「建設業許可業者数調査の結果について」(令和6年5月15日)表-5資本金階層別業者数及び構成比の推移」より。 (3)経営環境 当社がサービスを提供する建設業界において、2025年度の建設投資は75.5兆円(※1)となる見通しとされ、短期的には公共投資や住宅建設が底堅く推移しており、新型コロナウイルスの収束と出社回帰の動きは、ビジネス街の再活性化やオフィスの再設計といった大型投資に関する需要を活性化させております。さらに、長期的には、災害復旧やインフラ更新を目的とした継続的な公共投資が見込まれます。 一方で、建設業界は多くの構造的な問題を有しています。例えば、厳格な多重下請け構造が利益率を圧迫しており、その結果として中小企業の収益性が特に影響を受けています。また、為替変動等による原油価格や建設資材の高騰は、企業の利益マージンを一層狭める要因となっています。労働力の不足は、既に業界全体で顕在化している問題であり、技術者の高齢化により労働市場から退出する労働者が多い一方、そもそもの国内労働人口減により若年層の流入が少なく、建設業界の就業者は減少の一途をたどっております。そのような状況の中、建設需要増加と労働者の需給ギャップはさらに大きくなっております。さらに、2024年問題として知られる、「働き方改革関連法」の適用による労働時間の制限は、業界全体の労働力不足をさらに悪化させる恐れがあります。労働者の量のみでなく質の問題も深刻で、専門スキルを持つ高齢労働者が労働市場から退出していくことにより、プロジェクトの遅延や品質低下に繋がる可能性が生じております。このような状況において、労働者の確保および労働生産性の向上は必須の課題となっています。 当社はこれらの課題に対処するため、建設業界の99%を占める中小建設企業のニーズを理解し、それらを支援するためのマッチングメディアと統合型ビジネスツールを提供することで、業界全体の持続可能性と成長を目指しています。当社のマッチングメディアは、施工主と建設企業の間の受発注や建設企業間の元請け下請けの協力業者間を媒介することで、多重下請け構造からの脱却を支援しています。また、統合型ビジネスツールは、プロジェクト管理の最適化、コスト計算の自動化等の経営管理機能から、施工管理、マーケティング、採用に至る経営に必要な機能を統合して提供しており、中小建設企業が生産性の向上を図ることで収益性を高められるよう支援しています。 (※1)出所:国土交通省総合政策局「令和7年度(2025年度)建設投資見通し概要」より (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が安定的に事業拡大をするためには、①当社のサービス、プロダクトの認知度向上、販売促進を図り顧客基盤を増大させること、②プロダクトの開発を予定された計画に基づいて進捗させること、③事業の拡大にあわせて安定的な組織体制を整備することが重要であります。これらを当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として考えております。なお、財務上の課題については、安定的に営業キャッシュ・フローを獲得しており、借入等による機動的な資金調達も可能であることから、特段の該当事項はありません。 ①当社のサービス、プロダクトの認知度向上、販売促進を図り顧客基盤を増大させること 当社は、「CAREECON Platform」の提供開始以降、顧客基盤を拡大するための営業活動を実施してまいりました。今後は、「CAREECON Platform」の提供する機能やソリューションについて更なる認知度の向上を図ることを重要課題とし、各種のマーケティング活動や広報活動を行って顧客基盤の拡大に取り組んでまいります。 ②「CAREECON Platform」の開発を予定された計画や品質に基づいて進捗させること プロダクト開発は、追加的な機能の開発やユーザーインターフェースの改善等、対処すべき課題も残されています。新たな顧客基盤を獲得、及び、既存顧客の離反を低減し、今後の収益構造を確立するためには、計画的な機能開発、機能改良が必要なため、継続的に開発進捗管理に取り組んでまいります。 ③事業の拡大にあわせて安定的な組織体制を整備すること 当社が今後企業価値を高めていくためには、営業、開発、マーケティング、経営管理といった当社の必要とする領域に合わせた優秀な人材の確保、組織体制の整備及び従業員のモチベーションの維持・向上に努めていく必要があると認識しております。そのためには、当社の事業拡大に応じた内部管理体制の強化及びコーポレート・ガバナンスの充実が経営課題として求められているものと考え、これに取り組んでまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、「CAREECON」及びオウンドメディアの構築サービスで獲得した新規顧客に対して、「CAREECON Plus」の提供によるクロスセル、アップセルを図ることで相乗的に収益を拡大させる戦略を取っております。そのため、マッチングメディアである「CAREECON」の媒体価値を表す登録ユーザー数の拡大、及び有料会員の獲得の加速化、並びに「CAREECON Plus」のライセンス契約社数の拡大を重視しております。特に、「CAREECON Plus」のストック型の収益拡大は、当社の安定的かつ加速度的な成長に必要不可欠な要素であると考えております。 そのため、当社では、年平均売上高成長率、経常利益率に加え、新規顧客の獲得加速化に貢献する営業人員数・営業人員一人当たり売上高、「CAREECON」の媒体価値を計る指標としての「CAREECON」登録ユーザー数、及び「CAREECON Plus」等のストック型サービス利用料の一時点における年間換算額であるARR(※1)、ストック型サービスライセンス契約社数を重要な指標としております。 (※1)Annual Recurring Revenueの略
事業等のリスク8,086字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社は、これらリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。また、当社は、リスク・コンプライアンス会議においてリスクを把握し、リスク低減策の進捗状況を管理しております。当該体制に関する詳細は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照願います。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ①業界や市場動向について(発生可能性:中/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社のサービスは、中小建設業の業務課題を解決することに注力しておりますが、それらの企業を取り巻く環境の変化や、労働人口減少に伴う生産性向上の必要性等から、当社サービスの需要が拡大傾向にあると認識しております。しかしながら、国内外の景気動向の悪化等により、当該顧客の経営環境が悪化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②競合他社について(発生可能性:小/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社は、中小建設業に特化したプラットフォームを提供しております。建設業界の業態や取引慣行には特有の側面があるため、新規参入者が建設業界のビジネスノウハウを習得し、当社と同様のビジネスモデルを構築するには、相応の参入障壁があるものと考えております。しかしながら、資金力やブランド力を有する大手企業が、そのリソースを投下してサービス開発・提供を行い、当社の想定している以上に競争が激化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、建設関連メディア「CAREECON」への掲載や当社システムの利用等による5,000社を超える累計取引実績や、培われた営業ノウハウ、開発投資による機能の拡充により、先行者として競争優位性を築いていく方針であります。 ③既存ユーザー企業の継続率及び単価向上について(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、「CAREECON Plus」を通じて顧客に継続的な価値を提供し、顧客の継続利用及び顧客単価向上に注力しております。しかしながら、競合他社の増加による価格競争の激化、顧客ニーズの変化、または当社サービスの品質・機能・サポート体制等が顧客の期待に十分応えられなかった場合には、顧客単価および継続率が低下する可能性があります。 これらのリスクを回避または軽減するために、当社はサービス改善、顧客満足度の向上施策、カスタマーサクセス体制の強化等を継続的に実施しております。 ④技術革新への対応について(発生可能性:中/影響度:中/発生時期:長期) IT業界及びインターネットサービスの分野においては、技術革新が極めて速いペースで進展しており、新たな技術やサービスが絶えず誕生しております。特に、近年のAI技術の進化は顕著で、生成AIでメディアコンテンツの作成が可能となる等、画期的な技術革新が生じております。このような著しい技術革新を当社が有効に活用することができない場合、当社サービスの付加価値が損なわれ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、優秀な専門スキルを持つエンジニアの採用に注力すると共に、技術顧問を招聘しております。当社エンジニアは、技術顧問との定期的なミーティングにおいて技術的な知見を高めることができており、また技術顧問は当社が利用するプログラミング言語の開発者でありその存在はエンジニアにとって魅力的であるため、エンジニアの採用にも寄与しております。 加えて、AI技術を自社のサービスに取り込むための社内プロジェクトを推進する等、新たな技術の積極的な活用に努めております。 ⑤プラットフォームについて(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は「CAREECON Plus」において「施工管理」機能をPCブラウザーの他、モバイルアプリで提供しております。当該アプリは、Apple Inc.やGoogle LLCといったプラットフォーム運営会社のガイドラインに従い、アプリ提供の申請および承認を受けることで、サービス提供が可能となっております。しかしながら、これらプラットフォーム運営会社の方針変更や予期せぬ仕様変更に伴い、当社サービスの提供に制約が生じる場合は、当社の経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、プラットフォーム事業者の規約や方針変更に迅速に対応するための情報を継続的に収集し、このリスクに対応していく方針です。 ⑥風評被害について(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、5,000社を超える取引実績がある等、外部との接点を多く持っていることから、風評が生まれやすい環境にあります。例えば、当社の取引先が法令に違反し、当該違反の事実がマスメディア等に取り上げられた場合、またその内容の真偽にかかわらずSNS等でネガティブな情報が掲載され、それが拡散された場合などにおいては、当社も風評被害を受けることにつながる可能性があります。 当社は、風評被害を受ける可能性のある事象が発生した場合には、プレスリリース及び適時情報開示等により、発生した事実と当社との関係を公表することで、風評被害等を最小限に低減するよう対処して参ります。しかしながら、このような対処・対応策にも関わらず、風評被害が発生・拡散した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業に関するリスク ①機能開発について(発生可能性:中/影響度:中/発生時期:中期) 当社では「CAREECON Platform」に関し、顧客ニーズの調査を行い、開発する機能の内容、期間、収益性等を見積もり、開発計画を策定しております。しかしながら、計画当初予見のできなかった技術革新の発生や、エンジニアの不足等の理由による開発遅延により当初の計画どおりの機能開発及びサービス提供がなされなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②新サービスについて(発生可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、中長期的な成長を見据え、生成AIを活用した新たなサービスの企画・開発を推進しております。これらのサービスは、業務効率化や新たな顧客価値の創出を目的としておりますが、生成AIは技術革新の速度が極めて速く、顧客ニーズの変化や競合環境の激化も著しい領域です。 このような状況下において、当社が投入した開発資源や販売体制が市場の要求に十分に適合せず、期待した収益化に至らない場合、また、サービスの精度や信頼性に対する社会的懸念、法規制の変化、倫理的な問題等が顕在化した場合には、当該領域における売上高の伸長が当初の想定を下回る、あるいは継続的なコスト負担により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③信販会社を通じた資金決済について(発生可能性:小/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社は、オウンドメディア構築関連サービスの提供について、信販会社を通じて債権回収を行い与信リスクの低減を図るとともに、ユーザーが割賦で支払うことを可能とすることで資金決済面での当社サービスの導入促進を図っております。今後、信販会社との取引継続が困難となった場合や信販会社の手数料等に変化がある場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社は、複数の信販会社と取引を行うことで、このリスクに対応しております。 ④顧客から預かる情報の管理について(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社のサービス提供にあたり、顧客の個人情報やその他の機密情報を取り扱う場合があります。当社は、情報の適切な管理と保護の重要性を重視しており、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のISO27001認証を取得すると共に、従業員に対して継続的な研修を実施することでその認識を周知徹底しております。さらに、当社は外部からの不正アクセスやコンピュータウィルスの侵入を防ぐために、システム面での対策を実施しております。 しかしながら、当社が扱う機密情報や個人情報の漏洩、改ざん、不正使用などが発生するリスクを完全に排除することは難しく、これらが何らかの理由で発生した場合には、顧客からの損害賠償請求や信用失墜により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤システムトラブルについて(発生可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社が提供するサービスはインターネットをその基盤としています。このため、コンピュータウィルスへの感染、ネットワークへの不正アクセス、サイバー攻撃によるシステム障害、大規模災害による物理的な被害など、サービス提供を妨げる可能性のあるリスクが存在しています。これらを未然に防ぐため、外部業者が管理するサーバーの監視体制を整え、定期的なバックアップや冗長性の確保を含むリスク軽減策を講じています。また、大規模災害時の発生時に事業継続を担保するため事業継続計画書を定め、対策を講じております。しかしながら、ランサムウェアによる攻撃や委託先の管理不備等、想定外のシステム障害が発生し、それによるサービスの復旧が遅れてしまう状況が生じた場合、当社の経営成績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥法規制への対応について(発生可能性:小/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社は、特定の業務を協力業者に委託しており、下請法やフリーランス保護新法の規制を受けております。また、建設業においては、有料職業紹介が職業安定法により禁止されております。当社は、「キャリコンジョブ」により人材採用支援に係るサービスを提供しておりますが、特定募集情報等提供事業者の届け出を行い、職業安定法に抵触しない範囲の業務を行っています。現在までに、下請法違反やフリーランス保護新法、職業安定法違反が生じた事例は発生しておらず、当社は法令を遵守し事業運営を行っておりますが、運用の不備等により法令義務違反が発生した場合には、当社の社会的信用の失墜等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対処するため、当社はリスク・コンプライアンス会議を設置してコンプライアンス遵守状況の確認、審議等及び有事の対応を行っております。また、顧問弁護士等の専門家から定期的にデューデリジェンスを受け、指摘内容を都度改善していくと共に、新しい法律や法改正を把握し、社内で情報を共有することで法令違反を未然に防ぐ取り組みを進めております。 ⑦特定取引先への過度な依存について(発生可能性:小/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社は、特定の取引先に過度に依存しないよう、販売先および外注先の開拓に積極的に取り組んでおります。しかしながら、例えば業務提携している法人からの売上比率が一定比率を超え、その取引先との提携関係が解消された場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対処するため、販売先および外注先への依存度合を定期的に確認し、依存度を低く維持できるように努めております。 ⑧特定取引先との契約について(発生可能性:小、影響度:中/発生時期:特定時期なし) 「5.重要な契約等」に記載した渡辺パイプ株式会社との同社顧客に対する当社サービスの販売に係る業務提携に関連し、当社とBBLUE株式会社は、当該業務提携の取引拡大支援や営業支援に係る業務委託契約を締結しています。 BBLUE株式会社は、渡辺パイプ株式会社との提携促進を目的に子会社として設立しましたが、現在は子会社を持つことによる会社管理工数や不正が発生する余地を削減すべきと判断し、資本関係を解消しております。 BBLUE株式会社は元子会社であることから一定の関連性を有しており、取引を行うにあたり、その取引が当社の経営の健全性を損なっていないか、合理的判断に照らし合わせて有効であるか、また取引条件は適正であるか等に留意して、社外取締役も出席する取締役会において協議を行うことで、少数株主やその他の一般取引先に不利益が生じないように配慮しております。 渡辺パイプ株式会社との取引は、「5.重要な契約等」に記載の通り、当社の売上の中の一定比率を有し、今後も販売の拡大を企図しております。BBLUE株式会社の当社への役務提供は、渡辺パイプ株式会社との取引拡大において重要であり、BBLUE株式会社との取引が継続できないこととなった場合には、渡辺パイプ株式会社との業務提携における販売拡大に支障を生じる可能性があります。 現時点においてBBLUE株式会社との取引関係等に支障は生じておりませんが、今後何らかの理由により取引契約の更新がなされない場合や、取引条件の変更が生ずる場合等には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨株式の流動性について(発生可能性:小、影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、株式会社東京証券取引所グロース市場へ上場しており、当社の流通株式比率は上場維持基準に近接しております。今後は、公募増資による当社の事業計画に沿った成長資金の調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)会社組織に関するリスク ①特定人物への依存について(発生可能性:小/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社の創業者であり、代表取締役である名富達也は、当社事業に関する豊富な経験と知識を持ち、経営方針や事業戦略を含む当社の事業活動において中心的な役割を担っております。同氏への過度な依存を避けるため、経営体制の強化や権限委譲、人材育成に取り組んでおりますが、何らかの理由により同氏による当社業務の遂行が困難となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材の採用と育成について(発生可能性:中/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社は、事業の持続的な拡大には優秀な人材の確保や育成が不可欠であると認識しており、人材の採用・育成に努めております。しかし、策定中の人員採用計画に沿った人材採用が順調に進まなかった場合や、労働市場や経営環境の変動によって人材が流出する事態が生じた場合、事業の運営や拡大に障害が生じる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して当社は、採用においては人材紹介会社からの紹介だけではなく、新卒採用活動、スカウトツールの活用、リファラル採用の拡充など多様な手法を用いており、また離職防止においては社内コミュニケーションの活性化や評価への納得性を高めるための施策などを講じ、リスクに対応しております。 ③労務管理について(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、事業の持続的な拡大のためには、従業員の心身の健康管理が重要であると認識しており、そのため過重労働やハラスメントが発生しないよう、労働環境の改善や従業員への教育、モニタリングを継続的に行っております。しかしながら、長時間労働や各種ハラスメント行為が発生した場合、社員の心身の健康等に悪影響を及ぼし、生産性の低下、健康不良による休職、人材の流出、労働法令違反による社会的信用の失墜等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④反社会的勢力との取引について(発生可能性:小/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社は、健全な会社経営のため、断固として反社会的勢力との関係を遮断し、企業の社会的責任を果たすと共に、いかなる場合においても、反社会的勢力に対し、金銭その他の経済的利益を提供しないことを基本方針としております。しかしながら、国土交通省が注意喚起している通り、建設業・不動産取引業においては反社会的勢力に利用されるリスクが比較的高く、当社が直接的、間接的に反社会的勢力と取引に巻き込まれる可能性があり、その場合は社会的信用の失墜と営業活動が制限されるリスクが生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対して当社は、新規取引締結の際には反社会的勢力でないことの誓約を締結し、加えて当該企業の法令違反・社会規範に反する活動がないかを必ず確認しております。既存取引先に対しても、定期的に同様のチェックを行い、取引の健全性を担保しております。本書提出日現在において当社の把握する限り、反社会的勢力との関係を持っている事実はありません。 (4)その他 ①配当政策について(発生可能性:小/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社は、株主還元を適切に行っていくことが重要であり、剰余金の配当については、内部留保とのバランスを考慮して適切に実施していくことが今後の経営課題であると認識しております。しかしながら、現時点では事業が成長段階にあることから、内部留保の充実を図り、将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、なお一層の事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元につながると考えており、配当を行っておりません。 将来的には、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。 ②新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:大/影響度:小/発生時期:中期) 当社は、役員及び従業員に対するインセンティブを目的として新株予約権を付与しており、本書提出日現在における潜在株式数は210,500株であり、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は4.7%となります。これらの新株予約権が行使された場合、当社株式が発行され、既存株主が保有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 ③知的財産権について(発生可能性:小/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社は、提供するサービスが第三者の技術、商標、その他の知的財産権を侵害しないためのチェック体制を構築しており、現在までに、知的財産権の侵害に基づく損害賠償請求や使用差止め請求を受けたことはありません。しかし、第三者の知的財産権を完全に把握することは困難であり、意図せずに他社の知的財産権を侵害する可能性は完全には排除できません。そのような侵害が発生した場合、訴訟を含む法的な措置に直面し、当社の経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,588字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度における我が国経済は、物価高騰の影響により個人消費が停滞し、2025年7-9月期の実質GDP成長率は前期比-0.6%とマイナスに転じるなど、一進一退の足踏み状態が続いており、景気は緩やかな回復基調から停滞感が強まっております。 一方で、米国経済の底堅さや企業の努力により、設備投資や輸出への関税引き上げの影響は現時点では限定的です。国際情勢は依然として不安定な状態が続いており、資源価格の高騰や世界的な金融引き締めに伴う為替変動、継続的な物価上昇圧力などを考慮すると、依然として先行きは不透明な状況となっております。中長期的な視点では、デジタル技術の活用による生産性向上が日本経済の底上げに不可欠であり、雇用慣行の改革や教育への公的支出の拡大が課題として挙げられています 当社がサービスを提供する建設業界では、2025年度の建設投資が前年度比3.2%増の75.5兆円と見込まれており、政府投資及び民間投資ともに増加傾向にあることから、マーケットは拡大基調にあります。一方で、2021年以降の世界的な原材料・エネルギー価格高騰や円安の影響を受け、建設資材の価格高騰は継続しており、2025年1月の土木部門資材価格は2021年1月と比較して36%上昇しております。また、建設業就業者数は減少傾向にあり、高齢化が進行する中で若手の入職率低下が深刻な労働力不足を招いております。政府の賃上げ方針や第三次・担い手3法の施行を受けて人件費も上昇しており、公共工事設計労務単価は前年度比6.0%引き上げられました。さらに、2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、長時間労働の是正が強く求められる「2024年問題」への対応が喫緊の課題となっております。これらの課題に対し、ICTやDXツールの導入による業務効率化や生産性向上が強く求められており、2025年12月には第三次・担い手3法の一部が施行され、原価割れ契約の禁止や工期ダンピング対策の強化などが予定されています。 このような状況の中、当社は「テクノロジーで建設業界をアップデートする。」をビジョンに掲げ、建設業界の構造的な問題に対処すべく、建設企業、施主、求職者、建材提供者等の建設業に係わるステークホルダーをつなぐマッチングメディア「CAREECON」の運営、及び、建設業向け統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」の提供の2つのサービスからなる建設DXプラットフォーム事業を行っています。建設業界の労働力の不足は喫緊の課題であり、DXによる生産性向上のニーズは増してきております。 当事業年度において、当社は、事業拡大を目的とした積極的な採用活動の推進、営業活動の生産性の向上、顧客が必要とする 機能開発・提供といった経営課題に取り組み、「CAREECON」及び「CAREECON Plus」のサービス利用は順調に拡大しております。 この結果、当事業年度における当社の売上高は2,122,790千円(前年同期比50.3%増)、営業利益は331,550千円(前年同期比231.0%増)、経常利益は328,732千円(前年同期比239.8%増)、当期純利益は241,942千円(前年同期比269.5%増)となりました。 なお、当社は建設DXプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略しています。 ② 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における総資産は1,219,169千円となり、前事業年度末に比べ317,451千円増加いたしました。これは主に、売掛金の増加94,209千円、支店開設に伴う内装工事等の建物の増加40,252千円及び敷金の増加59,310千円などがあったことによるものです。 (負債) 当事業年度末における負債は805,128千円となり、前事業年度末に比べ75,509千円増加いたしました。これは主に長期借入金(1年以内返済予定長期借入金を含む)の減少38,878千円などがあった一方、未払金の増加19,355千円、未払法人税等の増加58,397千円などがあったことによるものです。 (純資産) 当事業年度末における純資産は414,040千円となり、前事業年度末に比べ241,942千円増加いたしました。これは当期純利益の計上による利益剰余金の増加241,942千円があったことによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ、69,503千円増加し、786,171千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは246,530千円の収入となりました。これは主に、税引前当期純利益の計上328,732千円があった一方、売上債権の増加94,209千円、法人税等の支払額43,228千円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは138,148千円の支出となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出60,385千円、敷金の差入による支出65,243千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは38,878千円の支出となりました。これは、長期借入金の返済による支出 38,878千円によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社は、受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当事業年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社は建設DXプラットフォーム事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略し、サービス区分別の販売実績を記載しております。 サービスの名称   当事業年度 (自2024年11月1日 至2025年10月31日) 販売高   前年同期比(%) CAREECON(千円)   1,285,770   160.6 CAREECON Plus(千円)   837,020   136.9 合計(千円)   2,122,790   150.3 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自  2023年11月1日 至  2024年10月31日)   当事業年度 (自  2024年11月1日 至  2025年10月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 渡辺パイプ株式会社   134,736   9.5   257,094   12.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、会計基準の範囲内で、一定の見積りが行われている部分があり、資産・負債、収益・費用の金額に反映されております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当事業年度の売上高は、2,122,790千円(前期比50.3%増)となりました。これは主に、新規顧客の獲得及び既存顧客への追加サービスの提供によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は、392,921千円(前期比27.4%増)となりました。これは主に、開発人員及びオウンドメディア制作人員の増加に伴う人件費及び外注費の増加等によるものであります。この結果、当事業年度の売上総利益は、1,729,869千円(前期比56.7%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,398,319千円(前期比39.4%増)となりました。これは主に、企業規模拡大に伴う人件費の増加及び地代家賃の増加等によるものであります。この結果、当事業年度の営業利益は、331,550千円(前期比231.0%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当事業年度の営業外収益は、1,353千円(前期比365.6%増)となりました。また、当事業年度の営業外費用は、4,171千円(前期比12.0%増)となりました。これは主に、借入金の利息によるものであります。この結果、当事業年度の経常利益は、328,732千円(前期比239.8%増)となりました。 (特別利益、特別損失及び当期純利益) 当事業年度及び前事業年度の特別損益は発生しておりません。この結果、当事業年度の税引前当期純利益は、328,732千円(前期比239.8%増)となり、法人税等合計を86,789千円(前期比177.6%増)計上したことにより、当期純利益は、241,942千円(前期比269.5%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の運転資金需要のうち主なものは、従業員の給与手当の他、販売費及び一般管理費の営業費用であります。これらの資金につきましては、営業活動によって得られる資金及び自己資金でまかなうことを基本方針としております。 なお、キャッシュ・フローの詳細な状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1.(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の通り、 当社は、「CAREECON」で獲得した新規顧客に対して、「CAREECON Plus」の提供によるクロスセル、アップセルを図ることで相乗的に収益を拡大させる戦略を取っております。そのため、マッチングメディアである「CAREECON」の媒体価値を表す登録ユーザー数の拡大、及び有料会員の獲得の加速化、並びに「CAREECON Plus」のライセンス契約社数の拡大を重視しております。特に、「CAREECON Plus」のストック型の収益拡大は、当社の安定的かつ加速度的な成長に必要不可欠な要素であると考えております。 そのため、当社では、年平均売上高成長率、経常利益率に加え、新規顧客の獲得加速化に貢献する営業人員数・営業人員一人当たり売上高、「CAREECON」の媒体価値を計る指標としての「CAREECON」登録ユーザー数、及び「CAREECON Plus」等のストック型サービス利用料の一時点における年間換算額であるARR、ストック型サービスライセンス契約社数を重要な指標としております。 前事業年度 (自2023年11月1日 至2024年10月31日)   当事業年度 (自2024年11月1日   至2025年10月31日) 営業人員数(人)(※1)   47   57 営業人員一人当たり売上高(千円)(※2)   30,043   37,241 「CAREECON」登録ユーザー数(ユーザー)(※3)   4,785   5,846 ストック型サービスARR(千円)(※4)   585,329   825,112 ストック型サービスライセンス契約社数(社)(※5)   2,401   2,881 (※1) 各期間における平均人数を記載。 (※2) 各年度の売上高合計を営業人員数で除して算出。 (※3)各時点における「CAREECON」へ会員登録しているユーザーのアカウント数。 (※4) 「CAREECON Plus Standard」、「CAREECON Plus mini」、広告運用サービス等の一定の期間にわたり継続的役務提供を行うサービスに係る各期末月の売上高を12倍にして算出。 (※5) 各時点における「CAREECON Plus Standard」、「CAREECON Plus mini」等のストック型サービス契約社数の合計。 ⑤ 経営成績に重要な要因を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。また、今後の経営成績に影響を与える課題につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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