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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

フィーチャ

4052 · Growth · 情報・通信業

画像認識アルゴリズムを核に、車載向けADAS/DMS用組み込みソフトと企業の文書・図面解析AIを手がけるソフトウェア開発会社。

概要

フィーチャ株式会社は画像認識ソフトウェアの開発を専門とする企業である。2005年にレンズ検査装置事業で創業し、2012年から画像認識分野に進出。現在は車載カメラ向けADAS・DMS向け組み込みソフトと、企業向けAI-OCRや図面解析AIなどを提供する。2020年に東証マザーズに上場し、2022年からグロース市場に属する。連結売上高は約5億円、従業員31名。

Mobility SolutionsとDX-AI Solutionsの二本柱

フィーチャの事業は二つの柱で構成される。一つ目はMobility Solutionsであり、車載カメラやドライブレコーダー向けに歩行者や車両、車線、標識を検知するADAS用組み込みソフトウェア、および顔認証やよそ見運転、居眠り運転を検知するDMS用ソフトウェアを開発する。主な顧客は自動車メーカー、Tier1部品メーカー、ドライブレコーダーメーカーである。二つ目はDX-AI Solutionsであり、高精度AI文字認識エンジン「AI-OCR」や図面解析AI「Drawing-AI」を提供する。これらのソリューションは生成AIやLLMを活用し、文書・図面の複雑な解析を自動化する。

受託開発とライセンス収入の二層構造

収益は主に受託開発収入とライセンス収入から成る。受託開発収入は顧客の車載カメラやDXソリューション向けにソフトウェアをカスタマイズ・実装する対価であり、2025年6月期は339,879千円(前年比7.2%増)を計上した。ライセンス収入は量産開始後に搭載数量や使用量に応じて発生するソフトウェア使用料であり、同期は157,734千円(同11.0%減)であった。減少の主因は、一部契約におけるボリュームディスカウントの適用である。最大顧客はボッシュ株式会社で、売上高の27.9%を占める。

中国子会社と少数精鋭のグローバル体制

フィーチャグループはフィーチャ株式会社(本社:東京都豊島区)と連結子会社である北京飞澈科技有限公司(中華人民共和国北京市)により構成される。北京子会社は2018年3月にディープラーニング研究開発促進のために設立された。グループ全体の従業員数は31名と少数であり、効率的な開発体制を維持している。本社は埼玉県新座市への移転を経て、2018年12月に現在の東京都豊島区東池袋に移転した。上場市場は東証グロースであり、2020年6月のマザーズ上場から2022年4月の市場区分見直しにより移行した。

業界の中での役割は車載システム向け組み込みソフトウェアのサプライヤーであり、企業AI導入を支援するソリューションプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01自動車・車載機器主力

車載カメラやドライブレコーダー向けに、歩行者・車両・車線・標識を検知するADAS用組み込みソフトウェアを開発。顧客は自動車メーカーやTier1サプライヤー、ドライブレコーダーメーカー。量産ライセンス収入を主目的とする。

主な製品・サービス2
ADAS用画像認識ソフトウェア
車載カメラで周囲の物体を検知し、運転支援を実現する組み込みソフトウェア。
DMS用ソフトウェア
車内カメラでドライバーの顔認証、よそ見、居眠りなどを検知するシステム。

02企業向けDX・AIソリューション準主力

独自AI技術を基に「AI-OCR」や図面解析AI「Drawing-AI」を開発し、多業種に提供。生成AI・LLMの活用で文書・図面の複雑な解析や自動化を実現し、業務効率を向上。利用量に応じたライセンス料で収益を得る。

主な製品・サービス2
AI-OCR
高精度なAI文字認識エンジン。帳票や書籍など多様な文書の文字を認識し、デジタル化を支援。
Drawing-AI
図面をAIで解析する技術。設計図や地図など複雑な図面情報をデジタル化し、業務の自動化に貢献。

製品と技術

ADAS・DMS向け組み込みソフトウェア

Mobility Solutionsの中核製品は、車載カメラやドライブレコーダー向けの組み込みソフトウェアである。ADAS用として歩行者、車両、車線、標識を検知する機能を提供し、DMS用として顔認証、よそ見運転、危険運転、居眠り運転を検知するアルゴリズムを実装する。これらのソフトウェアは自動車メーカーやTier1部品メーカーを通じて量産車に搭載され、累計量産台数は290万台を超える。ライセンス収入の大きな柱であり、ボリュームディスカウントの影響を受けやすい側面もある。

AI-OCRとDrawing-AIで業務効率化を支援

DX-Ai Solutionsの主力製品は、高精度AI文字認識エンジン「AI-OCR」と図面解析AI「Drawing-AI」である。AI-OCRは帳票や文書の文字認識を高精度で行い、業務のデジタル化を促進する。Drawing-AIは設計図面などの複雑な図面を解析し、情報抽出を自動化する。近年は生成AIや大規模言語モデル(LLM)をこれらの製品に組み込み、従来困難だった文書・図面の解析や業務自動化の範囲を拡大している。顧客は多業種にわたり、使用量に応じたライセンス料で収益を得る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューションの新興企業、収益化途上

情報・通信業のAI関連新興企業で、売上高は約5億円(2024/6期)と小規模。同業のVRain SolutionやCocoliveなどと同様に、まだ成長段階で営業利益はゼロ。AIソリューションの開発・提供を行うが、競合も多く、差別化が求められる。大手IT企業との競合は厳しく、早期の収益化・資金調達が課題。

強み

  • 特定領域のAIソリューションに集中し、技術力で差別化を図る。
  • 少人数・フラットな組織で迅速な意思決定と開発が可能。
  • AI市場は拡大基調にあり、需要取り込みのチャンスがある。
  • スタートアップとして他社とのアライアンスによる成長余地がある。

課題

  • 営業利益ゼロで、事業モデルの収益化が急務。
  • 赤字続きで資金繰りが課題、追加調達が必要。
  • 多数のAIスタートアップとの競争が激しく、独自性を打ち出せない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がフィーチャ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
12303ドーン44億円17.3倍
23768リスクモンスター43億円18.9倍
39476中央経済社ホールディングス43億円12.0倍
44261アジアクエスト43億円30.7倍
54052フィーチャ42億円
64829日本エンタープライズ42億円63.7倍
7269ASapeet42億円23.6倍
8460ABRANU42億円17.6倍
94270BeeX42億円10.3倍
10441ANE41億円8.2倍
113682エンカレッジ・テクノロジ41億円18.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

レンズ検査装置事業からスタートした2005年

2005年8月、神奈川県横浜市都筑区にクワンター・ビュー有限会社を設立し、レンズ検査装置事業を開始した。当初は光学レンズの検査装置を手掛けていたが、2009年4月に本社を埼玉県新座市へ移転し、同年5月にはクワンタービュー株式会社へ組織変更した。この間、主力事業はレンズ検査装置であったが、後に画像認識分野へ軸足を移すための基盤を築いた。

画像認識ソフトウェア開発へ本格参入した2012年

2012年8月、クワンタービュー株式会社は画像認識ソフトウェア開発事業を開始した。この新事業が後のフィーチャのコアとなる。2015年7月、新設分割によりレンズ検査装置事業をクワンタービューシステム株式会社に承継し、同時に社名をフィーチャ株式会社へ変更した。これにより、画像認識ソフトウェア開発に経営資源を集中する体制が整った。

中国子会社設立と本社移転で体制強化した2018年

2018年3月、ディープラーニングの研究開発促進を目的として、中華人民共和国北京市に北京飞澈科技有限公司(連結子会社)を設立した。同年12月には本社を東京都豊島区内で移転し、現在の所在地(東池袋)に落ち着いた。中国子会社の設立は、AI技術の先行地域で人材と知見を取り込む狙いがあった。

東証マザーズ上場とグロース市場移行を経た2020〜2022年

2020年6月、フィーチャは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場時の売上高は約4億円(2020年6月期)であった。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場へ移行した。上場後も売上高は緩やかに増加し、2025年6月期には497,614千円に達したが、営業損失と純損失が続いている。

ボッシュとの資本業務提携で協業を深めた2023年

2023年6月、フィーチャはボッシュ株式会社と資本業務提携契約を締結した。ボッシュはフィーチャの主要顧客であり、2025年6月期には売上高の27.9%を占める。提携以降、両社の案件深耕が進み、受託開発収入の増加につながった。ボッシュ向け売上高は139,000千円(前年比18.7%減)となったが、これは一部案件の完了によるものであり、長期的な協業関係は継続している。

年表10件を開く

2000年代

  • 2005年8月創業神奈川県横浜市都筑区にクワンター・ビュー有限会社設立 レンズ検査装置事業を開始
  • 2009年4月本社を埼玉県新座市に移転
  • 2009年5月クワンタービュー株式会社へ組織変更

2010年代

  • 2012年8月画像認識ソフトウェア開発事業を開始
  • 2015年7月商号変更新設分割によりレンズ検査装置事業をクワンタービューシステム株式会社に承継 フィーチャ株式会社に社名変更
  • 2018年3月ディープラーニングの研究開発促進のため、中華人民共和国北京市に北京 飞 澈科技有限公司(連結子会社)を設立
  • 2018年12月本社を東京都豊島区内で移転

2020年代

  • 2020年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から同グロース市場に移行
  • 2023年6月ボッシュ株式会社と資本業務提携契約を締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    開発体制の強化

    優秀な人材の積極採用、開発プロセスの継続的改善、社内ノウハウ共有や教育訓練を実施し、安定的な事業拡大と高水準の収益率維持を図る。

  2. 02

    営業体制の強化と新分野開拓

    Mobility Solutionsに加えDX-AI Solutionsの拡大を柱に、生成AI・LLMの潮流を取り込み、モビリティ分野で培ったAI技術を横展開し他業種への展開を加速。業界特化型AIのパッケージ化やクロスセル、パートナー協業拡大により持続的な売上拡大を目指す。

  3. 03

    内部管理体制の強化

    コーポレート・ガバナンスの充実とバックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための強固な内部管理体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で31人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は617万円で、5期前と比べて+28.4%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年6月48133.82.021
2021年6月53434.82.025
2022年6月52235.82.622
2023年6月53934.62.726
2024年6月56734.72.9320
2025年6月61734.73.7310

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都豊島区0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    北京 飞 澈科技有限公司
    中華人民共和国 北京市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は5億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
5億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高6億円5億円
営業利益1億円0億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q100.00
2023年4Q10
2024年1Q100.00
2024年2Q100.00
2024年3Q200.00
2024年4Q100.00
2025年2Q200.00
2025年4Q300.00
2026年2Q200.00
2026年4Q300.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年6月期からの11期で、売上は1億円から5億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年6月100
2017年6月100
ディープラーニングの研究開発促進のため、中華人民共和国北京市に北京 飞 澈科技有限公司(連結子会社)を設立
2018年6月210
2019年6月300
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2020年6月411
2021年6月3−1−1
2022年6月400
2023年6月400
2024年6月5000.00
2025年6月5000.00
2026年6月5000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高5億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金100.0%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年6月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円期末の手元現金は6億円で、売上の14.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年6月00204
2019年6月00003
2020年6月00104
2021年6月00005
2022年6月00005
2023年6月0−10−14
2024年6月00206
2025年6月0006

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年6月期の総資産は7億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は95.8%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年6月11072.2
2017年6月11072.5
2018年6月44090.0
2019年6月44086.0
2020年6月65190.7
2021年6月55093.1
2022年6月66094.8
2023年6月65192.8
2024年6月87095.0
2025年6月77095.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
0億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中493位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中530位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥715で、1年前と比べて+110.3%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥715+11.5%1ヶ月+109.1%1年+110.3%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥221高値¥895

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)94.7倍
PBR6.05倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で131.9%と急騰しており、25日線(393円)を約39%上回る水準です。前日比6.03%安の545円と反落しましたが、52週高値(863円)からは約37%下落しています。7月22日以降、出来高が急増し、8月7日には231万株と大量の取引がありました。RSIは61.5と中立からやや強気圏で、75日線(299円)を大きく上回っており、上昇トレンドは継続中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが開示されておらず、PBRのみで判断すると3.89倍と業界平均の3.5倍を上回る。ROEは5.4%と低く、収益性は低い。配当利回りは無配のためゼロであり、株主還元は不十分。売上高は横ばいで、利益もほぼ出ていない。PBRの高さと収益性の低さから、バリュエーションはやや割高と判断される。配当がない点も投資魅力を減じている。

指標この会社業種平均
PER (予想)94.7倍
PBR6.05倍2.96倍
ROE5.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は小規模ながらAI関連事業で成長を目指しており、市場の関心はAI需要の拡大に伴う受注拡大が続くかどうかに集まる。強気派は、企業のDX投資が中長期的に増加する中で、AI導入の専門性を持つ同社へのニーズが高まると見る。また、時価総額が27億円と小さく、成長余地が大きいと指摘する。一方、弱気派は、売上高が5億円程度と依然小規模であり、収益性も十分に改善していない点を問題視する。競合他社との差別化が明確でなく、PBRが3.89倍と割高感があるとの懸念もある。短期的な業績変動リスクや、AIブームの終焉時に需要が減退する可能性を考慮すべきだ。

プラスに働く材料7
  • AI需要の追い風

    企業のDX投資拡大でAI導入支援の需要増が見込まれる

  • 小規模から成長

    時価総額27億円と小さく、成長余地が大きいと見る

  • 専門性への評価

    AI分野に特化し、差別化が図れている可能性がある

  • 売上高が2期連続で5億円を確保通年影響

    2024/6期と2025/6期の売上高は5億円、2023/6期の4億円から増加基調にある。

  • 株価が1年間で25%上昇継続影響

    1年間の株価上昇率25%は市場の成長期待を反映し、モメンタムが続けば買いを呼ぶ。

  • 外国人保有比率46.78%と高い継続影響

    外国人保有比率46.78%は約半分を占め、需給を厚くし売買が活性化しやすい。

  • 売上5億円の小規模で成長インパクト大不定影響

    売上高5億円と小規模なため、大型案件の獲得で増収率が大きく跳ねる体質。

マイナスに働く材料7
  • 売上規模が小さい

    売上高5億円で、事業の拡大が限定的

  • 収益性が低い

    営業利益率はほぼゼロで、収益改善が進んでいない

  • バリュエーション高

    PBR3.89倍と割高で、業績が裏付けていない

  • 直近2期とも営業利益0億円通年影響

    2024/6期・2025/6期の営業利益は0億円、黒字化のメドが立たずPERも算出不能。

  • 売上高5億円と事業基盤が極小通年影響

    売上高5億円は時価総額27億円の約19%に過ぎず、収益の厚みに不安が残る。

  • 無配当で株主還元がない継続影響

    配当利回りは0%で、インカム目的の投資家からは選好されにくい。

  • PBR3.89倍の割高懸念不定影響

    利益創出がない中で純資産に対し約3.9倍の評価、業績未達なら調整リスク。

次の決算で確かめる点
売上高の伸び率
AI需要の取り込みが続くか確認するため
営業利益率
収益性改善の兆しを見極めるため
受注残高
将来の売上を確保できているか判断するため

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ2,861人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.8%を占め、残る89.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他33.140.142.843.538.938.2
外国人個人47.041.741.841.637.037.0
事業法人0.40.70.90.910.710.7
外国法人13.810.610.311.09.99.8
証券会社0.21.73.92.93.64.2
自己株式0.10.10.1
金融機関5.55.10.30.20.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01曹暉21.29
02王潞15.35
03脇 健一郎10.35
04ボッシュ株式会社10.04
05HUIZHOU DESAY SV AUTOMOTIVE CO.,LTD.(常任代理人 SMBC日興証券株式会社)9.02
06楽天証券株式会社1.79
07寺田 康雄0.72
08JPモルガン証券株式会社0.64
09株式会社SBI証券0.63
10服部 徹也0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-09-02
    脇 健一郎
    新規の大量保有報告
    7.96%
    -1.36pt
  • 2026-08-25
    脇 健一郎
    新規の大量保有報告
    9.32%
    -1.02pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は6期で+22%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年6月−4,011
2017年6月−18,021
2018年6月816.9
2019年6月−2
2020年6月139714.6332.4
2021年6月−1192
2022年6月51035.4114.0
2023年6月−599
2024年6月−1125
2025年6月−7118
2026年6月7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/6期の役員報酬は総額50百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
曹暉代表取締役社長CEO兼CTO481,246,532
立花嵩大取締役CFO3511,125
Friedrich Wagner取締役69
福田勝美常勤監査役70
安藤広人監査役51
藤原久美子監査役50

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3313110
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,634字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(フィーチャ株式会社)及び連結子会社である北京飞澈科技有限公司により構成されており、「Make Things Intelligent」をミッションとして掲げ、画像認識ソフトウェア開発事業を行っております。 当社は、2005年の創業以来、主にレンズ検査装置事業を行ってきましたが、2012年に画像認識ソフトウェア開発事業を開始しました。以降、コンピュータビジョン(コンピュータを用いた画像技術)と機械学習の経験を活かし、車載カメラやドライブレコーダー向けの画像認識ソフトウェアをMobility Solutionsとして提供してまいりました。 また、現在では、Mobility Solutionsで培ったコア技術を基礎として、スマートインフラ環境の整備、企業DX化及びAI化を支援するDX-AI Solutionsを拡大展開しております。近年では、生成AIやLLM(大規模言語モデル)を活用した新しいプロダクトやサービスにも注力しており、今後も実用性の高いAIの開発を進めてまいります。 ・当社グループの事業内容 当社グループは、独自のアルゴリズムを用いて画像認識ソフトウェアを開発し、技術やソリューションを提供しております。現在、当社グループで展開するソリューションは、以下のとおりであります。いずれのサービスにおいても、基本的に量産、継続ライセンス案件に注力しており、ライセンス収入を獲得することを目的としております。 ①Mobility Solutions 当社グループは、車載カメラやドライブレコーダー向けに歩行者や車両、車線、標識等を検知するADAS(※1)用の組み込みソフトウェアの開発を行っております。主な顧客は、自動車メーカーやTier 1(※2)と呼ばれる自動車部品メーカー、ドライブレコーダーメーカーであります。また、顔認証やよそ見運転、危険運転、居眠り運転等を検知するDMS(※3)用ソフトウェアが、自動車部品メーカー等を通して自動車に搭載されております。 ※1 ADAS:Advanced Driver-Assistance Systems。自動車の運転手の運転操作を支援するシステム ※2 Tier 1:自動車メーカーに直接部品を供給する企業 ※3 DMS:Driver Monitoring System。自動車の運転手を監視するシステム ②DX-AI Solutions 当社グループは、独自のAI技術を基に高精度なAI文字認識エンジン「AI-OCR」や図面解析AI「Drawing-AI」を開発し、多業種に対しソリューション提供を行い、使用量に応じてライセンス料を受領しております。これらのソリューションは、生成AIやLLMの活用により、これまで困難であった文書・図面の複雑な解析や自動化が可能となり、企業における業務の効率性、生産性及び緻密性を飛躍的に向上させるものであります。加えて、AIの活用や導入に関するインテグレーションやコンサルティングを通じて、新たなプロダクト(パッケージ)を開発し、さらなる顧客拡大を図ってまいります。 ・当社グループの収入形態について 当社グループは、顧客の車載カメラやドライブレコーダー、DXソリューション向けに画像認識ソフトウェアのカスタマイズや実装を行う対価を受託開発収入として計上しております。また、量産もしくは利用開始以降に発生する、搭載数量や使用量に応じたソフトウェア使用料をライセンス収入として計上しております。なお、一部の取引については、商社が介在しております。 なお、当社グループは画像認識ソフトウェア開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。 ・Mobility Solutions ・DX-AI Solutions
経営方針・対処すべき課題1,731字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「Make Things Intelligent」をミッションに掲げ、「あらゆるモノのインテリジェント化を目指し、スマート社会の安全や快適、効率に貢献する」という経営理念のもと、実用性に優れ、かつ高性能なソフトウェアを提供することを通じて、企業価値の最大化を図ります。この企業活動を支えるフィーチャグループ行動規範は、以下のとおりであります。 ①社会に対する行動 ②誠実・健全な企業活動 当社グループは、上記の行動規範を経営の基本理念として、事業展開を行っております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高、営業利益及びROE(株主資本利益率)を重要指標と位置づけ、持続的な事業拡大と企業価値向上を図ってまいります。 (3) 経営環境 当社グループの属する画像認識ソフトウェア業界においては、高齢化に伴う安全運転と事故防止への意識向上に伴い、ADAS(先進運転支援システム)の普及や自動運転技術の実用化に向けて、自動車関連企業各社がこれらの取り組みを強化しております。そこで当社グループは、2030年に1.8兆円規模まで成長すると見込まれているADAS/自動運転用カメラ市場(出所:矢野経済研究所「ADAS/自動運転用センサ世界市場に関する調査(2023年)」)を主なターゲットとすることで、持続的な収益の拡大を図ってまいります。 また、スマートインフラ市場においては、AI技術の活用が大きく期待される分野であり、公共インフラの安全性に関するニーズは年々増加しております。DX市場においては、昨今の労働力不足・人材不足を背景として、働き方改革やDXの推進を通じた業務変革に取り組む企業が急増し、RPAとの連携により、様々なサービスと組み合わせて利用するニーズが拡大しております。さらに、生成AIの登場により、技術革新が加速し、企業におけるAI活用ニーズは高まっております。 これらのように、今後も当社グループのターゲットとする市場の成長は、持続するものと予測しております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 開発体制の強化 安定的かつ着実な事業拡大を図る上では、既存顧客の契約を継続することや案件数等が増加した場合においても、収益率を高水準に維持し、かつ顧客に提供するサービスのパフォーマンスを維持・向上することが重要であると考えております。 そのためには、さらなる優秀な人材の確保及び開発プロセスの改善、社内におけるノウハウの共有や教育訓練等が不可欠であるため、優秀な人材を積極的に採用するとともに、開発プロセスを継続的に見直し、社内におけるノウハウの共有や教育訓練等を実施し、より強固な開発体制の構築に努めてまいります。 ② 営業体制の強化 当社グループは、主軸事業のMobility Solutionsに加え、DX-AI Solutionsの拡大を成長の柱とし、生成AI・大規模言語モデル(LLM)の潮流を取り込みつつ、市場における提供価値を高めてまいります。他方、競合の増加に伴い、差別化ならびに営業力の強化が不可欠であると認識しております。 そこで当社グループは、モビリティ分野で培ったAI技術を横展開し、他業種への展開スピードを加速させるとともに、業界特化型AIのパッケージ化、既存顧客へのクロスセル、パートナー協業の拡大を通じて、持続的な売上拡大を実現してまいります。 ③ 内部管理体制の強化 当社グループは成長段階にあり、企業価値の向上、業務運営の効率化、リスク管理のために内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。そこで当社グループは、コーポレート・ガバナンスの充実、バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するため、より強固な内部管理体制の構築に取り組んでまいります。
事業等のリスク4,285字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、以下のとおり記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅することを保証するものではありません。 (1) 市場動向について 当社グループは、車載カメラ及びドライブレコーダー用画像認識ソフトウェアの開発を主力事業としております。今後、新たな法的規制や業界団体による規制の導入、その他予期せぬ要因等により、顧客企業におけるソフトウェア開発の外部委託の縮小や内製化若しくはニーズの変化、新車販売動向の低迷等、市場規模が縮小する動きがみられた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループは、常に市場動向を把握し、市場動向に応じた柔軟な対応を行うとともに、他市場への展開を積極的に進めることでリスクの低減を図ってまいります。 (2) 自然災害等のリスクについて 当社グループが事業活動を展開する国や地域において、地震、台風、洪水等の自然災害または感染症の流行等が発生し、当社グループや顧客の事業活動に支障が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 技術動向について 当社グループの事業分野においては、技術革新が急速に進んでおり、特にディープラーニング技術の分野においては、技術革新の速度は顕著であります。当社グループでは、優秀な人材の採用や開発に取り組んでおります。しかしながら、当社グループの技術革新が想定どおりに進まない場合や、予想以上の急速な技術革新や代替技術・競合商品の出現、依存する技術標準・基盤の変化等により、当社グループの製品が十分な競争力や付加価値を確保できない場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 知的財産について 当社グループによる第三者の知的財産権侵害の可能性につきましては、調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業領域に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに他社の特許を侵害してしまう可能性は否定できません。このような場合には、第三者からの損害賠償請求等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 品質管理について 当社グループは、開発業務においてプロジェクト管理やソフトウェア解析ツールの導入等により、品質管理を行っております。しかしながら、関連する製品及び技術の複雑化等の理由で品質問題を起こし、損害賠償責任等が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報管理について 当社グループは、事業を通じて顧客の機密情報や個人情報を保有しております。これらの情報の取扱いについては、規程の整備及び運用並びに社員教育を徹底するとともに、情報セキュリティ機器の導入等の対策を実施しております。しかしながら、これらの対策にも関わらず当社グループの人的オペレーションのミス、システム障害、サイバー攻撃、その他予期せぬ要因等により、情報漏洩が発生し、当社グループの社会的信用の失墜や損害賠償責任等が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材の確保・育成について 当社グループは、今後の事業展開に応じて、積極的にエンジニアの育成及び採用を進めていく方針であります。しかしながら、人材の確保が思うように進まない場合や、人材の社外流出等何らかの事由によりこれらの施策が計画どおりに進行できなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) コンプライアンス体制について 当社グループは、今後企業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制を有効に機能させることが重要であると考えております。そのため、コンプライアンスに関する社内規程を策定するとともに適宜研修を実施し、周知徹底を図っております。しかしながら、これらの取り組みにも関わらずコンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後の当社グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 特定人物への依存について 当社グループの代表取締役社長CEO兼CTO 曹暉は、経営戦略、開発戦略等当社の業務に関して専門的な知識・技術を有し、重要な役割を果たしております。当社グループでは、取締役会等において役員及び社員への情報共有や権限委譲を進める等、組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、また、役員の異動がある場合は入念な引継ぎ、権限委譲を行うことで、経営に関するリスクを低減しております。しかしながら、現状では同氏が当社グループを退任した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)小規模組織であることについて 当社グループは、小規模な組織であり、現在の人員構成における最適と考えられる内部管理体制や業務執行体制を構築しております。今後におきましても、業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、人員の増強及び内部管理体制及び業務執行体制の一層の充実を図っていく方針であります。しかしながら、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)海外での事業展開について 当社グループは、海外に開発拠点を設置する等、海外での事業拡大を積極的に進めております。しかしながら、それらの国で予期しない法律や制度の改正、政治及び経済情勢の変化、急激な為替変動等の事象が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)ライセンス収入の変動について 当社グループのライセンス収入は、当社ソフトウェアが搭載された製品の製造、販売または使用に伴い認識されます。しかしながら、製品の製造、販売または使用は、顧客の販売計画や営業活動に依存するため、顧客の販売計画が変更等された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)特定顧客への依存度について 当社グループの売上高は、特定の主要顧客に依存しており、2025年6月期においては、売上高上位3社に対する売上高が売上高全体の67.0%を占めております。また、主要顧客は、自動車及び自動車関連企業であり、当社グループの売上高は同業界の設備投資動向や生産計画の影響を受けやすくなっており、これら主要顧客との取引関係や自動車業界の動向に変化が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループは、主要顧客との良好な関係の維持に努めるとともに、他市場を含めた新規顧客の獲得を積極的に進めることでリスクの低減を図ってまいります。 (14)売上計上時期の期ずれについて 当社グループの受託開発取引においては、大幅な仕様変更や予期せぬトラブルの発生等に伴う納入時期の変更や検収遅延により、売上の計上時期が当初の予定から翌四半期あるいは翌連結会計年度にずれる場合があります。そのため、それらの期ずれが発生した場合には、各四半期あるいは連結会計年度における当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)受託開発案件の中断について 当社グループは、主に量産が見込まれる案件の受託開発を行っておりますが、顧客の販売計画の変更等により開発が中断され、当初想定した受託開発収入やライセンス収入を得られない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)受託開発案件の採算について 当社グループの受託開発取引においては、想定される工数、難易度、リスク等を考慮の上で受注金額を決定し、策定されたプロジェクト計画から乖離が生じないよう工数管理を行っております。しかしながら、顧客が要求する仕様の大幅な変更や不具合の発生等により、開発工数が当初計画を大幅に超過し、プロジェクトの採算が悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)配当政策について 当社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、当社は現在、成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、なお一層の事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元につながると考えております。 将来的には、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら、株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。 (18)繰延税金資産の回収可能性について 当社グループの繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しておりますが、今後将来の課税所得の見積り等に変動が生じ、繰延税金資産計上額の見直しが必要となった場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (19)業務提携先との関係について 当社グループは、提携先との契約を遵守し、友好的な関係を維持するよう努めるとともに、特定の提携先に過度に依存しないよう、提携先やサービスのポートフォリオバランスを考慮した経営を心掛けております。しかしながら、提携先の方針又は事業戦略の変化又は提携解消等が生じた場合には、当社グループの業績や事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (20)固定資産の減損について 当社グループは、固定資産の減損に係る会計処理を適用しております。今後、保有する固定資産について減損処理が必要になった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,210字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは画像認識ソフトウェア開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は689,096千円(前連結会計年度末比9,128千円減)となりました。これは主に、現金及び預金が15,752千円増加したものの、売掛金及び契約資産が14,157千円及び前払費用が5,937千円減少したことによるものであります。 また、固定資産は30,938千円(同38,939千円減)となりました。これは主に、減損損失の計上等により有形固定資産が20,753千円減少したこと及び投資その他の資産が17,055千円減少したことによるものであります。 以上の結果、資産合計は720,034千円(同48,067千円減)となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は30,231千円(前連結会計年度末比7,990千円減)となりました。これは主に、未払法人税等が3,289千円及び未払金が2,861千円減少したことによるものであります。 以上の結果、負債合計は30,231千円(同7,990千円減)となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は689,803千円(前連結会計年度末比40,076千円減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が38,585千円減少したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当社グループは、「Make Things Intelligent」をミッションに掲げ、画像認識ソフトウェアの開発を行っております。 当社グループが属する画像認識ソフトウェア業界におきましては、あおり運転や高齢運転者による交通事故が社会課題となる中、自動車向け先進運転支援システム(ADAS)、ドライバー監視システム(DMS)の普及や自動運転技術の実用化に向けて、自動車関連企業各社がこれらの取り組みを強化しております。また、社会的なデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が加速しており、少子高齢化や人口減少といった労働力の課題をAIにより解決する取り組みも様々な分野で積極的に行われております。 こうした環境の中で、当社グループは、主力事業であるモビリティ事業において、量産案件を中心とした新規案件の獲得及びディープラーニングをはじめとした画像認識技術の研究開発を積極的に進め、当社ライセンス製品の量産台数は累計で290万台を突破しました。また、スマートインフラ事業、DX事業へとサービス分野を拡大してまいりました。さらに、2023年6月に資本業務提携契約を締結したボッシュ株式会社との案件の深耕にも努めました。広告・宣伝活動としては、展示会への出展、「AI-OCR」公式サイトのリニューアル、図面解析AIのリリース等、幅広く認知されるような活動にも取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高497,614千円(前連結会計年度比0.7%増)、営業損失9,374千円(前連結会計年度は営業損失3,567千円)、経常損失10,772千円(前連結会計年度は経常損失2,956千円)、親会社株主に帰属する当期純損失38,585千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失7,884千円)となりました。 売上高の収入形態別の内訳は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)   前期実績比 増減率 売上高   494,209千円   497,614千円   0.7% うち、受託開発収入   316,995千円   339,879千円   7.2% うち、ライセンス収入   177,214千円   157,734千円   △11.0% 受託開発収入に関しては、主に大手自動車メーカーとの共同開発案件の開始により、339,879千円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。また、ライセンス収入に関しては、一部、契約上の累計量産台数に応じたボリュームディスカウント(単価引き下げ)の適用により、157,734千円(同11.0%減)となりました。 なお、当社グループは「画像認識ソフトウェア開発事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ15,752千円増加し、594,196千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は22,056千円(前連結会計年度は18,776千円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失の計上37,386千円による資金の減少があったものの、減損損失の計上26,613千円、減価償却費の計上11,892千円、敷金償却5,749千円、売上債権及び契約資産の減少14,157千円による資金の増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は5,316千円(前連結会計年度は9,273千円の使用)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出5,316千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増減はありませんでした(前連結会計年度は186,854千円の獲得)。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 画像認識ソフトウェア開発事業   497,614   100.7% 合計   497,614   100.7% (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ボッシュ株式会社   171,000   34.6   139,000   27.9 本田技研工業株式会社   88,581   17.9   114,118   22.9 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社   92,164   18.6   80,162   16.1 加賀FEI株式会社   58,429   11.8   63,585   12.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 売上高 当連結会計年度の売上高は、497,614千円(前連結会計年度比0.7%増)となりました。これは主に、ライセンス収入に関して、一部、契約上の累計量産台数に応じたボリュームディスカウント(単価引き下げ)の適用により減少したものの、受託開発収入に関して、大手自動車メーカーとの共同開発案件の開始により増加したことによるものであります。 b. 売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、180,284千円(前連結会計年度比10.4%増)となりました。これは主に、売上高のうち、受託開発収入が増加したこと及び従業員の増加に伴う人件費の増加によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は、317,329千円(同4.1%減)となりました。 c. 販売費及び一般管理費、営業損益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、326,704千円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。これは主に、従業員の減少に伴い人件費が減少したこと等によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度の営業損失は、9,374千円(前連結会計年度は営業損失3,567千円)となりました。 d. 営業外損益、経常損益 当連結会計年度の営業外収益は、339千円(前連結会計年度比71.5%減)となりました。これは主に、為替市場が円高へ進行したことに伴い為替差益から為替差損に転じたことによるものであります。 当連結会計年度の営業外費用は、1,737千円(前連結会計年度比199.4%増)となりました。これは主に、為替差損を計上したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度の経常損失は、10,772千円(前連結会計年度は経常損失2,956千円)となりました。 e. 特別損益、親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度において、特別利益は発生しておりません。 当連結会計年度の特別損失は、26,613千円(前連結会計年度は発生しておりません)となりました。これは、減損損失によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純損失は、37,386千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失2,956千円)となり、法人税、住民税及び事業税を1,198千円計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は、38,585千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失7,884千円)となりました。 ③ キャッシュ・フローの分析 各キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの将来の財政状態及び経営成績に重要な影響を与えるリスク要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の財源を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金や自社サーバー購入等を目的とした資金需要は、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて多様な調達手段を検討してまいります。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は594,196千円であります。 ⑥ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、重要な経営指標として売上高、営業利益及びROEを掲げております。 当連結会計年度を含む、直近2連結会計年度の各指標の推移は、以下のとおりであります。 2024年6月期実績   2025年6月期実績   2026年6月期予想 売上高(千円)   494,209   497,614   540,894 営業利益又は営業損失(△)(千円)   △3,567   △9,374   17,421 ROE(%)   △1.2   △5.4   -

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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