概要
フィーチャ株式会社は画像認識ソフトウェアの開発を専門とする企業である。2005年にレンズ検査装置事業で創業し、2012年から画像認識分野に進出。現在は車載カメラ向けADAS・DMS向け組み込みソフトと、企業向けAI-OCRや図面解析AIなどを提供する。2020年に東証マザーズに上場し、2022年からグロース市場に属する。連結売上高は約5億円、従業員31名。
Mobility SolutionsとDX-AI Solutionsの二本柱
フィーチャの事業は二つの柱で構成される。一つ目はMobility Solutionsであり、車載カメラやドライブレコーダー向けに歩行者や車両、車線、標識を検知するADAS用組み込みソフトウェア、および顔認証やよそ見運転、居眠り運転を検知するDMS用ソフトウェアを開発する。主な顧客は自動車メーカー、Tier1部品メーカー、ドライブレコーダーメーカーである。二つ目はDX-AI Solutionsであり、高精度AI文字認識エンジン「AI-OCR」や図面解析AI「Drawing-AI」を提供する。これらのソリューションは生成AIやLLMを活用し、文書・図面の複雑な解析を自動化する。
受託開発とライセンス収入の二層構造
収益は主に受託開発収入とライセンス収入から成る。受託開発収入は顧客の車載カメラやDXソリューション向けにソフトウェアをカスタマイズ・実装する対価であり、2025年6月期は339,879千円(前年比7.2%増)を計上した。ライセンス収入は量産開始後に搭載数量や使用量に応じて発生するソフトウェア使用料であり、同期は157,734千円(同11.0%減)であった。減少の主因は、一部契約におけるボリュームディスカウントの適用である。最大顧客はボッシュ株式会社で、売上高の27.9%を占める。
中国子会社と少数精鋭のグローバル体制
フィーチャグループはフィーチャ株式会社(本社:東京都豊島区)と連結子会社である北京飞澈科技有限公司(中華人民共和国北京市)により構成される。北京子会社は2018年3月にディープラーニング研究開発促進のために設立された。グループ全体の従業員数は31名と少数であり、効率的な開発体制を維持している。本社は埼玉県新座市への移転を経て、2018年12月に現在の東京都豊島区東池袋に移転した。上場市場は東証グロースであり、2020年6月のマザーズ上場から2022年4月の市場区分見直しにより移行した。
業界の中での役割は車載システム向け組み込みソフトウェアのサプライヤーであり、企業AI導入を支援するソリューションプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01自動車・車載機器主力
車載カメラやドライブレコーダー向けに、歩行者・車両・車線・標識を検知するADAS用組み込みソフトウェアを開発。顧客は自動車メーカーやTier1サプライヤー、ドライブレコーダーメーカー。量産ライセンス収入を主目的とする。
- ADAS用画像認識ソフトウェア
- 車載カメラで周囲の物体を検知し、運転支援を実現する組み込みソフトウェア。
- DMS用ソフトウェア
- 車内カメラでドライバーの顔認証、よそ見、居眠りなどを検知するシステム。
02企業向けDX・AIソリューション準主力
独自AI技術を基に「AI-OCR」や図面解析AI「Drawing-AI」を開発し、多業種に提供。生成AI・LLMの活用で文書・図面の複雑な解析や自動化を実現し、業務効率を向上。利用量に応じたライセンス料で収益を得る。
- AI-OCR
- 高精度なAI文字認識エンジン。帳票や書籍など多様な文書の文字を認識し、デジタル化を支援。
- Drawing-AI
- 図面をAIで解析する技術。設計図や地図など複雑な図面情報をデジタル化し、業務の自動化に貢献。
製品と技術
ADAS・DMS向け組み込みソフトウェア
Mobility Solutionsの中核製品は、車載カメラやドライブレコーダー向けの組み込みソフトウェアである。ADAS用として歩行者、車両、車線、標識を検知する機能を提供し、DMS用として顔認証、よそ見運転、危険運転、居眠り運転を検知するアルゴリズムを実装する。これらのソフトウェアは自動車メーカーやTier1部品メーカーを通じて量産車に搭載され、累計量産台数は290万台を超える。ライセンス収入の大きな柱であり、ボリュームディスカウントの影響を受けやすい側面もある。
AI-OCRとDrawing-AIで業務効率化を支援
DX-Ai Solutionsの主力製品は、高精度AI文字認識エンジン「AI-OCR」と図面解析AI「Drawing-AI」である。AI-OCRは帳票や文書の文字認識を高精度で行い、業務のデジタル化を促進する。Drawing-AIは設計図面などの複雑な図面を解析し、情報抽出を自動化する。近年は生成AIや大規模言語モデル(LLM)をこれらの製品に組み込み、従来困難だった文書・図面の解析や業務自動化の範囲を拡大している。顧客は多業種にわたり、使用量に応じたライセンス料で収益を得る。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIソリューションの新興企業、収益化途上
情報・通信業のAI関連新興企業で、売上高は約5億円(2024/6期)と小規模。同業のVRain SolutionやCocoliveなどと同様に、まだ成長段階で営業利益はゼロ。AIソリューションの開発・提供を行うが、競合も多く、差別化が求められる。大手IT企業との競合は厳しく、早期の収益化・資金調達が課題。
強み
- 特定領域のAIソリューションに集中し、技術力で差別化を図る。
- 少人数・フラットな組織で迅速な意思決定と開発が可能。
- AI市場は拡大基調にあり、需要取り込みのチャンスがある。
- スタートアップとして他社とのアライアンスによる成長余地がある。
課題
- 営業利益ゼロで、事業モデルの収益化が急務。
- 赤字続きで資金繰りが課題、追加調達が必要。
- 多数のAIスタートアップとの競争が激しく、独自性を打ち出せない。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がフィーチャ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2303ドーン | 44億円 | 17.3倍 |
| 2 | 3768リスクモンスター | 43億円 | 18.9倍 |
| 3 | 9476中央経済社ホールディングス | 43億円 | 12.0倍 |
| 4 | 4261アジアクエスト | 43億円 | 30.7倍 |
| 5 | 4052フィーチャ | 42億円 | — |
| 6 | 4829日本エンタープライズ | 42億円 | 63.7倍 |
| 7 | 269ASapeet | 42億円 | 23.6倍 |
| 8 | 460ABRANU | 42億円 | 17.6倍 |
| 9 | 4270BeeX | 42億円 | 10.3倍 |
| 10 | 441ANE | 41億円 | 8.2倍 |
| 11 | 3682エンカレッジ・テクノロジ | 41億円 | 18.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
レンズ検査装置事業からスタートした2005年
2005年8月、神奈川県横浜市都筑区にクワンター・ビュー有限会社を設立し、レンズ検査装置事業を開始した。当初は光学レンズの検査装置を手掛けていたが、2009年4月に本社を埼玉県新座市へ移転し、同年5月にはクワンタービュー株式会社へ組織変更した。この間、主力事業はレンズ検査装置であったが、後に画像認識分野へ軸足を移すための基盤を築いた。
画像認識ソフトウェア開発へ本格参入した2012年
2012年8月、クワンタービュー株式会社は画像認識ソフトウェア開発事業を開始した。この新事業が後のフィーチャのコアとなる。2015年7月、新設分割によりレンズ検査装置事業をクワンタービューシステム株式会社に承継し、同時に社名をフィーチャ株式会社へ変更した。これにより、画像認識ソフトウェア開発に経営資源を集中する体制が整った。
中国子会社設立と本社移転で体制強化した2018年
2018年3月、ディープラーニングの研究開発促進を目的として、中華人民共和国北京市に北京飞澈科技有限公司(連結子会社)を設立した。同年12月には本社を東京都豊島区内で移転し、現在の所在地(東池袋)に落ち着いた。中国子会社の設立は、AI技術の先行地域で人材と知見を取り込む狙いがあった。
東証マザーズ上場とグロース市場移行を経た2020〜2022年
2020年6月、フィーチャは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場時の売上高は約4億円(2020年6月期)であった。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場へ移行した。上場後も売上高は緩やかに増加し、2025年6月期には497,614千円に達したが、営業損失と純損失が続いている。
ボッシュとの資本業務提携で協業を深めた2023年
2023年6月、フィーチャはボッシュ株式会社と資本業務提携契約を締結した。ボッシュはフィーチャの主要顧客であり、2025年6月期には売上高の27.9%を占める。提携以降、両社の案件深耕が進み、受託開発収入の増加につながった。ボッシュ向け売上高は139,000千円(前年比18.7%減)となったが、これは一部案件の完了によるものであり、長期的な協業関係は継続している。
年表10件を開く
2000年代
- 2005年8月創業神奈川県横浜市都筑区にクワンター・ビュー有限会社設立 レンズ検査装置事業を開始
- 2009年4月本社を埼玉県新座市に移転
- 2009年5月クワンタービュー株式会社へ組織変更
2010年代
- 2012年8月画像認識ソフトウェア開発事業を開始
- 2015年7月商号変更新設分割によりレンズ検査装置事業をクワンタービューシステム株式会社に承継 フィーチャ株式会社に社名変更
- 2018年3月ディープラーニングの研究開発促進のため、中華人民共和国北京市に北京 飞 澈科技有限公司(連結子会社)を設立
- 2018年12月本社を東京都豊島区内で移転
2020年代
- 2020年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場から同グロース市場に移行
- 2023年6月ボッシュ株式会社と資本業務提携契約を締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
開発体制の強化
優秀な人材の積極採用、開発プロセスの継続的改善、社内ノウハウ共有や教育訓練を実施し、安定的な事業拡大と高水準の収益率維持を図る。
- 02
営業体制の強化と新分野開拓
Mobility Solutionsに加えDX-AI Solutionsの拡大を柱に、生成AI・LLMの潮流を取り込み、モビリティ分野で培ったAI技術を横展開し他業種への展開を加速。業界特化型AIのパッケージ化やクロスセル、パートナー協業拡大により持続的な売上拡大を目指す。
- 03
内部管理体制の強化
コーポレート・ガバナンスの充実とバックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための強固な内部管理体制を構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で31人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は617万円で、5期前と比べて+28.4%。平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 481 | 33.8 | 2.0 | 21 | — |
| 2021年6月 | 534 | 34.8 | 2.0 | 25 | — |
| 2022年6月 | 522 | 35.8 | 2.6 | 22 | — |
| 2023年6月 | 539 | 34.6 | 2.7 | 26 | — |
| 2024年6月 | 567 | 34.7 | 2.9 | 32 | 0 |
| 2025年6月 | 617 | 34.7 | 3.7 | 31 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内北京 飞 澈科技有限公司中華人民共和国 北京市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は5億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 6億円 | 5億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | 0億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は3億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 1 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 11期分
2016年6月期からの11期で、売上は1億円から5億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2017年6月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| ディープラーニングの研究開発促進のため、中華人民共和国北京市に北京 飞 澈科技有限公司(連結子会社)を設立 | |||||
| 2018年6月 | 2 | — | 1 | — | 0 |
| 2019年6月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2020年6月 | 4 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年6月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年6月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年6月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年6月 | 5 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年6月 | 5 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年6月 | 5 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高5億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金100.0%5億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年6月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円。期末の手元現金は6億円で、売上の14.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年6月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
| 2019年6月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 2020年6月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
| 2021年6月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 2022年6月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 2023年6月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 4 |
| 2024年6月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 |
| 2025年6月 | 0 | 0 | — | 0 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年6月期の総資産は7億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は95.8%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | 1 | 1 | 0 | 72.2 |
| 2017年6月 | 1 | 1 | 0 | 72.5 |
| 2018年6月 | 4 | 4 | 0 | 90.0 |
| 2019年6月 | 4 | 4 | 0 | 86.0 |
| 2020年6月 | 6 | 5 | 1 | 90.7 |
| 2021年6月 | 5 | 5 | 0 | 93.1 |
| 2022年6月 | 6 | 6 | 0 | 94.8 |
| 2023年6月 | 6 | 5 | 1 | 92.8 |
| 2024年6月 | 8 | 7 | 0 | 95.0 |
| 2025年6月 | 7 | 7 | 0 | 95.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中493位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥715で、1年前と比べて+110.3%。過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 94.7倍 |
| PBR | 6.05倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で131.9%と急騰しており、25日線(393円)を約39%上回る水準です。前日比6.03%安の545円と反落しましたが、52週高値(863円)からは約37%下落しています。7月22日以降、出来高が急増し、8月7日には231万株と大量の取引がありました。RSIは61.5と中立からやや強気圏で、75日線(299円)を大きく上回っており、上昇トレンドは継続中です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERが開示されておらず、PBRのみで判断すると3.89倍と業界平均の3.5倍を上回る。ROEは5.4%と低く、収益性は低い。配当利回りは無配のためゼロであり、株主還元は不十分。売上高は横ばいで、利益もほぼ出ていない。PBRの高さと収益性の低さから、バリュエーションはやや割高と判断される。配当がない点も投資魅力を減じている。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 94.7倍 | — |
| PBR | 6.05倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
同社は小規模ながらAI関連事業で成長を目指しており、市場の関心はAI需要の拡大に伴う受注拡大が続くかどうかに集まる。強気派は、企業のDX投資が中長期的に増加する中で、AI導入の専門性を持つ同社へのニーズが高まると見る。また、時価総額が27億円と小さく、成長余地が大きいと指摘する。一方、弱気派は、売上高が5億円程度と依然小規模であり、収益性も十分に改善していない点を問題視する。競合他社との差別化が明確でなく、PBRが3.89倍と割高感があるとの懸念もある。短期的な業績変動リスクや、AIブームの終焉時に需要が減退する可能性を考慮すべきだ。
- AI需要の追い風
企業のDX投資拡大でAI導入支援の需要増が見込まれる
- 小規模から成長
時価総額27億円と小さく、成長余地が大きいと見る
- 専門性への評価
AI分野に特化し、差別化が図れている可能性がある
- 売上高が2期連続で5億円を確保通年影響弱
2024/6期と2025/6期の売上高は5億円、2023/6期の4億円から増加基調にある。
- 株価が1年間で25%上昇継続影響弱
1年間の株価上昇率25%は市場の成長期待を反映し、モメンタムが続けば買いを呼ぶ。
- 外国人保有比率46.78%と高い継続影響中
外国人保有比率46.78%は約半分を占め、需給を厚くし売買が活性化しやすい。
- 売上5億円の小規模で成長インパクト大不定影響弱
売上高5億円と小規模なため、大型案件の獲得で増収率が大きく跳ねる体質。
- 売上規模が小さい
売上高5億円で、事業の拡大が限定的
- 収益性が低い
営業利益率はほぼゼロで、収益改善が進んでいない
- バリュエーション高
PBR3.89倍と割高で、業績が裏付けていない
- 直近2期とも営業利益0億円通年影響中
2024/6期・2025/6期の営業利益は0億円、黒字化のメドが立たずPERも算出不能。
- 売上高5億円と事業基盤が極小通年影響中
売上高5億円は時価総額27億円の約19%に過ぎず、収益の厚みに不安が残る。
- 無配当で株主還元がない継続影響弱
配当利回りは0%で、インカム目的の投資家からは選好されにくい。
- PBR3.89倍の割高懸念不定影響中
利益創出がない中で純資産に対し約3.9倍の評価、業績未達なら調整リスク。
- 売上高の伸び率
- AI需要の取り込みが続くか確認するため
- 営業利益率
- 収益性改善の兆しを見極めるため
- 受注残高
- 将来の売上を確保できているか判断するため
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ2,861人。区分でいちばん多いのは個人・その他で38.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.8%を占め、残る89.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 33.1 | 40.1 | 42.8 | 43.5 | 38.9 | 38.2 |
| 外国人個人 | 47.0 | 41.7 | 41.8 | 41.6 | 37.0 | 37.0 |
| 事業法人 | 0.4 | 0.7 | 0.9 | 0.9 | 10.7 | 10.7 |
| 外国法人 | 13.8 | 10.6 | 10.3 | 11.0 | 9.9 | 9.8 |
| 証券会社 | 0.2 | 1.7 | 3.9 | 2.9 | 3.6 | 4.2 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 5.5 | 5.1 | 0.3 | 0.2 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 曹暉 | 21.29 |
| 02 | 王潞 | 15.35 |
| 03 | 脇 健一郎 | 10.35 |
| 04 | ボッシュ株式会社 | 10.04 |
| 05 | HUIZHOU DESAY SV AUTOMOTIVE CO.,LTD.(常任代理人 SMBC日興証券株式会社) | 9.02 |
| 06 | 楽天証券株式会社 | 1.79 |
| 07 | 寺田 康雄 | 0.72 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 0.64 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 0.63 |
| 10 | 服部 徹也 | 0.59 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-09-02脇 健一郎新規の大量保有報告7.96%-1.36pt
- 2026-08-25脇 健一郎新規の大量保有報告9.32%-1.02pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 11期分
1株利益は11期で+100%、1株純資産は6期で+22%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | −4,011 | — | — | — |
| 2017年6月 | −18,021 | — | — | — |
| 2018年6月 | 8 | — | 16.9 | — |
| 2019年6月 | −2 | — | — | — |
| 2020年6月 | 13 | 97 | 14.6 | 332.4 |
| 2021年6月 | −11 | 92 | — | — |
| 2022年6月 | 5 | 103 | 5.4 | 114.0 |
| 2023年6月 | −5 | 99 | — | — |
| 2024年6月 | −1 | 125 | — | — |
| 2025年6月 | −7 | 118 | — | — |
| 2026年6月 | 7 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/6期の役員報酬は総額50百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 曹暉 | 代表取締役社長CEO兼CTO | 48 | 1,246,532 |
| 立花嵩大 | 取締役CFO | 35 | 11,125 |
| Friedrich Wagner | 取締役 | 69 | — |
| 福田勝美 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 安藤広人 | 監査役 | 51 | — |
| 藤原久美子 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 31 | 31 | 10 |
| 社外取締役 | 5 | 19 | 19 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,634字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,731字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,285字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,210字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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