概要
Sapeetは、AI技術と3D技術を組み合わせた「Expert AI」を中核とする情報・通信業の企業である。2016年3月に設立され、2024年10月に東京証券取引所グロース市場に上場した。従業員数は53名。ウェルネス領域向けの姿勢分析サービス「シセイカルテ」と、営業支援向けの「カルティロープレ」などのSaaSプロダクトを提供する。2025年9月期の売上高は996百万円、営業利益55百万円を計上した。
Expert AI事業の二本柱—ソリューションとプロダクト
当社は単一セグメントのExpert AI事業を展開し、AIソリューションとAIプロダクトの二つの収益源を持つ。AIソリューションは顧客ごとの要件に合わせた開発・コンサルティングで、準委任契約によるフロー収入とライセンス・保守のストック収入から成る。AIプロダクトは「カルティ」ブランドのSaaS型サービスで、月額利用料がストック収入となる。2025年9月期の売上高996百万円のうち、AIソリューションの伸びが牽引し、営業利益55百万円と初の黒字を達成した。売上原価は外注費増加により前期比96%増の495百万円となったが、固定費吸収により収益性が改善した。
ウェルネス領域で200万回超の姿勢分析データを蓄積
主力プロダクト「シセイカルテ」は、理学療法士や整形外科医のノウハウをAIで再現し、スマートフォンやタブレットで姿勢の歪みを数値化・3D可視化するツールである。2025年9月末時点で累計約200万回分の姿勢分析データを保有し、整体院や接骨院、フィットネス施設などで活用される。歩行分析・動作分析機能も備え、介護施設にも導入されている。同プロダクトの売上はAIプロダクト全体の8割程度を占めるが、「マルチカルテ」や「カルティロープレ」の拡大により依存度は低下傾向にある。
営業支援領域へ展開—カルティブランドの拡充
接客支援システム「カルティチャット」(2022年)や商談支援ツール「カルティセールス」(2023年)に続き、2024年8月にはAIとロールプレイングができる「カルティロープレ」をリリースした。これらは「カルティクラウド」として統合され、ウェルネス業界に限らずIT、小売、金融など幅広い業種に提供される。2025年9月末の総アカウント数は4,123で、月間売上解約率は平均1.37%である。中長期的にはウェルネス業界の店舗DXを一気通貫で支援するオールインワンSaaSを目指している。
AI技術基盤と外部専門家との協同
当社は画像認識、自然言語処理、機械学習・深層学習を核とし、近年はLLMや生成AIの活用を進めている。これらの技術と、理学療法士や営業コンサルタントなどの専門家のノウハウを組み合わせた「Expert AI」が競争力の源泉である。共通の開発基盤を持つことで、AIソリューションとAIプロダクト間で技術やノウハウを共有し、開発コスト低減と売上最大化を図る。2022年5月には情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 27001認証を取得し、セキュリティ面も強化している。
業界の中での役割はAIソリューション・AIプロダクトの開発・提供会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ウェルネス・ヘルスケア(整体院、接骨院、鍼灸院、フィットネス、歯科医院等)主力
理学療法士や整形外科医等の身体の専門家ノウハウをAIで再現した「Expert AI」を搭載したSaaSプロダクトを提供。姿勢分析・可視化を通じて、顧客とのコミュニケーション向上やリピート率向上を支援している。主力製品「シセイカルテ」は整体院等で広く利用されている。
姿勢分析データ約200万回分を保有
- カルティ シセイカルテ
- AIによる姿勢・可動域・歩行分析ツール。タブレットやスマートフォンで体の歪みを数値化・3D可視化でき、改善メニューをAIがレコメンドする。一般医療機器として届出。
- カルティ マルチカルテ
- ノーコードで自由にカスタマイズ可能な電子カルテサービス。顧客情報の記録・管理に加え、AIカルテ機能(音声記録・文字起こし・要約)も搭載。
02営業・接客(IT・情報通信、小売、金融、不動産等)準主力
AIソリューションとして、営業・接客向けの生成AIモジュールやAIエージェントを提供。顧客のニーズに合わせたプロダクト開発やコンサルティング、ロールプレイングサービスを展開し、業務効率化や売上向上を支援している。
- カルティロープレ
- AIとのロールプレイングができるSaaS型のトレーニングツール。様々なシーン・ペルソナを設定可能で、評価機能やボトルネック分析も備える。
- 営業AIエージェント
- 営業活動を支援するAIエージェント。顧客対応の自動化やインサイト創出等を行う。
03介護施設副次
姿勢分析機能を拡張した歩行分析・動作分析機能を介護施設に提供。高齢者の状態把握や記録に活用され、ケアの質向上に貢献している。
- シセイカルテ(歩行分析・動作分析機能)
- 介護施設での歩行・動作分析を可能にし、転倒リスクの評価や記録を支援する。
製品と技術
姿勢分析と電子カルテの一体化—「シセイカルテ」と「マルチカルテ」
「シセイカルテ」は、タブレットやスマートフォンで体の歪みを数値化・3D可視化するAIプロダクトである。理学療法士や整体師のノウハウを再現したExpert AIにより、姿勢分析に加え改善メニューのレコメンドも行う。2025年9月末時点で累計200万回の分析実績を持つ。併せて提供される「マルチカルテ」は、顧客情報や施術記録をノーコードで自由にカスタマイズできる電子カルテサービス。紙カルテのペーパーレス化に貢献し、シセイカルテとのセット利用が多い。両サービスの総アカウント数は4,123、解約率は月額ベースで平均1.37%である。
AIロールプレイング「カルティロープレ」の特徴と用途
2024年8月にリリースされた「カルティロープレ」は、営業・接客のロールプレイングをAIと実施できるSaaSである。生成AIを活用し、シーンやAIのペルソナを自由に設定可能。会話内容の評価や好感度調整ができ、トップセールスの要素を学習したAIが評価する。管理画面から実施状況やボトルネックを把握できる。シセイカルテと異なり、IT・情報通信、小売、化学、金融など幅広い業種で利用され、特に営業人材の教育工数削減に効果を発揮する。
AIソリューションの収益構造と高単価案件
AIソリューションでは、顧客の要件に合わせてAIアルゴリズムを組み合わせ、プロダクト開発支援やコンサルティングを提供する。2025年9月期の上位10プロジェクトの平均受注単価は20百万円(前期比2百万円増)であり、取引先の大規模化・案件の大型化が進んでいる。継続率(売上100万円以上の取引先ベース)は70.8%と前期の90%から低下したが、PoC案件の急増による一時的なものである。同セグメントではAIエージェントの開発にも注力し、営業AIエージェントのα版をリリースしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- ウェルネス・ヘルスケア(整体院、接骨院、鍼灸院、フィットネス、歯科医院等)姿勢分析データ約200万回分を保有
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AIソリューションの新興、低収益率
Sapeetは情報・通信業に属し、AI関連ソリューションを提供する小型株。同業のVRain SolutionやCocoliveと比較して、売上高は10億円規模と小さいが、2025年9月期に営業利益率10%を計画しており、成長段階にある。業界内でのプレゼンスは限定的だが、AI需要の高まりを追い風に事業拡大を目指す。
強み
- 売上高が2023年9月期の4億円から2025年9月期に10億円へ急拡大、年平均成長率が高い。
- 2024年9月期に営業利益率0%から黒字化、2025年9月期は10%と収益性改善。
- 情報・通信業界全体でAI需要が高まっており、ソリューション提供で成長機会を獲得。
- 売上10億円規模の小企業で、意思決定が速く、変化への対応が柔軟。
課題
- 同業のVRain Solutionなど競合が多く、差別化が難しくシェア拡大に時間を要する。
- 過去無収益からの立ち上がりで、利益率が計画値に達するか不透明。
- 成長には追加投資が必要だが、小規模で資金調達力に課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がSapeet
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3768リスクモンスター | 43億円 | 18.9倍 |
| 2 | 9476中央経済社ホールディングス | 43億円 | 12.0倍 |
| 3 | 4261アジアクエスト | 43億円 | 30.7倍 |
| 4 | 269ASapeet | 42億円 | 23.6倍 |
| 5 | 4829日本エンタープライズ | 42億円 | 63.7倍 |
| 6 | 4052フィーチャ | 42億円 | — |
| 7 | 460ABRANU | 42億円 | 17.6倍 |
| 8 | 4270BeeX | 42億円 | 10.3倍 |
| 9 | 441ANE | 41億円 | 8.2倍 |
| 10 | 3682エンカレッジ・テクノロジ | 41億円 | 18.5倍 |
| 11 | 3744サイオス | 41億円 | 11.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
3D技術の事業化からPKSHA Technology傘下へ (2016〜2018年)
2016年3月、東京都文京区本駒込において、3D技術を活用したバーチャルフィッティングサービスの事業化を目的に設立された。2017年7月にはEC導入向けネット試着サービス「Sapeet EC tool」の提供を開始。2018年9月、機械学習分野の知見を深めるため、PKSHA Technologyが当社株式を取得し連結子会社化。これに伴いAIソリューションの提供を開始し、事業の軸足をAIへと移した。
姿勢分析サービスでウェルネス市場に参入 (2020〜2021年)
2020年1月、AI姿勢分析システム「シセイカルテ」のサービス提供を開始。整体院や接骨院向けに、姿勢の歪みを可視化するツールとして成長した。2021年4月には電子カルテ機能(現「マルチカルテ機能」)を追加。同年10月、歩行分析・動作分析機能を追加し、介護施設などへの展開を可能にした。この間、PKSHA Technologyの支援を受けながら、ウェルネス領域に特化したExpert AIの開発を進めた。
製品群拡充とISMS認証取得 (2022〜2023年)
2022年5月、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格JIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013) の認証を取得し、セキュリティ体制を強化。同年6月には接客支援システム「カルティチャット」をリリース。2023年2月、「シセイカルテ」の電子カルテ機能を高度カスタマイズ対応とし「マルチカルテ」として独立提供を開始。同年9月には商談支援ツール「カルティセールス」をリリースし、営業支援領域への本格進出を果たした。11月には現在の東京都港区芝に本社を移転した。
上場と第三者割当増資による成長資金調達 (2024年)
2024年4月、日本テレビホールディングスなどを引受先とする第三者割当増資を実施。同年8月にはAIとロールプレイングができる「カルティロープレ」の提供を開始した。そして2024年10月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。上場に伴い公募増資も実施し、成長資金を確保した。これにより認知度と信用力が向上し、新規案件獲得が加速した。
初の営業黒字達成とAIエージェントへの投資 (2025年)
2025年9月期、売上高は前期比56.9%増の996百万円に拡大し、営業利益55百万円と初の黒字を達成した。これは売上増加により固定費が吸収されたためである。当期純利益は70百万円。一方、今後の成長に向けてAIエージェントや生成AI領域への戦略的投資を継続し、売上原価は外注費増加により96%増となった。経営指標として売上高成長率(40%以上を維持)、ARR、取引社数を重視している。
年表14件を開く
2010年代
- 2016年3月創業3D技術を活用したバーチャルフィッティングサービスの事業化を目的として、東京都文京区本駒込において当社を設立
- 2017年7月3D技術を活用したEC導入向けネット試着サービス「Sapeet EC tool」の提供開始
- 2018年9月M&A機械学習分野の知見をさらに深め、新たな領域での価値提供につなげることを目的として、PKSHA Technologyが当社株式を取得し、株式会社PKSHA Technologyの連結子会社化 AIソリューション提供開始
2020年代
- 2020年1月AI(*3)姿勢分析システムである「シセイカルテ」のサービス提供開始
- 2021年4月「シセイカルテ」の追加機能として、電子カルテ機能(現、「マルチカルテ機能」)を追加
- 2021年10月「シセイカルテ」のAI姿勢分析機能に、歩行分析・動作分析機能を追加
- 2022年5月情報セキュリティ強化対策の一環として、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS(*4))に関する国際規格であるJIS Q 27001:2014 (ISO/IEC 27001:2013)の認証を取得
- 2022年6月接客支援システムである「カルティチャット」のサービス提供開始
- 2023年2月「シセイカルテ」の電子カルテ機能について、接客標準化のための高度カスタマイズ機能を追加し、「マルチカルテ」として単一でのサービス提供を開始
- 2023年9月商談時のナビ・サポートによりフローを標準化することで、『成約率を上げる』商談支援ツールである「カルティセールス」のサービス提供開始
- 2023年11月現在地に本社を移転
- 2024年4月日本テレビホールディングス株式会社等を引受先とする第三者割当増資を実施
- 2024年8月AIとロープレができる「カルティ ロープレ」のサービス提供開始
- 2024年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
デスクレスワーカーのエンパワーメント
国内就業者の約6割を占めるデスクレスワーカーの業務効率化とデータ活用を推進する。AIソリューションによりアナログ作業をデジタル化し、情報共有のタイムラグや記入漏れ等のリスクを解消する。
- 02
ウェルネスデータ分析による健康寿命延伸
姿勢分析AIプロダクト『シセイカルテ』で蓄積したデータを活用し、健康課題の解決に取り組む。平均寿命と健康寿命の差を縮めるため、国内外での事業展開を視野に入れる。
- 03
AIソリューションとプロダクトの好循環拡大
準委任型のAIソリューションで早期に収益を確保し、SaaS型AIプロダクトの開発資金に充てる。プロダクトからのストック収益で収益基盤を安定化し、新規事業やM&A投資を実現する。
- 04
データ利活用と新ビジネス創出
AIソリューション・プロダクトから得た技術・データアセットを活用し、Expert AIを強化するとともに新規事業を展開する。個人情報等の取扱いには慎重に対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で53人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は695万円で、1期前と比べて+7.0%。平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は2.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 650 | 35.0 | 2.3 | 41 | 0 |
| 2025年9月 | 695 | 35.6 | 2.5 | 53 | 189 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社 PKSHA Technology東京都文京区本郷二丁目35番10号 · その他の関係会社議決権36.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は10億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+66.7%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 18億円 | 10億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 6 | 1 | 16.7 | 1 |
| 2026年2Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2026年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年9月期からの6期で、売上は1億円から10億円へ10.0倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年9月 | 2 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年9月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 2023年9月 | 4 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年9月 | 6 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年9月 | 10 | 1 | 0 | 10.0 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高10億円のうち、営業利益として残るのは1億円で10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%5億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.0%4億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年9月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は2億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年9月 | −1 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年9月 | −2 | 0 | 2 | −2 | 2 |
| 2024年9月 | 0 | −1 | 2 | −1 | 2 |
| 2025年9月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 2 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年9月期の総資産は6億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は83.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 0 | 0 | 0 | — |
| 2021年9月 | 0 | 0 | 0 | — |
| 2022年9月 | 2 | −1 | 3 | — |
| 2023年9月 | 3 | −3 | 6 | — |
| 2024年9月 | 5 | 2 | 3 | 37.1 |
| 2025年9月 | 6 | 5 | 1 | 83.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中9位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中269位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,678で、1年前と比べて-4.0%。過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 |
| PER (会社予想) | 32.4倍 |
| PBR | 6.67倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近の値動きは堅調で、8月20日に前日比+7.27%の2744円まで上昇し、年初来高値2888円に迫る勢いです。25日移動平均線2476円を約10%上回り、上昇トレンドが明確です。週足では7月中旬から反発し、8月12日の2465円から2744円まで約11%上昇しました。出来高も8月12日以降1万株を超える日が多く、買い意欲が旺盛です。52週安値1965円からは約40%高の水準で、中期的な上昇局面が継続しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER 20.4倍は業界平均30.2倍を下回るが、PBR 5.76倍は平均3.51倍を大きく上回る。ROE 21.2%と高収益だが、無配で配当利回り0%と株主還元が乏しい。売上高は成長しているが、利益が不安定で、高PBRが割高感を与えている。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 23.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 32.4倍 | — |
| PBR | 6.67倍 | 2.96倍 |
| ROE | 21.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
Sapeetは成長期にあるAI画像認識スタートアップ。強気派は、2024年9月期の黒字化達成と、2025年9月期の売上成長率67%計画、営業利益率10%への改善を評価。業界特化型AIソリューションの需要拡大と、大手企業との長期契約獲得による安定成長を期待する。一方、弱気派は、競合の台頭による価格競争リスクや、まだ実績が浅いこと、PER約20倍が成長率に対して割高とみなす。また、顧客の一部が中小企業のため、景気変動で導入遅延リスクも指摘。
- 黒字化達成と高成長
24/9期黒字化、25/9期売上+67%計画
- 業界特化型の強み
小売・製造業向け専用AIで差別化
- 大手顧客の獲得
大口契約で長期収益見通し安定
- 2025年9月期の黒字化達成2025年11月決算発表影響強
売上高10億円、営業利益1億円で黒字転換、EPS改善でPER低下
- 新サービス投入による収益加速不定影響中
情報通信業で高成長、売上高前期比67%増の計画達成
- M&Aによる規模拡大不定影響中
時価総額36億円と小型、M&Aで一気に売上高拡大の可能性
- テクノロジー株への資金シフト不定影響弱
AI関連などテーマ性で小型株物色の流れに乗る
- 競合激化リスク
汎用AIや新興企業との価格競争
- 割高なバリュエーション
PER20倍、成長鈍化時は調整リスク
- 顧客基盤の脆弱性
中小企業比率高く景気影響受けやすい
- 業績未達リスク2025年11月決算発表影響強
売上高10億円計画に対し達成不透明、赤字継続リスク
- 成長性への過大評価継続影響中
PER20.4倍は利益額1億円に対して高く、バリュエーション調整
- 競合ひしめく市場でのシェア獲得困難継続影響中
情報通信業は競争激しく、差別化できなければ成長鈍化
- 流動性リスク継続影響弱
時価総額36億円と小型、売買高少なく値動き荒い
- 売上高成長率
- 成長フェーズの企業であり、計画達成が最重要
- 営業利益率
- 黒字定着と規模拡大による収益性改善
- 契約社数・ARR
- サブスク型ビジネスの基盤を示す
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ1,119人。区分でいちばん多いのは事業法人で50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.0%を占め、残る49.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|
| 事業法人 | 71.2 | 50.8 |
| 個人・その他 | 28.8 | 43.1 |
| 証券会社 | — | 5.0 |
| 外国法人 | — | 0.6 |
| 外国人個人 | — | 0.3 |
| 金融機関 | — | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社PKSHA Technology | 35.97 |
| 02 | 築山英治 | 19.72 |
| 03 | 日本テレビホールディングス株式会社 | 13.70 |
| 04 | 村上大昌 | 2.11 |
| 05 | 楽天証券株式会社 | 1.38 |
| 06 | 三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合 | 1.32 |
| 07 | 松島陽介 | 0.98 |
| 08 | 山元雄太 | 0.98 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 0.78 |
| 10 | 野村證券株式会社 | 0.78 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-26株式会社PKSHA Technology代表取締役 上野山 勝也新規の大量保有報告31.98%-5.13pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−96%、1株純資産は2期で+162%。直近期のROEは21.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2020年9月 | 1,039 | — |
| 2021年9月 | −1,273 | — |
| 2022年9月 | −81 | — |
| 2023年9月 | −133 | — |
| 2024年9月 | −24 | 121 |
| 2025年9月 | 45 | 316 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/9期の役員報酬は総額37百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 築山英治 | 代表取締役社長 | 35 | 311,000 |
| 尾形友里恵 | 取締役 AI・DX事業本部長 | 34 | 4,800 |
| 佐藤琢治 | 取締役 経営管理本部長 | 46 | — |
| 前山義一 | 取締役 常勤監査等委員 | 61 | — |
| 竹村純也 | 取締役 監査等委員 | 55 | — |
| 三浦千絵 | 取締役 監査等委員 | 45 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 30 | 30 | 10 |
| 社外取締役 | 3 | 7 | 7 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,298字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,676字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,704字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,541字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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