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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

日本エンタープライズ

Nihon Enterprise Co.,Ltd.4829 · Standard · 情報・通信業

スマホ向けコンテンツと法人向けITソリューションを両輪に、自社資産を活用したサービスを創出する独立系の事業会社。

概要

日本エンタープライズは1989年に愛知県で設立された情報通信企業である。スマートフォン向けコンテンツや交通情報、キッティング支援などのクリエーション事業と、受託開発やIT人材派遣のソリューション事業を展開する。2025年5月期の売上高は44億円、従業員230人。

クリエーション事業とソリューション事業の二本柱

当社グループはクリエーション事業とソリューション事業の2セグメントで構成される。クリエーション事業は自社保有の権利や資産を活用したサービスで、一般消費者向けの月額コンテンツや通信キャリアの定額制コンテンツ、法人向けのキッティング支援・交通情報・EC・ASPサービス、さらに太陽光発電による再生可能エネルギー事業を含む。ソリューション事業は法人向けにアプリ開発、WEB構築、サーバ構築などの受託開発、高度IT人材の常駐型支援、商材販売や広告などを行う。両事業ともクリエーションで培ったノウハウをソリューションに活かす連携が特徴である。

売上高は横ばい、利益率は低水準

直近10年の売上高は28億円(2012年5月期)から47億円(2024年5月期)まで増加したが、2025年5月期は44億円と前年比5.4%減となった。営業利益は1億円、経常利益0.9億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.2億円と低水準である。売上高経常利益率10%以上を目標に掲げるが、2025年5月期は約2.0%にとどまる。クリエーション事業のセグメント利益は3.7億円、ソリューション事業は2.8億円で、両セグメントとも前年比減益である。

国内中心の事業展開、海外子会社は売却済み

本社は東京都渋谷区に置く。過去に中国北京市に2度の現地法人を設立したが、2004年と2017年に売却した。インド・ムンバイにも子会社を設立したが、後に売却している。現在は連結子会社8社、非連結子会社2社を有するが、それらはすべて国内法人である。グループ全体の従業員は230人で、事業の大部分を国内の顧客向けサービスが占める。海外展開は撤退しており、現時点では日本市場に集中している。

業界の中での役割はITサービスプロバイダー(コンテンツ・ソリューション)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
45億円
営業利益
1億円
営業利益率
2.2%
純利益
1億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
ソリューション 事業26億円59.1%2億円7.7%
クリエーション事業18億円40.9%4億円22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費者向けコンテンツ主力

スマートフォン向けアプリサービスを中心に、ゲーム・電子書籍などのエンターテインメント、交通情報や優待割引、体調管理、鮮魚ECなどのライフスタイル系サービスを自社で企画・提供する。自社で権利や資産を活用し、新しいライフスタイルを創造することを目指す。

主な製品・サービス1
コンテンツサービス
一般消費者向けスマートフォン向けサービスで、ゲームや電子書籍などのエンターテインメント、交通情報や優待割引、体調管理、鮮魚ECなどのライフスタイル関連サービスを含む。

02法人向けITソリューション主力

法人顧客向けに、アプリ開発やWEB構築、サーバ構築、システム運用・監視、デバッグ、ユーザーサポート、販売促進などの受託開発サービスを提供する。クリエーション事業で培ったノウハウを活かし、顧客に新しい価値を提供する。

主な製品・サービス2
システム開発サービス
受託開発としてアプリ開発、WEB構築、サーバ構築、システム運用・監視、デバッグ、ユーザーサポート、販売促進などを提供。
業務支援サービス
高度IT人材による上流工程の業務を常駐型で支援するサービス。

03法人向けビジネスサポート準主力

法人顧客向けに、キッティング支援、交通情報、コミュニケーション、EC・ASPサービスなどを提供する。これらは自社の資産やノウハウを活用した支援サービスで、顧客のビジネススタイル変革を支援する。

主な製品・サービス1
ビジネスサポートサービス
法人向けの支援サービスで、キッティング支援、交通情報、コミュニケーション、EC・ASPサービスなどを含む。

04再生可能エネルギー副次

太陽光発電による再生可能エネルギー事業を展開し、自社で保有する資産を活用して電力を供給する。

主な製品・サービス1
太陽光発電
太陽光発電による再生可能エネルギー事業。

05その他サービス副次

端末周辺環境を支援する各種商材販売、広告、物販等のサービスを提供する。

主な製品・サービス1
その他サービス
端末周辺環境を支援する各種商材販売、広告、物販等。

製品と技術

月額コンテンツと通信キャリア定額制コンテンツ

クリエーション事業のコンテンツサービスでは、一般消費者向けに月額課金のスマートフォンコンテンツを提供する。主なジャンルはゲームや電子書籍などのエンターテインメント、交通情報や優待割引、体調管理、鮮魚ECなどのライフスタイル系である。また、通信キャリアの定額制コンテンツとして、販促強化や新タイトル投入により増収を図っている。2025年5月期はプロモーション強化により月額コンテンツが増加に転じたが、定額制コンテンツの運営管理費増加が利益を圧迫した。

法人向けキッティング支援・交通情報・ECサービス

ビジネスサポートサービスでは、法人向けにキッティング支援(端末設定代行やツール販売)、交通情報の提供、コミュニケーションサービス、EC・ASPサービスを展開する。キッティング支援はスマートフォンやタブレットの初期設定・アプリインストールを代行するもので、2025年5月期はツール販売が増加したが代行サービスは減少した。交通情報サービスは自社開発のデータを活用し、自治体や企業に提供。EC・ASPサービスでは鮮魚のネット販売などを行う。

受託開発と高度IT人材の常駐支援

ソリューション事業のシステム開発サービスは、スマートフォンアプリ開発、WEB構築、サーバ構築、システム運用・監視、デバッグ、ユーザーサポートなどを手掛ける。クリエーション事業で培ったノウハウを活かし、AIやIoTを組み合わせたシステム開発にも対応する。業務支援サービスでは、大手通信キャリアなどに対し、上流工程の常駐型支援を提供。2025年5月期は業務支援が増収となったが、システム開発は復調の遅れにより減収となった。

太陽光発電を中心とする再生可能エネルギー事業

クリエーション事業の一角として、再生可能エネルギー事業を展開する。具体的には太陽光発電所を保有・運用し、売電収入を得ている。グループ会社の山口再エネ・ファクトリー株式会社がこの事業を担う。同事業の規模は売上高全体に占める割合は小さいが、環境配慮の観点から経営方針でもCO2排出削減への貢献を掲げている。ペーパーレス化や消費電力削減などと並ぶESG取り組みの一環として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

小型IT企業、利益率低下傾向

情報通信サービスを提供する企業。売上高は2024年5月期の47億円から2025年5月期に44億円と減少。営業利益率も6.38%→2.27%と急低下。同業のVRAIN Solutionやソラコムは成長局面にあるが、同社は競争激化や案件減少に直面。業界内で規模が小さく、収益基盤の立て直しが急務。

強み

  • 2024年5月期には営業利益率6.38%を達成。
  • 意思決定が早く、変化に対応しやすい。
  • 既存の取引先からの安定需要。
  • 特定分野に特化したサービスを提供。

課題

  • 2025年5月期に売上高44億円と前期比減少。
  • 営業利益率2.27%と前期から大幅悪化。
  • 同業他社との差別化が難しく、価格競争に陥るリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本エンタープライズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17527システムソフト44億円
22303ドーン44億円17.3倍
33768リスクモンスター43億円18.9倍
49476中央経済社ホールディングス43億円12.0倍
54261アジアクエスト43億円30.7倍
64829日本エンタープライズ42億円63.7倍
74052フィーチャ42億円
8269ASapeet42億円23.6倍
9460ABRANU42億円17.6倍
104270BeeX42億円10.3倍
11441ANE41億円8.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

PC販売からモバイルコンテンツへ転換した創業期

1989年5月、愛知県豊田市でパーソナルコンピューターのハードウェア販売とソフトウェア開発を目的に資本金1800万円で設立された。1997年7月に営業を開始し、同年11月には携帯電話・PHSの販売と音声コンテンツサービスを開始、文字コンテンツサービスは1999年4月に始まった。2000年3月に本社を東京都渋谷区に移転し、同年5月には子会社のワールドインフォを吸収合併。2000年6月にはソリューション事業を開始し、創業から10年余りでPC関連からモバイルコンテンツ・ITソリューションへ軸足を移した。

上場と中国進出、株式分割を繰り返した2000年代

2001年2月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現JASDAQ)に株式を上場。同年には1株を2株に分割した。2002年6月、中国北京市に現地法人「北京エンタープライズモバイルテクノロジー有限公司」を設立し、海外展開を開始。2004年5月には同社を売却したが、2005年4月に再び北京に現地法人を設立。2005年12月にはISMS認証を取得、2007年1月にはISO/IEC 27001及びJIS Q 27001認証を取得した。2007年7月には東京証券取引所市場第二部に上場。この間、2002年、2005年、2006年と計3回の株式分割を実施した。

子会社の設立・統合と東証第一部指定

2007年8月、音楽レーベル「@LOUNGE RECORDS」を設立しCD販売を開始。2008年7月にはレーベルビジネス部を分社化し「アットザラウンジ株式会社」を設立。2009年11月にはインドに現地法人を設立し、iPhone/Android向けアプリサービスを開始。同時に複数の子会社を買収・設立した。2010年代には子会社の統廃合を進め、2013年には株式を1株100株に分割し単元株制度を採用。同年、東京証券取引所市場第一部に指定された。その後も株式会社HighLabの設立や会津ラボの子会社化、子会社間の吸収合併を繰り返した。

再生可能エネルギーへの参入とM&Aの推進

2010年代以降、新たな事業領域として再生可能エネルギーに参入した。「山口再エネ・ファクトリー株式会社」を設立し、太陽光発電事業を開始。また、株式会社プロモート、株式会社スマートバリューとの業務資本提携、いなせり株式会社の設立など、M&Aやアライアンスを積極的に推進した。一方、海外子会社はすべて売却し、国内事業への集中を図った。2020年代に入ると、子会社の吸収合併や事業譲渡を進め、グループの再編を継続している。

年表26件を開く

1980年代

  • 1989年5月創業パーソナルコンピューターのハードウェアの販売並びにソフトウエアの開発・販売を目的として、愛知県豊田市に「日本エンタープライズ株式会社」を設立(資本金18,000千円)

1990年代

  • 1997年7月営業を開始
  • 1997年9月本社を千葉県千葉市若葉区に移転
  • 1997年11月携帯電話・PHS等の移動体機器等の販売開始 音声コンテンツ サービス開始
  • 1998年9月創業「株式会社ワールドインフォ」を設立
  • 1999年2月東京支店を東京都港区に設置
  • 1999年4月文字コンテンツ サービス開始

2000年代

  • 2000年3月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2000年5月M&A「株式会社ワールドインフォ」を吸収合併
  • 2000年6月ソリューション 開始
  • 2001年2月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現JASDAQ市場)に株式を上場(2007年9月上場廃止)
  • 2002年1月株式1株を2株に分割(基準日2001年11月30日)
  • 2002年6月創業中国北京市に現地法人「北京エンタープライズモバイルテクノロジー有限公司」を設立
  • 2003年2月創業「株式会社ダイブ」を設立
  • 2004年5月「北京エンタープライズモバイルテクノロジー有限公司」を売却
  • 2005年1月株式1株を10株に分割(基準日2004年11月30日)
  • 2005年4月創業中国北京市に現地法人「因特瑞思(北京)信息科技有限公司」を設立
  • 2005年12月ISMS適合性評価制度認証取得
  • 2006年1月株式1株を2株に分割(基準日2005年11月30日)
  • 2006年7月M&A「株式会社ダイブ」が、「株式会社モバイルコミュニケーションズ」を吸収合併
  • 2007年1月ISO/IEC 27001及びJIS Q 27001認証取得
  • 2007年6月創業中国北京市に現地法人「瑞思豊通(北京)信息科技有限公司(現 瑞思創智(北京)信息科技有限公司)」を設立
  • 2007年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2007年8月創業音楽レーベル「@LOUNGE RECORDS」設立、CD販売開始
  • 2008年7月創業レーベルビジネス部の分社化により、「アットザラウンジ株式会社」を設立
  • 2009年11月M&Aインド・ムンバイに現地法人「NE Mobile Services (India) Private. Limited.」を設立 iPhone/iPod touch向けアプリ サービス開始 Android向けアプリ サービス開始「株式会社フォー・クオリア」を子会社化「交通情報サービス株式会社」を子会社化「株式会社and One」を子会社化 株式1株を100株に分割(基準日2013年11月30日)単元株制度の採用 東京証券取引所市場第一部指定「株式会社HighLab」を設立「株式会社会津ラボ」を子会社化「山口再エネ・ファクトリー株式会社」を設立「株式会社プロモート」を子会社化「NE銀潤株式会社」を設立「北京業主行網絡科技有限公司」を売却「株式会社スマートバリュー」と業務資本提携「いなせり株式会社」を設立「株式会社フォー・クオリア」が、「アットザラウンジ株式会社」を吸収合併「NE Mobile Services (India) Private. Limited.」を売却「株式会社HighLab」を吸収合併「株式会社ダイブ」が、「株式会社アルゴ」を子会社化「店頭アフィリエイトサービス」を事業譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業拡大と新価値創造

    生成AI・IoT・クラウド技術の進化に対応し、既存事業の深化と新たな価値創造に挑戦。外部とのアライアンス強化、業務提携、M&Aを推進し事業領域を拡大する。

  2. 02

    企画力・技術力の強化

    DX加速と顧客ニーズ多様化に対応するため、サービスの付加価値向上と新サービス創出に向けた企画力・技術力を強化。社内教育や研修体制を充実させる。

  3. 03

    人材の確保・育成

    優秀な人材確保と付加価値の高い人材育成が課題。採用手法の多様化、社内外研修の活用、福利厚生充実や働きがいのある職場づくりに取り組む。

  4. 04

    内部統制の強化・充実

    金融商品取引法に基づく内部統制報告制度への対応を推進。グループ全体の業績管理体制を確立し、将来的なプライム市場上場を視野にコーポレートガバナンスを強化する。

  5. 05

    リスクマネジメントと働き方改革

    情報セキュリティや自然災害等の多様なリスクに対応する体制を強化。従業員の健康・ワークライフバランスを支援し、業務効率化により生産性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で225人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は657万円で、10期前と比べて+16.5%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は7.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月236
2017年5月214
2018年5月183
2019年5月56438.66.9175
2020年5月60538.86.3189
2021年5月62938.46.5199
2022年5月62139.85.2220
2023年5月58240.36.2218
2024年5月65540.66.9220136
2025年5月66941.17.423043
2026年5月65740.77.922544

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
- — 株式会社 スマート・コミュニティ・サポート(山口県宇部市)174百万円
本社 — 東京都渋谷区108百万円
- — 株式会社 andOne(東京都渋谷区)59百万円
- — 株式会社会津ラボ(福島県会津若松市)33百万円
その他20百万円
- — 株式会社 フォー・クオリア(東京都品川区)18百万円
- — 株式会社プロモート(東京都渋谷区)12百万円
- — 株式会社ダイブ(東京都港区)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ダイブ(注3)
    東京都港区
    議決権83.3%
  • 国内
    株式会社 フォー・クオリア(注4)
    東京都品川区
    議決権97.5%
  • 国内
    株式会社 and One
    東京都渋谷区
    議決権93.2%
  • 国内
    株式会社会津ラボ(注2)
    福島県 会津若松市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プロモート
    東京都渋谷区
    議決権90.6%
  • 国内
    いなせり株式会社
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 スマート・コミュニティ・サポート(注2)
    山口県宇部市
    議決権50.6%
  • 国内
    株式会社アップ デートサポート(注2)
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    NEインベストメント株式会社(注5)
    東京都渋谷区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は45億円営業利益1億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.3%、利益が+0.0%。

売上高
+2.3%
45億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
1億円
営業利益率
2.2%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高48億円45億円
営業利益1億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は23億円、営業利益は1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+4.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1000.00
2023年4Q110
2024年1Q1100.00
2024年2Q1119.11
2024年3Q1218.31
2024年4Q1317.70
2025年2Q2200.00
2025年4Q2214.50
2026年2Q2200.00
2026年4Q2314.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は28億円から45億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月2832
2013年5月4144
2014年5月4534
2015年5月5122
2016年5月5533
2017年5月4821
2018年5月3932
2019年5月3431
2020年5月3632
2021年5月4341
2022年5月4021
2023年5月4221
2024年5月47336.42
2025年5月44112.30
2026年5月45112.21

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高45億円のうち、営業利益として残るのは1億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%30億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.3%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.2pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.4pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.7pt
1.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の10.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月23−1515
2013年5月53−1823
2014年5月25−1728
2015年5月−1−19−236
2016年5月2−4−1−233
2017年5月4−2−2234
2018年5月36−2941
2019年5月30−1343
2020年5月6−1−1547
2021年5月5−1−3447
2022年5月0−1−4−142
2023年5月30−1343
2024年5月3−1−1244
2025年5月2−4−3−238
2026年5月3−1−1239

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は83.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月3632485.7
2013年5月51401175.3
2014年5月55441175.7
2015年5月63531081.6
2016年5月6052883.5
2017年5月62521080.2
2018年5月6052882.1
2019年5月6052881.4
2020年5月6253980.9
2021年5月6152982.5
2022年5月5749884.0
2023年5月5749883.7
2024年5月6051982.6
2025年5月5649784.7
2026年5月5649783.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
27億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中20位あたり、逆に低いのはROE605社中549位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥109で、1年前と比べて-7.5%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥109-0.9%1ヶ月+4.8%1年-7.5%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥99高値¥143

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)63.7倍
PER (会社予想)49.3倍
PBR0.89倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.0%と上昇。25日線(102.8円)を+3.1%上回るが、75日線(111.5円)を-5%下回る。52週高値(143円)から-26%の低位株。週足は底打ち感あるが上値重い。出来高はやや増加傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが124.71倍と業界平均30.55倍を大幅に上回り割高。PBRは0.87倍と平均3.47倍を下回るが、収益性が低くROEは低水準。配当利回りは2.86%と平均1.22%を上回るが、業績は減収減益傾向で持続性に疑問。割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)63.7倍47.9倍
PER (予想)49.3倍
PBR0.89倍2.96倍
ROE1.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績の不安定さと今後の成長性が論点。強気派は直近の回復や新規事業への期待を持つが、公開情報が乏しく評価困難。弱気派は減収減益予想、低い営業利益率、小規模ゆえの経営リスクを指摘。PER125倍と高バリュエーションだが、PBR0.87倍と解散価値割れ。配当利回り2.86%は一応の安心材料。投資判断には追加情報が必要。

プラスに働く材料7
  • PBR1倍割れの割安感

    PBR0.87倍で株価は解散価値以下。

  • 配当利回り安定

    2.86%の配当を継続。

  • 新規事業の可能性

    情報通信分野でニッチな需要開拓余地。

  • 新規顧客獲得による収益回復2026年下期影響

    営業利益1億円から増加へ、過去水準3億円への戻り期待

  • PBR0.87倍での株主還元強化次回株主総会影響

    PBR1倍割れ、自社株買いや配当増で是正を促す

  • 業績悪化後の底打ち期待2026年Q1影響

    前期減益で悪材料出尽くし感、需給改善余地

  • IT投資需要の取り込み2026年~2027年影響

    DX投資堅調、受注獲得で売上回復の可能性

マイナスに働く材料7
  • 業績減収減益見込み

    2025/5期は売上44億円、営業利益1億円の予想。

  • 高PERで割高

    PER124.7倍と収益力に見合わない。

  • 情報開示不足

    事業内容が不透明で分析困難。

  • 営業利益減少傾向の継続2026年Q1~Q2影響

    営業利益1億円(前期3億円)、更なる悪化で赤字転落リスク

  • 高PER(125倍)調整リスク継続影響

    PER124.7倍は業績停滞に比して割高、修正売り圧力

  • 売上高減少トレンド2025年通期影響

    売上44億円(前期47億円)、2四半期連続減収

  • 流動性極小による下落増幅不定影響

    時価総額43億円、出来高少なく下落時は売り圧力強まる

次の決算で確かめる点
売上高推移
業績の方向性を確認する基本指標。
営業利益率
収益性の改善・悪化を見極める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.75%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
384.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月2606.1
2018年5月20.0625.0
2019年5月20.0588.2
2020年5月20.084.4
2021年5月350.0
2022年5月2−33.316.4
2023年5月20.0222.2
2024年5月350.0100.0
2025年5月30.0
2026年5月30.0384.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ9,270人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.2%を占め、残る73.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他58.463.665.366.969.772.8
事業法人29.427.027.325.926.026.2
外国法人2.90.80.90.81.80.5
証券会社2.61.71.33.82.40.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
金融機関6.76.85.12.50.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01植田 勝典28.79
02プラントフィル株式会社25.04
03小松 秀輝1.35
04西本 誠治1.12
05多々良 師孝0.82
06増田 明彦0.69
07飯島 功市郎0.64
08酒井 一0.57
09佐伯 高史0.55
10今津 基茂0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−100%、1株純資産は15期で−98%。直近期のROEは1.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月4518,1335.720.342.9
2013年5月910110.321.820.4
2014年5月1211110.919.846.1
2015年5月51273.874.737.4
2016年5月81246.431.71071.4
2017年5月21222.0105.7606.1
2018年5月41233.452.6625.0
2019年5月21222.065.2588.2
2020年5月41253.663.284.4
2021年5月31262.764.5
2022年5月21241.589.516.4
2023年5月31242.249.3222.2
2024年5月51284.324.3100.0
2025年5月11230.4208.9
2026年5月21231.463.2384.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
植田勝典代表取締役会長兼社長6311,095,400
田中勝専務取締役 管理本部長59119,900
杉山浩一取締役 営業本部長 兼グループ技術管掌(社長特命担当)55190,500
福田正取締役65
岩田明子取締役571,600
片貝義人常勤監査役7534,900
吉川信哲監査役7615,200
星野正司監査役705,800

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)312112140
社外取締役418185
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,174字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(日本エンタープライズ株式会社)及び連結子会社9社並び に非連結子会社2社により構成され、クリエーション事業及びソリューション事業を展開しております。 なお、以下の二つの事業は「第5 [経理の状況] 1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表] [注記事項]」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)クリエーション事業 スマートフォンによるアプリサービスを中心とした一般消費者向け「コンテンツサービス」、キッティング支援、交通情報、コミュニケーション、EC・ASPサービス等法人向け「ビジネスサポートサービス」、太陽光発電の「再生可能エネルギー」等、自社で保有する権利や資産を活用したサービスの提供を通じて、新しいライフスタイル、ビジネススタイルを創造する事業であります。 主なクリエーション事業の内訳は、以下のとおりであります。 内 訳   内 容 コンテンツサービス   一般消費者向けスマートフォンコンテンツサービス ・エンターテインメント(ゲーム、電子書籍等) ・ライフスタイル(交通情報、優待割引、体調管理、鮮魚EC 等) ビジネスサポートサービス   法人向け支援サービス ・キッティング支援 ・交通情報 ・コミュニケーション ・EC・ASPサービス等 再生可能エネルギー   ・太陽光発電 (2)ソリューション事業 法人顧客向けITコンサルティング、システム開発・運用、デバッグ、ユーザーサポートなどクリエーション事業で培ったノウハウを活かした受託開発の「システム開発サービス」、高度IT人材により上流工程の業務を常駐型で支援する「業務支援サービス」、端末周辺環境を支援する各種商材販売、広告、物販等の「その他サービス」等、ITソリューションを通じ、顧客に新しい価値を提供する事業であります。 主なソリューション事業の内訳は、以下のとおりであります。 内 訳   内 容 システム開発サービス   ・受託開発(ITコンサルティング、システム開発・運用、デバッグ、  ユーザーサポート 等) 業務支援サービス   ・上流工程の業務における高度IT人材による常駐型支援 その他サービス   ・端末周辺環境を支援する各種商材販売、広告、物販等 当社グループの事業系統図は概ね次のとおりであります。 (注)1.当社は、当社の交通情報サービス事業を承継する「交通情報サービス株式会社」を2026年8月1日付で新 設分割により設立したほか、その他の事業を吸収分割する「日本エンタープライズ分割準備株式会社」を 同年7月1日付で設立しております。 2.上記の他に、非連結子会社2社(セキュア・バンク株式会社、Dive Global Access, Inc.)があります。
経営方針・対処すべき課題3,799字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「世の中に驚きと感動を提供し、社会全体に役立つ企業であり続ける」ことを目的(パーパス)とし、「世の中をもっと便利に、楽しく、快適に」するITソリューションを提供することを経営方針として掲げております。 企画力・技術力・営業力の練磨と蓄積により事業を拡大し、継続的に安定した事業基盤を堅持する他、経営基盤を確立し企業活動の持続可能性を維持・発展させるため、企業の社会的責任(CSR)を包含したEnvironment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)にも配慮し、次の取り組みを推進してまいります。 ①環境(Environment) 脱炭素経営に向けペーパーレス化や消費電力削減によりCO2排出量削減に取り組む他、デジタル化支援サービスや再生可能エネルギー開発、水産資源の有効活用のための水産物ECサービス、リサイクル支援サービスなど事業活動を通じて循環型経済に寄与する取り組みを推進してまいります。 ②社会(Social) 「働き方改革」を踏まえた就業環境づくりや女性管理職の登用、教育制度の整備など企業活動において各種施策を講じる他、健康サポートアプリや業務効率化ツールの提供など事業を通じ、社会における多様な人材の活躍に向けた支援を行ってまいります。 ③企業統治(Governance) スキル・マトリックスを踏まえた役員構成、取締役会実効性評価の実施、コンプライアンス責任者・事務局の設置など経営において公平性を確保する他、全てのステークホルダーへ的確な情報開示を行い透明性の高い経営を遂行してまいります。 (2) 経営環境及び経営戦略等 当社グループは、「経営方針」に基づき「クリエーション事業」及び「ソリューション事業」の両事業において、多様なサービスの創出・提供を通じ社会に貢献することを目指しております。 当社グループを取り巻く経営環境について、地政学リスクや金融資本市場の変動により景気の先行きは依然として不透明な状況が続くと予想される一方で、ITサービス業界は急速な技術革新やモダナイゼーション(注1)を背景にした企業のDX(注2)推進に伴う積極的なIT投資等により堅調な拡大が見込まれています。 このような状況の下、当社グループといたしましては、「クリエーション事業」における法人向けサービスについては、高品質な独自開発システムと豊富な支援実績を強みに顧客の深耕を図るとともに、急速な技術革新に伴うサービスの拡充や社会変容・環境変動に伴うサービスの創出により新規開拓を推し進めてまいります。 また「ソリューション事業」については、昨今の技術革新に伴い高付加価値のサービスが求められる中、自社コンテンツの運用で培ったノウハウと開発力を活かす他、コンサルティング力を強化しITコンサルティングを軸としたソリューションを提供することで、事業拡大やビジネス創出等、顧客の価値創造を推進するとともに、AI活用を強化し収益向上を図ってまいります。 これらの取り組みを積極的に推進し、今後の市場発展を見据えた事業領域を拡大していくことで、中長期的な企業価値向上を図ってまいります。 (注1)老朽化ITシステム(レガシーシステム)を最新の技術やアーキテクチャへ刷新し最適化を図ること (注2)「Digital Transformation」の略 「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループの重視している経営指標は、売上高経常利益率であります。安定的な収益を確保し、当該収益の 一部を将来の収益基盤の構築・向上を図るための成長投資に活用し、業績に応じた配当を継続して行うことができる収益体質の維持・強化に努めるため、売上高経常利益率10%以上を確保することを目標としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上の課題 当社の置かれる経営環境を踏まえ、今後、当社グループの事業を積極的に展開し、業態を拡大しつつ、安定的 な企業基盤を構築すべく、以下の点を主要課題として取り組んでまいります。 ①事業の拡大 当社グループの主要市場であるITサービス業界では、生成AIやIoT、クラウド技術の進化に加え、DXの進展により、人々のより良い生活に資する多様なITサービスが経済や社会活動へ浸透し、求められるサービスやソリューションも日々変化しております。当社グループがこうした変化に対応し、持続的な成長を遂げるためには、既存事業の深化に加えて、新たな価値創造に向けて挑戦し続けていくことが不可欠であり、そのためには事業領域の拡大が重要な課題であると認識しております。この課題に対処すべく、既存事業における需要の深掘りと付加価値の向上に努めるとともに、積極的に外部企業とのアライアンス強化、業務提携、M&Aを推進してまいります。 ②グループ経営体制の強化 当社グループが持続的な成長を実現していくためには、各社が有する事業基盤や技術、顧客基盤等の経営資源を有効に活用し、グループ全体の競争力を強化していくことが重要な課題であると認識しております。グループ経営体制の強化を通じて、各社の強みを活かした連携を一層推進するとともに、営業活動やサービス開発等における協業を促進し、グループシナジーを最大限に発揮することで、新たな事業機会の創出及び企業価値の向上に努めてまいります。 ③人材の確保・育成 当社グループは、DX時代に即した新たな事業への対応が求められるため、優秀な人材確保と同時に、従業員が各々の専門性を高め、変化する事業環境に柔軟に対応できる人材へと成長するための育成が重要な課題であると認識しております。特にIT業界においては、顧客ニーズの多様化に加え、技術革新が著しく、それらに対応する営業力を有する人材や、高度な技能を有するIT人材の獲得競争が激化していることから、当社グループでは採用手法の多様化を進めております。また、育成においては、社内研修の継続的な実施に加え、外部の教育制度も積極的に活用しながら、従業員一人ひとりの成長を支援しております。併せて、福利厚生の充実や働きがいのある職場づくり、組織の活性化に資する施策にも積極的に取り組んでまいります。 ④内部統制の強化・充実 当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上のために、内部統制の強化・充実が重要な課題であると認識しております。金融商品取引法に基づく内部統制報告制度への適切な対応を推進するとともに、財務報告に係る内部統制が有効且つ適正に行われる体制の運用・評価を継続的に行うことで、業務の有効性及び効率性を高め、グループ全体での業績管理体制を確立し、更なる内部統制の強化に努めてまいります。また、将来的なプライム市場への上場を視野に、改訂コーポレートガバナンス・コードの趣旨を踏まえた、各種施策に積極的に取り組み、多様なステークホルダーとの建設的な対話を促進するための実効性ある体制を整備してまいります。 ⑤リスクマネジメント体制の強化 情報セキュリティ、システム開発、サービス提供に伴うリスクや自然災害等、事業を取り巻くリスクは多様化しております。当社グループが永続的に成長・存続するためには、これらのリスクの予防、迅速な対応が重要な課題であると認識しております。当社グループにおいては、経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクを適切に認識・評価するため、リスク管理規程を設ける他、リスク管理チームを設置し、今後も一層リスクマネジメント体制の強化に努めてまいります。 ⑥働き方改革の推進 当社グループでは、「21世紀を代表する社会をより良い方向に変える会社でありたい」という経営ビジョンのもと、当社グループの技術・サービスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する取り組みを推進し、企業価値の向上を目指しております。これらを中長期的に実現していくためには、当社グループの成長を支える原動力である従業員の心身の健康を維持し、能力を最大限に発揮できる職場環境の整備が重要な課題であると認識しております。そのため、従業員の心身の健康を支援するとともに、ワークライフバランスに配慮した多様で柔軟な働き方の推進、ワークフローの改善やペーパーレス化等による業務の生産性・効率性向上に資する施策を通じ、働き方改革を推し進めてまいります。 ⑦生成AIの利活用 生成AIをはじめとするAI技術の進展により、業務の効率化や新たなサービスの創出が期待される中、これからの技術を適切にかつ効果的に活用していくことが重要な課題であると認識しております。当社グループにおいては、業務プロセスの効率化や生産性の向上を図るとともに、既存サービスの高度化及び新たな価値創造につながる活用を推進し、企業価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク3,564字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 市場環境に関するリスク ①競合について IT関連市場は、近年のDXの推進を背景に新規参入企業の急激な増加や既存企業の事業拡大が見込まれることに加え、同市場の急激な変化や成長の不確実性により、当社グループが提供するサービスにおいて必ずしも優位性を維持できるという保証はなく、競合企業との競争が激化した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②投資活動について IT関連市場は、今後も技術革新が進むことにより提供サービスの進化、市場拡大が予想されております。このような環境において、当社グループは企業価値向上のため、外部企業の買収や事業の譲受等のM&Aや設備投資、研究開発等の投資活動を重要な成長戦略の一つと位置付けております。これら投資活動の実施にあたっては、事前に市場環境や顧客ニーズを勘案し、十分に検討を行いますが、想定どおりに事業を展開できない場合、投資を十分に回収できないリスクや投資活動に伴い発生したのれん及びその他の固定資産の減損損失が発生するなどのリスク等が存在しており、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③システムダウンについて 当社グループは、コンピューターシステムを結ぶ通信ネットワークにより、情報通信サービスを提供しておりますが、自然災害や不慮の事故によりデータセンター等で障害が発生した場合には、当該サービスを利用する一般ユーザーや法人顧客等に対して様々な損害をもたらす可能性があります。また、予期しない急激なアクセス増等の一時的な過負荷によってサーバが作動不能に陥った場合、当該サービスが停止する可能性があります。さらには、ウイルスを用いた侵害行為や、当社グループの管理し得ないシステム障害が発生する可能性も否定できません。これらにより、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業に関するリスク ①移動体通信事業者・プラットフォーム運営事業者等との取引について 当社グループのコンテンツサービスにおいては、一般ユーザーにコンテンツを提供するため、各移動体通信事業者及びプラットフォーム運営事業者等へ当該コンテンツを展開しております。当社グループといたしましては、今後もこれらの事業者等との安定的な取引の継続に向け、良好な関係維持に努めてまいりますが、当該事業者等におけるコンテンツの提供条件や、事業戦略の変更等の事由により、当社グループとの取引条件の変更または取引が継続できなくなった場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②情報料の取扱いについて 当社グループのコンテンツサービスにおいては、情報料の回収を各移動体通信事業者に委託しております。この内、株式会社NTTドコモ及びKDDIグループ等に委託しているものについては、同社らの責に帰すべき事由によらず情報料を回収できない場合は、当社グループへ情報料の回収が不能であると通知し、その時点で同社らの当社グループに対する情報料回収代行義務は免責されることになっております。なお、当社グループのコンテンツサービスは、移動体通信事業者から回収可能な情報料を売上として計上しておりますが、移動体通信事業者が回収できない情報料が増減した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③サービスの陳腐化について 当社グループが提供するサービスは、IT関連の技術革新や利用ニーズの変化の影響を受けるため、必ずしもライフサイクルが長いとは言えず、新技術への対応に遅れが生じた場合や利用ニーズと乖離したサービスを提供した場合、当社サービスの陳腐化を招くため、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④個人情報の流出について 当社グループが提供する情報通信サービスは、一般ユーザーの個人情報や画像データ等をサーバ上に保管する場合があり、採用している様々なネットワークセキュリティにも拘らず、不正アクセス、サイバー攻撃、ランサムウェア感染その他の事由による個人情報の流出等の可能性は存在しております。このような個人情報の流出等が発生した場合、当社グループに対する損害賠償の請求、訴訟、行政官庁等による制裁、刑事罰その他の責任追及がなされる可能性があります。また、これらの責任追及が社会的な問題に発展し、当社グループが社会的信用を失う可能性があります。 ⑤スマートフォン向けサービスについて 当社グループのコンテンツサービスは、主にスマートフォン向けに多様なアプリ、サービスを企画・開発し、一般ユーザーに提供しております。当社は、移動体通信事業者向けに各種コンテンツを提供してきたノウハウを活かし、ユーザーニーズに合致した開発・提供に努めておりますが、一般ユーザーの嗜好の移り変わりが激しい中、魅力的なコンテンツを適時に提供できない場合や競合の状況等により、想定どおりに普及・課金が進捗しない可能性があることから、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥法人顧客向けサービスについて 当社グループは法人顧客向けに受託開発・運用業務の他、高度人材による業務支援、スマートフォン等の端末に係る周辺サービスを提供しております。今後におきましても、近年のDXの推進を背景とした企業のIT投資意欲が引き続き高い中、当社グループの開発体制を強化していく他、これまで培ったノウハウや子会社の有する技術・開発力を積極的に活用し事業領域の拡大に努めてまいりますが、新規事業領域への参入においては、開発した製品・サービスが顧客に受け入れられない、競合製品・サービスとの差別化が図れない、開発が進捗しない、市場の拡大が見込めない場合等、当社が想定した事業拡大が図れない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦グループ経営体制について 当社グループは、持株会社体制への移行により、グループ全体の経営資源の最適配分及び各事業会社における意思決定の迅速化を図ってまいります。しかしながら、グループ各社に対する管理・監督が十分に機能しない場合や、経営資源の配分が適切に行われない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他リスク ①各種規制について 当社グループの属する事業者を規制対象とする新法令・新条例の制定等の状況によっては事業活動範囲が狭まることや監督官庁の監視、検査が厳しくなることが考えられます。また、当社グループの属する事業者間における自主的なルール等が、当社グループの事業計画を阻害する可能性があります。その結果、当社グループの事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②知的財産権について 当社グループが提供するサービスにおいては、特許や著作権、商標等の知的財産権の確保が重要であり、独自の技術・ノウハウ等の保護・保全や第三者の知的財産権を侵害しないよう十分な注意を払っておりますが、今後、当社グループの事業分野における第三者の特許等が成立した場合、また当該事業分野において認識していない特許等が既に成立している場合、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性及び特許に関する対価(ロイヤリティ)の支払等が発生する可能性があります。この結果、当社グループの経営成績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社では、当社役職員に対するインセンティブを目的とした新株予約権を発行しております。それらの権利が行使された場合、株式価値の希薄化が起こり、当社株価に影響を及ぼす可能性があります。 ④減損会計について 当社グループでは、ソフトウエアを中心にその資産性を検討した上で、事業用資産を計上しております。当該資産については、固定資産の減損に係る会計基準に従い、定期的な保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し、減損損失の認識・測定を行っています。経営環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、対象となる資産に減損損失を計上する必要が生じた場合、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,663字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の概況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続する一方、地政学リスクの高まりや金融資本市場の変動に伴う国内景気の下振れ懸念等から、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような経済情勢の下、当社グループに関連するITサービス業界は、企業における人手不足解消・競争力強化を目的としたモダナイゼーション(注1)への対応や生成AIの導入、業務効率化及び生産性向上に向けたDX(注2)の推進等により、堅調に拡大しております。 これらの状況において、当社グループといたしましては、クリエーション事業(コンテンツサービス、ビジネスサポートサービス等)及びソリューション事業(システム開発サービス、業務支援サービス、その他サービス)を推進し、事業規模及び収益拡大に努めてまいりました。 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。 <クリエーション事業> 自社で保有する権利や資産を活用したサービスを提供する当事業は、一般消費者向け「コンテンツサービス」においては、通信キャリアの定額制コンテンツ等の減少により減収となりました。 法人向け「ビジネスサポートサービス」においては、EC・ASPサービス等が減少したものの、キッティング支援が大幅に伸長した他、コミュニケーションの増加により増収となりました。 以上の結果、クリエーション事業の売上高は18億27百万円(前連結会計年度比1.5%増)、セグメント利益は4億4百万円(同9.9%増)となりました。 <ソリューション事業> 法人向けシステムの受託開発・運用を主な業務とする当事業は、「システム開発サービス」においては、企業の生成AI導入及びDX推進を背景に需要が増大する中、ITコンサルティング、システム開発・運用、デバッグ、ユーザーサポート等クリエーション事業で培ったノウハウと豊富な開発実績を活かした受託開発等を推し進めたものの、復調途上のため減収となりました。 人手不足問題にマッチした「業務支援サービス」においては、上流工程を担う高度IT人材による常駐型支援サービスの需要は引き続き増勢であるものの、人材獲得不足により減収となりました。 また「その他サービス」においては、ガラスコーティング剤等の販売が伸長し増収となりました。 以上の結果、ソリューション事業の売上高は26億39百万円(前連結会計年度比0.1%減)、セグメント利益は2億41百万円(同12.4%減)となりました。 <連結決算の概況> 当連結会計年度における売上高は44億66百万円(前連結会計年度比0.6%増)、営業利益は82百万円(同21.0%増)、経常利益は1億6百万円(同19.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は65百万円(同203.5%増)となりました。 売上高については、「コンテンツサービス」「システム開発サービス」「業務支援サービス」が減少したものの、「ビジネスサポートサービス」「その他サービス」の増加により増収となりました。 営業利益・経常利益については、外注費等 売上原価が増加したものの、キッティング支援(ツール)及びコミュニケーションが収益向上に寄与した他、販売費及び一般管理費の低減に努めた結果、増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益については、上記理由の他、特別利益の増加により増益となりました。 (注1)老朽化ITシステム(レガシーシステム)を最新の技術やアーキテクチャへ刷新し最適化を図ること (注2)「Digital Transformation」の略 「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念 ②財政状態 当連結会計年度末における資産、負債、純資産の状況は以下のとおりです。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して46百万円増加し、56億38百万円となりました。流動資産は、主に売掛金及び契約資産の減少額1億15百万円、現金及び預金の増加額1億6百万円、未収入金の増加額8百万円、商品の増加額6百万円及び仕掛品の増加額6百万円により前連結会計年度末と比較して16百万円増加し、47億27百万円となりました。固定資産においては、主に投資有価証券の増加額30百万円により前連結会計年度末と比較して30百万円増加し、9億10百万円となりました。 負債につきましては、主に買掛金の減少額36百万円及び契約負債の増加額83百万円により前連結会計年度末と比較して49百万円増加し、7億44百万円となりました。また、純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や、その他有価証券評価差額金の増加額56百万円がありましたが剰余金の配当により前連結会計年度末と比較して3百万円減少し、48億93百万円となりました。 なお、安全性に関する指標は、自己資本比率83.7%、流動比率715.9%、固定比率19.3%となり健全な水準を維持しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益1億37百万円(前連結会計年度比48.8%増)、減価償却費1億17百万円(同5.4%増)、売上債権の減少額1億15百万円(同98.9%増)等による資金の増加が、法人税等の支払額40百万円(同54.9%減)等の資金の減少を上回ったことにより、当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは2億89百万円の資金の増加(前連結会計年度は1億57百万円の資金の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の売却による収入2億39百万円(同17.9%増)がありましたが、クリエーション事業に係るソフトウエア開発を中心に無形固定資産の取得による支出82百万円(同35.3%減)、関係会社株式の取得による支出25百万円、投資有価証券の取得による支出2億18百万円(同56.6%減)等により、当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは81百万円の資金の減少(前連結会計年度は4億36百万円の資金の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 株主の皆様への利益還元といたしまして配当に1億16百万円(同0.8%増)を支出したことに加え、リース債務の返済による支出4百万円等により、当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは1億28百万円の資金の減少(前連結会計年度は2億86百万円の資金の減少)となりました。 以上のとおり、当連結会計年度は営業活動で増加した資金を効果的な設備投資に投入するとともに、株主の皆様への利益還元として配当に充当いたしました。これにより、当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末比1億6百万円増加し、39億30百万円となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、自社で保有する権利や資産を活用するサービスや、受託開発等のITソリューションの提供により、クライアントのニーズに合った価値を提案し、新たなライフスタイル、ビジネススタイルを創造する事業を主体とする企業であり、生産設備を保有していないため生産実績の記載はしておりません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日) 仕入実績(千円)   前年同期比(%) クリエーション事業   183,109   94.9 ソリューション事業   79,954   454.2 合計   263,063   125.0 (注)1.上記の仕入実績は、情報等使用料及び商品仕入であります。 2.情報等使用料とは、当社グループが配信する画像、ゲーム、音楽著作物及びソフトウエアの権利保持者及び代理人に支払う料金であります。 c.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) クリエーション事業   1,827,320   101.5   2,500   92.6 ソリューション事業   2,639,068   99.9   53,375   99.5 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) クリエーション事業   1,827,520   101.5 ソリューション事業   2,639,352   99.9 合計   4,466,872   100.6 (注)主な販売先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 会計期間    相手先    金額(千円)    割合(%) 前連結会計年度  (自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)    株式会社NTTドコモ  NTTコミュニケーションズ株式会社  株式会社KDDIテクノロジー   1,214,587 192,317 162,656   27.3 4.3 3.7 当連結会計年度  (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)    株式会社NTTドコモ  トレンドマイクロ株式会社  株式会社テレビ朝日メディアプレックス   1,075,290 188,733 181,302   24.1 4.2 4.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 [経理の状況] 1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表] [注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」及び「第5 「経理の状況」 1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表] [注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.当連結会計年度の経営成績等に関する認識及び分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」及び「②財政状態」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループ経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 [事業の状況] 3[事業等のリスク]」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 [事業の状況] 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、人件費、外注費や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、株式投資、設備投資、新規及び機能の追加等によるソフトウエアの開発費用等によるものであります。 当社グループにおける現在の現預金残高を考慮しますと、当面の運転資金は自己資金で賄う予定でありますが、将来の収益に繋がる設備投資や利益成長が見込める分野への投資につきましては、当座勘定借越契約を活用した銀行借入金など、資金需要に合った対応を図ってまいります。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は39億30百万円となっております。 d.経営者の問題認識と今後の方針 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 [事業の状況] 1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」に記載のとおりであります。 e.中長期的な会社の経営戦略 わが国の景気は緩やかな回復が続くと期待されているものの、地政学リスクや金融資本市場の変動を巡る不確実性から、景気の先行きは依然として不透明な状況が続くと予想されます。 このような状況下、当社グループは企業価値の最大化を目指し持株会社体制へ移行する予定であることを決定いたしました。事業持株会社における事業部門を分離することでグループ経営管理を高度化し、経営資源の最適配分、機動的な事業運営を図り、既存事業の推進力と新規事業の創出を強化するとともに、グループシナジーやM&Aを促進し収益力の改善を図ってまいります。 <クリエーション事業> 「コンテンツサービス」「ビジネスサポートサービス」「再生可能エネルギー」から成る自社IPを活用したサービスの提供を通じて新しいライフスタイルを創造する事業です。 一般消費者向け「コンテンツサービス」については、サービス拡充によるバリュー向上と法人とのアライアンス強化により反転を図ってまいります。 法人向け「ビジネスサポートサービス」については、キッティング支援、交通情報等を積極的に推進してまいります。キッティング支援については、豊富な支援実績を基に営業を強化しツールの拡販を推し進めてまいります。交通情報サービスについては、異常気象対策として交通情報の需要が高まる中、独自サービスの拡充と新規サービスの創出により事業を拡大してまいります。 太陽光発電売買を主とする「再生可能エネルギー」は、GX(注)推進の高まりを背景にエネルギーの安定供給へ向けてサービスを拡大してまいります。 <ソリューション事業> 「システム開発サービス」「業務支援サービス」「その他サービス」から成るITソリューションを通じてお客様のビジネスに新しい価値を提供する事業です。 法人向けシステムの受託開発・運用を主な業務とする「システム開発サービス」については、生成AIの導入やレガシーシステムの刷新など企業の旺盛なIT投資需要に対し、ITコンサルティング力の強化とAI駆動型開発を強化し、クリエーション事業で培ったノウハウを活かしたトータルソリューションサービスの提供を促進してまいります。 人手不足問題にマッチした「業務支援サービス」については、高度IT人材による付加価値の向上と柔軟な支援体制による対応力の強化により開発領域を中心に顧客の深耕と開拓を推し進めてまいります。端末周辺環境の支援に向けて各種商材を販売する「その他サービス」については、サステナビリティ経営に向けて需要が高まる中古端末やガラスコーティング剤の販売を促進するとともに、取り扱い商材を拡充させ、事業を拡大してまいります。 (注)「Green Transformation」の略 化石燃料中心の社会・産業構造を脱炭素型へ変革する取り組み

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開示資料

出典

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