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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

フィスコ

FISCO Ltd.3807 · Growth · 情報・通信業

金融情報のリアルタイム配信とIR支援を柱に、暗号資産やコンサルまで広げる情報サービス会社。

概要

フィスコは1995年に東京都文京区で設立された金融情報サービス企業である。投資家向けリアルタイム情報配信、IR支援、アナリストレポート提供などを主力事業とし、2006年に大阪証券取引所ヘラクレス(現東証グロース)に上場した。2025年12月期の売上高は8億円、従業員24名。事業は情報サービス、広告代理、暗号資産・ブロックチェーンの3セグメントで構成される。

情報サービス事業が収益の過半を占める

情報サービス事業は、法人向けリアルタイム金融情報配信と上場企業向けIR支援・IRコンサルティングの2分野で構成される。2025年12月期の同事業売上高は788百万円(全社売上の93.6%)で、中でもIRコンサルティング分野が544百万円を占める。法人向けリアルタイムサービスはQUICK、ロイター、ブルームバーグ向けの配信に端を発するが、近年は市場環境の変化により調整局面にある。一方、IRコンサルティング分野はスポンサー型アナリストレポート「フィスコ企業調査レポート」を核に新規受注が堅調で、前期比増収を達成した。

広告代理業は紙媒体からデジタルへシフト中

広告代理業は、新聞・雑誌などのビジネス媒体向け企業広告の企画・制作・発行を手掛ける。2025年12月期の売上高は51百万円(前期37百万円)と増収し、セグメント利益は6百万円(前期は8百万円の損失)に改善した。紙媒体市場全体の縮小を受け、Webサイトコンテンツ制作やSNSを活用したPR施策、イベント音響ディレクションなどデジタル分野への対応力を強化している。パラスポーツ分野など特定領域での強みを生かした案件獲得も進めている。

暗号資産事業はガバナンス強化と収益改善途上

暗号資産・ブロックチェーン事業は、保有する暗号資産の売却益などを収益源とする。2025年12月期の売上高は3百万円(前期2百万円)、セグメント利益は3百万円(前期は36百万円の損失)と黒字転換した。同社は2025年10月に東京証券取引所へ改善報告書を提出し、暗号資産の取引・評価に関する再発防止策を徹底中である。当面は新規取り組みを控え、慎重なトレーディング方針を維持する方針を明らかにしている。

売上高は縮小傾向もコスト改革で赤字幅縮小

2012年12月期の売上高40億円から2017年には146億円まで拡大したが、その後減少に転じ、2025年12月期は8億円まで落ち込んだ。要因として法人向け情報配信サービスの需要減少や、過年度の特別損失計上がある。しかし、2024年下期から固定費削減とIRコンサルティングへの資源集中を進め、2025年12月期には営業利益4百万円を計上し黒字転換を果たした。純利益は過年度決算訂正に伴う特別損失により8百万円の赤字だが、本業の収益力は回復基調にある。

業界の中での役割は金融・証券市場向け情報サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2019/12
事業売上構成比利益利益率
ブランド リテール プラット フォーム 事業30億円51.7%-3億円-10.0%
情報 サービス事業11億円19.0%2億円18.2%
インター ネット 旅行事業11億円19.0%0億円0.0%
IoT関連事業5億円8.6%0億円0.0%
広告代理業1億円1.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融・証券(法人・個人投資家)主力

企業情報、金融情報、暗号資産情報をリアルタイム配信し、法人向けにはIR制作物やスポンサー型アナリストレポートを提供。個人向けにはクラブフィスコやアプリ・PC版『株・企業報』を提供する。

主な製品・サービス6
リアルタイム配信サービス
企業情報、金融情報、暗号資産情報をリアルタイムで配信するサービス。
スポンサー型アナリストレポート
スポンサー企業の委託による企業調査レポートで、投資判断材料を提供する。
IR制作物
アニュアルレポート等のIR向け制作物を提供する。
クラブフィスコ
個人投資家向けの情報提供サービス。
フィスコAIスマートフォンアプリ
AIを活用したスマートフォン向けアプリで、投資情報を提供する。
PCブラウザ版『株・企業報』
PCブラウザで利用できる株式・企業情報サービス。

02広告主企業準主力

広告代理業務や広告出版物の企画・編集・制作・発行を行う。

主な製品・サービス2
広告代理業務
企業の広告出稿を代理で行う業務。
広告出版物
広告を掲載した出版物の企画・編集・制作・発行。

03暗号資産・ブロックチェーン副次

暗号資産投資業とブロックチェーン事業を展開する。

04企業(コンサルティング)副次

資本政策、財務戦略、事業戦略支援などのコンサルティング業務、ファンド組成・管理、M&Aアドバイザリー、ストックオプション・IPO・人的資本経営等の支援を行う。

製品と技術

法人向けリアルタイム情報配信サービス

創業当初からの基幹サービスで、QUICK向け「インテリジェンストレーダー」、ロイター向け「ロイタープレミアム」、ブルームバーグ向けサービスなどを通じ、機関投資家や証券会社に株式・為替・経済指標をリアルタイムで配信する。1990年代後半からは中小証券会社向けのアウトソーシング情報提供も開始し、顧客基盤を広げた。現在も法人向け配信は情報サービス事業の一部を構成するが、市場環境の変化により売上高は減少傾向にある。

スポンサー型アナリストレポート「フィスコ企業調査レポート」

IRコンサルティングの中核サービスで、上場企業からスポンサー料を受け取り、中立な立場で企業分析レポートを作成・配信する。2025年12月期には新規受注が月平均約10件と堅調に推移し、同分野の売上高は544百万円に達した。レポートは個人投資家向けの情報源として活用されるほか、機関投資家向けの統合報告書配信サービスなどにも展開している。内製化の進展により外注加工費が削減され、利益率の向上に寄与している。

個人投資家向け情報プラットフォーム

「クラブフィスコ」は有料課金サイトで、会員向けに銘柄分析やマーケット情報を提供する。スマートフォンアプリ「フィスコAI」やPCブラウザ版「株・企業報」を通じて、AIを活用した企業情報検索が可能。2025年にはYouTube動画配信サービスや決算説明会情報の配信を開始し、個人投資家との接点を拡大している。これらのサービスは情報サービス事業の一部として、広告収入や課金収入を生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

金融情報独立系、縮小均衡下振れ

情報・通信業界の金融情報サービス分野で、独立系として運営する当社は売上高約10億円の小規模事業者。競合のVRain Solutionやソラコムはそれぞれクラウド/IoTと異業種。当社は機関投資家向けリサーチ・IR支援が主力だが、売上高は減少傾向で2025年12月期は9億円、2026年12月期は8億円と縮小。営業赤字が続き、2025年は▲11.1%の営業赤字、2026年はトントン見込み。厳しい経営環境にある。

強み

  • 大手証券に属さない独立系の立場で、客観的な情報提供が可能。
  • 金融市場に精通したアナリストが在籍し、質の高いリサーチを提供。
  • 中小型株・テーマ株など大手がカバーしにくい領域に強み。
  • 売上減少に応じてコスト削減が可能で、赤字幅を縮小できる。

課題

  • 2023年12月期10億→2026年12月期8億円と縮小、需要減が深刻。
  • 2025年は営業赤字率11%超、早期の黒字化が急務。
  • ブルームバーグなど大手情報ベンダーに対抗するリソース不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がフィスコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1460ABRANU42億円17.6倍
24270BeeX42億円10.3倍
3441ANE41億円8.2倍
43682エンカレッジ・テクノロジ41億円18.5倍
53744サイオス41億円11.6倍
63807フィスコ40億円8700.0倍
7244Aグロースエクスパートナーズ40億円8.5倍
85257ノバシステム40億円11.7倍
9228Aオプロ39億円14.2倍
10483Aテラテクノロジー39億円9.2倍
114056ニューラルグループ39億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 48件

QUICK・ロイター向け配信で創業した1995年

1995年5月、株式会社フィスコが東京都文京区で設立された。同時に株式会社三爾フィスコ事業部から配信事業および月刊誌発行事業を引き継ぎ、同年中に株式会社QUICK向けリアルオンラインスクリーンサービス「インテリジェンストレーダー」、ロイター・ジャパン向け「ロイタープレミアム」の配信を開始。1996年にはブルームバーグL.P.向けサービスも始め、法人向けリアルタイム金融情報配信の基盤を構築した。同年6月には投資顧問業者として登録(関東財務局長第661号)し、投資情報提供の専門性を高めた。

自社指標「フィスコ30」とインターネット事業への進出

1997年5月、新株価指標「フィスコ30」を創設。1998年4月には富裕層向けサービス「オアシス事業部」を新設、同年6月にはインターネットを通じたサイバーショップビジネスを開始した。1999年9月にはオフショアファンドのアドミニストレーター事業に参入し、事業領域を拡大。2000年にはニフティ株式会社との共同事業「ファイナンス@ニフティ」の運用や、コナミ株式会社向けiモード投資シミュレーションゲームの運用を手掛け、インターネット・モバイル分野での先駆的な取り組みを進めた。

上場前後の事業拡大と子会社再編

2004年、株式会社フィスコアセットマネジメント(FAM)を設立し、資産運用事業に参入。同年にはリサーチアンドプライシングテクノロジー株式会社(RPテック)を完全子会社化し、ニューヨーク駐在員事務所を開設した。2005年には株式会社フィスココモディティーを設立。2006年6月、大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス」市場に上場。2007年には楽天証券株式会社との包括業務・資本提携、伊藤忠商事株式会社との提携を相次いで発表し、大手企業との関係を強化した。

資産運用会社売却と事業の再集中

2008年12月、FAM株式を伊藤忠商事に譲渡し、資産運用事業から撤退。2009年1月には連結子会社株式会社フィスコプレイスに事業の一部を譲渡し、グループ内の再編を進めた。2010年3月、シークエッジ インベストメント インターナショナル リミテッドを割当先とする第三者割当増資を実施。同時に福建中金在線網絡股份有限公司と包括業務提携を結び、中国市場への展開を模索。同年6月には香港に海外子会社FISCO International Limitedを設立し、アジア拠点を整備した。

減収基調と構造改革への転換

2010年以降、売上高は2017年146億円をピークに減少に転じ、2022年には9億円まで落ち込んだ。特に暗号資産事業で多額の損失を計上した2020年代前半は厳しい局面が続いた。2024年下期からはコスト構造改革とIRコンサルティングへの経営資源集中を断行。固定費の最適化と外注費の内製化を進め、2025年12月期には営業黒字化を達成した。同社は2026年以降、売上高836百万円、営業利益率2.4%をKGIに掲げ、復配と収益性向上を目指す方針である。

年表48件を開く

1990年代

  • 1995年5月創業株式会社フィスコを東京都文京区に設立。株式会社三爾フィスコ事業部より配信事業及び月刊誌発行事業等を引継ぐ。
  • 1995年5月株式会社QUICK向けリアルオンラインスクリーンサービス「インテリジェンストレーダー」配信開始。
  • 1995年7月ロイター・ジャパン株式会社向けリアルオンラインスクリーンサービス「ロイタープレミアム」配信開始。
  • 1995年11月ファックス「かわら版」刷新、一般顧客向けサービス開始。
  • 1996年1月ブルームバーグL.P.向けリアルオンラインスクリーンサービス配信開始。
  • 1996年6月投資顧問業者登録。登録番号 関東財務局長第661号取得。
  • 1997年5月新株価指標「フィスコ30」創設。
  • 1997年7月創業株式会社投資情報センター(後の株式会社フィスコウェブ)設立に参加。
  • 1998年4月オアシス事業部新設、富裕層向けサービス開始。
  • 1998年6月インターネットを通じたサイバーショップビジネス開始。
  • 1998年8月中小証券会社向けアウトソーシング情報の提供開始。
  • 1999年9月オフショアファンドのアドミニストレーター事業開始。

2000年代

  • 2000年1月M&A株式会社フィスコウェブの持分割合を増加し、子会社化。
  • 2000年3月ニフティ株式会社との共同事業ファイナンス@ニフティ運用開始。
  • 2000年7月コナミ株式会社iモード向け投資シミュレーションゲーム運用開始。
  • 2000年12月ライコスマネー向けパワーチャート配信開始。
  • 2001年6月コナミ株式会社向け投資シミュレーションゲームV3運用開始。
  • 2001年10月M&A株式会社フィスコウェブを完全子会社化。
  • 2002年8月投資参謀事業開始。
  • 2003年2月株式会社フィスコウェブの全株式を第三者に売却。
  • 2004年5月創業株式会社フィスコアセットマネジメント(FAM)設立。
  • 2004年8月M&Aリサーチアンドプライシングテクノロジー株式会社(RPテック)を完全子会社化。
  • 2004年8月ニューヨーク駐在員事務所開設。
  • 2004年9月本店事務所を東京都千代田区九段北へ移転。
  • 2004年10月投資参謀事業及びオアシス事業部富裕層向けサービスをFAMへ移管。
  • 2004年12月有料課金サイト(ECサイト)をクラブフィスコとしてリニューアル・オープン。
  • 2004年12月投資組合フィスコIPO-新興市場-パイロットファンド(民法上の任意組合)をFAMで運用開始。
  • 2004年12月決算期を6月から12月へ変更。
  • 2005年9月投資事業組合FAM-オルタナティブ・インベスティングをFAMで運用開始。
  • 2005年12月創業株式会社フィスココモディティー(FISCOM)を設立。
  • 2006年6月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場(現東京証券取引所グロース市場)に上場。
  • 2006年12月個人情報保護に関してのPマーク(プライバシーマーク)を取得。
  • 2006年12月投資組合フィスコIPO-新興市場-パイロットファンド及び投資事業組合FAM-オルタナティブ・インベスティングを解散。
  • 2007年1月FAMにおいて投資信託委託業の認可を取得。
  • 2007年2月フィスコグループで各新興市場を網羅した株価指数「FINDEX」を開発。
  • 2007年4月株式会社エヌ・エヌ・エーと業務・資本提携。
  • 2007年4月個人投資家向けコミュニティサイト「Φ(ファイ)」を公開。
  • 2007年8月M&Aシグマベイスキャピタル株式会社株式を取得、連結子会社化。
  • 2007年8月M&A株式会社フィナンシャルプラス(現 当社)を完全子会社化。
  • 2007年10月楽天証券株式会社と包括業務・資本提携。
  • 2007年11月FAM、伊藤忠商事株式会社と業務・資本提携。
  • 2008年12月TAKMAキャピタル株式会社(旧社名:株式会社フィスコアセットマネジメント、FAM)株式を伊藤忠商事株式会社に譲渡。
  • 2009年1月連結子会社株式会社フィスコプレイス(現 当社)に当社事業の一部を譲渡。

2010年代

  • 2010年3月シークエッジ インベストメント インターナショナル リミテッドを割当先とする第三者割当増資を実施。
  • 2010年3月福建中金在線網絡股份有限公司と包括業務提携。
  • 2010年5月海外子会社 FISCO International Limited(現 NCXX International Limited)を香港に設立。
  • 2010年6月連結子会社シグマベイスキャピタル株式会社の株式譲渡。
  • 2010年6月海外子会社 星際富溢(福建)信息諮詢有限公司を中国福建省に設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高前期比15%増
  • 売上高営業利益率15%以上
  • 売上高経常利益率15%以上
  • 自己資本比率60%以上
  • 株主還元復配

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    IRコンサルティングサービスに経営資源集中

    情報サービス事業のIRコンサルティングサービス分野に経営資源を重点投下し、スポンサー型アナリストレポートや統合報告書制作など高付加価値サービスの提供を強化。内製化により外注加工費を削減し利益率向上を図る。

  2. 02

    デジタル広告・プロモーション対応力強化

    広告代理業において、動画配信プラットフォームやSNSを横断的に活用したPR施策、AI技術を踏まえたマーケティング提案力の向上に注力し、利益率の高い案件獲得を進める。

  3. 03

    暗号資産事業の安定運営とガバナンス強化

    暗号資産・ブロックチェーン事業では収益基盤強化を最優先とし、慎重なトレーディング方針を維持。改善報告書に基づく再発防止策の徹底とガバナンス体制強化を継続し、新たな取り組みは当面予定せず安定運営を重視。

  4. 04

    コンテンツ制作・品質管理体制の増強

    情報サービス事業のコンテンツ品質向上のため、アナリスト教育や外部アナリスト活用で制作体制を多極化。IR支援では統合レポート等の拡大とワンストップソリューション体制構築を目指す。

  5. 05

    内部管理体制とシステム基盤の強化

    法令遵守・リスク管理・内部統制システムの整備を進め、コーポレートガバナンス機能を充実。システムの強化とバックアップ体制の拡充に継続的に資本投下する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で24人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+9.6%平均年齢は48.0歳、平均勤続年数は7.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月939
2017年12月352
2018年12月378
2019年12月50144.06.047
2020年12月52944.05.045
2021年12月51245.04.032
2022年12月51144.05.029
2023年12月51145.05.032
2024年12月52147.06.026−385
2025年12月54948.07.0240

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区18百万円
全社共通
主な関係会社
  • 国内
    株式会社シークエッジ・ジャパン・ホールディングス
    大阪府 岸和田市
    議決権33.0%
  • 国内
    株式会社JNグループ(注)2
    岩手県 花巻市
    議決権33.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は8億円営業利益0億円前期と比べると減収で、売上が-11.1%。

売上高
-11.1%
8億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +11.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高8億円8億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1−2−200.0−2
2023年2Q2−1−50.00
2023年3Q1−1−100.0−1
2023年4Q6−15
2024年1Q2−1−50.0−1
2024年2Q2−2−100.00
2024年4Q5240.0−2
2025年2Q400.0−1
2025年4Q400.01
2026年2Q400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は40億円から8億円へ20%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月4024
2013年12月6766
2014年12月8497
2015年12月102−10−1
2016年12月140−10−12
2017年12月146−16
2018年12月112−26−23
2019年12月58−10−7
2020年12月11−11
2021年12月13238
2022年12月9−1−29
2023年12月10−8−18
2024年12月9−1−1−11.1−3
2025年12月8000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高8億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金37.5%3億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.5%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
62.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比14.3pt
-1.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円期末の手元現金は2億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月8−91−18
2013年12月−4811423
2014年12月19−1016947
2015年12月−11−75−1835
2016年12月07−19723
2017年12月−339−223636
2018年12月18−15−5311
2019年12月−614−781
2020年12月02−122
2021年12月30−233
2022年12月20−223
2023年12月01−112
2024年12月01−112
2025年12月0002

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は27億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は42.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月43251843.2
2013年12月61372440.2
2014年12月106495730.0
2015年12月1695711218.0
2016年12月1544411012.7
2017年12月1676210515.6
2018年12月10730771.9
2019年12月2281434.3
2020年12月27131446.8
2021年12月54361867.1
2022年12月37191851.9
2023年12月191182.7
2024年12月1821512.9
2025年12月27111542.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
2億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
28
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中476位あたり、逆に低いのはROE605社中568位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-1.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥87で、1年前と比べて-45.6%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥87+1.2%1ヶ月+3.6%1年-45.6%時価総額40億円
過去52週の値幅
安値¥79高値¥169

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8700.0倍
PER (会社予想)212.2倍
PBR3.65倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は90円で、前日比+5.88%と上昇。25日移動平均線85.6円を上回り、株価は移動平均線に対して+5.1%の位置にある。ただし、52週高値210円からは57%下落しており、上値は重い。直近の出来高は8月21日に639,000株と急増し、買いが入った。週足では7月中旬の83円から90円まで戻り、底固めの様相。RSIは65.2とやや過熱気味で、短期的な反落に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

予想PERは207.3倍と非常に高く、同業界平均の30.6倍を大きく上回る。PBRも3.57倍と同業界平均の2.94倍より高く、割高感が強い。ROEはマイナスで収益性が悪化しており、直近の業績も赤字。配当利回りは0%で、株主還元も乏しい。業績低迷と高バリュエーションが続いており、割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)8700.0倍47.9倍
PER (予想)212.2倍
PBR3.65倍2.96倍
ROE-1.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小規模な金融情報サービス企業であり、売上高は9億円前後で推移し、直近は減収傾向にある。収益性は低く、2024年12月期は営業赤字、純損失を計上しており、事業の立て直しが急務。強気派は、個人投資家向け金融リテラシー向上の追い風やニッチ市場での専門性を評価するが、弱気派は、競争激化による広告単価下落、コンテンツの差別化不足、収益改善のメドが立たない点を懸念する。業績回復の兆しが見えるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 個人投資家市場の拡大

    投資情報ニーズは中長期的に増加傾向。

  • 情報提供の専門性

    金融に特化したコンテンツで一定の固定ファン層。

  • 低コスト運営

    売上規模に対して固定費が抑えめの可能性。

  • 最終損益が-18億円から0億円へ黒字化通年影響

    純利益はFY2023/12 -18億円→FY2025/12 0億円と改善

  • 営業損益も-1億円から0億円へ改善通年影響

    営業利益はFY2024/12 -1億円→FY2025/12 0億円

  • 固定費削減で損益分岐点を低下通年影響

    売上高8億円ながら営業損益は収支均衡

  • 株価85円、1年リターン-44.44%と下落後の反発余地不定影響

    株価85円と低位で、下落幅の大きさから短期的な反発に期待

マイナスに働く材料7
  • 収益力の弱さ

    直近で営業赤字が続き、改善の兆しが見えない。

  • 競合との差別化不足

    無料情報が氾濫し、独自性を出しにくい。

  • 広告市況の影響

    広告収入依存で経済変動の影響を受けやすい。

  • 売上高が3期連続で減少通年影響

    売上高は10→9→8億円と毎期減少

  • 予想PER207.3倍と極端な高バリュエーション不定影響

    予想PER207.3倍と収益力に対して過大評価

  • ROE-1.22%と資本効率がマイナス継続影響

    ROE-1.22%で株主資本を毀損

  • 無配当で株主への還元なし継続影響

    配当利回り0%で投資妙味に欠ける

次の決算で確かめる点
広告売上高
収益の柱であり、広告市況とサイト集客力を反映。
有料会員数
情報サービスとしての付加価値と継続収益の兆候。
月間アクティブユーザー数
サイトの集客力と広告単価の維持に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
4.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3
2017年12月30.0
2019年12月1−83.34.9
2020年12月3500.081.7
2021年12月30.04.4
2022年12月30.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ18,633人。区分でいちばん多いのは事業法人53.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.6%を占め、残る46.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人19.420.620.739.950.653.6
個人・その他42.444.343.943.842.041.7
証券会社2.62.52.52.23.62.3
外国法人33.232.432.813.92.22.0
外国人個人0.10.10.10.10.10.3
自己株式0.20.20.20.20.20.2
金融機関2.30.00.00.11.40.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ネクスグループ31.45
02株式会社CAICA DIGITAL8.51
03株式会社CAICAテクノロジーズ6.28
04宗教法人安養寺2.72
05株式会社サンジ・インターナショナル1.72
06株式会社実業之日本デジタル1.48
07Refinitiv SA(国内連絡先)1.20
08中村 孝也0.73
09荒川 忠秀0.69
10JPモルガン証券株式会社0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-12
    株式会社JNグループ
    変更報告
    23.64%
    -6.40pt
  • 2026-08-05
    株式会社JNグループ
    新規の大量保有報告
    23.64%
    -6.40pt
  • 2026-08-04
    株式会社CAICA DIGITAL
    新規の大量保有報告
    24.07%
    +6.40pt
  • 2026-07-07
    株式会社CAICA DIGITAL
    新規の大量保有報告
    14.78%
    +6.27pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−101%、1株純資産は13期で−54%。直近期のROEは-1.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月125326.25.0
2013年12月167026.012.1196.3
2014年12月218825.816.7129.8
2015年12月−484−4.6
2016年12月−3252−47.6
2017年12月176827.921.2
2018年12月−595−138.9
2019年12月−1617−139.64.9
2020年12月1286.6112.881.7
2021年12月8379155.62.44.4
2022年12月−6342−104.9
2023年12月−40−174.3
2024年12月−65−211.7
2025年12月−025−1.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額30百万円。

氏名役職年齢保有株数
渕木幹男代表取締役CEO70
岡本純子代表取締役CFO 情報配信サービス事業本部長兼営業開発部長 管理本部長48
深見修取締役 経営戦略本部長5416,500
石原直樹取締役51
山本泰三取締役 情報配信部長27
小西達也取締役44
加治佐敦智監査役53
森花立夫監査役59
望月真克常勤監査役63

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)521214
社外取締役4992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容453字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社のサービスは、情報サービス事業、広告代理業、暗号資産・ブロックチェーン事業、その他の4つに大別されます。 詳細は、「第5 経理の状況 1 (1) 財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容 情報サービス事業   法人並びに個人向けの企業情報、金融情報及び暗号資産情報の提供リアルタイム配信、インターネット配信アウトソーシングスポンサー型アナリストレポート(企業調査レポート)アニュアルレポート等のIR制作物クラブフィスコ、フィスコAIスマートフォンアプリ及びPCブラウザ版『株・企業報』 広告代理業   広告代理業務広告出版物の企画、編集、制作並びに発行 暗号資産・ブロックチェーン事業   暗号資産投資業ブロックチェーン事業 その他   資本政策、財務戦略、事業戦略支援業務等の各種コンサルティング業務ファンドの組成及び管理業務M&Aアドバイザリー業務ストックオプション、IPO、人的資本経営等の各種コンサルティング業務
経営方針・対処すべき課題4,650字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、次の3点を経営の基本理念としています。 ① 金融サービス業におけるベストカンパニーを目指すこと。 ② 中立な姿勢と公正な思考に徹すること。 ③ 個の価値を尊び、和の精神を重んじること。 当社は社会的資産の最適な配分実現のため、あらゆる状況下の金融や投資に係る市場の調査・分析・予測結果を情報(コンテンツ)やアドバイスとして提供し、来るべき成熟社会の一翼を担いたいと考えております。そのため、専門性はもとより利益相反を徹底的に排除する中立公正な思考に徹する企業姿勢、そして優れた「個」の力が発揮される社内環境を維持してまいります。 (2) 経営環境 当社はこれまでの営業損失及び営業キャッシュ・フローの改善に向け、前事業年度下期より抜本的なコスト構造改革を推進してまいりました。その結果、固定費の最適化が進み、収益体質の強化が着実に進展しております。 さらに、当社の強みである情報サービス事業のIRコンサルティングサービス分野に経営資源を重点投下し、当社の専門性と実績を活かした高付加価値サービスの提供を強化してまいりました。その成果として、同分野では前期下期以降、月平均約10件の新規顧客を継続的に獲得し、事業基盤の拡大を実現しております。 当事業年度においては、通期でのコスト削減効果とIRコンサルティングサービスの拡大が業績改善を牽引いたしました。第2四半期累計期間までに営業損失の大幅な縮小を実現し、第3四半期累計期間には四半期純利益を計上するなど、明確な回復軌道を描いております。第4四半期累計期間においては、過年度決算訂正に伴う特別損失29百万円の計上により四半期純損失となりましたが、本業の収益力は着実に改善し、営業利益4百万円を確保いたしました。 (3) 目標とする経営指標 当社は、高付加価値による収益性の高い企業を目指しており、収益拡大と持続的成長の競争力を高めるため、資本効率を意識した経営に取り組んでおります。当社の「事業計画及び成長可能性に関する事項」において、長期的な成長目標として、既存事業をベースに、フィスコブランド活用並びに新規事業(M&Aの活用)により、事業規模拡大を目指しております。 また、当社の経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標(以下「KPI」といいます。)として、売上高前期比15%増、売上高営業利益率及び売上高経常利益率は15%以上、自己資本比率60%以上及び株主還元は復配を目標としております。2026年12月期における当社の達成すべき最終的な目標を示す重要な指標(以下「KGI」といいます。)として、売上高836百万円、売上高営業利益率2.4%、売上高経常利益率2.6%、株主還元として復配、及びKPIとして、IR支援会社数575社を目標としております。なお、当該KPI及びKGIの各数値については有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 (4)中長期的な会社の経営戦略 ① 情報サービス事業 金融・経済情報配信サービス分野では、市場環境の変化を受け、法人向けリアルタイムサービス及び一部アウトソーシングサービスにおいては引き続き調整局面を想定しております。一方で、前期より推進している金融・経済データ取得の内製化や人的リソースの再配置・最適化を着実に進めることで、コスト構造の改善と収益性の維持・向上を図ってまいります。 上場企業向けIR支援・IRコンサルティングサービス分野につきましては、企業によるIR活動の高度化・積極化を背景に、当社の中核サービスであるスポンサー型アナリストレポート(フィスコ企業調査レポート)を中心に、新規受注の堅調な増加を見込んでいるほか、個人投資家を対象としたYouTube動画配信サービスや決算説明会情報の配信サービスなど新しいプロダクトも堅調に増加する事を見込んでいます。また、国内上場会社の統合報告書制作実績の拡大に伴い、機関投資家等を対象とした統合報告書配信サービスの提供も開始し、新規受注の増加を見込んでいます。加えて、内製化の進展による外注加工費の削減やサービス提供体制の高度化により、引き続き高付加価値サービスの拡充と利益率の向上を目指してまいります。 ② 広告代理業 広告代理業では、インターネット広告を中心としたデジタル広告市場の拡大が引き続き見込まれるなか、当社はオンラインを活用した広告・プロモーション手法への対応力を強化してまいります。特に、動画配信プラットフォームやSNSを横断的に活用したPR施策、並びにAI技術の進展を踏まえたマーケティング提案力の向上に注力し、利益率の高い案件の獲得を進めてまいります。これまで培ってきた制作・ディレクション力や特定分野における強みを生かし、収益基盤の安定化と事業規模の拡大を図ってまいります。 ③ 暗号資産・ブロックチェーン事業 暗号資産・ブロックチェーン事業では、当社の収益基盤強化を最優先とする方針のもと、慎重なトレーディング方針を維持してまいります。当社は2025年10月17日に公表した「東京証券取引所への『改善報告書』の提出に関するお知らせ」に基づき、暗号資産の取引及び評価に関する再発防止策の徹底とガバナンス体制の強化を継続しており、当面は新たな取り組みは予定しておらず、安定運営を重視した事業運営を行ってまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、経営方針に基づく経営戦略の実践において、投資家の皆様のご期待にお応えし、友好かつ継続的な関係を維持していただくためには、健全な財務体質強化と持続的な成長拡大が必要であると認識しております。そのため、下記の当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題を掲げ、その対応に取り組んでまいります。 ① コンテンツ制作体制の増強・整備と品質管理体制の強化 当社は、既存事業の中核である情報サービス事業におけるコンテンツの品質を高めるため、オペレーションの最適化を進めております。 主力事業である情報サービス事業において、コンテンツ制作の多極化に取り組み、より専門化、より多様化する商品を開発するため、持続的なアナリスト教育とスタッフ個々のレベルアップに取り組むと同時に、客員アナリスト等の外部アナリストによるコンテンツ制作等もより積極的に取り組み、安定的な収益確保に努めます。企業IR支援サービス分野では、統合レポート、アニュアル・レポート、ESGレポート、及び英文翻訳業務の拡大と、スポンサー型アナリストレポート(企業調査レポート)を起点とした、企業の非財務情報を適時配信するソリューション提供サービス、企業のIRに関する課題をワンストップで解決できる体制構築を目指します。 ② 販売・マーケティング体制の強化 当社ブランドの強みを生かし、IRコミュニケーション・サービスの需要を引き続き取り込むべく、IRコンサルティング事業本部を中核に営業活動を展開しております。投資教育など個人投資家の関心が高い分野及び機関投資家向けのアナリストレポートの販売など、様々なニーズに即応するサービスの開発提供に取り組んでまいります。 ③ ウェブサイト及びスマートフォンアプリ運営の拡充 無料スマートフォンアプリ『株・企業報』及びウェブ版『FISCO』並びに有料課金サイト『クラブフィスコ』においては、定性情報とともに定量情報を横断的に提供しておりますが、特に個別銘柄及び個別資産に関してのデータベースの構築、インターフェイス改良及びデータ処理速度の向上、システムトラブルの対応等に経営資源を継続的・計画的に投下してまいります。 ④ システムの強化、バックアップシステムの拡充 コンテンツ供給の多様化、個人顧客をはじめとする供給先の増加、社内情報ネットワークの複雑化、今日的にますます重要となったコンプライアンス上の要請などにより、安全な社内インフラをはじめとするシステムの強化と災害等に対応したバックアップ体制の強化を図っております。今後もこのような内外の体制を厳格に維持する必要があるため重点的に資本投下を継続してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社の業務運営の効率化や、上場会社及び金融商品取引業者としての法令遵守、リスク管理、IR充実のための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。今後も業務運営上のリスクを把握してリスク管理を適切に行える体制整備に努め、財務報告に係る内部統制システムの整備をはじめとして、コンプライアンス体制を強化するとともに、コーポレート・ガバナンス機能の充実等により、企業としての自浄作用が有効に機能するよう図っていく方針であります。 ⑥ 活発な市場が存在しない暗号資産の取引及び評価に関する再発防止策への対応 当社は、2025年10月17日に公表した「東京証券取引所への『改善報告書』の提出に関するお知らせ」に記載のとおり、活発な市場が存在しない暗号資産の取引及び評価に関し、過年度の有価証券報告書等及び決算短信等の訂正を行いました。本件を経営上の重要な課題と真摯に受け止め、当該不適正開示の発生原因を分析したうえで、暗号資産の暗号資産の取引及び評価に関する社内規程の整備・明確化、評価プロセスの厳格化、モニタリング体制の強化など、再発防止策の実施に取り組んでおります。 今後につきましても、再発防止策を確実に定着させるとともに、リスクを適切に把握・管理する体制を高度化し、安定的かつ適正な運用を行う体制の整備・強化に努めてまいります。 ⑦ 継続企業の前提に関する重要事象等 当事業年度において、過年度の暗号資産に関する評価額及び評価時期の訂正を行ったことに伴い、金融庁への課徴金の支払並びに訂正決算に係る特別損失として29百万円を計上いたしました。また、当期を含め4期連続で当期純損失が発生していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が生じております。 しかしながら、当該特別損失の計上を除いた本業の業績は着実に改善しております。2024年下期以降、大幅なコスト削減の推進及び収益性向上を目的として、IRコンサルティングサービス分野に経営資源を重点的に配分してまいりました。その結果、同分野では月平均10件程度の新規顧客を安定的に獲得しており、事業基盤の拡充が進んでおります。当事業年度においては、前事業年度比で約123百万円のコスト削減を達成するとともに、より利益率の高い事業への資源集中を進めた結果、売上高は減少したものの利益率は改善し、営業利益及び経常利益を計上するまでに回復いたしました。 また、当事業年度末時点において、現金及び預金(定期預金を除く)192百万円を保有しており、当面の運転資金を十分に賄える水準にあります。財務基盤の安定性及び事業の収益改善状況を総合的に勘案した結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。 今後も、安定的な黒字の定着及び持続的成長の実現に向け、収益力のさらなる強化と財務体質の向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,791字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度度末現在において当社が判断したものです。 当社では、経営判断の各局面において下記のリスクを中心に多面的な観点から、慎重かつ迅速に協議を重ねて事業を推進しておりますが、すべてのリスク要因等を網羅することは不可能であり、また予測したリスクの発生の態様、程度等も一概でなく、当社の将来の業績に少なからず影響を与える事態が発生する可能性は否定できません。従いまして、当社株式への投資のご判断に当たっては、下記内容を十分にご理解いただくとともに、多角的にご検討下さいますようあらかじめ申し上げます。 (1) 事業環境の変動 当社を取り巻く環境について、国内外の経済情勢の変動は、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。特に、情報サービス事業において、重要顧客層である金融業界の再編が起きた場合、株式や為替等の金融商品市場が急激に変動した場合または金融商品市場の分析手法の高度化やサービス提供方法の多様化に対応できず、当社が提供するサービスが顧客のニーズにマッチできなくなった場合は、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性がありますが、その時期や影響を予想することは困難であります。 (2) 法律の改正 当社は事業の遂行にあたって、金融商品取引法、電波法、個人情報保護法、景品表示法、特定商取引法、知的財産権法等の法的規制の適用を受けています。法律の改正等により、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (3) 法令遵守違反及び情報の漏洩等 当社は、情報サービス事業を始めとする各種事業において、お客様等のプライバシーや信用に関する情報(個人情報を含む)を取り扱う場合や、他企業等の情報を受け取る場合がありますが、これらの情報が誤ってまたは不正により外部に流出する可能性があります。情報が外部に流出した場合、「中立且つ公正であること」を経営の最重要方針としている当社のブランド価値が毀損し、当社の社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。また、国内外で事業を展開するうえで、それぞれの国・地域での法令・規制を遵守することが必要であり、その意識を高めることに努めていますが、完全にコンプライアンスリスクを回避することは困難であり、関連法令・規制上の義務を実行できない場合、または役職員による不正行為等が行われた場合は、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (4) 自然災害の影響 国内外の地震、台風、洪水、津波等の自然災害、戦争、テロ行為、感染症の流行等様々な外的要因は、当社の業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があり、情報サービス事業等の機能が停止する可能性があります。 (5) グループ会社への出資 当社では、業務の専門性、国際性、効率化、利益相反の回避等を勘案しつつ、新規事業に関しては、別法人を介してグループ全体の事業展開を図っております。こうしたグループ会社への出資は、その会社の業績いかんでは想定した利益を生み出さず、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (6) 新規事業への参入に伴うリスク 当社では、経営の安定化を目指して、新たな事業領域の拡大を行っており、新規事業へ参入するために、企業買収等も予想されます。これらの実現のために、事業投資資金及び企業買収資金等が突発的に発生した場合、当社の業績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。 (7) 当社における人的資源への依存について 当社の事業において収益を確保するためには、人的資源の位置付けは非常に重要です。そのため、優秀な人材の退社等により当社のノウハウや技術が流出した場合や継続して優秀な人材を養成・確保できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の事業は人的資源に高く依存しているため、情報の誤謬や配信ミス等が人為的ミスにより発生する場合があります。そのため、当該人為的ミスにより、当社が提供する情報に不適切な内容が含まれていた場合や第三者の権利を侵害した場合は、当社のブランド価値が毀損し、当社の社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 当社におけるシステムトラブルの影響 当社は、システムの保守管理について、遠隔操作カメラとセンサー常設によるサーバールーム監視体制の強化、電源や機器とプログラムの二重化、ファイアーウォール設置と第三者によるその監視、社内規程の遵守及びサーバールームへの入室可能者の限定等の対策を講じています。しかしながら、自然災害、火災・事故、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入等により、データベース管理運用システム、コンテンツ配信用システム、クラブフィスコ運用管理システム等の当社の業務上重要な基幹システムに障害が発生した場合には当社の事業に影響を及ぼす可能性があります。また、システムの不具合による予期しない配信障害が発生した場合、当社の情報配信体制等に対する顧客、取引先からの評価に変化が生じ、その後の事業戦略に影響が及ぶ可能性があります。 (9) 重要な訴訟等に係るリスク 当社は、情報サービス事業、広告代理業、暗号資産・ブロックチェーン事業等を展開していますが、これらに関連して、コンテンツの購読者、投資先及び投資家、製品の製造・販売・購入者、特許権者、サービスユーザー等より直接または間接的に法的手続等を受ける可能性があります。当社が今後当事者となる可能性のある訴訟及び法的手続きの発生や結果を予測することは困難ではありますが、当社に不利な結果が生じた場合は、当社の業績及び財政状態及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 特定取引先への依存 当社の各事業のうち、情報サービス事業、広告代理業におきましては、特定の取引先による売上が高い割合を占めております。当社は、当該特定取引先以外の取引先の開拓に努めており、依存度を低減する施策を実施しておりますが、必ずしも奏功するとは限りません。また、特定取引先との取引に何らかの支障が生じた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 収益構造が下半期偏重となることについて 当社の各事業のうち、情報サービス事業におきましては、主要顧客先である国内金融機関及び事業会社の多くが3月決算の会社であるため、当該法人顧客の決算期前後に当たる当社の上半期においては、契約の解約が発生し、一方で、当社の下半期にかけて、追加契約及び新規契約が発生する傾向があります。 (12) 投融資について 当社では、今後の事業拡大のために、国内外を問わず設備投資、子会社設立、合弁事業の展開、アライアンスを目的とした事業投資、M&A等を実施する場合があります。 当社といたしましては、投融資案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し投融資を行っておりますが、投融資先の事業の状況が当社に与える影響を確実に予想することは困難な場合もあり、投融資額を回収できなかった場合、当社の経営成績・財政状態に影響を与える可能性があります。 (13) 暗号資産の価格変動 当社は暗号資産を保有しており、様々な要因に基づく暗号資産の価格変動により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 継続企業の前提に関する重要事象等 当事業年度において、過年度の暗号資産に関する評価額及び評価時期の訂正を行ったことに伴い、金融庁への課徴金の支払並びに訂正決算に係る特別損失として29百万円を計上いたしました。また、当期を含め4期連続で当期純損失が発生していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が生じております。 しかしながら、当該特別損失の計上を除いた本業の業績は着実に改善しております。2024年下期以降、大幅なコスト削減の推進及び収益性向上を目的として、IRコンサルティングサービス分野に経営資源を重点的に配分してまいりました。その結果、同分野では月平均10件程度の新規顧客を安定的に獲得しており、事業基盤の拡充が進んでおります。当事業年度においては、前事業年度比で約123百万円のコスト削減を達成するとともに、より利益率の高い事業への資源集中を進めた結果、売上高は減少したものの利益率は改善し、営業利益及び経常利益を計上するまでに回復いたしました。 また、当事業年度末時点において、現金及び預金(定期預金を除く)192百万円を保有しており、当面の運転資金を十分に賄える水準にあります。財務基盤の安定性及び事業の収益改善状況を総合的に勘案した結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。 今後も、安定的な黒字の定着及び持続的成長の実現に向け、収益力のさらなる強化と財務体質の向上に取り組んでまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,380字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 当事業年度の売上高は842百万円(前期は867百万円)となりました。売上原価は348百万円(前期は427百万円)と大幅に改善し、売上総利益は494百万円(前期は440百万円)へと増加いたしました。販売費及び一般管理費も、490百万円(前期は534百万円)へと効率化が進み、営業利益は4百万円(前期は94百万円の営業損失)と黒字転換を達成いたしました。経常利益は5百万円(前期は92百万円の経常損失)となり、当期純損失は8百万円と前年同期の297百万円の当期純損失から大幅に改善しております。 当事業年度におけるセグメントごとの業績は、以下のとおりであります。 ① 情報サービス事業 金融・経済情報配信サービス分野におきましては、市場環境の変化により法人向けリアルタイムサービス及びアウトソーシングサービスの需要が一部調整局面となり、前期比では減少いたしました。その結果、当該分野の売上高は243百万円(前期は267百万円)となりました。 一方、上場企業向けIR支援・IRコンサルティングサービス分野におきましては、企業によるIR活動の高度化・積極化を背景に、当社の中核サービスであるスポンサー型アナリストレポート(フィスコ企業調査レポート)の新規受注が堅調に推移いたしました。加えて、既存顧客からの継続受注も安定的に推移したことから、同分野全体で底堅い需要が継続し、売上高は544百万円(前期は539百万円)なりました。 これらの結果、当事業年度の情報サービス事業の売上高は788百万円(前期は806百万円)となりました。また、サービス構成の改善及びコスト効率化の進展により、セグメント利益は284百万円(前期は206百万円のセグメント利益)と大幅に増加し、収益性は一段と向上いたしました。 ② 広告代理業 広告代理業分野におきましては、新聞・雑誌などのビジネス媒体による企業広告の定期出稿が概ね計画通りに推移いたしました。紙媒体市場全体は縮小傾向にあるものの、広告出稿目的の拡張や媒体特性の変化を的確にとらえた提案によりスポット案件の獲得も進みました。制作売上においては、Webサイトコンテンツの作成や更新といった継続案件に加え、イベントでの音響におけるディレクション業務や各種ツール制作などを獲得しております。クライアントのサービス・商品理解を深めた上でのWebコンテンツ制作、セミナー用途印刷物制作など、需要の変化に応じた対応を進めた取り組みが成果をあげております。今後もオンラインを活用したサービス提供へのシフトを進めるとともに課題とされていた案件の小型化への対応や受注件数の拡大に向け、パラスポーツ等の分野など強みを活かしたアプローチを継続しております。 これらの取り組みの結果、売上高は51百万円(前期は37百万円)と増収となり、セグメント利益は6百万円(前期は8百万円のセグメント損失)と改善しました。 ③ 暗号資産・ブロックチェーン事業 暗号資産市場は、ビットコインをはじめとする主要銘柄が堅調な推移を続けており、今後は送金・決済手段にとどまらず、メタバース、ゲーム、コミュニティなど多様な領域における価値交換手段としての活用が進展し、市場としての裾野が一層拡大していくものと見込まれます。 当事業年度においては、収益基盤の強化を優先し、情報サービス事業への経営資源集中を継続する一方、暗号資産・ブロックチェーン事業については、慎重なトレーディング方針を維持しております。当社は2025年10月17日に公表した「東京証券取引所への『改善報告書』の提出に関するお知らせ」に記載のとおり、暗号資産の取引及び評価に関する再発防止策の徹底に取り組んでおり、ガバナンス体制の強化を進めております。 この結果、保有する暗号資産の売却益などにより、売上高は3百万円(前期は2百万円)、 セグメント利益は3百万円(前期は36百万円のセグメント損失)となり、前年同期比で収益性が改善いたしました。 (2) 財政状態の状況 (資産) 当事業年度の総資産は、前事業年度末に比して893百万円増加し、2,674百万円となりました。これは、主に保有する投資有価証券に係る株式評価差額金の計上により、投資有価証券が942百万円増加したものの暗号資産の評価損などにより、暗号資産が32百万円減少したこと、及び、現金及び預金が24百万円増加したことなどによるものです。 (負債) 負債につきましては、前事業年度末に比して1百万円減少し、1,543百万円となりました。これは、未払金が5百万円増加したこと、契約負債が3百万円減少したことなどによるものであります。 (純資産) 純資産につきましては、前事業年度末に比して894百万円増加し、1,131百万円となりました。これは、利益剰余金が522百万円増加、及びその他有価証券評価差額金が902百万円増加したものの資本剰余金が530百万円減少したことなどが、主たる要因であります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比して24百万円増加して、192百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローとそれらの要因は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は32百万円の増加(前事業年度は39百万円の減少)となりました。これは主に税引前当期純損失12百万円計上し、売上債権の減少15百万円及び暗号資産の減少32百万円による増加を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は7百万円の減少(前事業年度は90百万円の増加)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出40百万円及び投資有価証券の売却による収入11百万円があった一方で、短期貸付金の回収による収入22百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金はありません。(前事業年度は102百万円の減少) (4) 今後の見通し 当社は、当事業年度において実行してきたコスト構造改革及び成長分野への経営資源集中の成果を踏まえ、ブランド力と専門性を生かした安定的な収益の確保と、収益性のさらなる向上を図ってまいります。 特に、情報サービス事業を中核とした事業ポートフォリオの最適化を進めるとともに、固定費の抑制と業務効率化を継続し、持続的な黒字化の定着と企業価値の向上に取り組んでまいります。 セグメント別の見通しは、以下のとおりであります。 ① 情報サービス事業 金融・経済情報配信サービス分野では、市場環境の変化を受け、法人向けリアルタイムサービス及び一部アウトソーシングサービスにおいては引き続き調整局面を想定しております。一方で、前期より推進している金融・経済データ取得の内製化や人的リソースの再配置・最適化を着実に進めることで、コスト構造の改善と収益性の維持・向上を図ってまいります。 上場企業向けIR支援・IRコンサルティングサービス分野につきましては、企業によるIR活動の高度化・積極化を背景に、当社の中核サービスであるスポンサー型アナリストレポート(フィスコ企業調査レポート)を中心に、新規受注の堅調な増加を見込んでいるほか、個人投資家を対象としたYouTube動画配信サービスや決算説明会情報の配信サービスなど新しいプロダクトも堅調に増加する事を見込んでいます。また、国内上場会社の統合報告書制作実績の拡大に伴い、機関投資家等を対象とした統合報告書配信サービスの提供も開始し、新規受注の増加を見込んでいます。加えて、内製化の進展による外注加工費の削減やサービス提供体制の高度化により、引き続き高付加価値サービスの拡充と利益率の向上を目指してまいります。 ② 広告代理業 広告代理業では、インターネット広告を中心としたデジタル広告市場の拡大が引き続き見込まれるなか、当社はオンラインを活用した広告・プロモーション手法への対応力を強化してまいります。特に、動画配信プラットフォームやSNSを横断的に活用したPR施策、並びにAI技術の進展を踏まえたマーケティング提案力の向上に注力し、利益率の高い案件の獲得を進めてまいります。これまで培ってきた制作・ディレクション力や特定分野における強みを生かし、収益基盤の安定化と事業規模の拡大を図ってまいります。 ③ 暗号資産・ブロックチェーン事業 暗号資産・ブロックチェーン事業では、当社の収益基盤強化を最優先とする方針のもと、慎重なトレーディング方針を維持してまいります。当社は2025年10月17日に公表した「東京証券取引所への『改善報告書』の提出に関するお知らせ」に基づき、暗号資産の取引及び評価に関する再発防止策の徹底とガバナンス体制の強化を継続しており、当面は新たな取り組みは予定しておらず、安定運営を重視した事業運営を行ってまいります。 以上の取り組みにより、2026年12月期の業績予想は、売上高836百万円、営業利益20百万円、経常利益21百万円、当期純利益18百万円を見込んでおります。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 重要性の観点から生産実績を定義することが困難であるため、記載を省略しております。 ② 受注実績 生産実績と同様の理由により、記載を省略しております。 ③ 販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 情報サービス事業   788,119   △2.3 広告代理業   51,343   35.2 暗号資産・ブロックチェーン事業   3,473   24.2 報告セグメント計   842,936   △0.6 その他   -   △100.0 合計   842,936   △2.9 (注)   1.   セグメント間取引については、相殺消去しております。 (6) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の経営成績等は、売上高は842百万円(前期は867百万円)となりました。売上原価は348百万円(前期は427百万円の売上原価)となり、販売費及び一般管理費は、490百万円(前期は534百万円費)となりました。 営業利益は4百万円(前期は94百万円の営業損失)となりました。 また、経常利益は、5百万円(前期は92百万円の経常損失)となりました。 当期純損失は、8百万円(前期は297百万円の当期純損失)となりました。 詳細は、「経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性にかかる情報 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社では、運転資金、設備投資及び投融資資金の資金需要があり、自己資金、借入、社債の発行、及び保有株式の売却といった資金調達方法の中から、諸条件を総合的に勘案し、最も合理的な方法を選択して調達していく方針であります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。 経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであり、財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1.財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。