概要
アジアクエストは、2012年創業のAIインテグレーターである。企業のAIX/DXを加速させるため、コンサルティングからシステム開発・運用までをワンストップで提供するデジタルトランスフォーメーション事業を展開する。2025年12月期の売上高は49億円、従業員数は565名。2021年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。
単一セグメントで構成されるデジタルトランスフォーメーション事業
当社グループはデジタルトランスフォーメーション事業の単一セグメントであり、コンサルティング、モダナイゼーション、AIインテグレーションの3つのサービス群を持つ。コンサルティングではDX構想策定や内製化支援、SAP移行支援などを手掛ける。モダナイゼーションではアプリケーション/システム開発、クラウド移行、データ基盤構築を提供する。AIインテグレーションでは生成AIやAIエージェント、IoTを活用したリアルタイムデータ収集基盤の構築などを行い、顧客のAIX/DX実現を総合的に支援する。
インドネシア・マレーシアの海外拠点を強みとする
当社グループは、インドネシア子会社PT.AQ Business Consulting Indonesiaとマレーシア子会社AsiaQuest Internet Malaysia SDN. BHD.を傘下に持ち、累計100社を超える日系現地法人やローカル企業へのIT支援実績を有する。現地文化を理解したコミュニケーションと日本品質のマネジメントを両立し、kintone導入支援ではCYBOZU AWARD 2019グローバル賞を受賞した。海外拠点は単なるオフショア開発にとどまらず、現地市場の開拓と日本国内のリソース補完の両面で機能している。
AWS高度認定パートナーとしてのクラウド基盤
当社はAmazon Web Services (AWS)のAPNアドバンスドコンサルティングパートナーであり、2022年にはAWS 100 APN Certification Distinction、2025年にはAWS 500 APN Certification Distinctionを取得した。AWSだけでなく、Microsoft AzureやGoogle Cloudにも対応し、マルチクラウド環境の設計・構築・運用をトータルに支援する。2016年から提供する「まるクラ」はマルチクラウド・マネジメントサービスであり、顧客のクラウド導入を包括的にサポートする。
業界の中での役割は企業のデジタル変革を支えるサービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01デジタルトランスフォーメーション主力
全顧客業界を横断して、コンサルティング、モダナイゼーション、AIインテグレーションの3つのサービスを提供。顧客の業界知識を持つビジネスエンジニアが、上流の構想段階から下流の保守運用までを一貫して支援する。小売・流通、建設・不動産、公共インフラ、商社・物流・金融、モビリティ・製造業など幅広い業界に対応する。
- DXコンサルティング
- DXの構想策定から実行までを支援する伴走型コンサルティング。顧客のビジネス理解に基づき、最適なデジタル戦略を提案する。
- 内製化支援
- 顧客自身がデジタル活用を推進できるよう、組織づくりを支援する。デジタル人材の育成や体制構築をサポートする。
- SAP移行・導入支援
- バイリンガル対応可能な専門人材によるSAPの移行・導入を支援する。グローバル展開する企業の基幹システム刷新を支える。
- PMO支援
- 大規模プロジェクトの品質と進捗を管理するPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)支援。プロジェクト全体の成功率向上を図る。
- アプリケーション/システム開発
- Webモバイル技術を活用したECシステム、CMS、会員システム、予約システム等多種多様なアプリケーションの開発。UI/UX企画・実装も行う。
- クラウド移行・構築
- オンプレミス環境のクラウド移行や新システムのクラウド環境構築を支援。AWS、Azure、Google Cloud等のクラウド基盤の設計・構築・運用までトータルにサポートする。
- データ基盤構築
- 分散したデータを集約・整備し、ビジネスの意思決定や新たな価値創出を支えるデータ基盤の構築を支援する。
- AQ-AIエージェントシリーズ
- 現場業務で使えるAIエージェントサービス。データベース構築、データ登録、データ分析、営業、資料作成、FAQ自動整備、工場設備保全などを支援するAIエージェントを提供する。
製品と技術
IoTプラットフォーム beaconnect シリーズ
beaconnectは、人やモノの位置・環境情報をセンサーで取得し可視化するIoTプラットフォームとして2017年に提供を開始した。2018年には組織・部門管理機能を追加し処理を高速化した「beaconnect plus」をリリース。工場や倉庫などでのリアルタイムな状況把握に活用される。このプラットフォームは、物理空間の情報をデジタル化しAI解析へつなげる当社のIoTソリューションの中核をなす。
工数管理最適化ソリューション SmartCUBE
SmartCUBEは、2018年にリリースされたIoT工数管理ソリューションである。作業者の工数を自動でデータ化し、集計・可視化することで、業務効率化を支援する。センサーを用いた自動計測により、手入力の手間を省き、正確な工数データを提供する。製造業や建設業など現場業務のデジタル化に貢献し、当社のIoT/AI技術の応用例の一つである。
自律型AIエージェントサービス AQ-AI Agent Series
2025年9月にリリースされたAQ-AI Agent Seriesは、データベース構築、データ登録・分析、営業支援、資料作成、FAQ整備、工場設備保全など7つの業務領域に対応するAIエージェント群である。生成AIや大規模言語モデルを活用し、与えられた目的を理解して自律的にタスクを遂行する。単なる情報生成にとどまらず、複雑なワークフローを代替することで、業務プロセスの自動化を実現する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
高成長・高収益、AI関連で差別化
アジアクエストは情報・通信業に属し、AIソリューションを中心に急成長中。2023年12月期から2025年12月期で売上高31→49億円と約1.6倍に拡大し、営業利益率も12%超と高水準を維持している。同業のVRAIN Solutionやハッチ・ワークと比べても収益性は良好。AI関連需要を取り込み、高い付加価値サービスを提供している。一方、2025年12月期の営業利益率が8.16%に低下する見込みで、競争激化が懸念される。
強み
- 営業利益率が10%前後と業界平均を上回る。
- 2期連続で売上高が30%以上増加するなど高い成長率。
- 独自のAI技術を活用し、差別化されたソリューションを提供。
- 新規案件獲得により収益源を多角化している。
課題
- AI分野への参入企業増加により、競争優位性の維持が課題。
- 2025年12月期に営業利益率が8%に低下見込み。
- AIエンジニアの需要が高く、優秀な人材の獲得競争が激しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がアジアクエスト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4428シノプス | 44億円 | 24.4倍 |
| 2 | 7527システムソフト | 44億円 | — |
| 3 | 2303ドーン | 44億円 | 17.3倍 |
| 4 | 4261アジアクエスト | 43億円 | 30.7倍 |
| 5 | 3768リスクモンスター | 43億円 | 18.9倍 |
| 6 | 9476中央経済社ホールディングス | 43億円 | 12.0倍 |
| 7 | 4829日本エンタープライズ | 42億円 | 63.7倍 |
| 8 | 4052フィーチャ | 42億円 | — |
| 9 | 269ASapeet | 42億円 | 23.6倍 |
| 10 | 460ABRANU | 42億円 | 17.6倍 |
| 11 | 4270BeeX | 42億円 | 10.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
インドネシア創業から国内事業への展開(2012-2014)
2012年4月、東京都世田谷区でアジアクエスト株式会社を設立。同年11月にはインドネシアに現地法人を設立し、ジャカルタで日系企業向けITコンサルティングを開始した。2013年4月に本社を千代田区へ移転し、国内企業向けシステム開発を開始。2014年4月にはクラウド・インフラ構築サービスを追加し、同年12月にはインドネシアのジョグジャカルタに開発拠点を開設した。創業から2年で海外と国内の両軸を整えた。
マレーシア進出とIoT・AI領域への拡大(2015-2017)
2015年11月、マレーシア法人をクアラルンプールに設立。2016年9月には国内向けにマルチクラウド・マネジメントサービス「まるクラ」の提供を開始。2017年1月にはIoT/AIシステム開発に乗り出し、IoTプラットフォーム「beaconnect」をリリースした。同年7月には福岡オフィスを新設し、国内開発拠点を拡充。12月にはISO27001認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化した。
プロダクト多様化とアライアンス(2018-2020)
2018年はプロダクトのリリースが相次いだ。5月にはbeaconnectの新バージョン「beaconnect plus」、8月にはIoT工数管理ソリューション「SmartCUBE」を投入。同年7月にはRPA導入サポートを開始した。また、2018年11月には三菱商事グループのPT. Dipo Star Financeと業務提携、12月にはスターティアホールディングスと資本業務提携を締結。2019年11月にはAWSのAPNアドバンスドコンサルティングパートナーに昇格した。
上場とNTT西日本との資本提携(2021-2022)
2021年4月、西日本電信電話株式会社と資本業務提携を結び、両社のリソースを活用した協業基盤を確立。同年12月、東京証券取引所マザーズに上場し、株式公開による資金調達を実現した。2022年4月の市場区分見直しによりグロース市場へ移行。同年9月にはAWS 100 APN Certification Distinctionを取得し、AWSパートナーとしての技術力が外部からも評価された。
AIエージェント事業への本格参入(2024-2025)
2024年4月、NTT西日本グループとの協業強化と関西地区の顧客開拓のため大阪オフィスを新設。同年12月には本社を東京都文京区に拡張移転した。2025年9月、生成AIやAIエージェント技術を活用した「AQ-AI Agent Series」をリリース。データベース構築、データ分析、営業支援など7つのエージェントサービスを初期ラインアップとして展開。同年12月にはAWS 500 APN Certification Distinctionを取得し、クラウド技術力の更なる向上を示した。
年表25件を開く
2010年代
- 2012年4月創業東京都世田谷区においてアジアクエスト株式会社を設立
- 2012年11月創業PT.AQ Business Consulting Indonesia(インドネシア法人)設立 インドネシア(ジャカルタ)にて日系企業向けにITコンサルティングを開始
- 2013年4月東京都千代田区へ移転、国内企業向けシステム開発を開始
- 2014年4月国内企業向けクラウド・インフラ構築を開始
- 2014年12月インドネシア(ジョグジャカルタ)に開発拠点開設
- 2015年11月創業AsiaQuest Internet Malaysia SDN. BHD.(マレーシア法人)設立 マレーシア(クアラルンプール)にて日系企業向けにITコンサルティングを開始
- 2016年9月国内企業向けにマルチクラウド・マネジメントサービス(まるクラ(※1))を提供開始 ※1 マルチクラウド環境でのインフラ基盤の企画・設計・構築・運用サービス
- 2017年1月国内企業向けにIoT/AIシステム開発を開始、IoTプラットフォーム「beaconnect(※2)」を提供開始 ※2 人やモノの位置・環境情報をセンサーで取得し、可視化するIoTプラットフォーム
- 2017年7月開発拠点として福岡県福岡市に福岡オフィスを新設
- 2017年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格ISO27001の認証を取得
- 2018年4月自治体、大学とともに産官学連携を進めるため、大分県別府市に別府ラボを新設
- 2018年5月IoTプラットフォーム「beaconnect plus(※3)」をリリース ※3 組織・部門管理の機能を追加し、処理を高速化させたbeaconnectの新バージョン
- 2018年7月国内企業向けにRPA導入サポートを開始
- 2018年8月IoT工数管理ソリューション「SmartCUBE(※4)」をリリース ※4 使用者の工数を自動でデータ化、集計して可視化するIoTサービス
- 2018年11月インドネシアにてPT. Dipo Star Finance(三菱商事グループ)と業務提携
- 2018年12月スターティアホールディングス株式会社と資本業務提携
- 2019年11月Amazon Web Services(AWS)のAPNアドバンスドコンサルティングパートナー(※5)に昇格 ※5 APNアドバンスドコンサルティングパートナーは、AWSに関する営業体制を保有し、AWSを活用したシステムインテグレーションやアプリケーション開発能力をAmazon Web Services,Inc.に認定されたパートナーの総称
2020年代
- 2021年4月西日本電信電話株式会社と資本業務提携
- 2021年12月上場東京証券取引所マザーズに上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、マザーズ市場からグロース市場へ移行
- 2022年9月Amazon Web Services(AWS)のAWS 100 APN Certification Distinction(※6)を取得 ※6 APN Certification Distinction とは、AWS Partner Network (APN)パートナー企業のAWS認定資格取得数が一定数に達するごとにAWSより認定を受けられる表彰制度
- 2024年4月NTT西日本グループとの協業、関西地区の顧客に対する営業強化及びエンジニアの採用エリア拡充等のため、大阪府大阪市に大阪オフィスを新設
- 2024年12月本社を東京都文京区に拡張移転
- 2025年9月AQ-AI Agent Seriesをリリース
- 2025年12月Amazon Web Services(AWS)のAWS 500 APN Certification Distinction(※6)を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
対応技術分野の拡大
現在取り組んでいるIoT、AI、クラウド、Web、モバイル、RPA等に加え、今後デジタルトランスフォーメーション分野で期待されるブロックチェーン等への技術拡大を図る。
- 02
コンサルティング領域の拡大
顧客企業のDX実現に向け、コンサルティング人材の育成・積極採用により、企画から開発・運営までワンストップで提供できる体制を強化する。
- 03
海外拠点の拡大
インドネシア、マレーシアの海外子会社にて、現地日系企業及びローカル企業の顧客開拓を進め、海外事業基盤の拡充を図る。
- 04
アライアンスの拡大
事業シナジー創出が見込める企業とのアライアンスを拡大し、DX実現に必要なインフラ・ITツール・システム等の仕入・外注パートナーも事業成長に応じて拡大する。
- 05
プロダクトやサービスの展開
受託開発で培ったノウハウや技術資産を活かし、業務効率化に資するエージェントサービス「AQ-AIエージェント」等のプロダクト・サービスを展開する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で565人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は527万円で、4期前と比べて+8.8%。平均年齢は32.1歳、平均勤続年数は3.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | 484 | 31.6 | 3.1 | 298 | — |
| 2022年12月 | 475 | 31.6 | 3.2 | 339 | — |
| 2023年12月 | 488 | 31.8 | 3.4 | 410 | — |
| 2024年12月 | 499 | 31.8 | 3.3 | 480 | 104 |
| 2025年12月 | 527 | 32.1 | 3.6 | 565 | 71 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 海外PT.AQ Business Consulting Indonesia (注)3インドネシア ジャカルタ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外AsiaQuest Internet Malaysia SDN. BHD. (注)4マレーシア クアラルンプール · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は49億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収減益で、売上が+19.5%、利益が-20.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 53億円 | 49億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 4億円 |
| 純利益 | 1億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は25億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.2%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2023年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 7 | 1 | 14.3 | 0 |
| 2023年4Q | 9 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 0 |
| 2024年4Q | 22 | 3 | 13.6 | 2 |
| 2025年2Q | 24 | 2 | 8.3 | 1 |
| 2025年4Q | 25 | 2 | 8.0 | 2 |
| 2026年2Q | 25 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年12月期からの9期で、売上は9億円から49億円へ5.4倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 9 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年12月 | 11 | — | 0 | — | −1 |
| 2019年12月 | 16 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年12月 | 18 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに上場 | |||||
| 2021年12月 | 22 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年12月 | 26 | — | 4 | — | 2 |
| 2023年12月 | 31 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年12月 | 41 | 5 | 5 | 12.2 | 3 |
| 2025年12月 | 49 | 4 | 4 | 8.2 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高49億円のうち、営業利益として残るのは4億円で8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金51.0%25億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.8%20億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年12月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は15億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 3 |
| 2020年12月 | 2 | 0 | 3 | 2 | 8 |
| 2021年12月 | 3 | 0 | 4 | 3 | 15 |
| 2022年12月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 16 |
| 2023年12月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 15 |
| 2024年12月 | 5 | −4 | −1 | 1 | 15 |
| 2025年12月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は67.2%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 4 | 0 | 4 | 9.7 |
| 2018年12月 | 6 | 2 | 4 | 24.5 |
| 2019年12月 | 8 | 1 | 7 | 16.7 |
| 2020年12月 | 13 | 2 | 11 | 15.4 |
| 2021年12月 | 20 | 9 | 11 | 46.2 |
| 2022年12月 | 22 | 12 | 10 | 55.5 |
| 2023年12月 | 23 | 14 | 9 | 61.8 |
| 2024年12月 | 28 | 17 | 11 | 61.1 |
| 2025年12月 | 29 | 20 | 10 | 67.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中160位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中312位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,935で、1年前と比べて+0.5%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 30.7倍 |
| PER (会社予想) | 43.6倍 |
| PBR | 2.16倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月17日に10.11%急落し2890円。25日線(3176円)を9%下回り、75日線(3369円)や200日線(3680円)も大きく割り込んだ。52週高値4920円からは約41%下落し、52週安値2699円に接近。8月17日の出来高は5.8万株と直近の平均(約3000株)から急増しており、投げ売り的な売り圧力が強まった。週足では下降トレンドが明確。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは16.5倍で業界平均30.2倍を大きく下回り、PBRも2.37倍で業界平均3.51倍より低い。ROEは15.9%と高く収益効率が良い一方、無配当が課題。売上高・利益とも成長しており、バリュエーションは割安だが、配当がない点で投資家への還元が限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 30.7倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 43.6倍 | — |
| PBR | 2.16倍 | 2.96倍 |
| ROE | 15.9% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
AI・RPA需要の拡大を追い風に成長中だが、競合ひしめく市場で差別化を維持できるかが争点。強気派は売上高が26→41億円(2年で1.6倍)に急拡大し、営業利益率12%と収益性も改善している点を評価。弱気派は2025年12月期の営業利益率が8.16%への低下予想や、市場規模は大きいが競合も多く、優位性の持続可能性に疑問を呈する。また、自己資本比率に懸念はなくROE15.9%は良好だが、PER16倍と成長株としては割安に見える一方、PBR2.37倍は割高感もある。
- 高成長の継続
売上高が2年で1.6倍に拡大、成長トレンド明確。
- 収益性の高さ
営業利益率12.2%(2024年)と高水準。
- 株価指標の割安感
PER16倍は業界平均対比で割安。
- 売上高成長トレンドの継続2025年12月期影響中
売上高41→49億円、前年比19.5%増収見通し
- AIソリューションの拡販効果2026年〜影響中
AI案件比率向上で粗利率改善、営業利益率10%台回復期待
- M&Aによる事業拡大不定影響弱
時価総額48億円、積極的なM&A戦略の可能性
- 外国人保有比率上昇による需給改善継続影響弱
外国人保有比率3.4%から上昇余地があり需給改善に寄与
- 利益率の低下懸念
2025年予想営業利益率8.16%への低下見通し。
- 競争激化
AI・RPA市場は多数のプレイヤーが参入。
- 割高なPBR
PBR2.37倍は純資産対比で割高。
- 営業利益減少リスク2025年12月期影響中
営業利益5→4億円、前年比20%減益見通し
- 競争激化による受注単価下落継続影響中
営業利益率12.2%→8.16%と低下傾向が続く
- 人件費上昇の影響通年影響中
IT人材確保コスト増で利益圧迫が継続
- 顧客依存度リスク継続影響弱
特定大口取引先への依存懸念(開示情報なし)
- 売上高成長率
- 成長の継続性を確認する最優先指標。
- 営業利益率
- 収益性の変化と競争圧力を測る。
- 受注残高
- 将来の収益の可視性を示す。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ1,253人。区分でいちばん多いのは個人・その他で63.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.9%を占め、残る71.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.3 | 52.4 | 54.7 | 57.6 | 63.7 |
| 事業法人 | 35.6 | 32.3 | 31.7 | 28.8 | 28.7 |
| 証券会社 | 14.1 | 7.8 | 8.1 | 9.9 | 4.0 |
| 外国法人 | 1.0 | 4.0 | 2.0 | 2.4 | 3.1 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.3 |
| 金融機関 | 1.1 | 3.4 | 3.4 | 1.3 | 0.2 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 桃井純 | 31.63 |
| 02 | JHDアセットマネジメント株式会社 | 27.07 |
| 03 | 若杉精三郎 | 2.31 |
| 04 | JPモルガン証券株式会社 | 1.01 |
| 05 | INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.83 |
| 06 | 天野豊章 | 0.81 |
| 07 | NTT西日本株式会社 | 0.79 |
| 08 | 株式会社SBI証券 | 0.74 |
| 09 | 岩崎友樹 | 0.68 |
| 10 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 0.61 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+101%、1株純資産は9期で−97%。直近期のROEは15.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | −14,772 | 39,977 | — | — |
| 2018年12月 | −4,460 | 13,486 | — | — |
| 2019年12月 | −4 | 116 | — | — |
| 2020年12月 | 54 | 168 | 37.8 | — |
| 2021年12月 | 167 | 651 | 35.4 | 43.7 |
| 2022年12月 | 160 | 812 | 22.1 | 13.0 |
| 2023年12月 | 135 | 951 | 15.4 | 11.6 |
| 2024年12月 | 201 | 1,146 | 19.1 | 11.6 |
| 2025年12月 | 197 | 1,332 | 15.9 | 21.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/12期の役員報酬は総額79百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 桃井純 | 代表取締役会長CEO | 56 | 867,300 |
| 藤田義崇 | 代表取締役社長COO | 47 | 7,700 |
| 外谷悠一郎 | 取締役 管理本部長 | 43 | — |
| 西野伸一郎 | 取締役 | 61 | 6,000 |
| 早川忠雄 | 監査役 | 73 | — |
| 岡田雅史 | 監査役 | 61 | — |
| 飯谷武士 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 64 | 64 | 16 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,790字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,690字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,262字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,661字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-31
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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