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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

サイオス

SIOS Corporation3744 · Standard · 情報・通信業

オープンソースソフトウェアを軸に、システム開発から運用サポートまでを手掛けるIT企業。

概要

サイオスは、1997年に東京都千代田区で設立された企業向けITインフラ構築・運用のシステムインテグレーターである。オープンソースソフトウェア(OSS)を軸に、サーバー仮想化やストレージ技術に強みを持ち、中堅企業から大企業まで幅広い顧客基盤を持つ。2004年に東京証券取引所マザーズに上場し、2015年に市場第二部、2022年にスタンダード市場へ移行した。2025年12月期の売上高は191億円、連結従業員493人。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

サイオスは「プロダクト&サービス」「コンサルティング&インテグレーション」「ソフトウェアセールス&ソリューション」の三つの報告セグメントで事業を展開する。プロダクト&サービスは、高可用性ソフトウェア「LifeKeeper」やクラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」などの自社製品の販売とサポートを手掛ける。コンサルティング&インテグレーションは、OSSに関する相談窓口「サイオスOSSよろず相談室」や金融機関向けシステム開発、生成AI導入支援を行う。ソフトウェアセールス&ソリューションは、Red HatやElastic N.V.のOSS関連商品の販売とテクニカルサポートを担当する。2025年12月期のセグメント売上高は、ソフトウェアセールス&ソリューションが98.6億円で最も大きく、プロダクト&サービス57.5億円、コンサルティング&インテグレーション34.5億円と続く。

ストック型ビジネスへのシフトと収益安定化への取り組み

サイオスは、オンプレミス向け製品の売上高比率を下げ、ストック型ビジネスモデルへの転換を経営課題の一つに掲げる。具体的には、クラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」やID管理の「Gluegent Gate」といったサブスクリプション型サービスの拡大に注力する。これらの「Gluegentシリーズ」は、生成AI搭載などの機能強化によりARR(年次経常収益)が伸長し、収益の安定化に寄与している。2025年12月期のEBITDAは460百万円、ROICは14.2%と、中期経営計画の目標(EBITDA122百万円、ROIC2.8%)を上回った。一方で、競争激化により利益率は低水準にあり、引き続き収益基盤の強化が課題となっている。

米国子会社を含むグループ経営と国内外の拠点網

同社は、持株会社であるサイオス株式会社の下に、主要事業子会社のサイオステクノロジー株式会社、米国子会社のSIOS Technology Corp.、2025年設立のサンディブルー株式会社など、連結子会社3社と関連会社3社で構成される。2006年に米国SteelEye Technology(現SIOS Technology Corp.)を完全子会社化し、海外展開の足掛かりとした。日本国内では、東京本社のほか関西営業所(2009年開設)、中部営業所(2013年)、九州営業所(2014年)を有し、地域ごとの顧客対応を強化している。2024年12月には金融機関向け経営支援システム販売事業を住信SBIネット銀行に売却し、グループ事業の選択と集中を進めている。

研究開発と人材投資による競争力の維持

サイオスは、ミッション「世界中の人々のために、不可能を可能に。」の下、人材の採用・育成、研究開発、イノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成を経営戦略の三本柱としている。研究開発では、生成AIやクラウド関連技術への継続的な投資を掲げ、2025年にはサンディブルー株式会社を設立して新領域に挑戦した。人材面では、グローバル人材の採用強化や障がい者雇用の拡大に取り組み、多様な働き方を支援する制度を整備している。社外の技術コミュニティとの交流やグループ内SNSを通じたコミュニケーション活性化など、企業カルチャーの醸成にも注力する。

業界の中での役割はOSSを軸としたITサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
191億円
営業利益
4億円
営業利益率
2.1%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ソフトウェアセールス&ソリューション99億円51.8%1億円1.0%
プロダクト&サービス58億円30.4%7億円12.1%
コンサルティング&インテグレーション34億円17.8%3億円8.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ITシステム(企業向け)主力

オープンソースソフトウェアを活用し、システムの開発・基盤構築・運用サポートを提供。障害回避ソフトウェアやクラウドサービスなど自社製品も展開。

主な製品・サービス5
LifeKeeper
サーバー障害時に予備サーバーへ自動で業務を引き継ぐ高可用性ソフトウェア。
Gluegent Flow
クラウド型ワークフローシステム。申請・承認プロセスを効率化する。
Gluegent Gate
ID管理をクラウドで行うサービス。
Quickスキャン
MFP上で利用できる文書管理ソフトウェア。
Speedoc
MFP向け文書管理ソフトウェア。

02ITコンサルティング(金融機関向け)準主力

金融機関向けサービスや企業情報システムの受託開発、生成AI導入支援など、コンサルティングサービスを提供。OSSに関する相談窓口も運営。

主な製品・サービス2
サイオスOSSよろず相談室
OSSに関する技術的な問い合わせに応えるサポートサービス。
金融機関向けサービス
金融業界に特化したシステム開発・運用支援。

03OSSソフトウェア販売(企業向け)準主力

Red HatやElasticなどOSS関連商品の販売とテクニカルサポートを提供。

主な製品・サービス2
Red Hat 関連商品
Red Hat社のオープンソース製品の販売とサポート。
Elastic 関連商品
Elasticsearchを活用した検索・分析エンジンの販売とサポート。

製品と技術

高可用性ソフトウェア「LifeKeeper」

「LifeKeeper」は、サイオスの主力自社製品である。本番稼働のサーバーに障害が発生した際、待機中の予備サーバーに自動で業務を引き継がせることで、システムダウンを回避する高可用性クラスターソフトウェアである。米国子会社SIOS Technology Corp.が開発・販売を担い、世界各国で利用されている。2025年12月期のプロダクト&サービスセグメントにおいて、LifeKeeper販売は増収を達成。同セグメントのセグメント利益は726百万円と前年比48.0%増となり、コスト見直しも寄与した。

クラウド型ビジネスツール「Gluegentシリーズ」

「Gluegentシリーズ」は、クラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」とID管理サービス「Gluegent Gate」から成る。Gluegent Flowは、申請・承認業務を電子化し、業務効率化を支援する。Gluegent Gateは、複数のクラウドサービスのID・パスワードを統合管理する。両製品ともにサブスクリプション型で提供され、ストック型収益の柱として成長している。2025年12月期には生成AI搭載によるユーザーアシスト機能強化が評価され、ARRが伸長。プロダクト&サービスセグメントの増益に貢献した。

OSS関連商品の販売とサポート

ソフトウェアセールス&ソリューション事業では、Red Hat, Inc.やElastic N.V.などのOSS関連商品を販売し、テクニカルサポートを提供する。Red Hat関連商品は、企業向けLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」やミドルウェアが中心。Elastic N.V.関連では、検索・分析エンジン「Elasticsearch」を活用したRAG構築支援コンサルティングサービスを提供する。2025年12月期の同事業売上高は98.6億円とグループ最大のセグメントだが、前年比12.8%減となった。市場競争の激化や顧客のクラウド移行が影響した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

IT人材・SaaS で中堅、収益改善途上

サイオスは、IT人材サービスと自社SaaS(AI型データ活用基盤等)を組み合わせた事業を展開する。売上高約200億円の中堅独立系であり、競合のソラコムがIoTプラットフォームで成長する一方、同社は内製開発やクロスセルによる収益性向上を目指す。同業のCocoliveやL is Bと比べ、SaaS比率は低めだが、AI人材派遣で差別化を図る。直近の業績は増収も営業利益は振るわず、2024年12月期は営業損益ゼロと苦戦。2025年12月期には営業利益率2%台への改善を見込むが、依然として低収益体質からの脱却が課題。

強み

  • 自社SaaS「AI型データ活用基盤」を提供し、データ分析ニーズに対応。
  • AI領域に特化した人材派遣・ソリューションで案件獲得力を発揮。
  • SaaSと人材の両輪で、顧客の幅広いIT課題をワンストップで支援。
  • AWSやAzureなどのクラウド導入支援で、DX需要を取り込む。

課題

  • 営業利益率0%台と低く、人材原価や販管費の効率化が急務。
  • SaaS売上比率が低く、ストック型収益の割合が不十分。
  • ソラコムなど同業が強いIoT・プラットフォーム分野で明確な優位性を打ち出せていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がサイオス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1269ASapeet42億円23.6倍
2460ABRANU42億円17.6倍
34270BeeX42億円10.3倍
43744サイオス41億円11.6倍
5441ANE41億円8.2倍
63682エンカレッジ・テクノロジ41億円18.5倍
73807フィスコ40億円8700.0倍
8244Aグロースエクスパートナーズ40億円8.5倍
95257ノバシステム40億円11.7倍
10228Aオプロ39億円14.2倍
11483Aテラテクノロジー39億円9.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

LinuxとJavaで創業した1997年

1997年5月、東京都千代田区三崎町に株式会社テンアートニとして創業。企業情報システムの根幹に関わる仕組みとして、LinuxとJavaによる事業展開を目指した。1998年に外神田へ本社を移転し、2000年には同区内で移転を繰り返しながら事業基盤を固めた。2002年1月にはノーザンライツコンピュータ株式会社を吸収合併し、企業規模の拡大を図った。2003年5月にはレッドハット株式会社とビジネスパートナー契約を締結し、OSS分野での協業を本格化させた。

マザーズ上場と社名変更、米国子会社取得の2004〜2006年

2004年8月、東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。上場後、2006年6月に米国のSteelEye Technology, Inc.(現SIOS Technology Corp.)の全株式を取得し、連結子会社化。これにより高可用性ソフトウェア「LifeKeeper」の基盤技術を獲得した。同年11月には社名を株式会社テンアートニからサイオステクノロジー株式会社へ変更し、現在のブランド名の基礎を築いた。

子会社買収と営業拠点拡大の2008〜2015年

2008年2月、株式会社グルージェントの株式を80%取得(後に完全子会社化)。同年10月にはレッドハット株式会社とDistribution契約を締結し、OSS販売チャネルを強化。2009年12月に関西営業所、2013年7月に中部営業所、2014年4月に九州営業所を開設し、全国展開を進めた。2015年4月には株式会社キーポート・ソリューションズを、同年9月にはProfit Cube株式会社の持株会社ARSホールディングス株式会社を買収し、事業領域を拡大した。同年5月には東京証券取引所市場第二部へ市場変更した。

持株会社体制への移行とグループ再編の2017〜2021年

2017年10月、持株会社体制へ移行し、社名をサイオステクノロジー株式会社からサイオス株式会社へ変更。会社分割により、グループ管理事業以外のすべての事業を新設のサイオステクノロジー株式会社(分割準備会社より改称)に承継させた。その後、2018年12月にサイオステクノロジーが株式会社サードウェアを吸収合併。2020年10月にはキーポート・ソリューションズとグルージェントを、2021年4月にはProfit Cubeをそれぞれ吸収合併し、事業子会社への統合を完了した。

事業の選択と集中:金融機関向けシステム事業の売却と新会社設立(2024〜2025年)

2024年12月、サイオステクノロジー株式会社の金融機関向け経営支援システム販売事業を会社分割し、その株式を住信SBIネット銀行株式会社に売却した。これにより、グループ内のリソースをコア事業に集中させる方針を明確化した。2025年9月には、新たな事業領域を開拓するためサンディブルー株式会社を設立。連結子会社として傘下に加えた。また、2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行している。

年表28件を開く

1990年代

  • 1997年5月創業企業情報システムの根幹に関わる仕組みとしてのLinuxとJavaによる事業展開を目指して、東京都千代田区三崎町三丁目1番16号に株式会社テンアートニを設立
  • 1998年4月東京都千代田区外神田三丁目14番10号に本社を移転

2000年代

  • 2000年4月東京都千代田区外神田二丁目15番2号に本社を移転
  • 2002年1月M&A企業規模の拡大を図ることを目的にノーザンライツコンピュータ株式会社を吸収合併
  • 2003年5月レッドハット株式会社とビジネスパートナー契約を締結
  • 2004年8月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2006年6月SteelEye Technology,Inc. (現 SIOS Technology Corp.)の株式を100%取得(現・連結子会社)
  • 2006年11月社名を株式会社テンアートニからサイオステクノロジー株式会社へ変更
  • 2007年1月東京都港区虎ノ門四丁目1番28号に本社を移転
  • 2008年2月M&A株式会社グルージェントの株式を80%取得(2012年8月に同社株式を100%取得。2020年10月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)
  • 2008年10月レッドハット株式会社とDistribution契約を締結
  • 2009年12月関西営業所を開設

2010年代

  • 2011年6月株式会社SIIIS(株式会社MYオフィス)の第三者割当増資引き受けにより株式を71.4%取得(2012年1月、第三者割当増資引き受けにより出資比率98.9%に増加、2014年3月に追加取得により、出資比率100%に増加、2015年12月に同社が実施した第三者割当増資により、出資比率97.6%に減少)(2023年12月清算)
  • 2013年7月東京都港区南麻布二丁目12番3号に本社を移転
  • 2013年7月中部営業所を開設
  • 2014年4月九州営業所を開設
  • 2015年4月M&A株式会社キーポート・ソリューションズの株式を90.5%取得(同年12月に追加取得により出資比率96.7%に増加、2016年2月に追加取得により出資比率100%に増加。2020年10月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)
  • 2015年5月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2015年6月株式会社プレナスと米国において合弁会社であるBayPOS, Inc.を設立(出資比率49%、現・持分法適用会社)
  • 2015年9月M&AProfit Cube株式会社の持株会社であるARSホールディングス株式会社の株式を100%取得(2015年12月に当社はARSホールディングス株式会社の吸収合併を実施。2021年4月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)
  • 2017年10月創業持株会社体制へ移行し、社名をサイオステクノロジー株式会社からサイオス株式会社へ変更、会社分割によりサイオステクノロジー株式会社(2017年2月に設立したサイオステクノロジー分割準備株式会社より社名変更)が当社のグループ管理事業以外の全ての事業を承継
  • 2018年12月M&Aサイオステクノロジー株式会社が株式会社サードウェアを吸収合併

2020年代

  • 2020年10月M&Aサイオステクノロジー株式会社が株式会社キーポート・ソリューションズ及び株式会社グルージェントを吸収合併
  • 2020年12月株式会社セシオスの株式を34.2%取得(現・持分法適用会社)
  • 2021年4月M&Aサイオステクノロジー株式会社がProfit Cube株式会社を吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行
  • 2024年12月サイオステクノロジー株式会社の金融機関向け経営支援システム販売事業を会社分割し、その株式を住信SBIネット銀行株式会社に売却
  • 2025年9月サンディブルー株式会社(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • EBITDA記載なし
  • ROIC記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材の採用・育成と多様性の推進

    少子高齢化による人材不足に対応するため、キャリア採用や新卒採用に加え、グローバル人材や障がい者雇用を拡大。個人の能力を引き出す人事制度を導入し、人材育成への投資を強化することで従業員の成長を支援する。

  2. 02

    研究開発への継続的投資

    生成AIやクラウド関連技術など、市場変化に対応した研究開発を継続。ストック型ビジネスモデル事業を中心に既存・新規の製品・サービスを強化し、競争力を維持する。

  3. 03

    イノベーションを生む企業文化の醸成

    行動規範「SIOS Values 2.0」に基づき、リモートワークの推進やグループ内SNSの活用、社外技術コミュニティとの交流などを通じて、創造性やチームワークを重視した企業文化を育む。

  4. 04

    強い収益基盤の確立

    オンプレミス向け製品の比率を下げ、ストック型ビジネスを強化して収益を安定化。生成AIやAPIソリューションなどの新領域に挑戦し、外部環境の変化に耐えうる収益基盤を築く。

  5. 05

    サステナビリティへの取り組み

    「サステナビリティ重点課題」(社会課題を見据えたサービス開発、環境配慮、多様な人材の活躍促進)を設定。多様な人材の採用と働きやすい環境整備により人的資本を強化し、社会貢献活動「SIOS Sustainability Project」も推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で493人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は652万円で、9期前と比べて+3.1%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は7.6年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月416
2017年12月418
2018年12月440
2019年12月63340.63.9443
2020年12月63641.23.9454
2021年12月63641.74.1489
2022年12月62542.35.3525
2023年12月63443.16.0550
2024年12月64644.17.34810
2025年12月65243.67.649381

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率41.7%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)75.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
サイオステクノロジー株式会社 — 東京都港区313百万円
プロダクト&サービス コンサルティング&インテグレーション ソフトウェアセールス&ソリューション
本社 — 東京都港区31百万円
全社
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は191億円営業利益4億円前期と比べると減収で、売上が-7.3%。

売上高
-7.3%
191億円
営業利益
4億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
2.1%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高200億円191億円
営業利益5億円4億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は109億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+14.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4200.00
2023年2Q39−1−2.6−2
2023年3Q36−1−2.80
2023年4Q422
2024年1Q6400.00
2024年2Q5400.00
2024年4Q8800.04
2025年2Q9522.11
2025年4Q9622.12
2026年2Q10921.81

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は59億円から191億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月590−1
中部営業所を開設
2013年12月6621
九州営業所を開設
2014年12月7310
株式会社キーポート・ソリューションズの株式を90.5%取得(同年12月に追加取得により出資比率96.7%に増加、2016年2月に追加取得により出資比率100%に増加。2020年10月にサイオステクノロジー株式会社に吸収合併。)
2015年12月94−1−2
2016年12月12143
持株会社体制へ移行し、社名をサイオステクノロジー株式会社からサイオス株式会社へ変更、会社分割によりサイオステクノロジー株式会社(2017年2月に設立したサイオステクノロジー分割準備株式会社より社名変更)が当社のグループ管理事業以外の全ての事業を承継
2017年12月1253−6
サイオステクノロジー株式会社が株式会社サードウェアを吸収合併
2018年12月12832
2019年12月13710
サイオステクノロジー株式会社が株式会社キーポート・ソリューションズ及び株式会社グルージェントを吸収合併
2020年12月14833
サイオステクノロジー株式会社がProfit Cube株式会社を吸収合併
2021年12月15744
2022年12月144−5−6
2023年12月15900
2024年12月206020.04
サンディブルー株式会社(現・連結子会社)を設立
2025年12月191452.13

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高191億円のうち、営業利益として残るのは4億円2.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.3%138億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.7%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.1%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.3pt
2.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.1pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.1pt
20.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は36億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月400416
2013年12月1−10017
2014年12月4−2−1219
2015年12月2−1010−820
2016年12月3−1−4218
2017年12月60−1622
2018年12月1−2−1−120
2019年12月4−1−1321
2020年12月62−2827
2021年12月61−3731
2022年12月−4−1−2−525
2023年12月02−2226
2024年12月93−11237
2025年12月2−2−1036

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は87億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は20.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月30141647.9
2013年12月32171551.7
2014年12月37162143.9
2015年12月56144224.4
2016年12月53163730.8
2017年12月48113721.5
2018年12月53143924.8
2019年12月53134023.7
2020年12月69155421.9
2021年12月66194727.7
2022年12月60124819.4
2023年12月67125516.4
2024年12月81156517.7
2025年12月87196820.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
36億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
68億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率13 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中151位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中582位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
20.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
20.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥459で、1年前と比べて-7.8%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥459+0.2%1ヶ月-11.2%1年-7.8%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥405高値¥633

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR1.98倍
配当利回り1.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬の504円から8月6日には541円まで上昇しましたが、その翌日には462円へ急落し、以降は460円前後で推移。8月7日の急落は出来高22万株を伴い、投げ売りが出たとみられます。8月20日は455円で、25日線492円を7.5%下回り、75日線506円からも乖離。52週安値405円まであと12%と下値余地が残ります。8月19日の出来高10万株と売り圧力は続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 58/100)

PERは11.5倍と業界平均30.6倍を大きく下回り、PBRは1.96倍で業界平均2.94倍より低い。しかしROEは20.1%と高水準で収益性は良好。配当利回りは1.1%と業界平均2.62%を下回り、利回り面では見劣り。売上高は増加傾向で、今期予想PERは10.7倍とさらに低下見込み。収益力と成長性を考慮すると割安感はあるが、配当の低さがネック。総合的にほぼ妥当と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍47.9倍
PER (予想)10.8倍
PBR1.98倍2.96倍
ROE20.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は拡大と縮小を繰り返し、直近は売上高が減少しつつも黒字を維持した。強気派は、クラウド需要の高まりや自社DCの活用で成長が見込めるとし、ROE20%と資本効率の高さを評価する。一方、弱気派は、営業利益率が2%程度と低く、競争が激しいため価格競争に陥りやすいと指摘する。また、売上高の変動が大きく、安定的な成長が期待できない。投資論点は、低利益率ながら成長投資を続け、競争を勝ち抜いて収益性を改善できるかである。

プラスに働く材料7
  • 高いROE

    ROE20.1%は資本効率が高く、株主価値の創出能力を示す。

  • クラウド需要

    企業のクラウド移行が進み、自社データセンターの活用で成長の余地がある。

  • 2024年12月期の黒字

    当期に営業利益率2.09%で黒字を確保した。

  • 予想PER10.7倍と実績11.54倍を下回る増益期待決算発表後影響

    予想PER10.7倍は実績11.54倍を下回り、今期の増益を見込む

  • ROE20.1%と高い資本効率通年影響

    ROE20.1%とPBR1.96倍の水準を支える

  • 営業損益が黒字化し4億円通年影響

    営業利益はFY2024/12 0億円→FY2025/12 4億円と改善

  • 純利益3億円の黒字定着通年影響

    純利益はFY2024/12 4億円、FY2025/12 3億円と黒字継続

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    2025年12月期の売上高は191億円と前期から減少見込み。

  • 低い利益率

    営業利益率は2%前後で、競争激化でさらに低下する恐れ。

  • 業績の変動

    過去に赤字を出しており、収益が不安定。

  • 売上高が206億円から191億円へ7.3%減通年影響

    売上高はFY2024/12 206億円→FY2025/12 191億円と減少

  • 営業利益率2.09%と極めて低い通年影響

    営業利益率2.09%でコスト上昇に弱い

  • 株価1年で-15.58%と下落継続影響

    1年リターン-15.58%と調整が続く

  • 配当利回り1.1%と株主還元が乏しい継続影響

    配当利回り1.1%と低く、インカム需要を取り込めない

次の決算で確かめる点
クラウドサービス売上
成長分野であり、売上構成の変化を示す。
データセンター稼働率
固定費回収の効率を示し、利益率に直結する。
受注残高
将来の売上を保証する指標で、業績予測の信頼性を高める。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは1.09%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
1.09%
いまの株価に対して
配当性向
33.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年12月5110.9
2021年12月15200.041.9
2022年12月10−33.330.3
2023年12月5−50.033.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,100人。区分でいちばん多いのは事業法人47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.1%を占め、残る49.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人55.851.947.947.747.847.8
個人・その他37.037.944.945.740.944.0
証券会社3.03.52.62.24.42.8
外国法人3.75.54.44.24.22.8
金融機関0.61.30.20.22.52.3
外国人個人0.00.00.00.10.20.3
自己株式2.32.32.32.30.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社大塚商会17.95
02パーソルテンプスタッフ株式会社16.90
03喜多エンタープライズ株式会社10.37
04喜多伸夫2.43
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.28
06サイオス従業員持株会1.70
07大塚厚志1.64
08エフサステクノロジーズ株式会社1.24
09野村證券株式会社1.12
10福田一郎0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+738%、1株純資産は14期で+23%。直近期のROEは20.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月−6164
2013年12月111886.561.964.6
2014年12月21861.0262.128.9
2015年12月−22160
2016年12月3018817.030.9
2017年12月−68121
2018年12月2615319.116.1
2019年12月41462.5163.313.6
2020年12月3617322.417.6110.9
2021年12月4221222.013.741.9
2022年12月−7413530.3
2023年12月−212733.5
2024年12月4116626.88.5
2025年12月3720220.113.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額137百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
喜多伸夫代表取締役 社長67215,900
森田昇取締役627,500
山﨑靖之取締役6312,200
小林徳太郎取締役6337,100
小野未貴取締役50
平松祐樹取締役(常勤監査等 委員)68500
古畑克巳取締役(監査等 委員)74
長谷川紘之取締役(監査等 委員)50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4100610627
社外取締役316165
取締役(社内)1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,486字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社3社、関連会社3社の合計7社で構成されており、オープンソースソフトウェア(*1)(以下、OSS)を軸に、アプリケーションやOS(基本ソフトウェア)、クラウド(*2)を加えたITシステムの開発/基盤構築/運用サポート等の事業を展開し、新たな領域での研究開発に取り組み、新たな価値創造とその提供に取り組んでいます。 なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業は、「プロダクト&サービス」「コンサルティング&インテグレーション」「ソフトウェアセールス&ソリューション」の3事業で構成されています。各事業の内容は、次のとおりです。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報 1.報告セグメントの概要(報告セグメントの変更等に関する事項)」に記載のとおりであります。 (プロダクト&サービス) 当事業においては、ITシステムの障害時のシステムダウンを回避できるソフトウェア「LifeKeeper」(*3)、MFP向けソフトウェア(*4)製品、クラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」やIDの管理をクラウドで行う「Gluegent Gate」の販売やサポート等を行っています。 (コンサルティング&インテグレーション) 当事業においては、OSSに関するさまざまな問い合わせに対応するサービス「サイオスOSSよろず相談室」、金融 機関向けサービス、企業情報システムの受託開発や生成AI導入支援、各種情報システム向けコンサルティングサー ビス等を行っています。 (ソフトウェアセールス&ソリューション) 当事業においては、Red Hat, Inc.関連商品(*5)やElastic N.V.関連商品(*6)をはじめとするOSS関連商品の販売 とテクニカルサポートを行っています。 事業の系統図は、次ページのとおりです。 (*1) オープンソースソフトウェア ソフトウェアの設計図にあるソースコードを無償で公開し、使用・改良・再配布可能なソフトウェア。 (*2) クラウド 利用者がサーバーやソフトウェア等を保有せず、ネットワーク経由でサービスを利用する形態。 (*3) LifeKeeper 本番稼働のサーバーとは別に同じ環境の予備サーバーを待機させ、万が一の障害の際には自動的に予備サーバーに業務を引き継がせる役割を担うソフトウェア。 (*4) MFP向けソフトウェア プリンタ、スキャナー、コピー、FAX等複数の機能を搭載した機器をMFP(Multifunction Peripheralの略)という。MFP上で利用できる文書管理ソフトウェア「Quickスキャン」「Speedoc」等。 (*5) Red Hat, Inc.関連商品 オープンソースソフトウェア&サービス・プロバイダーRed Hat, Inc.が開発するオープンソースの製品。 (*6) Elastic N.V.関連商品 オープンソース型の高速検索・分析エンジン「Elasticsearch(エラスティックサーチ)」を活用して、生成AIの精度を向上させる「RAG構築支援コンサルティングサービス」。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,587字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をミッションと定め、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献することを経営の基本方針としています。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、継続的なキャッシュ・フローの創出のため、EBITDA及びROICを経営指標としています。このキャッシュ・フローは、当社グループ成長のための源泉(Driving Force)である「人材」「研究開発」「イノベーションを生み出す企業カルチャー」への投資、及び株主・ステークホルダーへの還元の原資とし、これらの活動を通じて経営の基本方針の実現を目指します。 (3) 経営戦略 当社グループは、上述のミッションを実現するための経営戦略として、① 人材の採用・育成、② 研究開発への継続的な投資、③ イノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成に注力してまいります。 ① 人材の採用・育成 少子高齢化により国内の労働人口が減少する中、優秀な人材の採用競争が激化しています。このような中、当社グループは、キャリア採用及び新規学卒者採用はもとより、グローバル人材採用を強化する等、幅広い人材の確保に取り組んでいます。また、障がい者雇用の拡大にも取り組み、多様かつ包摂的な職場環境の実現に取り組んでまいります。 さらに当社グループは、従業員がその能力を存分に発揮できる環境を整えるとともに、一人ひとりの考え・個性を尊重し、お互いを高め合いながらチームとしてパフォーマンスを最大化させるための人事制度を導入しております。今後も人材育成への投資を強化し、従業員の成長を支援してまいります。 ② 研究開発への継続的な投資 デジタルトランスフォーメーション(DX)(*7)への投資が加速する中、当社グループが属するIT業界においては、各企業におけるクラウド環境への移行、生成AIを始めとするAI技術の高度化・実用化の進展等、情報通信に関する市場環境の変化がさらに加速するものと思われます。 当社グループは、このような環境下で、引き続き競争力のある製品・サービスを生み出していくには、研究開発への継続的な投資が課題であると考えております。生成AI、クラウド関連等を中心に研究開発を継続し、ストック型ビジネスモデル事業を中心とした既存及び新規の製品・サービスの強化を行ってまいります。 ③ イノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成 当社グループは、「人がやらないことをやる」という既成概念への挑戦が創業以来のカルチャーであり、イノベーションを生み出す源泉となると考えております。 このため、当社グループの行動規範として「SIOS Values 2.0」を下記の通り策定しております。 Creativity(創造) Passion(情熱) Commitment(コミットメント) Integrity(誠実) Teamwork(チームワーク) また、リモートワークへの取り組みをはじめ、多様な働き方が選択できる制度の充実、グループ内SNS等によるコミュニケーションの活性化、社外の技術コミュニティーとの積極的な交流等を実施しております。これらの取り組みを通じて、イノベーションを生み出す企業カルチャーの醸成に努めてまいります。 (*7) デジタルトランスフォーメーション(DX) 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの対処すべき課題は、以下の通りと認識しております。 ① 強い収益基盤の確立 当社グループは、外部要因により業績が変動しやすいオンプレミス(*8)向けの製品・サービスの売上高比率を相対的に下げるべく、ストック型ビジネスモデル事業を強化・拡大し、収益の安定化を図る方針です。加えて、非連続的な成長の実現に向け、生成AIによる事業強化、API(*9)ソリューション事業の拡大等、新たな領域に挑戦してまいります。これらにより、外部環境の変化に耐えうる、強い収益基盤の確立を目指します。 ② 研究開発への継続的な投資 DXへの投資が加速する中、引き続き競争力のある製品・サービスを生み出していくには、研究開発への継続的な投資が課題であると考えております。業績に応じて研究開発投資の選択と集中を図り、特に生成AI、クラウド関連等の研究開発を継続することにより、ユーザーの期待に応える新製品・サービスを提供してまいります。 ③ サステナビリティへの取り組み 当社グループでは、自らの事業活動の環境や社会への影響、ステークホルダーの期待や社会要請に鑑み、「サステナビリティ重点課題」を設定し、各課題への取り組みを推進しています。現在設定している課題は、「社会の課題を見据えたサービスの開発」「地球環境に配慮した活動」「多様な人材の活躍促進」です。特に「多様な人材の活躍促進」については、事業の源泉である人的資本を強化する必要があると認識しています。 具体的には、次世代を見据えた新しい技術開発を実現すべく、優秀な人材の確保と育成が重要な課題であると考えております。IT技術者をはじめとする多様な「人材」を積極的に採用するとともに、高いモチベーションを持って働ける環境を整備してまいります。これらの課題に対して、当社はグループ会社の製品・サービスの提供等を通じて、各課題の解決に努めてまいります。 また、「SIOS Sustainability Project」という社会貢献活動を通じて、持続可能な社会の実現の一助となることを目指しております。 (*8) オンプレミス 利用者がサーバーやソフトウェア等を保有し、運用する形態。 (*9) API 異なるソフトウェアやアプリケーション間で情報・機能を共有するための仕組み。
事業等のリスク4,594字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開上のリスクについて投資家の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる主な事項を記載しています。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しています。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存ですが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えています。なお、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、ご留意下さい。 また、ここで記載する各リスクが顕在化する可能性の程度や時期、各リスクが顕在化した場合に当社グループの財政状態、経営成績等に与える影響については、合理的に算出することができないため、記載しておりません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 ① ソフトウェアの知的財産権について 一部の企業では、一般に公開されているフリーソフトウェア及びOSSが、当該企業の保有する著作権や特許等の知的財産権を侵害していることを主張しています。 当社グループは、このような訴訟行為を取っている企業の動向を注視してまいりますが、万が一、そのような主張が認められる事態になった場合は、当社グループのOSS関連ビジネスの見直しを余儀なくされ、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、当社にて開発したソフトウェアの販売を行っており、これまで著作権や特許権等の知的財産権に関して損害賠償や使用差止等の請求を受けたことはありませんが、当社グループの事業分野における著作権や特許権等の知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、当社グループが把握できないところで他者が持つ著作権や特許権等の知的財産権を侵害しているリスクがあります。今後、当社グループの事業分野における第三者の知的財産権が新たに成立する可能性もあります。これらにより、損害賠償又は使用差止等の請求を受ける可能性があり、その場合当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について IT産業は、厳しい競合状況にあり、大小のシステムインテグレーター、コンピュータメーカー、ソフトウェア・ベンダーが、各々の得意な業務分野、技術領域及び経験や実績のある産業分野を中心に事業活動を展開しています。 当社グループは、開発体制や営業体制等の更なる強化に努める方針ですが、既存の競合企業との競争及び競争力のある新規企業の参入等により、当社グループの優位性が薄れた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業について 当社グループは、世界的な情報技術産業を舞台として事業を展開しています。当該市場では、日々新技術が誕生しており、この環境下で当社グループの事業を継続し続けるためには、新たな市場のニーズに対応した事業の創出や子会社、関連会社の設立、並びに新製品・サービスの開発を積極的に展開する必要があります。しかしながら、社内外の事業環境の変化等によって、これらを計画通り進められない場合には、計画の見直し(開発計画の変更や、マーケティング計画の変更等)を行う可能性があります。また、事業計画上の採算が取れないと判断した場合には、これらを中断する可能性もあります。 当社グループが新たな事業の創出や、新製品・サービスを開発するためには、投資が先行する場合があります。万が一、先行投資資金が確保できない場合には、これらを計画通りに遂行できない可能性があり、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 為替相場の変動について 当社グループの一部製品・商品において、外貨建による売上、仕入を行っていること、また、連結財務諸表において海外子会社の収益や資産を円換算していることに伴い、為替相場の変動が当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社は当該リスクを回避するために有効な方策を採っていますが、予想以上の為替変動等により、当該リスクを回避することができなかった場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 当社グループの事業体制について 1) 人材の確保について 当社グループが今後成長していくためには、次世代を見据えた新しい技術開発が必要であり、優秀な人材の確保と育成が重要な課題と認識しています。当社グループが属する情報サービス業界におきましては、生成AIに代表される技術革新が急速に進んでおり、これらに対応できる開発技術者、優秀なプロジェクトマネージャー、及びシステム構築要員の確保と育成が必要と考えております。これまで、当社グループでは、人材の確保を最優先し、常に適正な人員構成を保つことに努めてまいりました。 しかしながら、万が一、人材採用及び育成が計画通り遂行できない場合には、当社の事業体制が脆弱になり、当社グループの事業戦略及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 2) 特定人物への依存について 当社グループの事業の推進者は、代表取締役社長である喜多伸夫です。当社グループの経営方針及び経営戦略全般の決定等における同氏の役割は大きく、当社グループは同氏に対する依存度が高いと認識しています。 現在、事業規模の拡大に伴い、当社グループは経営組織内の権限委譲や人員を拡充し、経営組織の強化を推進する一方、事業分野の拡大に応じて諸分野の専門家、経験者を入社させ、組織力の向上に努めています。また、日常の業務執行面では執行役員等で構成される「執行役員会」を設置するなど、日常業務における審議機能を持たせることで同氏個人の能力に過度に依存しない体制を構築しています。 今後も、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めるべく優秀な人材を確保し、役職員の質的レベルの向上に注力していく方針です。しかし、計画どおりの体制構築及び人材強化が達成される前に、同氏が何らかの理由で当社グループの経営に携わることが困難となった場合、当社グループの事業戦略及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 企業買収、戦略的提携について 当社グループは、事業拡大の過程において、企業買収、戦略的提携等により他社への出資を行っていく可能性があります。このような意思決定の際には、対象企業の事業内容や契約関係、財務内容等について、詳細なデューデリジェンスを行ってリスクを回避するよう十分検討を行いますが、企業買収や戦略的提携後に偶発債務・未認識債務等の発生や予想外の業績悪化、施策が予定どおり成果をあげることができなかったなどの場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 大規模災害、パンデミック等について 当社グループでは、災害等に備え、定期的に設備等の点検や防災訓練を行っておりますが、当社グループ所在地近辺において、大規模な天災や人災が発生した場合、人的・物的損害等により事業継続に支障をきたす事象が発生し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、重大な感染症の拡大を防止するため、国や自治体の指針に則り適時、在宅勤務や時差出勤、Web会議の促進等を実施しております。しかし、感染症の蔓延状況によって事業継続に支障をきたす事象が発生した場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ コンプライアンスリスクについて 当社グループは、各事業領域において、事業活動に関連する様々な法令・規制の適用を受けております。これらの法令・規制を遵守し、健全な経営活動を維持するため「コンプライアンス委員会」を設置するとともに、定期的なコンプライアンス教育を実施し、グループ全体のコンプライアンス体制を強化しております。加えて内部通報制度を整備し、リスクの早期発見及び未然防止に努めております。 しかしながら、コンプライアンスリスクを完全に回避することは困難であり、重大な法令違反等が発生した場合には、法的責任の追及や社会的信用の失墜を招き、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ システムリスクについて 当社グループの事業はコンピュータシステム、クラウドサービスや通信ネットワークに依存しております。そのため、システム障害の発生やサイバー攻撃によるシステムダウン、ランサムウェアによる情報漏洩等を回避すべく、システムの稼働状況の監視、システムの二重化、バックアップ、各種セキュリティ対策や社内教育等により未然防止策を実施しております。しかし、このような対応にもかかわらず、大規模なシステム障害の発生、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウィルスの侵入等により、コンピュータシステムの停止、重要データの流出・破壊・改ざん等が生じた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ システム開発・構築支援事業について 当社グループにおけるシステム開発・構築支援事業では、案件を受注する前に徹底的な審査を行っております。しかし、受注後にプロジェクトの進行が遅延した場合は、コストの増加・機会費用の発生・遅延損害金の発生等により、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 株式会社大塚商会との関係 株式会社大塚商会(以下、大塚商会)は、2025年12月31日現在で、当社所有の自己株式を除く発行済株式の17.96%を所有している筆頭株主です。当社グループと大塚商会とは、取引関係においては、緊密な関係にありますが、資金調達面や事業運営面での制約はなく、当社グループの責任のもと意思決定を行っており、経営の独立性は確保されています。今後も同社との取引拡大を図る方針ですが、万が一、何らかの理由により、同社との連携に問題が生じた場合、あるいは同社の経営方針の変更等により、当社グループへの協力体制が変更された場合は、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑫ 重要な契約について 当社グループの事業におきましては、以下の契約を「重要な契約」と認識しています。この契約が相手方の事業環境の変化等により円滑に更新されなかった場合には、当社グループの財政状態及び業績に大きな影響を与える可能性があります。 契約会社名:サイオステクノロジー株式会社 相手方の名称:レッドハット株式会社(Red Hat, Inc.の子会社) 契約期間:2008年10月1日から2年間(以後、2010年7月1日から1年ごとの自動更新) 契約の内容:レッドハット株式会社の製品等を販売する契約(「Distribution契約」)
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度においては、国内経済は雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、物価上昇の継続や米国の通商政策の影響により、依然として景気の下振れリスクが存在しております。また、当社グループが属する情報サービス業界におきましては、企業の業務効率と生産性向上への強い意欲等を背景に競争力強化に向けたIT投資需要が堅調に推移しており、システムの再構築やAIエージェントをはじめとする高度なAI技術の活用等の戦略的IT投資需要は、今後も継続するものと見込まれております。 このような状況において、当社グループは中長期的な企業価値の向上と持続的成長の実現に向け、ストック型ビジネスモデルの拡大に継続して取り組むとともに、AIとオープンソースソフトウェアによる事業強化等を通じ、変化に柔軟かつ俊敏に対応してまいります。 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分並びに報告セグメントの利益又は損失の測定方法を変更しております。下記の前期比較情報については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (a) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末から576百万円増加し、8,662百万円(前連結会計年度末比7.1%増)となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末から257百万円増加し、6,805百万円(同3.9%増)となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末から319百万円増加し、1,856百万円(同20.8%増)となりました。 イ 資産 流動資産は、売掛金及び契約資産の増加698百万円等の要因により、7,580百万円(前連結会計年度末比5.6%増)となりました。 固定資産は、ソフトウェアの増加269百万円等の要因により、1,081百万円(同18.8%増)となりました。 この結果、総資産は、8,662百万円(同7.1%増)となりました。 ロ 負債 流動負債は、買掛金の増加459百万円等の要因により、6,404百万円(前連結会計年度末比3.6%増)となりました。 固定負債は、退職給付に係る負債の増加24百万円等の要因により、400百万円(同9.7%増)となりました。 この結果、負債合計は、6,805百万円(同3.9%増)となりました。 ハ 純資産 純資産合計は、利益剰余金の増加320百万円等の要因により、1,856百万円(前連結会計年度末比20.8%増)となりました。 (b) 経営成績 当連結会計年度における売上高は19,059百万円(前年同期比7.3%減)、営業利益は401百万円(前年同期は35百万円の利益)、経常利益は497百万円(前年同期163.4%比増)、親会社株主に帰属する当期純利益は320百万円(前年同期比9.0%減)となりました。 当社グループの重視する経営指標であるEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は460百万円(前年同期は87百万円)、ROIC(営業利益×(1-実効税率)÷(株主資本+有利子負債))は14.2%(前年同期は1.5%)となりました。 イ 売上高 プロダクト&サービス事業の売上高5,751百万円は(前年同期比7.3%減)、コンサルティング&インテグレーション事業の売上高は3,459百万円(前年同期比13.4%増)、ソフトウェアセールス&ソリューション事業の売上高は9,860百万円(前年同期比12.8%減)となりました。全体としては、19,059百万円(前年同期比7.3%減)となりました。 ロ 売上総利益 売上総利益は、増収により5,292百万円(前年同期比0.7%減)となりました。 ハ 営業利益 販売費及び一般管理費は、人件費及び業務改善費の減少等により、前年同期と比べ404百万円減少し、4,891百万円となりました。この結果、営業利益は401百万円(前年同期は35百万円の利益)となりました。 ニ 経常利益 持分法による投資利益及び受取利息等の計上により営業外収益は102百万円、投資事業組合運用損等の計上により営業外費用は5百万円となりました。この結果、経常利益は497百万円(前年同期比163.4%増)となりました。 ホ 税金等調整前当期純利益 米国子会社における減損損失等の計上により特別損失は10百万円となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は487百万円(前年同期比18.1%減)となりました。 ヘ 親会社株主に帰属する当期純利益 法人税等で167百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は320百万円(前年同期比9.0%減)となりました。 当社グループは経営指標としてEBITDA、ROICを重視しており、中期経営計画において、それぞれの目標値を掲げています。2025年度は、EBITDAが目標の122百万円に対して460百万円、ROICが目標の2.8%に対して14.2%と、いずれも目標を達成しました。主な要因としては、販売費及び一般管理費が計画を下回ったこと等が挙げられます。 また、各セグメントの経営成績は、次のとおりとなりました。 (プロダクト&サービス) 前連結会計年度に金融機関向け経営支援システム販売事業の株式譲渡を行い構造改革を実施した影響により、セグメント全体では減収増益となりました。 クラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」やIDの管理をクラウドで行う「Gluegent Gate」等の「Gluegentシリーズ」(*10)は、生成AI搭載を中心としたユーザーアシスト等の機能強化が評価され、ARR(*11)が伸長し増益に寄与しました。 主力自社製品である「LifeKeeper」販売は増収となり、利益面では米国連結子会社においてコストの見直しを実施した結果、増益となりました。これらにより、売上高は5,751百万円(前年同期比7.3%減)、セグメント利益は726百万円(前年同期比48.0%増)となりました。 (コンサルティング&インテグレーション) セグメント全体ではIT投資の堅調な需要を捉え、受注が順調に推移し増収増益となりました。金融機関向け及び文教向けのシステム開発・構築支援では案件獲得が順調に推移し増収増益となりました。今後高い成長が見込まれるAPIソリューション領域においては増収となりましたが、案件獲得に注力するとともに開発体制を強化したため、一部利益率の低い案件の受注、人件費等のコスト増により減益となりました。これらにより、売上高は3,459百万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は343百万円(前年同期比10.2%増)となりました。 (ソフトウェアセールス&ソリューション) セグメント全体では前年度第1四半期に計上したRed Hat, Inc.関連商品の大型案件の売上が無くなったことにより減収となったものの、前年度より業務提携を開始したElastic N.V.関連商品が売上を伸ばし増益に寄与しました。これらにより、売上高は9,860百万円(前年同期比12.9%減)、セグメント利益は142百万円(前年同期比28.6%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ91百万円減少し3,586百万円となりました。 当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益487百万円等の要因により、営業活動により得られた資金は196百万円(前年同期は865百万円の獲得)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 無形固定資産の取得による支出203百万円等の要因により、投資活動により使用した資金は207百万円(前年同期は298百万円の獲得)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 長期借入金の返済49百万円等の要因により、財務活動により使用した資金は70百万円(前年同期は127百万円の使用)となりました。 (*10) Gluegentシリーズ IDの管理をクラウドで行うサービス「Gluegent Gate」をはじめ、クラウド型ワークフローの「Gluegent Flow」、Google Calendarにチームメンバーの予定管理機能等を付加した「Gluegent Appsグループスケジューラ」等、企業におけるクラウドを利用した業務効率化等を支援するサービス。 (*11) ARR Annual Recurring Revenueの略。月末におけるMRR(サブスクリプション契約等に基づき毎月繰り返し得られる収益の月間合計)×12ヶ月。 ③ 生産、受注及び販売の状況 (a) 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) プロダクト&サービス(千円)   1,140,037   △17.8 コンサルティング&インテグレーション(千円)   1,564,470   5.5 ソフトウェアセールス&ソリューション(千円)   4,366   15.7 合計(千円)   2,708,874   △5.7 (b) 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) プロダクト&サービス(千円)   1,025,386   6.1 コンサルティング&インテグレーション(千円)   591,319   40.7 ソフトウェアセールス&ソリューション(千円)   9,441,542   △13.9 合計(千円)   11,058,248   △10.5 (c) 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) プロダクト&サービス   5,939,792   90.9   3,741,855   105.3 コンサルティング&インテグレーション   3,153,119   91.6   1,042,515   77.9 ソフトウェアセールス&ソリューション   10,049,305   89.0   518,545   157.1 合計   19,142,217   90.0   5,302,917   101.6 (d) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比(%) プロダクト&サービス(千円)   5,750,058   92.7 コンサルティング&インテグレーション(千円)   3,448,353   113.5 ソフトウェアセールス&ソリューション(千円)   9,860,806   87.1 合計(千円)   19,059,217   92.7 (注)1.セグメント間の内部売上高又は振替高を除いた外部顧客に対する売上高を記載しております。 2.最近2連結会計年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 販売先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社大塚商会   6,067,031   29.5   5,435,903   28.5 株式会社ネットワールド   2,599,494   12.6   2,279,192   12.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループは、我が国における一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき連結財務諸表を作成しております。 この連結財務諸表の作成に当たり、連結会計年度末における資産、負債の金額、及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 なお、見積り、判断につきましては、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 当連結会計年度の財政状態の分析 当社グループの当連結会計年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループは、事業に必要な資金を安定的に確保することを基本方針として、継続的なキャッシュ・フローの創出及びバランスシートの健全化を重視し、営業活動によるキャッシュ・フローを内部資金の源泉と考えております。当社グループの資金需要は、運転資金のほか、研究開発及びM&A等の投資資金があります。これらの資金需要に関しては、主に内部資金で賄いますが、必要に応じて金融機関からの借入等による資金調達も実施いたします。 資金の流動性については、当連結会計年度末現在において当社グループの現金及び預金残高は、3,586百万円であり、今後の営業活動によって確保されるキャッシュ・フローに加え、複数の金融機関の当座貸越契約による融資枠を設けており、十分な流動性を確保しているものと考えております。 ⑤ 目標とする経営指標 当社グループは、EBITDAとROICを経営指標としており、2026年度の中期経営計画においては、下記の数値を目標としております。 2025年12月期実績   2026年12月期目標   2027年12月期目標   2028年12月期目標 EBITDA (百万円)   460   540   610   700 ROIC  (%)   14.2   13.4   13.2   13.5 (注)1.EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額 2.ROIC=営業利益×(1-実効税率)÷(株主資本+有利子負債) 3.ROICは実効税率35%を前提として計算しております。

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開示資料

出典

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