概要
BeeXは、企業の基幹システム、特にSAPシステムのクラウド移行に特化したクラウドソリューション企業である。Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudの3大クラウドを扱い、コンサルティングから構築、運用、ライセンス販売まで一貫して提供する。2022年2月に東証グロース市場に上場。2026年2月期の連結売上高は106億円、従業員256名。ストック型収益の拡大を成長戦略の軸とする。
クラウドインテグレーション・MSP・ライセンスリセールの3事業
BeeXのクラウドソリューション事業は、3つのサービスで構成される。クラウドインテグレーションは、SAPシステムを中心とした基幹システムのクラウド移行に関するコンサルティング、設計、構築、移行を提供する一過性のフロー売上である。MSP(マネージドサービスプロバイダ)は、クラウド環境の監視・運用保守を代行するサービスで、24時間365日対応し、SAP Basisの監視も含む。クラウドライセンスリセールは、AWS、Azure、Google Cloudのライセンス販売と請求代行を行う。これらMSPとライセンスリセールは継続的なストック売上を生む。2026年2月期の連結売上高106億円のうち、ストック売上の割合は約7割を占める。
ストック型収益モデルへの転換と顧客基盤の拡大
BeeXは、クラウドインテグレーションで獲得した顧客をMSPやライセンスリセールのストック収益に繋げるビジネスモデルを採用する。MSPの顧客数は2026年2月期末で114社と、2022年2月期の58社から倍増した。クラウドライセンスのアカウント数は同期間で892個に増加している。ストック売上の拡大により収益の安定化を図り、営業利益率は2026年2月期に5.6%を見込む。ただし、全てのフロー顧客がストックに移行するわけではなく、案件の性質により変動する。
3大クラウドとSAPに特化した技術力
BeeXはAWS、Microsoft Azure、Google Cloudの3大パブリッククラウドすべてにおいて上位パートナー認定を取得している。2024年2月にはAWSプレミアティアサービス認定を取得し、2025年11月には「RISE with SAP」コンピテンシーのスペシャライゼーションを獲得した。SAPシステムのクラウド移行に特化したエンジニアを多数抱え、SAP認定コンサルタントがインフラからアプリケーション層までをカバーする。これにより、単なるクラウド移行ではなく、SAP製品のライフサイクル全体を考慮した戦略提案が可能となっている。
業界の中での役割はクラウドサービスプロバイダーとして、企業の基幹システムをクラウドへ移行し、運用保守までを支援する。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| クラウドライセンスリセール | 68億円 | 64.2% | — | — |
| クラウドインテグレーション | 24億円 | 22.6% | — | — |
| MSP | 14億円 | 13.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01企業向けクラウドサービス主力
SAPシステムのクラウド移行コンサルティングから設計・構築・移行・運用保守まで提供。マルチクラウド(AWS、Azure、Google Cloud)に対応し、ERP市場のクラウド化ニーズに応える。
- クラウドインテグレーション
- SAP環境のクラウド移行、クラウド基盤設計・構築、アプリケーション開発などを行う。
- MSP(マネージドサービスプロバイダ)
- クラウド環境の24時間365日監視・運用保守サービス。SAP BASISの監視にも対応。
- クラウドライセンスリセール
- AWS、Azure、Google Cloudのライセンス販売と請求代行業務。
製品と技術
SAPクラウド移行:オンプレミスからS/4HANAへの刷新
BeeXの中核サービスは、SAPシステムのクラウド移行である。具体的には、SAP ERP 6.0やSAP Business Suiteの標準サポート終了(2027年)を見据え、顧客ごとに最適なアップグレード戦略を策定する。既存のSAP ERPからSAP S/4HANAへのコンバージョンや、オンプレミス環境からAWS、Azure、Google Cloudへの移行を実施する。移行後はSAP Basisの監視も含めた運用サポートを提供する。プロジェクト数は2026年2月期第4四半期で205件と、前期同期の142件から増加している。
MSP:SAPにも対応した24時間365日の運用監視
マネージドサービス(MSP)では、クラウド上のサーバー、ネットワーク、ミドルウェア、アプリケーションを24時間365日監視する。CPUやメモリ、ディスク使用率などのリソース監視に加え、不足の予兆を検知して改善提案を行う。SAPシステムに対しては、SAP認定コンサルタントがインフラからSAP Basisまでをカバーする。2026年2月期末の顧客数は114社で、2022年2月期の58社から継続的に増加している。
クラウドライセンスリセール:円建て請求で3社のライセンス販売
BeeXはAWS、Microsoft Azure、Google Cloudのライセンスを仕入れ、顧客に販売する。月額課金の代行に加え、日本円での請求書発行と銀行振込に対応する。Reserved InstanceやSavings Plansによる割引も提案する。2026年2月期末のアカウント数は892個で、前期末の700個から増加している。セキュリティソフトウェアの販売も行い、クラウド環境の安全運用を支援する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウドインテグレーター、成長投資中
BeeXはクラウドインテグレーション事業を展開。同業のソラコムやハッチ・ワークと競合。業界は企業のクラウドシフトで急成長。同社は売上高77億円(2024年2月期)から106億円(2026年2月期予想)へ急拡大。2026年2月期予想営業利益率5.66%と収益性は改善途上で、積極的な投資フェーズにある。日本クラウド市場でのシェア獲得が焦点。
強み
- 売上高が2年で約37%増加し、106億円へ。
- 主要クラウドベンダーのパートナーとして実績。
- クラウド専門エンジニアを多数抱える。
- マネージドサービスで継続収入を確保。
課題
- 営業利益率5.66%と投資フェーズで収益性は低い。
- 高度なクラウド人材の確保・育成が課題。
- 同業他社(ソラコム等)との差別化が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がBeeX
時価総額で並べると、掲載11社のなかで2番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4261アジアクエスト | 43億円 | 30.7倍 |
| 2 | 4270BeeX | 42億円 | 10.3倍 |
| 3 | 4829日本エンタープライズ | 42億円 | 63.7倍 |
| 4 | 4052フィーチャ | 42億円 | — |
| 5 | 269ASapeet | 42億円 | 23.6倍 |
| 6 | 460ABRANU | 42億円 | 17.6倍 |
| 7 | 441ANE | 41億円 | 8.2倍 |
| 8 | 3682エンカレッジ・テクノロジ | 41億円 | 18.5倍 |
| 9 | 3744サイオス | 41億円 | 11.6倍 |
| 10 | 3807フィスコ | 40億円 | 8700.0倍 |
| 11 | 244Aグロースエクスパートナーズ | 40億円 | 8.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
SAPクラウド移行に特化した2016年の創業
BeeXは2016年3月、東京都中央区日本橋に資本金74,750千円で設立された。創業目的はSAPシステムのクラウド化事業であり、設立と同時にオンプレミスからクラウドへの移行サービスとその後の保守・運用サービスの提供を開始した。同年9月にはAmazon Partner Networkのスタンダードコンサルティングパートナー認定を取得し、クラウド事業の基盤を整えた。
大手企業との提携とパートナー認定の加速(2017~2018年)
2017年にはSAP PartnerEdge Serviceパートナー認定を取得し、SAP Co-Innovation Lab Tokyoに参画。同年10月にはMicrosoft Partner Network Silver、Amazon Partner Networkアドバンスドコンサルティングパートナーを取得した。2018年2月にはTIS株式会社と資本業務提携を締結し、同年8月には株式会社NTTデータとも資本業務提携を行った。これにより大手SIerとの連携を強化し、案件獲得の基盤を広げた。
テラスカイからの事業承継で規模拡大(2019年)
2019年3月、BeeXは株式会社テラスカイからAWS事業を吸収分割により承継し統合した。これによりクラウド事業の規模を一気に拡大し、エンジニアリソースと顧客基盤を強化した。同年3月にはGoogle Cloudサービスパートナー認定も取得し、マルチクラウド戦略を本格化させた。2020年にはAWSマネージドサービスプロバイダ(MSP)プログラム認定を取得し、運用サービスの品質を証明した。
東証グロース上場とその後の成長(2022年)
2022年2月、BeeXは東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式を上場した。上場と同時にAWSの「移行コンピテンシー」認定を取得し、クラウド移行の専門性をアピールした。上場後も売上高は伸び続け、2022年2月期44億円から2025年2月期93億円へと倍増した。2023年にはAWS公共部門パートナープログラムを取得し、公共分野への展開も開始した。
子会社化と新たなコンピテンシー取得(2025年)
2025年4月、BeeXは株式会社スカイ365の株式を取得し子会社化した。これによりクラウド関連のサービス範囲を拡大した。同年11月にはSAP PartnerEdgeプログラム「RISE with SAP」コンピテンシーの「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」スペシャライゼーションを取得。さらに2025年4月には「SAP Business Technology Platform」コンピテンシーの「Analytics and Planning」スペシャライゼーションも取得し、SAP領域での技術力の幅を広げた。
年表30件を開く
2010年代
- 2016年3月創業東京都中央区日本橋一丁目において、SAPシステムのクラウド化を事業目的とした、株式会社BeeX(資本金74,750千円)設立 SAP(※1)システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス並びにクラウド環境移行後の保守・運用サービスの提供開始
- 2016年9月Amazon Partner Network(※3)スタンダードコンサルティングパートナー認定取得
- 2017年1月SAP PartnerEdge : Service パートナー(※5)認定取得
- 2017年9月SAP Co-Innovation Lab Tokyo(COIL Tokyo)(※7)メンバー参画
- 2017年10月Microsoft Partner Network(※8) Silver クラウドプラットフォームコンピテンシー認定取得
- 2017年10月Amazon Partner Network アドバンスドコンサルティングパートナー認定取得
- 2017年11月Amazon Partner Network SAP コンピテンシー認定取得
- 2018年2月TIS株式会社と資本業務提携
- 2018年2月Amazon Partner Network アワード Rising Star of the Year 2017受賞
- 2018年4月Microsoft Partner Network Gold クラウドプラットフォームコンピテンシー認定取得
- 2018年5月本社を東京都中央区日本橋2丁目に移転
- 2018年8月株式会社NTTデータと資本業務提携
- 2019年3月M&A株式会社テラスカイ(※11)より、AWS事業を吸収分割により事業承継し統合
- 2019年3月Google Cloud(※9)サービスパートナー認定取得
- 2019年6月AWS Well-Architected パートナーに認定
2020年代
- 2020年2月Amazon Partner Network AWSマネージドサービスプロバイダ(MSP)プログラム認定取得
- 2020年5月本社を東京都中央区東銀座に移転
- 2020年6月Amazon EC2 for Microsoft Windows Service Delivery プログラム認定取得
- 2020年10月Google Cloud Partner Advantage(※10)プログラム SAP on Google Cloud エキスパティーズ認定取得
- 2020年10月AWS パートナーネットワーク100 APN Certification Distinction 認定取得
- 2022年2月AWS コンピテンシープログラム「移行コンピテンシー」認定取得
- 2022年2月上場東京証券取引所マザーズ(現:グロース市場)に株式を上場
- 2022年10月Microsoft ソリューションパートナー Azureインフラストラクチャー認定取得
- 2023年8月AWS 公共部門パートナープログラム(公共PSP)を取得
- 2023年10月AWS 内製化支援推進パートナーに参加
- 2023年12月Microsoft ソリューションパートナー Azureデジタル&アプリイノベーション認定取得
- 2024年2月AWSパートナーの最上位、AWSプレミアティア サービス認定取得
- 2024年11月SAP PartnerEdgeプログラム「RISE with SAP」コンピテンシーの「SAP S/4HANA® Cloud Private Edition」スペシャライゼーション取得
- 2025年4月M&A株式会社スカイ365の株式を取得(子会社化)
- 2025年4月SAP PartnerEdgeプログラム「SAP Business Technology Platform」コンピテンシーの「Analytics and Planning」スペシャライゼーションを取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
基幹システムクラウド移行の推進
大規模な基幹システム(SAP含む)のオンプレミスからクラウドへの移行案件を主ターゲットとし、クラウド化が未進の顧客を開拓する。
- 02
デジタル変革プラットフォーム構築
データ分析基盤構築とクラウドアプリケーション開発の実績を基に、顧客の新ビジネスモデル実現を支援。レガシーシステムの刷新とデータ活用によるDXを推進する。
- 03
セキュリティソリューションの拡充
クラウド利用の安全性確保とセキュアなDX推進のため、WAFや脆弱性診断等のサードパーティソリューションをMSP・ライセンスリセールと組み合わせたサービスパッケージ「BeeX Plus」として提供し、トータルセキュリティを拡大する。
- 04
グローバル展開の開始
中長期的にアジア市場をにらみ、ベトナムのMSP拠点を活用し、海外パートナーとの協業やクラウドソリューション事業のアジア展開を検討する。
- 05
優秀な人材の確保・育成
リモートワークやフレックスタイム導入などダイバーシティ施策で優秀な技術者を獲得。研修や資格取得補助、人事評価制度改革により社員の能力を最大限引き出す仕組みを構築する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で256人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は782万円で、4期前と比べて+9.9%。平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は3.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 711 | 40.0 | 2.3 | 125 |
| 2023年2月 | 739 | 39.8 | 2.8 | 140 |
| 2024年2月 | 773 | 40.4 | 3.0 | 166 |
| 2025年2月 | 759 | 40.6 | 3.1 | 184 |
| 2026年2月 | 782 | 41.2 | 3.5 | 256 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達1.8億円共通情報検索システムの基盤移行等デジタル庁 · 2023-04-06
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は106億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収減益で、売上が+14.0%、利益が-14.3%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 125億円 | 106億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥25 | ¥25 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+30.4%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 17 | 2 | 11.8 | 1 |
| 2024年2Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2024年3Q | 20 | 2 | 10.0 | 1 |
| 2024年4Q | 21 | — | — | 1 |
| 2025年1Q | 23 | 2 | 8.7 | 1 |
| 2025年2Q | 22 | 2 | 9.1 | 2 |
| 2025年4Q | 48 | — | — | 2 |
| 2026年2Q | 51 | 3 | 5.9 | 2 |
| 2026年4Q | 55 | 3 | 5.5 | 3 |
| 2027年1Q | 30 | 1 | 3.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年2月期からの9期で、売上は6億円から106億円へ17.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.7%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年2月 | 6 | — | 1 | — | 0 |
| 株式会社テラスカイ(※11)より、AWS事業を吸収分割により事業承継し統合 | |||||
| 2019年2月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 2020年2月 | 28 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年2月 | 41 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所マザーズ(現:グロース市場)に株式を上場 | |||||
| 2022年2月 | 44 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年2月 | 58 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年2月 | 77 | — | 6 | — | 4 |
| 株式会社スカイ365の株式を取得(子会社化) | |||||
| 2025年2月 | 93 | — | 7 | — | 5 |
| 2026年2月 | 106 | 6 | 6 | 5.7 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高106億円のうち、営業利益として残るのは6億円で5.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.0%88億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.3%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.7%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年2月期は営業CFが3億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは4億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は26億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 0 | −1 | 3 | −1 | 5 |
| 2021年2月 | 1 | −1 | 1 | 0 | 5 |
| 2022年2月 | 2 | −1 | 3 | 1 | 10 |
| 2023年2月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 12 |
| 2024年2月 | 8 | −1 | — | 7 | 19 |
| 2025年2月 | 5 | −1 | — | 4 | 23 |
| 2026年2月 | 3 | 1 | −1 | 4 | 26 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2026年2月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は52.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年2月 | 3 | 2 | 1 | 72.3 |
| 2019年2月 | 6 | 3 | 3 | 54.8 |
| 2020年2月 | 15 | 5 | 10 | 32.2 |
| 2021年2月 | 19 | 7 | 12 | 37.6 |
| 2022年2月 | 26 | 13 | 13 | 49.1 |
| 2023年2月 | 33 | 16 | 17 | 49.5 |
| 2024年2月 | 43 | 21 | 22 | 48.8 |
| 2025年2月 | 52 | 26 | 26 | 49.9 |
| 2026年2月 | 58 | 31 | 27 | 52.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中218位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中481位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,885で、1年前と比べて-22.3%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 1.38倍 |
| 配当利回り | 1.33% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に1909円まで上昇し、前日比2.5%高となりました。1ヶ月で8.0%上昇、1年では20.7%下落です。25日移動平均線(1824.08円)を4.7%上回り、75日線(1880.41円)に対しても1.5%上方に位置します。52週高値2594円からは26.4%低い水準ですが、52週安値1735円からは10.0%高い水準です。RSIは65.83とやや強気圏で、過熱感はありません。出来高は8月20日に9600株と増加しましたが、全体的に低水準です。底堅い動きが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが10.46倍と予想PER9.5倍に近く、業界平均30.57倍を大幅に下回る。PBRは1.39倍で業界平均2.94倍の半分以下。ROEは14.8%と高く、収益性が優れている。配当利回り1.31%は業界平均2.62%を下回るが、配当性向12.7%と低く増配余地が大きい。売上高は増加傾向で、営業利益も拡大。業績成長と割安なバリュエーションを両立しており、割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 1.38倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
クラウド需要の拡大を追い風に売上高が成長する一方、営業利益率が5%台と低水準にとどまる点が論点。強気派は、クラウド市場の成長に乗り、売上高が継続的に増加していることを評価し、将来の利益率改善に期待する。また、PERが10倍台と割安感があると指摘する。弱気派は、競争激化による単価下落や、人材採用コストの増加で利益率が伸び悩むと懸念し、売上成長が利益に結びつかない構図を問題視する。さらに、営業利益率の改善が見られないまま増収が続く点を疑問視する。
- クラウド市場の成長を享受
売上高は直近3期で58億円から106億円へとほぼ倍増
- PERの割安感
時価総額43億円に対し純利益5億円でPER約10倍
- ストック型収入の積み上げ
運用契約による継続収入が安定的な収益基盤を形成
- 売上高が3期連続で増加決算発表後影響強
売上高77億円→93億円→106億円と拡大。営業利益6億円を確保し成長基調が続く。
- 予想PER9.5倍と低水準通年影響中
実績PER10.5倍、予想PER9.5倍。ROE14.8%に対してバリュエーションは割安感がある。
- ROE14.8%と資本効率が高い継続影響中
ROE14.8%、PBR1.39倍。自己資本を効率的に運用し、収益性が高い。
- 配当利回り1.31%を維持通年影響弱
株価1909円に対し配当利回り1.31%。安定的な配当が下支え要因となる。
- 営業利益率の低さ
直近期の営業利益率は5.66%と低く、増収が増益に直結しにくい
- 競争激化のリスク
クラウド分野は参入障壁が低く、価格競争が激化しやすい
- 人材依存度の高さ
技術者採用や育成コストが利益を圧迫する可能性
- 営業利益率5.66%と収益の厚みがない決算発表後影響強
営業利益6億円、売上高106億円で利益率5.66%。売上減速時は減益に転じやすい。
- 純利益5億円の横ばいで増益期待薄決算発表後影響中
売上高106億円と増収も純利益5億円と前期横ばい。増益期待が剥落しやすい。
- 時価総額43億円の小型株流動性継続影響中
時価総額43億円、外国人保有0.9%。浮動株が少なく売り注文で急落しやすい。
- 1年で20%下落し需給が悪化継続影響弱
株価は1年で20.7%下落。高値圏の売り圧力が残る。
- 営業利益率
- 増収が利益に結びついているかを測る重要な指標
- 受注残高
- 将来の売上成長の持続性を確認するため
- 運用契約の割合
- ストック型収入の割合が収益の安定性を示す
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円。いまの株価に対する利回りは1.33%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ791人。区分でいちばん多いのは事業法人で66.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.2%を占め、残る32.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 76.4 | 74.7 | 74.8 | 71.5 | 66.9 |
| 個人・その他 | 17.2 | 20.6 | 18.7 | 21.7 | 26.6 |
| 証券会社 | 5.1 | 2.9 | 4.1 | 5.2 | 5.3 |
| 外国法人 | 0.7 | 1.1 | 1.9 | 1.4 | 0.6 |
| 金融機関 | 0.7 | 0.6 | 0.4 | 0.1 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.3 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社テラスカイ | 62.84 |
| 02 | 広木 太 | 4.80 |
| 03 | 株式会社サーバーワークス | 3.20 |
| 04 | 星野 孝平 | 1.49 |
| 05 | 奈良 寿彦 | 1.39 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.15 |
| 07 | 速水 裕 | 1.13 |
| 08 | 黒田 典宏 | 1.00 |
| 09 | 三菱UFJeスマート証券株式会社 | 0.80 |
| 10 | 上田八木短資株式会社 | 0.55 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−98%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは14.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年2月 | 11,574 | 74,376 | 17.5 | — |
| 2019年2月 | 17,107 | 97,362 | 19.9 | — |
| 2020年2月 | 46 | 250 | 21.7 | — |
| 2021年2月 | 127 | 377 | 40.7 | — |
| 2022年2月 | 98 | 586 | 19.1 | 54.9 |
| 2023年2月 | 135 | 742 | 20.5 | 20.6 |
| 2024年2月 | 198 | 941 | 23.6 | 20.9 |
| 2025年2月 | 225 | 1,165 | 21.3 | 12.3 |
| 2026年2月 | 203 | 1,360 | 14.8 | 10.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 広木太 | 代表取締役社長 | 55 | 108,000 |
| 田代裕樹 | 取締役副社長 ビジネス開発推進 本部長 | 61 | 3,000 |
| 杉山裕二 | 取締役 経理財務本部長 | 56 | 6,000 |
| 塚田耕一郎 | 取締役 | 57 | — |
| 徳岡浩 | 取締役 | 71 | — |
| 伊藤肇 | 取締役 | 63 | — |
| 宮武晴明 | 常勤監査役 | 74 | — |
| 飯塚幸子 | 監査役 | 56 | — |
| 角田進二 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 66 | 66 | 22 |
| 社外監査役 | 3 | 12 | 12 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 11 | 11 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容7,495字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,935字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク13,679字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,716字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-25
- 半期報告書半期報告書-第10期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-30
- 半期報告書半期報告書-第9期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-30
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-16
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-26
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-16
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期 第1四半期決算説明資料2026-07-15
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