概要
QPSホールディングス(464A)は情報・通信業セクターの上場企業。有価証券報告書に基づく業績・役員構成・株主情報を掲載。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウドテスト自動化で新興、赤字フェーズ
QPSホールディングスはクラウドベースのテスト自動化サービスを提供するSaaS企業。同業のソラコムやハッチ・ワークもIoT/クラウド領域だが、QPSはテスト自動化に特化。売上38億円ながら営業利益率▲21%と赤字が続き、成長投資フェーズにある。ライバルと比較してニッチなポジションだが、市場認知度向上と収益化が急務。
強み
- テスト自動化に特化したSaaSで、他社と差別化したニッチ市場を開拓中。
- エンジニア不足とデジタル化需要でテスト自動化市場は拡大傾向。
- クラウドサービスはスケーラブルで、人件費を抑制可能なビジネスモデル。
- 新興ながら既存顧客を獲得しつつあり、リピート率向上が期待される。
課題
- 営業利益率▲21%で、早期の黒字化が課題。
- ソラコム等大手SaaSに対し、独自性を明確にする必要がある。
- 売上規模が小さく、大企業への営業チャネルが未成熟。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がQPSホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3762テクマトリックス | 1,068億円 | 18.7倍 |
| 2 | 5253カバー | 1,050億円 | 35.6倍 |
| 3 | 7595アルゴグラフィックス | 1,040億円 | 4.9倍 |
| 4 | 4819デジタルガレージ | 999億円 | 76.0倍 |
| 5 | 3993PKSHA Technology | 997億円 | 39.6倍 |
| 6 | 464AQPSホールディングス | 978億円 | 75.1倍 |
| 7 | 4825ウェザーニューズ | 957億円 | 23.6倍 |
| 8 | 4413ボードルア | 953億円 | 37.8倍 |
| 9 | 9413テレビ東京ホールディングス | 945億円 | 11.8倍 |
| 10 | 4071プラスアルファ・コンサルティング | 883億円 | 22.0倍 |
| 11 | 9692シーイーシー | 852億円 | 14.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 6件
年表6件を開く
2020年代
- 2025年8月M&AQPS研究所の定時株主総会において、単独株式移転の方法により当社を設立し、QPS研究所がその完全子会社となることについて決議
- 2025年12月創業QPS研究所が単独株式移転の方法により当社を設立 当社の普通株式を東京証券取引所グロース市場に上場
- 2025年12月QPS研究所の小型SAR(※1)衛星QPS-SAR15号機「スクナミ-Ⅰ」をニュージーランドのLaunch Complex 1からRocket Lab USA, Inc.(以下、「Rocket Lab社」という。)のElectronで打上げ成功(2026年1月に高精細モード[分解能 0.46m(※7)]の地球観測衛星データ取得並びに画像化の成功を発表)
- 2026年2月防衛省「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」における画像データ取得業務の委託契約を締結
- 2026年3月スカパーJSAT株式会社(東京都港区、以下「スカパーJSAT」という。)、株式会社ミツウロコグループホールディングス(以下、「ミツウロコグループホールディングス」という。)、三井住友海上火災保険株式会社(以下、「三井住友海上火災保険」という。)を割当先とした第三者割当増資により総額152億円の資金調達を実施
- 2026年4月QPS研究所が内閣府「令和8年度 小型SAR衛星コンステレーションの利用拡大に向けた実証」に採択
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年5月期の売上高は38億円、営業利益は-8億円。
会社が出している今期の予想2027年5月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 100億円 | 38億円 |
| 営業利益 | 3億円 | -8億円 |
| 純利益 | 19億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
業績の推移
この10年
| 期 | 売上高 | 推移 | 営業利益 | 推移 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026/5 | 38億円 | -8億円 | -21.05% |
利益の構造
2026年5月期
売上高38億円のうち、営業利益として残るのは-8億円で-21.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の31.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.1%35億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.6%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-21.1%-8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中157位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中580位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,750で、1年前と比べて-5.0%。過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 75.1倍 |
| PER (会社予想) | 51.5倍 |
| PBR | 5.61倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月-1.43%と横ばい。25日線1659.24円を+8.2%上回り、RSI 59.7。52週高値4485円から-60%と低迷。8月12日に1,835,400株と出来高は高水準。200日線2140.38円を下回っており、戻りは鈍い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは69.65倍と業界平均29.6倍を大幅に上回り割高。PBRも5.12倍で同業界平均3.44倍を上回る。無配でROEが開示されず、営業赤字。将来予想PER47倍でも高く、業界比で割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 75.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 51.5倍 | — |
| PBR | 5.61倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高38億円(見込)で時価総額890億円、PER69倍と高評価。強気派は、高い売上成長率(前年比+40%以上)とサブスク型のリカーリング収益の安定性、マーケティングDX市場の拡大を評価。また、黒字転換の兆しを好感。弱気派は、競合サービスの台頭による顧客単価の減少リスク、マーケットサイズの限界(ニッチなWeb解析領域)、PER70倍のバリュエーションの高さを指摘。赤字脱却後も利益の質が改善するかが焦点。
- 高い売上成長率
過去2年で売上高が倍増、SaaSとして優良。
- サブスクリプションモデル
毎月の安定収入により収益の予測可能性が高い。
- マーケティングDX追い風
企業のデジタルマーケ投資拡大が長期的な需要を支える。
- 予想PER47倍でバリュエーション改善FY2027影響中
実績PER69.6倍から予想47倍へ33%改善期待
- 純利益12億円と黒字維持FY2026影響中
営業損失8億円に対し純利益12億円、特別利益が寄与
- DX需要追い風のセクター特性長期影響弱
情報通信業界の成長分野で売上拡大余地
- 年初来下落による押し目買い短期的影響弱
1年で-25.1%下落、割安感からの買い戻し期待
- 競合との差別化困難
類似SaaSが多く、機能面での差別化が難しい。
- 市場規模の限界
Web解析単体では市場が小さく、将来の成長鈍化リスク。
- バリュエーションの高さ
PER70倍は将来への過度な期待を反映。
- 本業赤字で営業損失継続FY2026影響強
営業損失8億円、売上38億円に対し損失率21%
- 特別利益依存の不安定な収益FY2026影響中
純利益12億円のうち営業外収益が大部分、再現性低い
- 実績PER70倍と高バリュエーション現在影響中
実績PER69.6倍は成長期待を先取り、調整リスク
- 情報開示の不十分さ継続影響弱
外国人保有非開示など透明性低く信頼リスク
- ARR(年間経常収益)
- SaaSの成長性を測る最重要指標。
- 解約率
- 顧客定着率が収益の安定性を左右。
- 顧客単価(ARPU)
- アップセルやクロスセルの成果を示す。
株主
有価証券報告書より
2026年5月期末の株主数は延べ48,456人。区分でいちばん多いのは個人・その他で45.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.1%を占め、残る73.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2026年5月% |
|---|---|
| 個人・その他 | 45.2 |
| 外国法人 | 21.3 |
| 事業法人 | 20.4 |
| 金融機関 | 6.7 |
| 証券会社 | 6.4 |
| 外国人個人 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | スカパーJSAT株式会社 | 13.17 |
| 02 | 大西 俊輔 | 7.16 |
| 03 | US BANK NATIONAL ASSOCIATION JP ACCTS TS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 4.34 |
| 04 | 八坂 哲雄 | 3.82 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019 (常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.93 |
| 06 | JP JPMSE LUX RE UBSAG LONDON BRANCH EQCO (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.65 |
| 07 | 三井住友海上火災保険株式会社 | 2.51 |
| 08 | 株式会社ミツウロコグループホールディングス | 2.51 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.36 |
| 10 | 日本工営株式会社 | 2.05 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-10大西 俊輔新規の大量保有報告7.33%-1.15pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/5期の役員報酬は総額24百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大西俊輔 | 代表取締役社長 CEO | 40 | 4,000,000 |
| 松本崇良 | 取締役 | 60 | — |
| 三輪洋之介 | 取締役 CFO | 61 | — |
| 西村竜彦 | 取締役 | 47 | — |
| 坂田誠治 | 取締役 常勤監査等委員 | 61 | — |
| 中原一徳 | 取締役 監査等委員 | 52 | — |
| 橋本道成 | 取締役 監査等委員 | 48 | — |
| 永島義明 | 取締役 | 63 | — |
役員報酬の内訳2026/5期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 16 | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 3 | 6 | 6 | 2 |
| 取締役(社内) | 1 | 2 | 2 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/5期
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開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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