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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ウェザーニューズ

WEATHERNEWS INC.4825 · Prime · 情報・通信業

気象データを顧客・サポーターと共創し、陸・海・空・インターネットの4領域で予測対応策を提供する気象情報サービスの世界的リーディングカンパニー。

概要

ウェザーニューズは、1986年に設立された民間気象情報会社の先駆者である。独自の気象予測技術と24時間体制の配信網を強みとし、法人向けには海・空・陸の交通・インフラ企業に、個人向けにはスマートフォンアプリや動画番組で気象サービスを提供する。2025年5月期の連結売上高は235億円、営業利益45億円、従業員数1120人。世界約50カ国で事業を展開し、東京証券取引所プライム市場に上場している。

4つの事業領域で構成される収益の柱

ウェザーニューズの事業は、Sea(大型船舶・港湾)、Sky(航空機・ヘリコプター)、Land(道路・鉄道・エネルギー・放送局)、Internet(アプリ・SNS)の4つのDomainで構成される。2025年5月期の売上高は、Seaが61億円、Skyが14億円、Landが75億円、Internetが85億円(合計235億円)。最大のセグメントはInternet Domainであり、個人向けアプリ「ウェザーニュース」のサブスクリプション収入と広告収入が中心である。一方、Sea Domainはグローバルに展開する外航船向け最適航路サービスのストック収入が安定しており、欧州市場での成長が増収を牽引する。Sky Domainは国内ヘリ市場とアジアのエアライン向けに特化し、Land Domainは高速道路やエネルギー業界向けSaaS型サービスの拡販が進む。

ストック型ビジネスが支える安定収益

同社の収益モデルは、継続的にサービスを提供するストック型ビジネスが中心である。2025年5月期のストック売上は225億円と総売上の95.7%を占め、一時的なフロー売上は10億円にとどまる。ストック売上は各Domainで積み上げられ、Sea Domainでは長期契約の外航船向けサービス、Internet Domainでは月額課金のアプリサブスクリプションが主要な源泉である。この構造により、営業利益率は前期の14.7%から19.2%へ改善し、安定した収益基盤を実現している。中期経営計画では、SaaS型ビジネスの拡大に伴い、2026年5月期に売上高250億円、営業利益50億円を目標とする。

世界8拠点の24時間運営体制

ウェザーニューズは、日本(千葉)のグローバルセンターを中核に、欧州(アムステルダム、コペンハーゲン、パリ、アテネ)、米州(オクラホマ)、アジア(マニラ、ヤンゴン)の合計8都市にサービス・オペレーションセンターを配置し、24時間365日体制で気象情報を配信する。この世界3極運営により、時差の影響を受けずにリアルタイムなサービスを提供可能とする。また、各国の戦略的販売拠点(SSB)が市場ニーズに合わせた販売を担い、2024年には欧州販売本部を設立して欧州事業の拡大を加速する。2025年現在、連結子会社は韓国、中国、台湾、香港、オランダ、米国、英国、シンガポール、フランス、タイなど13カ国に及ぶ。

サポーター参加型の価値共創ビジネス

同社は、企業や個人のサポーターが観測・予測・コンテンツ展開の全プロセスに参加する「Join & Share型サービス」を標榜する。サポーターからの「感測」(五感と道具を使った観測)情報を独自気象データベースに集積し、官営のデータとは異なる高密度なデータセットを構築。このデータベースをもとに独自の予測モデルで予報を作成し、法人向けには個社最適化された対応策コンテンツ、個人向けには減災や生活情報を提供する。サポーターの参加がサービスの価値を高める好循環を生み出し、業界内での差別化を図っている。このモデルは、同社の中期経営計画においても「サポーター価値創造」の根幹として位置づけられる。

業界の中での役割は気象情報サービスのグローバル大手。独自の観測・予測モデルと顧客・サポーターとの共創により、様々な業界の気象リスク対策を支援。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
245億円
営業利益
52億円
営業利益率
21.2%
純利益
38億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01大型船舶(Sea)主力

外航船の安全運航と効率的な燃料消費を支援するため、最適航路推薦OSRサービスなどを提供。船舶の運航計画から運航中まで、気象・海象の予測情報を基に安全で経済的な航路を提案する。

主な製品・サービス1
最適航路推薦OSRサービス
気象・海象の予測情報を基に、船舶の安全運航と燃料消費の効率化を実現する最適な航路を推薦するサービス。外航船向けに提供され、運航の安全性と経済性を支援する。

02アプリ・SNS(Internet)主力

個人向けにアプリ「ウェザーニュース」や動画番組「ウェザーニュースLiVE」を通じて気象情報を配信。台風・ゲリラ豪雨などの減災コンテンツや、桜開花・花粉症などの生活者向けコンテンツを提供し、個人の生活や安全を支援する。

主な製品・サービス2
ウェザーニュースアプリ
個人向けに気象情報をリアルタイムで配信するスマートフォンアプリ。台風・豪雨などの減災情報や、桜開花・花粉などの生活情報を提供する。
ウェザーニュースLiVE
動画番組を通じて気象情報を配信するサービス。24時間ライブで最新の気象情報を提供する。

03航空(Sky)準主力

航空機運航の安全性・経済性・快適性確保のために、事前計画からフライト中までの気象情報を提供。ドクターヘリなど緊急出動を要するフライトに対しては、運航可否判断を支援する。

主な製品・サービス2
航空気象サービス
航空機の運航計画やフライト中の気象情報を提供し、安全性・経済性・快適性を確保するサービス。荒天時の運航可否判断を支援する情報も含む。
ヘリコプター運航支援サービス
ドクターヘリなど緊急出動を要するヘリコプターの運航可否判断を支援する気象情報サービス。緊急時の安全な運航を支える。

04道路・鉄道(Land)準主力

雪氷・降雨などの荒天時において、道路の安全性確保や鉄道の安全運行をサポートする気象情報を提供。交通インフラ企業のリスク管理を支援する。

主な製品・サービス2
道路気象サービス
道路の安全確保を支援するため、雪氷・降雨などの気象情報を提供するサービス。道路管理者や運送会社などに、荒天時のリスク対策を支援。
鉄道気象サービス
鉄道の安全運行を支援するため、気象情報を提供するサービス。大雨・強風などによる運行リスクを軽減する。

05エネルギー(Land)準主力

電力需要予測の支援や、自然エネルギー発電量予測をリアルタイムで提供。再生可能エネルギーの出力変動に対応し、安定した電力供給を支援する。

主な製品・サービス2
電力需要予測サービス
気象予測を基に電力需要を予測し、電力会社の発電計画や運用を支援するサービス。
自然エネルギー発電量予測サービス
太陽光や風力などの自然エネルギー発電量をリアルタイムで予測し、電力会社や発電事業者に提供するサービス。

06放送局(Land)副次

各地域の放送局のニーズに合わせた気象コンテンツの制作を支援し、災害情報の速報システムも提供。放送局が視聴者に正確な気象情報を伝えるためのコンテンツを供給する。

主な製品・サービス2
放送局向け気象コンテンツ
放送局ごとのニーズに合わせて気象情報を提供するサービス。天気予報や災害情報などを含む。
災害情報速報システム
地震や豪雨などの災害情報を迅速に放送局へ伝達するシステム。緊急放送を支援する。

製品と技術

外航船の安全運航を支える最適航路推薦OSR

Sea Domainの主力サービス「最適航路推薦OSRサービス」は、気象・海象予測に基づき、船舶の安全性と燃料効率を最大化する航路を24時間体制で提案する。同社独自の気象データベースと予測モデルを用い、大型外航船の長期航海をリアルタイムにサポート。顧客は船内の端末から最新の推奨航路を取得でき、荒天回避や燃料消費削減に活用する。OSRサービスは1993年のOCEANROUTES買収以降、全世界の外航船に提供されており、2025年5月期のSea Domain売上高61億円の大部分を占める。欧州市場でのカスタマーサクセス強化により、大型顧客のアップセルも増加している。

陸上交通とエネルギー向けWxTechサービス

Land Domainでは、道路・鉄道・エネルギー業界向けにSaaS型の気象サービス「WxTech」を展開する。道路向けには路面凍結予測や視程情報を提供し、除雪判断や通行規制を支援。鉄道向けには沿線の降雨・風・雪予測を配信し、運行規制の判断材料となる。エネルギー分野では、電力需要予測サービスと自然エネルギー発電量予測(風力・太陽光)を手掛け、発電計画や電力系統の安定運用に貢献。これらのサービスは、高速道路市場での顧客数増加やエネルギー市場での拡販により成長しており、2025年5月期のLand Domain売上高は75億円に達した。

個人ユーザーに密着したウェザーニュースアプリとLiVE

Internet Domainの中心は、スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」と動画番組「ウェザーニュースLiVE」である。アプリは現在地に基づく詳細な天気予報、雨雲レーダー、警報・注意報を提供し、ユーザー参加型の感測報告機能を搭載。サブスクリプションモデルにより課金収入を得るほか、広告収入も売上に寄与する。ウェザーニュースLiVEは24時間生放送の気象情報番組で、アプリやWebで視聴可能。最新の気象解説とユーザーからの報告を交えた双方向型のコンテンツが特徴である。2025年5月期のInternet Domain売上高は85億円で、全Domain中最大。広告投資と新コンテンツ充実によりユーザー数が増加し、サブスクリプション売上と広告収入が伸長している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

気象情報サービスで国内首位、高収益

当社は気象情報サービスを提供し、2025/5期売上高235億円、営業利益率19.15%と高収益。国内気象情報市場で最大手であり、携帯アプリ「ウェザーニュース」が高いシェアを誇る。同業のソラコムはIoTプラットフォーム、VRAIN SolutionはAIソリューションと異なり、当社は気象に特化したデータビジネスを展開。売上は堅調に増加しており、営業利益率も改善傾向。内需中心だが、海外展開の余地もある。

強み

  • 気象情報アプリで国内最大級のユーザー基盤を有する。
  • 営業利益率19~21%と業界屈指の高収益を達成。
  • サブスクモデルと広告収入で安定的な収益源を確保。
  • 売上高が222億円→245億円と増収基調を持続。

課題

  • 国内中心のビジネスで、海外市場でのプレゼンスが低い。
  • AI技術の発展により、新興企業が参入しやすい環境。
  • 気象情報需要は天候に左右され、不意の減少リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がウェザーニューズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15253カバー1,050億円35.6倍
27595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
34819デジタルガレージ999億円76.0倍
43993PKSHA Technology997億円39.6倍
5464AQPSホールディングス978億円75.1倍
64825ウェザーニューズ957億円23.6倍
74413ボードルア953億円37.8倍
89413テレビ東京ホールディングス945億円11.8倍
94071プラスアルファ・コンサルティング883億円22.0倍
109692シーイーシー852億円14.6倍
114480メドレー848億円43.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

船乗りの命を守る志から創業した1986年

1986年6月、株式会社ウェザーニュースとして設立。同年9月、商号を株式会社ウェザーニューズに変更する。創業の原点は「船乗りの命を守りたい」という想いであり、当初から海上交通向け気象サービスを核に据えた。1993年10月、米国のOCEANROUTES INC.の全株式を取得し、外航船向け最適航路サービスの基盤を獲得。この買収により、同社は世界の大型船舶向け気象情報市場で確固たる地位を築く第一歩を踏み出す。1994年1月には韓国にWeathernews Korea Inc.を設立し、アジア初の海外拠点を開設。1990年代前半に、海運気象分野でのグローバル展開の基礎が整えられた。

海外拠点を急拡大した2000年代前半

2000年12月、ナスダック・ジャパン市場(スタンダード)に上場。2001年1月、オランダにWeathernews Benelux B.V.を設立し、欧州事業を本格化。2002年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、翌2003年11月には市場第一部への指定替えを果たす。2003年は海外展開の転機となり、中国(上海)、米国、英国、香港に相次いで子会社を設立。これにより、アジア・欧州・北米の主要市場に販売拠点を配置し、グローバルカバレッジを飛躍的に拡大した。2006年2月には台湾に進出。この時期、法人向け気象サービスの国際展開が加速し、海運・航空分野での顧客基盤が拡充された。

新興市場への進出と組織改革の2010年代

2011年9月、シンガポールに拠点を設立し、東南アジアでのプレゼンスを強化。2012年8月にはデンマーク・コペンハーゲンに支店を設け、北欧市場への足がかりを得る。2013年8月、本店所在地を千葉市美浜区の幕張テクノガーデンに移転し、現在の本社機能が整う。2014年12月フィリピン、2016年6月ミャンマー、2016年10月ギリシャと、新興国および地中海地域へも支店網を拡大。2015年6月には執行役員制を導入し、経営体制を刷新。2017年1月にはフランスの気象会社Metnext SAS(現 Weathernews France SAS)を子会社化し、欧州における気象技術と顧客基盤を獲得した。

プライム市場移行と健康経営認定の近年

2019年12月、インドのグルガオンに支店を設置し、南アジア市場に参入。2022年3月、健康経営優良法人(大規模法人部門)に認定され、従業員の健康管理を経営課題として位置づける。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行。2024年1月、タイにWEATHERNEWS (THAILAND) CO., LTD.を設立し、東南アジアでの拠点をさらに強化。2024年12月には普通株式1株につき2株の株式分割を実施し、投資家層の拡大を図る。2025年5月期の連結売上高は235億円、営業利益45億円と過去最高を更新し、気象コンテンツ市場での成長を継続している。

年表28件を開く

1980年代

  • 1986年6月創業株式会社ウェザーニュースを設立
  • 1986年9月商号変更商号を株式会社ウェザーニューズに変更

1990年代

  • 1993年10月OCEANROUTES INC.の全株式を取得
  • 1994年1月創業韓国にWeathernews Korea Inc.を設立
  • 1999年12月委託放送業務(データ(デジタル)放送)事業者として認定(2016年9月 事業終了)

2000年代

  • 2000年12月上場ナスダック・ジャパン市場(スタンダード)に上場
  • 2001年1月創業オランダにWeathernews Benelux B.V.を設立
  • 2002年12月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2003年3月創業中国にWeathernews Shanghai Co, Ltd.を設立
  • 2003年4月創業アメリカにWEATHERNEWS AMERICA INC.を設立
  • 2003年7月創業イギリスにWEATHERNEWS U.K. LTD.を設立
  • 2003年8月創業中国にWEATHERNEWS HONG KONG LIMITEDを設立
  • 2003年11月東京証券取引所市場第一部への指定替え
  • 2006年2月創業台湾にWEATHERNEWS TAIWAN LTD.を設立

2010年代

  • 2011年9月創業シンガポールにWEATHERNEWS SINGAPORE PTE. LTD.を設立
  • 2012年8月創業デンマークのコペンハーゲンに支店を設立
  • 2013年8月本店所在地を千葉市美浜区に移転
  • 2014年12月創業フィリピンのマカティに支店を設立
  • 2015年6月執行役員制を採用
  • 2016年6月創業ミャンマーのヤンゴンに支店を設立
  • 2016年10月創業ギリシャのアテネに支店を設立
  • 2017年1月M&Aフランスの気象会社Metnext SAS(現 Weathernews France SAS)の子会社化
  • 2019年12月創業インドのグルガオン(グルグラム)に支店を設立

2020年代

  • 2022年3月「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年1月創業タイにWEATHERNEWS (THAILAND) CO., LTD.を設立
  • 2024年12月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2026年3月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上総利益率60%以上
  • 前期比売上高成長率3年後まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AI統合による事業変革

    プロダクト、予報モデル、オペレーションの全てをAI前提で再定義し、全スタッフがAI融合型の気象プロフェッショナル集団へ進化することを目指す。

  2. 02

    グローバル成長モデルの確立

    顧客基盤、各ドメイン、提供チャネルの相乗効果で価値を増幅し、Sea・Sky・Landの各事業でのグローバル展開を加速させる。

  3. 03

    資本戦略による成長投資と還元

    盤石な財務基盤を背景に、AI基盤や人材への戦略的投資と株主還元を加速し、蓄積から循環への資本活用を進める。

  4. 04

    SaaSモデルによる新顧客開拓

    各ドメインでスケーラブルなプロダクトをリリースし、特にLand Domainでの新市場開拓を進める。

  5. 05

    AI型運営モデルの確立

    サービスオペレーション領域でのAI活用を推進し、生産性向上とコスト削減を実現する。すでに累計15,300時間/月の運営時間削減効果を達成。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,105人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は654万円で、10期前と比べて+14.4%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月764
2017年5月826
2018年5月914
2019年5月57237.59.31,012
2020年5月58338.09.61,049
2021年5月61438.310.01,101
2022年5月61938.710.41,120
2023年5月62939.110.81,138
2024年5月62439.611.31,152286
2025年5月64140.011.91,120402
2026年5月65440.012.61,105471

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率92.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 2 / 海外 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
グローバルセンター — 千葉市美浜区1,380百万円
主な関係会社
  • 国内
    WEATHERNEWS AMERICA INC.
    アメリカ オクラホマ
    議決権100.0%
  • 国内
    WEATHERNEWS U.K. LTD.
    イギリス ロンドン
    議決権100.0%
  • 海外
    Weathernews Benelux B.V.
    オランダ スースト
    議決権100.0%
  • 海外
    Weathernews France SAS (注)1
    フランス パリ
    議決権100.0%
  • 海外
    WEATHERNEWS HONG KONG LIMITED
    香港 九龍
    議決権100.0%
  • 海外
    Weathernews Korea Inc.
    韓国 ソウル
    議決権100.0%
  • 海外
    Weathernews Shanghai Co, Ltd. 緯哲紐咨信息咨詢(上海)有限公司
    中国 上海
    議決権100.0%
  • 海外
    WEATHERNEWS TAIWAN LTD. 緯哲気象股份有限公司
    台湾 台北
    議決権100.0%
  • 海外
    WEATHERNEWS SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール
    議決権100.0%
  • 海外
    WEATHERNEWS (THAILAND) CO., LTD.(注)2
    タイ王国 バンコク
    議決権49.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト/無人航空機の運航管理システム及び衝突回避技術の開発/運航管理統合機能の機能拡張に関する研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-23
    7,789万円
  • 調達
    航空気象情報提供サービス
    海上保安庁 · 2026-04-01
    2,340万円
  • 調達
    令和8年度京都御苑における快適な受け入れ環境整備(WBGT観測・暑熱環境シミュレーション)業務[総合評価落札方式]
    環境省 · 2026-07-07
    720万円
  • 調達
    最上川ダム統合管理事務所管内気象情報等提供業務
    国土交通省 · 2017-04-03
    504万円
  • 調達
    七ヶ宿ダム気象情報提供業務
    国土交通省 · 2026-04-01
    485万円
  • 調達
    七ヶ宿ダム気象情報提供業務
    国土交通省 · 2024-04-01
    475万円
  • 調達
    七ヶ宿ダム気象情報提供業務
    国土交通省 · 2025-04-01
    475万円
  • 調達
    月山ダム防災支援情報提供業務
    国土交通省 · 2019-04-01
    380万円
  • 調達
    釜房ダム気象情報提供業務
    国土交通省 · 2019-04-01
    348万円
  • 調達
    釜房ダム気象情報提供業務
    国土交通省 · 2018-04-02
    348万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は245億円営業利益52億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.3%、利益が+15.6%。

売上高
+4.3%
245億円
営業利益
+15.6%
52億円
純利益
+22.6%
38億円
営業利益率
21.2%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高258億円245億円
営業利益54億円52億円
純利益39億円38億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は124億円、営業利益は29億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+4.2%、営業利益は+3.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q531222.69
2023年4Q536
2024年1Q5647.14
2024年2Q56916.16
2024年3Q551018.27
2024年4Q551018.27
2025年2Q1161714.711
2025年4Q1192823.520
2026年2Q1212319.016
2026年4Q1242923.422

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は129億円から245億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は21.2%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
デンマークのコペンハーゲンに支店を設立
2012年5月1292817
2013年5月1302817
フィリピンのマカティに支店を設立
2014年5月1333319
2015年5月1413523
ミャンマーのヤンゴンに支店を設立
2016年5月1453222
フランスの気象会社Metnext SAS(現 Weathernews France SAS)の子会社化
2017年5月1452820
2018年5月1592511
インドのグルガオン(グルグラム)に支店を設立
2019年5月1711914
2020年5月1802216
2021年5月1882619
2022年5月1973122
2023年5月2113324
タイにWEATHERNEWS (THAILAND) CO., LTD.を設立
2024年5月222333314.924
2025年5月235454519.131
2026年5月245525521.238

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高245億円のうち、営業利益として残るのは52億円21.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は38億円、売上の15.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.7%129億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.7%63億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.2%52億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.8pt
21.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.9pt
15.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.8pt
16.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
38.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが36億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは35億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は188億円で、売上の9.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月24−7−71720
2013年5月21−6−71529
2014年5月31−3−62852
2015年5月28−10−71865
2016年5月28−7−112174
2017年5月27−19−13869
2018年5月19−5−111472
2019年5月25−10−111576
2020年5月27−7−112084
2021年5月25−6−111992
2022年5月36−4−1132114
2023年5月24−3−1121125
2024年5月34−4−1330143
2025年5月44−3−1441170
2026年5月36−1−1835188

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は283億円。このうち返さなくてよい自己資本が239億円で、自己資本比率は84.5%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月88731583.4
2013年5月99871288.0
2014年5月1191011884.9
2015年5月1361191786.7
2016年5月1421291390.0
2017年5月1531361787.9
2018年5月1511361589.6
2019年5月1571391887.5
2020年5月1691452485.1
2021年5月1771542386.8
2022年5月1911682387.6
2023年5月2101842687.3
2024年5月2311983385.4
2025年5月2582154283.5
2026年5月2832394484.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
188億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
206億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
44億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中421位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
84.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,020で、1年前と比べて-9.4%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥2,020-2.4%1ヶ月+3.4%1年-9.4%時価総額957億円
過去52週の値幅
安値¥1,820高値¥2,435

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.6倍
PER (会社予想)23.5倍
PBR3.76倍
配当利回り2.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月は-0.4%とほぼ横ばい。7月7日に2095円の戻り高値を付けた後、7月23日には1904円まで下落したが、月末にかけて2015円まで回復。25日線(1996円)と200日線(1977円)を上回っており、中長期のトレンドは維持。52週高値2435円からは17%下、安値1820円からは11%上。出来高は7月10日に83万株と急増したが、その後は20万株前後で安定し、売り一巡感がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERが23.5倍と業界平均29.9倍を下回り、PBRは3.75倍と業界平均3.45倍をやや上回る。配当利回りは2.48%と業界平均3.51%を下回る。ROEは15.1%と良好で、業績は増収増益が続く。ただし、配当利回りが業界平均を下回り、PBRがやや高め。総合的に見てほぼ妥当な水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.6倍47.9倍
PER (予想)23.5倍
PBR3.76倍2.96倍
ROE16.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

気象情報サービスは成長市場で、AI技術の活用により付加価値が高まっている。強気派は、安定した増収増益と高収益率、法人向けの強固な顧客基盤を評価する。一方、弱気派は、成長の鈍化や企業向け需要の頭打ちを懸念する。また、PER23倍とやや高めの評価も争点。さらに、競合サービスの出現の可能性も弱気材料。

プラスに働く材料7
  • 高収益なビジネスモデル

    営業利益率は2025年5月期19.15%と高い水準が持続

  • 安定した増収基調

    売上高は毎年増加(211→235憶円)

  • 法人需要の強み

    航空・海運など専門分野での高いシェア

  • 営業利益45→52億円へ+15%増益FY2026/5影響

    営業利益45億→52億円、増益率は15%で安定成長

  • 営業利益率14.9%→21.2%へ大幅改善通年影響

    営業利益率が6.3pt上昇、固定費の効率化が進展

  • 売上高245億円で過去最高FY2026/5影響

    売上高235億→245億円、リカーリング収入が積み上がる

  • ROE15.1%と資本効率の高さ継続影響

    ROE15%・PBR3.75倍、成長投資が奏功している

マイナスに働く材料7
  • 成長の鈍化

    売上高成長率は約5%程度に減速しつつある

  • 評価の割高感

    PER23.5倍と市場平均よりやや高め

  • 競争の激化

    AI技術による新規参入や他社の気象サービスで競争が激化

  • 予想PER23.5倍は割高感継続影響

    PER23.5倍は増益率15%に対して高い。調整余地

  • 売上高成長率が5.9%→4.3%に鈍化FY2026/5影響

    売上高の増加額が13億→10億円に減少

  • 気象依存で収益が変動しやすい通年影響

    季節外れの天候や自然災害が需要に影響

  • 外国人の保有9.66%と海外投資家の売り不定影響

    外資のリスクオフ時に処分されやすいポジション

次の決算で確かめる点
法人顧客数・契約単価
収益の柱である法人部門の成長と価格動向を示す
営業利益率
高収益性の維持と投資効果を確認するため
個人アプリのMAU
個人向けサービスの収益基盤と広告価値を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+142.9%いまの株価に対する利回りは2.48%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.48%
いまの株価に対して
配当性向
102.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月2551.8
2018年5月250.0110.3
2019年5月250.084.8
2020年5月250.068.8
2021年5月250.064.9
2022年5月250.047.0
2023年5月2810.052.4
2024年5月309.155.8
2025年5月3516.751.2
2026年5月85142.9102.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ27,082人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.7%を占め、残る58.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他37.937.338.445.742.647.5
事業法人29.929.929.930.129.930.1
金融機関21.623.222.317.016.111.6
外国法人8.98.48.35.69.610.2
自己株式7.37.16.96.86.56.2
証券会社1.41.11.11.61.70.6
外国人個人0.20.20.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01一般財団法人WNI気象文化創造センター14.35
02株式会社ダブリュー・エヌ・アイ・インスティテュート14.35
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.87
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.68
05ウェザーニューズ社員サポーター持株会3.60
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.33
07石橋 忍子2.99
08日本生命保険相互会社1.69
09石橋 知博1.46
10石橋 伸一1.10

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−46%、1株純資産は15期で−21%。直近期のROEは16.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月15967825.915.124.9
2013年5月15980221.513.532.6
2014年5月17392919.915.736.0
2015年5月2071,08220.617.148.9
2016年5月2021,17417.918.249.3
2017年5月1801,23515.021.051.8
2018年5月1041,2418.433.8110.3
2019年5月1261,26110.025.684.8
2020年5月1491,31511.625.368.8
2021年5月8570012.531.364.9
2022年5月4938113.434.247.0
2023年5月5441513.730.752.4
2024年5月5544612.820.255.8
2025年5月7048515.128.351.2
2026年5月8653716.824.2102.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/5期の役員報酬は総額196百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
草開千仁代表取締役 会長61354,656
石橋知博代表取締役 社長51691,808
吉武正憲取締役5383,303
村木茂社外取締役774,000
秋元征紘社外取締役81
林いづみ社外取締役68
杉野保志常勤監査役63
小山文敬社外監査役74
戸田綾美社外監査役62
水谷繁幸44
安部大介取締役5598,912
玉川憲社外取締役50
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
John Lagerling社外取締役50
石橋善一郎社外監査役66

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)384141412341
社外取締役3292910
監査役1252525
社外監査役2191910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,562字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、気象・海象・地象・水象・宙象データを顧客やサポーターとともに収集し、高精度な予測値をもとに作成した対応策コンテンツを法人向け及び個人向けに展開しています。法人向け(BtoB)は陸・海・空のそれぞれの領域における交通・インフラ企業をはじめとした様々な企業に、個人向け(BtoS)はアプリ・各メディアのプラットフォームを通じて一般のお客様に気象サービスを提供しています(Sはサポーターの意)。 当社グループのビジネスの仕組みを図示したものは次のとおりです。 (1)当社グループのビジネスの仕組みについて ① マーケティング:価値共創型ビジネスデザイン サポーター(企業、個人)に対して当社が一方的にサービスを提供するのではなく、観測・感測(注)、予測、コンテンツ展開のすべてのプロセスにサポーターが参加し、ともに気象をベースにした価値創造サービスを作り出し、広げていく価値共創型ビジネスデザインを進めています。このビジネスデザインを通じて生み出されるサービスは、多くのサポーターが参加すればするほど価値が高まっていくサービスであり、当社はこのサービスの形をJoin & Share型サービスと呼称しています。このJoin & Share型サービスを通じて、特定の顧客のみならず、その業界全体あるいは業界横断的な共通のテーマや解決すべき問題に対応していきます。また、当社がサービスを提供する企業とその企業の顧客である個人をもJoin & Shareで結びつけることでコミュニティを形成し、そのコミュニティに対して事業を通じた貢献を行うことでさらに新しい価値を創造することを志向しています。 (注)感測:ウェザーニューズ独自の言葉。目や耳など、一人ひとりの人間が持つ身体の能力である五感と、五感を拡張する道具を用いて測ること。五感で「感じ」、「測る」ことを言う。 ② 販売:ストック型ビジネスモデル ストック型ビジネスモデルは、気象をベースにしたコンテンツ及びサービスを各事業グループが継続的に提供するビジネスモデルです。成長市場である気象コンテンツ市場においては、ストック型ビジネスモデルによる売上高成長を企業成長に結びつけることができると考えています。 ③ サービス & サポート(運営):グローバルビジネスモデル 運営・開発部門の基幹機能を日本のグローバルセンターに一元化し、サービス品質の安定化及びサービス価値の高度化を実現すると同時に、各国の戦略的販売拠点(SSB: Strategic Sales Base)がそれぞれの市場ニーズに合わせたコンテンツ販売を行うことを当社のグローバルビジネスモデルの根幹としています。また、サービス & サポートに関しては、24時間365日安定して運営を行える体制を整備することを目的に、日本のグローバルセンターに加えて欧州・米州にもサービスセンターを展開することで、時差の影響を受けることのない世界3極運営を行っております。2026年現在、グローバルセンター(日本)の他、サービス・オペレーションセンターとしてオクラホマ・アムステルダム・コペンハーゲン・パリ・アテネ・マニラ・ヤンゴンの8都市での運営体制を整備しています。また、2024年より欧州販売本部を設立し、欧州における意思決定のスピードを向上させることで欧州事業の拡大を推進する体制を整えています。 (2)当社グループのコンテンツ及びサービスの仕組みについて 当社グループは、各国機関から得られる気象データや、企業・個人サポーターとの間で構築されたコミュニティから得られるビジネスデータ等を集積した独自のデータベースを保有し、常に更新しています。この独自データベースをもとに、企業・個人サポーターのニーズに合わせた高付加価値コンテンツやサービスを創造しています。 独自データベースに集積された膨大な気象・気候データは、当社グループの予報センターが運用する独自の予測モデルを通じて、コンテンツの基礎データとなる予測値を作成します。 BtoB事業のサービスでは、当社グループの独自の予測値に基づき、各顧客市場の特有の気象リスクを解析し、最適化された対応策コンテンツを作成します。このコンテンツはPCやスマートフォンなど様々なプラットフォームを通じて顧客に提供され、顧客の意思決定を支援します。 BtoS事業のサービスでは、個人やコミュニティのニーズに合わせて、台風・ゲリラ豪雨などに対する減災コンテンツや、桜開花・花粉症など生活者向けコンテンツを、アプリ、SNS等の各メディアを通じて発信・交信します。 (3)当社グループの主なサービス内容について 「船乗りの命を守りたい」という熱い想いで始まった気象サービスの市場は現在では陸・海・空・インターネットの4つの事業領域(Domain)が世界約50カ国まで展開し、お客さまへ24時間365日サービスを提供しています。 詳細は当社ウェブサイト「サービス一覧」をご参照ください。 https://jp.weathernews.com/your-industry/ Domain   主な市場   サービス内容 Sea   大型船舶   安全運航や効率的な燃料消費を支援する最適航路推薦OSRサービスなどを世界の外航船に提供 Sky   飛行機   航空機運航の安全性・経済性・快適性確保について、事前計画からフライト中までサポート ヘリコプター   ドクターヘリなど緊急出動を要されるフライトに対して運航可否判断を支援 Land   道路・鉄道   雪氷・降雨などの荒天時において道路の安全性の確保や鉄道の安全運行をサポート エネルギー   電力需要予測の支援や、自然エネルギー発電量予測をリアルタイムで提供 放送局   各地域の放送局のニーズに合わせた気象コンテンツ制作を支援。災害情報の速報システムも提供 Internet   アプリ・SNS   アプリ「ウェザーニュース」や動画番組「ウェザーニュースLiVE」を通じて気象情報を配信 それぞれのサービスは、以下の会社によって行われております。 上記の会社は全て連結子会社です。
経営方針・対処すべき課題2,629字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営環境 ■会社のミッション(Dream) 当社は「船乗りの命を守りたい。地球の未来も守りたい。」というDreamの実現に向けて気象・気候ビジネスを営んでいます。法人向け及び個人向けにサービスを展開しており、法人向けは陸・海・空のそれぞれの領域におけるインフラ企業をはじめとした様々な企業に、個人向けはアプリ・各メディアのプラットフォームを通じて一般のお客様に気象サービスを提供しています。 ■各事業ドメインのサービス概要と対象市場 法人向け事業のSea Domainはグローバルに展開しており、国や地域をまたぐ大型船舶の長期航海のサポートが主なサービスとなっています。また、Sky Domainは日本やアジアを中心としたエアライン・ヘリコプター市場向けに航空気象サービスを展開しています。Land Domain、及び個人向け事業であるInternet Domainは主に日本国内で展開しており、Land Domainは道路、鉄道といったインフラ企業をはじめとした様々な業種にサービスを提供しており、Internet Domainは自社アプリ「ウェザーニュース」のサブスクリプションサービス売上並びに広告収入で構成されています。 ■法人向け事業運営でのAI活用で利益体質化が更に進捗。当期は増収増益で着地 当期は中期経営計画(2023-2025)の最終年度として、重点施策である「SaaSモデルによる新たな顧客層の開拓」 「データ分析から始まる新たなAI型運営モデルの確立」が順調に進捗しました。 (2)対処すべき課題 当社グループでは、自社のミッション(Dream)に基づき、中期ビジョン、並びに中期経営計画等の事業計画を策定・推進しております。 <中期経営計画(2023年6月〜2026年5月)重点施策の主な進捗> ■SaaS型ビジネスモデルへの転換: 各Domainにてスケーラブルな形のプロダクトをリリースし、Land Domainでは新市場の開拓が進みました。 ■新たなAI型運営モデルの確立: サービスオペレーションの領域においてAI活用を推進し、累計の運営時間15,300時間/月を削減しました。 これら生産性向上の成果として、中期経営計画で掲げた「利益体質化」が順調に進捗いたしました。この利益率を維持しながら、事業規模の拡大とトップラインの飛躍的な成長に取り組むことが次なる課題であると認識しております。 <中期ビジョン2026の策定> 気候変動に伴う自然災害の激甚化やそれに伴う経済損失が世界的に拡大する中、世界の気象ビジネス市場において、当社グループが提供できる価値や貢献余地は依然として大きいと認識しております。水、電気、交通、通信に次ぐ「第5の公共インフラ」として気象情報の重要性が高まるなか、当社グループは事業規模の拡大を通じて、地球規模の気象課題の解決に対する貢献度を飛躍的に高めていくことが社会的使命であると考えております。 このような事業環境及び課題認識を踏まえ、当社グループは2026年7月に新たな「中期ビジョン2026」を策定いたしました。本ビジョンでは、「AI技術との融合による全社変革」、「創業以来培ってきた強みの有機的な結合によるグローバル成長モデル」、及び「これらを実現するための資本戦略」を3つの柱に据えております。 ■AI Fusion Companyへの進化と全社変革 ・プロダクト、予報モデル、オペレーション全てをAI前提で再定義 ・全スタッフがAI融合型の気象プロフェッショナル集団へ進化 ■当社独自の成長モデルの確立とグローバル展開 ・顧客基盤×ドメイン×提供チャネルの相乗効果で価値を増幅しグローバル展開を加速 ■「蓄積」から「循環」へ、成長投資と還元を加速する資本戦略 ・盤石な財務基盤を背景に、AI基盤や人材への戦略的投資と株主還元を加速 詳細は当社ウェブサイト掲載の資料をご覧ください。 https://jp.weathernews.com/irinfo/management/plan/ <目標とする経営指標> 当社グループは、持続的な企業価値向上のため、売上高(及びその成長率)、売上総利益率を主要な経営指標として位置づけております。成長市場である気象コンテンツ市場において、継続的な売上(ストック売上)が発生するサービスの拡販を進めることで、売上高の成長と高い収益性を両立できると考えております。 前中期経営計画において目標に掲げた「営業利益率20%以上、ROE15%以上」を達成し、利益体質化のフェーズが完了したことを踏まえ、新たに策定した中期ビジョン2026では事業拡大を牽引する目標数値を設定いたしました。AI化の成果指標として「売上総利益率60%以上」の実現を目指すとともに、売上高においては、3年後における前期比売上高成長率10%以上の達成を目標とし、以降も同水準以上の持続的かつ加速的な成長を目指してまいります。 (3)今後の見通し 売上面では、各Domainでの成長を見込んでいます。Sea DomainではSeaNavigatorを軸とした高付加価値サービスの拡販、Sky Domainではアジア航空市場でのSkyAviatorsの拡販、Land Domainでは広告投資とカスタマーサクセス機能の強化によるコアプロダクト群の拡販、Internet Domainでは継続的な広告投資で国内No.1アプリのポジションを強化し、広告収入の伸長を計画しています。 投資面では、予報技術・サービス運営・プロダクト開発のAI化への投資、世界各国の気象データ及び事業価値を高める気象以外のデータ取得への投資、及び各Domainにおける広告投資を含むマーケティング投資を計画しています。 これらの結果により、2027年5月期は、売上高25,800百万円、営業利益5,400百万円、経常利益5,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,850百万円と見込んでいます。なお、為替レートは1米ドル150円を前提としています。
事業等のリスク6,277字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 <リスクマネジメント基本方針> 当社グループは、世界中のあらゆる企業、個人の生命、財産に対するリスクを軽減し、機会を増大させることに貢献する気象・環境サービスを目指しています。全世界に向けてサービスを継続して提供していることから、事業継続性を担保することは、当社グループだけでなく社会経済においても重要であると認識しております。また、近年は気候変動や資源の枯渇、大規模災害などの環境課題をはじめ、グローバルでの複雑な政治・経済情勢の変化などの要因により、当社グループの経営目標の達成や企業の継続性に大きな影響を受け、その結果当社グループの株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループではリスクを「経営目標の達成や企業の継続性に大きな影響を与える不確実性」と定義し、事業環境を定量面・定性面から把握・分析しています。リスクの発生頻度や経営への影響を低減していくことを目的に、リスクマネジメントを統括・推進する執行役員を置くとともに、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会を設置する等、リスクマネジメント体制を整備しています。 <リスクマネジメント体制・重要リスクの確定プロセスとモニタリング> リスクマネジメントの国際的なフレームワークであるCOSO-ERMなどを参照し、全社的なリスクマネジメント体制を構築しています。年1回、外部・内部要因の変化を踏まえ、想定されるリスクを網羅的に洗い出して「リスクインベントリー(リスク一覧)」を更新しています。インベントリー上の全てのリスクを対象に、事業への影響額や発生可能性を評価し、取締役会での審議を経て重要リスクを特定しています。重要リスクについては、取締役会で状況変化の確認や対応策の見直しを半期に一度行っています。各事業部門(第1のライン)は、リスク内容に応じた各種の対策を立案・実行するとともに、リスク管理部門(第2のライン)は必要な支援やモニタリングを行うなど、相互に連携することでリスクマネジメントを推進しています。また、継続的に事業における戦略・リスクの両面からモニタリングを実施し、リスク顕在化の未然防止を図っています。こうした体制によって、リスクを適切にコントロールしています。当社グループは、今後も事業環境の変化に対応し、リスクマネジメント体制の継続的な改善に努めてまいります。 <主要リスク> (1)気候変動リスク 当社グループでは、ESGの1つである「Environment(環境)」を重要な経営課題の1つと認識しております。昨今、世界各地で発生する大雨・台風・豪雪・乾燥等の極端気象は深刻化しており、気象・気候が与える社会への影響は年々大きくなってきております。当社グループではこのような気象状況の変化に対し、気象・気候データやビジネスデータ等のビッグデータの解析をすることで、世界中の企業・人々の生活に対する気象・環境リスクへの適応サービスを通じて軽減することに加えて、環境負荷低減に貢献するソリューションの提供を継続してきました。 さらに、ESGへの取り組みとして、「いざというときに人の役に立ちたい」という理念を持つ当社は、人間社会・企業活動のみならず、地球環境がともに持続可能となる社会の実現を私たちのミッションとし、事業を通じた社会への価値創造として「気候変動の緩和」と「強靭な街づくり」を、次に社会への価値創造を推進するための重要な基盤として「技術革新&パートナーシップ」、「ダイバーシティ&インクルージョン」という4つのマテリアリティを制定し、ウェブサイトにて当社取り組みに関する情報発信を行っております。また、気候変動に伴うリスクや機会は、事業戦略に大きな影響を及ぼすものと認識し、2022年6月にTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。気候変動がもたらす事業へのリスクと機会について、TCFDのフレームワークに基づいた情報開示(ガバナンス・戦略・リスク管理・指標と目標)を進め、株主・投資家をはじめとする幅広いステークホルダーの皆様とともにサステナブルな社会の実現に取り組んでいきます。 しかしながら、今後当社グループが深刻化する気候変動リスクの変化に適切に対応できなかった場合には、顧客離れや投資先としての信頼が得られないなどの事態が生じ、当社グループの財政状態及び経営成績等が影響を受ける可能性があります。 (2)自然災害 当社グループは、気象・環境サービスを世界各国の物流事業や公共交通機関、放送事業等に提供しており、社会的なインフラに対して密接したサービスとなっております。そのため、有事の際もサービス継続性を確保できるよう体制整備を進めていますが、巨大地震や津波、竜巻、台風、寒波等の自然災害や戦争・テロ、紛争、その他の要因による社会混乱により、本社や主要な事業会社(拠点)が被災し、経営体制の本社機能もしくは各拠点の運営機能が麻痺することによるオペレーション上の事業継続リスクがあります。 上記のとおり、災害や事故等で被害を受けた際に、重要な機能を可能な限り中断せず、また中断した場合にも可能な限り早急に復旧できるよう、当社グループ全体で事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を策定し、遠隔での運営が行えるような体制の構築やインフラ強化の対策等を整備すると共に、日頃から災害を想定した訓練を実施しています。しかしながら、これらの対策を講じたとしても、全てのリスクを完全に排除できるものではなく、当社グループの財政状態及び経営成績等が重大な影響を受ける可能性があります。 (3)情報セキュリティ 当社グループは、事業上の重要情報及び事業の過程で入手した個人情報や取引先等の秘密情報を保有しており、「個人情報保護法」、「EU一般データ保護規則(GDPR)」、その他の法令に基づき、個人情報保護に関する義務を課されています。当該情報の盗難・紛失などを通じた外部漏洩・第三者による不正流用の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、委託先の管理を含め、情報の取り扱いに関する管理の強化を行い、法規制強化への対応等も都度実施しています。 また、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、保護管理体制の確立に努めており、当社において個人情報管理規程等を制定し、個人情報の取り扱いに関する業務フローを定めて厳格に管理するとともに、当社グループの役職員を対象として社内教育を徹底する等、関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインの遵守に努め、個人情報の保護に積極的に取り組んでいます。 しかしながら、不測の事態によってこれらの情報の漏洩やインシデントが発生する可能性は完全には排除できず、また情報システムへのサイバー攻撃などによって、重要データの破壊、改ざん、流出、システム停止等を引き起こす可能性もあります。したがって、これらの事態が起こった場合には、業務効率の著しい低下や、事業継続、あるいはビジネスの伸長に困難を来すことが想定され、適切な対応を行うための相当なコストの負担、損害賠償による損失、社会的信用やブランドイメージの低下によって、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4)社会・制度の大規模な変化 当社グループは多岐にわたる業界・サポーターに対し世界中で気象・気候を軸とした様々なサービスを提供しており、各事業により事業環境が大きく異なることから、国内外の広範な社会環境・商慣習のもと事業活動を展開しております。また、それに伴い、税や各種規制といった法制度、各国の政治・経済動向、気候変動等、様々な要因の影響下にあります。これらの要因は当社グループが関与し得ない理由によって大きく変化する可能性があり、このような変化が生じた場合、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があることから、重要なリスクと認識しています。 また、当社グループの事業は気象・環境サービスの提供を主体に行っていることから、各国の気象業務法の公的規制を受けております。そのため、今後予測できない大幅な規制変更が行われ、その変化に当社グループが対応できない場合、当社グループの事業に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (5)コンプライアンス(法令遵守) 当社グループの事業の根幹である気象・環境サービスは、各国の気象業務法及び関連法令の法的規制を受けています。今後、例えば気象業務法で定める認定基準等を満たすことができず、認定の取り消しを受けた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 また、当社グループは、事業範囲及び活動領域が拡大していることから、日常業務は自ずと分権的に運営されており、従業員が全ての法律や社内規定を遵守している確証を得ることは困難になりつつあります。例えば、Sea Domainは世界各国の海運会社等を対象に各船舶の航海ごとに従量課金型のサービスを提供する場合もあり、今後サービス提供先が飛躍的に増加することなどにより、サービス提供の把握方法によっては、実在性を確認できない取引が発生するなどのリスクがあります。 そのため、当社グループではこのような法令違反が発生しないようグループ全体の業務執行に関する社会的責任を明確にした「Weathernewsグループ 行動規範」を定めウェブサイトで公表し、積極的なSDGs貢献を推進する社会インフラ企業のスタッフとしての自覚を促し、国連グローバル・コンパクトの理念を尊重し法令と社会規範遵守についての教育・啓蒙・監査活動を実施しております。また、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会にて総合的にリスク評価・対応策を検討しております。内部統制システムの整備に関しては基本方針を定め、社内にて内部統制の運用徹底・改善の取り組みを実施しております。詳細は「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」をご確認ください。 しかしながら、コンプライアンス上のリスクや、当社グループ従業員による全ての不正行為を完全に排除することはできず、これらが法令等に抵触した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの財政状態及び経営成績等が影響を受ける可能性があります。 (6)グローバル展開 当社グループは、グローバル展開を推進しており、世界各国に拠点を設けてサービス展開を行っております。これらの海外拠点が存在する各国での予期せぬ公的規制の変更、テロ、戦争、その他予期し得ない政治・経済上の変動により、当社グループの経営成績、財務状況に影響が及ぶ可能性があります。具体的には、以下に掲げるいくつかのリスクが内在しています。 ・政治的又は経済的要因 ・事業・投資許可、租税、為替管制、国際資産の没収、独占禁止、通商制限など公的規制の影響 ・他社と合弁・提携する事業の動向により生じる影響 ・戦争、暴動、テロ、伝染病、ストライキ、マルウェア、その他の要因による社会的混乱 ・地震、津波、台風等の自然災害の影響 ・各国規制・制裁などの把握不全 これらリスクに対して、現地の大使館・商工会議所などから情報収集を行い、各拠点の外部コンサルタントと連携し、適切な対応がとれるようにしております。 (7)人権問題 当社グループは、グローバル展開を推進しており、世界各国に拠点を設けて、多様かつグローバルな環境において事業活動を行っております。そのため、自らの事業活動において影響を受けるすべての人々の人権が尊重されなければならないことを理解し、多様な価値観や異文化を認め合い、尊重することを企業活動の基盤とし、その責務を果たす指針として、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」などを支持する「人権基本方針」を2024年7月に定めました。また、人権デュー・ディリジェンスによって、人権に対する負の影響を引き起こしたり助長するリスクを早期に検知し、適切な手続きを通じて予防、是正及び救済に取り組んでおります。 しかしながら、事業活動において人権問題が発生した場合、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下により、事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)サービス品質 当社グループは、気象・環境サービスを世界各国の物流事業や公共交通機関、放送事業等に提供しており、社会的なインフラに対して密接したサービスとなっています。そのため、社内外で障害が発生する等、システムやサービスが停止した場合、顧客や個人のサービス利用者に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、データにおいても、予報としての性格上不可知の要素を含んでいるため、BtoB事業においてサービスを提供するにあたっては、リスクコミュニケーションによる顧客との連携に努めるとともに、各契約において当社グループの責任の範囲を限定しております。しかしながら、発生した損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクの蓋然性は高くはないものの、発生する可能性は完全には排除できず、社会的な影響度を踏まえると当社グループの財政状態のみならず、社会的信用やブランドイメージを著しく損なう可能性が考えられます。 当社グループでは、安定性のあるサービス提供のため事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)を策定し障害発生時には即時に対応をとれるよう体制を整備するとともに、気象・環境サービスの品質向上のため、予報精度向上やシステム品質向上に日々努めています。 (9)知的財産権 当社グループは、気象が「水、エネルギー、交通、通信」に続く第5の公共資産=公共インフラであると考えており、また技術発展のための社会的責任として、可能な限り情報を公開していく「情報民主主義」というポリシーを持っております。一方で、当社グループが目指す目標を達成するため、競合や第三者から当社グループの知的財産権を守ることや、当社グループ従業員の権利を守ることも重要と考えており、適切なバランスを考慮した対応を取る必要があります。 当社グループが独自開発した技術が第三者の知的財産権を侵害したとして、損害賠償請求や差し止め請求等を受けるリスクがあります。こうしたリスクが顕在化する蓋然性は高くありませんが、完全に排除することはできません。この場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があり、重要なリスクとなることを認識しています。
経営成績の分析 (MD&A)4,382字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当期の売上高は24,479百万円(前期比4.1%増)となりました。費用面では、AIサービスの研究開発とプロダクト化の推進に伴い通信費及び気象データ費が増加しました。一方、AI活用で法人向け事業の運営効率化が進み、前期初から累計で15,300時間/月の業務時間の削減を実現したことで、人件費が前期比で減少しました。 その結果、営業利益は5,244百万円(前期比16.1%増)、経常利益は5,456百万円(前期比22.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,806百万円(前期比22.2%増)となりました。 (事業別の状況) <Sea Domain> 欧州市場における新規顧客の獲得や既存顧客のアップセルが牽引し増収で着地するも、一部顧客の失注が影響し計画には未達 <Sky Domain> アジアのエアライン市場や国内ヘリ市場にて増収 <Land Domain> 建設・物流・工場をはじめ、エネルギーや小売など新市場でのサービス導入が進み増収 <Internet Domain> 4年連続の予報精度No.1に加え、利用者数No.1評価や広告投資でユーザー数が増加。年間累積DAUが過去最高を更新し、広告・サブスクともに増収。キャリア向けサービスの減収が影響し計画をわずかに下回る 事業領域   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) (百万円)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) (百万円)   増減率 (%) Sea   6,139   6,324   3.0 Sky   1,319   1,523   15.5 Land   6,749   7,111   5.4 Internet   8,281   8,594   3.8 ストック売上 合計   22,490   23,554   4.7 フロー売上   1,015   925   △8.9 総 計   23,505   24,479   4.1 (注)ストック売上:サービス提供の対価として継続的に発生する売上 フロー売上 :一時的な調査やシステム販売による売上 (参考)地域別売上高 地域区分   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) (百万円)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) (百万円)   増減率 (%) 日本   17,713   18,443   4.1 アジア   3,138   3,272   4.3 欧州   2,263   2,512   11.0 米州   390   250   △35.7 合 計   23,505   24,479   4.1 ② キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等1,602百万円を支払う一方で、税金等調整前当期純利益5,443百万円を計上したことなどにより3,638百万円の収入(前期4,427百万円の収入)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支払などにより138百万円の支出(前期269百万円の支出)となりました。 また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより1,771百万円の支出(前期1,436百万円の支出)となりました。 現金及び現金同等物に係る換算差額127百万円を加算し、現金及び現金同等物の当期末残高は18,825百万円(前期末16,970百万円)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績及び受注実績 当社グループの主な事業は、気象情報を中心とした総合的なコンテンツ提供サービスです。加えて、継続的にサービスを行うストック型ビジネスを主に展開しているため、受注生産方式を採用していません。このため、生産実績、受注実績を数量、金額で示すことはしておりません。 b. 販売実績 当連結会計年度における事業別売上高は下記のとおりであります。 事業区分   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   増減率 (百万円)   (百万円)   (%) Sea   6,144   6,368   3.7 Sky   1,415   1,633   15.3 Land   7,475   7,846   5.0 Internet   8,470   8,631   1.9 合計   23,505   24,479   4.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <1>経営成績の分析 当期の経営成績については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」をご参照下さい。 <2>財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金などの増加により、前連結会計年度末に比べて2,501百万円増加し、28,259百万円となりました。負債は、未払法人税等などの増加により、前連結会計年度末に比べて153百万円増加し、4,365百万円となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上した一方で、前連結会計年度末の配当及び当連結会計年度の中間配当を行ったことなどにより、前連結会計年度末に比べて2,347百万円増加し、23,893百万円となりました。 これらにより、当連結会計年度末の自己資本比率は84.5%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 <1>キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。 <2>所要資金の調達方針 当社グループの所要資金の調達は、当社グループにおける財務安定性及び資本コストの適正性を勘案して行うことを方針としております。また、グループにおける資金需要を当社にて一元把握し、調達することとしております。基本的に、多額な設備投資以外の資金需要は「営業活動によるキャッシュ・フロー」により確保することとし、子会社(グローバルビジネスモデルにおけるSSB: Strategic Sales Base)にて資金の不足が生じる場合には、当社からの貸付けによって補うことを原則としております。 なお、グローバルビジネスモデルにおけるSSBは、本来的に戦略性に重点をおいた販売拠点展開として投資しているため、資金を固定的に用いるのではなく、その販売拠点の戦略性の変化に対してダイナミックに変化させることができるものとなっております。 <3>資金調達の方法 運転資金につきましては、「営業活動によるキャッシュ・フロー」を原資として、必要な場合は金融機関からの短期的な借入を行い、設備投資・投融資資金につきましては、金融機関からの長期借入金・社債及び証券市場を通じての増資等により調達することとしております。また、より効率的な資金調達を行うため、取引金融機関と当座貸越契約を締結しております。 <4>資金の流動性について 当社グループは、現在及び将来の事業活動のために適切な水準の流動性の維持及び機動的・効率的な資金の確保を財務活動の方針としております。当連結会計年度は、現預金を十分に確保し、資金の流動性を維持しております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は18,825百万円となっております。また、流動比率は640.5%となっております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用等、開示に影響を与える判断と見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループが採用している重要な会計方針(「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載)のうち、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼす事項であると考えております。 <1>貸倒引当金の計上 当社グループは、債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。将来、顧客の財政状態の悪化等の事情によってその支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上等による損失が発生する可能性があります。 <2>固定資産の減損処理 当社グループは、事業用資産について、内部管理上、キャッシュ・フローを生み出す最小単位を基準として資産のグルーピングを行っております。資産グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合は、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として計上しております。減損兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討してまいりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、追加の減損損失の計上が必要となる可能性があります。 <3>繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、課税所得がその見積り額を下回る場合、繰延税金資産が取崩され、税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2026年5月期 決算説明資料2026-07-09

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